JP7002879B2 - タッチ式入力装置およびそのコントローラic - Google Patents

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Description

本発明は、タッチ式入力装置に関する。
スマートフォン、タブレット端末、ラップトップコンピュータやポータブルオーディオ機器、デジタルカメラ、ゲーム機器、カーナビゲーション装置などの電子機器は、指で接触することによって電子機器を操作するための入力装置を備えるものが主流となっている。こうした入力装置として、抵抗膜式のタッチパネル(タッチセンサ)などが知られている(特許文献1)。
図1は、4線式抵抗膜タッチパネルの構造を示す図である。4線式抵抗膜タッチパネル(以下、単にタッチパネルという)900は、第1抵抗膜902、第2抵抗膜904を備える。第1抵抗膜902と第2抵抗膜904は、Z方向に離間して設けられる。第1抵抗膜902には、X方向に延びる2辺に沿って、第1電極906、第2電極908が形成される。第2抵抗膜904には、Y方向に延びる2辺に沿って、第3電極910、第4電極912が形成される。4本の電極と接続される配線(あるいは端子)X,X,Y,Yは、共通の一辺914側から引き出されている。
タッチの検出は、配線Xに所定電圧Vを、配線Yに電圧Vを印加した状態で行われる。この状態においてユーザがタッチパネル900に接触すると、接触した座標に応じて、配線X,Yに発生する電気的状態、すなわち電圧や電流が変化する。したがって配線X,Yの電気的状態を測定することで、座標を計算することができる。
図2(a)、(b)は、4線式タッチパネルの座標検出の原理を説明する等価回路図である。図2(a)はタッチ前の状態を示す。Rは、第1抵抗膜902の2つの配線XとX間の抵抗を、Rは、第2抵抗膜904の2つの配線YとY間の抵抗を表す。
図2(b)は、ユーザがある1点をタッチしたときの状態を示す。第1抵抗膜902は、タッチしたX座標に応じて、2つの抵抗R’とR”に仮想的に分割される。同様に、第2抵抗膜904は、タッチしたY座標に応じて、2つの抵抗R’とR”に仮想的に分割される。Rは、タッチした状態における2枚の抵抗膜902、904の接触抵抗を表す。抵抗R’とR”の比は、X座標を表し、抵抗R’とR”の比はY座標を表す。つまり抵抗膜タッチパネルの座標検出は、抵抗を測定する処理に他ならない。
特開2009-48233号公報
本発明者は、タッチパネルを、スイッチ(ボタン)などの単純な入力装置として利用することを検討した。図3は、本発明者が検討したタッチ式入力装置100のシステムを示すブロック図である。タッチ式入力装置100Rは、ディスプレイパネル110、タッチパネル900、コントローラ200およびプロセッサ300を備える。
タッチパネル900は、ディスプレイパネル110の上に配置される。コントローラ200は、タッチパネル900の状態を監視し、ユーザがタッチした座標と相関を有するデータを生成する。このデータは、たとえば図2(b)に示す抵抗R’,R”,R’,R”,Rを含んでもよく、これを抵抗値データと総称する。
プロセッサ300は、CPU(Central Processing Unit)、マイクロコントローラあるいはマイクロプロセッサであり、コントローラ200により生成された抵抗値データを受信する。プロセッサ300は、抵抗値データにもとづいて、ユーザが接触した座標を演算する。
タッチパネルをボタンとして扱うためには、座標が、予め規定しておいたボタンに対応する領域102に含まれるか否かを判定する。
ここで接触抵抗Rは、ユーザがタッチした強さに応じて変化する。また素手でタッチしたのか、手袋をしてタッチしたのか、あるいはスタイラスでタッチしたのかによっても変化する。したがってコントローラ200が生成する抵抗値データは、時々刻々と変化する非常に不安定なデータである。したがって正確な座標検出のためには、時系列上で複数個のデータを処理することにより、不確定要素の影響を排除する必要がある。
図4は、プロセッサにおける座標検出処理のフローチャートである。コントローラ200においてタッチの有無が判定される(S100)。タッチが発生しない状態では、接触抵抗Rは無限大であるから、処理S100は、接触抵抗Rを所定のしきい値と比較する処理を含んでもよい。
タッチが検出されると(S100のY)、抵抗値データが順次、プロセッサ300に送信される(S102)。プロセッサ300は、時間軸上で複数(M個)の抵抗値データを取得する(S104)。そしてM個の抵抗値データを処理し(S106)、タッチ座標を判定する(S108)。さらにタッチ座標にもとづいて、ボタンが押されているか、あるいはジェスチャ入力であるか、等の各種イベントが判定される(S110)。
この入力装置100Rでは、プロセッサ300に、座標検出のみでなく、ボタンのタッチの判定の演算処理が委ねられるため、プロセッサ300の演算負荷が大きくなる。特に、ひとつの座標判定のために、時系列データを扱う必要があり、このことがプロセッサ300の演算負荷を増大させる。またイベント判定(S110)のためには、必ず、座標判定のための処理(S102~S108)が必要であり、応答速度が遅くなってしまう。
また入力装置100の設計者は、プロセッサ300のソフトウェアプログラムを作成する必要があり、設計コストが高くなる。
本発明はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、プロセッサの負荷の増大を抑制しつつ、イベント検出機能を追加することにある。
本発明のある態様は、タッチ式入力装置に関する。タッチ式入力装置は、抵抗式のタッチパネルと、タッチパネルの電気的状態を測定し、電気的状態を示す第1データを生成するコントローラと、第1データにもとづく第2データを受信し、第2データを処理するプロセッサと、を備える。コントローラは、第1データに応じた第3データが所定イベントに対応する所定条件を満たすとき、所定イベントの発生をプロセッサに通知可能に構成される。
この態様によると、プロセッサの負荷の増大を抑制しつつ、イベントの発生を検出できる。
所定イベントは、タッチパネルの所定の領域がタッチされたことであってもよい。
コントローラは、タッチパネルの所定の領域がタッチされたときに第3データがとるべき値をリファレンスとして保持してもよい。所定条件は、第3データがリファレンスに応じた範囲に含まれることであってもよい。これにより、高速なボタン入力の検出が可能となる。
所定条件は、1回分の第3データが所定範囲に含まれることであってもよい。すなわち、時系列上の複数の第3データを処理しないため、高速なボタン判定が可能となる。
プロセッサは、通知を受領しない場合には、第2データにもとづいて、タッチされた座標を判定する処理を実行してもよい。
第2データおよび第3データは、タッチパネルのインピーダンスを示してもよい。
本発明の別の態様は、タッチ式入力装置のコントローラに関する。タッチ式入力装置は、コントローラに加えて、抵抗式のタッチパネルと、プロセッサと、を備える。コントローラは、タッチパネルの電気的状態を測定し、初期データを生成する測定回路と、初期データに応じた中間データを生成する信号処理部と、プロセッサとのインタフェース回路と、を備える。信号処理部は、中間データが所定イベントの発生に対応する所定条件を満たすとき、インタフェース回路を利用して、所定イベントの発生をプロセッサに通知する。
所定イベントは、タッチパネルの所定の領域がタッチされたことであってもよい。
コントローラは、タッチパネルの所定の領域がタッチされたときに中間データがとるべき値をリファレンスとして保持するメモリをさらに備えてもよい。所定条件は、中間データがリファレンスに応じた所定範囲に含まれることであってもよい。
所定条件は、1回分の中間データが所定範囲に含まれることであってもよい。
インタフェース回路は、中間データに応じたデータをコントローラに送信可能であり、プロセッサは、コントローラから受信したデータにもとづいて、タッチされた座標を判定する処理を実行してもよい。
中間データは、タッチパネルのインピーダンスを示してもよい。
コントローラは、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、プロセッサの負荷の増大を抑制しつつ、付加機能を提供できる。
4線式抵抗膜タッチパネルの構造を示す図である。 図2(a)、(b)は、4線式タッチパネルの座標検出の原理を説明する等価回路図である。 本発明者が検討したタッチ式入力装置のシステムを示すブロック図である。 プロセッサにおける座標検出処理のフローチャートである。 実施の形態に係るタッチ式入力装置のブロック図である。 実施の形態に係るコントローラICのブロック図である。 タッチ式入力装置によるイベント検出のフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図5は、実施の形態に係るタッチ式入力装置100のブロック図である。タッチ式入力装置100は、抵抗式のタッチパネル900、コントローラIC400およびプロセッサ300を備える。コントローラIC400は、ひとつの半導体基板に集積化された機能ICである。このタッチ式入力装置100は、一般的なタッチ入力の座標検出に加えて、予め規定したイベントの発生を検出する機能を備える。本実施の形態においてイベントは、所定範囲をタッチしたことであり、所定範囲をボタンと見立てたときに、そのボタンが押されたことである。
タッチパネル900には、2線式、3線式、4線式、5線式などが存在するが、特に限定されない。
コントローラIC400は、タッチパネル900の電気的状態(V,I)を測定し、電気的状態V,Iを示す第1データDを生成する。電気的状態(V,I)タッチパネル900の端子(電極)に発生する電圧、あるいはパネルに流れる電流、それらの組み合わせを含む。
コントローラIC400は、第1データDに応じた第2データDを、プロセッサ300に送信する。プロセッサ300は、第2データDを受信し、第2データDを処理する。プロセッサ300は、第2データDにもとづいて、ユーザがタッチした座標の判定、ジェスチャの判定などを行ってもよい。
コントローラIC400は、第1データDから得られる第3データDが、所定イベントの発生に対応して規定される所定条件を満たすとき、プロセッサ300に通知NTFYを発行可能に構成される。なお第3データDは第2データDと完全に同じデータを含んでもよいし、第2データDの一部を含んでもよい。あるいは第3データDは、第2データDとは異なるデータであってもよい。
上述のように、所定イベントはタッチパネル900の所定の領域102がタッチされたことであり、したがって通知NTFYは、ボタンのタッチイベントの発生を示す。
コントローラIC400は、タッチパネル900の所定の領域102がタッチされたときに、第3データDがとるべき値をリファレンスREFとして保持している。コントローラIC400は、第3データDがリファレンスREFに応じた所定範囲に含まれるときに、所定イベントの発生(ボタンのタッチ)と判定し、通知NTFYを発行する。
たとえば第3データDは、図2(b)に示すインピーダンスR,R,Rの組み合わせであってもよい。なお、Rは、R’とR”の少なくとも一方の情報を含み、Rは、R’とR”の少なくとも一方の情報を含むものとする。インピーダンスR,R,Rは、パネルの電圧および電流から計算することができる。
この場合、領域102がタッチされたときのインピーダンスRX_REF,RY_REF,RZ_REFのセットを予め測定しておき、それをリファレンスREFとして保持する。そして、第3データDが示す現在のインピーダンスR,R,Rが、リファレンスとして規定されたインピーダンスRX_REF,RY_REF,RZ_REFに応じた範囲に含まれる場合に、通知NTFYを発行してもよい。なお、インピーダンスR、Rはタッチした座標と相関を有するが、インピーダンスRは、タッチの強さと相関を有し、座標と直接の相関はないため、第3データDは、インピーダンスRを含まなくてもよい。
ここでボタンのタッチ検出に関しては、押されたか押されないかのイチ・ゼロの判定であるから、厳密な座標判定などは不要である。そこでコントローラIC400は、1回分の第3データDが所定条件を満たすと、直ちに通知NTFYを発行することが好ましい。つまり複数の時系列データの処理を行わずに、1回分のデータ処理で判定を行うことで、高速な判定が可能となる。これにより、ボタンの高速連続的なタッチの検出も可能となる。
所定イベントの検出(ボタンのタッチ)以外の処理は、プロセッサ300が行ってもよい。プロセッサ300は、第2データDにもとづいて、タッチされた座標を判定する処理、ジェスチャを判定する処理を実行してもよい。この場合の第2データDは、インピーダンスR,R,Rを含むことができる。この処理に関しては座標が問題となるため、精度を高めるために時系列上の複数のデータを処理することが好ましい。具体的な処理は、図4と同様でよい。
以上がコントローラIC400およびタッチ式入力装置100の構成である。続いてコントローラIC400の構成例を説明する。
図6は、実施の形態に係るコントローラIC400のブロック図である。コントローラIC400は、測定回路410、信号処理部420、インタフェース回路430、メモリ440を備える。測定回路410は、タッチパネル900の電気的状態、すなわち電極の電圧および/または電流を測定し、初期データDを生成する。この初期データは図5の第1データDに相当する。測定回路410は公知技術を用いればよいが、たとえばバイアス回路412およびA/Dコンバータ414を含む。バイアス回路412は、定電流源あるいは定電圧源を含み、第1抵抗膜902、第2抵抗膜904に、適切なバイアス信号を供給する。A/Dコンバータ414は、バイアスされたタッチパネル900に発生する電気信号(電圧あるいは電流)を、デジタルの第1データDに変換する。
信号処理部420は、初期データDに応じた中間データDを生成する。この中間データDは、図5の第3データDに相当する。インタフェース回路430はプロセッサ300にデータや通知を送信するために設けられる。
信号処理部420は、中間データD、すなわち第3データDが、所定条件を満たすとき、インタフェース回路430を利用して、プロセッサ300に通知NTFYを発行する。
その限りでないがインタフェース回路430は、IC(Inter IC)やSPI(Serial Peripheral Interface)を用いることができる。インタフェース回路430はレジスタ432にアクセス可能に構成される。信号処理部420は、第3データDが所定条件を満たすと、レジスタ432の所定のアドレスに1を書き込む。このレジスタアクセスが、上述の通知NTFYの発行である。プロセッサ300は、このアドレスの値を読み出すことにより、通知NTFYを受領することができ、所定イベント(ここではボタンのタッチ)の発生を知ることができる。
以上がタッチ式入力装置100の構成である。続いてその動作を説明する。図7は、タッチ式入力装置100によるイベント検出のフローチャートである。タッチパネル900の電気的状態を示す第1データDが、所定の周期で生成される(S200)。この第1データDにもとづいて、パネルのインピーダンスを表す第3データDが生成される(S202)。第3データDが所定条件を満たすと(S202のY)、プロセッサ300に対して通知NTFYが発行される(S206)。第3データDが所定条件を満たさない場合(S202のN)、元に戻る。
図7の処理と並行して、以下の処理が実行される。処理S200で生成された第1データDに応じた第2データDがプロセッサ300に送信される。プロセッサ300は、第2データDにもとづいて、座標検出を行う。
以上がタッチ式入力装置100の動作である。
このタッチ式入力装置100の利点は、図4のフローチャートとの対比によって明確となる。図4のフローチャートでは、複数の抵抗値データを処理した後に(S104,S106)、座標判定を行い(S108)、判定した座標にもとづいて、イベント判定(S110)が行われる。これらの処理はすべてプロセッサ300においてソフトウェアにもとづいて実行されるため、プロセッサ300の演算負荷が膨大となる。
これに対して実施の形態に係るタッチ式入力装置100によれば、座標判定を行う前に、所定のイベントに関しては、座標データとなる前の第3データDにもとづいて、コントローラIC400の内部で、イベント判定が行われる。これにより、プロセッサ300の演算負荷を大幅に軽減することができる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(通知について)
コントローラIC400による通知NTFYの発行の方法は、レジスタへの書き込みに限定されない。たとえばコントローラIC400とプロセッサ300の間を、専用の割り込みラインを介して接続し、割り込みラインに、通知NTFYに対応する割り込み信号を発生してもよい。
(イベントについて)
実施の形態では、所定イベントとして、1個のボタンのタッチを説明したが、その限りでない。複数のボタンを扱いたい場合には、複数の領域102を用意しておき、領域102ごとに所定条件を定めておき、ボタン毎に通知NTFYを発行すればよい。レジスタを利用する場合、ボタン毎にアドレスを用意すればよい。
コントローラIC400が扱うイベントは、ボタンのタッチには限定されない。たとえば、タッチパネル900が、座標を問わずに(あるいは所定の範囲内において)、ある強さで押されたことを、所定イベントとしてもよい。この場合、第3データDは接触抵抗Rを含んでもよい。そして接触抵抗Rが所定値より小さくなると、通知NTFYを発生してもよい。
その他、ダブルタップや長押しなどをイベントとして扱ってもよい。この場合、接触抵抗Rを含む第3データDの時間波形が、ダブルタップや長押しに相当する波形と合致するときに、通知NTFYを発行すればよい。
(システム構成について)
図6では、コントローラIC400をひとつのICに集積化する場合を説明したがその限りでない。たとえば、コントローラIC400のうち、測定回路410を、フロントエンド回路として別のICとしてもよい。
あるいはコントローラIC400とプロセッサ300を、ひとつのICに統合してもよい。言い換えれば、コントローラIC400に、マイコンのコア(CPU)を集積化してもよい。つまり、所定イベントの検出は、ハードウェアレベルで実行され、それ以外の処理は、CPUによるソフトウェアレベルで実行される。
(処理について)
実施の形態では、イベントを検出する際に、1個の第3データDのみを参照したがその限りでなく、第3データDの時系列データを参照してもよい。この場合であっても、図4のフローチャートにおける座標判定の処理(S108)などが省略されるため、十分に高速な応答性を実現できる。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…タッチ式入力装置、110…ディスプレイパネル、300…プロセッサ、400…コントローラIC、410…測定回路、412…バイアス回路、414…A/Dコンバータ、420…信号処理部、430…インタフェース回路、432…レジスタ、440…メモリ、900…タッチパネル。

Claims (8)

  1. 抵抗式のタッチパネルと、
    前記タッチパネルの電圧と電流の少なくとも一方を含む電気的状態を測定し、前記電気的状態を示すデジタルの第1データを生成し、前記第1データにもとづいて、前記タッチパネルのインピーダンスを示すデジタルの第2データを生成するコントローラIC(Integrated Circuit)と、
    前記コントローラICから独立しており、前記コントローラICから前記第2データを受信し、前記第2データにもとづいて、タッチされた座標を判定するプロセッサと、
    を備え、
    前記コントローラICは、前記第1データにもとづいて、前記タッチパネルのインピーダンスを示すデジタルの第3データを生成し、前記第3データが所定の範囲に含まれるとき、前記プロセッサに前記タッチパネルの所定の一部領域がタッチされたことを示す通知を発行可能に構成されることを特徴とするタッチ式入力装置。
  2. 前記コントローラICは、前記所定の範囲を規定するリファレンスを保持していることを特徴とする請求項1に記載のタッチ式入力装置。
  3. 前記コントローラICは、1回分の前記第3データが前記所定の範囲に含まれると、前記通知を発行することを特徴とする請求項に記載のタッチ式入力装置。
  4. 前記プロセッサは、前記通知を受領しない場合には、前記第2データにもとづいて、タッチされた座標を判定する処理を実行することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のタッチ式入力装置。
  5. タッチ式入力装置のコントローラIC(Integrated Circuit)であって、
    前記タッチ式入力装置は、
    前記コントローラICに加えて、
    抵抗式のタッチパネルと、
    前記コントローラICから独立しており、前記コントローラICから第2データを受信し、第2データにもとづいて、タッチされた座標を判定するプロセッサと、
    を備え、
    前記コントローラICは、
    前記タッチパネルの電圧と電流の少なくとも一方を含む電気的状態を測定し、前記電気的状態を示すデジタルの初期データを生成する測定回路と、
    前記プロセッサとのインタフェース回路と、
    前記初期データに応じた前記タッチパネルのインピーダンスを示すデジタルの中間データを生成し、前記中間データが所定の範囲に含まれるとき、前記インタフェース回路を利用して、前記プロセッサに前記タッチパネルの所定の一部領域がタッチされたことを示す通知を発行する信号処理部と、
    を備えることを特徴とするコントローラIC
  6. 前記コントローラICは、前記所定の範囲規定する情報を保持するメモリをさらに備えることであることを特徴とする請求項に記載のコントローラIC
  7. 前記信号処理部は、1回分の前記中間データが前記所定範囲に含まれるときに、前記通知を発行することを特徴とする請求項に記載のコントローラIC
  8. 前記インタフェース回路は、前記初期データに応じたデータを前記プロセッサに送信可能であり、
    前記プロセッサは、前記コントローラICから受信した前記データにもとづいて、タッチされた座標を判定する処理を実行することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のコントローラIC
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