JP6967260B2 - 移植片対宿主病の治療剤又は予防剤、ファイブロサイト浸潤抑制剤、及び涙液減少と杯細胞の減少の抑制剤 - Google Patents
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Description
本発明の移植片対宿主病の治療剤又は予防剤は、HC−HA/PTX3複合体を有効成分として含有する。
HC−HA/PTX3複合体とは、HA(hyaluronan)とHC(heavy chain)との結合体と、PTX3(Pentraxin3)との複合体を意味する。このHC−HA/PTX3複合体は、胎盤羊膜中に存在する成分であり、免疫抑制機能等があることが知られている(Scheffer C. G. Tseng et al., “In Vivo Downregulation of Innate and Adaptive Immune Responses in Corneal Allograft Rejection by HC−HA/PTX3 Complex Purified From Amniotic Membrane” Invest Ophthalmol Vis Sci. 2014 Mar 19;55(3):1647−56)。しかしながら、HC−HA/PTX3複合体が、ファイブロサイト浸潤を抑制し、移植片対宿主病の治療に用いられることは、従来知られていなかった。
本発明における移植片対宿主病の種類は、特に限定されず、例えば、その症状が眼、口腔、肝臓、消化管、皮膚、肺等の外分泌腺を備える器官において発現するものが挙げられる。これらのうち、本発明の治療剤又は予防剤は、眼における移植片対宿主病に用いることが好ましい。
本発明の治療剤又は予防剤の剤形は、特に限定されず、移植片対宿主病の症状が発現する器官に応じて、適宜設定することができるが、例えば、軟膏剤、静脈内注射剤(点滴を含む)、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、皮下注射剤等の注射剤、坐剤、腫瘍内直接投与剤等に製剤化し、注射用製剤の場合は単位投与量アンプル又は多投与量容器の状態で提供されてよい。特に、本発明の治療剤又は予防剤を、眼における移植片対宿主病の治療剤又は予防剤として用いる場合、点眼剤、結膜下注射剤、軟膏剤として用いることが好ましい。
本発明の治療剤又は予防剤は、特に限定されず、症状が発現した器官に応じて適宜選択することができるが、例えば、静脈内注射、筋肉内注射、腹腔内注射、皮下注射等により、投与が可能である。特に、眼における移植片対宿主病の場合、点眼、結膜下注射による投与が可能である。
本発明は、移植片対宿主病の治療剤又は予防剤の候補物質のスクリーニング方法であって、被験物質を、ヒトを除く、移植片対宿主病のモデル動物に投与する工程と、被験物質が投与された前記モデル動物におけるファイブロサイト浸潤の抑制の程度を測定する工程と、測定結果に基づいて、移植片対宿主病の治療剤又は予防剤の候補物質として被験物質を選択する工程と、を有するスクリーニング方法を包含する。
本発明における投与工程は、被験物質を、ヒトを除く、移植片対宿主病のモデル動物に投与する工程である。
本発明における測定工程は、被験物質が投与された移植片対宿主病のモデル動物におけるファイブロサイト浸潤の抑制の程度を測定する工程である。
選択工程は、上記測定結果に基づいて、移植片対宿主病の治療剤又は予防剤の候補物質として被験物質を選択する工程である。
本発明のスクリーニング方法は、上記で述べた工程以外の工程を有してもよく、有さなくてもよい。本発明のスクリーニング方法が、有してもよい工程としては、特に限定されないが、例えば、移植片対宿主病の治療剤又は予防剤の候補物質として選択した被験物質を、ヒトを除く移植片対宿主病のモデル動物に投与して、その治療又は予防効果を確認する工程が挙げられる。
本発明は、HC−HA/PTX3複合体を有効成分として含有する、ファイブロサイト浸潤抑制剤を包含する。
本発明は、HC−HA/PTX3複合体を有効成分として含有する、杯細胞の減少の抑制剤を包含する。杯細胞の種類は、結膜杯細胞であることが好ましい。
本発明は、HC−HA/PTX3複合体を有効成分として含有する、涙液減少抑制剤を包含する。
HC−HA/PTX3複合体はBio―Tissue社から提供されたヒトの胎盤から準備した。まず、無菌条件下で、羊膜を他の胎盤組織からの分離してから、羊膜を薄い片に切り、−80℃で凍結させるか、あるいは、一時的に液体窒素中(PBS(リン酸緩衝生理食塩水)(ml)/羊膜重量(g)=1:1)に置き、次いで、Cuisinart CBT―700ブレンダ(クイジナート社製)によりホモジナイズした。ホモジナイズによる混合は、1時間、4℃で行われた。その後、4℃、48,000gの条件で30分間遠心分離を行い、上澄み(羊膜の抽出物)を回収した。回収した羊膜の抽出物を、更に、開始時の密度を1.35g/ml(1回目の分離)及び1.40g/ml(2回目の分離)とし、CsCl/4MグアニジンHClにより、48時間、15℃、35,000rpm/minの条件で超遠心分離に2回供した。遠心後の溶液から、HAは検出できたが、タンパクを検出できなかった画分を集め、蒸留水に対して透析を行い、目的とするHC―HA/PTX3を得た。
ドナー及びレシピエントとして、7〜8週間目の雄及び雌のB10.D2(H―2d)及びBALB/c(H―2d)マウス(三共研究所製)を用い、また、それぞれについて、成熟したT細胞のソースとして添加する脾臓細胞を使用した。雌のレシピエントマウスに、Gammacel 137Cs source(J. L. Shepherd & Associates社製)から、700cGyの致命的な放射線を与えた。その約6時間後に、これらマウスに、雄のドナー骨髄(1X106/マウス)、及びRPMI 1640(BioWhittaker社製)で懸濁した脾臓(2X106/マウス)を尾静脈から注入し、慢性移植片対宿主病のモデルマウスを作製した。なお、雄ドナーマウスのBALB/cの脾臓及び骨髄細胞が注入された雌のBALB/cレシピエントマウスを、コントロール(同系の骨髄移植)として用いた。
HC−HA/PTX3複合体をPBSに溶解した溶液と、コントロールとして、HC−HA/PTX3複合体を含まないPBSを、慢性移植片対宿主病のモデルマウス(n=9〜18)の涙腺周辺に注入した。具体的には、以下のようなスケジュールで注入を行った。
実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウスの涙腺及び結膜の組織の切片を、ホルマリン4%パラホルムアルデヒドで固定し、パラフィンワックスで包埋した。このパラフィン包埋組織の切片を、ヘマトキシリン・エオジン染色(HE staining)及びマロリー染色(Mallory staining)により染色した。ヘマトキシリン・エオジン染色、マロリー染色、PAS染色を受ける涙腺及び結膜の切片を、顕微鏡により観察した。染色パターンは標識化の強度及び区分に従って半定量的に等級分けされた。
実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウスの涙腺についてのファイブロサイト浸潤を評価するために、以下の操作を行った。
RNeasyミニ・キット(Qiagen社製)を使用して、実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウスの涙腺から、全RNAを抽出した。その後、cDNAの合成を、Rever Tra Ace with genomic remover qPCR RT Kit(東洋紡株式会社)を用いて行った。TaqManリアルタイムPCRによるmRNA発現分析のためのプライマーとしては、ハウスキーピング遺伝子であるグリセルアルデヒド 3―リン酸塩デヒドロゲナーゼ(GAPDH)、HSP47、コラーゲン・タイプIα1、コラーゲン・タイプIα2、コラーゲン・タイプIIIα1、TGF―β、及びNF−kBの遺伝子について、Applied Biosystems社から購入したものを用いた。qPCRは、Step One Plus system (Applied Biosystems社)を使用して行った。すべてのデータは、2△△CT方法(遺伝子発現の相対定量の中には検量線をひかなくても目的遺伝子とリファレンス遺伝子のCt値を求めるだけで、未知のサンプル間の目的遺伝子の発現量を比較定量できる方法のことを指す。言い換えると、検量線を作成せず目的遺伝子とリファレンス遺伝子の差(ΔΔCt値)をもとに更に未知のサンプル間のΔCt値の差から比較定量する方法である。「原理からよくわかる リアルタイムPCR実験ガイド 羊土社 35、37ページ」を参照)により分析し、GAPDHのmRNAを、内部標準とした。
実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウス、及び、慢性移植片対宿主病でない、通常のマウス(以下、「参考例に係るマウス」ということがある。)における涙の生成量の測定を行った。
(結膜の杯細胞(Goblet cell)の観察及び数の測定)
マロリー染色、ヘマトキシリン・エオジン染色、PAS染色により、実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウス(それぞれ、n=6)の結膜の杯細胞の観察及びその数の計測を行った。その結果を、図1、2に示す。図1が、実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウスの結膜を、マロリー染色、ヘマトキシリン・エオジン染色及びPAS染色により染色し、顕微鏡により観察した画像である。図2が、実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウスの結膜の杯細胞の数についてのグラフである。
マロリー染色、ヘマトキシリン・エオジン染色により、実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウス(それぞれ、n=6)の涙腺の観察を行った。その結果、実施例に係るマウスにおいて、対照例に係るマウスと比較して、涙腺における炎症が減少した。また、電子顕微鏡を用いて、実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウス(それぞれ、n=6)の涙腺の観察を行った。その結果を、図3に示す。図3中、「Aci」は腺房を示し、矢印は、浸潤している炎症細胞を示す。図3の結果から、実施例に係るマウスにおいては、浸潤している炎症細胞が減少していることが確認された。更に、実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病涙腺のマウスモデル(それぞれ、n=6)において、CD45、CD4、及び、IL−17についての抗体、又はMHC class IIについての抗体を用いて、免疫染色を行った。この際、併せて、DAPIによる染色を行った。染色後の涙腺について観察を行ったところ、対照例に係るマウスと比較して、実施例に係るマウスにおいては、炎症が少ないことが確認された。
実施例及び対照例に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウスの涙腺において、ファイブロサイトのマーカーであるCD45及びCD34、CD45及びコラーゲンタイプI、並びに、CD45、CXCR4、及びCD34についての抗体を用いて、免疫染色を行った。染色後の組織について観察した結果を、図5に示す。図5中の矢印は、涙腺中に遊走してきたファイブロサイト、すなわち、涙腺中に浸潤したファイブロサイトを示す。図5に示す結果から明らかなように、ファイブロサイト浸潤が、対照例に係るマウスと比較して、実施例に係るマウスにおいては、有意に少ないことが確認された。
実施例(n=6)、対照例(n=7)、及び参考例(n=7)に係る慢性移植片対宿主病のモデルマウスにおける涙の生成量の測定を行った。その結果を、図9に示す。図9からわかるように、対照例に係るマウスと比較して、実施例に係るマウスにおいては、有意に涙の量が多いことが確認された。この結果より、HC−HA/PTX3複合体が、慢性移植片対宿主病において減少した涙の量を回復させることが示され、慢性移植片対宿主病により引き起こされるドライアイの治療に有効であることが示された。
Claims (5)
- HC−HA/PTX3複合体を有効成分として含有する、涙線及び結膜よりなる群から選択される少なくとも1つにおけるファイブロサイト浸潤を抑制する剤。
- HC−HA/PTX3複合体を有効成分として含有する、涙線及び結膜よりなる群から選択される少なくとも1つにおける杯細胞の減少を抑制する剤。
- 前記ファイブロサイト浸潤が移植片対宿主病におけるファイブロサイト浸潤である、請求項1に記載の剤。
- 前記杯細胞の減少が移植片対宿主病における杯細胞の減少である、請求項2に記載の剤。
- 前記ファイブロサイト浸潤による線維化を抑制するための、請求項1又は3に記載の剤。
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