JP6967287B2 - 洗濯機用台座 - Google Patents

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Description

本実施の形態は、洗濯機を載せるための洗濯機用台座に関する。
洗濯機用台座は、洗濯機の高さを確保するために使用されることがある。この場合、洗濯物の投入口(取出口)が、使用者にとって低すぎると感じるときに、洗濯機用台座を使用することによって、利便性が高まる。
特開2010−57969号公報
全体が一体的な構造の洗濯機用台座は、大型化するため製造しにくい。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、洗濯機用台座として製造しやすいものとすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様に係わる洗濯機用台座は、洗濯機が載せられる洗濯機用台座であって、前記洗濯機用台座に載せられた状態の前記洗濯機の前後方向に沿って延在する第1部材と、前記洗濯機用台座に載せられた状態の前記洗濯機の左右方向に沿って延在する第2部材と、を備え、前記第1部材と前記第2部材の一方の両端部に長手方向に沿って固定部が延伸されると共に、前記第1部材と前記第2部材の他方の両端部の上面に前記固定部が載置される被固定部が形成され、前記固定部の下面と、前記被固定部とが、上下方向に互いに当接する上下当接部を構成し、前記第1部材と前記第2部材の一方の両端部に前記固定部に直交する屈曲部が形成され、該屈曲部と、前記第1部材と前記第2部材の他方の内側壁とが、水平方向に互いに当接する水平当接部を構成し、前記第1部材と前記第2部材とは、前記上下当接部において上下締結具により締結固定されると共に、前記水平当接部において水平締結具により締結固定されている。
本発明の第二の態様に係る洗濯機用台座は、第一の態様の洗濯機用台座において、前記第1部材と前記第2部材の一方が金属製であり、前記第1部材と前記第2部材の他方が樹脂製である。
本発明の第三の態様に係る洗濯機用台座は、第一または第二の態様の洗濯機用台座において、前記第1部材は互いに同形状のものが左右両側に一対設けられ、前記第2部材は互いに同形状のものが前後両側に一対設けられている。
本発明の第四の態様に係る洗濯機用台座は、第一ないし第三のいずれか一つの態様の洗濯機用台座において、前記第1部材と前記第2部材とのいずれかは、当該洗濯機用台座を設置部に設置したときに形成される、前記設置部との間の間隙が、前記洗濯機から引き出される排水ホースの外径よりも大きい。
本発明の第五の態様に係る洗濯機用台座は、第一ないし第四のいずれか一つの態様の洗濯機用台座において、前記第1部材と前記第2部材とのいずれかは、外周側の側部に、使用者の手指が入り込む凹部が形成されている。前記凹部は、前記手指を下方から上方に向けて移動させたときに引っ掛かる引っ掛かり部と、前記手指が内方へ侵入するのを抑える侵入抑止部と、を備える。
本発明の第六の態様に係る洗濯機用台座は、第一ないし第五のいずれか一つの態様の洗濯機用台座において、前記第1部材と前記第2部材のうち前側に位置する部材の前面に前カバーが取り付けられ、前記前カバーは、前記前側に位置する部材の上部と下部とのいずれか一方に係止する係止爪と、いずれか他方に締結具により締結固定する固定部と、を備える。
本発明の第七の態様に係る洗濯機用台座は、第一ないし第六のいずれか一つの態様の洗濯機用台座において、前記第1部材と前記第2部材とのいずれかは、外周側の上端に、前記洗濯機が載置される載置面から上方に向けて突出する縁部が形成されている。
本発明の第八の態様に係る洗濯機用台座は、第一ないし第七のいずれか一つの態様の洗濯機用台座において、前記固定部には4箇所にねじ挿入孔が形成され、各ねじ挿入孔に前記上下締結具としてのねじを挿入し、前記被固定部に形成した4つのねじ孔に締結し、前記屈曲部には4箇所にねじ挿入孔が形成され、各ねじ挿入孔に前記水平締結具としてのねじを挿入し、前記第1部材と前記第2部材の他方の内側壁に形成した4つのねじ孔に締結する。
本発明によれば、第1部材及び第2部材をより小さな部材としてそれぞれ個別に成形できるので、全体が一体的でより大きな構造体の洗濯機用台座に比較して、製造が容易となる。
実施形態に係る洗濯機用台座に洗濯機を載せた状態を示す斜視図である。 図1の洗濯機用台座の斜視図である。 図2の洗濯機用台座の分解斜視図である。 図2の洗濯機用台座を裏側から見た斜視図である。 図2の洗濯機用台座の後方から見た背面図である。 図2の洗濯機用台座に取り付けられる調整脚の断面図である。
以下、本実施形態に係る洗濯機用台座について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、洗濯機の一例としてドラム式の洗濯機1を洗濯機用台座3の上に載せた状態を示している。なお、以下の説明での「前後方向」は、図1における洗濯機1の前面側を前、後面側を後とした前後方向であり、「左右方向」は図1中の洗濯機1の前面側から見て左右方向である。
洗濯機1は、前面5、後面7、左右の側面9,10、上面11及び下面13を備え、縦長のほぼ直方体形状である。前面5のほぼ中央には、円形の扉15が取り付けられている。扉15は、例えば正面から見て左側の端部に設けたヒンジによって、洗濯機本体に対して左右に開閉する。扉15の右側の端部には、扉15を図1のように閉じたときに、洗濯機本体に対してロックされるロック機構が設けられている。
前面5の上部には、操作パネル部17が設けられている。操作パネル部17は、扉15の上方に位置している。操作パネル部17は、図示していないが、電源スイッチ、洗濯モード等を選択するためのスイッチ、表示部等が設けられている。
洗濯機用台座3は、図2に示すように、平面視で矩形の枠形状をした台座本体19と、台座本体19の前面側(図2中で左側)に取り付けられる前カバー21とを備えている。台座本体19は、図3に示すように、前カバー21に対応して前面側に位置する前部材23と、前カバー21と反対側の後面側に位置する後部材25とを備えている。前部材23及び後部材25は、互いに同一形状であって、金属製である。
台座本体19は、前カバー21側から見て、左側に位置する左部材27及び、右側に位置する右部材29を備えている。左部材27及び右部材29は、互いに同一形状であって、樹脂により一体成形されている。
左部材27及び右部材29は、洗濯機用台座3に洗濯機1が載せられた状態で、洗濯機1の前後方向に沿って延在する第1部材を構成している。前部材23及び後部材25は、洗濯機用台座3に洗濯機1が載せられた状態で、洗濯機1の左右方向に沿って延在する第2部材を構成している。
次に、前部材23及び後部材25について説明する。
前述したように、前部材23及び後部材25は互いに同一形状であるため、代表して前部材23を用いて説明する。後部材25には、前部材23と同一部位に同様の符号を付すことにする。前部材23は、1枚の金属板、例えば鋼鈑をプレス成形によって折り曲げている。前部材23は、左右方向に長い天板31を備えている。天板31は長手方向(左右方向)の両端部に、左部材27及び後部材25の上に載置されて固定される固定部31aを備えている。
固定部31aには、周囲四箇所にねじ挿入孔31ahを形成してある。上下締結具としての皿ねじ33を、ねじ挿入孔31ahに挿入し、左部材27及び後部材25の上面に形成してあるねじ孔35に締結する。ねじ孔35は、後述する格子状リブ73の交差部に形成されている。固定部31aの下面と格子状リブ73の上端面に対応する被固定部71とが、上下方向に互いに当接する上下当接部を構成する。
天板31は、左右の固定部31a相互間の前側縁及び後側縁から、それぞれ下方に向けて屈曲する前屈曲部37及び後屈曲部39が形成される。天板31は、前屈曲部37の長手方向(左右方向)の端部から、後屈曲部39に向けてそれぞれ屈曲する左屈曲部41(図4)及び右屈曲部43(図3)が形成されている。天板31は、後屈曲部39の長手方向(左右方向)の端部から、前屈曲部37に向けてそれぞれ屈曲する左屈曲部45(図4)及び右屈曲部47(図3)が形成されている。
左屈曲部41,45は、前後方向の長さが互いに同等であり、前屈曲部37と後屈曲部39との間の中間位置で近接している。右屈曲部43,47は、前後方向の長さが互いに同等であり、前屈曲部37と後屈曲部39との間の中間位置で近接している。
左屈曲部41,45には、それぞれ二つのねじ挿入孔41h,45hが形成されている。図4に示すように、左屈曲部41,45を左部材27の内側壁63に当接させた状態で、ねじ挿入孔41h,45hにねじ49を挿入し、左部材27の内側壁63に形成してあるねじ孔51,53に締結する。右屈曲部43,47には、それぞれ二つのねじ挿入孔43h,47hが形成されている。右屈曲部43,47を右部材29の内側壁63に当接させた状態で、ねじ挿入孔43h,47hにねじ49を、挿入し、右部材29の内側壁63に形成してあるねじ孔55,57に締結する。
前部材23の左屈曲部41,45と左部材27の内側壁63とが、左右方向の水平方向に互いに当接する水平当接部を構成する。前部材23の右屈曲部43,47と右部材29の内側壁63とが、左右方向の水平方向に互いに当接する水平当接部を構成する。ねじ49は水平締結具を構成する。
前部材23及び後部材25は、天板31、前屈曲部37及び後屈曲部39、左屈曲部41,45及び右屈曲部43,47を有することによって、図4に示すように、下部が開口している。
次に、左部材27及び右部材29について説明する。
前述したように、左部材27及び右部材29は互いに同一形状であるため、代表して左部材27を用いて説明する。右部材29には、左部材27と同一部位に同様の符号を付すことにする。左部材27は、上壁59、外側壁61、内側壁63、前壁65及び後壁67を備えている。左部材27は、前後方向に長いほぼ直方体形状であり、図4に示すように下部が開放している。
左部材27の上面には、前後方向両端部に、前部材23及び後部材25の固定部31aが載置される被固定部71が形成されている。上壁59は、前後両端の被固定部71を除く前後方向の中央に形成されている。外側壁61、前壁65及び後壁67のそれぞれの上端面61a,65a,67aは、互いに同一面を構成していて、上壁59の上面よりも上方に僅かに突出する縁部を構成している。
左部材27は、被固定部71に対応する部位に、平面視で格子状となる格子状リブ73が設けられている。格子状リブ73は、左部材27の上下方向のほぼ全域に形成されている。格子状リブ73の上端面は、上壁59の上面よりも、固定部31aの板厚分低い位置にある。すなわち、固定部31aを被固定部71に載せた状態では、固定部31aの上面と上壁59の上面とがほぼ同一面となる。この同一面となる固定部31a及び上壁59の各上面は、外側壁61、前壁65及び後壁67のそれぞれの上端面61a,65a,67aよりも僅かに低い位置となる。
格子状リブ73の中央には、円形の孔75が上下方向に貫通している。孔75の上下方向ほぼ中央位置には、図3に示すようにナット77が埋め込まれている。ナット77には、後述する調整脚79がねじ込まれて取り付けられる。
左部材27は、被固定部71に対応する部位の上下方向ほぼ中央位置に、図示しない水平な隔壁を設けてあり、隔壁の上下両側に格子状リブ73が形成されている。また、隔壁より下側には、図4に示すように、円形の孔75を中心とした円筒形状のリブ81が形成されている。円筒形状のリブ81と孔75との間にも、孔75を中心とした放射状のリブ83が形成されている。
左部材27は、外側壁61及び内側壁63の下端が切り欠かれた切欠部61b及び63bが形成されている。切欠部61b及び63bは、前後方向長さが上壁59の前後方向長さとほぼ同等であり、上下方向長さは、外側壁61及び内側壁63の上下方向長さのほぼ半分程度である。切欠部61b及び63bの前後両端の角部61b1,63b1は、凹状の円弧形状となっている。
使用者は、左部材27及び右部材29の外側の各切欠部61bに手指を引っ掛けて持ち上げることで、洗濯機用台座3を、単独で、あるいは洗濯機1を載せた状態で、移動させることができる。したがって、切欠部61bは、手指を下方から上方に向けて移動させたときに引っ掛かる引っ掛かり部を構成している。
図4に示すように、左部材27は、格子状リブ73が設けられた部位と、切欠部61b,63bが設けられた部位との間に、縦壁85が形成されている。すなわち、格子状リブ73は、縦壁85と、外側壁61と、内側壁63と、前壁65または後壁67とに囲まれた直方体形状の領域内に形成されている。
左部材27の内部において、前後の各縦壁85相互をつなぐようにして、前後方向に延在する内部壁87が形成されている。内部壁87は、左部材27の外側壁61と内側壁63との間で、外側壁61寄りに位置している。内部壁87の下端は、縦壁85、前壁65及び後壁67の下端とほぼ同じ位置か少し上側に位置している。
内部壁87は、左部材27及び右部材29を、左右方向の外側から見たときに、左部材27と右部材29との間の空間内部が見えないように覆っている。その際、内部壁87は、手指が内側壁63側の内方へ入り込むのを抑える役目を果たす。したがって、内部壁87は、手指が内方へ侵入するのを抑える侵入抑止部を構成している。
外側壁61に形成した切欠部61bと内部壁87とによって、左部材27及び右部材29の外周側の側部に形成された、使用者の手指が入り込む凹部を構成している。内部壁87と外側壁61との間には、複数のリブ89が形成されている。内部壁87と内側壁63との間には複数のリブ91が形成されている。
次に、前カバー21について説明する。
前カバー21は、台座本体19の前面側をほぼ覆うように、正面視で左右方向に長いほぼ長方形状となっている。前カバー21はカバー前面93を有し、カバー前面93は、左右方向中央が左右方向両端部よりも前方に突出するように、左右方向に沿って凸曲面状に湾曲している。
前カバー21は、カバー前面93の周囲四方の外周縁から後方に突出する、上縁部95、下縁部97、左縁部99及び右縁部101を備えている。上縁部95と左縁部99との間の角部付近及び、上縁部95と右縁部101との間の角部付近には、カバー前面93の裏側から後方に突出する係止爪103が形成されている。係止爪103の爪部は下方に向けて突出している。
下縁部97の後端縁からは下方に向けて屈曲する平板部105が形成されている。平板部105の左右方向両端付近には、下端から上方に向けて切り欠かれた逆U字形状のねじ挿入凹部105aが形成されている。ねじ挿入凹部105aに対応して左部材27及び右部材29の前壁65には、ねじ孔65bが形成されている。上縁部95、下縁部97、左縁部99及び右縁部101のそれぞれの後端面と、平板部105の後面とは互いに同一面となっている。
前カバー21は、図2に示すように、係止爪103が、左部材27及び右部材29の前壁65の上端面65aに係止される。係止爪103を上端面65aに係止した状態で、ねじ挿入凹部105aがねじ孔65bに整合する。この状態で、締結具としてのねじ107を、固定部としてのねじ挿入凹部105aに挿入し、ねじ孔65bにねじ込むことで、前カバー21は台座本体19に取り付けられる。前カバー21は、ねじ107を取り外すことなく、緩めるだけで、上方に持ち上げて台座本体19から取り外すことができる。
図2、図5に示すように、前カバー21は、台座本体19に取り付けた状態で、上端面(上縁部95)が台座本体19より上方に突出する。この突出した部分の前カバー21によって、台座本体19と洗濯機1の本体との間の隙間Sが覆われる。これにより、洗濯機1を台座本体19に載せたときの前側からの外観品質が向上する。図5に示すように、前カバー21の下端21a(平板部105の下端)は、左部材27及び右部材29の下端と同一位置にある。
図4に示すように、前部材23及び後部材25の上下方向の高さ寸法Aは、左部材27及び右部材29の上下方向の高さ寸法Bよりも小さい(A<B)。このとき、前部材23及び後部材25の下端109と、洗濯機用台座3を設置する設置部111との間の間隙Cに、洗濯機1の排水ホースHを通すことができるように、高さ寸法A、Bを設定する。より詳しくは、洗濯機用台座3の高さが最も低くなるように調整脚79を調整した状態において、間隙Cが排水ホースHの直径dより大きくなるようにする(C>d)。
排水ホースHは、洗濯機1の下部から、前部材23、後部材25及び左部材27、右部材29に囲まれた、洗濯機用台座3の内側の空間を経て、後部材25の下端109と設置部111との間の間隙Cを通して外部に引き出される。
次に、調整脚79について説明する。
調整脚79は、図6に断面図で示すように、脚部113と固定用リング115とを備えている。脚部113は、金属製の脚部本体117と、ゴム等の弾性部材からなる弾性体119とから構成されている。脚部本体117は、下部に位置する円板形状の底板部117aと、底板部117aの中心から上方に向けて延びる軸部117bとを備えている。
軸部117bの外周には雄ねじが形成され、雄ねじは図3に示すナット77にねじ込まれる。したがって、軸部117bの一方向への回転により雄ねじがナット77にねじ込まれることで、台座本体19が脚部113に対して下方に移動し、洗濯機用台座3の高さが低くなる。逆に、軸部117bの他方向への回転により雄ねじがナット77から引き出される方向に移動すると、台座本体19が脚部113に対して上方に移動し、洗濯機用台座3の高さが高くなる。四隅の調整脚79を台座本体19に対して適宜調整することで、洗濯機用台座3を設置部111に設置したときのガタを直すことができる。
弾性体119は、底板部117aの全体及び軸部117bの下端部周囲を覆うように、脚部本体117に一体成形されている。すなわち、弾性体119は、底板部117aの下部を覆う平板形状の下部119aと、底板部117aの上部を覆う平板形状の上部119bと、底板部117aの側部を覆う環状の側部119cと、を備える。上部119bには、軸部117bが挿入される貫通孔119bhが形成される。下部119aと側部119cとの間の角部は、面取りされた傾斜面119dとなっている。
固定用リング115は、天板部115aと、天板部115aの外周縁から下方に向けて延びる円筒形状の外周板部115bとを備え、下部が開放している。天板部115aの中心には、ねじ孔115a1が形成されている。ねじ孔115a1には、軸部117bの雄ねじが螺合している。
天板部115aには、円筒形状のリブ115cが下方に向けて突出している。円筒形状のリブ115cの内側には、板状のリブ115dが円周方向に沿って等間隔に複数設けられている。これら各リブ115c,115dの下端は、外周板部115bの下端よりも上方に位置している。リブ115cは、側部119cの外周面よりも軸部117b側に位置している。このため、リブ115cの下端は上部119bに対向している。リブ115cの下端が上部119bにほぼ当接した状態では、弾性体119の上下方向の半分以上が、固定用リング115に対し下方に突出している。
前述したように、軸部117bをナット77に対して回転させることで、洗濯機用台座3の高さが調整される。軸部117bを回転させる作業は、固定用リング115に対して下方に突出した部位の弾性体119を掴んで行う。洗濯機用台座3の高さを調整した後は、固定用リング115を、軸部117bの雄ねじに対して回転させて、台座本体19の下面に当接させる。
固定用リング115の台座本体19への当接位置は、左部材27及び右部材29の図4に示してある主として円形のリブ81である。固定用リング115を台座本体19に当接するように締結することで、脚部113を台座本体19に固定することができる。弾性体119の硬さ及び厚さTを適宜設定することで、稼働時での洗濯機1の振動をより効果的に抑制できる。
図1に示すように、洗濯機1の下面13の四隅には、洗濯機調整脚121が設けられている。洗濯機調整脚121は、洗濯機1の高さを調整することができ、調整脚79とほぼ同様な構造でよい。四隅の洗濯機調整脚121を洗濯機本体に対して適宜調整することで、洗濯機1を洗濯機用台座3に載せたときのガタを直すことができる。
図1のように、洗濯機1を洗濯機用台座3に載せた状態では、洗濯機1の平面視での矩形状の外形は、洗濯機用台座3の平面視での矩形状の外形とほぼ同等である。これにより、特に前方から見たときに、前カバー21が前述した隙間Sを覆うことと相俟って、洗濯機用台座3が洗濯機1の一部のように見られ、外観品質が向上したものとなる。
洗濯機1を洗濯機用台座3に載せた状態で、洗濯機調整脚121は、前部材23及び後部材25の固定部31a上に位置する。洗濯機調整脚121の固定部31aに対する位置は、洗濯機用台座3を平面視で見たときの四隅の角部近傍である。
前述したように、固定部31a及び上壁59の各上面は、外側壁61、前壁65及び後壁67のそれぞれの上端面61a,65a,67aよりも僅かに低い位置にある。このため、固定部31aに載せられた洗濯機調整脚121は、固定部31a及び上壁59の各上面から上方に突出した位置にある上端面61a,65a,67aによって、洗濯機用台座3から外れるのが抑制される。
次に、作用効果を説明する。
本実施形態の洗濯機用台座3は、洗濯機用台座3に載せられた状態の洗濯機1の前後方向に沿って延在する左部材27及び右部材29と、洗濯機1の左右方向に沿って延在する前部材23及び後部材25と、を有する。左部材27及び右部材29と、前部材23及び後部材25とが、互いに組付けられた状態で上下方向に当接する上下当接部と、互いに組付けられた状態で水平方向に当接する水平当接部と、を備える。左部材27及び右部材29と、前部材23及び後部材25とは、前記上下当接部において皿ねじ33により締結固定されると共に、前記水平当接部においてねじ49により締結固定される。
この場合、左部材27及び右部材29、前部材23及び後部材25を、より小さな部材としてそれぞれ個別に成形できるので、成形型が小さいもので済み、全体が一体的でより大きな構造体の洗濯機用台座に比較して、製造が容易となる。個別に成形する左部材27及び右部材29と、前部材23及び後部材25とを、皿ねじ33及びねじ49によって容易に組み立て及び分解ができ、洗濯機用台座3として取扱いが容易なものとなる。
本実施形態の洗濯機用台座3は、一方の左部材27及び右部材29が樹脂製であり、他方の前部材23及び後部材25が金属製である。このため、全体を樹脂製とする場合に比較して、一部が金属製となるため強度、剛性が高く、全体を金属製とする場合に比較して、一部が樹脂製となるため軽量化できる。
本実施形態の洗濯機用台座3は、左部材27及び右部材29が互いに同形状のものとして左右両側に一対設けられ、前部材23及び後部材25が互いに同形状のものとして前後両側に一対設けられている。このため、左部材27と右部材29とを異なる形状とする場合及び、前部材23と後部材25とを異なる形状とする場合に比較して、製造コストを低く抑えることができ、生産性が向上する。
本実施形態の洗濯機用台座3は、洗濯機用台座3を設置部111に設置したときに形成される、後部材25と設置部111との間の間隙Cが、洗濯機1から引き出される排水ホースHの外径dよりも大きい。このため、洗濯機1の下部から引き出される排水ホースHを、間隙Cを通して外部に引き出すことができる。
本実施形態の洗濯機用台座3は、左部材27及び右部材29が、外周側の側部に使用者の手指が入り込む凹部を備えている。凹部は、手指を下方から上方に向けて移動させたときに引っ掛かる切欠部61bと、手指が内方へ侵入するのを抑える内部壁87と、を備える。このため、切欠部61bに手指を引っ掛けた状態で、洗濯機用台座3を、単独で、または、洗濯機1を載せた状態で、容易に移動させることができる。手指を凹部に入り込ませるときには、内部壁87によって、手指が洗濯機1の下部に進入するのが抑制される。
本実施形態は、前側に位置する前部材23の前面に前カバー21が取り付けられる。前カバー21は、前部材23の上部の上端面65aに係止する係止爪103と、前部材23の下部のねじ孔65bにねじ107により締結固定するねじ挿入凹部105aと、を備える。
この場合、係止爪103を前部材23の上端面65aに係止させた状態で、ねじ107をねじ挿入凹部105aに挿入してねじ孔65bに締結することで、前カバー21を前部材23に容易に取り付けることができる。前カバー21を前部材23から取り外す作業は、ねじ107を外すことで容易にできる。
本実施形態は、左部材27及び右部材29は、外周側の上端に、洗濯機1が載置される載置面となる固定部31aから上方に向けて突出する上端面61a,65a,67aが形成されている。このため、固定部31aに載せられた洗濯機調整脚121は、固定部31a及び上壁59の各上面から上方に突出した位置にある上端面61a,65a,67aにより、洗濯機用台座3から外れるのを抑制できる。これにより、洗濯機用台座3は洗濯機1を安定して載せることができる。
以上、実施形態について説明したが、これらの実施形態は理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、当該実施形態に限定されるものではない。技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、上記した実施形態では、洗濯機1としてドラム式を例にとって説明したが、洗濯物の投入口が上面に形成されている縦型の洗濯機を使用することもできる。
上記した実施形態では、左部材27及び右部材29を樹脂製、前部材23及び後部材25を金属製としているが、左部材27及び右部材29を金属製、前部材23及び後部材25を樹脂製としてもよい。また、左部材27及び右部材29、前部材23及び後部材25は、すべて樹脂製にしてもよく、すべて金属製としてもよい。
上記した実施形態では、前カバー21に関し、係止爪103を上部に、ねじ挿入凹部105aを下部に設けているが、係止爪103を下部に、ねじ挿入凹部105aを上部に設けてもよい。
上記した実施形態では、左部材27及び右部材29の外周縁の上部に上方に突出する上端面61a,65a,67aを縁部として設けることで、洗濯機調整脚121の洗濯機用台座3からの外れを抑制している。上端面61a,65a,67aに代えて、前部材23及び後部材25の外周縁に、洗濯機調整脚121の洗濯機用台座3からの外れを抑制するための縁部を設けてもよい。
1 洗濯機
3 洗濯機用台座
23 前部材(第2部材)
25 後部材(第2部材)
27 左部材(第1部材)
29 右部材(第1部材)
31a 固定部(上下当接部、載置面)
33 皿ねじ(上下締結具)
41,45 前部材及び後部材の左屈曲部(左右当接部)
43,47 前部材及び後部材の右屈曲部(左右当接部)
49 ねじ(水平締結具)
61b 切欠部(引っ掛かり部、凹部)
63 左部材及び右部材の内側壁(左右当接部)
71 被固定部(上下当接部)
87 内部壁(侵入抑止部、凹部)
111 設置部
C 間隙
H 排水ホース

Claims (8)

  1. 洗濯機が載せられる洗濯機用台座であって、
    前記洗濯機用台座に載せられた状態の前記洗濯機の前後方向に沿って延在する第1部材と、
    前記洗濯機用台座に載せられた状態の前記洗濯機の左右方向に沿って延在する第2部材と、を備え、
    前記第1部材と前記第2部材の一方の両端部に長手方向に沿って固定部が延伸されると共に、前記第1部材と前記第2部材の他方の両端部の上面に前記固定部が載置される被固定部が形成され、前記固定部の下面と、前記被固定部とが、上下方向に互いに当接する上下当接部を構成し、
    前記第1部材と前記第2部材の一方の両端部に前記固定部に直交する屈曲部が形成され、該屈曲部と、前記第1部材と前記第2部材の他方の内側壁とが、水平方向に互いに当接する水平当接部を構成し、
    前記第1部材と前記第2部材とは、前記上下当接部において上下締結具により締結固定されると共に、前記水平当接部において水平締結具により締結固定されている洗濯機用台座。
  2. 前記第1部材と前記第2部材の一方が金属製であり、前記第1部材と前記第2部材の他方が樹脂製である請求項1に記載の洗濯機用台座。
  3. 前記第1部材は互いに同形状のものが左右両側に一対設けられ、前記第2部材は互いに同形状のものが前後両側に一対設けられている請求項1または2に記載の洗濯機用台座。
  4. 前記第1部材と前記第2部材とのいずれかは、当該洗濯機用台座を設置部に設置したときに形成される、前記設置部との間の間隙が、前記洗濯機から引き出される排水ホースの外径よりも大きい請求項1ないし3のいずれか1項に記載の洗濯機用台座。
  5. 前記第1部材と前記第2部材とのいずれかは、外周側の側部に、使用者の手指が入り込む凹部が形成され、前記凹部は、前記手指を下方から上方に向けて移動させたときに引っ掛かる引っ掛かり部と、前記手指が内方へ侵入するのを抑える侵入抑止部と、を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗濯機用台座。
  6. 前記第1部材と前記第2部材のうち前側に位置する部材の前面に前カバーが取り付けられ、前記前カバーは、前記前側に位置する部材の上部と下部とのいずれか一方に係止する係止爪と、いずれか他方に締結具により締結固定する固定部と、を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の洗濯機用台座。
  7. 前記第1部材と前記第2部材とのいずれかは、外周側の上端に、前記洗濯機が載置される載置面から上方に向けて突出する縁部が形成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の洗濯機用台座。
  8. 前記固定部には4箇所にねじ挿入孔が形成され、各ねじ挿入孔に前記上下締結具としてのねじを挿入し、前記被固定部に形成した4つのねじ孔に締結し、
    前記屈曲部には4箇所にねじ挿入孔が形成され、各ねじ挿入孔に前記水平締結具としてのねじを挿入し、前記第1部材と前記第2部材の他方の内側壁に形成した4つのねじ孔に締結する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の洗濯機用台座。
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