JP6975401B2 - ガラス物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス物品の製造方法に関する。
周知のように、ガラス板、ガラス管、ガラス繊維等に代表されるガラス物品は、ガラス溶解炉にてガラス原料を溶解させて生成した溶融ガラスを所定の形状に成形することにより製造される。
ガラス物品を製造するべく溶融ガラスを生成する手法の一例としては、ガラス溶解炉の溶解室に収容された溶融ガラス上にガラス原料を供給する供給工程と、供給したガラス原料を加熱して溶解させる溶解工程と、溶解室外に溶融ガラスを流出させる流出工程とを含む手法を挙げることができる。
ここで、供給工程を実行する態様の一つが特許文献1に開示されている。同文献の図6に示す態様は、並べて設置した複数の供給機(ここでは、スクリューフィーダー)により、隣り合う両供給機の一方と他方とからそれぞれ供給したガラス原料が溶融ガラス上で隙間を介して並列に延びるように、ガラス原料を供給するものである。
このような態様によれば、ガラス物品の品質の向上が期待できる。しかしながら、同文献によれば、ガラス原料が溶融ガラス上で隙間を介して並列に延びる態様では、溶融ガラス上のガラス原料が蛇行しやすいことに起因して、ガラス原料同士の間に形成される隙間の幅が広くなりやすいとしている。その結果、溶融ガラスの溶融状態が不当にばらつき、溶融ガラスから成形されたガラス物品に欠陥が発生するとしている。
そこで、同文献では、複数のスクリューフィーダーの離隔寸法を、原料投入口の開口幅寸法の1倍超で4.5倍以下に設定することが提案されている。これにより、複数のスクリューフィーダーから供給されたガラス原料は、溶融ガラス上で一体化し、その状態で流れるとしている。これにより、溶融ガラスの溶融状態が不当にばらつくのを抑制できるとしている。
特許第5282619号公報
前記特許文献1に提案されるように、複数のスクリューフィーダーの離隔寸法を、原料投入口の開口幅寸法の1倍超で4.5倍以下に設定すれば、溶融ガラスの溶融状態が不当にばらつくのを抑制できるが、溶融ガラスからの脱泡が不十分となりやすい。その結果、ガラス物品の品質が低下する。このため、ガラス原料が溶融ガラス上で隙間を介して並列に延びる態様の実現により、溶融ガラスの溶融状態が不当にばらつくのを抑制しながら、溶融ガラスに含まれた気泡の脱泡を促進させ、ガラス物品の品質を向上させることが望まれていた。
上記の事情に鑑みなされた本発明は、ガラス溶解炉の溶解室内の溶融ガラス上に供給したガラス原料を溶解させて溶融ガラスを生成すると共に、溶解室外に流出させた溶融ガラスからガラス物品を製造するに際して、ガラス物品の品質を向上させることを技術的な課題とする。
上記の課題を解決するために創案された本発明は、ガラス溶解炉の溶解室に収容された溶融ガラス上に、溶解室の前壁に並べて設置された複数の供給機からガラス原料を供給する供給工程と、供給したガラス原料を加熱して溶解させる溶解工程と、溶解室の後壁に設置された流出口から溶解室外に溶融ガラスを流出させる流出工程とを含んだガラス物品の製造方法であって、複数の供給機のうちで隣り合う両供給機の一方と他方とからそれぞれ供給したガラス原料を、溶融ガラス上で隙間を介して並列に延ばすと共に、溶解室内の溶融ガラスに浸漬させた電極のみでガラス原料を加熱して溶解させることに特徴付けられる。
本発明の発明者は、鋭意研究の結果、溶融ガラス上に供給したガラス原料が蛇行するのは、ガラス原料を溶解させるためにバーナーの火炎を溶融ガラスの表面の上方に放射していることが要因であると知見するに至った。そして、バーナーの使用に伴って溶解室内に発生したガスの対流により、ガラス原料が蛇行していることを見出した。この知見に基づいて、本方法では、供給工程において溶融ガラス上に供給したガラス原料を、溶解工程において溶融ガラスに浸漬させた電極のみで加熱して溶解させている。このようにすることで、バーナーを用いることの影響を排除することが可能となり、溶融ガラス上のガラス原料が蛇行することを防止できる。これにより、供給工程において、隣り合う両供給機の一方から供給したガラス原料と、他方から供給したガラス原料との間に形成される隙間について、その幅を適正な範囲に維持することが可能となる。このため、本方法においては、溶融ガラス上でガラス原料が分散した状態となることから、溶融ガラスの品質のばらつきを低減することができる。また、溶融ガラス上でガラス原料が蛇行することを防止できるので、溶融ガラスの溶融状態が不当にばらつくのを抑制できる。さらに、隙間を形成することで溶融ガラス中の気泡の脱泡を促進させることができる。その結果、製造されるガラス物品の品質を向上させることが可能となる。
上記の方法では、電極は、複数対の棒状電極を含み、対をなす棒状電極の一方と他方の間を、供給機から供給したガラス原料が溶解室内を流れる流動予定経路が通過するように、棒状電極を配置することが好ましい。
このようにすれば、供給機から供給したガラス原料を流動予定経路に沿って確実に流動させやすくなる。これにより、隣り合う両供給機の一方から供給したガラス原料と、他方から供給したガラス原料との間に形成される隙間を安定して維持しやすくなる。また、複数組の電極対の各々で対となる一方電極と他方電極との相互間を流動予定経路が通過するため、流動予定経路に沿って流動中のガラス原料を効率的に加熱できる。
上記の方法では、前壁から当該前壁に最も近接した棒状電極までの距離を、ガラス原料の流れ方向において隣り合う棒状電極同士の相互間距離よりも短くすることが好ましい。
このようにすれば、溶融ガラス上においてガラス原料が積み重なりやすい箇所(供給機が設置された前壁の近辺)に存するガラス原料を加熱しやすくなる。このことから、積み重なったガラス原料に阻害されて、溶融ガラス上に新たにガラス原料を供給することが困難となるような虞を的確に排除することが可能となる。
本発明によれば、ガラス溶解炉の溶解室内の溶融ガラス上に供給したガラス原料を溶解させて溶融ガラスを生成すると共に、溶解室外に流出させた溶融ガラスからガラス物品を製造するに際して、ガラス物品の品質を向上させることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造方法を示す縦断側面図である。 本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造方法を示す横断平面図である。 本発明の第二実施形態に係るガラス物品の製造方法を示す横断平面図である。
以下、本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法について、添付の図面を参照しながら説明する。
<第一実施形態>
まず、本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造方法に用いるガラス溶解炉について説明する。
図1および図2に示すように、ガラス溶解炉1は、電気溶融炉として構成されると共に、溶融ガラス2の収容が可能な溶解室3を備えている。このガラス溶解炉1は、溶解室3内の溶融ガラス2上に連続的に供給されたガラス原料4を加熱して順次に溶解させると共に、溶解室3外に溶融ガラス2を連続的に流出させる構成となっている。
溶解室3は、耐火物でなり、溶解室3の断面形状は、平面視で矩形状をなすように形成される。また、溶解室3は、溶解室3内でのガラス原料4の流れ方向D(以下、単に流れ方向Dと表記)における上流端に位置する前壁3aと、下流端に位置する後壁3bと、一対の側壁3c,3dと、天井壁3eと、底壁3fとを有する。
前壁3aには、ガラス原料4を供給するための供給機としてのスクリューフィーダー5が並列に設置されており、本実施形態では、流れ方向Dに直交する幅方向(以下、単に幅方向と表記)に沿って五基のスクリューフィーダー5が並べられている。各スクリューフィーダー5は、前壁3aに形成された開口3aaに対して隙間なく挿入されている。また、各スクリューフィーダー5により供給されるガラス原料4の量は自在に調節することが可能となっている。なお、隣り合う両スクリューフィーダー5,5の中心軸線5a同士の幅方向に沿った離間距離S1は、各スクリューフィーダー5の先端部の開口幅W1を基準として、W1<S1≦10×W1を満たす距離とされている。
隣り合う両スクリューフィーダー5,5の一方から供給されるガラス原料4と、他方から供給されるガラス原料4とは、共に溶融ガラス2上で流れ方向Dに沿って並列に延びる。そして、両ガラス原料4,4の間にはガラス原料4が存在しない(溶融ガラス2の表面が露出した)隙間6が形成される。これにより、両ガラス原料4,4は、途中で合流することなく、それぞれ流れ方向Dと平行に延びる流動予定経路Pに沿って前壁3a側から後壁3b側に流れていく。なお、側壁3cと当該側壁3cに最も近接したガラス原料4との間、及び、側壁3dと当該側壁3dに最も近接したガラス原料4との間にも、ガラス原料4が存在しない隙間7が形成される。
ここで、「隙間6」および「隙間7」とは、溶融ガラス2の表面において、ガラス原料4の粒子が存在することなく、ガラス原料4の粒子が溶融している箇所を意味する。また、溶解前のガラス原料4が存在する箇所とは、溶融ガラス2の表面において、ガラス原料4の粒子が存在する箇所を意味する。その判定手順については、後述する。
後壁3bには、溶融ガラス2を流出させるための流出口3baが形成されている。
一対の側壁3c,3dのそれぞれには、溶融ガラス2を通電により加熱するための板状の電極8が、溶融ガラス2に浸漬した状態で複数設置されている。なお、一対の側壁3c,3dは、幅方向において相互に距離S2だけ離間して位置している。底壁3fには、溶融ガラス2を通電により加熱するための棒状の電極9が、溶融ガラス2に浸漬した状態で複数設置されている。
そして、電極8および電極9に印加する電圧を調節することで、両電極8,9により発生させるエネルギー(溶融ガラス2に付与する熱エネルギー)を調節することが可能である。これら両電極8,9が溶融ガラス2を加熱するのに伴って、溶融ガラス2上のガラス原料4が間接的に加熱されて溶解する。これにより、新たな溶融ガラス2が順次に生成されていく。
複数の棒状電極9の各々には、通電のために自身と対になる棒状電極9が存在しており、対になる棒状電極9同士により電極対10をなしている(図2では、対になる棒状電極9同士を一点鎖線で結んでいる)。本実施形態では、五本の流動予定経路Pのそれぞれに沿って電極対10が八組(八対)設置されており、八組の電極対10の各々で対となる一方の棒状電極9と他方の棒状電極9とは、幅方向において間隔を空けて配置されている。そして、溶融ガラス2の表面を平面視する方向から視た場合に、一方の棒状電極9と他方の棒状電極9とは、これらの相互間を流動予定経路Pが通過するように配置されている。さらに、本実施形態では、溶融ガラス2の表面を平面視する方向から視た場合に、各スクリューフィーダー5から供給されるガラス原料4の幅方向に沿った全幅が、一方の棒状電極9と他方の棒状電極9との相互間に収まるようになっている。
ここで、前壁3aから、当該前壁3aに最も近接した電極対10(以下、最近接電極対10aと表記)までの流れ方向Dに沿った距離S3は、隣り合う電極対10同士の流れ方向Dに沿った相互間距離R1〜R7よりも短くなっている。これは、スクリューフィーダー5の近辺でガラス原料4が積み重なることを回避して、積み重なったガラス原料4によって溶融ガラス2上への新たなガラス原料4の供給が阻害される虞を排除するためである。距離S3は、100mm〜2500mmの範囲内とすることが好ましい。なお、隣り合う電極対10同士の相互間距離R1〜R7は、相互に同一の距離であってもよいし、異なった距離であってもよい。そして、相互間距離R1〜R7は、100mm〜1500mmの範囲内とすることが好ましい。
以下、上記のガラス溶解炉1を用いた第一実施形態に係るガラス物品の製造方法について説明する。
このガラス物品の製造方法では、ガラス物品(例えば、ガラス板、ガラス管、ガラス繊維等)を製造するべく溶融ガラス2を生成するに際して、下記の各工程を実行する。なお、ガラス物品の組成については、特に限定されないが、本実施形態で製造するガラス物品は、無アルカリガラスで構成される。
本方法では、ガラス溶解炉1の溶解室3に収容された溶融ガラス2上に、溶解室3の前壁3aに並べて設置された複数の供給機(スクリューフィーダー5)からガラス原料4を供給する供給工程と、供給したガラス原料4を加熱して溶解させる溶解工程と、溶解室3の後壁3bに設置された流出口3baから溶解室3外に溶融ガラス2を流出させる流出工程とを実行する。
そして、本方法では、溶解室3内の溶融ガラス2に浸漬させた電極8および電極9のみでガラス原料4を加熱して溶解させる。詳細には、電極8および電極9のみで溶融ガラス2を加熱することで、溶融ガラス2上のガラス原料4を間接的に加熱して溶解させる。この電極8および電極9のみによるガラス原料4の加熱は、溶融ガラス2の連続的な生成を開始した後で行う。連続的な生成を開始する前の段階(ガラス溶解炉1の立ち上げ時等)では、例えば、両側壁3c,3dに設置したバーナー(図示省略)によりガラス原料4を加熱してもよい。
以下、上記のガラス物品の製造方法による主たる作用・効果について説明する。
上記の方法では、供給工程において溶融ガラス2上に供給したガラス原料4を、溶解工程において溶融ガラス2に浸漬させた電極8および電極9のみで加熱して溶解させることで、溶融ガラス2上のガラス原料4が蛇行することを防止できる。これにより、隣り合う両スクリューフィーダー5,5の一方と他方とからそれぞれ供給したガラス原料4の間に形成される隙間6について、その幅寸法W2を適正な範囲に維持することが可能となる。このため、本方法によれば、溶融ガラス2上でガラス原料4が分散した状態となることから、溶融ガラス2の品質のばらつきを低減することができる。また、溶融ガラス2上でガラス原料4が蛇行することを防止できるので、溶融ガラス2の溶融状態が不当にばらつくのを抑制できる。さらに、隙間6の形成により溶融ガラス2中の気泡の脱泡を促進させることができる。その結果、製造されるガラス物品の品質を向上させることが可能となる。
ガラス原料4を溶融ガラス2に浸漬させた電極8および電極9のみで加熱して溶解させる場合、バーナーの燃焼を併用する場合と比べ、ガラス溶解炉1内の雰囲気が乾燥する。このため、雰囲気中の水分が溶融ガラス2に溶け込むのを防止でき、得られるガラス物品におけるβ‐OH値を低減できる。これにより、得られるガラス物品を加熱した際のコンパクションを低下させることができ、ディスプレイ用のガラス基板に好適なガラス物品を得ることができる。
また、本方法では、溶融ガラス2上でのガラス原料4の分散を促進する観点から、隙間6の幅寸法W2は700mm以下に調節することが好ましく、隙間7の幅寸法W3は1300mm以下に調節することが好ましい。また、溶融ガラス2の脱泡をさらに促進させる観点では、幅寸法W2は10mm以上に調節することが好ましく、幅寸法W3は100mm以上に調節することが好ましい。幅寸法W2,W3の調節は、例えば、各スクリューフィーダー5のガラス原料4の供給量、スクリューフィーダー5同士の離間距離S1、スクリューフィーダー5の開口幅W1及び電極8,9により発生させるエネルギーのうちで少なくとも一つを変更することで行えばよい。幅寸法W2,W3の測定方法は、後述する。
溶融ガラス2上でのガラス原料4の分散を促進する観点から、流れ方向Dにおいて最上流側に位置したガラス原料4から最下流側に位置したガラス原料4までの距離L1(前壁3aから最下流側に位置したガラス原料4までの距離に等しい)が、L1≧0.65L2の関係を満たすように調節することが好ましい。ここで、距離L2は、流れ方向Dに沿った溶融ガラス2の表面の長さである。また、未溶融のガラス原料4の流出を防止する観点から、距離L1は、0.95L2以下とすることが好ましい。
距離L1の調節は、例えば、各スクリューフィーダー5によるガラス原料4の供給量、及び、電極8,9により発生させるエネルギーのうちで少なくとも一つを変更することで行えばよい。また、距離L1の調節は、電極9により発生させるエネルギーの流れ方向Dの配分を変更することで行ってもよい。距離L1の測定方法は、後述する。
無アルカリガラスは、アルカリ含有ガラスと比べ、粘性が高い。このため、無アルカリガラスの溶融では、溶融ガラスに気泡が残存しやすい。つまり、無アルカリガラスの溶融に本発明を適用すれば、ガラス物品の品質を向上させる効果が顕著となる。したがって、ガラス物品は無アルカリガラスからなることが好ましい。ここで、無アルカリガラスとは、アルカリ成分(アルカリ金属酸化物)が実質的に含まれていないガラスのことであって、具体的には、アルカリ成分の重量比が3000ppm以下のガラスのことである。本発明におけるアルカリ成分の重量比は、好ましくは1000ppm以下であり、より好ましくは500ppm以下であり、最も好ましくは300ppm以下である。
以下、本発明の第二実施形態に係るガラス物品の製造方法について説明する。なお、第二実施形態については、上記の第一実施形態との相違点についてのみ説明する。第一実施形態との共通点については、第二実施形態の説明で参照する図面に同一の符号を付すことで重複する説明を省略する。
<第二実施形態>
図3に示すように、第二実施形態に係るガラス物品の製造方法が、上記の第一実施形態と相違している点は、電極対10で対となる一方の電極9と他方の電極9とが、幅方向ではなく、流れ方向Dにおいて間隔を空けて配置されている点である(図3では、対になる電極9同士を一点鎖線で結んでいる)。この第二実施形態に係るガラス物品の製造方法によっても、上記の第一実施形態と同一の主たる作用・効果を得ることが可能である。
ここで、本発明に係るガラス物品の製造方法は、上記の各実施形態で説明した態様に限定されるものではない。例えば、上記の各実施形態では、ガラス原料4の供給にスクリューフィーダー5を用いているが、溶解室3(前壁3a)の外側から内側に向かってガラス原料4を押し込むことが可能なプッシャーを用いてもよい。五基の供給機を用いているが、複数の供給機を用いればよく、例えば、二〜六基の供給を用いればよい。
上記の実施形態では、棒状電極9と板状電極8とを配置することにより、異なる形状の電極を併用したが、同じ形状の電極のみを用いてもよい。また、ブロック状の電極を用いてもよい。
<ガラス原料の存否>
溶解前のガラス原料の存否は、以下の手順によって判定するものとする。
(1)溶融ガラス2の表面(溶解前のガラス原料4に覆われた箇所を含む)を視野に収める撮像手段(一例として、カメラ)を用いて画像を撮像する。
(2)撮像した画像について、輝度を基準に、溶解前のガラス原料4が存在している箇所と、溶解前のガラス原料4が存在していない箇所を判別する。
必要であれば、国際公開WO2013/100069号公報に記載のように、撮像した映像を補正することも差し支えない。
上述の手順の(2)における輝度の基準は、ガラス溶解炉によって変化することから、ガラス溶解炉ごとに設定する必要がある。
輝度の基準は、以下の手順によって設定する。
(a)溶融ガラス2の表面(溶解前のガラス原料4に覆われた箇所を含む)を視野に収める撮像手段を用いて画像を撮像する。
(b)溶解前のガラス原料4が存在していない箇所と溶解前のガラス原料4に覆われた箇所の境界周辺の複数点で、溶融ガラス2及びガラス原料4のうちの最上層から試料を採取する。表面に泡層が存在する場合、その表面は例えば試料採取に用いる冶具で採取時に除ける。
(c)採取した試料をそれぞれ型に流し込んで冷却した後で切断することにより、複数のサンプルを作製する。
(d)サンプルの切断面のうちの任意の10×10mmの領域について、未溶融のガラス原料の占有面積率を算出する。また、上記(a)の画像を用いて採取位置の輝度を得る。
(e)上記(d)の結果を用いてガラス原料の粒子個数と輝度との関係を得て、未溶融のガラス原料の占有面積率が30%となる輝度を求めて基準とする。
<幅寸法W2,W3の測定>
幅寸法W2,W3の測定は、以下の手順によって行うものとする。
(a)前述の手順(2)によって溶解前のガラス原料4が存在している箇所と、溶解前のガラス原料4が存在していない箇所が識別可能な画像を得る。
(b)上記(a)の画像を用い、流れ方向Dのうちで溶解前のガラス原料4が存在していない箇所の幅が最も狭い部分を特定し、その部分の幅に基づいて幅寸法W2,W3を算出する。
<距離L1の測定>
距離L1の測定は、以下の手順によって行うものとする。
(a)前述の手順(2)によって溶解前のガラス原料4が存在している箇所と、溶解前のガラス原料4が存在していない箇所が識別可能な画像を得る。
(b)上記(a)の画像で溶解前のガラス原料4が存在している箇所について、最下流側の位置を特定し、その位置から前壁3aまでの距離に基づいて距離L1を算出する。
実施例1〜4では、上記の第一実施形態と同一の態様により、100枚のガラス基板を製造した後、当該ガラス基板の欠陥の発生率について調査した。その際、ガラス基板は、日本電気硝子社製のディスプレイ用のガラス基板(製品名:OA−11)に準じ、無アルカリガラスとした。また、欠陥の発生率は、欠陥が検出されたガラス基板の枚数を製造したガラス基板の枚数で除することによって算出した。実施例1〜4では、スクリューフィーダー5の先端部の開口幅W1を変更することにより、隙間の幅W2を変化させた。
比較例では、溶解室の上部にバーナーを追加で配置し、電極と共にバーナーでガラス原料を加熱して溶解させた。
[表1]に試験条件及び試験結果を示す。[表1]の「隙間の形成」における「○」は、複数のスクリューフィーダーから供給された各ガラス原料が途中で合流することなく、流れ方向に沿って延びることにより、隙間が形成されたことを表す。[表1]の「隙間の形成」における「×」は、複数のスクリューフィーダーから供給された各ガラス原料が、途中で蛇行して合流し、隙間が形成されなかったことを表す。また、[表1]の「欠陥の発生率」において、「○」は欠陥の発生率が低く、良好であったことを示し、「×」は欠陥の発生率が高く、不可であったことを示す。
Figure 0006975401
表1に示すように、比較例では、溶解室の上部に配置されたバーナーの影響により、ガラス原料が蛇行して合流し、ガラス原料同士の間に隙間が形成されなかった。その結果、溶融ガラスの溶融状態がばらつき、ガラス基板で脈理の発生が増加し、欠陥の発生率が不芳となった。一方、実施例1〜4では、電極のみでガラス原料を加熱して溶融したので、各ガラス原料が流れ方向に沿って延びることにより、ガラス原料同士の間に隙間が形成された。その結果、ガラス基板で脈理及び泡の発生が低減され、ガラス基板の欠陥の発生率が良好となった。
以上のことから、本発明に係るガラス物品の製造方法によれば、ガラス物品の品質を向上させることが可能となるものと推認される。
1 ガラス溶解炉
2 溶融ガラス
3 溶解室
3a 前壁
3b 後壁
3c 側壁
3d 側壁
3e 天井壁
3f 底壁
4 ガラス原料
5 スクリューフィーダー
6 隙間
8 電極
9 電極
10 電極対
10a 最近接電極対
P 流動予定経路
R1〜R7 相互間距離
S3 距離

Claims (3)

  1. ガラス溶解炉の溶解室に収容された溶融ガラス上に、前記溶解室の前壁に並べて設置された複数の供給機からガラス原料を供給する供給工程と、供給したガラス原料を加熱して溶解させる溶解工程と、前記溶解室の後壁に設置された流出口から前記溶解室外に溶融ガラスを流出させる流出工程とを含んだガラス物品の製造方法であって、
    前記溶解室の断面形状は、平面視で矩形状であり、
    前記複数の供給機のうちで隣り合う両供給機の一方と他方とからそれぞれ供給したガラス原料を、前記溶融ガラス上で隙間を介して前記前壁側から前記後壁側に向かう前記ガラス原料の流れ方向に沿って並列に延ばすと共に、
    前記溶解室内の溶融ガラスに浸漬させた電極のみで前記ガラス原料を加熱して溶解させ
    前記ガラス原料の流れ方向に沿った、前記前壁から最下流側に位置した前記ガラス原料までの距離をL1とし、前記溶融ガラスの表面の長さをL2としたとき、L1を0.65L2以上0.95L2以下とすることを特徴とするガラス物品の製造方法。
  2. 前記電極は、複数対の棒状電極を含み、
    前記対をなす棒状電極の一方と他方の間を、前記供給機から供給したガラス原料が前記溶解室内を流れる流動予定経路が通過するように、前記棒状電極を配置することを特徴とする請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
  3. 前記前壁から該前壁に最も近接した前記棒状電極までの距離を、前記ガラス原料の流れ方向において隣り合う前記棒状電極同士の相互間距離よりも短くすることを特徴とする請求項2に記載のガラス物品の製造方法。
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