JP6968666B2 - センサシステム及び電磁波照射装置 - Google Patents

センサシステム及び電磁波照射装置 Download PDF

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Description

本発明は、センサシステム及び電磁波照射装置に関する。
部屋、保管庫、房、漕及び炉等の閉空間においては、複数のセンサが配置され、品質管理やトレーサビリティを目的として、閉空間内における温度や湿度等の環境条件の分布を測定したり、閉空間内に配置された複数の物品のそれぞれの存否や移動を監視したりする場合がある(例えば、特許文献1参照。)。複数のセンサのそれぞれには、電力を供給するため、あるいは応答信号の発信を誘引するために、電磁波が供給されることがある。
国際公開第2016/123062号
複数のセンサに電磁波を照射しても、複数のセンサの少なくとも一部が、その機能を発揮しない場合がある。そこで、本発明は、複数箇所に配置されたセンサのそれぞれが機能を発揮できるセンサシステム及び電磁波照射装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の態様によれば、それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサと、複数のセンサに電磁波を照射する電磁波照射装置であって、複数のセンサにおける電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、電磁波を照射する電磁波照射装置と、を備えるセンサシステムが提供される。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波照射装置が、照射した電磁波によって生じる定在波の節の位置を変化させてもよい。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波照射装置が、電磁波の周波数を変化させてもよい。
上記のセンサシステムにおいて、複数のセンサに対する電磁波照射装置の位置が変化してもよい。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波照射装置がそれぞれ電磁波を発することができる複数の電磁波照射部を備え、複数の電磁波照射部において、電磁波を発する電磁波照射部と、電磁波を発しない電磁波照射部と、の組み合わせが変化してもよい。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波照射装置がそれぞれ電磁波を発することができる複数の電磁波照射部を備え、複数の電磁波照射部が発する電磁波の強度の組み合わせが変化してもよい。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波照射装置がアンテナを備え、電磁波の照射方向を変化させてもよい。
上記のセンサシステムにおいて、アンテナがフェーズドアレーアンテナであってもよい。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波照射装置が、電磁波の偏波状態を変化させてもよい。
上記のセンサシステムにおいて、複数のセンサが閉空間内に配置されてもよい。
上記のセンサシステムにおいて、複数のセンサが炉内に配置されてもよい。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波照射装置が電磁波を照射中に、複数のセンサの配置が一定であってもよい。
上記のセンサシステムにおいて、電磁波がマイクロ波であってもよい。
上記のセンサシステムにおいて、複数のセンサが、電磁波を照射されることにより電力を供給されてもよい。
上記のセンサシステムにおいて、複数のセンサが、電磁波を照射されることにより発振してもよい。
また、本発明の態様によれば、複数のセンサに電磁波を照射する電磁波照射装置であって、複数のセンサにおける電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、電磁波を照射する電磁波照射装置が提供される。
上記の電磁波照射装置が、照射した電磁波によって生じる定在波の節の位置を変化させてもよい。
上記の電磁波照射装置が、照射する電磁波の周波数を変化させてもよい。
上記の電磁波照射装置の位置が、複数のセンサに対して変化してもよい。
上記の電磁波照射装置が、それぞれ電磁波を発することができる複数の電磁波照射部を備え、複数の電磁波照射部において、電磁波を発する電磁波照射部と、電磁波を発しない電磁波照射部と、の組み合わせが変化してもよい。
上記の電磁波照射装置がそれぞれ電磁波を発することができる複数の電磁波照射部を備え、複数の電磁波照射部が発する電磁波の強度の組み合わせが変化してもよい。
上記の電磁波照射装置がアンテナを備え、電磁波の照射方向を変化させてもよい。
上記の電磁波照射装置において、アンテナがフェーズドアレーアンテナであってもよい。
上記の電磁波照射装置が、照射する電磁波の偏波状態を変化させてもよい。
上記の電磁波照射装置において、電磁波がマイクロ波であってもよい。
本発明によれば、複数箇所に配置されたセンサのそれぞれが機能を発揮できるセンサシステム及び電磁波照射装置を提供可能である。
第1実施形態に係るセンサシステムを示す模式図である。 第1実施形態に係る電磁波の周波数と、各センサへの供給電力と、の関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る電磁波の周波数の時間変化と、各センサへの供給電力と、の関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る電磁波の周波数ごとの照射時間の割り当てを示すグラフである。 (a)第2実施形態に係る電磁波照射装置が第1位置に配置された場合のセンサシステムを示す模式図である。(b)第2実施形態に係る電磁波照射装置が第1位置に配置された場合の、各センサへの供給電力を示すグラフである。 (a)第2実施形態に係る電磁波照射装置が第2位置に配置された場合のセンサシステムを示す模式図である。(b)第2実施形態に係る電磁波照射装置が第2位置に配置された場合の、各センサへの供給電力を示すグラフである。 (a)第2実施形態に係る電磁波照射装置が第3位置に配置された場合のセンサシステムを示す模式図である。(b)第2実施形態に係る電磁波照射装置が第3位置に配置された場合の、各センサへの供給電力を示すグラフである。 第2実施形態に係る電磁波照射装置の位置の時間変化と、各センサへの供給電力と、の関係を示すグラフである。 第3実施形態に係るセンサシステムを示す模式図である。 (a)第5実施形態に係る電磁波照射装置が第1方向に電磁波を照射している場合のセンサシステムを示す模式図である。(b)第5実施形態に係る電磁波照射装置が第1方向に電磁波を照射している場合の、各センサへの供給電力を示すグラフである。 (a)第5実施形態に係る電磁波照射装置が第2方向に電磁波を照射している場合のセンサシステムを示す模式図である。(b)第5実施形態に係る電磁波照射装置が第2方向に電磁波を照射している場合の、各センサへの供給電力を示すグラフである。 (a)第5実施形態に係る電磁波照射装置が第3方向に電磁波を照射している場合のセンサシステムを示す模式図である。(b)第5実施形態に係る電磁波照射装置が第3方向に電磁波を照射している場合の、各センサへの供給電力を示すグラフである。 第5実施形態に係る電磁波の照射方向の時間変化と、各センサへの供給電力と、の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。ただし、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るセンサシステムは、図1に示すように、それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサ30A、30B、30Cと、複数のセンサ30A、30B、30Cに電磁波を照射する電磁波照射装置40であって、複数のセンサ30A、30B、30Cにおける電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、電磁波を照射する電磁波照射装置40と、を備える。
複数のセンサ30A、30B、30Cと、電磁波照射装置40と、は、閉空間10内に配置されている。閉空間10は、例えば凍結乾燥炉である。例えば、凍結乾燥炉は、扉を閉じると、内部の気体を外気から無菌的に遮蔽する。閉空間10内には、例えば、それぞれ凍結乾燥される医薬品を保存している複数のバイアル20A、20B、20C・・・が棚上に配置されている。複数のセンサ30A、30B、30Cは、例えば、複数のバイアル20A、20B、20C・・・の少なくとも一部の中に配置されている。複数のバイアル20A、20B、20C・・・のうち、どのバイアルにセンサを配置するかは、任意である。複数のバイアル20A、20B、20C・・・は、凍結乾燥中、移動されない。
複数のセンサ30A、30B、30Cの数は任意である。複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれは、例えば温度センサである。複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれは、電磁波照射装置40から照射されるマイクロ波等の電磁波によってワイヤレスに給電され、凍結乾燥中のバイアル内の温度を測定し、測定結果を含むセンシング信号を無線で発する。
あるいは、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれは水晶等の発振子を備え、電磁波照射装置40から照射されるマイクロ波等の電磁波によって発振子が温度に依存する周波数で発振することによって凍結乾燥中のバイアル内の温度を測定し、測定結果を含むセンシング信号を無線で発する。
電磁波照射装置40が電磁波を照射すると、閉空間10内で電磁波が反射し、定在波が発生する場合がある。そのため、定在波の節近傍においては、伝送される電力が弱くなるヌルポイントが生じる場合がある。ヌルポイントの位置と、複数のセンサ30A、30B、30Cのいずれかの位置とが一致すると、センサに電力が供給されず、センサが稼働しない場合がある。
図2は、電磁波照射装置40が照射する電磁波の周波数と、複数のセンサ30A、30B、30Cに供給される電力と、の関係の例を示すグラフである。電磁波の周波数がf1の場合、ヌルポイントの位置がセンサ30Cの位置と一致し、センサ30Cに充分な電力が供給されない。しかし、センサ30Aには強い電力が、センサ30Bには中程度の電力が供給される。電磁波の周波数がf2の場合、ヌルポイントの位置がセンサ30Bの位置と一致し、センサ30Bに充分な電力が供給されない。しかし、センサ30Cには強い電力が、センサ30Aには中程度の電力が供給される。電磁波の周波数がf3の場合、ヌルポイントの位置がセンサ30Aの位置と一致し、センサ30Aに充分な電力が供給されない。しかし、センサ30Bには強い電力が、センサ30Cには中程度の電力が供給される。
このように、第1実施形態に係る電磁波照射装置40は、照射する電磁波の周波数を変化させて、定在波の節の位置を変化させ、これにより閉空間10内におけるヌルポイントの位置を変化させる。そのため、複数のセンサ30A、30B、30Cのいずれかが一時的にヌルポイントに位置して電力の供給が受けられなくとも、周波数が変化した後は、電力の供給を受けることが可能となる。
電磁波照射装置40は、例えば図3に示すように、照射する電磁波の周波数を時間的に変化させることを繰り返していく。これにより、複数のセンサ30A、30B、30Cにおける電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するため、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれには少なくとも断続的に電力が供給される。したがって、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれは、少なくとも断続的に温度を測定することが可能である。電磁波照射装置40は、照射する電磁波の周波数を階段関数状に変化させてもよいし、連続的に変化させてもよい。
電磁波照射装置40は、照射する電磁波の周波数を周期的に変化させてもよいし、非周期的に変化させてもよい。例えば、電磁波照射装置40は、図4(a)に示すように、周波数f1、f2、f3ごとに割り当てられる照射時間を均等にしてもよい。複数のセンサ30A、30B、30Cによる測定の時間分解能を上げたい場合は、周波数f1、f2、f3ごとに割り当てられる照射時間を均等に短くしてもよい。
あるいは、図4(b)に示すように、電磁波照射装置40は、周波数f1、f2、f3ごとに電磁波の照射時間を変化させてもよい。例えば、電磁波照射装置40は、周波数f1の時に多数のセンサが機能し、周波数f2の時に少数のセンサが機能する場合は、周波数f1に割り当てられる照射時間を長くし、周波数f2に割り当てられる照射時間を短くしてもよい。
電磁波照射装置40は、複数のセンサ30A、30B、30Cからのセンシング信号に基づいて、周波数f1、f2、f3ごとに電磁波の照射時間を決定し、変更してもよい。例えば、電磁波照射装置40において、多数のセンシング信号が得られる周波数に割り当てられる照射時間を長くし、少数のセンシング信号が得られる周波数に割り当てられる照射時間を短くするフィードバック制御をおこなってもよい。
従来、センサが電磁波のヌルポイントに位置すると、センサは機能することができなかった。これに対し、第1実施形態に係るセンサによれば、センサが一時的にヌルポイントに位置する可能性はあるが、ヌルポイントが時間的に変化し、複数のセンサ30A、30B、30Cにおける電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するため、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれが少なくとも断続的に機能することが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るセンサシステムにおいては、図5から図7に示すように、閉空間10内において、複数のセンサ30A、30B、30Cに対する電磁波照射装置40の位置が変化する。第2実施形態において、電磁波照射装置40は、照射する電磁波の周波数を変化させてもよいし、変化させなくともよい。
図5から図7に示す電磁波照射装置40は、閉空間10内に配置されたレール上を移動してもよい。あるいは、電磁波照射装置40は、閉空間10の底面、上面、及び側面等に配置されたターンテーブル、ファン及びプロペラ等の回転部材上に配置され、回転部材の回転に伴って移動してもよい。
例えば、図5に示すように、電磁波照射装置40が第1位置に配置されている場合、ヌルポイントの位置がセンサ30Cの位置と一致し、センサ30Cに充分な電力が供給されない。しかし、センサ30Aに強い電力が、センサ30Bに中程度の電力が供給される。例えば、図6に示すように、電磁波照射装置40が第2位置に配置されている場合、ヌルポイントの位置がセンサ30Cの位置と一致し、センサ30Cに充分な電力が供給されない。しかし、センサ30Bに強い電力が、センサ30Aに中程度の電力が供給される。例えば、図7に示すように、電磁波照射装置40が第3位置に配置されている場合、ヌルポイントの位置がセンサ30Bの位置と一致し、センサ30Bに充分な電力が供給されない。しかし、センサ30Cに強い電力が、センサ30Aに中程度の電力が供給される。
このように、第2実施形態に係る電磁波照射装置40は、図8に示すように、電磁波照射装置40の位置を変化させて、定在波の節の位置を変化させ、これにより閉空間10内におけるヌルポイントの位置を変化させる。そのため、複数のセンサ30A、30B、30Cのいずれかが一時的にヌルポイントに位置していて電力の供給が受けられなくとも、電磁波照射装置40の位置が変化した後は、電力の供給を受けることが可能となる。これにより、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれには少なくとも断続的に電力が供給されるため、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれは、少なくとも断続的に温度を測定することが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るセンサシステムにおいては、図9に示すように、電磁波照射装置40が、それぞれ電磁波を発することができる複数の電磁波照射部40A、40B、40Cを備える。複数の電磁波照射部40A、40B、40Cの数は任意である。複数の電磁波照射部40A、40B、40Cにおいて、電磁波を発する電磁波照射部と、電磁波を発しない電磁波照射部と、の組み合わせが時間的に変化する。これにより、定在波の節の位置を変化し、閉空間10内におけるヌルポイントの位置が変化する。
例えば、ある時間においては電磁波照射部40Aのみが電磁波を照射し、電磁波照射部40B、40Cは電磁波を照射しなくともよい。またある時間においては電磁波照射部40Bのみが電磁波を照射し、電磁波照射部40A、40Cは電磁波を照射しなくともよい。さらにある時間においては電磁波照射部40Cのみが電磁波を照射し、電磁波照射部40A、40Bは電磁波を照射しなくともよい。このように、複数の電磁波照射部40A、40B、40Cのうち、電磁波を照射する単一の電磁波照射部を切り替えていってもよい。
あるいは、例えば、ある時間においては電磁波照射部40A、40Bが電磁波を照射し、電磁波照射部40Cは電磁波を照射しなくともよい。またある時間においては電磁波照射部40B、40Cが電磁波を照射し、電磁波照射部40Aは電磁波を照射しなくともよい。さらにある時間においては電磁波照射部40A、40Cが電磁波を照射し、電磁波照射部40Bは電磁波を照射しなくともよい。またさらにある時間においては電磁波照射部40A、40B、40Cが電磁波を照射してもよい。このように、複数の電磁波照射部40A、40B、40Cのうち、電磁波を照射する複数の電磁波照射部を切り替えていってもよい。
複数の電磁波照射部40A、40B、40Cは、照射する電磁波の周波数を変化させてもよいし、変化させなくともよい。また、複数の電磁波照射部40A、40B、40Cは、異なる周波数の電磁波を照射してもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るセンサシステムにおいては、図9に示す複数の電磁波照射部40A、40B、40Cが発する電磁波の強度の組み合わせが変化する。これにより、定在波の節の位置を変化し、閉空間10内におけるヌルポイントの位置が変化する。
例えば、ある時間においては電磁波照射部40Aが照射する電磁波の強度が強くなり、電磁波照射部40B、40Cが照射する電磁波の強度が弱くなってもよい。またある時間においては電磁波照射部40Bが照射する電磁波の強度が強くなり、電磁波照射部40A、40Cが照射する電磁波の強度が弱くなってもよい。さらにある時間においては電磁波照射部40Cが照射する電磁波の強度が強くなり、電磁波照射部40A、40Bが照射する電磁波の強度は弱くなってもよい。
あるいは、例えば、ある時間においては電磁波照射部40A、40Bが照射する電磁波の強度が強くなり、電磁波照射部40Cが照射する電磁波の強度が弱くなってもよい。またある時間においては電磁波照射部40B、40Cが照射する電磁波の強度が強くなり、電磁波照射部40Aが照射する電磁波の強度が弱くなってもよい。さらにある時間においては電磁波照射部40A、40Cが照射する電磁波の強度が強くなり、電磁波照射部40Bが照射する電磁波の強度が弱くなってもよい。またさらにある時間においては電磁波照射部40A、40B、40Cが照射する電磁波の強度が強くなってもよい。
複数の電磁波照射部40A、40B、40Cは、照射する電磁波の周波数を変化させてもよいし、変化させなくともよい。また、複数の電磁波照射部40A、40B、40Cは、異なる周波数の電磁波を照射してもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態に係るセンサシステムにおいては、図10から図12に示すように、電磁波照射装置40がアンテナを備え、電磁波の照射方向を変化させる。アンテナは、例えば指向性アンテナであり、フェーズドアレーアンテナ及び可動式のパラボラアンテナ等が使用可能である。フェーズドアレーアンテナは、移動機構を用いずに指向性を変化させることができるため、発塵を抑制することが可能である。第5実施形態において、電磁波照射装置40は、照射する電磁波の周波数を変化させてもよいし、変化させなくともよい。
例えば、図13に示すように、ある時間において電磁波照射装置40は第1方向に電磁波を照射すると、センサ30Cには充分な電力が供給されないが、センサ30Aに強い電力、センサ30Bに中程度の電力が供給される。ある時間において電磁波照射装置40は第2方向に電磁波を照射すると、センサ30Cには充分な電力が供給されないが、センサ30Bに強い電力、センサ30Aに中程度の電力が供給される。ある時間において電磁波照射装置40は第3方向に電磁波を照射すると、センサ30Bには充分な電力が供給されないが、センサ30Cに強い電力、センサ30Aに中程度の電力が供給される。
第5実施形態に係る電磁波照射装置40は、電磁波照射装置40が電磁波の照射方向を変化させて、定在波の節の位置を変化させ、これにより閉空間10内におけるヌルポイントの位置を変化させる。そのため、複数のセンサ30A、30B、30Cのいずれかが一時的にヌルポイントに位置していて電力の供給が受けられなくとも、照射方向が変化した後は、電力の供給を受けることが可能となる。これにより、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれには少なくとも断続的に電力が供給されるため、複数のセンサ30A、30B、30Cのそれぞれは、少なくとも断続的に温度を測定することが可能である。
(他の実施形態)
上記のように本発明を実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図
面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様
々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。例えば、上述した実施形態を組み合わせてもよい。また、上記の実施形態では、閉空間として凍結乾燥炉を使用する場合を説明したが、閉空間は、部屋、工場、保管庫、房、漕及び炉等であってもよい。閉空間は、無菌的な医薬品処理空間であってもよい。また、センサは、表面弾性波に基づき湿度を測定対象としてもよい。センサは、酸素や二酸化炭素等の気体濃度を測定対象としてもよい。あるいは、センサは、物品のそれぞれの存否や移動を測定対象としてもよい。センサは、バイアルに限らず、様々な容器内に配置されてもよいし、容器内に配置されていなくともよい。センサは、商品、美術品、及び展示品等の物品に配置されてもよい。
また、電磁波照射装置は、電磁波の偏波状態を変化させることによって、閉空間内におけるヌルポイントの位置を変化させてもよい。ここで、偏波状態を変化させるとは、直線偏波の偏波方向を変えたり、直線偏波から円偏波に変えたり、円偏波を直線偏波に変えたりすることをいう。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。
10・・・閉空間、20A、20B、20C・・・バイアル、30A、30B、30C・・・センサ、40・・・電磁波照射装置、40A、40B、40C・・・電磁波照射部

Claims (10)

  1. それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサと、
    前記複数のセンサに電磁波を照射する一つの電磁波照射装置であって、前記複数のセンサにおける前記電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、前記電磁波を照射する一つの電磁波照射装置と、
    を備え
    前記一つの電磁波照射装置が、前記電磁波の周波数を時間的に変化させる、
    センサシステム。
  2. 前記電磁波照射装置が、前記照射した電磁波によって生じる定在波の節の位置を変化させる、請求項1に記載のセンサシステム。
  3. それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサと、
    前記複数のセンサに電磁波を照射する電磁波照射装置であって、前記複数のセンサにおける前記電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、前記電磁波を照射する電磁波照射装置と、
    を備え、
    前記複数のセンサに対する前記電磁波照射装置の位置が変化する、
    センサシステム。
  4. それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサと、
    前記複数のセンサに電磁波を照射する電磁波照射装置であって、前記複数のセンサにおける前記電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、前記電磁波を照射する電磁波照射装置と、
    を備え、
    前記電磁波照射装置がそれぞれ前記電磁波を発することができる複数の電磁波照射部を備え、前記複数の電磁波照射部において、前記電磁波を発する電磁波照射部と、前記電磁波を発しない電磁波照射部と、の組み合わせが変化する、
    センサシステム。
  5. それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサと、
    前記複数のセンサに電磁波を照射する電磁波照射装置であって、前記複数のセンサにおける前記電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、前記電磁波を照射する電磁波照射装置と、
    を備え、
    前記電磁波照射装置がそれぞれ前記電磁波を発することができる複数の電磁波照射部を備え、前記複数の電磁波照射部が発する電磁波の強度の組み合わせが変化する、
    センサシステム。
  6. それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサと、
    前記複数のセンサに電磁波を照射する電磁波照射装置であって、前記複数のセンサにおける前記電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、前記電磁波を照射する電磁波照射装置と、
    を備え、
    前記電磁波照射装置がアンテナを備え、前記電磁波の照射方向を変化させる、
    センサシステム。
  7. それぞれ電磁波を受けてセンシング信号を発する複数のセンサと、
    前記複数のセンサに電磁波を照射する電磁波照射装置であって、前記複数のセンサにおける前記電磁波の受信状態の分布が時間的に変化するよう、前記電磁波を照射する電磁波照射装置と、
    を備え、
    前記電磁波照射装置が、前記電磁波の偏波状態を変化させる、
    センサシステム。
  8. 前記電磁波照射装置が前記電磁波を照射中に、前記複数のセンサの配置が一定である、請求項1から7のいずれか1項に記載のセンサシステム。
  9. 前記一つの電磁波照射装置が、前記電磁波の周波数を周期的に変化させる、請求項1又は2に記載のセンサシステム。
  10. 前記一つの電磁波照射装置が、前記電磁波の周波数を非周期的に変化させる、請求項1又は2に記載のセンサシステム。
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