JP6987566B2 - 作業システム及び作業システムの作業方法 - Google Patents

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本発明は、作業対象物に対して作業を行う作業システム及び作業システムの作業方法に関するものである。
従来、作業対象物に対して作業を行う作業システムとして、部品をピッキングする自動ピッキング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この自動ピッキング装置では、計測装置により部品の視覚情報を取得し、視覚情報に基づいて部品の中で最も高い位置にある最上部品を選定する。そして、自動ピッキング装置は、最上部品を移動する命令と、部品の位置情報及び姿勢情報に基づいて、ロボットの動作を制御している。
特開2012−517779号公報
ところで、部品等の作業対象物に対して、ロボット等の作業部が作業を行う場合、作業部の周辺環境が、高線量または火災等により人の立ち入りが困難な厳しい環境(以下、極限環境という)下となる場合がある。この場合、作業対象物の計測装置として、例えば、部品との位置関係を測距する測距センサを用いる場合、極限環境下において測距センサを長時間使用すると、測距センサに異常が発生したり、測距センサが損傷したりする可能性がある。
また、極限環境下においては、平時の周辺環境と大きく異なる可能性が高く、周辺環境に障害物が発生する等、周辺環境が未知となる場合がある。この場合、ロボット等の作業部が作業を行うにあたり、ロボットが障害物に物理的に干渉する可能性がある。
そこで、本発明は、厳しい周辺環境下において、測距部に与えられる影響を軽減すると共に、未知となる周辺環境下においても、周辺環境に対する物理的な干渉を抑制して、作業対象物に対する作業を好適に行うことができる作業システム及び作業システムの作業方法を提供することを課題とする。
本発明の作業システムは、周辺環境を測距する第1測距部と、前記周辺環境に存在する作業対象物を測距する第2測距部と、前記作業対象物へ向かって移動して作業を行う作業部と、前記第1測距部により前記周辺環境を測距する計測状態と、前記第1測距部を前記周辺環境から遮蔽する遮蔽状態と、で切り替える第1切替部と、前記第2測距部により前記作業対象物を測距する計測状態と、前記第2測距部を前記周辺環境から遮蔽する遮蔽状態と、で切り替える第2切替部と、前記第1測距部による計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させる移動部と、前記第1測距部及び前記第2測距部の計測結果に基づいて、各部を制御する制御部と、を備え、前記第1測距部は、前記第2測距部に対して計測点が粗となり、前記第2測距部に対して測定距離が長いものであり、前記第2測距部は、前記第1測距部に対して計測点が密となり、前記第1測距部に対して測定距離が短いものであることを特徴とする。
この構成によれば、第1測距部により周辺環境を広範囲に亘って迅速に計測することができる。このとき、第1切替部は、計測時において、第1測距部を計測状態にでき、一方で、非計測時において、第1測距部を遮蔽状態にできる。また、第2測距部により作業対象物の形状を精度よく計測することができる。このとき、第2切替部は、第1切替部と同様に、計測時において、第2測距部を計測状態にでき、一方で、非計測時において、第2測距部を遮蔽状態にできる。このように、第1測距部と第2測距部とで測距部の暴露時間を最小限にできる為、極限環境下においても、第1測距部及び第2測距部に与えられる影響を軽減することができる。また、第1測距部により周辺環境を測距することができるため、周辺環境が未知である場合であっても、周辺環境を適切に把握することができ、周辺環境に対する物理的な干渉を抑制することができる。さらに、第2測距部により作業対象物の形状を精度よく計測できるため、作業部による作業対象物への作業を好適に行うことができる。なお、第1測距部と第2測距部とは、別体となる個別の測距センサであってもよいし、単一の筐体に格納されたものであってもよく、特に限定されない。
また、前記第2測距部は、前記作業部に取り付けられ、前記作業部は、前記第1測距部の計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させ、前記第2測距部の計測結果に基づいて、前記作業対象物へ向かって移動して作業を行うことが好ましい。
この構成によれば、作業部を移動部として用いることができるため、作業部と移動部とを個別に設ける必要がないことから、システム構成を簡易なものにすることができる。
また、前記周辺環境は、天井を有する建屋であり、前記第1測距部は、前記天井に設置されることが好ましい。
この構成によれば、第1測距部を天井に設置することで、周辺環境を全体的に俯瞰することができる。
また、前記移動部は、移動体であり、前記作業部及び前記第1測距部は、前記移動体に取り付けられ、前記第2測距部は、前記作業部または前記移動体に取り付けられ、前記移動体は、前記第1測距部の計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させ、前記作業部は、前記第2測距部の計測結果に基づいて、前記作業対象物へ向かって移動して作業を行うことが好ましい。
この構成によれば、移動体により周辺環境を移動することで、作業対象物を探索することができる。また、第2測距部によって作業対象物を測距する場合、移動体の移動により、作業対象物に対する第2測距部の位置を変更することができるため、作業対象物の形状を死角なく計測することが可能となる。
また、前記作業部は、先端にエンドエフェクタが設けられる多軸マニピュレータであることが好ましい。
この構成によれば、作業対象物に対して自由度の高い作業を行うことができる。
また、前記第1切替部及び前記第2切替部は、前記第1測距部及び前記第2測距部を露出させる開口を開放して前記計測状態とする一方で、前記開口を閉塞して前記遮蔽状態とするシャッター機構であることが好ましい。
この構成によれば、シャッター機構を開閉することで、第1測距部及び第2測距部の計測状態と遮蔽状態とを簡単に切り替えることができる。
また、オペレータに向かって情報を表示する表示部を、さらに備え、前記制御部は、前記第1測距部の計測結果に基づいて計測地図情報を生成し、前記第2測距部の計測結果に基づいて前記作業対象物のモデルとなる作業対象物モデルを生成し、前記作業部のモデルとなる作業部モデルを生成し、生成した前記計測地図情報と前記作業対象物モデルと前記作業部モデルとを重畳させて、前記表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、計測地図情報と作業対象物モデルと作業部モデルとを重畳させて表示部に表示させることで、オペレータに与える情報の視認性を向上させることができる。
また、前記制御部は、前記第1測距部の計測状態時における計測結果に基づいて前記計測地図情報を生成し、前記第2測距部の計測状態時における計測結果に基づいて前記作業対象物モデルを生成することが好ましい。
この構成によれば、第1測距部及び第2測距部の計測状態においては、第1測距部及び第2測距部と制御部との間で通信を行って、計測地図情報及び作業対象物モデルを生成することができる。一方で、第1測距部及び第2測距部の遮蔽状態においては、計測結果が得られないため、第1測距部及び第2測距部と制御部との間における通信容量を軽減することができる。
また、前記制御部は、既知となる前記周辺環境の地図情報を有しており、前記第1測距部の計測結果に基づいて計測地図情報を生成し、前記計測地図情報を前記地図情報で補間することが好ましい。
この構成によれば、計測地図情報で得られなかった情報を、地図情報で補間することができるため、オペレータに与える情報の視認性をより向上させることができる。なお、計測地図情報を地図情報で補間するにあたり、第1測距部により測距された不要な計測点を除去するフィルタリング処理を行ってもよい。
また、前記制御部は、既知となる前記作業対象物の形状情報を有しており、前記第2測距部の計測結果に基づいて前記作業対象物のモデルとなる作業対象物モデルを生成し、前記作業対象物モデルを前記形状情報で補間することが好ましい。
この構成によれば、作業対象物モデルで得られなかった情報を、形状情報で補間することができるため、オペレータに与える情報の視認性をより向上させることができる。なお、作業対象物モデルを形状情報で補間するにあたり、第2測距部により測距された不要な計測点を除去するフィルタリング処理を行ってもよい。
また、オペレータにより操作される操作部を、さらに備え、前記制御部は、前記操作部の操作に基づいて、各部を制御することが好ましい。
この構成によれば、オペレータが操作部を操作することで、各部を遠隔操作することが可能となる。
また、作業に基づく行動を計画する行動計画部を、さらに備え、前記制御部は、前記行動計画部により計画された行動に基づいて、各部を自律制御することが好ましい。
この構成によれば、行動計画部により計画された行動に基づいて、各部を自律制御することが可能となる。
本発明の作業システムの作業方法は、周辺環境を測距する第1測距部と、前記周辺環境に存在する作業対象物を測距する第2測距部とを備える作業システムにより前記作業対象物に対して作業を行う作業システムの作業方法であって、前記第1測距部は、前記第2測距部に対して計測点が粗となり、前記第2測距部に対して測定距離が長いものであり、前記第2測距部は、前記第1測距部に対して計測点が密となり、前記第1測距部に対して測定距離が短いものであり、前記第1測距部を、前記周辺環境を測距可能な状態とする第1測距許可工程と、前記第1測距部により、前記周辺環境を測距する第1測距工程と、前記第1測距部を、前記周辺環境から遮蔽した状態とする第1測距遮蔽工程と、前記第1測距部による計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させる第2測距部移動工程と、前記第2測距部を、前記作業対象物を測距可能な状態とする第2測距許可工程と、前記第2測距部により、前記作業対象物を測距する第2測距工程と、前記第2測距部を、前記周辺環境から遮蔽した状態とする第2測距遮蔽工程と、前記第1測距部及び前記第2測距部の計測結果に基づいて、前記作業対象物に対して作業を行う作業工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1測距工程により周辺環境を広範囲に亘って迅速に計測することができる。このとき、計測時において、第1測距許可工程を行うことで、第1測距部を計測状態にでき、一方で、非計測時において、第1測距遮蔽工程を行うことで、第1測距部を遮蔽状態にできる。また、第2測距工程により作業対象物の形状を精度よく計測することができる。このとき、計測時において、第2測距許可工程を行うことで、第2測距部を計測状態にでき、一方で、非計測時において、第2測距遮蔽工程を行うことで、第2測距部を遮蔽状態にできる。このように、第1測距部と第2測距部とで役割分担をすることができるため、極限環境下においても、第1測距部及び第2測距部に与えられる影響を軽減することができる。また、第1測距工程により周辺環境を測距することができるため、周辺環境が未知である場合であっても、周辺環境を適切に把握することができ、周辺環境に対する物理的な干渉を抑制することができる。さらに、第2測距工程により作業対象物の形状を精度よく計測できるため、作業部による作業対象物への作業を好適に行うことができる。
図1は、実施形態1に係る作業システムにおいて第1測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。 図2は、実施形態1に係る作業システムにおいて第2測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。 図3は、実施形態1に係る作業システムの動作を示すブロック図である。 図4は、実施形態1に係る作業システムの動作を示すフローチャートである。 図5は、実施形態2に係る作業システムの動作を示すブロック図である。 図6は、実施形態2に係る作業システムの表示部に表示される画像を示す図である。 図7は、実施形態2に係る作業システムの表示部に係る動作を示すフローチャートである。 図8は、実施形態3に係る作業システムの動作を示すブロック図である。 図9は、実施形態3に係る作業システムの動作を示すフローチャートである。 図10は、実施形態4に係る作業システムにおいて第1測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。 図11は、実施形態4に係る作業システムにおいて第2測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。 図12は、実施形態4に係る作業システムの動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る作業システムにおいて第1測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。図2は、実施形態1に係る作業システムにおいて第2測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。図3は、実施形態1に係る作業システムの動作を示すブロック図である。図4は、実施形態1に係る作業システムの動作を示すフローチャートである。
実施形態1に係る作業システム1は、周辺環境に存在する作業対象物に作業を行うシステムである。作業システム1は、周辺環境として建屋内または設備内を対象としており、人の立ち入りが困難となる周辺環境を対象としている。具体的に、周辺環境は、例えば、高線量となる原子力施設、火災が発生したプラント施設等であり、いわゆる極限環境下を想定している。このような極限環境下においては、周辺環境が平時の状態から大きく異なっている状態となる可能性があり、例えば、周辺環境に障害物等が存在する場合がある。実施形態1に係る作業システム1は、上記のような極限環境下において運用されるシステムとなっている。ここで、作業システム1の説明に先立ち、周辺環境について説明する。
図1及び図2に示すように、実施形態1において、周辺環境は、天井5を有する建屋6となっており、建屋6内に設けられる空間7に、複数の作業対象物8が乱雑に配置された状態となっている。
作業システム1は、マニピュレータ(作業部及び移動部)10と、第1測距センサ(第1測距部)11と、第2測距センサ(第2測距部)12と、表示部13と、操作部14と、制御部15とを備えている。ここで、実施形態1の作業システム1は、操作部14の操作に基づいて、制御部15がマニピュレータ10の動作を制御するシステムとなっており、オペレータによりマニピュレータ10を手動操作している。
マニピュレータ10は、多軸マニピュレータであり、その基部が建屋6の天井に固定して取り付けられ、その先端にエンドエフェクタ16が取り付けられている。マニピュレータ10は、制御部15に電気的に接続され、制御部15からの動作指示に基づいて動作する。
第1測距センサ11は、マニピュレータ10の基部を介して天井5に固定して取り付けられる。第1測距センサ11は、3次元測距センサが用いられ、例えば、レーザースキャナーセンサ、または、3次元距離画像センサ等が適用される。第1測距センサ11は、周辺環境を測距するセンサであり、実施形態1においては、図1に示すように、建屋6内の空間7を測距している。第1測距センサ11は、第2測距センサ12に対して計測点が粗となり、第2測距センサ12に対して測定距離が長いものとなっている。
また、この第1測距センサ11には、第1シャッター機構(第1切替部)17が設けられている。第1シャッター機構17は、第1測距センサ11により周辺環境を測距する計測状態と、第1測距センサ11を周辺環境から遮蔽する遮蔽状態と、で切り替える機構である。具体的に、第1シャッター機構17は、第1測距センサ11を覆う筐体に設けられた開口を開閉する機構となっている。つまり、第1シャッター機構17は、第1測距センサ11を周辺環境に露出させるべく、筐体に設けられた開口を開放することで、第1測距センサ11を計測状態とする。一方で、第1シャッター機構17は、第1測距センサ11を周辺環境から遮蔽すべく、筐体に設けられた開口を閉塞することで、第1測距センサ11を遮蔽状態とする。第1シャッター機構17は、制御部15に電気的に接続され、制御部15からの開閉指示に基づいて開閉動作する。具体的に、制御部15は、第1シャッター機構17を開放させて、第1測距センサ11を計測状態とし、計測状態となった第1測距センサ11による周辺環境の測距を実行させる。一方で、制御部15は、第1シャッター機構17を閉塞させて、第1測距センサ11を遮蔽状態とし、遮蔽状態となった第1測距センサ11による周辺環境の測距を実行させない。
なお、実施形態1では、第1シャッター機構17により、第1測距センサ11を計測状態と閉塞状態とで切り替えたが、この構成に限定されない。例えば、潜望鏡のように、第1測距センサ11を出没させることで、第1測距センサ11を計測状態と遮蔽状態とで切り替えてもよい。つまり、第1測距センサ11を突出させて露出させることにより計測状態とし、第1測距センサ11を没入させることにより遮蔽状態としてもよい。
第2測距センサ12は、マニピュレータ10の先端に取り付けられるエンドエフェクタ16に固定されている。第2測距センサ12は、第1測距センサ11と同様に、3次元測距センサが用いられ、例えば、レーザースキャナーセンサ、または、3次元距離画像センサ等が適用される。第2測距センサ12は、図2に示すように、作業対象物8を測距するセンサである。第2測距センサ12は、第1測距センサ11に対して計測点が密となり、第1測距センサ11に対して測定距離が短いものとなっている。
また、この第2測距センサ12には、第2シャッター機構(第2切替部)18が設けられている。第2シャッター機構18は、第2測距センサ12により作業対象物8を測距する計測状態と、第2測距センサ12を周辺環境から遮蔽する遮蔽状態と、で切り替える機構である。具体的に、第2シャッター機構18は、第1シャッター機構17と同様に、第2測距センサ12を覆う筐体に設けられた開口を開閉する機構となっている。なお、第2シャッター機構18については、第1シャッター機構17と同様であるため、説明を省略する。第2シャッター機構18は、制御部15に電気的に接続され、制御部15からの開閉指示に基づいて開閉動作する。具体的に、制御部15は、第2シャッター機構18を開放させて、第2測距センサ12を計測状態とし、計測状態となった第2測距センサ12による作業対象物8の測距を実行させる。一方で、制御部15は、第2シャッター機構18を閉塞させて、第2測距センサ12を遮蔽状態とし、遮蔽状態となった第2測距センサ12による作業対象物8の測距を実行させない。
制御部15は、マニピュレータ10、第1測距センサ11、第2測距センサ12、表示部13及び操作部14にそれぞれ、電気的に接続されている。ここで、制御部15は、マニピュレータ10の操作に関して、オペレータの視認性を向上させるべく、表示部13の表示を下記のようにしている。
ここで、図3について説明する。オペレータが操作する操作部14としては、操作端末が用いられており、また、オペレータに情報を表示する表示部13としては、表示端末が用いられている。ここで、制御部15は、操作端末に設けられる制御部、表示端末に設けられる制御部、その他の制御部を用いてもよく、特に限定されない。
制御部15は、操作端末の操作に基づいて第1測距センサ11による測距が行われると、第1測距センサ11の計測結果、つまり、第1測距センサ11の測距により得られた計測点の点群(センサデータ)に基づいて、周辺環境(建屋6内の空間7)の計測地図情報を生成する。また、制御部15は、操作端末の操作に基づいて第2測距センサ12による測距が行われると、第2測距センサ12の計測結果、つまり、第2測距センサ12の測距により得られた計測点の点群(センサデータ)に基づいて、作業対象物8のモデルとなる作業対象物モデルを生成する。さらに、制御部15は、操作端末の操作に基づいてマニピュレータ10による動作が行われると、マニピュレータ10に設けられるアクチュエータから得られる移動量に関する情報に基づいて、マニピュレータ10のモデルとなるマニピュレータモデル(作業部モデル)を生成する。
ここで、既知となる周辺環境の地図情報がある場合、制御部15は、この地図情報を取得する。そして、制御部15は、生成した計測地図情報を、取得した地図情報で補間する。この後、制御部15は、補間した計測地図情報と、作業対象物モデルと、マニピュレータモデルとを重畳させて、表示端末(表示部13)に表示させる。
次に、図4を参照して、上記の作業システム1による作業方法に関する動作フローについて説明する。先ず、制御部15は、第1シャッター機構17により筐体に設けられた開口を開放して、第1測距センサ11を計測状態とする(ステップS1:第1測距許可工程)。続いて、制御部15は、第1測距センサ11により周辺環境を測距する(ステップS2:第1測距工程)。制御部15は、第1測距センサ11による測距が完了すると、第1シャッター機構17により筐体に設けられた開口を閉塞して、第1測距センサ11を遮蔽状態とする(ステップS3:第1測距遮蔽工程)。この後、制御部15は、計測地図情報を生成する(ステップS4)。そして、制御部15は、生成した計測地図情報を、既知となる地図情報で補間する(ステップS5)。
制御部15は、補間後の計測地図情報を視認して操作するオペレータの操作部14の操作に基づいて、マニピュレータ10の先端にあるエンドエフェクタ16を、作業対象物8に向かって移動させる(ステップS6)。このとき、オペレータは、周辺環境とマニピュレータ10との物理的な干渉を回避するように、マニピュレータ10を操作する。そして、制御部15は、作業対象物8にエンドエフェクタ16がアクセスできたか否かを判定する(ステップS7)。この判定では、制御部15がエンドエフェクタ16と作業対象物8との位置関係に基づいて自動的に判定してもよいし、オペレータが作業対象物8にエンドエフェクタ16がアクセスできたか否かを判定して、その判定結果を制御部15に操作部14から入力してもよい。
制御部15は、ステップS7において、作業対象物8にエンドエフェクタ16がアクセスできていない(ステップS7:No)と判定すると、再びステップS6に進み、作業対象物8にエンドエフェクタ16がアクセスするまで、ステップS6及びステップS7を繰り返し実行する。
制御部15は、ステップS7において、作業対象物8にエンドエフェクタ16がアクセスできた(ステップS7:Yes)と判定すると、第2シャッター機構18により筐体に設けられた開口を開放して、第2測距センサ12を計測状態とする(ステップS8:第2測距許可工程)。続いて、制御部15は、第2測距センサ12により作業対象物8を測距する(ステップS9:第2測距工程)。制御部15は、第2測距センサ12による測距が完了すると、第2シャッター機構18により筐体に設けられた開口を閉塞して、第2測距センサ12を遮蔽状態とする(ステップS10:第2測距遮蔽工程)。この後、制御部15は、作業対象物8に作業を実行可能な程度に、作業対象物8を計測できたか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11では、例えば、第2測距センサ12の計測結果から、作業対象物8に作業を行う上で、十分な計測点の数が取れているか否かを判定する。
制御部15は、ステップS11において、作業対象物8を計測できていないと判定する(ステップS11:No)と、再びステップS6に進み、作業対象物8を計測できたと判定するまで、ステップS6からステップS11を繰り返し実行する。
制御部15は、ステップS11において、作業対象物8を計測できていると判定する(ステップS11:Yes)と、エンドエフェクタ16により作業対象物8に作業(例えば、把持作業)を実行する(ステップS12)。そして、制御部15は、作業対象物8への作業が完了したか否かを判定する(ステップS13)。制御部15は、ステップS13において、作業対象物8に対する作業が完了していないと判定する(ステップS13:No)と、ステップS12に進み、作業が完了したと判定するまで、ステップS12及びステップS13を繰り返し実行する。一方で、制御部15は、ステップS13において、作業対象物8に対する作業が完了したと判定すると、一連の動作フローを終了する。
以上のように、実施形態1によれば、第1測距センサ11により周辺環境を広範囲に亘って迅速に計測することができる。このとき、第1シャッター機構17は、計測時において、第1測距センサ11を計測状態にでき、一方で、非計測時において、第1測距センサ11を遮蔽状態にできる。また、第2測距センサ12により作業対象物8の形状を精度よく計測することができる。このとき、第2シャッター機構18は、計測時において、第2測距センサ12を計測状態にでき、一方で、非計測時において、第2測距センサ12を遮蔽状態にできる。このように、第1測距センサ11と第2測距センサ12とで役割分担をすることで測距部の暴露時間を最小限にできるため、極限環境下においても、第1測距センサ11及び第2測距センサ12に与えられる影響を軽減することができる。また、第1測距センサ11により周辺環境を測距することができるため、周辺環境が未知である場合であっても、周辺環境を適切に把握することができ、周辺環境に対するマニピュレータ10への物理的な干渉を抑制することができる。さらに、第2測距センサ12により作業対象物8の形状を精度よく計測できるため、マニピュレータ10による作業対象物8への作業を好適に行うことができる。
また、実施形態1によれば、第2測距センサ12の作業対象物8への移動を、マニピュレータ10で行うことができるため、第2測距センサ12を移動するための気孔を設ける必要がなく、システム構成を簡易なものにすることができる。
また、実施形態1によれば、第1測距センサ11を、建屋6の天井5に設置することで、周辺環境を全体的に俯瞰することができる。
また、実施形態1によれば、先端にエンドエフェクタ16が設けられる多軸型のマニピュレータ10を用いることで、作業対象物8に対して自由度の高い作業を行うことができる。
また、実施形態1によれば、各シャッター機構17,18を開閉することで、第1測距センサ11及び第2測距センサ12の計測状態と遮蔽状態とを簡単に切り替えることができる。
また、実施形態1によれば、表示部13において、計測地図情報と作業対象物モデルとマニピュレータモデルとを重畳させて表示させることができるため、オペレータに与える情報の視認性を向上させることができる。
また、実施形態1によれば、制御部15は、第1測距センサ11及び第2測距センサ12の計測状態時に計測を行う一方で、遮蔽状態時に計測を行わないため、第1測距センサ11及び第2測距センサ12と制御部15との間における通信容量を軽減することができる。
また、実施形態1によれば、計測地図情報で得られなかった情報を、地図情報で補間することができるため、オペレータに与える情報の視認性をより向上させることができる。
また、実施形態1によれば、オペレータが操作部14を操作することで、マニピュレータ10を遠隔操作することが可能となる。
なお、実施形態1において、第2測距センサ12は、マニピュレータ10に設けられ、マニピュレータ10により第2測距センサ12を作業対象物8へ向かって移動させたが、この構成に限定されず、マニピュレータ10とは異なる移動機構により、第2測距センサ12を作業対象物8へ向かって移動させてもよい。
[実施形態2]
次に、図5から図7を参照して、実施形態2に係る作業システム1について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図5は、実施形態2に係る作業システムの動作を示すブロック図である。図6は、実施形態2に係る作業システムの表示部に表示される画像を示す図である。図7は、実施形態2に係る作業システムの表示部に係る動作を示すフローチャートである。
実施形態2に係る作業システム1では、実施形態1の作業対象物モデルを、既知となる作業対象物8の形状情報に基づいて補間を行っている。また、実施形態2に係る作業システム1では、計測地図情報と、作業対象物モデルとをフィルタリング処理した後、作業対象物モデルと既知となる作業対象物8の形状情報とをマッチング処理して、表示部13に表示させている。
具体的に、制御部15は、計測地図情報を生成すると、生成した計測地図情報に含まれる複数の計測点の中から、不要な計測点を除去するフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理された計測地図情報を、表示部13に表示させる。
また、制御部15は、作業対象物モデルを生成すると、生成した作業対象物モデルに含まれる複数の計測点の中から、ノイズが多い場合、又は点群数膨大による計算負荷増大の場合等における対応として、フィルタリング処理を行っても良い。そして、制御部15は、フィルタリング処理された作業対象物モデルを、既知となる作業対象物8の形状に関する形状情報で補間するマッチング処理を実行する。そして、制御部15は、補間後の作業対象物モデルを、表示部13に表示させる。
ここで、図6を参照して、表示部13に表示される画像について説明する。図6は、生成されたマニピュレータモデル10aと、フィルタリング処理された計測地図情報と、補間後の作業対象物モデル8aと、を重畳させた画像となっている。このような画像とすることで、作業対象物モデル8aにおいては、第2測距センサ12により計測不能な部位を、作業対象物8の形状情報で補間できるため、オペレータにとって視認性のよいものとなる。
次に、図7を参照して、実施形態2に係る作業システム1の作業方法に関する一例の動作フローについて説明する。先ず、制御部15は、フィルタリング処理後の計測地図情報を取得する(ステップS15)。続いて、制御部15は、マニピュレータ10に設けられるアクチュエータから得られる移動量に関する情報を取得すると共に、第2測距センサ12のセンサデータを取得する(ステップS16)。次に、制御部15は、ステップS16において取得した情報に基づいて、マニピュレータモデルを生成すると共に、作業対象物モデルを生成し、生成したマニピュレータモデルと作業対象物モデルとを、最新のモデルであるとして更新する(ステップS17)。そして、制御部15は、モデルの更新に関する終了の要求があるか否かを判定し(ステップS18)、終了の要求が無いと判定する(ステップS18:No)と、ステップS12に進み、終了の要求があるまで、ステップS12からステップS14を繰り返し実行する。一方で、制御部15は、モデルの更新に関する終了の要求があると判定する(ステップS18:Yes)と、一連の動作フローを終了する。
以上のように、実施形態2によれば、作業対象物モデルで得られなかった情報を、形状情報で補間することができるため、オペレータに与える情報の視認性をより向上させることができる。
[実施形態3]
次に、図8及び図9を参照して、実施形態3に係る作業システム1について説明する。なお、実施形態3では、重複した記載を避けるべく、実施形態1及び2と異なる部分について説明し、実施形態1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図8は、実施形態3に係る作業システムの動作を示すブロック図である。図9は、実施形態3に係る作業システムの動作を示すフローチャートである。
実施形態1では、オペレータによりマニピュレータ10を手動操作していたが、実施形態3の作業システム1では、自律制御によりマニピュレータ10を自動操作している。
具体的に、作業システム1は、図8に示すように、マニピュレータ10の作業に基づく行動を計画する行動計画部を備えている。そして、制御部15は、行動計画部により計画された行動に基づいて、オペレータに代わって、マニピュレータ10、第1測距センサ11及び第2測距センサ12に対して、動作指示を行うことにより、各部を自律制御している。
次に、図9を参照して、実施形態3の作業システム1の作業方法に関する一例の動作フローについて説明する。なお、図9に示す各ステップは、実施形態1に示す各ステップと重複するステップがあるため、重複するステップについては説明を省略する。
先ず、制御部15は、実施形態1のステップS1からステップS5を実行する。続いて、制御部15は、補間後の計測地図情報が生成されると、行動計画部により計画された作業対象物8までの移動に関する行動計画を取得する(ステップS26)。続いて、制御部15は、取得した行動計画に基づくマニピュレータ10の動作が、計測地図情報に基づく周辺環境との間で、物理的な干渉が無いか否かを判定する(ステップS27)。
制御部15は、ステップS27において、マニピュレータ10と周辺環境との間で、物理的な干渉があると判定する(ステップS27:No)と、再びステップS26に進み、行動計画部により新たに計画された行動計画を取得し、物理的な干渉が無いと判定されるまで、ステップS26及びステップS27を繰り返し実行する。一方で、制御部15は、ステップS27において、マニピュレータ10と周辺環境との間で、物理的な干渉が無いと判定する(ステップS27:Yes)と、実施形態1のステップS6からステップS10を順に実行する。
制御部15は、ステップS10の後、第2測距センサ12の計測結果に基づいて、作業対象物8の位置及び姿勢の推定を実行し(ステップS28)、作業対象物8の位置及び姿勢が推定できるか否かを判定する(ステップS29)。制御部15は、ステップS29において、作業対象物8の位置及び姿勢が推定できない(ステップS29:No)と判定すると、再びステップS26に進み、作業対象物8の位置及び姿勢が推定できるまで、ステップS26からステップS29を繰り返し実行する。
制御部15は、ステップS29において、作業対象物8の位置及び姿勢が推定できる(ステップS29:Yes)と判定すると、行動計画部により計画された作業対象物8への作業に関する行動計画を取得する(ステップS30)。制御部15は、取得した行動計画に基づくマニピュレータ10の作業が、作業対象物8に対して実行できるか否かを判定する(ステップS31)。制御部15は、ステップS31において、マニピュレータ10が作業対象物8に対して作業できないと判定する(ステップS31:No)と、再びステップS30に進み、行動計画部により新たに計画された行動計画を取得し、マニピュレータ10が作業対象物8に対して作業できると判定されるまで、ステップS30及びステップS31を繰り返し実行する。制御部15は、ステップS31において、マニピュレータ10が作業対象物8に対して作業できると判定する(ステップS31:Yes)と、実施形態1のステップS12及びステップS13を実行する。そして、制御部15は、ステップS13において、マニピュレータ10による作業対象物8への作業が完了したと判定すると、一連の動作フローを終了する。
以上のように、実施形態3によれば、制御部15は、行動計画部により計画された行動に基づいて、各部を自律制御することが可能となり、作業システム1の自動化及び無人化を図ることができる。
[実施形態4]
次に、図10から図12を参照して、実施形態4に係る作業システム1について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1から3と異なる部分について説明し、実施形態1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図10は、実施形態4に係る作業システムにおいて第1測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。図11は、実施形態4に係る作業システムにおいて第2測距センサを用いたときの状態を示す説明図である。図12は、実施形態4に係る作業システムの動作を示すフローチャートである。
実施形態1では、マニピュレータ10及び第1測距センサ11を、建屋6の天井5に固定したが、実施形態4では、マニピュレータ10及び第1測距センサ11を、移動体30に搭載している。
具体的に、作業システム1は、マニピュレータ(作業部及び移動部)10と、第1測距センサ(第1測距部)11と、第2測距センサ(第2測距部)12と、表示部13と、制御部15と、移動体30(移動部)を備えている。ここで、実施形態4の作業システム1は、制御部15が各部の動作を自律制御するシステムとなっており、自動化されたシステムとなっている。
移動体30は、周辺環境を移動可能な移動車両であり、第1測距センサ11により周辺環境を測距しながら、周辺環境を移動している。マニピュレータ10は、その基部が移動体30に固定して取り付けられている。
第1測距センサ11は、マニピュレータ10の基部を介して移動体30に固定して取り付けられている。第1測距センサ11は、実施形態4において、図10に示すように、周辺環境の床面及び床面に存在する障害物等を測距している。なお、第1測距センサ11の機能については、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
第2測距センサ12は、マニピュレータ10の先端に取り付けられるエンドエフェクタ16に固定されている。第2測距センサ12は、実施形態4において、図11に示すように、作業対象物8を測距するセンサである。ここで、第2測距センサ12は、移動体30によって作業対象物8へ向かって移動すると共に、マニピュレータ10の動作によって作業対象物へ向かって移動することから、移動体30及びマニピュレータ10が、第2測距センサ12を移動させる移動部として機能している。
次に、図12を参照して、実施形態4の作業システム1の作業方法に関する一例の動作フローについて説明する。なお、図12に示す各ステップは、実施形態3の図9に示す各ステップと重複するステップがあるため、重複するステップについては説明を省略する。
先ず、制御部15は、実施形態3のステップS1からステップS7を実行する。制御部15は、作業対象物8にエンドエフェクタ16がアクセスできたと判定すると、移動体30の自己位置を推定すると共に、最新の計測地図情報に更新する。この後、制御部15は、実施形態3のステップS8からステップS13を実行する。そして、制御部15は、ステップS13において、マニピュレータ10による作業対象物8への作業が完了したと判定すると、一連の動作フローを終了する。
以上のように、実施形態4によれば、移動体30により周辺環境を移動することで、作業対象物8を探索することができる。また、第2測距センサ12によって作業対象物8を測距する場合、作業対象物8の測距が不十分であれば、ステップS26における新たな行動計画に基づいて移動体30を移動させることにより、作業対象物8に対する第2測距センサ12の位置を変更することができるため、作業対象物8の形状を死角なく計測することが可能となる。
1 作業システム
5 天井
6 建屋
7 空間
8 作業対象物
10 マニピュレータ
11 第1測距センサ
12 第2測距センサ
13 表示部
14 操作部
15 制御部
16 エンドエフェクタ
17 第1シャッター機構
18 第2シャッター機構
30 移動体

Claims (12)

  1. 周辺環境を測距する第1測距部と、
    前記周辺環境に存在する作業対象物を測距する第2測距部と、
    前記作業対象物へ向かって移動して作業を行う作業部と、
    前記第1測距部により前記周辺環境を測距する計測状態と、前記第1測距部を前記周辺環境から遮蔽する遮蔽状態と、で切り替える第1切替部と、
    前記第2測距部により前記作業対象物を測距する計測状態と、前記第2測距部を前記周辺環境から遮蔽する遮蔽状態と、で切り替える第2切替部と、
    前記第1測距部による計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させる移動部と、
    前記第1測距部及び前記第2測距部の計測結果に基づいて、各部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1測距部は、前記第2測距部に対して計測点が粗となり、前記第2測距部に対して測定距離が長いものであり、
    前記第2測距部は、前記第1測距部に対して計測点が密となり、前記第1測距部に対して測定距離が短いものであり、
    前記制御部は、
    前記第1測距部の計測状態時における計測結果に基づいて計測地図情報を生成し、
    前記第2測距部の計測状態時における計測結果に基づいて作業対象物モデルを生成し、
    前記作業対象物モデルに基づいて、前記作業対象物の位置及び姿勢の推定を実行し、前記作業対象物の位置及び姿勢が推定できるまで、前記第2測距部による計測を実行することを特徴とする作業システム。
  2. 前記第2測距部は、前記作業部に取り付けられ、
    前記移動部は、前記作業部であり、
    前記作業部は、前記第1測距部の計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させ、前記第2測距部の計測結果に基づいて、前記作業対象物へ向かって移動して作業を行うことを特徴とする請求項1に記載の作業システム。
  3. 前記周辺環境は、天井を有する建屋であり、
    前記第1測距部は、前記天井に設置されることを特徴とする請求項1または2に記載の作業システム。
  4. 前記移動部は、移動体であり、
    前記作業部及び前記第1測距部は、前記移動体に取り付けられ、
    前記第2測距部は、前記作業部または前記移動体に取り付けられ、
    前記移動体は、前記第1測距部の計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させ、
    前記作業部は、前記第2測距部の計測結果に基づいて、前記作業対象物へ向かって移動して作業を行うことを特徴とする請求項1に記載の作業システム。
  5. 前記作業部は、先端にエンドエフェクタが設けられる多軸マニピュレータであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の作業システム。
  6. 前記第1切替部及び前記第2切替部は、前記第1測距部及び前記第2測距部を露出させる開口を開放して前記計測状態とする一方で、前記開口を閉塞して前記遮蔽状態とするシャッター機構であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の作業システム。
  7. オペレータに向かって情報を表示する表示部を、さらに備え、
    前記制御部は
    記作業部のモデルとなる作業部モデルを生成し、生成した前記計測地図情報と前記作業対象物モデルと前記作業部モデルとを重畳させて、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の作業システム。
  8. 前記制御部は、既知となる前記周辺環境の地図情報を有しており、前記第1測距部の計測結果に基づいて計測地図情報を生成し、前記計測地図情報を前記地図情報で補間することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の作業システム。
  9. 前記制御部は、既知となる前記作業対象物の形状情報を有しており、前記第2測距部の計測結果に基づいて前記作業対象物のモデルとなる作業対象物モデルを生成し、前記作業対象物モデルを前記形状情報で補間することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の作業システム。
  10. オペレータにより操作される操作部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記操作部の操作に基づいて、各部を制御することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の作業システム。
  11. 作業に基づく行動を計画する行動計画部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記行動計画部により計画された行動に基づいて、各部を自律制御することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の作業システム。
  12. 周辺環境を測距する第1測距部と、前記周辺環境に存在する作業対象物を測距する第2測距部とを備える作業システムにより前記作業対象物に対して作業を行う作業システムの作業方法であって、
    前記第1測距部は、前記第2測距部に対して計測点が粗となり、前記第2測距部に対して測定距離が長いものであり、
    前記第2測距部は、前記第1測距部に対して計測点が密となり、前記第1測距部に対して測定距離が短いものであり、
    前記第1測距部を、前記周辺環境を測距可能な状態とする第1測距許可工程と、
    前記第1測距部により、前記周辺環境を測距する第1測距工程と、
    前記第1測距部を、前記周辺環境から遮蔽した状態とする第1測距遮蔽工程と、
    前記第1測距部による計測結果に基づいて、前記第2測距部を前記作業対象物へ向かって移動させる第2測距部移動工程と、
    前記第2測距部を、前記作業対象物を測距可能な状態とする第2測距許可工程と、
    前記第2測距部により、前記作業対象物を測距する第2測距工程と、
    前記第2測距部を、前記周辺環境から遮蔽した状態とする第2測距遮蔽工程と、
    前記第1測距部及び前記第2測距部の計測結果に基づいて、前記作業対象物に対して作業を行う作業工程と、を備え
    前記第1測距工程では、前記第1測距部の計測状態時における計測結果に基づいて計測地図情報を生成し、
    前記第2測距工程では、前記第2測距部の計測状態時における計測結果に基づいて作業対象物モデルを生成し、
    前記作業対象物モデルに基づいて、前記作業対象物の位置及び姿勢の推定を実行し、前記作業対象物の位置及び姿勢が推定できるまで、前記第2測距工程を実行することを特徴とする作業システムの作業方法。
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