JP6996898B2 - 組成物 - Google Patents
組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6996898B2 JP6996898B2 JP2017151823A JP2017151823A JP6996898B2 JP 6996898 B2 JP6996898 B2 JP 6996898B2 JP 2017151823 A JP2017151823 A JP 2017151823A JP 2017151823 A JP2017151823 A JP 2017151823A JP 6996898 B2 JP6996898 B2 JP 6996898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- group
- carbon atoms
- less
- independently
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
- C03C17/30—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G65/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
- C08G65/02—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
- C08G65/32—Polymers modified by chemical after-treatment
- C08G65/321—Polymers modified by chemical after-treatment with inorganic compounds
- C08G65/323—Polymers modified by chemical after-treatment with inorganic compounds containing halogens
- C08G65/3233—Molecular halogen
- C08G65/3236—Fluorine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G65/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
- C08G65/02—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
- C08G65/32—Polymers modified by chemical after-treatment
- C08G65/329—Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds
- C08G65/336—Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds containing silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L71/00—Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L71/02—Polyalkylene oxides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K3/00—Materials not provided for elsewhere
- C09K3/18—Materials not provided for elsewhere for application to surfaces to minimize adherence of ice, mist or water thereto; Thawing or antifreeze materials for application to surfaces
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
- Polyethers (AREA)
Description
Rf1は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
Rf2は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
R1は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
R2は、それぞれ独立して炭素数1~20のアルキル基であり、
Dは、それぞれ独立して、-O-、-C(=O)-O-、-O-C(=O)-、-NR-、-NRC(=O)-、又は-C(=O)NR-(Rは水素原子、炭素数1~4のアルキル基又は炭素数1~4の含フッ素アルキル基)であり、
Eは、それぞれ独立して、加水分解性基またはヒドロキシ基であり、
a1、b1、c1、d1及びe1はそれぞれ独立して0以上600以下の整数であって、a1、b1、c1、d1及びe1の合計値は9以上であり、
nは、1以上3以下の整数であり、
a1、b1、c1、d1及びe1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並ぶ限り、それぞれ任意の順に並んでいればよい。
Rf3は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
Rf4は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
R3は、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
R4は、それぞれ独立して、炭素数1~20のアルキル基であり、
Mは、それぞれ独立して、-O-、-C(=O)-O-、-O-C(=O)-、-NR-、-NRC(=O)-、又は-C(=O)NR-(Rは水素原子、炭素数1~4のアルキル基又は炭素数1~4の含フッ素アルキル基)であり、
Gは、それぞれ独立して、加水分解性基またはヒドロキシ基であり、
Yは、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
Zは、水素原子またはハロゲン原子であり、
a2、b2、c2、d2及びe2はそれぞれ独立して0以上600以下の整数であり、a2、b2、c2、d2及びe2の合計値は9以上であり、
f2は、1以上20以下の整数であり、
g2は、0以上2以下の整数であり、
pは、1以上3以下の整数であり、
a2、b2、c2、d2及びe2を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並ぶ限り、それぞれ任意の順に並んでいればよい。
Rf1は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
Rf2は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
R1は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
R2は、それぞれ独立して炭素数1~20のアルキル基であり、
Dは、それぞれ独立して、-O-、-C(=O)-O-、-O-C(=O)-、-NR-、-NRC(=O)-、又は-C(=O)NR-(Rは水素原子、炭素数1~4のアルキル基又は炭素数1~4の含フッ素アルキル基)であり、
Eは、それぞれ独立して、加水分解性基またはヒドロキシ基であり、
a1、b1、c1、d1及びe1はそれぞれ独立して0以上600以下の整数であって、a1、b1、c1、d1及びe1の合計値は9以上、好ましくは13以上であり、
nは、1以上3以下の整数であり、
a1、b1、c1、d1及びe1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並ぶ限り、それぞれ任意の順に並んでいればよい。また、各繰り返し単位は分子内に複数あってもよい。本明細書において、繰り返し単位が分子内に複数ある場合とは、繰り返し単位が不連続に存在する場合、例えば、ある繰り返し単位が分子内に2つ存在し、それぞれが異なる2つの繰り返し単位に挟まれている場合も含む。
Rf2は、好ましくはそれぞれ独立して、フッ素原子、または炭素数1~2の含フッ素アルキル基であり、より好ましくはすべてフッ素原子である。
R1は、それぞれ独立して、好ましくは水素原子、または炭素数1もしくは2のアルキル基であり、より好ましくはすべて水素原子である。
R2は、それぞれ独立して、炭素数1~5のアルキル基が好ましい。
Dは、好ましくはそれぞれ独立して、-C(=O)-O-、-O-、-O-C(=O)-であり、より好ましくはすべて-O-である。
Eは、それぞれ独立して、炭素数1~4のアルコキシ基、ハロゲン原子が好ましく、特にメトキシ基、エトキシ基、塩素原子が好ましい。
a1、b1、c1、d1及びe1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の順序について、好ましくは最も固定端側(ケイ素原子と結合する側)のb1を付して括弧でくくられた繰り返し単位は、最も自由端側のa1を付して括弧でくくられた繰り返し単位よりも自由端側に位置し、より好ましくは最も固定端側のb1及びd1を付して括弧でくくられた繰り返し単位は、最も自由端側のa1及びc1を付して括弧でくくられた繰り返し単位よりも自由端側に位置する。e1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも2つ存在することが好ましい。
nは2以上3以下が好ましく、より好ましくは3である。
Rf3は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
Rf4は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
R3は、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
R4は、それぞれ独立して、炭素数1~20のアルキル基であり、
Mは、それぞれ独立して、-O-、-C(=O)-O-、-O-C(=O)-、-NR-、-NRC(=O)-、又は-C(=O)NR-(Rは水素原子、炭素数1~4のアルキル基又は炭素数1~4の含フッ素アルキル基)であり、
Gは、それぞれ独立して、加水分解性基またはヒドロキシ基であり、
Yは、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
Zは、水素原子またはハロゲン原子であり、
a2、b2、c2、d2及びe2はそれぞれ独立して0以上600以下の整数であり、a2、b2、c2、d2及びe2の合計値は9以上、好ましくは13以上であり、
f2は、1以上20以下の整数であり、
g2は、0以上2以下の整数であり、
pは、1以上3以下の整数であり、
a2、b2、c2、d2及びe2を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並ぶ限り、それぞれ任意の順に並んでいればよい。また、各繰り返し単位は分子内に複数あってもよい。
Rf4は、好ましくはそれぞれ独立して、フッ素原子、または炭素数1~2の含フッ素アルキル基であり、より好ましくはすべてフッ素原子である。
R3は、好ましくはそれぞれ独立して、水素原子、または炭素数1もしくは2のアルキル基であり、より好ましくはすべて水素原子である。
R4は、それぞれ独立して、炭素数1~5のアルキル基が好ましい。
Mは、好ましくはそれぞれ独立して、-C(=O)-O-、-O-、-O-C(=O)-であり、より好ましくはすべて-O-である。
Gは、それぞれ独立して、アルコキシ基、ハロゲン原子が好ましく、特にメトキシ基、エトキシ基、塩素原子が好ましい。
Yは、好ましくはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数1もしくは2のアルキル基であり、より好ましくはすべて水素原子である。
Zは、好ましくは水素原子である。
好ましくはa2、c2及びd2はそれぞれb2の1/2以下であり、より好ましくは1/4以下であり、さらに好ましくはc2又はd2は0であり、特に好ましくはc2及びd2は0である。
e2は、好ましくはa2、b2、c2及びd2の合計値の1/5以上であり、a2、b2、c2及びd2の合計値以下である。
b2は、20以上、600以下が好ましく、より好ましくは20以上、200以下であり、更に好ましくは50以上、200以下である。e2は4以上、600以下が好ましく、より好ましくは4以上、200以下であり、更に好ましくは10以上、200以下である。a2、b2、c2、d2及びe2の合計値は、20以上、600以下が好ましく、20以上、200以下がより好ましく、50以上、200以下が更に好ましい。
f2は、好ましくは1以上、18以下である。更に好ましくは、1以上、15以下である。
g2は、好ましくは0以上、1以下である。
pは、2以上3以下が好ましく、3がより好ましい。
a2、b2、c2、d2及びe2を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の順序について、好ましくは最も固定端側(ケイ素原子と結合する側)のb2を付して括弧でくくられた繰り返し単位は、最も自由端側のa2を付して括弧でくくられた繰り返し単位よりも自由端側に位置し、より好ましくは最も固定端側のb2及びd2を付して括弧でくくられた繰り返し単位は、最も自由端側のa2及びc2を付して括弧でくくられた繰り返し単位よりも自由端側に位置する。また、e2を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも2つ存在することが好ましい。
(ただし、式(p1)中、複数あるX2はそれぞれ独立して、ハロゲン原子、アルコキシ基またはイソシアネート基を示す。)
(ただし、式(p2)中、複数あるX3はそれぞれ独立して加水分解性基または水酸基を示し、pは1~8の整数である。)
測定には、リガク社製X線反射率測定装置(SmartLab)を用いた。X線源として45kWのX線発生装置、CuターゲットによるCuKα線の波長λ=0.15418nmまたはCuKα1線の波長λ=0.15406nmを使用し、また、モノクロメータは、用いない。設定条件として、サンプリング幅は0.01°、走査範囲0.0~2.5°に設定した。そして、上記設定条件により測定し、反射率測定値を得た。得られた測定値を、同社解析ソフト(GlobalFit)を用いて解析した。
接触角測定装置(協和界面科学社製 DM700)を用い、液滴法(解析方法:θ/2法)で液量:3μLにて、皮膜表面の水の接触角を測定した。
協和界面科学社製DM700を使用し、滑落法(解析方法:接触法、水滴量:6.0μL、傾斜方法:連続傾斜、滑落検出:滑落後、移動判定:前進角、滑落判定距離:0.125mm)により、皮膜表面の動的撥水特性(接触角ヒステリシス、滑落角)を測定した。
三菱鉛筆社製消しゴム付きHB鉛筆を具備したスクラッチ装置を用い、消しゴムがサンプルに接した状態で、荷重500gをかけ、40r/minでサンプルを動かすことによって摩耗試験を行った。摩耗回数1000回ごとに接触角を測定し、初期接触角から-15度以下となるまでの回数を測定した。
特開2014-15609号公報の合成例1、2に記載の方法により、下記式(a)で表される化合物(数平均分子量約8000)を合成した。
成膜した後に、さらに150℃で30分間加熱処理することを行った以外は、実施例1と同様の操作を行い、膜性能の評価用サンプルとした。
成膜した後に、さらに水中で3分の超音波洗浄処理を行った以外は実施例1と同様の操作を行い、膜性能の評価用サンプルとした。
化合物(b1)に代えて、下記式(b2)で示すFluorolink(登録商標)D4000(数平均分子量約4000)を用いた以外は実施例2と同様の操作を行い、膜性能の評価用サンプルとした。Fluorolink(登録商標)D4000は、末端にヒドロキシ基を有するとともに、オキシアルキレン単位を有し、オキシアルキレン単位の水素原子の一部がフッ素原子に置換されていた。また、FluorolinkD4000において、ヒドロキシ基中の水素原子以外の水素原子数と、フッ素原子数との合計に対するフッ素原子数の割合は40%以上である。
組成物の質量比を、化合物(A):化合物(B):フッ素系溶剤(C)=80:20:400の割合に変更した以外は、実施例2と同様の操作を行い、膜性能評価用サンプルとした。
組成物の質量比を、化合物(A):化合物(B):フッ素系溶剤(C)=80:20:400の割合に変更した以外は、実施例4と同様の操作を行い、膜性能評価用サンプルとした。
組成物の質量比を、化合物(A):化合物(B):フッ素系溶剤(C)=67:33:400の割合に変更した以外は、実施例4と同様の操作を行い、膜性能評価用サンプルとした。
化合物(b1)に代えて、下記式(c)で表されるFomblin(登録商標)M03(数平均分子量約4000)を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、膜性能の評価用サンプルとした。Fomblin(登録商標)M03は、オキシアルキレン単位を有し、オキシアルキレン単位の水素原子の全部がフッ素原子に置換されていたが、その分子内にヒドロキシ基を有さなかった。
化合物(b1)に代えてFomblin(登録商標)M03を用いた以外は実施例2と同様の操作を行い、膜性能の評価用サンプルとした。
化合物(b1)に代えてFomblin(登録商標)M03を用いた以外は実施例3と同様の操作を行い、膜性能の評価用サンプルとした。
Claims (4)
- (a1)パーフルオロポリエーテル構造を有する1価の基と、(a2)加水分解性基及びヒドロキシ基の少なくともいずれか一方とが、ケイ素原子に結合している化合物(A)及び、
オキシアルキレン単位と、2個のヒドロキシ基を有し、オキシアルキレン単位の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子に置換されており、数平均分子量が10000未満である化合物(B)を含み、
前記化合物(A)は、下記式(1a)または(2a)で表され、
前記化合物(B)は、下記式(1b)で表されることを特徴とする組成物。
Rf 1 は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
Rf 2 は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
R 1 は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
R 2 は、それぞれ独立して炭素数1~20のアルキル基であり、
Dは、-O-であり、
Eは、それぞれ独立して、加水分解性基またはヒドロキシ基であり、
a1、b1、c1、d1及びe1はそれぞれ独立して0以上600以下の整数であって、a1、b1、c1、d1及びe1の合計値は9以上であり、
nは、1以上3以下の整数であり、
a1、b1、c1、d1及びe1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並ぶ限り、それぞれ任意の順に並んでいればよい。
Rf 3 は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
Rf 4 は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1~20のアルキル基またはフッ素原子であり、
R 3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
R 4 は、それぞれ独立して、炭素数1~20のアルキル基であり、
Mは-O-であり、
Gは、それぞれ独立して、加水分解性基またはヒドロキシ基であり、
Yは、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~4のアルキル基であり、
Zは、水素原子またはハロゲン原子であり、
a2、b2、c2、d2及びe2はそれぞれ独立して0以上600以下の整数であり、
a2、b2、c2、d2及びe2の合計値は9以上であり、
f2は、1以上20以下の整数であり、
g2は、0以上2以下の整数であり、
pは、1以上3以下の整数であり、
a2、b2、c2、d2及びe2を付して括弧でくくられた各繰り返し単位は、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並ぶ限り、それぞれ任意の順に並んでいればよい。
- 前記化合物(A)は、上記式(1a)のa1、b1、c1、d1及びe1の合計値が13以上の化合物であるか、又は上記式(2a)のa2、b2、c2、d2及びe2の合計値が13以上の化合物である請求項1に記載の組成物。
- 前記化合物(B)は、ヒドロキシ基中の水素原子以外の水素原子数と、フッ素原子数との合計に対するフッ素原子数の割合が40%以上である請求項1または2に記載の組成物。
- 前記化合物(B)に対する前記化合物(A)の質量比が1以上である請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016161470 | 2016-08-19 | ||
JP2016161470 | 2016-08-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018031000A JP2018031000A (ja) | 2018-03-01 |
JP6996898B2 true JP6996898B2 (ja) | 2022-01-17 |
Family
ID=61196746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017151823A Active JP6996898B2 (ja) | 2016-08-19 | 2017-08-04 | 組成物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6996898B2 (ja) |
KR (1) | KR102338219B1 (ja) |
CN (1) | CN109563338B (ja) |
TW (1) | TWI725219B (ja) |
WO (1) | WO2018034202A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7056640B2 (ja) * | 2017-03-07 | 2022-04-19 | Agc株式会社 | 撥水撥油性物品、その製造方法及び撥水撥油剤組成物 |
EP3960443B1 (en) * | 2019-04-26 | 2024-08-21 | Nikon-Essilor Co., Ltd. | Stacked body and production method therefor |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016132719A (ja) | 2015-01-19 | 2016-07-25 | ダイキン工業株式会社 | パーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物を含む表面処理剤 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2633230B2 (ja) * | 1985-09-26 | 1997-07-23 | 日本電気株式会社 | 磁気記憶体 |
WO2009008380A1 (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-15 | Asahi Glass Company, Limited | 表面処理剤、物品、および新規含フッ素エーテル化合物 |
JP5857942B2 (ja) | 2011-11-30 | 2016-02-10 | 信越化学工業株式会社 | 蒸着用フッ素系表面処理剤及び該表面処理剤で蒸着処理された物品 |
JP6547629B2 (ja) * | 2013-12-13 | 2019-07-24 | Agc株式会社 | ケイ素化合物の製造方法 |
JP6319143B2 (ja) | 2014-03-31 | 2018-05-09 | 信越化学工業株式会社 | 含フッ素コーティング剤及び該コーティング剤で処理された物品 |
-
2017
- 2017-08-04 JP JP2017151823A patent/JP6996898B2/ja active Active
- 2017-08-08 WO PCT/JP2017/028728 patent/WO2018034202A1/ja active Application Filing
- 2017-08-08 KR KR1020197007641A patent/KR102338219B1/ko active IP Right Grant
- 2017-08-08 CN CN201780050159.6A patent/CN109563338B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2017-08-11 TW TW106127297A patent/TWI725219B/zh not_active IP Right Cessation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016132719A (ja) | 2015-01-19 | 2016-07-25 | ダイキン工業株式会社 | パーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物を含む表面処理剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20190042033A (ko) | 2019-04-23 |
CN109563338B (zh) | 2021-11-26 |
TW201816009A (zh) | 2018-05-01 |
JP2018031000A (ja) | 2018-03-01 |
WO2018034202A1 (ja) | 2018-02-22 |
CN109563338A (zh) | 2019-04-02 |
KR102338219B1 (ko) | 2021-12-10 |
TWI725219B (zh) | 2021-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7440384B2 (ja) | パーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物 | |
JP5713079B2 (ja) | パーフルオロポリエーテル基含有シラン化合物および表面処理剤 | |
JP7031689B2 (ja) | 含フッ素エーテル組成物、コーティング液および物品 | |
JP6934002B2 (ja) | 積層体 | |
WO2013146112A1 (ja) | フルオロポリエーテル基含有シリコーン化合物 | |
JP7392667B2 (ja) | 含フッ素エーテル組成物、コーティング液、物品およびその製造方法 | |
JP7196927B2 (ja) | 含フッ素エーテル組成物、コーティング液、物品およびその製造方法 | |
JP6996898B2 (ja) | 組成物 | |
WO2018155325A1 (ja) | 組成物 | |
JP6036132B2 (ja) | 撥水膜付き基体および輸送機器用物品 | |
WO2019093258A1 (ja) | 組成物 | |
KR102667317B1 (ko) | 피막 | |
US20230257528A1 (en) | Surface treating composition | |
WO2019093257A1 (ja) | 組成物 | |
WO2022209489A1 (ja) | 積層体及びその製造方法 | |
TW202409143A (zh) | 含氟聚醚基之聚合物、表面處理劑以及物品 | |
WO2024053354A1 (ja) | 含フッ素組成物、表面処理剤及び物品 | |
WO2023149339A1 (ja) | 表面処理剤、物品、物品の製造方法 | |
WO2023199768A1 (ja) | フルオロポリエーテル基含有ポリマー、表面処理剤及び物品 | |
KR20240055078A (ko) | 플루오로폴리에테르기 함유 폴리머, 표면처리제 및 물품 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190808 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211110 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20211110 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20211117 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20211124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6996898 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |