JP6964329B2 - 薬液自動噴霧装置 - Google Patents

薬液自動噴霧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6964329B2
JP6964329B2 JP2017146730A JP2017146730A JP6964329B2 JP 6964329 B2 JP6964329 B2 JP 6964329B2 JP 2017146730 A JP2017146730 A JP 2017146730A JP 2017146730 A JP2017146730 A JP 2017146730A JP 6964329 B2 JP6964329 B2 JP 6964329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
case
drive
chemical solution
trigger lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017146730A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019024391A (ja
Inventor
次良 雪本
Original Assignee
株式会社ユタカメイク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユタカメイク filed Critical 株式会社ユタカメイク
Priority to JP2017146730A priority Critical patent/JP6964329B2/ja
Publication of JP2019024391A publication Critical patent/JP2019024391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6964329B2 publication Critical patent/JP6964329B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

本発明はネズミ等の小動物の存在を検知した際に、忌避剤などの薬液を自動的に噴霧する薬液自動噴霧装置に関する。
従来から、ネズミ忌避装置としては、例えば、特許文献1に記載されているように、ケース内に忌避剤を収容した容器と、この容器の上端口部に上下動自在に装着された噴霧ノズルと、このノズルの押し下げ機構と、押し下げ機構を駆動するモータ及び制御回路とを配設していると共に、上記ケースの前面に赤外線センサーを設け、且つ、上記噴霧ノズルの前方のケース前面部に吐出口を開設してなり、上記赤外線センサーによってネズミを検知した際に、制御回路から信号を発して上記モータにより押し下げ機構を作動させ、噴霧ノズルを押し下げて上記吐出口からネズルに向かって忌避剤を噴霧するように構成したネズル忌避装置が知られている。
また、特許文献2には、容器の噴霧ノズルを押し下げる機構として、カム機構を採用した薬液自動噴霧装置が記載されている。このカム機構は、下面外周部に周方向に低レベルカム面から高レベルカム面に連続形成している傾斜カム面を有する円板形状の駆動カムからなり、上記傾斜カム面を下向きにして容器の噴霧ノズルに装着している噴霧治具の突部に押当させてこの駆動カムを周方向に回転させることにより、その傾斜面で上記突部を介して噴霧ノズルを押し下げるように構成している。
一方、薬液等の噴霧装置しては、上記特許文献1、2に記載されているように、噴霧ノズルを下方に押し下げることによって噴霧するプッシュ方式と、トリガーレバーを牽引することによって噴霧ノズルから薬液等を噴霧させるように構成したトリガー式噴霧装置とがある。
このようなトリガー式噴霧装置のトリガーレバーを自動的に作動させる機構としては、特許文献3に記載されているように、トリガーレバーの前方に偏心カムを配設してこの偏心カムのカム面をトリガーレバーの前面に当接させ、偏心カムをモータ等で回転駆動することによりトリガーレバーを牽引方向に押動して薬液を噴霧するように構成した機構が開示されている。
特開平8−214760号公報 特開2005−81223号公報 実開昭55−174967号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に記載のカム機構により噴霧ノズルを押し下げることによって薬液を自動噴霧するプッシュ方式を上記トリガー方式の噴霧装置に採用してトリガーレバーを自動的に作動させるようにするには、上記特許文献3に記載されているように、トリガーレバーの前方側にカム機構やカム機構を駆動するモータ等を配設しなければならず、そのため、装置全体が大型化して上記プッシュ方式の噴霧装置のように、一つのケース内に忌避剤を収容した容器と共に、カム機構やモータ及びモータの回転をカム機構に伝達する機構等を配設することが困難となり、また、製品がコスト高になると共に取扱い難くなるといった問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ケース内にトリガー式噴霧器を具備している忌避剤等を収容した薬液容器と共に、ケースの後部内側からトリガー式噴霧器のトリガーレバーをカム機構によって確実且つ円滑に牽引可能にし、装置全体をコンパクトにして取扱性に優れた薬液自動噴霧装置を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の薬液自動噴霧装置は、請求項1に記載したように、ケースと、ケースの前部内に収納された薬液容器と、この薬液容器の口部に装着され、トリガーレバーの作動によって噴霧ノズルから薬液容器内の薬液を噴霧するように構成している噴霧器と、上記ケースの後部内に配設されたカム機構と、前端部を上記トリガーレバーに連結し、後端部を上記カム機構に連結してカム機構の作動によりトリガーレバーを牽引する牽引用フレームと、ケースの後部内に配設された上記カム機構の駆動機構と、ケースの前面に装着されたセンサーと、センサーの検知によって上記駆動機構を作動させる回路基板と、ケースの前面に開設されて上記噴霧ノズルを前方に向かって臨ませている放出口とを備えていることを特徴とする。
このように構成した薬液自動噴霧装置において、請求項2に係る発明は、上記牽引用フレームは平面矩形枠状に形成されてあり、その前側枠部の内面をトリガーレバーの前面に引っ掛けた状態に係合させていると共に両側枠部の外面に水平方向に長い突条を突設していて、これらの突条をケースの両側部内面に設けている水平ガイド溝にそれぞれ前後摺動自在に係合させていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記カム機構は、駆動機構により回転駆動される駆動カム体と、この駆動カム体の後方部に配設され、トリガーレバーの牽引用フレームの後端部を連結させている従動体とからなり、上記駆動カム体は回転部材の外周部に円弧状に湾曲した山部と谷部とを周方向に交互に連続形成してなるカム面を後方に向かって突設してなる一方、上記従動体は、円板部材の前面外周部に上記駆動カム体のカム面に係合した円弧状に湾曲した凸部と凹部とを周方向に交互に連続形成してなり、この従動体の円板部材の後端面はスプリングによって押圧されていてその凸部と凹部とを設けている面を駆動カム体の上記カム面側に向かって押圧していること特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記駆動機構は、モータとこのモータの回転軸の回転を減速しながら上記駆動カム体に伝達する噛合歯車列とからなることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、上記ケース体は互いに分離可能に結合した左右のケース半体からなると共にケース体内は仕切板によって薬液容器を交換可能に配設した前部室と、カム機構と駆動機構とを配設した後部室とに区画されてあり、仕切板の上部後面にカム機構と駆動機構とを取り付けていると共に後部室の下部内を電源である電池収納室に形成していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ケースの前部内に薬液容器とこの薬液容器に装着した噴霧器とを配設し、ケースの後部内にカム機構とこのカム機構の駆動機構とを配設していると共に、上記噴霧器のトリガーレバーとカム機構とを牽引用フレームによって連結しているので、この牽引用フレームがケースの側方空間部を利用して配設された構造となり、従って、噴霧器を設けている薬液容器やカム機構及びカム機構の駆動機構と共に牽引用フレームをコンパクトに配設しておくことができ、取扱性に優れた自動噴霧装置を提供することができる。
さらに、トリガーレバーの牽引用フレームは、その前端部を上記トリガーレバーに連結し、後端部を上記カム機構に連結しているので、カム機構の作動によって牽引用フレームを後方に向かって強力な引き寄せ力でもって引き寄せながらトリガーレバーを確実且つ円滑に牽引して噴霧器を作動させることができる。
また、上記ケースの前面にセンサーを装着していると共に上記噴霧器の噴霧ノズルを前方に向かって臨ませている放出口を設けているので、センサーによってネズミ等の小動物を検知した際に、噴霧器の噴霧ノズルから小動物に向かって一定量の薬液を正確に噴霧することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記牽引用フレームは、平面矩形枠状に形成されてあり、その前側枠部の内面をトリガーレバーの前面に係合させていると共に両側枠部の外面に水平方向に長い突条を突設していて、これらの突条をケースの両側部内面に設けている水平ガイド溝にそれぞれ前後摺動自在に係合させているので、牽引用フレームの両側枠部にカム機構の作動による牽引力を均等に作用させながら、牽引用フレームを水平ガイド溝に沿って円滑に移動させてトリガーレバーを安定した動作でもって牽引することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記カム機構は、後面の外周部に円弧状に湾曲した谷部と山部とを周方向に連続形成してなるカム面を有する駆動カム体と、前面の外周部にこの駆動カム体のカム面に接しながらカム面に沿って周方向に相対的に摺動する凸部と凹部とを設けた従動体とからなり、この従動体にトリガーレバーの牽引用フレームの後端部を連結させているので、駆動カムが回転すると、この駆動カムの上記円弧状に湾曲した山部が従動体の円弧状に湾曲した凹部から傾斜面上を凸部に向かって摺動しながら、従動体を確実に後方に押動させることができ、この従動体の後退移動によって牽引用フレームを介してトリガーレバーを牽引して噴霧ノズルから薬液を噴霧することができる。
この際、従動体を駆動カムのカム面の山部の高さと従動体の凸部の高さとの和に相当する距離だけ後方に大きく後退させることができ、従って、トリガーレバーの牽引量が大きくなって噴霧ノズルからの薬液噴霧量を増大させることができる。
請求項4に係る発明によれば、上記駆動カム体の駆動機構は、モータとこのモータの回転軸の回転を減速しながら上記駆動カム体に伝達する噛合歯車列とからなるので、駆動カム体に大きな回転トルクを伝達することができて、駆動カム体を確実且つ円滑に所定の速度でもって回転させがら従動体を後退させ、トリガーレバーを作動させることができる。
請求項5に係る発明によれば、上記ケース体は互いに分離可能に結合した左右のケース半体からなると共にケース体内は仕切板によって薬液容器を配設した前部室と、カム機構と駆動機構とを配設した後部室とに区画されてあり、この後部室の下部内を電源である電池収納室に形成しているので、ケース体内に噴霧器を装着した薬液容器や駆動機構、カム機構等を整然と且つコンパクトに収納、配設しておくことができ、装置全体を小型化を可能にすることができると共に、薬液容器の交換、及び駆動機構やカム機構等の保守、点検が容易に行うことかできる。
薬液自動噴霧装置の斜視図。 その縦断側面図。 装置の一部分解斜視図。 駆動機構の正面図 牽引用フレームの両側部を支持した水平ガイド溝部分の縦断正面図。 カム機構部分の横断面図。 噴霧している状態の装置全体の縦断側面図。 そのカム機構部分の横断面図。
本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、図1〜図3において、薬液自動噴霧装置は、ケース1と、このケース1の前部内に収納された薬液容器2と、薬液容器2の口部に装着している噴霧器3と、ケース1の後部内に配設されたカム機構4と、このカム機構4の駆動機構5と、駆動機構5を制御する回路基板6と、電池からなる電源7と、上記カム機構4の作動によって上記噴霧器3のトリガーレバー3aを牽引する牽引用フレーム8とを備えてあり、ケース1の前面上端部には赤外線等を放射してネズミ等の小動物を検知するセンサー9が取り付けられていると共に、ケース1の上面には上記回路基板6の電子回路を作動可能な状態にするスイッチ10を配設している。
上記ケース1は、互いに分離可能に結合した左右のケース半体1a、1bからなると共に、一方のケース半体1a、1bの下端に底面板1cが一体に設けられている。さらに、ケース半体1a、1b同士を組み合わせた際に、これらのケース半体1a、1bの上端で囲まれた部分は開口していると共にケース半体1a、1bの前端面間が左右に一定の間隔を存して離間してあり、上記上端開口部の開口縁に上記スイッチ10を取り付けている蓋部材11の周縁部を被嵌状態に係止させることによってこの蓋部材11によって上端開口部を閉止している。
一方、ケース半体1a、1bの前端面間の離間部においては、その下端部は上記底面板1cの前端から上方に向かって突設している下部前壁片1dによって閉止されている一方、離間部における上端部は、この上端離陸部に取り外し可能に装着した上端カバー12によって閉止されてあり、この上端カバー12と上記下部前壁片1d間の中央離間部には、この中央離間部に取り外し可能に装着した縦長矩形状の中央カバー13によって閉止されている。
上記上端カバー12には上記センサー9が前方に向かって露出させた状態で装着されてあり、上記中央カバー13の上端部には、上記噴霧器3 の噴霧ノズル3bを前方に向かって臨ませた状態にしてこの噴霧ノズル3bを挿脱自在に挿嵌させた放出口20を開設している。
さらに、ケース体1の内部は、ケース半体1a、1bの対向壁面における下半部からケース体1の中央部に向かって突設している垂直な下部仕切板14b と、この下部仕切板14b の上端部にその下端部を固定、支持されていると共に上端部はケース半体1a、1bから突設した支持片によって固定されている上部仕切板14a とによって前部室15a と後部室15b とに区画されてあり、前部室15a には、上端に上記噴霧器3を装着している薬液容器2を配設している一方、後部室15b の上部内には、上記カム機構4と駆動機構5とを配設してあり、この後部室15b の下部内は電源7の収納室15b'に形成している。
上記薬液容器2は底面をケース1の底面板1c上に支持させた状態にしてその両側部をケース半体1a、1bの下部対向面から突設している支持片16a 、16b によって挟持状態に支持されてあり、噴霧器3は液体容器2に固定するキャップ17を有していて、このキャップ17を液体容器2の口部に着脱自在に装着されている。なお、噴霧器3は周知のように、上記トリガーレバー3aによって操作されるポンプ機構によって上記液体容器2内の液体を吸い上げて噴霧ノズル3bから噴霧するように構成されている。
この噴霧器3を装着している液体容器2は、ケース1のケース半体1a、1bの結合を解いて分離させることにより、交換可能となるようにケース1の前部室15a 内に設けられている。
上記上部仕切板14a に、この上部仕切板14a から後方に小間隔を存して垂直な台板18を列取り付けてあり、この台板18の上部側に上記駆動機構5を配設し、下部にカム機構4を配設している。
カム機構4は、駆動機構5の一部を構成している大径歯車からなる回転部材51の後面外周部にサインカーブからなる凸円弧状に湾曲した山部4a1 と谷部4a2 とを周方向に交互に連続形成してなるカム部を後方に向かって突設し、これらの山部4a1 と谷部4a2 の端面をカム面に形成している駆動カム体4aと、円板部材4b' の前面外周部に上記駆動カム体4aのカム面を形成している山部4a1 と谷部4a2 とにそれぞれ係合した円弧状に湾曲した凹部4b2 と凸部4b1 とを周方向に交互に連続形成してなる従動部を後方に向かって突設してなる従動体4bとから構成されている。
このカム機構4における上記駆動カム体4aの山部4a1 と谷部4a2 、及び、上記従動体4bの凸部4b1 と凹部4b2 との個数は特に限定されないが、山部4a1 (凸部4b1 )と谷部4a2
(凹部4b2 )とが周方向に90度の間隔毎に、2個ずつ設けておくことが好ましい。このように構成しておくと、駆動カム体4aの回転によって従動体4b全体を後方に向かって均一に押圧力でもって移動させることができると共に、その移動量、即ち、トリガーレバー3aの牽引量を比較的大きくすることができる。
上記駆動カム体4aにおける駆動機構5の一部を構成している大径歯車からなる上記回転部材51は、その中心部を上部仕切板14a の下部に回転自在に軸支されていると共に、山部4a1 と谷部4a2 とを後方に向かって突設しているカム部は上記台板18に貫設している円形孔を通じて後方に突出している。一方、上記従動体4bは、その円板部材4b' の後面と上記ケース1の後部内面間に介在させている圧縮スプリング21によって前方に押圧されてあり、駆動カム体4aに向かって従動体4bを常時押し付ける方向に付勢している。
なお、駆動カム体4aと従動体4bとは、図6に示すように、対向面の中心部に互いに前後方向に摺動自在に嵌合したガイド筒部4a3、4b3 を突設してあり、従動体4bを確実且つ正確に軸芯方向に前後移動できるように構成している。
上記噴霧器3のトリガーレバー3aを牽引する牽引用フレーム8は、前後方向に長い平面矩形枠状に形成されてあり、その前側の枠部8aの内面をトリガーレバー3aの前面に引っ掛けた状態で係合させていると共に、両側枠部8b、8bを噴霧器3のキャップ17及び上部仕切板14a と台板18の両側外方に沿うように後方に向かって水平に配設し、この両側枠部8b、8bの後端枠部8cを上記カム機構4における従動体4bの両側部に連結している。
さらに、この牽引用フレーム8における上記両側枠部8b、8bの外面に水平方向に長い突条8d、8dを突設している一方、上記ケース1のケース半体1a、1bの対向する側部内面に、前後方向に長い水平ガイド溝19、19が図5に示すように設けられてあり、この水平ガイド溝19、19に上記牽引用フレーム8の突条8d、8dを前後摺動自在に係合、支持させている。
上記カム機構4を駆動する駆動機構5は、上記台板18の後面上部に設置して固定しているモータ5aとこのモータ5aの回転軸の回転を減速しながら上記駆動カム体4aに伝達する噛合歯車列5bとからなる。
この噛合歯車列5bは、上記部仕切板14a と台板18との間の空間部を利用して配設されてあり、図4に示すように、上記モータ5aの回転軸に固着しているピニオン52と、このピニオン52に噛合した小径歯車53と、小径歯車53と同軸に固着しているピニオン54とこのピニオン54に噛合した中間歯車55(上記小径歯車53よりも大径である)と、中間歯車55と同軸に固着しているピニオン56と、このピニオン56に上記カム機構4と一体の大径歯車51を噛合させた構造を有している。
駆動機構5を制御する上記回路基板6はケース1の蓋部材11の下面等に配設されてあり、この回路基板6に上記電源7やセンサー9、スイッチ10、駆動機構5のモータ5a等が配線22によって接続している。
次に、上記のように構成した薬液自動噴霧装置の使用態様を説明する。薬液容器2には例えば、ネズミの忌避剤が収容されてあり、この薬液容器2を内部に備えている上記ケース1をネズミが出没しやすい場所に設置し、スイッチ10をONすることによって作動状態にセットしておく。
この設置状態にしてネズミが出現し、センサー9によって検知されると、制御基板6の制御回路から駆動機構5に信号が発信されて駆動機構5のモータ5aが作動し、噛合歯車列5bによってその回転速度を減速しながら、且つ、回転トルクを増大させながら噛合歯車列5bの出力端側の大径歯車からなる回転部材51を介してこの回転部材51と一体のカム機構4における駆動カム体4aに伝達し、駆動カム体5aを回転させる。
駆動カム体5aが回転すると、その山部4a1 における回転方向に向けている傾斜面がこの傾斜面に対向している従動体4bにおける凸部4b1 の傾斜面に当接して駆動カム体4aの回転に従ってその山部4a1 の傾斜面を凸部4b1 の傾斜面に摺動させながら凸部4b1 を有する従動体4bを圧縮スプリング21の力に抗して後退させ、この後退によって従動体4bに後端部を一体に連結している牽引用フレーム8を後方に引き寄せる。さらに、駆動カム体4aが回転してその山部4a1 の頂面が図7、図8に示すように、従動体4bの凸部4b1 の頂面に達すると、牽引用フレーム8が最大限まで大きく牽引された状態となる。
この際、駆動カム体4aの回転による従動体4bの後退は、駆動カム体4aにおける180 度の角度間隔を存して突設している山部4a1 、4a1 によってこれらの山部4a1 、4a1 にそれぞれ摺接する従動体4bの凸部4b1 、4b1 を後方に押動することによって行われるので、牽引用フレーム8の両側枠部8b、8bが均等な牽引力でもって後方に引き寄せられてトリガーレバー3aを円滑に且つ確実に牽引して後方に回動させることができ、このトリガーレバー3aの作動によって薬液容器2内の忌避剤を出現したネズミに向かって噴霧ノズル3bから忌避剤を噴霧する。
駆動カム体4aの回転によって山部4a1 が従動体4bの凸部4b1 を乗り越えると、山部4a1
における回転方向とは反対方向に向けている傾斜面に従動体4bの凸部4b1 における上記傾斜面とは反対側の傾斜面上を摺動させながら従動体4bが圧縮スプリング21とトリガーレバー3aとの復元力によって前進移動し、駆動カム体4aの谷部4a2 内に従動体4bの凸部4b1 が挿入された状態となった時に、トリガーレバー3aが元位置に復帰して噴霧ノズル3bからの忌避剤の噴霧を停止させる。
なお、上記駆動機構5を制御する回路基板6にタイマーを設けておき、トリガーレバー3aを数回、作動させた後に停止させるように構成しておいてもよい。
1 ケース
2 薬液容器
3 噴霧器
3a トリガーレバー
3b 噴霧ノズル
4 カム機構
、4a 駆動カム体
4a1 山部
4a2 谷部
4b 従動体
4b1 凸部
4b2 凹部
5 駆動機構
5a モータ
5b 噛合歯車列
6 回路基板
7 電源
8 牽引用フレーム
9 センサー
15a 前部室
15b 後部室
20 放出口

Claims (4)

  1. ケースと、ケースの前部内に収納された薬液容器と、この薬液容器の口部に装着され、トリガーレバーの作動によって噴霧ノズルから薬液容器内の薬液を噴霧するように構成している噴霧器と、上記ケースの後部内に配設されたカム機構と、前端部を上記トリガーレバーに連結し、後端部を上記カム機構に連結してカム機構の作動によりトリガーレバーを牽引する牽引用フレームと、ケースの後部内に配設された上記カム機構の駆動機構と、ケースの前面に装着されたセンサーと、センサーの検知によって上記駆動機構を作動させる回路基板と、ケースの前面に開設されて上記噴霧ノズルを前方に向かって臨ませている放出口とを備えており、
    上記カム機構は、駆動機構により回転駆動される駆動カム体と、この駆動カム体の後方部に配設され、トリガーレバーの牽引用フレームの後端部を連結させている従動体とからなり、上記駆動カム体は回転部材の外周部に円弧状に湾曲した山部と谷部とを周方向に交互に連続形成してなるカム面を後方に向かって突設してなる一方、上記従動体は、円板部材の前面外周部に上記駆動カム体のカム面に係合した円弧状に湾曲した凸部と凹部とを周方向に交互に連続形成してなり、この従動体の円板部材の後端面はスプリングによって押圧されていてその凸部と凹部とを設けている面を駆動カム体の上記カム面側に向かって押圧していることを特徴とする薬液自動噴霧装置。
  2. 牽引用フレームは平面矩形枠状に形成されてあり、その前側枠部の内面をトリガーレバーの前面に引っ掛けた状態に係合させていると共に両側枠部の外面に水平方向に長い突条を突設していて、これらの突条をケースの両側部内面に設けている水平ガイド溝にそれぞれ前後摺動自在に係合させていることを特徴とする請求項1に記載の薬液自動噴霧装置。
  3. 駆動機構は、モータとこのモータの回転軸の回転を減速しながら上記駆動カム体に伝達する噛合歯車列とからなることを特徴とする請求項1に記載の薬液自動噴霧装置。
  4. ケース体は互いに分離可能に結合した左右のケース半体からなると共にケース体内は仕切板によって薬液容器を交換可能に配設した前部室と、カム機構と駆動機構とを配設した後部室とに区画されてあり、仕切板の上部後面にカム機構と駆動機構とを取り付けていると共に後部室の下部内を電源である電池収納室に形成していることを特徴とする請求項1に記載の薬液自動噴霧装置。
JP2017146730A 2017-07-28 2017-07-28 薬液自動噴霧装置 Active JP6964329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146730A JP6964329B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 薬液自動噴霧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146730A JP6964329B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 薬液自動噴霧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019024391A JP2019024391A (ja) 2019-02-21
JP6964329B2 true JP6964329B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=65474932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017146730A Active JP6964329B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 薬液自動噴霧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6964329B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110170457B (zh) * 2019-05-14 2024-06-07 昆山中一自动化设备有限公司 一种喷头雾状测试设备
CN215607913U (zh) 2021-04-06 2022-01-25 奥佳华智能健康科技集团股份有限公司 一种臭氧水喷雾装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019024391A (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8261942B2 (en) Liquid dispenser
JP6964329B2 (ja) 薬液自動噴霧装置
WO2015163374A1 (ja) 自律走行体
US10099854B2 (en) Trashcan system and related methods of use
US8261941B2 (en) Fluid dispenser
US7240703B2 (en) Automatic pencil sharpener
WO2015163372A1 (ja) 電気掃除機
WO2019024376A1 (zh) 移动机器人
JP2015521920A5 (ja)
RU2007117742A (ru) Комнатное распылительное устройство
JP2020199264A (ja) キャリーハンドルを備えた自律式床面洗浄機
EP2686267B1 (en) Dispensing system
CN216025662U (zh) 喷雾器
US9297605B2 (en) Paintball drive system of a paintball loader
US7036751B1 (en) Pump operated spraying device
WO2021008471A1 (zh) 集尘装置、清洁系统、集尘装置的控制方法和存储介质
US9226985B2 (en) Sanitizing remote controls and handheld devices
JP2011050535A (ja) 殺菌装置
CN109700376B (zh) 集成了可拆卸的手持式吸尘器的机器人吸尘器
WO2018101113A1 (ja) ディスペンサ
JP2022513900A (ja) 塵芥表面を洗浄するためのデバイス
TWI679000B (zh) 自律行走型吸塵器
JP2019024392A (ja) 薬液自動噴霧装置
CN206372001U (zh) 一种自动清扫机器人及其充电系统
CN219257251U (zh) 一种轨迹球交互装置及汽车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6964329

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150