JP7003882B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
例えば吸湿材を備えるデシカントロータを利用することにより、燃料電池から排出された酸化剤ガスから水蒸気を吸着して、燃料電池に供給される酸化剤ガスに脱着することにより酸化剤ガスを加湿する技術が研究開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002-246049号公報
例えばゼオライトなどの一般的な吸湿材は、水蒸気の吸着及び脱着の特性(以下、「水蒸気吸脱着特性」と表記)上、加湿に十分な水蒸気を脱着できる相対湿度が低いため、燃料電池に供給される酸化剤ガスを十分に加湿することができない。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、燃料電池に供給される酸化剤ガスを十分に加湿することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本明細書に記載の燃料電池システムは、酸化剤ガスにより発電する燃料電池と、前記酸化剤ガスを前記燃料電池に供給する供給路と、前記燃料電池から前記酸化剤ガスを排出する排出路と、前記排出路を流れる前記酸化剤ガスから水蒸気を吸着し、前記供給路を流れる前記酸化剤ガス中で脱着することにより前記酸化剤ガスを加湿する加湿装置とを有し、前記加湿装置には、前記水蒸気の吸着及び脱着を行う金属有機構造体が設けられ、前記金属有機構造体が前記水蒸気を脱着したときの相対湿度に対する含水量の変化特性において、前記含水量の変化が最大となる相対湿度が15%~60%の範囲内にある。
本発明によれば、燃料電池に供給される酸化剤ガスを十分に加湿することができる。
燃料電池システムの一例を示す構成図である。 デシカント装置の一例を示す斜視図である。 例1の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 例2の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 例3の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 例4の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 例5の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 例6の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 比較例1の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 比較例2の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。 燃料電池システムの他の例を示す構成図である。 燃料電池システムの他の例を示す構成図である。
図1は、燃料電池システムの一例を示す構成図である。燃料電池システムは、例えば燃料電池車に搭載され、燃料電池スタック1、エアコンプレッサ2、デシカント装置3、高圧タンク5、インジェクタ6、及び制御装置7を有する。燃料電池システムは、さらに酸化剤ガス供給路90,91、酸化剤ガス排出路92,93、燃料ガス供給路94、燃料ガス排出路95、背圧弁80、及びパージ弁81を有する。
燃料電池スタック1は、固体高分子型の複数の燃料電池の積層体であり、酸化剤ガス及び燃料ガスの電気化学反応により発電する。酸化剤ガスは例えば空気であり、燃料ガスは例えば水素である。燃料電池スタック1は、カソード側が酸化剤ガス供給路90,91及び酸化剤ガス排出路92,93に接続され、アノード側が燃料ガス供給路94及び燃料ガス排出路95に接続されている。
燃料ガス供給路94は、燃料ガスを燃料電池スタック1に供給する。燃料ガス排出路95は、発電に使用された燃料ガスを燃料電池スタック1から排出する。燃料ガス供給路94には、燃料ガスを蓄圧する高圧タンク5と、燃料ガスの噴射量を調整するインジェクタ6とが設けられている。燃料ガス排出路95には、燃料ガスの排出量を調整するパージ弁81が設けられている。
酸化剤ガス供給路90,91は、供給路の一例であり、酸化剤ガスを燃料電池スタック1に供給する。酸化剤ガス排出路92,93は、排出路の一例であり、発電に使用された酸化剤ガスを燃料電池スタック1から排出する。
上流側の酸化剤ガス供給路90には、外から取り込んだ空気を圧縮するエアコンプレッサ2が設けられ、下流側の酸化剤ガス供給路91には、エアコンプレッサ2の圧縮により温度が上昇した酸化剤ガスを冷却するインタークーラ4が設けられている。また、上流側の酸化剤ガス排出路92には、酸化剤ガスの背圧を調整する背圧弁80が設けられている。
デシカント装置3は、酸化剤ガス供給路90,91及び酸化剤ガス排出路92,93に接続されている。デシカント装置3は、加湿装置の一例であり、酸化剤ガス排出路92,93を流れる酸化剤ガスから水蒸気を吸着し、酸化剤ガス供給路90,91を流れる酸化剤ガス中で脱着することにより酸化剤ガスを加湿する。
デシカント装置3は、酸化剤ガス供給路90,91上でエアコンプレッサ2の下流側かつインタークーラ4の上流側に設けられているため、エアコンプレッサ2により昇温した酸化剤ガスを効果的に加湿することができるが、これに限定されず、インタークーラ4の下流側に設けられてもよい。また、デシカント装置3は、酸化剤ガス排出路92,93上で背圧弁80の下流側に設けられているが、背圧弁80の上流側に設けられてもよい。
また、制御装置7は、例えばECU(Electric Control Unit)であり、デシカント装置3を制御する。以下にデシカント装置3の構成を説明する。
図2は、デシカント装置3の一例を示す斜視図である。デシカント装置3は、矢印Rで示されるように回転軸Aを中心に回転するロータ30と、ロータ30を覆う円筒形状のケース31とを有する。
ロータ30には、円筒状の筐体の内部空間を仕切る内壁32が設けられている。ロータ30の内部空間は、内壁32により例えば4つの均等な収容部33に仕切られている。なお、ロータ30は、これに限定されず、1つの収容部33だけを有してもよい。
収容部33は、符号Xで示されるように、フィン構造体を収容する。フィン構造体の表面には、水蒸気の吸着及び脱着を行う金属有機構造体(MOF: Metal Organic Framework)が固定されている。MOFは、金属イオンと配位子の結合により構成される。例えばAl3+,Zr4+,Hf4+の金属イオンを有するMOFは、他MOFより金属イオンが水和反応に強く配位子の間の結合が切れにくい。
MOFは、例えば粉体としてフィン構造体の表面に固定される。このため、フィン構造体を通る酸化剤ガスとMOFの接触面積は、スラリー状のMOFをフィン構造体に塗布した場合より大きくなるため、好適に水蒸気の吸着及び脱着を行うことができる。なお、フィン構造体がMOFを担持するために、例えば糊やバインダなどが用いられてもよい。また、MOFは、フィン構造体に限定されず、ハニカム構造体の表面に固定されてもよい。
ケース31は、酸化剤ガス供給路90,91及び酸化剤ガス排出路92,93に接続されている。各酸化剤ガス供給路90,91とケース31の接続部分は、ロータ30を挟んで対向し、酸化剤ガス排出路92,93とケース31の接続部分は、ロータ30を挟んで対向している。これにより、酸化剤ガス供給路90,91及び酸化剤ガス排出路92,93は別々の収容部33と連通する。
したがって、供給系の酸化剤ガスは、符号Daで示されるように、上流側の酸化剤ガス供給路90から収容部33を通り下流側の酸化剤ガス供給路91に流れる。また、排出系の酸化剤ガスは、符号Dbで示されるように、上流側の酸化剤ガス排出路92から収容部33を通り下流側の酸化剤ガス排出路93に流れる。
ロータ30は、制御装置7の制御により例えば一定の角速度で回転する。このため、酸化剤ガス供給路90,91及び酸化剤ガス排出路92,93は各収容部33と順次に連通する。酸化剤ガス排出路92,93と連通する収容部33では、MOFが、酸化剤ガス排出路92,93を流れる酸化剤ガスから水蒸気を吸着する。また、酸化剤ガス供給路90,91と連通する収容部33では、MOFが、酸化剤ガス供給路90,91を流れる酸化剤ガス中で水蒸気を脱着する。
このように、デシカント装置3は、酸化剤ガス供給路90,91を流れる酸化剤ガス中の水蒸気に対して脱着作用を発揮し、酸化剤ガス排出路92,93を流れる酸化剤ガスに対して吸着作用を発揮する。制御装置7はロータ30を一定の角速度で回転させるため、収容部33は一定時間ごとに吸着作用と脱着作用が交互に切り替えて用いられる。
また、制御装置7は、例えば燃料電池スタック1の発電量に応じてロータ30の角速度を制御してもよい。発電量が多いほど、燃料電池スタック1内では電気化学反応により多くの生成水が発生し、さらに燃料電池スタック1に供給される酸化剤ガスに必要な加湿量も増加する。このため、ロータ30の角速度を制御することにより発電量に見合う酸化剤ガスの加湿が行われて、燃料電池スタック1の発電効率が向上する。
また、制御装置7は、酸化剤ガス排出路92,93と連通する収容部33と酸化剤ガス供給路90,91と連通する収容部33が一定の時間間隔で切り替わるように、断続的にロータ30を回転させてもよい。この場合、制御装置7は、例えば燃料電池スタック1の発電量に応じて切り替えの時間間隔を制御してよい。これにより発電量に見合う酸化剤ガスの加湿が行われて、燃料電池スタック1の発電効率が向上する。
MOFは、例えば温度などの周囲の環境条件に応じて水蒸気を吸着また脱着する。MOFは、酸化剤ガス供給路90,91内の湿度に応じて水蒸気の脱着量が変化し、酸化剤ガス排出路92,93内の湿度に応じて水蒸気の吸着量が変化する。このため、デシカント装置3に備えるMOFは、適切な湿度の範囲内で十分な吸着作用及び脱着作用を発揮することが好ましい。以下に各種のMOFの水蒸気吸脱着特性を示す。
図3~図8は、それぞれ、例1~例6の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。グラフ中、実線は吸着特性を示し、点線は脱着特性を示す。
グラフの横軸は相対湿度(%)を示し、グラフの縦軸は、水蒸気吸着量(mL/g)を示す。吸着特性は、MOFが水蒸気を吸着したときの相対湿度に対する含水量(水蒸気吸着量の最大値)の変化を示し、脱着特性は、MOFが水蒸気を脱着したときの相対湿度に対する含水量(水蒸気吸着量の最小値)の変化を示す。したがって、吸着特性及び脱着特性の各水蒸気吸着量の差は、加湿に用いることが可能な水蒸気量(以下、「加湿可能量」と表記)を表す。以下に例1~例6について述べる。なお、以下の説明では、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度を60(%)以上と仮定する。
(例1)
図3を参照すると、例1のMOFは、金属イオンがAl3+であり、配位子がテレフタル酸である。脱着特性は、略S字状のカーブを描き、符号Mで示されるように、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度が30%~60%の範囲内にある。つまり、グラフの傾きが最大となる相対湿度が30%~60%の範囲内にあるため、相対湿度が30%以下となる範囲内では低い水蒸気吸着量が維持され、十分な脱着特性が発揮される。
より具体的には、脱着特性は、相対湿度が30(%)近傍となる位置に、下に凸な変曲点Paを有するため、その位置を境としてグラフの傾きが大きく変化することにより、相対湿度が30%以下となる範囲内では低い水蒸気吸着量が維持される。このため、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が30(%)以下である場合に十分な脱着特性が発揮される。
また、吸着特性は、略S字状のカーブを描き、相対湿度が60(%)近傍となる位置に、上に凸な変曲点Pbを有するため、その位置を境としてグラフの傾きが大きく変化することにより、相対湿度が60%以上となる範囲内では高い水蒸気吸着量が維持される。このため、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が60(%)以上である場合、十分な吸着特性が発揮される。
このMOFの水蒸気吸脱着特性では、60(%)以上の相対湿度における吸着特性の水蒸気吸着量と、30(%)以下の相対湿度における脱着特性の相対湿度との差Wは400(mL/g)以上である。したがって、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が60(%)以上であり、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が30(%)以下である場合、十分な加湿可能量が確保される。
(例2)
図4を参照すると、例2のMOFは、金属イオンがAl3+であり、配位子がフマル酸である。脱着特性は、略S字状のカーブを描き、符号Mで示されるように、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度が15%~30%の範囲内にある。より具体的には、脱着特性は、相対湿度が15(%)近傍となる位置に、下に凸な変曲点Paを有する。このため、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が15(%)以下である場合、十分な脱着特性が発揮される。
また、吸着特性は、略S字状のカーブを描き、相対湿度が30(%)近傍となる位置に、上に凸な変曲点Pbを有する。このため、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が30(%)以上である場合、十分な吸着特性が発揮される。
このMOFの水蒸気吸脱着特性では、60(%)以上の相対湿度における吸着特性の水蒸気吸着量と、15(%)以下の相対湿度における脱着特性の相対湿度との差Wは300(mL/g)以上である。したがって、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が60(%)以上であり、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が15(%)以下である場合、十分な加湿可能量が確保される。
(例3)
図5を参照すると、例3のMOFは、金属イオンがZr4+であり、配位子がトリメシン酸、イソフタル酸、及び酢酸である。脱着特性は、略S字状のカーブを描き、符号Mで示されるように、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度が25%~35%の範囲内にある。より具体的には、脱着特性は、相対湿度が25(%)近傍となる位置に、下に凸な変曲点Paを有する。このため、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が25(%)以下である場合、十分な脱着特性が発揮される。
また、吸着特性は、略S字状のカーブを描き、相対湿度が30(%)近傍となる位置に、上に凸な変曲点Pbを有する。このため、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が30(%)以上である場合、十分な吸着特性が発揮される。
このMOFの水蒸気吸脱着特性では、60(%)以上の相対湿度における吸着特性の水蒸気吸着量と、25(%)以下の相対湿度における脱着特性の相対湿度との差Wは500(mL/g)以上である。したがって、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が60(%)以上であり、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が25(%)以下である場合、十分な加湿可能量が確保される。
(例4)
図6を参照すると、例4のMOFは、金属イオンがZr4+であり、配位子がトリメシン酸及びイソフタル酸である。脱着特性は、略S字状のカーブを描き、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度が15%~20%の範囲内にある。より具体的には、脱着特性は、相対湿度が15(%)近傍となる位置に、下に凸な変曲点Paを有する。このため、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が15(%)以下である場合、十分な脱着特性が発揮される。
また、吸着特性は、略S字状のカーブを描き、相対湿度が20(%)近傍となる位置に、上に凸な変曲点Pbを有する。このため、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が20(%)以上である場合、十分な吸着特性が発揮される。
このMOFの水蒸気吸脱着特性では、60(%)以上の相対湿度における吸着特性の水蒸気吸着量と、15(%)以下の相対湿度における脱着特性の相対湿度との差Wは500(mL/g)以上である。したがって、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が60(%)以上であって、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が15(%)以下である場合、十分な加湿可能量が確保される。
(例5)
図7を参照すると、例5のMOFは、金属イオンがZr4+であり、配位子がテレフタル酸である。脱着特性は、略S字状のカーブを描き、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度が25%~35%の範囲内にある。より具体的には、脱着特性は、相対湿度が20(%)近傍となる位置に、下に凸な変曲点Paを有する。このため、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が20(%)以下である場合、十分な脱着特性が発揮される。
また、吸着特性は、略S字状のカーブを描き、相対湿度が40(%)近傍となる位置に、上に凸な変曲点Pbを有する。このため、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が40(%)以上である場合、十分な吸着特性が発揮される。
このMOFの水蒸気吸脱着特性では、60(%)以上の相対湿度における吸着特性の水蒸気吸着量と、20(%)以下の相対湿度における脱着特性の相対湿度との差Wは600(mL/g)以上である。したがって、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が60(%)以上であって、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が20(%)以下である場合、十分な加湿可能量が確保される。
(例6)
図8を参照すると、例6のMOFは、金属イオンがHf4+であり、配位子がテレフタル酸である。脱着特性は、略S字状のカーブを描き、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度が20%~30%の範囲内にある。より具体的には、脱着特性は、相対湿度が20(%)近傍となる位置に、下に凸な変曲点Paを有する。このため、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が20(%)以下である場合、十分な脱着特性が発揮される。
また、吸着特性は、略S字状のカーブを描き、相対湿度が40(%)近傍となる位置に、上に凸な変曲点Pbを有する。このため、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が40(%)以上である場合、十分な吸着特性が発揮される。
このMOFの水蒸気吸脱着特性では、60(%)以上の相対湿度における吸着特性の水蒸気吸着量と、20(%)以下の相対湿度における脱着特性の相対湿度との差Wは200(mL/g)以上である。したがって、酸化剤ガス排出路92,93の相対湿度が60(%)以上であって、酸化剤ガス供給路90,91の相対湿度が20(%)以下である場合、十分な加湿可能量が確保される。
次に比較例1及び2としてゼオライトの水蒸気吸脱着特性を述べる。比較例1のゼオライトとしては「DDZ-70」を挙げ、比較例2のゼオライトとしては「AQSOA-Z01」(登録商標)を挙げる。
(比較例1)
図9及び図10は、それぞれ、比較例1及び2の水蒸気吸脱着特性を示すグラフである。グラフ中、実線は吸着特性を示し、点線は脱着特性を示す。
比較例1及び2の脱着特性は、符号Mで示されるように、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度の範囲が15%以下となる。つまり、比較例1及び2の脱着特性には、下に凸な変曲点が存在しない。このため、例1~例6とは異なり、相対湿度が15(%)以下の範囲でも水蒸気吸着量が多く、極めて低い相対湿度の環境下でなければ効果的な脱着作用が得られない。したがって、比較例1及び2の場合、例1~例6とは異なり、適切な相対湿度の範囲内で十分な加湿可能量が得られない。
このように、例1~例6の各MOFは、水蒸気吸着量の変化が最大となる相対湿度が15%~60%の範囲内となる脱着特性を有するため、少なくとも15%以下の相対湿度において十分な脱着作用を発揮する。このため、各MOFによると、燃料電池に供給される酸化剤ガスを十分に加湿することができる。
また、脱着特性の変曲点Paは、例えば相対湿度が15~80%の範囲内に存在すれば、少なくとも15%以下の相対湿度において好適な脱離作用が得られるが、相対湿度が20~80%の範囲内に存在すれば望ましい。さらに望ましくは、脱着特性の変曲点Paは、例えば相対湿度が25~80%の範囲内に存在するとよい。
また、吸着特性の変曲点Pbは、例えば相対湿度が20~80%の範囲内に存在すれば、少なくとも80%以下の相対湿度において好適な吸着作用が得られるが、相対湿度が20~70%の範囲内に存在すれば望ましい。さらに望ましくは、脱着特性の変曲点Paは、例えば相対湿度が20~60%の範囲内に存在するとよい。
本例の燃料電池システムでは、酸化剤ガス供給路90,91を流れる全ての酸化剤ガスと酸化剤ガス排出路92,93を流れる全ての酸化剤ガスがデシカント装置3を通るが、これに限定されず、酸化剤ガスの一部だけがデシカント装置3を通ってもよい。
図11は、燃料電池システムの他の例を示す構成図である。図11において、図1と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
燃料電池システムは、図1の例と比較すると、三方弁82,83及びバイパス流路910,930が追加されている。三方弁82は、上流側の酸化剤ガス供給路90に設けられ、バイパス流路910に接続されている。バイパス流路910は、酸化剤ガスがデシカント装置3を迂回できるように三方弁82及び下流側の酸化剤ガス供給路91に接続されている。
また、三方弁83は、上流側の酸化剤ガス排出路92に設けられ、バイパス流路930に接続されている。バイパス流路930は、酸化剤ガスがデシカント装置3を迂回できるように三方弁83及び下流側の酸化剤ガス排出路93に接続されている。
制御装置7は、三方弁82の開度を調整することにより、酸化剤ガス供給路90,91とバイパス流路910の流量比を制御する。これにより、制御装置7は、一部の酸化剤ガスだけをデシカント装置3に流すことができ、また、例えば燃料電池スタック1の温度が高い場合、酸化剤ガスの加湿が不要であるため、全ての酸化剤ガスをバイパス流路910に流すこともできる。
また、制御装置7は、三方弁83の開度を調整することにより、酸化剤ガス排出路92,93とバイパス流路930の流量比を制御する。これにより、制御装置7は、一部の酸化剤ガスだけをデシカント装置3に流すことができ、また、例えば燃料電池スタック1の温度が高い場合、酸化剤ガスの加湿が不要であるため、全ての酸化剤ガスをバイパス流路930に流すこともできる。
酸化剤ガスは、バイパス流路910,930によりデシカント装置3を迂回した場合、ロータ30の収容部33内のフィン構造体またはハニカム構造体を通過しないため、フィン構造体またはハニカム構造体の通過による圧損の増加が抑制される。なお、燃料電池スタック1には、バイパス流路910,930の一方だけが設けられてもよい。
また、デシカント装置3は、上述したように、ロータ30の回転により酸化剤ガス供給路90,91と連通する収容部33と、酸化剤ガス排出路92,93と連通する収容部33を切り替えるが、これに限定されず、例えば弁の切り替えにより酸化剤ガスの流路上の収容部33を切り替えてもよい。
また、酸化剤ガス供給路90,91及び酸化剤ガス排出路92,93は個別の収容部33に連通するが、これに限定されず、以下の例のように共通の収容部33と連通してもよい。
図12は、燃料電池システムの他の例を示す構成図である。図12において、図1と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
燃料電池システムは、エアコンプレッサ2、デシカント装置3、高圧タンク5、インジェクタ6、及び制御装置7を有する。燃料電池システムは、さらに酸化剤ガス供給路91a、酸化剤ガス排出路93a、接続路96~99、三方弁84~87、燃料ガス供給路94、燃料ガス排出路95、背圧弁80、及びパージ弁81を有する。
酸化剤ガス供給路91aには、エアコンプレッサ2、三方弁84、及びインタークーラ4が設けられている。三方弁84は、エアコンプレッサ2の下流側かつインタークーラ4の上流側に設けられている。また、酸化剤ガス排出路93aには、背圧弁80及び三方弁87が設けられている。三方弁87は背圧弁80の下流側に設けられている。
接続路96には三方弁85が設けられている。接続路96は、一端が三方弁84に接続され、他端が三方弁87の下流側の酸化剤ガス排出路93aに接続されている。
接続路99には三方弁86が設けられている。接続路99は、一端が三方弁87に接続され、他端が三方弁84の下流側かつインタークーラ4の上流側の酸化剤ガス供給路91aに接続されている。
また、接続路97は、一端が三方弁85に接続され、他端がデシカント装置3に接続されている。接続路98は、一端が三方弁86に接続され、他端がデシカント装置3に接続されている。
制御装置7は、各三方弁84~87の開閉を制御することにより酸化剤ガスの経路を、デシカント装置3を通る経路Ka,Kbとデシカント装置3を通らない経路Ha.Hbに切り替える。経路Kaは、三方弁84、三方弁85、デシカント装置3、三方弁86、及びインタークーラ4を、この順に経由する。経路Kbは、三方弁87、三方弁86、デシカント装置3、及び三方弁85を、この順に経由する。
また、経路Haは、酸化剤ガス供給路91aに沿った経路であり、経路Hbは、酸化剤ガス排出路93aに沿った経路である。
制御装置7は、燃料電池スタック1から排出される酸化剤ガスの経路を、デシカント装置3が水蒸気を吸着する場合、経路Kbに切り替え、デシカント装置3が水蒸気を吸着しない場合、経路Hbに切り替える。また、制御装置7は、燃料電池スタック1に供給される酸化剤ガスの経路を、デシカント装置3が水蒸気を脱着する場合、経路Kaに切り替え、デシカント装置3が水蒸気を脱着しない場合、経路Haに切り替える。
また、制御装置7は、デシカント装置3を通る経路Ka,Kbの一方しか選択することができないため、水蒸気の吸着及び脱着を同時に行うことができない。しかし、水蒸気の吸着及び脱着のタイミングは必ずしも同時である必要はなく、制御装置7は、予め経路Kbを選択することにより吸着した水蒸気を、酸化剤ガスの加湿が必要となったタイミングで経路Kaを選択することにより脱着することができる。なお、本例において、デシカント装置3は、接続路97,98のみと接続されるため、ロータ30が必要なく、1つの収容部33だけを有していればよい。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
1 燃料電池スタック(燃料電池)
3 デシカント装置(加湿装置)
90,91,91a 酸化剤ガス供給路
92,93,93a 酸化剤ガス排出路

Claims (1)

  1. 酸化剤ガスにより発電する燃料電池と、
    前記酸化剤ガスを前記燃料電池に供給する供給路と、
    前記燃料電池から前記酸化剤ガスを排出する排出路と、
    前記排出路を流れる前記酸化剤ガスから水蒸気を吸着し、前記供給路を流れる前記酸化剤ガス中で脱着することにより前記酸化剤ガスを加湿する加湿装置とを有し、
    前記加湿装置には、前記水蒸気の吸着及び脱着を行う金属有機構造体が設けられ、
    前記金属有機構造体が前記水蒸気を脱着したときの相対湿度に対する含水量の変化特性において、前記含水量の変化が最大となる相対湿度が15%~60%の範囲内にあることを特徴とする燃料電池システム。
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