JP7001909B2 - ネットワーク装置、ネットワークアッタチドストレージ及びデフォルトゲートウェイ設定方法 - Google Patents
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Description
この形態によれば、公称通信速度の異なる複数のネットワークインターフェイス回路の中から、最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択してデフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うモードを有するので、ネットワークに詳しくないユーザでも簡単に、デフォルトゲートウェイ設定を実行できる。また、デフォルトゲートウェイ設定時に通信テストを行わなくてもよいので、短時間でデフォルトゲートウェイ設定を実行できる。
この形態によれば、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードにおいても、自動割り当てと同様に最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路にデフォルトゲートウェイ設定ができる。
この形態によれば、ネットワークインターフェイス回路が有線だけで無く、無線の場合にもデフォルトゲートウェイ設定ができる。
この形態によれば、通信速度を実測しなくても、容易に通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を指定できる。
この形態によれば、ネットワーク装置のネットワーク環境が変わった時(例えば、リンクアップ、リンクダウン、ネットワーク装置の起動)またはユーザの意志により、デフォルトゲートウェイ設定を行うことができる。また、ネットワークケーブルの断線、ネットワークケーブルの外れ、ゲートウェイの停止等の不慮の事故があっても、自動的にデフォルトゲートウェイ設定ができる。
・・ネットワークアタッチドストレージ100の構成:
図1は、有線接続によるネットワークアタッチドストレージ100の構成を示す説明図である。ネットワークアタッチドストレージ100(「NAS100」)は、ネットワークに接続されて使用される記憶装置である。NAS100は、ネットワークに接続されて使用されることからネットワーク装置に含まれる。NAS100は、制御部110と、ネットワークモジュール120と、ネットワークインターフェイス部130(以下、「ネットワークインターフェイス部を「NIC」とも呼ぶ。)と、記憶部170と、を備える。
図2は、NAS100及びNAS100が接続された第1ネットワーク構成を示す説明図である。NAS100は、3つのネットワーク301、302、303に接続されている。
(2)デフォルトゲートウェイアドレス固定モード:デフォルトゲートウェイアドレスの入力をユーザが行うモードである。
(3)ネットワークインターフェイス回路固定モード:ユーザが特定のネットワークインターフェイス回路のゲートウェイをデフォルトゲートウェイとして設定するモードである。
これらのデフォルトゲートウェイアドレスの設定モードのうちのどのモードによりデフォルトゲートウェイが設定されるかは、ユーザがネットワーク設定画面から選択できる。
ユーザが、図4において、モード設定部450の「自動設定」を選択し、OKボタン470をクリックすると、自動設定モードに移行し、デフォルトゲートウェイアドレスを自動的に設定する。自動設定モードでは、NAS100が、ネットワークインターフェイス回路のうちの最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択し、そのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをNAS100のデフォルトゲートウェイアドレスとして設定する。最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択する方法については、後述する。なお、DHCPチェックボックス411、412、413、414のいずれにもチェックがない場合には、上述したように、ユーザは、デフォルトゲートウェイの設定モードとして、自動設定モードを選択できない。この場合、ユーザは、例えばデフォルトゲートウェイアドレス固定モードを選択し、IPアドレス入力/表示部431、432、433、434に必要なIPアドレスを入力し、サブネットマスク入力/表示部441、442、444に必要なサブネットマスクを入力し、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460にデフォルトゲートウェイアドレス(「入力デフォルトゲートウェイアドレス」と呼ぶ。)を入力する。なお、この場合、ユーザは、ネットワークインターフェイス回路固定モードを選択してもよい。
図5は、図4において、ユーザがデフォルトゲートウェイアドレス固定モード(図5では、文字数を短くするため「デフォルトゲートウェイ固定」と記載)を選択した状態を示す説明図である。デフォルトゲートウェイアドレス固定モードでは、ユーザが、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードの選択と、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460へのデフォルトゲートウェイアドレス(「入力デフォルトゲートウェイアドレス」と呼ぶ。)の入力を行う。なお、モード設定部450の「デフォルトゲートウェイ固定」の選択と、デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部460への入力デフォルトゲートウェイアドレスの入力は、どちらが先に行われてもよい。デフォルトゲートウェイアドレス固定モードでは、デフォルトゲートウェイ設定部124は、ユーザによって入力された入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同じネットワーク部(例えば”192.168.1”)を有するIPアドレスをネットワークアドレス取得部122が取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に入力デフォルトゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定する。最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を選択する方法については、後述する。
図6は、図4において、ユーザがネットワークインターフェイス回路固定モードを選択した状態を示す説明図である。ネットワークインターフェイス回路固定モードでは、ユーザがデフォルトゲートウェイにネットワークパケットを送るときのネットワークインターフェイス回路を選択して固定する。ユーザにより選択されたネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイがデフォルトゲートウェイとして選択される。ネットワークインターフェイス回路の選択は、ユーザがモード設定部450で、「LANポート1固定」、「LANポート2固定」、「LANポート3固定」、「LANポート4固定」のいずれかを選択することにより行われる。但し、「LANポート3固定」は上述したように、グレーアウト表示されているため、選択できない。図6に示す例では、「LANポート4固定」が選択されている。これは、ユーザが、ネットワークパケットを送るときのネットワークインターフェイス回路としてネットワークインターフェイス回路134を選択したことを意味する。ユーザが、図6において、OKボタン470をクリックすると、ネットワークインターフェイス回路固定モードに移行する。
(i)ユーザによるネットワーク設定の変更指示が有ったとき
(ii)複数のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき
(iii)NAS100(ネットワーク装置)が起動したとき
ここで、(i)において、「ユーザによるネットワーク設定の変更指示が有ったとき」とは、ユーザが、ネットワーク301、302、303のいずれかのネットワークに接続されたコンピュータから、NAS100に、例えばブラウザを用いてアクセスして、ネットワークの設定の変更指示を行ったときを意味する。(ii)において、リンクアップとは、NAS100のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のいずれかと、ネットワークとの間のケーブルを用いた通信が通信不可能状態から通信可能状態に変化したときを意味する。リンクダウンとは、NAS100のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のいずれかと、ネットワークとの間のケーブルを用いた通信が通信可能状態から通信不可能状態に変化したときを意味する。例えば、リンクダウンしたときとしては、断線や障害の他、コネクタ、ケーブル、相手の機器がなく物理的にケーブルを接続できなくて通信できないときや、物理的なケーブルの接続に問題は無いが、相手の機器の電源が入っていない、あるいは、故障により通信できないときが含まれる。
ステップS140では、リンクアップしているネットワークインターフェイス回路が有るか否かを判断する。リンクアップしているネットワークインターフェイス回路が複数有れば、リンクアップしているネットワークインターフェイス回路の中から最も公称通信速度の速いネットワークインターフェイス回路が選択され、ステップS170に移行する。リンクアップしているネットワークインターフェイス回路が無ければ、ステップS190に移行する。
(i)第1種ネットワークインターフェイス回路(ネットワークインターフェイス回路131)
(ii)リンクアグリゲーションを構成している第2種ネットワークインターフェイス回路(ネットワークインターフェイス回路132、133)
(iii)リンクアグリゲーションを構成していない第2種ネットワークインターフェイス回路(ネットワークインターフェイス回路134)
ステップS150では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、入力デフォルトゲートウェイアドレス(図5の例では、”192.168.1.1”)のネットワーク部と同じネットワーク部を有するIPアドレスをネットワークアドレス取得部122が取得したネットワークインターフェイス回路が有るか否かを判断する。ここで、入力デフォルトゲートウェイアドレスは、ユーザがデフォルトゲートウェイとして用いるために入力したアドレスである。ステップS100において(ii)複数のネットワークインターフェイス回路131、132、133、134のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき、(iii)NAS100(ネットワーク装置)が起動したとき、であって、前回のデフォルトゲートウェイの設定がデフォルトゲートウェイアドレス固定モードで行われたときには、ネットワーク設定ファイル126に格納されたデフォルトゲートウェイアドレスが入力デフォルトゲートウェイアドレスとして用いられる。
ネットワークインターフェイス回路固定モード(図6)では、ユーザがデフォルトゲートウェイにネットワークパケットを送るときのネットワークインターフェイス回路を選択して固定する。なお、ユーザにより選択され、固定されたネットワークインターフェイス回路は、ネットワーク設定ファイル126に格納されている。デフォルトゲートウェイ設定部124は、ステップS160において、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路に、例えばDHCPサーバから取得あるいは手動で入力することによりデフォルトゲートウェイアドレスを設定可能な場合には、ユーザにより選択固定されたネットワークインターフェイス回路を割り当てネットワークインターフェイス回路として、ステップS170に移行する。ステップS170では、デフォルトゲートウェイ設定部124は、割り当てネットワークインターフェイス回路にデフォルトゲートウェイアドレスを設定する。一方、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路に、例えばDHCPサーバから取得あるいは手動による入力でデフォルトゲートウェイアドレスを設定可能でない場合には、ステップS190に移行し、デフォルトゲートウェイアドレスを設定しない。ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路に、例えばDHCPサーバから取得あるいは手動で入力によりデフォルトゲートウェイアドレスを設定可能でない場合とは、例えば、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路がリンクアップしておらず、IPアドレスをDHCPサーバから取得できない場合、あるいは、ユーザにより選択され固定されたネットワークインターフェイス回路のIPアドレスを手動で入力できない場合が含まれる。
図10は、NAS100を利用した第2ネットワーク構成を示す説明図である。図2に示す第1ネットワーク構成では、NAS100のネットワークポート141は、第1ネットワーク301に接続され、ネットワークポート142、143は、第2ネットワーク302に接続され、ネットワークポート144は、第3ネットワーク303に接続されていたが、第1ネットワーク構成では、ネットワークポート141、142、143、144は、いずれも第1ネットワーク301に接続されている、すなわち、同一のローカルエリアネットワークに接続されている点が異なる。NAS100のネットワークポート141、142、143、144は、第1ネットワーク構成のように、異なるローカルエリアネットワークに接続されていてもよく、同一のローカルエリアネットワークに接続されていてもよい。第2ネットワーク構成のように、NAS100のネットワークポート141、142、143、144が同一のネットワークに接続されている場合であっても、ネットワークインターフェイス回路の公称通信速度の順番は、
(i)第1種ネットワークインターフェイス回路、
(ii)2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションを構成している場合の2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路、
(iii)リンクアグリゲーションを構成していない第2種ネットワークインターフェイス回路、
の順番である。従って、自動設定モード、あるいは、デフォルトゲートウェイアドレス固定モードにおいて、通信速度を実測しなくても、容易に通信速度の速いネットワークインターフェイス回路を指定でき、指定したネットワークインターフェイス回路にデフォルトゲートウェイ設定を行うことができる。
・・ネットワークアタッチドストレージ101(「NAS101」と呼ぶ。)の構成:
図11は、無線LAN接続によるNAS101の構成を示す説明図である。図1に示すNAS100との違いは、NAS101は、有線通信用のNIC130の代わりに無線通信用のネットワークインターフェイス部150(以下「NIC150」と呼ぶ。)を備えている点が異なる。NIC150は、ネットワークに無線で接続するための複数の無線ネットワークインターフェイス回路151、152、153、154を備えている。各無線ネットワークインターフェイス回路151、152、153、154には、それぞれアンテナ161、162、163、164が接続されている。
・無線ネットワークインターフェイス回路151:IEEE802.11ac,周波数帯5GHz,帯域幅160MHZ,公称通信速度867Mbps
・無線ネットワークインターフェイス回路152:IEEE802.11n,周波数帯5GHz,帯域幅40MHz,公称通信速度150Mbps
・無線ネットワークインターフェイス回路153:IEEE802.11n,周波数帯5GHz,帯域幅40MHz,公称通信速度150Mbps
・無線ネットワークインターフェイス回路154:IEEE802.11n,周波数帯2.4GHz,帯域幅40MHz,公称通信速度150Mbps
なお、IEEE802.11nでは、2.4GHzの周波数帯及び5GHzの周波数帯を利用可能である。5GHzの周波数帯では、チャンネルを多くとれるため、混信に強く、後述するMIMOを構成しやすい。一方、2.4GHzの周波数帯は、5GHzの周波数帯に比べて障害物に強い。
図12は、NAS101を利用した第3ネットワーク構成を示す説明図である。NAS101は、3つのネットワーク301、302、303に接続されている。ネットワーク301にはアクセスポイント331が接続され、ネットワーク302には、アクセスポイント330が接続され、ネットワーク303には、アクセスポイント334が接続されている。アクセスポイント331は、無線ネットワークインターフェイス回路341を有し、無線ネットワークインターフェイス回路341には、アンテナ361が接続されている。アクセスポイント330は、無線ネットワークインターフェイス回路342、343を有し、無線ネットワークインターフェイス回路342、343には、それぞれアンテナ362、363が接続されている。アクセスポイント334は、無線ネットワークインターフェイス回路344を有し、無線ネットワークインターフェイス回路344には、アンテナ364が接続されている。アンテナ161とアンテナ361との間、アンテナ162とアンテナ362との間、及びアンテナ163とアンテナ363との間は、それぞれ5GHzの周波数帯で無線接続されており、アンテナ164とアンテナ364の間は、2.4GHzの周波数帯で無線接続されている。第2実施形態では、無線ネットワークインターフェイス回路342、343に、それぞれアンテナ362、363が接続されているが、1つの無線インターフェイス回路に2つのアンテナ362、363が接続される構成であってもよい。
第1実施形態では、NAS100は、有線ネットワークインターフェイス回路131、132、133、134を有し、第2実施形態では、NAS101は、無線ネットワークインターフェイス回路151、152、153、154を有していたが、NASは、有線ネットワークインターフェイス回路と、無線ネットワークインターフェイス回路の両方を備え、有線による通信と無線による通信の両方が可能なNASであってもよい。
110…制御部
120…ネットワークモジュール
122…ネットワークアドレス取得部
124…デフォルトゲートウェイ設定部
126…ネットワーク設定ファイル
130…有線接続用のネットワークインターフェイス部(NIC)
131、132、133、134…有線ネットワークインターフェイス回路
141、142、143、144…ネットワークポート(ネットワーク端子)
150…無線接続用のネットワークインターフェイス部(NIC)
151、152、153、154…無線ネットワークインターフェイス回路
161、162、163、164…アンテナ
170…記憶部
201…第1ゲートウェイ
202…第2ゲートウェイ
203…第3ゲートウェイ
211…第1DHCPサーバ
212…第2DHCPサーバ
213…第3DHCPサーバ
301…第1ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)
302…第2ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)
303…第3ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)
304…第4ネットワーク(外部ネットワーク)
311、312、313、314、315…ネットワークケーブル
320…スイッチングハブ
322、323、325…ネットワークポート
330、331、334…アクセスポイント
341、342、343、344…無線ネットワークインターフェイス回路
361、362、363、364…アンテナ
400…ネットワーク設定画面
411、412、413、414…DHCPチェックボックス
421、422、423、424…LAGチェックボックス
431、432、433、434…IPアドレス入力/表示部
441、442、443、444…サブネットマスク入力/表示部
450…モード設定部
451…セレクトボタン
460…デフォルトゲートウェイアドレス入力/表示部
470…OKボタン
Claims (13)
- 外部のネットワークに接続されている複数のネットワークに接続されるネットワーク装置であって、
前記複数のネットワークのそれぞれに対応して設けられ、前記複数のネットワークのそれぞれに接続される複数のネットワークインターフェイス回路であって、前記複数のネットワークインターフェイス回路の中の少なくとも1つのネットワークインターフェイス回路が他のネットワークインターフェイス回路よりも速い公称通信速度を有し、2以上のネットワークインターフェイス回路が前記複数のネットワークのうちの対応するネットワークとそれぞれ通信状態となる複数のネットワークインターフェイス回路と、
通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークに接続されているDHCPサーバから、前記2以上のネットワークインターフェイス回路に対応するIPアドレスと、前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークから外部のネットワークへネットワークパケットを送る時に使用される中継機器であるゲートウェイのIPアドレスであるゲートウェイアドレスと、をそれぞれ取得するネットワークアドレス取得部と、
前記ネットワーク装置から送信先までの経路が不明なネットワークパケットが送られる場合に使用される1つのネットワークインターフェイス回路を通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路の中から選択し、前記1つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定するデフォルトゲートウェイ設定を行うデフォルトゲートウェイ設定部と、
を備え、
前記デフォルトゲートウェイ設定部は、通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路から前記公称通信速度を取得し、前記ネットワークアドレス取得部が前記ゲートウェイアドレスを取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定する自動設定モードを有する、
ネットワーク装置。 - 請求項1に記載のネットワーク装置であって、
前記デフォルトゲートウェイ設定部は、ユーザが前記デフォルトゲートウェイアドレスを入力可能なデフォルトゲートウェイアドレス固定モードを有し、
前記デフォルトゲートウェイアドレス固定モードにおいて、前記ユーザによって入力されたデフォルトゲートウェイアドレスである入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同じネットワーク部を有するIPアドレスを前記ネットワークアドレス取得部が取得した1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に前記入力デフォルトゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定する、
ネットワーク装置。 - 請求項1または2に記載のネットワーク装置であって、
前記複数のネットワークインターフェイス回路は、1以上の無線ネットワークインターフェイス回路と、1以上の有線ネットワークインターフェイス回路と、の少なくとも一方を含む、ネットワーク装置。 - 請求項3に記載のネットワーク装置であって、
前記複数のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続される前記ネットワークは、いずれもDHCPサーバを有するローカルエリアネットワークであり、
前記ネットワークアドレス取得部は、当該DHCPサーバから前記デフォルトゲートウェイアドレスを取得する、ネットワーク装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のネットワーク装置であって、
前記複数のネットワークインターフェイス回路は、
第1公称通信速度を有する第1種ネットワークインターフェイス回路と、
前記第1公称通信速度よりも低速な第2公称通信速度を有する複数の第2種ネットワークインターフェイス回路と、を含み、
前記公称通信速度の速さは、
(i)前記第1種ネットワークインターフェイス回路、
(ii)2以上の前記第2種ネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションまたはMIMOを構成している場合の前記2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路、
(iii)リンクアグリゲーションまたはMIMOを構成していない前記第2種ネットワークインターフェイス回路、
の順番に速い、ネットワーク装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載のネットワーク装置であって、
前記デフォルトゲートウェイ設定部は、
(i)ユーザが前記デフォルトゲートウェイ設定の開始を指示したとき、
(ii)前記複数のネットワークインターフェイス回路のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき、
(iii)前記ネットワーク装置が起動したとき、
のいずれかの条件が満たされたときに、前記デフォルトゲートウェイ設定を行う、ネットワーク装置。 - ネットワークアタッチドストレージであって、
請求項1から6のいずれか一項に記載のネットワーク装置と、
記憶部と、
を備える、ネットワークアタッチドストレージ。 - 外部のネットワークに接続されている複数のネットワークのそれぞれに対応して設けられている複数のインターフェイス回路を有し、前記複数のネットワークインターフェイス回路及び前記複数のネットワークを介して、前記外部のネットワークとの通信が可能なネットワーク装置であって、前記複数のネットワークインターフェイス回路の中の少なくとも1つのネットワークインターフェイス回路が他のネットワークインターフェイス回路よりも速い公称通信速度を有し、前記複数のネットワークのうち対応するネットワークと通信状態となる2以上のネットワークインターフェイス回路を有するネットワーク装置におけるデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークに接続されているDHCPサーバから、前記2以上のネットワークインターフェイス回路に対応するIPアドレスと、前記2以上のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続されているネットワークから外部のネットワークへネットワークパケットを送るとき使用される中継機器であるゲートウェイのIPアドレスであるゲートウェイアドレスとをそれぞれ取得するステップと、
前記ネットワーク装置から送信先までの経路が不明なネットワークパケットが送られる場合に使用される1つのネットワークインターフェイス回路を通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路の中から選択し、前記1つのネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスをデフォルトゲートウェイアドレスとして設定するデフォルトゲートウェイ設定ステップと、
を備え、
前記デフォルトゲートウェイ設定ステップは、
通信状態となっている前記2以上のネットワークインターフェイス回路から前記公称通信速度を取得するステップと、
ゲートウェイアドレスが取得された1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択し、選択されたネットワークインターフェイス回路に対応するゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定するデフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うステップを有する、デフォルトゲートウェイ設定方法。 - 請求項8に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
前記デフォルトゲートウェイ設定ステップは、前記デフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うステップに加えて、ユーザが前記デフォルトゲートウェイアドレスを入力して前記デフォルトゲートウェイ設定を行うステップを有し、
前記ユーザが前記デフォルトゲートウェイアドレスを入力してデフォルトゲートウェイ設定を行うステップは、
前記ユーザによって入力されるデフォルトゲートウェイアドレスである入力デフォルトゲートウェイアドレスのネットワーク部と同じネットワーク部を有するIPアドレスが取得された1つ以上のネットワークインターフェイス回路の中から前記公称通信速度の最も速いネットワークインターフェイス回路を選択するステップと、
選択されたネットワークインターフェイス回路に前記入力デフォルトゲートウェイアドレスを前記デフォルトゲートウェイアドレスとして設定するステップと、
を備える、デフォルトゲートウェイ設定方法。 - 請求項8または9に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
前記複数のネットワークインターフェイス回路は、1以上の無線ネットワークインターフェイス回路と、1以上の有線ネットワークインターフェイス回路と、の少なくとも一方を含む、デフォルトゲートウェイ設定方法。 - 請求項8から10のいずれか一項に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
前記複数のネットワークインターフェイス回路がそれぞれ接続される前記ネットワークは、いずれもDHCPサーバを有するローカルエリアネットワークであり、
当該DHCPサーバから前記デフォルトゲートウェイアドレスを取得する、デフォルトゲートウェイ設定方法。 - 請求項8から11のいずれか一項に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
前記複数のネットワークインターフェイス回路は、
第1公称通信速度を有する第1種ネットワークインターフェイス回路と、
前記第1公称通信速度よりも低速な第2公称通信速度を有する複数の第2種ネットワークインターフェイス回路と、を含み、前記公称通信速度の速さは、
(i)前記第1種ネットワークインターフェイス回路、
(ii)2以上の前記第2種ネットワークインターフェイス回路がリンクアグリゲーションまたはMIMOを構成している場合の前記2以上の第2種ネットワークインターフェイス回路、
(iii)リンクアグリゲーションまたはMIMOを構成していない前記第2種ネットワークインターフェイス回路、
の順番に速い、デフォルトゲートウェイ設定方法。 - 請求項8から12のいずれか一項に記載のデフォルトゲートウェイ設定方法であって、
前記デフォルトゲートウェイ設定を自動的に行うステップは、
(i)ユーザが前記デフォルトゲートウェイ設定の開始を指示したとき、
(ii)前記複数のネットワークインターフェイス回路のうちのいずれかのネットワークインターフェイス回路がリンクアップまたはリンクダウンしたとき、
(iii)ネットワーク装置が起動したとき、
のいずれかの条件が満たされたときに、実行される、デフォルトゲートウェイ設定方法。
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