JP6967683B1 - 膜ろ過システム - Google Patents

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Abstract

【課題】攪拌子による膜の損耗を回避し、膜の性能評価をより正確に行うことができる膜ろ過システムを提供する。【解決手段】マグネティックスターラー5と、マグネティックスターラー5の上に配置され、マグネティックスターラー5によって回転される攪拌子を備えた容器2と、容器2に液体を供給する液体供給手段3と、容器2の膜で液体がろ過された透過液を回収する回収手段4と、を備え、容器2は、膜が配置され、膜の一方面側に液体供給手段3から液体が供給され、膜の反対面側に透過した透過液が回収手段4に排出されるように構成され、攪拌子は、容器2に供給された液体を撹拌し、さらに、攪拌子に作用する前記マグネティックスターラー5の磁力を調節する調節手段としてマグネティックスターラー5と容器2との間の高さを調節可能な支持体6を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、膜を使ったろ過を行う膜ろ過システムに関する。
医薬品、飲料、インクなどの液状製品を製造するプラントでは、UF膜など様々な膜を用いてろ過が行われている。プラントの施行にあたっては、事前に、液状製品をろ過させることで膜の性能を得ておくことが重要である。
膜の性能を得るための膜ろ過システムとして、プラントに用いる膜を容器に配置し、液体をろ過させるものが知られている(非特許文献1参照)。容器内には、マグネティックスターラーによって回転させられる攪拌子が配置されている。攪拌子の回転によって容器内にはクロスフローが発生するので、クロスフローによる膜を用いたろ過を擬似的に再現できるようになっている。
しかしながら、攪拌子とそれを支持する部材の接触面において、回転によって削り取られた細かな不純物が生じて濃縮液に混入する可能性がある。不純物が混入した濃縮液について行った液性評価は、当然ながら妥当なものとは言えない。ここでいう液性評価とは、濃縮液を分析したり、濃縮液を得た後の工程(例えば乾燥などの工程)において濃縮液を分析するなどをいう。また、攪拌子は、ネジなどにより回転可能に固定されてはいるが、ネジが緩んで攪拌子が膜に接触する虞もある。
なお、このような問題は、膜の性能評価を行う場合に限定されず、攪拌子によって濃縮液に流れを発生させ、膜を用いたろ過を行って製品を製造する場合についても同様に存在する。
原田 美冬, 古澤 和輝, 鈴木 祐麻, 新苗 正和, 和田 善成, 市村 重,下水の再利用を目的とした統合的膜処理システムにおける逆浸透膜のアルギン酸によるファウリングとカルシウムイオンの役割,水環境学会誌 Vol.43, No.6, pp.165-173(2020)
本発明は、このような事情に鑑み、攪拌子による膜の損耗を回避し、攪拌子を起因とする不純物の混入を抑制することができる膜ろ過システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、膜のろ過性能を試験する膜ろ過システムであって、マグネティックスターラーと、前記マグネティックスターラーの上に配置され、前記マグネティックスターラーによって回転される攪拌子を備えた容器と、前記容器に液体を供給する液体供給手段と、前記容器の前記膜で液体がろ過された透過液を回収する回収手段と、前記攪拌子を前記容器に回転可能に取り付けるネジと、を備え、前記容器は、蓋状の上側フランジと、箱状に形成された凹部を有する部材である下側フランジとが接合されたものであり、前記上側フランジ又は前記下側フランジには雌ネジ孔が形成され、前記膜が配置され、前記膜の一方面側に前記液体供給手段から液体が供給され、前記膜の反対面側に透過した前記透過液が前記回収手段に排出されるように構成され、前記ネジは、前記容器の内部において前記攪拌子に形成された貫通孔を挿通し、前記雌ネジ孔に螺合することで、前記攪拌子を前記上側フランジ又は前記下側フランジに回転可能に取り付け、前記攪拌子は、前記容器に供給された液体を撹拌し、さらに、前記攪拌子に作用する前記マグネティックスターラーの磁力を調節する調節手段を備え、前記調節手段は、前記マグネティックスターラーに載置され、前記容器を支持する支持体であり、前記支持体は、前記マグネティックスターラーと前記容器との間の高さを調節可能となるように構成されていることを特徴とする膜ろ過システムにある。
本発明によれば、攪拌子による膜の損耗を回避し、膜の性能評価をより正確に行うことができる膜ろ過システムが提供される。
膜ろ過システムの概略構成図である。 容器を各部材を分解した断面図である。 容器の断面の一部を拡大した図である。 上側フランジを下側フランジとの接合面側から見た底面図である。 攪拌子の斜視図である。 ネジの斜視図である。 ネジの底面図である。 支持体の概略図である。 マグネティックスターラーの斜視図である。 変形例に係る膜ろ過システムの容器、マグネティックスターラー及び調節手段を示す図である。
図1は、膜ろ過システム1の概略構成図である。本実施形態の膜ろ過システム1は、容器2、液体供給手段3、回収手段4、マグネティックスターラー5、及び支持体6を備えている。本実施形態では、内部に膜が配置された容器2にろ過対象の液体を供給し、クロスフローによって液体をろ過させる場合の膜ろ過システム1について説明する。ろ過対象となる液体は、医薬品、飲料、インクなどの液状の最終製品の他に、医薬品、飲料、インクの原料又は中間製品を含む。
容器2は、膜を内部に収容する容器である。容器2は、上側フランジ20と下側フランジ30とが接合された構成となっており、これらが接合された状態を維持するためのクランプ45が取り付けられている。容器2の内部の詳細な構造については後述する。膜は、性能を試験する対象であり、容器2の内部に収容される程度に小型化されたものである。膜の種類については、RO膜、NF膜、MF膜、UF膜などを用いることができ、特に限定はない。
上側フランジ20には、第1接続部材11、及び第2接続部材12が取り付けられている。第1接続部材11は、容器2の内部に液体を供給する流路(図示せず)を有する部材であり、後述の供給チューブ75が接続されている。第2接続部材12は、容器2の内部から外部に排出される液体の流路(図示せず)を有する部材であり、後述の循環チューブ76が接続されている。また、第1接続部材11には、その流路を流通する液体の圧力を測定する圧力計10が設けられている。
下側フランジ30には、膜を透過した液体が排出される排出口(図示せず)が設けられている。排出口には、回収手段4が接続されている。具体的には、回収手段4は、回収チューブ9及び回収容器8から構成されている。回収チューブ9の一端は下側フランジ30の排出口に接続されている。回収チューブ9の他方の一端は、回収容器8内に配置されている。
液体供給手段3は、容器2にろ過対象の液体を所定の流量及び圧力で供給することが可能な装置群からなる。具体的には、液体供給手段3は、チューブポンプ70、ピストンポンプ71、洗浄液容器72、液体容器73、及び各種のチューブを備えている。
ピストンポンプ71は、所望の流量及び圧力に液体を調節して供給することが可能な装置である。このようなピストンポンプ71は、公知であるので詳細な説明は省略する。液体容器73には、ろ過対象の液体が貯留されている。ピストンポンプ71は、液体容器73から吸引チューブ74を介して液体を汲み上げる。ピストンポンプ71は、組み上げた液体の流量を所望の流量とし、供給チューブ75、及び第1接続部材11の流路を介して液体を容器2に供給する。また、容器2から排出される液体は第2接続部材12の流路及び循環チューブ76を介して液体容器73に戻される。
チューブポンプ70は、ピストンポンプ71に洗浄液を供給し、ピストンポンプ71から洗浄液を回収する装置である。このようなチューブポンプ70は、公知であるので詳細な説明は省略する。洗浄液容器72には、ピストンポンプ71のシール部分を洗浄するための洗浄液(例えば、水)が貯留されている。チューブポンプ70は、洗浄液容器72から吸引チューブ77を介して洗浄液を汲み上げ、供給チューブ78を介して洗浄液をピストンポンプ71に供給する。また、ピストンポンプ71のシール部分を洗浄し終えた洗浄液は循環チューブ79を介して洗浄液容器72に戻される。このようなチューブポンプ70による洗浄液によって、ピストンポンプ71のシール部分を洗浄することができる。
図1及び図8に示すように、支持体6は、平板状の支持板91と、支持板91を支持する脚部92とから構成されている。脚部92は高さ方向に伸縮可能となっている。支持体6は、支持板91に容器2を載置するものであり、支持体6は、マグネティックスターラー5に載置されている。なお、支持体6は、請求項に記載の「攪拌子に作用するマグネティックスターラーの磁力を調節する調節手段」の一例である。支持体6により攪拌子に作用する磁力が調節される機序については後述する。
図9に示すように、マグネティックスターラー5は、図示しないモーターによって回転される回転台80に、永久磁石81が配置された装置である。回転台80とともに永久磁石81が回転することによって、後述する容器2の内部に配置された攪拌子を回転させる。
このような図1に示した構成の膜ろ過システム1は、ピストンポンプ71により供給チューブ75及び第1接続部材11の流路を介して容器2の内部に液体が供給される。容器2の内部では液体が膜によってクロスフロー方式でろ過される。膜を透過した液体は透過液として容器2の外部に排出され、回収チューブ9を介して回収容器8に回収される。また、膜を透過しなかった液体は濃縮液として第2接続部材12の流路及び循環チューブ76を介して液体容器73に戻される。
なお、液体容器73には、当初はろ過されてない液体のみが貯留されているが、ろ過を始めると濃縮液が混合することになるので、以後の説明では濃縮液と称する。つまり、第1接続部材11の流路には濃縮液が供給され、第2接続部材12の流路からは濃縮液が排出され、回収容器8には透過液が回収される。
図2〜図7を用いて、容器2の構成について詳細に説明する。図2は容器2を各部材を分解した断面図であり、図3は容器2の断面の一部を拡大した図である。図4は上側フランジを下側フランジとの接合面側から見た底面図である。図5は攪拌子の斜視図である。図6はネジの斜視図であり、図7はネジの底面図である。図2及び図3の断面は、攪拌子50の回転軸と平行であり、かつ、後述の入口流路26及び出口流路27を通る断面であり、図4にはA−A線で示してある。
図2、図3、図4に示すように、容器2は、蓋状の上側フランジ20と、箱状の下側フランジ30とが接合された構成となっている。上側フランジ20と下側フランジ30とが接合されることで、容器2に空間が形成される。この空間内に膜7が配置され、濃縮液のろ過が行われる。
上側フランジ20には、底面側(下側フランジ30側)の中心部に、雌ネジ孔23が形成されている。雌ネジ孔23の開口縁部は、底面側に向けて徐々に拡大するような曲面状のテーパー部24となっている。上側フランジ20には、雌ネジ孔23を中心とし底面側に向けて若干突出した円板状の突部21が設けられている。突部21の表面(上側フランジ20の膜7側の面)には、底面視で十字状の溝部22が形成されている。溝部22は、一方の端部が雌ネジ孔23に繋がり、他方の端部が突部21の外縁に達している。
また、上側フランジ20には、厚さ方向に貫通した入口流路26及び出口流路27が設けられている。入口流路26及び出口流路27は何れも溝部22に開口している。また、入口流路26は、溝部22とは反対側の開口に第1接続部材11(図1参照)が接続される。このような構成により、第1接続部材11の流路から濃縮液が入口流路26を介して、容器2の内部に流入する。出口流路27は、溝部22とは反対側の開口に第2接続部材12(図1参照)が接続される。このような構成により、出口流路27から第2接続部材12の流路に濃縮液が排出される。
また、上側フランジ20には、突部21の外側に、環状のOリング用溝25が形成されている。Oリング用溝25には、第1のOリング41が嵌め込まれている。さらに、上側フランジ20には、Oリング用溝25の外側に、環状の封止部28が設けられている。封止部28は、後述する下側フランジ30の段部33に接触する部分である。
図2、図3、図5に示すように、このような上側フランジ20には、攪拌子50が回転可能に取り付けられている。攪拌子50は、円柱部51と、円柱部51の一方面側に形成された複数のフィン52とを備えている。円柱部51は、中心部を貫通した貫通孔55と、段部54とが設けられている。段部54は、貫通孔55と同心状に形成された凹部である。また、円柱部51の内部には一組の永久磁石53が貫通孔55を挟んで配置されている。
フィン52は、円柱部51の段部54と同じ面側に設けられており、段部54から円柱部51の外縁にまで直線状に延びるように形成されている。円柱部51の表面からフィン52の頂面までをフィン52の高さとすると、その高さに特に限定はないが、本実施形態では円柱部51の厚さよりも低くなっている。このようなフィン52がほぼ等間隔で4個設けられている。
図2、図3、図6、図7に示すように、ネジ60は、攪拌子50を上側フランジ20に回転可能に取り付ける。ネジ60は、回転軸に対して垂直方向に延びる貫通孔65が円筒部62に形成されている。また、ネジ60は、回転軸に沿った孔部64が頭部61及び円筒部62に形成されている。孔部64は貫通孔65に連通しており、これらは一体の内部流路66を形成している。円筒部62の側面における内部流路66の開口を側部開口67と称する。また、頭部61の頂面における内部流路66の開口を頂部開口68と称する。なお、ネジ60の材料に特に限定はないが、樹脂により形成することが好ましい。
円筒部62及びネジ部63を攪拌子50の貫通孔55を挿通させ、ネジ部63を上側フランジ20の雌ネジ孔23に螺合させる。これにより、攪拌子50は、下側フランジ30に配置される膜7から離され、上側フランジ20(突部21)からも若干の隙間を保った状態で、段部54がネジ60の頭部61に支持された状態となる。攪拌子50は、段部54に支持されながら回転可能となっており、マグネティックスターラー5の磁力によって回転する。
なお、ネジ60の頭部61には、頂部開口68に連なる工具用溝69が設けられている。工具用溝69は、ネジ60を回転させるためのドライバーなどの工具が嵌め込まれる溝である。ネジ60は、攪拌子50が回転する方向と同じ方向に回転させると雌ネジ孔23に対して螺合されるようになっている。したがって、攪拌子50が回転しても、ネジ60が緩みにくい構成となっている。また、ネジ60にワッシャ(図示せず)を取り付けて雌ネジ孔23にネジ止めしてもよい。
下側フランジ30は、箱状に形成された凹部31を有する部材であり、凹部31の平面視の形状はほぼ円形状となっている。また、下側フランジ30には、透過液流路32が設けられている。透過液流路32は凹部31の底部と、下側フランジ30の側面とに開口した流路である。また、凹部31の開口縁部には段部33が形成されている。
多孔支持板43は、多孔質であり、凹部31と同様の円形の板状部材である。多孔質の程度は、膜7によってろ過された透過液の流通を妨げない程度である。また、多孔支持板43の材料、材質に特に限定はない。
膜7は、ろ過性能を試験する対象となる膜であり、多孔支持板43に載置される。膜7の平面形状は、多孔支持板43とほぼ同形状とされている。
第2のOリング42は、環状に形成された部材である。上述した第1のOリング41及び第2のOリング42は、ともに弾力性のある樹脂等の部材で形成されている。第2のOリング42は、多孔支持板43の直径よりも若干短い程度の直径としてあるが、特に大きさに限定はない。このような第2のOリング42は、膜7の上に載置される。
スペーサーリング40は、上側の開口縁部が第1のOリング41に接触し、下側の開口縁部が第2のOリング42に接触するように形成された円筒状の部材である。スペーサーリング40は、第1のOリング41及び第2のOリング42を介して、上側フランジ20及び下側フランジ30に挟持される。また、スペーサーリング40の上側の端部44は側方に向けて突出し、凹部31の段部33に接触している。
このようにしてスペーサーリング40、第2のOリング42、膜7、多孔支持板43を収容した下側フランジ30に、攪拌子50がスペーサーリング40の内部に位置するように上側フランジ20が接合される。これにより、上側フランジ20の封止部28は下側フランジ30の段部33に接触する。また、スペーサーリング40は、第1のOリング41及び第2のOリング42を介して上側フランジ20及び下側フランジ30に挟まれ、端部44が段部33に接触する。そして、上側フランジ20と下側フランジ30は、互いに接合した状態で図1に示したクランプ45によって固定される。
膜7と、膜7に対向して配置された攪拌子50と、スペーサーリング40との間の空間を流路部100と称する。スペーサーリング40と上側フランジ20との間、スペーサーリング40と膜7との間は、それぞれ第1のOリング41、第2のOリング42が配置されているので、それらの間に流体が流通しないようシール性が保たれる。すなわち、流路部100は、スペーサーリング40によって区画された流路であって、実質的に、入口流路26、出口流路27及び透過液流路32を介してのみ外部に連通している。
このような流路部100には、膜7の一方面側に設けられた入口流路26から濃縮液が供給される。そして、攪拌子50の回転により膜7に平行な流れであるクロスフローが形成される。流路部100ではクロスフローによって濃縮液が膜7によってろ過される。膜7によってろ過された透過液は、膜7の反対面側に設けられた多孔支持板43及び透過液流路32を介して図1に示した回収容器8に排出される。一方、膜7によってろ過されていない濃縮液は、流路部100から出口流路27に排出され、図1に示した液体容器73に戻される。
ここで、図3を用いて容器2における濃縮液の流れについて詳細に説明する。膜7等を下側フランジ30に配置し、上側フランジ20で接合した後では、まだ流路部100に濃縮液が供給されておらず、空間となっている。入口流路26から濃縮液が供給されると、上側フランジ20(突部21)と、攪拌子50との隙間に濃縮液が広がる。そして、攪拌子50の外縁部分から濃縮液がこぼれ落ち、流路部100が濃縮液で満たされる。また、入口流路26から上述の隙間に流れ込んだ濃縮液は、上側フランジ20に設けられた十字状の溝部22によって、平面方向に速やかに拡散するようになっている。また、ネジ60に形成された内部流路66にも濃縮液が流れ込み、攪拌子50の中央部からも濃縮液が流路部100にこぼれ落ちるようになっている。
このような構成によれば、入口流路26の一点から濃縮液が供給されるものの、攪拌子50と上側フランジ20との隙間によって平面方向に濃縮液が分散されるので、膜7の周縁部分に分散させて濃縮液を滴下させることができる。これにより、濃縮液の充填初期において、膜7の一箇所に集中して濃縮液が滴下されてしまうことを防ぐことができる。また、十字状の溝部22を設けることで濃縮液の平面方向への分散を促進することができる。さらに、ネジに設けた内部流路66によって膜7の中央付近にも濃縮液を滴下できるので、より一層、膜7の一箇所に濃縮液が集中して滴下されることを防ぐことができる。
流路部100が濃縮液で満たされた後に、マグネティックスターラー5を稼動させ、攪拌子50を回転させる。この攪拌子50の撹拌により、膜7に並行な方向のクロスフローが形成される。このクロスフローによって膜7でろ過された透過液は多孔支持板43を経由して透過液流路32に排出され、濃縮液の一部は、流路部100から出口流路27へ排出される。
攪拌子50の回転で生じる遠心力によって、攪拌子50とネジ60との隙間には濃縮液が供給されにくくなり、当該隙間がドライ状態となり互いにすり減ることが懸念される。しかしながら、上側フランジ20には、雌ネジ孔23の開口縁部にテーパー部24が形成されており、攪拌子50が回転していてもテーパー部24に濃縮液が保持される。テーパー部24から濃縮液が攪拌子50とネジ60の隙間に供給されやすくなるので、攪拌子50とネジ60がドライ状態で接触することによる細かな不純物(コンタミネーション)の発生を抑制することができる。
図8を用いて、支持体6について説明する。上述したように、支持体6は、支持板91に容器2を支持し、脚部92でマグネティックスターラー5に載置されている。脚部92は高さ方向に伸縮可能となっており、マグネティックスターラー5の載置面から容器2の底面との間の高さhを、脚部92の最小の長さから最大の高さまでの間の範囲で可変にできるようになっている。このような支持体6による高さhを調節することで、マグネティックスターラー5の磁力と攪拌子50の永久磁石53との間に働く磁力の強さを調節することができる。
例えば、高さhを高くすれば、マグネティックスターラー5の永久磁石81が攪拌子50に作用する磁力は弱まる。その磁力が弱まると、攪拌子50がマグネティックスターラー5に磁力によって引き寄せられる力が弱まる。このため、攪拌子50が回転する際におけるネジ60との摩擦が軽減される。これにより、攪拌子50とネジ60とが摩擦することにより生じ得る不純物の発生を抑制することができる。特に、一般に市販されているマグネティックスターラー5は、磁力を調節することができないものが多い。このような支持体6によれば、市販のマグネティックスターラー5に手を加えることなく、磁力を調整して上記の不純物の発生を抑制できるという効果を得られる。
上述したように、ネジ60は、攪拌子50の回転方向と同じ方向に回転させると雌ネジ孔23に螺合するようになっている。これとは逆に、ネジ60が攪拌子50の回転方向と同じ方向に回転させると雌ネジ孔23から外れるような構成を仮定する。このような構成では、攪拌子50に過剰な磁力が掛かった状態で攪拌子50が回転すると、ネジ60が緩み、攪拌子50が膜7に接触する虞がある。しかしながら、膜ろ過システム1では、そのような過剰な磁力が生じないよう高さhを調整できる。したがって、上記仮定のネジ60を用いた場合であっても、攪拌子50が膜7に接触して膜7を損耗させることを回避することができる。
以上に説明した膜ろ過システム1は、容器2に配置された膜7に所望の圧力や流量で濃縮液を供給する。クロスフローによるろ過を行い、膜7でろ過された透過液は回収手段4に回収される。また、膜7でろ過されなかった濃縮液は、容器2の外部に排出された後に回収され、再度、容器2に供給される。このような膜ろ過システム1は、実際のプラントを構成するフィルター装置で行われるクロスフローによるろ過を擬似的に再現することができるので、プラントを実際に構築する前に膜7の性能を評価することができる。膜7の性能を評価するとは、例えば、ピストンポンプ71に設定した流量、圧力計10で測定した圧力、ろ過に要した時間などを測定することなどをいう。ろ過に要した時間は、例えば、ろ過を開始してからろ過後の透過液の量が所定量に達するまでの時間や、液体容器73に貯留されている濃縮液の濃度や量が所定量に達するまでの時間である。
そして、膜ろ過システム1は、このような膜7の性能試験に際し、支持体6の高さhを調整することで攪拌子50とネジ60の摩擦による不純物の発生を抑制することができる。これにより、不純物が膜7の目を詰まらせたりすることが抑制されるので、膜7の性能試験を正確に行うことができる。また、攪拌子50がマグネティックスターラー5の磁力によって上側フランジ20から外れて膜7を損耗させることも回避しうる。
なお、膜ろ過システム1は、クロスフローによるろ過を行う構成を示したが、デッドエンドによるろ過を行うこともできる。具体的には、出口流路27を設けない、又は出口流路27を開閉可能な弁を設ける。さらに、ピストンポンプ71のような定量ポンプに替えて、遠心式のように締め切り運転でも所定の圧力以上に上昇しないポンプを設ける。このような構成とすることで、膜ろ過システム1はデッドエンドによるろ過を行うことができる。
また、容器2は、特に高圧力で用いる場合は、ステンレスなどの金属材料で構成されていることが好ましいが、それに限定されない。例えば、ガラスや透明なプラスティック材料から容器2を構成してもよい。これによれば、クロスフローによるろ過が順調に行えているかについて、容器2の内部を目視で確認することができる。
また、膜ろ過システム1は、図2〜4に示したように、攪拌子50の平面視(下側フランジ30から上側フランジ20を見る方向における平面視)において、入口流路26及び出口流路27は、攪拌子50の内側に位置している。換言すれば、入口流路26及び出口流路27は、平面視では攪拌子50に隠れて見えない。これにより、図3の幅方向において、容器2や流路部100を小型化することができる。仮に、入口流路26及び出口流路27が攪拌子50の外側に有る場合、その分、容器2や流路部100が幅方向に広げざるをえない。このような構成と比較して図3に示したように入口流路26及び出口流路27を攪拌子50の内側に位置させることで、容器2を小型化することができる。
また、膜ろ過システム1は、上側フランジ20に溝部22が設けられており、入口流路26は溝部22に開口している。このような構成とすることで、入口流路26から供給された濃縮液を溝部22によって平面方向に分散することを促進することができ、初期充填において膜7に濃縮液が集中して滴下されることを抑制できる。
また、膜ろ過システム1は、磁力を調節する調節手段の一例として支持体6を備えている。これにより、磁力を調節を簡易な構成の支持体6によって実現することができる。なお、上述した実施形態では伸縮可能な脚部92により高さhを調整する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、異なる高さの支持体を複数用意し、目標とする磁力となるように適宜支持体を入れ替えるようにしてもよい。また支持体としては支持板91及び脚部92のような構成に限定されない。また、調節手段としては、支持体6のような高さhを変更する構成に限定されない。例えば、マグネティックスターラー5の永久磁石81の個数や配置、攪拌子50の永久磁石53の個数や配置を可変とする構成としてもよい。また、マグネティックスターラー5の磁力として電磁石を用いる場合は、電磁石に与える電力やコイルの巻数を可変とする構成を調節手段としてもよい。
また、膜ろ過システム1は、攪拌子50は円柱部51とフィン52とから構成されている。円柱部51は膜7に垂直な方向への流れが生じることを抑制し、フィン52は膜7に平行な方向の流れが発生させる。これにより、攪拌子50の回転によって膜7に平行な濃縮液のクロスフローを良好に発生させることができる。なお、例えば円柱部51ではなく回転軸に複数の羽根を設けた攪拌子を用いてもよい。
また、膜ろ過システム1は、雌ネジ孔23の開口縁部に曲面状のテーパー部24を設けた。これにより、テーパー部24に満たされた濃縮液によって、攪拌子50とネジ60同士の摩擦による不純物の発生を抑制することができる。
また、膜ろ過システム1は、ネジ60に内部流路66を設け、内部流路66の頂部開口68が膜7に対向し、内部流路66の側部開口67がテーパー部24に連通している。これにより、特に初期充填において、内部流路66を介して膜7の中央部に濃縮液を導くことができるようになっている。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されない。
上述した膜ろ過システム1では、上側フランジ20に攪拌子50を回転可能に取り付け、下側フランジ30に膜7を配置したが、このような構成に限定されない。膜ろ過システムの変形例を図10に示す。図10は変形例に係る膜ろ過システムの容器、マグネティックスターラー5及び支持体6を示す図である。なお、図1〜図9に示した膜ろ過システムと同じものには同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
容器2Aは、上側フランジ30Aと、下側フランジ20Aとが接合されたものであり、内部に膜7等が配置される空間が形成されている。
下側フランジ20Aは、箱状の部材であり、底部の中心部には雌ネジ孔23が形成されている。下側フランジ20Aの底部には、攪拌子50がネジ60によって回転可能に取り付けられている。
また、下側フランジ20Aには、入口流路26及び出口流路27が設けられている。入口流路26及び出口流路27は、一方の開口が下側フランジ20Aの底部に開口している。また、その開口は、攪拌子50よりも外側に位置しており、攪拌子50に覆われてはいない。もちろん、図3に示したようにその開口が撹拌し50に覆われるような位置であってもよい。
下側フランジ20Aの底部には、第1のOリング41、スペーサーリング40、第2のOリング42が積み重なって配置されている。第2のOリング42の上には膜7が配置され、膜7を覆うようにして多孔支持板43が配置されている。
膜7等が配置された下側フランジ20Aに、上側フランジ30Aが蓋をしており、図示しないクランプによって蓋をした状態が維持されている。
このような容器2Aでは、上側フランジ30A、下側フランジ20A、膜7、スペーサーリング40によって囲まれた空間内に、入口流路26から濃縮液が供給される。攪拌子50の回転によって濃縮液のクロスフローが生じ、膜7によるろ過が行われる。そして、膜7を透過した透過液は多孔支持板43を通過して透過液流路32から排出される。膜7を透過しなかった濃縮液は出口流路27から排出される。
以上の構成の容器2Aを備えた膜ろ過システムにおいても、図1〜図9に示した膜ろ過システムと同様の作用効果を奏する。
特に図示しないが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されず、次のような構成であってもよい。例えば、上側フランジ20に十字状の溝部22を形成したがこのような構成に限定されない。溝部22の本数や方向に特に限定は無いし、溝部22を設けない構成も本発明に含まれる。
また、図3に示したように入口流路26及び出口流路27の開口部分は、平面視で攪拌子50に覆われるような配置としたが、これに限らず、攪拌子50に覆われない配置としてもよい。
また、図3に示したように雌ネジ孔23の開口縁部に曲面状のテーパー部24を設けたが、このような構成に限らない。例えば、平面状のテーパー部であってもよい。また、テーパー部24を設けなくてもよい。
また、図3に示したようにネジ60に内部流路66を設けたが、このような構成に限らず、内部流路66を設けなくてもよい。
また、図2に示したように入口流路26は、攪拌子50の回転軸から離れた位置とされているが、このような位置に限定されない。入口流路26は、回転軸に近い位置、例えば、テーパー部24に開口するような位置としてもよい。そのような位置に入口流路26を設けることで、濃縮液が攪拌子50の遠心力によって全体に分散させることができる。
図1〜図10で説明した膜ろ過システムは、膜の性能を評価する用途について説明したが、これに限定されない。本発明の膜ろ過システムは、特に少量の製品を製造するための用途にも好適であり、攪拌子50を起因とする不純物が製品に混入することを抑制することができる。
1…膜ろ過システム、2…容器、3…液体供給手段、4…回収手段、5…マグネティックスターラー、6…支持体、7…膜、20…上側フランジ、22…溝部、23…雌ネジ孔、24…テーパー部、26…入口流路、27…出口流路、30…下側フランジ、40…スペーサーリング、43…多孔支持板、50…攪拌子、51…円柱部、52…フィン、53…永久磁石、60…ネジ、91…支持板、92…脚部、100…流路部

Claims (8)

  1. 膜のろ過性能を試験する膜ろ過システムであって、
    マグネティックスターラーと、
    前記マグネティックスターラーの上に配置され、前記マグネティックスターラーによって回転される攪拌子を備えた容器と、
    前記容器に液体を供給する液体供給手段と、
    前記容器の前記膜で液体がろ過された透過液を回収する回収手段と、
    前記攪拌子を前記容器に回転可能に取り付けるネジと、
    を備え、
    前記容器は、
    蓋状の上側フランジと、箱状に形成された凹部を有する部材である下側フランジとが接合されたものであり、
    前記上側フランジ又は前記下側フランジには雌ネジ孔が形成され、
    前記膜が配置され、
    前記膜の一方面側に前記液体供給手段から液体が供給され、
    前記膜の反対面側に透過した前記透過液が前記回収手段に排出され
    るように構成され、
    前記ネジは、前記容器の内部において前記攪拌子に形成された貫通孔を挿通し、前記雌ネジ孔に螺合することで、前記攪拌子を前記上側フランジ又は前記下側フランジに回転可能に取り付け、
    前記攪拌子は、前記容器に供給された液体を撹拌し、
    さらに、前記攪拌子に作用する前記マグネティックスターラーの磁力を調節する調節手段を備え
    前記調節手段は、前記マグネティックスターラーに載置され、前記容器を支持する支持体であり、
    前記支持体は、前記マグネティックスターラーと前記容器との間の高さを調節可能となるように構成されている
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
  2. 請求項1に記載する膜ろ過システムにおいて、
    前記容器には、
    前記膜の一方面側に供給される液体の入口流路と、
    前記膜の一方面側に供給された液体が排出される出口流路と、
    が設けられている
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
  3. 請求項2に記載する膜ろ過システムにおいて、
    前記入口流路及び前記出口流路は、前記攪拌子の平面視において前記攪拌子よりも内側に位置している
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載する膜ろ過システムにおいて
    記上側フランジには、前記膜側の面に溝部が設けられており、
    前記入口流路は、前記溝部に開口している
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載する膜ろ過システムにおいて、
    前記調節手段は、前記マグネティックスターラーの磁力を調節するものである
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
  6. 請求項1から請求項の何れか一項に記載する膜ろ過システムにおいて、
    前記攪拌子は、円柱部と、円柱部の前記膜に対向する面に設けられたフィンとを備える
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
  7. 請求項1から請求項の何れか一項に記載する膜ろ過システムにおいて
    記雌ネジ孔の開口縁部は、前記膜に向かって径が拡大するテーパー部を有する
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
  8. 請求項に記載する膜ろ過システムにおいて、
    前記ネジは、内部に流路が設けられ、前記流路の一方の開口は前記膜に対向し、他方の開口は前記テーパー部に連通している
    ことを特徴とする膜ろ過システム。
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