JP6980962B2 - メインロータブレード及びヘリコプタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばドクターヘリなどの高速ヘリコプタに用いられるメインロータブレード及びそのようなメインロータブレードを有するヘリコプタに関する。
交通事故後15分以内に治療を行った場合、救命率が高いことが知られているが、日本国内の例でいうと、現状のドクターヘリでは15分で国土の60%程度しかカバーできない。一方、ドクターヘリの巡航速度を現行の2倍、例えば現行250km/h程度から500km/h程度とすれば国土の90%程度をカバーすることができ、非常に有益である。
特許文献1は、このような高速ヘリコプタ(250kts=463km/h程度)に用いられるメインロータブレードの形状についての技術を開示する。特許文献1に開示されたメインロータブレードは、同軸反転型の複合式ヘリコプタに用いられるものであり、翼根部を厚くして高速飛行時のフラッピングを抑える必要があるため、高速飛行時の抵抗が増大し、推進効率が悪い。従って、主翼型の高速ヘリコプタでは、在来機の平板に近い薄いメインロータブレードが採用されている。ここでいう同軸反転型とは、メインロータブレードを上下同軸上に配し、上下で反対方向に回転させることでアンチトルクを打ち消す方式である。また、主翼型の高速ヘリコプタは、主翼の両端にプロペラを設けることで、メインロータブレードのアンチトルクを発生させる。
米国特許公報7,252,479号公報
しかしながら、主翼型の高速ヘリコプタに在来機の平板に近い薄いメインロータブレードを使用すると、高速前進飛行時の抵抗係数が大きくなり、しかも制御が難しくなる、という課題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、主翼型などのヘリコプタにおいて高速前進飛行時の抵抗係数を小さくでき、かつ、制御も容易なメインロータブレード及びそのようなメインロータブレードを有するヘリコプタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るメインロータブレードは、高速ヘリコプタ用のメインロータブレードであって、ロータ半径の30%以上の長さの翼根部と、前記翼根部に続くブレード本体とを具備する。
ここで、翼根部においてはブレード断面形状に通常の翼型を用いておらず、典型的には前縁と後縁は丸みのある形状をしている。
ここで、ヘリコプタの高前進率時には、メインロータブレードの後退側で逆流域と呼ばれる領域が大きくなる。これに対して、コレクティブ・ピッチ角を上げても反対に推力が減少する。逆流域とは、メインロータブレードの後縁側から前縁側に主流が来る領域であり、この逆流域が大きくなると、高速前進飛行時の抵抗係数が大きくなり、しかも制御も難しくなる。逆流域が大きくなって制御が難しくなる理由は、逆流域のブレードでは後縁から主流が来るために、通常正の揚力が発生するところで負の揚力となるからである。
本発明では、翼根部の長さをロータ半径の30%以上とすることで、逆流域内において翼型を有するブレードの範囲を減らしている。これにより、主翼型などのヘリコプタにおいて高速前進飛行時の抵抗係数を小さくでき、かつ、制御も容易になる。
なお、翼根部の長さがロータ半径の60%を超えると、ホバリング飛行時のフィギュア・オブ・メリットがかなり低下し、ヘリコプタのメインロータブレードとしての実用性がなくなる。
本発明の一形態に係るメインロータブレードでは、
前記翼根部の断面形
(x/a)+(y/b)=1
かつ、
a>b
ただし、
m:任意の数
x:コード長方向
y:翼厚方向
であることが好ましい。mを変えることにより、翼根部での断面の前縁と後縁の丸みおよび厚さを変えることができ、かつ、少ない設計パラメターで、翼根部の抵抗を低くすることができる。
本発明では、翼根部が翼厚方向に薄くかつ全体が滑らかな形状となり、高速前進飛行時の抵抗係数を小さくすることができる。
本発明の一形態に係るメインロータブレードでは、前記ブレード本体のコード長は、ロータ半径の50%〜90%の範囲内の位置で最大値を有し、かつ、前記最大値が前記翼根部と前記ブレード本体との境界部での基準コード長の1.6倍〜1.8倍であることが好ましい。
これにより、ホバリング性能(フィギュア・オブ・メリット)を通常のヘリコプタと同等もしくはより向上させつつ、高速前進飛行時の抵抗係数を小さくすることができる。
本発明の一形態に係るメインロータブレードでは、前記ブレード本体のねじり角は、ロータ半径の80%〜95%の位置で極小値を有するように、翼根側及び翼端側から前記位置に向けて漸減していることが好ましい。
これにより、ホバリング性能(フィギュア・オブ・メリット)を通常のヘリコプタより向上させつつ、高速前進飛行時の抵抗係数を小さくすることができる。
本発明の一形態に係るメインロータブレードでは、前記ブレード本体の翼端は、−30°〜30°の反角を有することがより好ましい。
ホバリング性能を向上させようと反角を付けると、高速前進飛行時の抵抗係数が上がるおそれがあるが、ブレード本体の翼端が−30°〜30°の反角(下反角又は上反角)を有することで抵抗係数の極端な上昇を抑えホバリング性能を向上させることができる。
本発明の一形態に係るメインロータブレードでは、前記ブレード本体の翼端のコード長は、前記翼根部と前記ブレード本体との境界部での基準コード長の30%以下であることが好ましい。
メインロータブレードの前進側では、マッハ数が大きくなることで衝撃波が発生し、それに伴う高速衝撃騒音も問題となるが、ブレード本体の翼端のコード長を基準コード長の30%以下とすることで、高速前進飛行時の翼端での衝撃波の発生を抑制できる。
本発明の一形態に係るメインロータブレードでは、前記ブレード本体の翼端は、60°以下の後退角を有することが好ましい。
ブレード本体の翼端を60°以下の後退角をもたせることで、上記と同様に、高速前進飛行時の翼端での衝撃波の発生を抑制できる。
本発明の一形態に係るヘリコプタは、上記構成のメインロータブレードを有する。
本発明により、主翼型などのヘリコプタにおいて高速前進飛行時の抵抗係数を小さくでき、かつ、制御も容易になる。
本発明の一実施形態に係るメインロータブレードの構成を示す斜視図である。 図1に示した翼根部の断面形状を示すである。 図1に示したブレード本体のコード長を示すグラフである。 図1に示したブレード本体のねじり角を示すグラフである。 メインロータブレードの後退側で逆流域が生じることを説明するための図である。 本発明の変形例に係るメインロータブレードの構成を示す側面図である。 本発明の別の変形例に係るメインロータブレードの構成を示す上面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るメインロータブレードの構成を示す斜視図である。
図1に示すように、メインロータブレード1は、翼根部10と、ブレード本体20とを有する。なお、ここでは、メインロータブレード1は、飛行条件をホバリングと前進率0.8の高速飛行を前提としたヘリコプタに用いられることを前提としている。
メインロータブレード1は、主翼型のヘリコプタに用いられる。
翼根部10は、メインロータブレード1のうち、翼根側で、翼型の断面形状を持っておらず、揚力を発生しない主に構造の役割を果たす部分である。
翼根部10の長さAは、ロータ半径Rの30%〜60%、より好ましくはロータ半径Rの40%の長さである。ロータ半径Rは、ヘリコプタのロータ30の回転中心31からメインロータブレード1の翼端2までの長さである。
ブレード本体20は、翼根部10から連続して構成され、ヘリコプタのメインロータブレード1のうち、翼型の断面形状を有し、揚力を発生する部分である。
図2は、翼根部10の断面形状を示すである。
翼根部10の断面形状は、図2に示すように、
(x/a)+(y/b)=1
かつ、
a>b
ただし、
m:任意の数
x:コード長方向
y:翼厚方向
である。
図3は、ブレード本体20のコード長を示すグラフである。
ブレード本体20のコード長Bは、図3に示すように、ロータ半径Rの50%〜90%の範囲内の位置で最大値Bmaxを有する。その最大値は、翼根部10とブレード本体20との境界部(ルートカットアウト部)3での基準コード長Cの1.6倍〜2.0倍、より好ましくは1.8倍である。
ブレード本体20のコード長Bは、このように翼端2に向かって一旦大きくなり、翼端2部分では極端に短くなる。典型的には、ブレード本体20の翼端2のコード長Dは、境界部3での基準コード長Cの30%以下、より好ましくは20%となる。これにより、高速前進飛行時の翼端での衝撃波の発生を抑制できる。その理由は、翼端でのコード長を短くすることで、マッハ数が最も高くなるブレード前進側において、ブレード上の衝撃波を発達しにくくするとともに、ブレード上の超音速領域を狭めるからである。
ブレード本体20のねじり角θは、ロータ半径Rの80%〜95%の位置で極小値を有するように、翼根4側及び翼端2からこの極小値の位置に向けて漸減している。例えば、ブレード本体20のねじり角θは、図4に示すように、翼端2より少し翼根4側で、例えばロータ半径Rの90%前後の位置で一旦極小値θminとなり、翼端2で少し浅くなっている。ここで、メインロータブレード1におけるねじれ角とは、ブレードの翼根部から翼端部にかけてのそれぞれのスパン位置でのブレード断面の角度である。ヘリコプタにおいては、翼根部から翼端部において、スパン位置によってブレード断面での主流速度が変化するために、スパン方向にねじれ角を設けることによって、それぞれのスパン位置で適切な迎角のもと揚力を発生させる。
図3及び図4に示した分布は、メインロータブレード1のスパン上の3点を3次スプライン関数で補間している。
具体的には、図3に示すコード長分布は、ロータ半径Rの位置を変数xとして、
y=−8e−10x−0.2393x+1.839x−2.7984
図4に示すねじり角分布は、
y=2e−8x+1.7125x−16.601x+34.299
となっている。
メインロータブレード1のスパン上のコード長Bやねじり角θを多項式で表現することで、隣接する区間との接続点で連続か不連続かを選択できる。すなわち、連続の場合には多項式を微分したn−1次の式を用い、不連続の場合にはそれ以外の式を用いればよい。
後述する後退角や下反角(あるいは上反角)も同様に多項式で表現することで、隣接する区間との接続点で連続か不連続かを選択できる。
図5はメインロータブレード1の後退側で逆流域が生じることを説明するための図であり、回転するメインロータブレード1を上面から見た図であり、メインロータブレード1は図中反時計方向に回転し、ヘリコプタの前進方向は図中上方向である。
メインロータブレード1が後退側に位置するとき、水平飛行速度(V)とロータ半径方向rの回転速度(rΩ)とが相殺する。例えばΦ=270°の位置でみると、水平飛行速度(V)の方向とロータ半径方向rの回転速度(rΩ)の方向とが全く逆になる。ここで、回転速度(rΩ)は、ロータ30の回転中心31に近づくほど小さくなるので、メインロータブレード1の所定の位置61から水平飛行速度(V)>回転速度(rΩ)に逆転、つまりメインロータブレード1の後縁側から前縁側に主流が変わり、そこからロータ30の回転中心31まで逆流域60となる可能性がある。特に、ロータ30の回転中心31に近づくほど水平飛行速度(V)による逆推進力の影響が大きく、しかも高速になるほど、水平飛行速度(V)による逆推進力の影響が大きい。このメインロータブレード1では、水平飛行速度(V)による逆推進力が影響しない翼根部10の長さAが長いので、翼根4に近い部分について逆流域60とはならない。これにより、高速前進飛行時の抵抗係数を小さくすることができる。また、制御についても逆流域で負の揚力が発生しにくくなるということで、難しくなることはなくなる。
ここで、逆流域60となる位置61は、ロータ30の回転中心31からRμ(R:ロータ半径、μ:前進率)の距離にある。このメインロータブレード1では、翼根部10の長さAがこのRμの1/2であることが好ましい。これにより、メインロータブレード1のフィギュア・オブ・メリットを生かしつつ、逆流域60の影響を最小限にとどめることができる。
前進率μとは、水平飛行速度(V)をロータ30の翼端速度(RΩ(R:ロータ半径、Ω:回転速度))で割った比率、すなわち
μ=V/RΩ
である。
また、このメインロータブレード1では、ブレード本体20のコード長Bがロータ半径Rの50%〜90%の範囲内の位置で基準コード長Cの1.6倍〜2.0倍となる最大値Bmaxを有し、しかもブレード本体20のねじり角θが翼端2より少し翼根4側の位置で一旦極小値θminとなり、翼端2で少し浅くなっているので、メインロータブレード1のフィギュア・オブ・メリットを維持しつつ、抵抗係数を小さくすることができる。このような形状のブレード本体20を有するメインロータブレード1は、在来機の平板に近いメインロータブレード(コード長及びねじり角が一定)と比べ、フィギュア・オブ・メリットを向上させつつ、抵抗係数を15%程度低くできた。
更に、このメインロータブレード1では、翼根部10が図2に示した断面形状を有することで、抵抗係数を低くすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば図6に示すように、ブレード本体20の翼端2は、下反角あるいは上反角を有してもよい。この例では、ブレード本体20の翼端2は、30°の下反角を有しているが、反角の範囲は、−30°〜30°が好ましい。これにより、ホバリング時のフィギュア・オブ・メリットを向上できる。その理由は、翼端がブレード本体から遠くなることで、翼端渦がブレード上の揚力分布を急激に変化させる現象を緩和することができ、ロータ面の誘導速度分布が一様に近づくからである。
また、図7に示すように、ブレード本体20の翼端2は、後退角を有してもよい。この例では、ブレード本体20の翼端2は、45°の後退角を有しているが、後退角の範囲は、60°以下が好ましい。これにより、抵抗係数の上昇を抑えることができる。その理由は、ブレードに対する主流成分が減少し、衝撃波による抵抗増大を防げるからである。この後退翼を有するブレード本体の翼端が図6に示した下反角あるいは上反角を有してもよい。
更に、上記実施形態では、メインロータブレード1は、主翼型のヘリコプタに用いられるものであったが、本発明に係るメインロータブレードは、他の形式のヘリコプタにも用いることができる。また、上記実施形態では、メインロータブレード1は、飛行条件をホバリングと前進率0.8の高速飛行を前提としたヘリコプタに用いられることを前提としていたが、前進率がそれ以下又はそれ以上であってもよい。
1 :メインロータブレード
10 :翼根部
20 :ブレード本体
30 :ロータ
R :ロータ半径

Claims (7)

  1. ロータ半径の30%以上の長さの翼根部と、
    前記翼根部に続くブレード本体と
    を具備し、
    前記ブレード本体のねじり角は、ロータ半径の80%〜95%の位置で極小値を有するように、翼根側及び翼端側から前記位置に向けて漸減している
    メインロータブレード。
  2. ロータ半径の30%以上の長さの翼根部と、
    前記翼根部に続くブレード本体と
    を具備し、
    前記翼根部の断面形状は、(x/a)+(y/b)=1、かつ、a>b
    ただし、
    m:任意の数
    x:コード長方向
    y:翼厚方向
    である
    メインロータブレード。
  3. 請求項1又は2に記載のメインロータブレードであって、
    前記ブレード本体のコード長は、ロータ半径の50%〜90%の範囲内の位置で最大値を有し、かつ、前記最大値が前記翼根部と前記ブレード本体との境界部での基準コード長の1.6倍〜1.8倍である
    メインロータブレード。
  4. 請求項1からのうちいずれか1項に記載のメインロータブレードであって、
    前記ブレード本体の翼端は、−30°〜30°の反角を有する
    メインロータブレード。
  5. 請求項1からのうちいずれか1項に記載のメインロータブレードであって、
    前記ブレード本体の翼端のコード長は、前記翼根部と前記ブレード本体との境界部での基準コード長の30%以下である
    メインロータブレード。
  6. 請求項1からのうちいずれか1項に記載のメインロータブレードであって、
    前記ブレード本体の翼端は、60°以下の後退角を有する
    メインロータブレード。
  7. 請求項1からのうちいずれか1項に記載のメインロータブレードを有するヘリコプタ。
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