JP6967928B2 - 検眼装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、被検眼の検査に用いられる検眼装置、方法およびプログラムに関する。
従来、被検眼の眼屈折力等の眼機能は、自覚検査又は他覚検査により測定、或いは両検査を併用して測定される。一例として、特許文献1に記載される自覚検査は、ランドルト環等の各種視標に対する被検者の応答に基づき眼屈折力を測定するものである。このため、自覚検査は測定に時間を要し、また検者の習熟を必要とする。
特開2009-045145号公報
自覚検査では、検査中に検者が被検者に口頭で指示や質問をし、被検者の口頭での回答を確認しながら検査を進める必要がある。
しかしながら、自覚検査は被検者が矯正装置を覗きこみながら行われるため、検者と被検者との間の意思疎通がうまくいかず、円滑な検査を行えないことがある。
特に、自覚検査では、被検者の感覚的な見え方や見えやすさの変化を口頭で検者に回答しなければならないため、検者の検査技術の習熟度によっては、被検者の回答がばらつく場合がある。このような場合、質問に対する回答を正確に把握することが困難な場合があり、検査時間がかかったり、検査精度の低下を招く。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、検者の習熟度によらず、自覚検査を円滑に行うことができる検眼装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の検眼装置は、被検眼に呈示する視標を表示する表示部を有する視標呈示装置と、被検眼の視機能を矯正するための光学素子を被検眼と視標呈示装置との間に選択的に配置可能な光学素子配置装置と、視標に対する被検眼による視認結果の音声入力を受け付ける音声入力部と、視標呈示装置及び光学素子配置装置のそれぞれの作動を制御する制御部とを備え、制御部は、視標とともに、視標の視認結果を被検者に音声で回答させるための選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御し、かつ、音声入力部から入力された音声に基づいて、視標の視認結果を識別する。
本発明の第2の態様の検眼装置において、視標はランドルト環であり、制御部は、被検眼の視認対象となるランドルト環を示すグラフィックおよび被検眼の視認対象となるランドルト環の切れ目方向の選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御する。
本発明の第3の態様の検眼装置において、視標は放射線型乱視表であり、制御部は、放射線型乱視表において被検眼により他の線分よりも太く視認される線分の選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御する。
本発明の第4の態様の検眼装置において、視標は不等像視標検査視標であり、制御部は、不等像視検査視標を構成する一対のコの字が左右の被検眼で同じ大きさに視認されるかまたは一方のコの字が他方のコの字よりも大きく視認されるかの選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御する。
本発明の第5の態様の検眼装置において、制御部は、一方のコの字が他方のコの字よりも大きく視認される選択肢が視認結果として音声認識された場合、一方のコの字と他方のコの字の大きさの違いの程度の選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御し、かつ、音声入力部から入力された音声に基づいて、一方のコの字と他方のコの字の大きさの違いの程度の選択肢に対応する音声を認識する。
本発明の第5の態様の検眼装置において、視標はひらがな視標であり、制御部は、ひらがな視標において被検眼の視認対象となるひらがなの読みの選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御する。
本発明の第7の態様の検眼方法は、被検眼に呈示する視標を表示する表示部を有する視標呈示装置と、被検眼の視機能を矯正するための光学素子を被検眼と視標呈示装置との間に選択的に配置可能な光学素子配置装置と、視標に対する被検眼による視認結果の音声入力を受け付ける音声入力部と、視標呈示装置及び光学素子配置装置のそれぞれの作動を制御する制御部とを備えた検眼装置において、制御部は、視標とともに、視標の視認結果を被検者に音声で回答させるための選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御し、かつ、音声入力部から入力された音声に基づいて、視標の視認結果を識別する。
本発明の第8の態様の検眼プログラムは、上記の検眼方法を検眼装置に実行させる。
本発明によると、視標とともに、視認対象の視認結果を被検者に音声で回答させるための選択肢を示すグラフィックを表示させるよう視標呈示装置を制御し、かつ、音声入力部から入力された音声に基づいて、視認結果を識別する。これにより、検者は被検者から回答を正確に得ることが可能となる。したがって、検者の習熟度によらず、自覚検査を円滑に行うことができる。また、視認対象の視認結果を被検者に音声で回答させるための選択肢を表示させるため、当該選択肢を見た上での被検者からの回答音声が明確になり、回答音声の認識率が向上する。
図1は自覚式検眼装置1の外観を概略的に示す斜視図である。 図2はコントローラ装置5を概略的に示す正面図である。 図3は自覚式検眼装置1の回路構成を概略的に示すブロック図である。 図4は自覚検査の視標の一覧の表示例を示す説明図である。 図5は視標提示装置3の表示画面3aにおいて視標(ランドルト環)とガイドが重畳表示された例を示す説明図である。 図6は視標提示装置3の表示画面3aにおいて視標(放射線型乱視表)とガイドが重畳表示された例を示す説明図である。 図7は視標提示装置3の表示画面3aにおいて視標(コの字型視標)とガイドが重畳表示された例を示す説明図である。 図8は視標提示装置3の表示画面3aにおいて視標(ひらがな視標)とガイドが重畳表示された例を示す説明図である。 図9は演算制御回路15の実行する処理の流れを示すフローチャートである。
本発明に係る自覚式検眼装置1は、図1に示すように、被検者2の被検眼に提示する各種の視機能検査用の視標チャート3a−1を表示する視標提示装置3と、被検眼の視機能を矯正するための矯正装置(検眼器、フォロプタ装置)4とコントローラ装置5とを備える。
この自覚式検眼装置1は、従来からよく知られているように、図示を略す眼鏡を作成する際にこの眼鏡のレンズの屈折度数を定めるために用いられている。
各種の視標チャート3a−1は、その視標提示装置3の表示画面3aに表示される。その視標チャート3a−1は、コントローラ装置5の操作本体部6を操作することにより決定される。図示の視標チャート3a−1では、従来よく知られた文字「C」からなるランドルト環が表示されている。しかし、視標チャート3a−1はこれに限られず、乱視検査用の視標、クロスシリンダー検査用の視標、バランス検査用の指標、斜位検査用の指標(偏光十字、クロスリング、マドックス)、垂直または水平斜位測定(プリズム分離)用の指標、固視ずれテスト(固視点付き偏光十字)用の指標、R/G検査用の指標、スマートクロス検査用の指標などが表示されうる。検者14は、被検眼の検査時、検眼テーブル7の側方に位置している。
矯正装置4は、左右方向に並べて配置された一対のフォロプタ10を備える。各フォロプタ10は、それぞれ検眼窓11aが形成されたハウジング11を備えている。各ハウジング11の内部には、従来と同様に、環状のレンズディスク(図示を略す)が回転可能に収納されている。
このレンズディスクには、互いに屈折力の異なる複数の光学素子であるレンズが周方向に沿って設けられている。その各レンズは、コントローラ装置5の制御によりレンズディスクの回転により各検眼窓11aに選択的にセットされる。
被検者2は、その一対のフォロプタ10の検眼窓11a、11aにセットされた光学素子を通じて視標チャート3a−1を視認するものである。
そのコントローラ装置5は、検眼テーブル7に載置されている。このコントローラ装置5は、例えば、図2に拡大して示すように、パーソナルコンピュータが用いられ、このコントローラ装置5は、図3に示すように、既述の操作本体部6とモニタ部12と演算制御回路部15と記憶部16とから概略構成されている。操作本体部6は、例えば、操作盤6aとマウス6bとマイク6cとから概略構成される。マウス6bの入力は、キーボードの入力で代替してもよい。検者14はマウス6bを操作し、被検者はマイク6cに音声で回答を入力する。操作本体部6のマウス6bは、他のデバイス(ポインティングデバイス、レバー、各種コントローラー等)でも良い。
さらに、検者14を被検者2の傍に配置しない場合は、コントローラ装置5を遠隔操作できるよう、コントローラ装置5はネットワークで視標提示装置3と接続されていてもよい。
図3に示すように、この記憶部16には、操作盤6aの手動操作、マウス6bの手動操作により入力された、右眼、左眼、または両眼に対応する光学素子の光学特性のパラメータを光学特性データとして記憶させたうえ、表示画面3aや表示画面12aに表示させることが可能である。
なお、右眼、左眼、または両眼のうちどれに対応する光学特性のパラメータを変更するかは、スクロールホイールのクリックなどにより切り替えることができる。例えば、デフォルトでは右眼、マウス6bの一回スクロールホイールのクリックで左眼、さらに一回スクロールホイールのクリックで両眼に対応する光学素子のパラメータ変更が可能となる。
演算制御回路部15は、操作本体部6の操作指令に基づき、矯正装置4を制御する機能と、視標提示装置3とモニタ部12とを制御する機能とを有する。
そのモニタ部12の表示画面12aには、マウス6bなどの操作によって各種の画像、光学特性データ、操作情報等が表示可能である。
図4に示すように、モニタ部12の表示画面12aの下部には、視標提示装置3の表示画面3aに提示可能な視標チャート3a−1を示す複数の視標チャート画像の一覧を表示する一覧表示領域20等が設けられている。
主表示領域17は、検眼窓11a、11aにセットされている光学素子としてのレンズの球面度数、乱視度数及び軸角度等の光学特性である屈折力に対応する光学特性データを表示する領域である。
その主表示領域17には、ここでは、レンズの屈折力のうち球面度数、乱視度数、軸角度及び加入度数の各項目が表示され、被検者2の右眼と左眼とに対応して、現在、検眼窓11a、11aにセットされている光学特性データの数値が各項目毎に表示されている。
演算制御回路部15は、その一覧表示領域20等が、検者14などによってマウス6bのマウスポインタ移動やクリックなど操作がされると、この操作に対応する処理を実行し、この操作に対応する視標チャート3a−1が、視標提示装置3の表示画面3aに表示される。
演算制御回路部15は、マウス6bで一覧表示領域20からランドルト環が選択されると、図5に示すように、視標提示装置3の表示画面3aにランドルト環を表示するよう制御する。
演算制御回路部15は、マウス6bの移動に対応して移動するマウスポインタを表示画面3aに表示するよう制御する。さらに演算制御回路部15は、ランドルト環の選択操作を、マウス6bのマウスポインタの移動とクリックを介して受け付ける。この処理は、後述の図9のS1に相当する。
なお、ランドルト環の選択は、マウス6bのホイール回転により行われてもよい。例えば、下側にホイール回転するごとに、上から下へ(視力が上がる方へ)、あるいは左から右へ(全てのランドルト環を走査する方向へ)、順次ランドルト環が選択されてもよい。
演算制御回路部15は、マウス6bを介して受け付けられたランドルト環の選択操作結果を示すグラフィックとして、マウス6bによる表示画面3a上のマウスポインタの移動と左クリックで選択された、表示画面3a上のランドルト環を示す囲み線のグラフィックを表示させるよう視標提示装置3を制御する。この処理は、後述の図9のS2に相当する。
演算制御回路部15は、検者14によるマウス6bの操作で選択されたランドルト環の切れ目方向の視認結果を被検者2に選んで音声で回答させるための選択肢を案内するグラフィックを表示させるよう視標提示装置3を制御する。この処理は、後述の図9のS3に相当する。
演算制御回路部15は、ランドルト環に対する被検眼による視認結果の回答入力をマイク6cを介して受け付けると、当該受け付けられた視認結果を音声認識し、当該視認結果を示すグラフィックとして、ランドルト環の切れ目の方向を示すグラフィックを表示させるよう視標提示装置3を制御する。この処理は、後述の図9のS4に相当する。
図5に示すように、表示画面3aには、マウス6bによるポインタのドラッグ操作により、左上隅のランドルト環が視認対象として選択された様子を示す囲み線Xが表示されている。また図5に示すように、ランドルト環の切れ目の視認結果に対応しうる選択肢「うえ」U、「みぎ」R、「した」D、および「ひだり」Lの4つの案内グラフィックが表示されている。
被検者はこのグラフィックで示される4つの選択肢U、R、D、Lの中から、自分の視認結果に相当するものを読み上げる。ここでは、マイク6cへの「ひだり」の入力音声を音声認識し、これに応じて、切れ目の視認結果に相当する方向である「ひだり」を示す矢印「←」のグラフィックが表示されている様子を示す。なお、認識音声に対応する選択肢「ひだり」Lの表示をハイライトするなどして強調表示してもよい。
一方、演算制御回路部15は、一覧表示領域20から線分放射型の乱視表が選択されると、図6に示すように、視標提示装置3の表示画面3aに乱視表を表示するよう制御する。この処理は、後述の図9のS1に相当する。
演算制御回路部15は、被検眼による乱視表の認識対象として、線分の番号の選択を、マウス6bから受け付ける。この処理は、後述の図9のS2に相当する。
演算制御回路部15は、選択された番号に囲み線を表示させることで、被検者2による線分の視認結果(どの線分が太く見えるか)の選択肢として提示する。これらの選択肢は、優位眼の方、被検眼の方、または両方の視標に表示される。この処理は、後述の図9のS3に相当する。
演算制御回路部15は、当該乱視表に対する被検眼による視認結果の回答として、被検者2が選択肢の中で最も太く見える線分の番号、例えば「2」の発話をマイク6cを介して受け付けて音声認識する。演算制御回路部15は、音声認識で示された線分の番号を示すグラフィックを表示させるよう視標提示装置3を制御する。この処理は、後述の図9のS4に相当する。
図6では、マウス6bで選択された「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」を囲み線Z1〜Z6で示すことで、これらが被検者2の回答すべき選択肢であることを示すグラフィックが表示画面3aに示されている。また図7では、被検者2によるマイク6cへの回答音声の認識結果として「2」の囲みZ2の内側が強調表示されている。
一方、演算制御回路部15は、一覧表示領域20から不等像視検査視標(本明細書では、コの字視標と称する)が選択されると、図7に示すように、視標提示装置3の表示画面3aにコの字視標を表示するよう制御する。この処理は、後述の図9のS1およびS2に相当する。
演算制御回路部15は、左右のコの字視標の見え方の異同を示す選択肢「同じ」I1、「左大きい」I2、「右大きい」I3を、コの字視標とともに表示画面3aに表示する。この処理は、後述の図9のS3に相当する。
演算制御回路部15は、コの字視標に対する視認結果として、左右のコの字の大きさの異同について、「同じ」I1、「左大きい」I2、「右大きい」I3の選択肢のいずれかに対応する回答をマイク6cを介して受け付けて音声認識すると、選択された選択肢を強調表示などで示すグラフィックを表示させるよう視標提示装置3を制御してもよい。
図7の(a)部分では、左眼のみで見えるコの字Lと右眼のみで見えるコの字Rの大きさが被検者2から見て「同じ」であり、「同じ」I1との回答が音声認識された状態を示している。
さらに演算制御回路部15は、音声で回答された大きさの差異が「左大きい」I2、または「右大きい」I3である場合、その差異の程度を示す選択肢「線半分」D1、「線1本」D2、「線1.5本」D3を表示するよう視標提示装置3の表示画面3aを制御する。
演算制御回路部15は、大きさの差異の程度を示す選択肢の中から、マイク6cへの発話による回答によって所望の選択肢の選択を受け付けて音声認識する。この処理は、後述の図9のS4に相当する。
図7の(b)部分では、右のコの字Rよりも左のコの字Lの方が線半分大きく見えることを示す選択肢D1が、被検者からの回答音声として認識されていることを示している。
図7の(c)部分では、右のコの字Rよりも左のコの字Lの方が線1本分大きく見えることを示す選択肢D2が、被検者からの回答音声として認識されていることを示している。
一方、演算制御回路部15は、一覧表示領域20からひらがな視標が選択されると、図9に示すように、視標提示装置3の表示画面3aにひらがな視標とを表示するよう制御する。
演算制御回路部15は、マウス6bへの入力操作によって、視認対象となる任意のひらがなが選択されると、選択されたひらがなを示すグラフィックを表示する。
例えば、図8に示すように、マウス6bへの入力操作によって移動されたマウスカーソルMの現在の位置にある視認対象のひらがなの周囲に、囲み線を表示する。
また、当該視認対象のひらがなの読みを示す8個の読みの選択肢が、ひらがな視標とともに表示画面3aに表示される。8個の読みの選択肢の中の1つは、マウスカーソルの現在位置のひらがなと同一であり、他の7個の選択肢は、マウスカーソルの現在位置のひらがなと異なるひらがなである。被検者の視力が低い場合でも可読となるよう、読みの選択肢は、マウスカーソルMの現在の位置にある視認対象のひらがなと同一かこれよりも大きいサイズで表示されている。すでに正解の回答を得たひらがなと同一かこれよりも大きいサイズで別のひらがなの読みの選択肢を表示してもよい。
被検者は、囲み線のある視認対象のひらがなと同一の読みの選択肢を発声することで、視認対象のひらがなの読みを回答する。演算制御回路部15は、ひらがな視標に対する被検眼による視認結果の回答音声の入力をマイク6cを介して受け付け、当該音声を認識する。そして、演算制御回路部15は、音声認識で示された選択肢を示すグラフィック(当該選択肢の強調表示や点滅など)を表示させるよう視標提示装置3を制御する。当該受け付けられた入力結果の正否を示すグラフィックとして、ひらがな視標の可読または不可読を示すグラフィックを表示させるよう視標提示装置3を制御してもよい。このように、ひらがな視標の場合であっても、音声回答の選択肢を視標とともに表示画面3aに表示することが可能であり、当該選択肢に沿った被検者の音声回答の認識率が向上する。
以上の処理を要約すると、図9のようになる。図9は、演算制御回路部15による処理の流れを示す。この処理を演算制御回路部15(CPUなどのプロセッサ)で実行させるためのプログラムは、記憶部16(ROM)などの非一時的有形媒体に記録されている。なおこの処理は、被験者の任意の指示により繰り返すことができる。
S1では、演算制御回路部15は、モニタ部12の表示画面12aの一覧表示領域20から、マウス6bを介して所望の視標の選択操作を受け付ける。演算制御回路部15は、マウス6bを介して選択された視標チャート3a−1を、視標提示装置3の表示画面3aに表示させる。
S2では、演算制御回路部15は、視標チャート3a−1の中から、被検眼による視認対象となる視標の選択をマウス6bを介して受け付ける。
S3では、演算制御回路部15は、視認対象となる視標を示すグラフィックを表示画面3aに表示する。合わせて、演算制御回路部15は、視認結果に相当する選択肢を表示画面3aに表示してもよい。
S4では、演算制御回路部15は、マイク6cを介して入力された、被検眼による視標の視認結果を示す回答を音声認識する。演算制御回路部15は、音声認識の結果を示すグラフィックを表示画面3aに表示させてもよい。なおこの後、検者14は、マウス6bを操作して、検眼窓11a、11aにセットされる様々な光学特性データのパラメータの更新の操作を行ってもよい。
以上の処理により、演算制御回路部15は、視認対象となる視標の視認結果の選択肢を示すグラフィックを表示するので、検査内容に合った正確な回答を被検者から得ることができる。したがって、検者の習熟度によらず、自覚検査を円滑に行うことができる。また、当該視標の視認結果を音声認識し、その入力された視認結果を視標提示装置3の表示画面3aに表示すれば、検者は被検者からの回答を正確に把握できる。また、視認対象の視認結果を被検者に音声で回答させるための選択肢を表示画面3aに表示させるため、当該選択肢を見た上での被検者からの回答音声が明確になり、マイク6cを介して入力された回答音声の認識率が向上する。
1…自覚式検眼装置、3…視標提示装置、6…操作本体部、15…演算制御回路部

Claims (3)

  1. 被検眼に呈示する視標を表示する表示部を有する視標呈示装置と、前記被検眼の視機能を矯正するための光学素子を前記被検眼と前記視標呈示装置との間に選択的に配置可能な光学素子配置装置と、前記視標に対する被検眼による視認結果の音声入力を受け付ける音声入力部と、前記視標呈示装置及び前記光学素子配置装置のそれぞれの作動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記視標とともに、前記視標の視認結果を被検者に音声で回答させるための選択肢を示すグラフィックを表示させるよう前記視標呈示装置を制御し、かつ、前記音声入力部から入力された音声に基づいて、前記視標の視認結果を識別し、
    前記視標はひらがな視標であり、
    前記制御部は、前記被検眼の視認対象の前記ひらがな視標を囲む囲み線のグラフィックと、前記囲み線のグラフィックの周囲に配置され且つ前記視認対象となるひらがなの読みの選択肢を示す複数のひらがなのグラフィックと、を表示させるよう前記視標呈示装置を制御し、
    前記制御部は、前記ひらがなのグラフィックが前記視認対象の前記ひらがな視標よりも大きく表示されるように前記視標呈示装置を制御する検眼装置。
  2. 被検眼に呈示する視標を表示する表示部を有する視標呈示装置と、前記被検眼の視機能を矯正するための光学素子を前記被検眼と前記視標呈示装置との間に選択的に配置可能な光学素子配置装置と、前記視標に対する被検眼による視認結果の音声入力を受け付ける音声入力部と、前記視標呈示装置及び前記光学素子配置装置のそれぞれの作動を制御する制御部とを備えた検眼装置による前記被検眼の検眼方法において、
    前記制御部は、前記視標とともに、前記視標の視認結果を被検者に音声で回答させるための選択肢を示すグラフィックを表示させるよう前記視標呈示装置を制御し、かつ、前記音声入力部から入力された音声に基づいて、前記視標の視認結果を識別し、
    前記視標はひらがな視標であり、
    前記制御部は、前記被検眼の視認対象の前記ひらがな視標を囲む囲み線のグラフィックと、前記囲み線のグラフィックの周囲に配置され且つ前記視認対象となるひらがなの読みの選択肢を示す複数のひらがなのグラフィックと、を表示させるよう前記視標呈示装置を制御し、
    前記制御部は、前記ひらがなのグラフィックが前記視認対象の前記ひらがな視標よりも大きく表示されるように前記視標呈示装置を制御する検眼方法。
  3. 請求項に記載の検眼方法を前記検眼装置に実行させるための検眼プログラム。
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