JP7001909B2 - ネットワーク装置、ネットワークアッタチドストレージ及びデフォルトゲートウェイ設定方法 - Google Patents

ネットワーク装置、ネットワークアッタチドストレージ及びデフォルトゲートウェイ設定方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 (1)掲載年月日:平成28年8月31日 掲載アドレス: http://buffalo.jp/news/2016/08/31_03/ (2)掲載年月日:平成28年8月31日 掲載アドレス: http://buffalo.jp/product/hdd/pro-network/ts5410rn/
本発明は、ネットワーク装置、ネットワークアッタチドストレージ及びデフォルトゲートウェイ設定方法に関する。
ネットワークの設定、特に適切なデフォルトゲートウェイの設定は、ネットワークに詳しくないユーザにとって難しいため、ユーザにネットワークの設定を意識させない仕組み求められている。引用文献1には、複数のネットワークインターフェイス回路を有する回線選択装置が記載されている。この回線選択装置は、ネットワークとの接続に利用される複数のネットワークインターフェイス回路毎に通信速度を測定し、測定結果に基づいて、使用するネットワークインターフェイス回路を決定し、決定したネットワークインターフェイス回路を動作させて、端末装置とネットワークとを通信させる。
特開2012-191416号公報
しかし、引用文献1では、ネットワークインターフェイス回路の数が多くなると、通信速度の測定に時間がかかり、ネットワークの設定に時間がかかるという問題があった。また、測定される通信速度は、測定時のネットワーク環境にも依存するため、複数のネットワーク端子の中から最も速いネットワークインターフェイス回路が選択されない可能性もある。このように、ユーザに対してネットワークの設定を意識させずに、適切なネットワークインターフェイス回路にデフォルトデートウェイを設定する技術が求められている。
上記した課題を達成するために、本発明は、以下の形態として実施することができる。
(1)本発明の一形態によれば、ネットワークに接続可能なネットワーク装置が提供される。このネットワーク装置は、ネットワークに接続可能な複数のネットワークインターフェイス回路であって、前記複数のネットワークインターフェイス回路の中の少なくとも1つのネットワークインターフェイス回路が他のネットワークインターフェイス回路よりも速い公称通信速度を有する複数のネットワークインターフェイス回路と、前記複数のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されるネットワークに接続されているDHCPサーバから、前記複数のネットワークインターフェイス回路に対応するIPアドレスと、前記複数のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されるネットワークから外部のネットワークへネットワークパケットを送る時に使用される中継機器であるゲートウェイのIPアドレスであるゲートウェイアドレスと、を取得可能なネットワークアドレス取得部と、前記ネットワーク装置から送信先までの経路が不明なネットワークパケットが送られる場合に使用される1つのネットワークインターフェイス回路を前記複数のネットワークインターフェイス回路の中から選択し、前記1つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定するデフォルトゲートウェイ設定を行うデフォルトゲートウェイ設定部と、を備える。前記デフォルトゲートウェイ設定部は、前記ネットワークアドレス取得部が前記ゲートウェイアドレスを取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に、対応するゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定する自動設定モードを有する。
この形態によれば、公称通信速度の異なる複数のネットワークインターフェイス回路の中から、最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択してデフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うモードを有するので、ネットワークに詳しくないユーザでも簡単に、デフォルトゲートウェイ設定を実行できる。また、デフォルトゲートウェイ設定時に通信テストを行わなくてもよいので、短時間でデフォルトゲートウェイ設定を実行できる。
(2)上記形態のネットワーク装置において、前記デフォルトゲートウェイ設定部は、ユーザが前記デフォルトゲートウェイアドレスを入力可能な固定モードを有し、前記固定モードにおいて、前記ユーザによって入力されたデフォルトゲートウェイアドレスである入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同じネットワーク部を有するIPアドレスを前記ネットワークアドレス取得部が取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に前記入力デフォルトゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定してもよい。
この形態によれば、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードにおいても、自動割り当てと同様に最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路にデフォルトゲートウェイ設定ができる。
(3)上記形態のネットワーク装置において、複数のネットワークインターフェイス回路は、1以上の無線ネットワークインターフェイス回路と、1以上の有線ネットワークインターフェイス回路と、の少なくとも一方を含んでもよい。
この形態によれば、ネットワークインターフェイス回路が有線だけで無く、無線の場合にもデフォルトゲートウェイ設定ができる。
(4)上記形態のネットワーク装置において、前記複数のネットワークインターフェイス回路は、第1公称通信速度を有する第1種ネットワークインターフェイス回路と、前記第1公称通信速度よりも低速な第2公称通信速度を有する複数の第2種ネットワークインターフェイス回路と、を含み、前記公称通信速度の速さは、(i)前記第1種ネットワークインターフェイス回路、(ii)2以上の前記第2種ネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションまたはMINOを構成している場合の前記2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路、(iii)リンクアグリゲーションを構成していない前記第2種ネットワークインターフェイス回路、の順番に速くしてもよい。
この形態によれば、通信速度を実測しなくても、容易に通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を指定できる。
(5)上記形態のネットワーク装置において、前記デフォルトゲートウェイ設定部は、(i)ユーザが前記デフォルトゲートウェイ設定の開始を指示したとき、(ii)前記複数のネットワークインターフェイス回路のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき、(iii)前記ネットワーク装置が起動したとき、のいずれかの条件が満たされたときに、前記デフォルトゲートウェイ設定を行ってもよい。
この形態によれば、ネットワーク装置のネットワーク環境が変わった時(例えば、リンクアップ、リンクダウン、ネットワーク装置の起動)またはユーザの意志により、デフォルトゲートウェイ設定を行うことができる。また、ネットワークケーブルの断線、ネットワークケーブルの外れ、ゲートウェイの停止等の不慮の事故があっても、自動的にデフォルトゲートウェイ設定ができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ネットワーク装置の他、ネットワーク装置を備えるネットワークアッタチドストレージ(「NAS」とも呼ぶ。)や、デフォルトゲートウェイ設定方法等の形態で実現することができる。
有線接続によるネットワークアタッチドストレージの構成を示す説明図。 NAS及びNASが接続された第1ネットワーク構成を示す説明図。 ネットワーク設定画面の一例。 モード設定部に、選択可能な項目が表示された状態を示す説明図。 図4において、ユーザがデフォルトゲートウェイアドレス固定モードを選択した状態を示す説明図。 図4において、ユーザがネットワークインターフェイス回路固定モードを選択した状態を示す説明図。 デフォルトゲートウェイ設定のフローチャート。 ステップS140の処理を詳しく説明するフローチャート。 ステップS150の処理を詳しく説明するフローチャート。 NASを利用した第2ネットワーク構成を示す説明図。 無線LAN接続によるネットワークアタッチドストレージの構成を示す説明図。 NASを利用した第3ネットワーク構成を示す説明図。
・第1実施形態:
・・ネットワークアタッチドストレージ100の構成:
図1は、有線接続によるネットワークアタッチドストレージ100の構成を示す説明図である。ネットワークアタッチドストレージ100(「NAS100」)は、ネットワークに接続されて使用される記憶装置である。NAS100は、ネットワークに接続されて使用されることからネットワーク装置に含まれる。NAS100は、制御部110と、ネットワークモジュール120と、ネットワークインターフェイス部130(以下、「ネットワークインターフェイス部を「NIC」とも呼ぶ。)と、記憶部170と、を備える。
NIC130は、NAS100を有線でネットワークに接続するための複数の有線ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134(有線と無線とを区別しない場合には、「有線」を省略して「ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134」とも呼ぶ。)を備える。なお、ネットワークインターフェイス回路は「NIF」と略す場合があるので、図面では、「ネットワークインターフェイス回路」と記載、または「NIF」と略して記載する。例えば、図1では、「ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134」をそれぞれ「NIF1、NIF2、NIF3、NIF4」と略して記載している。第1実施形態では、NAS100は、1つのNIC130が複数のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134を備える構成を採用している。但し、NIC130は、1つのネットワークインターフェイス回路を備える構成であってもよい。すなわち、NIC130は、複数のネットワークインターフェイス回路や1つのネットワークインターフェイス回路を備えていてもよい。
第1実施形態では、ネットワークインターフェイス回路131の公称通信速度は、10Gbpsであり、他のネットワークインターフェイス回路132、133、134の公称通信速度(1Gbps)よりも速い。ここで、公称通信速度は、当該ネットワークインターフェイス回路における理論上の最高の通信速度を意味する。制御部110は、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134に問い合わせることで、公称通信速度を取得できる。NAS100が有するネットワークインターフェイス回路の複数の公称通信速度のうちで最も速い公称通信速度を「第1公称通信速度」と呼ぶ。また、複数の公称通信速度は、第1公称通信速度よりも低速な第2公称通速度を有する。ここで、第1公称通信速度を有するネットワークインターフェイス回路を「第1種ネットワークインターフェイス回路」と呼び、第2公称通信速度を有するネットワークインターフェイス回路を「第2種ネットワークインターフェイス回路」と呼ぶ。なお、公称通信速度の具体的な値(10Gbps、1Gbps)は一例である。第1実施形態のNAS100は、ネットワークインターフェイス回路131のみが第1公称通信速度を有し、他のネットワークインターフェイス回路132、133、134が第2公称通速度を有する構成を有しているが、ネットワークインターフェイス回路131、132の2つが第1公称通信速度(例えば10Gbps)を有し、他のネットワークインターフェイス回路133、134が第2公称通信速度(例えば1Gbps)を有する構成を有していてもよい。すなわち、公称通信速度が最も速い第1公称通信速度を有するネットワークインターフェイス回路は1つのみである必要はなく、複数のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のうちの少なくとも1つのネットワークインターフェイス回路が、他のネットワークインターフェイス回路の交渉通信速度よりも速い第1公称通信速度を有していればよい。各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134は、それぞれネットワークケーブルが接続されるネットワークポート141、142、143、144を備える。本明細書では、ネットワークポートの「ポート」は、「端子」の意味で用いている。
ネットワークモジュール120は、NAS100の各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134に対して、IPアドレスとサブネットマスクとゲートウェイアドレスの設定を行う。ネットワークモジュール120は、ネットワークアドレス取得部122と、デフォルトゲートウェイ設定部124と、ネットワーク設定ファイル126と、を備える。ネットワークアドレス取得部122は、各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134に対応するIPアドレスと、サブネットマスクと、ゲートウェイアドレスと、を取得する。ここで、ゲートウェイは、ネットワークインターフェイス回路が接続されるネットワーク(「ローカルエリアネットワーク」とも呼ぶ)からその外部のネットワーク(「外部ネットワーク」とも呼ぶ。)へネットワークパケットを送る時に使用される中継機器である。一般的に、ネットワークと他のネットワークとの両方に接続されるルーターやプロキシサーバがゲートウェイとして利用される。ゲートウェイアドレスは、そのゲートウェイのIPアドレスである。ローカルエリアネットワークにDHCPサーバが接続されている場合、ネットワークアドレス取得部122は、各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134に対応するIPアドレスと、サブネットマスクと、ゲートウェイアドレスとを、DHCPサーバから取得できる。但し、ネットワークアドレス取得部122は、各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134に対応するIPアドレスと、サブネットマスクと、ゲートウェイアドレスとを、対応するDHCPサーバから取得するのではなく、NAS100のユーザ(管理者)が手動で入力した値を取得してもよい。
デフォルトゲートウェイ設定部124は、デフォルトゲートウェイ設定を行う。デフォルトゲートウェイ設定とは、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のうちの一つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをネットワーク装置(ここでは、NAS100)のデフォルトゲートウェイアドレスとして設定することを意味する。デフォルトゲートウェイは、NAS100などのネットワーク装置が接続されたネットワークから外部ネットワークの送信先までの経路が不明なネットワークパケットが送られる場合に、そのネットワークパケットが送られるゲートウェイであり、デフォルトゲートウェイアドレスは、そのデフォルトゲートウェイのIPアドレスである。ここで、デフォルトゲートウェイが複数存在すると、NAS100は、複数のデフォルトゲートウェイのうちのどのデフォルトゲートウェイにネットワークパケットを送ればよいか決定できなくなる。従って、NAS100が複数のネットワークに接続され、複数のネットワークのそれぞれにゲートウェイが存在する場合であっても、デフォルトゲートウェイは、1つのみ設定される。すなわち、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のうちの一つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスがデフォルトゲートウェイアドレスとして設定され、他の3つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスは、デフォルトゲートウェイアドレスとして設定されない。なお、デフォルトゲートウェイアドレスが全く設定されない場合、NAS100は、NAS100が接続されるネットワークの外の送信先までの経路が不明なネットワークパケットを送ることができない。
ネットワーク設定ファイル126は、各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134について、(i)IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスをDHCPサーバから取得するか否か、(ii)IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスが既に設定されている場合にはこれらの具体的な値、(iii)デフォルトゲートウェイの設定モードは何か、(iv)リンクアグリゲーションを構成するネットワークインターフェイス回路があるか、(v)リンクアグリゲーションを構成するネットワークインターフェイス回路はどれか、等のネットワークの設定内容が格納されている。
デフォルトゲートウェイの設定モードとは、デフォルトゲートウェイをどのように設定するかを示すものであり、後述する「自動設定モード」、「デフォルトゲートウェイアドレス固定モード」、「ネットワークインターフェイス回路固定モード」を含む。リンクアグリゲーションとは、複数の物理的なネットワークインターフェイス回路をまとめて1つの仮想的なインターフェイス回路を形成することで、通信速度や耐故障性を向上させる技術であり、IEEE802.3adにより規定されている。なお、リンクアグリゲーションは、「ボンディング」、「チーミング」、「ポートトランキング」、「トランキング」とも呼ばれる。
記憶部170は、例えば、ハードディスク装置(HDD)や、ソリッドステートドライブ装置(SSD)により構成されている。記憶部170は、磁気テープを含んでいてもよい。
・・第1ネットワーク構成:
図2は、NAS100及びNAS100が接続された第1ネットワーク構成を示す説明図である。NAS100は、3つのネットワーク301、302、303に接続されている。
NAS100のネットワークポート141は、ネットワークケーブル311により、ローカルエリアネットワークである第1ネットワーク301に接続されている。第1ネットワーク301には、第1ゲートウェイ201と第1DHCPサーバ211が接続されている。DHCPサーバは、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自動的に割り当てるプロトコル(Dynamic Host Configuration Protocol)を実行できるサーバである。第1DHCPサーバ211は、第1ネットワーク301に接続されている装置からIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスの割り当て要求があったときに、これらの装置にIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自動的に割り当てる。この例では、第1ネットワーク構成における第1ゲートウェイ201のIPアドレスは、”192.168.1.1”であり、サブネットマスクは、”255.255.255.0”である。なお、図2では、第1ゲートウェイ201のIPアドレスとサブネットマスクについて、”192.168.1.1/24”と表記している。ここで、”/24”は、サブネットマスクの全32ビットのうちの上位24ビットが”1”であり、残りの下位8ビットが”0”であることを意味している。第1ゲートウェイ201は、外部ネットワークである第4ネットワーク304にも接続されている。第1ゲートウェイ201は、第1ネットワーク301と第4ネットワーク304との間に設けられた中継機器である。
NAS100のネットワークポート142は、ネットワークケーブル312により、スイッチングハブ320のネットワークポート322に接続され、NAS100のネットワークポート143は、ネットワークケーブル313により、スイッチングハブ320のネットワークポート323に接続されている。NAS100及びスイッチングハブ320は、いずれもリンクアグリゲーション構成が可能な装置であり、NAS100のネットワークポート142とスイッチングハブ320のネットワークポート322とを結ぶ回線及び、NAS100のネットワークポート143とスイッチングハブ320のネットワークポート323とを結ぶ回線は、リンクアグリゲーションを構成し、1つの仮想的な回線を構成している。スイッチングハブ320のネットワークポート325は、ネットワークケーブル315により、ローカルエリアネットワークである第2ネットワーク302に接続されている。第2ネットワーク302には、第2ゲートウェイ202と第2DHCPサーバ212が接続されている。第2DHCPサーバ212は、第2ネットワーク302に接続されている装置からIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスの割り当て要求があったときに、これらの装置にIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自動的に割り当てる。第2ゲートウェイ202のIPアドレスは、”192.168.2.1”であり、サブネットマスクは、”255.255.255.0”である。なお、図2では、第2ゲートウェイ202のIPアドレスとサブネットマスクについて、”192.168.2.1/24”と表記している。
NAS100のネットワークポート144は、ネットワークケーブル314により、ローカルエリアネットワークである第3ネットワーク303に接続されている。第3ネットワーク303には、第3ゲートウェイ203と第3DHCPサーバ213が接続されている。第3DHCPサーバ213は、第3ネットワーク303に接続されている装置からIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスの割り当て要求があったときに、これらの装置にIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自動的に割り当てる。第3ゲートウェイ203のIPアドレス”192.168.3.1”であり、サブネットマスクは、”255.255.255.0”である。なお、図2では、第3ゲートウェイ203のIPアドレスとサブネットマスクについて、”192.168.3.1/24”と表記している。
NAS100のデフォルトゲートウェイ設定部124は、ユーザからデフォルトゲートウェイの設定の開始の指示がされた場合、あるいは、ネットワークの状態が変更した場合にデフォルトゲートウェイの設定を行う。まず、デフォルトゲートウェイの設定モードについて説明する。第1の実施形態では、デフォルトゲートウェイの設定モードとして、以下の3つの設定モードを有している。
(1)自動設定モード:デフォルトゲートウェイアドレスの設定をNAS100が行うモードである。
(2)デフォルトゲートウェイアドレス固定モード:デフォルトゲートウェイアドレスの入力をユーザが行うモードである。
(3)ネットワークインターフェイス回路固定モード:ユーザが特定のネットワークインターフェイス回路のゲートウェイをデフォルトゲートウェイとして設定するモードである。
これらのデフォルトゲートウェイアドレスの設定モードのうちのどのモードによりデフォルトゲートウェイが設定されるかは、ユーザがネットワーク設定画面から選択できる。
図3は、ネットワーク設定画面400の一例である。ネットワーク設定画面400は、ユーザが、ネットワーク301、302、303のいずれかのネットワークに接続されたコンピュータ(図示せず)から、NAS100に、例えばブラウザを用いてアクセスしたときに、そのコンピュータのディスプレイに表示される。ネットワーク設定画面400には、DHCPチェックボックス411、412、413、414と、LAGチェックボックス421、422、423、424と、IPアドレス入力/表示部431、432、433、434と、サブネットマスク入力/表示部441、442、443、444と、モード設定部450と、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460と、OKボタン470と、が表示される。
DHCPチェックボックス411、412、413、414は、それぞれ各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134(図3では、「LANポート1」、「LANポート2」、「LANポート3」、「LANポート4」と記載)に設定されるIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスをDHCPサーバ211、212、213から取得するか否かを示すチェックボックスである。
LAGチェックボックス421、422、423、424は、リンクアグリゲーションを構成するネットワークインターフェイス回路を指定するためのチェックボックスである。なお、リンクアグリゲーションを構成するためには、NAS100だけで無くネットワークケーブルによりネットワークインターフェイス回路に接続されるスイッチングハブ等の装置(例えば図2のスイッチングハブ320)についても、リンクアグリゲーションに対応できる装置であることが必要である。NAS100の制御部110は、スイッチングハブ320にアクセスしてネゴシエーションを行う。このネゴシエーションに成功すれば、リンクアグリゲーションを構成できる。
IPアドレス入力/表示部431、432、433、434は、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のIPアドレスを表示し、またはユーザに入力させるためのフィールドである。サブネットマスク入力/表示部441、442、443、444は、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のサブネットマスクを表示し、またはユーザに入力させるためのフィールドである。なお、図3に示すネットワーク設定画面400は、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のゲートウェイアドレスを表示し、またはユーザに入力させるためのフィールドを有していないが、このようなフィールドを有していてもよい。
DHCPチェックボックス411、412、413、414にチェックがされている場合には、チェックに対応するネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスが、対応するDHCPサーバ211、212、213から取得される。そして、チェックに対応するIPアドレス入力/表示部431、432、433、434と、サブネットマスク入力/表示部441、442、443、444には取得されたIPアドレスと、サブネットマスクが表示される。
なお、DHCPチェックボックス411、412、413、414にチェックがされていない場合には、対応するDHCPサーバ211、212、213から取得されないが、ユーザが手動でIPアドレスやサブネットマスクを入力してもよい。なお、全てのDHCPチェックボックス411、412、413、414にチェックがされていない場合には、ユーザは、デフォルトゲートウェイの設定モードとして、自動設定モードを選択できない。この場合、ユーザは、例えばデフォルトゲートウェイアドレス固定モードを選択し、手動でIPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスを入力する。ネットワークアドレス取得部122は、DHCPチェックボックス411、412、413、414にチェックがされている場合であってユーザが手動でIPアドレスやサブネットマスクを入力した場合には、ユーザの入力を優先して、DHCPチェックボックス411、412、413、414のチェックを消してもよい。但し、ネットワークアドレス取得部122は、DHCPチェックボックス411、412、413、414にチェックがされている場合には、ユーザによるIPアドレスやサブネットマスクができないように、IPアドレス入力/表示部431、432、433、434と、サブネットマスク入力/表示部441、442、443、444とをグレーアウト表示としてもよい。この場合、ユーザは、DHCPチェックボックス411、412、413、414のチェックを消せば、IPアドレス入力/表示部431、432、433、434と、サブネットマスク入力/表示部441、442、443、444に、IPアドレスとサブネットマスクを入力可能である。なお、DHCPチェックボックス411、412、413、414にチェックがされておらず、IPアドレス入力/表示部431、432、433、434と、サブネットマスク入力/表示部441、442、443、444にユーザの入力もない場合には、そのネットワークインターフェイス回路には、IPアドレスやサブネットマスクが設定されない。
図3に示す例では、DHCPチェックボックス411、412、414にチェックがあり、LANポート1、LANポート2、LANポート4に対応するネットワークインターフェイス回路131、132、134)のIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスが対応するDHCPサーバ211、212、213から取得される。IPアドレス入力/表示部431、432、434に、それらのIPアドレスが表示され、サブネットマスク入力/表示部441、442、444に、それらのサブネットマスクが表示されている。なお、図3に示す例では、DHCPチェックボックス413は、チェックがされていない。これは、LAGチェックボックス422、423にチェックがされ、ネットワークインターフェイス回路132とネットワークインターフェイス回路133とがリンクアグリゲーションを構成して1つの仮想的なネットワークインターフェイス回路を形成しているからである。
2つのネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションを構成して仮想的なネットワークインターフェイス回路を形成している場合には、この仮想的なネットワークインターフェイス回路に対して1つのIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスが対応するDHCPサーバ212から取得される。この場合、リンクアグリゲーションを構成する一方のネットワークインターフェイス回路132に対応するDHCPチェックボックス412のみチェックを受け付ければよく、他方のネットワークインターフェイス回路133に対応するDHCPチェックボックス413のチェックを受け付ける必要がない。また、図3に示す例では、リンクアグリゲーションを構成している2つのネットワークインターフェイス回路132、133のうちのネットワークインターフェイス回路132に対応するLANポート2のIPアドレス入力/表示部432と、サブネットマスク入力/表示部442にIPアドレスとサブネットマスクが表示されており、他方のネットワークインターフェイス回路133に対応するLANポート3のIPアドレス入力/表示部433と、サブネットマスク入力/表示部443には、IPアドレスとサブネットマスクが表示されていない。このように、複数のネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションを構成している場合には、そのうちの一つのネットワークインターフェイス回路に対応するIPアドレス入力/表示部と、サブネットマスク入力/表示部に、代表してIPアドレスとサブネットマスクが表示され、他方のIPアドレス入力/表示部と、サブネットマスク入力/表示部には、IPアドレスとサブネットマスクが表示されない。
第1実施形態では、LANポート2とLANポート3のLAGチェックボックス422、423にチェックがされており、ネットワークインターフェイス回路132とネットワークインターフェイス回路133とがリンクアグリゲーションを構成している。但し、3つ以上のネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションを構成してもよい。この場合、3つ以上のIPアドレス入力/表示部、サブネットマスク入力/表示部のうちの1つのIPアドレス入力/表示部、サブネットマスク入力/表示部のみにIPアドレスとサブネットマスクが表示される。
モード設定部450は、ユーザがデフォルトゲートウェイの設定モードを変更する場合に用いられる。モード設定部450は、セレクトボタン451を有する。ユーザがセレクトボタン451をクリックすると、モード設定部450に、選択可能な項目(デフォルトゲートウェイの設定モード)が表示される。ユーザは、選択可能な項目の中からデフォルトゲートウェイの設定モードを選択することで、デフォルトゲートウェイの設定モードを選択し、あるいは変更することができる。
デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460は、設定されたデフォルトゲートウェイアドレスを表示する。また、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードの場合には、ユーザが、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460にデフォルトゲートウェイアドレスを入力する。
図4は、モード設定部450に、選択可能な項目が表示された状態を示す説明図である。選択可能な項目のうち、「自動設定」は、自動設定モードに対応し、「ゲートウェイアドレス固定」は、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードに対応し、「LANポート1固定」「LANポート2固定」「LANポート3固定」「LANポート4固定」は、ネットワークインターフェイス回路固定モードに対応する。なお、本実施形態において「LANポート3固定」は、グレーアウト表示されており、選択できないようになっている。これは、ネットワークインターフェイス回路132、133がリンクアグリゲーションを構成しているため、ユーザは、「LANポート2固定」を選択すればよく、「LANポート3固定」を選択する必要がないためである。
・・自動設定モード:
ユーザが、図4において、モード設定部450の「自動設定」を選択し、OKボタン470をクリックすると、自動設定モードに移行し、デフォルトゲートウェイアドレスを自動的に設定する。自動設定モードでは、NAS100が、ネットワークインターフェイス回路のうちの最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択し、そのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをNAS100のデフォルトゲートウェイアドレスとして設定する。最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択する方法については、後述する。なお、DHCPチェックボックス411、412、413、414のいずれにもチェックがない場合には、上述したように、ユーザは、デフォルトゲートウェイの設定モードとして、自動設定モードを選択できない。この場合、ユーザは、例えばデフォルトゲートウェイアドレス固定モードを選択し、IPアドレス入力/表示部431、432、433、434に必要なIPアドレスを入力し、サブネットマスク入力/表示部441、442、444に必要なサブネットマスクを入力し、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460にデフォルトゲートウェイアドレス(「入力デフォルトゲートウェイアドレス」と呼ぶ。)を入力する。なお、この場合、ユーザは、ネットワークインターフェイス回路固定モードを選択してもよい。
・・デフォルトゲートウェイアドレス固定モード:
図5は、図4において、ユーザがデフォルトゲートウェイアドレス固定モード(図5では、文字数を短くするため「デフォルトゲートウェイ固定」と記載)を選択した状態を示す説明図である。デフォルトゲートウェイアドレス固定モードでは、ユーザが、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードの選択と、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460へのデフォルトゲートウェイアドレス(「入力デフォルトゲートウェイアドレス」と呼ぶ。)の入力を行う。なお、モード設定部450の「デフォルトゲートウェイ固定」の選択と、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460への入力デフォルトゲートウェイアドレスの入力は、どちらが先に行われてもよい。デフォルトゲートウェイアドレス固定モードでは、デフォルトゲートウェイ設定部124は、ユーザによって入力された入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同じネットワーク部(例えば”192.168.1”)を有するIPアドレスをネットワークアドレス取得部122が取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に入力デフォルトゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定する。最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択する方法については、後述する。
・・ネットワークインターフェイス回路固定モード:
図6は、図4において、ユーザがネットワークインターフェイス回路固定モードを選択した状態を示す説明図である。ネットワークインターフェイス回路固定モードでは、ユーザがデフォルトゲートウェイにネットワークパケットを送るときのネットワークインターフェイス回路を選択して固定する。ユーザにより選択されたネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイがデフォルトゲートウェイとして選択される。ネットワークインターフェイス回路の選択は、ユーザがモード設定部450で、「LANポート1固定」、「LANポート2固定」、「LANポート3固定」、「LANポート4固定」のいずれかを選択することにより行われる。但し、「LANポート3固定」は上述したように、グレーアウト表示されているため、選択できない。図6に示す例では、「LANポート4固定」が選択されている。これは、ユーザが、ネットワークパケットを送るときのネットワークインターフェイス回路としてネットワークインターフェイス回路134を選択したことを意味する。ユーザが、図6において、OKボタン470をクリックすると、ネットワークインターフェイス回路固定モードに移行する。
図7は、デフォルトゲートウェイ設定のフローチャートである。ステップS100でネットワーク状態が変更された場合には、ステップS110に移行する。ここで、ネットワーク状態が変更された場合とは、以下のいずれかの条件が満たされた場合を意味する。
(i)ユーザによるネットワーク設定の変更指示が有ったとき
(ii)複数のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき
(iii)NAS100(ネットワーク装置)が起動したとき
ここで、(i)において、「ユーザによるネットワーク設定の変更指示が有ったとき」とは、ユーザが、ネットワーク301、302、303のいずれかのネットワークに接続されたコンピュータから、NAS100に、例えばブラウザを用いてアクセスして、ネットワークの設定の変更指示を行ったときを意味する。(ii)において、リンクアップとは、NAS100のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のいずれかと、ネットワークとの間のケーブルを用いた通信が通信不可能状態から通信可能状態に変化したときを意味する。リンクダウンとは、NAS100のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のいずれかと、ネットワークとの間のケーブルを用いた通信が通信可能状態から通信不可能状態に変化したときを意味する。例えば、リンクダウンしたときとしては、断線や障害の他、コネクタ、ケーブル、相手の機器がなく物理的にケーブルを接続できなくて通信できないときや、物理的なケーブルの接続に問題は無いが、相手の機器の電源が入っていない、あるいは、故障により通信できないときが含まれる。
ステップS110では、ネットワークモジュール120は、ネットワーク設定ファイル126(図1)を読み込む。このネットワーク設定ファイル126には、前回のネットワークの設定において、図3により設定された内容、具体的には、各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134について、(i)IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスをDHCPサーバから取得するか否か、(ii)IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスが既に設定されている場合にはこれらの具体的な値、(iii)デフォルトゲートウェイの設定モード、(iv)リンクアグリゲーションを構成するネットワークインターフェイス回路があるか、(v)リンクアグリゲーションを構成するネットワークインターフェイス回路はどれか、等のネットワークの設定内容が格納されている。なお、NAS100の最初の起動時には、ネットワークの設定内容のデフォルト値が格納されている。なお、デフォルト値では、デフォルトゲートウェイの設定モードは、自動設定モードであることが好ましい。デフォルトゲートウェイアドレス固定モードでは、ユーザによるデフォルトゲートウェイアドレスの入力が必要であり、ネットワークインターフェイス固定モードでは、ユーザによるネットワークインターフェイスの選択が必要であるが、最初の起動時には、これらがユーザから入力あるいは選択されていないからである。また、デフォルト値では、リンクアグリゲーションは設定されていない。
ステップS120では、ネットワークアドレス取得部122は、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134の現在の状態、例えば各ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134がリンクアップしているかリンクダウンしているかを取得する。そして、ステップS110で読み込んだネットワーク設定ファイル126において、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスをDHCPサーバから取得すると設定されている場合には、ネットワークアドレス取得部122は、ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のIPアドレスやサブネットマスク、ゲートウェイアドレスを対応するDHCPサーバ211、212、213から取得し、ネットワーク設定ファイル126の値と異なっていれば、取得した値を用いる。IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスをDHCPサーバから取得すると設定されていない場合には、ネットワークアドレス取得部122は、これらの値として、ネットワーク設定ファイル126から読み込んだ値を用いる。
ステップS130では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、ステップS110で読み込んだデフォルトゲートウェイの設定モードに従って、(i)自動設定モード、(ii)デフォルトゲートウェイアドレス固定モード、(iii)ネットワークインターフェイス回路固定モード、の3つのモードのうちのいずれのモードでデフォルトゲートウェイ設定するか、を決定し処理を分岐する。なお、ステップS100において、(i)の「ユーザによるネットワーク設定の変更指示が有ったとき」に該当する場合には、ステップS130では、ユーザがNAS100へのアクセスに用いたコンピュータのディスプレイに、図3に示すネットワーク設定画面400を表示し、ユーザから指示、あるいは入力を受け付けて、処理を分岐する。具体的には、デフォルトゲートウェイ設定部124は、自動設定モードの場合には、ステップS140に分岐し、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードの場合には、ステップS150に分岐し、ネットワークインターフェイス回路固定モードの場合には、ステップS160に分岐する。
・・自動設定モードの詳細:
ステップS140では、リンクアップしているネットワークインターフェイス回路が有るか否かを判断する。リンクアップしているネットワークインターフェイス回路が複数有れば、リンクアップしているネットワークインターフェイス回路の中から最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路が選択され、ステップS170に移行する。リンクアップしているネットワークインターフェイス回路が無ければ、ステップS190に移行する。
図8は、ステップS140の処理を詳しく説明するフローチャートである。ステップS140では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路から順番に、そのネットワークインターフェイス回路がリンクアップしているか否かを判断する。ネットワークインターフェイス回路がリンクアップしているか否かは、例えば、そのネットワークインターフェイス回路に対するIPアドレスやサブネットマスク、ゲートウェイアドレスを取得できたか否かにより判断できる。なお、第1実施形態におけるネットワークインターフェイス回路の公称通信速度の順番は、以下の通りである。
(i)第1種ネットワークインターフェイス回路(ネットワークインターフェイス回路131)
(ii)リンクアグリゲーションを構成している第2種ネットワークインターフェイス回路(ネットワークインターフェイス回路132、133)
(iii)リンクアグリゲーションを構成していない第2種ネットワークインターフェイス回路(ネットワークインターフェイス回路134)
ステップS141では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、最も公称通信速度の速い第1種ネットワークインターフェイス回路(第1実施形態では、第1種ネットワークインターフェイス回路であるネットワークインターフェイス回路131)からゲートウェイアドレスを取得できたか否かを判断する。最も公称通信速度の速い第1種ネットワークインターフェイス回路131からゲートウェイアドレスを取得できていれば、他のネットワークインターフェイス回路からゲートウェイアドレスを取得する必要がないので、ステップS145に移行する。最も公称通信速度の速い第1種ネットワークインターフェイス回路131からゲートウェイアドレスを取得できていなければ、ステップS142に移行する。なお、デフォルトゲートウェイ設定部124は、第1種ネットワークインターフェイス回路が複数ある場合には、その中からネットワークインターフェイス回路に与えられたデバイス番号の若い順にゲートウェイアドレスを取得できたか否かを判断する。デバイス番号とは、デバイスマネージャにより認識された順番に従って自動的に付与される番号であり、例えば、ethn(nは0以上の整数)で表される。「デバイス番号の若い順」とはethnの「n」の小さい順である。
ステップS142では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、リンクアグリゲーションを構成する第2種ネットワークインターフェイス回路(第1実施形態では、リンクアグリゲーションを構成している第2種ネットワークインターフェイス回路であるネットワークインターフェイス回路132、133)からゲートウェイアドレスを取得できたか否かを判断する。リンクアグリゲーションを構成する第2種ネットワークインターフェイス回路132、133からゲートウェイアドレスを取得できていれば、他のネットワークインターフェイス回路からゲートウェイアドレスを取得する必要がないので、ステップS145に移行する。リンクアグリゲーションを構成する第2種ネットワークインターフェイス回路132、133からゲートウェイアドレスを取得できていなければ、ステップS143に移行する。
ステップS143では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、最も公称通信速度の速い第1種ネットワークインターフェイス回路131と、リンクアグリゲーションを構成する第2種ネットワークインターフェイス回路132、133以外の他の第2種ネットワークインターフェイス回路(第1実施形態では、リンクアグリゲーションを構成していない第2種ネットワークインターフェイス回路134)からゲートウェイアドレスを取得できたか否かを判断する。他の第2種ネットワークインターフェイス回路134からゲートウェイアドレスを取得できていれば、ステップS145に移行し、他の第2種ネットワークインターフェイス回路134からゲートウェイアドレスを取得できていなければ、ステップS144に移行する。なお、デフォルトゲートウェイ設定部124は、第2種ネットワークインターフェイス回路が複数ある場合には、その中からネットワークインターフェイス回路に与えられたデバイス番号の若い順にゲートウェイアドレスを取得できたか否かを判断する。
ステップS144では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、割り当てネットワークインターフェイス回路なしと判定し、図7のステップS190に移行する。ステップS145では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、ゲートウェイアドレスを取得したネットワークインターフェイス回路を割り当てネットワークインターフェイス回路に選定して、図7のステップS170に移行する。
図7のステップS170では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、割り当てネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定する。
ステップS180において、デフォルトゲートウェイ設定部124は、ネットワーク設定ファイル126を更新する。一方、ステップS190では、どのネットワークインターフェイス回路にも、デフォルトゲートウェイアドレスは設定されない。この場合、NAS100から外部の送信先にネットワークパケットを送ることができない。
・デフォルトゲートウェイアドレス固定モードの詳細:
ステップS150では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、入力デフォルトゲートウェイアドレス(図5の例では、”192.168.1.1”)のネットワーク部と同じネットワーク部を有するIPアドレスをネットワークアドレス取得部122が取得したネットワークインターフェイス回路が有るか否かを判断する。ここで、入力デフォルトゲートウェイアドレスは、ユーザがデフォルトゲートウェイとして用いるために入力したアドレスである。ステップS100において(ii)複数のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき、(iii)NAS100(ネットワーク装置)が起動したとき、であって、前回のデフォルトゲートウェイの設定がデフォルトゲートウェイアドレス固定モードで行われたときには、ネットワーク設定ファイル126に格納されたデフォルトゲートウェイアドレスが入力デフォルトゲートウェイアドレスとして用いられる。
IPアドレスのネットワーク部は、そのIPアドレスが属しているネットワークを他のネットワークと識別するための部分であり、IPアドレスのうち、サブネットマスクの”1”と重なる部分である。例えば、サブネットマスクが”255.255.255.0”である場合、サブネットマスクは、全32ビット中の上位24ビットが”1”であり、下位8ビットが”0”である。この場合、IPアドレスのネットワーク部は、サブネットマスクの”1”と重なる部分、すなわちIPアドレスの上位24ビットと対応する部分である。なお、IPアドレス下位8ビットは、「ホスト部」と呼ばれる。例えば、ネットワークインターフェイス回路131に付与されたIPアドレスが”192.168.1.2”、サブネットマスクが”255.255.255.0”である場合、ネットワークインターフェイス回路131のネットワーク部は、”192.168.1”であり、ホスト部は、”2”である。
同じネットワーク部を有するIPアドレスが取得されたネットワークインターフェイス回路が複数あれば、その中から最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路が選択され、ステップS170に移行する。同じネットワーク部を有するIPアドレスが取得されたネットワークインターフェイス回路が無ければ、ステップS190に移行する。
図9は、ステップS150の処理を詳しく説明するフローチャートである。ステップS151では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、リンクアップしているネットワークインターフェイス回路のうち、最も公称通信速度の速い第1種ネットワークインターフェイス回路(第1実施形態では、ネットワークインターフェイス回路131)のIPアドレスのネットワーク部が、入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同一か否かを判断し、同一であれば、ステップS155に移行し、同一でなければ、ステップS152に移行する。
ステップS152では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、リンクアップしているリンクアグリゲーションを構成する第2種ネットワークインターフェイス回路(第1実施形態では、ネットワークインターフェイス回路132、133)のIPアドレスのネットワーク部が、入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同一か否かを判断し、同一であれば、ステップS155に移行し、同一でなければ、ステップS153に移行する。
ステップS153では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、最も公称通信速度の速い第1種ネットワークインターフェイス回路131と、リンクアグリゲーションを構成する第2種ネットワークインターフェイス回路131、133以外のリンクアップしている第2種ネットワークインターフェイス回路134のIPアドレスのネットワーク部が、入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同一か否かを判断し、同一であれば、ステップS155に移行し、同一でなければ、ステップS154に移行する。
ステップS154では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、割り当てネットワークインターフェイス回路なしと判定し、図7のステップS190に移行する。ステップS155では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、IPアドレスのネットワーク部が同一のネットワークインターフェイス回路を割り当てネットワークインターフェイス回路に選定して、図7のステップS170に移行する。
第1実施形態において、入力デフォルトゲートウェイアドレスが、”192.168.1.1”であり、サブネットマスクが”255.255.255.0”であるとすると、そのネットワーク部は、”192.168.1”となる。一方、ネットワークインターフェイス回路131のIPアドレスを”192.168.1.2”とすると、そのネットワーク部は、”192.168.1”である。その結果、ステップS151で”Y”となり、割り当てネットワークインターフェイス回路は、ネットワークインターフェイス回路131となる。
なお、入力デフォルトゲートウェイアドレスが、”192.168.1.1”ではなくて、例えば、”192.168.2.1”であった場合には、そのネットワーク部は、”192.168.2”となる。かかる場合、ステップS151ではネットワーク部が一致しないため、”N”となり、ステップS152に移行する。ステップS152において、リンクアグリゲーションを構成するネットワークインターフェイス回路のIPアドレスを”192.168.2.2”とすると、そのネットワーク部は”192.168.2”であり、入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と一致する。その結果、ステップS152で”Y”となり、割り当てネットワークインターフェイス回路はネットワークインターフェイス回路132となる。
また、入力デフォルトゲートウェイアドレスが、例えば、”192.168.3.1”であった場合にはそのネットワーク部は、”192.168.3”であり、ステップS151とステップS152で”N”となる。この場合、その他のネットワークインターフェイス回路134のIPアドレスを”192.168.3.2”とすると、そのネットワーク部は”192.168.3”であり、入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と一致し、ステップS153で”Y”となるので、割り当てネットワークインターフェイス回路は、ネットワークインターフェイス回路134となる。
図7のステップS170では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、割り当てネットワークインターフェイス回路に入力デフォルトゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定する。ステップS180において、デフォルトゲートウェイ設定部124は、ネットワーク設定ファイル126を更新する。一方、ステップS190では、どのネットワークインターフェイス回路にも、デフォルトゲートウェイアドレスは設定されない。この場合、NAS100から外部の送信先にネットワークパケットを送ることができない。
・・ネットワークインターフェイス回路固定モードの詳細:
ネットワークインターフェイス回路固定モード(図6)では、ユーザがデフォルトゲートウェイにネットワークパケットを送るときのネットワークインターフェイス回路を選択して固定する。なお、ユーザにより選択され、固定されたネットワークインターフェイス回路は、ネットワーク設定ファイル126に格納されている。デフォルトゲートウェイ設定部124は、ステップS160において、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路に、例えばDHCPサーバから取得あるいは手動で入力することによりデフォルトゲートウェイアドレスを設定可能な場合には、ユーザにより選択固定されたネットワークインターフェイス回路を割り当てネットワークインターフェイス回路として、ステップS170に移行する。ステップS170では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、割り当てネットワークインターフェイス回路にデフォルトゲートウェイアドレスを設定する。一方、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路に、例えばDHCPサーバから取得あるいは手動による入力でデフォルトゲートウェイアドレスを設定可能でない場合には、ステップS190に移行し、デフォルトゲートウェイアドレスを設定しない。ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路に、例えばDHCPサーバから取得あるいは手動で入力によりデフォルトゲートウェイアドレスを設定可能でない場合とは、例えば、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路がリンクアップしておらず、IPアドレスをDHCPサーバから取得できない場合、あるいは、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路のIPアドレスを手動で入力できない場合が含まれる。
・・第2ネットワーク構成:
図10は、NAS100を利用した第2ネットワーク構成を示す説明図である。図2に示す第1ネットワーク構成では、NAS100のネットワークポート141は、第1ネットワーク301に接続され、ネットワークポート142、143は、第2ネットワーク302に接続され、ネットワークポート144は、第3ネットワーク303に接続されていたが、第1ネットワーク構成では、ネットワークポート141、142、143、144は、いずれも第1ネットワーク301に接続されている、すなわち、同一のローカルエリアネットワークに接続されている点が異なる。NAS100のネットワークポート141、142、143、144は、第1ネットワーク構成のように、異なるローカルエリアネットワークに接続されていてもよく、同一のローカルエリアネットワークに接続されていてもよい。第2ネットワーク構成のように、NAS100のネットワークポート141、142、143、144が同一のネットワークに接続されている場合であっても、ネットワークインターフェイス回路の公称通信速度の順番は、
(i)第1種ネットワークインターフェイス回路、
(ii)2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションを構成している場合の2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路、
(iii)リンクアグリゲーションを構成していない第2種ネットワークインターフェイス回路、
の順番である。従って、自動設定モード、あるいは、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードにおいて、通信速度を実測しなくても、容易に通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を指定でき、指定したネットワークインターフェイス回路にデフォルトゲートウェイ設定を行うことができる。
以上、第1実施形態によれば、公称通信速度の異なる複数のネットワークインターフェイス回路の中から、最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択してデフォルトゲートウェイ設定を自動的に行う自動設定モードを有するので、ネットワークに詳しくないユーザでも簡単に、デフォルトゲートウェイ設定を実行できる。また、デフォルトゲートウェイ設定時に通信テスト(通信速度の測定)を行わなくてもよいので、短時間でデフォルトゲートウェイ設定を実行できる。
また、第1実施形態によれば、ユーザがデフォルトゲートウェイアドレスを入力するデフォルトゲートウェイアドレス固定モードを備えている。デフォルトゲートウェイアドレス固定モードにおいても、自動割り当てと同様に最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路から優先的にデフォルトゲートウェイ設定ができる。なお、デフォルトゲートウェイの設定モードとしては、自動設定モードを備えていれば、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードやネットワークインターフェイス回路固定モードを備えていなくてもよい。
また、第1実施形態によれば、(i)ユーザがデフォルトゲートウェイ設定の開始を指示した場合、(ii)ネットワークインターフェイス回路がリンクアップあるいはリンクダウンした場合、(iii)NAS100が起動した場合、において、デフォルトゲートウェイ設定を開始することが可能である。なお、ユーザがデフォルトゲートウェイ設定の開始を指示した場合には、デフォルトゲートウェイの設定モードを変更することも可能である。
・第2実施形態:
・・ネットワークアタッチドストレージ101(「NAS101」と呼ぶ。)の構成:
図11は、無線LAN接続によるNAS101の構成を示す説明図である。図1に示すNAS100との違いは、NAS101は、有線通信用のNIC130の代わりに無線通信用のネットワークインターフェイス部150(以下「NIC150」と呼ぶ。)を備えている点が異なる。NIC150は、ネットワークに無線で接続するための複数の無線ネットワークインターフェイス回路151、152、153、154を備えている。各無線ネットワークインターフェイス回路151、152、153、154には、それぞれアンテナ161、162、163、164が接続されている。
各無線ネットワークインターフェイス回路151、152、153、154は、それぞれ以下の無線LAN規格に対応している。
・無線ネットワークインターフェイス回路151:IEEE802.11ac,周波数帯5GHz,帯域幅160MHZ,公称通信速度867Mbps
・無線ネットワークインターフェイス回路152:IEEE802.11n,周波数帯5GHz,帯域幅40MHz,公称通信速度150Mbps
・無線ネットワークインターフェイス回路153:IEEE802.11n,周波数帯5GHz,帯域幅40MHz,公称通信速度150Mbps
・無線ネットワークインターフェイス回路154:IEEE802.11n,周波数帯2.4GHz,帯域幅40MHz,公称通信速度150Mbps
なお、IEEE802.11nでは、2.4GHzの周波数帯及び5GHzの周波数帯を利用可能である。5GHzの周波数帯では、チャンネルを多くとれるため、混信に強く、後述するMIMOを構成しやすい。一方、2.4GHzの周波数帯は、5GHzの周波数帯に比べて障害物に強い。
本実施形態の無線ネットワークインターフェイス回路152、153及びアンテナ162、163は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)を構成している。MIMOとは、複数のアンテナを使い、それぞれのアンテナから異なるデータを送信し、複数のアンテナで同時にデータを受信することで通信を高速化する技術である。なお、無線接続におけるMIMOにおいても、有線接続におけるリンクアグリゲーションと同様に、NAS101と、ネットワーク側のアクセスポイントとが、MIMOに対応していることが必要である。第2実施形態では、無線ネットワークインターフェイス回路152に、アンテナ162が接続され、無線ネットワークインターフェイス回路153にアンテナ163が接続されているが、1つの無線インターフェイス回路に2つのアンテナ152、153が接続される構成であってもよい。また、第2実施形態では、無線接続の規格として、IEEE802.11acとIEEE802.11nと2つの規格を用いているが、他の無線の規格として、IEEE802.11ad、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11bの規格を用い、これらの規格に対応する無線ネットワークインターフェイス回路を用いてもよい。
・・第3ネットワーク構成:
図12は、NAS101を利用した第3ネットワーク構成を示す説明図である。NAS101は、3つのネットワーク301、302、303に接続されている。ネットワーク301にはアクセスポイント331が接続され、ネットワーク302には、アクセスポイント330が接続され、ネットワーク303には、アクセスポイント334が接続されている。アクセスポイント331は、無線ネットワークインターフェイス回路341を有し、無線ネットワークインターフェイス回路341には、アンテナ361が接続されている。アクセスポイント330は、無線ネットワークインターフェイス回路342、343を有し、無線ネットワークインターフェイス回路342、343には、それぞれアンテナ362、363が接続されている。アクセスポイント334は、無線ネットワークインターフェイス回路344を有し、無線ネットワークインターフェイス回路344には、アンテナ364が接続されている。アンテナ161とアンテナ361との間、アンテナ162とアンテナ362との間、及びアンテナ163とアンテナ363との間は、それぞれ5GHzの周波数帯で無線接続されており、アンテナ164とアンテナ364の間は、2.4GHzの周波数帯で無線接続されている。第2実施形態では、無線ネットワークインターフェイス回路342、343に、それぞれアンテナ362、363が接続されているが、1つの無線インターフェイス回路に2つのアンテナ362、363が接続される構成であってもよい。
以上、第2実施形態によれば、無線インターネットワークインターフェイス回路においても、第1実施形態で説明した有線インターネットワークインターフェイス回路と同様に、デフォルトゲートウェイ設定行うことができる。すなわち、公称通信速度の異なる複数の無線ネットワークインターフェイス回路の中から、最も公称通信速度の速い無線ネットワークインターフェイス回路を選択してデフォルトゲートウェイ設定を自動的に行う自動設定モードや、ユーザが入力デフォルトゲートウェイを入力するデフォルトゲートウェイアドレス固定モードにより、デフォルトゲートウェイ設定を行うことができる。ここで、無線ネットワークインターフェイス回路における公称通信速度は、規格により定められた無線ネットワークインターフェイス回路における理論上の通信速度を意味する。また、第2実施形態において、自動設定モードや、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードの他に、無線ネットワークインターフェイス回路固定モードによるデフォルトゲートウェイ設定も可能である。無線インターネットワークインターフェイス回路は、3G/LTE/WiMAXなどの高速モバイル通信や、BlueToothのような近距離通信でも使用可能である(「LTE」、「WiMAX」、「BlueTooth」は登録商標)。
・変形例:
第1実施形態では、NAS100は、有線ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134を有し、第2実施形態では、NAS101は、無線ネットワークインターフェイス回路151、152、153、154を有していたが、NASは、有線ネットワークインターフェイス回路と、無線ネットワークインターフェイス回路の両方を備え、有線による通信と無線による通信の両方が可能なNASであってもよい。
第1実施形態、第2実施形態では、NASを例にとって説明したが、ネットワークに接続可能な装置であれば、NAS以外のネットワーク装置にも本発明を適用可能である。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
100、101…ネットワークアタッチドストレージ(NAS)
110…制御部
120…ネットワークモジュール
122…ネットワークアドレス取得部
124…デフォルトゲートウェイ設定部
126…ネットワーク設定ファイル
130…有線接続用のネットワークインターフェイス部(NIC)
131、132、133、134…有線ネットワークインターフェイス回路
141、142、143、144…ネットワークポート(ネットワーク端子)
150…無線接続用のネットワークインターフェイス部(NIC)
151、152、153、154…無線ネットワークインターフェイス回路
161、162、163、164…アンテナ
170…記憶部
201…第1ゲートウェイ
202…第2ゲートウェイ
203…第3ゲートウェイ
211…第1DHCPサーバ
212…第2DHCPサーバ
213…第3DHCPサーバ
301…第1ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)
302…第2ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)
303…第3ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)
304…第4ネットワーク(外部ネットワーク)
311、312、313、314、315…ネットワークケーブル
320…スイッチングハブ
322、323、325…ネットワークポート
330、331、334…アクセスポイント
341、342、343、344…無線ネットワークインターフェイス回路
361、362、363、364…アンテナ
400…ネットワーク設定画面
411、412、413、414…DHCPチェックボックス
421、422、423、424…LAGチェックボックス
431、432、433、434…IPアドレス入力/表示部
441、442、443、444…サブネットマスク入力/表示部
450…モード設定部
451…セレクトボタン
460…デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部
470…OKボタン

Claims (13)

  1. 外部のネットワークに接続されている複数のネットワークに接続されるネットワーク装置であって、
    前記複数のネットワークのそれぞれに対応して設けられ、前記複数のネットワークのそれぞれに接続される複数のネットワークインターフェイス回路であって、前記複数のネットワークインターフェイス回路の中の少なくとも1つのネットワークインターフェイス回路が他のネットワークインターフェイス回路よりも速い公称通信速度を有し、2以上のネットワークインターフェイス回路が前記複数のネットワークのうちの対応するネットワークとそれぞれ通信状態となる複数のネットワークインターフェイス回路と、
    通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークに接続されているDHCPサーバから、前記2以上のネットワークインターフェイス回路に対応するIPアドレスと、前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークから外部のネットワークへネットワークパケットを送る時に使用される中継機器であるゲートウェイのIPアドレスであるゲートウェイアドレスと、をそれぞれ取得するネットワークアドレス取得部と、
    前記ネットワーク装置から送信先までの経路が不明なネットワークパケットが送られる場合に使用される1つのネットワークインターフェイス回路を通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路の中から選択し、前記1つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定するデフォルトゲートウェイ設定を行うデフォルトゲートウェイ設定部と、
    を備え、
    前記デフォルトゲートウェイ設定部は、通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路から前記公称通信速度を取得し、前記ネットワークアドレス取得部が前記ゲートウェイアドレスを取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定する自動設定モードを有する、
    ネットワーク装置。
  2. 請求項1に記載のネットワーク装置であって、
    前記デフォルトゲートウェイ設定部は、ユーザが前記デフォルトゲートウェイアドレスを入力可能なデフォルトゲートウェイアドレス固定モードを有し、
    前記デフォルトゲートウェイアドレス固定モードにおいて、前記ユーザによって入力されたデフォルトゲートウェイアドレスである入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同じネットワーク部を有するIPアドレスを前記ネットワークアドレス取得部が取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に前記入力デフォルトゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定する、
    ネットワーク装置。
  3. 請求項1または2に記載のネットワーク装置であって、
    前記複数のネットワークインターフェイス回路は、1以上の無線ネットワークインターフェイス回路と、1以上の有線ネットワークインターフェイス回路と、の少なくとも一方を含む、ネットワーク装置。
  4. 請求項3に記載のネットワーク装置であって、
    前記複数のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続される前記ネットワークは、いずれもDHCPサーバを有するローカルエリアネットワークであり、
    前記ネットワークアドレス取得部は、当該DHCPサーバから前記デフォルトゲートウェイアドレスを取得する、ネットワーク装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のネットワーク装置であって、
    前記複数のネットワークインターフェイス回路は、
    第1公称通信速度を有する第1種ネットワークインターフェイス回路と、
    前記第1公称通信速度よりも低速な第2公称通信速度を有する複数の第2種ネットワークインターフェイス回路と、を含み、
    前記公称通信速度の速さは、
    (i)前記第1種ネットワークインターフェイス回路、
    (ii)2以上の前記第2種ネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションまたはMIMOを構成している場合の前記2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路、
    (iii)リンクアグリゲーションまたはMIMOを構成していない前記第2種ネットワークインターフェイス回路、
    の順番に速い、ネットワーク装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のネットワーク装置であって、
    前記デフォルトゲートウェイ設定部は、
    (i)ユーザが前記デフォルトゲートウェイ設定の開始を指示したとき、
    (ii)前記複数のネットワークインターフェイス回路のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき、
    (iii)前記ネットワーク装置が起動したとき、
    のいずれかの条件が満たされたときに、前記デフォルトゲートウェイ設定を行う、ネットワーク装置。
  7. ネットワークアタッチドストレージであって、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のネットワーク装置と、
    記憶部と、
    を備える、ネットワークアタッチドストレージ。
  8. 外部のネットワークに接続されている複数のネットワークのそれぞれに対応して設けられている複数のインターフェイス回路を有し、前記複数のネットワークインターフェイス回路及び前記複数のネットワークを介して、前記外部のネットワークとの通信が可能なネットワーク装置であって、前記複数のネットワークインターフェイス回路の中の少なくとも1つのネットワークインターフェイス回路が他のネットワークインターフェイス回路よりも速い公称通信速度を有し、前記複数のネットワークのうち対応するネットワークと通信状態となる2以上のネットワークインターフェイス回路を有するネットワーク装置におけるデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
    通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークに接続されているDHCPサーバから、前記2以上のネットワークインターフェイス回路に対応するIPアドレスと、前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークから外部のネットワークへネットワークパケットを送るとき使用される中継機器であるゲートウェイのIPアドレスであるゲートウェイアドレスとをそれぞれ取得するステップと、
    前記ネットワーク装置から送信先までの経路が不明なネットワークパケットが送られる場合に使用される1つのネットワークインターフェイス回路を通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路の中から選択し、前記1つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定するデフォルトゲートウェイ設定ステップと、
    を備え、
    前記デフォルトゲートウェイ設定ステップは、
    通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路から前記公称通信速度を取得するステップと、
    ゲートウェイアドレスが取得された1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定するデフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うステップを有する、デフォルトゲートウェイ設定方法。
  9. 請求項8に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
    前記デフォルトゲートウェイ設定ステップは、前記デフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うステップに加えて、ユーザが前記デフォルトゲートウェイアドレスを入力して前記デフォルトゲートウェイ設定を行うステップを有し、
    前記ユーザが前記デフォルトゲートウェイアドレスを入力してデフォルトゲートウェイ設定を行うステップは、
    前記ユーザによって入力されるデフォルトゲートウェイアドレスである入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同じネットワーク部を有するIPアドレスが取得された1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択するステップと、
    選択されたネットワークインターフェイス回路に前記入力デフォルトゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定するステップと、
    を備える、デフォルトゲートウェイ設定方法。
  10. 請求項8または9に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
    前記複数のネットワークインターフェイス回路は、1以上の無線ネットワークインターフェイス回路と、1以上の有線ネットワークインターフェイス回路と、の少なくとも一方を含む、デフォルトゲートウェイ設定方法。
  11. 請求項8から10のいずれか一項に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
    前記複数のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続される前記ネットワークは、いずれもDHCPサーバを有するローカルエリアネットワークであり、
    当該DHCPサーバから前記デフォルトゲートウェイアドレスを取得する、デフォルトゲートウェイ設定方法。
  12. 請求項8から11のいずれか一項に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
    前記複数のネットワークインターフェイス回路は、
    第1公称通信速度を有する第1種ネットワークインターフェイス回路と、
    前記第1公称通信速度よりも低速な第2公称通信速度を有する複数の第2種ネットワークインターフェイス回路と、を含み、前記公称通信速度の速さは、
    (i)前記第1種ネットワークインターフェイス回路、
    (ii)2以上の前記第2種ネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションまたはMIMOを構成している場合の前記2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路、
    (iii)リンクアグリゲーションまたはMIMOを構成していない前記第2種ネットワークインターフェイス回路、
    の順番に速い、デフォルトゲートウェイ設定方法。
  13. 請求項8から12のいずれか一項に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
    前記デフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うステップは、
    (i)ユーザが前記デフォルトゲートウェイ設定の開始を指示したとき、
    (ii)前記複数のネットワークインターフェイス回路のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき、
    (iii)ネットワーク装置が起動したとき、
    のいずれかの条件が満たされたときに、実行される、デフォルトゲートウェイ設定方法。
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