JP6977386B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、発電装置と蓄電池とを備える電力変換システムに用いられる電力変換装置に関する。
従来、発電装置と蓄電池とを備える電力変換システムに用いられる電力変換装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、太陽光発電装置や燃料電池装置などの発電装置と蓄電池とを備える電力変換システムに用いられる電力変換装置が開示されている。この電力変換装置には、発電装置用のDC/DCコンバータ、蓄電池用のDC/DCコンバータ、および、これらのDC/DCコンバータと接続されるインバータが設けられている。この電力変換装置では、インバータからの交流電力が、系統に供給される。このような電力変換装置では、一般的に、インバータ回路やDC/DCコンバータ回路などの電力変換回路は、盤内に設けられる。
特開2015−133870号公報
上記特許文献1に記載されるような電力変換装置であって、家庭向けなどの小容量(たとえば、数キロワット)の電力変換装置では、1つの盤(筐体を含む。以下同じ。)に、インバータ回路やDC/DCコンバータ回路などの複数の電力変換回路が設けられることが多い。一方、メガソーラ向けなどの大容量(たとえば、数メガワット)の電力変換装置では、1つの盤に複数の電力変換回路を設けると盤が大型化するとともに、重量が大きくなるため、電力変換回路毎に盤が設けられることが多い。また、電力変換回路毎に盤が設けられる場合、互いに異なる盤に設けられた電力変換回路同士を盤間において電気的に接続する必要がある。この場合、従来では、互いに異なる盤に設けられた電力変換回路同士を、盤外に配置された盤間配線により接続する。
しかしながら、互いに異なる盤に設けられた電力変換回路同士を盤外に配置された盤間配線により接続する場合、盤外に盤間配線を配置するスペースを設ける必要が有るとともに、盤外に盤間配線用のスペースを設けるための工事が必要になる。このため、盤間配線の設置作業が煩雑であるという問題点がある。
また、盤間配線を盤外に配置する場合、作業者などが盤間配線に意図せず触れることを考慮して絶縁物により被覆されたケーブルを盤間配線として用いる場合がある。ケーブルを盤間配線として用いる場合、ケーブルを曲げて接続を行う必要があるが、大容量の電力変換装置では使用するケーブルの径が大きくなり、ケーブルが曲がりにくくなるため、盤間配線の設置作業が行いにくくなる。このため、盤間配線の設置作業の作業性が低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、盤間配線の設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線の設置作業の作業性を向上させることが可能な電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による電力変換装置は、発電装置と蓄電池とを備える電力変換システムに用いられる電力変換装置であって、発電装置用の発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置チョッパ盤と、蓄電池用の蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池チョッパ盤と、発電装置チョッパ回路および蓄電池チョッパ回路と接続されるインバータ回路が設けられたインバータ盤と、を備え、発電装置チョッパ回路は、発電装置から入力される電力を変換してインバータ回路に供給するように構成されており、蓄電池チョッパ回路は、蓄電池から入力される電力を変換してインバータ回路に供給するように構成されており、発電装置チョッパ回路および蓄電池チョッパ回路のうちの少なくともいずれか一方と、インバータ回路とは、各回路が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で接続されており、発電装置と発電装置チョッパ回路との間または蓄電池と蓄電池チョッパ回路との間に設けられた遮断器が設けられた端子盤、をさらに備え、発電装置チョッパ回路または蓄電池チョッパ回路と遮断器とは、発電装置チョッパ回路、蓄電池チョッパ回路または遮断器が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されている。
この発明の一の局面による電力変換装置では、上記のように、発電装置チョッパ回路および蓄電池チョッパ回路のうちの少なくともいずれか一方と、インバータ回路とを、各回路が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で接続する。これにより、盤外に配置された盤間配線により互いに異なる盤に設けられた回路同士を接続する場合と異なり、盤外に盤間配線を配置するスペース自体を省くことができる。その結果、盤外に盤間配線用のスペースを設けるための工事を行う手間を省くことができるので、盤間配線の設置作業を簡素化することができる。また、盤内に盤間配線が配置されるため、盤間配線として絶縁物により被覆されたケーブルを用いる必要が無く、たとえば金属板などの盤間配線により互いに異なる盤に設けられた回路同士を接続することができるので、盤間配線の設置作業の作業性を向上させることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、発電装置チョッパ回路、蓄電池チョッパ回路およびインバータ回路は、各回路が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で接続されている。このように構成すれば、発電装置チョッパ回路、蓄電池チョッパ回路およびインバータ回路の全部を盤内で接続することができるので、盤間配線の設置作業をより簡素化し、かつ、盤間配線の設置作業の作業性をより向上させることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、発電装置チョッパ盤は、発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、発電装置と発電装置チョッパ回路との間に設けられた第1遮断器が設けられた発電装置端子盤と、を含み、蓄電池チョッパ盤は、蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、蓄電池と蓄電池チョッパ回路との間に設けられた第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤と、を含み、発電装置チョッパ回路および第1遮断器は、発電装置チョッパ回路または第1遮断器が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されており、蓄電池チョッパ回路および第2遮断器は、蓄電池チョッパ回路または第2遮断器が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されている。このように、発電装置チョッパ盤が、発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、第1遮断器が設けられた発電装置端子盤と、を含むように構成すれば、強制冷却等の強い冷却を必要とする発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、強い冷却を必要としない第1遮断器が設けられた発電装置端子盤とに、発電装置チョッパ盤を分割することができる。その結果、発電装置チョッパ盤の各盤の冷却構造を適正化することができる。同様に、蓄電池チョッパ盤が、蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤と、を含むように構成すれば、強い冷却を必要とする蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、強い冷却を必要としない第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤とに、蓄電池チョッパ盤を分割することができる。その結果、蓄電池チョッパ盤の各盤の冷却構造を適正化することができる。また、発電装置チョッパ回路および第1遮断器が、盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されるように構成すれば、発電装置チョッパ回路および第1遮断器においても、盤間配線の設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線の設置作業の作業性を向上させることができる。同様に、蓄電池チョッパ回路および第2遮断器が、盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されるように構成すれば、蓄電池チョッパ回路および第2遮断器においても、盤間配線の設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線の設置作業の作業性を向上させることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤は、共通の位置に、盤間配線を配置するための配線配置部を有する。なお、共通の位置とは、発電装置チョッパ盤における配線配置部の位置と、蓄電池チョッパ盤における配線配置部の位置とが、同じ位置に位置していることを意味する。このように構成すれば、配線配置部の位置を発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤で共通にすることができるので、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤毎に配線配置部の位置を設計する必要が無い。その結果、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤の開発期間を短縮することができる。また、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤の位置を入れ替えることができるので、たとえば電力変換装置を購入する顧客の要求により、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤の位置を入れ替える場合にも、追加で開発することなく対応することができる。
この場合、好ましくは、発電装置チョッパ盤は、発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、発電装置と発電装置チョッパ回路との間に設けられた第1遮断器が設けられた発電装置端子盤と、を含み、蓄電池チョッパ盤は、蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、蓄電池と蓄電池チョッパ回路との間に設けられた第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤と、を含み、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤は、共通の仕様の盤により構成されている。このように構成すれば、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤毎に盤を設計する必要が無いので、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤の開発期間を効果的に短縮することができる。なお、各チョッパ盤を分割して盤の数が多くなる場合、盤毎に開発を要するため、開発期間が長くなりやすい。このような場合に、開発期間を短縮できることは、非常に効果的である。
上記発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤が共通の仕様の盤により構成されている構成において、好ましくは、発電装置端子盤および蓄電池端子盤は、共通の位置に、盤間配線を配置するための配線配置部を有する。なお、共通の位置とは、発電装置端子盤における配線配置部の位置と、蓄電池端子盤における配線配置部の位置とが、同じ位置に位置していることを意味する。このように構成すれば、発電装置端子盤および蓄電池端子盤においても、開発期間を短縮することができる。また、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤が共通の仕様の盤により構成されている場合に、発電装置端子盤および蓄電池端子盤が、共通の位置に、盤間配線を配置するための配線配置部を有するように構成すれば、発電装置端子盤および蓄電池端子盤の位置を入れ替えるだけで、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤の位置を入れ替えることができる。つまり、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤が共通の仕様の盤により構成されている場合、発電装置電力変換盤を蓄電池電力変換盤として機能させ、蓄電池電力変換盤を発電装置電力変換盤として機能させることができるので、発電装置端子盤および蓄電池端子盤の位置を入れ替えれば、実質的に、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤の位置を入れ替えることができる。その結果、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤の位置を入れ替える場合に、入れ替え作業の作業性を向上させることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、発電装置チョッパ盤、蓄電池チョッパ盤およびインバータ盤のうちの隣接する盤同士では、盤間配線を配置するための配線配置部が、互いに対向する位置に配置されている。このように構成すれば、盤間配線の形状を簡素化することができるとともに、盤間配線の長さを小さくすることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、発電装置チョッパ盤は、発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、発電装置と発電装置チョッパ回路との間に設けられた第1遮断器が設けられた発電装置端子盤と、を含み、蓄電池チョッパ盤は、蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、蓄電池と蓄電池チョッパ回路との間に設けられた第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤と、を含み、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤のうちの少なくともいずれか一方は2以上設けられており、2以上の発電装置電力変換盤または蓄電池電力変換盤は、互いに隣接するように配置されており、2以上の発電装置電力変換盤または蓄電池電力変換盤のうちの隣接する盤同士では、盤間配線を配置するための配線配置部が、互いに対向する位置に配置されている。このように構成すれば、2以上の発電装置電力変換盤または蓄電池電力変換盤においても、盤間配線の形状を簡素化することができるとともに、盤間配線の長さを小さくすることができる。
本発明によれば、上記のように、盤間配線の設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線の設置作業の作業性を向上させることができる。
第1実施形態による電力変換システムを示す模式図である。 第1実施形態による電力変換装置の盤構成を示す図である。 第2実施形態による電力変換装置の盤構成を示す図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1を参照して、第1実施形態による電力変換システム100の構成について説明する。
(電力変換システムの構成)
電力変換システム100は、電力を発電するとともに、発電された電力を供給するシステムである。
図1に示すように、電力変換システム100は、発電装置10と、発電装置チョッパ回路20と、インバータ回路30と、連係トランス40と、蓄電池50と、蓄電池チョッパ回路60とを備えている。発電装置10は、太陽光電池であり、直流電力を発電可能に構成されている。発電装置チョッパ回路20は、発電装置10用のチョッパ回路であり、発電装置10から供給された直流電力の電圧を昇圧可能に構成されている。インバータ回路30は、発電装置チョッパ回路20および蓄電池チョッパ回路60と接続されており、直流電力を交流電力に変換可能に構成されている。連係トランス40は、インバータ回路30から供給された交流電力の電圧を系統70に供給するための系統電圧に変換して、系統70に連係させることが可能なように構成されている。蓄電池50は、充放電可能な電池であり、発電装置10から供給された電力により充電可能でかつ充電された電力を供給可能に構成されている。蓄電池チョッパ回路60は、蓄電池50から供給された直流電力の電圧を昇圧可能でかつ発電装置10から供給された直流電力を降圧可能に構成されている。
たとえば、電力変換システム100は、発電装置10により発電された直流電力を発電装置チョッパ回路20により昇圧させ、昇圧させた直流電力をインバータ回路30により交流電力に変換させ、変換させた交流電力を連係トランス40により系統電圧に変換させ、変換させた交流電力を系統70に連係させるように動作する。
また、たとえば、電力変換システム100は、発電装置10により発電された直流電力を発電装置チョッパ回路20により昇圧させ、昇圧させた直流電力を蓄電池チョッパ回路60により降圧させ、降圧させた直流電力により蓄電池50を充電するように動作する。
また、たとえば、電力変換システム100は、蓄電池50から供給される直流電力を蓄電池チョッパ回路60により昇圧させ、昇圧させた直流電力をインバータ回路30により交流電力に変換させ、変換させた交流電力を連係トランス40により系統電圧に変換させ、変換させた交流電力を系統70に連係させるように動作する。
また、たとえば、電力変換システム100は、発電装置10により発電された直流電力を発電装置チョッパ回路20により昇圧させ、昇圧させた直流電力をインバータ回路30により交流電力に変換させ、変換させた交流電力を連係トランス40により系統電圧に変換させ、変換させた交流電力を系統70に連係させながら、発電装置10により発電された直流電力を発電装置チョッパ回路20により昇圧させ、昇圧させた直流電力を蓄電池チョッパ回路60により降圧させ、降圧させた直流電力により蓄電池50を充電するように動作する。
また、電力変換システム100(後述する電力変換装置200)は、発電装置10から供給されて発電装置チョッパ回路20により昇圧された直流電力と、蓄電池50から供給されて蓄電池チョッパ回路60により昇圧された直流電力とを統合してインバータ回路30に供給可能な回路構造(DCリンク回路構造)を有している。
(電力変換装置の構成)
次に、図2を参照して、発電装置チョッパ回路20、インバータ回路30および蓄電池チョッパ回路60を備える電力変換装置200の構成について説明する。
電力変換装置200は、発電装置チョッパ回路20が設けられた発電装置チョッパ盤210と、蓄電池チョッパ回路60が設けられた蓄電池チョッパ盤220と、インバータ回路30が設けられたインバータ盤230とを備えている。
電力変換装置200では、発電装置チョッパ盤210、蓄電池チョッパ盤220およびインバータ盤230は、X1方向側からX2方向側に向かってこの順に配列されている。また、発電装置チョッパ盤210、蓄電池チョッパ盤220およびインバータ盤230のうちの隣接する盤同士は、隣接面が互いに接触し、隣接面に隙間が生じないように近接して配置されている。
発電装置チョッパ盤210は、複数(2つ)の盤により構成されている。具体的には、発電装置チョッパ盤210は、発電装置電力変換盤211と、発電装置端子盤212とを含んでいる。発電装置電力変換盤211および発電装置端子盤212は、X1方向側からX2方向側に向かってこの順に配列されているとともに、隣接面が互いに接触し、隣接面に隙間が生じないように近接して配置されている。
発電装置電力変換盤211には、発電装置チョッパ回路20と、発電装置チョッパ回路20を冷却するための冷却ファン211aが設けられている。発電装置電力変換盤211は、発熱体である発電装置チョッパ回路20が設けられているため、冷却ファン211aにより強制冷却する強制冷却構造を有している。
発電装置端子盤212には、発電装置10と発電装置チョッパ回路20との間に設けられ、発電装置10から供給される直流電力を遮断するための第1遮断器212aが設けられている。また、発電装置端子盤212には、盤外に配置された発電装置10と盤内の回路とを電気的に接続するための外部接続部212bが設けられている。第1遮断器212aは、発電装置チョッパ回路20と、外部接続部212bとに電気的に接続されている。なお、発電装置端子盤212には、冷却ファンは設けられていない。発電装置端子盤212は、発熱体である発電装置チョッパ回路20が設けられていないため、自然冷却する自然冷却構造を有している。
蓄電池チョッパ盤220は、複数(2つ)の盤により構成されている。具体的には、蓄電池チョッパ盤220は、蓄電池電力変換盤221と、蓄電池端子盤222とを含んでいる。蓄電池電力変換盤221および蓄電池端子盤222は、X1方向側からX2方向側に向かってこの順に配列されているとともに、隣接面が互いに接触し、隣接面に隙間が生じないように近接して配置されている。
蓄電池電力変換盤221には、蓄電池チョッパ回路60と、蓄電池チョッパ回路60を冷却するための冷却ファン221aが設けられている。蓄電池電力変換盤221は、発熱体である蓄電池チョッパ回路60が設けられているため、冷却ファン221aにより強制冷却する強制冷却構造を有している。
蓄電池端子盤222には、蓄電池50と蓄電池チョッパ回路60との間に設けられ、蓄電池50から供給される直流電力を遮断するための第2遮断器222aが設けられている。また、蓄電池端子盤222には、盤外に配置された蓄電池50と盤内の回路とを電気的に接続するための外部接続部222bが設けられている。第2遮断器222aは、蓄電池チョッパ回路60と、外部接続部222bとに電気的に接続されている。なお、蓄電池端子盤222には、冷却ファンは設けられていない。蓄電池端子盤222は、発熱体である蓄電池チョッパ回路60が設けられていないため、自然冷却する自然冷却構造を有している。
インバータ盤230には、盤外に配置された連係トランス40と盤内の回路とを電気的に接続するための外部接続部230aが設けられている。インバータ回路30は、外部接続部230aと、蓄電池チョッパ回路60と、発電装置チョッパ回路20とに電気的に接続されている。
ここで、第1実施形態では、発電装置チョッパ回路20、蓄電池チョッパ回路60およびインバータ回路30は、各回路が設けられた各盤内に配置された盤間配線240により、盤内で電気的に接続されている。
具体的には、蓄電池チョッパ回路60およびインバータ回路30は、蓄電池チョッパ盤220の蓄電池電力変換盤221の内部とインバータ盤230の内部との間に跨って設けられた盤間配線240aにより、盤内で電気的に接続されている。また、発電装置チョッパ回路20およびインバータ回路30は、盤間配線240aと、蓄電池チョッパ盤220の蓄電池電力変換盤221の内部と蓄電池端子盤222の内部との間に跨って設けられた盤間配線240bと、蓄電池チョッパ盤220の蓄電池端子盤222の内部と発電装置チョッパ盤210の発電装置電力変換盤211の内部との間に跨って設けられた盤間配線240cとにより、盤内で電気的に接続されている。
また、第1実施形態では、発電装置チョッパ回路20および第1遮断器212aは、発電装置チョッパ盤210の発電装置電力変換盤211の内部と発電装置チョッパ盤210の発電装置端子盤212の内部との間に跨って設けられた盤間配線240dにより、盤内で電気的に接続されている。また、蓄電池チョッパ回路60および第2遮断器222aは、盤内に配置された盤間配線240bにより、盤内で電気的に接続されている。
なお、盤間配線240は、隣接する盤間を電気的に接続するための配線であり、第1実施形態では、銅などの金属製の板状導体(ブスバ)である。盤間配線240は、ボルトなどの締結部材により盤内で固定される。
また、発電装置チョッパ盤210、蓄電池チョッパ盤220およびインバータ盤230は、盤間配線240を配置するための配線配置部250を有している。配線配置部250は、盤に形成された開口部からなる。盤の設置作業者は、たとえば、盤間配線240を開口部からなる配線配置部250に挿入し、挿入した状態で、締結部材により盤内で固定する。この場合、板状導体である盤間配線240を配線配置部250に挿入して固定するだけで良いので、盤間配線240の設置作業を極めて容易に行うことが可能である。
また、第1実施形態では、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220は、共通の位置に、盤間配線240を配置するための配線配置部250を有している。つまり、発電装置チョッパ盤210における配線配置部250の位置と、蓄電池チョッパ盤220における配線配置部250の位置とは、同じ位置に位置している。
具体的には、盤の配列方向(X方向)における発電装置チョッパ盤210(発電装置電力変換盤211)の一方側(X1方向側)の配線配置部250の位置と、盤の配列方向における蓄電池チョッパ盤220(蓄電池電力変換盤221)の一方側(X1方向側)の配線配置部250の位置とは、同じ位置に位置している。同様に、盤の配列方向における発電装置チョッパ盤210(発電装置端子盤212)の他方側(X2方向側)の配線配置部250の位置と、盤の配列方向における蓄電池チョッパ盤220(蓄電池端子盤222)の他方側(X2方向側)の配線配置部250の位置とは、同じ位置に位置している。つまり、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220は、互いの位置を入れ替えても盤間配線240を配置することが可能なように構成されている。なお、第1実施形態の電力変換装置200では、発電装置チョッパ盤210(発電装置端子盤212)のX2方向側には接続対象が無いため、盤の配列方向における発電装置チョッパ盤210の他方側(X2方向側)の配線配置部250には盤間配線240は配置されず、たとえば蓋部材により塞がれている。
また、第1実施形態では、発電装置チョッパ盤210の発電装置電力変換盤211および蓄電池チョッパ盤220の蓄電池電力変換盤221は、共通の仕様の盤により構成されている。つまり、発電装置電力変換盤211および蓄電池電力変換盤221は、形状や、大きさ、内部構造、内部に配置される部品、配線配置部250の位置などが互いに同じである盤により構成されている。したがって、発電装置電力変換盤211に設けられる発電装置チョッパ回路20および蓄電池電力変換盤221に設けられる蓄電池チョッパ回路60は、共通の仕様のチョッパ回路により構成されている。また、発電装置電力変換盤211に設けられる冷却ファン211aおよび蓄電池電力変換盤221に設けられる冷却ファン221aは、共通の仕様の冷却ファンにより構成されている。
また、第1実施形態では、発電装置チョッパ盤210の発電装置端子盤212および蓄電池チョッパ盤220の蓄電池端子盤222は、共通の位置に、配線配置部250を有している。つまり、発電装置端子盤212における配線配置部250の位置と、蓄電池端子盤222における配線配置部250の位置とは、同じ位置に位置している。
具体的には、盤の配列方向(X方向)における発電装置端子盤212の一方側(X1方向側)の配線配置部250の位置と、盤の配列方向における蓄電池端子盤222の一方側(X1方向側)の配線配置部250の位置とは、同じ位置に位置している。同様に、盤の配列方向における発電装置端子盤212の他方側(X2方向側)の配線配置部250の位置と、盤の配列方向における蓄電池端子盤222の他方側(X2方向側)の配線配置部250の位置とは、同じ位置に位置している。つまり、発電装置端子盤212および蓄電池端子盤222は、互いの位置を入れ替えても盤間配線240を配置することが可能なように構成されている。
また、第1実施形態では、発電装置チョッパ盤210(発電装置電力変換盤211、発電装置端子盤212)、蓄電池チョッパ盤220(蓄電池電力変換盤221、蓄電池端子盤222)およびインバータ盤230のうちの隣接する盤同士では、配線配置部250が、互いに対向する位置に配置されている。また、発電装置チョッパ盤210(発電装置電力変換盤211、発電装置端子盤212)、蓄電池チョッパ盤220(蓄電池電力変換盤221、蓄電池端子盤222)およびインバータ盤230では、盤の配列方向(X方向)における一方側(X1方向側)の配線配置部250と、盤の配列方向(X方向)における他方側(X2方向側)の配線配置部250とが、略同じ高さ位置でかつ略同じ奥行き位置に配置されている。つまり、発電装置チョッパ盤210(発電装置電力変換盤211、発電装置端子盤212)、蓄電池チョッパ盤220(蓄電池電力変換盤221、蓄電池端子盤222)およびインバータ盤230では、各配線配置部250は、X方向に互いにオーバーラップする位置に配置されている。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、発電装置チョッパ回路20および蓄電池チョッパ回路60の両方と、インバータ回路30とを、各回路が設けられた各盤内に配置された盤間配線240により、盤内で接続する。これにより、盤外に配置された盤間配線240により互いに異なる盤に設けられた回路同士を接続する場合と異なり、盤外に盤間配線240を配置するスペース自体を省くことができる。その結果、盤外に盤間配線240用のスペースを設けるための工事を行う手間を省くことができるので、盤間配線240の設置作業を簡素化することができる。また、盤内に盤間配線240が配置されるため、盤間配線240として絶縁物により被覆されたケーブルを用いる必要が無く、たとえば金属板などの盤間配線240により互いに異なる盤に設けられた回路同士を接続することができるので、盤間配線240の設置作業の作業性を向上させることができる。また、発電装置チョッパ回路20、蓄電池チョッパ回路60およびインバータ回路30の全部を盤内で接続することができるので、盤間配線240の設置作業をより簡素化し、かつ、盤間配線240の設置作業の作業性をより向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、発電装置チョッパ盤210は、発電装置チョッパ回路20が設けられた発電装置電力変換盤211と、第1遮断器212aが設けられた発電装置端子盤212と、を含んでいる。そして、蓄電池チョッパ盤220は、蓄電池チョッパ回路60が設けられた蓄電池電力変換盤221と、第2遮断器222aが設けられた蓄電池端子盤222と、を含んでいる。そして、発電装置チョッパ回路20および第1遮断器212aを、発電装置チョッパ回路20または第1遮断器212aが設けられた各盤内に配置された盤間配線240により、盤内で互いに接続する。そして、蓄電池チョッパ回路60および第2遮断器222aを、蓄電池チョッパ回路60または第2遮断器222aが設けられた各盤内に配置された盤間配線240により、盤内で互いに接続する。このように、発電装置チョッパ盤210が、発電装置チョッパ回路20が設けられた発電装置電力変換盤211と、第1遮断器212aが設けられた発電装置端子盤212と、を含むように構成することにより、強制冷却などの強い冷却を必要とする発電装置チョッパ回路20が設けられた発電装置電力変換盤211と、強い冷却を必要としない第1遮断器212aが設けられた発電装置端子盤212とに、発電装置チョッパ盤210を分割することができる。その結果、発電装置チョッパ盤210の各盤の冷却構造を適正化することができる。同様に、蓄電池チョッパ盤220が、蓄電池チョッパ回路60が設けられた蓄電池電力変換盤221と、第2遮断器222aが設けられた蓄電池端子盤222と、を含むように構成することにより、強い冷却を必要とする蓄電池チョッパ回路60が設けられた蓄電池電力変換盤221と、強い冷却を必要としない第2遮断器222aが設けられた蓄電池端子盤222とに、蓄電池チョッパ盤220を分割することができる。その結果、蓄電池チョッパ盤220の各盤の冷却構造を適正化することができる。また、発電装置チョッパ回路20および第1遮断器212aが、盤内に配置された盤間配線240により、盤内で互いに接続されるように構成することにより、発電装置チョッパ回路20および第1遮断器212aにおいても、盤間配線240の設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線240の設置作業の作業性を向上させることができる。発電装置チョッパ回路20および第1遮断器212a。同様に、蓄電池チョッパ回路60および第2遮断器222aが、盤内に配置された盤間配線240により、盤内で互いに接続されるように構成することにより、蓄電池チョッパ回路60および第2遮断器222aにおいても、盤間配線240の設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線240の設置作業の作業性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220は、共通の位置に、盤間配線240を配置するための配線配置部250を有する。これにより、配線配置部250の位置を発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220で共通にすることができるので、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220毎に配線配置部250の位置を設計する必要が無い。その結果、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220の開発期間を短縮することができる。また、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220の位置を入れ替えることができるので、たとえば電力変換装置200を購入する顧客の要求により、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220の位置を入れ替える場合にも、追加で開発することなく対応することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、発電装置電力変換盤211および蓄電池電力変換盤221を、共通の仕様の盤により構成する。これにより、発電装置電力変換盤211および蓄電池電力変換盤221毎に盤を設計する必要が無いので、発電装置電力変換盤211および蓄電池電力変換盤221の開発期間を効果的に短縮することができる。なお、各チョッパ盤を分割して盤の数が多くなる場合、盤毎に開発を要するため、開発期間が長くなりやすい。このような場合に、開発期間を短縮できることは、非常に効果的である。
また、第1実施形態では、上記のように、発電装置端子盤212および蓄電池端子盤222は、共通の位置に、盤間配線240を配置するための配線配置部250を有する。これにより、発電装置端子盤212および蓄電池端子盤222においても、開発期間を短縮することができる。また、発電装置電力変換盤211および蓄電池電力変換盤221が共通の仕様の盤により構成されている場合に、発電装置端子盤212および蓄電池端子盤222が、共通の位置に、盤間配線240を配置するための配線配置部250を有するように構成することにより、発電装置端子盤212および蓄電池端子盤222の位置を入れ替えるだけで、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220の位置を入れ替えることができる。つまり、発電装置電力変換盤211および蓄電池電力変換盤221が共通の仕様の盤により構成されている場合、発電装置電力変換盤211を蓄電池電力変換盤221として機能させ、蓄電池電力変換盤221を発電装置電力変換盤211として機能させることができるので、発電装置端子盤212および蓄電池端子盤222の位置を入れ替えれば、実質的に、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220の位置を入れ替えることができる。その結果、発電装置チョッパ盤210および蓄電池チョッパ盤220の位置を入れ替える場合に、入れ替え作業の作業性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、発電装置チョッパ盤210、蓄電池チョッパ盤220およびインバータ盤のうちの隣接する盤同士では、盤間配線240を配置するための配線配置部250を、互いに対向する位置に配置する。これにより、盤間配線240の形状を簡素化することができるとともに、盤間配線240の長さを小さくすることができる。
[第2実施形態]
次に、図3を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、発電装置電力変換盤と蓄電池電力変換盤とが1つずつ設けられた上記第1実施形態と異なり、発電装置電力変換盤と蓄電池電力変換盤が複数ずつ設けられる例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
(電力変換装置の構成)
本発明の第2実施形態による電力変換装置300は、図3に示すように、発電装置チョッパ盤310と、蓄電池チョッパ盤320とを備える点で、上記第1実施形態の電力変換装置200と相違する。
第2実施形態では、発電装置チョッパ盤310は、複数(3つ)の盤により構成されている。具体的には、発電装置チョッパ盤310は、複数(2つ)の発電装置電力変換盤211と、発電装置端子盤212とを含んでいる。以下では、X1方向側の発電装置電力変換盤211を、発電装置電力変換盤311aとし、X2方向側の発電装置電力変換盤211を、発電装置電力変換盤311bとする。発電装置電力変換盤311a、発電装置電力変換盤311bおよび発電装置端子盤212は、X1方向側からX2方向側に向かってこの順に配列されているとともに、隣接面が互いに接触し、隣接面に隙間が生じないように近接して配置されている。
また、第2実施形態では、発電装置電力変換盤311aの発電装置チョッパ回路20および発電装置電力変換盤311bの発電装置チョッパ回路20は、発電装置電力変換盤311aの内部と発電装置電力変換盤311bの内部との間に跨って設けられた盤間配線340aにより、盤内で電気的に接続されている。
また、複数(2つ)の発電装置電力変換盤311aおよび311bは、互いに共通の仕様の盤により構成されている。
また、第2実施形態では、蓄電池チョッパ盤320は、複数(3つ)の盤により構成されている。具体的には、蓄電池チョッパ盤320は、複数(2つ)の蓄電池電力変換盤221と、蓄電池端子盤222とを含んでいる。以下では、X1方向側の蓄電池電力変換盤221を、蓄電池電力変換盤321aとし、X2方向側の蓄電池電力変換盤221を、蓄電池電力変換盤321bとする。蓄電池電力変換盤321a、蓄電池電力変換盤321bおよび蓄電池端子盤222は、X1方向側からX2方向側に向かってこの順に配列されているとともに、隣接面が互いに接触し、隣接面に隙間が生じないように近接して配置されている。
また、第2実施形態では、蓄電池電力変換盤321aの蓄電池チョッパ回路60および蓄電池電力変換盤321bの蓄電池チョッパ回路60は、蓄電池電力変換盤321aの内部と蓄電池電力変換盤321bの内部との間に跨って設けられた盤間配線340bにより、盤内で電気的に接続されている。
また、複数(2つ)の蓄電池電力変換盤321aおよび321bは、互いに共通の仕様の盤により構成されている。
また、第2実施形態では、2つの発電装置電力変換盤311aおよび311bは、互いに隣接するように配置されている。また、隣接する発電装置電力変換盤311aおよび311b同士では、盤間配線340aを配置するための配線配置部250が、互いに対向する位置に配置されている。同様に、2つの蓄電池電力変換盤321aおよび321bは、互いに隣接するように配置されている。また、隣接する蓄電池電力変換盤321aおよび321b同士では、盤間配線340bを配置するための配線配置部250が、互いに対向する位置に配置されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、発電装置電力変換盤311aの発電装置チョッパ回路20および発電装置電力変換盤311bの発電装置チョッパ回路20を、発電装置電力変換盤311aの内部と発電装置電力変換盤311bの内部との間に跨って設けられた盤間配線340aにより、盤内で接続する。これにより、互いに異なる盤に設けられた発電装置チョッパ回路20同士を接続する場合にも、盤間配線340aの設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線340aの設置作業の作業性を向上させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、蓄電池電力変換盤321aの蓄電池チョッパ回路60および蓄電池電力変換盤321bの蓄電池チョッパ回路60を、蓄電池電力変換盤321aの内部と蓄電池電力変換盤321bの内部との間に跨って設けられた盤間配線340bにより、盤内で接続する。これにより、互いに異なる盤に設けられた蓄電池チョッパ回路60同士を接続する場合にも、盤間配線340bの設置作業を簡素化し、かつ、盤間配線340bの設置作業の作業性を向上させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、発電装置チョッパ盤310は、複数の発電装置電力変換盤211(311aおよび311b)を含んでいる。そして、複数の発電装置電力変換盤211(311aおよび311b)を、互いに共通の仕様の盤により構成する。これにより、発電装置電力変換盤211の数を増減させるだけで、容易に、発電装置チョッパ盤310で扱うことが可能な電力容量を変更することができる。その結果、たとえば電力変換装置300を購入する顧客の要求により、発電装置チョッパ盤310の電力容量を変更する場合にも、追加で開発することなく対応することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、蓄電池チョッパ盤320は、複数の蓄電池電力変換盤221(321aおよび321b)を含んでいる。そして、複数の蓄電池電力変換盤221(321aおよび321b)を、互いに共通の仕様の盤により構成する。これにより、蓄電池電力変換盤221の数を増減させるだけで、容易に、蓄電池チョッパ盤320で扱うことが可能な電力容量を変更することができる。その結果、たとえば電力変換装置300を購入する顧客の要求により、蓄電池チョッパ盤320の電力容量を変更する場合にも、追加で開発することなく対応することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、発電装置電力変換盤211(311aおよび311b)および蓄電池電力変換盤221(321aおよび321b)はそれぞれ2つ設けられており、2つの発電装置電力変換盤211(311aおよび311b)または蓄電池電力変換盤221(321aおよび321b)を、互いに隣接するように配置する。そして、2つの発電装置電力変換盤211(311aおよび311b)または蓄電池電力変換盤221(321aおよび321b)のうちの隣接する盤同士では、盤間配線340a(340b)を配置するための配線配置部250を、互いに対向する位置に配置する。このように構成すれば、2つの発電装置電力変換盤211(311aおよび311b)または蓄電池電力変換盤221(321aおよび321b)においても、盤間配線340a(340b)の形状を簡素化することができるとともに、盤間配線340a(340b)の長さを小さくすることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、発電装置が、太陽光電池である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、発電装置が、風力発電装置や燃料電池などの発電装置であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、発電装置チョッパ回路および蓄電池チョッパ回路の両方と、インバータ回路とが、盤間配線により、盤内で接続されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、発電装置チョッパ回路および蓄電池チョッパ回路の少なくともいずれか一方と、インバータ回路とが、盤間配線により、盤内で接続されていればよい。
また、上記第1および第2実施形態では、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤が、複数の盤により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、発電装置チョッパ盤が、単一の盤により構成されていてもよい。また、蓄電池チョッパ盤が、単一の盤により構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤が、共通の位置に、盤間配線を配置するための配線配置部を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、互いに異なる盤に設けられた回路同士を盤間配線により接続可能であれば、発電装置チョッパ盤および蓄電池チョッパ盤が、共通しない位置に、配線配置部を有していてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤が、共通の仕様の盤により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、発電装置電力変換盤および蓄電池電力変換盤が、必ずしも共通の仕様の盤により構成されていなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、盤間配線が、金属製の板状導体である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、盤間配線は、互いに異なる盤に設けられた回路同士を接続可能であれば、必ずしも金属製の板状導体でなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、発電装置チョッパ盤、蓄電池チョッパ盤およびインバータ盤が、この順に配列されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、発電装置チョッパ盤、蓄電池チョッパ盤およびインバータ盤は、どのような順序で配列されていてもよい。
10 発電装置
20 発電装置チョッパ回路
30 インバータ回路
50 蓄電池
60 蓄電池チョッパ回路
100 電力変換システム
200、300 電力変換装置
210、310 発電装置チョッパ盤
211、311a、311b 発電装置電力変換盤
212 発電装置端子盤
212a 第1遮断器
220、320 蓄電池チョッパ盤
221、321a、321b 蓄電池電力変換盤
222 蓄電池端子盤
222a 第2遮断器
230 インバータ盤
240、240a、240b、240c、240d、340a、340b 盤間配線
250 配線配置部

Claims (8)

  1. 発電装置と蓄電池とを備える電力変換システムに用いられる電力変換装置であって、
    前記発電装置用の発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置チョッパ盤と、
    前記蓄電池用の蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池チョッパ盤と、
    前記発電装置チョッパ回路および前記蓄電池チョッパ回路と接続されるインバータ回路が設けられたインバータ盤と、を備え、
    前記発電装置チョッパ回路は、前記発電装置から入力される電力を変換して前記インバータ回路に供給するように構成されており、
    前記蓄電池チョッパ回路は、前記蓄電池から入力される電力を変換して前記インバータ回路に供給するように構成されており、
    前記発電装置チョッパ回路および前記蓄電池チョッパ回路のうちの少なくともいずれか一方と、前記インバータ回路とは、各回路が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で接続されており、
    前記発電装置と前記発電装置チョッパ回路との間または前記蓄電池と前記蓄電池チョッパ回路との間に設けられた遮断器が設けられた端子盤、をさらに備え
    前記発電装置チョッパ回路または前記蓄電池チョッパ回路と前記遮断器とは、前記発電装置チョッパ回路、前記蓄電池チョッパ回路または前記遮断器が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されている、電力変換装置。
  2. 前記発電装置チョッパ回路、前記蓄電池チョッパ回路および前記インバータ回路は、盤内に配置された盤間配線により、各回路が設けられた各盤内で接続されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記発電装置チョッパ盤は、前記発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、前記発電装置と前記発電装置チョッパ回路との間に設けられた第1遮断器が設けられた発電装置端子盤と、を含み、
    前記蓄電池チョッパ盤は、前記蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、前記蓄電池と前記蓄電池チョッパ回路との間に設けられた第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤と、を含み、
    前記発電装置チョッパ回路および前記第1遮断器は、前記発電装置チョッパ回路または前記第1遮断器が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されており、
    前記蓄電池チョッパ回路および前記第2遮断器は、前記蓄電池チョッパ回路または前記第2遮断器が設けられた各盤内に配置された盤間配線により、盤内で互いに接続されている、請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記発電装置チョッパ盤および前記蓄電池チョッパ盤は、共通の位置に、盤間配線を配置するための配線配置部を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記発電装置チョッパ盤は、前記発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、前記発電装置と前記発電装置チョッパ回路との間に設けられた第1遮断器が設けられた発電装置端子盤と、を含み、
    前記蓄電池チョッパ盤は、前記蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、前記蓄電池と前記蓄電池チョッパ回路との間に設けられた第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤と、を含み、
    前記発電装置電力変換盤および前記蓄電池電力変換盤は、共通の仕様の盤により構成されている、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記発電装置端子盤および前記蓄電池端子盤は、共通の位置に、盤間配線を配置するための配線配置部を有する、請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記発電装置チョッパ盤、前記蓄電池チョッパ盤および前記インバータ盤のうちの隣接する盤同士では、盤間配線を配置するための配線配置部が、互いに対向する位置に配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記発電装置チョッパ盤は、前記発電装置チョッパ回路が設けられた発電装置電力変換盤と、前記発電装置と前記発電装置チョッパ回路との間に設けられた第1遮断器が設けられた発電装置端子盤と、を含み、
    前記蓄電池チョッパ盤は、前記蓄電池チョッパ回路が設けられた蓄電池電力変換盤と、前記蓄電池と前記蓄電池チョッパ回路との間に設けられた第2遮断器が設けられた蓄電池端子盤と、を含み、
    前記発電装置電力変換盤および前記蓄電池電力変換盤のうちの少なくともいずれか一方は2以上設けられており、
    2以上の前記発電装置電力変換盤または前記蓄電池電力変換盤は、互いに隣接するように配置されており、2以上の前記発電装置電力変換盤または前記蓄電池電力変換盤のうちの隣接する盤同士では、盤間配線を配置するための配線配置部が、互いに対向する位置に配置されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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