JP6981213B2 - 照明装置および照明方法 - Google Patents

照明装置および照明方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6981213B2
JP6981213B2 JP2017232955A JP2017232955A JP6981213B2 JP 6981213 B2 JP6981213 B2 JP 6981213B2 JP 2017232955 A JP2017232955 A JP 2017232955A JP 2017232955 A JP2017232955 A JP 2017232955A JP 6981213 B2 JP6981213 B2 JP 6981213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation
lighting device
lighting
unit
irradiation area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017232955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019102306A (ja
Inventor
有美 羽生田
優 井上
俊也 加藤
康徳 千葉
隆文 牛山
佳史 岡
文秀 長島
竜士 杉戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2017232955A priority Critical patent/JP6981213B2/ja
Publication of JP2019102306A publication Critical patent/JP2019102306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6981213B2 publication Critical patent/JP6981213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本発明の実施形態は、照明装置に関する。
照明装置の一種として、たとえば、天井に設けられたライティングレール等の取付部に取り付けられることにより、天井に固定される照明装置が知られている。また、この種の照明装置のうち、LED等の光源を有する灯体が、水平方向に垂直な回動軸および水平方向に平行な回動軸の2つの回動軸回りに回動可能にモータで駆動される駆動式の照明装置が知られている。灯体が2つの回動軸回りに回動されることにより、照明装置による照射方向が調整可能となる。このような照明装置は、例えば、美術館や博物館等で絵画等の照射対象に応じて遠隔操作でモータを駆動して照射方向が調節されている。
SALIOT by MinebeaMitsumi、ミネベアミツミ、[online]、2015年、[2017年11月14日検索]、インターネット<URL: http://www.minebeamitsumi.com/saliot/index.htmlg>
しかしながら、従来技術では、複数の照明装置をそれぞれ個別に遠隔操作して照射方向を調整する必要があり、照射方向の調整の簡略化を図るうえで改善の余地があった。
本発明は、駆動式の照明装置において照射方向の調整を簡略化することを目的とする。
実施形態に係る照明装置は、駆動式の照明部を具備する照明装置であって、センサ部と、決定部と、駆動部とを具備する。前記センサ部は、照射対象となる照射領域を示す情報を検出する。前記決定部は、前記センサ部によって検出された前記情報と、他の照明装置が有するセンサ部によって検出された情報とに基づいて前記照射領域を照射する照明装置を決定する。前記駆動部は、自装置が前記照射領域を照射する照明装置に決定された場合は、前記照射領域を照明するように前記照明部を駆動させる。
本発明によれば、駆動式の照明装置において照射方向の調整を簡略化することができる。
図1は、実施形態に係る照明装置の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る照明装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る照明装置のブロック図である。 図4は、実施形態に係るマーカの検出処理の具体例を示す図である。 図5は、実施形態に係る照射領域の具体例を示す図である。 図6は、実施形態に係る照射条件の具体例を示す図である。 図7は、実施形態に係る決定部による決定処理の具体例を示す図(その1)である。 図8は、実施形態に係る決定部による決定処理の具体例を示す図(その2)である。 図9は、実施形態に係る決定部による決定処理の具体例を示す図(その3)である。 図10は、実施形態に係る照明装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態に係る照明装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下で、説明する実施形態に係る照明装置10は、駆動式の照明部40を具備する照明装置であって、センサ部15と、決定部51と、駆動部30とを具備する。センサ部15は、照射対象となる照射領域Riを示す情報を検出する。決定部51は、センサ部15によって検出された情報と、他の照明装置10が有するセンサ部15によって検出された情報とに基づいて照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。駆動部30は、自装置が照射領域Riを照射する照明装置10に決定された場合は、照射領域Riを照射するように照明部40を駆動させる。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、駆動部30は、所定の照射条件を満たすように照明部40を駆動させる。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、決定部51は、自装置が照射領域Riを照射可能な照射態様と、他の照明装置10が照射可能な照射態様とを比較して照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、決定部51は、自装置と他の照明装置10とのうち、照射条件に対する充足率が高い照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10に決定する。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、決定部51は、複数の照明装置10によって照射条件を満たす場合、複数の照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10に決定する。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、決定部51は、照射条件に含まれる照射禁止領域Rpを避けて照射領域Riを照射可能な照明装置について照射領域Riを照射する照明装置10に決定する。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、決定部51は、複数の照射領域Riが存在する場合に、照射領域Riを照射する照明装置10として一度決定した照明装置10を除いて次の照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、センサ部15は、照射領域Riに配置されたマーカMの位置に基づいて照射領域Riの位置を検出する。
また、以下の実施形態に係る照明装置10において、照明部40の照度および色温度の少なくとも一方を調整する調整部52をさらに具備する。
[実施形態]
まず、図1を参照して、実施形態に係る照明装置10の概要について説明する。図1は、実施形態に係る照明装置10の概要を示す図である。なお、以下では、実施形態に係る照明装置10が、例えば、美術館や博物館等で絵画等の展示物を照射対象とする場合について説明する。
美術館や博物館では、展示物を入れ替える度に、展示物に対する照明を調整する必要がある。特に、照明装置が、天井に取り付けられている場合、作業者は、脚立に上って照明装置の照射方向を調整するなどの高所作業が必要となる。
これに対して、無線などの遠隔操作によって照射方向を調整することが可能な照明装置がある。かかる照明装置では、作業者による高所作業が不要となるものの、各照明装置の照射方向を作業者が個別に調整する必要がある。このため、照明装置の照射方向の調整を簡略化するうえで改善の余地があった。
そこで、実施形態に係る照明装置10は、照射対象となる照射領域を検出し、かかる照射領域に向けて照射方向を駆動させることとした。また、実施形態に係る照明装置10は、複数の照明装置10で照射領域をどの照明装置10で照射するかを決定することを可能とした。
つまり、実施形態に係る照明装置10は、作業者によって指定された照射領域に対して最適な照明装置10を複数の照明装置10間で決定する。そして、最適な照明装置10が照射方向を駆動させて照射領域に向けて照射する。
図1に示す例では、2つの絵画が照射領域である場合を示し、図中手前から2つの照明装置10が図中手前の絵画を照射し、図中奥側の照明装置10が図中奥側の絵画を照射する場合を示している。
このように、実施形態に係る照明装置10は、作業者が照射領域を指定するだけでよいので、照射方向の調整を簡略化することができる。
次に、図2を用いて実施形態に係る照明装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る照明装置10の構成例を示す図である。
図2に示すように、照明装置10は、基部20と、駆動部30と、照明部40と、制御部50とを具備する。基部20は、例えばライティングレール等の取付部5に固定される。基部20は、外観が例えば直方体状に形成されており、内部に制御部50が収容される。
図2に示すライティングレールは一部であり、照明装置10はライティングレールに固定された状態が示されている。また、ライティングレールは電力線を有し、かかる電力線に流れる電流が照明装置10の電力源となる。
駆動部30は、第1駆動部31と、第2駆動部32とを具備する。駆動部30は、制御部50の制御に基づき、第1駆動部31と、第2駆動部32とがそれぞれ回動することで、照明部40の照射方向を調整する。
具体的には、第1駆動部31および第2駆動部32は、それぞれ不図示のモータとギアとにより構成される。第1駆動部31は、鉛直方向の回転軸C1周りに回転することで、照明部40のパン方向を調整する。第2駆動部32は、回転軸C1に直交する回転軸C2周りに回転することで、照明部40のチルト方向を調整する。
照明部40は、蛍光灯やLED((Light Emitting Diode))等の光源を有する。照明部40は、制御部50の制御に応じて点灯する。また、照明部40は、駆動部30によって照射方向が規定される。
制御部50は、照明装置10の各部を制御するコントローラであり、例えばマイクロプロセッサ等で実現される。なお、制御部50の詳細については、図3を用いて後述する。
次に、図3を用いて実施形態に係る照明装置10の内部構成の具体例について説明する。図3は、実施形態に係る照明装置10のブロック図である。
図3に示すように、実施形態に係る照明装置10は、上記の駆動部30、照明部40および制御部50に加え、通信部11と、センサ部15と、記憶部60とをさらに具備する。
通信部11は、他の照明装置10や、作業者が管理する管理端末等と通信を行う通信モジュールである。本実施形態において、通信部11は、有線または無線の少なくとも一方の通信方式を用いることができる。
センサ部15は、照射対象となる照射領域を示す情報を検出する。センサ部15は、例えば、赤外線を検出する赤外線センサであり、照射領域近傍に配置されたマーカMから照射領域の位置情報や照射領域に対する照射条件等を検出する。ここで、図4〜図6を用いてセンサ部15による処理の具体例について説明する。
図4は、実施形態に係るマーカMの検出処理の具体例を示す図である。図5は、実施形態に係る照射領域Riの具体例を示す図である。図6は、実施形態に係る照射条件の具体例を示す図である。
図4に示すように、センサ部15は、マーカMから放射される赤外線を検出することで、マーカMを検出する。例えば、作業者は、マーカMを照射対象となる展示物の近傍(図4に示す例では、展示物の上部)に配置し、マーカMをオン、すなわち、赤外線を放射させる。
これにより、マーカMから赤外線が放射され、センサ部15はかかる赤外線を検出する。このとき、センサ部15は、赤外線の到来方向からマーカMの存在する角度θを求め、赤外線の受信強度からマーカMまでの距離L1を求めることができる。
また、センサ部15は、距離L1と鉛直方向に対するマーカMの角度θとに基づき、水平距離L2および垂直距離h1を算出することで、マーカMとの相対位置を導出する。そして、センサ部15は、マーカMから放射される赤外線に基づき、照射領域Riを特定する。
具体的には、センサ部15は、マーカMの位置を基準として予め設定された範囲を照射領域Riとして特定することが可能である。図5に示す例では、マーカMを照射領域Riの上端中央とする所定範囲が照射領域Riである場合を示す。
なお、作業者は、マーカMによる赤外線の出射パターン(例えば、オン/オフの周期や、波長等)を変更することにより、照射領域Riを指定することも可能である。例えば、作業者は、絵画の号数に対応する照射領域Riに応じた出射パターンを指定することができる。そして、センサ部15は、かかる出射パターンに基づき、指定された照射領域Riの大きさを識別することが可能である。
また、センサ部15は、マーカMとの赤外線通信を用いて照射領域Riに対する照射条件を検出することも可能である。例えば、かかる照射条件は、図6に示すように、照射領域Riに対する入射角Rθや照射されることを禁止する照射禁止領域Rpを含む。
入射角Rθおよび照射禁止領域Rpは、作業者によって任意に設定することが可能である。また、照射条件として、照射領域Riを照らす照度、色温度、照明数等を設定することも可能である。
例えば、作業者は、照射条件として、2つの照明数を設定し、一方の照明装置10と他方の照明装置10とで異なる照度、色温度を設定することもできる。また、例えば、照射領域Riを複数の領域に分割し、領域毎に照度や色温度を設定することも可能である。
また、例えば、センサ部15は、マーカMから照射対象と展示品に関する情報を取得し、照明装置10は、かかる展示品にあった照射態様となるように照射領域Riを照射することも可能である。言い換えれば、照明装置10は、照射対象の種別に応じた照射態様で照射対象へ照射することも可能である。
具体的には、照明装置10は、照射対象が絵画である場合、照度が所定の閾値以下となるように照射し、照射対象が陶器である場合、照度が所定の閾値以上となるように照射することにしてもよい。
このように、実施形態に係る照明装置10では、照射対象の種別に応じた照射態様を予め設定しておくことで、作業者は、照射対象の種別を選択するだけで、照明装置10側で適切な照射態様となるように設定することが可能となる。これにより、作業者のマーカMの操作を簡略化することができる。
なお、上記の例では、センサ部15がマーカMから出射される赤外線に基づいて照射領域Riに関する情報を検出する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、センサ部15は、赤外線に代えて超音波や音波を検出することにしてもよいし、例えば、センサ部15をカメラで構成し、カメラによって撮像されたカメラ画像に基づいてマーカMを検出することにしてもよい。
例えば、センサ部15にマーカMの実際の寸法を登録しておき、カメラ画像に写るマーカMの寸法と、かかる実際の寸法とに基づいてマーカMとの相対位置を求めることにしてもよい。また、センサ部15は、かかるカメラをステレオカメラで構成し、かかるステレオカメラを用いてマーカMとの相対位置を求めることにしてもよい。
また、センサ部15が、空間内をレーザ解析し、マーカMを検出することにしてもよい。さらに、センサ部15は、マーカMに代えて、カメラ画像を用いた画像解析処理によって展示物を検出し、展示物を照射領域Riとして識別することにしてもよい。すなわち、センサ部15は、マーカMに代えて照射対象とする展示物に基づいて照射領域Riを検出することも可能である。また、センサ部15は、マーカMに代えて作業者がレーザポインタで照射した領域を照射領域Riとして検出することにしてもよい。このように、センサ部15は、必ずしもマーカMを検出しなくてもよい。
図3の説明に戻り、制御部50について説明する。制御部50は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、決定部51および調整部52を有する。
決定部51は、センサ部15によって検出された照射領域Riを示す情報と、他の照明装置10が有するセンサ部15によって検出された情報とに基づいて照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。
まず、決定部51は、センサ部15から入力される照射領域Riを自装置の照明部40で照射可能な照射態様を算出する。例えば、決定部51は、照射態様として、照射領域Riに対して照射可能な範囲、入射角Rθ、照度、色温度等の各パラメータを算出する。
続いて、決定部51は、照射条件に対するかかる各パラメータの充足率を算出する。例えば、決定部51は、記憶部60に記憶されたパラメータ情報61に基づき、かかる充足率を算出する。
例えば、パラメータ情報61には、照明部40が照射可能な照射範囲、照度、色温度等の各パラメータが記憶される。例えば、照射可能な照射領域は、駆動部30の駆動領域に応じて決定される。
すなわち、決定部51は、照明部40が照射領域Riを照射するように駆動部30(第1駆動部31および第2駆動部32;図2参照)を駆動させた場合に、照射領域Riに対する照明部40の照射範囲を算出する。
このとき、決定部51は、照射条件に照射禁止領域Rpが含まれる場合は、照明部40によってかかる照射禁止領域Rpを回避して、照射領域Riを照射可能な照射範囲を算出することも可能である。さらに、決定部51は、照射条件に入射角Rθが含まれる場合、入射角Rθで照射領域Riに対して照射可能かを算出することも可能である。
また、決定部51は、例えば、照明部40の発光強度と、照明部40から照射領域Riまでの距離に基づき、照明部40で照射領域Riを照射可能な照度を算出することができる。例えば、決定部51は、照射領域Riまでの距離が近いほど、かかる照度の値を大きく算出する。
また、決定部51は、照明部40から照射領域Riまでの距離(以下、照射距離とも記載する)や、照射領域Riの大きさに応じて照射領域Riを照射するために必要な照明部40の配光角や発光強度を算出する。具体的には、照射距離が近いほど、配光角を広くする必要があり、照射距離が遠いほど、配光角を狭くする必要がある。また、照射領域Riが小さいほど、配光角を狭くする必要があり、照射領域Riが大きいほど、配光角を広くする必要がある。
また、配光角を広くするにしたがって、単位面積当たりの照度が小さくなるため、照明部40の発光強度を強くする必要がある。一方、配光角を狭くするにしたがって、単位面積当たりの照度が大きくなるため、照明部40の発光強度を弱くする必要がある。
そして、決定部51は、上記のパラメータを用いて照射条件に対する自装置の充足率を算出する。このとき、決定部51は、例えば、パラメータごとに異なる重み付けをして充足率を算出することが可能である。
すなわち、決定部51は、照射条件のうち、照射領域Riに対する照射範囲の割合を重視する場合、照射範囲の重み付けを重くして充足率を算出したり、照度を重視する場合、照度の重み付けを重くして充足率を算出したりすることが可能である。
続いて、決定部51は、算出した充足率を他の照明装置10へ通信部11を介して送信するとともに、他の照明装置10によって算出された充足率を通信部11を介して受信する。
そして、決定部51は、各充足率を比較することで、照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。ここで、図7〜図9を用いて決定部51による処理の具体例について説明する。
図7〜図9は、実施形態に係る決定部51による決定処理の具体例を示す図である。図7に示すように、決定部51は、複数の照明装置10a〜10cによって算出された充足率を比較することで、照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。
例えば、決定部51は、自装置の充足率が最も高い場合に、照射領域Riを照射する照明装置10を自装置に決定する。図7に示す例では、照明装置10bの充足率が最も高いので、照明装置10bが照射領域Riを照射することとなる。
すなわち、複数の照明装置10のうち、照射領域Riの照射条件に対する充足率が最も高い照明装置10が照射領域Riを照射することとなる。つまり、実施形態に係る照明装置10では、自装置の充足率と、他の照明装置10の充足率とを比較することで、照射領域Riを照射するのに適した照明装置10がかかる照射領域Riに割り当てられることとなる。
なお、決定部51は、充足率に限らず、各照明装置10から照射領域Riまでの距離や他のパラメータを比較して、照射領域Riを照射する照明装置10を決定することにしてもよい。
ところで、各照明装置10の性能や、照射領域Riの位置等によっては、1つの照明装置10で、1つの照射領域Riの照射条件を満足できない場合がある。かかる場合に、決定部51は、照射領域Riを照射する照明装置10を複数に設定する。
例えば、図8に示すように、いずれの照明装置10a〜10cも充足率が所定値(例えば、90%)に満たない場合に、複数の照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。
同図に示す例では、照明装置10a(充足率40%)と、照明装置10b(充足率70%)との双方で照射領域Riを照射した場合の充足率が98%となる場合を示している。このように、決定部51は、複数の照明装置10のそれぞれの充足率が所定値に満たない場合には、複数の照明装置10で照射領域Riを照射した場合の充足率を算出することができる。
そして、決定部51は、かかる充足率が所定値を超えた場合、すなわち、照射条件を満たす場合に、かかる複数の照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10として決定する。
つまり、実施形態に係る照明装置10は、1つの照明装置10で照射条件を満たさない場合には、複数の照明装置10で協調動作し、照射領域Riを照射する。このように、実施形態に係る照明装置10は、複数の照明装置10で照射領域Riを照射することで、多様な照射条件を満たすことが可能となる。
ところで、実施形態に係る照明装置10は、複数の照射領域Riが設定された場合、照射領域Riを照射する照明装置10として決定された照明装置10を除外して次の照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。
例えば、図9に示すように、照射領域Ri1および照射領域Ri2が設定された場合について説明する。例えば、決定部51は、照射領域Ri1を照射する照明装置10を決定した後に、次の照射領域Ri2を照射する照明装置10を決定する。
具体的には、まず、決定部51は、照射領域Ri1に対する各照明装置10の充足率を比較する。同図に示す例では、照明装置10aの充足率が他の照明装置10b、10cよりも高い場合を示す。
このため、照明装置10aの決定部51は、自装置について照射領域Ri1を照射する照明装置10として決定する。ここで、照明装置10aは、照射領域Ri1を照射するため、次の照射領域Ri2を照射する照明装置10の候補から除外される。
つまり、同図に示すように、照明装置10aを固定した状態で、照明装置10aを除いた照明装置10bおよび照明装置10cで照射領域Ri2に対する充足率を比較する。同図に示す例では、照明装置10bの充足率が照明装置10cの充足率よりも高いので、照明装置10bについて照射領域Ri2を照射する照明装置10として決定することとなる。
このように、実施形態に係る照明装置10では、照射領域Riを照射する照明装置10を除いて次の照射領域Riを照射する照明装置10を決定することで、複数の照射領域Riに対してそれぞれ適切な照明装置10を割り当てることが可能となる。
なお、例えば、複数の照射領域Riに対して照射する照明装置10がそれぞれ決定された後に、作業者が照明装置10の割り当ての変更を所望する場合、不図示の作業者端末に再設定指示を入力すると、複数の照明装置10間で再度各照射領域Riを照射する照明装置10を決定することも可能である。
図3の説明に戻り、調整部52について説明する。調整部52は、照明部40の照度、配光角および色温度の少なくとも一方を調整する。調整部52は、照射条件と合致するように照明部40の照度や配光角を調整する。
また、調整部52は、照明部40が色温度の異なる複数の光源を有する場合、照射条件に応じた色温度となるように、かかる複数の光源の発光強度を調整することができる。また、実施形態に係る照明装置10において、照射条件として照明態様の時系列変化を設定することも可能である。
例えば、作業者は、照射領域Riが徐々に明るくなるような照射条件や、色温度が時系列的に変化するような照明条件、照射領域Riが点滅するような照射条件を設定することができる。
かかる場合に、調整部52は、かかる照射条件に応じて照明部40の照度や色温度を調整することも可能である。このように、調整部52が、照射条件にあわせて照度や色温度を調整することで、バラエティー豊かな照射条件を満たすことが可能となる。
駆動部30は、所定の照射条件を満たすように照明部40を駆動させる。駆動部30は、決定部51から指示されるパラメータに基づいて第1駆動部31および第2駆動部32(図2参照)を駆動させる。つまり、駆動部30は、自装置が照射領域Riを照射する照明装置10に決定された場合に、照射領域Riを照射するように照明部40を駆動させる。
次に、図10を用いて実施形態に係る照明装置10が実行する処理手順について説明する。図10は、実施形態に係る照明装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、センサ部15は、照射領域Riに関する情報を検出する(ステップS101)。続いて、センサ部15は、かかる照射領域Riの照射条件を取得する(ステップS102)。
続いて、決定部51は、照射条件に対する充足率を算出し(ステップS103)、他の照明装置10の充足率と比較する(ステップS104)。続いて、決定部51は、自装置の充足率が最大であるか否かを判定する(ステップS105)。
ここで、決定部51は、自装置の充足率が最大であった場合(ステップS105,Yes)、自装置について照射領域Riを照射する照明装置10として決定し、駆動部30が照明部40を駆動させて(ステップS106)、処理を終了する。
一方、決定部51は、自装置の充足率が最大でなかった場合(ステップS105,No)、他の照明装置10で照射条件を満たすか否かを判定する(ステップS106)。他の照明装置10で照射条件を満たさなかった場合(ステップS107,No)、自装置を含めて照射条件を満たす場合に、駆動部30は、照明部40を駆動させて(ステップS106)、処理を終了する。
また、照明装置10は、他の照明装置10で照射条件を満たす場合(ステップS107,Yes)は、処理を終了する。
上述したように、実施形態に係る照明装置10は、駆動式の照明部40を有する照明装置であって、センサ部15と、決定部51と、駆動部30とを具備する。センサ部15は、照射対象となる照射領域Riを示す情報を検出する。決定部51は、センサ部15によって検出された情報と、他の照明装置10が有するセンサ部15によって検出された情報とに基づいて照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。駆動部30は、自装置が照射領域Riを照射する照明装置10に決定された場合は、照射領域Riを照射するように照明部40を駆動させる。これにより、実施形態に係る照明装置10では、作業者が照射領域Riを指定するだけでよいので、照射方向の調整を簡略化することができる。
また、上述した実施形態において、駆動部30は、所定の照射条件を満たすように照明部40を駆動させる。これにより、照射条件を満たすように、照射領域Riを照射するので、作業者の要望に対して適切に応答することが可能となる。
また、実施形態において、決定部51は、自装置が照射領域Riを照射可能な照射態様と、他の照明装置10が照射可能な照射態様とを比較して照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。これにより、適切な照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10に決定することができる。
また、実施形態において決定部51は、自装置と他の照明装置10とのうち、照射条件に対する充足率が高い照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10に決定する。これにより、適切な照明装置10に対して照射領域Riを照射する照明装置10に決定することができる。
また、実施形態において決定部51は、複数の照明装置10によって照射条件を満たす場合に、複数の照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10に決定する。これにより、複数の照明装置10で照射領域Riを照射するので、照射条件に対する充足率を向上させることができる。
また、実施形態において決定部51は、照射条件に含まれる照射禁止領域Rpを避けて照射領域Riを照射可能な照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10に決定する。これにより、作業者の要求に近い照明装置10について照射領域Riを照射する照明装置10に決定することができる。
また、実施形態において決定部51は、複数の照射領域Riが存在する場合に、照射領域Riを照射する照明装置10として決定した照明装置10を除いて次の照射領域Riを照射する照明装置10を決定する。これにより、照射領域Riが割り当てられた照明装置10が他の照射領域Riを照射しないので、各照射領域Riに対して適切に各照明装置10を割り当てることができる。
また、実施形態においてセンサ部15は、照射領域Riに配置されたマーカMの位置に基づいて照射領域Riを検出する。これにより、作業者は、マーカMの位置を変更するだけでよいので、作業者の作業を簡略化することができる。
また、実施形態において照明部40の照度および色温度の少なくとも一方を調整する調整部52をさらに具備する。これにより、照射態様のバリエーションを増やすことができるので、多様な照射条件に対して対応することができる。
ところで、上述した実施形態では、照明装置10が展示物を照射対象とする場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、照明装置10を一般の照明装置として用いることもできる。また、照明装置10は、センサ部15をカメラで構成する場合、照射対象となる人物などをトラッキングして追従することにしてもよい。言い換えれば、照明装置10は、照射対象となる物体を問わず用いることが可能である。また、上述した実施形態では、照明装置10が天井に取り付けられた取付部5(図2参照)に設置される場合について説明したが、照明装置10は、床や側壁に取り付けられた取付部5に設置されることにしてもよい。
また、上述した実施形態では、照明装置10が固定されて設置される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、照明装置10がレール上を駆動するように設置することにしてもよい。これにより、照明装置10によって照射可能な範囲を拡張することができるので、多様な照射条件を満たすことが可能となる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 照明装置
20 基部
30 駆動部
31 第1駆動部
32 第2駆動部
40 照明部
51 決定部
52 調整部
Ri 照射領域
Rp 照射禁止領域

Claims (9)

  1. 駆動式の照明部を具備する照明装置であって、
    マーカから、照射対象となる照射領域を示す照射領域情報と、当該照射領域に対する照射条件を示す照射条件情報とを検出するセンサ部と;
    前記センサ部によって検出された前記照射領域情報と、前記照射条件情報と、他の照明装置が有するセンサ部によって検出された情報とに基づいて前記照射領域を照射する照明装置を決定する決定部と;
    自装置が前記照射領域を照射する照明装置に決定された場合は、前記照射条件情報に基づいて前記照射領域を照明するように前記照明部を駆動させる駆動部と;
    を具備する照明装置。
  2. 前記決定部は、
    前記自装置が前記照射領域を照射可能な照射態様と、前記他の照明装置が照射可能な照射態様とを比較して前記照射領域を照射する照明装置を決定する
    請求項に記載の照明装置。
  3. 前記決定部は、
    前記自装置と前記他の照明装置とのうち、前記照射条件に対する充足率が高い照明装置について前記照射領域を照射する照明装置に決定する
    請求項またはに記載の照明装置。
  4. 前記決定部は、
    複数の照明装置によって前記照射条件を満たす場合に、前記複数の照明装置について前記照射領域を照射する照明装置に決定する
    請求項1、2またはに記載の照明装置。
  5. 前記決定部は、
    前記照射条件に含まれる照射禁止領域を避けて前記照射領域を照射可能な照明装置について前記照射領域を照射する照明装置に決定する
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の照明装置。
  6. 前記決定部は、
    複数の前記照射領域が存在する場合に、前記照射領域を照射する照明装置として一度決定した照明装置を除いて次の前記照射領域を照射する照明装置を決定する
    請求項1〜のいずれか一つに記載の照明装置。
  7. 前記センサ部は、
    前記照射領域に配置された前記マーカの位置に基づいて前記照射領域の位置を検出する
    請求項1〜のいずれか一つに記載の照明装置。
  8. 前記照射条件情報に基づいて前記照明部の照度および色温度の少なくとも一方を調整する調整部;
    をさらに具備する
    請求項1〜のいずれか一つに記載の照明装置。
  9. 駆動式の照明部を具備する複数の照明装置から照射領域を照射する照明装置を決定して前記照射領域を照射する照明方法であって、
    マーカから、照射対象となる照射領域を示す照射領域情報と、前記照射領域に対する照射条件を示す照射条件情報と、を検出するステップと、
    前記照射領域情報と、前記照射条件情報と、に基づいて前記照射領域を照射する照明装置を決定するステップと、
    前記照射条件情報に基づいて前記照射領域を照明するように、前記照射領域を照射する照明装置の前記照明部を駆動させるステップと、
    を含む照明方法。
JP2017232955A 2017-12-04 2017-12-04 照明装置および照明方法 Active JP6981213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232955A JP6981213B2 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 照明装置および照明方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232955A JP6981213B2 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 照明装置および照明方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019102306A JP2019102306A (ja) 2019-06-24
JP6981213B2 true JP6981213B2 (ja) 2021-12-15

Family

ID=66977124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017232955A Active JP6981213B2 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 照明装置および照明方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6981213B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7293087B2 (ja) * 2019-11-11 2023-06-19 株式会社東芝 遠隔計測装置及び遠隔計測方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3017183B1 (ja) * 1998-10-15 2000-03-06 株式会社ファンテックス 移動体の自動追尾照明制御システム
JP5006096B2 (ja) * 2007-04-19 2012-08-22 パナソニック株式会社 照明システム
JP5466995B2 (ja) * 2010-05-24 2014-04-09 パナソニック株式会社 照明用リモコンシステム
JP2017084454A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 富士通テン株式会社 照明装置および照明装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019102306A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107072744B (zh) 外科手术灯和用于操作外科手术灯的方法
JP6360155B2 (ja) アクティブグレア制御をもたらす照明システム及び方法
US20160088707A1 (en) Methods and apparatus for controlling lighting based on user manipulation of a mobile computing device
US8319440B2 (en) Direction controllable lighting unit
JP5871400B2 (ja) 建物サービスシステムのコミッショニング
JP6165245B2 (ja) 照明ユニットの光出力を自動的に適合させるための方法及び装置
JP5462799B2 (ja) 超音波を用いた方向制御可能照明ユニット
JP6173471B2 (ja) 物体に照明を当てるための方法及び装置
JP2016520968A5 (ja)
US20150308642A1 (en) Self-Aiming Track Light Fixture System and Method
JP7313826B2 (ja) ターゲット面の照明の特性を明らかにするための方法
TWI711870B (zh) 具有可調光強度的深度產生系統
RU2017135374A (ru) Способ и система зонального освещения
CN104159783A (zh) 具有移动光源的可控高亮度照明
KR101878654B1 (ko) 광 조사 장치 및 방법
US10118534B2 (en) Irradiation apparatus
JP6981213B2 (ja) 照明装置および照明方法
US20190182930A1 (en) Method for calibration of lighting system sensors
JP6992454B2 (ja) 照明システム
JP6611038B2 (ja) 照明制御装置及び照明システム
JP2019051793A (ja) 車両の路面描画装置
US11343896B2 (en) Optical-effect light, group of lights, arrangement and method
IT201900019634A1 (it) Apparecchiatura di illuminazione, impianto, procedimento e prodotto informatico corrispondenti
JP2023050487A (ja) 照射システム及びuv照射装置
KR101219845B1 (ko) 자동 집광 조명장치, 자동 집광 조명시스템 및 자동 집광 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6981213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151