JP6964427B2 - 床の施工方法 - Google Patents

床の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6964427B2
JP6964427B2 JP2017063407A JP2017063407A JP6964427B2 JP 6964427 B2 JP6964427 B2 JP 6964427B2 JP 2017063407 A JP2017063407 A JP 2017063407A JP 2017063407 A JP2017063407 A JP 2017063407A JP 6964427 B2 JP6964427 B2 JP 6964427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing material
large pull
operated
panel
support column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017063407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018165459A (ja
Inventor
秋水 田中
峰雄 馬場
友香 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2017063407A priority Critical patent/JP6964427B2/ja
Publication of JP2018165459A publication Critical patent/JP2018165459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6964427B2 publication Critical patent/JP6964427B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

本発明は、床の施工方法及び建物に係り、特に、床を構成するパネル材が固定材によって固定され、固定材が支柱によって支持されている構造の床を施工する施工方法、及び、当該床を備える建物に関する。
建物の床構造として、床を構成するパネル材が大引等の固定材によって固定され、固定材が束等の支柱によって支持されている床構造は、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の床構造では、支柱としての束が大引支持部と支柱本体とベース部とを備えている。ベース部は、土間床等に接地される。大引支持部は、角筒状の大引を嵌め込んで大引を固定する部分である。支柱本体は、大引支持部の下方位置で大引支持部を支持する。また、支柱本体は、その中途位置にターンバックルを備えており、ターンバックルを回すことで支柱本体の高さを変更することが可能である。これにより、大引支持部の上下位置を調整することが可能である。
特開2002−121883号公報
特許文献1に記載の床構造をはじめ、大引を束によって支持する床構造では、大引を束に組み付けてから束のベース部を接地させ、その後、束の支柱本体の中途部分に設けられた被操作部(例えば、ターンバックル)を操作して大引の上下位置を調整する。この際、支柱本体の被操作部を操作するには、支柱本体の側方から被操作部を把持したり操作用工具を被操作部に近付けたりする。このため、従来の床構造では被操作部が操作し難くなっており、特に、大引上に床パネルを載せた後に大引の上下位置を調整する場合には被操作部の操作が著しく困難となる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パネル材が固定された状態の固定材の上下位置を容易に調整することが可能な床の施工方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、パネル材が既に固定された固定材の上下位置を容易に調整することが可能な床構造を採用した建物を提供することである。
前記課題は、本発明の床の施工方法によれば、建物の床を構成するパネル材を固定材の上に固定した状態で、前記パネル材を前記固定材とともに吊り上げることと、前記パネル材を吊り上げている間に、前記固定材を支持する支柱を、該支柱の上部が前記固定材の底を貫通するように前記固定材に組み付けることと、前記固定材の上下位置を調整するために、前記固定材に組み付けられた前記支柱の上部に設けられた被操作部を操作して、前記固定材に対する前記支柱の組み付け位置を上下方向において変更することと、を含み、前記固定材の上下位置を調整するために前記被操作部を操作する際には、前記パネル材において前記固定材の上に載った部分のうち、前記被操作部の上方位置に設けられた開口部を通じて前記被操作部を操作することにより解決される。
上述した本発明の床の施工方法によれば、パネル材が固定された固定材をパネル材と一体的に吊り上げている間に支柱を固定材に組み付ける。その後、支柱を接地させてから、支柱の上部に設けられた被操作部を操作して、固定材に対する支柱の組み付け位置を上下方向において変更する。これにより、固定材の上下位置が調整される。この際、パネル材において固定材の上に載った部分のうち、被操作部の上方位置に設けられた開口部を通じて被操作部を操作する。このような手順であれば、固定材の上に既にパネル材が固定された状態であっても、開口部を通じてパネル材の上方から被操作部に容易にアクセスし得るので、当該被操作部を操作して固定材の上下位置を簡単に調整することが可能となる。
また、上記の方法において、前記固定材の上下位置を調整するために前記被操作部を操作する際には、前記パネル材において前記固定材の上に載った部分のうち、前記被操作部の上方位置に形成された穴又は切り欠きを通じて前記被操作部を操作するとよい。
上述の方法では、パネル材において固定材の上に載った部分のうち、被操作部の上方位置には、開口部として形成された穴又は切り欠きが設けられており、固定材の上下位置を調整する際には、この穴又は切り欠きを通じて被操作部を操作する。これにより、被操作部を操作して固定材の上下位置を調整することが一層簡単になる。
また、上記の方法において、前記パネル材を前記固定材とともに吊り上げる際には、複数の前記パネル材を、所定方向に長い前記固定材である大引の上に、該大引の長手方向に沿って並べて固定した状態で、複数の前記パネル材を前記大引とともに吊り上げるとよい。
上記の方法では、固定材である大引の長手方向に沿って並べられた状態の複数のパネル材を大引とともに吊り上げる。これにより、複数のパネル材を一度に設置することが可能である。
また、上記の方法において、前記支柱を前記固定材に組み付ける際には、前記固定材が嵌合可能な受け部と、前記受け部の底壁を貫通して該底壁よりも上方に突出した前記被操作部とを備える前記支柱の前記受け部に、前記被操作部が前記固定材の底を貫通するように前記固定材を嵌合させてもよい。
上記の方法では、支柱の受け部に固定材を嵌合させることで、支柱を固定材に適切に組み付けることが可能となる。
また、上記の方法において、前記支柱を前記固定材に組み付ける際には、前記支柱のうち、前記被操作部を上端部に有する支柱本体を、前記固定材に形成された挿入孔に挿入して前記支柱を前記固定材に組み付け、前記固定材の上下位置を調整するために前記被操作部を操作する際には、前記パネル材において前記固定材の上に載った部分のうち、前記挿入孔の上方位置に形成された前記開口部を通じて前記被操作部を操作してもよい。
上記の方法では、固定材に形成された挿入孔に支柱の支柱本体を挿入することで、支柱を固定材に適切に組み付けることが可能となる。
また、上記の方法において、前記パネル材を前記固定材とともに吊り上げる際には、所定方向に長い前記固定材である大引の上に、該大引の長手方向と交差する方向における前記パネル材の中央部を固定した状態で、前記パネル材を前記大引とともに吊り上げるとよい。
上記の方法では、大引の長手方向と交差する方向におけるパネル材の中央部を固定材に固定する。かかる場合、固定材に支柱を組み付けてから支柱を接地させると、支柱(厳密には、パネル材の中央部が固定された固定材に組み付けられた支柱)の側方にアクセスし難くなる。このため、開口部を通じてパネル材の上方から被操作部にアクセスして当該被操作部を容易に操作するという本発明の効果が、有意義に発揮されることになる。
本発明によれば、固定材の上下位置を調整するために支柱に設けられた被操作部を調整する際、パネル材に設けられた開口部を通じて、パネル材の上方から被操作部にアクセスすることが可能である。これにより、パネル材が固定材の上に固定された状態であっても、被操作部を容易に操作することが可能になる。
本発明の建物における床構造の一例を示す模式図である。 床の組み立て手順を示す図である。 変形例に係る床の組み立て手順を示す図である。 大引を束に組み付ける直前の状態を示す図である。 大引が束に組み付けられた状態を示す図である。 床パネルを吊り上げている状態を示す図である。 第二実施例において大引に束を組み付ける手順を示す図である。 第二実施例において束の組み付け位置が調整された状態を示す図である。
以下、本発明の建物及び当該建物の床の施工方法について具体例(第一実施例及び第二実施例)を挙げて説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明にはその等価物が含まれ得る。
なお、以下では、互いに直交する3つの方向をX方向、Y方向及びZ方向と呼ぶこととする。ここで、X方向及びY方向は、水平方向である。より具体的に説明すると、X方向は、後述する大引12の長手方向(所定方向に相当)に該当し、Y方向は、大引12の長手方向と交差(直交)する方向に該当する。また、Z方向は、鉛直方向である。
<<第一実施例に係る建物の構成>>
第一実施例に係る建物(以下、建物1)は、例えば複数階建ての住宅や建屋であり、1階部分の床構造として、図1に図示した床構造を採用している。図1は、建物1における床構造の一例を示す模式図であり、X方向から床10及び床下ユニット20を見た図である。なお、図1に図示の床構造は、複数階建ての建物にのみ適用されるものではなく、平屋等、一階建ての建物にも適用可能である。
床10は、パネル材としての床パネル11を床設置スペースに敷きつめて不図示の化粧材を床パネル11の上に固定することで構成されている。床パネル11は、平面視で略長方形状の合板からなる。床下ユニット20は、図1に示すように床10と土間FLとの間に配置され、床10を下方から支えるものである。床下ユニット20は、同図に示すように固定材としての大引12と、支柱としての束13と、を有する。
大引12は、角筒状の鋼材からなり、その上端面に床パネル11を載せた状態で当該床パネル11を固定する。床パネル11は、その長辺が大引12の長手方向(X方向)と交差した状態で大引12に固定される。また、大引12には、図2Aに示すように、複数の床パネル11(例えば、4つの床パネル11)が大引12の長手方向、すなわちX方向に沿って並べられた状態で固定されている。図2Aは、床10の組み立て手順を示す図である。
床パネル11と大引12と関係について詳しく説明すると、図2Aに図示のケースでは、4つの床パネル11を一単位(以下、パネル群と呼ぶ)とし、パネル群の下に2又は3本の大引12が配置されている。各大引12の上にはパネル群(すなわち、4つの床パネル11)がX方向に並べられた状態で配置されている。厳密に説明すると、各床パネル11は、平面視で略直方形状をなしており、その長辺が隣り合う床パネル11の長辺と重なるように配置されている。
また、大引12のうちの一つ(以下、中央の大引12)には、Y方向における各床パネル11の中央部が載っている。残りの大引12(以下、端側の大引12)には、Y方向における床パネル11の端部が載っている。
なお、3つの大引12に固定されているパネル群では、図2Aに示すように、X方向における各大引12の一端部が、パネル群中、X方向において最も一端側に位置する床パネル11よりも幾分はみ出している。はみ出した大引12の端部には、図2Aに示すように、2つの大引12に固定された他のパネル群のうち、X方向において最も近い位置にある床パネル11の端部が載置される。ただし、これに限定されるものではなく、図2Bに示すように、各パネル群を支持する大引12の端がX方向において床パネル11の縁から外側にはみ出さず、床パネル11の縁と略同じ位置にあってもよい。この場合、各パネル群は、X方向において床パネル11(厳密には、X方向において最も外側に位置する床パネル11)の縁同士を突き合わせた状態で配置されることになる。図2Bは、変形例に係る床10の組み立て手順を示す図であり、図2Aに対応する図である。
また、3つの大引12に固定されているパネル群では、図2Aに示すように、端側の大引12の略半分がY方向において床パネル11の端よりも外側にはみ出している。端側の大引12におけるはみ出し部分には、図2Aに示すように、2つの大引12に固定された他のパネル群のY方向端部が載置される。
束13は、図1に示すように、大引12の下方位置で大引12を支持する部材である。束13は、X方向に沿って略一定の間隔で大引12に組み付けられる。なお、図2A及び図2Bに図示した束13の数は、図示の都合上、大引12に対して実際に組み付けられる数よりも少なくなっている。
また、束13は、図1に示すように、大引12が嵌合可能な受け部14と、鉛直方向に延出した支柱本体15と、支柱本体15の土台をなすベース部16とを有する。ベース部16は、土間FLに接地される部分であり、例えば、ゴム製のブロック体等によって構成されている。支柱本体15は、ベース部16に対して立設された部分であり、棒状のネジ部15aと、ネジ部15aが挿入される筒状部15bと、を有する。ネジ部15aの外周面には雄ネジが形成されており、筒状部15bの内周面に形成された雌ネジと係合(螺合)している。
そして、ネジ部15aが順回転すると、ネジ部15aが筒状部15bに対して上昇し、支柱本体15の高さが増加する。反対に、ネジ部15aが逆回転すると、ネジ部15aが筒状部15bに対して下降し、支柱本体15の高さが減少する。このように支柱本体15を含む束13の高さは、ネジ部15aを回転させることで調整することが可能である。
ネジ部15aを回転させる際には、ネジ部15aの上端部に設けられたネジ頂部17を、工具(例えばドライバーやプラグレンチ)によって操作する(回転させる)。つまり、ネジ頂部17は、束13の上部に設けられた被操作部に相当し、束13の高さを変更する際に操作される部分である。
受け部14は、束13の上方部分、より具体的には筒状部15bの上方位置に設けられた上向きC字状の鋼材からなる。この受け部14は、図3A及び図3Bに示すように、底壁14aと、底壁の両側端から立設された一対の側壁14bとを有する。図3Aは、大引12を束13に組み付ける直前の状態を示す図であり、図3Bは、大引12が束13に組み付けられた状態を示す図であり、束13の高さ調整が終了した段階の図である。なお、図3A及び図3Bは、法線方向がX方向であって後述の操作孔12aを通過する断面を示した図となっている。
底壁14aには貫通孔14cが設けられており、図3Aに示すように貫通孔14cにネジ部15aの上端部が挿通されている。換言すると、ネジ頂部17は、受け部14の底壁14aを貫通して当該底壁14aよりも上方に突出していることになる。なお、底壁14aの下面には、図3A及び図3Bに示すように、ナット(以下、下方ナット18)が溶接されている。下方ナット18は、その孔と底壁14aの貫通孔14cとが連通するように底壁14aに固定されている。ネジ部15aの上端部は、下方ナット18と螺合して底壁14aを貫くように配設されている。
一対の側壁14bは、互いに離れた状態で配置されており、それぞれ上方に向かって延出している。各側壁14bは、若干の弾性を有し、側壁14bの上端部同士の間隔(換言すると、受け部14の上端開口)が広がるように撓むことが可能である。また、各側壁14bの延出方向中途位置には、内側(対をなす側壁14bが位置する側)に突出した係合突起14dが形成されている。
そして、受け部14は、図3Bに示すように、底壁14aと一対の側壁14bとによって囲まれたスペース内に大引12を入れ込むことで大引12と嵌合する。より具体的に説明すると、大引12は、図3A及び図3Bに示すように受け部14の上方から受け部14内部のスペースに入り込む。また、受け部14における一対の側壁14bの間の間隔(横幅)は、大引12の両側部の間隔(横幅)と略一致する。このため、大引12を受け部14内に入れ込む際、受け部14の上端開口が広がるように側壁14bが撓む。これにより、大引12がスムーズに受け部14内に入り込むようになる。
以上のように受け部14内に大引12が入り込むことで束13が大引12に組み付けられる。また、大引12の両側部の各々には、内側(対をなす側部が位置する側)に窪んだ係合凹部12bが形成されている。束13が大引12に組み付けられた状態では、図3Bに示すように、大引12の両側部の各々と隣り合う位置に受け部14の側壁14bが位置し、係合突起14dが係合凹部12bと対向して係合凹部12b内に入り込んでいる(係合している)。このように係合突起14dが係合凹部12bと係合することで、大引12と受け部14との嵌合状態(換言すると、大引12に対する束13の組み付け状態)を安定させることが可能となる。
また、束13が大引12に組み付けられた状態では、図3Bに示すように、ネジ頂部17を含むネジ部15aの上端部が大引12の底を貫通し、大引12の底よりも上方に突出している。具体的に説明すると、大引12のうち、束13が組み付けられる部分の底には、図3Aに示すように、大引12を貫通した孔(以下、ネジ挿入孔12c)が形成されている。また、束13では、ネジ部15aの上端部が受け部14の底壁14aを貫くように配設されている。
そして、束13を大引12に組み付けるために大引12を受け部14に嵌合させるとき、上記のネジ挿入孔12c内にネジ部15aの上端部を挿通させる。この結果、束13は、ネジ頂部17を含むネジ部15aの上端部が大引12の底を貫通するように大引12に組み付けられる。
なお、大引12の底を貫通したネジ部15aの上端部には、図1及び図3Bに示すように座金付きナット(以下、上方ナット19)が取り付けられる。上方ナット19がネジ部15aの上端部に取り付けられることで、大引12に組み付けられた束13が大引12に対して固定される。
また、図3A及び図3Bに示すように、大引12の上壁のうち、ネジ挿入孔12cと対向する部分、換言すると、束13が大引12に組み付けられた状態においてネジ部15aの上端部の直上位置に在る部分には円穴状の操作孔12aが設けられている。この操作孔12aは、その径がネジ頂部17の外径よりも大きくなるように形成されている。より詳しく説明すると、操作孔12aの径は、上方ナット19の最外径(座金部分の外径)よりも若干大きくなっている。
そして、ネジ頂部17を操作する際には、操作孔12aを通じて操作する形になる。つまり、大引12に組み付けられた束13の高さを変更する際には、ネジ挿入孔12cを通って大引12の底を貫通したネジ頂部17を操作する。この際、操作孔12aを通じてネジ頂部17までアクセスしてネジ頂部17を操作する形になる。
以上の要領でネジ頂部17を操作すると、束13の高さが変更される。そして、束13の高さが変わると、これに伴って大引12の上下位置が変化する。つまり、ネジ頂部17の操作により、大引12に対する束13の組み付け位置が上下方向において変更する。ここで、組み付け位置とは、束13の高さ方向(すなわち、Z方向)において、束13のうち、大引12に組み付けられている部位の位置を意味する。
より詳しく説明すると、ネジ頂部17の操作によって束13の高さが変化する一方で、ネジ頂部17に対する受け部14及び大引12の位置(相対位置)は、受け部14の下面に溶接された下方ナット18によって保持される。したがって、束13の高さが変わると、大引12に対する束13の組み付け位置(具体的には、受け部14の位置)が上下移動し、これに伴う形で大引12の上下位置が調整される。
また、建物1の床構造では、大引12の上に床パネル11が既に固定された状態であっても、束13中のネジ頂部17を操作して束13の高さ(換言すると、大引12の上下位置)を変更することが可能である。かかる構成について図2A、図2B及び図3Aを参照しながら説明すると、床パネル11において大引12の上に載った部分のうち、操作孔12aの上方位置には開口部が設けられている。
より詳しく説明すると、床パネル11において中央の大引12の上に載っている部分(すなわち、Y方向における床パネル11の中央部)には、図2Aに示すように開口部としての切り欠き11aが形成されている。この切り欠き11aは、Y方向における床パネル11の中央部の側縁(X方向における一端側の縁)を略三角形状に切り欠くことで形成されている。また、切り欠き11aは、図2A及び図3Aに示すように、中央の大引12に形成された操作孔12aの直上位置に設けられている。さらに、切り欠き11aは、操作孔12aの開口サイズよりも幾分大きく、切り欠き11aの縁が操作孔12aの縁よりも外側に位置するように形成されている。
また、床パネル11において端側の大引12の上に載っている部分(すなわち、X方向における床パネル11の端部)には、図2Aに示すように開口部としての切り欠き11bが形成されている。切り欠き11bは、図2Aに示すように、X方向において互いに隣り合う2つの床パネル11の各々の角部を略三角形状に面取りすることで形成されている。また、切り欠き11bは、端側の大引12に形成された操作孔12aの直上位置に設けられている。また、切り欠き11bは、操作孔12aの開口サイズよりも若干大きく、切り欠き11bの外縁が操作孔12aの縁よりも外側に位置するように設けられている。なお、切り欠き11bと操作孔12aとの位置関係については、切り欠き11aと操作孔12aとの位置関係(すなわち、図3Aに図示の位置関係)と略同様である。
以上のように、床パネル11において大引12の上に載っている部分のうち、大引12に組み付けられた束13が有するネジ部15aの直上位置にある箇所には、開口部としての切り欠き11a、11bが設けられている。つまり、大引12の底を貫通しているネジ部15aの頂部(すなわちネジ頂部17)は、操作孔12a及び切り欠き11a、11bを通じて床パネル11の上方空間に対して露出している。このため、ネジ頂部17は、切り欠き11a、11b及び操作孔12aを通じて操作可能となる。このような構成であれば、床パネル11の上方から切り欠き11a、11b及び操作孔12aを通じてネジ頂部17にアクセスしてネジ頂部17を操作することが可能となる。
なお、開口部としては、切り欠き11a、11bに限定されるものではない。例えば、図2Aにおいて切り欠き11a、11bが形成されている箇所に、切り欠き11a、11bの代わりに、図2Bに示すように円穴11c(穴の一例)が形成されていてもよい。円穴11cは、大引12に形成された操作孔12aの直上位置に一つずつ設けられており、操作孔12aの径よりも若干大径となっている。このような円穴11cが設けられていることで、大引12の底を貫通しているネジ部15aの頂部(ネジ頂部17)は、床パネル11の上方空間に対して露出するようになる。この結果、図2Bに図示の構成においても、床パネル11の上方から円穴11c及び操作孔12aを通じてネジ頂部17にアクセスしてネジ頂部17を操作することが可能となる。
<<第一実施形態に係る床の施工方法>>
次に、第一実施形態に係る床10の施工方法について説明する。なお、以下では、図2Aに図示した構造の床10を施工する場合を例に挙げて説明する。
第一実施形態に係る床10を施工する上では、先ず、床パネル11をクレーン等によって吊り上げて所定の配置場所(具体的には、建設途中の建物において床パネル11を設置する場所)まで搬送する。この時点で、床パネル11は、既に大引12の上に固定されている。すなわち、床パネル11を吊り上げる工程では、図4に示すように、床パネル11を大引12の上に固定した状態で床パネル11を大引12とともに吊り上げる。図4は、床パネル11を吊り上げている状態を示す図である。
また、大引12の上には複数の床パネル11(パネル群)がX方向に沿って並んだ状態で固定されている。したがって、床パネル11を大引12とともに吊り上げる際には、図4に示すように、複数の床パネル11(パネル群)を大引12とともに吊り上げる。
また、パネル群は複数の大引12に固定されており、そのうちの一つ(具体的には、中央の大引12)には、Y方向における各床パネル11の中央部が固定されている。また、残りの大引12(具体的には、端側の大引12)には、Y方向における各床パネル11の端部が固定されている。以上の状態で複数の床パネル11(パネル群)を複数の大引12とともに吊り上げる。このように第一実施形態では、床パネル11を吊り上げる段階で複数の床パネル11が既に大引12に固定されている。これにより、複数の床パネル11を一度に吊り上げて効率よく搬送することが可能となる。
第一実施形態では、床パネル11を大引12とともに吊り上げている間に束13を大引12に組み付ける。具体的に説明すると、束13を大引12の下方から大引12に近付ける。そして、上述した手順により、束13が有する受け部14に大引12の所定部分(具体的には、X方向においてネジ挿入孔12cが形成されている部分)を嵌合させる。この際、束13が有するネジ部15aの上端部を、大引12の底に形成されたネジ挿入孔12cに挿通させる。これにより、ネジ頂部17を含むネジ部15aの上端部が大引12の底を貫通した状態で、束13が大引12に組み付けられる(換言すると、大引12が受け部14に嵌合する)。
その後、束13のベース部16を土間FLに接地させた上で、大引12の上下位置(すなわち、床レベル)を調整するために、各束13が支柱本体15に備えたネジ部15aのネジ頂部17を操作して束13の高さを変更する。この際、床パネル11において大引12の上に載った部分のうち、ネジ頂部17の上方位置に形成された切り欠き11a、11bを通じてネジ頂部17を操作する。
より詳しく説明すると、束13が大引12に組み付けられた状態において、ネジ頂部17の直上位置には、大引12の上壁に形成された操作孔12a、及び、床パネル11に形成された切り欠き11a、11bが設けられている。つまり、ネジ頂部17は、床パネル11の上方空間に対して露出している。これにより、床パネル11の上方から操作孔12a及び切り欠き11a、11bを通じてネジ頂部17を操作し得るようになる。より詳しく説明すると、作業者(すなわち、床の施工者)は、操作孔12a及び切り欠き11a、11bを通じて工具を差し込み、当該工具によってネジ頂部17を操作してネジ部15aを回転させる。
そして、ネジ部15aの回転によって束13の高さが変更し、これに伴って大引12の上下位置(床レベル)が調整される。最終的に大引12の上下位置が所望の位置に達した時点で、作業者は、操作孔12a及び切り欠き11a、11bを通じて上方ナット19をネジ頂部17に螺合させる。これにより、大引12が所望の高さに配置された状態で束13が大引12に対して固定されるようになる。
その後、化粧材の設置等を含む後段の工程が実施される。そして、床10の施工に関する一連の工程が実施されることで床10及び床下ユニット20が完成し、これを以て床10の施工作業が終了する。
<<第二実施例に係る建物及び床の施工方法>>
次に、第二実施例に係る建物及び床の施工方法について説明する。第二実施例では、固定材に相当する大引の構造、支柱に相当する束の構造、及び束を大引に組み付ける方法が第一実施例とは異なる。また、上記以外の点において、第二実施例は、第一実施例と共通する。そのため、以下では、第二実施例のうち、第一実施例と相違する点を主に説明する。
第二実施例に係る大引(以下、大引30)は、角柱状の部材であり、例えば木材や鋼管からなる。大引30の上面にはX方向に沿って複数の床パネル11が固定されている。また、大引30には、X方向において略一定間隔で円穴状の挿入孔30aが形成されている。
また、各床パネル11において大引30の上に載っている部分のうち、挿入孔30aの直上位置に在る箇所には、図5に示すように切り欠き11a、11b(図5では、図示の都合上、切り欠き11aのみ記載)が形成されている。この切り欠き11a、11bは、第一実施形態における切り欠き11a、11bに相当する開口部であり、第一実施形態における形成位置と略同じ位置に形成されている。なお、切り欠き11a、11bの代わりに円穴が開口部として形成されてもよい。切り欠き11a、11bは、その外縁が挿入孔30aの縁よりも外側に位置するように形成されている。図5は、第二実施例において大引30に束32を組み付ける手順を示す図である。なお、図5は、図3A及び図3Bが示す断面に相当する断面を示している。
さらに、大引30の下面には、図5に示すように、筒状の部品(以下、ネジ保持部材31)が取り付けられている。ネジ保持部材31は、その内部空間が挿入孔30aと連通した状態で大引30の下面に固定されている。ネジ保持部材31の内径は、挿入孔30aの径よりも僅かに小さくなっており、また、ネジ保持部材31の内周面にはネジ山が形成されている。
第二実施例に係る束(以下、束32)は、複数の部品に分割されており、これらの部品を組み立てることで構成される。具体的に説明すると、束32は、支柱本体33とベース部36とを有する。支柱本体33及びベース部36は、図5に示すように分離可能であり、束32が大引30に組み付けられる時点で連結する。
支柱本体33は、外周面の一部にネジ山が形成されたシャフトの部品であり、図5に示すように互いに形が異なる3つの部分(以下、小径ネジ部33a、中径部33b及び大径ネジ部33cという)を有する。小径ネジ部33aは、支柱本体33において最も小径であり、支柱本体33の下端部に位置する。中径部33bは、小径ネジ部33aよりも大径で、かつ、大径ネジ部33cよりも小径であり、支柱本体33の中央部に位置する。大径ネジ部33cは、支柱本体33において最も大径であり、支柱本体33の上端部に位置する。そして、小径ネジ部33a及び大径ネジ部33cの外周面にはネジ山が形成されている一方で、中径部33bの外周面は平坦面(ネジ山が形成されていない面)となっている。
また、大径ネジ部33cの外周面に形成されたネジ山は、ネジ保持部材31の内周面に形成されたネジ山と係合(螺合)することが可能である。そして、支柱本体33は、大径ネジ部33cがネジ保持部材31内に挿入された状態で順方向に回転すると下方に向かって移動する。また、支柱本体33が下方に移動すると、やがて支柱本体33がネジ保持部材31の下端開口から突出するようになる。ネジ保持部材31の下端開口からの支柱本体33の突出量は、支柱本体33の移動の向き及び移動量によって調整可能である。
また、図5に示すように、支柱本体33の上端部には、被操作部としての軸頂部35が設けられている。大径ネジ部33cがネジ保持部材31内に挿入された状態で軸頂部35が操作されると、支柱本体33が回転して上下方向に移動する。
ベース部36は、図5に示すように、略円錐台状の接地部36aと、接地部36aの上端から上方に向かって立設された立設部36bと、を有する。接地部36aは、束32の下端部をなし、土間FLの上に接地される。立設部36bは、略円筒形状をなし、その外周面にはネジ山が形成されている。立設部36bの外径は、ネジ保持部材31の内径と略同径である。
また、大引30に対して束32を組み付け始める段階では、図5に示すように、立設部36bがネジ保持部材31の内部空間の下方領域に入り込んでいる。この状態において、立設部36bの外周面に形成されたネジ山と、ネジ保持部材31の内周面に形成されたネジ山とが螺合している。なお、ベース部36は、ネジ保持部材31に対して順方向に回転すると、立設部36bがネジ保持部材31内に入り込む向き(すなわち、上方)に移動する。反対に、ベース部36は、ネジ保持部材31に対して逆方向に回転すると、立設部36bがネジ保持部材31から外れる向き(すなわち、下方)に移動する。
また、ベース部36の略中央部分には、ベース部36を貫通する貫通孔が設けられている。この貫通孔には、大引30に対して束32を組み付ける際、図6に示すように小径ネジ部33aが挿入される。なお、貫通孔の内周面にはネジ山が形成されており、このネジ山が小径ネジ部33aのネジ山と係合(螺合)する。図6は、第二実施例において束32の組み付け位置が調整された状態を示す図であり、図5と同じ断面を示している。
そして、支柱本体33は、小径ネジ部33aがベース部36の貫通孔に差し掛かった状態で支柱本体33が順方向に回転すると、小径ネジ部33aが上記の貫通孔内に進入し、この結果、支柱本体33とベース部36とが連結するようになる。
次に、上述した大引30に対して束32を組み付け、大引30の上下位置を調整する手順について説明する。大引30に束32を組み付け始める段階では、図5に示すように、立設部36bがネジ保持部材31の内部空間の下部に入り込んでおり、立設部36bのネジ山とネジ保持部材31のネジ山とが螺合している。かかる状態において、大引30に形成された各挿入孔30aに、支柱本体33を床パネル11の上方から挿入する。ここで、大引30の上に載っている床パネル11のうち、挿入孔30aの上方位置に在る部分には、挿入孔30aよりも大きな切り欠き11a、11bが形成されている。これにより、支柱本体33が挿入孔30a内にスムーズに挿入されるようになる。
支柱本体33が挿入孔30aに挿入されると、小径ネジ部33aがネジ保持部材31内に進入し、やがてネジ保持部材31に係合したベース部36の接地部36aに到達する。その後、作業者(すなわち、床の施工者)が軸頂部35を操作して支柱本体33を順方向に回転させると、小径ネジ部33aがベース部36に形成された貫通穴内に入り込み、当該貫通孔の内周面に形成されたネジ山と、小径ネジ部33aの外周面に形成されたネジ山とが螺合するようになる。また、小径ネジ部33aのネジ山と上記の貫通孔のネジ山とが螺合した状態で支柱本体33が順方向に回転すると、ベース部36が一体的に回転するようになる。つまり、ベース部36がネジ保持部材31に対して順方向に回転し、結果として、ベース部36の立設部36bがネジ保持部材31内に更に入り込むようになる。
作業者が更に軸頂部35を操作して支柱本体33を順方向に回転させ続けると、やがて小径ネジ部33aと中径部33bとの段差が立設部36bの上端面に当接する位置まで、小径ネジ部33aがベース部36の貫通孔に入り込む。その状態において作業者が軸頂部35を操作して支柱本体33を順方向に回転させる(分かり易くは、増し締めする)と、支柱本体33とベース部36とが連結し、束32として一体化するようになる。
作業者は、それまで行っていた操作の向きとは逆の向きに軸頂部35を操作することで、束32として一体化した支柱本体33及びベース部36を、ネジ保持部材31に対して逆方向に回転させる。これにより、ネジ保持部材31内に嵌まり込んでいるベース部36の立設部36bが下方に移動し、やがてネジ保持部材31の外に出てネジ保持部材31から外れる。この際、支柱本体33は、ベース部36に固定された状態でベース部36と一体的に移動し、具体的には、小径ネジ部33a及び中径部33bがネジ保持部材31の貫通孔内を通過する。そして、支柱本体33は、大径ネジ部33cのネジ山とネジ保持部材31の貫通孔内に形成されたネジ山とが螺合する位置まで移動する。以上までの手順により、大引30に対して束32が組み付けられる。
その後、作業者は、図6に図示の治具Tを取り付けた工具(具体的には、不図示のインパクトドライバー)を用いて軸頂部35を引き続き操作する。治具Tは、有底筒型形状をなしており、治具Tの内部空間の底には嵌合突起Taが突出形成されている。この嵌合突起Taは、棒状レンチをなしており、治具T内に軸頂部35が挿入された際に、軸頂部35の上端面に形成された嵌合孔34に嵌合される。なお、嵌合突起Taの断面形状及び嵌合孔34の開口形状は、両者が対応するものである限り任意に設定することができ、例えば、円形、方形状あるいは六角形であってもよい。
作業者は、図6に示すように、治具T内に支柱本体33の上端部を入れ、軸頂部35の嵌合孔34に治具Tの嵌合突起Taを嵌合させる。かかる状態でインパクトドライバーを操作すると、支柱本体33がネジ保持部材31に対して順方向に回転し、ベース部36とともに下方に向かって移動する。これにより、ベース部36は、接地部36aが土間FLに接地する位置まで下降するようになる。
作業者がインパクトドライバーにて軸頂部35を引き続き操作すると、支柱本体33及び大引30に対して下降し続け、ネジ保持部材31からの支柱本体33の突出量が徐々に増加する。これにより、大引30に対する束32の組み付け位置が変化し、これに伴って、大引30の上下位置が調整される(具体的には、大引30が徐々に土間FLから離れる)。
作業者は、図6に示すように治具Tの先端が大引30における挿入孔30aの縁に係止される位置まで軸頂部35を操作し続ける。これにより、大引30の上下位置は、最終的に、図6に図示の位置(すなわち、治具Tの先端が大引30における挿入孔30aの縁に係止された時点での位置であり、以下、「最終調整位置」という)となる。
なお、第二実施例では、大引30の上下位置を調整するために軸頂部35を操作する際に、床パネル11において大引30の上に載った部分のうち、挿入孔30aの上方位置に形成された切り欠き11a、11bを通じて軸頂部35を操作する。これにより、床パネル11の上方から切り欠き11a、11bを通じて軸頂部35にアクセスして軸頂部35を操作することが可能となる。このような構成により、第二実施例では、大引30上に床パネル11が固定された状態であっても、大引30の上下位置を簡単に調整することが可能となる。
また、第二実施例では、軸頂部35を操作する際に、図6に図示の治具Tを用いて操作する。そして、治具Tの先端が大引30における挿入孔30aの縁に係止されるようになるまで、軸頂部35を操作し続ける。これにより、ネジ保持部材31からの支柱本体33の突出量(換言すると、大引30に対する束32の組み付け位置)が予め設定された量となり、大引30の上下位置が一律の位置、具体的には最終調整位置に調整される。この結果、複数の束32を大引30に組み付ける際、各束32の組み付け位置を容易に揃えることが可能となる。
1 建物
10 床
11 床パネル(パネル材)
11a 切り欠き(開口部)
11b 切り欠き(開口部)
11c 円穴(開口部、穴)
12 大引(固定材)
12a 操作孔
12b 係合凹部
12c ネジ挿入孔
13 束(支柱)
14 受け部
14a 底壁
14b 側壁
14c 貫通孔
14d 係合突起
15 支柱本体
15a ネジ部
15b 筒状部
16 ベース部
17 ネジ頂部(被操作部)
18 下方ナット
19 上方ナット
20 床下ユニット
30 大引(固定材)
30a 挿入孔
31 ネジ保持部材
32 束(支柱)
33 支柱本体
33a 小径ネジ部
33b 中径部
33c 大径ネジ部
34 嵌合孔
35 軸頂部(被操作部)
36 ベース部
36a 接地部
36b 立設部
FL 土間
T 治具
Ta 嵌合突起

Claims (6)

  1. 建物の床を構成するパネル材を固定材の上に固定した状態で、前記パネル材を前記固定材とともに吊り上げることと、
    前記パネル材を吊り上げている間に、前記固定材を支持する支柱を、該支柱の上部が前記固定材の底を貫通するように前記固定材に組み付けることと、
    前記固定材の上下位置を調整するために、前記固定材に組み付けられた前記支柱の上部に設けられた被操作部を操作して、前記固定材に対する前記支柱の組み付け位置を上下方向において変更することと、を含み、
    前記固定材の上下位置を調整するために前記被操作部を操作する際には、前記パネル材において前記固定材の上に載った部分のうち、前記被操作部の上方位置に設けられた開口部を通じて前記被操作部を操作することを特徴とする床の施工方法。
  2. 前記固定材の上下位置を調整するために前記被操作部を操作する際には、前記パネル材において前記固定材の上に載った部分のうち、前記被操作部の上方位置に形成された穴又は切り欠きを通じて前記被操作部を操作することを特徴とする請求項1に記載の床の施工方法。
  3. 前記パネル材を前記固定材とともに吊り上げる際には、複数の前記パネル材を、所定方向に長い前記固定材である大引の上に、該大引の長手方向に沿って並べて固定した状態で、複数の前記パネル材を前記大引とともに吊り上げることを特徴とする請求項1又は2に記載の床の施工方法。
  4. 前記支柱を前記固定材に組み付ける際には、前記固定材が嵌合可能な受け部と、前記受け部の底壁を貫通して該底壁よりも上方に突出した前記被操作部とを備える前記支柱の前記受け部に、前記被操作部が前記固定材の底を貫通するように前記固定材を嵌合させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の床の施工方法。
  5. 前記支柱を前記固定材に組み付ける際には、前記支柱のうち、前記被操作部を上端部に有する支柱本体を、前記固定材に形成された挿入孔に挿入して前記支柱を前記固定材に組み付け、
    前記固定材の上下位置を調整するために前記被操作部を操作する際には、前記パネル材において前記固定材の上に載った部分のうち、前記挿入孔の上方位置に形成された前記開口部を通じて前記被操作部を操作することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の床の施工方法。
  6. 前記パネル材を前記固定材とともに吊り上げる際には、所定方向に長い前記固定材である大引の上に、該大引の長手方向と交差する方向における前記パネル材の中央部を固定した状態で、前記パネル材を前記大引とともに吊り上げることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の床の施工方法。
JP2017063407A 2017-03-28 2017-03-28 床の施工方法 Active JP6964427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063407A JP6964427B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 床の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063407A JP6964427B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 床の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018165459A JP2018165459A (ja) 2018-10-25
JP6964427B2 true JP6964427B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=63921710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017063407A Active JP6964427B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 床の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6964427B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3105889C (en) 2020-03-16 2022-07-12 Pgt Global Inc. Support and levelling device
JP2022149078A (ja) * 2021-03-25 2022-10-06 株式会社アクト 束金物及びこれを用いた床下構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5326427A (en) * 1976-08-21 1978-03-11 Fukubi Kagaku Kogyo Kk Method of applying floor panel
JPS5391321U (ja) * 1976-12-27 1978-07-26
JPS5816070B2 (ja) * 1978-05-29 1983-03-29 株式会社クボタ 床束
GB2070100A (en) * 1980-02-22 1981-09-03 Thornhill B Adjustable Flooring

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018165459A (ja) 2018-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017142758A1 (en) Connectors and methods of assembling the same
JP6964427B2 (ja) 床の施工方法
US10436382B2 (en) Architectural panel support
JP7049670B2 (ja) 柱脚金物
JP7075263B2 (ja) 床施工方法
JP6998140B2 (ja) 構造物
JP4975575B2 (ja) ハンドホール
JP2010203048A (ja) 支柱取り付け構造
JP5940322B2 (ja) 柱の据え付け具
CN214498096U (zh) 用于预制柱连接钢筋的定位装置
JP7193258B2 (ja) 建物及び床の施工方法
JP2019178586A (ja) 床施工方法及び床構造
JP6746551B2 (ja) 仮設足場
JP6901429B2 (ja) 支柱固定装置及びこれを用いたフェンス
JP6045201B2 (ja) 梁接合部構造および耐力パネル構造
JP4989149B2 (ja) 床支持体
JP6386390B2 (ja) 建物の接合構造及びその施工方法
KR102382182B1 (ko) 이중 마루용 레벨링 포스트 및 이를 포함하는 이중 마루 설치 구조
JP2013096133A (ja) 制振間仕切パネル装置
KR102443963B1 (ko) 이중마루 조립체
JP6734828B2 (ja) 仮設足場用の支柱部材
JP7182383B2 (ja) 建物の基礎の施工方法
JP7093562B2 (ja) 柱脚金物
JP2797171B2 (ja) フリ−アクセスフロアパネル用の脚ユニット
KR20170082223A (ko) 서포트 길이 연장용 익스텐더

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6964427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150