JP6961158B2 - クロスカット試験用テープ剥離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基材上に設けられた塗膜の付着耐性を評価するため、塗膜に貼り付けたテープを剥離するクロスカット試験用テープ剥離装置に関する。
基材上に設けられた被膜の付着性の評価手法としては、JIS「K−5400」などに代表される種々の試験方法がある。JIS「K−5400」の方法によれば、試験片上の塗膜に対して、鋭利な刃物を貫通して基材(素地)に到達するまでの切り込みが形成される。そして、塗膜の切れ目における傷の広がりの大小から、塗膜のもろさや基材への付着性の良否が判定される。また、必要があれば、以上のようにして形成された塗膜の傷に対し、JIS「Z−1552」で規定された手法によってセロハンテープ剥離試験が施され、付着の良否が数値化される。
従来のテープ剥離方法は手で剥がす方法が一般的である。装置を使って剥がす方法としては、モーターと滑車を使って剥がす方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−194599号公報
クロスカット試験において、セロハンテープを剥がす速度は速いほど塗装を剥がす力が強くなり、剥がす速度が遅いほど弱くなるという傾向がある。また、テープの角度が鈍角なほど塗装を剥がす力が強く、鋭角なほど弱くなる傾向がある。従って、試験の精度を保つためには、セロハンテープを剥がす際の速度と角度を一定に保つ方法が求められていた。従来の塗装に貼り付けたセロハンテープの端部を手で摘んで剥がす方法は作業者によって剥がす速度及び角度が一定せず、評価結果の安定性及び信頼性という点で課題があった。また、一般的な剥離試験機や特許文献1のモーターと定滑車を使う方法では、安定して速い剥離速度を得ることが困難であった。
本発明の上記課題は以下の発明により解決された。
空洞を有する支柱、ロープの係止部を有するアーム、摺動機構を有するベースプレート、前記支柱内に500g以上1000g以下の重り、1つの定滑車と2つの動滑車と2本のロープからなる複合滑車を備え、前記支柱の上部に定滑車を位置し、前記アーム内に一端を係止された第一のロープはもう一端を前記定滑車を介して支柱内の前記重りに係止され、アーム先端部に係止された第二のロープはもう一端を第一のロープ上を移動する第一の動滑車に係止され、第二のロープ上を移動する第二の動滑車にテープ係止部を有するクロスカット試験用テープ剥離装置である。
本発明のクロスカット用剥離装置は簡単な操作で、一定の角度、一定の条件の下に、手で素早く剥がした場合と同等の結果が得られる速度で、セロハンテープ剥離を行うことが可能なクロスカット試験用テープ剥離装置を提供する。
図1は本発明のクロスカット試験用テープ剥離装置の剥離前の状態を示す側面図である。 図2は図1に示したクロスカット試験用テープ剥離装置の剥離前の状態を示す斜視図である。 図3は図1に示したスロスカット試験用テープ剥離装置の剥離後の状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のクロスカット試験用テープ剥離装置の一例を示し、テープ剥離前の状態を示す側面図である。図2、図3はそれぞれ図1のクロスカット試験用テープ剥離装置の剥離前の状態を示す斜視図、剥離後の状態を示す側面図である。図1から図3において、クロスカット試験用テープ剥離装置は、空洞を有する支柱10、ロープの係止部22、23を有するアーム20、アリ機構で摺動する摺動ステージ31を有するベースプレート30、支柱10内に質量500g〜質量1000gの重り40、定滑車51と動滑車52、53及び2本のロープ61、62からなる複合滑車を備え、支柱10の上部に定滑車51を位置し、係止部22に一端を係止されたロープ61はもう一端を定滑車51に懸けて垂らした先に重り40に係止され、係止部23に係止されたロープ62はもう一端を第一のロープ61上を移動する動滑車52下部に係止され、ロープ62上を移動する動滑車53にテープ係止部70を備える。支柱10の底部に重りの衝撃を吸収するバネ、衝撃吸収ゴム、ダンパー等を備えるとより好ましい。
図1及び図2は剥離前の状態を示し、に3箇所にクロスカットされた試験検体100をテープ係止部に近い方の摺動ステージ31の端部から10mmから30mm以内になるように両面テープで摺動ステージ31貼り付け、セロハンテープ剥離試験を行うクロスカット部が中央に来るように摺動ステージ31を調整し、試験検体100よりも長めのセロハンテープを試験部位に貼り付けた後に残りの部分がセロハンテープが直角になるようにテープ係止部70貼り付けた状態である。
図1及び図2の状態から、係止ピン80を引き抜くと重り40が落下し、テープ係止部70が約90°の角度を保ったまま支柱10方向の斜め上に引き上げられ、約0.1秒で約50mm剥がれた状態を図3に示した。セロハンテープの角度が90°保ちながら剥がれる速度としては400mm/s〜600mm/sが好ましい。重り40の好ましい質量は、650g〜800gである。重り40の落下高さは200mm〜300mmが好ましく、より好ましくは230mm〜260mmである。支柱10に係止ピン80の係合孔を複数開けておき、試験の目的に応じて落下高さを変えても良い。
10 支柱
20 アーム
21、22、23 係止部
30 ベース
31 摺動ステージ
40 重り
51、52、53 滑車
61、62 ロープ
70 テープ係止部
80 係止ピン
100 被試験検体
110 セロハンテープ
120 切り込み線

Claims (1)

  1. 空洞を有する支柱、ロープの係止部を有するアーム、摺動機構を有するベースプレート、前記支柱内に500g以上1000g以下の重り、1つの定滑車と2つの動滑車と2本のロープからなる複合滑車を備え、前記支柱の上部に定滑車を位置し、前記アーム内に一端を係止された第一のロープはもう一端を前記定滑車を介して支柱内の前記重りに係止され、アーム先端部に係止された第二のロープはもう一端を第一のロープ上を移動する第一の動滑車に係止され、第二のロープ上を移動する第二の動滑車にテープ係止部を有するクロスカット試験用テープ剥離装置。
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