JP6961302B2 - ギャップキャンセラ - Google Patents

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本発明は、ギャップによって電気的に分離された線路同士を導通させる鉄道模型用のギャップキャンセラに関する。
NゲージやHOゲージなどの鉄道模型では、直線、曲線、ポイントといった様々なタイプの線路が用意されている。ユーザは、所望の線路を組み合わせてレイアウトを作成し、このレイアウト上を走行する車両を制御することによって、運転を楽しむことができる。
図11に示すように、線路同士の接続には、ジョイント(導電ジョイナー)と呼ばれる金属製の接続部材が用いられる。ジョイントは、互いに隣り合った線路においてレールの先端に嵌め込まれ、これによって、線路同士が電気的に接続される。また、ジョイントの代わりに、図12に示すように、ギャップ(絶縁ジョイナー)と呼ばれる樹脂製の接続部材が用いられることもある。ギャップは、線路同士を物理的に接続する点ではジョイントと同じだが、これらの電気的な接続は行われず、互いに絶縁された状態となる。ギャップは、ポイント部分やリバース線の形成の他に、1つのレイアウトを電気的に分離された複数のセクションに分割するといった用途で用いられる。レイアウトのセクション分割は、レイアウト上を走行する複数の車両を同時かつ個別に制御するための手法の一つである。
例えば、特許文献1には、図13に示すように、鉄道模型のレイアウトにおけるセクション分割制御が開示されている。車両A,Bを含む複数の車両が走行するレイアウト30において、レール同士の接続は、基本的にジョイントを用いて行われるが、セクションとして分離したい箇所にはギャップが用いられる。同図に示した例では、レイアウト30中の7箇所にギャップを設けることで、レイアウト1を電気的に分離された6つのセクション31a〜31fに分割している。それぞれのセクション31a〜31fに対する給電は、給電装置に接続されたフィーダ32a〜32fを介して、セクション単位で個別に行われる。これにより、例えば、セクション31aを無給電として車両Aを停止させつつ、セクション31bに給電して車両Bを走行させるといった如く、複数の車両A,Bを同時かつ個別に制御できる。
特開2016−202608号公報
上述したセクション分割制御は、セクション分割をしないがゆえに、1つのレイアウト上で制御できる車両が1つに限られる従来のアナログ運転に対して、複数の車両を同時かつ個別に制御できる点で優れている。その反面、車両の進行に応じて、給電の切り替えをリアルタイムで行う必要があるので、特に、この切り替えをユーザがマニュアルで行う場合、操作が煩雑になるといった問題がある。かかる問題は、すべてのギャップをジョイントに交換して、従来のアナログ運転に戻せば一応解消できる。しかしながら、この交換作業は、いわゆるお座敷レイアウトでさえ手間が掛るばかりか、レール固定式のレイアウト(すなわち、レイアウトボード上にレールが釘などで固定されたレイアウト)では、レールを外すことが難しいため、交換自体が困難である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ギャップによって設定された線路間の絶縁状態を簡単に解除することである。
かかる課題を解決すべく、第1の発明は、本体部と、第1ないし第4の接点とを有し、ジョイントの代わりにギャップを嵌め込むことによって設定された線路間の絶縁状態を解除するために用いられる鉄道模型用のギャップキャンセラを提供する。本体部は、線路の上面における、互いに平行な一対のレールの間に着脱自在に取り付けられる。第1の接点は、第1のレールと当接するように、本体部における一方の側面から突出している。第2の接点は、第2のレールと当接するように、本体部における他方の側部から突出している。第2のレールは、第1のレールと平行な対をなす第3の接点は、第3のレールと当接するように、本体部における一方の側部から突出していると共に、第1の接点に電気的に接続される。第3のレールは、第1のレールにギャップを介して接続される。第4の接点は、第4のレールと当接するように、本体部における他方の側部から突出していると共に、第2の接点に電気的に接続される。第4のレールは、第2のレールにギャップを介して接続され、かつ、第3のレールと平行な対をなすなお、第1の発明は、後述する第1および第2の実施形態に対応する。
ここで、第1の発明において、上記第1ないし第4の接点は、それぞれが対応する上記レールとの当接面に向かって付勢されていることが好ましい。また、上記第1および第3の接点は、第1および第3のレールに沿って延在する第1の導電部材に一体形成され、この第1の導電部材の弾性変形によって、第1および第3のレールに向かって付勢されていることが好ましい。また、上記第2および第4の接点は、第2および第4のレールに沿って延在する第2の導電部材に一体形成され、この第2の導電部材の弾性変形によって、第2および第4のレールに向かって付勢されていることが好ましい。また、上記本体部の内部にスイッチ機構を設けてもよい。このスイッチ機構は、第1の接点と第3の接点との間を選択的に導通させると共に、第2の接点と第4の接点との間を選択的に導通させる。さらに、上記第1ないし第4の接点は、レールの側面に形成された凹部と係合する先端形状を有していてもよい。
第1の発明において、レールの直内側で、かつ、線路を走行する車両の車輪が備えるフランジが通過するフランジ通過部位において、レールの踏面を基準とした第1ないし第4の接点の深さは、レールの踏面を基準としたフランジの突出高よりも大きいことが好ましい。
第2の発明は、絶縁性のギャップ本体と、スイッチ機構とを有する鉄道模型用のギャップキャンセラを提供する。ギャップ本体は、互いに隣り合ったレールの繋ぎ目に取り付けられる。スイッチ機構は、ギャップ本体の内部に設けられ、互いに隣り合ったレール間を選択的に絶縁または導通させる。なお、第2の発明は、後述する第3の実施形態に対応する。
第1の発明によれば、線路の上面における、互いに平行な一対のレールの間にギャップキャンセラを取り付ければ、ギャップによって設定された線路間の絶縁状態を簡単に解除できる。また、ギャップキャンセラを線路から取り外せば、線路間を本来の絶縁状態に簡単に戻すことができる。
第2の発明によれば、絶縁性のギャップ本体の内部に、レール間を選択的に導通させるスイッチ機構を設け、このスイッチ機構を操作することによって、線路間の絶縁および導通の切り替えを簡単に行うことができる。
第1の実施形態に係るギャップキャンセラの外観斜視図 第1の実施形態に係るギャップキャンセラの配置状態の外観斜視図 第1の実施形態に係るギャップキャンセラの斜視展開図 図2のA−A断面図 第2の実施形態に係るギャップキャンセラの外観斜視図 第2の実施形態に係るギャップキャンセラの概念図 一対の線材を用いたギャップキャンセラの概念図 レールとの接触状態を示す図 第3の実施形態に係るギャップキャンセラの外観斜視図 第3の実施形態に係るギャップキャンセラの概念図 ジョイントによる線路同士の接続の説明図 ギャップの外観斜視図 セクション分割されたレイアウトの説明図
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るギャップキャンセラの外観斜視図であり、図2は、その配置状態の外観斜視図である。このギャップキャンセラ1Aは、鉄道模型の規格の一つであるNゲージ用であり、本体部2と、4つの接点3a〜3dとを主体に構成されている。プラスチック製の本体部2は、2本の連続した線路4,5における一対のレール間に着脱自在に取り付けられる。一方の線路4は一対のレール4a,4bで構成されており、他方の線路5は一対のレール5a,5bで構成されている。また、端部同士が向き合って連続した1本の軌跡を形成するレール4a,5aの間には、樹脂製のギャップ6aが取り付けられていると共に、同様の軌跡を形成するレール4b,5bの間には、ギャップ6bが取り付けられている。これらのギャップ6a,6bによって、2本の線路4,5は一つの連続した軌跡を形成するが、電気的には接続されておらず、互いに絶縁された状態となる。
4つの接点3a〜3dは、4本のレール4a,4b,5a,5bのうち、位置的に対応するものの内側面と当接するように、本体部2の両側部から突出している。具体的には、接点3aは、レール4aの内側面と当接するように、本体部2における一方の側部から突出している。接点3bは、レール4aと対をなすレール4bの内側面と当接するように、本体部2における他方の側部から突出している。接点3cは、レール4aにギャップ6aを介して接続されたレール5aの内側面と当接するように、本体部2における一方の側部から突出している。接点3dは、レール4bにギャップ6bを介して接続され、かつ、レール5aと対をなすレール5bの内側面と当接するように、本体部2における他方の側部から突出している。また、本体部2の一方の側部より突出した2つの接点3a,3cは、互いに電気的に接続されていると共に、本体部2の他方の側部より突出した2つの接点3b,3dは、互いに電気的に接続されている。さらに、4つの接点3a〜3dは、レールの内側面に向かって付勢されている。
図3は、ギャップキャンセラ1Aの斜視展開図である。本体部2は、下本体部2aと上本体部2bとを重ね合わせて係合することで一体化され、両者の挟持によって、一対の導電部材7,8が保持される。それぞれの導電部材7,8は、所定の形状にカットされた金属製の板材を折り曲げることによって形成されている。一方の導電部材7は、1本の連続した軌跡を形成するレール4a,5aに沿って延在していると共に、接点3a,3cが一体で形成されている。また、他方の導電部材8は、1本の連続した軌跡を形成するレール4b,5bに沿って延在していると共に、接点3b,3dが一体で形成されている。
本体部2における一方の側部より突出した接点3a,3cは、導電部材7の材質および変形に起因した付勢力(弾性力)によって、レール4a,5aの内側面に向かって付勢されている。また、本体部2における他方の側部より突出した接点3b,3dは、導電部材8の材質および変形に起因した付勢力(弾性力)によって、レール4b,5bの内側面に向かって付勢されている。それぞれの接点3a〜3dは、略I字状の断面形状を有するレールにおける側面の凹み(凹部)と係合する先端形状を有する。
図4は、図2のA−A断面図である。線路4にギャップキャンセラ1Aが取り付けられた状態において、導電部材7の一方の側部より延出した接点3aは、下方に導かれて線路4の上面近傍を略水平に延在した後、上方に向かって起立し、その先端がレール3a側の凹部と当接している。また、導電部材7の他方の側部より延出した接点3bは、下方に導かれて線路4の上面近傍を略水平に延在した後、上方に向かって起立し、その先端がレール3b側の凹部と当接している。これらの接点3a,3bの先端同士の間隔は、一対のレール4a,4bの間隔よりも若干大きく形成され、自己の縮み変形に起因した弾性力によってレール3a,3b側の凹部と係合し、これによって、ギャップキャンセラ1Aが線路4上に係止される。
ここで、接点3a,3bを下方に導いた後に上方に起立した形状、換言すれば、それぞれのレール4a,4bの直内側に存在するフランジ通過部位Bを陥没させている理由は、走行車両の車輪が備える大径のフランジとの干渉を避けるためである。フランジが通過するフランジ通過部位Bにおいて、接点3a,3bがレール踏面の近傍の高い位置に存在すると、車輪が接点3a,3bに乗り上げてしまい、車両が脱線するおそれがある。この問題は、フランジ通過部位Bにおける接点3a,3bの位置を低くすることで解消できる。具体的には、レール4a,4bの踏面を基準としたフランジの突出高をH1、この踏面を基準とした接点3a,3bの位置(深さ)をH2とすると、H1<H2の関係を満たすように設定すればよい。
ユーザは、線路4,5間における所望の電気状態に応じて、ギャップキャンセラ1Aを選択的に使用する。具体的には、ギャップ6a,6bによって絶縁された線路4,5間を導通させたい場合、線路4,5の繋ぎ目部分にギャップキャンセラ1Aを上から嵌め込む。これにより、導電部材7,8が自己の付勢力(弾性力)に抗して変形し、その先端部分がレール内側面に形成された凹みと係合することで、ギャップキャンセラ1Aが係止される。ギャップキャンセラ1Aが取り付けられた状態では、電気的に接続された接点3a,3cを介してレール4a,5aが導通すると共に、電気的に接続された接点3b,3dを介してレール4b,5bが導通する。その結果、ギャップ6a,6bによって設定された線路4,5間の絶縁状態が解除される。
このように、第1の実施形態によれば、線路4,5を構成する一対のレールの間にギャップキャンセラ1Aを取り付ければ、ギャップ6a,6bによって設定された線路4,5間の絶縁状態を簡単に解除できる。また、ギャップキャンセラ1Aを取り外せば、線路4,5間を本来の絶縁状態に簡単に戻すことができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るギャップキャンセラの外観斜視図である。このギャップキャンセラ1Bの特徴は、本体部2の内部にスイッチ機構9を設けて、接点3a,3c間の導電(および接点3b,3d間の導通)を選択的に行えるようにした点である。
図6は、ギャップキャンセラ1Bの概念図である。なお、同図において、上述した第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付して、ここでの説明を省略する(後述する各図についても同様。)。このギャップキャンセラ1Bにおいて、接点3a,3c間を電気的に接続する導通部材7(図3参照)は、2つの導通部材7a,7bに分割されており、導電部材7aには接点3aが、導電部材7bには接点3cがそれぞれ形成されている。これらの導電部材7a,7bは、端部同士が互いにオーバーラップしており、外力が加わっていない状態では、互いに離れている(非導通状態)。同様に、接点3b,3d間も導通部材8a,8bに分割されており、導電部材8aには接点3bが、導電部材8bには接点3dがそれぞれ形成されている。これらの導電部材8a,8bも、端部同士が互いにオーバーラップしており、外力が加わっていない状態では離れている(非導通状態)。
本体部2の内部には、スイッチ機構9の一部を構成する楕円状のカム9aが回転自在に取り付けられている。ユーザは、ドライバー等を図5に示したスイッチ機構9の溝に差し込んで、カム9aを回転させる。これにより、縮径していたカム9aが拡径する。これにより、カム9aの外周によって導通部材7a,8bが押し広げられて、導電部材7a,7b同士と導電部材8a,8b同士とがそれぞれ接触して、導通状態となる。さらにカム9aを回転させると、拡径していたカム9aが縮径する。これによって、押し広げられていた導通部材7a,8bが自己の弾性力によって元の離れた状態に復帰して、非導通状態となる。
このように、第2の実施形態によれば、線路4,5を構成する一対のレールの間にギャップキャンセラ1Bを取り付けることで、第1の実施形態と同様、ギャップ6a,6bによって設定された線路4,5間の絶縁状態を簡単に解除できる。特に、第2の実施形態によれば、ギャップキャンセラ1Bを取り外さなくとも、スイッチ機構9を操作するだけで、線路4,5間を本来の絶縁状態に簡単に戻すことができる。
なお、第2の実施形態では、カム9aを用いた回転式のスイッチ機構9により、線路4,5間の電気的状態(導通/非導通)の切り替えを行っているが、スイッチ機構9は、一方の導電部材に対して他方の導電部材を相対的にスライドさせることによって、電気的状態の切り替えを行うスライド式の機構で実現してもよい。
また、上述した第1および第2の実施形態では、同一の側部より突出した2つの接点を導通させる導通部材として金属製の板材を用いているが、これに代えて、金属製の線材を用いてもよい。図7は、一対の線材を用いたギャップキャンセラの一例を示す概念図である。このギャップキャンセラ1Cにおいて、それぞれの導電部材7’,8’は、一本の線材によって形成されており、3つの規制片2c〜2eによって略V字状に支持されている。すなわち、導電部材7’,8’は、中間に位置する規制片2dによって撓み変形し、この両端に位置する規制片2c,2eによって逆方向に撓み変形することによって、レール4a,4b,5a,5bと当接している。これにより、導電部材7’,8’が備える4つの辺は、その先端部位がレール4a,4b,5a,5bに押し付けられて、接点3a〜3dとして機能する。なお、車輪のフランジとの干渉を避けるべく、フランジ通過部位B(図4参照)において、接点3a〜3dの位置H2(深さ)は、フランジの突出高H1よりも大きくなるように設定されている。
また、図7の構成において、導電部材7’,8’を変形させる2つの規制片2cの間隔、および、2つの規制片2eの間隔の少なくとも一方をスライドさせて、レール4a,4b,5a,5bに対する接点3a〜3dの当接/離間を切り替えれば、スイッチ機構を実現できる。
さらに、上述した第1および第2の実施形態では、図8に示すように、レール内側面C(凹部の底面)に接点3a〜3dを当接させる例について説明したが、レール頭部からくびれた下向き面D(凹部の壁面)にこれらを当接させてもよい。この場合、接点3a〜3dの先端部位を上方に屈曲させて、これらの先端が下向き面Dを下方から押し上げるようにすればよい。また、接点3a〜3dを上下にスライドさせて、レール4a,4b,5a,5bに対する接点3a〜3dの当接/離間を切り替えれば、スイッチ機構を実現できる。さらに、部位C,Dの両方に接点3a〜3dを当接させるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係るギャップキャンセラの外観斜視図である。このギャップキャンセラ1Dの特徴は、絶縁性のギャップ本体10の内部にスイッチ機構11を設けて、ギャップの解除をギャップ自身で行えるようにした点である。
図10は、ギャップキャンセラ1Dの概念図である。ギャップ本体10の内部には、スイッチ機構11の一部を構成する金属製の線材がスライド自在に取り付けられている。この線材は、所定の形状に折り曲げられており、略コ字状に折り曲げられた操作部11aと、その両端から屈曲して延在する2つの接点部11b,11cとを有する。操作部11aは、ギャップ本体10に設けられたスリットを介して外部に臨んでおり、スリットの範囲内でレール4a,5aの延在方向に可動させることができる。一方の接点部11bは、操作部11aの一端から略直角に屈曲しており、スライド位置に関わりなく、常にレール4aと接触する。他方の接点部11cは、操作部11aの他端(一端側よりも足が短い。)から斜めに屈曲している。この接点部11cは、ギャップ本体10に設けられた接触片11dと当接しているため、スライド位置に応じて傾斜角度が変化する。すなわち、操作部11aが接触片11dに近づくにつれて、レール5aの延在方向に対する接点部11cの傾斜の度合いが大きくなって、接点部11cの先端部位がレール5aと当接する(導通状態)。逆に、操作部11aを接触片11dから遠ざけると、線材自体の弾性(復元力)によって、接点部11cの先端部位がレール5aから離れる(非導通状態)。
このように、第3の実施形態によれば、絶縁性のギャップ本体10の内部に、レール4a,5a間を選択的に導通させるスイッチ機構10を設け、このスイッチ機構10を操作することによって、絶縁状態および導通状態の切り替えを簡単に行うことができる。
1A〜1D ギャップキャンセラ
2 本体部
2a 下本体部
2b 上本体部
2c〜2e 規制片
3a〜3d 接点
4,5 線路
4a,4b,5a,5b レール
6a,6b ギャップ
7,7’,8,8’ 導電部材
9,11 スイッチ機構
9a カム
10 ギャップ本体

Claims (6)

  1. ジョイントの代わりにギャップを嵌め込むことによって設定された線路間の絶縁状態を解除するために用いられる鉄道模型用のギャップキャンセラにおいて、
    線路の上面における、互いに平行な一対のレールの間に着脱自在に取り付けられる本体部と、
    第1のレールと当接するように、前記本体部における一方の側部から突出した第1の接点と、
    前記第1のレールと平行な対をなす第2のレールと当接するように、前記本体部における他方の側部から突出した第2の接点と、
    前記第1のレールに前記ギャップを介して接続される第3のレールと当接するように、前記本体部における前記一方の側部から突出していると共に、前記第1の接点に電気的に接続される第3の接点と、
    前記第2のレールに前記ギャップを介して接続され、かつ、前記第3のレールと平行な対をなす第4のレールと当接するように、前記本体部における前記他方の側部から突出していると共に、前記第2の接点に電気的に接続される第4の接点と
    を有することを特徴とするギャップキャンセラ。
  2. 前記第1ないし第4の接点は、それぞれが対応する前記レールとの当接面に向かって付勢されていることを特徴とする請求項1に記載されたギャップキャンセラ。
  3. 前記第1および第3の接点は、前記第1および第3のレールに沿って延在する第1の導電部材に一体形成され、当該第1の導電部材の弾性によって、前記第1および第3のレールに向かって付勢され、
    前記第2および第4の接点は、前記第2および第4のレールに沿って延在する第2の導電部材に一体形成され、当該第2の導電部材の弾性によって、前記第2および第4のレールに向かって付勢されていることを特徴とする請求項2に記載されたギャップキャンセラ。
  4. 前記本体部の内部に設けられ、前記第1の接点と前記第3の接点との間を選択的に導通させると共に、前記第2の接点と前記第4の接点との間を選択的に導通させるスイッチ機構をさらに有することを特徴とする請求項1に記載されたギャップキャンセラ。
  5. 前記第1ないし第4の接点は、前記レールの側面に形成された凹部と係合する先端形状を有することを特徴とする請求項1に記載されたギャップキャンセラ。
  6. 前記レールの直内側で、かつ、前記線路を走行する車両の車輪が備えるフランジが通過するフランジ通過部位において、前記レールの踏面を基準とした前記第1ないし第4の接点の深さは、前記レールの踏面を基準としたフランジの突出高よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載されたギャップキャンセラ。
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