JP6992560B2 - プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法に関する。
プロジェクターがスクリーン等の被投射面に投射した画像について、ユーザーが表示むら(例えば、輝度むらまたは色むら)を認識することがある。
表示むらは、例えば、被投射面が、光の反射角度に応じて光の反射率が変わる反射特性を有する場合に発生する。
例えば、ユーザーが、被投射面に投射された画像を観測する場合、被投射面の中央で反射されてユーザーに観測される画像部分と、被投射面の端で反射されてユーザーに観測される画像部分では、被投射面での反射角度が異なる。このため、被投射面が、光の反射角度に応じて光の反射率が変わる反射特性を有する場合、ユーザーは、表示むらのある画像を認識してしまう。
特許文献1には、被投射面の反射特性に起因する表示むらを抑制可能な画像表示システムが記載されている。この画像表示システムは、表示むら等を低減するために、被投射面の反射特性に基づいて画像情報を補正し、補正後の画像情報に応じた画像を被投射面に投射して表示する。
この画像表示システムは、ユーザーが入力した被投射面の反射特性に関する特性情報を用いて、画像情報を補正する。
特開2011-205199号公報
特許文献1に記載の画像表示システムでは、ユーザーが、被投射面の反射特性に関する特性情報を入力する必要があり、使い勝手がよくなかった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーが被投射面の反射特性に関する特性情報を入力しなくても、被投射面の反射特性に基づいて画像情報を補正可能な技術を提供することを解決課題とする。
本発明に係るプロジェクターの一態様は、被投射面に投射された第1画像の特徴量を前記被投射面に対して第1角度の位置から測定して第1測定結果を生成する測定部と、前記第1画像の特徴量を前記被投射面に対して前記第1角度とは異なる第2角度の位置から測定した第2測定結果を受け取る受取部と、前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて、前記被投射面の反射特性を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報を補正して第2画像情報を生成する補正部と、前記補正部が生成した前記第2画像情報に応じた第2画像を前記被投射面に投射する投射部と、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、被投射面の反射特性が、第1測定結果と第2測定結果とに基づいて決定され、この被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報が補正される。このため、ユーザーが被投射面の反射特性に関する特性情報を入力しなくても、被投射面の反射特性に基づいて画像情報を補正可能になる。
なお、「第1測定結果と第2測定結果とに基づいて」という文言は、「少なくとも第1測定結果と第2測定結果とに基づいて」という意味を包含する。
上述したプロジェクターの一態様において、前記第1測定結果は、前記第1画像に含まれる測定対象部分の特徴量を前記第1角度の位置から測定した測定結果を示し、前記第2測定結果は、前記第1画像に含まれる測定対象部分の特徴量を前記第2角度の位置から測定した測定結果を示し、前記第1角度の位置から測定される測定対象部分の前記第1画像における位置は、前記第2角度の位置から測定される測定対象部分の前記第1画像における位置と同一であることが望ましい。
この態様によれば、例えば、被投射面に投射された第1画像自体に色むらがあっても、第1画像の同じ場所が測定されるため、第1測定結果と第2測定結果との差異に、第1画像自体の色むらが影響することを抑制可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記決定部は、前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて、複数の反射特性の候補の中から、前記被投射面の反射特性を決定することが望ましい。
この態様によれば、複数の反射特性の候補の中から、実際の被投射面の反射特性に似た候補を、被投射面の反射特性として決定することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記決定部は、前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて補間演算を実行することによって、前記第1角度と前記第2角度の間の角度の位置に対応する前記第1画像の特徴量を求め、前記第1測定結果と、前記第2測定結果と、前記第1角度と前記第2角度の間の角度の位置に対応する前記第1画像の特徴量と、を用いて、前記被投射面の反射特性を決定することが望ましい。
この態様によれば、例えば、反射特性の候補が無くても、被投射面の反射特性を決定することができる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記決定部が決定した前記被投射面の反射特性を記憶する記憶部と、ユーザーの操作を受け取る操作部と、前記操作部が前記被投射面の反射特性を読み出す旨の操作を受け取った場合、前記記憶部から前記被投射面の反射特性を読み出す読出部と、を含むことが望ましい。
この態様によれば、ユーザーの操作に応じて、被投射面の反射特性を読み出すことが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記測定部は、前記被投射面に投射された前記第1画像を前記第1角度の位置から撮像して撮像結果を前記第1測定結果として生成する撮像部であることが望ましい。
この態様によれば、第1画像の撮像結果を用いて、被投射面の反射特性を決定することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記投射部は、前記第1画像として、角度検出用パターンを含む画像を投射し、前記撮像部による前記角度検出用パターンの撮像結果に基づいて、前記第1角度を特定する特定部をさらに含むことが望ましい。
この態様によれば、被投射面の反射特性を決定するための用いられる第1画像の撮像結果を、撮像角度を特定するための情報として兼用することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記特定部は、前記撮像結果に示された前記角度検出用パターンの変形の度合いに基づいて、前記第1角度を特定することが望ましい。
撮像結果に示される角度検出用パターンは、撮像角度に応じて変形する。このため、この態様によれば、第1角度を特定することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記投射部は、前記第1画像として、前記角度検出用パターンと、前記角度検出用パターンを前記第2角度で測定することを促すガイド画像と、を含む画像を投射し、前記受取部は、前記角度検出用パターンと前記ガイド画像とを含む画像が投射された後に、前記第2測定結果を受け取ることが望ましい。
この態様によれば、例えば、予め定めた第2角度での第2測定結果を用いることが可能になる。
本発明に係るプロジェクターの一態様は、被投射面に投射された第1画像の特徴量を前記被投射面に対して第1角度の位置から測定した第1測定結果と、前記第1画像の特徴量を前記被投射面に対して前記第1角度とは異なる第2角度の位置から測定した第2測定結果と、を受け取る受取部と、前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて、前記被投射面の反射特性を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報を補正して第2画像情報を生成する補正部と、前記補正部が生成した前記第2画像情報に応じた第2画像を前記被投射面に投射する投射部と、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、被投射面の反射特性が、第1測定結果と第2測定結果とに基づいて決定され、この被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報が補正される。このため、ユーザーが被投射面の反射特性に関する特性情報を入力しなくても、被投射面の反射特性に基づいて画像情報を補正可能になる。
本発明に係るプロジェクターの制御方法の一態様は、被投射面に投射された第1画像の特徴量を前記被投射面に対して第1角度の位置から測定して第1測定結果を生成し、前記第1画像の特徴量を前記被投射面に対して前記第1角度とは異なる第2角度の位置から測定した第2測定結果を受け取り、前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて、前記被投射面の反射特性を決定し、前記被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報を補正して第2画像情報を生成し、前記第2画像情報に応じた第2画像を前記被投射面に投射することを特徴とする。
この態様によれば、被投射面の反射特性が、第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて決定され、この被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報が補正される。このため、ユーザーが被投射面の反射特性に関する特性情報を入力しなくても、被投射面の反射特性に基づいて画像情報を補正可能になる。
第1実施形態に係るプロジェクター100を含む画像投射システム1を示した図である。 撮像画像に示される白色領域G1aの画像と撮像角度の関係を示した図である。 撮像角度(反射角度)θ1およびθ2の一例を示した図である。 プロジェクター100の一例を示した図である。 候補Aの一例を示した図である。 候補Bの一例を示した図である。 候補Cの一例を示した図である。 プロジェクター100の動作を説明するためのフローチャートである。 輝度の反射角度特性の一例を示した図である。 候補Bに輝度の反射角度特性をプロットした例を示した図である。 補正動作を説明するためのフローチャートである。 候補Aの反射角度と色度x(色度xの誤差)との関係を示す図である。 候補Bの反射角度と色度x(色度xの誤差)との関係を示す図である。 候補Cの反射角度と色度x(色度xの誤差)との関係を示す図である。 候補Aの反射角度と色度y(色度yの誤差)との関係を示す図である。 候補Bの反射角度と色度y(色度xの誤差)との関係を示す図である。 候補Cの反射角度と色度y(色度xの誤差)との関係を示す図である。 変形例1の動作を説明するためのフローチャートである。 色度xの反射角度特性の一例を示した図である。 色度yの反射角度特性の一例を示した図である。 変形例2および3を示した図である。 撮像角度(反射角度)θ1およびθ3の一例を示した図である。 白色の角度検出用パターンG2aと、ガイド画像G2cと、黒色の背景領域G2bと、を含む画像G2の一例を示す図である。 角度検出用パターンG2aの一例を示した図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際のものと適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター100を含む画像投射システム1を示した図である。画像投射システム1は、プロジェクター100とプロジェクター200とを含む。プロジェクター100とプロジェクター200は、図1に示したx軸方向に並んで配置されている。画像投射システム1を構成するプロジェクターの数は2に限らず3以上でもよい。プロジェクター100とプロジェクター200とは、有線または無線で接続されている。プロジェクター100はマスターとして機能し、プロジェクター200はスレーブとして機能する。
画像投射システム1は、スクリーン300に画像を投射して表示する。画像投射システム1が投射する画像は、例えば、プロジェクター100が投射する画像と、プロジェクター200が投射する画像(不図示)とによって構成される。スクリーン300は、被投射面の一例である。
画像投射システム1、さらに言えば、プロジェクター100は、スクリーン300の反射特性を特定する機能(以下「特定機能」とも称する)を有する。
スクリーン300の反射特性は、例えば、スクリーン300における光の反射角度と、当該反射角度で反射された光の反射率と、の関係によって表される。光の反射率は、反射された光の輝度(以下「反射光輝度」とも称する)、および、反射された光の色(以下「反射光色」とも称する)に反映される。このため、スクリーン300の反射特性は、反射角度と反射光輝度との関係によっても表され、反射角度と反射光色との関係によっても表される。
プロジェクター100は、スクリーン300の反射特性を特定するために用いる画像G1をスクリーン300に投射して表示する。画像G1は、第1画像の一例である。画像G1は、円形の白色領域G1aと、黒色領域G1bと、を含む。白色領域G1aは、測定対象部分および角度検出用パターンの一例でもある。
白色領域G1aが撮像された場合、撮像画像に示される白色領域G1aは、撮像角度に応じて変形する。例えば、撮像角度をスクリーン300の法線に対する角度とすると、撮像位置が、白色領域G1aの正面の位置からx軸方向にずれるほど、撮像画像に示される白色領域G1aのx軸方向の幅は狭くなる。
図2は、撮像画像に示される白色領域G1aの画像と、撮像角度と、の関係を示した図である。図2に示しように、撮像角度が大きくなるほど、撮像画像に示される白色領域G1aのx軸方向の幅は狭くなる。このように、撮像画像における白色領域G1aの形状は、撮像角度に対応する。
例えば、x+y=aの関係で示される半径aの正円を角度θの位置から測定した際に観測される楕円について、当該楕円におけるx座標をSとしy座標をTとすると、SとTは、以下の式(1)および式(2)で求められる。ただし、θは、スクリーン300の法線方向を0°とし、スクリーン300に向かって右側を+(プラス)とし、-90°≦θ≦90°であるとする。
S=x・sinθ ・・・(1)
T=y ・・・(2)
ここで、撮像角度は反射角度と等しい。
プロジェクター100では、撮像部15が、スクリーン300に表示された画像G1を撮像角度θ1で撮像して撮像画像情報(以下「第1撮像画像情報」とも称する)を生成する。換言すると、撮像部15は、スクリーン300によって反射角度θ1で反射された画像G1を撮像して第1撮像画像情報を生成する。
第1撮像画像情報は、スクリーン300に表示された画像G1を撮像角度θ1で撮像したときの画像G1の輝度および色を示す。つまり、第1撮像画像情報は、撮像角度θ1におけるスクリーン300の反射特性の実測値を示す。画像G1の輝度および色は、それぞれ、画像G1の特徴量の一例である。第1撮像画像情報は、撮像結果および第1測定結果の一例である。また、上述したように、第1撮像画像情報に示される白色領域G1aの形状は、撮像角度θ1つまり反射角度θ1に対応する。このため、第1撮像画像情報は、撮像角度(反射角度)θ1と、撮像角度(反射角度)θ1におけるスクリーン300の反射特性と、を示す。
プロジェクター200では、撮像部25が、スクリーン300に表示された画像G1を撮像角度θ2で撮像して撮像画像情報(以下「第2撮像画像情報」とも称する)を生成する。
第2撮像画像情報は、スクリーン300に表示された画像G1を撮像角度θ2で撮像したときの画像G1の輝度および色を示す。つまり、第2撮像画像情報は、撮像角度θ2におけるスクリーン300の反射特性の実測値を示す。第2撮像画像情報は、第2測定結果の一例である。第2撮像画像情報に示される白色領域G1aの形状は、撮像角度(反射角度)θ2に対応する。このため、第2撮像情報は、撮像角度(反射角度)θ2と、撮像角度(反射角度)θ2におけるスクリーン300の反射特性と、を示す。
プロジェクター200は、第2撮像画像情報をプロジェクター100に提供する。
図3は、撮像角度(反射角度)θ1およびθ2の一例を示した図である。上述したように撮像角度θ1およびθ2は、スクリーン300の法線zに対する角度である。撮像角度θ1は、第1角度の一例である。撮像角度θ2は、第2角度の一例である。
プロジェクター100は、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とに基づいて、スクリーン300の反射特性を決定する。
例えば、プロジェクター100は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの形状に基づいて、撮像角度(反射角度)θ1を特定する。また、プロジェクター100は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの輝度を、撮像角度(反射角度)θ1における白色領域G1aの輝度として特定する。
さらに、プロジェクター100は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの形状に基づいて、撮像角度(反射角度)θ2を特定する。また、プロジェクター100は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの輝度を、撮像角度(反射角度)θ2における白色領域G1aの輝度として特定する。
プロジェクター100は、撮像角度(反射角度)θ1における白色領域G1aの輝度と、撮像角度(反射角度)θ2における白色領域G1aの輝度と、に基づいて、スクリーン300の反射特性を決定する。
次に、プロジェクター100の一例を説明する。
図4は、プロジェクター100の一例を示した図である。プロジェクター100は、操作部10と、画像処理部11と、ライトバルブ駆動部12と、光源駆動部13と、投射部14と、撮像部15と、通信部16と、記憶部17と、処理部18と、バス19と、を含む。投射部14は、光源141と、3つの液晶ライトバルブ142(142R,142G,142B)と、投射光学系143と、を含む。
操作部10と、画像処理部11と、ライトバルブ駆動部12と、光源駆動部13と、撮像部15と、通信部16と、記憶部17と、処理部18は、バス19を介して相互に通信可能である。
操作部10は、例えば、各種の操作ボタン、操作キーまたはタッチパネルである。操作部10は、プロジェクター100のユーザー(以下、単に「ユーザー」と称する)の操作を受け取る。操作部10は、ユーザーによる操作に応じた情報を無線または有線で送信するリモートコントローラー等であってもよい。その場合、プロジェクター100は、リモートコントローラーが送信した情報を受信する受信部を備える。リモートコントローラーは、ユーザーによる操作を受け取る各種の操作ボタン、操作キーまたはタッチパネルを備える。
画像処理部11は、画像情報に画像処理を施して画像信号を生成する。例えば、画像処理部11は、スクリーン300の反射特性に基づいて画像情報に画像処理を施して画像信号を生成する。画像処理部11は、補正部の一例である。画像処理部11によって画像処理が施される画像情報は、第1画像情報の一例である。画像信号は、第2画像情報の一例である。
ライトバルブ駆動部12は、画像処理部11が生成した画像信号に基づいて、液晶ライトバルブ142(142R,142G,142B)を駆動する。
光源駆動部13は、光源141を駆動する。例えば、光源駆動部13は、操作部10が電源オン操作を受け付けた場合に、光源141を発光させる。
投射部14は、画像情報(画像信号)に応じた画像をスクリーン300に投射する。投射部14では、光源141から出射された光を液晶ライトバルブ142が変調して画像光を生成し、この画像光が、投射光学系143からスクリーン300に拡大されて投射される。
光源141は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、またはレーザー光源等である。光源141は光を出射する。光源141から出射された光は、不図示のインテグレーター光学系によって輝度分布のばらつきが低減され、その後、不図示の色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色光成分に分離される。R,G,Bの色光成分は、それぞれ、液晶ライトバルブ142R,142G,142Bに入射する。
液晶ライトバルブ142は、画像信号(画像情報)に応じて、光源141が出射した光を変調して画像光(画像)を生成する。液晶ライトバルブ142は、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ142には、マトリクス状に配列された複数の画素142pからなる矩形の画素領域142aが形成されている。液晶ライトバルブ142では、液晶に対して画素142pごとに駆動電圧を印加することができる。
ライトバルブ駆動部12が、画像信号に応じた駆動電圧を各画素142pに印加すると、各画素142pは、画像信号に応じた光透過率に設定される。このため、光源141から出射された光は、画素領域142aを透過することで変調され、画像信号に応じた画像が色光ごとに形成される。各色の画像は、図示しない色合成光学系によって画素142pごとに合成され、カラーの画像光になる。
投射光学系143は、液晶ライトバルブ142が生成した画像光を、スクリーン300に拡大投射する。
撮像部15は、スクリーン300を撮像する。例えば、撮像部15は、スクリーン300に投射された画像G1を撮像して第1撮像画像情報を生成する。撮像部15は、測定部の一例である。また、撮像部15は、スクリーン300上の指示体(例えば、ユーザーの指または電子ペン)を撮像して、指示体が示された撮像画像に応じた撮像画像情報を生成する。指示体が示された撮像画像に応じた撮像画像情報は、プロジェクター100(例えば、後述する制御部184)がスクリーン300上の指示体の位置を検出するために使われる。
通信部16は、プロジェクター200等の他の機器と通信する。例えば、通信部16は、プロジェクター200から第2撮像画像情報を受信する。通信部16は、第2撮像画像情報を受け取る受取部の一例である。
記憶部17は、コンピューターが読み取り可能な記録媒体である。記憶部17は、プロジェクター100の動作を規定するプログラムと、種々の情報を記憶している。例えば、記憶部17は、画像G1を示す画像情報(以下「測定用画像情報」とも称する)と、他の画像情報とを記憶する。また、記憶部17は、後述する決定部182が決定したスクリーン300の反射特性を記憶する。
処理部18は、CPU(Central Processing Unit)等のコンピューターである。処理部18は、1または複数のプロセッサーで構成されてもよい。処理部18は、記憶部17に記憶されているプログラムを読み取り実行することによって、特定部181と決定部182と読出部183と制御部184とを実現する。
特定部181は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aに基づいて、撮像角度(反射角度)θ1を特定する。例えば、特定部181は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの変形の度合いに基づいて、撮像角度θ1を特定する。本実施形態では、特定部181は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aのx座標と、上述した式(1)とを用いて、撮像角度θ1を特定する。さらに言えば、特定部181は、上述した式(1)および式(2)を用いて特定される円のうち、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの形状と最も近い円となる角度θを求めることによって、撮像角度θ1を特定する。
また、特定部181は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aに基づいて撮像角度(反射角度)θ2を特定する。例えば、特定部181は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの変形の度合いに基づいて、撮像角度θ2を特定する。本実施形態では、特定部181は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aのx座標と、上述した式(1)とを用いて、撮像角度θ2を特定する。さらに言えば、特定部181は、上述した式(1)および式(2)を用いて特定される円のうち、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの形状と最も近い円となる角度θを求めることによって、撮像角度θ2を特定する。
決定部182は、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とに基づいて、スクリーン300の反射特性を決定する。
例えば、決定部182は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの輝度を、特定部181が決定した撮像角度(反射角度)θ1における白色領域G1aの輝度として特定する。また、決定部182は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの輝度を、特定部181が決定した撮像角度(反射角度)θ2における白色領域G1aの輝度として特定する。
決定部182は、撮像角度(反射角度)θ1における白色領域G1aの輝度と、撮像角度(反射角度)θ2における白色領域G1aの輝度と、に基づいて、スクリーン300の反射特性を決定する。
一例を挙げると、決定部182は、撮像角度θ1での白色領域G1aの輝度と、撮像角度θ2での白色領域G1aの輝度と、を用いて、スクリーン300における輝度と撮像角度(反射角度)との関係を示す輝度の反射角度特性を作成する。続いて、決定部182は、スクリーン300の反射特性に関する複数の候補の中から、スクリーン300の輝度の反射角度特性に最も近しい候補を、スクリーン300の反射特性として決定する。決定部182は、スクリーン300の反射特性を記憶部17に記憶する。
読出部183は、操作部10がスクリーン300の反射特性を読み出す旨の操作を受け取った場合、記憶部17からスクリーン300の反射特性を読み出す。読出部183によって読み出されたスクリーン300の反射特性は、例えば、プロジェクター200に送信される。
制御部184は、プロジェクター100の動作を制御する。例えば、制御部184は、画像処理部11を制御して画像の投射を制御する。
図1に示したプロジェクター200は、プロジェクター100が有する構成と同一の構成を含む。なお、図1に示したプロジェクター200が有する撮像部25は、プロジェクター100が有する撮像部15と同一構成である。
また、プロジェクター200は、プロジェクター100から撮像指示を受信した場合、撮像部25で画像G1を撮像して第2撮像画像情報を生成し、当該第2撮像画像情報をプロジェクター100に送信する。プロジェクター200は、画像G1を投射しなくてもよい。
次に、動作を説明する。
以下の説明では、記憶部17は、スクリーン300の反射特性に関する複数の候補を記憶しているとする。本実施形態では、記憶部17は、候補A、BおよびCの3つの候補を記憶している。候補Aは「拡散反射型」と称されることもある。候補Bは「再帰反射型」と称されることもある。候補Cは「鏡面反射型」と称されることもある。
図5は候補Aの一例を示した図である。図6は候補Bの一例を示した図である。図7は候補Cの一例を示した図である。候補A、BおよびCは、反射角度とスクリーンゲインとの関係を表している。スクリーンゲインとは、一定の光源より完全拡散板に照射された反射光の輝度値を1として、同一条件下で各角度よりスクリーン生地に光を照射して得られた輝度値の比率である。
図8は、画像投射システム1の動作、さらに言えば、プロジェクター100の動作を説明するためのフローチャートである。
操作部10が、ユーザーから、スクリーン300の特性を決定する旨の操作(以下「決定操作」と称する)を受け取ると(ステップS101)、制御部184は、記憶部17から測定用画像情報を読み出す。続いて、制御部184は、測定用画像情報を画像処理部11に出力する。画像処理部11は、測定用画像情報に画像処理を施して測定用画像信号を生成する。ライトバルブ駆動部12は、測定用画像信号に応じて液晶ライトバルブ142を駆動し、投射部14は、スクリーン300に画像G1(図1参照)を第1画像として投射して表示する(ステップS102)。
続いて、制御部184は、スクリーン300上の画像G1を撮像する動作を撮像部15に実行させる。撮像部15は、スクリーン300上の画像G1を撮像して第1撮像画像情報を生成する(ステップS103)。
続いて、制御部184は、通信部16を用いて、プロジェクター200に撮像指示を送信する(ステップS104)。プロジェクター200が撮像指示を受信すると、撮像部25は、スクリーン300上の画像G1を撮像して第2撮像画像情報を生成する。続いて、プロジェクター200は、第2撮像画像情報をプロジェクター100に送信する。
プロジェクター100では、通信部16は、プロジェクター200から第2撮像画像情報を受信する(ステップS105)。
続いて、特定部181は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの変形の度合いに基づいて、上述したように、撮像角度(反射角度)θ1を特定する(ステップS106)。
続いて、特定部181は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの変形の度合いに基づいて、上述したように、撮像角度(反射角度)θ2を特定する(ステップS107)。
続いて、決定部182は、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とを用いて、スクリーン300の輝度の反射角度特性を作成する(ステップS108)。
ステップS108では、決定部182は、以下のように動作する。なお、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報は、XYZ表色系を用いて画素の値を示しているとする。
まず、決定部182は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの代表値(X1、Y1、Z1)を求める。例えば、決定部182は、第1撮像画像情報に示された白色領域G1a内の画素の値の平均値を、代表値(X1、Y1、Z1)として算出する。Y1は、撮像角度θ1で撮像したときの白色領域G1aの輝度の代表値として機能する。
続いて、決定部182は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの代表値(X2、Y2、Z2)を求める。例えば、決定部182は、第2撮像画像情報に示された白色領域G1a内の画素の値の平均値を、代表値(X2、Y2、Z2)として算出する。Y2は、撮像角度θ2で撮像したときの白色領域G1aの輝度の代表値として機能する。
続いて、決定部182は、撮像角度θ1と輝度Y1の組と、撮像角度θ2と輝度Y2の組と、を用いて、スクリーン300における輝度と撮像角度(反射角度)との関係を示す輝度の反射角度特性を作成する。
図9は、輝度の反射角度特性の一例を示した図である。
図9では、横軸に撮像角度(反射角度)をとり、縦軸に輝度をとり、各組が黒点でプロットされている。なお、輝度値はY1で正規化されている。また、一般的にスクリーンの反射特性は、スクリーンの法線を基準に左右対称であるため、決定部182は、撮像角度-θ1のときの輝度はY1であり、撮像角度-θ2のときの輝度はY2であるとみなして、これらの組を白色でプロットする。
ここまでが、ステップS108の説明である。
続いて、決定部182は、候補A、BおよびCの中で、輝度の反射角度特性に最も近しい候補を、スクリーン300の反射特性として決定する(ステップS109)。
ステップS109では、決定部182は、以下のように動作する。
まず、決定部182は、候補A、BおよびCの各々(図5~図7参照)に、輝度の反射角度特性(図9参照)をプロットする。図10は、候補Bに輝度の反射角度特性をプロットした例を示した図である。
続いて、決定部182は、撮像角度-θ2、θ1、-θ1、θ2の各々について、候補Aでのスクリーンゲイン値と、輝度の反射角度特性に示された輝度と、の差を二乗した値を算出し、それらの和の平方根のうち正の値を一致関連値αとして算出する。決定部182は、候補BおよびCの各々についても、一致関連値αを算出する。
図10に示した例では、決定部182は、(a1-a0)+(b1-b0)+(c1-c0)+(d1-d0)についての平方根のうち正の値を一致関連値αとして算出する。
続いて、決定部182は、候補A、BおよびCのうち、一致関連値αが最も小さい候補を、スクリーン300の反射特性として決定する。
ここまでがステップS109の説明である。
続いて、決定部182は、スクリーン300の反射特性を記憶部17に記憶する(ステップS110)。
次に、記憶部17に記憶されたスクリーン300の反射特性を用いて画像情報を補正する動作(以下「補正動作」とも称する)について説明する。図11は、補正動作を説明するためのフローチャートである。
スクリーン300のスクリーンゲインが反射角度に応じて変化する場合、均一の明るさおよび色の画像がスクリーン300に投射されても、ユーザーは、スクリーン300のうち、スクリーンゲインが相対的に低い領域で反射された画像部分については、スクリーンゲインが相対的に高い領域で反射された画像部分よりも輝度が暗く色も異なるように感じる。
そこで、制御部184は、スクリーン300の反射特性に基づいて、スクリーンゲインが相対的に低い領域で反射される画像の輝度が高く、当該画像の色がスクリーンゲインの相対的に高い領域で反射される画像の色に近づくように、画像処理を調整する調整用パラメーターを生成する(ステップS201)。
本実施形態では、制御部184は、反射角度ごとに、スクリーン300のスクリーンゲインの最大値と、当該反射角度でのスクリーンゲインと、の差を算出する。続いて、制御部184は、スクリーンゲインの差が大きいほど輝度を高くしかつ色むらを低減する調整用パラメーターを生成する。
続いて、制御部184は、調整用パラメーターを画像処理部11に設定する(ステップS202)。
画像処理部11は、調整用パラメーターにしたがって画像情報に画像処理を施して画像信号を生成する(ステップS203)。なお、調整用パラメーターにしたがって画像処理が施される画像情報は、外部装置から入力されてもよいし、記憶部17が記憶していてもよい。
ライトバルブ駆動部12は、画像処理部11が生成した画像信号に応じて液晶ライトバルブ142を駆動し、投射部14は、スクリーン300に画像G1(図1参照)を投射して表示する(ステップS204)。
本実施形態に係るプロジェクター100およびプロジェクター100の制御方法によれば、スクリーン300の反射特性が、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とに基づいて決定され、このスクリーン300の反射特性に基づいて、画像情報が補正されて画像信号が生成される。このため、ユーザーがスクリーン300の反射特性に関する特性情報を入力しなくても、スクリーン300の反射特性に基づいて画像情報を補正可能になる。
また、スクリーン300の経時変化によって、スクリーン300の反射特性が変化してしまった場合にも、例えば、新たな第1撮像画像情報と新たな第2撮像画像情報とに基づいて、新たにスクリーン300の反射特性を決定できる。よって、経時変化後のスクリーン300の反射特性を決定することも可能になる。
本実施形態では、撮像角度θ1の位置から撮像される白色領域G1aの画像G1における位置は、撮像角度θ2の位置から撮像される白色領域G1aの画像G1における位置と同一である。このため、例えば、スクリーン300に投射された画像G1自体に色むらがあっても、画像G1の同じ場所が撮像されるため、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報との差異に、画像G1自体の色むらが影響することを抑制可能になる。
なお、画像G1自体の色むらが少ない場合等には、撮像角度θ1の位置から撮像される白色領域G1aの画像G1における位置は、撮像角度θ2の位置から撮像される白色領域G1aの画像G1における位置と異なってもよい。
決定部182は、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とに基づいて、複数の反射特性の候補A~Cの中から、スクリーン300の反射特性を決定する。このため、複数の反射特性の候補の中から、実際のスクリーン300の反射特性に似た候補を、スクリーン300の反射特性として決定することができる。また、複数の反射特性の候補として、スクリーンの反射特性として一般的な複数のスクリーンの反射特性が用いられれば、スクリーン300として一般的なスクリーンが用いられた場合に、スクリーン300の反射特性を高い精度で決定することが可能になる。
第1撮像画像情報は、スクリーン300上の指示体の位置を特定するためにスクリーン300を撮像する撮像部15によって生成される。このため、第1撮像画像情報が、撮像部15ではなく、第1撮像画像情報のみを生成する専用の撮像部によって生成される場合に比べて、構成部品の数を少なくすることが可能になる。
なお、構成物品の数に制約がないような場合には、第1撮像画像情報が、撮像部15ではなく、第1撮像画像情報のみを生成する専用の撮像部によって生成されてもよい。
第1撮像画像情報は、スクリーン300の特徴量(例えば、反射輝度)を決定するためだけではなく、撮像角度を特定するためにも用いられる。このため、スクリーン300の特徴量(例えば、反射輝度)を決定するための情報と、撮像角度を特定するための情報とを、別々にする構成に比べて、情報の数を少なくすることができる。
なお、スクリーン300の特徴量(例えば、反射輝度)を決定するための情報と、撮像角度を特定するための情報とが別々でもよい。この場合、スクリーン300の特徴量(例えば、反射輝度)を決定するために投射する投射画像と、撮像角度を特定するために投射する投射画像とは、互いに異なってもよい。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様の中から任意に選択された一または複数の変形を適宜組み合わせることもできる。
<変形例1>
上述した実施形態では、候補A~Cについて、反射角度とスクリーンゲインとの関係を示す特性が用いられた。しかしながら、候補A~Cについて、さらに、反射角度と色度との関係を示す特性も用いられてもよい。
図12は、候補Aの反射角度と色度x(色度xの誤差)との関係を示す図である。図13は、候補Bの反射角度と色度x(色度xの誤差)との関係を示す図である。図14は、候補Cの反射角度と色度x(色度xの誤差)との関係を示す図である。図15は、候補Aの反射角度と色度y(色度yの誤差)との関係を示す図である。図16は、候補Bの反射角度と色度y(色度yの誤差)との関係を示す図である。図17は、候補Cの反射角度と色度y(色度yの誤差)との関係を示す図である。図12~図17に示された特性は、記憶部17に記憶される。
図18は、変形例1の動作を説明するためのフローチャートである。図18に示した処理のうち、図8に示した処理と同一の処理には同一符号を付してある。以下、図18に示した処理のうち、図8に示した処理と異なる処理を中心に変形例1の動作を説明する。
決定部182は、スクリーン300の輝度の反射角度特性を作成すると(ステップS108)、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とを用いて、スクリーン300の色度xの反射角度特性を作成する(ステップS301)。
ステップS301では、決定部182は、以下のように動作する。
まず、決定部182は、以下の式(3)に従い、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの代表値(X1、Y1、Z1)を用いて、色度x1を算出する。
x=X/(X+Y+Z) ・・・(3)
続いて、決定部182は、式(3)に従い、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの代表値(X2、Y2、Z2)を用いて、色度x2を算出する。
続いて、決定部182は、撮像角度θ1と色度x1の組と、撮像角度θ2と色度x2の組と、を用いて、スクリーン300における色度xと撮像角度(反射角度)との関係を示す色度xの反射角度特性を作成する。
図19は、色度xの反射角度特性の一例を示した図である。
図19では、横軸に撮像角度(反射角度)、縦軸に色度xをとり、各組が黒点でプロットされている。なお、各組において色度値はx1で引き算されている。また、一般的にスクリーンの反射特性は、スクリーンの法線を基準に左右対称であるため、決定部182は、撮像角度-θ1のときの色度xはx1であり、撮像角度-θ2のときの色度xはx2であるとみなして、これらの組に応じたプロット(白色)を行う。
ここまでが、ステップS301の説明である。
続いて、決定部182は、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とを用いて、スクリーン300の色度yの反射角度特性を作成する(ステップS302)。
ステップS302では、決定部182は、以下のように動作する。
まず、決定部182は、以下の式(4)に従い、第1撮像画像情報に示された白色領域G1aの代表値(X1、Y1、Z1)を用いて、色度y1を算出する。
y=Y/(X+Y+Z) ・・・(4)
続いて、決定部182は、式(4)に従い、第2撮像画像情報に示された白色領域G1aの代表値(X2、Y2、Z2)を用いて、色度y2を算出する。
続いて、決定部182は、撮像角度θ1と色度y1の組と、撮像角度θ2と色度y2の組と、を用いて、スクリーン300における色度yと撮像角度(反射角度)との関係を示す色度yの反射角度特性を作成する。
図20は、色度yの反射角度特性の一例を示した図である。
図20では、横軸に撮像角度(反射角度)、縦軸に色度yをとり、各組が黒点でプロットされている。なお、各組において色度値はy1で引き算されている。また、一般的にスクリーンの反射特性は、スクリーンの法線を基準に左右対称であるため、決定部182は、撮像角度-θ1のときの色度yはy1であり、撮像角度-θ2のときの色度yはy2であるとみなして、これらの組に応じたプロット(白色)を行う。
ここまでが、ステップS302の説明である。
続いて、決定部182は、候補A、BおよびCの中で、輝度の反射角度特性、色度xの反射角度特性および色度yの反射角度特性に最も近しい候補を、スクリーン300の反射特性として決定する(ステップS303)。
ステップS303では、決定部182は、以下のように動作する。
決定部182は、候補A、BおよびCの各々について、一致関連αを算出する。
続いて、決定部182は、候補A、BおよびCの各々(図5~図7参照)に、色度xの反射角度特性(図19参照)をプロットする。
続いて、決定部182は、一致関連αを算出した手法に倣って、撮像角度-θ2、θ1、-θ1、θ2の各々について、候補Aでのスクリーンゲイン値と、色度xの反射角度特性での色度xと、の差を二乗した値を算出し、それらの和の平方根のうち正の値を一致関連値βとして算出する。決定部182は、候補BおよびCの各々についても、一致関連値βを算出する。
続いて、決定部182は、候補A、BおよびCの各々(図5~図7参照)に、色度yの反射角度特性(図20参照)をプロットする。
続いて、決定部182は、一致関連βを算出した手法に倣って、撮像角度-θ2、θ1、-θ1、θ2の各々について、候補Aでのスクリーンゲイン値と、色度yの反射角度特性での色度yと、の差を二乗した値を算出し、それらの和の平方根のうち正の値を一致関連値γとして算出する。決定部182は、候補BおよびCの各々についても、一致関連値γを算出する。
続いて、決定部182は、候補A、BおよびCの各々について、一致関連αと一致関連βと一致関連γとを加算して、一致関連Zを算出する。
続いて、決定部182は、候補A、BおよびCのうち、一致関連値Zが最も小さい候補を、スクリーン300の反射特性として決定する。
ここまでがステップS303の説明である。以下、ステップS110が実行される。
変形例1によれば、スクリーン300の反射に関する複数の特性(輝度、色度x、色度y)に基づいて、スクリーン300の反射特性が決定される。このため、1つの特性に基づいてスクリーン300の反射特性が決定される場合よりも、スクリーン300の反射特性の決定精度を高くすることが可能である。
なお、決定部182は、候補A、BおよびCのうち、一致関連値βが最も小さい候補を、スクリーン300の反射特性として決定してもよいし、一致関連値γが最も小さい候補を、スクリーン300の反射特性として決定してもよいし、一致関連値βと一致関連γを加算した値が最も小さい候補を、スクリーン300の反射特性として決定してもよい。
<変形例2>
プロジェクター100の通信部16は、プロジェクター100と共に画像投射システム1を構成するプロジェクター200からではなく、図21に示すように、観測者500によって操作されるカメラ400から第2撮像画像情報を受け取ってもよい。この場合、プロジェクター100は、画像投射システム1を構成するプロジェクターでなくてもよい。なお、カメラ400は、カメラ付き機器(例えば、スマートフォン)でもよい。
<変形例3>
図21に示した構成では、カメラ400の位置については、図1に示したプロジェクター200の撮像部25の位置に比べて制約が低い。このため、例えば、図22に示したように、カメラ400の撮像角度を、スクリーン300の反射特性を得るために有効と思われる撮像角度θ3にすることが容易になる。
そこで、変形例3では、投射部14は、画像G1を投射した後に、角度検出用パターンと、角度検出用パターンを撮像角度θ3で測定することを促すガイド画像(以下、単に「ガイド画像」とも称する)と、を含む画像を投射する。なお、撮像角度θ3は、第2角度の他の例である。
図23は、白色の角度検出用パターンG2aと、ガイド画像G2cと、黒色の背景領域G2bと、を含む画像G2の一例を示す図である。図24は、撮像角度θ3が60°である場合の角度検出用パターンG2aの例を示した図である。図24に示した角度検出用パターンG2aは、撮像角度θ3が60°のときに正円になる。
ここで、角度θの位置から半径aの正円「x+y=a」に見えるような楕円におけるx座標をSaとしy座標をTaとすると、SaとTaは、以下の式(5)および式(6)で求められる。ただし、θは、スクリーン300の法線方向を0°とし、スクリーン300に向かって右側を+(プラス)とし、-90°≦θ≦90°であるとする。
Sa=x/sinθ ・・・(5)
Ta=y ・・・(6)
図24に示した角度検出用パターンG2aが用いられた場合、観測者500は、ガイド画像G2cに従って、角度検出用パターンG2aが正円に見える位置からカメラ400で角度検出用パターンG2aを撮像する。この際、観測者500は、カメラ400に示された画像を見ながら、角度検出用パターンG2aが正円に見える位置を特定する。なお、カメラ400の代わりに、二次元計測ができない計測機器が使用される場合(例えば、ある地点の計測のみ可能な測色機など)、観測者500は、目視で角度検出用パターンG2aの形状を確認し、撮像位置を決定してもよい。
カメラ400は、角度検出用パターンG2aを撮像すると、第3撮像画像情報を生成する。第3撮像画像情報は、第2測定結果の他の例である。続いて、カメラ400は、第3撮像画像情報をプロジェクター100に送信する。
プロジェクター100の通信部16は、第3撮像画像情報を受け取る。さらに言えば、通信部16は、画像G2が投射された後に、第3撮像画像情報を受け取る。
通信部16が第3撮像画像情報を受け取ると、特定部181は、第3撮像画像情報に示された角度検出用パターンG2aのx座標と、上述した式(5)とを用いて、撮像角度θ3を特定する。
ここで、第3撮像画像情報は、ガイド画像G2cに従った撮像で生成されるため、撮像角度θ3での撮像によって生成されたとみなすことができる。このため、特定部181は、上述した式(5)等を用いることなく、撮像角度θ3を特定してもよい。しかしながら、この場合、角度検出用パターンG2aが正円に見える位置の特定は、観測者にゆだねられるので、撮像角度θ3の判定に個人差が生じる可能性がある。この問題を解消するために、プロジェクター100は、第3撮像画像情報に基づいて撮像角度θ3を算出し、この算出した撮像角度θ3が、プロジェクター100が要求した角度とあっているかを、例えばリアルタイムで判定し、その判定結果を、投射画像等を用いて観測者500に知らせてもよい。
以下、決定部182は、第1撮像画像情報と第3撮像画像情報と撮像角度θ1と撮像角度θ3とを用いて、上述したように、輝度の反射角度特性、色度xの反射角度特性および色度yの反射角度特性を作成する。以下、変形例1と同様の動作が実行される。
変形例3によれば、例えば、ガイド画像G2cによって撮像角度θ3を指示できるため、予め定めた撮像角度θ3での第3撮像画像情報を用いることが可能になる。
<変形例4>
変形例3において、投射部14が、撮像角度θ3が互いに異なる複数の画像G2を順番に投射し、観測者500が、画像G2ごとに、ガイド画像G2cに従って、角度検出用パターンG2aが正円に見える位置からカメラ400で角度検出用パターンG2aを撮像し、カメラ400が、撮像ごとに第3撮像画像情報をプロジェクター100に送信してもよい。
この場合、輝度の反射角度特性、色度xの反射角度特性および色度yの反射角度特性を作成するために使用される情報の数が増えるので、輝度の反射角度特性、色度xの反射角度特性および色度yの反射角度特性の精度を高くすることが可能になる。
また、この場合、第1撮像画像情報を省略することが可能になる。よって、プロジェクター100から撮像部15を省略でき、構成の簡略化を図ることが可能になる。この場合、通信部16は、第2撮像画像情報と第3撮像画像情報を受け取り、第3撮像画像情報は第1測定結果の他の例となる。
<変形例5>
決定部182は、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とに基づいて補間演算を実行することによって、スクリーン300の反射特性を決定してもよい。
例えば、決定部182は、まず、第1撮像画像情報と第2撮像画像情報とに基づいて補間演算を実行することによって、撮像角度θ1と撮像角度θ2の間の角度の位置に対応する白色領域G1aの輝度を求める。
続いて、決定部182は、第1撮像画像情報と、第2撮像画像情報と、撮像角度θ1と撮像角度θ2の間の角度の位置に対応する白色領域G1aの輝度と、を用いて、スクリーン300の反射特性を決定する。
一例を挙げると、決定部182は、図9のプロット間の値、図19のプロット間の値および図20のプロット間の値の少なくともいずれかについて、線形補間または最小二乗法などにより類推し、その類推結果を、スクリーン300の反射特性として決定する。
この場合、精度の向上を図る上では、プロット点の数は3以上であることが望ましい。また、この場合、記憶部17は、複数の候補(例えば、候補A~C)を記憶する必要がなくなる。
<変形例6>
撮像部15と撮像部25とカメラ400の各々は、感度が等しいことが望ましい。撮像部15と撮像部25とカメラ400の感度が互いに異なる場合、制御部184は、感度の違いを補償する感度校正係数を用いて、撮像画像情報を校正することが望ましい。
<変形例7>
輝度や色度を測定するために、角度検出用パターン(例えば、白色領域G1aおよび角度検出用パターンG2a)とは別のパターンが使用されてもよい。例えば、輝度や色度を測定するためのパターンとして、十字パターンと白色のラスタパターンとが用いられる。十字パターンは、十字の中心(投射画像の基準位置)と画素領域142aの座標とを合わせるために用いられる。白色のラスタパターンは、輝度や色度を測定するために用いられる。
<変形例8>
プロジェクター100に複数の撮像部(撮像部15および25)が設けられている場合、プロジェクター200およびカメラ400を省略することができる。プロジェクター200に、複数の撮像部(撮像部15および25)が設けられている場合、これらの撮像部は、できるだけ互いに離れて配置され、撮像角度同士の差が大きくなることが望ましい。
<変形例9>
プロジェクター200に加えて、撮像部を備えた1台以上のプロジェクターが、有線または無線でプロジェクター100に接続されてもよい。この場合、各プロジェクターは、例えば、画像G1を互いに異なる撮像角度で撮像して撮像画像情報を生成する。プロジェクター100は、各プロジェクターの撮像部が生成した撮像画像情報を受け取り、これらの撮像画像情報を用いて、輝度の反射角度特性、色度xの反射角度特性および色度yの反射角度特性のうち少なくとも1つを生成してもよい。
この場合、輝度の反射角度特性、色度xの反射角度特性および色度yの反射角度特性を作成するために使用される情報の数が増えるので、輝度の反射角度特性、色度xの反射角度特性および色度yの反射角度特性の精度を高くすることが可能になる。
<変形例10>
一般的に、スクリーンの反射特性は左右対称であるため、上述した実施形態等では、特定された撮像角度に「-1」を乗算した撮像角度についての測定値(輝度、色度xおよび色度y)として、特定された撮像角度についての測定値が用いられた。
しかしながら、スクリーンの反射特性の決定精度の向上を目指す場合、または、スクリーンの反射特性の対称性が疑わしいスクリーンを使用している場合、撮像角度に「-1」を乗算した撮像角度についての値として、特定された撮像角度についての測定値を用いずに、撮像角度が異なる撮像画像情報を増やして測定値を増やすことが望ましい。
<変形例11>
光変調装置として液晶ライトバルブ142が用いられたが、光変調装置は液晶ライトバルブ142に限らず適宜変更可能である。例えば、光変調装置は、3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調装置は、1枚の液晶パネルを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合には、色分離光学系および色合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源141が発した光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。
<変形例12>
処理部18がプロクラムを読み取り実行することによって実現される要素の全部または一部は、例えばFPGA(field programmable gate array)またはASIC(Application Specific IC)等の電子回路によりハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されてもよい。
100,200…プロジェクター、10…操作部、11…画像処理部、12…ライトバルブ駆動部、13…光源駆動部、14…投射部、141…光源、142…液晶ライトバルブ、143…投射光学系、15…撮像部、16…通信部、17…記憶部、18…処理部、181…特定部、182…決定部、183…読出部、184…制御部。

Claims (9)

  1. 被投射面に投射された第1画像の特徴量を前記被投射面に対して第1角度の位置から測定して第1測定結果を生成する測定部と、
    前記第1画像の特徴量を前記被投射面に対して前記第1角度とは異なる第2角度の位置から測定した第2測定結果を受け取る受取部と、
    前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて、前記被投射面の反射特性を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報を補正して第2画像情報を生成する補正部と、
    前記補正部が生成した前記第2画像情報に応じた第2画像を前記被投射面に投射する投射部と、
    を含み、
    前記測定部は、前記被投射面に投射された前記第1画像を前記第1角度の位置から撮像して撮像結果を前記第1測定結果として生成する撮像部である
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記第1測定結果は、前記第1画像に含まれる測定対象部分の特徴量を前記第1角度の位置から撮像した撮像結果を示し、
    前記第2測定結果は、前記第1画像に含まれる測定対象部分の特徴量を前記第2角度の位置から測定した測定結果を示し、
    前記第1角度の位置から撮像される測定対象部分の前記第1画像における位置は、前記第2角度の位置から測定される測定対象部分の前記第1画像における位置と同一である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記決定部は、前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて、複数の反射特性の候補の中から、前記被投射面の反射特性を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクター。
  4. 前記決定部は、前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて補間演算を実行することによって、前記第1角度と前記第2角度の間の角度の位置に対応する前記第1画像の特徴量を求め、前記第1測定結果と、前記第2測定結果と、前記第1角度と前記第2角度の間の角度の位置に対応する前記第1画像の特徴量と、を用いて、前記被投射面の反射特性を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクター。
  5. 前記決定部が決定した前記被投射面の反射特性を記憶する記憶部と、
    ユーザーの操作を受け取る操作部と、
    前記操作部が前記被投射面の反射特性を読み出す旨の操作を受け取った場合、前記記憶部から前記被投射面の反射特性を読み出す読出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  6. 前記投射部は、前記第1画像として、角度検出用パターンを含む画像を投射し、
    前記撮像部による前記角度検出用パターンの撮像結果に基づいて、前記第1角度を特定する特定部をさらに含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  7. 前記特定部は、前記撮像結果に示された前記角度検出用パターンの変形の度合いに基づいて、前記第1角度を特定することを特徴とする請求項に記載のプロジェクター。
  8. 前記投射部は、前記第1画像として、前記角度検出用パターンと、前記角度検出用パターンを前記第2角度で測定することを促すガイド画像と、を含む画像を投射し、
    前記受取部は、前記角度検出用パターンと前記ガイド画像とを含む画像が投射された後に、前記第2測定結果を受け取る、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載のプロジェクター。
  9. 被投射面に投射された第1画像の特徴量を前記被投射面に対して第1角度の位置から測定して第1測定結果を生成し、
    前記第1画像の特徴量を前記被投射面に対して前記第1角度とは異なる第2角度の位置から測定した第2測定結果を受け取り、
    前記第1測定結果と前記第2測定結果とに基づいて、前記被投射面の反射特性を決定し、
    前記被投射面の反射特性に基づいて、第1画像情報を補正して第2画像情報を生成し、
    前記第2画像情報に応じた第2画像を前記被投射面に投射し、
    前記被投射面に投射された前記第1画像を前記第1角度の位置から撮像して撮像結果を前記第1測定結果として生成する、
    ことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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