JP7000474B2 - 拡張カバレッジモードにおけるワイヤレス通信デバイスにおけるタイミングアドバンスコマンドの適用 - Google Patents

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Description

本明細書の実施形態は、一般に、ワイヤレス通信システム、ワイヤレス通信デバイスにおける方法、ネットワークノードにおける方法、ワイヤレス通信デバイス、およびネットワークノードに関する。より詳細には、本明細書の実施形態は、拡張カバレッジ(CE)モードにおけるワイヤレス通信デバイスにおけるタイミングアドバンスコマンド(TAC)の適用に関する。
ワイヤレス通信デバイス、たとえば、エボルブドマシン型通信(eMTC)デバイスまたは狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)デバイスは、カバレッジ拡張モードにおいて動作し得る。カバレッジ拡張モードは、前記デバイスとネットワークノード(たとえばeノードBまたは基地局)との間で送信されるメッセージの後続の繰返しによって実装される。
3GPP TS 36.133 V12.10.0、節7.3.2.1は、タイミングアドバンスコマンドが適用されるべきであるときに関して、UEが、サブフレームn中で受信されたタイミングアドバンスコマンドについて、サブフレームn+6において、UEのアップリンク送信タイミングのタイミングを調整するものとすることを明記している。タイミングアドバンスは、HD-FDD eMTCデバイスの場合、M-PDCCHの最後の繰返し中で、すなわち、サブフレームn中で受信されたと見なされる。したがって、3GPP TS36.133において明記されているルールによれば、送信タイミングは、それゆえ、サブフレームn+6中で受信されたTACに従って調整される。
カバレッジ拡張モードにおいて従来の手法が適用される場合、ダウンリンク上で受信されたTACが適用されるとき、ネットワークノードの受信性能が劣化する可能性がある。特に、TACが始まり(すなわち、第1のサブフレーム)の後にアップリンク送信の終了まで適用される場合、ネットワークノード側の累積参照信号またはメッセージは、TACの結果としてアップリンク送信タイミングが変更されるときに生じる線形位相変化によって損なわれることになる。たとえば、連続繰返しにわたるコヒーレント平均化またはフィルタ処理に基づき得るチャネル推定値がひずむことになり、劣化した復号性能を生じる。
したがって、カバレッジ拡張モードにおいて動作するワイヤレス通信デバイス(たとえば、eMTCデバイスおよびNB-IoTデバイス)におけるTACの適用のための新しいルールが必要である。
それゆえ、本明細書で開示される技法および装置のうちのいくつかの目的は、上記の欠点のうちの少なくとも1つをなくし、ワイヤレス通信システムにおけるeMTCまたはNB-IoTなどのワイヤレス通信デバイスと、ネットワークノードとの間の改善された通信を提供することである。
本開示の技法および装置の一態様によれば、この目的は、ワイヤレス通信デバイスとネットワークノードとを含むワイヤレス通信システムであって、ワイヤレス通信デバイスが、拡張カバレッジモードにおいて動作し、拡張カバレッジモードが、ワイヤレス通信デバイスからネットワークノードに送られるメッセージの連続繰返しを含む、ワイヤレス通信システムによって達成される。ネットワークノードは、ワイヤレス通信デバイスにTACを送るように設定された送信ユニットを含む。ワイヤレス通信デバイスは、ネットワークノードからTACを受信するように設定された受信ユニットと、TACが適用される時間を適応させるように設定された適応ユニットとを含む。TACが適用される時間とTACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいものとし、TACの適用が、繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームの後、前記繰返しアップリンク送信の終了までの期間中に発生しないものとする。
別の態様によれば、本目的は、拡張カバレッジモードにおいて動作するワイヤレス通信デバイスにおける方法であって、拡張カバレッジモードが、ワイヤレス通信デバイスからネットワークノードに送られるメッセージの連続繰返しを含む、方法によって達成される。本方法は、ネットワークノードからTACを受信することと、TACが適用される時間を適応させることとを含む。TACが適用される時間とTACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいものとし、TACの適用が、繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームの後、前記繰返しアップリンク送信の終了までの期間中に発生しないものとする。
また別の態様によれば、本目的は、拡張カバレッジモードにおいて動作するワイヤレス通信デバイスと通信しているネットワークノードにおける方法であって、拡張カバレッジモードが、ワイヤレス通信デバイスからネットワークノードに送られるメッセージの連続繰返しを含む、方法によって達成される。本方法は、異なる繰返し期間をもつ複数のアップリンク信号を送信するようにワイヤレス通信デバイスを設定することと、繰返し期間の重複時間が最大化されるように、繰返し期間の開始点または終了点のうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、繰返し期間を整合させるようにワイヤレス通信デバイスを設定することとを含む。
また別の態様によれば、本目的は、拡張カバレッジモードにおいて動作するワイヤレス通信デバイスであって、拡張カバレッジモードが、ワイヤレス通信デバイスからネットワークノードに送られるメッセージの連続繰返しを含む、ワイヤレス通信デバイスによって達成される。本ワイヤレス通信デバイスは、ネットワークノードからTACを受信するように設定された受信ユニットと、TACが適用される時間を適応させるように設定された適応ユニットとを含む。TACが適用される時間とTACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいものとし、TACの適用が、繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームの後、前記繰返しアップリンク送信の終了までの期間中に発生しないものとする。
また別の態様によれば、本目的は、拡張カバレッジモードにおいて動作するワイヤレス通信デバイスと通信しているネットワークノードであって、拡張カバレッジモードが、ワイヤレス通信デバイスからネットワークノードに送られるメッセージの連続繰返しを含む、ネットワークノードによって達成される。本ネットワークノードは、異なる繰返し期間をもつ複数のアップリンク信号を送信するようにワイヤレス通信デバイスを設定することと、繰返し期間の重複時間が最大化されるように、繰返し期間の開始点または終了点のうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、繰返し期間を整合させるようにワイヤレス通信デバイスを設定することとを行うように設定された設定ユニットを含む。
また別の態様によれば、本目的は、ワイヤレス通信デバイスによって達成され、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスのための上記の方法を行うためのハードウェア回路で設定される。
また別の態様によれば、本目的は、繰返し期間の整合のためのワイヤレス通信デバイスの設定を行うためのハードウェア回路で設定されたネットワークノードによって達成される。
また別の態様によれば、本目的は、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、上記の方法のうちのいずれか1つを行わせる命令を搬送するコンピュータ可読媒体によって達成される。
また別の態様によれば、本目的は、ワイヤレス通信デバイスまたはネットワークノードのプロセッサによってアクセス可能なコンピュータプログラムによって達成され、コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに上記の方法のうちのいずれか1つを行わせる。
本明細書の実施形態は多くの利点を与え、それらの例の非網羅的リストは以下の通りである。
タイミングアドバンスの適用のための既存のルールを適用することと比較して、システム性能が改善される。特に、アップリンク送信中のタイミングアドバンスの適用によるひずみが回避される。
複数のアップリンク信号の繰返し期間の間の整合は、ワイヤレス通信デバイスが、各アップリンク信号の繰返し期間の終了の後に直ちにまたはより短い遅延で、および時間リソースの発生の後すぐに、ワイヤレス通信デバイスのアップリンク送信タイミングを調整するために、受信されたTACコマンドを適用することを可能にする。
次に、本明細書の実施形態が、実施形態を示す添付の図面を参照することによって、以下の発明を実施するための形態においてさらにより詳細に説明される。
ワイヤレス通信システムの一実施形態を示す概略図である。 ワイヤレス通信デバイスの一実施形態を示す概略ブロック図である。 ワイヤレス通信デバイスと通信しているネットワークノードの一実施形態を示す概略ブロック図である。 ワイヤレス通信デバイスにおける方法の一実施形態を示すフローチャートである。 ネットワークノードにおける方法の一実施形態を示すフローチャートである。 ワイヤレス通信デバイスにおける動作の一実施形態を示す概略図である。 ワイヤレス通信デバイスにおける方法の一実施形態を示すフローチャートである。 ワイヤレス通信デバイスにおける整合動作の一実施形態を示す概略図であり、(a)は、その繰返し期間が時間的に互いと部分的に重複する、少なくとも2つのアップリンク信号を示し、(b)および(c)は、整合された信号を示す。 ネットワークノードの一実施形態を示す概略ブロック図である。 ワイヤレス通信デバイスの一実施形態を示す概略ブロック図である。
実施形態が示されている添付の図面を参照しながら、本明細書の実施形態が以下で詳細に説明される。しかしながら、本明細書のこれらの実施形態は、多くの異なる形態で実施され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。図面の要素は、必ずしも互いに対して一定の縮尺であるとは限らない。同様の番号は、全体を通して同様の要素を指す。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、限定するものではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含むものとする。さらに、本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことを理解されよう。
別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるその用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことをさらに理解されよう。
本技術は、本実施形態による方法、ノード、デバイス(システム)および/またはコンピュータプログラム製品のブロック図および/またはフローチャート図を参照しながら以下で説明される。ブロック図および/またはフローチャート図のブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート図中のブロックの組合せが、コンピュータプログラム命令によって実施され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、および/または機械を製造するための他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ、コントローラまたは制御ユニットに与えられ得、その結果、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装するための手段を作成する。
したがって、本技術は、ハードウェアでおよび/または(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)ソフトウェアで実施され得る。さらに、本技術は、命令実行システムによるまたは命令実行システムに関連する使用のために媒体で実施される、コンピュータ使用可能コードまたはコンピュータ可読プログラムコードを有するコンピュータ使用可能記憶媒体またはコンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。本明細書の文脈では、コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによるまたはこれらに関連する使用のためのプログラムを含んでいるか、記憶するか、通信するか、伝搬するか、またはトランスポートし得る任意の媒体であり得る。
異なるリソース解放理由に基づく、BSおよびUEによって実施されるリソース解放方法が、以下の図に概略的に示されることに留意されたい。たとえば、フローチャートまたは流れ図の形態の、本明細書で示される1つまたは複数の方法は、説明を簡単にするために、一連のステップとして示され、説明されるが、いくつかのステップは、それに従って、本明細書で示され、説明される順序とは異なる順序でおよび/または他の行為と同時に発生し得るので、方法は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、ステップの図示または説明される順序に限定されないことを理解し、諒解されたいことに留意されたい。当業者にとって、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、異なる図において説明される方法に対応するステップの異なる置換または組合せを意味する、本方法の改変、変更および変形を実装することが、当業者が本開示を読めば明らかであることが諒解されよう。
本明細書の実施形態は、カバレッジ拡張モードにおいて動作するワイヤレス通信デバイス(たとえばeMTCデバイスおよびNB-IoTデバイス)におけるTACの適用のための新しいルールを提供する。本明細書の実施形態のいくつかの技術的文脈が、最初に導入される。
eMTC
寄与文書3GPP RP-152024および3GPP R1-157926として3GPPによって識別される3GPP技術的寄与において明記されているeMTC特徴は、UEカテゴリーM1(または略してCat-M1)と呼ばれる低複雑度ユーザ機器(UE)カテゴリーと、UEカテゴリーM1または他のLTE UEカテゴリーとともに使用され得るカバレッジ拡張技法(CEモードAおよびCEモードB)とを含む。
3GPP TS36.133 V12.7.0 セクション7.1.2において規定されている、Cat-M1とCEモードAおよびCEモードBとの両方のためのすべてのeMTC特徴は、通常LTEと比較して低減された最大チャネル帯域幅を使用して動作する。eMTCにおける最大チャネル帯域幅は1.4MHzであるが、通常LTEでは最大チャネル帯域幅は最高20MHzである。eMTC UEは、さらに、概して問題なしに、より大きいLTEシステム帯域幅内で動作することが可能である。通常LTE UEと比較した主要な差は、eMTCが、一度に6つの物理リソースブロック(PRB)のみを用いてスケジュールされ得ることであり、ここで、これらのPRBの各々は180kHzの帯域幅を有する。
CEモードAおよびCEモードBでは、物理チャネルのカバレッジが、様々なカバレッジ拡張技法を通して拡張されており、最も重要なものは、繰返しまたは再送信である。その最も単純な形態では、これは、送信されるべき1ミリ秒サブフレームが、何回か繰り返され、たとえば、小さいカバレッジ拡張が必要とされる場合はわずか数回繰り返され、あるいは大きいカバレッジ拡張が必要とされる場合は数百回または数千回繰り返されることを意味する。
NB-IoT
3GPPの狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)イニシアチブの目的は、改善された屋内カバレッジ、莫大な数の低スループットデバイスのサポート、低い遅延感度、超低デバイスコスト、低いデバイス電力消費および(最適化された)ネットワークアーキテクチャに対処する、E-UTRA(LTE)の後方互換性がない変形態に大いに基づく、セルラーモノのインターネット(IoT)のための無線アクセスを指定することである。
NB-IoTキャリアBW(Bw2)は200KHzである。LTEの動作帯域幅(Bw1)の例は、対照的に、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHzなどである。
NB-IoT無線アクセスは、以下の3つの異なる動作モードをサポートする。
1.たとえば、1つまたは複数のGSMキャリアの代替としてのGERANシステムによって現在使用されているスペクトルを利用する「スタンドアロン動作」。原則として、この動作モードは、他のコロケートされた(または重複する)システムのキャリア内にも別のシステムの動作キャリアのガードバンド内にもない、任意のキャリア周波数を使用することができる。他のシステムは、別のNB-IoT動作または任意の他の無線アクセス技術(RAT)、たとえば、LTEであり得る。
2.LTEキャリアのガードバンド内の未使用リソースブロックを利用する「ガードバンド動作」。ガードバンドという用語は、互換的にガード帯域幅と呼ばれることもある。一例として、20MHzのLTE BW(すなわち、Bw1=20MHzまたは100個のRB)の場合、NB-IoTのガードバンド動作は、中心18MHzの外部のどこにでも、ただし20MHz LTE BW内に配置され得る。
3.通常LTEキャリア内のリソースブロックを利用する「帯域内動作」。帯域内動作は、互換的に帯域幅内動作と呼ばれることもる。より一般的には、別のRATのBW内のあるRATの動作は、帯域内動作とも呼ばれる。一例として、50個のRBのLTE BW(すなわち、10MHzまたは50個のRBのBw1)では、50個のRB内の1つのリソースブロック(RB)上のNB-IoT動作は、帯域内動作と呼ばれる。
NB-IoTでは、ダウンリンク送信は、すべてのシナリオ、すなわちスタンドアロン、ガードバンド、および帯域内について15kHzサブキャリア間隔をもつ直交周波数分割多重(OFDM)に基づく。アップリンク送信について、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)に基づくマルチトーン送信と、シングルトーン送信の両方がサポートされる。これは、ダウンリンクにおけるおよびまた部分的にアップリンクにおけるNB-IoTのための物理波形が、レガシーLTEにおける物理波形と同様であることを意味する。
ダウンリンク設計では、NB-IoTは、異なる物理チャネルによって搬送される、マスタ情報ブロードキャストとシステム情報ブロードキャストの両方をサポートする。帯域内動作の場合、NB-IoT UEが、レガシーPRBインデックスを知らずに(NPBCHとも呼ばれる)NB-PBCHを復号することが可能である。NB-IoTは、ダウンリンク物理制御チャネル(NPDCCHとも呼ばれるNB-PDCCH)とダウンリンク物理共有チャネル(NPDSCHとも呼ばれるPDSCH)の両方をサポートする。NB-IoT無線アクセスの動作モードが、UEに示されなければならず、現在、3GPPは、(NSSSとも呼ばれる)NB-SSS、(NPBCHとも呼ばれるNB-PBCH上で搬送される)NB-MIB、または場合によっては他のダウンリンク信号による指示を考慮する。
NB-IoTにおいて使用されるべき参照信号は、まだ指定されていない。しかしながら、一般的な設計原理はレガシーLTEの設計原理に従うことが予想される。ダウンリンク同期信号は、たいがい、1次同期信号(NPSSとも呼ばれるNB-PSS)と2次同期信号(NSSSとも呼ばれるNB-SSS)とからなる。
半二重動作
半二重(HD)動作、またはより詳細には半二重FDD(HDFDD)動作では、アップリンク(UL)送信とダウンリンク(DL)送信とが、異なるぺアにされたキャリア周波数上で行われるが、同じセル中で時間的に同時に行われない。これは、アップリンク送信とダウンリンク送信とが異なる時間リソース中で行われることを意味する。時間リソースの例は、シンボル、タイムスロット、サブフレーム、送信時間間隔(TTI)、インターリービング時間などである。言い換えれば、アップリンクとダウンリンク(たとえば、サブフレーム)とは時間的に重複しない。ダウンリンク、アップリンク、または未使用サブフレームのために使用されるサブフレームの数およびロケーションは、フレーム間単位でまたは複数のフレーム単位で変動することがある。たとえば、1つの無線フレーム(たとえばフレーム#1)では、サブフレーム#9、#0、#4および#5がダウンリンクのために使用され得、サブフレーム#2および#7が、アップリンク送信のために使用される。しかし、別のフレーム(たとえばフレーム#2)では、サブフレーム#0および#5がダウンリンクのために使用され、サブフレーム#2、#3、#5、#7および#8がアップリンク送信のために使用される。
タイミングアドバンス
アップリンクSC-FDMA送信における直交性を保持するために、LTEにおける複数のユーザ機器(UE)からのアップリンク送信が、基地局、たとえば、LTE eノードBなど、受信機において時間整合される必要がある。これは、同じeノードBの制御下にあるそれらのUEの送信タイミングが、UEの受信された信号がほぼ同時にeノードB受信機に到着することを保証するように調整されるべきであることを意味する。より詳細には、UEの受信された信号は、サイクリックプレフィックス(CP)内にうまく到着するべきであり、ここで、ノーマルCP長は約4.7μsである。これは、eノードB受信機が、複数のUEからの信号を受信し、処理するために、同じリソース、すなわち、同じ離散フーリエ変換(DFT)リソースまたは高速フーリエ変換(FFT)リソースを使用することが可能であることを保証する。
アップリンクタイミングアドバンス(TA)が、そのUEからのアップリンク送信についての測定値に基づいてUEに送られる、タイミング整合コマンドとも呼ばれるタイミングアドバンスコマンドを通して、eノードBによって維持される。たとえば、eノードBは、各UEについて、そのUEに必要なTAの値を判定するために、2方向伝搬遅延またはラウンドトリップ時間を測定する。
サブフレームn上で受信されたタイミングアドバンスコマンドについて、アップリンク送信タイミングの対応する調整が、サブフレームn+6の始めからUEによって適用される。タイミングアドバンスコマンドは、16個のTsの倍数として、UE送信の現在のアップリンクタイミングに対するアップリンクタイミングの変更を示し、ここで、Ts=32.5nsであり、LTEにおける「基本時間単位」と呼ばれる。
eノードBによって送信されるランダムアクセス応答メッセージの場合、タイミングアドバンスグループ(TAG)のための11ビットタイミングアドバンスコマンド(TA)が、TA=0、1、2、...、1282のインデックス値によるNTA値を示し、ここで、TAGのための時間整合の量が、NTA=TA×16によって与えられる。NTAは、セクション「特定のサブフレームオフセットをもつE-UTRA TDD測定ギャップの整合」において上記で規定される。
他の場合には、TAGのための6ビットタイミングアドバンスコマンド(TA)が、TA=0、1、2、...、63のインデックス値による、現在のNTA値、NTA,oldの、新しいNTA値、NTA,newへの調整を示し、ここで、NTA,new=NTA,old+(TA-31)x16である。ここで、正または負の量だけのNTA値の調整は、それぞれ所与の量だけTAGのためのアップリンク送信タイミングを進めることまたは遅延させることを示す。
タイミングアドバンス更新が、MAC PDU中でエボルブドノードB(eNB)によってUEにシグナリングされる。
カバレッジ拡張
デバイスが、建築物の地階中など、遠隔ロケーション中にあるセンサーまたは計量デバイスとして使用されるときなど、いくつかのシナリオでは、IoTデバイスと基地局との間の経路損失が大きくなることがある。そのようなシナリオでは、基地局からの信号の受信が極めて難しいことがある。たとえば、経路損失は、通常動作と比較して20dBだけ悪くなり得る。そのような課題に対処するために、アップリンクにおけるおよび/またはダウンリンクにおけるカバレッジが、(レガシーカバレッジとも呼ばれる)通常カバレッジに対して実質的に拡張されなければならない。これは、カバレッジを拡張するためにUE中および/または無線ネットワークノード中で1つあるいは複数の高度技法を採用することによって実現される。そのような高度技法のいくつかの非限定的な例は、送信電力ブースティング、送信信号の繰返し、送信信号に追加の冗長性を適用すること、高度/拡張受信機アーキテクチャの使用などを含む。概して、そのようなカバレッジ拡張技法を採用するとき、IoT無線アクセスは、「カバレッジ拡張モード」またはカバレッジ拡大モードにおいて動作していると見なされる。
カバレッジ拡張が送信繰返しによって与えられるとき、カバレッジ拡張モードAおよびカバレッジ拡張モードBのための、それぞれ、PDSCHおよびPUSCHのための最大繰返し数は、以下のセル固有のブロードキャストされたパラメータによって与えられる。
pdsch-maxNumRepetitionCEmodeA(最高32回の繰返し)、
pdsch-maxNumRepetitionCEmodeB(最高2048回の繰返し)、
pusch-maxNumRepetitionCEmodeA(最高32回の繰返し)、
pusch-maxNumRepetitionCEmodeB(最高2048回の繰返し)。
特定のワイヤレス通信デバイスによって使用すべき繰返しの厳密な数が、ダウンリンク制御チャネルM-PDCCHを介して搬送される、ダウンリンク制御情報(DCI)を介して動的にシグナリングされる。このチャネルはまた、各ワイヤレス通信デバイスのために個々に設定された以下の特定の繰返し数に従って繰り返され得る。
mPDCCH-NumRepetition(最高256回の繰返し)。
ワイヤレス通信デバイスがアップリンク制御チャネル上で送信するとき、ワイヤレス通信デバイスは、ネットワークノードによって個々に設定されたような以下の繰返しを使用し得る。
pucch-NumRepetitionCE-Format1(最高8回(モードA)または32回(モードB)の繰返し)、
pucch-NumRepetitionCE-Format2(最高8回(モードA)または32回(モードB)の繰返し)。
したがって、カバレッジに応じて、ワイヤレス通信デバイスは繰返しの異なる数を適用し得る。
低複雑度UE(たとえば、1つの受信機、または「Rx」をもつUE)も、拡張カバレッジ動作モードをサポートすることが可能であり得る。セルに関するUEのカバレッジレベルは、そのセルに関する信号品質、信号強度または経路損失など、信号レベルに関して表され得る。
例示的な実施形態
本明細書で説明される方法および装置のいくつかの実施形態は、ワイヤレス通信デバイスが進行中の繰返し期間中にTACを適用することを回避するルールに関係する。すなわち、TACを適用することは、開始され、終了されていない繰返し期間を回避するものとする。
図1は、本明細書の実施形態が実装され得るワイヤレス通信システム100の一実施形態を示す概略図である。ワイヤレス通信システム100は、いくつかの実施形態では、たとえば、LTE、LTEアドバンスト、WCDMA、GSM、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)、または任意の他の無線アクセス技術など、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)に適用され得る。
いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイス101と少なくとも1つのネットワークノード102とを含み得る。しかしながら、本明細書の実施形態は、ワイヤレス通信デバイス101およびネットワークノード102の数を限定しない。
いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイス101は、ワイヤレス通信デバイス101が、1つまたは複数のアップリンクチャネル中でネットワークノード102にメッセージの連続繰返しを送信する、拡張カバレッジモードにおいて動作する。別の実施形態では、ネットワークノード102も、ネットワークノード102が1つまたは複数のダウンリンクチャネル中でネットワークノード102にメッセージの連続繰返しを送信する、拡張カバレッジモードにおいて動作する。しかしながら、ネットワークノード102が拡張カバレッジモードにおいて動作する必要はない。
ネットワークノード102は、ワイヤレス通信デバイス101にタイミングアドバンスコマンド(TAC)を送ることによって、ワイヤレス通信デバイス101のアップリンク送信タイミングを調整し得る。ワイヤレス通信デバイス101は、新しいルールに従ってTACが適用される時間を適応させ得る。一実施形態では、新しいルールは以下のように表され得る:TACが適用される時間とTACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいものとし、TACの適用が、第1のサブフレームの後、繰返しアップリンク送信の終了まで発生しないものとする。
LTEでは、上記の指定された時間は、6つのサブフレームとして規定される。したがって、この文脈では、ワイヤレス通信デバイス101は、サブフレームn中で受信されたタイミングアドバンスコマンドについて、サブフレームn+6においてまたはサブフレームn+6よりも後、ワイヤレス通信デバイス101のアップリンク送信タイミングのタイミングを調整するものとする。さらに、ワイヤレス通信デバイス101のアップリンク送信タイミング調整は、始まり(すなわち、第1のサブフレーム)の後、1つの繰返しアップリンク送信の終了まで発生しない。
タイミングアドバンスの適用のための既存のルールを適用することと比較して、システム性能が改善される。特に、アップリンク送信中のタイミングアドバンスの適用によるひずみが回避される。
一実施形態では、UEが、準拠し、実装しなければならない新しいルールは、たとえば、以下のように仕様(たとえば3GPP36.133)中にLTEのために取り込まれ得る。
アップリンク繰返し期間が設定されていないとき、またはアップリンク繰返し期間が設定されているが単一の送信(R=1)を伴うとき、UEは、サブフレームn中で受信されたタイミングアドバンスコマンドについて、サブフレームn+6においてUEのアップリンク送信タイミングのタイミングを調整するものとする。
繰返しR>1であるアップリンク繰返し期間が設定されているとき、UEは、
- サブフレームn+6が、進行中のアップリンク繰返し期間内に入らないという条件で、サブフレームn中で受信されたタイミングアドバンスコマンドのために、サブフレームn+6について、UEのアップリンク送信タイミングのタイミングを調整するものとし、他の場合、
- サブフレームkにおいてUEのアップリンク送信タイミングのタイミングを調整するものとし、ここで、サブフレームkは、k≧n+6である第1のアップリンク繰返し期間の始まりを表す。
図2は、ワイヤレス通信デバイス101の例示的な実施形態を示す概略ブロック図である。いくつかの実施形態では、図2に例示されているように、ワイヤレス通信デバイス101は、限定はしないが、受信ユニット201と適応ユニット202とを含み得る。受信ユニット201は、たとえば、サブフレームnにおいて、ネットワークノードからTACを受信するように設定され得、適応ユニット202は、本明細書で提案される上述の新しいルールに従って、TACが適用される時間を適応させるように設定され得る。
いくつかの実施形態では、適応ユニット202は、限定はしないが、判定ユニット203と、決定ユニット204と、適用ユニット205とを含み得る。さらに、本明細書の実施形態は、この実施形態に限定されない。他の実施形態では、ワイヤレス通信デバイス101の判定ユニット203、決定ユニット204、および適用ユニット205は、適応ユニット202中に含まれる。
いくつかの実施形態では、判定ユニット203は、TACが受信されたサブフレームnを判定すること、および、サブフレームの数mの形式で、サブフレームnと第1の繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームkとの間の時間差を判定することを行うように設定され得る。決定ユニット204は、qが、サブフレームの数の形式で、上述の指定された遅延を表すために使用される場合、サブフレームn+q中のTACの適用が、始まり(第1のサブフレーム)の後に第1の繰返しアップリンク送信の終了まで発生することになるかどうかを決定すること、およびそれぞれの決定を出力することを行うように設定され得る。適用ユニット205は、決定ユニット204からの決定を受信し、上記の決定に従ってTACを適用するように設定され得る。
ワイヤレス通信デバイス101に関するさらなる詳細が、以下で図6~図8に関連して説明される。
図3は、ワイヤレス通信デバイス101と通信しているネットワークノード102の一実施形態を示す概略ブロック図である。いくつかの実施形態では、図3に示されているように、ネットワークノード102は、限定はしないが、TAC生成ユニット303と送信ユニット301とを含み得る。TAC生成ユニット303は、ワイヤレス通信デバイス101によって使用されるべきTACを生成するように設定され得、送信ユニット301は、ワイヤレス通信デバイス101に、生成されたTACを送るように設定され得る。本明細書の実施形態は、この実施形態に限定されないことに留意されたい。他の実施形態では、ネットワークノード102はTAC生成ユニットを含まない。この場合、TACは、別のノードによって生成され、ネットワークノード102に送られ得、ネットワークノード102の送信ユニット301は、ワイヤレス通信デバイス101に、受信されたTACを送り得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード102は、異なる繰返し期間をもつ複数のアップリンク信号を送信するようにワイヤレス通信デバイス101を設定することと、繰返し期間の重複時間が最大化されるかまたは複数のアップリンク信号の単一の送信が最小化されるように、繰返し期間の開始点または終了点のうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、繰返し期間を整合させるようにワイヤレス通信デバイス101を設定することとを行い得る、設定ユニット302を含み得る。
図4は、ワイヤレス通信デバイス101における方法400の一実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイス101は、拡張カバレッジモードにおいて動作し、拡張カバレッジモードは、ワイヤレス通信デバイス101からネットワークノード102に送られるメッセージの連続繰返しを含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、限定はしないが、図4に例示されている以下のステップを含み得る。ステップS401において、ワイヤレス通信デバイス101は、ネットワークノード102からタイミングアドバンスコマンド(TAC)を受信し得る。ステップS402において、ワイヤレス通信デバイス101は、本明細書で提案される新しいルールに従ってTACが適用される時間を適応させ得る。新しいルールによれば、TACが適用される時間とTACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいものとし、TACの適用が、第1のサブフレームの後、繰返しアップリンク送信の終了まで発生しないものとする。
ワイヤレス通信デバイス101は、1つのアップリンク繰返し信号のみまたは少なくとも2つのアップリンク繰返し信号を送信するように設定され得る。ワイヤレス通信デバイス101は、少なくとも2つのアップリンクチャネル中で少なくとも2つのアップリンク繰返し信号を送信し得る。少なくとも2つのアップリンク信号の繰返し期間は、時間的に互いと重複することも重複しないこともある。
図5は、ネットワークノード102における方法500の一例を示すフローチャートである。ステップS501において、設定ユニット302は、異なる繰返し期間をもつ複数のアップリンク信号を送信するようにワイヤレス通信デバイス101を設定し得る。ステップS502において、ネットワークノード102の設定ユニット302は、繰返し期間の重複時間が最大化されるかまたは複数のアップリンク信号の単一の送信が最小化されるように、繰返し期間の開始点または終了点のうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、繰返し期間を整合させるようにワイヤレス通信デバイス101を設定し得る。
図6は、繰返し期間中の繰返しを伴う1つの信号を送信するように設定されたとき、TACの適用を適応させる、ワイヤレス通信デバイスにおける方法について説明する、ワイヤレス通信デバイス101における動作の一例を示す概略図である。例示されたシナリオでは、UEが、ある時間期間(T0)にわたるある数の繰返し(N0)を伴うあるタイプのアップリンク信号を送信するように設定されると仮定される。たとえば、T0にわたって、UEは、アップリンク信号のうちの1つのみを送信する。アップリンク信号の例は、PUSCH、RACH、M-PUCCH、NB-IoT PUSCHなどであり得る。
たとえば、UEは、32個の連続するアップリンク時間リソース、たとえば32個のサブフレーム、32個のTTI、32個のインターリービング時間期間などにわたる32回の繰返しを伴うPUSCHのみを送信するように設定され得る。これは、FDDのための32msの繰返し期間(T0)に対応する。しかしながら、HD-FDDおよびTDDの場合のT0は、32msよりも長く、T0の実効値は、フレーム中で利用可能なアップリンクサブフレームの数に依存する。
この場合、UEは、アップリンク信号のT0の開始(たとえば第1のサブフレーム)において、ただしn+X時間リソース以後において、ネットワークノードから受信されたTACを適用するものとする。これは、UEが、T0の第1のサブフレームの後、T0の終了までの期間中に、受信されたTACを適用せず、むしろ、T0内の第1のアップリンクサブフレームなど、T0が開始する第1の時間リソース中で、受信されたTACを適用することを意味する。時間リソース「n」は、UEがTACを受信する時間リソースを示し、「X」は、指定された遅延を表す。Xの値はRATのタイプに依存し得る。一例として、LTEではX=6サブフレームである。Xの値は、BSが、その受信機パラメータを調整することを可能にし、UEが、ネットワークノードからの受信されたTACコマンドを処理することをも可能にする。
図6は、ワイヤレス通信デバイス101(たとえばUE、eMTCデバイス、NB-IoTデバイス)が、サブフレームnにおいて終了するダウンリンク繰返し期間中にTACを受信する、非限定的な例示的なシナリオを例示する。ダウンリンク繰返し期間と第1のアップリンク繰返し期間との間のサブフレームの数mが、qがレガシーLTEでは6である、qよりも小さいのか、少なくともqに等しいのかに応じて、ワイヤレス通信デバイス101は、TACの適用を第2の繰返し期間(UL繰返し期間2)の始まり(たとえば第1のサブフレーム)に延期するか、または第1の繰返し期間(UL繰返し期間1)の始まり(たとえば第1のサブフレームk)においてTACを適用するかのいずれかを行う。
この例では、m+r+Δ≧qであると仮定され、ここで、rは、アップリンク繰返し期間1における繰返し数であり、Δは、アップリンク繰返し期間1の終了とアップリンク繰返し期間2の始まりとの間のサブフレームの数、たとえば中間のダウンリンク繰返し期間、または送信における何らかのスケジューリング関連のギャップである。m+r+Δがqに等しいかまたはそれよりも大きいことが満たされていない場合、TACの適用は、s≧n+qであるサブフレームsにおいて開始するアップリンク繰返し期間の始まりまで、さらに延期されることになる。
図7は、図6で説明された方法のためのフローチャートについて説明する、ワイヤレス通信デバイス101における方法700の一例を示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、図7中のフローチャートは、図2に示されているワイヤレス通信デバイス101の適応ユニット202によって、図4に示されているステップS402として実装され得る。
ネットワークノード102からTACを受信した後、ステップS701において、ワイヤレス通信デバイス101は、TACが受信された時間を判定する。たとえば、ワイヤレス通信デバイス101の判定ユニット203は、TACが、サブフレームn中で受信されたと判定し得、ここで、nは、繰返し期間中の最後のサブフレームとして規定される。
ステップS702において、ワイヤレス通信デバイス101は、サブフレームの数mの形式で、サブフレームnと第1の繰返しアップリンク送信T0の第1のサブフレームkとの間の時間差を判定する。たとえば、ワイヤレス通信デバイス101の判定ユニット203は、図6に示されている、TACの受信からアップリンク繰返し期間1の始まり(第1のフレーム)までに経過するサブフレームの数mを判定し得る。
ステップS703において、ワイヤレス通信デバイス101は、サブフレームn+q中のTACの適用が、第1のサブフレームの後にアップリンク繰返し期間1の終了まで発生することになるかどうかを決定することであって、qが、サブフレームの数の形式で、使用される無線アクセス技術RATのタイプに応じた指定された時間を表す、決定することを行い得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス101中の決定ユニット204は、mと、たとえばレガシーLTEではq=6である、qとを比較することによって、この決定ステップを実施し得る。
この数mが数qよりも大きいかまたはそれに等しい場合(S703:はい)、ステップS704において、ワイヤレス通信デバイス101は、第1のアップリンク送信期間においてTACを適用することになる。たとえば、ワイヤレス通信デバイス101の適用ユニット205は、アップリンク繰返し期間1として示されている、第1の繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームkにおいてTACを適用し得る。
一方、mがqよりも小さい場合(S703:いいえ)、ステップS705において、ワイヤレス通信デバイス101は、その始まり(第1のフレームs)がs≧n+qを満足する次のアップリンク繰返し期間まで、TACの適用を延期し得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス101の適用ユニット205は、アップリンク繰返し期間2として示されている、第2の繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームs、またはその第1のフレームsがs≧n+qを満足する任意の他の繰返し期間においてTACを適用し得る。
図6および図7は、ワイヤレス通信デバイス101が1つのアップリンク繰返し信号のみを送信するように設定された例によって説明されるが、同じ方法は、ワイヤレス通信デバイス101が、時間的に互いと重複しない少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定された例に好適である。
上記実施形態で説明されたように、本明細書の方法を適用する提案されるTACでは、TACは、TACの受信からの指定された遅延以後に適用されるものとし、進行中の繰返し期間中に適用されていないものとする。すなわち、TACが適用される時間とTACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいものとし、TACの適用が、繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームの後、前記繰返しアップリンク送信の終了までの期間中に発生しないものとする。たとえば、TACの適用は、アップリンク繰返し期間1の第1のサブフレームの後、アップリンク繰返し期間1の終了までの期間中に発生しないものとし、TACの適用は、アップリンク繰返し期間2の第1のサブフレームの後、アップリンク繰返し期間2の終了までの期間中に発生しないものとし、以下同様である。
本明細書で提案される新しいルールは、ワイヤレス通信デバイスが、その繰返し期間が時間的に互いと部分的に重複する少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定された場合に適用可能である。一実施形態では、重複繰返し期間中に少なくとも2つの繰返しアップリンク信号を送信するように設定されたとき、TACの適用を適応させる、ワイヤレス通信デバイスにおける方法が、本明細書で提案される。
この場合、開示されるルールは、ワイヤレス通信デバイスに、他のアップリンク信号のいずれの繰返し期間とも時間的に重複しないアップリンク信号のいずれかの繰返し期間の開始において、受信されたTACを適用するように求める。
図6および図7で説明されたように、TACはまた、この場合、n+q時間リソース以後において適用されるべきであり、たとえばLTEの場合q=6サブフレームである。この技法は、重複する繰返し期間にわたる繰返しで設定された2つのアップリンク信号を含む一例を用いてさらに詳述される。しかしながら、本技法は、少なくとも部分的に重複する時間にわたるいくつかの繰返しを伴って送信するように設定された任意の数のアップリンク信号に適用可能である。
ワイヤレス通信デバイス101が、第1の繰返し期間(T1)にわたるある繰返しを伴う1つの第1の信号と、第2の繰返し期間(T2)にわたるある繰返しを伴う少なくとも第2の信号とで設定されると仮定する。T1とT2とが、時間的に少なくとも部分的に重複するとさらに仮定される。たとえば、ワイヤレス通信デバイス101は、T1にわたる32回の繰返しを伴うPUSCHなどの第1の信号を送信するように設定され得る。ワイヤレス通信デバイス101はまた、T2中のある数の繰返しを伴うランダムアクセスなどの第2の信号を送信するように設定され得る。また別の実施形態では、UEが、繰返しを伴わない、1つの送信試み、すなわち、元の送信のみを用いて、T0中にRAを実行すると想定される。
ワイヤレス通信デバイス101は、自律的にまたはネットワークノード102から受信された要求に応答して、RA送信を起動し得る。UEは、以下の理由、たとえば、TA、UE RxーTx時間差、eNB Rx-Tx時間差など、測位測定を実施するために、またはその測位測定をeNBが実施することを可能にするために、などのうちの1つまたは複数のために、RA送信を実施し得る。
開示される方法のいくつかの実施形態によれば、ワイヤレス通信デバイス101の挙動は、以下の通りである。ワイヤレス通信デバイス101は、
- アップリンク信号のいずれかの進行中のアップリンク繰返し期間中にアップリンク送信タイミングを調整するために、受信されたTACのいずれかを適用することを許容されないが、繰返し期間が進行中でないとき、以下などにおいて、ワイヤレス通信デバイス101のアップリンク送信タイミングを自律的に調整することを許容される、すなわち、
- n+X時間リソース(たとえばサブフレーム単位でn+q)以後に発生する時間リソースにおいて、および時間的に重複する他の信号の繰返し期間の開始時間と比較して最も早い開始時間をもつ信号の繰返し期間の開始において発生する時間リソースにおいて、または
- n+X時間リソース(たとえばサブフレーム単位でn+q)以後に発生する時間リソースにおいて、および時間的に重複する他の信号の繰返し期間の終了時間と比較して最も遅い終了時間をもつ信号の繰返し期間の終了の後に発生する時間リソースにおいて。
いくつかの実施形態では、繰返し期間(Ta、Tb)の間の相対的な整合(および場合によっては繰返し期間の間の関係の確立をいつ実施すべきか)が、遅延n+Xの影響を受けるべきである。しかしながら、他の実施形態では、繰返し期間(Ta、Tb)の間の相対的な整合(および場合によっては繰返し期間の間の関係の確立をいつ実施すべきか)が、遅延n+Xの影響を受けるべきではない。
上記のUEの挙動は、第1の信号送信および第2の信号送信が、それぞれ、T1およびT2の少なくとも部分的に重複する繰返し期間を有する一例を用いて詳述される。T1がT2の前に開始し、T1がT2の前に終了する、すなわち、T2がT1の後に終結すると仮定する。この例では、UEは、T1の開始からおよびT2の終了まで、UEのアップリンクタイミングを調整するためにTACコマンドを適用することを許容されない。しかしながら、UEは、時間リソースが、n+X(たとえばサブフレーム単位でn+q、LTEの場合q=6サブフレーム)時間リソースよりも後に発生するという条件で、T1の直前にまたはT2の直後に発生する時間リソース中で、UEのアップリンク送信タイミングを調整または変更するために、受信されたTACコマンドを適用することを許容される。
図8は、ワイヤレス通信デバイス101における整合動作の一例を示す概略図である。整合動作は、ワイヤレス通信デバイス101の整合ユニット207によって実施され得る。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイス101は、送信ユニット206をさらに含む。図8(a)に示されているように、送信ユニット206は、その繰返し期間が時間的に互いと部分的に重複する少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定され得る。たとえば、異なる繰返し期間Ta、Tbをもつ2つのアップリンク信号は、それぞれ、アップリンクチャネルaおよびアップリンクチャネルb中で送信していることがある。
この手法の目的は、できる限り、複数のアップリンク信号の繰返し期間の間の整合を許容することである。この整合は、ワイヤレス通信デバイス101が、各アップリンク信号の繰返し期間の終了の後に、直ちにまたはより短い遅延を伴って、および時間リソースn+Xの発生の後すぐに、ワイヤレス通信デバイスのアップリンク送信タイミングを調整するために、受信されたTACコマンドを適用することを可能にする。言い換えれば、繰返し期間(Ta、Tb)の重複する時間が最大化されるか、またはアップリンク信号の単一の送信が最小化される。以下に例が示されている。
いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイス101は、ある数の繰返しを伴う少なくとも2つのアップリンク信号の繰返し期間が以下の関係のうちの1つまたは複数によって関係付けられることを保証することによって、それらのアップリンク信号を調整し得る。
- それらの繰返し期間が、図8(b)に示されているように、たとえば同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて同時に開始する、
- それらの繰返し期間が、図8(c)に示されているように、たとえば同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて同時に終了する、
- それらの繰返し期間が、ある持続時間(Δ1)内に、たとえば5つのサブフレームなど、X個の時間リソース内に開始する、
- それらの繰返し期間が、ある持続時間(Δ2)内に、たとえば10個のサブフレームなど、Y個の時間リソース内に終了する。
さらに、この手法は、ワイヤレス通信デバイス101において行われるものとして説明されるが、同様の方法が、ユーザ機器(UE)でもあり得るワイヤレス通信デバイス101と通信しているネットワークノード102であり得る、ノードにおいて実装され得る。他の実施形態では、UEアップリンクTAC適用プロシージャを拡張するための、繰返しを伴うアップリンク信号を設定するノードにおける方法が、本明細書で説明される。
たとえば図5のS502に示されている、この方法では、ネットワークノード102は、ある数の繰返しを伴う少なくとも2つのアップリンク信号の繰返し期間が、以下の関係のうちの1つまたは複数によって関係付けられることを保証することによって、それらのアップリンク信号とともにワイヤレス通信デバイス101を設定し得る。
- それらの繰返し期間が、同時に、たとえば同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて開始する、
- それらの繰返し期間が、同時に、たとえば同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて終了する、
- それらの繰返し期間が、ある持続時間(Δ1)内に、たとえば5つのサブフレームなど、X個の時間リソース内に開始する、
- それらの繰返し期間が、ある持続時間(Δ2)内に、たとえば10個のサブフレームなど、Y個の時間リソース内に終了する。
繰返し期間の間の上記の関係は、TACがUEによって適用されなければならないとUEによって判定されたとき、たとえばUEが、ネットワークノードから少なくとも1つのTACを受信したまたは受信することを予想したとき、ノードがUEである場合、ノードによって確立または保証される。繰返し期間の間の上記の関係は、UEが、UEのアップリンクタイミングを調整するために少なくとも1つのTACとともに設定されることを予想されるかまたは設定されるとNWノードによって判定されたとき、ノードがネットワークノードである場合、ノードによって確立または保証される。これは、たとえば、UEとNWノードとの間の伝搬遅延が、あるしきい値、たとえば、3μsよりも大きいとNWノードが識別したとき、判定され得る。繰返し期間の間の上記の関係は、実装形態固有であるか、あらかじめ規定されるか、またはネットワークノードによってUEにおいて設定され得る。
たとえば、UEが、ネットワークノードによって、T1の繰返し期間にわたるある繰返しを伴う第1の信号(PUSCH)を送信するように設定されたと仮定する。T1中に、ネットワークノードは、UEに、T2の繰返し期間にわたるある繰返しを伴う第2の信号(ランダムアクセス)を送信することをさらに要求し得る。特殊な場合として、第2の信号のための繰返しは、1、すなわち、R=1であり得る。例示的な一実装形態では、UEは、T1の終了までにすべての繰返しを用いてRAを送信する、すなわち、T2が、T1の直前または直後の単一および最後の時間リソースにおいて終了する、ように設定され得る。T1の終了においてT2をスケジュールすることによって、UEは、T1の直後に、またはT1の1時間リソース後にUEのアップリンク送信タイミングを調整することを許容される。言い換えれば、重複する繰返し期間をもつアップリンク送信のために設定された2つまたはそれ以上の信号があるとき、UE送信タイミング調整が遅延されないか、または調整が最小遅延で適用される。別の例では、T1中の送信は、T2における送信よりも優先され、T2は、T1の残り時間にわたるので、UEは、T1の開始においてタイミングを補正することができる。しかし、T2が完了された後に残されたT1の一部があるので、UEは、T2の始まりにおいてタイミングを補正することを許容されないことになる。
図面には示されていないが、本明細書の提案される実施形態は、さらなる実施形態をも含むことができる。さらなる実施形態は、以下の状況において好適であり得る。ワイヤレス通信デバイス101は、ネットワークノード(たとえばeノードB)から複数のTACを受信しているが、上記で説明された遅延に関する考慮事項のために、それらを直ちに考慮に入れない。代わりに、UEは、むしろ、アップリンクタイミング調整により好適である後の時点までTACを覚えている。少なくとも以下の可能性がある。
1.最後の受信されたTAコマンドのみが考慮に入れられる。以前の受信されたTAコマンドが廃棄される。したがって、ネットワークノード(eNB)にとって、以前のTAコマンドが失われたかのようである。この手法を用いると、eNBは、実際に、UEが以前のTAコマンドを廃棄していることに気づいている必要がない。この実施形態では、適用ユニット205は、たとえば、最後の受信されたTACのみを適用するように設定される。
2.すべてのTAコマンド(累積)が同時に効果を生じる。ここで、UEは、1ステップで適用されるべきすべてのTAコマンドを加算する。この手法は、eNBが、ある時間期間にわたって小さいタイミング調整に対応するいくつかのTAコマンドを送ることを許容し、いくつかのTAコマンドは、その場合、適切な時間において効果を生じることができる。これは、eNBが、UEがTAコマンドをバッファしていることに気づいていると仮定する。この実施形態では、ワイヤレス通信デバイス101は、複数のTACを加算するように設定された加算ユニット208をさらに含み、適用ユニット205は、たとえば、加算された複数のTACを適用するように設定される。
3.TAコマンドは、適切な異なる時間において段階的に効果を生じるために累積される。ここで、TA調整は、1ステップで適用されるには大きすぎ、したがって、UEは、すべてのTAコマンドを加算し、それらを、いくつかのステップで適用されるべき別個の増分に分割し、各増分は、可能な/許容される最大TA調整よりも大きくない。ここで、また、NWノードは、UEがTAコマンドをバッファしていることに気づいている必要がある。この実施形態では、ワイヤレス通信デバイス101は、複数のTACを加算するように設定された加算ユニット208と、複数のTACを複数の別個の増分に分割するように設定された分割ユニット209とをさらに備え、各増分は、許容される最大タイミングアドバンス調整よりも大きくない。適用ユニット205は、複数の増分を、それぞれ、複数のプロセス(ステップ)におけるTACとして適用するように設定される。
図9は、ネットワークノード900の一例を示す概略ブロック図である。図10は、ワイヤレス通信デバイス1000の一実施形態を示す概略ブロック図である。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード900は、限定はしないが、(I/Oとして示されている)入出力インターフェース901と、(PROCとして示されている)プロセッサ902と、(MEMとして示されている)メモリ903とを含み得る。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイス1000は、限定はしないが、(I/Oとして示されている)入出力インターフェース1001と、(PROCとして示されている)プロセッサ1002と、(MEMとして示されている)メモリ1003とを含み得る。
メモリ903およびメモリ1003は、揮発性(たとえばRAM)および/または不揮発性メモリ(たとえばハードディスクまたはフラッシュメモリ)を備え得る。いくつかの実施形態では、メモリ903およびメモリ1003は、プロセッサ902およびプロセッサ1002によって実行されたとき、プロセッサに上述の方法のいずれかを行わせる、コンピュータプログラムを記憶するように設定され得る。そのようなメモリ903または1003とのプロセッサ902または1002の組合せは、処理回路と呼ばれることがあり、メモリ903または1003が本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うためのコンピュータプログラムを記憶するとき、処理回路は、それによりそれらの1つまたは複数の技法を行うように設定されることが諒解されよう。別の実施形態では、コンピュータプログラムは、遠隔ロケーション、たとえば(PROGRAMとして示されている)コンピュータプログラム製品904および1004に記憶され得、たとえばキャリア905および1005を介してプロセッサ902および1002によってアクセス可能であり得る。
コンピュータプログラム製品は、リムーバブルコンピュータ可読媒体、たとえばディスケット、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタルビデオディスク)、フラッシュもしくは同様のリムーバブルメモリ媒体(たとえばコンパクトフラッシュ、SDセキュアデジタル、メモリースティック、ミニSD、MMCマルチメディアカード、スマートメディア)、HD-DVD(高精細度DVD)、またはBluray DVD、USB(ユニバーサルシリアルバス)ベースリムーバブルメモリ媒体、磁気テープ媒体、光記憶媒体、光磁気媒体、バブルメモリ上に分散されおよび/またはそれらに記憶され得るか、あるいはネットワーク(たとえばイーサネット、ATM、ISDN、PSTN、X.25、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはインフラストラクチャノードにデータパケットをトランスポートすることが可能な同様のネットワーク)を介して、伝搬された信号として分散され得る。
上記で詳細に説明されたいくつかの実施形態は、LTEについて説明された。しかしながら、実施形態は、UEが、たとえばLTE FDD/TDD、WCDMA/HSPA、GSM/GERAN、WiFi、WLAN、CDMA2000、NRなど、信号(たとえばデータ)を受信および/または送信する、任意のRATまたはマルチRATシステムに適用可能である。ネットワークノードは、2つ以上のセルを使用する、たとえばPCell、SCell、PSCellを使用する動作のために設定され得る。
本明細書で開示される方法は、ネットワークノードとUEとの間で通信が行われる場合について例示されるが、同じ方法は、通信が少なくとも2つのノード、すなわち、ノード1とノード2との間で発生するときにも適用され得る。
第1のノードの例としては、ノードB、MeNB、SeNB、MCGまたはSCGに属するネットワークノード、基地局(BS)、MSR BSなどの多規格無線(MSR)無線ノード、eノードB、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、ドナーノード制御リレー、基地トランシーバ局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、コアネットワークノード(たとえばMSC、MMEなど)、O&M、OSS、SON、測位ノード(たとえばE-SMLC)、MDTなどがある。
第2のノードの例としては、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、プロキシミティ対応UE(すなわち、ProSe UE)、マシン型UEまたはマシンツーマシン(M2M)通信が可能なUE、PDA、PAD、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE:laptop embedded equipped)、ラップトップ搭載機器(LME:laptop mounted equipment)、USBドングルなどがある。
(D2D、サイドリンクとしても知られる)ProSe動作の場合、通信は2つのProSe対応UE間で行われる。UEによるProSe動作は、半二重モードにおけるものである、すなわちUEは、ProSe信号/チャネルを送信することまたはProSe信号/チャネルを受信することのいずれかを行うことができる。ProSe UEは、ProSeリレーUEとしても働くことができ、そのタスクは、ProSe UE間のいくつかの信号を中継するが、他のノード(たとえばネットワークノード)にもいくつかの信号を中継することである。また、ProSeのための関連する制御情報があり、そのうちの一部がProSe UEによって送信され、残りがeNBによって送信される(たとえば、セルラーダウンリンク制御チャネルを介して送信されるProSe通信のためのProSeリソース許可)。ProSe送信は、ネットワークによって設定されたか、またはProSe UEによって自律的に選択されたリソース上で発生し得る。ProSe送信(たとえばPSDCH)は、連続するサブフレーム上で送信されるいくつかの(たとえば3つの)再送信を含む。再送信または繰返しが、良好なSD-RSRP測定性能を達成するために必要とされる。SD-RSRP測定値は、ProSe UEによるProSeリレー選択を実施するために使用される。
ネットワークカバレッジの下で動作するProSe UEは、再送信/繰返しを採用すると同時にネットワークノードのタイミングに従い得る。現在の仕様によれば、ProSe UEは、タイミングアドバンスコマンド(TAC)が利用可能である場合、TACに従う。受信されたTACをいつ適用するべきかについての本明細書で提案されるルールがなければ、これは、受信ノード、たとえばこれらの送信信号に対する測定を実施するUEについて問題を生じ得る。この場合、ProSeは、ProSe(サイドリンク)送信期間の始まりまで経過する必要があるサブフレームの数mを判定する。この数mが、受信されたTACが適用される数q、たとえばレガシーLTEの場合のようにq=6、を超えるかまたはそれに等しい場合、ProSe UEは、第1のサイドリンク送信期間においてTACを適用し得る。一方、mがqよりも小さい場合、ProSe UEは、その始まりがサブフレームn+qの後である(すなわち連続するサブフレーム上のすべての再送信を含む)次のサイドリンク送信期間まで、TACの適用を延期する。
「備える、含む(comprising)」または「含む(including)」という単語は、列挙されている要素またはステップ以外の要素またはステップの存在を除外せず、要素に先行する「a」または「an」という単語は、そのような要素が複数存在することを除外するものではないことに留意されたい。本発明は、少なくとも部分的にハードウェア、ファームウェアまたはソフトウェアで実装され得る。いかなる参照符号も、特許請求の範囲を限定せず、いくつかの「手段」、「デバイス」、および「ユニット」は、ハードウェアの同じ項目によって表され得ることにさらに留意されたい。
実施形態が本明細書で図示され、説明されたが、本技術の真の範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正が行われ得、その要素の代わりに均等物が使用され得ることが当業者によって理解されよう。さらに、その中心範囲から逸脱することなく、特定の状況および本明細書の教示に適応するために多くの変更が行われ得る。それゆえ、本実施形態は、本技術を実行するために企図される最良の形態として開示される特定の実施形態に限定されないが、本実施形態は、添付の特許請求の範囲内に入るすべての実施形態を含むことが意図される。
略語説明:
BW 帯域幅
CE カバレッジ拡張
CP サイクリックプレフィックス
DCI ダウンリンク制御情報
DFT 離散フーリエ変換
DMRS 復調用参照信号
DRX 間欠受信
eMTC エボルブドMTC
EUTRA(N) 拡張ユニバーサル地上無線アクセス(ネットワーク)
FDD 周波数分割複信
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GSM モバイル通信用グローバルシステム
HARQ ハイブリッド自動再送要求
HD-FDD 半二重FDD
IoT モノのインターネット
LTE UMTSのLong term evolution
MAC メディアアクセス制御
MIB マスタ情報ブロック
M-PDCCH マシン型PDCCH
MTC マシン型通信
NB-IoT 狭帯域IoT
NB-MIB 狭帯域MIB
NB-M-PDCCH 狭帯域M-PDCCH
NB-PBCH 狭帯域PBCH
NB-PDCCH 狭帯域PDCCH
NB-PDSCH 狭帯域PDSCH
NB-PSS 狭帯域PSS
NB-SSS 狭帯域SSS
NB-PUCCH 狭帯域PUCCH
NB-PUSCH 狭帯域PUSCH
NTA 非時間整合
OFDM 直交周波数分割多重
PA 電力増幅器
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PRB 物理リソースブロック
PSS 1次同期信号
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RA ランダムアクセス
RAT 無線アクセス技術
RRC 無線リソース制御
Rx 受信(受信機)
SRS サウンディング参照信号
SSS 2次同期信号
TA タイミングアドバンス
TAC タイミングアドバンスコマンド
TAG タイミングアドバンスグループ
TDD 時分割複信
Tx 送信(送信機)
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク

Claims (6)

  1. 拡張カバレッジモードにおいて動作するワイヤレス通信デバイスと通信しているネットワークノードにおける方法であって、前記拡張カバレッジモードが、前記ワイヤレス通信デバイスから前記ネットワークノードに送られるメッセージの連続繰返しを含み、前記ネットワークノードは、前記ワイヤレス通信デバイスにタイミングアドバンスコマンド(TAC)を送るように設定された送信機を含み、前記方法は、
    異なる繰返し期間(Ta、Tb)をもつ複数のアップリンク信号を送信するように前記ワイヤレス通信デバイスを設定することと、
    前記繰返し期間(Ta、Tb)の重複時間が最大化されるかまたは前記複数のアップリンク信号の単一の送信が最小化されるように、前記繰返し期間(Ta、Tb)の開始点または終了点のうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、前記繰返し期間を整合させるように前記ワイヤレス通信デバイスを設定することと
    前記TACが適用される時間と前記TACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術(RAT)のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいとき、前記TACが適用される時間を適応させるように前記ワイヤレス通信デバイスを設定することであって、前記TACの適用が、繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームの後、前記繰返しアップリンク送信の終了までの期間中に発生しない、ことと
    を含む、方法。
  2. 前記繰返し期間(Ta、Tb)が、以下のルール、すなわち、
    前記繰返し期間を同時に開始するように整合させること、
    前記繰返し期間を同時に終了するように整合させること、
    前記繰返し期間をある持続時間内に開始するように整合させること、および
    前記繰返し期間をある持続時間内に終了するように整合させること
    のうちのいずれか1つから整合される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法が、
    前記ワイヤレス通信デバイスによって使用されるべき前記TACを生成することと、
    前記ワイヤレス通信デバイスに前記TACを送ることと
    をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 拡張カバレッジモードにおいて動作するワイヤレス通信デバイスとの通信において使用するためのネットワークノードであって、前記拡張カバレッジモードが、前記ワイヤレス通信デバイスから前記ネットワークノードに送られるメッセージの連続繰返しを含み、前記ネットワークノードは、前記ワイヤレス通信デバイスにタイミングアドバンスコマンド(TAC)を送るように設定された送信機を含み、前記ネットワークノードは、
    異なる繰返し期間(Ta、Tb)をもつ複数のアップリンク信号を送信するように前記ワイヤレス通信デバイスを設定することと、
    前記繰返し期間(Ta、Tb)の重複時間が最大化されるかまたは前記複数のアップリンク信号の単一の送信が最小化されるように、前記繰返し期間(Ta、Tb)の開始点または終了点のうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、前記繰返し期間を整合させるように前記ワイヤレス通信デバイスを設定することと
    前記TACが適用される時間と前記TACが受信される時間との間の時間差が、使用される無線アクセス技術(RAT)のタイプに応じた指定された時間よりも大きいかまたはそれに等しいとき、前記TACが適用される時間を適応させるように前記ワイヤレス通信デバイスを設定することであって、前記TACの適用が、繰返しアップリンク送信の第1のサブフレームの後、前記繰返しアップリンク送信の終了までの期間中に発生しない、ことと
    を行うように設定された処理回路を備える、ネットワークノード。
  5. 前記繰返し期間(Ta、Tb)が、以下のルール、すなわち、
    前記繰返し期間を同時に開始するように整合させること、
    前記繰返し期間を同時に終了するように整合させること、
    前記繰返し期間をある持続時間内に開始するように整合させること、および
    前記繰返し期間をある持続時間内に終了するように整合させること
    のうちのいずれか1つに従って整合される、請求項4に記載のネットワークノード。
  6. 前記処理回路が、前記ワイヤレス通信デバイスによって使用されるべき前記TACを生成するようにさらに設定され、前記ネットワークノードが、前記ワイヤレス通信デバイスに前記生成されたTACを送るように設定された送信機をさらに備える、請求項4または5に記載のネットワークノード。
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