JP6988030B1 - リハビリテーション装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係るリハビリテーションシステム1のハードウェア構成及びソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。リハビリテーションシステム1(以下、単にシステム1とも称する。)は、リハビリテーション処理を行うリハビリテーション装置2と、リハビリテーション装置2と一体又は別体に構成され、利用者の視線を検知可能であり、検知した視線に関する視線情報をリハビリテーション装置2に送信可能な視線センサ3と、を含んで構成される。視線センサ3がリハビリテーション装置2と別体に構成されている場合、システム1は、リハビリテーション装置2と視線センサ3とを通信可能に接続するネットワーク4をさらに含むことが好ましい。
リハビリテーション装置2(以下、単に装置2とも称する。)は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、入力部25と、を含んで構成される。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を備える。
記憶部22は、データやファイルが記憶される装置であって、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等による、データのストレージ部を有する。記憶部22は、ネットワークを介してNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、クラウドストレージ、ファイルサーバ、分散ファイルシステム等の記憶装置又は記憶システムとの接続を可能にする仕組みを有してもよい。
注視する対象を示す視線標的画像(第1画像)をはじめとした種々の画像を格納する画像テーブル221、視線が視線標的画像の表示範囲から所定範囲内にあるか否かの情報を示す所定範囲内状態フラグ、及び視線が視線標的画像の表示範囲から所定範囲内にない所定範囲外状態から所定範囲内状態に切り替わった時刻を格納する所定範囲内切替え時刻等が記憶されている。記憶部22に所定範囲内状態フラグが記憶されていることにより、制御部21は、視線が視線標的画像の表示範囲から所定範囲内であるか否かに基づく処理を行える。記憶部22に所定範囲内切替え時刻が記憶されていることにより、制御部21は、所定範囲内切替え時刻に基づく処理を行える。
画像テーブル221は、記憶部22に記憶され、注視する対象を示す視線標的画像(第1画像)、及び注視を所定時間以上継続したことを通知する視線成功画像(第2画像)のうちのいずれであるかを少なくとも識別可能な画像種別と画像とを関連付けて格納する。画像テーブル221には、少なくとも1以上の視線標的画像と、少なくとも1以上の視線成功画像とが格納される。画像テーブル221には、画像を識別するIDと、画像種別及び画像とが関連付けられて格納されることが好ましい。画像種別及び画像がIDと関連付けられて格納されることにより、制御部21は、画像を容易に取得できる。
通信部23は、利用者の視線に関する視線情報を視線センサ3から受信可能なデバイス、例えば、携帯電話ネットワークに対応した無線装置、IEEE802.11に準拠したWi−Fi(Wireless Fidelity)対応デバイス、イーサネット規格に対応したネットワークカード、USB規格に準拠した汎用バス等のバス、RS−232C規格ポート等のシリアルポート、IEEE 1284準拠のインタフェース等のパラレルポート、及びシリアルATA規格に準拠したコネクタ等を有する。
表示部24の種類は、特に限定されない。表示部24として、例えば、液晶ディスプレイ(LCDディスプレイ)、モニタ、タッチパネル、及びスクリーンに映像を投影するプロジェクタを用いた表示システム等が挙げられる。表示部24は、さらに、音声を再生する機能を有していてもよく、音声を再生可能な外部の装置に音声の再生に関する情報及び/又は電気信号を送信可能に構成されていてもよい。
入力部25の種類は、特に限定されない。入力部25として、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、ソフトウェアキーボード、音声を認識するマイク、及び外部の装置から入力を受信する通信デバイス等が挙げられる。
視線センサ3は、利用者の視線に関する視線情報を検知可能であり、検知した視線情報を装置2に送信可能であれば特に限定されず、従来技術の各種の視線センサでよい。視線センサ3は、装置2と一体に構成されていてもよく、装置2と別体に構成されていてもよい。視線センサ3として、例えば、利用者の目及び/又は目の周辺を撮影し、目の向きを用いて視線を検知する視線センサや、利用者の顔を撮影し、顔の向きを用いて視線を検知する視線センサ等が挙げられる。
ネットワーク4の種類は特に限定されず、パーソナルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、イントラネット、エクストラネット、インターネット、Wi−Fiネットワーク、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)に準拠したバスネットワーク、シリアルATA規格に準拠したバスネットワーク、あるいはこれらを含むネットワークを複数組み合わせたネットワーク等が挙げられる。
動きセンサ5は、利用者の身体及び/又は身体のいずれかの部位の動きに関する動き情報を検知可能であり、検知した動き情報を装置2に送信可能であれば特に限定されず、従来技術の各種の動きセンサでよい。動きセンサ5は、利用者の身体に取り付ける動きセンサでもよく、利用者から離れた位置に設けられた動きセンサでもよい。
図3及び図4は、リハビリテーション装置2で実行されるリハビリテーション処理の一例を示すメインフローチャートである。中でも、図3は、視線リハビリテーション処理の一例を示し、図4は、動きリハビリテーション処理の一例を示す。
以下では、図3を参照しながら、視線リハビリテーション処理の好ましい手順について説明する。なお、以下では、記憶部22に変化回数が記憶されているものとして説明を行う。
制御部21は、記憶部22、通信部23、表示部24及び入力部25と協働して開始通知部212を実行し、視線リハビリテーション処理の開始を指令されたか否かを判定する(ステップS1)。開始を指令されたならば、制御部21は、処理をステップS2に移す。開始を指令されていないならば、制御部21は、処理をステップS1に移す。視線リハビリテーション処理の開始を指令されたか否かを判定することにより、装置2は、視線リハビリテーション処理の開始を指令された場合に、視線リハビリテーション処理を開始できる。
制御部21は、記憶部22及び表示部24と協働して第1表示制御部211Aを実行し、画像テーブル221から画像種別「視線標的画像」と関連付けられた画像を取得し、取得された視線標的画像を表示部24に表示する(ステップS2)。制御部21は、処理をステップS3に移す。表示部24に視線標的画像を表示することにより、利用者は、視線標的画像を注視する視線リハビリテーションを行える。
制御部21は、記憶部22及び通信部23と協働して視線受信部213を実行し、視線センサ3から視線情報を受信する(ステップS3)。制御部21は、処理をステップS4に移す。制御部21が視線情報を受信することにより、装置2は、利用者の視線が視線標的画像の表示範囲から所定範囲内にあるか否かを判定できる。
制御部21は、記憶部22及び表示部24と協働して回数通知部215を実行し、回数通知に関する条件を満たしたか否かを判定する(ステップS4)。回数通知に関する条件を満たしたならば、制御部21は、表示部24を介して変化回数に基づく通知を行い、処理をステップS1に移し、ステップS1からステップS9を繰り返す。回数通知に関する条件を満たしていないならば、制御部21は、処理をステップS5に移す。
制御部21は、記憶部22及び通信部23と協働して計数部214を実行し、視線が視線標的画像の表示範囲から所定範囲外にある所定範囲外状態から視線が視線標的画像の表示範囲から所定範囲内にある所定範囲内状態に切り替わったか否かを判定する(ステップS5)。所定範囲内状態に切り替わったならば、制御部21は、処理をステップS6に移す。所定範囲内状態に切り替わっていないならば、制御部21は、処理をステップS7に移す。所定範囲内状態に切り替わったか否かを判定することにより、装置2は、視線標的画像を見ていない状態から視線を動かして視線標的画像を所定時間以上見つめる動作が行われたか否かを判定できる。
制御部21は、記憶部22と協働して計数部214を実行し、所定範囲内切替え時刻に現在時刻を格納することにより、所定範囲内状態に切り替わったことを記録する(ステップS6)。制御部21は、処理をステップS7に移す。所定範囲内切替え時刻に現在時刻を格納することにより、装置2は、所定範囲内状態が所定時間継続されたか否かを判定できる。
制御部21は、記憶部22、表示部24及び入力部25と協働して第2表示制御部211Bを実行し、視線が視線標的画像の表示範囲から所定範囲内である所定範囲内状態であるか否かを判定する(ステップS7)。所定範囲内状態であるならば、制御部21は、所定範囲内フラグをONにし、処理をステップS8に移す。所定範囲内状態でないならば、制御部21は、所定範囲内フラグをOFFにし、処理をステップS3に移す。所定範囲内状態であるか否かを判定することにより、装置2は、後述するステップS8で行われる処理において、所定範囲内状態が継続されたか否かを判定できる。
制御部21は、記憶部22と協働して第2表示制御部211Bを実行し、所定範囲内切替え時刻から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS8)。所定時間が経過したならば、制御部21は、処理をステップS9に移す。所定時間が経過していないならば、制御部21は、処理をステップS3に移す。所定時間が経過したか否かを判定することにより、所定範囲内状態が所定時間以上継続されたときに、装置2は、視線標的画像とは異なる視線成功画像を表示できる。
制御部21は、記憶部22及び表示部24と協働して第2表示制御部211Bを実行し、画像テーブル221から画像種別「視線成功画像」と関連付けられた画像を取得し、表示部24に視線成功画像を表示する(ステップS9)。制御部21は、処理をステップS3に移す。視線成功画像を表示することにより、利用者(患者)は、表示部24に表示された視線標的画像を見つめる注視を所定時間以上継続する視線リハビリテーションに成功したことがわかる。
システム1が動きセンサ5を含む場合、装置2は、利用者の身体の動きに係るリハビリテーションに関する動きリハビリテーション処理をさらに実行することが好ましい。以下では、図4を参照しながら動きリハビリテーションの好ましい手順について説明する。
図3に示されたステップS4において回数通知に関する条件を満たした場合、制御部21は、記憶部22、表示部24及び入力部25と協働して開始通知部212を実行し、動きリハビリテーション処理の終了を指令されたか否かを判定する(ステップS11)。終了を指令されたならば、制御部21は、処理をステップS1に移し、ステップS1からステップS19の処理を繰り返す。終了を指令されていないならば、制御部21は、処理をステップS12に移す。動きリハビリテーション処理の終了を指示されたか否かを判定することにより、利用者は、動きリハビリテーションを終了するか継続するかを選択できる。
制御部21は、記憶部22及び表示部24と協働して第3表示制御部211Cを実行し、画像テーブル221から画像種別「動き標的画像」と関連付けられた画像を取得し、取得された動き標的画像を表示部24に表示する(ステップS12)。制御部21は、処理をステップS13に移す。表示部24に動き標的画像を表示することにより、利用者は、利用者の身体及び/又は身体のいずれかの部位の動きに応じて移動する動き位置画像を動き標的画像に向けて移動させる視線リハビリテーションを行える。
制御部21は、記憶部22及び通信部23と協働して動き受信部216を実行し、動きセンサ5から動き情報を受信する(ステップS13)。制御部21は、処理をステップS14に移す。動き情報を受信することにより、制御部21は、動き情報に応じて動き位置画像を移動させることができる。
制御部21は、記憶部22及び表示部24と協働して、第3表示制御部211Cを実行し画像テーブル221から画像種別「動き位置画像」と関連付けられた画像を取得し、ステップS13で受信した動き情報に応じて表示部24に動き位置画像を移動表示する(ステップS14)。動き情報に応じて動き位置画像を表示することにより、利用者は、利用者の身体の動きを視覚的に把握できる。したがって、動きリハビリテーションをより効果的に行える。
制御部21は、記憶部22及び通信部23と協働して計数部214を実行し、動き位置画像が動き標的画像の表示範囲から特定範囲外にある特定範囲外状態から動き位置画像が動き標的画像の表示範囲から特定範囲内にある特定範囲内状態に切り替わったか否かを判定する(ステップS15)。特定範囲内状態に切り替わったならば、制御部21は、処理をステップS16に移す。特定範囲内状態に切り替わっていないならば、制御部21は、処理をステップS17に移す。特定範囲内状態に切り替わったか否かを判定することにより、装置2は、利用者が利用者の動きに応じて移動表示される動き位置画像を動き標的画像の表示範囲から特定範囲内に移動表示させる動作を行ったか否かを判定できる。
制御部21は、記憶部22と協働して第4表示制御部211Dを実行し、特定範囲内切替え時刻に現在時刻を格納することにより、特定範囲内状態に切り替わったことを記録する(ステップS16)。制御部21は、処理をステップS17に移す。制御部21が特定範囲内切替え時刻に現在時刻を格納することにより、制御部21は、特定範囲内状態が特定時間継続されたか否かを判定できる。
制御部21は、記憶部22、表示部24及び入力部25と協働して第3表示制御部211Cを実行し、動き位置画像が動き標的画像の表示範囲から特定範囲内である特定範囲内状態であるか否かを判定する(ステップS17)。特定範囲内状態であるならば、制御部21は、特定範囲内フラグをONにし、処理をステップS18に移す。特定範囲内状態でないならば、制御部21は、特定範囲内フラグをOFFにし、処理をステップS13に移す。特定範囲内状態であるか否かを判定することにより、後述するステップS18で行われる処理において、制御部21は、特定範囲内状態が継続されたか否かを判定できる。
制御部21は、記憶部22と協働して第4表示制御部211Dを実行し、特定範囲内切替え時刻から特定時間が経過したか否かを判定する(ステップS18)。特定時間が経過したならば、制御部21は、処理をステップS19に移す。特定時間が経過していないならば、制御部21は、処理をステップS13に移す。特定時間が経過したか否かを判定することにより、特定範囲内状態が特定時間以上継続されたときに、制御部21は、動き標的画像及び動き位置画像とは異なる動き成功画像を表示できる。
制御部21は、記憶部22及び表示部24と協働して第4表示制御部211Dを実行し、画像テーブル221から画像種別「動き成功画像」と関連付けられた画像を取得し、表示部24に動き成功画像を表示する(ステップS19)。制御部21は、処理をステップS11に移す。動き標的画像及び動き位置画像と異なる動き成功画像を表示することにより、利用者(患者)は、身体の動きに応じて移動表示される動き位置画像を動き標的画像の表示範囲の特定範囲内に維持する、身体の動きに関する動きリハビリテーションに成功したことがわかる。
以下では、本実施形態におけるリハビリテーションシステム1の使用例を説明する。以下に示す使用例では、システム1は、動きセンサ5を有する。以下に示す使用例では、リハビリテーション装置2は、動き受信部216を有し、変化回数、リハビリテーション開始時刻、特定範囲内フラグ及び特定範囲内切替え時刻を記憶部22に記憶し、視線リハビリテーションの開始を通知可能であり、視線リハビリテーションの開始が通知されたときにリハビリテーション開始時刻を現在時刻に更新可能であり、表示部24に背景画像を表示可能に構成されており、視線情報を受信したときに、視線の位置を示す視線位置画像を表示可能に構成されており、視線リハビリテーションの開始が通知された時刻から決められた時間が経過するまでにおける変化回数に基づく通知を実行可能であり、回数通知に関する条件を満たした場合に動きリハビリテーションを行うよう構成されている。
眼球運動障害を有し、対象を見つめる注視に困難を覚える利用者P(患者)は、リハビリテーション装置2に視線リハビリテーションの開始を指令する。装置2は、視線リハビリテーションの開始を利用者Pに通知する。
装置2は、第1表示制御部211Aを実行し、表示部24に背景画像と視線標的画像とを表示する。図5に示す例では、画像テーブル221においてID「4」と関連付けられた背景画像(山を背景にした湖の画像)が表示された表示部24に、画像テーブル221においてID「1」と関連付けられた視線標的画像24A(矢印によって標的であることを示されたチョウの画像)が表示されている。視線センサ3は、利用者Pの視線Sを検知し、装置2(図示せず)に送信する。視線標的画像24Aの表示範囲からの所定範囲R1を示す点線の長方形は、表示部24に表示されているものではなく、視線リハビリテーションの説明のために描き加えられたものであることに留意されたい。
装置2は、視線受信部213を実行し、視線センサ3から利用者Pの視線Sに関する視線情報を受信する。装置2は、視線Sの位置を示す視線位置画像を表示部24に表示する。
装置2は、計数部214及び第2表示制御部211Bを実行し、視線Sが視線標的画像の表示範囲から所定範囲内にない所定範囲外状態から視線Sが所定範囲内にある所定範囲内状態に切り替わったか否かを判定し、さらに、視線Sが所定範囲内にある所定範囲内状態であるか否かを判定する。
図6に示す例のように、視線Sが視線標的画像24Aの表示範囲から所定範囲R1内にない所定範囲外状態である場合、装置2は、視線リハビリテーションの開始が通知された時刻から決められた時間が経過するか、視線Sが、視線標的画像24Aの表示範囲から所定範囲R1内になるまで、視線情報を受信し、視線の位置を示す視線位置画像24Bを表示部24に表示し、視線Sが所定範囲R1内にある所定範囲内状態に切り替わったか否かを判定し、視線Sが所定範囲R1内にある所定範囲内状態であるか否かを判定する一連の処理を繰り返す。
視線Sが視線標的画像24Aの表示範囲から所定範囲内にない所定範囲外状態から視線Sが所定範囲内にある所定範囲内状態に切り替わった場合、装置2は、所定範囲内切替え時刻に現在時刻を格納し、変化回数に1を加え、視線Sが所定範囲内にある所定範囲内状態であるか否かを判定する。
視線Sが所定範囲内にある所定範囲内状態である場合、装置2は、第2表示制御部211Bを実行し、所定範囲内状態が所定範囲内切替え時刻から所定時間以上継続されたか否かを判定する。所定範囲内状態が所定範囲内切替え時刻から所定時間以上継続された場合、装置2は、表示部24に視線成功画像を表示する。
視線リハビリテーションの開始時刻から決められた時間が経過すると、装置2は、回数通知部215を実行し、決められた時間が経過するまでにおける変化回数を利用者Pに通知する。
視線リハビリテーションに続いて動きリハビリテーションを行う利用者Pは、装置2に、動きリハビリテーションを終了する指令を送信しない。これにより、装置2は、動きリハビリテーションを終了する指令を受信せず、眼球運動障害及び身体の動きに関する障害を抱える利用者Pの身体の動きに関する動きリハビリテーション処理を開始する。
装置2は、第3表示制御部211Cを実行し、表示部24に背景画像と動き標的画像とを表示する。図8に示す例では、画像テーブル221においてID「4」と関連付けられた背景画像(山を背景にした湖の画像)が表示された表示部24に、画像テーブル221においてID「5」と関連付けられた動き標的画像24D(矢印によって標的であることを示された人参の画像)が表示されている。動き標的画像24Dの表示範囲からの特定範囲R2を示す点線の長方形は、表示部24に表示されているものではなく、動きリハビリテーションの説明のために描き加えられたものであることに留意されたい。
装置2は、動き受信部216を実行し、動きセンサ5から利用者Pの身体の動きに関する動き情報を受信する。装置2は、動き位置画像を表示部24に表示する。
装置2は、第4表示制御部211Dを実行し、動き位置画像が動き標的画像示範囲から特定範囲内にない特定範囲外状態から動き位置画像が特定範囲内にある特定範囲内状態に切り替わったか否かを判定し、さらに、動き位置画像が特定範囲内にある特定範囲内状態であるか否かを判定する。
図9に示す例のように、動き位置画像24Eが動き標的画像24Dの表示範囲から特定範囲R2内にない特定範囲外状態である場合、装置2は、動き位置画像24Eが動き標的画像24Dの表示範囲から特定範囲R2内になるまで動き情報を受信し、動き位置画像24Eを表示部24に表示し、動き位置画像24Eが動き標的画像24Dの表示範囲から特定範囲R2内にある特定範囲内状態に切り替わったか否かを判定し、動き位置画像24Eが動き標的画像24Dの表示範囲から特定範囲R2内にある特定範囲内状態であるか否かを判定する一連の処理を繰り返す。
利用者Pの身体の動きによって動き位置画像が動き標的画像の表示範囲から特定範囲内にない特定範囲外状態から動き位置画像が特定範囲内にある特定範囲内状態に切り替わった場合、装置2は、特定範囲内切替え時刻に現在時刻を格納し、動き位置画像が動き標的画像の表示範囲から特定範囲内にある特定範囲内状態であるか否かを判定する。
図10に示す例のように、動き位置画像24Eが動き標的画像の表示範囲から特定範囲内にある特定範囲内状態である場合、装置2は、第4表示制御部211Dを実行し、特定範囲内状態が特定範囲内切替え時刻から特定時間以上継続されたか否かを判定する。特定範囲内状態が特定範囲内切替え時刻から特定時間以上継続された場合、装置2は、表示部24に画像テーブル221においてID「7」と関連付けられた動き成功画像24F(文字列「Nice!」を表す画像)を表示する。
以下、本実施形態に記載の発明における種々の変形例を例示する。
本実施形態のリハビリテーション装置2は、利用者Pの身体の動きを用いて動き位置画像を移動する動きリハビリテーションを行うよう構成されたが、本発明のリハビリテーション装置2は、手を開く動作及び/又は手を閉じる動作に関するリハビリテーションを行えるよう構成されていてもよい。
本実施形態のリハビリテーション装置2は、利用者Pの身体の動きを用いて動き位置画像を移動する動きリハビリテーションを行うよう構成されたが、本発明のリハビリテーション装置2は、利用者Pが表示部24に触れる動作に関するリハビリテーションを行えるよう構成されていてもよい。
2 リハビリテーション装置
21 制御部
211 表示制御部
212 開始通知部
213 視線受信部
214 計数部
215 回数通知部
216 動き受信部
22 記憶部
221 画像テーブル
23 通信部
24 表示部
25 入力部
3 視線センサ
4 ネットワーク
5 動きセンサ
Claims (4)
- 利用者により注視される表示部と、
前記利用者が視線を動かす標的となる第1画像を前記表示部に表示させる第1制御部と、
前記利用者が前記表示部を注視して前記視線を動かす視線リハビリテーションを行う場合に、前記利用者の前記視線に関する視線情報を受信する視線受信部と、
前記利用者の前記視線が前記第1画像の表示範囲から所定範囲内にある所定範囲内状態が所定時間以上継続されたときに、前記第1画像とは異なり、かつ、前記視線リハビリテーションが成功したことを示す第2画像を前記表示部に表示させる第2制御部と、
前記視線リハビリテーションを開始した時刻から所定時間が経過したか否か、及び/又は前記利用者の前記視線が前記所定範囲内にない所定範囲外状態から前記所定範囲内状態に切り換わる回数が所定回数に達したか否か、を判定する判定部と、
前記視線リハビリテーションを開始した時刻から所定時間が経過した、及び/又は前記利用者の前記視線が前記所定範囲内にない所定範囲外状態から前記所定範囲内状態に切り換わる回数が所定回数に達した、と判定された場合に、前記利用者が身体及び/又は前記身体のいずれかの部位を動かす身体リハビリテーションを行う標的となる第3画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記第3画像を注視して前記身体リハビリテーションを行う前記利用者の前記身体及び/又は前記身体のいずれかの部位の動きに関する動き情報を受信する動き受信部と、
前記動き受信部で検出される前記動き情報に応じて移動する第4画像を前記表示部に表示させる第3制御部と、
前記第4画像の表示位置が前記第3画像の表示範囲から特定範囲内にある特定範囲内状態が特定時間以上継続されたときに、前記第3画像及び前記第4画像とは異なり、かつ、前記身体リハビリテーションに成功したことを示す第5画像を前記表示部で表示させる第4制御部と、
を有する、リハビリテーション装置。 - 前記動き受信部が受信する前記動き情報は、前記利用者による手を開く動作の情報及び手を閉じる動作の情報を含み、
前記第4制御部は、前記特定範囲内状態において前記手を開く動作及び/又は手を閉じる動作に関する情報を前記動き受信部が受信したときに、前記第5画像を表示する、請求項1に記載のリハビリテーション装置。 - 前記動き受信部が受信する前記動き情報は、前記利用者が前記表示部に触れた位置の情報を含み、
前記第3制御部は、前記表示部に触れた位置に応じて前記第4画像を移動させる、請求項1又は2に記載のリハビリテーション装置。 - 利用者により注視される表示部を有するリハビリテーション装置の制御部に、
前記利用者が視線を動かす標的となる第1画像を前記表示部に表示させる第1制御ステップと、
前記利用者が前記表示部を注視して前記視線を動かす視線リハビリテーションを行う場合に、前記利用者の前記視線に関する視線情報を受信する視線受信ステップと、
前記利用者の前記視線が前記第1画像の表示範囲から所定範囲内にある所定範囲内状態が所定時間以上継続されたときに、前記第1画像とは異なり、かつ、前記視線リハビリテーションが成功したことを示す第2画像を前記表示部に表示させる第2制御ステップと、
前記視線リハビリテーションを開始した時刻から所定時間が経過したか否か、及び/又は前記利用者の前記視線が前記所定範囲内にない所定範囲外状態から前記所定範囲内状態に切り換わる回数が所定回数に達したか否か、を判定する判定ステップと、
前記視線リハビリテーションを開始した時刻から所定時間が経過した、及び/又は前記利用者の前記視線が前記所定範囲内にない所定範囲外状態から前記所定範囲内状態に切り換わる回数が所定回数に達した、と判定された場合に、前記利用者が身体及び/又は前記身体のいずれかの部位を動かす身体リハビリテーションを行う標的となる第3画像を前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
前記第3画像を注視して前記身体リハビリテーションを行う前記利用者の前記身体及び/又は前記身体のいずれかの部位の動きに関する動き情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで検出される前記動き情報に応じて移動する第4画像を前記表示部に表示させる第3制御ステップと、
前記第4画像の表示位置が前記第3画像の表示範囲から特定範囲内にある特定範囲内状態が特定時間以上継続されたときに、前記第3画像及び前記第4画像とは異なり、かつ、前記身体リハビリテーションに成功したことを示す第5画像を前記表示部で表示させる第4制御ステップと、
を実行させる、プログラム。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08257080A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-08 | Minolta Co Ltd | 視力回復訓練装置 |
JP2006325740A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Nagasaki Univ | リハビリテーション支援システム及びプログラム |
JP2017158866A (ja) * | 2016-03-10 | 2017-09-14 | 株式会社Jvcケンウッド | 診断支援装置、診断支援方法、トレーニング支援装置、及びトレーニング支援方法 |
JP2018508251A (ja) * | 2015-01-23 | 2018-03-29 | ネオフェクト シーオー., エルティーディー.NEOFECT Co., LTD. | 手のリハビリ運動システム及び方法 |
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2020
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