JP6964311B2 - 摩擦攪拌接合装置 - Google Patents
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Description
回転ツールを被接合材に押し付けて回転ツール又は被接合材を相対的に移動させて被接合材を摩擦攪拌接合する摩擦攪拌接合装置において、
回転ツール又は被接合材を移動させるための駆動手段と、
手動操作で傾動され、回転ツール又は被接合材の移動を手動操作するためのハンドルレバーと、
ハンドルレバーの倒れた方向と傾斜角度に基づく操作量に応じてハンドルレバーの手動操作と連動して回転ツール又は被接合材を移動させるように駆動手段を動作制御する制御手段とを備えるものである。
また、作業者の意志に従って接合作業が行えるから、被接合材のセット状態等の変動を確認しながら適切に接合作業を行うことができ、また、色々な接合形状等にも柔軟に対応して接合作業を行うことができる。よって、装置の汎用性が一段と高くなる。
実施形態の摩擦攪拌接合装置1は、接合動作の一部を手動により行えるようにしたものである。図1〜図3に示すように、摩擦攪拌接合装置1の主な構成として、被接合材2を摩擦攪拌接合する回転ツール3と、被接合材2を配置するワークセットベース4と、ワークセットベース4の移動を手動操作するためのハンドルレバー5と、ハンドルレバー5の手動操作と連動してワークセットベース4を移動させるように動作制御する制御部(不図示)とを備えている。なお、本実施形態では、手動による接合動作は、回転ツール3を定位置に保持して被接合材2側を移動させるものとするが、被接合材2を定位置に保持して回転ツール3側を移動させるものでもよい。また、本実施形態の摩擦攪拌接合装置1では、2枚の被接合材2の端部同士を突き合わせた突き合わせ部分21の摩擦攪拌接合を行うものとするが、2枚の被接合材2の各端部を重ね合わせた重ね合わせ部分の摩擦攪拌接合を行うこともできる。被接合材2としては、アルミニウム、鉄等の金属板が用いられる他に、プラスチック板等を用いることができる。なお、本明細書において、XYθ、前後左右の方向、位置の関係は、図1に示している。
以下の例では、接合作業として、2枚の被接合材2を突き合わせた突き合わせ部分21が「く」の字状に折れ曲がった接合線に沿って摩擦攪拌接合する場合とする。この場合、回転ツール3は、昇降可能ではあるが、前後左右には移動せず所定位置に固定されており、ハンドルレバー5の手動操作で被接合材2を取り付けたワークセットベース4を移動させる場合とする。また、ワークセットベース4の移動は、XY軸方向の移動及びθ回転が可能な場合(例1)、XY軸方向の移動及び斜め方向の移動が可能な場合(例2)をそれぞれ説明する。すなわち、ワークセットベース4と駆動装置との間に介在するガイド部として、例1の場合は、XY軸案内機構と回転案内機構とを備え、例2の場合は、XY案内機構だけ備えるものである。
図4を参照して、まず、被接合材2において、「く」の字の接合線における回転ツール3に近い方に配置された一方の直線部分21aがY軸方向にまっすぐ向くように、一方のハンドルレバー5をX軸方向へ傾けるとともに他方のハンドルレバー5をY軸方向へ傾けて、ワークセットベース4を反時計方向へθ回転させる(図4(a)(b))。
「く」の字の接合線の一方の直線部分21aがY軸方向にまっすぐ向いて、この一方の直線部分21aの端末が回転ツール3と対向する位置まで、両方のハンドルレバー5をX軸方向へ傾けて、ワークセットベース4をX軸方向へ移動させる(図4(b))。
そして、両方のハンドルレバー5をY軸方向のプラス側(装置の後側)へ傾けて、ワークセットベース4をY軸方向へ移動させて、回転ツール3により被接合材2における「く」の字の接合線の一方の直線部分21aを摩擦攪拌接合する(図4(c)(d))。
続いて、被接合材2における「く」の字の接合線の他方の直線部分21bがY軸方向にまっすぐ向くように、他方のハンドルレバー5をX軸方向へ傾けるとともに一方のハンドルレバー5をY軸方向へ傾けて、ワークセットベース4を時計方向へθ回転させる(図4(e))。
そして、両方のハンドルレバー5をY軸方向のプラス側へ傾けて、ワークセットベース4をY軸方向へ移動させて、回転ツール3により被接合材2における「く」の字の接合線の他方の直線部分21bも摩擦攪拌接合する(図4(f))。以上にて接合作業が完了する。
図5を参照して、まず、被接合材2において、「く」の字の接合線における回転ツール3に近い方に配置された一方の直線部分21aの末端が回転ツール3と対向する位置まで、両方のハンドルレバー5をX軸方向とY軸方向との同一方向側へ傾けて、ワークセットベース4をX軸方向とY軸方向とに移動させる(図5(a)(b))。
そして、回転ツール3に沿って、被接合材2における「く」の字の接合線の一方の直線部分21aが移動するように、一方のハンドルレバー5をX軸方向へ傾けるとともに他方のハンドルレバー5をY軸方向へ傾けて、ワークセットベース4を斜め方向へ移動させて、回転ツール3により被接合材2における「く」の字の接合線の一方の直線部分21aを摩擦攪拌接合する(図5(c))。
続いて、回転ツール3に沿って、被接合材2における「く」の字の接合線の他方の直線部分21bが移動するように、他方のハンドルレバー5をX軸方向へ傾けるとともに一方のハンドルレバー5をY軸方向へ傾けて、ワークセットベース4を斜め方向へ移動させて、回転ツール3により被接合材2における「く」の字の接合線の他方の直線部分21bを摩擦攪拌接合する(図5(d))。以上にて接合作業が完了する。
例えば、摩擦攪拌接合装置1は、駆動装置における特定の軸方向の移動を不可とする移動制限手段を備えるようにしてもよい。移動制限手段としては、例えば、操作部50に設けたボタンを作業者が押操作することによりX軸駆動部又はY軸駆動部を駆動させないように、制御部からX軸又はY軸の駆動指令信号を出力させないようにしたり、制御部からのX軸又はY軸の駆動指令信号を断絶したり、X軸駆動部又はY軸駆動部が駆動指令信号を受け付けないようにしたりする等の構成とすることができる。この移動制限手段によれば、例えば、被接合材2のX軸方向への移動位置が決まると、移動制限手段によりX軸方向への移動を不可とし、Y軸方向への移動のみ可能とする。これにより、被接合材2のX軸の位置が固定されるから、被接合材2の移動位置がX軸方向へずれることなくY軸方向への移動をハンドルレバー5の手動操作により安定して行うことができる。従って、手動操作の際、被接合材2の接合位置に沿って回転ツール3が正しく位置するように被接合材2を移動させることができる。よって、被接合材2の移動が安定することから、手動操作をより簡単に行うことができ、また、接合品質を向上することができる。
2 被接合材
3 回転ツール
4 ワークセットベース
5 ハンドルレバー
6 ワークセット部
7 予熱機構
8 ポインタ
21 突き合わせ部分
21a 一方の直線部分
21b 他方の直線部分
31 上部ショルダ部
32 下部ショルダ部
33 プローブ
34 撹拌軸
35 貫通孔
36 フランジ
41 中央孔
50 操作部
51 操作台
52 ハンドル負荷センサ
61 載置台
62 固定爪部
63 高さ調節部材
64,65 断熱材
66 ワーク負荷センサ
B1 ボルト
B2 ボルト
Claims (6)
- 回転ツールを被接合材に押し付けて回転ツール又は被接合材を相対的に移動させて被接合材を摩擦攪拌接合する摩擦攪拌接合装置において、
回転ツール又は被接合材を移動させるための駆動手段と、
手動操作で傾動され、回転ツール又は被接合材の移動を手動操作するためのハンドルレバーと、
ハンドルレバーの倒れた方向と傾斜角度に基づく操作量に応じてハンドルレバーの手動操作と連動して回転ツール又は被接合材を移動させるように駆動手段を動作制御する制御手段とを備える摩擦攪拌接合装置。 - 請求項1に記載の摩擦攪拌接合装置において、
駆動手段により移動されるワークセットベースと、
ワークセットベースに設けられ、被接合材を保持するワークセット部と、
ワークセットベースに設けられ、上記ハンドルレバーを設けた操作部と、
ワークセットベースとワークセット部との間に設けられ、回転ツールとの接触により被接合材にかかる負荷を検知するワーク負荷センサと、
ワークセットベースと操作部との間に設けられ、ハンドルレバーの傾動に基づいた負荷の方向と大きさを検知するハンドル負荷センサとを備え、
上記制御手段は、ハンドル負荷センサで検知する負荷の方向と大きさに応じて上記操作量となる回転ツール又は被接合材の移動方向と移動速度に従って上記駆動手段を動作制御するが、ワーク負荷センサで検知する負荷に対応して上記移動速度を制限する構成とする摩擦攪拌接合装置。 - 請求項2に記載の摩擦攪拌接合装置において、
ワークセット部は、被接合材から熱が伝わらないように断熱材を介在させて被接合材を取り付ける構成とする摩擦攪拌接合装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の摩擦攪拌接合装置において、
駆動手段は、XYの2軸方向又はXYの2軸とθ回転の3軸方向に移動可能とする構成とし、
また、駆動手段における特定の軸方向の移動を不可とする移動制限手段を備える摩擦攪拌接合装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の摩擦攪拌接合装置において、
被接合材を予熱するための予熱機構が回転ツールの進行方向前方に設けられている摩擦攪拌接合装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の摩擦攪拌接合装置において、
回転ツールの移動先を示すポインタが回転ツールの進行方向前方に存在している摩擦攪拌接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018027322A JP6964311B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 摩擦攪拌接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018027322A JP6964311B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 摩擦攪拌接合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019141871A JP2019141871A (ja) | 2019-08-29 |
JP6964311B2 true JP6964311B2 (ja) | 2021-11-10 |
Family
ID=67770740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018027322A Active JP6964311B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 摩擦攪拌接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6964311B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4745729B2 (ja) * | 2005-06-21 | 2011-08-10 | 川崎重工業株式会社 | 摩擦撹拌接合装置 |
JP6383961B2 (ja) * | 2014-03-26 | 2018-09-05 | 国立大学法人大阪大学 | 摩擦攪拌接合装置及び摩擦攪拌接合方法 |
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2018
- 2018-02-19 JP JP2018027322A patent/JP6964311B2/ja active Active
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