JP6975946B2 - 電波センサ - Google Patents

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Description

本開示は、電波センサに関し、特に、所定の検出範囲に対して電波を送信し、送信した電波が検出範囲内で反射された反射波を受信して、検出範囲内の検出対象を検出するために用いられる電波センサに関する。
アクティブセンサは、検出信号を単に受信するだけのパッシブセンサと異なり、所定の検出範囲に対して送信波を送信するとともに、送信波が検出範囲内で反射された反射波を受信することで検出範囲内における検出対象を検出する。かかるアクティブセンサとしては、例えば、反射波に生じたドップラーシフトに基づいて検出対象としての移動物体を検出するドップラーセンサ等の電波センサがある。
特許文献1には、折返し階段の各階において階段に面した壁面と踊り場の突き当りの壁面にそれぞれアクティブセンサを配置し、少なくとも1つのアクティブセンサの検出範囲に移動物体が入ったことを検出すると、光源を点灯する照明システムが開示されている。
特許文献2には、隣接する2つのアクティブセンサの偏波を直交するように配置することが開示されている。偏波を直交させると、理論上は相互の干渉がないので、その受信情報は検出されないと述べている。
特開2012−202733号公報 特開2009−204333号公報
ドップラーセンサ等のアクティブセンサに用いられる電波の周波数は、電波法等の制限があり、例えば24GHz帯の高周波である。移動物体の検出に用いられるドップラ―シフトの周波数は、移動物体の速度によるが、歩行する人の場合、数10Hz程度である。
高周波の電波を生成するための高周波発振器は、以前はPLL等のフィードバックが標準的でなかったため、センサ間で数100Hzのばらつきを有していた。したがって、他のセンサからの送信波を受信しても自センサの送信波の周波数との周波数差は数100Hzあり、ドップラーシフトの周波数であるドップラ周波数から離れているため、誤検出はなかった。高周波発振器にPLLフィードバックが用いられると共に周波数精度が向上し、近年では、センサ間のばらつきが数Hzから数10Hzの範囲となり、他センサの送信波を受信すると自センサの送信波との周波数差がドップラ周波数に近いため、誤検出が生じ得る。
そこで、他センサからの送信信号を受信しても、検出対象の検出に関する誤検出を防止できる電波センサが要望される。
本開示に係る電波センサは、所定の検出範囲に対して電波を送信し、送信した電波が検出対象で反射された電波を受信して、検出範囲内における検出対象の有無を検出する電波センサであって、水平偏波用の水平給電線と垂直偏波用の垂直給電線とを含み、電波を送受信するアンテナ部と、所定の周波数の送信電波を出力する発振器、及び、送信電波の周波数と受信電波の周波数との差である周波数差の信号をドップラ信号として出力するドップラ処理部を含む高周波回路と、ドップラ信号の状態に基づいて水平偏波または垂直偏波のいずれを用いるかの偏波切替信号を出力する切替信号出力部、及び、ドップラ信号に基づいて検出範囲内の検出対象の有無に関する判定信号を出力する判定信号出力部を含む制御部と、偏波切替信号に基づいて、高周波回路の発振器の接続先を、アンテナ部の水平給電線または垂直給電線のいずれにするかを切り替える偏波切替部と、を備える。
上記構成によれば、アンテナ部は、偏波方向が互いに直交する水平偏波と垂直偏波との間での切替ができる。そこで、複数の電波センサを用いる場合、全ての電波センサの初期設定を水平偏波または垂直偏波のいずれかに統一し、自センサが検出範囲内の移動物体の有無に関する判定を行うときに、他センサからの送信電波を受信している可能性のある場合に、初期設定と異なる偏波方向を有する電波に切替えることができる。自センサのみが他センサと異なる方向の偏波の電波の送受信を行うことで、他センサからの送信電波を受信しても、自センサからの送信電波が検出対象から反射して戻ってくる受信電波とは異なる偏波方向を有する電波であるので、移動物体の検出に関する誤検出を防止できる。
上記構成の電波センサによれば、他センサからの送信信号を受信しても、移動物体の検出に関する誤検出を防止できる。
実施の形態に係る電波センサが用いられる非常階段における照明制御システムを示す図である。 実施の形態に係る電波センサの構成図である。 実施の形態に係る電波センサにおいて用いられる2種類の閾値を示す図である。横軸は時間で、縦軸はドップラ信号である。 図2の変形例としての電波センサの構成図である。
以下に図面を用いて、本開示の実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる周波数、周波数差、振幅の大きさ等は、説明のための例示であって、電波センサの仕様等に応じて適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、電波センサ20を用いる照明制御システム10を示す図である。照明制御システム10は、非常階段12の各階において非常階段12に面した壁面14と、踊り場の突き当りの壁面16とに、それぞれ設けられる非常灯18の点灯、消灯の制御を行うシステムである。非常階段12は、通常時には使用しない階段であるので、非常灯18は消灯状態であるが、緊急事態等で人8が非常階段12を利用するときは、非常灯18を点灯する。照明制御システム10は、非常灯18を点灯するか否かについて電波センサ20を用いて非常階段12における人8の有無を判定する。そして、人8がいないと判定されるときは非常灯18を消灯状態または省電力状態の薄暗い点灯状態とし、人8がいると判定されるときは非常灯18を明るく点灯する。
図1には、非常階段12の一部として、1階(1F)の途中から3階(3F)の途中の部分を示す。図1において、(2F/1F)は、1階と2階の間の踊り場で、(3F/2F)は、2階と3階の間の踊り場である。非常灯18は、各階の壁面14と、各踊り場の壁面16にそれぞれ設けられる。図1では、4つの非常灯18が設けられるが、これらを区別して、1階の壁面14の非常灯18a、(2F/1F)の踊り場の壁面16の非常灯18b、2階の壁面14の非常灯18c、(3F/2F)の踊り場の壁面16の非常灯18dを示す。
これらの非常灯18a,18b,18c,18dのそれぞれに対応して、4つの電波センサ20a,20b,20c,20dが設けられる。電波センサ20aは非常灯18aのごく近傍に設けられ、例えば、非常灯18と一体化して配置される。同様に、電波センサ20bは非常灯18bと例えば一体化して配置され、電波センサ20cは非常灯18cと例えば一体化して配置され、電波センサ20dは非常灯18dと例えば一体化して配置される。電波センサ20a,20b,20c,20dはいずれも同じ構成であるので、以下では、2階の壁面14に設けられる電波センサ20cについて述べる。
電波センサ20cは、非常階段12に向って所定の検出範囲30c内に電波32cを送信し、送信された電波32cが検出対象である人8によって反射された電波34cを受信して、検出範囲30c内における人8の有無を検出するアクティブセンサである。検出範囲30c内における人8の有無は、人8の移動をドップラ法によって検出することで行われる。
ドップラ法は、移動物体に対し送信した電波32cの周波数と、移動物体から反射した電波34cの周波数との間に生じるドップラーシフトの周波数差に基づいて、移動物体の移動速度を求める方法である。周波数差の信号をドップラ信号と呼ぶと、移動物体がないときは、ドップラ信号の振幅はバックグランドのノイズレベルで、移動物体があるときは、移動物体の速度に関連する周波数差のドップラ信号が現れ、その振幅はノイズレベルを超える。したがって、電波センサ20cは、送信した電波32cと受信した電波34cからドップラ信号を求め、その振幅を所定の判定基準で判定することで、非常階段12における人8の有無を検出できる。
ところで、非常階段12では、人8が階段を上下するときの安全を確保するため、非常灯18は、人8の移動経路に沿って、順次点灯することが要求される。これを電波センサ20について述べると、人8の移動経路に沿って連続して人8を検出することが要求される。そのため、隣接する2つの電波センサ20の検出範囲は重複し、例えば、図1の電波センサ20cの検出範囲30c内には、隣接する電波センサ20b,20dが含まれる。このことは、電波センサ20cが受信する電波としては、電波センサ20cが送信した電波32cが人8に反射して戻ってくる電波34cの他に、電波センサ20bが送信する電波32bと、電波センサ20dが送信する電波32dとが含まれることになる。人8の検出に関するドップラ信号は、電波32cと電波34cとの間の周波数差の信号である。ここで、電波32cと電波32bとの間の周波数差の信号、電波32cと電波34dとの間の周波数差の信号は、それらの周波数差が、人8の検出に関するドップラ信号における周波数差に近い場合には、誤検出につながる不要な電波である。電波センサ20cは、誤検出につながる不要な電波32b、32dを排除する構成を有する必要がある。
ここでは、不要な電波を送信する送信アンテナの偏波方向と、人8の検出を行うべき受信アンテナの偏波方向とを互いに直交関係とする。これによって、人8の検出を行うべき受信アンテナは、不要な電波を送信する送信アンテナから送信された電波に関する受信情報が検出されないことを利用する。上記の例では、電波センサ20bの偏波方向及び電波センサ20dの偏波方向と、電波センサ20cの偏波方向とを互いに直交関係にすれば、電波センサ20cは、電波センサ20b,20dから送信された電波に関する受信情報を検出しない。
上記では、電波センサ20cについて述べたが、人8の移動に伴って、電波センサ20a,20b,20dも同じ事情となる。したがって、人8の移動に伴って、人8の検出を行うべき電波センサ20の偏波方向を切り替えることが必要である。以下では、個別の電波センサ20a,20b,20c,20dを一般化して、電波センサ20について述べる。
図2は、電波センサ20の構成を示す図である。電波センサ20は、アンテナ部40、高周波回路42、制御部44、及び、偏波切替部46を含む。
アンテナ部40は、給電線の接続位置を変更することで、電波の偏波方向を切替できる偏波切替型アンテナである。切替する偏波方向は、互いに直交する関係で、一方側を水平偏波方向とすると、他方側が垂直偏波方向である。
アンテナ部40は、水平偏波用の水平給電線と垂直偏波用の垂直給電線とを含み、約24GHz帯の周波数のマイクロ波の電波を送受信するアンテナである。給電線として水平給電線を用いるときは、アンテナの偏波方向が水平偏波方向となり、垂直給電線を用いるときは、アンテナの偏波方向が垂直偏波方向となる。
かかるアンテナ部40としては、誘電体基板と、その両面に印刷配線された放射素子及び地導体板と、放射素子に接続される給電線とを含む平面アンテナであるマイクロストリップアンテナが用いられる。
アンテナ部40は、電波を送信する送信専用アンテナ部50と、電波を受信する受信専用アンテナ部52とを含む。なお、1つのアンテナで送受信を行うこともできるが、そのようなアンテナを用いる電波センサ22については、図4を用いて後述する。
送信専用アンテナ部50は、送信用の水平給電線54と送信用の垂直給電線56とを含む。水平給電線54と垂直給電線56は、平面アンテナの正方形の放射素子の4つの辺の内の互いに直交する2つの辺のそれぞれにおいて、各辺の中心を通ってその辺に直交する方向に沿った位置に設けられる。水平給電線54と垂直給電線56は、正方形の放射素子の中心点よりも辺の縁側に偏った位置に設けられる。
図2において、送信専用アンテナ部50を正方形の放射素子にモデル化し、互いに直交する辺のそれぞれの辺縁側に設けられる水平給電線54と垂直給電線56とを示す。水平給電線54を用いるときの電波の偏波方向を、実線の水平偏波方向58として示し、垂直給電線56を用いるときの電波の偏波方向を、破線の垂直偏波方向60として示す。水平給電線54を用いるときの電波の水平偏波方向58と、垂直給電線56を用いるときの電波の垂直偏波方向60とは、互いに直交関係にある。
受信専用アンテナ部52は、送信専用アンテナ部50と同じ構成で用途が異なるアンテナである。即ち、受信専用アンテナ部52を正方形の放射素子にモデル化して、互いに直交する辺のそれぞれの辺縁側に設けられる水平給電線62と垂直給電線64を示す。水平給電線62を用いるときの電波の偏波方向を、実線の水平偏波方向66として示し、垂直給電線64を用いるときの電波の偏波方向を、破線の垂直偏波方向68として示す。水平給電線62を用いるときの電波の水平偏波方向66と、垂直給電線64を用いるときの電波の垂直偏波方向68とは、互いに直交関係にある。
上記では、偏波切替型アンテナとして、1つの平面アンテナの放射素子に2つの給電線を設けるものとした。これは説明のための例示であって、給電線の接続を変更することで互いに直交する関係の2つの偏波方向の間で電波の偏波方向を切替できるアンテナであればよい。例えば、同じ性能のアンテナを2つ用い、互いに直交する方向に配置し、一方側の給電方向を変更することで、水平偏波方向を強め合い垂直偏波方向を弱め合う関係と、逆に、垂直偏波方向を強め合い水平偏波方向を弱め合う関係との間で変更可能な構成でもよい。
図2において高周波回路42は、所定の周波数の送信電波を出力する発振器70、及び送信電波の周波数と受信電波の周波数との差である周波数差の信号をドップラ信号として出力するドップラ処理部72を含む。
発振器70が出力する送信電波の所定の周波数は、約24GHzであり、発振器70は、高周波発振器である。発振器70では、出力する電波の周波数の精度を向上させるPLLフィードバックが用いられる。発振器70の出力する電波の周波数の精度は、数Hzから数10Hzで、人8が歩いていることを検出する場合のドップラ周波数とほぼ同じである。例えば、電波センサ20を図1で述べた電波センサ20cとして、発振器70から出力する送信電波の周波数をf20cとし、他の電波センサ20dが送信する電波の周波数をf20dとすると、Δf=(f20d−f20c)は、ほぼドップラ信号の周波数となる。電波センサ20cにおいて、人8から反射してきた電波34cの周波数と送信した電波32cの周波数f20cとの周波数差と、他の電波センサ20dが送信した電波32dの周波数f20dとf20cとの周波数差はほぼ同じで、周波数差では両者を区別できない。
ドップラ処理部72は、送信専用アンテナ部50から送信される電波の周波数と、受信専用アンテナ部52が受信する電波の周波数との差である周波数差の信号を、ドップラ信号として出力する。受信専用アンテナ部52が受信する電波が、送信専用アンテナ部50から送信した電波が人8に反射して戻ってきた電波の場合は、ドップラ信号は、本来の人8の移動速度に関係する信号である。受信専用アンテナ部52が受信する電波が、他の電波センサが送信した電波であるときは、ドップラ処理部72が出力する周波数差の信号は、人8の移動速度に無関係である。しかし、ドップラ処理部72の処理によって出力されたものであるので、以下では、これを他センサに関するドップラ信号と呼ぶが、人8の移動速度に関する本来のドップラ信号とは無関係である。
制御部44は、ドップラ信号の状態に基づいて水平偏波または垂直偏波のいずれを用いるかの偏波切替信号を出力する切替信号出力部74、及び、ドップラ信号に基づいて検出範囲内の人8の有無に関する判定信号を出力する判定信号出力部76を含む。
切替信号出力部74は、ドップラ処理部72が出力するドップラ信号の振幅に基づいて、切替信号を出力する。上記のように、人8の検出に関するドップラ信号と、他の電波センサに関するドップラ信号とは、周波数差では区別できない。これに対し、送信専用アンテナ部50が送信した電波が検出対象である人8に反射して受信専用アンテナ部52が受信した電波の強度を示す振幅は、送信専用アンテナ部50が送信した電波の強度を示す振幅に比べ、人8における反射によって大幅に小さくなる。一方、他の電波センサからの送信電波の強度を示す振幅は、人8における反射を経てないので、大きな振幅のままである。
ドップラ信号は、送信専用アンテナ部50が送信した電波と、受信専用アンテナ部52が受信した電波をミキシングしてその差分を取ることで得られる。したがって、ドップラ信号の振幅は、受信専用アンテナ部52が受信した電波の振幅に依存した大きさとなる。このことから、人8の検出に関するドップラ信号と、他の電波センサに関するドップラ信号とは、振幅を比較することで区別できる。切替信号出力部74は、ドップラ処理部72が出力するドップラ信号の振幅が予め定めた閾値を超えるときに、その受信電波は、他の電波センサからの送信電波を受信したものであると判定し、アンテナ部40の偏波方向を切り替える切替信号を出力する。閾値の詳細な内容については後述する。
判定信号出力部76は、偏波方向の切替前後におけるドップラ信号の振幅の変化に基づいて、受信専用アンテナ部52が受信した電波から、検出範囲内における人8の有無の検出に関する判定信号を出力する。判定の詳細な内容については後述する。
かかる制御部44は、非常灯18と一体化される電波センサ20への搭載に適したマイクロプロセッサが用いられる。
偏波切替部46は、偏波切替信号に基づいて、高周波回路42の発振器70の接続先を、アンテナ部40の水平給電線54,62、または垂直給電線56,64のいずれとするかを切り替える切替手段である。偏波切替部46は、送信専用アンテナ部50用の送信偏波切替部80と、受信専用アンテナ部52用の受信偏波切替部82とを含む。
図2に各要素間を接続する信号線を示す。太線は、高周波信号が通る高周波線路90,92,94,96,98,100であり、細線は、一般的な信号線102,104である。高周波信号は、導体を通ることで損失が生じるので、高周波線路90,92,94,96,98,100は、出来るだけ短いことが好ましい。
高周波線路90,92は、それぞれ、水平給電線54と送信偏波切替部80との間、及び、垂直給電線56と送信偏波切替部80との間を接続する。同様に、高周波線路94,96は、それぞれ、水平給電線62と受信偏波切替部82との間、及び、垂直給電線64と受信偏波切替部82との間を接続する。高周波線路98,100は、それぞれ、発振器70と送信偏波切替部80との間、及び、発振器70と受信偏波切替部82との間を接続する。
信号線102は、高周波回路42から制御部44へ、ドップラ信号を伝送する信号線である。信号線104は、制御部44から、送信偏波切替部80及び受信偏波切替部82に、偏波切替信号を伝送する信号線である。信号線104は、同じ偏波切替信号を同時に送信偏波切替部80及び受信偏波切替部82に伝送する。同じ偏波切替信号を伝送するとは、例えば、水平偏波から垂直偏波に切替える場合には、送信偏波切替部80及び受信偏波切替部82の双方に対し、水平偏波から垂直偏波に切替える信号を伝送する。垂直偏波から水平偏波に切替える場合には、送信偏波切替部80及び受信偏波切替部82の双方に対し、垂直偏波から水平偏波に切替える信号を伝送する。同時に偏波切替信号を伝送するとは、時分割や遅延時間等の処理を行わずに、同じタイミングで、送信偏波切替部80及び受信偏波切替部82に偏波切替信号を伝送することを意味する。
図3は、ドップラ信号の振幅と、偏波切替のための閾値等の関係を示す図である。横軸は時間、縦軸はドップラ信号である。図3は、一例として、図1において、人8が、非常階段12を(3F/2F)の踊り場から2階(2F)におりて、さらに(2F/1F)の踊り場へ降りて行く場合について、電波センサ20cに関するドップラ信号の時間変化を示す図である。ここでは、電波センサ20c,20dにおいて、それぞれの送信専用アンテナ部50の偏波方向及び受信専用アンテナ部52の偏波方向の設定は、いずれも水平偏波方向とする。
振幅がほぼゼロの実線波形は、バックグランドノイズ110である。バックグランドノイズ110より大きな振幅で規則的な周期を有する実線波形は、人8の検出に関するドップラ信号112である。ドップラ信号112は、電波センサ20cの送信専用アンテナ部50から送信された電波32cが人8によって反射され、電波34cとして受信専用アンテナ部52で受信したときに、ドップラ処理部72において算出された信号である。ドップラ信号112の規則的な周期は、人8の非常階段12を降りるときの歩行速度に関するドップラ周期である。図3の場合、人8は、ほぼ同じ歩行速度で非常階段12を下りていることが分かる。ドップラ信号112の振幅は、電波センサ20cに近づくにつれて大きくなり、電波センサ20cから離れるにつれて小さくなっている。
規則的な周期を有する破線波形は、電波センサ20cにおける人8の検出とは無関係で、電波センサ20dから送信された電波に基づいて算出された他センサに関するドップラ信号114である。ドップラ信号114は、電波センサ20dの送信専用アンテナ部50から送信された電波32dを、電波センサ20cの受信専用アンテナ部52で受信したときに、電波センサ20cの高周波回路42のドップラ処理部72において算出された信号である。ドップラ信号114の規則的周期は、電波センサ20dにおける発振器70によって生成された電波の周波数f32dと、電波センサ20cにおける発振器70によって生成された電波の周波数f32cとの間の周波数差に対応する周期である。図3に示すように、他センサに関するドップラ信号114の周期は、人8の検出に関するドップラ信号112の周期に近く、周期の比較ではドップラ信号112とドップラ信号114の間の区別が困難である。電波センサ20dからの電波32dは、人8における反射を経てないので、反射による減衰が無く大気中を伝播する減衰があるだけであるので、電波センサ20dの送信専用アンテナ部50から送信した当初の振幅にほぼ近い大きな振幅を有する。
人8の検出に関するドップラ信号112をバックグランドノイズ110と区別するために、ドップラ信号112の振幅に関する第1閾値Ath1を用いる。Ath1は、制御部44におけるバックグランド除去のためのクラッタ制御の精度、及び、照明制御システム10の非常灯点灯条件等に基づいて設定される。
人8の検出に関するドップラ信号112と、他センサに関するドップラ信号114とを区別するために、ドップラ信号114の振幅に関する第2閾値Ath2を用いる。Ath2は、Ath1の10倍以上1000倍の範囲で設定される。一例を挙げると、Ath1の10〜100倍の範囲内で設定される。
制御部44の切替信号出力部74は、ドップラ処理部72が出力するドップラ信号の振幅に基づいて、切替信号を出力する。図3を用いて説明すると、切替信号出力部74は、ドップラ処理部72が出力するドップラ信号の振幅が、第2閾値Ath2以上の場合に、送信偏波切替部80と受信偏波切替部82に対し、偏波切替信号を同時に同じ内容で出力する。偏波切替信号を出力する前の送信偏波切替部80と受信偏波切替部82の状態は、図2で実線に示すように、いずれも水平偏波方向58,66に設定されているので、偏波切替信号は、偏波方向を垂直偏波方向に切換える指示信号である。これによって、送信偏波切替部80と受信偏波切替部82は、図2で破線に示すように、同時に、いずれも垂直偏波方向60,68に切り替わる。
この偏波切替は、電波センサ20cのみにおいて行われ、電波センサ20cの検出範囲30cに含まれる他の電波センサ20b、20dの偏波方向は切り替えない。すなわち、他の電波センサ,20b,20dは、初期設定のままの水平偏波が用いられる。電波センサ20cの偏波方向が、電波センサ20cの検出範囲30cに含まれる他の電波センサ20b,20dの偏波方向と異なることを確保するために、必要に応じ、照明制御システム10を介して、他の電波センサ20b、20dの偏波方向を取得する。場合によっては、他の電波センサ20b、20dに対し、偏波方向を指定し、あるいは偏波方向の切替を禁止する。
切替信号出力部74が偏波切替信号を出力すると、送信専用アンテナ部50、受信専用アンテナ部52等の信号環境が変化するので、周辺バックグランド信号を除去するためのクラッタ処理が更新される。
制御部44の判定信号出力部76は、偏波方向の切替前後におけるドップラ信号の振幅の変化に基づいて、受信専用アンテナ部52が受信した電波から、検出範囲内における人8の有無の検出に関する判定信号を出力する。図3を用いて説明すると、切替信号出力部74が偏波切替信号を出力した前後で、ドップラ処理部72が出力するドップラ信号の信号が変化したときは、他センサに関するドップラ信号が存在していたとし、以下の判定を行う。すなわち、偏波切替信号が出力された後のタイミングにおいて、ドップラ信号の振幅が第2閾値Ath2未満で、かつ第1閾値Ath1以上の場合に、検出範囲内に移動物体が有ることを示す判定信号を出力する。ドップラ信号の振幅が第2閾値Ath2未満で、かつ第1閾値Ath1未満の場合に、検出範囲内に移動物体が無いことを示す判定信号を出力する。
これに対し、切替信号出力部74が偏波切替信号を出力した前後で、ドップラ処理部72が出力するドップラ信号の信号が変化しないときは、他センサに関するドップラ信号が存在していない。この場合には、第1閾値Ath1を用いて検出範囲内における移動物体の有無を判定する。すなわち、ドップラ信号の振幅が第1閾値Ath1以上の場合に検出範囲内に移動物体が有ることを示す判定信号を出力し、ドップラ信号の振幅が第1閾値Ath1未満の場合に検出範囲内に移動物体が無いことを示す判定信号を出力する。
図1の照明制御システム10では、電波センサ20cが出力する判定信号に基づいて非常灯18cの点灯制御を行う。すなわち、判定信号が検出範囲30cに人8がいないことを示す場合は、非常灯18cを消灯または省電力モードの薄暗い点灯とする。判定信号が検出範囲30cに人8がいることを示す場合は、非常灯18cを明るく点灯させる。これにより、非常階段12において移動する人8の安全が確保される。
上記では、アンテナ部40は、送信専用アンテナ部50と受信専用アンテナ部52とを含み、偏波切替部46は、送信偏波切替部80と受信偏波切替部82とを含むものとした。これに代えて、送受信を1つのアンテナ部とし、偏波切替を1つの偏波切替部とすることができる。図4の電波センサ22は、1つの送受信アンテナ部53、1つの送受信偏波切替部81を備える。送受信アンテナ部53は、1つの平面アンテナで、送信アンテナの機能と受信アンテナの機能を有する。切替信号出力部75は1つの送受信偏波切替信号を出力する機能を有する。
そして、高周波回路43に、サーキュレータ120が設けられる。サーキュレータ120は、送受信偏波切替部81の接続先を、発振器70とドップラ処理部72とに位相差を付けて接続するための電子部品である。これらの構成により、高周波線路91,93,99は、送信用の高周波信号と受信用の高周波信号を伝送する機能を有することになる。また、サーキュレータ120と発振器70及びドップラ処理部72との間に、それぞれ新しく高周波線路122,124が設けられる。
電波センサ22は、電波センサ20と比較して、サーキュレータ120や高周波線路122,124が設けられるので、高周波信号がこれらを流れることで損失が発生するが、全体としては、構成が簡単になる。
上記構成の電波センサ20,22によれば、水平偏波と垂直偏波との間での切替ができるアンテナ部を備える。そこで、複数の電波センサを用いる場合、全ての電波センサの初期設定を水平偏波または垂直偏波のいずれかに統一し、自センサが検出範囲内の移動物体の有無に関する判定を行うときに、初期設定と異なる方向の偏波に切替えることができる。自センサのみが他センサと異なる方向の偏波の電波の送受信を行うことで、他センサからの送信電波を受信しても、自センサからの送信電波が検出対象から反射して戻ってくる受信電波とは異なる方向の偏波であるので、検出対象の検出に関する誤検出を防止できる。
8 人(検出対象)、20,20a,20b,20c,20d,22 電波センサ、30c 検出範囲、32b,32c,32d 電波、40 アンテナ部、42,43 高周波回路、44 制御部、46 偏波切替部、50 送信専用アンテナ部、52 受信専用アンテナ部、53 送受信アンテナ部、54,62 水平給電線、56,64 垂直給電線、58,66 水平偏波方向、60,68 垂直偏波方向、70 発振器、72 ドップラ処理部、74,75 切替信号出力部、76 判定信号出力部、80 送信偏波切替部、81 送受信偏波切替部、82 受信偏波切替部、112 (人の検出に関する)ドップラ信号、114 (他センサに関する)ドップラ信号。

Claims (4)

  1. 所定の検出範囲に対して電波を送信し、送信した電波が検出対象で反射された電波を受信して、前記検出範囲内における前記検出対象の有無を検出する電波センサであって、
    水平偏波用の水平給電線と垂直偏波用の垂直給電線とを含み、電波を送受信するアンテナ部と、
    所定の周波数の送信電波を出力する発振器、及び、前記送信電波の周波数と受信電波の周波数との差である周波数差の信号をドップラ信号として出力するドップラ処理部を含む高周波回路と、
    前記ドップラ信号の状態に基づいて水平偏波または垂直偏波のいずれを用いるかの偏波切替信号を出力する切替信号出力部、及び、前記ドップラ信号に基づいて前記検出範囲内の前記検出対象の有無に関する判定信号を出力する判定信号出力部を含む制御部と、
    前記偏波切替信号に基づいて、前記高周波回路の前記発振器の接続先を、前記アンテナ部の前記水平給電線または前記垂直給電線のいずれにするかを切り替える偏波切替部と、
    を備え
    前記切替信号出力部が前記偏波切替信号を出力した前後で、前記ドップラ処理部が出力する前記ドップラ信号が変化する場合と、変化しない場合とで、前記判定信号出力部が異なる動作を行う、電波センサ。
  2. 前記アンテナ部は、
    送信用の前記水平給電線と送信用の前記垂直給電線とを含み、電波を送信する送信専用アンテナ部と、
    受信用の前記水平給電線と受信用の前記垂直給電線とを含み、電波を受信する受信専用アンテナ部と、を含み、
    前記偏波切替部は、
    前記送信専用アンテナ部用の送信偏波切替部と、
    前記受信専用アンテナ部用の受信偏波切替部と、を含み、
    前記制御部は、
    前記送信偏波切替部と前記受信偏波切替部とに対し同時に、双方の偏波方向を同じとする前記偏波切替信号を出力する、請求項1に記載の電波センサ。
  3. 前記制御部は、前記ドップラ処理部が出力する前記ドップラ信号の振幅に基づいて、前記偏波切替信号を出力する、請求項1又は2に記載の電波センサ。
  4. 前記制御部は、
    前記ドップラ信号の振幅について、
    前記検出対象の有無検出のために予め定めた第1閾値と、
    他の電波センサの前記送信電波の受信の有無のために、前記第1閾値の10倍以上1000倍以下範囲内で予め定めた第2閾値とを用い、
    前記ドップラ信号の振幅が前記第2閾値以上の場合に、前記偏波切替信号を出力し、
    前記ドップラ信号の振幅が前記第2閾値未満で、かつ前記第1閾値以上の場合に、前記検出範囲内に前記検出対象が有ることを示す判定信号を出力し、
    前記ドップラ信号の振幅が前記第2閾値未満で、かつ前記第1閾値未満の場合に、前記検出範囲内に前記検出対象が無いことを示す判定信号を出力する、請求項3に記載の電波センサ。
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