JP6955294B1 - マッチングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】求職者及び求人企業双方の意図に沿った適切なマッチングを行うマッチングシステムを提供することである。【解決手段】マッチングシステム100は、求職者情報を取得する求職者情報取得部110と、求人案件情報を取得する求人案件情報取得部120と、求職者情報と求人案件情報とに基づいて、求職者と求人案件との適合度を示すベーススコアを算出するベーススコア算出部130と、求人企業の状況に関する企業状況情報に基づいて求人案件の推薦度を示す求職者起点優遇スコアを算出する求職者起点優遇スコア算出部140と、求職者情報に基づいて求職者の推薦度を示す企業起点優遇スコアを算出する企業起点優遇スコア算出部150と、ベーススコアと、求職者起点優遇スコア又は企業起点優遇スコアとに基づいてマッチングスコアを算出するマッチングスコア算出部160と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、マッチングシステムに関する。
従来、求職者は、求人企業が提供する採用条件を調査し、所望する労働条件等に照らし合わせながら、就職活動及び転職活動等を行っていた。
また、近年では、求職者と求人企業とを仲介する仲介業務を担う企業も多く存在し、さらには、求職者と求人企業とをマッチングするマッチングシステムに関する技術も普及している。
従来のマッチングシステムでは、求職者が所望する労働条件と求人企業が提供する採用条件とを照らし合わせて、双方の条件が一致しているか否かを判断し、求職者と求人企業とをマッチングしていた。
さらに、特許文献1に記載の技術では、求人企業が提示する募集条件における条件項目毎に点数を設定し、各条件項目と求職者の会員情報とを比較する。そして、合致する条件項目があれば、当該条件項目に設定された点数を加算して合計値を算出し、当該合計値を求人企業と求職者との適合度としている。
また、特許文献1に記載の技術では、求人企業において特に必要な条件がある場合には、上記条件項目毎に点数を設定する際に、当該条件項目の配点を大きくしたり、合致しない場合には減点したりすることにより、当該求人企業の意図に沿った適合度となるように対応している。
特開2002−215765号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、求職者及び求人企業双方の要求が適切に反映されておらず、求職者及び求人企業双方にとって満足するマッチング結果が得られないという問題がある。
そこで、本発明は、求職者及び求人企業双方の意図に沿った適切なマッチングを行うマッチングシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るマッチングシステムは、求職者に関する個人情報と当該求職者が所望する労働条件とを含む求職者情報を取得する求職者情報取得部と、求人企業が提示する求人案件に関する求人案件情報を取得する求人案件情報取得部と、求職者情報と求人案件情報とに基づいて、求職者と求人案件との適合度を示すベーススコアを算出するベーススコア算出部と、求人企業の状況に関する企業状況情報に基づいて求人案件の推薦度を示す求職者起点優遇スコアを算出する求職者起点優遇スコア算出部と、求職者情報に基づいて求職者の推薦度を示す企業起点優遇スコアを算出する企業起点優遇スコア算出部と、ベーススコアと、求職者起点優遇スコア又は企業起点優遇スコアとに基づいてマッチングスコアを算出するマッチングスコア算出部と、を備える。
この態様によれば、ベーススコアと、求職者起点優遇スコア又は企業起点優遇スコアとに基づいてマッチングスコアを算出するため、求職者及び求人企業双方の意図に沿った適切なマッチングを行うことができる。
上記態様において、ベーススコア算出部は、求人案件情報に含まれる採用条件を構成する各項目に設定される配点に、求職者によって設定される労働条件を構成する各項目の優先度に基づいて重み付けを設定する重み付け設定部と、労働条件と採用条件とを比較することにより各項目について条件を満たすか否かを判定するとともに、当該各項目に設定された重み付けに基づいてベーススコアを演算するベーススコア演算部と、を含んでもよい。
この態様によれば、重み付け設定部が、採用条件を構成する各項目に設定される配点に、求職者によって設定される労働条件を構成する各項目の優先度に基づいて重み付けを設定するため、求職者及び求人企業双方の意図をより反映した結果を得ることができる。
上記態様において、ベーススコア算出部は、求職者情報に基づいて、当該求職者の、所定の職種に関する経験の有無を判断する職種経験判断部と、所定の職種に関する経験の有無に応じて、ベーススコアを演算する複数の演算方法のうちいずれかの演算方法を選択する演算方法選択部と、をさらに含み、ベーススコア演算部は、選択された演算方法を用いてベーススコアを演算してもよい。
この態様によれば、演算方法選択部が、所定の職種に関する経験の有無に応じて、ベーススコアを演算する演算方法を選択するため、より適切な演算結果を得ることができる。
上記態様において、複数の演算方法は、加点法及び減点法を含んでもよい。
この態様によれば、演算方法として、加点法及び減点法を選択することができ、所定の職種に関する経験の有無に応じて、より適切な演算結果を得ることができる。
上記態様において、個人情報は、当該求職者の特性に関する特性情報を含み、ベーススコア算出部は、特性情報に基づいて、職種に対応する適正度を判断する適正職種判断部を、さらに含み、ベーススコア演算部は、適正度を付与して、ベーススコアを演算してもよい。
この態様によれば、ベーススコア演算部が、適正職種判断部によって判断された適正度を付与してベーススコアを演算するため、求職者個人の職種に対応する適正度も考慮され、より適切な演算結果を得ることができる。
上記態様において、重み付け設定部は、求人企業によって設定される採用方針に基づいて重み付けを設定してもよい。
この態様によれば、求人企業の採用方針に基づいて重み付けが設定されるため、求人企業の意図をより反映した結果を得ることができる。
上記態様において、求職者起点優遇スコア算出部は、採用の時期、人数、基準、緊急度、積極性及び当該マッチングシステムの契約プランのうち少なくとも1つを含む求職者起点優遇項目に基づいて求職者起点優遇スコアを算出してもよい。
この態様によれば、求職者起点の具体的な優遇項目に基づいて求職者起点優遇スコアが算出されるため、求職者及び求人企業双方の意図に沿った、より適切なマッチングを行うことができる。
上記態様において、企業起点優遇スコア算出部は、求職者の勤務開始時期、年齢、職歴及びスキルのうち少なくとも1つを含む企業起点優遇項目に基づいて企業起点優遇スコアを算出してもよい。
この態様によれば、企業起点の具体的な優遇項目に基づいて企業起点優遇スコアが算出されるため、求職者及び求人企業双方の意図に沿った、より適切なマッチングを行うことができる。
上記態様において、企業起点優遇スコア算出部は、求人企業によって設定される企業起点優遇項目の優先度に基づいて企業起点優遇スコアを算出してもよい。
この態様によれば、企業起点優遇スコア算出部が、企業起点優遇項目の優先度に基づいて企業起点優遇スコアを算出するため、求職者及び求人企業双方の意図をより反映した、より適切なマッチングを行うことができる。
さらに、上述した本発明の一態様に係るマッチングシステムが行うそれぞれの処理は、一連の処理手順を与えるマッチング方法として捉えることができる。この方法は、一連の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供される。このプログラムは、所定のサーバからダウンロードする形態で、プログラムが格納された所定のサーバにインターネット経由でアクセスする形態で、もしくはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。
本発明によれば、求職者及び求人企業双方の意図に沿った適切なマッチングを行うマッチングシステムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100を示すシステム概要図である。 本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100における各機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100におけるベーススコア算出部130の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、採用条件を構成する各項目に設定される配点及び求職者によって設定される優先度に基づいて、ベーススコアが算出される一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、ベーススコアに求職者起点優遇スコアが付与されて、マッチングスコアが算出される一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、ベーススコアに企業起点優遇スコアが付与されて、マッチングスコアが算出される一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、企業起点優遇項目に設定された優先順位に基づいて企業起点優遇スコアが算出される一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100が実行するマッチング方法M100の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るマッチングシステムにおけるベーススコア算出部230の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るマッチングシステムにおけるベーススコア算出部230によって、減点法が用いられてベーススコアが算出される一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るマッチングシステムが実行するマッチング方法M200の処理の流れを示すフローチャートである。 求職者の特性に対応する適正職種の一例を示す図である。 求人企業によって設定される採用方針の一例を示す図である。 求人企業によって設定される採用方針に基づいて、各項目に対する重み付け(配点)の一例を示す図である。 求職者によって設定される優先度及び求人企業によって設定される採用方針に基づいて、ベーススコア及び企業起点優遇スコアが算出される一例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、あくまで、本発明を実施するための具体的な一例を挙げるものであって、本発明を限定的に解釈させるものではない。また、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する場合がある。
<第1実施形態>
[マッチングシステムの概要]
図1は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100を示すシステム概要図である。図1において、マッチングシステム100は、求職者情報DB10に登録されている求職者と、求人案件情報DB20に登録されている求人企業の求人案件とをマッチングする。
求職者情報DB10には、例えば、求職者に関する個人情報と当該求職者が所望する労働条件とを含む求職者情報が記憶されており、求人案件情報DB20には、求人企業が提示する求人案件に関する求人案件情報が記憶されている。
ここで、求職者情報とは、例えば、求職者の氏名、住所、連絡先、学歴、職歴、年齢、性別、資格、スキル、性格、特性等に関する個人情報、及び業種、職種、職位、勤務地、雇用形態、給与、就業時間、休み等に関する所望の労働条件等が含まれる。
求人案件情報とは、例えば、求人企業が提供する求人案件における、学歴、職歴、年齢、性別、資格、スキル、性格、特性、業種、職種、職位、勤務地、雇用形態、給与、就業時間、休み等に関する所望の採用条件等が含まれる。さらに、当該求人案件を提供する求人企業の所在地、従業員数、業績及び社風等の企業情報も含まれてもいても構わない。
このような求職者情報及び求人案件情報は、求職者及び求人企業が直接的に、又は仲介業者等を介して間接的に、当該マッチングシステム100に登録されても構わないし、履歴書及び職務経歴書、及び募集要項等の書類を読み込む形式で登録されても構わない。
なお、求職者情報及び求人案件情報は、上述した項目のすべてを含んでいる必要はなく、また、求職者と求人企業の求人案件とをマッチングするために、上述した項目以外の情報を含んでいても構わない。
マッチングシステム100は、求職者それぞれに適合する求人案件を提供し、企業が提供する求人案件それぞれに適合する求職者を提供する。その際に、求職者及び求人企業双方の要求に沿った適合度を示すスコアが付されるため、求職者及び求人企業にとっては、直感的に理解し易い。当該スコアに関する詳しい内容は後述する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100における各機能を示す機能ブロック図である。図2において、マッチングシステム100は、求職者情報取得部110と、求人案件情報取得部120と、ベーススコア算出部130と、求職者起点優遇スコア算出部140と、企業起点優遇スコア算出部150と、マッチングスコア算出部160とを備える。なお、求職者情報DB10及び求人案件情報DB20は、当該マッチングシステム100に含まれていても構わないし、外部データベースとして配置されていても構わない。
求職者情報取得部110は、求職者情報DB10に登録されている、求職者に関する個人情報と当該求職者が所望する労働条件とを含む求職者情報を取得する。例えば、求職者情報取得部110は、個人情報として、職歴、保有資格、年齢及び性格等の特性等を取得し、所望する労働条件として、職種、勤務地、雇用形態、給与及び休日等を取得する。
求人案件情報取得部120は、求人案件情報DB20に登録されている、求人企業が提示する求人案件に関する求人案件情報を取得する。例えば、求職者情報取得部110は、求人案件情報として、職種、勤務地、雇用形態、給与、休日、職歴、保有資格、年齢及び性格等の特性等の採用条件を取得する。
ベーススコア算出部130は、求職者情報取得部110によって取得された求職者情報と、求人案件情報取得部120によって取得された求人案件情報とに基づいて、求職者と求人案件との適合度を示すベーススコアを算出する。
求職者起点優遇スコア算出部140は、求人企業の状況に関する企業状況情報に基づいて求人案件の推薦度を示す求職者起点優遇スコアを算出する。求職者起点優遇スコアとは、後述するマッチングスコアを算出する際に、求職者向けに求人案件を推薦する要因を考慮するものである。例えば、求職者起点優遇スコアは、採用の時期、人数、基準、緊急度、積極性及び当該マッチングシステムの契約プランを含む求職者起点優遇項目に基づいて算出される。より具体的には、求人企業が採用に積極的な時期であったり、上位の契約プランに加入し、採用に意欲を示していたりすれば、当該求人企業が提供する求人案件の求職者への推薦度は高くなり、求職者起点優遇スコアを加点すればよい。
なお、求職者起点優遇スコアは、これらに限定されるものではなく、例えば、求人企業の業績が良い、事業展開により採用を拡大している、採用率が高い、離職率が低い、同年代又は同性の社員が多い等、求職者向けに求人案件を推薦する要因であれば、その他の情報に基づいて算出されても構わない。また、求人企業の業績が悪かったり、離職率が高かったりすれば、当該求人企業が提供する求人案件の求職者への推薦度は低くなり、求職者起点優遇スコアを減点しても構わない。
企業起点優遇スコア算出部150は、求職者情報に基づいて求職者の推薦度を示す企業起点優遇スコアを算出する。企業起点優遇スコアとは、後述するマッチングスコアを算出する際に、企業向けに求職者を推薦する要因を考慮するものである。例えば、企業起点優遇スコアは、求職者の勤務開始時期、年齢、職歴及びスキルを含む企業起点優遇項目に基づいて算出される。より具体的には、企業が求める年齢層であったり、資格を保有していたり、潜在能力があったりすれば、当該求職者の企業への推薦度は高くなり、企業起点優遇スコアを加点すればよい。
なお、企業起点優遇スコアは、これらに限定されるものではなく、例えば、前職での評判が良かった、健康状態が良好、又は残業可能等、企業向けに求職者を推薦する要因であれば、その他の情報に基づいて算出されても構わない。また、一方、短期間で転職を多く繰り返していたり、その他企業が危惧する要因があったりすれば、当該求職者の企業への推薦度は低くなり、企業起点優遇スコアを減点すればよい。
マッチングスコア算出部160は、ベーススコアと、求職者起点優遇スコア又は企業起点優遇スコアとに基づいてマッチングスコアを算出する。具体的には、求職者向けには、マッチングスコア算出部160は、ベーススコアと求職者起点優遇スコアとに基づいて、マッチングスコアを算出する。企業向けには、マッチングスコア算出部160は、ベーススコアと企業起点優遇スコアとに基づいて、マッチングスコアを算出する。
さらに、算出されたマッチングスコアは、例えば、高得点順に提示すればよいが、提示する件数等については、適宜、設定できるようにすればよい。また、提示方法としては、画面に表示したり、ネットワークを介して他のコンピュータやモニタに表示したり、さらには、電子メールにて通知したりしても構わない。
[ベーススコアの算出]
次に、求職者及び求人企業双方の要求に沿った適合度を示すベーススコアの算出方法について例を挙げながら詳しく説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100におけるベーススコア算出部130の一例を示す図であり、図4は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、採用条件を構成する各項目に設定される配点及び求職者によって設定される優先度に基づいて、ベーススコアが算出される一例を示す図である。
図3において、ベーススコア算出部130は、重み付け設定部131及びベーススコア演算部132を含む。
重み付け設定部131は、求人案件情報に含まれる採用条件を構成する各項目に設定される配点に、求職者によって設定される労働条件を構成する各項目の優先度に基づいて重み付けを設定する。
図4に示されるように、求職者側の重み付けとしては、労働条件を構成する各項目について優先度が付与されている。具体的には、求職者が所望する労働条件を構成する各項目のうち、例えば、職種、勤務地及び給与の順に1位〜3位の優先順位を設定することにより、優先度を付与すればよい。
一方、求人企業側は、求人案件情報に含まれる採用条件を構成する各項目に設定される配点を、ここでは、一律に10点としている。
これにより、採用条件に適合するという求人企業側の要求を確保しつつ、求職者側の優先度を考慮してより細かく求職者の要求を反映している。
ベーススコア演算部132は、労働条件と採用条件とを比較することにより各項目について条件を満たすか否かを判定するとともに、当該各項目に設定された重み付けに基づいてベーススコアを演算する。
図4に示されるように、求職者は、所望の労働条件として、「職種=製造系」「勤務地=山口市」「雇用形態=正社員又は契約社員」「給与=月給35万円以上」「休日=土日祝」等を設定している。一方、求人企業が提供する求人案件では、採用条件として、「職種=製造系」「勤務地=山口市」「雇用形態=正社員」「給与=月給30万円」「休日=日祝」等が設定されている。
ここで、職種、勤務地、雇用形態及び適正に関して、求職者と求人企業との条件が合致しており、これらの項目に対して設定された配点及び重み付けにより点数が演算される。具体的には、一律に設定されている配点「10点」に対して、求職者が設定した優先度に応じて、優先順位1位の「職種」の点数が4倍され、優先順位2位の「勤務地」の点数が3倍される。なお、優先順位3位の「給与」については、優先順位の重み付けに基づけは、点数が2倍されるところ、「給与」は条件が合致していないため点数は2倍されても「0点」のままである。
以上により、「職種:40点」+「勤務地:30点」+「雇用形態:10点」+「適正:10点」として、「ベーススコア=90点」が算出される。
[求職者起点優遇スコアの算出]
図5は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、ベーススコアに求職者起点優遇スコアが付与されて、マッチングスコアが算出される一例を示す図である。図5において、求職者起点優遇項目のうち、求人企業が採用に積極的であるため、ベーススコア「90点」に求職者起点優遇スコア「15点」が加算され、マッチングスコアは、「105点」となっている。
[企業起点優遇スコアの算出]
図6は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、ベーススコアに企業起点優遇スコアが付与されて、マッチングスコアが算出される一例を示す図である。図6において、企業起点優遇項目のうち、求職者の勤務開始時期が早急、及び年齢が29歳(比較的若い)であるため、ベーススコア「90点」に企業起点優遇スコア「30点」が加算され、マッチングスコアは、「120点」となっている。
なお、ここでは、求職者起点優遇スコア及び企業起点優遇スコアについて、各項目に15点の配点を設定していたが、これに限定されるものではない。例えば、各項目に異なる配点を設定したり、求職者及び求人企業の意図に沿った優先度を設定したり、配点及び優先度の両方を設定したりしても構わない。
図7は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100において、企業起点優遇項目に設定された優先順位に基づいて企業起点優遇スコアが算出される一例を示す図である。図7において、企業起点優遇項目のうち、勤務開始時期、年齢、経験及び強みにそれぞれ「6点」、勤務持続性に「10点」の配点が設定されている。さらに、勤務開始時期、強み及び年齢の順に1位〜3位の優先順位が設定されることにより重み付けが設定されている。
ここで、勤務開始時期、年齢及び強みに関して、求職者と求人企業との条件が合致しており、これらの項目に対して設定された配点及び重み付けにより点数が演算される。具体的には、設定されている配点「6点」に対して、求人企業が設定した優先度に応じて、優先順位1位の「勤務開始時期」の点数が4倍され、優先順位2位の「強み」の点数が3倍され、優先順位3位の「年齢」の点数が2倍される。これにより、企業起点優遇スコアは、「54点」と算出される。
[動作]
図8は、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100が実行するマッチング方法M100の処理の流れを示すフローチャートである。図8において、マッチング方法M100は、マッチングシステム100に含まれるプロセッサにより実行されるステップS110〜S180を含む。
ステップS110において、マッチングシステム100は、求職者向けか、求人企業向けかを判定し、求職者向けであれば、ステップS120及びステップS130の処理に進み、求人企業向けであれば、ステップS121及びステップS131の処理に進む。求職者向けか、求人企業向けかは、例えば、当該マッチングシステム100を使用するユーザに選択させても構わないし、当該マッチングシステム100の使用契約として、予めいずれかを選択しておいても構わない。
ステップS120において、求職者情報取得部110は、該当の求職者情報を取得する。例えば、求職者情報取得部110は、求職者情報DB10に登録されている、当該求職者に関する個人情報と当該求職者が所望する労働条件等を取得する。
ステップS130において、求人案件情報取得部120は、求人案件情報を取得する。例えば、求人案件情報取得部120は、求人案件情報DB20に登録されている、求人企業が提示する採用条件等を取得する。
ステップS121において、求人案件情報取得部120は、該当の求人案件情報を取得する。例えば、求人案件情報取得部120は、求人案件情報DB20に登録されている、当該求人企業が提示する採用条件等を取得する。
ステップS131において、求職者情報取得部110は、求職者情報を取得する。例えば、求職者情報取得部110は、求職者情報DB10に登録されている、求職者に関する個人情報と当該求職者が所望する労働条件等を取得する。
ステップS140において、ベーススコア算出部130の重み付け設定部131は、ステップS120で取得された採用条件を構成する各項目に設定される配点に、ステップS110で取得された、求職者によって設定される労働条件を構成する各項目に対する優先度に基づいて、重み付けを設定する。
ステップS150において、ベーススコア算出部130のベーススコア演算部132は、ステップS120又はステップS131で取得された労働条件とステップS130又はステップ121で取得された採用条件とを比較することにより、各項目について条件を満たすか否かを判定する。そして、ベーススコア演算部132は、条件を満たす項目について、ステップS130で設定された重み付けに基づいてベーススコアを演算する。
ステップS160において、求職者起点優遇スコア算出部140は、求職者起点優遇スコアを算出する。例えば、求職者起点優遇スコア算出部140は、採用の時期、人数、基準、緊急度、積極性及び当該マッチングシステムの契約プランのうち少なくとも1つを含む求職者起点優遇項目に基づいて、求職者起点優遇スコアを算出すればよい。
ステップS170において、企業起点優遇スコア算出部150は、企業起点優遇スコアを算出する。例えば、企業起点優遇スコア算出部150は、求職者の勤務開始時期、年齢、職歴及びスキルのうち少なくとも1つを含む企業起点優遇項目に基づいて企業起点優遇スコアを算出すればよい。
ステップS180において、マッチングスコア算出部160は、ベーススコアと、求職者起点優遇スコア又は企業起点優遇スコアとに基づいてマッチングスコアを算出する。
以上のように、本発明の第1実施形態に係るマッチングシステム100及びマッチング方法M100によれば、ベーススコア算出部130は、採用条件を構成する各項目に設定される配点に、求職者によって設定される労働条件を構成する各項目の優先度に基づいて重み付けを設定した上で、ベーススコアを算出する。さらに、マッチングスコア算出部160は、当該ベーススコアと、求職者起点優遇スコア算出部140によって算出された求職者起点優遇スコア、又は企業起点優遇スコア算出部150によって算出された企業起点優遇スコアとに基づいて、マッチングスコアを算出する。その結果、求職者及び求人企業双方の意図に沿った適切なマッチングを行うことができる。
なお、本実施形態では、優先度に応じた重み付けとして、優先順位1位、2位及び3位について、点数を4倍、3倍及び2倍としたが、これに限定されるものではなく、重み付けする優先順位及び倍率を調整しても構わない。例えば、優先順位1位の項目のみ2倍としても構わないし、優先順位1位〜5位の項目に対して、それぞれ5割増〜1割増等としても構わない。
また、本実施形態では、優先順位に応じて点数に所定の割合を積算することによって重み付けを付与しているが、これに限定されるものではなく、例えば、優先順位に応じて所定の点数を加算しても構わない。具体的には、優先順位1位、2位及び3位について、それぞれ30点、20点及び10点を加算する等しても構わない。
また、求職者及び求人企業にとって、必須の労働条件及び採用条件等があれば、当該項目に対して、必須条件項目である旨を示すMUSTフラグを設定しても構わない。具体的には、求職者が勤務地にMUSTフラグを設定した場合、勤務地が合致しない求人企業の求人案件には、たとえ他の項目において多数の合致があったとしても、ベーススコアを0点にする。また、求人企業の求人案件において、資格にMUSTフラグが設定されていれば、資格を保有しない求職者については、ベーススコアを0点にする。
なお、MUSTフラグは、1つの項目に設定しても構わないし、2つ以上の項目に設定しても構わない。また、求職者が労働条件を構成する各項目に設定する優先度に関して、例えば、優先順位1位の項目、又は優先順位1位から所定順位までの項目に、自動的にMUSTフラグが設定されるようにしても構わない。
このように、MUSTフラグを設定することにより、必須項目が合致しない場合には、ベーススコアが0点となるため、求職者及び求人企業双方にとって必須条件に合致しない求人案件及び求職者を除外することができ、より適切なマッチングを実現することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態では、第1実施形態で説明したベーススコアの演算方法に関して、職種経験の有無に応じて演算方法を選択することについて説明する。本実施形態では、第1実施形態と共通の構成については詳細な説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点について中心に説明する。
[演算方法の選択]
図9は、本発明の第2実施形態に係るマッチングシステムにおけるベーススコア算出部230の一例を示す図である。図9において、ベーススコア算出部230は、重み付け設定部131と、職種経験判断部231と、演算方法選択部232と、ベーススコア演算部233とを含む。
職種経験判断部231は、求職者情報に基づいて、当該求職者の、所定の職種に関する経験の有無を判断する。例えば、職種経験判断部231は、求職者情報取得部110によって取得された求職者情報に含まれる個人情報のうち職務経歴を参照し、労働条件として所望する職種について経験の有無を判断する。ここで、単に、当該職種について経験があれば、経験有と判断しても構わないし、例えば、1年又は3年以上等、所定の期間以上の経験がある場合に、経験有と判断しても構わない。
演算方法選択部232は、所定の職種に関する経験の有無に応じて、ベーススコアを演算する複数の演算方法のうちいずれかの演算方法を選択する。例えば、複数の演算方法として、加点法及び減点法を含み、演算方法選択部232は、求職者が所定の職種に関する経験が無い有の場合、加点法を選択し、経験が有る場合、減点法を選択する。
加点法が選択された場合、ベーススコア演算部233は、例えば、第1実施形態において図4を用いて説明したように、ベーススコアを演算すればよい。
減点法が選択された場合、ベーススコア演算部233は、以下のように、ベーススコアを演算する。なお、ここでは、求人企業としては、所定の職種についての経験がある求職者について、当該職種に関するスキルを有し、概ね採用したいと考えるため、条件が合致しない項目に対して減点するという減点法を用いるものとしている。
図10は、本発明の第2実施形態に係るマッチングシステムにおけるベーススコア算出部230によって、減点法が用いられてベーススコアが算出される一例を示す図である。図10に示されるように、給与及び休日に関して、求職者と求人企業との条件が合致しておらず、これらの項目に対して設定された配点及び重み付けにより点数が減算される。具体的には、設定されている配点「給与:−10点」「休日:−10点」に対して、求職者が設定した優先度に応じて、優先順位3位の「給与」の点数が2倍されて、「−20点」となる。
以上により、満点(基準点)を200点とした場合、「給与:−20点」「休日:−10点」分を減算すると、「ベーススコア=170点」が算出される。
[動作]
図11は、本発明の第2実施形態に係るマッチングシステムが実行するマッチング方法M200の処理の流れを示すフローチャートである。図11において、マッチング方法M200は、マッチングシステムに含まれるプロセッサにより実行されるステップS110〜S180、及びステップS210〜S230を含む。マッチング方法M200は、第1実施形態において図8を用いて説明したマッチング方法M100と比べて、ステップS140の前に、ステップS210〜S230を含む。
ステップS210において、職種経験判断部231は、ステップS120又はステップS131で取得された求職者情報に含まれる職務経歴に基づいて、所望する職種について経験の有無を判断し、当該職種に関して経験が有る場合(ステップS210のYes)、ステップS220の処理に進み、当該職種に関して経験が無い場合(ステップS210のNo)、ステップS230の処理に進む。
ステップS220において、演算方法選択部232は、ベーススコアを演算方法として減点法を選択する。
ステップS230において、演算方法選択部232は、ベーススコアを演算方法として加点法を選択する。
そして、ベーススコア演算部233は、選択された演算方法を用いて、ベーススコアを演算する。具体的には、減点法が選択される場合には、図10を用いて説明したように、満点(基準点)を設定し、条件が合致しない項目に対して減点することにより演算し、加点法が選択される場合には、図4を用いて説明したように、条件が合致する項目に対して加点することにより演算すればよい。
以上のように、本発明の第2実施形態に係るマッチングシステム及びマッチング方法M200によれば、ベーススコア算出部230は、求職者の所定の職種に関する経験の有無に応じて、ベーススコアを演算する演算方法を選択した上で、ベーススコアを算出する。その結果、当該ベーススコアは、求職者の経験に応じた演算方法を用いて演算され、より適切に数値化されたものとなっているため、求職者及び求人企業双方の意図に沿ったより適切なマッチングを行うことができる。
なお、本実施形態では、演算方法として加点法及び減点法を用いたが、これに限定されるものはなく、例えば、適切なベーススコアが算出できるのであれば、1次関数又は2次関数、指数関数、対数関数及び三角関数等、複雑な関数を含む演算方法を用いても構わない。
<その他>
[適正判断]
さらに、ベーススコアを算出する方法として、求職者の特性に関する特性情報を考慮しても構わない。求職者の特性は、所定の職種に対する適正に影響するものであり、より適切なマッチングが可能となる場合がある。
具体的には、ベーススコア算出部130(230)は、適正職種判断部をさらに含む。適正職種判断部は、求職者情報に含まれる個人情報のうち、当該求職者の特性に関する特性情報に基づいて、職種に対応する適正度を判断する。
図12は、求職者の特性に対応する適正職種の一例を示す図である。図12において、「向いているもの」及び「向いていないもの」に対応する職種が示されている。例えば、求職者に診断テスト又はアンケート等を実施し、その結果を個人情報に含まれる特性情報として記憶する。
ここでは、求職者が「向いているもの」として回答した結果P30から、清掃系、社長・役員系、教育系等が含まれる職種31が適正な職種として挙げられている。一方、求職者が「向いていないもの」として回答した結果N40から、物流系、鉱業系、農業系等が含まれる職種41が適正でない職種として挙げられている。
このように、ベーススコア算出部130(230)は、求職者の特性情報から所定の職種に対しての適正度(適正か適正でないか等)を判断し、当該適正度に応じてベーススコアに加点又は減点しても構わない。これにより、求職者の特性情報も踏まえて、より適切なマッチングが可能となる。
なお、求職者に対して実施する診断テスト又はアンケートにおいて、質問に対して所定の時間内に回答した項目の結果を、特性情報として採用するようにしても構わない。例えば、質問に対して求職者が即座に回答している場合は、当該質問に対して明確な意識を持っているため、当該回答を採用する。一方、質問に対して求職者が長時間かけて回答している場合は、当該質問に対して明確な意識を持っておらず、悩みながら回答しているものと考えられるため、当該回答は採用しない。ここで、所定の時間内とは、質問内容に応じて設定すればよいが、「はい」又は「いいえ」の二択等の択一的な回答であれば、例えば、3秒又は5秒等と設定すればよい。
[求人企業の採用方針]
本発明の第1及び第2実施形態では、採用条件を構成する各項目に設定される配点については、一律に10点(−10点)等を設定していたが、求人企業における採用方針に応じて当該配点を変更可能とし、求人企業側の要望をより細かく反映するようにしても構わない。
図13は、求人企業によって設定される採用方針の一例を示す図であり、図14は、求人企業によって設定される採用方針に基づいて、各項目に対する重み付け(配点)の一例を示す図である。
図13において、求職者の年齢(年配/若い)及びスキル(できること/やりたいこと)を軸として、4つの採用方針が示されており、図14において、これらの採用方針を選択した場合における各項目に対する重み付け(配点)が示されている。なお、図14では、ベーススコア及び企業起点優遇スコアの算出に関する各項目において、重み付け(配点)が細かく設定されている。
例えば、(A)専門枠採用の場合、職種、職歴及び年齢を重視し、これらの項目に重み付けがなされて配点が高くなっている。求人企業としては、専門学校卒又は新卒で専門職に就いて、特定のスキルを早期に習得できている人材を採用したいと考えている。
(B)即戦力採用の場合、職種、職歴及び資格を重視し、これらの項目に重み付けがなされて配点が高くなっている一方で、給与及び年齢等にはこだわらないという意味で配点が低くなっている。求人企業としては、過去の職歴での経験を即座に活かせる人材を採用したいと考えている。
(C)ポテンシャル採用の場合、年齢及び適正を重視し、これらの項目に重み付けがなされて配点が高くなっている一方で、現時点での職歴及び資格等は重視せず、配点が低くなっている。求人企業としては、将来性に期待して、年齢が若く、適正のある人材を採用したいと考えている。
(D)条件調整採用の場合、勤務地、雇用形態及び給与を重視し、これらの項目に重み付けがなされて配点が高くなっている一方で、職歴及び年齢等は重視せず、配点が低くなっている。求人企業としては、将来性に期待して、職歴及び年齢に対する制約を緩める一方で、給与等の条件面で妥協可能な人材を採用したいと考えている。
このように、求人企業としては、採用方針に基づいて採用したいと考えている人物像に対して、より適合する求職者のスコアが高得点となって表れるような重み付け(配点)が設定される。
なお、ここでは、求職者の年齢及びスキルを軸として、(A)〜(D)の4つの採用方針を例示したが、採用方針はこれらに限定されるものではなく、例えば、採用条件に含まれる他の項目を軸にし、3つ以下又は5つ以上の採用方針を設定しても構わない。そして、それぞれの採用方針に対応する重み付け(配点)を設定し、また、予め設定した重み付け(配点)について、マッチング結果をフィードバック等して、適宜、変更可能としても構わない。
図15は、求職者によって設定される優先度及び求人企業によって設定される採用方針に基づいて、ベーススコア及び企業起点優遇スコアが算出される一例を示す図である。図15において、求人企業は、図13及び図14を用いて説明したように、採用方針を選択することによって当該採用方針に対応する重み付け(配点)を設定する。ここでは、(B)即戦力採用を選択したものとする。
一方、求職者側の重み付けとしては、労働条件に含まれる項目について優先度を付与する。具体的には、求職者が所望する労働条件に含まれる各項目のうち、例えば、職種、勤務地、給与、雇用形態及び休日の順に1位〜5位の優先順位を設定することにより、優先度を付与すればよい。
図15に示されるように、個人情報及び所望の労働条件を含む求職者情報として、「職種=製造系」「勤務地=山口市」「雇用形態=正社員又は契約社員」「給与=月給35万円以上」「休日=土日祝」「適正=真面目」「職歴=事務系5年」「資格=無」「年齢=35歳」が設定されている。さらに、当該求職者は、労働条件のうち、「職種」「勤務地」「給与」「雇用形態」「休日」の順で、優先度を設定している。一方、求人企業が提供する求人案件では、「職種=製造系」「勤務地=山口市」「雇用形態=正社員」「給与=月給30万円」「休日=日祝」「適正=真面目」「職歴=製造系3年以上」「資格=有」「年齢=30−50歳」が設定されている。
ここで、職種、勤務地、雇用形態、適正及び年齢に関して、求職者と求人企業との条件が合致しており、これらの項目に対して設定された重み付け(配点)により点数が加算される。
ここでは、(B)即戦力採用に応じた重み付け(配点)に基づいて、「職種:20点」「勤務地:5点」「雇用形態:5点」「適正:10点」となる。さらに、求職者によって設定された優先度に応じて、優先順位1位の「職種」の点数「20点」が5倍され、優先順位2位の「勤務地」の点数「5点」が4倍され、優先順位4位の「雇用形態」の点数「5点」が2倍される。
以上により、「職種:100点」+「勤務地:20点」+「雇用形態:10点」+「適正:10点」として、「ベーススコア=140点」が算出される。さらに、企業起点優遇スコア「年齢:5点」を付与すると、マッチングスコアは、「145点」となる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。本発明の範囲は上述した実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
また、本発明における求人企業とは、典型的には、人材を募集する株式会社等の法人企業であるが、これに限定されるものではなく、学校、公団、組合、個人商店及び自治体等も含まれ、これらにおいても本発明のマッチングシステムを適用することができる。
10…求職者情報DB、20…求人案件情報DB、31,41…職種、30P…向いているもの、N40…向いていないもの、100…マッチングシステム、110…求職者情報取得部、120…求人案件情報取得部、130,230…ベーススコア算出部、131…重み付け設定部、132,233…ベーススコア演算部、140…求職者起点優遇スコア算出部、150…企業起点優遇スコア算出部、160…マッチングスコア算出部、231…職種経験判断部、232…演算方法選択部、M100,M200…マッチング方法、S110〜S180,S210〜S230…マッチング方法の各ステップ

Claims (9)

  1. 求職者に関する個人情報と当該求職者が所望する労働条件とを含む求職者情報を取得する求職者情報取得部と、
    求人企業が提示する求人案件に関する求人案件情報を取得する求人案件情報取得部と、
    前記求職者情報と前記求人案件情報とに基づいて、前記求職者と前記求人案件との適合度を示すベーススコアを算出するベーススコア算出部と、
    前記求人企業の状況に関する企業状況情報に基づいて求人案件の推薦度を示す求職者起点優遇スコアを算出する求職者起点優遇スコア算出部と、
    前記求職者情報に基づいて求職者の推薦度を示す企業起点優遇スコアを算出する企業起点優遇スコア算出部と、
    前記ベーススコアと、前記求職者起点優遇スコア又は前記企業起点優遇スコアとに基づいてマッチングスコアを算出するマッチングスコア算出部と、を備える、
    マッチングシステム。
  2. 前記ベーススコア算出部は、
    前記求人案件情報に含まれる採用条件を構成する各項目に設定される配点に、前記求職者によって設定される前記労働条件を構成する各項目の優先度に基づいて重み付けを設定する重み付け設定部と、
    前記労働条件と前記採用条件とを比較することにより各項目について条件を満たすか否かを判定するとともに、前記各項目に設定された重み付けに基づいてベーススコアを演算するベーススコア演算部と、を含む、
    請求項1に記載のマッチングシステム。
  3. 前記ベーススコア算出部は、
    前記求職者情報に基づいて、当該求職者の、所定の職種に関する経験の有無を判断する職種経験判断部と、
    前記所定の職種に関する経験の有無に応じて、前記ベーススコアを演算する複数の演算方法のうちいずれかの演算方法を選択する演算方法選択部と、をさらに含み、
    前記ベーススコア演算部は、選択された演算方法を用いて前記ベーススコアを演算する、
    請求項2に記載のマッチングシステム。
  4. 前記複数の演算方法は、加点法及び減点法を含む、
    請求項3に記載のマッチングシステム。
  5. 前記個人情報は、当該求職者の特性に関する特性情報を含み、
    前記ベーススコア算出部は、
    前記特性情報に基づいて、職種に対応する適正度を判断する適正職種判断部を、さらに含み、
    前記ベーススコア演算部は、前記適正度を付与して、前記ベーススコアを演算する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載のマッチングシステム。
  6. 前記重み付け設定部は、前記求人企業によって設定される採用方針に基づいて重み付けを設定する、
    請求項2から5のいずれか一項に記載のマッチングシステム。
  7. 前記求職者起点優遇スコア算出部は、採用の時期、人数、基準、緊急度、積極性及び当該マッチングシステムの契約プランのうち少なくとも1つを含む求職者起点優遇項目に基づいて前記求職者起点優遇スコアを算出する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のマッチングシステム。
  8. 前記企業起点優遇スコア算出部は、求職者の勤務開始時期、年齢、職歴及びスキルのうち少なくとも1つを含む企業起点優遇項目に基づいて前記企業起点優遇スコアを算出する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のマッチングシステム。
  9. 前記企業起点優遇スコア算出部は、前記求人企業によって設定される前記企業起点優遇項目の優先度に基づいて前記企業起点優遇スコアを算出する、
    請求項8に記載のマッチングシステム。
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