JP6997581B2 - 生体情報処理装置、生体情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

生体情報処理装置、生体情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本開示は、生体情報処理装置及び生体情報処理方法に関する。さらに、本開示は、当該生体情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及び当該プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体に関する。
隣接した心拍波形間の間隔である複数のRR間隔を用いて患者の自律神経機能の異常を特定する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、心電図解析装置が複数のRR間隔を含むRR間隔データをスペクトル分析(周波数解析)した上で、当該スペクトル分析結果を表示画面上に表示することが開示されている。医療従事者は、スペクトル分析結果を視認することで、患者の自律神経機能の異常の有無を把握することができる。
特開平6-105818号公報
ところで、医療従事者がスペクトル分析結果を視認することで患者の自律神経機能の異常の有無を正確に把握するためには、スペクトル分析されるRR間隔データに不整脈を示すRR間隔が含まれていないことが好ましい。RR間隔データに不整脈を示すRR間隔が含まれている場合、RR間隔データのスペクトルが患者の自律神経機能を正確に反映していない虞がある。一方、RR間隔データから不整脈を示すRR間隔を自動的に特定した上で、不整脈を示すRR間隔を除いたRR間隔データをスペクトル分析する解析装置も知られている。しかしながら、医療従事者は、解析装置が適切に不整脈を特定するための自動処理を実行しているかどうかを視覚的に把握できないため、解析装置によって実行された当該自動処理の信頼性に不安を感じてしまう。このように、上記観点から解析装置(生体情報処理装置)のユーザビリティを改善させる余地がある。
本開示は、ユーザビリティが向上した生体情報処理装置を提供することを目的とする。また、本開示は、生体情報処理方法、当該生体情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及び当該プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る生体情報処理装置は、
プロセッサと、
コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を備える。
前記コンピュータ可読命令が前記プロセッサにより実行されると、前記生体情報処理装置は、
被検者の生体情報を示す生体情報データを取得し、
前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得し、
前記RR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定し、
前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させる。
前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示す。
前記生体情報処理装置は、
前記不整脈を示すRR間隔に関連付けられた複数の第1プロット点の視覚的態様と前記複数の第1プロット点以外の前記RR間隔データのプロット点の視覚的態様が互いに異なるように、前記RR間隔データを前記2次元座標系上に表示させる。
本発明の一態様に係る生体情報処理装置は、
プロセッサと、
コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を備える。
前記コンピュータ可読命令が前記プロセッサにより実行されると、前記生体情報処理装置は、
被検者の生体情報を示す生体情報データを取得し、
前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得し、
前記RR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定し、
前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させ、
前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
前記不整脈を示すRR間隔以外の前記RR間隔データに基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得し、
前記第1パラメータの時間変化を示す第1トレンドグラフを表示させる。
本発明の一態様に係る生体情報処理装置は、
プロセッサと、
コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を備える。
前記コンピュータ可読命令が前記プロセッサにより実行されると、前記生体情報処理装置は、
被検者の生体情報を示す生体情報データを取得し、
前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得し、
前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させ、ここで、前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
操作者からの入力操作に応じて、前記RR間隔データの複数のプロット点のうち複数の第1プロット点を特定し、
前記特定された第1プロット点に関連付けられたRR間隔に基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得する。
本発明の一態様に係る生体情報処理方法は、コンピュータによって実行され、
(a)被検者の生体情報を示す生体情報データを取得するステップと、
(b)前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得するステップと、
(c)前記RR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定するステップと、
(d)前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させるステップと、を含む。
前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示す。
前記ステップ(d)では、前記不整脈を示すRR間隔に関連付けられた複数の第1プロット点の視覚的態様と前記複数の第1プロット点以外の前記RR間隔データのプロット点の視覚的態様が互いに異なるように、前記RR間隔データが前記2次元座標系上に表示される。
本発明の一態様に係る生体情報処理方法は、コンピュータにより実行され、
(a)被検者の生体情報を示す生体情報データを取得するステップと、
(b)前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得するステップと、
(c)前記RR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定するステップと、
(d)前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させるステップと、ここで、前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
(e)前記不整脈を示すRR間隔以外の前記RR間隔データに基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得するステップと、
(f)前記第1パラメータの時間変化を示す第1トレンドグラフを表示させるステップと、
を含む。
本発明の一態様に係る生体情報処理方法は、コンピュータにより実行され、
(a)被検者の生体情報を示す生体情報データを取得するステップと、
(b)前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得するステップと、
(c)前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させるステップと、ここで、前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
(d)操作者からの入力操作に応じて、前記RR間隔データの複数のプロット点のうち複数の第1プロット点を特定するステップと、
(e)前記特定された第1プロット点に関連付けられたRR間隔に基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得するステップと、
を含む。
前記生体情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及び当該プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体が提供される。
本発明によれば、ユーザビリティが向上した生体情報処理装置を提供することができる。さらに、本発明によれば、生体情報処理方法、当該生体情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及び当該プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供することができる。
本発明の実施形態に係る生体情報処理装置を示すハードウェア構成図である。 本発明の第1実施形態に係る生体情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。 操作者からの入力操作前における2次元座標系が表示された表示画面の一例を示す図である。 操作者からの入力操作後における2次元座標系が表示された表示画面の一例を示す図である。 バイタルサインのトレンドグラフと自律神経機能のトレンドグラフを表示画面に表示する処理の一例を示すフローチャートである。 患者の自律神経機能に関連するパラメータを取得する処理の一例を示すフローチャートである。 バイタルサインのトレンドグラフと自律神経機能のトレンドグラフが表示された表示画面の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る生体情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。 2次元座標系に表示されたRR間隔データの複数のプロット点が操作者によって選択される様子を示す図である。
以下、本実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態の説明において既に説明された要素と同一の参照番号を有する要素については、説明の便宜上、その説明は省略する。最初に、図1を参照して本発明の実施形態(以下、単に本実施形態という。)に係る生体情報処理装置1のハードウェア構成について以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る生体情報処理装置1のハードウェア構成図を示す。図1に示すように、生体情報処理装置1(以下、単に処理装置1という。)は、制御部2と、記憶装置3と、ネットワークインターフェース4と、表示装置5と、入力操作部6と、センサインターフェース7とを備える。これらはバス8を介して互いに通信可能に接続されている。
処理装置1は、患者P(被検者)のバイタルサインのトレンドグラフを表示するための専用装置(生体情報モニタ等)であってもよいし、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、スマートフォン、タブレット、操作者U(医療従事者)の身体(例えば、腕や頭等)に装着されるウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチやARグラス等)であってもよい。
制御部2は、メモリとプロセッサを備えている。メモリは、コンピュータ可読命令(プログラム)を記憶するように構成されている。例えば、メモリは、各種プログラム等が格納されたROM(Read Only Memory)やプロセッサにより実行される各種プログラム等が格納される複数ワークエリアを有するRAM(Random Access Memory)等から構成されてもよい。また、メモリは、フラッシュメモリ等によって構成されてもよい。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)及び/又はGPU(Graphics Processing Unit)である。CPUは、複数のCPUコアによって構成されてもよい。GPUは、複数のGPUコアによって構成されてもよい。プロセッサは、記憶装置3又はROMに組み込まれた各種プログラムから指定されたプログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で各種処理を実行するように構成されてもよい。
特に、プロセッサが後述する生体情報処理プログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で当該プログラムを実行することで、制御部2は、処理装置1の各種動作を制御してもよい。生体情報処理プログラムの詳細については後述する。
記憶装置3は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の記憶装置(ストレージ)であって、プログラムや各種データを格納するように構成されている。記憶装置3には、生体情報処理プログラムが組み込まれてもよい。また、記憶装置3には、患者P(被検者)の生体情報を示す生体情報データ(例えば、心電図データ、血圧データ、体温データ、SpO2(動脈血酸素飽和度)データ、CO2データ、呼吸データ等)が保存されてもよい。例えば、心電図センサ20によって取得された心電図データは、センサインターフェース7を介して記憶装置3に保存されてもよい。
ネットワークインターフェース4は、処理装置1を通信ネットワークに接続するように構成されている。具体的には、ネットワークインターフェース4は、通信ネットワークを介してサーバ等の外部装置と通信するための各種有線接続端子を含んでもよい。また、ネットワークインターフェース4は、外部装置と無線通信するための各種処理回路及びアンテナ等を含んでもよい。外部装置と処理装置1との間の無線通信規格は、Wi-Fi(登録商標),Bluetooth(登録商標),ZigBee(登録商標)又はLPWAである。通信ネットワークは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)又はインターネット等である。例えば、生体情報処理プログラムや生体情報データは、通信ネットワーク上に配置されたサーバからネットワークインターフェース4を介して取得されてもよい。
表示装置5は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置であってもよいし、操作者の頭に装着される透過型又は非透過型のヘッドマウントディスプレイ等の表示装置であってもよい。さらに、表示装置5は、画像をスクリーン上に投影するプロジェクターであってもよい。例えば、図3に示す表示画面30が表示装置5に表示される。表示画面30は、GUI画面等のユーザインターフェース画面である。尚、処理装置1は、表示装置5を備えていなくてもよい。例えば、表示画面30が処理装置1と通信可能に接続された外部装置の表示装置に表示されてもよい。この場合、処理装置1は、ネットワークインターフェース4又は入力インターフェースを介して表示画面30を外部装置の表示装置に表示させてもよい。
入力操作部6は、処理装置1を操作する操作者U(医療従事者)の入力操作を受付けると共に、当該入力操作に対応する指示信号を生成するように構成されている。入力操作部6は、例えば、表示装置5上に重ねて配置されたタッチパネル、筐体に取り付けられた操作ボタン、マウス及び/又はキーボード等である。入力操作部6によって生成された指示信号がバス8を介して制御部2に送信された後、制御部2は、指示信号に応じて所定の動作を実行する。
センサインターフェース7は、心電図センサ20、血圧センサ21、体温センサ22等のバイタルセンサを処理装置1に接続するためのインターフェースである。センサインターフェース7は、これらのセンサから出力される生体情報データが入力される入力端子を含んでもよい。また、これらのセンサと無線通信するための各種処理回路及びアンテナ等を含んでもよい。心電図センサ20は、患者Pの心電図データを取得するように構成されている。心電図データは、患者Pの心電図波形を示すデータである。血圧センサ21は、患者Pの血圧データを取得するように構成されている。血圧データは、患者Pの血圧の時間変化を示すデータである。体温センサ22は、患者Pの体温データを取得するように構成されている。体温データは、患者Pの体温の時間変化を示すデータである。心電図データ、血圧データ及び体温データは、患者Pの生体情報を示す生体情報データの一例である。尚、本実施形態では、生体情報データの一例として、心電図データ、血圧データ及び体温データが取得されているが、SpO2の時間変化を示すSpO2データ、CO2値(CO2濃度やCO2排出量等)の時間変化を示すCO2データ、患者の呼吸レベルの時間変化を示す呼吸データが生体情報データとして更に取得されてもよい。
(第1実施形態)
次に、図2~図4を参照することで本発明の第1実施形態(以下、単に第1実施形態という。)に係る生体情報処理方法について説明する。図2は、第1実施形態に係る生体情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。図3は、操作者Uからの入力操作前における2次元座標系Gが表示された表示画面30(GUI画面)の一例を示す図である。図4は、操作者Uからの入力操作後における表示画面30の一例を示す図である。
図2に示すように、ステップS1において、制御部2は、患者Pの心電図データを取得する。特に、制御部2は、心電図センサ20からリアルタイムに心電図データを取得してもよいし、記憶装置3に保存された心電図データを取得してもよい。さらに、制御部2は、通信ネットワーク上に配置されたサーバ等を介して患者Pの心電図データを取得してもよい。尚、第1実施形態では、制御部2は、RR間隔データを取得するため心電図データ(生体情報データの一例)を取得しているが、RR間隔データを取得するために、心電図データに代わって脈波データ又は血圧データを取得してもよい。この場合、心電図センサ20に代わって/又は加えて、患者Pの脈波データを取得するように構成された脈波センサがセンサインターフェース7に通信可能に接続されてもよい。
次に、制御部2は、心電図データに基づいてRR間隔データを取得する(ステップS2)。例えば、制御部2は、心電図データから複数のR波のピーク点の時刻を特定することで、複数のRR間隔を特定してもよい。RR間隔データは、複数の心拍番号nと、各々が複数の心拍番号nの一つに関連付けられた複数のRR間隔Rを含んでもよい(nは自然数)。RR間隔は、所定の心拍波形(QSR波形)のR波と当該所定の心拍波形に隣接する心拍波形のR波との間の間隔である。例えば、n番目のRR間隔Rは、n番目に出現した心拍波形WのR波と(n+1)番目に出現した心拍波形Wn+1のR波との間の間隔によって規定される。
次に、制御部2は、RR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定する(ステップS3)。例えば、制御部2は、心電図データに含まれる心拍波形(QRS波形)の形状や大きさに基づいて不整脈を示す心拍波形Wn(不整脈波形)を特定した上で、不整脈波形に関連付けられたRR間隔Rnを特定してもよい。ここで、不整脈波形に関連付けられたRR間隔Rnとは、不整脈波形のR波とこれに隣接する心拍波形のR波との間の間隔を示す。さらに、制御部2は、心拍波形に関連付けられたRR間隔以外の各パラメータに基づいて不整脈を示す心拍波形Wn(不整脈波形)を特定した上で、不整脈波形に関連付けられたRR間隔Rnを特定してもよい。このように、ステップS3において、処理装置1によって不整脈を示すRR間隔が自動的に特定される。
また、制御部2は、制御部2は、座標Pn-1(Rn-1,R)及び座標P(R,Rn+1)が以下の条件式(1)を満たさない場合に、n番目のRR間隔Rを不整脈を示すRR間隔として特定してもよい。

+α≦Rn+1≦R-α・・・(1)

ここで、Rn-1は、(n-1)番目のRR間隔である。Rは、n番目のRR間隔である。Rn+1は(n+1)番目のRR間隔である。上記条件式(1)において、αは任意の値である。例えば、αが100msに設定されてもよい。
次に、ステップS4において、制御部2は、表示画面30における2次元座標系G上に複数のRR間隔R(nは自然数)を有するRR間隔データを複数のプロット点として表示する(図3参照)。図3に示すように、表示画面30(GUI画面)は、2次元座標系Gが表示される表示領域31と、操作者Uからの入力操作を受付けるコマンドボタン32とを有する。2次元座標系Gの横軸は、n番目のRR間隔Rを示す一方で、2次元座標系Gの縦軸は、(n+1)番目のRR間隔Rn+1を示す。尚、2次元座標系Gの横軸がRR間隔Rn+1を示す一方で、2次元座標系Gの縦軸がRR間隔Rを示してもよい。
図3に示すように、RR間隔データが2次元座標系G上にローレンツプロット(ポアンカレプロット)として表示される。2次元座標系G上では、RR間隔R及びRn+1から構成される座標P(R,Rn+1)上にプロット点が表示される。例えば、R10=500ms,R11=530msの場合、P10(500,530)上にプロット点が表示される。図3では、2次元座標系G上に表示された全てのプロット点の表示色は同一色であるものとする。
次に、図2のステップS5において、制御部2は、操作者Uからの入力操作があるかどうかを判定する。特に、制御部2は、コマンドボタン32(図3参照)に対する操作者Uの入力操作があったかどうかを判定する。例えば、操作者Uがマウスを用いたクリック操作又は手指を用いたタッチ操作を通じてコマンドボタン32(図3参照)を指定した場合に、制御部2は、コマンドボタン32に対する操作者Uの入力操作があったと判定する(ステップS5で”Y”)。
ステップS5の判定結果が”Y”である場合、制御部2は、ステップS6の処理を実行する。一方、ステップS5の判定結果が”N”である場合、制御部2は本処理を終了する。
ステップS6において、制御部2は、RR間隔データの複数のプロット点のうち不整脈を示すRR間隔Rに関連付けられた複数のプロット点(以下、不整脈プロット点という。)の視覚的態様(例えば、表示色、表示形状等)を変更する。特に、制御部2は、不整脈プロット点の視覚的態様と不整脈プロット点以外のRR間隔データのプロット点の視覚的態様が互いに異なるように、RR間隔データを2次元座標G上に表示させる。不整脈プロット点は、不整脈を示すRR間隔Rによって構成された座標P(R,Rn+1)上に表示されるプロット点または座標Pn-1(Rn-1,R)上に表示されるプロット点である。
例えば、図4に示すように、制御部2は、不整脈プロット点の表示色が不整脈プロット点以外のプロット点の表示色と異なるように不整脈プロット点の表示色を変更してもよい。また、制御部2は、不整脈プロット点の表示形状が不整脈プロット点以外のプロット点の表示形状と異なるように不整脈プロット点の表示形状を変更してもよい。例えば、不整脈プロット点の表示形状が円形状から四角形状に変更されてもよい。さらに、制御部2は、不整脈プロット点を透明化(非可視化)することで、不整脈プロット点以外のプロット点のみを可視化してもよい。
このように、第1実施形態によれば、不整脈プロット点の視覚的態様と不整脈プロット点以外のプロット点の視覚的態様が異なるように、RR間隔データが2次元座標系G上にローレンツプロットとして表示される。このように、操作者U(医療従事者)は、2次元座標系G上に可視化された複数のプロット点を視認することで、処理装置1によって不整脈として特定されたRR間隔Rを視覚的に認識することができると共に、処理装置1が適切に不整脈を特定するための自動処理を実行しているかどうかを直感的に把握することができる。したがって、ユーザビリティが向上した処理装置1を提供することができる。
尚、第1実施形態では、不整脈プロット点の視覚的態様が変更されているが、不整脈プロット点以外のプロット点の視覚的態様が変更されてもよい。さらに、第1実施形態では、操作者Uからの入力操作に応じて不整脈を示すRR間隔に関連付けられたプロット点の視覚的態様が変更されているが、操作者Uからの入力操作なしに不整脈を示すRR間隔に関連付けられたプロット点の視覚的態様又は不整脈プロット点以外のプロット点の視覚的態様が変更されてもよい。
次に、図5から図7を参照して患者Pのバイタルサインのトレンドグラフと患者Pの自律神経機能のトレンドグラフを表示画面40(図7参照)上に表示する処理について以下に説明する。図5は、バイタルサインのトレンドグラフと自律神経機能のトレンドグラフを表示画面40上に表示する処理の一例を示すフローチャートである。図6は、患者Pの自律神経機能に関連するパラメータを取得する処理の一例を示すフローチャートである。図7は、バイタルサインのトレンドグラフと自律神経機能のトレンドグラフが表示される表示画面40(GUI画面)の一例を示す図である。
図5に示すように、ステップS11において、制御部2は、生体情報データとして血圧データ、心電図データ及び体温データを取得する。具体的には、リアルタイムに生体情報データが取得される場合、制御部2は、心電図センサ20から心電図データをリアルタイムに取得し、血圧センサ21から血圧データをリアルタイムに取得し、体温センサ22から体温データをリアルタイムに取得してもよい。一方、制御部2は、記憶装置3に保存された心電図データ等の生体情報データを取得してもよい。さらに、制御部2は、通信ネットワーク上に配置されたサーバ等を介して生体情報データを取得してもよい。尚、制御部2は、心電図データのみを取得してもよい。また、上記したように、脈波データからもRR間隔データを取得することができるため、心電図データに代わって、脈波データが取得されてもよい。さらに、制御部2は、生体情報データとして、SpO2データ、CO2データ及び/又は呼吸データを取得してもよい。
次に、ステップS12において、制御部2は、生体情報データ(心電図データ、血圧データ、体温データ等)に基づいて、患者Pのバイタルサインに関連するパラメータ(第2パラメータ)を取得する。特に、制御部2は、生体情報データに基づいて、患者Pのバイタルサインに関連するパラメータの時間変化を示すデータを取得してもよい。図7に示すように、バイタルサインに関連するパラメータは、例えば、心拍数(HR)、体温(TEMP)、脈圧変動(PPV)、平均血圧値(ART_M)、最高血圧値(ART_S)及び/又はRR間隔(RR)である。また、バイタルサインに関連するパラメータとして、SpO2値、CO2値及び/又は呼吸レベルが取得されてもよい。生体情報データがリアルタイムに取得される場合、制御部2は、所定の期間の間に生体情報データを取得した後に、ステップS12の処理を実行してもよい。
次に、ステップS13において、制御部2は、生体情報データ(心電図データ、血圧データ)に基づいて、患者Pの自律神経機能に関連するパラメータ(第1パラメータ)を取得する。特に、制御部2は、生体情報データに基づいて、患者Pの自律神経機能に関連するパラメータの時間変化を示すデータを取得してもよい。図6を参照して患者Pの自律神経機能に関連するパラメータを取得する処理について以下に説明する。
図6に示すように、ステップS21において、制御部2は、心電図データに基づいて複数のRR間隔R(nは自然数)を取得する。次に、制御部2は、複数のRR間隔Rを含むRR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定する(ステップS22)。ステップS22の処理は、図2に示すステップS3の処理に対応する。ここで、RR間隔データは、複数の心拍番号nと、各々が複数の心拍番号nの一つに関連付けられた複数のRR間隔Rを含んでもよい(nは自然数)。また、RR間隔データは、時刻情報と、各々が対応する一の時刻に関連付けられた複数のRR間隔を含んでもよい。
次に、制御部2は、患者Pの心拍変動(HRV)に対して周波数解析を行う(ステップS23)。具体的には、制御部2は、複数のRR間隔の時間変動を示すRR間隔データを周波数解析(例えば、高速フーリエ変換(FFT)等)する。
次に、制御部2は、心拍変動(HRV)の低周波成分(LF)に関連するパラメータを取得する(ステップS24)。例えば、制御部2は、低周波数帯(例えば、0.05Hz~0.15Hz)におけるRR間隔データのパワースペクトルのピーク強度又は強度の積分値を心拍変動の低周波成分(LF)に関連するパラメータ(以下、LFパラメータという。)として特定してもよい。制御部2は、時刻t1からt2(t1<t2)の間におけるRR間隔データを周波数解析することで、時刻t1(又は時刻t2)におけるLFパラメータを取得してもよい。
次に、制御部2は、心拍変動(HRV)の高周波成分(HF)に関連するパラメータを取得する(ステップS25)。例えば、制御部2は、高周波数帯(例えば、0.15Hz~0.40Hz)におけるRR間隔データのパワースペクトルのピーク強度又は強度の積分値を心拍変動の高周波成分(HF)に関連するパラメータ(以下、HFパラメータという。)として特定してもよい。制御部2は、時刻t2からt3(t2<t3)の間におけるRR間隔データを周波数解析することで、時刻t2(又は時刻t3)におけるHFパラメータを取得してもよい。HFパラメータは、患者Pの副交感神経機能に関連するパラメータである。例えば、所定の期間の間、HFパラメータの値が所定の閾値よりも小さい場合に、医療従事者は、患者Pの副交感神経機能が低下していると判断することができる。
次に、制御部2は、心拍変動の高周波成分(HF)に対する心拍変動の低周波成分(LF)の比率(LF/HF)を取得する(ステップS26)。具体的には、制御部2は、HFパラメータに対するLFパラメータの比率をLF/HFパラメータとして取得する。LF/HFパラメータは、患者Pの交感神経機能に関連するパラメータである。例えば、所定の期間の間、LF/HFパラメータの値が所定の閾値よりも小さい場合に、医療従事者は、患者Pの交感神経機能が低下していると判断することができる。
このように、制御部2は、心電図データから患者Pの自律神経機能に関連するパラメータを取得することができる。特に、制御部2は、心電図データから患者Pの副交感神経機能を示すHFパラメータおよび患者Pの交感神経機能を示すLF/HFパラメータを取得することができる。
尚、制御部2は、血圧データから患者Pの自律神経機能に関連するパラメータを取得してもよい。この場合、制御部2は、血圧データを取得した上で、患者Pの最高血圧の変動(BPV)に対して周波数解析を行う。具体的には、制御部2は、患者Pの最高血圧の時間変動を示す最高血圧データを取得した上で、最高血圧データを周波数解析(例えば、FFT)する。その後、制御部2は、最高血圧の変動(BPV)の低周波成分(LF)に関連するパラメータを取得する。例えば、制御部2は、低周波数帯における最高血圧データのパワースペクトルのピーク強度又は強度の積分値をBPVの低周波成分(LF)に関連するパラメータ(以下、BPV_LFパラメータという。)として特定する。BPV_LFパラメータは、患者Pの交感神経機能に関連するパラメータである。例えば、所定の期間の間、BPV_LFパラメータの値が所定の閾値よりも小さい場合に、医療従事者は、患者Pの交感神経機能が低下していると判断することができる。
図5に戻ると、ステップS14において、制御部2は、患者Pのバイタルサインに関連するパラメータ(例えば、心拍数(HR))の時間変化を示すトレンドグラフ(第2トレンドグラフ)を表示画面40の表示領域42に表示させる(図7参照)。図7に示すように、心拍数、体温、脈圧変動、平均血圧値、最高血圧値及びRR間隔のトレンドグラフが表示領域42に表示されてもよい。
次に、ステップS15において、制御部2は、患者Pの自律神経機能に関連するパラメータの時間変化を示すトレンドグラフ(第1トレンドグラフ)を表示画面40の表示領域43に表示させる。図7に示すように、制御部2は、患者Pの副交感神経機能に関連するHFパラメータのトレンドグラフ及び患者Pの交感神経機能に関連するLF/HFパラメータのトレンドグラフを表示領域43に表示してもよい。
尚、LF/HFパラメータに代えて、BPV_LFパラメータのトレンドグラフが交感神経機能に関連するパラメータのトレンドグラフとして表示領域43に表示されてもよい。この場合、操作者Uの入力操作に従って、LF/HFパラメータのトレンドグラフとBPV_LFパラメータのトレンドグラフとの間の表示切替えが行われてもよい。
また、図7に示すように、表示領域42の時間軸と表示領域43の時間軸が同期するように表示領域42と表示領域43が並んで表示されてもよい。換言すれば、表示領域42に表示されているバイタルサインのトレンドグラフの時間軸と表示領域43に表示されている自律神経機能のトレンドグラフの時間軸が互いに一致してもよい(つまり、これら2つのトレンドグラフは、一つの時間軸を共有してもよい。)。このように、操作者U(医療従事者)は、表示画面40上に表示された患者Pのバイタルサインと自律神経機能の時間変化を視認することで、患者の病状をより的確且つ迅速に把握することが可能となる。特に、操作者Uは、患者Pの病状の変化や不整脈の発生リスク等を把握することができる。このように、ユーザビリティが向上した処理装置1を提供することができる。
さらに、本実施形態によれば、不整脈を示すRR間隔以外のRR間隔データに基づいて、患者Pの自律神経機能に関連する少なくとも一つのパラメータが取得されるので、当該パラメータの信頼性を向上させることが可能となる。
また、生体情報データ(例えば、心電図データ、血圧データ、体温データ、SpO2データ、CO2データ、呼吸データ等)がセンサからリアルタイムに取得される場合には、ステップS14,S15において、制御部2は、時間経過に応じてバイタルサインのトレンドグラフ(第2トレンドグラフ)と自律神経機能のトレンドグラフ(第1トレンドグラフ)を更新してもよい。この場合、図5に示す一連の処理は、所定の周期で繰り返し実行されてもよい。表示画面40の右端に示されたトレンドグラフの値が最新値となる一方、表示画面40の左端に示されたトレンドグラフの値が最古値となる。
このように、時間経過に応じてバイタルサインのトレンドグラフと自律神経機能のトレンドグラフが更新される場合、医療従事者は、表示画面40上においてリアルタイムに更新されるこれらのトレンドグラフを視認することで、リアルタイムに患者の病状を把握することができる。このように、処理装置1のユーザビリティをさらに向上させることが可能となる。
尚、本実施形態では、図3に示す表示画面30と図7に示す表示画面40が表示装置5に同時に表示されてもよい。また、図3に示す表示画面30上にバイタルサインのトレンドグラフ及び/又は自律神経機能のトレンドグラフが表示されてもよい。特に、RR間隔データが複数のプロット点として表示された2次元座標系Gと自律神経機能のトレンドグラフが同一画面上に並んで表示されてもよい。この場合、操作者Uは、2次元座標系G上にローレンツプロットとして表示されたRR間隔データ及び自律神経機能のトレンドグラフを視認することで、RR間隔データが不整脈を示すRR間隔を含んでいるかどうかを視覚的に認識できると共に、患者Pの自律神経機能の異常及び当該異常に基づく患者Pの病状を把握することができる。
(第2実施形態)
次に、図8及び図9を参照することで本発明の第2実施形態(以下、単に第2実施形態という。)に係る生体情報処理方法について以下に説明する。図8は、第2実施形態に係る生体情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。図9は、2次元座標系G2上に表示されたRR間隔データの複数のプロット点が操作者Uによって選択される様子を示す図である。
図8に示すように、ステップS31において、制御部2は、患者Pの心電図データを取得する。次に、制御部2は、心電図データに基づいて、複数のRR間隔R(nは自然数)を含むRR間隔データを取得する(ステップS32)。ステップS31及びS32の処理は、図2に示すステップS1及びS2の処理にそれぞれ対応する。
次に、ステップS33において、制御部2は、表示画面50における2次元座標系G2上にRR間隔データを複数のプロット点として表示する(図9参照)。図9に示すように、表示画面50(GUI画面)は、2次元座標系G2が表示される表示領域51と、αの値(後述する)を示す表示領域52と、操作者Uからの入力操作を受付けるコマンドボタン53とを有する。2次元座標系G2の横軸は、n番目のRR間隔Rを示す一方で、2次元座標系G2の縦軸は、n+1番目のRR間隔Rn+1を示す。尚、2次元座標系G2の横軸がRR間隔Rn+1を示す一方で、2次元座標系G2の縦軸がRR間隔Rを示してもよい。
図9に示すように、RR間隔データが2次元座標系G2上にローレンツプロット(ポアンカレプロット)として表示される。2次元座標系G2上では、RR間隔R及びRn+1から構成される座標P(R,Rn+1)上にプロット点が表示される。
次に、ステップS34において、制御部2は、操作者Uからの入力操作に応じてRR間隔データの複数のプロット点のうち複数のプロット点を特定する。図9に示すように、操作者Uは、2つのプロット点特定直線54a,55aを移動させることで複数のプロット点を特定することができる。ここで、プロット点特定直線54aは、Rn+1=R+αの直線を示す一方、プロット点特定直線55aは、Rn+1=R-αの直線を示す(αは任意の値)。例えば、αの値が100msである場合、「100ms」が表示領域52に表示されてもよい。複数のプロット点は、2つのプロット点特定直線54a,55aによって特定される。つまり、2つのプロット点特定直線54a,55aによって規定される領域Sa内に存在する複数のプロット点が操作者Uによって特定される。領域Sa内に存在する複数のプロット点の座標P(R,Rn+1)は、以下の条件式(2)を満たす。

+α≦Rn+1≦R-α・・・(2)

後述するように、操作者Uによって選択され、領域Sa内に存在する複数のプロット点の座標P(R,Rn+1)に関連付けられたRR間隔R,Rn+1は、自律神経機能に関連するパラメータを算出するために使用される。
初期状態において(操作者Uによる入力操作が実行される前において)、αはαに設定されてもよい。この場合、プロット点特定直線54aは、Rn+1=R+αの直線を示すと共に、プロット点特定直線55aは、Rn+1=R-αの直線を示してもよい。さらに、初期状態の領域Sa内に存在するプロット点の座標P(R,Rn+1)は以下の条件式(3)を満たしてもよい。

+α≦Rn+1≦R―α・・・(3)
操作者Uは、マウスを用いて2つのプロット点特定直線54a,55aの少なくとも一つをドラッグ&ドロップすることで2つのプロット点特定直線54a,55aを動かしてもよい。また、入力操作部6が操作者Uからの入力操作を受付けるタッチパネルを含む場合、操作者Uは、2つのプロット点特定直線54a,55aの少なくとも一つをタッチ操作することで、2つのプロット点特定直線54a,55aを移動させてもよい。例えば、プロット点特定直線54aが操作者Uの入力操作によって移動された場合、プロット点特定直線55aは自動的に移動してもよい。このように、操作者Uの入力操作によってプロット点特定直線54a,55aを移動させることができるので、領域Saを可変させることが可能となる。したがって、操作者Uの入力操作によって複数のプロット点を選択することができる。
さらに、操作者がαの値を直接入力することで、領域Saが決定されてもよい。例えば、表示画面50内にαの値が入力可能な入力領域が設けられてもよい。
また、制御部2は、領域Sa内に存在するプロット点の視覚的態様(例えば、表示色、表示形状等)と領域Sa外に存在するプロット点の視覚的態様が異なるように、領域Sa内に存在するプロット点の視覚的態様又は領域Sa外に存在するプロット点の視覚的態様を変更してもよい。この点において、操作者Uがコマンドボタン53をクリック操作又はタッチ操作することで、領域Sa内のプロット点の視覚的態様又は領域Sa外のプロット点の視覚的態様が変更されてもよい。
例えば、図9に示すように、制御部2は、領域Sa内に存在するプロット点の表示色が領域Sa外に存在するプロット点の表示色と異なるように、領域Sa内に存在するプロット点の表示色を変更してもよい。この点において、制御部2は、領域Sa内に存在するプロット点又は領域Sa外に存在するプロット点を透明化(非可視化)してもよい。また、制御部2は、領域Sa内に存在するプロット点の表示形状が領域Sa外に存在するプロット点の表示形状と異なるように、領域Sa内に存在するプロット点の表示形状又は領域Sa外に存在するプロット点の表示形状を変更してもよい。
次に、ステップS35において、制御部2は、操作者Uによって特定された(つまり、領域Sa内に存在する)複数のプロット点に関連付けられたRR間隔R,Rn+1に基づいて、患者Pの自律神経機能(交感神経機能、副交感神経機能)に関連するパラメータ(第1パラメータ)を取得する。例えば、制御部2は、領域Saに存在する複数のプロット点の座標P(R,Rn+1)のRR間隔R,Rn+1を特定した上で、特定されたRR間隔R,Rn+1から構成されるRR間隔データを周波数解析(FFT等)することで患者Pの自律神経機能に関連するパラメータを取得する。具体的には、P(R,R)が領域Sa内に存在する場合、RR間隔R,Rは、患者Pの自律神経機能を示すパラメータの算出のために使用される。自律神経機能に関連するパラメータを算出する処理は、図6に示すステップS23からS26の処理に対応する。例えば、制御部2は、患者Pの副交感神経機能に関連するHFパラメータ及び患者Pの交感神経機能に関連するLF/HFパラメータを取得してもよい。
次に、ステップS36において、制御部2は、患者Pの自律神経機能に関連するパラメータの時間変化を示すトレンドグラフ(自律神経機能のトレンドグラフ)を表示する。ステップS36の処理は、図5に示すステップS15の処理に対応する。例えば、制御部2は、自律神経機能のトレンドグラフとバイタルサインのトレンドグラフを表示画面40の表示領域43,42にそれぞれ表示してもよい。
このように、本実施形態によれば、操作者U(医療従事者等)からの入力操作に応じて、RR間隔データの複数のプロット点のうち領域Sa内に存在する複数のプロット点が特定される。その後、特定された複数のプロット点の座標P(R,Rn+1)に関連付けられたRR間隔R,Rn+1に基づいて患者Pの自律神経機能に関連するパラメータ(例えば、HFパラメータ、LF/HFパラメータ等)が取得される。このように、操作者Uは、2次元座標系G2上にローレンツプロットとして可視化された複数のプロット点を見ながら、患者Pの自律神経機能を示すパラメータの演算に使用される複数のプロット点を選択することができる。したがって、操作者Uは、直感的に不整脈等を示さないRR間隔(つまり、自律神経機能を反映したRR間隔)を選択することができるので、ユーザビリティが向上した処理装置1を提供することができる。
さらに、操作者Uは、表示画面40に表示された自律神経機能のトレンドグラフとバイタルサインのトレンドグラフを視認することで、患者Pの自律神経機能の異常及び/若しくは患者Pのバイタルサインの異常、並びに患者Pの病状の変化を直感的に把握することができる。
本実施形態では、領域Sa内に存在するプロット点に関連付けられたRR間隔が患者Pの自律神経機能を示すパラメータの算出のために使用されている。一方で、制御部2は、領域Sa外のプロット点の座標P(R,Rn+1)に関連付けられたRR間隔R,Rn+1を特定した上で、特定されたRR間隔R,Rn+1以外のRR間隔を患者Pの自律神経機能を示すパラメータの算出のために使用してもよい。この場合、不整脈を示すRR間隔と不整脈を示すRR間隔に隣接するRR間隔は、自律神経機能を示すパラメータの算出のために使用されない。
また、本実施形態では、領域Sa内に存在するプロット点の座標に関連付けられたRR間隔や領域Sa外のプロット点の座標に関連付けられたRR間隔以外のRR間隔が患者Pの自律神経機能を示すパラメータの算出のために使用されているが、本実施形態はこれには限定されない。例えば、操作者Uが指を用いたドラッグ操作を通じて領域Sa内に存在する複数のプロット点を直接指定した場合、制御部2は、操作者Uによって直接指定されたプロット点の座標に関連するRR間隔を自律神経機能を示すパラメータの算出のために使用してもよい。このように、制御部2は、操作者Uのドラッグ操作によって直接指定されたプロット点に関連するRR間隔を自律神経機能を示すパラメータの算出のために使用してもよい。
また、本実施形態では、図9に示す表示画面50と図7に示す表示画面40が表示装置5に同時に表示されてもよい。また、図9に示す表示画面50上にバイタルサインのトレンドグラフ及び/又は自律神経機能のトレンドグラフが表示されてもよい。特に、RR間隔データが複数のプロット点として表示された2次元座標系G2と自律神経機能のトレンドグラフが同一表示画面上に並んで表示されてもよい。
また、本実施形態に係る処理装置1をソフトウェアによって実現するためには、生体情報処理プログラムが記憶装置3又はROMに予め組み込まれていてもよい。または、生体情報処理プログラムは、磁気ディスク(例えば、HDD、フロッピーディスク)、光ディスク(例えば、CD-ROM,DVD-ROM、Blu-ray(登録商標)ディスク)、光磁気ディスク(例えば、MO)、フラッシュメモリ(例えば、SDカード、USBメモリ、SSD)等のコンピュータ読取可能な記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、記憶媒体に格納された生体情報処理プログラムが記憶装置3に組み込まれてもよい。さらに、記憶装置3に組み込まれた当該プログラムがRAM上にロードされた上で、プロセッサがRAM上にロードされた当該プログラムを実行してもよい。このように、本実施形態に係る生体情報処理方法が処理装置1によって実行される。
また、生体情報処理プログラムは、通信ネットワーク上のコンピュータからネットワークインターフェース4を介してダウンロードされてもよい。この場合も同様に、ダウンロードされた当該プログラムが記憶装置3に組み込まれてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明をしたが、本発明の技術的範囲が本実施形態の説明によって限定的に解釈されるべきではない。本実施形態は一例であって、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、様々な実施形態の変更が可能であることが当業者によって理解されるところである。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲に基づいて定められるべきである。
1:生体情報処理装置(処理装置)
2:制御部
3:記憶装置
4:ネットワークインターフェース
5:表示装置
6:入力操作部
7:センサインターフェース
8:バス
20:心電図センサ
21:血圧センサ
22:体温センサ
30:表示画面
31:表示領域
32:コマンドボタン
40:表示画面
42,43:表示領域
50:表示画面
51,52:表示領域
53:コマンドボタン
54a,55a:プロット点特定直線

Claims (16)

  1. プロセッサと、
    コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を備えた生体情報処理装置であって、
    前記コンピュータ可読命令が前記プロセッサにより実行されると、前記生体情報処理装置は、
    被検者の生体情報を示す生体情報データを取得し、
    前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得し、
    前記RR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定し、
    前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させ、
    前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
    前記生体情報処理装置は、
    前記不整脈を示すRR間隔に関連付けられた複数の第1プロット点の視覚的態様と前記複数の第1プロット点以外の前記RR間隔データのプロット点の視覚的態様が互いに異なるように、前記RR間隔データを前記2次元座標系上に表示させる、
    生体情報処理装置。
  2. 前記生体情報処理装置は、
    前記不整脈を示すRR間隔以外の前記RR間隔データに基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得する、請求項1に記載の生体情報処理装置。
  3. 前記生体情報処理装置は、
    前記第1パラメータの時間変化を示す第1トレンドグラフを表示させる、請求項2に記載の生体情報処理装置。
  4. 前記生体情報処理装置は、
    前記生体情報データに基づいて、前記被検者のバイタルサインに関連する少なくとも一つの第2パラメータを取得し、
    前記第2パラメータの時間変化を示す第2トレンドグラフを表示させる、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の生体情報処理装置。
  5. プロセッサと、
    コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を備えた生体情報処理装置であって、
    前記コンピュータ可読命令が前記プロセッサにより実行されると、前記生体情報処理装置は、
    被検者の生体情報を示す生体情報データを取得し、
    前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得し、
    前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させ、ここで、前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
    操作者からの入力操作に応じて、前記RR間隔データの複数のプロット点のうち複数の第1プロット点を特定し、
    前記操作者からの入力操作に応じて、前記複数の第1プロット点の視覚的態様と前記複数の第1プロット点以外の前記RR間隔データのプロット点の視覚的態様が互いに異なるように、前記RR間隔データを前記2次元座標上に表示させ、
    前記特定された第1プロット点に関連付けられたRR間隔に基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得する、
    生体情報処理装置。
  6. 前記生体情報処理装置は、
    前記第1パラメータの時間変化を示す第1トレンドグラフを表示させる、請求項に記載の生体情報処理装置。
  7. 前記生体情報処理装置は、
    前記生体情報データに基づいて、前記被検者のバイタルサインに関連する少なくとも一つの第2パラメータを取得し、
    前記第2パラメータの時間変化を示す第2トレンドグラフを表示させる、
    請求項またはに記載の生体情報処理装置。
  8. (a)被検者の生体情報を示す生体情報データを取得するステップと、
    (b)前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得するステップと、
    (c)前記RR間隔データのうち不整脈を示すRR間隔を特定するステップと、
    (d)前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させるステップと、
    を含み、
    前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
    前記ステップ(d)では、
    前記不整脈を示すRR間隔に関連付けられた複数の第1プロット点の視覚的態様と前記複数の第1プロット点以外の前記RR間隔データのプロット点の視覚的態様が互いに異なるように、前記RR間隔データが前記2次元座標系上に表示される、
    コンピュータによって実行される生体情報処理方法。
  9. (e)前記不整脈を示すRR間隔以外の前記RR間隔データに基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得するステップをさらに含む、請求項に記載の生体情報処理方法。
  10. (f)前記第1パラメータの時間変化を示す第1トレンドグラフを表示させるステップをさらに含む、請求項に記載の生体情報処理方法。
  11. (g)前記生体情報データに基づいて、前記被検者のバイタルサインに関連する少なくとも一つの第2パラメータを取得するステップと、
    (h)前記第2パラメータの時間変化を示す第2トレンドグラフを表示させるステップと、
    をさらに含む、請求項から10のうちいずれか一項に記載の生体情報処理方法。
  12. (a)被検者の生体情報を示す生体情報データを取得するステップと、
    (b)前記生体情報データに基づいて、複数のRR間隔を含むRR間隔データを取得するステップと、
    (c)前記RR間隔データを2次元座標系上に複数のプロット点として表示させるステップと、ここで、前記2次元座標系の一方の軸は、n番目(nは自然数)のRR間隔を示すと共に、前記2次元座標系の他方の軸は、n+1番目のRR間隔を示し、
    (d)操作者からの入力操作に応じて、前記RR間隔データの複数のプロット点のうち複数の第1プロット点を特定するステップと、
    (e)前記操作者からの入力操作に応じて、前記複数の第1プロット点の視覚的態様と前記複数の第1プロット点以外の前記RR間隔データのプロット点の視覚的態様が互いに異なるように、前記RR間隔データを前記2次元座標上に表示させ、
    )前記特定された第1プロット点に関連付けられたRR間隔に基づいて、前記被検者の自律神経機能に関連する少なくとも一つの第1パラメータを取得するステップと、
    を含む、コンピュータによって実行される生体情報処理方法。
  13. )前記第1パラメータの時間変化を示す第1トレンドグラフを表示させるステップをさらに含む、請求項12に記載の生体情報処理方法。
  14. )前記生体情報データに基づいて、前記被検者のバイタルサインに関連する少なくとも一つの第2パラメータを取得するステップと、
    )前記第2パラメータの時間変化を示す第2トレンドグラフを表示させるステップと、
    をさらに含む、請求項12または13に記載の生体情報処理方法。
  15. 請求項から14のうちいずれか一項に記載の生体情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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