JP6964368B1 - 水没防止構造 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、津波又は洪水等の発生時に、搬送若しくは移動が不可能な各種の保護対象物を水没から保護することができる水没防止構造を提供することを目的とする。
(a)前記保護対象物の外周で前記設置面に埋設された複数の被締結具と、(b)防水性素材で形成され、前記保護対象物の少なくとも下側外周を覆う周壁部と該周壁部の下端外周に全周にわたって延設された鍔部とを有し、前記被締結具を介して前記設置面に着脱可能に固定される水没防止カバーと、(c)前記設置面と前記鍔部の底面との間に、該鍔部の全周にわたって配置される止水材と、(d)前記鍔部の上面に載置される押え部材と、(e)該押え部材、前記鍔部及び前記止水材を貫通し、前記各被締結具と締結される複数の締結具とを備える。
図1〜図3に示す本発明の第1の実施の形態に係る水没防止構造10は、コンクリート等で形成された非透水性の設置面11に載置され、津波又は洪水等の発生時に、搬送若しくは移動が不可能な重量がある大型の機械設備等の保護対象物12を水没から保護するためのものである。
水没防止構造10は、保護対象物12の外周で設置面11に埋設された複数の被締結具(ここでは、アンカーナット)13(図3参照)と、被締結具13を介して設置面11に着脱可能に固定される水没防止カバー15とを備えている。水没防止カバー15は、防水性素材で形成され、保護対象物12の外周を覆う周壁部16、周壁部16の下端外周に全周にわたって延設された鍔部17及び保護対象物12の上面18を覆う天井部19を有している。そして、水没防止構造10は、設置面11と鍔部17の底面との間に、鍔部17の全周にわたって配置される止水材20(図3参照)と、鍔部17の上面に載置される押え部材21と、押え部材21、鍔部17及び止水材20を貫通し、各被締結具13と締結される複数の締結具(ここでは、ボルト)22を備えている。
本実施の形態では、保護対象物12の外周に被締結具13を一列に配置したが、被締結具の数及び配置は、適宜、選択することができる。被締結具の配置間隔は、例えば200〜500mm程度が好ましいが、この範囲に限定されるものではなく、保護対象物の大きさ等に応じて、適宜、選択することができ、不等間隔でもよい。また、被締結具を二列に配置してもよく、その場合、一列目と二列目の配置をピッチ方向にずらして互い違いに(千鳥状に)配置することもできる。
本実施の形態では、周壁部16と鍔部17を一体に(継ぎ目なく)形成したが、周壁部16と鍔部17との継ぎ目を溶着又は接着により貼り合わせて一体化することにより、水密性を確保してもよい。また、本実施の形態では、天井部19の外周と、周壁部16の上端部とを溶着で貼り合わせて水密に連結したが、可能な範囲で天井部と周壁部を一体に(継ぎ目なく)形成してもよい。周壁部同士の継ぎ目、鍔部同士の継ぎ目、周壁部と鍔部との継ぎ目及び周壁部と天井部との継ぎ目が発生する場合、その数及び場所は適宜、選択することができ、継ぎ目を溶着又は接着により貼り合わせる代わりに、止水(防水)ファスナーで連結することもできる。
押え部材21、鍔部17及び止水材20には、各被締結具13の位置に対応して締結具22を挿通するための貫通孔24、25、26がそれぞれ形成されている。これにより、各部材間の位置決めを容易に行うことができ、施工性に優れる。なお、これらの貫通孔24、25、26が形成されていても、貫通孔26の周囲で、止水材20の下面及び上面がそれぞれ設置面11及び鍔部17の底面と密着することにより、貫通孔24、25、26から水没防止カバー15の内部に浸水することはない。特に、止水材として水膨張ゴムを用いた場合は、貫通孔26の内周面と締結具22の外周面との隙間が、止水材(水膨張ゴム)の膨張により埋められ、貫通孔26への水の浸入をより確実に防ぐことができる。
水没防止構造28が水没防止構造10と異なる点は、水没防止カバー29が天井部を備えていない点と、周壁部16の上部に取り付けられ、周囲の水位の上昇に合わせて浮上し、周壁部16の上部を上方に引き上げる浮力発生部30を備えている点である。浮力発生部30は、中空袋状に形成されて周壁部16の全周にわたって取り付けられ、使用時に内部に気体(空気、窒素、二酸化炭素等)が充填されるものである。これにより、使用開始時(浸水前)は、周壁部16を高さ方向に押し潰した状態で設置しても、浸水時の周囲の水位の上昇と共に、浮力発生部30で周壁部16の上部を上方に移動させることができ、水位が周壁部16の最大高さを超えない限り、水没防止カバー29の内部に水が浸入することを防止して、保護対象物12の水没を防ぐことができる。従って、想定される浸水時の水位よりも、周壁部16を高く形成しておけば、保護対象物12の高さに関わらず(周壁部16が保護対象物12の下側外周を覆っている場合でも)、保護対象物12を水没から守ることができ、汎用性に優れる。
例えば、上記実施の形態では、水没防止カバーの周壁部を角筒状(平面視して長方形状)に形成したが、周壁部は保護対象物の外周を覆うことができればよく、例えば円筒状(平面視して円形状)に形成してもよい。
また、1つの水没防止カバーで保護する保護対象物の数は適宜、選択することができ、近接して配置された複数の保護対象物や、配線又は配管等で接続された複数の保護対象物を1つの水没防止カバーでまとめて保護してもよいし、天井部を有する水没防止カバーは屋外にも設置することができ、建物全体を保護対象物として水没から保護することも可能である。
さらに、水没防止カバー(周壁部)の外周に緩衝部材を取付け、漂流物等との衝突時の衝撃を緩和し、周壁部の破損を防止することもできる。緩衝部材としては、中空袋状に形成され、内部に気体(空気、窒素、二酸化炭素等)が充填可能なもの(例えばエアーマット)が好適に用いられるが、これに限定されるものではなく、その材質及び構造は、適宜、選択することができる。また、必要に応じて、周壁部の内側及び/又は外側の要所に補強材を取り付けてもよい。
上記実施の形態では、被締結具及び締結具としてアンカーナット及びボルトを使用したが、被締結具としてアンカーボルトを設置面に埋設し、締結具としてナットを使用することもできる。また、被締結具と締結具は、ボルトとナットの組合せに限らず、締結によって押え部材を設置面側に押付けて止水材を圧縮できるものであればよい。特に、止水材が水膨張ゴムである場合、被締結具と締結具は、止水材(水膨張ゴム)が水を吸収して膨張しても締結状態を維持することができればよく、嵌合(摩擦)により締結されてもよい。
なお、保護対象物には、電車や地下鉄等の自動改札機も含まれる。
Claims (8)
- 設置面に載置された保護対象物を水没から保護する水没防止構造であって、
(a)前記保護対象物の外周で前記設置面に埋設された複数の被締結具と、(b)防水性素材で形成され、前記保護対象物の少なくとも下側外周を覆う周壁部と該周壁部の下端外周に全周にわたって延設された鍔部とを有し、前記被締結具を介して前記設置面に着脱可能に固定される水没防止カバーと、(c)前記設置面と前記鍔部の底面との間に、該鍔部の全周にわたって配置される止水材と、(d)前記鍔部の上面に載置される押え部材と、(e)該押え部材、前記鍔部及び前記止水材を貫通し、前記各被締結具と締結される複数の締結具とを備えたことを特徴とする水没防止構造。 - 請求項1記載の水没防止構造において、前記押え部材、前記鍔部及び前記止水材には、前記各被締結具の位置に対応して前記締結具を挿通するための貫通孔がそれぞれ形成されていることを特徴とする水没防止構造。
- 請求項1又は2記載の水没防止構造において、前記止水材は、水分を吸収して膨張する水膨張ゴムであることを特徴とする水没防止構造。
- 請求項1〜3のいずれか1記載の水没防止構造において、前記被締結具は、アンカーナットであり、前記締結具は、ボルトであることを特徴とする水没防止構造。
- 請求項1〜4のいずれか1記載の水没防止構造において、前記水没防止カバーは、防水性素材で形成され前記保護対象物の上面を覆う天井部を有し、該天井部の外周は、前記周壁部の上端部と水密に連結されていることを特徴とする水没防止構造。
- 請求項1〜4のいずれか1記載の水没防止構造において、前記水没防止カバーは、前記周壁部の上部に取り付けられ、周囲の水位の上昇に合わせて浮上し、前記周壁部の上部を上方に引き上げる浮力発生部を備えたことを特徴とする水没防止構造。
- 請求項6記載の水没防止構造において、前記浮力発生部は、中空袋状に形成されて前記周壁部の全周にわたって取り付けられ、使用時に内部に気体が充填されることを特徴とする水没防止構造。
- 請求項6又は7記載の水没防止構造において、前記周壁部及び前記鍔部は、帯状に形成され、前記保護対象物の外周に沿って巻き回されて、該周壁部及び該鍔部のそれぞれの長手方向の両側の端部同士が水密に連結可能であることを特徴とする水没防止構造。
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