JP6984115B2 - 掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、掃除機に関する。
下記特許文献1には、電気掃除機において、集塵袋を、掃除機本体ではなく、掃除具の管路内に着脱可能に装着する技術が開示されている。下記特許文献1には、掃除機ホース内に着脱可能な集塵袋が開示されている。
特開平6−277169号公報
特許文献1の技術では、パイプまたはホースの端部の開口から集塵袋を挿入するようにしている。特許文献1の技術では、当該パイプまたはホースを、その接続相手から取り外さなければ、集塵袋を装着することができない。このため、特許文献1の技術では、集塵袋を装着するために、煩雑な操作が必要になる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡単な操作でパイプの内部に集塵袋を装着することのできる掃除機を提供することを目的とする。
本発明に係る掃除機は、送風機と、送風機により吸い込まれる気流が通り、側壁に第一開口が形成されたパイプと、を備え、パイプの内部に装着される集塵袋を、第一開口からパイプの内部に入れることが可能である掃除機において、パイプの側壁に、第一開口とは別の第二開口がさらに形成されており、第二開口の開口面積は、第一開口の開口面積より大きく、使用後の集塵袋を第二開口からパイプの外部へ出すことが可能であるものである。
本発明によれば、簡単な操作でパイプの内部に集塵袋を装着することが可能となる。
実施の形態1による掃除機を示す斜視図である。 図1に示す掃除機が備えるパイプの一部及び集塵袋を示す模式的な斜視図である。 図1に示す掃除機が備えるパイプの一部及び集塵袋を示す模式的な斜視図である。 図1に示す掃除機が備えるパイプの一部及び集塵袋を示す模式的な斜視図である。 図1に示す掃除機に使用される集塵袋を示す模式的な斜視図である。 図1に示す掃除機のパイプの一部及び集塵袋を示す断面図である。 図1に示す掃除機に使用される集塵袋の展開図である。 図1に示す掃除機が備えるパイプ及び集塵袋を示す図である。 図1に示す掃除機が備えるパイプ及び集塵袋を示す図である。 図1に示す掃除機が備えるパイプ及び集塵袋を示す図である。 実施の形態2による掃除機を示す模式的な斜視図である。 図11に示す掃除機のパイプ及び収納部の模式的な断面図である。 図11に示す掃除機のパイプ及び収納部の模式的な断面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による掃除機1を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態の掃除機1は、本体2、ヘッド部3、及びパイプ4を備える。本体2は、吸引風を発生させる電動の送風機5と、送風機5に電力を供給する蓄電池6とを内蔵する。本体2には、ハンドル部7、ダクト部8、及び集塵部9が備えられている。ハンドル部7は、使用者が手で握るための部分である。集塵部9は、ダクト部8の下流側で空気とごみとを分離する。集塵部9は、分離されたごみを溜める。本実施の形態における集塵部9は、サイクロン式の分離器を有する。集塵部9は、このような構成に限らず、通気性を有する材料で形成された集塵袋により空気とごみとを分離するように構成されたものでもよい。
ヘッド部3は、被清掃面より塵埃を吸引する吸引開口を有する。被清掃面は、例えば、床面、絨毯、畳等である。ヘッド部3は、関節部10を介して、パイプ4の第一端に接続される。パイプ4の第一端は、関節部10に対して着脱可能でもよい。パイプ4の第二端は、本体2のダクト部8に接続される。送風機5によりヘッド部3の吸引開口から吸い込まれた気流は、パイプ4及びダクト部8の内部を通って集塵部9に到達する。本実施の形態では、パイプ4は、本体2のダクト部8に対して着脱可能である。このような構成に限らず、パイプ4が本体2から取り外しできないものでもよい。パイプ4の内部には、集塵袋11が装着可能である。本実施の形態では、パイプ4の長手方向において、本体2のダクト部8に近い位置に集塵袋11を装着可能である。このような構成に限らず、パイプ4の長手方向の中央部分に集塵袋11を装着可能にしてもよいし、パイプ4の長手方向において、ヘッド部3に近い位置に集塵袋11を装着可能にしてもよい。
図2から図4は、図1に示す掃除機1が備えるパイプ4の一部及び集塵袋11を示す模式的な斜視図である。パイプ4を通過する気流は、集塵袋11により濾過される。気流から除去されたごみが集塵袋11に溜まる。集塵袋11は、パイプ4の内部に装着できるものであるので、本体2の集塵部9に比べて、容量が小さい。容量の小さい集塵袋11は、少ない材料で作ることができるので、低コストである。このため、集塵袋11を頻繁に交換しても、使用者のコストの負担は少ない。容量の小さい集塵袋11を短期間で交換することで、ごみが長期間溜められることを防止できる。このため、長期間溜められたごみからにおいが発生するようなことを防止できる。また、虫を掃除機1で除去する場合にも集塵袋11が有用である。ここで言う虫とは、例えば、ゴキブリ、セミ、クモ、ムカデ、ヤスデなどである。虫を吸い込んだ後、虫が入った集塵袋11を捨てることで、虫が掃除機1の内部に残存するという不快感を防止できる。
本実施の形態の掃除機1は、集塵袋11をパイプ4の内部に装着しなくても使用できる。集塵袋11をパイプ4の内部に装着しない場合には、本体2の集塵部9によりごみが分離される。本実施の形態であれば、集塵袋11を使用する必要がない場合には容量の大きい集塵部9にごみを溜めることができるので、利便性が向上する。
本発明の掃除機は、本体2側に集塵部9を備えないものでもよい。その場合には、常に集塵袋11を装着して使用すればよい。本体2側に集塵部9を備えないように構成した場合には、本体2の小型化及び軽量化が図れる。
図2に示すように、パイプ4は、第一開口12及び蓋部13を備える。第一開口12は、パイプ4の側壁に形成されている。集塵袋11をパイプ4の内部に装着するときには、使用者は、第一開口12から集塵袋11をパイプ4の内部に入れることが可能である。これにより、以下の効果が得られる。パイプ4を本体2及びヘッド部3から取り外すことなく、集塵袋11を装着できる。このため、簡単な操作で集塵袋11をパイプ4の内部に装着できる。
第一開口12は、パイプ4の長手方向に沿う、細長い溝状の形状を有する。使用前の集塵袋11は、平らに畳まれている。すなわち、使用前の集塵袋11は、扁平な形状を有する。このため、使用前の集塵袋11は、細長い溝状の第一開口12を通過可能である。
蓋部13は、第一開口12を塞ぐ位置すなわち閉じた位置と、第一開口12を塞がない位置すなわち開いた位置とに変位可能である。図2は、蓋部13が第一開口12を塞がない位置に変位した状態、すなわち蓋部13が開いた状態を示す。蓋部13は、パイプ4の長手方向に沿う、細長い形状を有する。蓋部13は、その長手方向の第一端に設けられたヒンジ部14を中心として回転移動可能になっている。パイプ4は、蓋部13が閉じた位置のときに蓋部13をロックするロック機構(図示省略)を備える。本実施の形態のように蓋部13がヒンジ部14を中心として回転移動することで開閉する構成に代えて、例えば、蓋部13がスライドすることで開閉する構成にしてもよい。
図2は、集塵袋11が第一開口12に挿入される前の状態を示す。集塵袋11は、入口部11a及び底部11bを有する。入口部11aは、集塵袋11の入口を形成する。底部11bは、入口部11aの反対側に位置する。パイプ4の内部に集塵袋11が適正に装着されたときに、入口部11aは、パイプ4の内周に沿うように位置する。入口部11aは、パイプ4内を流れる気流の上流側を向く。底部11bは、入口部11aに対し、パイプ4内を流れる気流の下流側に位置する。
以下の説明では、図2に示すように、パイプ4の内部に集塵袋11を装着する前の状態、すなわち集塵袋11が扁平である状態において、入口部11aから底部11bに向かう方向に垂直な方向の入口部11aの幅をL1とし、当該垂直な方向の底部11bの幅をL2とする。入口部11aの幅L1は、パイプ4の内径より大きい。底部11bの幅L2は、入口部11aの幅L1より小さい。
図3は、集塵袋11が第一開口12からパイプ4の内部に挿入され、かつ、蓋部13を閉じる前の状態を示す。入口部11aの幅L1がパイプ4の内径より大きいため、図3に示す状態から、蓋部13を完全に閉じるように変位させると、蓋部13が集塵袋11を押圧する。本実施の形態では、蓋部13は、集塵袋11を第一開口12からパイプ4の内部に入れるときに集塵袋11を押圧する押圧手段として機能する。蓋部13が集塵袋11を押圧することにより、パイプ4の内部で集塵袋11の入口部11aが開く。このような構成により、本実施の形態であれば、より簡単な操作で集塵袋11をパイプ4の内部に適正に装着できる。
本実施の形態では、集塵袋11の底部11bの幅L2が、入口部11aの幅L1より小さいことで、以下の効果が得られる。蓋部13が集塵袋11を押圧する力は、主として入口部11aに作用する。このため、蓋部13が集塵袋11を押圧したときに入口部11aが開きやすい。
図4に示すように、本実施の形態におけるパイプ4は、第二開口15及び扉16をさらに備える。第二開口15は、パイプ4の側壁に形成されている。扉16は、第二開口15を塞ぐ位置すなわち閉じた位置と、第二開口15を塞がない位置すなわち開いた位置とに変位可能である。図4は、扉16が第二開口15を塞がない位置に変位した状態、すなわち扉16が開いた状態を示す。パイプ4は、扉16が閉じた位置のときに扉16をロックするロック機構(図示省略)を備える。
図4は、使用後の集塵袋11を第二開口15からパイプ4の外部へ出すときの状態を示す。第二開口15の開口面積は、第一開口12の開口面積より大きい。このため、使用後の膨らんだ集塵袋11は、第二開口15を通過可能である。本実施の形態であれば、第二開口15を備えたことで、使用後の集塵袋11を捨てる操作を容易に行うことができる。パイプ4を本体2及びヘッド部3から取り外すことなく、集塵袋11をパイプ4外へ捨てることができる。
第二開口15は、パイプ4の中心線を介して、第一開口12と反対側に位置する。第二開口15は、パイプ4の長手方向に沿って延びる形状を有する。扉16は、パイプ4の長手方向に沿って延びる形状を有する。第二開口15は、パイプ4の周方向に関して半周に相当する幅を有する。扉16は、半円筒状の形状を有する。扉16は、その長手方向の第一端に設けられたヒンジ部17を中心として回転移動可能になっている。このように扉16がヒンジ部17を中心として回転移動することで開閉する構成に代えて、例えば、扉16がスライドすることで開閉する構成にしてもよい。
掃除機1で床面を清掃するときには、パイプ4の長手方向が水平面に対して斜めになった状態となる。図2から図4は、そのようにパイプ4が斜めになった状態を示す。当該状態を「パイプ傾斜状態」と称する。図4に示すように、パイプ傾斜状態で第二開口15は上記床面と対向する位置に形成されている。これにより、以下の効果が得られる。扉16を開くことで、使用後の集塵袋11が自重によりパイプ4から落下する。このため、使用者は、使用後の集塵袋11に手を触れずに集塵袋11をパイプ4から容易に捨てることが可能となる。
図2に示すように、パイプ傾斜状態で第一開口12は、斜め上を向く。これにより、以下の効果が得られる。使用者は、使用前の集塵袋11を第一開口12からパイプ4の内部に入れるときに、集塵袋11及び第一開口12を目視しやすいので、容易に操作を行うことが可能となる。
図1に示すように、本実施の形態では、集塵袋11は、ヘッド部3よりも、本体2のダクト部8に近い位置に装着される。これにより、以下の効果が得られる。使用後の集塵袋11を捨てるときに、集塵袋11が高い位置から落下することとなるので、落下位置にごみ箱を配置しやすい。すなわち、使用後の集塵袋11が、第二開口15から、直接ごみ箱へ落下するように操作しやすい。また、使用前の集塵袋11をパイプ4内に装着する操作のときに、ハンドル部7を片手で持ち、もう片方の手で集塵袋11を第一開口12から挿入する操作を容易に行うことができる。
図5は、図1に示す掃除機1に使用される集塵袋11を示す模式的な斜視図である。図5では、分かりやすくするため、集塵袋11の入口部11aが開いた状態を示す。図5に示すように、集塵袋11は、入口部11aの外側に折り返された折り返し部11cを備える。
図6は、図1に示す掃除機1のパイプ4の一部及び集塵袋11を示す断面図である。図6は、パイプ4の中心線を含む平面で切断した断面図である。図6に示すように、集塵袋11は、板状弾性体11d及びフラップ11eを備える。本実施の形態における板状弾性体11dは、板ばねである。折り返し部11cは、二重になっている。二重になった折り返し部11cの内部に板状弾性体11dが配置されている。板状弾性体11dは、入口部11aの周方向を長手方向とする形状を有する。板状弾性体11dは、入口部11aを閉じる方向に付勢する。集塵袋11がパイプ4内に装着された状態では、板状弾性体11dは、パイプ4の内周に沿って円弧状に湾曲する。
フラップ11eは、入口部11aから集塵袋11の内部へ延びる。フラップ11eを備えたことで、集塵袋11の内部のごみが入口部11aから出てしまうことを防止できる。
パイプ4は、集塵袋11を保持する保持部18及び保持部19を備える。保持部18及び保持部19は、パイプ4の内壁に形成された突出部である。保持部18と保持部19との間に、集塵袋11の折り返し部11cが配置される。送風機5の作動時に吸引力が集塵袋11に作用したときには、折り返し部11cが保持部18に接触することで、集塵袋11がパイプ4内で下流側に移動することが阻止される。送風機5の停止時には、折り返し部11cが保持部19に接触することで、集塵袋11が重力によってパイプ4内を下方に移動することが阻止される。本実施の形態では、保持部18及び保持部19は、それぞれ、パイプ4の周方向において複数個所に間欠的に形成されている。このような構成に限らず、保持部18及び保持部19は、それぞれ、パイプ4の周方向に連続して円弧状またはリング状に形成されていてもよい。
図7は、図1に示す掃除機1に使用される集塵袋11の展開図である。図7を参照して、本実施の形態の集塵袋11についてさらに説明する。
図7に示すように、集塵袋11は、板状弾性体11dを一対備える。板状弾性体11dは、外力が作用しない状態で長方形の板ばねである。本実施の形態では、板状弾性体11d以外の部分の集塵袋11は、シート材から形成される。当該シート材は、例えば不織布などで構成され、通気性を有する。図7中の糊付け部11f及び糊付け部11gは、集塵袋11の組立時に糊付けされる箇所である。
集塵袋11は、例えば、次のような工程により組み立てられる。
(1)図7中の谷折線11h,11iを谷折りする。
(2)図7中の山折線11j,11kを山折りする。
(3)図7中の谷折線11m,11nを谷折りする。
(4)図7中で上下方向に沿う中央の線を谷折りすることで、二つに折る。
(5)糊付け部11fを糊付けする。これにより、入口部11aから底部11bにかけての部分が袋状に形成される。
(6)糊付け部11gを糊付けする。これにより、折り返し部11cが環状に形成される。
本実施の形態であれば、集塵袋11の板状弾性体11d以外の部分、すなわち集塵袋11の本体部分を、1枚のシート材から形成できる。このため、集塵袋11をより低コストで製造できる。また、本実施の形態の集塵袋11は、使用前において、マチ部を形成せずに平らに畳まれている。この「マチ」とは「襠」のことである。このように、本実施の形態の集塵袋11は、図7中の左半分の面と右半分の面との二面で構成されている。このような構成により、構成材料が少なく、製造工程も簡単になるので、集塵袋11をより低コストで製造できる。
図8から図10は、図1に示す掃除機1が備えるパイプ4及び集塵袋11を示す図である。図8から図10は、パイプ4の長手方向に垂直な平面で切断した断面図である。図8は、図3と同様の状態を示す。図9は、図8の状態から蓋部13が閉じる方向に変位し、蓋部13が閉じ切る直前の状態を示す。図10は、図9の状態から蓋部13が閉じ切った状態を示す。図10は、集塵袋11がパイプ4内に適正に装着された状態に相当する。
図8の状態では、以下のようになっている。蓋部13は、まだ集塵袋11を押圧していない。集塵袋11に外力が作用していない状態では、入口部11aの外側の折り返し部11cの内部にある一対の板状弾性体11dが平板状をなして並行することで入口部11aが閉じた状態になっている。
図8の状態から蓋部13に力を加え、蓋部13による集塵袋11を押圧すると、図9に示す状態になる。図9の状態では、以下のようになっている。一対の板状弾性体11dに対して両端側から押圧する力が作用することで、一対の板状弾性体11dが外側へ湾曲するように変形し、入口部11aが開いていく。
図10に示すように、蓋部13が完全に閉じると、一対の板状弾性体11dがそれぞれ半円弧状に湾曲し、集塵袋11の入口部11aが円形に開く。
図8及び図9に示すように、蓋部13の内面には、突出部20が形成されている。突出部20は、パイプ4の側壁の厚さに相当する突出高さを有する。図10に示すように、蓋部13が完全に閉じると、突出部20が第一開口12の内側を埋めるように位置する。突出部20を設けたことで、蓋部13が完全に閉じたときにパイプ4の内壁に段差が生じることを防止できる。
使用後の集塵袋11を捨てるときには、使用者は、扉16のロックを解除する操作を行う。扉16のロックを解除すると、一対の板状弾性体11dの付勢力により、集塵袋11が扉16を開く方向に扉16を押圧する。このため、扉16を容易に開くことができる。扉16が開いて、使用後の集塵袋11が第二開口15からパイプ4の外部へ取り出されると、一対の板状弾性体11dの付勢力により、集塵袋11の入口部11aが自動的に閉じる。このため、集塵袋11内のごみが入口部11aからこぼれることをより確実に防止できる。
実施の形態2.
次に、図11から図13を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
図11は、実施の形態2による掃除機21を示す模式的な斜視図である。図11に示すように、本実施の形態の掃除機21は、送風機5を内蔵した本体2側には集塵部を備えていない。本実施の形態の掃除機21は、常に集塵袋11を装着した状態で使用される。本実施の形態であれば、本体2側に集塵部を備えないことで、本体2の小型化及び軽量化が図れる。
本実施の形態の掃除機21は、使用前の複数の集塵袋11を収納する収納部22を備える。収納部22は、パイプ4の外側に隣接して設けられている。収納部22は、パイプ4に取り付けられている。収納部22は、中心軸24を中心とする円柱状の筐体を備える。収納部22の筐体には、操作部23が取り付けられている。中心軸24の方向の収納部22の高さ寸法は、収納部22の直径より短い。中心軸24は、パイプ4の長手方向に対して直交する。図示を省略するが、収納部22の内部には、複数の集塵袋11を保持する回転ホルダが備えられている。この回転ホルダは、収納部22の内部で、中心軸24を中心として回転可能である。複数の集塵袋11は、中心軸24を中心として放射状を呈するように回転ホルダに保持されている。
図12及び図13は、図11に示す掃除機21のパイプ4及び収納部22の模式的な断面図である。図12及び図13は、パイプ4の長手方向に垂直な平面で切断した断面図である。図12に示すように、操作部23は、ロッド25の第一端に設置されている。ロッド25の第二端には、押圧部26が設けられている。操作部23、ロッド25、及び押圧部26は、一体となって、ロッド25の長手方向に変位する。ロッド25の長手方向は、中心軸24に平行である。コイルばね27は、操作部23、ロッド25、及び押圧部26を、図13の位置から図12の位置へ戻す方向に付勢している。
本実施の形態では、操作部23、ロッド25、及び押圧部26が、集塵袋11を第一開口12からパイプ4の内部に入れるときに集塵袋11を押圧する押圧手段として機能する。図12は、集塵袋11を第一開口12からパイプ4の内部に入れる前の状態を示す。図12の状態では、以下のようになっている。収納部22内の回転ホルダに保持された複数の集塵袋11のうちの一つが、第一開口12の上方に位置している。当該集塵袋11の上方に押圧部26が位置する。
図12の状態から操作部23を使用者が押すと、以下のようになる。操作部23、ロッド25、及び押圧部26が図12中の下方向へ変位する。第一開口12の上方に位置していた集塵袋11が押圧部26によって押されて、当該集塵袋11が第一開口12からパイプ4の内部へ入っていく。当該集塵袋11が押圧部26によってさらに押されることで、図13に示すように、当該集塵袋11の入口部11aがパイプ4の内部で開く。
このように、本実施の形態であれば、操作部23を押すという簡単な操作で、集塵袋11をパイプ4の内部に装着できる。使用者が操作部23から手を離すと、操作部23、ロッド25、及び押圧部26は、コイルばね27の付勢力により、図12の位置へ戻る。操作部23、ロッド25、及び押圧部26が図12の位置へ戻るとともに、次の集塵袋11が第一開口12の上方の位置に来るように、収納部22内の回転ホルダが自動的に所定角度回転するように構成されていてもよい。
本実施の形態であれば、使用前の複数の集塵袋11を収納する収納部22をパイプ4に隣接して設けたことで、集塵袋11の交換をより迅速かつ容易に行うことが可能となる。特に、掃除の都度、集塵袋11を捨てるように使用する場合でも、集塵袋11を再装填する手間を低減することができる。本実施の形態では、使用前の複数の集塵袋11を回転ホルダに保持する収納部を例に説明したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、収納部は、使用前の複数の集塵袋11をその厚さ方向に重ねて収納し、当該厚さ方向に複数の集塵袋11をスライドさせることで、それらの集塵袋11を順次使用可能にするものでもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではなく、例えば、以下のようにしてもよい。
実施の形態では、一般に縦型、アップライト型、スティック型、片手持運び型などと呼ばれる形式の掃除機を例に説明したが、本発明は、例えばキャニスター型、肩掛け型など、他の形式の掃除機にも適用できる。
パイプ4が第二開口を備えず、使用後の集塵袋を第一開口から取り出すようにしてもよい。
パイプ4の保持部18,19のように機械的な構造によって集塵袋11を保持する構成に代えて、例えば磁力等によって集塵袋11が保持される構成にしても良い。
1 掃除機、 2 本体、 3 ヘッド部、 4 パイプ、 5 送風機、 6 蓄電池、 7 ハンドル部、 8 ダクト部、 9 集塵部、 10 関節部、 11 集塵袋、 11a 入口部、 11b 底部、 11d 板状弾性体、 11e フラップ、 12 第一開口、 13 蓋部、 15 第二開口、 16 扉、 18,19 保持部、 21 掃除機、 22 収納部、 23 操作部、 25 ロッド、 26 押圧部

Claims (14)

  1. 送風機と、
    前記送風機により吸い込まれる気流が通り、側壁に第一開口が形成されたパイプと、
    を備え、
    前記パイプの内部に装着される集塵袋を、前記第一開口から前記パイプの内部に入れることが可能である掃除機において、
    前記パイプの側壁に、前記第一開口とは別の第二開口がさらに形成されており、
    前記第二開口の開口面積は、前記第一開口の開口面積より大きく、
    使用後の前記集塵袋を前記第二開口から前記パイプの外部へ出すことが可能である掃除機。
  2. 前記第二開口は、床面を清掃するときに前記パイプの長手方向が水平面に対して斜めになった状態で前記床面と対向する位置に形成された請求項1に記載の掃除機。
  3. 前記集塵袋を前記第一開口から前記パイプの内部に入れるときに前記集塵袋を押圧する押圧手段を備える請求項1または請求項2に記載の掃除機。
  4. 前記パイプの内部に入れる前の前記集塵袋の入口が閉じており、前記押圧手段が前記集塵袋を押圧することにより、前記パイプの内部で前記集塵袋の入口が開く請求項3に記載の掃除機。
  5. 前記パイプは、前記第一開口を塞ぐ位置と、前記第一開口を塞がない位置とに変位可能な蓋部を備え、
    前記蓋部が前記押圧手段として機能する請求項3または請求項4に記載の掃除機。
  6. 前記パイプに隣接し、使用前の複数の前記集塵袋を収納する収納部を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の掃除機。
  7. 前記複数の前記集塵袋のうちの一つの前記集塵袋を、前記収納部から前記第一開口を通して前記パイプの内部に移動させる押圧手段をさらに備える請求項6に記載の掃除機。
  8. 前記集塵袋をさらに備え、
    前記集塵袋は、
    入口部と、
    前記入口部と反対側の底部と、
    を備える請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の掃除機。
  9. 前記入口部は、前記パイプの内部に前記集塵袋が装着されたときに前記パイプの内周に沿い、
    前記集塵袋を前記パイプの内部に装着する前の状態において、前記入口部から前記底部に向かう方向に垂直な方向の前記入口部の幅は、前記パイプの内径より大きい請求項8に記載の掃除機。
  10. 前記集塵袋を前記パイプの内部に装着する前の状態において、前記入口部から前記底部に向かう方向に垂直な方向の前記底部の幅は、前記垂直な方向の前記入口部の幅より小さい請求項8または請求項9に記載の掃除機。
  11. 前記集塵袋は、前記入口部の外側に折り返された折り返し部をさらに備える請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の掃除機。
  12. 前記集塵袋は、弾性体をさらに備え、
    前記パイプの内部から前記集塵袋が取り出されたときに前記弾性体の付勢力により前記入口部が閉じる請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の掃除機。
  13. 前記集塵袋は、前記入口部から前記集塵袋の内部へ延びるフラップをさらに備える請求項8から請求項12のいずれか一項に記載の掃除機。
  14. 前記集塵袋は、使用前においてマチ部を形成せずに平面状に畳まれている請求項8から請求項13のいずれか一項に記載の掃除機。
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