JP6988613B2 - 画像形成ユニット、画像投射装置、及び画像形成ユニットの制御方法 - Google Patents

画像形成ユニット、画像投射装置、及び画像形成ユニットの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成ユニット、画像投射装置、及び画像形成ユニットの制御方法に関する。
画像投射装置に使用する各光学部品は、規定の寿命を満たすために一定の温度以下になるように冷却設計をする必要がある。外気温度が変化すると、その影響で画像投射装置内部の温度も変化するので、外気温度に対応して冷却ファンの回転数を制御し、画像投射装置各部の温度が一定の温度以下になるように制御する手法がある。また、特許文献1には、外気温度が閾値を超えたことを検知したとき、光源への供給電圧を下げることで、光学部品の温度上昇を抑制する手法が開示されている。
なお、特許文献2には、光源の状態変化(劣化)を検知したとき、人間の目の視感度の高い緑色の光を、光変調素子で画像に投射する反射時間を長くして光強度を上げ、視感度の低い赤色、青色の光は反射時間を短くして光強度を下げ、投射画像の輝度を維持する内容が開示されている。
しかしながら、外気温度に対応して冷却ファンの回転数を制御する手法では、冷却ファンが高速回転することによる騒音や、冷却ファンの回転数に限界があるという課題がある。また、特許文献1のように高温時に光源への供給電圧を下げることで、画像投射装置内部の温度上昇を抑制する手法では、投射画像が暗くなり、利用者が投射画像を視認し辛くなるという課題がある。
よって、本発明は、投射画像の明るさの低下を抑制しながら温度上昇を抑制する画像形成ユニット、画像投射装置、及び画像形成ユニットの制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る画像形成ユニットは、光を出射する光源と、前記光源からの光を透過又は波長を変換する光変換手段と、前記光変換手段からの光を用いて投射画像を生成する光変調素子と、外気温度が閾値温度を超えているか否かを判定する外気温度判定手段と、前記光源から出射された光の出力を制御する制御手段と、を備え、前記外気温度判定手段が、前記外気温度が閾値温度を超えていると判定した場合に、前記制御手段は、前記光変換手段から視感度特性の高い色が変換される際に前記光源から出射された光の出力を変えずに、前記光変換手段から視感度特性の低い色が変換される際に前記光源から出射された光の出力を下げることを特徴とする。
本発明によれば、投射画像の明るさの低下を抑制しながら温度上昇を抑制する画像形成ユニット、画像投射装置、及び画像形成ユニットの制御方法を提供することができる。
第1実施形態に係るプロジェクタの一例の構成図である。 波長選択偏光分離素子の特性と、光源スペクトルとの関係を説明するグラフである。 蛍光体ホイールの一例を示す平面図である。 カラーホイールの一例を示す平面図である。 制御装置の機能ブロック図である。 赤、緑、青、黄の光スペクトルと、視感度特性とを比較するグラフである。 光源の電流制御の一例を説明するグラフである。 第1実施形態に係るプロジェクタで行われる光源制御の一例を示すフローチャートである。 閾値テーブルの一例である。 光源の使用時間による光量低下の一例を示すグラフである。 第2実施形態に係るプロジェクタにおける光源の電流制御の一例を説明するグラフを示す図である。
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態に係るプロジェクタ(画像投射装置)100の一例について図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係るプロジェクタ100の一例の構成図である。
プロジェクタ100は、光学エンジン部20と、筐体30と、制御装置40と、を備えている。なお、光学エンジン部20および制御装置40は、画像形成ユニットを構成する。光学エンジン部20は、光源1と、レンズ2と、波長選択偏光分離素子3と、1/4波長板4と、レンズ5と、蛍光体ホイール6と、レンズ7と、カラーホイール8と、ライトトンネル9と、レンズ10と、ミラー11と、光変調素子12と、投射レンズ13と、を備えている。
光源1は、LED(light emitting diode)やLD(laser diode)などの固体光源を用いて構成され、第一の波長の光を出射する。なお、以下の説明において、光源1は青色光のLDであるものとして説明する。光源1から出射される光は、第一の偏光方向を持つ直線偏光となっている。光源1から出射した光は、レンズ2を通って、波長選択偏光分離素子3に入射する。
波長選択偏光分離素子3の特性について、図2を用いて説明する。図2は、波長選択偏光分離素子3の特性と、光源1のスペクトルとの関係を説明するグラフである。なお、図2において、横軸は波長を示し、左側の第1縦軸は波長選択偏光分離素子3の透過率を示し、右側の第2縦軸は光源1のスペクトルの光強度を示す2軸グラフである。また、第1縦軸に対応して、S偏光の透過率を点線で示し、P偏光の透過率を点線で示している。第2縦軸に対応して、光源1のスペクトルの光強度を実線で示している。
図2に示すように、波長選択偏光分離素子3は、光源1のスペクトルの波長領域において、P偏光を透過し、S偏光を反射する特性を有している。このため、第一の直線偏光として射出する光源1の偏光の向きを波長選択偏光分離素子3に対してP偏光となるように構成する。これにより、図1に示すように、光源1から波長選択偏光分離素子3に入射した光は、波長選択偏光分離素子3を透過し、1/4波長板4、レンズ5を通り、蛍光体ホイール6に入射する。
図3は、蛍光体ホイール6の一例を示す平面図である。蛍光体ホイール6は、蛍光体セグメント61,62と、反射セグメント63と、を備えている。なお、蛍光体ホイール6は回転しており、光が入射するセグメントが順に切り替わっていく。
蛍光体セグメント61,62に入射した光は、第一の波長の光とは波長が異なる第二の波長の光へと変換され、再びレンズ5、1/4波長板4を通り、波長選択偏光分離素子3に入射する。なお、蛍光体セグメント61は黄色蛍光体を有しており、青色光を黄色の蛍光に変換する。また、蛍光体セグメント62は緑色蛍光体を有しており、青色光を緑色の蛍光に変換する。ここで、図2に示すように、波長選択偏光分離素子3は、黄色光および緑色光の波長領域において、光を反射する特性を有している。このため、図1に示すように、蛍光体ホイール6の蛍光体セグメント61,62から出射した第二の波長の光は、波長選択偏光分離素子3で反射し、レンズ7を通り、カラーホイール8に入射する。
一方、反射セグメント63に入射した光は、そのまま反射され、再びレンズ5、1/4波長板4を通り、波長選択偏光分離素子3に入射する。ここで、波長選択偏光分離素子3に入射する第一の波長の光は、1/4波長板4を2回透過することで、光源1から出射した光と90°偏光方向が異なった光となっている。また、図2に示すように、波長選択偏光分離素子3は、光源1のスペクトルの波長領域において、S偏光を反射する特性を有している。このため、図1に示すように、蛍光体ホイール6の反射セグメント63で反射した第一の波長の光は、波長選択偏光分離素子3で反射し、レンズ7を通り、カラーホイール8に入射する。
図4は、カラーホイール8の一例を示す平面図である。カラーホイール8は、複数のセグメント81〜84を備えている。なお、カラーホイール8は回転しており、カラーホイール8に入射する光の色に対応して、光が入射されるセグメント81〜84が変化する。
例えば、蛍光体ホイール6の蛍光体セグメント61で波長が変換された黄色の蛍光がカラーホイール8に入射する際には、最大限明るさを上げるための透明セグメント81、または、赤色光を取り出すための赤色ダイクロイックフィルタセグメント82の時に光が入射する。これにより、カラーホイール8は黄色光または赤色光を出射する。蛍光体ホイール6の蛍光体セグメント62で波長が変換された緑色の蛍光がカラーホイール8に入射する際には、色の純度を調整するための緑色ダイクロイックフィルタセグメント83の時に光が入射する。これにより、カラーホイール8は緑色光を出射する。蛍光体ホイール6の反射セグメント63で反射された第一の波長の光である青色光がカラーホイール8に入射する際には、LDのコヒーレント性を失わせるための拡散板セグメント84の時に光が入射する。これにより、カラーホイール8は青色光を透過して出射する。
このように、蛍光体ホイール6およびカラーホイール8は、光源1からの光を透過して出射する又は波長を変換して出射する光変換手段を構成し、各セグメントの組み合わせにより、赤色光、緑色光、青色光、黄色光が時分割で出射される。
カラーホイール8を出射した光は、光を均一にするライトトンネル9、レンズ10、ミラー11を通り、光変調素子12に入射する。
光変調素子12は、カラーホイール8から出射した時分割の光を用いてスクリーンに投射する画像を生成する。光変調素子12には、DMD(digital mirror device)などが用いられる。DMDは、可動式の複数のマイクロミラーを有し、マイクロミラーの傾きを変化させることにより、光が投射レンズ13を通り図示しないスクリーンに投射されるオン状態と、投射レンズ13には光が入射しないオフ状態と、を切り替えることができる。DMDは、時分割で入射する光の色と画像信号に基づいて、個別にマイクロミラーのオン状態とオフ状態とを切り替えることにより、投射画像(画像光)を生成する。
以上、第1実施形態に係るプロジェクタ100が備える光学エンジン部20として、LD(光源1)、蛍光体ホイール6、カラーホイール8を用いる光学系を例に説明したが、その他の光学系を用いてもよい。また、光源1から出射された光の波長を変換する光変換手段として、蛍光体ホイール6およびカラーホイール8を備えるものとして説明したが、いずれか一方のみで構成されていてもよい。
また、プロジェクタ100は、これらの光学エンジン部20を保護する筐体30を有している。筐体30には、光学エンジン部20を冷却するために外気を取り込む吸気口31と、筐体30の内部空気を排気する排気口32とが設けられ、吸気口31に配置された冷却ファン33と、排気口32に配置された冷却ファン34と、を有している。また、プロジェクタ100は、吸気口31から筐体30内に吸引される外気の温度を検出する外気温度センサ35を有している。なお、外気温度センサ35は、通常は吸気用の冷却ファン33の近くに配置されている。
制御装置40は、プロジェクタ100の各部の動作を制御する。図5は、制御装置40の機能ブロック図である。なお、図5に図示される各機能ブロックは概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。各機能ブロックの全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。各機能ブロックにて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUにて実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ASIC、FPGAなどワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されうる。
制御装置40は、制御部41と、光源制御部42と、光変調素子制御部43と、外気温度センサ制御部44と、冷却ファン制御部45と、記憶部46と、外気温度判定部47と、を備えている。
制御部41は、PCなどから入力される画像信号に基づいて画像を生成すべく、プロジェクタ100の各部の動作を制御する。
光源制御部42は、制御部41の制御の下、光源1から出射された光の出力(光出力)を制御する。なお、光源1から出射された光の出力を制御する方法は、例えば、光源1に供給する電圧を一定にして電流を制御することにより光源1から出射された光の出力を制御する。また、電圧制御であってもよく、電力制御であってもよい。また、光源1が複数の光源素子からなるアレイ光源である場合、点灯する光源素子の個数の制御であってもよい。
光変調素子制御部43は、制御部41の制御の下、光変調素子12を駆動制御する。光変調素子制御部43によって、色ごとに光変調素子12で画像を形成し、それを投射レンズ13でスクリーンに投射することで画像が作られる。
外気温度センサ制御部44は、外気温度センサ35を制御して外気温度を検出する。なお、制御部41は、外気温度センサ35で検出した外気温度に基づいて、プロジェクタ100の各部の動作を制御する。
冷却ファン制御部45は、制御部41の制御の下、外気温度センサ35で検出した外気温度や光源1の出力に基づいて、冷却ファン33,34の回転数を制御する。
記憶部46は、制御に用いる各種の閾値等が記憶されている。
外気温度判定部47は、外気温度センサ制御部44で取得した外気温度と、記憶部46に記憶されている閾値温度と、に基づいて、外気温度が閾値温度を超えているか否かを判定する。なお、制御部41は、外気温度判定部47の判定結果に基づいて、プロジェクタ100の各部の動作を制御する。
ここで、プロジェクタ100で画像の投射を続けると、光の吸収や自己発熱等によって光学エンジン部20の温度が上昇するため、冷却ファン33,34により外気を取り込んで光学エンジン部20を冷却するように構成されている。一方、外気温度が上昇した場合、冷却ファン33,34の回転数をより高くすることにより光学エンジン部20を冷却する手法では、騒音が大きくなってしまう、冷却ファン33,34の回転数に限界があるという課題がある。
このような課題に対し、第1実施形態に係るプロジェクタ100は、外気温度が所定温度以上となったと判定した場合、光源1から出射された光の出力を制御することにより、光学エンジン部20の発熱量を抑制する。
光変換手段(蛍光体ホイール6、カラーホイール8)により変換され、時分割で出射される赤色光、緑色光、青色光、黄色光のスペクトルと、視感度特性との関係について説明する。図6は、赤、緑、青、黄の光スペクトルと、視感度特性とを比較するグラフである。なお、図6において、横軸は波長を示し、左側の第1縦軸は各色の光スペクトルの光強度を示し、右側の第2縦軸は視感度を示す2軸グラフである。また、第1縦軸に対応して、赤色光スペクトルの光強度を点線で示し、緑色光スペクトルの光強度を二点鎖線で示し、青色光スペクトルの光強度を一点鎖線で示し、黄色光スペクトルの光強度を破線で示している。第2縦軸に対応して、視感度を実線で示している。
視感度特性とは、人間が明るく感じる特性のことである。図6に示すように、人間は550nm付近のスペクトルを有する光を明るく感じ、700nmより長波長の光はほとんど認識できないことが分かる。
また、視感度特性と各色のスペクトルを比較すると、緑色光、黄色光の中心波長は550nm付近となっており、視感度特性と近いため明るく感じやすいということが分かる。これらの色の光量を落とすと、人間の眼にも暗くなるのがすぐ認識される。
一方、青色光、赤色光の中心波長はそれぞれ455nm、620nmとなっており、視感度特性の中心波長とは大きく異なっている。そのため、これらの色はエネルギー量(W)として高くても、人間には明るくは感じられない。
即ち、光変換手段により変換され出射される赤色光、緑色光、青色光、黄色光のうち、緑色光および黄色光が視感度特性の高い色の光に該当し、赤色光および青色光が視感度特性の低い色の光に該当する。また、図示は省略するが、マゼンダ色光は視感度特性の低い色の光に該当し、シアン色光は視感度特性の高い色の光に該当する。
このため、第1実施形態に係るプロジェクタ100では、外気温度が高温時において、視感度特性の低い色の光の投射光量が低くなるように光源1から出射された光の出力を下げる制御をする。これにより、人間が感じる明るさは大きく低下させずに、光源1から放射される光のエネルギー量(W)を減らして、光学エンジン部20の発熱量を小さくすることができる。また、青色光と赤色光を比較すると青色光のほうが視感度特性とずれているため、視感度特性のより低い青色光の投射光量が低くなるように光源1から出射された光の出力を下げる制御をする。これにより、より明るさを変えずにエネルギー量だけを低下させて発熱量を小さくすることができる。
図7は、光源1の電流制御の一例を説明するグラフである。なお、図7の説明において、光源1から出射された光の出力制御として電流制御を行う場合を例に説明する。また、横軸は時間を示し、縦軸は光源1の電流制御を示す。
第1実施形態に係るプロジェクタ100は時分割で色を作るので、時間の経過に伴い、投射される光の色は、赤色光R、緑色光G、青色光B、黄色光Yの各色が順番に切り替わる。
外気温度が常温時(例えば、25℃くらい)の場合、第1制御モードで光源1の電流制御を行う。第1制御モードでは、投射する色によらず、換言すれば、光源1から出射した光が光変換手段により何色の光に変換されるタイミングかによらず、光源1を常に同じ電流で駆動させる。
これに対し、外気温度が高温時(例えば、40℃や50℃くらい)の場合、投射する色によって光源1の電流を変更する第2制御モードで光源1の電流制御を行う。第2制御モードでは、視感度特性の低い青色光の投射光量が大きく低下するように、光源1から出射した光が光変換手段により青色光となるタイミングで、光源1に供給する電流を常温時よりも下げる制御を行う。また、青色光の次に視感度特性の低い赤色光についても、赤色光の投射光量が低下するように、光源1から出射した光が光変換手段により赤色光となるタイミングで光源1に供給する電流を常温時よりも下げる制御を行う。一方、高温時においても、視感度特性の高い緑色光や黄色光については、光源1に供給する電流を常温時から変化させないことで、プロジェクタ100全体の投射光量はあまり変化しないようにしている。
図8は、第1実施形態に係るプロジェクタ100で行われる光源制御の一例を示すフローチャートである。
利用者がプロジェクタ100を起動すると、起動に伴って制御部41は処理を開始する。
ステップS1において、制御部41は、記憶部46から冷却制御条件を取得する。この冷却制御条件は、出荷時等に記憶部46に初期値として予め記憶する構成とすることもできるし、利用者が図示しない操作部によって任意に設定できる構成とすることもできる。第1実施形態では、外気温度に応じで光源1から出射された光の出力を変化させる閾値が設定されている。
ステップS2において、外気温度センサ制御部44は、外気温度センサ35を動作させて外気温度を測定する。この外気温度測定は、プロジェクタ100の動作中は常に実施される。測定された外気温度は外気温度判定部47に送られる。
ステップS3において、外気温度判定部47は、ステップS2で測定した外気温度が閾値を超えたか否かを判定する。外気温度が閾値を超えていない場合(ステップS3・No)、ステップS2に戻り、外気温度の測定を継続する。外気温度が閾値を超えた場合(ステップS3・Yes)、ステップS4に進む。
ステップS4において、制御部41は、光源1の制御を第1制御モードから第2制御モードに変更する。光源制御部42は、変更された制御モードにしたがって光源1から出射された光の出力を制御する。
視感度特性の低い色が投射されるタイミングで光源1の電流を下げることにより、光源1の発熱量が低下する。また、光源1から出射された光の出力も低下するので、光が照射されていた各光学部品の発熱量も低下する。これにより、光学エンジン部20の発熱を抑制し、冷却ファン33,34により光学エンジン部20の温度を下げることができる。また、視感度の低い色の投射光量は低下するが、視感度の高い色の投射光量は維持されているので、プロジェクタ100の使用者が感じる明るさの低下は最小限に抑えられる。
ステップS5において、制御部41は、プロジェクタ100の投射が終了したか否かを判定する。投射が終了した場合(ステップS5・Yes)、処理は終了する。投射が終了していない場合(ステップS5・No)、ステップS2に戻り、外気温度の測定と光源1の制御を継続する。
また、上記処理に加えて、ステップS2において測定した外気温度が閾値以下となった場合、元の光源1の制御に戻す、即ち、光源1の制御を第2制御モードから第1制御モードに変更する処理を行うようにしてもよい。
また、閾値を複数有し、超えた閾値の程度に応じて光源1の制御を変更することも可能である。図9は、閾値テーブルの一例である。例えば、外気温度が25℃の場合、投射する色によらず、光源1を同じ出力で制御している。外気温度が30℃を超えると、視感度特性の低い光の出力を低減して発熱量を低下させる。ここで、赤色光と青色光では、より視感度特性の低い青色光から先に出力の低下を開始する。そして、外気温度が上昇するのに伴って、青色光の出力もさらに低下させている。外気温度がさらに上昇して40℃を超えると、青色光の次に視感度特性の低い赤色光の出力の低減を開始する。これにより、人間が感じる色味の変化や明るさの変化を抑えつつ、発熱量を減らすことができる。
以上、第1実施形態に係るプロジェクタ100によれば、外気温度が高温時において、利用者が視認する投射画像の明るさの変化や色味の変化を抑えつつ、光学エンジン部20の発熱量を低減することができる。これにより、冷却ファン33,34の回転数増加を抑え、冷却ファン33,34が高速回転することによる騒音を低減することができる。
次に、第2実施形態に係るプロジェクタの一例について説明する。
図10は、光源の使用時間による光量低下の一例を示すグラフである。なお、横軸は光源の点灯時間を示し、縦軸は点灯開始時の光源の明るさを基準とした光源の明るさ比である。光源1は、点灯時間に応じてその光量は初期値から低下していく。一般的に固体光源の明るさは、20,000h後には初期値の50%となるように設計されている。そのため、点灯初期では光源1の光量が高く、光が照射される各光学部品の温度が定格温度近くまで高くなる構成となっていても、時間の経過により光源1の光量が低下するため、各光学部品の温度に余裕が生じることとなる。
図11は、第2実施形態に係るプロジェクタにおける光源1の電流制御の一例を説明するグラフを示す。点灯時間が短く光源1の光量が高い時は、外気温度が閾値以上となる高温時の場合において、前述のとおりに、投射する色によって光源1の電流を変更する第2制御モードで光源1の電流制御を行う。
光源1の点灯時間が長くなるに連れて、視感度特性の低い色の電流を低下する際の低下量を少なくしている。この一例を図11において一点鎖線で示す。また、点灯時間がさらに長くなり、ある閾値時間を超えた場合、外気温度が閾値以上となっても、電流を低下させないようにしてもよい。これにより、光源1の点灯時間による光量低下を加味して光学エンジン部20の発熱を抑えつつ、常温時と高温時の投射画像の明るさの変化や色味の変化をさらに抑えることができる。
この構成において、制御装置40は、光源1の累積使用時間をカウントする機能を有しており、カウントされた累積使用時間によって、電流の低下量を変化させるようにしてもよい。また、プロジェクタ100は光源1の光量を検知する光量センサ(光量検知手段)を備えており、制御装置40は、光量センサの検出値によって電流の低下量を変化させるようにしてもよい。
以上、プロジェクタ100の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
100 プロジェクタ(画像投射装置の一例)
20 光学エンジン部
1 光源
2,5,7,10 レンズ
3 波長選択偏光分離素子
4 1/4波長板
6 蛍光体ホイール(光変換手段の一例)
8 カラーホイール(光変換手段の一例)
9 ライトトンネル
11 ミラー
12 光変調素子
13 投射レンズ
30 筐体
31 吸気口
32 排気口
33,34 冷却ファン
35 外気温度センサ
40 制御装置
41 制御部(制御手段の一例)
42 光源制御部
43 光変調素子制御部
44 外気温度センサ制御部
45 冷却ファン制御部
46 記憶部
47 外気温度判定部(外気温度判定手段の一例)
特開2017−134112号公報 特開2017−146433号公報

Claims (11)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源からの光を透過又は波長を変換する光変換手段と、
    前記光変換手段からの光を用いて投射画像を生成する光変調素子と、
    外気温度が閾値温度を超えているか否かを判定する外気温度判定手段と、
    前記光源から出射された光の出力を制御する制御手段と、を備え、
    前記外気温度判定手段が、前記外気温度が閾値温度を超えていると判定した場合に、前記制御手段は、前記光変換手段から視感度特性の高い色が変換される際に前記光源から出射された光の出力を変えずに、前記光変換手段から視感度特性の低い色が変換される際に前記光源から出射された光の出力を下げる
    ことを特徴とする画像形成ユニット。
  2. 前記制御手段は、
    前記光源から出射された光の出力を制御する第1制御モードと、
    前記視感度特性の高い色を変換する際は前記第1制御モードの光の出力から変えずに前記光源を制御し、前記視感度特性の低い色を変換する際は前記第1制御モードの光の出力よりも低い光の出力で前記光源を制御する第2制御モードと、を実行可能であり、
    前記外気温度判定手段が、前記外気温度が閾値温度を超えていると判定した場合に、前記制御手段は、前記光源の制御を前記第1制御モードから前記第2制御モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成ユニット。
  3. 前記視感度特性の高い色は、緑色、黄色、シアン色である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  4. 前記視感度特性の低い色は、青色、赤色、マゼンダ色である
    ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の画像形成ユニット。
  5. 前記制御手段は、
    前記光変換手段から青色光が変換される際の前記光源から出射された光の出力は、前記光変換手段から赤色光が変換される際の前記光源から出射された光の出力よりも低い
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成ユニット。
  6. 前記制御手段は、
    取得した外気温度が高くなるにしたがって、視感度特性のより低い色から順に前記光源から出射された光の出力を下げ始める
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  7. 前記制御手段は、前記光源の電流を制御することにより、前記光源から出射された光の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  8. 前記光源の電流を低下させる際、低下量は前記光源の累積使用時間によって変化する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成ユニット。
  9. 前記光源の電流を低下させる際、低下量は前記光源の光量を検知する光量検知手段の検出値によって変化する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成ユニット。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像形成ユニットを備える
    ことを特徴とする画像投射装置。
  11. 光を出射する光源と、前記光源からの光を透過又は波長を変換する光変換手段と、前記光変換手段からの光を用いて投射画像を生成する光変調素子と、外気温度が閾値温度を超えているか否かを判定する外気温度判定手段と、前記光源から出射された光の出力を制御する制御手段と、を備える画像形成ユニットの制御方法であって、
    前記外気温度判定手段が、前記外気温度が閾値温度を超えていると判定した場合に、
    前記光変換手段から視感度特性の高い色が変換される際に前記光源から出射された光の出力を変えずに、前記光変換手段から視感度特性の低い色が変換される際に前記光源から出射された光の出力を下げる
    ことを特徴とする画像形成ユニットの制御方法。
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