JP6972681B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本開示は、空気と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器に関する。
空気と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器としては、例えば、車両に設けられるラジエータや、空調装置に設けられるヒータコア等が挙げられる。このような熱交換器は、内部を熱媒体が通るチューブが複数積層された熱交換コア部を備える。熱交換コア部では、チューブの内側を通る熱媒体(例えば温水)と、チューブの外側を通る空気との間で熱交換が行われる。
熱交換コア部のうち、チューブが積層されている方向における端部には、熱交換コア部を補強するためのサイドプレートが設けられることが多い。下記特許文献1に記載されている熱交換器では、端部に配置されたチューブとサイドプレートとの間が、フィンを介して接続されている。
特開2001−116484号公報
例えば、温水によって空気の加熱を行うヒータコアにおいては、熱交換器に温水(熱媒体)が供給され始めると、それぞれのチューブの温度は次第に上昇して行く。ただし、積層方向における端部に配置されたチューブ、すなわちサイドプレートの近傍に配置されたチューブでは、温水からの熱の一部がサイドプレート側に伝わるため、他のチューブに比べて昇温が遅くなってしまう。その結果、複数のチューブの温度が均一とはならず、チューブ間で温度差が生じてしまう。
それぞれのチューブの端部は、熱媒体を貯えるタンクに対してろう接されている。このため、上記のような温度差が生じると、チューブの不均一な熱膨張に伴って応力が生じ、タンクとチューブとの接続部分等が破損してしまう可能性がある。
本開示は、複数のチューブ間における温度差を抑制することのできる熱交換器、を提供することを目的とする。
本開示に係る熱交換器は、空気と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器(10)であって、内部を熱媒体が通るチューブ(30)が複数積層されている熱交換コア部(50)と、それぞれのチューブが接続されたタンク(20)と、熱交換コア部のうち、チューブが積層されている方向における端部に配置されているサイドプレート(100)と、を備える。この熱交換器では、サイドプレートと熱交換コア部との間の伝熱によってチューブ間に温度差が生じてしまうこと、を抑制するための温度差抑制部(210,220)が設けられている。温度差抑制部は、サイドプレートと隣接する位置に設けられた蓄熱部材(210,220)である。
このような構成の熱交換器では、サイドプレートと熱交換コア部との間の伝熱によってチューブ間に温度差が生じてしまうことが、温度差抑制部によって防止される。温度差抑制部としては、例えば、熱媒体の供給が停止されている際にサイドプレートの温度を高温に維持するための蓄熱部材や、サイドプレートと熱交換コア部との間の伝熱を抑制するための断熱部材等を用いることができる。
本開示によれば、複数のチューブ間における温度差を抑制することのできる熱交換器、が提供される。
図1は、第1実施形態に係る熱交換器の全体構成を示す図である。 図2は、図1の熱交換器のうちサイドプレートの近傍部分の構成を示す図であって、図1のII−II断面を示す図である。 図3は、第2実施形態に係る熱交換器のうち、サイドプレートの近傍部分の構成を示す図である。 図4は、第3実施形態に係る熱交換器のうち、サイドプレートの近傍部分の構成を示す図である。 図5は、第4実施形態に係る熱交換器のうち、サイドプレートの近傍部分の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1及び図2を参照しながら、第1実施形態について説明する。本実施形態に係る熱交換器10は、車両用空調装置に設けられる所謂「ヒータコア」として構成される。熱交換器10では、外部から供給される高温の水(つまり温水)が熱媒体として用いられ、当該熱媒体との熱交換によって空気の加熱が行われる。熱交換器10は、一対のタンク20と、熱交換コア部50と、一対のサイドプレート100と、を備えている。
タンク20は、熱媒体である温水を内部に貯える容器であって、熱交換器10に2つ設けられている。それぞれのタンク20は略円筒形状の容器となっており、これらの間に挟まれるように熱交換コア部50が配置されている。一方のタンク20は、外部から供給される熱媒体を受け入れて、これをそれぞれのチューブ30(後述)に分配するものである。他方のタンク20は、それぞれのチューブ30を通った熱媒体を受け入れて、これを外部に排出するものである。
熱交換コア部50は、熱媒体と空気との間で熱交換が行われる部分である。熱交換コア部50は、チューブ30と、フィン40とを有している。
チューブ30は、金属板を折り曲げるように形成された管であって、熱交換コア部50において複数設けられている。それぞれのチューブ30は、その一端が一方のタンク20に接続されており、他端が他方のタンク20に接続されている。チューブ30とタンク20との間はろう接されており、水密に塞がれている。
図2に示されるように、チューブ30は、その長手方向に対し垂直な断面の形状が扁平形状となっている。それぞれのチューブ30は、その主面を互いに対向させた状態で、タンク20の長手方向に沿って並ぶように積層されている。チューブ30が積層されている方向(図1、2では上下方向)のことを、以下では「積層方向」とも称する。
それぞれのチューブ30の内側には、熱媒体が通る流路FPが形成されている。それぞれのタンク20の内部空間は、流路FPによって連通されている。このため、一方のタンクから20からチューブ30に供給された熱媒体は、流路FPを通って他方のタンク20に向かう。このとき、流路FPを通る高温の熱媒体と、チューブ30の外側を通る空気との間で熱交換が行われ、当該空気が加熱される。
本実施形態では、1本のチューブ30に2つの流路FPが形成されている。ただし、流路FPの数は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
フィン40は、金属板を波状に折り曲げることによって形成された所謂「コルゲートフィン」である。フィン40は複数設けられており、熱交換コア部50のうちそれぞれのチューブ30の間に配置されている。それぞれのフィン40の頂部は、その隣に配置されたチューブ30に対して当接しており、且つろう接されている。フィン40によって空気との接触面積が大きくなっており、空気に対する伝熱が効率よく行われる。図2に示されるように、フィン40には複数のルーバー41が形成されている。ルーバー41は、空気への伝熱がより効率的に行われる様に、フィン40の一部が切り起こされたものである。図1においては、フィン40の一部の図示が省略されている。
サイドプレート100は、熱交換コア部50を外側から補強するために設けられた板状の部材である。それぞれのサイドプレート100は、熱交換コア部50のうち積層方向における両端部に配置されている。サイドプレート100は、その一端が一方のタンク20に接続されており、他端が他方のタンク20に接続されている。サイドプレート100とタンク20との間はろう接されている。
尚、上下に配置されたサイドプレート100の構成は互いに同一(上下対称)である。このため、以下では上側に配置されたサイドプレート100の構成について説明し、下側に配置されたサイドプレート100の構成については説明を省略する。
図2に示されるように、サイドプレート100は、当接部110と、外側起立部120と、内側起立部130と、中央部140と、を有している。
当接部110は、熱交換コア部50の積層方向に対して垂直な部分であって、図2の断面において左右両側に1つずつ形成されている。当接部110は、熱交換コア部50のうち積層方向の端部(上端)に配置されたフィン40に対して当接しており、且つろう接されている。換言すれば、当接部110は、積層方向の端部(上端)に配置されたチューブ30に対して、フィン40を介して接続されている。
外側起立部120は、当接部110のうち外側の端部となる縁から、熱交換コア部50とは反対側(図2では上方側)に向かって伸びるように形成された部分である。内側起立部130は、当接部110のうち内側の端部となる縁から、やはり熱交換コア部50とは反対側に向かって伸びるように形成された部分である。中央部140は、一対の内側起立部130のうち、熱交換コア部50とは反対側における端部の縁同士を繋ぐように形成された部分である。
外側起立部120と内側起立部130とは互いに平行であり、当接部110と中央部140とは互いに平行である。このような当接部110、外側起立部120、内側起立部130、及び中央部140が形成されていることにより、曲げに対するサイドプレート100の剛性が高められている。
一対の内側起立部130と中央部140の内側には、これらにより三方を囲まれた空間SP1が形成されている。また、外側起立部120、当接部110、及び内側起立部130の内側には、これらにより三方を囲まれた空間SP2が形成されている。
空間SP1には、そのほぼ全体を満たすように蓄熱部材210が配置されている。蓄熱部材210は、その一部がサイドプレート100に当接しており、他の一部が熱交換コア部50(具体的にはフィン40)に当接している。本実施形態では、蓄熱部材210としてセラミックが用いられている。このような蓄熱部材210の位置は、サイドプレート100と隣接する位置、ということができる。
熱交換器10の製造時においては、その全体が加熱炉において加熱されることにより、熱交換コア部50やサイドプレート100等の各部材がろう接によって接合される。その際、蓄熱部材210は、予め空間SP1の内側に配置された状態となっている。つまり、蓄熱部材210は、熱交換コア部50及びサイドプレート100のろう接が行われるよりも前から、サイドプレート100と隣接する位置に設けられていたものである。
このため、蓄熱部材210としては、ろう接の際の加熱に耐え得るような耐熱性の部材を用いる必要が有る。このような部材としては、本実施形態のようにセラミックを用いることもできるが、例えばカーボンを用いることもできる。
蓄熱部材210が設けられていることの効果について説明する。熱交換器10における熱交換が行われる際には、不図示の循環ポンプによって熱交換器10への熱媒体の供給が行われると共に、不図示のファンによって熱交換器への空気の供給が行われる。その際、それぞれのチューブ30は、熱媒体の熱によって高温となっており、且つ概ね均一な温度となっている。
熱交換器10における熱交換が停止されると、上記の循環ポンプが停止し、熱媒体の循環が停止する。熱媒体の循環が停止した直後においては、それぞれのチューブ30は高温となっている。このため、ファンの動作は停止させず、熱交換コア部50への空気の供給を継続させることにより、しばらくの間は空気の加熱を継続して行うことができる。チューブ30の温度は次第に低下して行き、最終的にはファンの動作が停止される。
その後、熱交換器10における熱交換を再開させる際には、循環ポンプ及びファンを再び動作させる。このとき、低温となっている各チューブ30を高温の熱媒体を通ることにより、チューブの温度が再び上昇する。
サイドプレート100には温水が供給されないので、サイドプレート100の温度はチューブ30に比べて上昇しにくい。仮に、サイドプレート100の温度が常温まで低下していた場合には、サイドプレート100と熱交換コア部50との間で伝熱が生じてしまう。具体的には、積層方向における端部に配置されたチューブ30、すなわちサイドプレート100の近傍に配置されたチューブ30から、サイドプレート100側へと熱が伝わってしまう。その結果、当該チューブの昇温が、他のチューブ30の昇温に比べて遅くなってしまうことが懸念される。
この場合、複数のチューブ30の温度は均一とはならず、チューブ30間で温度差が生じてしまうこととなる。このような温度差が生じると、チューブ30の不均一な熱膨張に伴って応力が生じ、タンク20とチューブ30との接続部分等が破損してしまう可能性がある。
上記のような現象の発生を抑制するために、本実施形態では、サイドプレート100と隣接する位置に蓄熱部材210が配置されている。熱交換器10による熱交換が行われているときには、チューブ30からの伝熱により、サイドプレート100及び蓄熱部材210はいずれも高温となっており、チューブ30の温度と概ね同一の温度となっている。
その後、循環ポンプが停止すると、上記のようにチューブ30の温度は次第に低下して行き、蓄熱部材210の温度も次第に低下して行く。ただし、蓄熱部材210の熱容量は比較的大きいので、温度の低下速度は小さい。このため、熱交換器10による熱交換が再開された際の蓄熱部材210の温度が、依然として常温よりも高い状態となっている可能性が高くなる。このように、蓄熱部材210は所謂「ヒートマス」として機能するものである。
蓄熱部材210の温度が高い状態においては、蓄熱部材210からの伝熱により、サイドプレート100の温度も高くなっている。このような状態で循環ポンプの動作を再開させると、上記のようにチューブ30の温度は上昇するのであるが、サイドプレート100が高温となっていることにより、チューブ30からサイドプレート100側への熱の移動は小さくなる。このため、サイドプレート100の近傍に配置されたチューブ30と他のチューブ30との間の温度差を小さくし、チューブ30の熱膨張に伴う応力を小さくすることができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る熱交換器10では、蓄熱部材210がサイドプレート100と隣接する位置に設けられていることにより、サイドプレート100と熱交換コア部50との間の伝熱によってチューブ30間に温度差が生じてしまうこと、が抑制されている。このような蓄熱部材210は、本実施形態における「温度差抑制部」に該当する。
本実施形態では、蓄熱部材210としてセラミックが用いられている。このため、蓄熱部材210により、熱交換器10の全体がさらに補強されるという効果も得ることができる。また、蓄熱部材210として熱容量が比較的大きな部材が用いられることにより、ヒータコアである熱交換器10の暖房性能が向上するという効果も得られる。
第2実施形態について、図3を参照しながら説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態では、空間SP1に蓄熱部材210が配置されておらず、代わりに空間SP2のそれぞれに蓄熱部材220が配置されている。蓄熱部材220は、第1実施形態の蓄熱部材210と同様にヒートマスとして機能するものである。
外側起立部120のうち熱交換コア部50とは反対側の端部には、当該端部から中央部140側に向かって伸びるように保持部121が形成されている。保持部121によって、蓄熱部材220が空間SP2の内側に保持されている。
蓄熱部材220は、熱交換コア部50及びサイドプレート100等のろう接が行われた後に、サイドプレート100に取り付けられたものである。このため、蓄熱部材220としては、蓄熱部材210と同様に耐熱性の高い部材(例えばセラミック)を用いてもよいのであるが、耐熱性の低い部材を用いることもできる。例えば、内部にパラフィンを収容した金属製の容器を、蓄熱部材220として用いることもできる。以上のような構成においても、第1実施形態で説明したものと同様の効果を奏する。
第3実施形態について、図4を参照しながら説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態では、空間SP1に蓄熱部材210が配置されておらず、空間SP1及び空間SP2はいずれも空の空間となっている。一方、本実施形態では、サイドプレート100と熱交換コア部50との間に断熱部材230が配置されている。
断熱部材230は、熱交換コア部50のうち積層方向の端部に配置されたフィン40と、サイドプレート100との間の概ね全体に亘るように配置された板状の部材である。熱交換コア部50は、サイドプレート100に直接は接続されておらず、断熱部材230を介して接続されている。断熱部材230は、熱交換コア部50とサイドプレート100との間の伝熱を抑制するために設けられている。このような断熱部材230としては、例えば多孔質セラミックのような熱伝導率の低い部材を用いることができる。
このような構成の熱交換器10においても、循環ポンプによる熱媒体の供給が開始されると、それぞれのチューブ30はその温度を上昇させて行く。ただし、本実施形態では断熱部材230が配置されているので、積層方向における端部に配置されたチューブ30の熱は、サイドプレート100側には殆ど伝わらない。このため、当該チューブ30は、他のチューブとほぼ同じ昇温速度でその温度を上昇させて行く。その結果、サイドプレート100の近傍に配置されたチューブ30と他のチューブ30との間の温度差は小さくなり、その結果としてチューブ30の熱膨張に伴う応力も小さくなる。以上のような効果を奏する断熱部材230は、本実施形態における「温度差抑制部」に該当する。
第4実施形態について、図5を参照しながら説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態では、空間SP1に蓄熱部材210が配置されておらず、代わりに配管240が配置されている。配管240は、金属によって形成された断面が矩形の管であって、その内側には流路241が形成されている。流路241は、流路FPと同様に、熱媒体である温水が通る流路となっている。熱交換器10は、循環ポンプによって送り出された熱媒体の一部がタンク20に供給され、当該熱媒体の他の一部が流路241に供給されるように構成されている。
配管240は、その長手方向をサイドプレート100の長手方向(図5では紙面奥行方向)に一致させた状態で、空間SP1に配置されている。配管240の外表面は、サイドプレート100のうち、内側起立部130及び中央部140のそれぞれの内面に当接している。このため、熱交換器10による熱交換が行われているときには、配管240の内部を通る熱媒体によってもサイドプレート100が加熱される。
循環ポンプの動作が停止した直後においては、流路241は高温の熱媒体で満たされた状態となっているので、サイドプレート100の温度が低下しにくくなっている。このように、配管240は、第1実施形態における蓄熱部材210と同様に、所謂「ヒートマス」として機能するものとなっている。配管240に形成された流路241は、本実施形態における「温度差抑制部」に該当する。このような構成においても、第1実施形態で説明したものと同様の効果を奏する。
尚、本実施形態における流路241は、サイドプレート100とは別の部材である配管240の内面により区画された流路、として形成されている。このような態様に替えて、流路241が、サイドプレート100によって一部又は全部が区画された流路、として形成されていてもよい。いずれの場合においても、内部を熱媒体が通るように形成された流路241が、サイドプレート100と隣接する位置に設けられている構成であればよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:熱交換器
20:タンク
30:チューブ
50:熱交換コア部
100:サイドプレート
210,220:蓄熱部材
230:断熱部材
241:流路

Claims (3)

  1. 空気と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器(10)であって、
    内部を熱媒体が通るチューブ(30)が複数積層されている熱交換コア部(50)と、
    それぞれの前記チューブが接続されたタンク(20)と、
    前記熱交換コア部のうち、前記チューブが積層されている方向における端部に配置されているサイドプレート(100)と、を備え、
    前記サイドプレートと前記熱交換コア部との間の伝熱によって前記チューブ間に温度差が生じてしまうこと、を抑制するための温度差抑制部(210,220)が設けられており、
    前記温度差抑制部は、前記サイドプレートと隣接する位置に設けられた蓄熱部材(210,220)である、熱交換器。
  2. 前記蓄熱部材(210)は、前記熱交換コア部及び前記サイドプレートのろう接が行われるよりも前から、前記サイドプレートと隣接する位置に設けられていたものである、請求項に記載の熱交換器。
  3. 前記蓄熱部材(220)は、前記熱交換コア部及び前記サイドプレートのろう接が行われた後に、前記サイドプレートに取り付けられたものである、請求項に記載の熱交換器。
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