JP6975799B2 - 低解像度検査画像から高分解能点拡がり関数を再構築するシステム及び方法 - Google Patents

低解像度検査画像から高分解能点拡がり関数を再構築するシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明はウェハ検査及びレビューに関し、とりわけ低解像度ウェハ検査画像からの高分解能点拡がり関数(PSF)の再構築に関する。
半導体デバイス例えば論理デバイス及び記憶デバイスの製造においては、通常、多数の半導体製造プロセスを用い基板例えば半導体ウェハを処理することで、それら半導体デバイスの諸フィーチャ(外形特徴)及び階層群が形成される。複数個の半導体デバイスを1枚の半導体ウェハ上に配列をなして作成し、その上で個別の半導体デバイスへと分けるようにするとよい。
半導体デバイスには、製造プロセス中に欠陥が現れることがある。検査プロセスを半導体製造プロセス中の諸工程にて実行することで、試料上の欠陥を検出することができる。検査プロセスは半導体デバイス製造例えば集積回路製造の重要部分であり、半導体デバイス寸法の縮小につれ、許容できる半導体デバイスを首尾よく製造する上で更に重要になってきている。例えば半導体デバイス寸法の縮小につれ欠陥検出が強く望まれるようになっており、それは、かなり小さな欠陥でも半導体デバイスにて不要な収差を起こしかねないからである。
米国特許第7,092,082号明細書 米国特許第6,621,570号明細書 米国特許第5,805,278号明細書 米国特許第8,664,594号明細書 米国特許第8,692,204号明細書 米国特許第8,698,093号明細書 米国特許第8,716,662号明細書
ウェハ検査システム内の諸センサは、点拡がり関数(PSF)のサイズが自センサの画素サイズと比肩しうる程かそれ未満である場合に欠陥形状をアンダーサンプリングしがちであり、それにより低解像度画像がもたらされる。加えて、ウェハ検査システム内の諸センサはある特定の画素強度を上回ると飽和状態になり、それにより被検査ウェハ上のフィーチャ同士を識別できなくなる。故に、上述した先行手法の短所を克服するシステム及び方法を提供することが望ましい。
本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能点拡がり関数(PSF)を再構築するシステムが開示される。ある例証的実施形態のシステムは検査サブシステムを有する。また、ある例証的実施形態のシステムは、1枚又は複数枚のウェハを保持するよう構成されたステージを有する。また、ある例証的実施形態のシステムは、検査サブシステムに可通信結合されたコントローラを有する。また、ある例証的実施形態では、そのコントローラが、メモリ内に格納されている一組のプログラム命令を実行するよう構成された1個又は複数個のプロセッサを有する。また、ある例証的実施形態では、それらプログラム命令が、当該1個又は複数個のプロセッサに、ウェハの低解像度画像を1枚又は複数枚捕捉させるよう構成される。また、ある例証的実施形態では、当該1枚又は複数枚の低解像度画像が、1個又は複数個の低解像度画像パッチを含むものとされる。また、ある例証的実施形態では、当該1個又は複数個の低解像度画像パッチが一通り又は複数通りのサブ画素シフトを伴う。また、ある例証的実施形態では、それらプログラム命令が、当該1個又は複数個のプロセッサに、1個又は複数個の低解像度画像パッチを集成させるよう構成される。また、ある例証的実施形態では、それらプログラム命令が、当該1個又は複数個のプロセッサに、一通り又は複数通りのサブ画素シフトを推定するのと同時に、集成された1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能PSFを再構築させるよう、構成される。
本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能点拡がり関数(PSF)を再構築する方法が開示される。また、ある例証的実施形態の方法では、ウェハの低解像度画像を1枚又は複数枚捕捉する。また、ある例証的実施形態では、当該1枚又は複数枚の低解像度画像が、1個又は複数個の低解像度画像パッチを含むものとされる。また、ある例証的実施形態では、当該1個又は複数個の低解像度画像パッチが一通り又は複数通りのサブ画素シフトを伴う。また、ある例証的実施形態の方法では、当該1個又は複数個の低解像度画像パッチを集成する。また、ある例証的実施形態の方法では、一通り又は複数通りのサブ画素シフトを推定するのと同時に、集成された1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能PSFを再構築する。
理解できように、上掲の記述及び後掲の詳細記述は共に専ら例示的且つ説明的であり、本件開示を必ずしも限定しない。添付図面は、特徴部分に組み込まれ特徴部分を構成するものであり、本件開示の主題を描出している。記述及び図面は、相俟って、本件開示の諸原理を説明する役割を果たしている。
本件技術分野に習熟した者(いわゆる当業者)は、以下の如き添付図面を参照することで、本件開示の多様な長所をより良好に理解できよう。
本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い標本イメージングシステムのブロック図外観を描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化点拡がり関数(PSF)のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い観測PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い再構築PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSF及び再構築PSFの輪郭比較のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い低解像度画像パッチのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い低解像度画像パッチのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い低解像度画像パッチのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、低解像度画像パッチにおけるサブ画素シフト同士を比べるグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、低解像度画像パッチにおけるサブ画素シフト同士を比べるグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い再構築高分解能PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い再構築高分解能PSFのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いPSF画像のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いPSF画像のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いPSF画像のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いPSF画像のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、校正及び試験のため実施した観測で捉えた欠陥のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、校正及び試験のため実施した観測で捉えた欠陥のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、校正及び試験のため実施した観測で捉えた欠陥のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、校正及び試験のため実施した観測で捉えた欠陥のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、校正及び試験のため実施した観測で捉えた欠陥のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、校正及び試験のため実施した観測で捉えた欠陥のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い校正及び試験用スポット堆積ウェハを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い欠陥事象のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い欠陥事象のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い欠陥事象のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い1個又は複数個の飽和画素のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い1個又は複数個の飽和画素のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、被検査ウェハに基づくPSF画像テイルのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、被検査ウェハに基づくPSF画像テイルのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、被検査ウェハに基づくPSF画像テイルのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、被検査ウェハに基づくPSF画像テイルのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、輝点欠陥(LPD)を伴う被検査ウェハに基づくPSF画像テイルのグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いウェハ検査結果のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いウェハ検査結果のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いウェハ検査結果のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いウェハ検査結果のグラフィカルデータを描いた図である。 本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、一通り又は複数通りの高分解能再構築手順で以てウェハ検査システムを校正する方法を描いたフロー図である。
以下、添付図面に描かれている開示主題を詳細に参照する。
図1〜図17には、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能点拡がり関数(PSF)を再構築するシステム及び方法が開示されている。
検査サブシステムは、部分的には、所与検査サブシステムの応答の計測結果たる点拡がり関数(PSF)により特徴付けることができ、本件開示の目的に鑑み解するならば、この関数はその検査サブシステムのインパルス応答と等価である。システムインパルスは、検査サブシステムの合焦方式、最適フィルタリング方式、欠陥検出感度及び/又は欠陥サイジング方式のうち一通り又は複数通りを規定する指標の一つである。例えば、検査サブシステムの感度ターゲットが粒子を有し、その粒子の直径が10〜20nmの範囲に亘っていることがある。この検査サブシステムでは、特定画素サイズまでは、接線イメージング方向沿いで常時十分なサンプリングを果たして、所望解像度で出力することができる。こうした検査サブシステムでは、加えて、そうすることが望まれているときには、ウェハスループットと引き替えにはなるが、径イメージング方向に沿い十分なサンプリングを果たして、所望分解能で出力することができる。システムが当該特定画素サイズに達するまでは高分解能データを利用でき、ひいては校正及び検査中に二次元システム応答を分解することができる。ところが、その特定画素サイズ未満では検査サブシステムにより出力される画像が明瞭性欠如を呈し始める。こうした検査サブシステムには複数個の拡大層を実装すればよく、それにより特定画素サイズ未満をイメージングすることで特殊な「診断」モードが実現されるものの、そうした策は、設計の複雑性及びコストからすると(製造者及び/又は消費者にとり)禁忌である。加えて、再構築方法は、そのイメージング分解能を応答関数に比しかなり小さくすることが必要なものであるため、再構築の現実的用途はひどく限られている。結果として、インパルス応答がアンダーサンプリングされることとなり、特殊な用例、例えば校正やある種の粗膜におけるスペックル/粒子識別に係る問題につながっている。
本件開示の諸実施形態は、一通り又は複数通りの超分解能手順(又は関数)で以て一通り又は複数通りの低分解能点拡がり関数(PSF)を再構築することで、一通り又は複数通りの高分解能PSFを生成することを、目指している。本件開示の諸実施形態は、一通り又は複数通りの超分解能手順で以て1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能PSFを再構築することをも、目指している。本件開示の諸実施形態は、その一通り又は複数通りの超分解能手順にウェハ検査システムの運動を組み入れることをも、目指している。本件開示の諸実施形態は、その一通り又は複数通りの超分解能手順で以てシステム感度分析及び校正を実行することをも、目指している。
本件開示の付加的諸実施形態は、その一通り又は複数通りの超分解能手順を一通り又は複数通りの先進アプリケーションに適用することを、目指している。例えば、その一通り又は複数通りの先進アプリケーションに、画像スペックルの抑圧を含めることができる。また例えば、その一通り又は複数通りの先進アプリケーションに、実粒子(即ち1個又は複数個の真正欠陥)からの宇宙線誘起性ダークノイズの分離を含めることができる。また例えば、その一通り又は複数通りの先進アプリケーションに、検査システムのダイナミックレンジ拡張を含めることができる。
本件開示の諸実施形態の長所には、ウェハ検査システム内センサの画素サイズ限界が克服される点がある。本件開示の諸実施形態の長所には、アンダーサンプリングウェハ検査システムにおける1個又は複数個の低解像度ウェハ画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能点拡がり関数(PSF)が正確に再構築される点もある。本件開示の諸実施形態の長所には、高解像度画像生成方法に対する低コスト代替物が様々なアプリケーション向けに提供される点もある。例えば、それら様々なアプリケーションに、検査システムの校正及び問題診断に関わる一通り又は複数通りのアプリケーションを含めることができる。一例としては、当該様々なアプリケーションに、検査システム校正中のPSF計測結果を用いた、検査サブシステムの最良合焦方式の特定を含めることができる。加えて、当該様々なアプリケーションに、検査サブシステムのドリフトの経時監視を含めることができる。更に、当該様々なアプリケーションに、理論的モデルに照らした検査システム感度のトラブルシューティングを含めることができる。
また例えば、それら様々なアプリケーションを、被検査ウェハ上の1個又は複数個の欠陥の検出、分類及びサイジングのうち一通り又は複数通りに関わる一通り又は複数通りのアプリケーションを、含むものとすることができる。一例としては、当該様々なアプリケーションに、粒子感度に係る最適フィルタバンク設計の可能化、粒子応答からのスペックルパターンの分離による膜関連感度の改善、並びに1個又は複数個の欠陥の検出中における密な注目欠陥(DOI)クラスタの分解のうち、一通り又は複数通りを含めることができる。加えて、当該様々なアプリケーションに、PSFのデコンボリューション(逆畳み込み)による当該1個又は複数個の欠陥の分類の補強を、含めることができる。加えて、当該様々なアプリケーションに、通知粒子サイジング誤差の低減と、その粒子応答をDOIに係る散乱モデルと結合させることによる1個又は複数個の欠陥のサイジングとを、含めることができる。
本件開示の諸実施形態の長所は、膜に係るショットノイズ及びスペックルの混合物をスペックルパターンに基づき分離させるもの等、一通り又は複数通りの先進アプリケーションを伴う実現形態にも途を開いている。本件開示の諸実施形態の長所は、一通り又は複数通りの超分解能手順を低分解能PSFと併用することで宇宙線ノイズに対し1個又は複数個の真正欠陥を差別化するもの等、一通り又は複数通りの先進アプリケーションを伴う実現形態にも途を開いている。本件開示の諸実施形態の長所は、検査サブシステムのダイナミックレンジを拡張するもの等、一通り又は複数通りの先進アプリケーションを伴う実現形態にも途を開いている。
図1には、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い標本検査システム100のブロック図外観が描かれている。ある実施形態のシステム100は、検査サブシステム102を有する。また、ある実施形態のシステム100は、1個又は複数個の標本104を保持する標本ステージ106を有する。また、ある実施形態のシステム100はコントローラ110を有する。また、ある実施形態のシステム100はユーザインタフェース120を有する。
また、ある実施形態では、標本104の欠陥を1個又は複数個検出するよう検査サブシステム102が構成される。例えば、検査サブシステム102を、これに限られるものではないが電子ビーム検査又はレビューツールを有するものとすることができる(例.走査型電子顕微鏡(SEM)システム)。また例えば、検査サブシステム102を、これに限られるものではないが光学検査サブシステムを有するものとすることができる。一例としては、その光学検査サブシステムを、これに限られるものではないがレーザ維持プラズマ(LSP)式検査サブシステムを含め、広帯域検査サブシステムを有するものとすることができる。加えて、その光学検査サブシステムを、これに限られるものではないがレーザ走査検査サブシステム等、狭帯域検査サブシステムを有するものとすることができる。更に、その光学検査サブシステムを、これに限られるものではないが明視野イメージングツールや暗視野イメージングツールを有するものとすることができる。ここに注記すべきことに、検査サブシステム102は、標本104の表面からの反射、散乱、回折及び/又は輻射照明を集光及び分析するよう構成された、いずれの光学システムを有するものともすることができる。
検査サブシステムの例が2006年8月8日付特許文献1、2003年9月16日付特許文献2及び1998年9月9日付特許文献3に記載されているので、この参照を以てそれぞれの全容を本願に繰り入れることにする。検査サブシステムの例が2014年4月4日付特許文献4、2014年4月8日付特許文献5、2014年4月15日付特許文献6、2014年5月6日付特許文献7、2015年4月29日付米国特許出願第14/699781号、2015年3月24日付米国特許出願第14/667235号及び2014年8月13日付米国特許出願第14/459155号にも記載されているので、この参照を以てそれぞれの全容を本願に繰り入れることにする。
本件開示の目的に鑑みれば、欠陥は、ボイド、ショート、粒子、残留物、スカムその他、本件技術分野で既知ないずれの欠陥にも分類されうる。
また、ある実施形態によれば、図示しないが、検査サブシステム102を、照明源と、検出器と、検査実行用の様々な光学部材(例.レンズ、ビームスプリッタ等)を有するものとすることができる。例えば、検査サブシステム102を、本件技術分野で既知ないずれの照明源を有するものともすることができる。一例としては、その照明源を、これに限られるものではないが広帯域光源や狭帯域光源を有するものとすることができる。加えて、標本ステージ106上に配置されている標本104の表面へと(様々な光学部材を介し)光を差し向けるよう、その照明源を構成することができる。更に、その検査サブシステム102の様々な光学部材を、標本104の表面からの反射及び/又は散乱光を自検査サブシステム102の検出器へと差し向けるよう、構成することができる。また例えば、検査サブシステム102の検出器を、本件技術分野で既知で好適ないずれの検出器を有するものともすることができる。一例としては、その検出器を、これに限られるものではないが光電子増倍管(PMT)、電荷結合デバイス(CCD)、時間遅延積分(TDI)カメラ等を、有するものとすることができる。加えて、その検出器の出力を、本願詳述の如くコントローラ110に可通信結合させることができる。
ある実施形態では標本104にウェハが含まれる。例えば、これに限られるものではないが半導体ウェハを標本104に含めることができる。本件開示の随所で用いられている語「ウェハ」は半導体及び/又は非半導体素材で形成された基板のことを指している。一例としては、半導体又は半導体素材を、これに限られるものではないが単結晶シリコン、ヒ化ガリウム及び燐化インジウムを含むものとすることができる。
また、ある実施形態によれば、標本ステージ106を、本件技術分野で既知で好適な何らかの機械及び/又はロボットアセンブリを有するものとすることができる。また、ある実施形態ではコントローラ110が標本ステージ106を作動させる。例えば、標本104が指定位置まで又は指定方向に沿い動くよう、コントローラ110により標本ステージ106を構成設定することができる。一例としては、指定検査又は計量アルゴリズムに従い標本104を並進又は回動させることで位置決め、合焦及び/又は走査を行うよう構成された1個又は複数個のアクチュエータ、例えばモータ又はサーボを、標本ステージ106に組み込み又は機械的に結合させることができるのであり、そうしたアクチュエータのうち幾つかは本件技術分野で知られている。
ある実施形態におけるコントローラ110は、1個又は複数個のプロセッサ112と、記憶媒体114とを有する。また、ある実施形態では一組又は複数組のプログラム命令116が記憶媒体114に格納される。また、ある実施形態では、何組かのプログラム命令116を実行することで本件開示に記載の諸ステップのうち1個又は複数個を実行するよう、1個又は複数個のプロセッサ112が構成される。
また、ある実施形態では、伝送媒体例えば有線及び/又は無線区間を含むそれにより、他の諸システム又は諸サブシステムからデータ又は情報を(例.検査サブシステム102又はその検査サブシステム102の構成部材のうちいずれかからの一組又は複数組の情報を或いはユーザインタフェース120を介し受信した一通り又は複数通りのユーザ入力を)受信及び/又は捕捉するよう、コントローラ110が構成される。例えば、検査サブシステム102又はその検査サブシステム102の構成部材のうちいずれかの動作に関する一組又は複数組の情報を、検査サブシステム102又はその検査サブシステム102の構成部材のうちいずれかによりコントローラ110へと、送信するようにするとよい。また例えば、1個又は複数個の標本104の被検査領域のうち1個又は複数個の画像1枚又は複数枚を、検査サブシステム102によりコントローラ110へと送信するようにしてもよい。一例としては、コントローラ110に送信される1個又は複数個の画像を、これに限られるものではないが1枚又は複数枚の低解像度画像、1個又は複数個の低解像度画像パッチ、或いは点拡がり関数(PSF)を、含むものとすることができる。注記すべきことに、それら低解像度画像、低解像度画像パッチ及びPSFについては本願中で更に詳細に論ずることにする。
また、ある実施形態のシステム100では、検査サブシステム102内に備わる1個又は複数個のエンコーダによって、コントローラ110への送信に先立ち、一組又は複数組の情報(例.標本104の1枚又は複数枚の低解像度画像の低解像度画像パッチ)が集成される。また、ある実施形態のシステム100は1個又は複数個のステージエンコーダをそのステージ106上に備える。また、ある実施形態のシステム100では、コントローラ110内に備わる1個又は複数個のデコーダによって、検査サブシステム102により送信された一組又は複数組の情報(例.低解像度画像パッチ)が分解される。また、ある実施形態のシステム100では、コントローラ110内に備わる1個又は複数個のエンコーダによって、検査サブシステム102からの何組かの情報の受信に続き一組又は複数組の情報(例.低解像度画像パッチ)が集成される。
また、ある実施形態では、伝送媒体例えば有線及び/又は無線区間を含むそれにより、データ又は情報(例.本願にて開示されている一通り又は複数通りの手順の出力)が1個又は複数個のシステム又はサブシステムへと送信されるよう(例.検査サブシステム102又はその検査サブシステム102の構成部材のうちいずれかや標本ステージ106に対する1個又は複数個のコマンド或いはユーザインタフェース120上に表示された一通り又は複数通りの出力)、本システム100のコントローラ110が構成される。この場合、その伝送媒体を、本システム100のコントローラ110・他サブシステム間データリンクとして働かせることができる。また、ある実施形態では、伝送媒体(例.ネットワーク接続)を介し外部システムにデータを送るようコントローラ110が構成される。
ある例によれば、検査サブシステム102に備わる検出器を、その検出器により生成された出力をコントローラ110が受信できるよう、何らかの好適な要領にて(例.図1にて破線で示されている1個又は複数個の伝送媒体により)コントローラ110に結合させることができる。また例えば、検査サブシステム102が複数個の検出器を有している場合、コントローラ110を先の記述に倣い複数個の検出器に結合させることができる。ここに注記すべきことに、コントローラ110は、検査サブシステム102により収集及び送信された検出データを用い標本104の欠陥を1個又は複数個検出するよう、構成することができ、またウェハ上の欠陥の検出には本件技術分野で既知ないずれの方法及び/又はアルゴリズムも利用することができる。例えば、検査サブシステム102を、これに限られるものではないがコントローラ110を含め、本システム100の他サブシステムからの命令を受け付けるよう、構成することができる。コントローラ110からの命令受領に応じ、標本104のうちその供給された命令(即ち検査レシピ)にて特定された一個所又は複数個所(例.1個又は複数個の検査対象領域)にて、検査サブシステム102が検査プロセスを実行してその検査プロセスの結果をコントローラ110へと送信するようにすることができる。
ある実施形態では、1個又は複数個のプロセッサ112にウェハの低解像度画像を1枚又は複数枚捕捉させるよう一組のプログラム命令116がプログラミングされ、それにより、一通り又は複数通りのサブ画素シフトを伴う1個又は複数個の低解像度画像パッチを有する1枚又は複数枚の低解像度画像が捕捉される。また、ある実施形態では、当該1個又は複数個のプロセッサ112に当該1個又は複数個の低解像度画像パッチを集成させるよう当該一組のプログラム命令116がプログラミングされる。また、ある実施形態では、当該1個又は複数個のプロセッサ112に、当該一通り又は複数通りのサブ画素シフトを推定させるのと同時に、集成された1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能点拡がり関数(PSF)を再構築させるよう、当該一組のプログラム命令116がプログラミングされる。
ある実施形態では、コントローラ110に備わる1個又は複数個のプロセッサ112が、本件技術分野で既知ないずれか1個又は複数個の処理素子を有する。その意味で、当該1個又は複数個のプロセッサ112には、アルゴリズム及び/又は命令を実行するよう構成されたいずれのマイクロプロセッサデバイスも含まれうる。例えば、当該1個又は複数個のプロセッサ112をデスクトップコンピュータ、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、イメージコンピュータ、並列プロセッサ、移動体搭載コンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ(例.タブレット、スマートホン又はファブレット)その他のコンピュータシステム(例.ネットワーク接続されたコンピュータ)で構成し、更にそれを、本件開示の随所に記載の如く本システム100を動作させるよう構成されたプログラムを実行するよう、構成することができる。認識されるべきことに、本件開示の随所に記載されている諸ステップは、単一のコンピュータシステムにより実行することも、それに代え複数個のコンピュータシステムにより実行することもできる。語「プロセッサ」は、非一時的記憶媒体(例.メモリ114)発のプログラム命令116を実行する処理素子を1個又は複数個有するあらゆるデバイスが包括されるよう、広義に定義することができる。更に、本システム100の諸サブシステム(例.検査サブシステム102やユーザインタフェース120)を、本件開示の随所に記載されている諸ステップのうち少なくとも一部を実行するのに適した、プロセッサ又は論理素子を有するものとすることができる。従って、上掲の記述は、本件開示に対する限定としてではなく、単なる例証として解されるべきである。
ある実施形態では、コントローラ110の記憶媒体114が、1個又は複数個の連携先プロセッサ112にて実行可能なプログラム命令116を格納するのに適し本件技術分野で既知な何らかの格納媒体を有する。例えば、記憶媒体114を、非一時的記憶媒体を含むそれとすることができる。一例としては、記憶媒体114を、これに限られるものではないがリードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気又は光記憶デバイス(例.ディスク)、磁気テープ、固体ドライブ等を含むそれとすることができる。また、ある実施形態では、ここに注記すべきことに、表示装置122向けの表示情報及び/又は本願記載の諸ステップの出力を供給するよう、メモリ114が構成される。更に注記すべきことに、メモリ114を1個又は複数個のプロセッサ112と共に共通コントローラハウジング内に収容することができる。ある代替的実施形態によれば、メモリ114を、プロセッサ112及びコントローラ110の物理的位置に対し遠隔に所在させることができる。一例としては、ネットワーク(例.インターネット、イントラネット等)経由でアクセス可能なリモートメモリ(例.サーバ)に、コントローラ110に備わる1個又は複数個のプロセッサ112がアクセスしてもよい。また、ある実施形態では、本件開示の随所に記載の諸ステップを当該1個又は複数個のプロセッサ112に実行させるためのプログラム命令116を、記憶媒体114に格納させる。
また、ある実施形態では、ユーザインタフェース120がコントローラ110に備わる1個又は複数個のプロセッサ112に可通信結合される。また、ある実施形態ではユーザインタフェース120が表示装置122を有する。また、ある実施形態ではユーザインタフェース120がユーザ入力部124を有する。
ある実施形態では、表示装置122が本件技術分野で既知な何らかの表示デバイスを有する。例えば、その表示デバイスを、これに限られるものではないが液晶ディスプレイ(LCD)を有するものとすることができる。また例えば、その表示デバイスを、これに限られるものではないが有機発光ダイオード(OLED)式ディスプレイを有するものとすることができる。また例えば、その表示デバイスを、これに限られるものではないがCRTディスプレイを有するものとすることができる。いわゆる当業者にはご認識頂くべきことに、本件開示における実施には様々な表示デバイスが適しうるので、具体的な表示デバイスの選択は、これに限られるものではないがフォームファクタ、コスト等を含め、様々な要因により左右されうる。ある意味で、どのような表示デバイスであれユーザ入力装置(例.タッチスクリーン、ベゼル実装インタフェース、キーボード、マウス、トラックパッド等)との一体化が可能なものは、本件開示での実施に適する。
ある実施形態では、ユーザ入力装置124が、本件技術分野で既知な何らかのユーザ入力デバイスを有する。例えば、ユーザ入力装置124を、これに限られるものではないがキーボード、キーパッド、タッチスクリーン、レバー、ノブ、スクロールホイール、トラックボール、スイッチ、ダイアル、スライディングバー、スクロールバー、スライド、ハンドル、タッチパッド、パドル、ステアリングホイール、ジョイスティック、ベゼル入力デバイス等を有するものにすることができる。タッチスクリーンインタフェースの場合、いわゆる当業者にはご認識頂くべきことに、多様なタッチスクリーンインタフェースを本件開示における実施に適宜用いることができる。一例としては、表示装置122をタッチスクリーンインタフェースと一体化させること、例えばこれに限られるものではないが容量性タッチスクリーン、抵抗性タッチスクリーン、表面弾性式タッチスクリーン、赤外式タッチスクリーン等と一体化させることができる。ある意味で、どのようなタッチスクリーンインタフェースであれ、表示デバイスのディスプレイ部分との一体化が可能なものは、本件開示における実施に適している。また、ある実施形態によれば、ユーザ入力装置124を、これに限られるものではないがベゼル実装インタフェースを有するものとすることができる。
図1に描いた諸実施形態のシステム100は、本願記載の如く子細に構成することができる。加えて、本願記載のシステム及び方法実施形態のうちいずれかの他のいずれかのステップを実行するよう、そのシステム100を構成することができる。
ここに注記すべきことに、本件開示の目的に鑑みれば、図2A〜図16D中の−dx、+dx、−dy及び+dyはどのような数値でもかまわない。ここで更に注記すべきことに、−dx、+dx、−dy及び+dyのうち1個又は複数個が、−dx、+dx、−dy及び+dyのうち残りのものと異なる数値でも同じ数値でもかまわない。ここで更に注記すべきことに、±dx及び±dyは、同じ軸上に表示されはするが同じ数値でなくてもよい。とはいえ、以上の記述は、本件開示に対する限定としてではなく、単なる例証として解されるべきである。
ここで更に注記すべきことに、本件開示の目的に鑑み、図2A〜図16Dでは公称画素サイズが1μm×1μmサイズとされている。この場合、低解像度画像パッチに係る公称分解能は1μm×1μmとされうる。とはいえ、以上の記述は、本件開示に対する限定としてではなく、単なる例証として解されるべきである。
ここで更に注記すべきことに、本件開示の目的に鑑み、図2A〜図16D中に表されているグラフィカルデータの公称光強度スケールが0〜1の範囲とされている。とはいえ、以上の記述は、本件開示に対する限定としてではなく、単なる例証として解されるべきである。
また、ある実施形態では、コントローラ110が、検査サブシステム102から、様々な強度の光点を1個又は複数個含む低解像度画像パッチを1個又は複数個受信する。また、ある実施形態では、コントローラ110が、当該1個又は複数個の低解像度画像パッチを一通り又は複数通りの高分解能PSFへと変換する。ここに注記すべきことに、PSFは一般に球形、楕円形、砂時計形状であるが、PSFは本件技術分野で既知な何らかの形状であればよい。また、ある実施形態では、PSFが、低解像度画像パッチ内光点が散開し像面内有限エリアを満たすモデル(例.3Dエアリ回折パターン)とされる。ここに注記すべきことに、光点散開は光回折によるそれら光点のブラー(ぶれ/ぼけ)であり、その光回折は検査サブシステムの分解能を決める一要因である。
ここに注記すべきことに、PSFのサイズは、これに限られるものではないが、1個又は複数個の光点の波長や、検査サブシステム102に備わる1個又は複数個の対物レンズの数値開口(NA)を含め、一通り又は複数通りの要因の影響を受けうる。例えば、短めの波長であれば、長めの波長に比べ、像面内によりタイトな(即ちより集束した)有限エリアが生じるであろう。また例えば、高めのNA値を有する対物レンズであれば、低めのNA値を有する対物レンズに比べ、像面内によりタイトな(即ちより集束した)有限エリアが生じるであろう。この場合、当該一通り又は複数通りのPSFを、検査サブシステム102の一通り又は複数通りの検査特性(例.イメージング及び動作特性)により記述することができる。
また、ある実施形態では、高分解能PSFが光点毎のPSFの総和として算出される。また、ある実施形態によれば、検査サブシステム102によりイメージングされた光点を、一通り又は複数通りのコンボリューション(畳み込み)手順により対応する一通り又は複数通りのPSFと結合させて1枚又は複数枚の結合画像にすることができる。
注記すべきことに、検査サブシステム102に係るPSFを知ることは、一通り又は複数通りのデコンボリューション手順を媒介にして1枚又は複数枚の画像を適正再構築する上で、助力となりうる。また、ある実施形態では、1枚又は複数枚の結合画像をデコンボリューションすることで当該1枚又は複数枚の結合画像が低分解能パッチより高い分解能へと変換される。例えば、その変換を、これに限られるものではないが焦点外れ光量及び/又は結合画像内ブラーの低減を、含むものとすることができる。一例としては、一通り又は複数通りのデコンボリューション手順を媒介にした結合画像の変換により、低解像度画像パッチ内光点の一通り又は複数通りのPSFによるブラーを、反転させることができる。
本件開示では、コントローラにより一通り又は複数通りの超分解能手順が実施され、それにより1個又は複数個の低解像度画像パッチから一通り又は複数通りの高分解能PSFが再構築される。ある実施形態における一通り又は複数通りの超分解能手順は検査システムの周波数ドメインに依拠するものである。また、ある実施形態における一通り又は複数通りの超分解能手順は、高解像度画像再構築時に一組の低解像度画像パッチと共に一通り又は複数通りのサブ画素シフトを取り込むものである。
Figure 0006975799
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ある実施形態ではEQ.1により周波数スペクトラムG(ω)が表される。EQ.1にて想定されているシフトαは、第i計測の共通任意基準に対するものである。また、ある実施形態ではEQ.2により真信号スペクトラムポイントG(ω)が表される。また、ある実施形態では、真信号スペクトラムポイントG(ω)が、空間ドメインにて高分解能PSFを再構築すべく復元される。また、ある実施形態によれば、信号帯域制限状況にて観測される折り返し(エイリアス)低分解能スペクトラムkに寄与する真スペクトラムポイントG(ω−k・2π/Δ)が有限個存在する(即ちk=−K,…,0,…,K)。真スペクトラムポイントG(ω)が有限個数であるため、一組の線形等式EQ.3で表されている通り、高分解能再構築をG(ω)に係る一組の線形手順に還元することができる。
また、ある実施形態によれば、線形等式EQ.3の左辺にあるM個の低分解能フレームから観測周波数ポイントω毎に分解される真スペクトラムポイントG(ω−k・2π/Δ)が、2K+1個存在する。また、ある実施形態では、ステージ運動が旋回(例.径方向)方向,並進(例.接線)方向の双方に沿い1個又は複数個のステージエンコーダにより追跡される。例えば、1個又は複数個のステージエンコーダからの一組又は複数組の情報が許容水準の分解能及び正確性を有するものであれば、当該一組又は複数組の情報を一組の線形等式EQ.3に代入することができる。
ここに注記すべきことに、当該1枚又は複数枚の低解像度画像は検査サブシステム102の校正中に捕捉すること、またその低解像度画像を1個又は複数個の低解像度画像パッチを含むものにすることができる。例えば、1個又は複数個の堆積粒子を伴う標本104の指定領域1個又は複数個を1回又は複数回の反復を通じ走査し、そのデータ捕捉個所を記録することで、校正中に1枚又は複数枚の低解像度画像を捕捉することができる。この場合、センサ画素中にランダム分布した相対捕捉個所が求まる。
図2A及び図2Bには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、一通り又は複数通りの超分解能手順の模擬適用で得たPSFのグラフィカルデータが描かれている。図2Aに描かれたグラフィカルデータ200はモデル化PSF202を伴っている。図2Bに描かれたグラフィカルデータ210は低解像度画像パッチの観測PSF212に係るものである。
実行に当たっては、図2A中のモデル化PSF202に強度ノイズを付加した。例えば、実生活シナリオを擬態するため強度ノイズを不特定個所に導入した。また、実行に当たっては、強度ノイズの導入と同時に、図2A中のモデル化PSF202への強度ノイズの付加によりもたらされたエネルギを各センサ画素により積分及びサンプリングすることで、図2Bに描かれたグラフィカルデータ210中の観測PSF212を発生させた。また、実行に当たっては、その低解像度画像パッチ212を図2Aと比べアンダーサンプリングした。
図3A及び図3Bには、モデル化PSF202と、図2Bに描かれた低解像度画像パッチに超分解能手順EQ.3を適用することで生成された再構築PSF(図示せず)と、を対照するグラフィカルデータが描かれている。図3Aに描かれているのは輪郭比較のグラフィカルデータ300であり、図2Aに描いたモデル化PSF202が線302で、また超分解能手順EQ.3で以て再構築されたPSFが線304で表されている。注記すべきことに、図3Aに描出されている通り、それら二種類のPSFの輪郭間には類似性があり、特にシステム感度、フィルタデザイン及び欠陥サイジングが大変甚だしく影響を受けるところであるPSFピーク付近でそうなっている。図3Bに描かれているのは、モデル化PSFと、超分解能手順EQ.3で以て再構築されたPSFとで、封入エネルギを対照するグラフィカルデータ310であり、図2Aに描いたモデル化PSF202が線312で、また超分解能手順EQ.3で以て再構築されたPSFが線314で表されている。図3A及び図3Bのグラフィカルデータに示すように、EQ.3で以て1枚又は複数枚の低解像度画像(例.図2B)を再構築することで、分解能が約8倍に改善された。
図4〜図9Cには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、実世界データに対する一通り又は複数通りの超分解能手順の適用と試験とが描かれている。
図4にはモデル化PSF402のグラフィカルデータ400が描かれている。ある実施形態ではグラフィカルデータ400が非ガウシアンモデルを有する。また、ある実施形態ではPSF402が縦長となる。
図5A〜図5Fには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、低解像度画像パッチから生成されたPSFが三例描かれている。図5A〜図5Fに描かれている三例では、欠陥が画素の別々のエリアに所在している。ある実施形態によれば、図5A〜図5F中に25個の画素501が含まれる。例えば、その画素501の公称サイズを1μm×1μmとすることができる。とはいえ、ここで注記すべきことに、PSFは、図5A〜図5Fに描かれている個数又はサイズの画素501に限定されるものではない。従って、上掲の記述は、本件開示に対する限定としてではなく、単なる例証として解されるべきである。
図5A及び図5Bに描いたPSFは画素中心に所在している(即ちPSFシフトがなくPSFが中央画素(0,0)に所在している)。図5Aに描かれているのはモデル化PSF502のグラフィカルデータ500である。図5Bに描かれているのは低解像度画像パッチ512のグラフィカルデータ510である。ある実施形態に係る低解像度画像パッチ512は、検査サブシステム102により捕捉された局所欠陥を表している。また、ある実施形態では、モデル化PSF502に比べ少数の欠陥規定特性が低解像度画像512にてモデル化される。例えば、低解像度画像パッチ512は、欠陥が潜在的に(0,0)画素内に所在すること、また欠陥の中心が(0,0)画素内にある態のモデル化PSF502にそれが対応することを、表している。また例えば、低解像度画像パッチ512は、更に、(±1,0)及び(0,±1)画素におけるPSF示数と、(±1,±1)画素におけるPSF示数とで、(0,0)画素が囲まれることを、表している。
図5C及び図5Dに描いたPSFは画素縁に所在している(即ちPSFシフトが中央画素(0,0)の左方向である)。例えば、公称画素サイズが1μm×1μmであればPSFシフトの在処は−0.5μm×0μmとなる。図5Cに描かれているのはモデル化PSF522のグラフィカルデータ520である。図5Dに描かれているのは低解像度画像パッチ532のグラフィカルデータ530である。ある実施形態に係る低解像度画像532は、検査サブシステム102により捕捉された欠陥を表している。また、ある実施形態では、モデル化PSF522に比べ少数の欠陥規定特性が低解像度画像パッチ532にてモデル化される。例えば、低解像度画像パッチ532は、欠陥が潜在的に(0,0)又は(−1,0)画素内に所在していること、また欠陥の中心が(0,0)画素・(−1,0)画素間の画素縁上にある態のモデル化PSF522にそれが対応していることを、表している。また例えば、低解像度画像パッチ532は、更に、(0,±1)画素,(−1,±1)画素におけるPSF示数で(0,0)画素,(−1,0)画素がそれぞれ囲まれていることを、表している。
図5E及び図5Fに描いたPSFは画素隅に所在している(即ちPSFシフトが中央画素(0,0)の左上方向である)。例えば、公称画素サイズが1μm×1μmであればPSFシフトの在処は−0.5μm×−0.5μmとなる。図5Eに描かれているのはモデル化PSF542のグラフィカルデータ540である。図5Fに描かれているのは低解像度画像パッチ552のグラフィカルデータ550である。ある実施形態に係る低解像度画像パッチ552は、検査サブシステム102により捕捉された欠陥を表している。また、ある実施形態では、モデル化PSF542に比べ少数の欠陥規定特性が低解像度画像パッチ552にてモデル化される。例えば、低解像度画像パッチ552は、欠陥が潜在的に(0,0)、(−1,0)、(−1,−1)又は(0,−1)画素内に所在していること、また欠陥の中心が(0,0)、(−1,0)、(−1,−1)及び(0,−1)画素間の画素隅上にある態のモデル化PSF542にそれが対応していることを、表している。
図6A及び図6Bには、一通り又は複数通りの低分解能モデル化PSFから再構築されたPSFのモデル化表現が描かれている。ある実施形態では、再構築PSFが、一通り又は複数通りの超分解能手順を1個又は複数個の低解像度画像パッチに適用することで生成される。例えば、図6A及び図6B中の再構築PSFを、図5B中の低解像度画像パッチ512から再構築された高分解能PSFとすることができる。図6Aに描かれているのは、1個又は複数個の低解像度画像パッチから再構築された高分解能モデル化PSF602のグラフィカルデータ600である。ある実施形態では、高分解能モデル化PSF602が、低解像度画像パッチ512における画素サイズより小さな画素サイズで以て再構築される。図6Bに描かれているのは、一通り又は複数通りの低分解能PSFから再構築された高分解能モデル化PSF612のグラフィカルデータ610である。ある実施形態では、高分解能モデル化PSF612が、低解像度画像パッチ512及び高分解能モデル化PSF602双方の画素サイズよりも小さな画素サイズで以て再構築される。注記すべきことに、再構築PSF602及び612は、低解像度画像パッチ(即ち図5Bに描いた画像パッチ512)への超分解能手順の継続的反復適用を通じ、図5Aに描いたモデル化PSF502に接近していく。
図7A〜図7Cには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFが描かれている。図7A〜図7Cでは欠陥が画素に所在している(即ちPSFシフトが中央画素(0,0)の左方向である)。例えば、公称画素サイズたる1μm×1μmに基づきPSFシフトの在処は−0.4μm×0μmとされる。図7Aには高分解能PSF702のグラフィカルデータ700が描かれている。グラフィカルデータ700には25個の画素501が含まれており、高分解能PSF702はより小さな画素701で構成されている。
図7Bには低分解能PSF712のグラフィカルデータ710が描かれている。グラフィカルデータ710は25個の画素501を含んでいる。ある実施形態では、低解像度画像パッチ712が、コンボリューションされたPSF例えば高分解能PSF702をダウンサンプリングすることで形成される。また、ある実施形態に係る低解像度画像パッチ712は、検査サブシステム102により捕捉された欠陥を表している。また、ある実施形態では、高分解能PSF702に比べ少数の欠陥規定特性が低解像度画像712にてモデル化される。例えば、低分解能PSF712は、欠陥が潜在的に(0,0)又は(−1,0)画素内に所在していること(但し(0,0)画素内に欠陥がある見込みが高いこと)、また欠陥の中心が(0,0)画素・(−1,0)画素間の画素縁上にあることを示すモデル化PSF702にそれが対応していること、更には(0,±1)画素,(−1,±1)画素におけるPSF示数で(0,0)画素,(−1,0)画素がそれぞれ囲まれることを、表している。
図7Cには、再構築高分解能PSF722のグラフィカルデータ720が描かれている。注記すべきことに、高分解能PSF722は画素721で構成されている。ある実施形態では、高分解能PSF722が、5×5画素ビニングコンボリューション手順で以て生成される。
Figure 0006975799
EQ.4には標準的なサンプリング理論等式が示されている。EQ.4中の項w/d及びw/dはフーリエ変換(FT)スケーリングを表している。加えて、項(2π/d)k及び(2π/d)lはFTシフトを表している。更に、項−j(w/d−(2π/d)k)及び−j(w/d−(2π/d)l)はFT位相シフトを表している。更に、項Δ及びΔは空間シフトを表している。ある実施形態では、(Δ,Δ)毎に一組の手順EQ.4が所与(ω,ω)に関し構築される。ある実施形態では、線形最小二乗手順をEQ.4に適用することでその解が探索される。
図7D及び図7Eには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従いモデル化PSFが描かれている。図7Dに描かれているのは低解像度画像パッチ732のグラフィカルデータ730である。グラフィカルデータ730は25個の画素501を含んでいる。図7Dに描かれているのは、低解像度画像パッチ732の離散時間フーリエ変換(DTFT)の大きさである。図7Eに描かれているのは高分解能PSF742のグラフィカルデータ740であり、その高分解能PSF742は、Δ=−0.26/0.13=−2、Δ=0、d=5及びd=5なる値で以てEQ.4を低解像度画像パッチ732に適用することで生成されたものである。
図8A及び図8Bには、本件開示に従い、原サブ画素シフト個所における一通り又は複数通りのサブ画素シフトと推定サブ画素シフト個所におけるそれとの比較が描かれている。ある実施形態におけるサブ画素シフトは、ステージ106の生来的にランダムなジッタにより生じた運動の産物(即ちランダムなツール生成性シフト)である。別の実施形態におけるサブ画素シフトは、コントローラ110によりマニュアル生成された運動の産物である。別の実施形態では、ステージ106の運動を発生させている状態で、検査サブシステム102により1枚又は複数枚のウェハ104の被検査領域1個又は複数個が走査され、それぞれ1個又は複数個の低解像度画像パッチを含む1枚又は複数枚の画像が低分解能で捕捉される。
図8Aに描かれているのは、原個所802及び推定個所804における一通り又は複数通りのサブ画素シフト(例.2Dサブ画素シフト)の水平成分及び垂直成分のグラフィカルデータ800である。例えば、ステージ106又は検査サブシステム102によってランダムにサブ画素シフトを発生させてもよい。また例えば、制御された要領でサブ画素シフトを付加してもよい。また例えば、サブ画素シフトを、一通り又は複数個の通知且つ定量されたサブ画素シフトとしてもよい。注記すべきことに、図8Aでは推定サブ画素シフト804が原サブ画素シフト802に非常に近接している。
図8Bに描かれているグラフィカルデータ810では、それに含まれるデータポイント812により、サブ画素シフト毎の推定個所804・原個所802間水平誤差及び垂直誤差(例.2D誤差)が表されている。注記すべきことに、誤差が水平シフト方向沿いで大きめになるのは、PSFが水平方向沿いで狭めなためである。
ここに注記すべきことに、推定サブ画素シフト804は、画素強度をその加重重心手順向けの荷重として用いつつ、一組の質量中心(重心)等式に基づく加重重心手順で以て生成されたものである。
図9A〜図9Cには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、一通り又は複数通りの推定欠陥サブ画素シフトを一通り又は複数通りの超分解能手順に組み込み高分解能PSFを再構築するためのグラフィカルデータが描かれている。
図9Aに描かれているのは推定PSF902のグラフィカルデータ900である。注記すべきことに、推定高分解能PSF902は画素901で構成されている。ある実施形態では、推定高分解能PSF902が5×5画素ビニングコンボリューション手順で以て生成される。また、ある実施形態では、推定高分解能PSF902が1個又は複数個の低解像度画像パッチから再構築される。また、ある実施形態では、推定高分解能PSF902に、1個又は複数個の定量化ランダム推定サブ画素シフト個所と、1個又は複数個の付加的推定サブ画素シフト個所とが含まれる。図9Bに描かれているのは推定PSF912のグラフィカルデータ910である。注記すべきことに、PSF912は画素901で構成されている。ある実施形態では、推定PSF912が、図9A中の推定高分解能PSF902からFTドメインにてデコンボリューションされる。また、ある実施形態では、推定PSF912に、1個又は複数個の定量化ランダム推定サブ画素シフト個所と、1個又は複数個の付加的推定サブ画素シフト個所とが含まれる。図9Cに描かれているのは推定PSF922のグラフィカルデータ920である。注記すべきことに、高分解能PSF922は画素901で構成されている。ある実施形態では、推定PSF922が、図9B中の推定PSF912からコンボリューションされる。また、ある実施形態では、推定PSF922に、1個又は複数個の定量化ランダム推定サブ画素シフト個所と、1個又は複数個の付加的推定サブ画素シフト個所とが含まれる。また、ある実施形態では、一通り又は複数通りの超分解能手順を推定PSF922に適用することで最終的な高分解能PSFが生成される。
ある実施形態では、一通り又は複数通りの先進アプリケーションが再構築高分解能PSFで以て実行される。また、ある実施形態では、当該一通り又は複数通りの先進アプリケーションが一通り又は複数通りの超分解能プロセスで以て実行される。また、ある実施形態では、当該一通り又は複数通りの先進アプリケーションが、再構築高分解能PSFと、検査サブシステム102の校正用光学部材の付加的指標とで以て実行される。
また、実施形態における再構築高分解能PSFは、検査サブシステム102の校正用の一指標である。また、ある実施形態では、その検査サブシステムの校正用に一通り又は複数通りの付加的指標が生成される。例えば、検査サブシステム102の光学部材を1個又は複数個指定することができる。一例としては、その光学部材を、検査サブシステム102のセンサに前置されたものとすることができる。また例えば、当該一通り又は複数通りの付加的指標を当該1個又は複数個の光学部材向けに生成することができる。
また、ある実施形態によれば、再構築高分解能PSFと、検査サブシステム102内光学部材の付加的指標とを適用することで、スペックルパターンに基づき膜に係るショットノイズ及び画像スペックルを低減することができる。
また、ある実施形態によれば、再構築高分解能PSFを適用することで、ウェハの検査及びレビュー中に宇宙線ノイズを却けることができる。
図10A〜図10Dには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、観測された欠陥事象が画素1001で以て描かれている。図10Aに描かれているのは、ある実施形態における欠陥事象1002のグラフィカルデータ1000である。図10Bに描かれているのは、別の実施形態における欠陥事象1012のグラフィカルデータ1010である。図10Cに描かれているのは、別の実施形態における欠陥事象1022のグラフィカルデータ1020である。図10Dに描かれているのは、別の実施形態における欠陥事象1032のグラフィカルデータ1030である。
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注記すべきことに、宇宙線信号はシステム光学系から独立であるので、PSFによりコンボリューションされていない。ある実施形態では、一通り又は複数通りの超分解能手順を適用して宇宙線ノイズを却ける際に、まず、EQ.5に表した通り画素x=(x,y)内の信号欠陥をモデル化する。また、ある実施形態では、二乗誤差の総和をEQ.6で以て最小化して残差値rを求める。また、ある実施形態では、EQ.6で得た残差値rをしきい値判別することで外れ値を却ける。ここに注記すべきことに、事象強度に応じ異なるしきい値を用いることができる。ここで更に注記すべきことに、それら異なるしきい値は経験的に決めることができる。
ここに注記すべきことに、(例.検査サブシステムの光学校正における変化により)モデル化PSFが真のPSFと異なるものになることがある。更に注記すべきことに、PSF誤差からの残差値rは事象強度が増すにつれ増大しうる。
図11A〜図11Cには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い実欠陥のグラフィカルデータが描かれている。注記すべきことに、図11A〜図11Cは画素1101を有している。図11Aに描かれているのは画像データ1102のグラフィカルデータ1100である。図11Bに描かれているのは、画像データ1112からEQ.5で以て生成されたモデル1112のグラフィカルデータ1110である。図11Cに描かれているのは、モデル1112からEQ.6で以て生成された残差値r1122のグラフィカルデータ1120である。
図11D〜図11Fには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、宇宙線事象の画素1101を伴うグラフィカルデータが描かれている。図11Dに描かれているのは画像データ1132のグラフィカルデータ1130である。図11Eに描かれているのは、画像データ1132からEQ.5で以て生成されたモデル1142のグラフィカルデータ1140である。図11Fに描かれているのは、モデル1112からEQ.6で以て生成された残差値r1152のグラフィカルデータ1150である。
図11Gには、そのサイズが異なる1個又は複数個の粒子1162を含む粒子堆積ウェハ1160が表されている。例えば、粒子堆積ウェハ1650を用い、上述のEQ.5及びEQを実施する手順を校正及び試験することができる。
また、ある実施形態によれば、大半の非検出事象が、一通り又は複数通りの超分解能手順向けの設定しきい値付近にある。図12A〜図12Cには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い1個の宇宙線事象が描かれている。ここに注記すべきことに、図12A〜図12Cは画素1201を有している。図12Aに描かれているのは画像データ1202のグラフィカルデータ1200である。図12Bに描かれているのは、画像データ1202からEQ.5で以て生成されたモデル1212のグラフィカルデータ1210である。図12Cに描かれているのは、モデル1212からEQ.6で以て生成された残差値r1222のグラフィカルデータ1220である。
また、ある実施形態によれば、再構築高分解能PSFを適用することで、ウェハ検査サブシステムのダイナミックレンジを拡張することができる(例.ダイナミックレンジ拡張即ちDRE)。ここに注記すべきことに、検査サブシステムのダイナミックレンジとは、そのツールの明度変化表現能力のことである。ある実施形態では、検査サブシステムにより欠陥サイズのナノメータ計測値が通知される。例えば、まず合計信号を採取し、次いで校正テーブルを用いその合計信号をナノメータ換算することで、ナノメータ計測値を算出することができる。また、ある実施形態によれば、あるナノメータサイズを欠陥が上回ると検査サブシステム102のセンサが飽和することとなる。図13A及び図13Bには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い二通りの欠陥検査結果が描かれている。図13Aに描かれているのは単一の飽和画素1302のグラフィカルデータ1300である。図13Bに描かれているのは複数個の飽和画素1312を伴うグラフィカルデータ1310である。
また、ある実施形態では、DREへの一通り又は複数通りの超分解能プロセスの適用に際し、非飽和画素のみを用い欠陥観測結果にPSFが当てはめられ、その振幅パラメタが等価な画素ビニングサイズ(例.2×2ビニングサイズ、5×5ビニングサイズ、7×7ビニングサイズ等)へと変換される。
また、ある実施形態では1個又は複数個のPSFテイル、即ちそのPSFの中心から最も遠いPSF内個所が計測される。例えば、1個又は複数個のPSFテイルを計測する際に、1個又は複数個の輝点欠陥(LPD)を有し約1個の画素が飽和しているウェハを、検査することができる。また例えば、1個又は複数個のPSFテイルを計測する際に、1個又は複数個のLPDに校正PSFを当てはめることができる。また例えば、1個又は複数個のPSFテイルを計測する際に、振幅パラメタ及びビンデータによりそのPSFを正規化してグリッドにすることができる。
図14A及び図14Bには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、PSFテイルの正規化強度と、サブ画素中心からそれらPSFテイル迄の距離と、の関係が描かれている。図14Aに描かれているのは、検査サブシステム102の接線方向沿い、サブ画素中心1401付近でのPSFテイルの計測に係るグラフィカルデータ1400である。ある実施形態に係る灰色線1402は、サブ画素中心1401から見てある指定距離以内に中心があることが判明した欠陥に係る正規化欠陥信号を表している。また、ある実施形態に係る黒線1404は、サブ画素中心1401から見て同指定距離以内に中心があることが判明した欠陥それぞれに係る最大−最小−平均値線を表している。図14Bに描かれているのは、検査サブシステム102の径方向沿い、サブ画素中心1401付近でのPSFテイルの計測に係るグラフィカルデータ1410である。ある実施形態に係る灰色線1412は、サブ画素中心1401から見てある指定距離以内に中心があることが判明した欠陥に係る正規化欠陥信号を表している。また、ある実施形態に係る黒線1414は、サブ画素中心1401から見て同指定距離以内に中心があることが判明した欠陥それぞれに係る最大−最小−平均値線を表している。
図15A及び図15Bには、本件開示の1個又は複数個の実施形態に従い、PSFテイルの強度と、サブ画素中心からそれらPSFテイル迄の距離との関係であり、DREへの超分解能手順の適用後のものが、描かれている。図15Aに描かれているのは、検査システムの径方向沿いPSFテイル計測結果のグラフィカルデータ1500である。ある実施形態に係る線1502は高分解能PSFを表している。また、ある実施形態に係る線1504は、上述の如く約1個の飽和画素を伴う1個又は複数個のLPDに校正PSFを当てはめるステップを含む手順を通じ生成された高分解能PSFを表している。図15Bに描かれているのは、検査システムの接線方向沿いPSFテイル計測結果のグラフィカルデータ1510である。ある実施形態に係る線1512は高分解能PSFを表している。また、ある実施形態に係る線1514は、上述の如く約1個の飽和画素を伴う1個又は複数個のLPDに校正PSFを当てはめるステップを含む手順を通じ生成された高分解能PSFを表している。
図15CにはPSFテイル1522間差異のグラフィカルデータ1520が描かれている。図15Cに描かれているように、一通り又は複数通りの超分解能手順をDREに適用することで、そのPSFデータにおけるリンギングの除去を果たすことができる。
図16A〜図16Dには、検査システムのダイナミックレンジを拡張すべく超分解能手順をDRE向けに仕上げた結果が描かれている。
図16Aに描いたグラフィカルデータ1600では、DREに対する一通り又は複数通りの超分解能手順の適用で以て修正されていない非飽和システムにおける欠陥曲線1602及びピーク位置1604が示されている。図16Bに描いたグラフィカルデータ1610では、DREに対する一通り又は複数通りの超分解能手順の適用で以て修正されていない飽和システムにおける欠陥曲線1612、ピーク位置1614及び期待ピーク位置1616が示されている。ここでは、その期待ピーク位置1616が実際のピーク1614に対し25%の誤差を呈している。図16Cに描いたグラフィカルデータ1620では、DREに対する一通り又は複数通りの超分解能手順の適用で以て修正された非飽和システムにおける欠陥曲線1622及びピーク位置1624が示されている。図16Dに描いたグラフィカルデータ1630では、DREに対する一通り又は複数通りの超分解能手順の適用で以て修正された飽和システムにおける欠陥曲線1632、ピーク位置1634及び期待ピーク位置1636が示されている。ここでは、その期待ピーク位置1636が実際のピーク1634に対し1%未満の誤差を呈している。
図16A〜図16Dに描いた通り、検査システムのセンサを飽和させる欠陥が適正にサイジングされるのは、一通り又は複数通りの超分解能手順がDREに適用されたときであり、これは大欠陥のリサイジングでの使用を表している。
本件開示の諸実施形態は、一通り又は複数通りの超分解能プロセス及び/又は再構築高分解能PSFで以て一通り又は複数通りの先進アプリケーションを実行することを目指しているが、ここに注記すべきことに、その一通り又は複数通りの先進アプリケーションを、検査サブシステム102の校正用光学部材の付加的指標で以て実行してもかまわない。例えば、当該一通り又は複数通りの先進アプリケーションを、当該一通り又は複数通りの超分解能プロセス及び/又は再構築高分解能PSFと、当該光学部材の付加的指標とで以て、実行してもよい。従って、上掲の記述は、本件開示に対する限定としてではなく、単なる例証として解されるべきである。
ここに注記すべきことに、図2A〜図16D中の細部は皆、一通り又は複数通りの超分解能手順の適用例と見なされるべきである。従って、上掲の記述は、本件開示に対する限定としてではなく、単なる例証として解されるべきである。
図17には、一通り又は複数通りの超分解能手順を実施し1枚又は複数枚の低解像度ウェハ検査画像を再構築する検査システムの校正方法1700を記した処理フロー図が描かれている。ここに注記すべきことに、方法1700の諸ステップは全て又は部分的にシステム100により実現することができる。とはいえ、更にご認識頂けるように、本方法1700はシステム100に限定されないので、付加的又は代替的なシステムレベル実施形態にて方法1700の諸ステップのうち全て又は一部を実行してもよい。
ステップ1702では1個又は複数個の低解像度画像パッチが捕捉される。ある実施形態では、検査サブシステム102又はステージ106で以て運動が発生する。例えば、その運動はランダムたりうる。また例えば、その運動はマニュアル適用されたものでありうる。別の実施形態では、運動が生じているときに、検査サブシステム102により1枚又は複数枚のウェハ104の被検査領域1個又は複数個が走査され、1枚又は複数枚の画像がもたらされる。その画像はそれぞれ低分解能で捕捉されよう。別の実施形態では、運動により一通り又は複数通りのサブ画素シフトが当該1枚又は複数枚の低解像度画像中に生じる。また、ある実施形態では、低解像度画像パッチがウェハ104の画像1枚又は複数枚の構成部分となる。また、ある実施形態ではその低解像度画像パッチが当該一通り又は複数通りのサブ画素シフトを伴う。ここに注記すべきことに、当該1個又は複数個の低解像度画像パッチが検査サブシステム102で捕捉される必要はなく、その代わりに事前格納済画像であってもよいし、システム100内のそれとは別の検査サブシステムで捕捉されるのでもよい。
ステップ1704ではそれら低解像度画像パッチが集成される。ある実施形態では、その低解像度画像パッチ1個又は複数個が検査サブシステム102上の1個又は複数個のエンコーダにより集成され、コントローラ110へと送信される。別の実施形態では、それら低解像度画像パッチがコントローラ110内の1個又は複数個のエンコーダにより個別に受信され集成される。
ステップ1706では、低解像度画像パッチにおける一通り又は複数通りのサブ画素シフトが推定されるのと同時に、一通り又は複数通りの高分解能PSFが再構築される。ある実施形態では、一通り又は複数通りのサブ画素シフトが低解像度画像パッチにて推定されるのと同時に、一通り又は複数通りの高分解能PSFが一通り又は複数通りの超分解能手順で以て再構築される。また、ある実施形態では、当該一通り又は複数通りの超分解能手順が、その検査サブシステムの周波数ドメインに依拠する少なくとも一組の線形手順を含むものとされる。
付加的なステップ1708では、検査サブシステム102の光学部材のうち1個又は複数個が指定される。ある実施形態では、その検査サブシステム102を校正すべく光学部材が1個又は複数個指定される。また、ある実施形態では、検査サブシステム102の当該1個又は複数個の構成部材がセンサに前置される。また、ある実施形態では、当該1個又は複数個の光学部材が、そのセンサ画素の効果、即ちアンダーサンプリング画素や飽和画素による1枚又は複数枚の画像のブラーというセンサ画素効果をデコンボリューションすることで、指定される。また、ある実施形態では、指定された1個又は複数個の光学部材が1個又は複数個の動作パラメタを呈する。また、ある実施形態では当該1個又は複数個の動作パラメタが光学モデルと照合される。また、ある実施形態では当該1個又は複数個の動作パラメタが光学設計/配列診断に用いられる。
付加的なステップ1710では、検査システムに係る一通り又は複数通りの付加的指標が生成される。ある実施形態では、再構築PSFがその検査サブシステム102の一指標とされる。また、ある実施形態では、当該一通り又は複数通りの指標のなかに、検査サブシステム102を校正しうる一通り又は複数通りの付加的指標が含まれる。また、ある実施形態では、当該一通り又は複数通りの付加的指標が、指定された1個又は複数個の光学部材の1個又は複数個の動作パラメタに基づくものとされる。例えば、当該一通り又は複数通りの付加的指標のなかに、これに限られるものではないが、そのPSF画像の有限エリアに対する封入エネルギの比を含めることができる。
付加的なステップ1712では一通り又は複数通りの先進アプリケーションが実行される。ある実施形態ではその先進アプリケーションが再構築高分解能PSFで以て実行される。また、ある実施形態では、その先進アプリケーションが、再構築高分解能PSFと、検査サブシステム102の指定光学部材の付加的指標とで以て実行される。また、ある実施形態では、それら先進アプリケーションのなかに、スペックルパターンに基づき膜に係る画像スペックル及びショットノイズを除去するものを含める。また、ある実施形態では、それら先進アプリケーションのなかに、一通り又は複数通りの宇宙線事象を除去しそれら宇宙線事象を真正欠陥から識別するものを含める。また、ある実施形態によれば、その再構築高分解能PSFを、ウェハ検査サブシステムのダイナミックレンジの拡張に適用することができる。
ある付加的なステップでは1枚又は複数枚のウェハに係る検査レシピが生成される。ある実施形態では、当該1枚又は複数枚のウェハに係る検査レシピが1枚又は複数枚の高分解能PSF画像に基づき生成される。また、ある実施形態では、当該1枚又は複数枚のウェハに係る検査レシピが、1枚又は複数枚の高分解能PSF画像と、前記一通り又は複数通りの付加的校正指標とに、基づくものとされる。
ある付加的なステップでは、1枚又は複数枚のウェハが、再構築高分解能PSFと一通り又は複数通りの超分解能手順とで以て、欠陥に関し検査される。ある実施形態では、1枚又は複数枚のウェハの検査領域1個又は複数個の欠陥検査画像が1枚又は複数枚受領される。ある実施形態では、それら欠陥検査画像が、高分解能PSFと同じ検査領域を含むものとされる。また、ある実施形態では、それら欠陥検査画像が、再構築高分解能PSFにより捕捉されたものと同じ検査領域のうち一部分のみを含むものとされる。また、ある実施形態では、それら欠陥検査画像が、再構築高分解能PSFに含まれるそれとは異なる検査領域を含むものとされる。また、ある実施形態では、当該1枚又は複数枚の検査画像が検査サブシステム102により捕捉される。また、ある実施形態では、当該1枚又は複数枚の欠陥検査画像が、観測された1個又は複数個の欠陥を含むものとなる。
また、ある実施形態では、欠陥検査画像と高分解能PSFとが一通り又は複数通りの付加的超分解能手順で以て結合される。ある実施形態では、当該一通り又は複数通りの付加的超分解能手順が、少なくとも一通りの非線形当てはめ手順を含むものとされる。また、ある実施形態では、その非線形当てはめ手順により、それら欠陥検査画像にて観測された1個又は複数個の欠陥と再構築高分解能PSFとが結合される。
ここに注記すべきことに、観測された1個又は複数個の欠陥と高分解能PSFとの間の類似性により、欠陥検査画像内の1個又は複数個の欠陥と一通り又は複数通りのノイズとの間の違いが識別される。例えば、図11A及び図11Bには実欠陥信号(図11A)・高分解能PSF(図11B)間類似性が描かれている。また例えば、図11D及び図11Eには、宇宙線事象(図11D)・高分解能PSF(図11E)間差異が描かれている。
ある付加的なステップでは、検査レシピをチューニングすることで画素飽和PSF再構築が生成される。ある実施形態では、検査レシピをチューニングすることで画素飽和再構築高分解能PSFが生成され、それにより1個又は複数個のPSFテイルが計測される。また、ある実施形態では、検査レシピをチューニングすることで検査レシピのシリカ応答を飽和させる。また、ある実施形態では、飽和無しで再構築された1枚又は複数枚の高解像度画像を用い画素飽和PSFが整列され、それにより1個又は複数個のPSFテイルが計測される。
ある付加的なステップでは、一通り又は複数通りの高分解能PSFのうち1個又は複数個のPSFテイル部分に的を絞り、一通り又は複数通りの超分解能手順が改訂される。ある実施形態では、当該一通り又は複数通りの超分解能手順のなかに、少なくとも非線形当てはめ手順を含める。また、ある実施形態では、1個又は複数個のPSFテイル部分に的を絞り一通り又は複数通りの超分解能手順を改訂することで、1個又は複数個の欠陥の全散乱が確立される。また、ある実施形態では、1個又は複数個のPSFテイル部分に的を絞り一通り又は複数通りの超分解能手順を改訂することで、検査サブシステム102のダイナミックレンジが拡張される。
ここに注記すべきことに、本件開示の産物(例.超分解能手順、高分解能PSF、その高分解能PSFに基づくウェハ検査レシピ、高分解能PSFを先進アプリケーションに適用した結果等)を、コントローラ110(或いは他のコントローラ、ユーザ又はリモートサーバ)により用い、半導体デバイス製造ラインに備わる1個又は複数個のツール向けにフィードバック又はフィードフォワード情報を提供することができる。その際、システム100による一通り又は複数通りの観測又は計測結果を用い、その半導体デバイス製造ラインの先行ステージ(フィードバック先)又は後続ステージ(フィードフォワード先)における処理条件を調整することができる。
本願記載の諸方法のいずれにも、それら方法実施形態を構成する1個又は複数個のステップの結果を格納媒体内に格納するステップが含まれうる。それら結果は、本願記載のあらゆる結果を含みうるし、本件技術分野で既知なあらゆる要領で格納されうる。その格納媒体には本願記載のあらゆる格納媒体が、また本件技術分野で既知で好適な他のあらゆる格納媒体が含まれうる。結果格納後は、その格納媒体内の結果にアクセスすること、並びにそれを本願記載の何らかの方法又はシステム実施形態により用いること、ユーザに対する表示向けにフォーマットすること、別のソフトウェアモジュール、方法又はシステムで用いること等々ができる。更に、それら結果の格納は、「恒久的」なもの、「半恒久的」なもの、一時的なもの、或いは一定期間に亘るもののいずれでもよい。例えば、その格納媒体がランダムアクセスメモリ(RAM)であってもよいし、結果がその格納媒体内に必ずしも永久には存在しないのでもよい。
いわゆる当業者には認識し得るように、現在の技術水準は、諸態様のシステムのハードウェア的実現形態とソフトウェア的実現形態との間にほとんど違いが残らないところまで進歩しているし、ハードウェアを用いるのかそれともソフトウェアを用いるのかは、一般に(但しある種の状況下ではハードウェア・ソフトウェア間選択が重大になりうるので常にではない)コスト対効率のトレードオフを代表する設計的選択事項となっている。いわゆる当業者にはご承知頂けるように、本願記載のプロセス及び/又はシステム及び/又はその他のテクノロジを実行・実現可能な手段は種々あるし(例.ハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェア)、どの手段が望ましいかはそのプロセス及び/又はシステム及び/又はその他のテクノロジが採用・展開される経緯・状況により変わりうる。例えば、速度及び正確性が肝要であると実施者が判断している場合、その実施者は主としてハードウェア的及び/又はファームウェア的な手段を選ぶであろうし、そうではなく柔軟性が肝要である場合は、実施者は主としてソフトウェア的な実現形態を選ぶであろうし、そのいずれでもない場合は、実施者はハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアの何らかの組合せを選ぶであろう。このように、本願記載のプロセス及び/又は装置及び/又はその他のテクノロジを実行・実現可能な潜在的手段は幾つかあるのであり、そのいずれかが他のものに比べ本質的に優れているわけではないので、どの手段を利用するかは、その手段が利用・展開される経緯・状況や実施者の具体的懸念・関心(例.速度、柔軟性又は予測可能性)といった、変転しうる事項によって左右される選択的事項である。いわゆる当業者にはご認識頂けるように、諸実現形態の光学的諸態様では、通常、光学指向のハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアが採用されよう。
いわゆる当業者には認識し得るように、本願中で説明した形式で装置及び/又はプロセスを記述した上で、技術的手法を用いデータ処理システム内にそれら記述された装置及び/又はプロセスを統合することが、本件技術分野では常識である。即ち、本願記載の装置及び/又はプロセスの少なくとも一部分を、相応量の実験を通じデータ処理システム内に統合することができる。いわゆる当業者にはご認識頂けるように、通常のデータ処理システムは、一般に、システムユニットハウジング、動画表示装置、メモリ例えば揮発性メモリ及び不揮発性メモリ、プロセッサ例えばマイクロプロセッサ及びディジタル信号プロセッサ、情報処理エンティティ例えばオペレーティングシステム、ドライバ、グラフィカルユーザインタフェース及びアプリケーションプログラム、1個又は複数個のインタラクティブデバイス例えばタッチパッド又はスクリーン、及び/又は、フィードバックループ及び制御モータ(例.位置及び/又は速度感知用のフィードバックや諸構成要素及び/又は諸量を動かし及び/又は調節するための制御用モータ)を有する制御システムのうち、1個又は複数個を有している。通常のデータ処理システムは、データ処理/通信及び/又はネットワーク情報処理/通信システムによく見られるそれをはじめ、あらゆる適切な市販部材を利用し実現することができる。
本件開示及びそれに付随する多くの長所については上掲の記述により理解できるであろうし、開示主題から乖離することなく或いはその主要な長所全てを損なうことなく諸部材の形態、構成及び配置に様々な改変を施せることも明らかであろう。上述の形態は単なる説明用のものであり、後掲の特許請求の範囲の意図はそうした改変を包括、包含することにある。
本件開示の具体的諸実施形態について描出してきたが、明らかな通り、いわゆる当業者であれば、上掲の開示の技術的範囲から乖離することなく、本件開示の様々な修正及び実施形態を履行できよう。従って、本件開示の技術的範囲は、本願に添付されている特許請求の範囲のみにより限定されるべきである。

Claims (26)

  1. 1枚又は複数枚のウェハの1個又は複数個の欠陥を検出するように構成された1個又は複数個のイメージングセンサを含む検査サブシステムと、
    前記1枚又は複数枚のウェハを保持するよう構成されたステージと、
    前記検査サブシステムの前記1個又は複数個のイメージングセンサに可通信結合されたコントローラと、を備え、そのコントローラが、メモリ内に格納されている一組のプログラム命令を実行するよう構成された1個又は複数個のプロセッサを有し、それらプログラム命令が、前記1個又は複数個のプロセッサに、
    ウェハの1枚又は複数枚の低解像度画像であり、1個又は複数個の低解像度画像パッチを含み、その1個又は複数個の低解像度画像パッチが一通り又は複数通りのサブ画素シフトを伴う1枚又は複数枚の低解像度画像を捕捉させ、
    前記1個又は複数個の低解像度画像パッチを集成させ、
    前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトを推定するのと同時に、集成された1個又は複数個の低解像度画像パッチ及び推定された前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトから一通り又は複数通りの高分解能点拡がり関数(PSF)を再構築させる、
    ように構成されているシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトが、前記ステージの径方向運動を追跡する1個又は複数個のステージエンコーダと、そのステージの並進運動を追跡する1個又は複数個のステージエンコーダと、のうち少なくとも一方により追跡されるシステム。
  3. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトが、一通り又は複数通りのランダムサブ画素シフトと、一通り又は複数通りの制御下サブ画素シフトと、一通り又は複数通りの通知定量サブ画素シフトと、のうち少なくとも一つを含むシステム。
  4. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記1枚又は複数枚の低解像度画像が前記ウェハの1個又は複数個の被検査領域のものであり、前記検査サブシステム内の1個又は複数個のエンコーダで以て又は前記コントローラ内の1個又は複数個のエンコーダで以て集成されるシステム。
  5. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記プログラム命令が更に、前記1個又は複数個のプロセッサに、
    一通り又は複数通りの超分解能手順を媒介にして前記一通り又は複数通りの高分解能PSFを再構築させる、
    ように構成されているシステム。
  6. 請求項5に記載のシステムであって、
    前記一通り又は複数通りの超分解能手順が、前記検査サブシステムの周波数ドメインに依拠する少なくとも一組の線形手順を含むシステム。
  7. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記プログラム命令が更に、前記1個又は複数個のプロセッサに、
    再構築された一通り又は複数通りの高分解能PSFで以て一通り又は複数通りの先進アプリケーションを実行させる、
    ように構成されているシステム。
  8. 請求項7に記載のシステムであって、
    前記一通り又は複数通りの先進アプリケーションのなかに、膜に係るショットノイズ及び画像スペックルをスペックルパターンに基づき低減するものが含まれているシステム。
  9. 請求項7に記載のシステムであって、
    前記一通り又は複数通りの先進アプリケーションのなかに、一通り又は複数通りの宇宙線事象を却けることで真正欠陥からノイズを識別するものが含まれているシステム。
  10. 請求項7に記載のシステムであって、
    前記一通り又は複数通りの先進アプリケーションのなかに、前記検査サブシステムのダイナミックレンジを拡張するものが含まれているシステム。
  11. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記プログラム命令が更に、前記1個又は複数個のプロセッサに、
    1枚又は複数枚の欠陥検査画像を受け取らせ、
    前記1枚又は複数枚の欠陥検査画像と再構築された高分解能PSFとを一通り又は複数通りの付加的超分解能手順で以て結合させることで、当該1枚又は複数枚の欠陥検査画像内で一通り又は複数通りのノイズと1個又は複数個の欠陥とを識別させる、
    ように構成されているシステム。
  12. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記プログラム命令が更に、前記1個又は複数個のプロセッサに、
    記ウェハ向けの検査レシピを前記一通り又は複数通りの高分解能PSFに基づき生成させる、
    ように構成されているシステム。
  13. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記プログラム命令が更に、前記1個又は複数個のプロセッサに、
    前記検査サブシステムの1個又は複数個の光学部材であり、その検査サブシステムの校正及び設計のうち少なくとも一方に用いられる1個又は複数個の動作パラメタを有するものを指定させ、
    前記検査サブシステム向けの一通り又は複数通りの付加的校正指標であり、前記1個又は複数個の光学部材の前記1個又は複数個の動作パラメタに基づくものを生成させ、
    前記1枚又は複数枚のウェハ向けの検査レシピを前記一通り又は複数通りの高分解能PSFと前記一通り又は複数通りの付加的校正指標とに基づき生成させる、
    ように構成されているシステム。
  14. ウェハの低解像度画像を1枚又は複数枚捕捉するステップであり、当該1枚又は複数枚の低解像度画像が1個又は複数個の低解像度画像パッチを含み、当該1個又は複数個の低解像度画像パッチが一通り又は複数通りのサブ画素シフトを伴うステップと、
    前記1個又は複数個の低解像度画像パッチを集成するステップと、
    前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトを推定するのと同時に、集成された1個又は複数個の低解像度画像パッチ及び推定された前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトから一通り又は複数通りの高分解能点拡がり関数(PSF)を再構築するステップと、
    を有する方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、
    1枚又は複数枚のウェハを保持するよう構成されたステージに1個又は複数個のステージエンコーダが結合されており、前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトが、
    1個又は複数個のステージエンコーダにより前記ステージの径方向運動を追跡すること並びに1個又は複数個のステージエンコーダによりそのステージの並進運動を追跡することのうち、少なくとも一方により追跡される方法。
  16. 請求項14に記載の方法であって、
    前記一通り又は複数通りのサブ画素シフトが、一通り又は複数通りのランダムサブ画素シフトと、一通り又は複数通りの制御下サブ画素シフトと、一通り又は複数通りの通知定量サブ画素シフトと、のうち少なくとも一つを含む方法。
  17. 請求項14に記載の方法であって、
    前記1枚又は複数枚の低解像度画像が前記ウェハの1個又は複数個の被検査領域のものであり、検査サブシステム内の1個又は複数個のエンコーダで以て又はコントローラ内の1個又は複数個のエンコーダで以て集成される方法。
  18. 請求項14に記載の方法であって、更に、
    一通り又は複数通りの超分解能手順を媒介にして前記一通り又は複数通りの高分解能PSFを再構築するステップを有する方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、
    前記一通り又は複数通りの超分解能手順が、検査サブシステムの周波数ドメインに依拠する少なくとも一組の線形手順を含む方法。
  20. 請求項14に記載の方法であって、更に、
    再構築された一通り又は複数通りの高分解能PSFで以て一通り又は複数通りの先進アプリケーションを実行するステップを有する方法。
  21. 請求項20の方法であって、
    前記一通り又は複数通りの先進アプリケーションのなかに、膜に係るショットノイズ及び画像スペックルをスペックルパターンに基づき低減するものが含まれている方法。
  22. 請求項20に記載の方法であって、
    前記一通り又は複数通りの先進アプリケーションのなかに、一通り又は複数通りの宇宙線事象を却けることで真正欠陥からノイズを識別するものが含まれている方法。
  23. 請求項20に記載の方法であって、
    前記一通り又は複数通りの先進アプリケーションのなかに、検査サブシステムのダイナミックレンジを拡張するものが含まれている方法。
  24. 請求項14に記載の方法であって、更に、
    1枚又は複数枚の欠陥検査画像を受け取るステップと、
    前記1枚又は複数枚の欠陥検査画像と再構築された高分解能PSFとを一通り又は複数通りの付加的超分解能手順で以て結合させることで、当該1枚又は複数枚の欠陥検査画像内で一通り又は複数通りのノイズと1個又は複数個の欠陥とを識別するステップと、
    を有する方法。
  25. 請求項14に記載の方法であって、更に、
    前記ウェハ向けの検査レシピを前記一通り又は複数通りの高分解能PSFに基づき生成するステップを有する方法。
  26. 請求項14に記載の方法であって、更に、
    検査サブシステムの1個又は複数個の光学部材であり、その検査サブシステムの校正及び設計のうち少なくとも一方に用いられる1個又は複数個の動作パラメタを有するものを指定するステップと、
    前記検査サブシステム向けの一通り又は複数通りの付加的校正指標であり、前記1個又は複数個の光学部材の前記1個又は複数個の動作パラメタに基づくものを生成するステップと、
    前記ウェハ向けの検査レシピを前記一通り又は複数通りの高分解能PSFと前記一通り又は複数通りの付加的校正指標とに基づき生成するステップと、
    を有する方法。
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