JP6959990B2 - 移動通信システム及び装置 - Google Patents

移動通信システム及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6959990B2
JP6959990B2 JP2019555309A JP2019555309A JP6959990B2 JP 6959990 B2 JP6959990 B2 JP 6959990B2 JP 2019555309 A JP2019555309 A JP 2019555309A JP 2019555309 A JP2019555309 A JP 2019555309A JP 6959990 B2 JP6959990 B2 JP 6959990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mec
node
processing
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019555309A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019102993A1 (ja
Inventor
真人 藤代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2019102993A1 publication Critical patent/JPWO2019102993A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6959990B2 publication Critical patent/JP6959990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/18Service support devices; Network management devices

Description

本開示は、移動通信システム及びこの移動通信システムにおいて用いられる装置に関する。
次世代の無線インフラのアーキテクチャの1つとして、モバイルエッジコンピューティング(MEC)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。MECのアーキテクチャでは、ユーザ装置が利用するアプリケーションの演算処理をユーザ装置に代わって実行する代行処理を行うノード(以下、「代行対象ノード」という)を移動通信ネットワークに配置する。
MECによれば、ユーザ装置との間の通信距離が短い位置に代行対象ノードがあるため、代行対象ノードがインターネット上にあるアーキテクチャ(すなわち、一般的なクラウドコンピューティング)に比べて、通信遅延を短縮することができると共に、代行対象ノードとインターネットとの間のトラフィック量を削減することができる。
"Mobile−edge Computing Introductory Technical White Paper", September 2014, <URL: https://portal.etsi.org/Portals/0/TBpages/MEC/Docs/Mobile−edge_Computing_−_Introductory_Technical_White_Paper_V1%2018−09−14.pdf>
一実施形態に係る移動通信システムは、移動通信ネットワークとの無線通信を行うユーザ装置と、前記移動通信ネットワークに設けられ、前記ユーザ装置が利用するアプリケーションの演算処理を前記ユーザ装置に代わって実行する代行処理を行う代行対象ノードを含む複数のノードと、前記代行対象ノードを第1ノードから第2ノードへ切り替える切替処理に用いる切替用情報を、前記第1ノード、前記第2ノード、及び前記ユーザ装置のうち少なくとも1つに通知する通知部と、を備える。
一実施形態に係る装置は、移動通信ネットワークとの無線通信を行うユーザ装置と、前記移動通信ネットワークに設けられ、前記ユーザ装置が利用するアプリケーションの演算処理を前記ユーザ装置に代わって実行する代行処理を行う代行対象ノードを含む複数のノードと、を備える移動通信システムにおいて用いられる。前記装置は、前記代行対象ノードを第1ノードから第2ノードへ切り替える切替処理に用いる切替用情報を、前記第1ノード、前記第2ノード、及び前記ユーザ装置のうち少なくとも1つに通知する通知部を備える。
一実施形態に係る移動通信システムは、移動通信ネットワークとの無線通信を行うユーザ装置と、前記移動通信ネットワークに設けられ、前記ユーザ装置が利用するアプリケーションの演算処理を前記ユーザ装置に代わって実行する代行処理を行う代行対象ノードと、前記演算処理を前記ユーザ装置によって実行するか又は前記代行対象ノードによって前記代行処理を行うかの選択に用いる選択用情報を、前記代行対象ノード及び前記ユーザ装置のうち少なくとも1つに通知する通知部と、を備える。
一実施形態に係る装置は、移動通信ネットワークとの無線通信を行うユーザ装置と、前記移動通信ネットワークに設けられ、前記ユーザ装置が利用するアプリケーションの演算処理を前記ユーザ装置に代わって実行する代行処理を行う代行対象ノードと、を備える移動通信システムにおいて用いられる。前記装置は、前記演算処理を前記ユーザ装置によって実行するか又は前記代行対象ノードによって前記代行処理を行うかの選択に用いる選択用情報を、前記代行対象ノード及び前記ユーザ装置のうち少なくとも1つに通知する通知部を備える。
実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成を示す図である。 実施形態に係る基地局200の構成を示す図である。 第1実施形態の動作パターン1を示す図である。 第1実施形態の動作パターン2を示す図である。 第1実施形態の第1変更例を示す図である。 第2実施形態の動作パターン1の一例を示す図である。 第2実施形態の動作パターン1の他の例を示す図である。
本開示は、MECにおけるアプリケーションの代行処理を適切に制御することが可能な移動通信システム及び装置を提供する。
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)第1実施形態
(1.1)移動通信システムの構成
第1実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る移動通信システム1の構成を示す図である。移動通信システム1は、3GPP規格に基づく構成を有する。第1実施形態において、移動通信システム1がLTE(Long Term Evolution)システムである一例について説明する。
図1に示すように、移動通信システム1は、移動通信ネットワーク2と、インターネット30と、ユーザ装置(UE)100とを備える。移動通信ネットワーク2は、UE100とインターネット30との間のネットワークである。移動通信ネットワーク2は、移動通信サービスをUE100に提供する。移動通信ネットワーク2は、無線アクセスネットワーク(RAN)10と、コアネットワーク(CN)20とを含む。RAN10は、UE100との無線通信を行うためのネットワークである。RAN10は、基地局200と、MECサーバ300とを含む。
基地局200は、基地局間インターフェイスであるX2インターフェイスを介して相互に接続される。図1に示す例において、基地局200−1は、基地局200−1と隣接関係にある基地局200−2とX2インターフェイスを介して接続される。基地局200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。基地局200は、1又は複数のセルを管理する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語として用いられることがある。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
MECサーバ300は、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE100に代わって実行する代行処理を行う。UE100が利用するアプリケーションは、IoT(Internet of Things)アプリケーション等である。IoTアプリケーションは、例えば、UE100が収集するセンサデータに対する統計処理等を行うアプリケーションである。UE100がIoT向けの装置である場合、UE100の処理能力は低いため、MECサーバ300が代行処理を行うことによって高度な演算処理が可能となる。演算処理は、例えば、統計処理であってもよいし、プログラム全体の処理(一連の処理)であってもよい。IoTアプリケーションは、コネクティッドカーアプリケーションであってもよい。コネクティッドカーアプリケーションは、例えば、UE100が収集するセンサデータに基づいて車両に対する各種の制御・管理等を行うアプリケーションである。かかるアプリケーションは、低遅延での通信が必要とされる。
図1に示す例において、MECサーバ300は、基地局200と1対1で設けられている。MECサーバ300は、基地局200と一体化されてもよいし、基地局200と同じ場所に設置されてもよい。かかる場合、基地局200は、MECサーバ300の機能を有する基地局とみなすことができる。MECサーバ300の機能を有する基地局を「MEC基地局200a」という。MEC基地局200aによれば、移動通信ネットワーク2において最もUE100との通信距離が短い位置で代行処理を行うことができるため、一般的なクラウドコンピューティングに比べて、通信遅延を大幅に短縮することができる。
或いは、MECサーバ300は、基地局200と分離され、基地局200と異なる場所に設置されてもよい。かかる場合、MECサーバ300は、基地局200と1対1で設けられる場合に限らず、1つのMECサーバ300が複数の基地局200を収容してもよい。また、MECサーバ300は、RAN10に設けられる場合に限らず、CN20に設けられてもよい。また、MECサーバ300間にインターフェイス(以下、「MECサーバ間インターフェイス」という)が設けられてもよい。図1に示す例において、基地局200−1に対応するMECサーバ300−1と基地局200−2に対応するMECサーバ300−2との間にMECサーバ間インターフェイスが設定されている。
MECサーバ300は、中央MECサーバ400と接続されてもよい。中央MECサーバ400は、複数のMECサーバ300を管理するサーバである。中央MECサーバ400は、RAN10に設けられてもよいし、CN20に設けられてもよい。
CN20は、RAN10とインターネット30との間のネットワークである。CN20は、MME(Mobility Management Entity)500を含む。MME500は、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。MME500は、NAS(Non−Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するトラッキングエリア(TA)の情報を管理する。トラッキングエリアは、複数のセルからなるエリアである。
UE100は、基地局200との無線通信を行う。UE100は、IoTアプリケーション等のアプリケーションを利用する。UE100は、基地局200との無線通信を行う装置であればどのような装置であっても構わないが、例えば、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置、飛行体(ドローン等)若しくは飛行体に設けられる装置(モジュール等)、又は携帯電話等である。UE100は、例えば自身の移動に伴って、無線通信対象の基地局200(セル)を切り替える必要がある。かかる切替処理は、UE100がRRC(Radio Resource Control)コネクティッドモードであれば「ハンドオーバ」と称され、UE100がRRCアイドルモードであれば「セル再選択」と称される。なお、UE100のRRCと基地局200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードである。UE100のRRCと基地局200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
図2は、UE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
図3は、基地局200の構成を示す図である。基地局200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、基地局200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続される。バックホール通信部240は、S1インターフェイスを介してMME500と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
なお、基地局200がMEC基地局である場合、制御部230は、MECサーバ300の機能を実行する。基地局200がMEC基地局でない場合、バックホール通信部240は、MECサーバ300との通信に用いられる。
(1.2)移動通信システムの動作
図1に示す移動通信システム1において、RRCコネクティッドモードのUE100が、MEC基地局200a−1(第1ノード)との無線通信を実行し、その後、MEC基地局200a−1からMEC基地局200a−2(第2ノード)へのハンドオーバを行うシナリオを想定する。かかるシナリオにおいて、ハンドオーバ前に、MEC基地局200a−1は、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE100に代わって実行する代行処理を行う。かかるハンドオーバは、代行処理を行う代行対象ノードを第1ノードから第2ノードへ切り替える切替処理の一例である。
MEC基地局200a−2は、様々な要因によって、ハンドオーバ前と同様な代行処理を実行できないことがある。かかる要因としては、例えば、MEC基地局200a−2における代行処理の処理負荷が高まっていること(例えば、MEC基地局200a−2に対応するMECサーバ300−2の処理負荷が高まっていること)が挙げられる。或いは、かかる要因としては、UE100が利用するアプリケーションの演算処理を行う能力をMEC基地局200a−2が有していないこと(例えば、当該アプリケーションがMEC基地局200a−2にインストールされていないこと)が挙げられる。
以下、第1実施形態の動作パターン1及び2について説明する。以下の各動作パターンは単独で実施してもよいし、動作パターン1及び2を組み合わせて実施してもよい。
(1.2.1)動作パターン1
図4は、第1実施形態の動作パターン1を示す図である。
図4に示すように、ステップS11において、MEC基地局200a−1は、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE100に代わって実行する代行処理を行う。
ステップS12において、MEC基地局200a−1は、例えばUE100からの測定報告に基づいて、MEC基地局200a−2に対するUE100のハンドオーバを決定する。MEC基地局200a−1は、ハンドオーバ決定により、ハンドオーバプロシージャを開始する。
ステップS13において、MEC基地局200a−1は、UE100のハンドオーバのためのハンドオーバ要求(Handover Requet)メッセージをX2インターフェイス上でMEC基地局200a−2に送信する。MEC基地局200a−1は、下記のa)〜c)の情報(情報要素)のうち少なくとも1つをハンドオーバ要求メッセージに含める。下記のa)〜c)の情報は、切替用情報の一例である。第1実施形態の動作パターン1において、MEC基地局200a−1の制御部230は、切替用情報を通知する通知部に相当する。
a)MEC基地局200a−1における代行処理の処理負荷を示す情報
処理負荷は、無線リソース負荷、バックホール側の通信負荷、及びハードウェア負荷を含む。MEC基地局200a−1における代行処理の処理負荷を示す情報は、これらの負荷のいずれかについて、代行処理に起因する負荷のレベルを示す情報であればよい。かかる情報は、処理負荷の平均値であってもよいし、処理負荷の最大値であってもよい。なお、ハードウェア負荷を示す情報として、代行処理に必要となるCPUクロック周波数及び/又はメモリ量などを用いてもよい。
MEC基地局200a−2は、かかる情報に基づいて、自身が代行処理を引き継ぐことが可能か否かを判定する。例えば、MEC基地局200a−2は、自身の現在の負荷状況に基づいて許容可能な代行処理の処理負荷を判定し、MEC基地局200a−1から通知された代行処理の処理負荷が、許容可能な代行処理の処理負荷以内であれば、自身が代行処理を引き継ぐことが可能であり、ハンドオーバを承諾すると判定してもよい。一方、MEC基地局200a−1から通知された代行処理の処理負荷が、許容可能な代行処理の処理負荷を超える場合には、自身が代行処理を引き継ぐことが不可であり、ハンドオーバを拒否すると判定してもよい。
b)UE100が利用するアプリケーションを示す情報
かかる情報は、例えば、UE100が利用するアプリケーションの識別情報(アプリケーションID又はアプリケーション名)であり、代行処理が行われることが要求されるアプリケーションを示す。
MEC基地局200a−2は、かかる情報に基づいて、自身が代行処理を引き継ぐことが可能か否かを判定する。例えば、MEC基地局200a−2は、自身にインストールされているアプリケーションのリストを保持しており、MEC基地局200a−1から通知されたアプリケーションの識別情報が当該リスト中に存在するか否かを判定する。MEC基地局200a−1から通知されたアプリケーションの識別情報が当該リスト中に存在する場合、MEC基地局200a−2は、自身が代行処理を引き継ぐことが可能であり、ハンドオーバを承諾すると判定してもよい。一方、MEC基地局200a−1から通知されたアプリケーションの識別情報が当該リスト中に存在しない場合、MEC基地局200a−2は、自身が代行処理を引き継ぐことが不可であり、ハンドオーバを拒否すると判定してもよい。
或いは、MEC基地局200a−1は、UE100が利用するアプリケーションのプログラムコードをMEC基地局200a−2に提供してもよい。かかるプログラムコードは、インストール不要な実行形式ファイルで提供されてもよい。MEC基地局200a−2は、MEC基地局200a−1からプログラムコードが提供された場合には、代行処理を引き継ぐことが可能であり、ハンドオーバを承諾すると判定してもよい。
c)中央MECサーバ400への通信経路を示す情報
かかる情報は、例えば、中央MECサーバ400のIPアドレス、URL、ホスト名(コンピュータ名)のうち少なくとも1つである。MEC基地局200a−2は、かかる情報に基づいて中央MECサーバ400にアクセスし、中央MECサーバ400と連携して代行処理を行うことができる。なお、MEC基地局200a−2が中央MECサーバ400と連携して代行処理を行うとは、MEC基地局200a−2が一部又は全部の代行処理を行わずに、その一部又は全てについて中央MECサーバ400が代行処理を実行することを意味してもよい。その場合、MEC基地局200a−2は、仮に、ハンドオーバ要求に含まれるa)及び/又はb)の情報に基づいて、ハンドオーバを拒否すべきと判断する場合であっても、ハンドオーバ要求にc)の情報が含まれていれば、ハンドオーバを承諾してもよい。従って、MEC基地局200a−2は、ハンドオーバ要求にa)及び/又はb)の情報に加えてc)の情報が含まれている場合には、c)の情報が含まれていることをもって、a)及び/又はb)の情報に基づかずに、ハンドオーバを承諾してもよい。また、c)の情報は、中央MECサーバ400への通信経路を示す情報に加えて、中央MECサーバ400の代行処理の処理能力を示す情報(中央MECサーバ400による代行処理が可能なアプリケーションの識別情報や代行処理のための処理能力等)を含んでいても良い。その場合、仮に、MEC基地局200a−2のみの処理能力及び対応するアプリケーションでは、a)及び/又はb)の情報からすると、代行処理を実行できない等の理由により、ハンドオーバを拒否すべきだとしても、c)に含まれる中央MECサーバ400の処理能力を示す情報に基づいて、中央MECサーバ400と連携して代行処理が可能と判断した場合には、MEC基地局200a−2は、ハンドオーバを承諾してもよい。
ステップS14において、MEC基地局200a−2は、UE100の受け入れ可否を示すメッセージをX2インターフェイス上でMEC基地局200a−1に送信する。例えば、MEC基地局200a−2は、ハンドオーバを承諾する場合には、ハンドオーバ承諾を示すHandover Request Ackメッセージを送信し、一方で、ハンドオーバを拒否する場合には、ハンドオーバ拒否を示すHandover Preparation Failureメッセージを送信する。MEC基地局200a−2は、ハンドオーバ拒否の要因を示す情報をHandover Preparation Failureメッセージに含めてもよい。かかる要因としては、上述したように、MEC基地局200a−2における代行処理の処理負荷が高まっていること、又はUE100が利用するアプリケーションの演算処理を行う能力をMEC基地局200a−2が有していないこと等が挙げられる。
Handover Request Ackメッセージを受信したMEC基地局200a−1は、MEC基地局200a−2へのハンドオーバをUE100に指示する。
(1.2.2)動作パターン2
図5は、第1実施形態の動作パターン2を示す図である。動作パターン1はハンドオーバプロシージャ中の基地局間シグナリングに関する動作パターンであるが、動作パターン2は、ハンドオーバプロシージャとは異なるプロシージャである基地局間シグナリングに関する動作パターンである。
図5に示すように、ステップS21において、MEC基地局200a−1は、ステップS22におけるメッセージ(後述)の送信を要求するメッセージをMEC基地局200a−2に送信する。かかるメッセージは、MEC基地局200a−2における負荷状況を問合わせるResource Status Requestメッセージであってもよい。但し、ステップS21は必須ではなく、省略可能である。
ステップS22において、MEC基地局200a−2は、MEC基地局200a−2における代行処理の処理能力を示す情報及びMEC基地局200a−2における処理負荷を示す情報のうち少なくとも1つを含むメッセージをX2インターフェイス上でMEC基地局200a−1に送信する。または、MEC基地局200a−2は、中央MECサーバ400と連携して代行処理を行っている場合は、第1実施形態の動作パターン1におけるc)の情報、つまり、中央MECサーバ400への通信経路を示す情報及び/又は中央MECサーバ400の代行処理の処理能力を示す情報をMEC基地局200a−1へ送信してもよい。かかる情報は、切替用情報の一例である。第1実施形態の動作パターン2において、MEC基地局200a−2の制御部230は、切替用情報を通知する通知部に相当する。
MEC基地局200a−2における代行処理の処理能力を示す情報は、MEC基地局200a−2が代行処理を行う機能(すなわち、MECサーバ300−2)を有しているか否かであってもよいし、MEC基地局200a−2が代行処理を行うことが可能なアプリケーションのリストであってもよい。
MEC基地局200a−2における処理負荷を示す情報は、例えば、MEC基地局200a−1における無線リソース負荷、バックホール側の通信負荷、及びハードウェア負荷のいずれかについて、代行処理に起因する負荷のレベルを示す情報である。
ステップS22で送信されるメッセージは、例えば、MEC基地局200a−2がMEC基地局200a−1との間にX2インターフェイスを設定することを要求するX2 Setup Requestメッセージ、MEC基地局200a−2における設定更新を示すeNB Configuration Updateメッセージ、又はMEC基地局200a−2における負荷状況を示すResource Status Updateメッセージである。
MEC基地局200a−1は、MEC基地局200a−2から通知された情報を記憶する。MEC基地局200a−1は、記憶された情報をハンドオーバ決定(ステップS23)において参照する。ステップS23において、MEC基地局200a−1は、記憶された情報に基づいて、MEC基地局200a−2を、ハンドオーバ前若しくはハンドオーバプロシージャの際にハンドオーバ先とするか否かを判定する。
(1.3)第1実施形態の第1変更例
上述した第1実施形態の動作パターン1及び2は、図1に示す移動通信システム1において、RRCコネクティッドモードのUE100が、MEC基地局200a−1(第1ノード)との無線通信を実行し、その後、MEC基地局200a−1からMEC基地局200a−2(第2ノード)へのハンドオーバを行うシナリオを想定していた。
これに対し、第1実施形態の第1変更例は、図1に示す移動通信システム1において、RRCアイドルモードのUE100が、MEC基地局200a−1(第1ノード)のセルをサービングセルとして選択し、その後、MEC基地局200a−2(第2ノード)のセルへのセル再選択を行うシナリオを想定する。かかるセル再選択は、代行処理を行う代行対象ノードを第1ノードから第2ノードへ切り替える切替処理の一例である。
図6は、第1実施形態の第1変更例を示す図である。図6において、MEC基地局200a−1及びMEC基地局200a−1を管理する管理装置としてMME500を例示しているが、MME500に代えて中央MECサーバ400を用いてもよい。MME500は、UE100、MEC基地局200a−1、及びMEC基地局200a−2のそれぞれが利用可能なアプリケーションを把握していることが好ましい。
図6に示すように、ステップS31及びS32において、MME500は、MEC基地局200a−1及びMEC基地局200a−2にエリアIDを割り当てる。エリアIDは、代行処理を行う能力(すなわち、MECサーバ300)を有する1又は複数のノードによって形成されるエリアを示す情報である。MME500は、代行処理を行う能力を有するノードに対して、アプリケーションごとにエリアIDを割り当ててもよい。かかる場合、MME500は、アプリケーション識別情報とエリアIDとのセットをMEC基地局200a−1及びMEC基地局200a−2に通知してもよい。第1実施形態の第1変更例において、MME500は、切替用情報としてのエリアIDを通知する通知部を有する。エリアIDが割り当てられたMEC基地局200a−1及びMEC基地局200a−2は、割り当てられたエリアIDをSIB(System Information Block)によってブロードキャストする。UE100は、ブロードキャストされたSIBを受信できる。また、MEC基地局200a−1及びMEC基地局200a−2は、エリアIDに加えて、当該エリアでMEC基地局又は中央MECサーバが代行処理可能なアプリケーションの識別情報をSIBによってブロードキャストしてもよい。
ステップS33において、MME500は、NASメッセージによってエリアIDをUE100に通知する。MME500は、アプリケーション識別情報とエリアIDとのセットをUE100に通知してもよい。これにより、UE100は、当該アプリケーションの代行処理を実行可能なエリアを把握することができる。よって、UE100は、当該アプリケーションの実行に興味を持つ又は当該アプリケーションを実行している場合には、当該アプリケーションの代行処理を実行可能なエリアに属するMEC基地局200aのセルを選択することができる。
ステップS34において、UE100は、MEC基地局200a−2からブロードキャストされるエリアIDを受信する。UE100は、MEC基地局200a−2又はMEC基地局200a−2を介して中央MECサーバ400がアプリケーションの代行処理を実行可能であると判定する。
ステップS35において、UE100は、ステップS34における判定に基づいて、MEC基地局200a−1のセルからMEC基地局200a−2のセルへのセル再選択を決定し、当該セル再選択を行う。
第1実施形態の第1変更例において、MME500は、MEC基地局200a−1及びMEC基地局200a−2に割り当てたエリアIDをUE100に通知しているが、これに限らない。MME500は、アプリケーションの識別情報とセルリストとのセットをUE100に通知してもよい。セルリストは、当該アプリケーションの代行処理を実行可能なMEC基地局200aの各セルの識別情報のリストである。UE100は、セルリストに基づいて、当該アプリケーションの代行処理を実行可能なMEC基地局200aのセルを選択することができる。
(1.4)第1実施形態の第2変更例
上述した第1実施形態の動作パターン1及び2、並びに第1実施形態の第1変更例において、MECサーバ300と一体化されたMEC基地局200aを用いる一例を主として説明した。
しかしながら、MECサーバ300と分離された基地局200を用いてもよい。かかる場合、基地局間ハンドオーバに代えて、MECサーバ間ハンドオーバという概念を導入してもよい。基地局間ハンドオーバはUE100の無線接続(RRC接続)を一の基地局から他の基地局に切り替えるものである。これに対し、MECサーバ間ハンドオーバは、代行処理を行う代行対象ノードを一のMECサーバ(第1ノード)から他のMECサーバ(第2ノード)に切り替えるものである。例えば、UE100は、基地局200a−1及び基地局200a−2の両方と無線接続を確立した後又は基地局200a−1のみと無線接続を確立した後、代行対象ノードをMECサーバ300−1からMECサーバ300−2に切り替えるMECサーバ間ハンドオーバを行ってもよい。なお、UE100が、基地局200a−1のみと無線接続を確立している場合、MECサーバ間ハンドオーバの際に、基地局200a−1と、MECサーバ300−1及びMECサーバ300−2とが接続することによって、MECサーバ間ハンドオーバを実現する。
MECサーバ間ハンドオーバを用いる場合、上述した第1実施形態の動作パターン1及び2において、「MEC基地局200a−1」を「MECサーバ300−1」と読み替え、「MEC基地局200a−2」を「MECサーバ300−2」と読み替え、「X2インターフェイス」を「MECサーバ間インターフェイス」と読み替えてもよい。
(2)第2実施形態
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
上述した第1実施形態は代行処理が行われることを前提としていた。これに対し、第2実施形態は、アプリケーションの演算処理をUE100によって実行するか又は代行対象ノードによって代行処理を行うかを選択可能とする実施形態である。
(2.1)移動通信システムの動作
(2.1.1)動作パターン1
図7は、第2実施形態の動作パターン1の一例を示す図である。UE100は、RRCコネクティッドモードにある。基地局200とMECサーバ300とは所定のインターフェイスを介して相互に接続される。
図7に示すように、ステップS51において、基地局200は、基地局200とMECサーバ300との間の通信路の特性を示す情報(以下、「通信路特性情報」という)を取得する。通信路特性情報は、レイテンシ、スループット、混雑度合い(負荷状況)、パケットロス率、及び再送実施率のうち少なくとも1つを含む。レイテンシ及びスループットは、最大レイテンシ及び最大スループットであってもよいし、最低レイテンシ及び最低スループットであってもよい。最低レイテンシ及び最低スループットは、QoS保障された最低レイテンシ及び最低スループットであってもよい。
ステップS52において、基地局200は、取得した通信路特性情報をMECサーバ300に通知する。基地局200からMECサーバ300に通知される通信路特性情報は、下り方向の通信路特性を示す情報であってもよい。通信路特性情報は、選択用情報の一例である。第2実施形態の動作パターン1において、基地局200の制御部230は、切替用情報を通知する通知部に相当する。
MECサーバ300は、通知された通信路特性情報に基づいて、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択する。または、MECサーバ300は、UE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかに加えて、基地局200が代行処理を行うことを選択してもよい。例えば、MECサーバ300は、通信路特性情報が予め設定された閾値を満足する(例えば、基地局200とMECサーバ300との間の通信路特性が良好である)場合に、MECサーバ300によって代行処理を行うことを選択する。これに対し、通信路特性情報が予め設定された閾値を満足しない(例えば、基地局200とMECサーバ300との間の通信路特性が良好でない)場合に、アプリケーションの演算処理をUE自身で実行することを選択する。かかる閾値は、アプリケーションごとに選択的に設定可能であってもよい。または、かかる閾値を、基地局200からUE100に対して通知してもよい。MECサーバ300は、選択結果を示す情報をUE100に通知してもよい。
或いは、基地局200は、通信路特性情報をMECサーバ300に通知することに代えて、又は通信路特性情報をMECサーバ300に通知することに加えて、通信路特性情報をUE100に通知してもよい。
ステップS53において、基地局200は、取得した通信路特性情報をUE100に通知する。UE100は、通知された通信路特性情報に基づいて、自身が利用するアプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択する。例えば、UE100は、通信路特性情報が予め設定された閾値を満足する(すなわち、基地局200とMECサーバ300との間の通信路特性が良好である)場合に、MECサーバ300によって代行処理を行うことを選択する。これに対し、通信路特性情報が予め設定された閾値を満足しない(すなわち、基地局200とMECサーバ300との間の通信路特性が良好でない)場合に、アプリケーションの演算処理をUE自身で実行することを選択する。かかる閾値は、アプリケーションごとに選択的に設定可能であってもよい。UE100は、選択結果を示す情報をMECサーバ300に通知してもよい。なお、本実施形態では、UE100及び/又はMECサーバ300が、通知された通信路特性情報に基づいて、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択しているが、基地局200が、UE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択し、その結果をUE100及び/又はMECサーバ300に通知してもよい。UE100及び/又はMECサーバ300は、基地局200から通知された選択結果に基づいて、代行処理を開始してもよい。
また、MECサーバ300は、ステップS52において、基地局200から通信路特性情報を受信したことを受け、自身が取得した基地局との通信路特性を基地局200へ送信してもよい。または、MECサーバ300は、基地局からの通信路特性情報を受信する前に、自身が取得した基地局との通信路特性を基地局200へ送信してもよく、その場合、基地局200は、ステップS51におけるMECサーバとの通信路特性の取得を省略してもよい。
図7のシーケンスでは通信路特性情報を基地局200が通知しているが、通信路特性情報をMECサーバ300が通知してもよい。図8は、第2実施形態の動作パターン1の他の例を示す図である。ここでは、図7のシーケンスとの相違点を説明する。
図8に示すように、ステップS61において、MECサーバ300は、基地局200とMECサーバ300との間の通信路特性情報を取得する。
ステップS62において、MECサーバ300は、取得した通信路特性情報を、基地局200を介してUE100に通知する。本シーケンスにおいて、MECサーバ300は、切替用情報を通知する通知部を有する。UE100は、通知された通信路特性情報に基づいて、自身が利用するアプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択する。なお、UEが選択する代わりに、基地局200が、アプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択して、その結果をUE100及び/又はMECサーバ300へ通知してもよい。
なお、図7及び図8のシーケンスにおいて、基地局200又はMECサーバ300によって取得された通信路特性情報は、MME500を介してUE100に通知されてもよい。
(2.1.2)動作パターン2
第2実施形態の動作パターン2において、UE100は、アプリケーションの演算処理の処理負荷を示す情報(以下、「処理負荷情報」という)を取得し、処理負荷情報をMECサーバ300に通知する。処理負荷は、ハードウェア負荷を含む。処理負荷情報は、処理負荷の平均値であってもよいし、処理負荷の最大値であってもよい。なお、ハードウェア負荷を示す情報として、代行処理に必要となるCPUクロック周波数及び/又はメモリ量などを用いてもよい。
MECサーバ300は、UE100から通知された処理負荷情報に基づいて、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択する。例えば、MECサーバ300は、処理負荷情報が予め設定された閾値を満足する(すなわち、UE100の処理負荷が高い)場合に、MECサーバ300によって代行処理を行うことを選択する。これに対し、処理負荷情報が予め設定された閾値を満足しない(すなわち、UE100の処理負荷が低い)場合に、アプリケーションの演算処理をUE自身で実行することを選択する。かかる閾値は、アプリケーションごとに選択的に設定可能であってもよい。MECサーバ300は、選択結果を示す情報をUE100に通知してもよい。
或いは、処理負荷情報は、UE100がMECサーバ300に期待する演算処理量であってもよい。かかる場合、MECサーバ300は、自身の現在の負荷状況に基づいて許容可能な代行処理の処理負荷を判定し、UE100から通知された処理負荷情報が、許容可能な代行処理の処理負荷以内であれば、自身が代行処理を実行可能であると判定してもよい。
第2実施形態の動作パターン2において、MECサーバ300が処理負荷情報を取得し、処理負荷情報をMECサーバ300からUE100に通知してもよい。UE100は、MECサーバ300から通知された処理負荷情報に基づいて、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを選択する。例えば、UE100は、処理負荷情報が予め設定された閾値を満足する(すなわち、MECサーバ300の処理負荷が高い)場合に、アプリケーションの演算処理をUE自身で実行することを選択する。これに対し、処理負荷情報が予め設定された閾値を満足しない(すなわち、MECサーバ300の処理負荷が低い)場合に、MECサーバ300によって代行処理を行うことを選択する。かかる閾値は、アプリケーションごとに選択的に設定可能であってもよい。UE100は、選択結果を示す情報をMECサーバ300に通知してもよい。
なお、UE100とMECサーバ300との間の情報の送受信は、MME500を介して間接的に行なわれてもよい。
また、通信路特性情報及び/又は処理負荷情報を中央MECサーバ400(又はMME500)が収集し、UE100が利用するアプリケーションの演算処理をUE自身で実行するか又はMECサーバ300によって代行処理を行うかを中央MECサーバ400(又はMME500)が選択し、選択結果を示す情報を中央MECサーバ400(又はMME500)からUE100及びMECサーバ300に通知してもよい。
(3)その他の実施形態
上記のように実施形態について記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本開示はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外の移動通信システム(例えば、第5世代移動通信システム)に対して、上述した実施形態に係る動作を適用してもよい。なお、第5世代移動通信方式(NR:New RAT)においては、MMEに代えて、AMF(Access and Mobility Management Function)という装置が用いられる。第5世代移動通信方式を想定する場合、上述した実施形態における「MME」を「AMF」と読み替えてもよい。
上述した実施形態に係る各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。UE100及びeNB200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップセットが提供されてもよい。
なお、日本国特許出願第2017−225591号(2017年11月24日出願)の全内容が、参照により、本願に組み込まれている。

Claims (3)

  1. 移動通信ネットワークとの無線通信を行うユーザ装置と、
    前記移動通信ネットワークに設けられ、前記ユーザ装置が利用するアプリケーションの演算処理を前記ユーザ装置に代わって実行する代行処理を行う代行対象ノードを含む複数のノードと、
    前記代行対象ノードを第1ノードから第2ノードへ切り替える切替処理に用いる切替用情報を、前記第1ノード、前記第2ノード、及び前記ユーザ装置のうち少なくとも1つに通知する通知部と
    前記複数のノードを管理する管理装置と、を備え、
    前記第1ノードは、前記通知部を含み、
    前記切替用情報は、前記管理装置への通信経路を示す情報を含み、
    前記通知部は、前記切替用情報を前記第2ノードに通知する、移動通信システム。
  2. 記切替用情報は、前記第1ノードにおける前記代行処理の処理負荷を示す情報及び前記アプリケーションを示す情報のうち少なくとも1つを含、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. ユーザ装置との無線通信を行う移動通信ネットワークに設けられ、前記ユーザ装置が利用するアプリケーションの演算処理を前記ユーザ装置に代わって実行する代行処理を行う代行対象ノードを含む複数のノードに含まれる第1ノードであって、
    前記代行対象ノードを前記第1ノードから第2ノードへ切り替える切替処理に用いる切替用情報を、前記第2ノード通知する通知部を備え、
    前記切替用情報は、前記複数のノードを管理する管理装置への通信経路を示す情報を含む、第1ノード
JP2019555309A 2017-11-24 2018-11-20 移動通信システム及び装置 Active JP6959990B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017225591 2017-11-24
JP2017225591 2017-11-24
PCT/JP2018/042823 WO2019102993A1 (ja) 2017-11-24 2018-11-20 移動通信システム及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019102993A1 JPWO2019102993A1 (ja) 2020-12-17
JP6959990B2 true JP6959990B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=66630970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019555309A Active JP6959990B2 (ja) 2017-11-24 2018-11-20 移動通信システム及び装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11368888B2 (ja)
JP (1) JP6959990B2 (ja)
WO (1) WO2019102993A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019023677A1 (en) 2017-07-28 2019-01-31 Alclear, Llc INTELLIGENT GALLERY MANAGEMENT FOR BIOMETRY
US11381934B2 (en) * 2019-09-12 2022-07-05 At&T Intellectual Property I, L.P. Aggregation of application and systems for services for 6G or other next generation network
WO2024069872A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 楽天モバイル株式会社 クラウド間を移動する端末装置の制御

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10433207B2 (en) * 2010-10-28 2019-10-01 Verizon Patent And Licensing Inc. Load balancing to provide a target grade of service (GOS)
JP6575860B2 (ja) * 2015-09-09 2019-09-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 端末装置、基地局装置、通信システム、および通信品質測定方法
EP3406095A1 (en) * 2016-01-20 2018-11-28 Nokia Solutions and Networks Oy Methods, apparatuses and computer program product for improved service continuity with mobile edge computing
EP3405877B1 (en) * 2016-01-22 2022-09-21 Nokia Solutions and Networks Oy Application relocation between clouds
US20190045409A1 (en) * 2016-01-27 2019-02-07 Nokia Solutions And Networks Oy Method and apparatus for implementing mobile edge application session connectivity and mobility
WO2018042572A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 富士通株式会社 無線通信システム、基地局装置、及び制御情報送信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019102993A1 (ja) 2020-12-17
WO2019102993A1 (ja) 2019-05-31
US20200288363A1 (en) 2020-09-10
US11368888B2 (en) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10849045B2 (en) Terminal device having a relay function and method of providing information related to a relay function
WO2018171580A1 (zh) 用于无线通信的电子装置以及无线通信方法
KR101633666B1 (ko) Rat간 핸드오버 측정을 이용한 커버리지 홀 식별
JP2023155461A (ja) デバイスツーデバイス(d2d)通信のモバイル中継器の実現
JP6146832B2 (ja) デバイス間通信のハンドオーバのための方法及び装置
US11310852B2 (en) Apparatus and method related to dual connectivity
US9042901B2 (en) Dynamic small cell provisioning and frequency tuning
WO2016181547A1 (ja) 無線通信システム
US9729388B2 (en) Method and apparatus for wireless link recovery between BSs in a wireless communication system
JP6959990B2 (ja) 移動通信システム及び装置
EP3679744B1 (en) Method in a cellular telecommunications network, computer program, computer-readable data carrier and network node.
WO2021088850A1 (zh) 消息发送方法和装置、消息接收方法和装置、设备和存储介质
US20210014771A1 (en) Base station device, control method for the same, and computer-readable storage medium in wireless communication system in which handover that involves relay transmission path is executed
KR20170019153A (ko) 무선 통신 시스템에서 데이터를 송수신하는 장치 및 방법
JP2022003843A (ja) 中継伝送路を含んだハンドオーバが実行される無線通信システムにおける端末装置、基地局装置、その制御方法、及びプログラム
US9877253B1 (en) Controlling base station power status based on quality of service load
WO2017154486A1 (ja) 通信装置
US20170325150A1 (en) Base station and processor
JP6696504B2 (ja) 無線端末装置、ネットワークノード、及び方法
JP2020096218A (ja) 移動通信ネットワークの制御装置、近接情報サーバ、移動通信ネットワーク、およびプログラム
WO2023016634A1 (en) Relay extension in cellular network
WO2019159286A1 (ja) 経路制御装置及び中継装置
GB2566103A (en) Cellular telecommunications network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6959990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150