JP6982506B2 - 水上移動体制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主に桟橋や橋脚等の保守点検作業や補修作業等に使用される水上移動体を制御する水上移動体制御装置に関する。
従来、桟橋等の港湾構造物では、小型船や作業用筏等の水上移動体に作業員が搭乗し、点検作業や補修作業を行っている。
この水上移動体による作業は、波浪や潮流によって水上移動体が安定しないことから、例えば、桟橋を支持する杭にロープ等を巻き付けて水上移動体を固定した状態とし、その状態で作業が行われている。
しかしながら、水上移動体を杭等に固定する作業は、一人で行うことが困難なうえ、移動を伴う作業の場合、移動毎に杭等への固定作業と離脱作業とを繰り返す必要があり煩雑であった。
そこで、近年では、GNSSを用いて水上移動体の位置を測定し、その位置情報に基づいてスラスタを制御し、水上移動体を所定の位置に維持するようにしたものも開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−24421号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、桟橋の上部工下に侵入して作業を行うことが多く、構造物に電波が遮断されて位置の測定が困難な場合が多いという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、桟橋や橋梁下などにおいても好適に位置を特定でき、所定の位置を維持することができる水上移動体制御装置の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、複数の推進手段を備えた水上移動体が所定の位置を維持するための水上移動体制御装置において、前記水上移動体に設置され、標的をそれぞれ異なる位置から撮像する複数のカメラと、該各カメラによって撮影された前記標的の画像に基づいて前記標的の軌跡を記録するトラッカと、該トラッカに記録された前記標的の軌跡に基づいて三角測定の原理により前記水上移動体の所定の位置からの移動量及び回転量を算出する算出手段と、該算出された所定の位置からの移動量及び回転量に基づいて前記各推進手段を作動させる制御手段とを備え、前記水上移動体が前記所定の位置を維持するようにしたことにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記標的は、水上に位置する構造体に固定された反射マーカーであることにある。
本発明に係る水上移動体制御装置は、請求項1に記載の構成を具備することによって、桟橋下などのように電波が遮断される状況においても所定の位置(静止位置)を正確に特定し、かつ、その位置からの移動量及び回転量を正確に把握することができ、その情報に基づき推進手段を制御することによって、所定の位置に水上移動体を維持することができる。
また、本発明において、請求項2に記載の構成を具備することによって、標的を抽出し易くでき、より正確な制御が可能となる。
(a)本発明に係る水上移動体制御装置を備えた水上移動体の一例を示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同底面図である。 同上の制御装置の概略を示すブロック図である。 同上の水上移動体の使用態様を示す側面図である。 (a)は所定の位置における水上移動体の状態を示す概略平面図、(b)は同所定の位置より移動した状態を示す概略平面図である。 水上移動体制御装置の移動量を算出する原理を説明するための概略平面図であって、絶対座標系における水上移動体、カメラ及び標的の姿勢ベクトルを示す図である。 同上のカメラを基準とした標的の姿勢ベクトルを示す図である。 同上の移動に伴う姿勢ベクトルの変化を示す図である。
次に、本発明に係る水上移動体制御装置の実施態様を図1〜図7に示した実施例に基づいて説明する。図中符号1は水上移動体、符号2は水面、符号3は桟橋等の構造物である。
水上移動体1は、平面視円形状の船体4と、船底に取り付けられた複数の推進手段5,5…とを備え、制御装置によって各推進手段5,5…を制御することにより所定の位置を維持できるようになっている。尚、図中符号6は、推進手段5,5…及び制御装置用の電源である。
水上移動体1は、水上に安定した状態で浮かべられる平面視円形状に形成され、特に図示しないが、移動用の船外機を備え、自由に移動できるようになっている。
推進手段5,5…は、例えば、回転により推進力を発生させる推進用プロペラを備えたスラスタであって、船体4に対し時計回りの推進力を発生する一対のスラスタと、反時計回りの推進力を発生させる一対のスラスタとが互いに90度位置を違えて配置されている。
各推進手段5は、制御装置によって回転、停止、出力が各々独立して制御されるようになっている。
制御装置は、水上移動体1に設置された複数のカメラ7a〜7cを有するカメラユニット7と、各カメラ7a〜7cによって撮影された標的8,8…の画像に基づいて標的8,8…の軌跡を記録するトラッカ9と、トラッカ9に記録された標的8,8…の軌跡に基づいて水上移動体1の所定の位置からの移動量及び回転量を算出する算出手段10と、算出された所定の位置からの移動量及び回転量に基づいて各推進手段5,5…を作動させる制御手段11とを備え、水上移動体1が所定の位置を維持するようにしている。
各カメラ7a〜7cは、CCDやCMOS等の撮像素子を備え、図1に示すように、等間隔に並べて配置され、レンズを船体4の一方に向けて船縁に固定され、標的8,8…をそれぞれ異なる位置から撮像するようになっている。
標的8,8…は、特に限定されないが、反射体を備える反射マーカーを使用してもよく、LED等の光源を備えたものを使用してもよい。尚、反射マーカーを使用する場合には、各カメラ7a〜7cに光軸に向けて照射するLED等の光源を備えることが望ましい。
各標的8,8…は、桟橋等の構造物の所定に位置に設置され、船体4を所定の位置に移動させた際に、各カメラ7a〜7cと対となる配置に設置することが好ましい。
トラッカ9は、各カメラ7a〜7cが撮像した標的8,8…の画像を取り込み、その画像から抽出した各画像における標的8,8…の二次元位置座標を取得し、その二次元位置座標を随時記録するようになっている。
算出手段10は、トラッカ9に記録された標的8,8…の軌跡、即ち、各カメラ7a〜7cにより撮像された標的8,8…の二次元位置座標を使用し、三角測定の原理に基づいて標的8,8…と船体4との相対位置関係の推移を算出し、水上移動体1の所定の位置からの移動量及び回転量を算出するようになっている。
制御手段11は、算出手段10によって算出された水上移動体1の所定の位置からの移動量及び回転量に基づいて、元の位置に維持されるように各推進手段5,5…を動作させる。
トラッカ9、算出手段10及び制御手段11は、CPU等の演算素子と、メモリ等の記憶手段とを備えるコンピュータ機器12によって構成され、プログラムを実行することによって、トラッキング、移動量・回転量の算出、推進手段5,5…の制御をおこなうようになっている。
この水上移動体1の制御は、図3に示すように、船外機によって桟橋等の構造物下に移動した後、桟橋を支持する鋼管杭3a等に標的8,8…を設置する。
次に、作業を行う所定の位置に移動するとともに、図4(a)に示すように、カメラ7a〜7cを標的8,8…側に向け、その位置において各カメラ7a〜7cによる撮像を開始し、トラッカ9によって各カメラ7a〜7cが撮像した標的8,8…の画像を随時取り込み、その画像から抽出した各画像における標的8,8…の二次元位置座標を取得し、その二次元位置座標を随時記録する。
水上移動体1は、波浪等の影響によって図4(b)に示すように、移動及び回転すると、各カメラ7a〜7cによる標的8,8…の撮影位置も移動するので、算出手段10は、トラッカ9に記録された標的8,8…の軌跡、即ち、各カメラ7a〜7cにより撮像された標的8,8…の二次元位置座標が変化するので、以下に詳述する原理に基づいて標的8,8…と船体4との相対位置関係の推移を算出し、水上移動体1の所定の位置からの移動量及び回転量を随時算出する。
水上移動体1が図5に示す位置(所定の位置)に移動した場合、絶対座標系における水上移動体1の姿勢ベクトルは、次式で表される。
Figure 0006982506
一方、水上移動体1を基準としたカメラユニット7の姿勢ベクトルは、次式で表される。尚、この姿勢ベクトルは、水上移動体1に対しカメラユニット7が所定の箇所に固定されているので一定である。
Figure 0006982506
さらに、カメラユニット7を基準とした標的8の姿勢ベクトルは、図6に示すように、次式で表される。
Figure 0006982506
よって、絶対座標系における標的8の姿勢は、次式のベクトル方程式で表すことができる。
Figure 0006982506
ここで、R(θ)は角度θだけ回転させる回転行列である。
尚、絶対座標系における標的8の姿勢ベクトルは、標的8が構造物3に固定されているので常に一定である。
以上を踏まえ、水上移動体1が所定の位置から移動した場合、そのカメラユニット7を基準とした標的8の姿勢ベクトルの変化は、
Figure 0006982506
であり、このとき、絶対座標系における水上移動体1の姿勢ベクトルの変化は、
Figure 0006982506
である。
よって、所定の位置の絶対座標系における標的8の姿勢ベクトルは、
Figure 0006982506
となる。
また、移動後の絶対座標系における標的8の姿勢ベクトルは、
Figure 0006982506
となる。
よって、水上移動体1が所定の位置から移動した場合、そのカメラユニット7を基準とした標的8の姿勢ベクトルの変化は、
Figure 0006982506
となり、絶対座標系における標的8の姿勢は常に一定であるので、
Figure 0006982506
となる。
ここで、不動の標的8に対し水上移動体1が回転すると、カメラ7a〜7cからは標的8が回転しているものと認識されるので、絶対座標系における水上移動体1の回転量とカメラユニット7に基づく標的8の回転量とは以下の関係となる。
Figure 0006982506
また、所定の位置から見た移動後の水上移動体1の移動量は、絶対座標系における水上移動体1の移動量と以下の関係を有する。
Figure 0006982506
従って、水上移動体1の移動量は、以下のようになり、カメラ7a〜7cからの情報のみに基づいて水上移動体1の所定の位置からの移動量を算出することができる。
Figure 0006982506
そして、制御手段11は、算出手段10によって算出された水上移動体1の所定の位置からの移動量及び回転量が所定の範囲を超えると、その移動量及び回転量に基づいて、元の位置に維持されるように各推進手段5,5…を動作させる。
移動する毎に上記の過程を随時繰り返すことによって、水上移動体1は、常に所定の位置に復帰し、その位置が維持される。
尚、上述の実施例では、船体4として円形ボートを使用した例について説明したが、船体4の態様は、これに限定されず、一般的なボートや筏等であってもよい。
1 水上移動体
2 水面
3 構造物(桟橋)
4 船体
5 推進手段(スラスタ)
6 電源
7a〜7c カメラ
7 カメラユニット
8 標的
9 トラッカ
10 算出手段
11 制御手段
12 コンピュータ機器

Claims (2)

  1. 複数の推進手段を備えた水上移動体が所定の位置を維持するための水上移動体制御装置において、
    前記水上移動体に設置され、標的をそれぞれ異なる位置から撮像する複数のカメラと、該各カメラによって撮影された前記標的の画像に基づいて前記標的の軌跡を記録するトラッカと、該トラッカに記録された前記標的の軌跡に基づいて三角測定の原理により前記水上移動体の所定の位置からの移動量及び回転量を算出する算出手段と、該算出された所定の位置からの移動量及び回転量に基づいて前記各推進手段を作動させる制御手段とを備え、
    前記水上移動体が前記所定の位置を維持するようにしたことを特徴とする水上移動体制御装置。
  2. 前記標的は、水上に位置する構造体に固定された反射マーカーである請求項1に記載の水上移動体制御装置。
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