JP6953990B2 - 品質予測装置及び品質予測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、品質予測装置及び品質予測方法に関する。
従来、操業条件に基づいて品質が決まる製造プロセスにおいて、製品の製造過程で品質を予測する手法としては、品質不良発生のメカニズムに関する知識を元に作成した物理モデル、あるいは、操業データと品質データとに重回帰分析を適用して得られる線形式のモデル(以下、重回帰モデル)を用いて品質を予測する手法が知られている。このようなモデルを用いる方法では、製品の操業データをモデルに入力して品質の予測値を算出し、その予測値を評価することによって品質を予測する。
例えば特許文献1には、操業データ及び品質データを基に、操業データを基底ベクトルとする操業変数空間を幾つかの局所領域に分割して、各局所領域における操業変数と品質の関連性をモデル化する手法が提案されている。分割数を大きくしてもモデルの予測精度を維持しつつ、分割段階において、各局所領域のデータ数が減少し、少数となった品質変数のデータに対して局所関係式が過剰に適合しないようにするためには、局所関係式の係数の大きさの増大を抑えることが必要となる。従来は、局所関係式の予測値と局所領域の品質変数のデータに対する誤差二乗和が最小となるように局所関係式の係数を決定していたが、特許文献1では、その誤差二乗和に線形モデルの係数の大きさに対するペナルティを付加した値を最小化することによって、与えられる品質変数のデータに対する予測誤差だけではなく係数の大きさも考慮することで、ある程度モデルの予測精度を維持しつつ、品質変数のデータに対する過剰な適合である局所関係式の過学習を防止している。
特開平2012−137813号公報
しかし、製品製造の操業条件は製品毎に設定されるものであって常に同一ではなく、製造ラインの各設備も経年するにつれて状態も変化する。また、例えば外気等のように季節によって製品の製造環境が変化する場合には、製造環境の変化が製品の品質に影響を及ぼすこともある。このように日々変化する製品の製造条件、製造環境も踏まえて品質不良発生のメカニズムを特定するのは困難であり、知見から品質予測のための物理モデルを構築することは難しい。また、学習により予測モデルを取得する場合にも、日々変化する製品の製造条件、製造環境を適切に学習条件に組み込むことができなければ、精度の高い予測モデルを構築するのは容易ではない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、製品の製造条件や製造環境の変化を考慮し、製品の品質を高精度に予測することの可能な、新規かつ改良された品質予測装置及び品質予測方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、製造プロセスにおいて製造された製品の品質を予測する品質予測装置であって、製造プロセスにて製造された製品群の中から、品質予測対象製品、及び、品質予測対象製品の品質を予測するための学習用の製品として少なくとも品質予測対象製品の製造時期に近い所定期間内に製造された製品を第1のデータ数だけ特定する取得データ特定部と、品質予測対象製品の操業実績データを取得する予測対象データ取得部と、特定された学習用の製品について、説明変数とする操業実績データ及び目的変数とする品質実績データを取得し、学習用データを生成する学習データ生成部と、学習用の製品の操業実績データについて、品質予測対象製品の操業実績データとの類似度をそれぞれ算出し、学習用データから類似度の高い順に第2のデータ数の学習用データを選別する学習データ選別部と、学習データ選別部により選別された学習用データに基づいて、品質予測モデルを生成する予測モデル生成部と、品質予測モデルを用いて、品質予測対象製品の操業実績データに基づき、品質予測対象製品の品質を予測する予測処理部と、を備える、品質予測装置が提供される。
学習データ選別部は、学習用の製品の操業実績データと品質実績データとの相関係数を算出し、相関係数によって重み付けされた学習用の製品の操業実績データと品質予測対象製品の操業実績データとに基づいて、それぞれの学習用の製品と品質予測対象製品との類似度を算出してもよい。
類似度は、重み付けされた学習用の製品の操業実績データと品質予測対象の操業実績データとに基づいて算出された、それぞれの学習用の製品と品質予測対象製品との重み付け距離に基づき算出してもよい。
予測モデル生成部は、選別された学習用データ及び類似度に基づいて、品質予測モデルを生成してもよい。
予測モデル生成部は、ランダムフォレストを用いて品質予測モデルを生成してもよい。
予測処理部は、製品の品質予測の結果として、欠陥の発生確率を予測してもよい。
製造プロセスがめっき鋼板の製造プロセスである場合、品質予測装置は、熱間圧延工程、冷間圧延工程、めっき工程及び精製検査工程を経て製造される鋼板の表面に現れる欠陥の発生を予測してもよい。
品質実績データが、操業実績データとの取得タイミング時のスケールと異なるスケールで表されている場合、学習データ生成部は、品質実績データのスケールを操業実績データの取得タイミングでのスケールに変換する。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、製造プロセスにおいて製造された製品の品質を予測する品質予測方法であって、製造プロセスにて製造された製品群の中から、品質予測対象製品、及び、品質予測対象製品の品質を予測するための学習用の製品として少なくとも品質予測対象製品の製造時期に近い所定期間内に製造された製品を第1のデータ数だけ特定する取得データ特定ステップと、品質予測対象製品の操業実績データを取得する予測対象データ取得ステップと、特定された学習用の製品について、説明変数とする操業実績データ及び目的変数とする品質実績データを取得し、学習用データを生成する学習データ生成ステップと、学習用の製品の操業実績データについて、品質予測対象製品の操業実績データとの類似度をそれぞれ算出し、学習用データから類似度の高い順に第2のデータ数の学習用データを選別する選別ステップと、選別された学習用データに基づいて、品質予測モデルを生成する予測モデル生成ステップと、品質予測モデルを用いて、品質予測対象製品の操業実績データに基づき、品質予測対象製品の品質を予測する予測ステップと、を含む、品質予測方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、製品の製造条件や製造環境の変化を考慮し、製品の品質を高精度に予測することが可能となる。
めっき鋼板の欠陥有無を本実施形態に係る品質予測装置により評価する場合の評価タイミングと評価結果に基づく対応例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る品質予測装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態に係る学習データ生成処理を示すフローチャートである。 品質予測対象製品の操業実績データと学習用の製品の操業実績データとの関係を示す説明図である。 同実施形態に係る品質予測モデルの構築において用いる説明変数の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る予測処理を示すフローチャートである。 学習用データの選別において考慮する、品質予測対象製品に対する学習用データの類似度を説明する説明図である。 予測結果の一表示例を示す説明図である。 同実施形態に係る品質予測装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.概要>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る品質予測装置の概要とその適用例について説明する。図1は、めっき鋼板の欠陥有無を本実施形態に係る品質予測装置により評価する場合の評価タイミングと評価結果に基づく対応例を示す説明図である。
本実施形態に係る製品の品質予測装置は、製品の製造工程において製造される製品の品質に影響する複数の操業変数(説明変数)に基づいて構築された品質予測モデルを用いて、製品の品質を予測する。例えば、めっき鋼板において美観が重要視される場合には、めっき鋼板の表面に発生する欠陥の有無を予測する。
より詳細には、めっき鋼板は、図1に示すように、熱間圧延工程、冷間圧延工程、めっき工程を経て製造され、精製検査工程にて製造された製品の品質が検査される。ここで、製品の品質を欠陥の有無によって評価する際に、製造工程で製品に発生する欠陥には、欠陥発生の原因のある工程(原因工程)と欠陥が顕在化する工程(顕在化工程)とが異なる場合がある。例えば、めっき鋼板の製造工程において、欠陥を発生させる原因工程は熱間圧延工程であるが、欠陥が顕在化するのはめっき工程後である。このように欠陥の原因工程と顕在化工程とが異なる場合には、従来、欠陥が顕在化するまでは、製品を保留したり仕様を満たす他注文へ製品を振り替えたりすることができず、製品の歩留まりを向上させるのは困難であった。
そこで、本実施形態では、欠陥の原因工程までの操業条件と各操業条件で製造された過去の製品の欠陥発生実績とをもとに、データ解析手法である機械学習を用いて品質予測モデルを構築し、欠陥の発生予測を行う。このように品質予測モデルを構築することで、欠陥の原因工程以降の任意の時点で、欠陥が顕在化する前に欠陥の発生予測を行うことができる。例えば図1に示しためっき鋼板の製造工程においては、欠陥が顕在化する前であっても、原因工程である熱間圧延工程の後であれば欠陥の発生を予測することが可能となる。
これにより、例えば原因工程である熱間圧延工程完了後であって冷間圧延工程前に欠陥の発生を予測し、欠陥が発生することが予測された場合には、当初の仕様には適合しないが他の仕様であれば適合するときには、適合する仕様向けの注文に製品を振り替えることができる。また、従来と同様、原因工程である熱間圧延工程完了後であって精製検査工程完了後に欠陥の発生を予測する場合にも、欠陥が発生していると予測された欠陥部分があれば当該欠陥部分を鋼板からカットし、出荷可能な状態とすることもできる。欠陥部分がカットされためっき鋼板は、再検査され、欠陥が検出されなければ製品として出荷される。このように、本実施形態に係る品質予測装置は、欠陥が顕在化する前であっても、欠陥の発生を予測することが可能である。
また、本実施形態に係る品質予測装置は、品質予測モデルを構築する際に、製品の製造条件や製造環境の変化を考慮することで、製品の品質予測精度を向上させる。具体的には、予測対象毎に品質予測モデルを構築し、品質予測モデルを構築するための学習用データとして、品質予測対象製品の操業データから時間的に近い所定数の操業データを用いる。これにより、品質予測対象製品と近い操業条件及び操業環境で製造された製品を製造したときの操業データ及びその品質に基づき品質予測モデルが構築されるため、品質予測対象製品の品質を高精度に予測することが可能となる。以下、本実施形態に係る品質予測装置とこれによる品質予測方法について、詳細に説明する。
<2.機能構成>
図2に本実施形態に係る品質予測装置100の機能構成を示す。本実施形態に係る品質予測装置100は、製造プロセスにおいて製造される製品の異常の有無を予測するための装置であり、製造プロセスにおける操業実績データと品質実績データとの関連性を解析し、得られた関連性と操業実績データとに基づき製品の品質を予測する。ここでは、品質予測装置100を図1に示した複数の工程からなるめっき鋼板の製造プロセスへ適用し、熱間圧延工程により製造された熱間圧延コイル(以下、単に「コイル」と称する。)について、欠陥の有無を予測する。例えば品質予測装置100は、所定の周期で(例えば1日毎に)、予測対象のコイル(製品)毎に品質予測モデルを構築し、コイルに欠陥があるか否かを判定する。このような品質予測装置100は、図2に示すように、取得データ特定部110と、学習データ生成部120と、予測部130とを備える。
(取得データ特定部)
取得データ特定部110は、予測対象のコイルを特定する。本実施形態に係る品質予測装置100は、熱間圧延工程にて製造されたコイルを予測対象として、コイルに欠陥があるか否かを判定する。取得データ特定部110は、製造されるコイルを管理するコイルNo.記憶部10を参照して、品質予測の対象とするコイルをコイルNo.により特定する。コイルNo.は、製造されるコイルにそれぞれ付与される固有の識別番号である。取得データ特定部110は、例えば1日毎にコイルの品質予測を行う場合、前回の品質予測を行ったコイル以降に製造された1日分のコイルのコイルNo.を取得する。このとき、1日に製造されたすべてのコイルを品質予測対象製品としてもよく、1日に製造されたコイルのうち特定の仕様が要求されているコイルのみを品質予測対象製品としてもよい。
また、品質予測対象製品のコイルの品質を予測するための品質予測モデルは、過去の操業実績データ及び品質実績データを学習用データとして用い、構築される。学習用データは、品質予測対象製品のコイル以前に製造されたコイルのうち、直近のコイルの製造時の実績データを用いる。このため、取得データ特定部110は、学習用データの実績データを取得するため、コイルNo.記憶部10を参照して、品質予測対象製品のコイルのコイルNo.に基づき当該コイルの製造時期に近い所定期間内に製造されたコイルのコイルNo.を第1のデータ数だけ取得する。取得データ特定部110は、品質予測対象製品のコイルNo.及び学習データ用のコイルNo.を、学習データ生成部120及び予測部130へ出力する。
(学習データ生成部)
学習データ生成部120は、品質予測モデルを構築するための学習用データを生成する。学習用データは、取得データ特定部110にて特定された学習データ用のコイルNo.に基づき取得される各コイルの操業実績データ及び品質実績データより生成される。品質予測モデルの構築の際、操業実績データは説明変数として用いられ、品質実績データは目的変数として用いられる。
本実施形態では、操業実績データは熱延工程後までのデータであり、品質実績データは精製検査工程での検査結果である。鋼板は、熱間圧延工程、冷間圧延工程で圧延されるため、品質実績データとして精製検査工程で欠陥が検出された座標位置は、冷間圧延工程、熱間圧延工程での座標位置とは異なる。このようにデータが取得された工程によってデータの意味が異なる場合には、各工程のデータを対応させる処理が必要である。また、操業実績データには、鋼板の板幅方向の温度分布を示した温度チャート等のように、1つのコイルに対して複数の数値情報を含むものもあり、品質予測モデルを構築する際に説明変数としてどの値を用いるかを決定しなければならない場合もある。学習データ生成部120は、このような各工程にて計測された様々な操業実績データ及び品質実績データから、品質予測モデルを構築しやすい学習用データを生成する。
学習データ生成部120は、品質実績データ取得部121と、座標算出部123と、学習データ生成処理部125とを有する。
品質実績データ取得部121は、学習データ用のコイルNo.に基づいて、目的変数として用いる品質実績データを品質実績データ記憶部20から取得する。本実施形態では、精製検査工程にて検出された欠陥の鋼板上の座標位置を品質実績データとして用いる。品質実績データ記憶部20には、精製検査工程での検査結果として、鋼板表面の欠陥の有無、欠陥がある場合には鋼板上の座標位置を記憶している。品質実績データ取得部121は、品質実績データ記憶部20から取得した欠陥の鋼板上の座標位置を座標算出部123へ出力する。
座標算出部123は、品質実績データ取得部121にて取得された欠陥の鋼板上の座標位置を、各工程での鋼板上の座標位置に変換する。座標算出部123による座標変換は、熱間圧延工程、冷間圧延工程それぞれにおいて行われる鋼板の圧延条件より特定可能である。本実施形態では、座標算出部123は、精製検査工程での欠陥の鋼板上の座標位置が、熱間圧延工程後の鋼板上ではどの座標位置にあたるかを少なくとも算出する。熱間圧延工程後の鋼板上の座標位置だけではなく、冷間圧延工程後の鋼板上の座標位置を算出してもよい。座標算出部123により算出された欠陥の各時点での鋼板上の座標位置は、座標記憶部30に記憶させてもよい。
学習データ生成処理部125は、学習データ用のコイルNo.の操業実績データを取得して、説明変数及び目的変数からなる学習用データを生成する。学習データ生成処理部125は、説明変数として用いる操業実績データを、操業実績データ記憶部40及び代表値記憶部50から取得する。
めっき鋼板の欠陥の有無を予測する品質予測モデルの構築には、例えば、鋼板の成分、熱間圧延工程における加熱装入温度やロール冷却水温、仕上温度、Ar3変態点温度、スケール厚、外気温といった項目が説明変数として用いられる。このうち、熱間圧延工程での仕上温度及びスケール厚は、操業実績データとして操業実績データ記憶部40に記憶された鋼板の板幅方向の分布を表すチャートが取得される。また、鋼板の成分、熱間圧延工程における加熱装入温度やロール冷却水温、Ar3変態点温度、及び、外気温については、操業実績データとして代表値記憶部50から代表値が取得される。操業実績データ記憶部40に記録されているチャート、及び、代表値記憶部50に記録されている代表値は、コイルNo.に関連付けられている。学習データ生成処理部125は、取得した操業実績データを、熱間圧延工程後での座標位置に変換された品質実績データと関連付けて、学習用データとする。
学習データ生成部120は、取得データ特定部110にて取得された第1のデータ数の学習データ用のコイルNo.それぞれについて学習用データを生成する。生成された学習用データは、予測部130へ出力される。
(予測部)
予測部130は、品質予測モデルを構築し、品質予測対象製品のコイルの欠陥の有無を予測する。予測部130は、予測対象データ取得部131と、学習データ選別部133と、予測モデル構築部135と、予測処理部137とを備える。
予測対象データ取得部131は、取得データ特定部110から入力された品質予測対象製品のコイルNo.に基づいて、品質予測対象製品のコイルの説明変数として用いる操業実績データを、操業実績データ記憶部40及び代表値記憶部50から取得する。予測対象データ取得部131は、取得した予測対象データの説明変数を、学習データ選別部133へ出力する。
学習データ選別部133は、学習データ生成部120にて生成された学習用データのうち品質予測モデルの構築に用いる学習データを選別する。構築される品質予測モデルの予測精度を高めるため、学習データ選別部133により、学習用データのうち、品質予測対象製品のコイルの操業実績データと類似度の高い操業実績データを含む学習用データが選別される。学習用データの選別は、例えばJust−In−Timeモデリングを用いて行ってもよい。学習用データの選別処理についての詳細な説明は後述する。学習データ選別部133は、第1のデータ数の学習用データのうち、品質予測対象製品の操業実績データと類似度の高い順に、第2のデータ数だけ学習用データを選別し、予測モデル構築部135へ出力する。第2のデータ数は、第1のデータ数以下の値であり、品質予測モデル構築に必要な数が設定される。
予測モデル構築部135は、学習データ選別部133により選別された学習用データに基づいて、品質予測モデルを構築する。品質予測モデルの構築は、例えばランダムフォレストを用いてもよい。品質予測モデル構築処理の詳細については後述する。予測モデル構築部135は、構築した品質予測モデルを予測処理部137へ出力する。
予測処理部137は、品質予測モデルに基づいて、品質予測対象製品のコイルについて欠陥の有無を予測する。予測処理部137は、予測対象データ取得部131により取得されたが品質予測対象製品の操業実績データを品質予測モデルに入力し、欠陥の有無を予測する。本実施形態に係る品質予測モデルは、欠陥の発生確率を出力する。これにより、欠陥が発生しそうな度合いを作業者に対して通知することができる。また、予測処理部137は、予め設定された欠陥の発生確率の閾値と、品質予測モデルから得られた欠陥の発生確率とを比較して、欠陥の発生の有無を判定してもよい。閾値は、例えば過去の操業実績に基づき設定してもよい。
予測処理部137は、品質予測対象製品のコイルの欠陥の発生確率を出力装置70へ出力する。このとき、予測処理部137は、欠陥の発生確率とともに、閾値に基づく欠陥の発生有無の判定結果を出力装置70に出力してもよい。出力装置70は、例えば情報を表示可能なディスプレイ、音声出力可能なスピーカ等である。
予測部130は、品質予測対象製品のコイルすべての品質予測を終えるまで、各品質予測対象製品のコイルについて、品質予測モデルを構築し、欠陥の発生確率を算出する。
以上、本実施形態に係る品質予測装置100の機能構成について説明した。なお、本実施形態に係る品質予測装置100は、少なくとも予測部130を備えていればよい。したがって、取得データ特定部110及び学習データ生成部120は、予測部130と別体の装置として構成されていてもよい。また、品質予測装置100の座標算出部123にて算出された各工程での座標位置を記憶する座標記憶部30についても、本実施形態では品質予測装置100とは異なる装置としたが、本発明はかかる例に限定されず、座標記憶部30を品質予測装置100内に設けてもよい。
<3.品質予測処理>
本実施形態に係る品質予測装置100による品質予測処理は、学習用データを生成する学習データ生成処理と、品質予測対象製品のコイルの欠陥の有無を予測する予測処理とから構成される。以下の説明において、これらの処理は、例えば所定のタイミング、例えば1日に1回バッチ処理にて1または複数の品質予測対象製品について実行されるものとする。なお、本発明はかかる例に限定されず、例えば、品質予測対象製品が製造される毎に本実施形態に係る品質予測処理を実行するようにしてもよい。
[3−1.学習データ生成処理]
まず、図3〜図5に基づいて、本実施形態に係る品質予測装置100による学習データ生成処理について説明する。なお、図3は、本実施形態に係る学習データ生成処理を示すフローチャートである。図4は、品質予測対象製品の操業実績データと学習用の操業実績データとの関係を示す説明図である。図5は、本実施形態に係る品質予測モデルの構築において用いる説明変数の一例を示す説明図である。
学習データ生成処理は、図3に示すように、まず、取得データ特定部110により取得対象コイルのコイルNo.を特定する(S100)。取得データ特定部110は、例えば1日毎にコイルの品質予測を行う場合、前回の品質予測を行ったコイル以降に製造された1日分のコイルのコイルNo.を取得する。また、取得データ特定部110は、学習データ用の実績データを取得するため、コイルNo.記憶部10を参照して、品質予測対象製品のコイルのコイルNo.に基づき当該コイルの製造時期に近い所定期間内に製造されたコイルのコイルNo.を第1のデータ数だけ取得する。
本実施形態では、品質予測対象製品の品質を予測するための品質予測モデルの構築に、品質予測対象製品それぞれの直近の実績データを学習用データとして用いる。すなわち、図4に示すように、1つの品質予測対象製品の製造時期に近い所定期間内に製造された第1のデータ数のコイルの実績データが学習用データとして取得される。品質予測対象製品の製造時期に近い所定期間内に製造された製品は、品質予測対象製品が製造された状況と類似する操業条件及び操業環境により製造されている。このような製品の実績データを学習用データとすることで、品質予測対象製品が製造された状況と類似する操業条件及び操業環境に基づいて品質予測モデルを構築することができ、品質予測の精度を高めることができる。
品質予測対象製品と操業条件及び操業環境の類似する所定期間の実績データとしては、季節性を考慮して、品質予測対象製品から例えば約1〜2ヶ月くらい前の実績データを用いるのがよい。また、許容できる品質予測精度を有する品質予測モデルを構築するためにはある程度の数の学習用データが必要である。これらの点を考慮して、学習データ用のコイルの数(すなわち、第1のデータ数)は、例えば品質予測対象製品のコイルの製造から2ヶ月前までの期間に製造されたコイルのうち、直近300本程度としてもよい。なお、この期間に製造されたコイルが第1のデータ数(例えば300本)未満であった場合には、当該期間内の実績データすべてを学習用データとすればよい。
このように、品質予測対象製品の品質を予測するための品質予測モデルの構築に、それぞれ直近の実績データを用いるようにすることで、品質予測モデルの品質予測精度を高めることができる。なお、ステップS100にて品質予測対象製品とするコイルは、1日に製造されたすべてのコイルであってもよく、1日に製造されたコイルのうち特定の仕様が要求されているコイルのみを品質予測対象製品としてもよい。また、本実施形態では、製品の製造時期に基づき学習用データを取得したが、本発明はかかる例に限定されず、例えば製品の製造時期のみならず製品の材質等を学習用データ取得の条件に考慮してもよい。取得データ特定部110は、品質予測対象製品のコイルNo.及び学習データ用のコイルNo.を、学習データ生成部120及び予測部130へ出力する。
次いで、学習データ生成部120により、品質予測モデルを構築するための学習用データが生成される。学習用データは、取得データ特定部110にて特定された学習データ用のコイルNo.に基づき取得される各コイルの操業実績データ及び品質実績データより生成される。
まず、品質実績データ取得部121により、学習用データの品質実績データが取得される(S110)。品質実績データは、y=f(x)で表される品質予測モデルにおいて、目的変数yとして用いられる。本実施形態では、品質実績データ記憶部20に記録されている、精製検査工程にて検出された欠陥の鋼板上の座標位置を品質実績データとして用いる。より詳細には、欠陥が鋼板の長手方向に沿って現れる場合、通常、精製検査工程では、欠陥の有無を全長検査するのではなく、図5に示すように鋼板Sの長手方向の所定の検査位置のみ欠陥の有無を検査する。品質実績データ記憶部20は、各検査位置における鋼板表面の欠陥の有無、欠陥がある場合にはその検査位置の鋼板上の座標位置を、検査結果として記憶している。品質実績データ取得部121は、品質実績データ記憶部20から取得した欠陥の鋼板上の座標位置を座標算出部123へ出力する。
次いで、座標算出部123により、品質実績データ取得部121にて取得された欠陥の鋼板上の座標位置を、各工程での鋼板上の座標位置に変換する(S120)。品質実績データの欠陥の鋼板上の座標位置は、操業実績データとの取得タイミング時と異なるスケールで表されている。このため、品質実績データの欠陥の鋼板上の座標位置を操業実績データの取得タイミングでの座標位置に変換する必要がある。座標算出部123による座標変換は、熱間圧延工程、冷間圧延工程それぞれにおいて行われる鋼板の圧延条件より特定可能である。本実施形態では、座標算出部123は、精製検査工程での欠陥の鋼板上の座標位置と熱間圧延工程後の鋼板上の座標位置との対応関係を少なくとも算出すればよいが、さらに、冷間圧延工程度の鋼板上の座標位置等、他の工程での座標位置との対応関係を算出してもよい。座標算出部123により算出された欠陥の各時点での鋼板上の座標位置は、座標記憶部30に記憶させてもよい。
さらに、学習データ生成処理部125により、学習データ用のコイルNo.の操業実績データが取得される(S130)。学習データ生成処理部125は、説明変数xとして用いる操業実績データを、操業実績データ記憶部40及び代表値記憶部50から取得する。本実施形態に係るめっき鋼板の欠陥の有無を予測する品質予測モデルでは、説明変数xとして、例えば図5に示すように、鋼板の成分、熱間圧延工程の操業条件、熱間圧延工程で得られる中間指標、及び、外気温等を用いる。なお、説明変数xとして用いる操業実績データはかかる例に限定されず、これら以外の操業実績データを説明変数xとして加えてもよい。
鋼板の成分は、製鋼工程のチャージ毎に代表値が決定されている値であり、例えば、C、Si等の成分含有量の代表値が用いられる。熱間圧延工程の操業条件には、例えば加熱装入温度やロール冷却水温、仕上温度等があり、熱間圧延工程で得られる中間指標には、例えばAr3変態点温度やスケール厚等がある。加熱装入温度及びロール冷却水温は、コイル毎の圧延条件として代表値が決定されている値であり、Ar3変態点温度も製鋼工程でのチャージ毎に代表値が決定される値である。Ar3変態点温度は、鋼板の各成分の含有量から所定の物理式に基づき算出することができる。一方、仕上温度は、鋼板の長手方向の各位置において板幅方向で異なる値が設定される。また、スケール厚は、鋼板の成分、仕上温度、時間、酸化速度係数等に応じて算出される値である。このため、スケール厚も、鋼板の長手方向の各位置において板幅方向で異なる値が設定される。外気温は、操業環境を表す一指標として入力される。外気温は、所定のタイミングで(例えば1時間毎に)取得されているものとする。
学習データ生成処理部125は、チャートデータを記憶する操業実績データ記憶部40から仕上温度及びスケール厚等のチャートデータを取得し、代表値を記憶する代表値記憶部50から鋼板の成分、加熱装入温度、ロール冷却水温、Ar3変態点温度、外気温等の代表値を取得する。
その後、学習データ生成処理部125は、取得した操業実績データを、コイルNo.及び熱間圧延工程後での座標位置に変換された品質実績データと関連付けて、学習用データとする(S140)。学習データ生成処理部125は、生成した学習用データを予測部130へ出力する。
以上、本実施形態に係る学習データ生成処理について説明した。本実施形態では、操業実績データと品質実績データとが取得される工程が異なるため、これらを対応付ける処理を行う。また、操業実績データには、鋼板の板幅方向の温度分布を示した温度チャート等のように、1つのコイルに対して複数の数値情報を含む場合には、品質予測モデルを構築する際に説明変数として用いる値を決定する。このような各工程にて計測された様々な操業実績データ及び品質実績データから、品質予測モデルを構築しやすい学習用データが生成される。
[3−2.予測処理]
次に、図6〜図8に基づいて、本実施形態に係る品質予測装置100による予測処理について説明する。なお、図6は、本実施形態に係る予測処理を示すフローチャートである。図7は、学習用データの選別において考慮する、品質予測対象製品に対する学習用データの類似度を説明する説明図である。図8は、予測結果の一表示例を示す説明図である。
本実施形態に係る予測処理では、まず、学習データ選別部133により学習データ生成部120から学習用データを受信する(S200)。また、予測対象データ取得部131により、取得データ特定部110から入力された品質予測対象製品のコイルNo.に基づいて、品質予測対象製品のコイルの説明変数として用いる操業実績データを、操業実績データ記憶部40及び代表値記憶部50から取得する(S210)。このとき、例えばAr3変態点温度やスケール厚等のように熱間圧延工程で得られる中間指標については、予測対象データ取得部131により算出される(S220)。予測対象データ取得部131は、取得した予測対象データ及び算出した中間指標からなる説明変数を、学習データ選別部133へ出力する。
次いで、学習データ選別部133により、学習データ生成部120にて生成された学習用データのうち品質予測モデルの構築に用いる学習用データを選別する。本実施形態では、Just−In−Timeモデリングにより学習用データを選別する。Just−In−Timeモデリングは、品質予測を行う都度、品質予測対象製品に関連性の高い製品の操業実績データを近傍データとして抽出し、当該近傍データに基づいて局所モデルを構築し、品質予測対象製品の出力を得るモデリング手法である。品質予測対象製品と関連性の高い操業実績データを用いることで、品質予測対象製品の製造時期に近い所定期間内に製造された製品の操業実績データが第1のデータ数未満であっても、比較的精度の高いモデルを構築することができる。
この際、まず、学習データ選別部133は、説明変数xと目的変数yとの相関係数θを算出する(S230)。相関係数(ピアソンの積率相関係数)は、説明変数xと目的変数yとの相関の強さを表す値である。−1から1の範囲の値を取り、値の絶対値が大きいほど説明変数xと目的変数yとの相関が強いことを表す。学習データ選別部133は、学習用データに基づき、相関係数θを算出する。説明変数が複数であるとき、相関係数θは相関係数ベクトル(={θ,θ,・・・,θ})として表される。
次いで、学習データ選別部133は、各学習用データにつき、重み付け距離d及び類似度ωを算出する(S240)。重み付け距離d及び類似度ωは、下記式(1)、(2)により算出することができる。
Figure 0006953990
(=(xna,xnb,・・・,xnN))は学習用データであり、x(=(xqa,xqb,・・・,xqN))は品質予測対象製品のデータを表す。ここで、nは、学習用データを識別するために各学習用データに付与される番号である(n=1、2、・・・)。Nは、操業変数を表す識別子である(例えば、N=説明変数a、説明変数b、・・・)。また、σは、学習用データの標準偏差であり、φは局所パラメータである。
ここで、簡単のため、図7に示すように2つの説明変数a、bの重み付け距離dを考える。本実施形態では、ステップS230にて、説明変数xと目的変数yとの相関係数θを算出している。この相関係数は、目的変数yに対する各説明変数xの影響の大きさを表す。例えば、図7の説明変数aよりも説明変数bが目的変数yにより影響する場合には、品質予測対象製品xの近傍データは、図7に示すように破線で示された楕円領域内の学習用データとなる。このように、相関係数を考慮して算出される品質予測対象製品xと学習用データとの距離(すなわち、「重み付け距離」)dを用いることで、ユークリッド距離は同一であっても、品質予測により寄与するデータを選別することができ、より高精度な品質予測モデルを構築するための学習用データを抽出することが可能となる。なお、本実施形態では、重み付け距離dを用いることで品質予測の精度を向上させる処理を行うが、本発明はかかる例に限定されない。目的変数に対する各説明変数への寄与を同等として、品質予測モデルを構築するための学習用データを抽出してもよい。
学習データ選別部133は、上記式(2)に基づき各学習用データの類似度ωを算出すると、学習用データから類似度ωの高い順に第2のデータ数のデータを、実際に品質予測モデルを構築するための学習用データとして抽出する。例えば、学習データ生成処理にて300個の学習用データが生成されているとき、例えば類似度ωの高い上位100個の学習用データを用いて、品質予測モデルを構築するようにしてもよい。
その後、予測モデル構築部135により、学習データ選別部133により選別された学習用データに基づいて、品質予測モデルを構築する(S250)。本実施形態では、ランダムフォレスト(Random Forest)を用いて品質予測モデルを構築する。ランダムフォレストは、アンサンブル学習法の1つであり、目的変数に属する確率を複数の説明変数の組み合わせで算出する決定木を複数用いて行われる手法である。例えば、50個の説明変数のうち10個の説明変数をランダムに選択して複数の決定木を構築する。決定木の数は適宜設定され、例えば100個としてもよい。また、本実施形態では、各決定木の出力を欠陥の発生確率とする。これにより、欠陥が発生しそうな度合いを作業者に対して通知することができる。このように、複数の決定木からなる品質予測モデルが構築される。
そして、予測処理部137により、ステップS250にて構築された品質予測モデルに基づいて、品質予測対象製品のコイルについて欠陥の有無を予測する(S260)。予測処理部137は、予測対象データ取得部131により取得されたが品質予測対象製品の操業実績データを品質予測モデルに入力し、欠陥の有無を予測する。予測処理部137は、品質予測モデルの各決定木から出力される欠陥の発生確率を例えば平均化した値を、欠陥の発生確率の予測結果として出力する。
また、予測処理部137は、予め設定された欠陥の発生確率の閾値と、品質予測モデルから得られた欠陥の発生確率とを比較して、欠陥の発生の有無を判定してもよい。閾値は、例えば過去の操業実績に基づき設定され、例えば0.7程度に設定してもよい。この場合、予測処理部137は、欠陥の発生確率が0.7未満であれば欠陥は発生しない(出力値0)と予測し、欠陥の発生確率が0.7以上であれば欠陥が発生する(出力値1)と予測する。
その後、予測処理部137は、品質予測対象製品のコイルの欠陥の発生確率を出力装置70へ出力する(S270)。このとき、予測処理部137は、欠陥の発生確率とともに、閾値に基づく欠陥の発生有無の判定結果を出力装置70に出力してもよい。例えば図8に示すように、コイル全長に対する欠陥の発生確率を表すグラフをディスプレイに表示させてもよい。このとき、コイル長手方向における所定の位置での欠陥の発生有無の予測結果を表示してもよい。
以上、本実施形態に係る予測部130による予測処理について説明した。なお、図6の予測処理は、品質予測対象製品のコイルすべての品質予測を終えるまで繰り返し実行され、各品質予測対象製品のコイルについて、品質予測モデルを構築し、欠陥の発生確率を算出する。本実施形態では、品質予測モデルを構築する際に、より予測精度の高いモデルを構築するために、学習データ生成処理にて作成された学習用データのうち、品質予測対象製品に類似する学習用データを用いる。これにより、品質予測対象製品に近い操業条件及び操業環境の学習用データに基づいた品質予測モデルを構築することができる。
なお、本実施形態では、ステップ240において、式(2)に基づき類似度ωを求めたが、本発明はかかる例に限定されず、他の手法により類似度を表してもよい。また、本実施形態では、品質予測モデルの出力を欠陥の発生確率としたが、本発明はかかる例に限定されず、欠陥の有無(有:1、無:0)を品質予測モデルの出力としてもよい。さらに、本実施形態では、ランダムフォレストを用いて品質予測モデルを構築したが、本発明はかかる例に限定されず、他の手法を用いてもよい。
<4.ハードウェア構成>
次に、図9を参照しながら、本発明の実施形態に係る品質予測装置100のハードウェア構成について、詳細に説明する。図9は、本実施形態に係る品質予測装置100のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
品質予測装置100は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、品質予測装置100は、さらに、バス907と、入力装置909と、出力装置911と、ストレージ装置913と、ドライブ915と、接続ポート917と、通信装置919とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置913、またはリムーバブル記録媒体921に記録された各種プログラムに従って、品質予測装置100内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。これらはCPUバスなどの内部バスにより構成されるバス907により相互に接続されている。
バス907は、ブリッジを介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスに接続されている。
入力装置909は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置909は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、品質予測装置100の操作に対応したPDAなどの外部接続機器923であってもよい。さらに、入力装置909は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。品質予測装置100のユーザは、この入力装置909を操作することにより、品質予測装置100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置911は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置911は、例えば、品質予測装置100が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、品質予測装置100が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データなどからなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置913は、品質予測装置100の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置913は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置913は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ915は、記録媒体用リーダライタであり、品質予測装置100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体921に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体921に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体921は、例えば、CDメディア、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディアなどである。また、リムーバブル記録媒体921は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)などであってもよい。また、リムーバブル記録媒体921は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器などであってもよい。
接続ポート917は、機器を品質予測装置100に直接接続するためのポートである。接続ポート917の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポートなどがある。この接続ポート917に外部接続機器923を接続することで、品質予測装置100は、外部接続機器923から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器923に各種のデータを提供したりする。
通信装置919は、例えば、通信網925に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置919は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどである。また、通信装置919は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。この通信装置919は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IPなどの所定のプロトコルに則して信号などを送受信することができる。また、通信装置919に接続される通信網925は、有線または無線によって接続されたネットワークなどにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などであってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る品質予測装置100の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
本実施形態に係る品質予測装置を用いて、めっき鋼板の製造工程におけるめっき鋼板の表面への欠陥の発生確率を予測した。本実施例では、熱間圧延工程後の126本のコイルについて、それぞれ上記品質予測処理に基づき品質予測モデルを構築し、欠陥の発生確率を予測した。予測結果を表1に示す。
Figure 0006953990
表1に示すように、熱間圧延後のコイルのうち、欠陥の発生有と予測され、かつ、欠陥が実際に発生したコイルは16本であった。未検知のコイル(欠陥の発生無と予測されたが、実際には欠陥が発生したコイル)は49本あったが、本実施形態に係る品質予測装置を用いることで、実際に欠陥が発生したコイル65本のうち16本(約25%)のコイルについては、その発生を予測することができたことになる。これにより、コイルを当初目的とした仕様には適合しないが、他の仕様に適合する場合には、これら約25%のコイルを他注文へ振り返ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 コイルNo.記憶部
20 品質実績データ記憶部
30 座標記憶部
40 操業実績データ記憶部
50 代表値記憶部
70 出力装置
100 品質予測装置
110 取得データ特定部
120 学習データ生成部
121 品質実績データ取得部
123 座標算出部
125 学習データ生成処理部
130 予測部
131 予測対象データ取得部
133 学習データ選別部
135 予測モデル構築部
137 予測処理部

Claims (9)

  1. 製造プロセスにおいて製造された製品の品質を予測する品質予測装置であって、
    前記製造プロセスにて製造された製品群の中から、品質予測対象製品、及び、前記品質予測対象製品の品質を予測するための学習用の製品として少なくとも前記品質予測対象製品の製造時期に近い所定期間内に製造された製品を第1のデータ数だけ特定する取得データ特定部と、
    前記品質予測対象製品の操業実績データを取得する予測対象データ取得部と、
    特定された前記学習用の製品について、説明変数とする操業実績データ及び目的変数とする品質実績データを取得し、学習用データを生成する学習データ生成部と、
    前記学習用の製品の前記操業実績データについて、前記品質予測対象製品の前記操業実績データとの類似度をそれぞれ算出し、前記学習用データから前記類似度の高い順に第2のデータ数の前記学習用データを選別する学習データ選別部と、
    前記学習データ選別部により選別された前記学習用データに基づいて、品質予測モデルを生成する予測モデル生成部と、
    前記品質予測モデルを用いて、前記品質予測対象製品の操業実績データに基づき、前記品質予測対象製品の品質を予測する予測処理部と、
    を備える、品質予測装置。
  2. 前記学習データ選別部は、
    前記学習用の製品の前記操業実績データと前記品質実績データとの相関係数を算出し、
    前記相関係数によって重み付けされた前記学習用の製品の前記操業実績データと前記品質予測対象製品の前記操業実績データとに基づいて、それぞれの前記学習用の製品と前記品質予測対象製品との類似度を算出する、請求項1に記載の品質予測装置。
  3. 前記類似度は、
    前記重み付けされた前記学習用の製品の前記操業実績データと前記品質予測対象製品の前記操業実績データとに基づいて算出された、それぞれの前記学習用の製品と前記品質予測対象製品との重み付け距離に基づき算出される、請求項2に記載の品質予測装置。
  4. 前記予測モデル生成部は、選別された前記学習用データ及び前記類似度に基づいて、前記品質予測モデルを生成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  5. 前記予測モデル生成部は、ランダムフォレストを用いて前記品質予測モデルを生成する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  6. 前記予測処理部は、製品の品質予測の結果として、欠陥の発生確率を予測する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  7. 前記製造プロセスがめっき鋼板の製造プロセスである場合、
    前記品質予測装置は、熱間圧延工程、冷間圧延工程、めっき工程及び精製検査工程を経て製造される鋼板の表面に現れる欠陥の発生を予測する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  8. 前記品質実績データが、前記操業実績データとの取得タイミング時のスケールと異なるスケールで表されている場合、
    前記学習データ生成部は、前記品質実績データのスケールを前記操業実績データの取得タイミングでのスケールに変換する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  9. 製造プロセスにおいて製造された製品の品質を予測する品質予測方法であって、
    前記製造プロセスにて製造された製品群の中から、品質予測対象製品、及び、前記品質予測対象製品の品質を予測するための学習用の製品として少なくとも前記品質予測対象製品の製造時期に近い所定期間内に製造された製品を第1のデータ数だけ特定する取得データ特定ステップと、
    前記品質予測対象製品の操業実績データを取得する予測対象データ取得ステップと、
    特定された前記学習用の製品について、説明変数とする操業実績データ及び目的変数とする品質実績データを取得し、学習用データを生成する学習データ生成ステップと、
    前記学習用の製品の前記操業実績データについて、前記品質予測対象製品の前記操業実績データとの類似度をそれぞれ算出し、前記学習用データから前記類似度の高い順に第2のデータ数の前記学習用データを選別する選別ステップと、
    選別された前記学習用データに基づいて、品質予測モデルを生成する予測モデル生成ステップと、
    前記品質予測モデルを用いて、前記品質予測対象製品の操業実績データに基づき、前記品質予測対象製品の品質を予測する予測ステップと、
    を含む、品質予測方法。
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