JP6995898B2 - 心不全のリスクを決定するための方法 - Google Patents
心不全のリスクを決定するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6995898B2 JP6995898B2 JP2020014485A JP2020014485A JP6995898B2 JP 6995898 B2 JP6995898 B2 JP 6995898B2 JP 2020014485 A JP2020014485 A JP 2020014485A JP 2020014485 A JP2020014485 A JP 2020014485A JP 6995898 B2 JP6995898 B2 JP 6995898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- heart failure
- years
- risk
- factors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H50/00—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
- G16H50/50—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for simulation or modelling of medical disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/04—Inotropic agents, i.e. stimulants of cardiac contraction; Drugs for heart failure
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H50/00—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
- G16H50/30—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for calculating health indices; for individual health risk assessment
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Data Mining & Analysis (AREA)
- Pathology (AREA)
- Databases & Information Systems (AREA)
- Primary Health Care (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Hospice & Palliative Care (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
Description
本出願は、2014年1月10日に出願された以前の米国仮特許出願第61/925,877号の恩典を主張するものであり、その全内容が参照により本明細書に組み入れられる。
対象が心不全を発症するリスクを決定するための方法、システム、およびノモグラム、ならびにそれらの決定されたリスクに基づき対象を処置する方法が、本明細書に記載される。本発明は、心血管医学および分子生物学の分野に関する。
心臓が他の器官を支援するために十分な血液および酸素を送出できないときに、心不全が起こる。米国における約570万人が心不全を有し(Roger et al., Circulation 125:e2-e220, 2013(非特許文献1))、心不全は、毎年55,000人を超える死亡の主因である(Kochanek et al., National Vital Statistics Reports 60(3), 2011(非特許文献2))。心不全は、また、2008年における280,000人を超える死亡(死亡9人中1人)の寄与原因として挙げられている(Roger et al., Circulation 125:e2-e220, 2013(非特許文献1))。心不全は、毎年344億米ドルを要する(Heidenriech et al., Circulation123:933-944, 2011(非特許文献3))。早期の診断および治療により、心不全を有する人々の生活の質および平均余命を改善することができる。心不全の処置は、通常、投薬を受けること、食事中の塩分を減らすこと、および規則正しい身体活動に参加することのような他の生活習慣の調整を行うことを伴う。
本発明は、少なくとも一部には、対象、例えば心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象において特定期間内(例えば、5年以内または10年以内)に心不全を発症するリスクを正確に決定するために使用することができる新しい方法、アルゴリズム、ノモグラム、およびコンピュータ/ソフトウェアシステムの開発に基づく。発明全体の一部の特定の態様を以下に記載するが、それらの態様は、一般的に限定的であることが意図されない。
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象における特定期間内に心不全を発症するリスクを決定するための方法であって、
(a)対象における高血圧症の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;ならびに
(d)(c)における合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列(predictor scale)上の値と対応付けることによって、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階
を含む、方法。
[本発明1002]
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象における特定期間内に心不全を発症するリスクを決定するための方法であって、
(a)対象における高血圧症の有無、対象における冠動脈疾患の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;ならびに
(d)(c)における合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階
を含む、方法。
[本発明1003]
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象における特定期間内に心不全を発症するリスクを決定するための方法であって、
(a)対象における高血圧症の有無、対象における冠動脈疾患の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象におけるN末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-プロBNP)の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;ならびに
(d)(c)における合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階
を含む、方法。
[本発明1004]
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象における特定期間内に心不全を発症するリスクを決定するための方法であって、
(a)対象における高血圧症の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象におけるN末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-プロBNP)の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;ならびに
(d)(c)における合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階
を含む、方法。
[本発明1005]
(a)における提供する段階が、対象の記録済み臨床情報から因子のセットを獲得する段階を含む、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1006]
獲得する段階が、コンピュータソフトウェアプログラムにより行われる、本発明1005の方法。
[本発明1007]
(a)における提供する段階が、ウェブサイトインタフェースまたはソフトウェアプログラムへの因子のセットの手入力を含む、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1008]
手入力が、対象によって行われる、本発明1007の方法。
[本発明1009]
手入力が、医療専門家によって行われる、本発明1007の方法。
[本発明1010]
さらに、対象において(a)における因子のセットの1つまたは複数を決定する段階を含む、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1011]
対象における高血圧症の存在が、≧140mmHgの収縮期圧および≧90mmHgの拡張期圧の一方または両方を特徴とする、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1012]
さらに、対象の決定されたリスクを対象の医療ファイルまたは医療記録に記録する段階を含む、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1013]
対象の医療ファイルまたは医療記録が、コンピュータ可読媒体に格納される、本発明1012の方法。
[本発明1014]
(b)および(d)の一方または両方における決定する段階が、ノモグラムを使用して行われる、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1015]
(b)における決定する段階、(c)における合計する段階、および(d)における決定する段階の1つまたは複数が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1016]
特定期間が、約1年から約10年の間である、本発明1015の方法。
[本発明1017]
特定期間が、5年または10年である、本発明1016の方法。
[本発明1018]
さらに、
(e)決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクを、所定のリスク値と比較する段階;
(f)決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクが、所定のリスク値と比較して上昇している対象を特定する段階;および
(g)特定された対象に、心不全を発症するリスクを低下させるための処置を施す段階
を含む、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1019]
(e)における比較する段階および(f)における特定する段階の一方または両方が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、本発明1018の方法。
[本発明1020]
処置が、抗炎症剤、抗血栓剤、抗血小板剤、線維素溶解剤、脂質低下剤、直接トロンビン阻害剤、糖タンパク質IIb/IIIa受容体阻害剤、カルシウムチャネル遮断薬、βアドレナリン受容体遮断薬、シクロオキシゲナーゼ2阻害剤、およびレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)阻害剤からなる群より選択される、本発明1018の方法。
[本発明1021]
RAAS阻害剤が、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)、アルドステロン拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、アンジオテンシンIIの異化を活性化する薬剤、およびアンジオテンシンIの合成を防止する薬剤からなる群より選択される、本発明1020の方法。
[本発明1022]
脂質低下剤が、ゲムフィブロジル、コレスチラミン、コレスチポール、ニコチン酸、プロブコール、ロバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、プラバスタチン、およびセリバスタチンからなる群より選択される、本発明1020の方法。
[本発明1023]
処置が、運動療法、禁煙療法、および栄養指導より選択される、本発明1018の方法。
[本発明1024]
対象における心不全を発症するリスクを低下させるための処置の有効性を決定するための方法であって、
(a)第1の時点での、対象における高血圧症の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;
(d)(c)の合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、第1の時点での、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階;
(e)第2の時点での、対象における高血圧症の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(f)(e)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(g)(f)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;
(h)(g)の合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、第2の時点での、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階であって、第2の時点が、第1の時点の後であり、対象が、第1の時点の後で第2の時点の前に少なくとも2回の処置を受けていた、段階;
(i)第2の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを、第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較する段階;ならびに
(j)第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較して、第2の時点で決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクが減少している対象に施された処置を、心不全を発症するリスクを低下させるために有効であると特定する段階、または
第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較して、第2の時点で決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクが上昇しているもしくはほぼ同じである対象に施された処置を、心不全を発症するリスクを低下させるために無効であると特定する段階
を含む、方法。
[本発明1025]
(a)における提供する段階および(e)における提供する段階の一方または両方が、対象の記録済み臨床情報から因子のセットを獲得する段階を含む、本発明1024の方法。
[本発明1026]
獲得する段階が、コンピュータソフトウェアプログラムにより行われる、本発明1025の方法。
[本発明1027]
(a)における提供する段階および(e)における提供する段階の一方または両方が、ウェブサイトインタフェースまたはソフトウェアプログラムへの因子のセットの手入力を含む、本発明1024の方法。
[本発明1028]
手入力が、対象によって行われる、本発明1027の方法。
[本発明1029]
手入力が、医療専門家によって行われる、本発明1027の方法。
[本発明1030]
さらに、第1の時点および第2の時点の一方または両方で、対象において因子のセットの1つまたは複数を決定する段階を含む、本発明1024の方法。
[本発明1031]
対象における高血圧症の存在が、≧140mmHgの収縮期圧および≧90mmHgの拡張期圧の一方または両方を特徴とする、本発明1024の方法。
[本発明1032]
さらに、処置の決定された有効性を対象の医療ファイルまたは医療記録に記録する段階を含む、本発明1024の方法。
[本発明1033]
対象の医療ファイルまたは医療記録が、コンピュータ可読媒体に格納される、本発明1032の方法。
[本発明1034]
(b)および(d)の一方もしくは両方における決定する段階、ならびに/または(f)および(h)の一方もしくは両方における決定する段階が、ノモグラムを使用して行われる、本発明1024の方法。
[本発明1035]
(b)における決定する段階、(c)における合計する段階、および(d)における決定する段階の1つもしくは複数が、ソフトウェアプログラムを使用して行われ、かつ/または(f)における決定する段階、(g)における合計する段階、および(h)における決定する段階の1つもしくは複数が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、本発明1024の方法。
[本発明1036]
(i)における比較する段階および(j)における特定する段階の一方または両方が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、本発明1035の方法。
[本発明1037]
特定期間が、約1年から約10年の間である、本発明1024の方法。
[本発明1038]
特定期間が、5年または10年である、本発明1037の方法。
[本発明1039]
さらに、第1の時点の後で第2の時点の前に、特定された対象に心不全を発症するリスクを低下させるための処置を施す段階を含む、本発明1024の方法。
[本発明1040]
処置が、抗炎症剤、抗血栓剤、抗血小板剤、線維素溶解剤、脂質低下剤、直接トロンビン阻害剤、糖タンパク質IIb/IIIa受容体阻害剤、カルシウムチャネル遮断薬、βアドレナリン受容体遮断薬、シクロオキシゲナーゼ2阻害剤、およびレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)阻害剤からなる群より選択される薬剤の少なくとも2回の投与である、本発明1039の方法。
[本発明1041]
RAAS阻害剤が、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)、アルドステロン拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、アンジオテンシンIIの異化を活性化する薬剤、およびアンジオテンシンIの合成を防止する薬剤からなる群より選択される、本発明1040の方法。
[本発明1042]
脂質低下剤が、ゲムフィブロジル、コレスチラミン、コレスチポール、ニコチン酸、プロブコール、ロバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、プラバスタチン、およびセリバスタチンからなる群より選択される、本発明1040の方法。
[本発明1043]
処置が、運動療法、禁煙療法、および栄養指導より選択される、本発明1039の方法。
[本発明1044]
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象のための処置を選択するための方法であって、
(a)第1の時点での、対象における高血圧症の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;
(d)(c)における合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、第1の時点での、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階;
(e)第2の時点での、対象における高血圧症の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(f)(e)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(g)(f)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;
(h)(g)の合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、第2の時点での、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階であって、第2の時点が、第1の時点の後であり、対象が、第1の時点の後で第2の時点の前に処置を受けていた、段階;
(i)第2の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを、第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較する段階;ならびに
(j)第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較して、第2の時点で決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクが上昇しているもしくはほぼ同じである対象を特定し、該対象のための代替処置を選択する段階、または
第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較して、第2の時点で決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクが低下している対象を特定し、該対象のために同じ処置を選択する段階
を含む、方法。
[本発明1045]
(a)における提供する段階および(e)における提供する段階の一方または両方が、対象の記録済み臨床情報から因子のセットを獲得する段階を含む、本発明1044の方法。
[本発明1046]
獲得する段階が、コンピュータソフトウェアプログラムにより行われる、本発明1045の方法。
[本発明1047]
(a)における提供する段階および(e)における提供する段階の一方または両方が、ウェブサイトインタフェースまたはソフトウェアプログラムへの因子のセットの手入力を含む、本発明1044の方法。
[本発明1048]
手入力が、対象によって行われる、本発明1047の方法。
[本発明1049]
手入力が、医療専門家によって行われる、本発明1047の方法。
[本発明1050]
さらに、第1の時点および第2の時点の一方または両方で、対象における因子のセットの1つまたは複数を決定する段階を含む、本発明1044の方法。
[本発明1051]
対象における高血圧症の存在が、≧140mmHgの収縮期圧および≧90mmHgの拡張期圧の一方または両方を特徴とする、本発明1044の方法。
[本発明1052]
さらに、選択された処置を対象の医療ファイルまたは医療記録に記録する段階を含む、本発明1044の方法。
[本発明1053]
対象の医療ファイルまたは医療記録が、コンピュータ可読媒体に格納される、本発明1052の方法。
[本発明1054]
(b)および(d)における決定する段階の一方もしくは両方、ならびに/または(f)および(h)における決定する段階の一方もしくは両方が、ノモグラムを使用して行われる、本発明1044の方法。
[本発明1055]
(b)における決定する段階、(c)における合計する段階、および(d)における決定する段階の1つもしくは複数が、ソフトウェアプログラムを使用して行われ、かつ/または(f)における決定する段階、(g)における合計する段階、および(h)における決定する段階の1つもしくは複数が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、本発明1044の方法。
[本発明1056]
(i)における比較する段階、(j)における特定する段階、および(j)における選択する段階の1つまたは複数が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、本発明1055の方法。
[本発明1057]
特定期間が、約1年から10年の間である、本発明1044の方法。
[本発明1058]
特定期間が、5年または10年である、本発明1057の方法。
[本発明1059]
さらに、第2の時点の後に、特定された対象に選択された処置を施す段階を含む、本発明1044の方法。
[本発明1060]
二次元支持体上に描かれた以下の要素(a)、(b)、および(c):
(a)高血圧症の存在の目盛り列、喫煙行動の目盛り列、可溶性ST2の血清レベルの目盛り列、対象の年齢の目盛り列、ボディマスインデックスの目盛り列、および糖尿病の存在の目盛り列を含む、複数の目盛り列;
(b)ポイントの目盛り列;ならびに
(c)予測変数の目盛り列
を含む、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率の図的表現のためのノモグラムであって、
(a)の複数の目盛り列のそれぞれが値を有し、(a)の複数の目盛り列が、(b)におけるポイントの目盛り列に対して二次元支持体上に描かれることにより、複数の目盛り列のそれぞれ上の値を、ポイントの目盛り列上の値と対応付けることができ、予測変数の目盛り列が、ポイントの目盛り列上の対応付けられた値のそれぞれの総和を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率と対応付けている情報を含む、ノモグラム。
[本発明1061]
二次元支持体上に描かれた以下の要素(a)、(b)、および(c):
(a)高血圧症の存在の目盛り列、冠動脈疾患の存在の目盛り列、喫煙行動の目盛り列、可溶性ST2の血清レベルの目盛り列、対象の年齢の目盛り列、ボディマスインデックスの目盛り列、および糖尿病の存在の目盛り列を含む、複数の目盛り列;
(b)ポイントの目盛り列;ならびに
(c)予測変数の目盛り列
を含む、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率の図的表現のためのノモグラムであって、
(a)の複数の目盛り列のそれぞれが値を有し、(a)の複数の目盛り列が、(b)におけるポイントの目盛り列に対して二次元支持体上に描かれることにより、複数の目盛り列のそれぞれ上の値を、ポイントの目盛り列上の値と対応付けることができ、予測変数の目盛り列が、ポイントの目盛り列上の対応付けられた値のそれぞれの総和を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率と対応付けている情報を含む、ノモグラム。
[本発明1062]
二次元支持体上に描かれた以下の要素(a)、(b)、および(c):
(a)高血圧症の存在の目盛り列、冠動脈疾患の存在の目盛り列、喫煙行動の目盛り列、可溶性ST2の血清レベルの目盛り列、N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-プロBNP)の血清レベルの目盛り列、対象の年齢の目盛り列、ボディマスインデックスの目盛り列、および糖尿病の存在の目盛り列を含む、複数の目盛り列;
(b)ポイントの目盛り列;ならびに
(c)予測変数の目盛り列
を含む、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率の図的表現のためのノモグラムであって、
(a)の複数の目盛り列のそれぞれが値を有し、(a)の複数の目盛り列が、(b)におけるポイントの目盛り列に対して二次元支持体上に描かれることにより、複数の目盛り列のそれぞれ上の値を、ポイントの目盛り列上の値と対応付けることができ、リスクの目盛り列が、ポイントの目盛り列上の対応付けられた値のそれぞれの総和を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率と対応付けている情報を含む、ノモグラム。
[本発明1063]
二次元支持体上に描かれた以下の要素:
(a)高血圧症の存在の目盛り列、喫煙行動の存在の目盛り列、可溶性ST2の血清レベルの目盛り列、N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-プロBNP)の血清レベルの目盛り列、対象の年齢の目盛り列、ボディマスインデックスの目盛り列、および糖尿病の存在の目盛り列を含む、複数の目盛り列;
(b)ポイントの目盛り列;ならびに
(c)予測変数の目盛り列
を含む、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率の図的表現のためのノモグラムであって、
(a)の複数の目盛り列のそれぞれが値を有し、(a)の複数の目盛り列が、(b)におけるポイントの目盛り列に対して二次元支持体上に描かれることにより、複数の目盛り列のそれぞれ上の値を、ポイントの目盛り列上の値と対応付けることができ、リスクの目盛り列が、ポイントの目盛り列上の対応付けられた値のそれぞれの総和を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率と対応付けている情報を含む、ノモグラム。
[本発明1064]
二次元支持体が、カードまたは紙片である、本発明1060~1063のいずれかのノモグラム。
[本発明1065]
二次元支持体が、視覚画面またはディスプレイである、本発明1060~1063のいずれかのノモグラム。
[本発明1066]
特定期間が、約1年から約10年の間である、本発明1060~1063のいずれかのノモグラム。
[本発明1067]
特定期間が、1年または10年である、本発明1066のノモグラム。
[本発明1068]
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率を決定する方法であって、本発明1060~1063のいずれかのノモグラムの使用を含む、方法。
[本発明1069]
対象の健康に関する因子のセットにアクセスする段階であって、因子のセットが、対象における高血圧症の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における冠動脈疾患の有無、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象におけるN末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-プロBNP)の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無の、1つまたは複数を表す、段階;
プロセッサを使用して、因子のセットにおける各因子について別個のポイント値を決定する段階;
別個のポイント値に応じて合計ポイント値を決定する段階;ならびに
合計ポイント値を、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値とそれぞれ対応付けることによって、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階であって、予測変数の目盛り列が、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、段階
を含む、コンピュータ実装方法。
[本発明1070]
さらに、決定された、対象が心不全を発症するリスクを、ユーザインタフェース上に提示する段階を含む、本発明1069の方法。
[本発明1071]
因子のセットにアクセスする段階が、さらに、対象の記録済み臨床情報から因子のセットを獲得する段階を含む、本発明1069の方法。
[本発明1072]
因子のセットにアクセスする段階が、さらに、ユーザインタフェースを通して1つまたは複数の因子を受け取る段階を含む、本発明1069の方法。
[本発明1073]
さらに、対象の決定されたリスクを、コンピュータ可読記憶装置に格納する段階を含む、本発明1069の方法。
[本発明1074]
さらに、決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを、所定のリスク値と比較する段階;および
該比較を示す出力を提供する段階
を含む、本発明1069の方法。
本発明の他の特色および利点は、以下の詳細な説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明白になる。
対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定するための方法、対象のための処置を選択する方法、対象を処置するための方法、および対象における心不全のリスクを低下させるための処置の有効性を決定する方法が、本明細書において記載される。ノモグラム、アルゴリズム、およびシステム、例えば、本明細書記載の方法のいずれかを行うためのコンピュータシステム/ソフトウェアも提供される。本明細書記載の方法、ノモグラム、アルゴリズム、およびシステム、例えばコンピュータシステム/ソフトウェアは、多種多様な臨床状況で有用である。例えば、そのような方法ノモグラム、アルゴリズム、およびシステムは、例えば病院および外来診察室ならびに救急室における医者によるスクリーニングを含む、母集団スクリーニングのために使用することができる。
ST2遺伝子は、タンパク質産物が膜貫通形態および血清中から検出可能な可溶性受容体の両方として存在する、インターロイキン-1受容体ファミリーのメンバーである(Kieser et al., FEBS Lett. 372(2-3):189-193, 1995; Kumar et al., J. Biol. Chem. 270(46):27905-27913, 1995; Yanagisawa et al., FEBS Lett. 302(1):51-53, 1992; Kuroiwa et al., Hybridoma 19(2):151-159, 2000)。可溶性ST2は、心不全の実験モデルにおいて顕著にアップレギュレーションされると記載され(Weinberg et al., Circulation 106(23):2961-2966, 2002)、データから、ヒト可溶性ST2濃度が慢性重症心不全の患者(Weinberg et al., Circulation 107(5):721-726, 2003)および急性心筋梗塞の患者(Shimpo et al., Circulation 109(18):2186-2190, 2004)においても上昇していることが示唆されている。
N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-プロBNP)は、脳性ナトリウム利尿ペプチドのアミノ酸76個のN末端フラグメントである。BNPは、アミノ酸134個のプレプロホルモン(プレプロBNP)として合成される。26残基のN末端シグナルペプチドの除去により、プロホルモンであるプロBNPが生成する。続いてプロBNPは、特異的コンバターゼによりアルギニン102とセリン103との間で切断されてNT-プロBNPになる。ヒトNT-プロBNPの配列を下に提供する。
NT-プロBNP(SEQ ID NO: 5)
hplgspgsas dletsglqeq rnhlqgklse lqveqtslep lqesprptgv wksrevateg irghrkmvly tlrapr
対象における糖尿病の存在は、例えば、対象の臨床ファイルを評価することおよび/または対象における糖尿病の1つもしくは複数の症状を検出することによって、決定することができる。糖尿病の症状の非限定的な例には、例えば、過度の口渇および食欲、排尿増加、異常な体重減少または体重増加、疲労、悪心、嘔吐、霧視、膣感染、酵母感染、口内乾燥症、びらんまたは切り傷のフロー治癒(flow-healing)、そう痒性皮膚(例えば、鼠径部または膣部における)、ケトアシドーシス、空腹時血液値上昇、ランダム血糖値上昇、経口耐糖能減少、およびグリコヘモグロビンA1c上昇(例えば、糖化ヘモグロビンレベル(HbA1C)上昇)が含まれる。対象における糖尿病の存在を決定するまたは対象が糖尿病を有すると診断する追加的な方法は、当技術分野において公知である。
高血圧症は、収縮期および/または拡張期血圧のレベル上昇として意味される。例えば、高血圧症を有する対象は、≧120mmHg(例えば≧140mmHgもしくは≧160mmHg)の収縮期血圧および/または≧80mmHg(例えば≧90mmHgもしくは≧100mmHg)の拡張期血圧を有することができる。収縮期および/または拡張期血圧を決定するための方法は、当業者に周知である。
冠動脈疾患は、当技術分野において公知の用語であり、動脈を狭窄させ、かつその血流を制限する、動脈(例えば心臓動脈)内壁に沿った粥腫蓄積によって特徴付けられる心血管疾患の一種を表す。冠動脈疾患は、例えば対象における冠動脈疾患の1つまたは複数の症状の観察によって、対象において決定することができる。冠動脈疾患の非限定的な症状には、胸痛、運動時または他の精力的な活動中の息切れ、頻拍、衰弱、めまい、悪心、および発汗増加が含まれる。当技術分野において周知のように、冠動脈疾患は、また、身体検査(例えば、聴診器を使用した雑音の検出)、血液検査(例えば、対象におけるコレステロール、トリグリセリド、およびグルコースの1つまたは複数のレベルを決定するための血液検査)、対象の足関節/上腕血圧比を決定すること、ならびに対象に対して心電図、心エコー検査、コンピュータ断層撮影スキャニング、ストレス検査、および/または血管造影を行うことによって対象において決定することができる。対象における冠動脈疾患の存在を決定するための追加的で例示的な方法は、当技術分野において周知である。
当技術分野において周知のように、対象についてのボディマスインデックスは、式BMI=体質量(kg)/(身長(m))2を使用して決定される。BMIは、対象の体質量(ときに体重とも呼ばれる)および身長を決定すること、ならびに対象のBMIを計算することによって、対象について決定することができる。BMIは、また、対象の臨床ファイルから対象の体質量および身長を獲得すること、ならびに対象のBMIを計算することによって、対象について決定することができる。対象は、また、対象自身の体質量および身長を評定すること、ならびに対象自身のBMIを計算することによって、対象自身のBMIを決定することができる。対象は、また、対象の体質量および身長に関する情報を医療専門家に(例えば口頭で)提供することができ、医師は、対象のBMIを決定することができる。対象のBMIを決定するための追加的な方法は、当技術分野において公知である。
対象の年齢は、例えば、対象の臨床ファイル中の情報を審査することおよび/または対象に問診することによって決定することができる。対象は、また、医療専門家に対象の年齢についての情報を口頭で提供することができる。対象の年齢は、また、家族に問診することまたは政府の記録を調べることによって決定することができる。
対象の喫煙行動は、対象に問診すること(例えば、口頭または質問票もしくはコンピュータにより質問すること)または対象の臨床ファイルを審査することによって決定することができる。1ヶ月よりも長い(例えば、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、1年、2年、3年、4年、5年、6年、7年、8年、9年、10年、11年、12年、13年、14年、15年、16年、17年、18年、19年、20年、25年、30年、35年、40年、45年、50年、55年、または60年よりも長い)期間にわたり喫煙してきた対象は、喫煙行動を有すると特定される(例えば、たとえ対象が問診の時点で喫煙を止めていても)。例えば、喫煙行動を有する対象は、少なくとも0.1パック-年、0.5パック-年、0.75パック-年、1.0パック-年、1.5パック-年、2.0パック-年、2.5パック-年、3.0パック-年、3.5パック-年、4.0パック-年、4.5パック-年、5.0パック-年、5.5パック-年、6.0パック-年、7.0パック-年、7.5パック-年、8.0パック-年、8.5パック-年、9.0パック-年、9.5パック-年、10パック-年、11パック-年、12パック-年、13パック-年、14パック-年、15パック-年、16パック-年、17パック-年、18パック-年、19パック-年、20パック-年、21パック-年、22パック-年、23パック-年、24パック-年、25パック-年、30パック-年、35パック-年、40パック-年、45パック-年、50パック-年、55パック-年、60パック-年、65パック-年、70パック-年、75パック-年、または80パック-年相当量を喫煙してきた可能性がある。対象は、対象の喫煙者としての自己同定に基づき現在の喫煙行動を有すると決定することができる。
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内(例えば、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、1年、2年、3年、4年、5年、6年、7年、8年、9年、または10年以内)に心不全を発症する量的確率の図的表現のためのノモグラムが、本明細書において提供される。第1の例では、そのようなノモグラムは、二次元または三次元支持体上に描かれた以下の要素:(a)高血圧症の存在の目盛り列、喫煙行動の目盛り列、可溶性ST2の血清レベルの目盛り列、対象の年齢の目盛り列、ボディマスインデックスの目盛り列、および糖尿病の存在の目盛り列を含むまたはそれらからなる複数の目盛り列;(b)ポイントの目盛り列;ならびに(c)予測変数の目盛り列を、含むことができる。そのような、あるノモグラムの一例を図11に示す。
心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象において特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する方法であって、(a)対象における高血圧症の有無、対象における冠動脈疾患の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象のボディマスインデックス、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象におけるN末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-プロBNP)の血清レベル、対象の年齢、および対象における糖尿病の有無の1つまたは複数(例えば、2、3、4、5、6、7、または8つ)を含むまたはそれらからなる、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;ならびに(d)(c)における合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階を含む、方法も提供される。
対象のための治療的処置を選択する方法であって、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階(例えば、本明細書記載の方法、ノモグラム、またはコンピュータ法/プログラムのいずれかを使用して)、特定期間内に心不全を発症するリスクが上昇していると決定された対象を特定する段階(例えば、健康な対照の対象または健康な対照の対象集団と比較して)、および対象のための心不全を発症するリスクを低下させるための処置を選択する段階を含む、方法も提供される。一部の態様は、さらに、対象に選択された処置を施す段階を含む。
対象における心不全を発症するリスクを低下させるための処置の有効性を決定するための方法も、本明細書において提供される。これらの方法は、(a)第1の時点での、対象の健康に関する因子のセット(例えば、本明細書記載の任意の因子のセット)を提供する段階;(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;(d)(c)の合計ポイント値を、心不全と診断されていないもしくは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、第1の時点での、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階;(e)第2の時点での、対象の健康に関する因子のセット(例えば、本明細書記載の任意の因子のセットもしくは(a)と同じ因子のセット)を提供する段階;(f)(e)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;(g)(f)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;(h)(g)の合計ポイント値を、心不全と診断されていないもしくは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付けることによって、第2の時点での、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを決定する段階であって、第2の時点が第1の時点の後であり、対象が、第1の時点の後で第2の時点の前に処置(例えば、少なくとも2回の処置)を受けていた、段階;(i)第2の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを、第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較する段階;および/または(j)第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較して、第2の時点で決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクが低下している対象に施された処置を、心不全を発症するリスクを低下させるために有効であると特定する段階、もしくは第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較して、第2の時点で決定された、特定期間内に心不全を発症するリスクが上昇している対象に施された処置を、心不全を発症するリスクを低下させるために無効であると特定する段階の、全てまたは一部を含むことができる。
臨床試験(例えば、対象における心不全を発症するリスクを低下させるための処置の臨床試験)への参加のために対象を選択する方法も、本明細書において提供される。これらの方法は、本明細書記載の方法、ノモグラム、またはコンピュータシステム/プログラムのいずれかを使用して、対象が心不全を発症するリスクを決定する段階、特定期間内に心不全を発症するリスクが上昇していると対象を特定する段階(例えば、健康な対照の対象または健康な対照の対象集団と比較して)、および臨床試験への参加のために対象を選択する段階(例えば、心不全を発症するリスクを低下させるための候補処置を検定するための臨床試験)を含むことができる。一部の態様は、さらに、選択された対象に、心不全を発症するリスクを低下させるための候補処置を施す工程を含む。本明細書記載の対象のいずれかを、臨床試験(例えば、心不全のリスクを低下させるための候補処置の臨床試験)への参加のために選択することができる。一部の態様では、心不全を発症するリスクが上昇していないと決定された対象は、臨床試験への参加のために選択されない、または臨床試験における対照集団として選択される。
本明細書記載の方法およびノモグラムのいずれかは、図26Aに示されるシステム2600に実装することができ;当技術分野において公知の他のシステムおよび装置も使用することができる。一部の実施形態では、システム2600は、デスクトップもしくはラップトップ型コンピュータ、または携帯電話、タブレット装置、もしくはe-リーダーのようなモバイル装置に具現化することができる。例示的なシステム2600は、プロセッサ2610、メモリ2620、および記憶装置2630を含み;一部の態様では、システムは、メモリおよび/または記憶装置の一方または両方を含まない。メモリ2620は、Linux、UNIX、またはWindows(登録商標)XPのようなオペレーティングシステム(OS)2640、ネットワークと通信するためのTCP/IPスタック2650(図示せず)、および本文書に記載された技法によりデータを解析するためのプロセス2660を含む。一部の実施形態では、システム2600は、また、ユーザへのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)2680の表示のための入力/出力(I/O)機器2670へのリンクを含む。
対象が特定期間内に無心不全で生存する見込みを決定するための4つの異なるノモグラムを作ったが、それらのノモグラムは、年齢、BMI、高血圧症、糖尿病、冠動脈症候群、喫煙、可溶性ST2の血清レベル、およびNT-プロBNPの血清レベルの群より選択される1つまたは複数の因子を含む。
モデル1の解析の概要を図1に示す。可溶性ST2、糖尿病の有無、高血圧症の有無、喫煙の有無、年齢、BMI、および冠動脈疾患の有無の各因子の影響を図2に示す。可溶性ST2、糖尿病の有無、高血圧症の有無、喫煙の有無、年齢、BMI、および冠動脈疾患の有無と、dfに関するペナルティー付き応答との関連の部分χ2統計量を示すグラフを図3に示す。図4は、校正曲線のブートストラップ検証である。図5は、対象が5年または10年の期間内に無心不全で生存する見込みを決定するための、7パラメータモデル(モデル1)に基づくノモグラムである。図6は、7パラメータモデル(モデル1)に基づくノモグラムの概要である。
1. 年齢を決定し、5歳単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
2. 対象は高血圧症を有するか。「いいえ」ならば12ポイントを加算する。
3. 対象のST2濃度を10ng/mL単位で推定し、下の表からポイント数を推定する。
4. 対象は心血管疾患を有するか。「いいえ」ならば13ポイントを加算する。
5. BMIを決定し、5mg/kg2単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
6. 対象は喫煙するか。「いいえ」ならば8ポイントを加算する。
7. 対象は糖尿病を有するか。「いいえ」ならば17ポイントを加算する。
8. 合計ポイント数まで足し合わせ、5年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
9. 10年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
1) 年齢のポイント=92
2) 喫煙のポイント=0
3) 高血圧症のポイント=0
4) 心血管疾患のポイント=13
5) BMIのポイント=57
6) ST2のポイント=30
7) 糖尿病のポイント=17
合計ポイント=209
1. 年齢を決定し、5歳単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
2. 対象は高血圧症を有するか。「いいえ」ならば9ポイントを加算する。
3. 対象のST2濃度を10ng/mL単位で推定し、下の表からポイント数を推定する。
4. BMIを決定し、5mg/kg2単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
5. 対象は喫煙するか。「いいえ」ならば9ポイントを加算する。
6. 対象は糖尿病を有するか。「いいえ」ならば18ポイントを加算する。
7. 合計ポイント数まで足し合わせ、5年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
8. 10年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
1) 年齢のポイント=95
2) 喫煙のポイント=0
3) 高血圧症のポイント=0
4) BMIのポイント=51
5) ST2のポイント=27
6) 糖尿病のポイント=18
合計ポイント=191
1) 年齢のポイント=76
2) 糖尿病のポイント=0
3) 喫煙のポイント=9
4) 高血圧症のポイント=0
5) BMIのポイント=44
6) ST2のポイント=20
合計ポイント=149
1. 年齢を決定し、5歳単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
2. 対象は高血圧症を有するか。「いいえ」ならば5ポイントを加算する。
3. 対象のST2濃度を10ng/mL単位で推定し、下の表からポイント数を推定する。
4. 対象は心血管疾患を有するか。「いいえ」ならば12ポイントを加算する。
5. BMIを決定し、5mg/kg2単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
6. NT-プロBNPを200pg/mL単位で決定し、下の表からポイント数を推定する。
7. 対象は喫煙するか。「いいえ」ならば13ポイントを加算する。
8. 対象は糖尿病を有するか。「いいえ」ならば22ポイントを加算する。
9. 合計ポイント数まで足し合わせ、5年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
10. 10年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
1) 年齢のポイント=77
2) 喫煙のポイント=0
3) 高血圧症のポイント=0
4) BMIのポイント=62
5) ST2のポイント=38
6) NT-プロBNPのポイント=23
7) 糖尿病のポイント=22
合計ポイント=222
1. 年齢を決定し、5歳単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
2. 対象は高血圧症を有するか。「いいえ」ならば5ポイントを加算する。
3. 対象のST2濃度を10ng/mL単位で推定し、下の表からポイント数を推定する。
4. BMIを決定し、5mg/kg2単位に四捨五入し、下の表からポイント数を推定する。
5. NT-プロBNPを200pg/mL単位で決定し、下の表からポイント数を推定する。
6. 対象は喫煙するか。「いいえ」ならば14ポイントを加算する。
7. 対象は糖尿病を有するか。「いいえ」ならば23ポイントを加算する。
8. 合計ポイント数まで足し合わせ、5年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
9. 10年無心不全生存率は、下の表から決定することができる。
1) 年齢のポイント=74
2) 喫煙のポイント=0
3) 高血圧症のポイント=0
4) BMIのポイント=57
5) ST2のポイント=35
6) NT-プロBNPのポイント=23
7) 糖尿病のポイント=23
合計ポイント=212
本発明をその詳細な説明と共に説明したが、前述の説明は、本発明を例証することが意図され、本発明の範囲を限定することは意図されず、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義されることを理解されたい。他の局面、利点、および改変は、以下の特許請求の範囲に含まれる。
Claims (31)
- 心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象における特定期間内に心不全を発症するリスクを決定するための方法であって、
(a)対象における高血圧症の有無、対象における冠動脈疾患の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(b) (a)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;ならびに
(c) (b)における合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列(predictor scale)上の値と対応付ける段階
を含む、方法。 - (a)における提供された因子が、対象の記録済み臨床情報から獲得された因子である、請求項1記載の方法。
- 獲得された因子が、コンピュータソフトウェアプログラムにより獲得された因子である、請求項2記載の方法。
- 対象における高血圧症の存在が、≧140mmHgの収縮期圧および≧90mmHgの拡張期圧の一方または両方を特徴とする、請求項1記載の方法。
- さらに、対象の決定されたリスクを対象の医療ファイルまたは医療記録に記録する段階を含む、請求項1記載の方法。
- 対象の医療ファイルまたは医療記録が、コンピュータ可読媒体に格納される、請求項5記載の方法。
- (a)における決定する段階および(c)における対応付ける段階の一方または両方が、ノモグラムを使用して行われる、請求項1記載の方法。
- (a)における決定する段階、(b)における合計する段階、および(c)における対応付ける段階の1つまたは複数が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、請求項1記載の方法。
- 特定期間が、約1年から約10年の間である、請求項8記載の方法。
- 特定期間が、5年または10年である、請求項9記載の方法。
- 対象における心不全を発症するリスクを低下させるための処置の有効性を決定するための方法であって、
(a)第1の時点での、対象における高血圧症の有無、対象における冠動脈疾患の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(b)(a)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(c)(b)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;
(d)(c)の合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付ける段階;
(e)第2の時点での、対象における高血圧症の有無、対象における冠動脈疾患の有無、対象の喫煙または禁煙行動、対象における可溶性ST2の血清レベル、対象の年齢、対象のボディマスインデックス、および対象における糖尿病の有無を含む、対象の健康に関する因子のセットを提供する段階;
(f)(e)における提供された因子のそれぞれについて別個のポイント値を決定する段階;
(g)(f)における、提供された因子のそれぞれについての別個のポイント値を合計して、合計ポイント値をもたらす段階;
(h)(g)の合計ポイント値を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象の集団から獲得された因子のセットに基づく、特定期間内に心不全を発症するリスクの予測変数の目盛り列上の値と対応付ける段階であって、第2の時点が、第1の時点の後であり、対象が、第1の時点の後で第2の時点の前に少なくとも2回の処置を受けていた、段階;
(i)第2の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクを、第1の時点で決定された、対象が特定期間内に心不全を発症するリスクと比較する段階
を含む、方法。 - (a)における提供する段階および(e)における提供する段階の一方または両方が、対象の記録済み臨床情報から因子のセットを獲得する段階を含む、請求項11記載の方法。
- 獲得する段階が、コンピュータソフトウェアプログラムにより行われる、請求項12記載の方法。
- (a)における提供する段階および(e)における提供する段階の一方または両方が、ウェブサイトインタフェースまたはソフトウェアプログラムへの因子のセットの手入力を含む、請求項11記載の方法。
- 手入力が、対象によって行われる、請求項14記載の方法。
- 手入力が、医療専門家によって行われる、請求項14記載の方法。
- さらに、第1の時点および第2の時点の一方または両方で、対象において因子のセットの1つまたは複数を決定する段階を含む、請求項11記載の方法。
- 対象における高血圧症の存在が、≧140mmHgの収縮期圧および≧90mmHgの拡張期圧の一方または両方を特徴とする、請求項11載の方法。
- さらに、処置の決定された有効性を対象の医療ファイルまたは医療記録に記録する段階を含む、請求項11記載の方法。
- 対象の医療ファイルまたは医療記録が、コンピュータ可読媒体に格納される、請求項19記載の方法。
- (b)における決定する段階、ならびに/または(f)における決定する段階が、ノモグラムを使用して行われる、請求項11記載の方法。
- (b)における決定する段階および(c)における合計する段階の一方もしくは両方が、ソフトウェアプログラムを使用して行われ、かつ/または(f)における決定する段階および(g)における合計する段階の一方もしくは両方が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、請求項11記載の方法。
- (i)における比較する段階が、ソフトウェアプログラムを使用して行われる、請求項22記載の方法。
- 特定期間が、約1年から約10年の間である、請求項11記載の方法。
- 特定期間が、5年または10年である、請求項24記載の方法。
- 二次元支持体上に描かれた以下の要素(a)、(b)、および(c):
(a)高血圧症の存在の目盛り列、冠動脈疾患の存在の目盛り列、喫煙行動の目盛り列、可溶性ST2の血清レベルの目盛り列、対象の年齢の目盛り列、ボディマスインデックスの目盛り列、および糖尿病の存在の目盛り列を含む、複数の目盛り列;
(b)ポイントの目盛り列;ならびに
(c)予測変数の目盛り列
を含む、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率の図的表現のためのノモグラムであって、
(a)の複数の目盛り列のそれぞれが値を有し、(a)の複数の目盛り列が、(b)におけるポイントの目盛り列に対して二次元支持体上に描かれることにより、複数の目盛り列のそれぞれ上の値を、ポイントの目盛り列上の値と対応付けることができ、予測変数の目盛り列が、ポイントの目盛り列上の対応付けられた値のそれぞれの総和を、心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率と対応付けている情報を含む、ノモグラム。 - 二次元支持体が、カードまたは紙片である、請求項26記載のノモグラム。
- 二次元支持体が、視覚画面またはディスプレイである、請求項26記載のノモグラム。
- 特定期間が、約1年から約10年の間である、請求項26記載のノモグラム。
- 特定期間が、1年または10年である、請求項29記載のノモグラム。
- 心不全と診断されていないまたは心不全を示していない対象が特定期間内に心不全を発症する量的確率を決定するための、請求項26記載のノモグラム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201461925877P | 2014-01-10 | 2014-01-10 | |
US61/925,877 | 2014-01-10 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016545847A Division JP6655016B2 (ja) | 2014-01-10 | 2015-01-09 | 心不全のリスクを決定するための方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020089746A JP2020089746A (ja) | 2020-06-11 |
JP6995898B2 true JP6995898B2 (ja) | 2022-02-04 |
Family
ID=53521621
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016545847A Expired - Fee Related JP6655016B2 (ja) | 2014-01-10 | 2015-01-09 | 心不全のリスクを決定するための方法 |
JP2020014485A Active JP6995898B2 (ja) | 2014-01-10 | 2020-01-31 | 心不全のリスクを決定するための方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016545847A Expired - Fee Related JP6655016B2 (ja) | 2014-01-10 | 2015-01-09 | 心不全のリスクを決定するための方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20150199491A1 (ja) |
EP (1) | EP3092488A4 (ja) |
JP (2) | JP6655016B2 (ja) |
CN (2) | CN106461636A (ja) |
AU (1) | AU2015204675A1 (ja) |
CA (1) | CA2935958A1 (ja) |
MX (1) | MX2016009060A (ja) |
WO (1) | WO2015106081A1 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2002218026A1 (en) | 2000-11-09 | 2002-05-21 | The Brigham And Women's Hospital, Inc. | Cardiovascular disease diagnostic and therapeutic targets |
DK2336359T3 (en) | 2002-05-09 | 2016-05-30 | Brigham & Womens Hospital | 1L1RL-1 as cardiovascular disease marker |
ATE476657T1 (de) | 2006-04-24 | 2010-08-15 | Critical Care Diagnostics Inc | Vorhersage von letalität und detektion von schweren erkrankungen |
EP2482078B1 (en) | 2006-05-01 | 2016-02-03 | Critical Care Diagnostics, Inc. | Diagnosis of cardiovascular disease |
ES2443125T3 (es) | 2008-04-18 | 2014-02-17 | Critical Care Diagnostics, Inc. | Predicción del riesgo a sufrir episodios cardíacos adversos graves |
CN103154027B (zh) | 2010-04-09 | 2016-06-29 | 重症监护诊断股份有限公司 | 可溶性人st-2抗体和分析法 |
JP6215713B2 (ja) | 2011-03-17 | 2017-10-18 | クリティカル ケア ダイアグノスティクス インコーポレイテッド | 有害臨床転帰のリスクを予測する方法 |
AU2012284039B2 (en) | 2011-07-18 | 2017-03-30 | Critical Care Diagnostics, Inc. | Methods of treating cardiovascular diseases and predicting the efficacy of exercise therapy |
RU2019107598A (ru) | 2012-08-16 | 2019-03-28 | Критикал Кэа Дайэгностикс, Инк. | Способы прогнозирования риска развития гипертензии |
RU2015110054A (ru) | 2012-08-21 | 2016-10-10 | Критикал Кэа Дайэгностикс, Инк. | Мультимаркерная стратификация риска |
US11615891B2 (en) | 2017-04-29 | 2023-03-28 | Cardiac Pacemakers, Inc. | Heart failure event rate assessment |
US10952681B2 (en) * | 2017-09-05 | 2021-03-23 | Medtronic, Inc. | Differentiation of heart failure risk scores for heart failure monitoring |
JP7024576B2 (ja) * | 2018-04-20 | 2022-02-24 | オムロンヘルスケア株式会社 | 電子血圧計および心不全検出器 |
US11446009B2 (en) | 2018-12-11 | 2022-09-20 | Eko.Ai Pte. Ltd. | Clinical workflow to diagnose heart disease based on cardiac biomarker measurements and AI recognition of 2D and doppler modality echocardiogram images |
US12001939B2 (en) | 2018-12-11 | 2024-06-04 | Eko.Ai Pte. Ltd. | Artificial intelligence (AI)-based guidance for an ultrasound device to improve capture of echo image views |
US11931207B2 (en) | 2018-12-11 | 2024-03-19 | Eko.Ai Pte. Ltd. | Artificial intelligence (AI) recognition of echocardiogram images to enhance a mobile ultrasound device |
EP4162278A4 (en) * | 2020-06-03 | 2024-08-14 | Esn Cleer | IDENTIFICATION OF BIOMARKERS OF IMMINENT AND/OR NEAR HEART FAILURE |
GB202008994D0 (en) | 2020-06-12 | 2020-07-29 | Univ Edinburgh | Assay method |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005529627A (ja) | 2001-09-27 | 2005-10-06 | シャーロット−メクレンバーグ ホスピタル オーソリティー ディー/ビィー/エー キャロライナス メディカル センター | 肺血管閉塞を診断する非侵襲的装置及び方法 |
US20080057590A1 (en) | 2006-06-07 | 2008-03-06 | Mickey Urdea | Markers associated with arteriovascular events and methods of use thereof |
JP2011520098A (ja) | 2008-04-18 | 2011-07-14 | クリティカル ケア ダイアグノスティクス インコーポレイテッド | 主要有害心イベントのリスクを予測する方法 |
JP2013536425A (ja) | 2010-08-26 | 2013-09-19 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 動脈性高血圧症から心不全への初期移行の評価におけるバイオマーカーの使用 |
US20130280716A1 (en) | 2010-11-10 | 2013-10-24 | The Cleveland Clinic Foundation | Ratio of apoa2 to HDLc or Equivalents thereof, Risk Markers for Cardiovascular Disease |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0590200A1 (en) * | 1992-10-02 | 1994-04-06 | E.R. SQUIBB & SONS, INC. | Device and method for the visualisation of cardiovascular risk factors |
US5993388A (en) | 1997-07-01 | 1999-11-30 | Kattan; Michael W. | Nomograms to aid in the treatment of prostatic cancer |
US6409664B1 (en) | 1997-07-01 | 2002-06-25 | Michael W. Kattan | Nomograms to aid in the treatment of prostatic cancer |
US7632647B2 (en) * | 2001-04-13 | 2009-12-15 | Biosite Incorporated | Use of B-type natriuretic peptide as a prognostic indicator in acute coronary syndromes |
CA2452678A1 (en) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Pharmacia Corporation | Combination of eplerenone and an hmg coa reductase inhibitor |
ATE476657T1 (de) | 2006-04-24 | 2010-08-15 | Critical Care Diagnostics Inc | Vorhersage von letalität und detektion von schweren erkrankungen |
ATE517341T1 (de) | 2006-04-27 | 2011-08-15 | Critical Care Diagnostics Inc | Interleukin-33 (il-33) zur diagnose und vorhersage von herz-gefäss-erkrankungen |
EP2482078B1 (en) | 2006-05-01 | 2016-02-03 | Critical Care Diagnostics, Inc. | Diagnosis of cardiovascular disease |
US20100055683A1 (en) | 2006-05-02 | 2010-03-04 | Critical Care Diagnostics, Inc. | Diagnosis of pulmonary and/or cardiovascular disease |
EP2240017B1 (en) * | 2008-01-04 | 2019-03-13 | Oxford University Innovation Limited | Ketone bodies and ketone body esters as blood lipid lowering agents |
WO2010054810A1 (en) * | 2008-11-11 | 2010-05-20 | B.R.A.H.M.S Ag | Prognosis and risk assessment in patients suffering from heart failure by determining the level of adm and bnp |
CN103154027B (zh) | 2010-04-09 | 2016-06-29 | 重症监护诊断股份有限公司 | 可溶性人st-2抗体和分析法 |
RU2015110054A (ru) * | 2012-08-21 | 2016-10-10 | Критикал Кэа Дайэгностикс, Инк. | Мультимаркерная стратификация риска |
-
2015
- 2015-01-09 CA CA2935958A patent/CA2935958A1/en not_active Abandoned
- 2015-01-09 JP JP2016545847A patent/JP6655016B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2015-01-09 WO PCT/US2015/010788 patent/WO2015106081A1/en active Application Filing
- 2015-01-09 EP EP15734938.2A patent/EP3092488A4/en not_active Withdrawn
- 2015-01-09 MX MX2016009060A patent/MX2016009060A/es unknown
- 2015-01-09 AU AU2015204675A patent/AU2015204675A1/en not_active Abandoned
- 2015-01-09 CN CN201580011650.9A patent/CN106461636A/zh active Pending
- 2015-01-09 US US14/592,961 patent/US20150199491A1/en not_active Abandoned
- 2015-01-09 CN CN202110788282.6A patent/CN113744876A/zh active Pending
-
2017
- 2017-10-04 US US15/724,824 patent/US20180018442A1/en not_active Abandoned
-
2020
- 2020-01-31 JP JP2020014485A patent/JP6995898B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005529627A (ja) | 2001-09-27 | 2005-10-06 | シャーロット−メクレンバーグ ホスピタル オーソリティー ディー/ビィー/エー キャロライナス メディカル センター | 肺血管閉塞を診断する非侵襲的装置及び方法 |
US20080057590A1 (en) | 2006-06-07 | 2008-03-06 | Mickey Urdea | Markers associated with arteriovascular events and methods of use thereof |
JP2011520098A (ja) | 2008-04-18 | 2011-07-14 | クリティカル ケア ダイアグノスティクス インコーポレイテッド | 主要有害心イベントのリスクを予測する方法 |
JP2013536425A (ja) | 2010-08-26 | 2013-09-19 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 動脈性高血圧症から心不全への初期移行の評価におけるバイオマーカーの使用 |
US20130280716A1 (en) | 2010-11-10 | 2013-10-24 | The Cleveland Clinic Foundation | Ratio of apoa2 to HDLc or Equivalents thereof, Risk Markers for Cardiovascular Disease |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
D'AGOSTINO et al.,General cardiovascular risk profile for use in primary care: the Framingham Heart Study,Circulation,vol.117, No.6,2008年02月12日,pp.743-753 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3092488A1 (en) | 2016-11-16 |
US20180018442A1 (en) | 2018-01-18 |
CA2935958A1 (en) | 2015-07-16 |
CN113744876A (zh) | 2021-12-03 |
MX2016009060A (es) | 2016-09-09 |
EP3092488A4 (en) | 2017-07-12 |
CN106461636A (zh) | 2017-02-22 |
JP2017512507A (ja) | 2017-05-25 |
JP6655016B2 (ja) | 2020-02-26 |
US20150199491A1 (en) | 2015-07-16 |
WO2015106081A1 (en) | 2015-07-16 |
JP2020089746A (ja) | 2020-06-11 |
AU2015204675A1 (en) | 2016-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6995898B2 (ja) | 心不全のリスクを決定するための方法 | |
JP6902083B2 (ja) | マルチマーカーリスク層別化 | |
Parizo et al. | Cost-effectiveness of dapagliflozin for treatment of patients with heart failure with reduced ejection fraction | |
Schutte et al. | The African Prospective study on the Early Detection and Identification of Cardiovascular disease and Hypertension (African-PREDICT): Design, recruitment and initial examination | |
Sherwood et al. | Relationship of depression to death or hospitalization in patients with heart failure | |
Heeschen et al. | Prognostic value of placental growth factor in patients with acute chest pain | |
Myhre et al. | Association between circulating troponin concentrations, left ventricular systolic and diastolic functions, and incident heart failure in older adults | |
Canto et al. | Number of coronary heart disease risk factors and mortality in patients with first myocardial infarction | |
Kim et al. | Multimarker prediction of coronary heart disease risk: the Women's Health Initiative | |
Elkind et al. | High-sensitivity C-reactive protein, lipoprotein-associated phospholipase A2, and outcome after ischemic stroke | |
Pang et al. | Associations of adiposity, circulating protein biomarkers, and risk of major vascular diseases | |
Ford et al. | Depression and C-reactive protein in US adults: data from the Third National Health and Nutrition Examination Survey | |
Bogaty et al. | Fluctuating inflammatory markers in patients with stable ischemic heart disease | |
Seong et al. | A review of coronary artery disease research in Malaysia | |
Wang et al. | New predictors of in-stent restenosis in patients with diabetes mellitus undergoing percutaneous coronary intervention with drug-eluting stent | |
Thavendiranathan et al. | Prediction of 30-day heart failure-specific readmission risk by echocardiographic parameters | |
Paulson et al. | The Paulson–Lichtenberg Frailty Index: evidence for a self-report measure of frailty | |
Rothenbacher et al. | Comparison of N-terminal pro–B-natriuretic peptide, C-reactive protein, and creatinine clearance for prognosis in patients with known coronary heart disease | |
Butt et al. | Association of dapagliflozin use with clinical outcomes and the introduction of uric acid–lowering therapy and colchicine in patients with heart failure with and without gout: a patient-level pooled meta-analysis of DAPA-HF and DELIVER | |
Köhler et al. | Renin, a marker for left ventricular hypertrophy, in primary aldosteronism: a cohort study | |
Kosyakovsky et al. | Early invasive coronary angiography and acute ischaemic heart failure outcomes | |
Carlsson et al. | Levels of soluble tumor necrosis factor receptor 1 and 2, gender, and risk of myocardial infarction in Northern Sweden | |
Zelniker et al. | Association of cardiac biomarkers with major adverse cardiovascular events in high-risk patients with diabetes: a secondary analysis of the DECLARE-TIMI 58 trial | |
Otero-García et al. | Prognostic impact of left ventricular ejection fraction recovery in patients with ST-segment elevation myocardial infarction undergoing primary percutaneous coronary intervention: analysis of an 11-year all-comers registry | |
Mavrea et al. | Causes and predictors of hospital readmissions in patients older than 65 years hospitalized for heart failure with preserved left ventricular ejection fraction in western Romania |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200904 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210201 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210201 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210430 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210712 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210917 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6995898 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |