JP6983335B2 - 運転判定装置および運転判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、運転判定装置および運転判定方法に関する。
例えば、特許文献1に記載されたドライブレコード管理システムでは、ある第1の車両に搭載されたドライブレコーダが、第1の車両で回避操作が行われた位置を含むイベント発生情報を、無線で同時通報する。第1の車両の周辺に存在する第2の車両に搭載されたドライブレコーダは、イベント発生情報に含まれる上記位置から第2の車両までの距離が予め定められた距離内であると、イベント発生情報を受信した時刻に対応するタイミングにおける第2の車両の運転挙動を記録する。さらに、特許文献1には、車両位置から方位方向に引いた補助線の交差判定を行い、補助線が交差して車両間が近接したと判定された第2の車両の運転挙動を記録することが記載されている。なお、補助線は、運転の軌跡に相当する。
特開2014−10496号公報
特許文献1に記載されたドライブレコード管理システムでは、第1の車両に搭載されたドライブレコーダが、無線範囲内に存在していた全ての車両に対してイベント発生情報を通報する。このため、第1の車両で行われた回避操作に全く関与しない車両に対しても、イベント発生情報が不要に送信されるか、運転の軌跡が交差して車両間が近接したと判定されないと運転挙動を記録する対象にならないという課題があった。
本発明は上記課題を解決するものであり、第1の車両の周辺に存在していた第2の車両に起因して第1の車両で回避操作が行われたことを、運転の軌跡に影響されずに、当該第2の車両に通知できる運転判定装置および運転判定方法を得ることを目的とする。
本発明に係る運転判定装置は、情報取得部、運転操作判定部、車両特定部、および通信処理部を備える。情報取得部は、第1の車両の運転操作に関する車両情報、第1の車両の乗員の状況を示す乗員状況情報、第1の車両の位置情報および時刻情報を取得する。運転操作判定部は、車両情報に基づいて、第1の車両で回避操作が行われたか否かを判定する。車両特定部は、運転操作判定部によって第1の車両で回避操作が行われたと判定されると、第1の車両で回避操作が行われた回避操作時刻の乗員状況情報と、第1の車両の位置情報によって特定された、回避操作時刻に第1の車両から予め定められた距離範囲内に存在していた第2の車両の位置情報とに基づいて、乗員状況情報が示す乗員の視線方向を用いて、第1の車両で回避操作が行われる要因となった第2の車両を特定する。通信処理部は、第1の車両で回避操作が行われた回避時刻情報を含み、車両特定部によって特定された第2の車両が第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、当該第2の車両へ送信する。運転状態判定部は、第1の車両で回避操作が行われるまでに、第1の車両の乗員および第2の車両の乗員のいずれか一方または両方が不注意運転を行っていたか否かを判定する。通信処理部は、運転状態判定部の判定結果に基づいて、第1の車両で回避操作が行われるまでに、第1の車両の乗員および第2の車両の乗員のいずれか一方または両方が不注意運転を行っていた場合を決定し、第1の車両の乗員のみが不注意運転を行っていた第1の場合であると決定した場合は、第2の車両が第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、第2の車両へ送信せず、第1の車両の乗員および第2の車両の乗員が共に不注意運転を行っていた第2の場合であると決定した場合は、第1の車両で回避操作が行われた要因を示す情報を、第1の車両および第2の車両に通知し、第1の車両の乗員および第2の車両の乗員がいずれも不注意運転をしていない第3の場合であると決定した場合は、第2の車両が第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、第2の車両へ送信し、第2の車両の乗員のみが不注意運転を行っていた第4の場合であると決定した場合は、第2の車両が第1の車両で回避操作が行われた要因であることを第3の場合よりも強調して示す情報を、第2の車両へ送信する
本発明に係る運転判定装置によれば、第1の車両で回避操作が行われた回避操作時刻の乗員状況情報と、第1の車両の位置情報によって特定された、回避操作時刻に第1の車両から予め定められた距離範囲内に存在していた第2の車両の位置情報とに基づいて、第1の車両で回避操作が行われる要因となった第2の車両を特定する。これにより、第2の車両に起因して第1の車両で回避操作が行われたことを、運転の軌跡に影響されずに、当該第2の車両に通知できる。
実施の形態1に係る運転判定装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る運転判定装置における車載装置とサーバ装置との構成を示すブロック図である。 図2の情報取得部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る運転判定方法を示すフローチャートである。 図5Aは、実施の形態1に係る運転判定方法における車載装置側の処理を示すフローチャートである。図5Bは、実施の形態1に係る運転判定方法におけるサーバ装置側の処理を示すフローチャートである。 図6Aは、道路上を通常走行している車両Aと車両Bおよび車両Cとを示す模式図である。図6Bは、車両Bの運転挙動によって車両Aが急ブレーキを行った様子を示す模式図である。 実施の形態1に係る運転判定装置における車載装置の変形例とサーバ装置との構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る運転判定装置における車載装置とサーバ装置との構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る運転判定方法における車載装置側の処理を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る運転判定装置における車載装置とサーバ装置との構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る運転判定方法における車載装置側の処理を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る運転判定装置の構成を示すブロック図である。 図13Aは、実施の形態4に係る運転判定装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図13Bは、実施の形態4に係る運転判定装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る運転判定装置1の構成を示すブロック図である。車載装置2は、通信ネットワーク4を介してサーバ装置3に接続される装置であり、車両に備え付けの車載機器であってもよいし、乗員によって車両内に持ち込まれた携帯機器であってもよい。図1には車両Aが有する車載装置2および車両Bが有する車載装置2を示したが、通信ネットワーク4を介してサーバ装置3に接続可能であれば、車載装置2を有する車両の数は、3台以上であってもよい。
車載装置2は、当該車載装置2を有する車両で、急ブレーキ、急加速または急ハンドルといった、車外の物体との衝突を回避するための運転操作が行われたと判定すると、この車両から予め定められた距離範囲内に存在していた車両の中から、この運転操作が行われる要因となった車両を特定する。ここで、上記距離範囲は、例えば、車両から半径10m以内の範囲である。以降、この運転操作が行われた車両を“第1の車両”と記載し、この運転操作が第1の車両で行われたときに当該第1の車両の上記距離範囲内に存在していた車両を“第2の車両”と記載する。また、上記距離範囲を便宜上、“周辺”と記載する。すなわち、“第1の車両の上記距離範囲内に存在していた第2の車両”は、“第1の車両の周辺に存在していた第2の車両”と記載する。
急ブレーキ、急加速または急ハンドルといった運転操作は、車両と車外の物体との衝突を回避するために、車両の動作を急激に変化させる運転操作である。車外の物体は、車両の周辺に存在していた他の車両、歩行者あるいは地物が含まれる。以降の説明では、前述した運転操作を“回避操作”と記載する。車載装置2は、特定した第2の車両に起因して第1の車両で回避操作が行われたことを示す情報を、サーバ装置3を介して第2の車両に通知する。
サーバ装置3は、通信ネットワーク4を介して車両の位置情報、時刻情報および車両を識別する識別情報を一定の間隔で車載装置2から受信し、車両の位置情報および時刻情報を、車両の識別情報に対応付けて管理している。また、サーバ装置3は、車載装置2間の情報の送受信を中継する。
例えば、車両Bに起因して車両Aで回避操作が行われた場合には、車両Aが第1の車両であり、車両Bが第2の車両である。このとき、車両Aが有する車載装置2は、車両Bの運転者への警告情報と車両Bを識別する識別情報とをサーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は、識別情報に基づいて車両Bを識別すると、車両Bの運転者への警告情報を、車両Bが有する車載装置2へ送信する。
車両Aに起因して車両Bで回避操作が行われた場合には、車両Bが第1の車両であり、車両Aが第2の車両である。車両Bが有する車載装置2は、車両Aの運転者への警告情報と車両Aを識別する識別情報とを、サーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は、識別情報に基づいて車両Aを識別すると、車両Aの運転者への警告情報を、車両Aが有する車載装置2へ送信する。
図2は、運転判定装置1における車載装置2とサーバ装置3との構成を示すブロック図である。図3は、図2の情報取得部20の構成を示すブロック図である。図2に示すように、車載装置2は、情報取得部20、管理部21、記憶部22、運転操作判定部23、車両特定部24、情報生成部25および送受信部26を備える。サーバ装置3は、送受信部30、管理部31および記憶部32を備える。
情報取得部20は、車両情報、乗員状況情報、車外画像情報、車両の位置情報、およびこれらの情報が得られた時刻を示す時刻情報を取得する。情報取得部20は、図3に示すように、車両情報取得部20a、乗員状況取得部20b、車外画像取得部20c、位置情報取得部20dおよび時刻情報取得部20eを備える。
車両情報取得部20aは、車両の運転操作に関する車両情報を取得する。例えば、車両情報取得部20aは、車両に搭載された制御ECU(Electronic Control Unit)40に接続されており、車両情報は、制御ECU40から取得される。車両情報には、例えば、車速、操舵角度、加速度、アクセル開度およびブレーキ操作量が含まれる。車両情報取得部20aによって車両情報が取得された時刻は、時刻情報取得部20eによって取得される。
乗員状況取得部20bは、乗員状況検出装置41によって検出された乗員状況情報を取得する。乗員状況検出装置41は、起動している間、常時、車内撮影装置によって撮影された画像を分析して乗員の状況を検出した結果を出力する。乗員の状況は、例えば、乗員の視線方向または乗員の眠気度合いを示す開眼状態が挙げられる。車内撮影装置は、車両の運転者を撮影する装置であり、赤外線カメラまたは光学カメラであってもよい。車内撮影装置は、車内の少なくとも運転者の顔を撮影可能な位置に設置されている。乗員状況取得部20bは、乗員状況検出装置41によって乗員の状況が検出されると、乗員の状況を示す乗員状況情報を直ちに取得する。乗員状況取得部20bによって乗員状況情報が取得された時刻、すなわち、乗員状況検出装置41によって乗員の状況が検出された時刻は、時刻情報取得部20eによって取得される。
車外画像取得部20cは、車外撮影装置42によって撮影された車外画像情報を取得する。車外撮影装置42は、車両の外部の状況を撮影する装置であり、例えば、赤外線カメラまたは光学カメラである。車外画像情報は、運転者が運転するときに視認される車両周辺の状況が撮影された画像情報であり、例えば、運転者が運転中に注視する車両前方の画像である。車外画像取得部20cによって車外画像情報が取得された時刻は、時刻情報取得部20eによって取得される。
位置情報取得部20dは、車両の位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部20dは、グローバルポジショニングシステム(GPS)受信機43に接続されており、GPS受信機43がGPS衛星から受信したGPS情報を解析することにより、車両の位置情報が得られる。この位置情報が示す位置に車両が存在する時刻は、時刻情報取得部20eによって取得される。
時刻情報取得部20eは、車両情報、乗員状況情報、車外画像情報および位置情報のそれぞれが得られた時刻情報を取得する。例えば、時刻情報取得部20eは、車載装置2に内蔵されたタイマから時刻情報を取得してもよいし、GPS受信機43が受信したGPS情報から時刻情報を取得してもよい。
管理部21は、情報取得部20によって取得された乗員状況情報、車外画像情報、車両の位置情報および時刻情報を入力し、入力した乗員状況情報、車外画像情報および車両の位置情報を、時刻情報に対応付けて記憶部22に記憶する。以降の説明では、記憶部22に記憶される上記情報を、“運転記録情報”と記載する。管理部21は、情報の読み出し要求に応じて運転記録情報に含まれる情報の一部または全部を記憶部22から読み出し、読み出した情報を要求元へ出力する。
運転記録情報には、同一の時刻に得られた、乗員状況情報、車外画像情報および車両の位置情報が含まれるので、運転記録情報を解析することで、同一の時刻における、運転者の視線状態、車両周辺の状況および車両の位置を知ることができる。また、運転記録情報は、乗員状況情報、車外画像情報および車両の位置情報に加え、車両情報取得部20aによって取得された車両情報を含む情報であってもよい。この運転記録情報を解析することで、回避操作が行われた時刻における、運転者の視線状態、車両周辺の状況および車両の位置を知ることができる。以降の説明では、回避操作が行われた時刻を“回避操作時刻”と記載する。
記憶部22は、管理部21によって情報の書き込みとその読み出しとが管理される記憶装置である。図2には、情報取得部20、管理部21および記憶部22を備える車載装置2を示したが、情報取得部20、管理部21および記憶部22は、車載装置2が備えず、車載装置2とは別に設けられたドライブレコーダが備える構成要素であってもよい。
運転操作判定部23は、車両の走行中に車両情報取得部20aによって随時取得される車両情報に基づいて、当該車両で回避操作が行われたか否かを判定する。運転操作判定部23による運転操作の判定は、車両の走行中、随時実行される。例えば、運転操作判定部23は、車両情報に基づいて特定されたブレーキ操作量の時間変化率が閾値よりも大きい場合、当該車両で急ブレーキが行われたと判定する。また、運転操作判定部23は、車両情報に基づいて特定された操舵角度の時間変化率が閾値よりも大きい場合に、当該車両で急ハンドルが行われたと判定する。
車両特定部24は、運転操作判定部23によって第1の車両で回避操作が行われたと判定されると、回避操作時刻における第1の車両の乗員状況情報と、回避操作時刻において第1の車両の周辺に存在していた第2の車両の位置情報とに基づいて、第1の車両で回避操作が行われる要因となった第2の車両を特定する。例えば、車両特定部24は、回避操作時刻における第1の車両の運転者の視線方向を基準とした視線範囲を決定し、第1の車両の周辺に存在していた第2の車両の位置情報のうち、上記視線範囲内に位置情報が含まれる第2の車両を特定する。
情報生成部25は、車両特定部24によって特定された第2の車両に送信される情報を生成する。情報生成部25によって生成される情報は、第2の車両の運転挙動が、第1の車両で回避操作を行わせる要因となったことを、第2の車両の運転者に認識させるための情報である。この情報を“警告情報”と記載する。警告情報には、例えば、第1の車両の回避操作時刻を示す時刻情報と、回避操作時刻の第2の車両が撮影された第1の車両の車外画像情報とが含まれる。さらに、警告情報には、音声情報が含まれてもよい。
送受信部26は、通信ネットワーク4を介して接続されたサーバ装置3との間で情報を送受信する。例えば、送受信部26は、1秒程度の周期で、管理部21に対して運転記録情報を要求する。送受信部26は、この要求に応じて管理部21によって記憶部22から読み出された運転記録情報のうち、車両の位置情報および時刻情報を、車両の識別情報に対応付けてサーバ装置3へ送信する。また、送受信部26は、車両特定部24によって特定された第2の車両の識別情報に対応付けて当該第2の車両の運転者への警告情報を、サーバ装置3へ送信する。
サーバ装置3が備える送受信部30は、第1の車両が有する車載装置2から警告情報と識別情報とを受信すると、警告情報を、識別情報によって識別された第2の車両へ送信する。第2の車両が有する車載装置2は、サーバ装置3を介して受信した警告情報を運転者に提示する。このように、運転判定装置1では、車載装置2が備える情報生成部25および送受信部26とサーバ装置3が備える送受信部30とが、車両特定部24によって特定された第2の車両へ警告情報を送信する通信処理部として機能する。
送受信部30は、通信ネットワーク4を介して接続された車載装置2との間で情報を送受信する。例えば、送受信部30は、1秒程度の周期で、車両の識別情報に対応付けられた当該車両の位置情報および時刻情報を、当該車両が有する車載装置2から受信する。
サーバ装置3が備える管理部31は、送受信部30によって受信された車両の位置情報および時刻情報を、当該車両の識別情報に対応付けて記憶部32に記憶する。また、管理部31は、送受信部30によって受信された回避操作時刻に当該車両の周辺に存在していた車両の位置情報を記憶部32から読み出し、読み出した車両の位置情報を送受信部30に出力する。送受信部30は、管理部31から入力した車両の位置情報を、回避操作を行った車両へ送信する。
管理部31は、送受信部30によって情報の読み出し要求が受信されると、記憶部32に記憶された情報から、この読み出し要求に応じた情報を読み出して、読み出した情報を送受信部30に出力する。送受信部30は、管理部31から入力した情報を、読み出し要求を行った車載装置2へ送信する。記憶部32は、管理部31によって情報の書き込みとその読み出しとが管理される記憶装置である。記憶部32には、車両の識別情報に対応付けて車両の位置情報と時刻情報とが記憶される。
次に動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係る運転判定方法を示すフローチャートである。
情報取得部20が、第1の車両の車両情報、第1の車両の乗員状況情報、車外画像情報、第1の車両の位置情報および時刻情報を取得する(ステップST1)。情報取得部20によって取得された情報は、管理部21に出力され、記憶部22に記憶される。車両情報は、情報取得部20から運転操作判定部23に出力される。運転操作判定部23が、情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて、第1の車両で回避操作が行われたか否かを判定する(ステップST2)。回避操作が行われなければ(ステップST2;NO)、ステップST1に戻る。
運転操作判定部23によって第1の車両で回避操作が行われたと判定されると(ステップST2;YES)、車両特定部24は、管理部21に対して、第1の車両の回避操作時刻に対応する第1の車両の運転者の状況を示す乗員状況情報を要求する。管理部21は、この要求に対応した乗員状況情報を記憶部22から読み出し、読み出した乗員状況情報を車両特定部24に出力する。
車両特定部24は、管理部21から入力した第1の車両の乗員状況情報と、第1の車両の位置情報によって特定された、回避操作時刻に第1の車両の周辺に存在していた第2の車両の位置情報とに基づいて、第1の車両で回避操作が行われる要因となった第2の車両を特定する(ステップST3)。第1の車両の周辺に存在していた第2の車両の位置情報は、送受信部26によってサーバ装置3から取得される。例えば、情報生成部25が、回避操作時刻と、この時刻における第1の車両の位置情報とを運転操作判定部23から取得し、これらの情報を含む位置要求情報を生成する。送受信部26が、位置要求情報をサーバ装置3へ送信する。
サーバ装置3は、記憶部32に時刻情報ごとに記憶された車両の位置情報の中から、位置要求情報に対応する第2の車両の位置情報を読み出して車載装置2へ送信する。送受信部26によってサーバ装置3から受信された位置情報は、管理部21を経由して車両特定部24に出力される。車両特定部24は、乗員状況情報と、第1の車両の周辺に存在していた第2の車両の位置情報とに基づいて、第2の車両を特定する。
車両特定部24によって特定された第2の車両が、第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報が、当該第2の車両へ送信される(ステップST4)。例えば、情報生成部25が、車両特定部24によって特定された第2の車両の識別情報に対応付けて、回避操作時刻と、この時刻の第2の車両が撮影された第1の車両の車外画像情報とを含む警告情報を生成する。送受信部26は、情報生成部25によって生成された警告情報をサーバ装置3へ送信する。サーバ装置3が備える送受信部30は、車載装置2から受信した警告情報を、第2の車両が有する車載装置2へ送信する。
次に、実施の形態1に係る運転判定方法の詳細な処理について説明する。
図5Aは、実施の形態1に係る運転判定方法における車載装置2側の処理を示すフローチャートである。図5Bは、実施の形態1に係る運転判定方法におけるサーバ装置3側の処理を示すフローチャートである。また、図6Aは、道路50上を走行している車両Aと車両Bおよび車両Cとを示す模式図である。図6Bは、車両Bの運転挙動によって車両Aが急ブレーキを行った様子を示す模式図である。
図6Aにおいて、道路50上を走行する車両A、車両Bおよび複数の車両Cのそれぞれは、車載装置2を有する。車両A、車両Bおよび車両Cのそれぞれの位置情報および時刻情報は、各々の車両の識別情報に対応付けられてサーバ装置3により管理される。車両Aが道路50上を通常走行しているとき、車両Aの運転者200は、前方を注視しているので、運転者200の視線方向201は、図6Aに示すように車両Aの前方を走行している車両Cに向いている。
車両Aが道路50上を通常走行しているとき、車載装置2が備える情報取得部20が、車両Aの車両情報、車両Aの乗員状況情報、車外画像情報、車両Aの位置情報および時刻情報を取得する(ステップST1a)。情報取得部20によって取得された情報は、管理部21に出力され、記憶部22に記憶される。車両情報は、情報取得部20から運転操作判定部23に出力される。車載装置2が備える運転操作判定部23は、車両Aの車両情報に基づいて、車両Aで回避操作が行われたか否かを判定する(ステップST2a)。回避操作が行われなかった場合(ステップST2a;NO)、上記判定は繰り返される。
図6Bは、例えば、車両Bがウィンカーを出さずに車両A前方へ車線変更しため、運転者200が車両Aで急ブレーキを行った様子を示している。このとき、運転者200は、車両Aに衝突しそうになった車両Bを注視するので、視線方向201は、車両Bに向いている。運転操作判定部23は、車両Aの車両情報に基づいて、車両Aで急ブレーキ(回避操作)が行われたと判定する(ステップST2a;YES)。
車両特定部24は、運転操作判定部23によって車両Aで回避操作が行われたと判定されると、管理部21に指示して、回避操作時刻における運転者200の視線方向201を含む乗員状況情報を、記憶部22から取得する(ステップST3a)。
情報生成部25は、運転操作判定部23から、車両Aで回避操作が行われた回避操作時刻とこの時刻における車両Aの位置情報とを取得し、これらの情報を含んだ位置要求情報を生成する。送受信部26は、情報生成部25によって生成された位置要求情報を、通信ネットワーク4を介してサーバ装置3へ送信する。
サーバ装置3において、送受信部30が、車載装置2からの位置要求情報を受信する。管理部31は、送受信部30により受信された位置要求情報に含まれる車両Aの位置情報に基づいて、車両Aの位置を中心とした一定の範囲を決定する。そして、管理部31は、記憶部32に時刻情報ごとに記憶された車両の位置情報の中から、回避操作時刻に一定の範囲内に存在していた車両Bおよび複数の車両Cの位置情報を読み出し、読み出した位置情報を送受信部30に出力する。送受信部30は、管理部31から入力した車両Bおよび複数の車両Cの位置情報を、車両Aが有する車載装置2へ送信する。
車載装置2が備える送受信部26は、通信ネットワーク4を介して車両Bおよび複数の車両Cの位置情報をサーバ装置3から受信する。これらの位置情報は、管理部21を経由して車両特定部24に送られる。車両特定部24は、回避操作時刻の運転者200の視線方向201と、回避操作時刻に車両Aの周辺に存在していた車両Bおよび複数の車両Cの位置情報とに基づいて、車両Aで回避操作が行われる要因となった車両を特定する(ステップST4a)。
例えば、車両特定部24は、回避操作時刻における運転者200の視線方向201に基づいて、視線範囲202を決定する。視線範囲202は、運転者200の視線が向けられる可能性がある範囲であり、例えば、図6Aおよび図6Bに示すように、視線方向201に沿った線を中心とした一定の中心角を有する扇形の領域である。
車両特定部24は、回避操作時刻に車両Aの周辺に存在していた車両Bおよび複数の車両Cの位置情報のうち、視線範囲202に含まれる車両の位置情報を判別する。さらに、車両特定部24は、視線範囲202に位置情報が含まれる車両のうち、車両Aに最も近い車両を、車両Aで回避操作が行われる要因となった車両であると特定する。これにより、車両Aで急ブレーキが行われる要因となった車両Bが特定される。
情報生成部25は、車両特定部24によって車両Aで回避操作が行われた要因となった車両Bが特定されると、車両Bの運転者への警告情報を生成する(ステップST5a)。例えば、情報生成部25は、車両Aで急ブレーキが行われた時刻と、この時刻の車両Bが撮影された車両Aの車外画像情報とを含む警告情報を生成する。送受信部26は、車両Bの識別情報に対応付けた警告情報を、サーバ装置3へ送信する(ステップST6a)。
サーバ装置3が備える送受信部30は、警告情報と識別情報とを、車載装置2から受信する(ステップST1b)。例えば、送受信部30は、識別情報に基づいて車両Bを識別し、車両Bが有する車載装置2に対して車両Aからの警告情報を送信する(ステップST2b)。
車両Bが有する車載装置2は、車両Bの運転者に対して警告情報を提示する。例えば、車載装置2は、車両Aで急ブレーキが行われた時刻に車両A側から撮影された車両Bの画像情報(車外画像情報)を表示画面に表示する。車両Bの運転者は、この画像を視認することにより、車両Bで行われた車線変更に起因して車両Aで急ブレーキが行われたことを認識できる。
以上のように、実施の形態1に係る運転判定装置1において、車両Aの運転者200の視線方向201を含む乗員状況情報と、車両Aの周辺に存在していた車両の位置情報とに基づいて、車両Aで回避操作が行われる要因となった車両を特定する。これにより、車両Bに起因して車両Aで運転操作が行われたことを、車両Bの運転の軌跡に影響されずに、車両Bに通知することができる。
次に、車載装置2の変形例について説明する。
図7は、運転判定装置1における、車載装置2の変形例とサーバ装置3との構成を示すブロック図である。図7に示すように、車載装置2は、ドライブレコーダ5と接続されている。ドライブレコーダ5は、車両に搭載されて、当該車両の運転挙動を記録する装置であり、図2に示した管理部21および記憶部22を備える。すなわち、車載装置2は、管理部21および記憶部22を備えておらず、各種処理に必要な情報をドライブレコーダ5から取得する。車載装置2が図7のように構成されていても、運転判定装置1は、第1の車両で回避操作が行われる要因となった第2の車両を特定することができるので、第2の車両に起因して第1の車両で運転操作が行われたことを、運転の軌跡に影響されずに、当該第2の車両に通知することができる。
実施の形態2.
実施の形態1に係る運転判定装置1は、第1の車両の運転者の不注意で回避操作が行われても、回避操作が行われたときに運転者が注目した第2の車両へ警告情報が送信されてしまう。そこで、実施の形態2に係る運転判定装置は、第1の車両の運転者の不注意で回避操作が行われた場合、警告情報を送信しない。これにより、不適切な警告情報の送信が防止される。
図8は、実施の形態2に係る運転判定装置1Aにおける車載装置2Aとサーバ装置3との構成を示すブロック図である。図8において、図2と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。運転判定装置1Aは、図8に示すように、車載装置2Aとサーバ装置3とを備える。車載装置2Aは、図1に示した通信ネットワーク4を介してサーバ装置3に接続される装置であり、車両に備え付けられた車載機器であってもよいし、乗員によって車両内に持ち込まれた携帯機器であってもよい。
車載装置2Aは、情報取得部20、管理部21、記憶部22、運転操作判定部23、車両特定部24、情報生成部25、送受信部26および運転状態判定部27を備える。運転状態判定部27は、第1の車両で回避操作が行われた原因が第1の車両の乗員の運転状態にあるか否かを判定する。すなわち、運転状態判定部27は、第1の車両で回避操作が行われたときに第1の車両の運転者が不注意運転を行っていたか否かを判定する。不注意運転には、漫然運転、よそ見運転および居眠り運転が含まれる。
運転状態判定部27は、管理部21に対して、回避操作時刻から一定の時間(例えば、30秒)だけ遡った時点までの運転記録情報を要求する。管理部21は、運転状態判定部27から要求された運転記録情報を記憶部22から読み出し、読み出した運転記録情報を運転状態判定部27に出力する。運転状態判定部27は、管理部21から入力した運転記録情報に基づいて、回避操作時刻に第1の車両の運転者が不注意運転を行っていたか否かを判定する。
例えば、運転状態判定部27は、運転記録情報に含まれる乗員状況情報に基づいて、回避操作時刻から一定の時間だけ遡った時点までの運転者の開眼の状態を解析し、回避操作時刻に至るまでに運転者の開眼度合いが閾値以下であれば、運転者が居眠り運転していたと判定する。また、運転状態判定部27は、回避操作時刻から一定の時間だけ遡った時点までの運転者の視線方向に基づいて、回避操作時刻に至るまでに運転者が車両前方を見ていなければ、運転者がよそ見運転していたと判定してもよい。
次に動作について説明する。
図9は、実施の形態2に係る運転判定方法における車載装置2A側の処理を示すフローチャートである。図9のステップST2a−1を除く処理は、図5AのステップST1aからステップST6aまでと同じであるので説明を省略する。
運転状態判定部27は、運転操作判定部23によって第1の車両で回避操作が行われたと判定されると、この回避操作が行われるまでに運転者が不注意運転を行っていたか否かを判定する(ステップST2a−1)。このとき、運転状態判定部27によって運転者が不注意運転を行っていたと判定された場合(ステップST2a−1;YES)、車載装置2Aは、ステップST3a以降の処理を実行せず、ステップST1aの処理に戻る。これにより、第1の車両の運転者の不注意で回避操作が行われた場合は、第2の車両に対して警告情報が送信されない。
第1の車両の運転者が不注意運転を行っていなかったと判定された場合(ステップST2a−1;NO)、車載装置2Aは、ステップST3a以降の処理を実行する。これにより、第1の車両の運転者の不注意がなければ、回避操作が行われたときに運転者が注目した第2の車両に対して警告情報が送信される。
以上のように、実施の形態2に係る運転判定装置1Aは、第1の車両で回避操作が行われた原因が、運転状態判定部27によって判定された第1の車両の乗員の運転状態にある場合に、第2の車両が、第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、当該第2の車両へ送信しない。これにより、例えば、第1の車両の運転者の不注意で回避操作が行われた場合には警告情報が送信されない。このため、不適切な警告情報の送信を防止できる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る運転判定装置は、第1の車両で特定の運転操作が行われた原因が、第1の車両の乗員の運転状態のみにある場合、第2の車両の乗員の運転状態のみにある場合、これらの両方の運転状態にある場合、または、いずれの運転状態にもない場合のいずれかに応じて、第2の車両へ送信する情報の提示態様を変更する。
図10は、実施の形態3に係る運転判定装置1Bにおける車載装置2Bとサーバ装置3との構成を示すブロック図である。図10において、図2および図8と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。運転判定装置1Bは、図10に示すように、車載装置2Bとサーバ装置3とを備える。車載装置2Bは、図1に示した通信ネットワーク4を介してサーバ装置3に接続される装置であり、車両に備え付けられた車載機器であってもよいし、乗員によって車両内に持ち込まれた携帯機器であってもよい。
車載装置2Bは、情報取得部20、管理部21、記憶部22、運転操作判定部23、車両特定部24、情報生成部25A、送受信部26、および運転状態判定部27を備える。情報生成部25Aは、警告度合いに対応した警告情報を生成する。警告度合いは、情報生成部25Aによって第1の車両の運転者の運転状態と第2の車両の運転者の運転状態とに応じて決定される。
警告度合いが高くなるほど、車両特定部24によって特定された第2の車両の運転者に対して、当該第2の車両の運転挙動に起因して第1の車両で回避操作が行われたことが、より強調して警告される。例えば、警告文が音声出力される音声情報が警告情報に含まれる場合、警告度合いが高くなるほど、出力音量が大きくなるように音量設定してもよい。
以降の説明では、警告度合いが(0)から(3)までの4段階であるものとする。
例えば、第1の車両で回避操作が行われた原因が第1の車両の運転者の運転状態にある場合、警告度合いが(0)と決定される。第1の車両で回避操作が行われた原因が第1の車両と第2の車両の両方の運転者の運転状態にある場合、警告度合いが(1)と決定される。また、第1の車両で回避操作が行われた原因が第1の車両と第2の車両の両方の運転者の運転状態とは無関係である場合、警告度合いが(2)と決定される。第1の車両で回避操作が行われた原因が第2の車両の運転者の運転状態にある場合、警告度合いが(3)と決定される。運転判定装置1Bにおいて、警告度合いは、4段階に限定されるものではなく、複数の段階であれば、4段階未満であってもよいし、5段階以上であってもよい。
次に動作について説明する。
図11は、実施の形態3に係る運転判定方法における車載装置2B側の処理を示すフローチャートである。なお、図11におけるステップST1aからステップST4aまでの処理は、図5AにおけるステップST1aからステップST4aまでの処理と同じであるので説明を省略する。
情報生成部25Aは、車両特定部24によって特定された第2の車両に関する情報と、運転状態要求情報とを含む送信情報を生成して、生成した送信情報を送受信部26に出力する。送受信部26は、情報生成部25Aから入力した送信情報を、通信ネットワーク4を介してサーバ装置3へ送信する(ステップST4a−1)。第2の車両に関する情報とは、第2の車両の識別情報を含む情報である。運転状態要求情報は、第2の車両の運転者の運転状態を要求する情報であり、第1の車両における回避操作時刻が含まれる。
サーバ装置3が備える送受信部30は、第1の車両が有する車載装置2Bから送信情報を受信する。管理部31は、この送信情報に含まれる識別情報によって第2の車両を識別し、上記送信情報を、識別した第2の車両へ送信する。
第2の車両が有する車載装置2Bは、サーバ装置3から受信された送信情報に含まれる運転状態要求情報に応じて第2の車両の運転者の運転状態を判定する。例えば、運転状態判定部27が、管理部21に対して、運転状態要求情報に含まれる回避操作時刻から一定の時間(例えば、30秒)だけ遡った時点までの第2の車両の運転記録情報を要求する。管理部21は、運転状態判定部27から要求された運転記録情報を記憶部22から読み出し、読み出した運転記録情報を運転状態判定部27に出力する。運転状態判定部27は、管理部21から入力した第2の車両の運転記録情報に基づいて、回避操作時刻から一定の時間だけ遡った時点までに、第2の車両の運転者が不注意運転を行っていたか否かを判定する。運転状態判定部27による不注意運転の判定結果は、情報生成部25Aに出力される。情報生成部25Aは、運転状態判定部27による不注意運転の判定結果と、第1の車両の識別情報とを含む返信情報を生成する。送受信部26は、情報生成部25Aから入力した返信情報を、通信ネットワーク4を介してサーバ装置3へ送信する。
サーバ装置3が備える送受信部30は、通信ネットワーク4を介して第2の車両からの返信情報を受信する。送受信部30は、返信情報に含まれる識別情報によって第1の車両を識別し、返信情報を、識別した第1の車両へ送信する。
第1の車両において、車載装置2Bが備える情報生成部25Aは、送受信部26により受信された返信情報から、回避操作時刻における第2の車両の運転者の運転状態判定結果を取得する(ステップST4a−2)。この後、情報生成部25Aは、第1の車両の運転者の運転状態判定結果と、第2の車両の運転者の運転状態判定結果とに基づいて、第1の車両および第2の車両のうちの少なくとも一方の運転者が不注意運転を行っていたか否かを判定する(ステップST5a−1)。
第1の車両および第2の車両のうちの少なくとも一方の運転者が不注意運転を行っていた場合(ステップST5a−1;YES)、情報生成部25Aは、第1の車両の運転者のみが不注意運転をしていたか否かを判定する(ステップST5a−2)。このとき、第1の車両の運転者のみが不注意運転をしていたと判定した場合(ステップST5a−2;YES)、情報生成部25Aは、警告度合いが(0)であると決定する(ステップST5a−3)。警告度合い(0)は、第1の車両で回避操作が行われた原因が第1の車両の運転者の運転状態にある場合に対応する。このため、情報生成部25Aは、車両特定部24によって特定された第2の車両の運転者に対する警告情報を生成せず、図11の処理が終了する。
一方、不注意運転をしていた運転者が第1の車両の運転者のみではないと判定した場合(ステップST5a−2;NO)、情報生成部25Aは、第2の車両の運転者のみが不注意運転をしていたか否かを判定する(ステップST5a−4)。このとき、不注意運転をしていた運転者が第2の車両の運転者のみではないと判定した場合(ステップST5a−4;NO)、すなわち、回避操作時刻に第1の車両の運転者と第2の車両の運転者の両方が不注意運転をしていた場合、情報生成部25Aは、警告度合いが(1)であると決定する(ステップST5a−5)。このとき、情報生成部25Aは、警告度合い(1)に対応する警告情報を生成する。例えば、警告情報として、回避操作時刻に第1の車両の周辺で不注意運転が発生したことを示すアイコン画像情報が生成される。
第1の車両および第2の車両のいずれの運転者も不注意運転を行っていなかった場合(ステップST5a−1;NO)、情報生成部25Aは、警告度合いが(2)であると決定する(ステップST5a−6)。このとき、情報生成部25Aは、警告度合い(2)に対応する警告情報を生成する。例えば、回避操作時刻に第1の車両で回避操作が行われたことを示すテキスト情報が生成される。
一方、不注意運転をしていた運転者が第2の車両の運転者のみであったと判定した場合(ステップST5a−4;YES)、情報生成部25Aは、警告度合いが(3)であると決定する(ステップST5a−7)。このとき、情報生成部25Aは、警告度合い(3)に対応する警告情報を生成する。例えば、実施の形態1と同様に、回避操作時刻に第2の車両が撮影された車外画像情報を含む警告情報が生成される。
送受信部26は、情報生成部25Aによって生成された警告情報と、車両特定部24によって特定された第2の車両の識別情報とを対応付ける。そして、送受信部26は、通信ネットワーク4を介してサーバ装置3と接続し、警告情報を、サーバ装置3へ送信する(ステップST6a)。この後、図5Bに示したように、警告情報は、サーバ装置3によって第2の車両が有する車載装置2Bへ送信される。
警告度合いが(1)である場合、第2の車両が有する車載装置2Bは、運転者に対して警告情報を提示する。例えば、車載装置2Bは、回避操作時刻に第1の車両周辺で不注意運転が発生したことを示す上記アイコン画像情報を、ナビゲーション画面上に表示する。第2の車両の運転者は、このアイコン画像を視認することにより、第1の車両で回避操作が行われた要因が自身の不注意運転にあることを認識できる。
また、警告度合いが(1)である場合、前述したように、第1の車両の運転者も不注意運転を行っている。そこで、第1の車両が有する車載装置2Bが、上記アイコン画像情報を、第1の車両が備えるナビゲーション装置の画面上に表示してもよい。第1の車両の運転者は、このアイコン画像を視認することにより、回避操作が行われた要因が自身の不注意運転にあることを認識できる。
警告度合いが(2)である場合、第2の車両が有する車載装置2Bは、例えば、回避操作時刻に第1の車両で回避操作が行われたことを示すテキスト情報を、ナビゲーション画面上に表示するか、音声出力する。警告度合いが(2)である場合は、前述したように、第1の車両の運転者および第2の車両の運転者の双方が不注意運転を行っていない。第2の車両の運転者は、上記警告情報を視認または聴取することにより、第2の車両の運転挙動に対応する運転操作として第1の車両で回避操作が行われたことを認識できる。
警告度合いが(3)である場合、第2の車両が有する車載装置2Bは、例えば、回避操作時刻に第1の車両側から撮影された第2の車両の画像情報(車外画像情報)を、ナビゲーション画面上に表示する。第2の車両の運転者は、この画像を視認することで、自身の運転操作によって第1の車両で回避操作が行われたことを認識できる。
以上のように、実施の形態3に係る運転判定装置1Bは、第1の車両で回避操作が行われた原因が、第1の車両の乗員の運転状態のみにある場合、第2の車両の乗員の運転状態のみにある場合、これらの両方の運転状態にある場合、または、いずれの運転状態にもない場合のいずれかに応じて、第2の車両へ送信する情報の提示態様を変更する。これにより、第1の車両の運転者の運転状態と第2の車両の運転者の運転状態とに応じた態様で、第2の車両の運転者に警告することができる。
実施の形態4.
図12は、実施の形態4に係る運転判定装置1Cの構成を示すブロック図である。図12において、図2と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。運転判定装置1Cは、サーバ装置を介さずに、車車間通信によって車両間で情報を送受信する装置であり、車両に備え付けられた車載機器であってもよいし、乗員に持ち込まれた携帯機器であってもよい。運転判定装置1Cは、図12に示すように、情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28を備える。通信処理部28は、情報生成部28aおよび送受信部28bを備える。
運転判定装置1Cは、ドライブレコーダ5と接続されている。ドライブレコーダ5は、車両に搭載されて、当該車両の運転挙動を記録する装置であり、図2に示した管理部21および記憶部22を備える。すなわち、運転判定装置1Cは、管理部21および記憶部22を備えておらず、各種処理に必要な情報をドライブレコーダ5から取得する。
通信処理部28は、車両特定部24によって特定された第2の車両が第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す警告情報を、車車間通信によって第2の車両へ送信する。情報生成部28aは、警告情報を生成する。警告情報には、例えば、第1の車両の回避操作時刻を示す時刻情報と、回避操作時刻の第2の車両が撮影された第1の車両の車外画像情報とが含まれる。さらに、警告情報には、音声情報が含まれてもよい。
送受信部28bは、車車間通信によって、第2の車両が有する運転判定装置1Cとの間で情報を送受信する。例えば、情報生成部28aは、運転操作判定部23によって第1の車両で回避操作が行われたと判定されると、第2の車両の位置要求情報を生成する。送受信部28bは、情報生成部28aによって生成された上記位置要求情報を、車車間通信によって第2の車両へ送信する。
第2の車両において、管理部21は、第1の車両からの位置要求情報に応じて、記憶部22から第2の車両の位置情報を読み出して、読み出した第2の車両の位置情報を送受信部28bに出力する。送受信部28bは、第2の車両の位置情報を、車車間通信によって第1の車両へ送信する。これにより、第1の車両が有する運転判定装置1Cは、回避操作時刻に第1の車両の周辺に存在していた第2の車両の位置情報を取得することができる。車両特定部24は、第1の車両の乗員状況情報と、通信処理部28によって車車間通信で取得された第2の車両の位置情報とに基づいて、第1の車両で回避操作が行われる要因となった第2の車両を特定する。
次に、運転判定装置1Cの機能を実現するハードウェア構成について説明する。
運転判定装置1Cにおける情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28の機能は、処理回路によって実現される。すなわち、運転判定装置1Cは、図4に示したフローチャートのステップST1からステップST4の処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図13Aは、運転判定装置1Cの機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図13Bは、運転判定装置1Cの機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図13Aおよび図13Bにおいて、入出力インタフェース100は、運転判定装置1Cとドライブレコーダ5との間における情報のやり取りを中継するインタフェースである。通信インタフェース101は、車車間通信による運転判定装置1C間の情報のやり取りを中継するインタフェースである。
処理回路が図13Aに示す専用のハードウェアの処理回路102である場合、処理回路102は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。運転判定装置1Cにおける情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28の機能を別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が図13Bに示すプロセッサ103である場合、運転判定装置1Cにおける、情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ104に記憶される。
プロセッサ103は、メモリ104に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、運転判定装置1Cにおける、情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28の機能を実現する。すなわち、運転判定装置1Cは、プロセッサ103によって実行されるときに、図4に示したフローチャートにおけるステップST1からステップST4までの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ104を備える。これらのプログラムは、運転判定装置1Cにおける情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28の手順または方法をコンピュータに実行させる。メモリ104は、コンピュータを、運転判定装置1Cにおける情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
メモリ104は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically−EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
運転判定装置1Cにおける情報取得部20、運転操作判定部23、車両特定部24および通信処理部28の機能について一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、情報取得部20および運転操作判定部23は、専用のハードウェアである処理回路102で機能を実現し、車両特定部24および通信処理部28は、プロセッサ103がメモリ104に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって機能を実現する。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせにより上記機能を実現することができる。
なお、車車間通信のみを行う運転判定装置1Cを示したが、運転判定装置1Cは、車車間通信とサーバ装置3を介した通信とを併用してもよい。例えば、実施の形態1から実施の形態3において、回避操作時刻における第2の車両の位置情報の要求と取得または運転状態の判定の要求は、車車間通信で行い、警報情報の送信は、サーバ装置3を介した通信で行ってもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、実施の形態のそれぞれの自由な組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
本発明に係る運転判定装置は、第2の車両に起因して第1の車両で回避操作が行われたことを、運転の軌跡に影響されずに、当該第2の車両に通知できるので、例えば、ドライビングレコードシステムに利用可能である。
1,1A,1B,1C 運転判定装置、2,2A,2B 車載装置、3 サーバ装置、4 通信ネットワーク、5 ドライブレコーダ、20 情報取得部、20a 車両情報取得部、20b 乗員状況取得部、20c 車外画像取得部、20d 位置情報取得部、20e 時刻情報取得部、21,31 管理部、22,32 記憶部、23 運転操作判定部、24 車両特定部、25,25A,28a 情報生成部、26,28b,30 送受信部、27 運転状態判定部、28 通信処理部、40 制御ECU、41 乗員状況検出装置、42 車外撮影装置、43 GPS受信機、50 道路、100 入出力インタフェース、101 通信インタフェース、102 処理回路、103 プロセッサ、104 メモリ、200 運転者、201 視線方向、202 視線範囲。

Claims (4)

  1. 第1の車両の運転操作に関する車両情報、前記第1の車両の乗員の状況を示す乗員状況情報、前記第1の車両の位置情報および時刻情報を取得する情報取得部と、
    前記車両情報に基づいて、前記第1の車両で回避操作が行われたか否かを判定する運転操作判定部と、
    前記運転操作判定部によって前記第1の車両で回避操作が行われたと判定されると、前記第1の車両で回避操作が行われた回避操作時刻の前記乗員状況情報と、前記第1の車両の位置情報によって特定された、前記回避操作時刻に前記第1の車両から予め定められた距離範囲内に存在していた第2の車両の位置情報とに基づいて、前記乗員状況情報が示す乗員の視線方向を用いて、前記第1の車両で回避操作が行われる要因となった前記第2の車両を特定する車両特定部と、
    前記第1の車両で回避操作が行われた回避時刻情報を含み、前記車両特定部によって特定された前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、当該第2の車両へ送信する通信処理部と、
    前記第1の車両で回避操作が行われるまでに、前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員のいずれか一方または両方が不注意運転を行っていたか否かを判定する運転状態判定部と、
    を備え、
    前記通信処理部は、
    前記運転状態判定部の判定結果に基づいて、前記第1の車両で回避操作が行われるまでに、前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員のいずれか一方または両方が不注意運転を行っていた場合を決定し、
    前記第1の車両の乗員のみが不注意運転を行っていた第1の場合であると決定した場合は、前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、前記第2の車両へ送信せず、
    前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員が共に不注意運転を行っていた第2の場合であると決定した場合は、前記第1の車両で回避操作が行われた要因を示す情報を、前記第1の車両および前記第2の車両に通知し、
    前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員がいずれも不注意運転をしていない第3の場合であると決定した場合は、前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、前記第2の車両へ送信し、
    前記第2の車両の乗員のみが不注意運転を行っていた第4の場合であると決定した場合は、前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを前記第3の場合よりも強調して示す情報を、前記第2の車両へ送信する
    ことを特徴とする運転判定装置。
  2. 前記運転操作判定部は、前記第1の車両で急ブレーキ、急加速および急ハンドルのうちの少なくとも一つが行われたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の運転判定装置。
  3. 前記情報取得部は、前記第1の車両の外部が撮影された車外画像情報を取得し、
    前記通信処理部は、前記回避操作時刻と、前記車両特定部によって特定された前記第2の車両が前記回避操作時刻に撮影された前記車外画像情報とを含む情報を生成し、生成した情報を前記第2の車両へ送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の運転判定装置。
  4. 情報取得部が、第1の車両の運転操作に関する車両情報、前記第1の車両の乗員の状況を示す乗員状況情報、前記第1の車両の位置情報および時刻情報を取得するステップと、
    運転操作判定部が、前記車両情報に基づいて、前記第1の車両で回避操作が行われたか否かを判定するステップと、
    車両特定部が、前記運転操作判定部によって前記第1の車両で回避操作が行われたと判定されると、前記第1の車両で回避操作が行われた回避操作時刻の前記乗員状況情報と、前記第1の車両の位置情報によって特定された、前記回避操作時刻に前記第1の車両から予め定められた距離範囲内に存在していた第2の車両の位置情報とに基づいて、前記乗員状況情報が示す乗員の視線方向を用いて、前記第1の車両で回避操作が行われる要因となった前記第2の車両を特定するステップと、
    通信処理部が、前記第1の車両で回避操作が行われた回避時刻情報を含み、前記車両特定部によって特定された前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、当該第2の車両へ送信するステップと、
    運転状態判定部が、前記第1の車両で回避操作が行われるまでに、前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員のいずれか一方または両方が不注意運転を行っていたか否かを判定するステップと、
    を備え、
    前記通信処理部は、
    前記運転状態判定部の判定結果に基づいて、前記第1の車両で回避操作が行われるまでに、前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員のいずれか一方または両方が不注意運転を行っていた場合を決定し、
    前記第1の車両の乗員のみが不注意運転を行っていた第1の場合であると決定した場合は、前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、前記第2の車両へ送信せず、
    前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員が共に不注意運転を行っていた第2の場合であると決定した場合は、前記第1の車両で回避操作が行われた要因を示す情報を、前記第1の車両および前記第2の車両に通知し、
    前記第1の車両の乗員および前記第2の車両の乗員がいずれも不注意運転をしていない第3の場合であると決定した場合は、前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを示す情報を、前記第2の車両へ送信し、
    前記第2の車両の乗員のみが不注意運転を行っていた第4の場合であると決定した場合は、前記第2の車両が前記第1の車両で回避操作が行われた要因であることを前記第3の場合よりも強調して示す情報を、前記第2の車両へ送信する
    ことを特徴とする運転判定方法。
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