JP6951165B2 - 配信管理装置、配信管理方法および配信管理プログラム - Google Patents
配信管理装置、配信管理方法および配信管理プログラム Download PDFInfo
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Description
従来においては、マスタ配信元とマスタ配信先との間でマスタの入替を行う場合、個々のマスタのキー情報ごとに突合処理を個別にプログラム化しているため、マスタごとにプログラムを開発する必要があった。このため、マスタが追加された場合や、キー情報が増えた場合に柔軟に対応できないという課題があった。また、更新されるデータの事前確認についても、マスタごとに突合処理をプログラム化する必要があったため、一括配信のような複数処理を行う場合にまとめて突合結果を表示させることが難しかった。更に、親会社からグループ内の子会社に対してマスタを配信する際に、子会社のデータをすべて削除して親会社のデータの内容へと更新する(いわゆる全入替)という方法しかなかった。具体的には、図26に示すように、配信先データの(1)、(4)および(5)を削除して配信元データの(1)、(2)および(3)へと更新するため、(4)および(5)は消えてしまうという問題があった。
(1)マスタのキー情報を項目辞書マスタに保存することによって、配信元のデータと配信先のデータを比較することを可能にした。
(2)マスタ配信処理の前に、事前に更新対象のデータを確認できるようにした。
(3)マスタ配信処理時の更新制御(全削除入替、追加・修正のみまたは追加のみ)をできるようにした。
本発明を包含する配信管理システムの構成について説明する。
配信管理システムの全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、配信管理システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、配信管理システムは、第一の装置および配信情報取得装置に相当する主要会社情報処理装置100と、第二の装置および配信管理装置に相当する子会社情報処理装置200と、前記第一の装置と前記第二の装置とを中継する第三の装置に相当する中継装置300と、配信情報の格納場所に相当する主要会社業務DB400と、前記配信情報の配信先に相当する子会社業務DB500と、ネットワーク600、700、800および900と、で構成される。
主要会社情報処理装置100の構成について、図2を用いて説明する。主要会社情報処理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、主要会社情報処理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
子会社情報処理装置200の構成について、図3を用いて説明する。子会社情報処理装置200は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、子会社情報処理装置200は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
中継装置300の構成について、図4を用いて説明する。中継装置300は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、中継装置300は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
主要会社業務DB400には、図1に示すように、配信元データ406が格納されている。なお、配信元データ406は、前記[2−2]で説明したとおり、主要会社情報処理装置100に格納されていてもよい。
子会社業務DB500には、図1に示すように、配信先データ506が格納されている。
以下、本実施形態に係る処理の概要等について、図5〜図10を用いて説明する。
まず、背景について、図5を用いて説明する。従来においては、主要会社のデータ(マスタ)を子会社に配信する際には、同一環境内に属する会社同士でしかデータの配信を行うことができず、かつ、データを全削除入替してしまうことから、システムの導入時にしかデータの配信機能を使えないという制約があった。このため、システム稼働後にマスタの配信を行う場合には、CSVファイル等を介したデータ移行しかできず、その仕組み上、以下の例1および例2に示すように、会社数にマスタ数を乗じた分だけ手動でCSVファイルの受入を行う必要があり、マスタデータの整備に時間とコストがかかっていた。
次に、本実施形態に係るデータ環境、設定フローおよびテーブル構造について、図6〜図8を用いて説明する。
(1)まず、サーバ設定を行う。具体的には、図8の(1)サーバ設定(別環境の会社に配信する際に設定が必要)に示すように、100番会社とは別環境である環境2に属する300番会社(国内子会社)について、環境名と接続情報を設定し、また、100番会社とは別環境である環境3に属する10番会社と20番会社(海外子会社)についても、環境名と接続情報を設定する。なお、接続情報とは、配信先の各サーバの環境DBに接続するために必要となる情報のことである。
(2)次に、配信先会社情報のグループ化設定を行う。具体的には、図8の(2)配信先会社のグループ化設定に示すように、200番会社、300番会社および10番会社を建設系子会社グループとして設定し、一方で、20番会社を商社系子会社グループとして設定する。なお、配信元会社(100番会社)からみて、同一環境にある会社(200番会社)と別環境にある会社(10番会社と300番会社)とを、一つの配信グループ内にまとめてもよい。
(3)次に、配信対象となるマスタの設定を行う。具体的には、図8の(3)配信対象となるマスタの設定に示すように、総勘定科目マスタ、補助科目マスタ、伝票区分マスタおよび○○マスタを配信対象として設定する。また、配信対象として設定した各マスタを、実際に配信するか否かをチェック印をつけて設定することができ、更に、配信対象とて設定した各マスタに対して、更新制御方法(全削除入替、追加のみ、追加・更新)を選択することも可能である。
(4)次に、配信定義の設定を行う。具体的には、図8の(4)配信定義の設定に示すように、(3)で配信対象として設定したマスタの中から選択することにより配信マスタを設定し(何を配信するかの設定)、また、(2)で作成した配信グループの中から選択することにより配信グループを設定する(どこに対して配信するかの設定)。各マスタに対して、抽出条件を設定することにより、配信したいデータを詳細に条件指定することも可能である。そして、当該設定した配信マスタ、配信グループおよび抽出条件の組合せを指定するために、配信定義名を設定する。
(5)最後に、(4)で設定した配信定義中における配信定義名を指定することにより、100番会社は配信を実行できる。具体的には、配信定義名「建設系子会社用定義」を指定すれば、総勘定科目マスタおよび補助科目マスタを10番会社、200番会社および300番会社に配信でき、配信定義名「商社系子会社用定義」を指定すれば、総勘定科目マスタおよび補助科目マスタを20番会社に配信することができ、配信定義名「全子会社用定義」を指定すれば、伝票区分マスタを10番会社、20番会社、200番会社および300番会社に配信することができる。
最後に、本実施形態に係るマスタ配信の運用想定について、図9および図10を用いて説明する。
(1)親会社と子会社が同一サーバかつ同一環境である場合における、親会社から子会社へのマスタ配信
(2)親会社と子会社は同一サーバかつ同一環境であるが、親会社とグループ会社は同一サーバかつ別環境である場合における、親会社からグループ会社へのマスタ配信
(3)親会社と子会社は同一サーバかつ同一環境であるが、親会社とグループ会社は別サーバかつ別環境である場合における、親会社からグループ会社へのマスタ配信
(1)テスト環境と本番環境が同一サーバかつ別環境である場合における、テスト環境から本番環境へのデータ移行
(2)テスト環境と本番環境が別サーバである場合における、テスト環境から本番環境へのデータ移行
以下、本実施形態に係る処理の具体例について説明する。
本項目では、グループ化マスタ配信(配信先をグループ化することにより、配信元からのデータの一括配信を実現する処理)について、図11〜図14を用いて説明する。グループ化マスタ配信処理は、セキュリティを考慮しない構成および考慮する構成のいずれであってもよいため、本項目においては、両方の構成について説明する。
まず、セキュリティを考慮しないグループ化マスタ配信処理(すなわち、マスタ配信時、配信先会社の管理者の承認運用を行わない処理)について、図11を用いて説明する。
次に、セキュリティを考慮したグループ化マスタ配信(すなわち、マスタ配信時、配信先会社の管理者の承認運用を行う処理)について、図12を用いて説明する。承認は大きく分けて、(A)配信を行う上で必要な準備として、接続情報、所属会社情報および配信対象マスタ等を登録する段階(図12のA)および(B)配信元から送られてくるデータを反映前に、配信先で確認および承認する段階(図12のB)の2つが存在する。なお、各マスタにおけるデータ構成は、図12に示すとおりとする。
取得用情報等取得部102aは、図12の(4)配信定義設定に示すように、配信定義マスタ106dを参照して、指定された配信定義(定義1)と紐付く取得用情報(マスタ1とマスタ2、共に勘定科目マスタであるとする)および配信先グループ(グループ1)を取得する。
配信情報取得部102bは、取得用情報等取得部102aで取得した取得用情報(マスタ1とマスタ2)と紐付く配信情報を取得する。図示していないが、マスタ1およびマスタ2と紐付く配信情報は、勘定科目「現金」およびそのコードならびに勘定科目「売掛金」およびそのコードであるとする。
環境識別データ取得部102cは、図12の(2)配信グループ設定に示すように、グループマスタ106bを参照して、取得用情報等取得部102aで取得した配信先グループ(グループ1)と紐付く環境識別データ(環境1)を取得する。
第一接続取得部102dは、図12の(1)サーバ設定に示すように、接続情報マスタ106aを参照して、環境識別データ取得部102cで取得した環境識別データ(環境1)と紐付く第一接続情報(中継DBの接続文字列)を取得する。
第一送信部102eは、第一接続取得部102dで取得した第一接続情報(中継DBの接続文字列)で接続可能な中継DB300に対して、配信情報取得部102bで取得した配信情報(勘定科目「現金」およびそのコードならびに勘定科目「売掛金」およびそのコード)と環境識別データ取得部102cで取得した環境識別データ(環境1)を送信する。なお、第一送信部102eは、取得用情報等取得部102aで取得した取得用情報(マスタ1とマスタ2)と環境識別データ取得部102cで取得した配信先グループ(グループ1)を共に送信してもよい。
第三接続取得部302aは、図12の(1)サーバ設定に示すように、接続情報マスタ306aを参照して、第一送信部102eが送信した環境識別データ(環境1)と紐付く第三接続情報(環境情報DBの接続文字列)を取得する。
第三送信部302bは、第三接続取得部302aで取得した第三接続情報(環境情報DBの接続文字列)で接続可能な環境情報DB200に対して、第一送信部102eが送信した前記配信情報(勘定科目「現金」およびそのコードとならびに勘定科目「売掛金」およびそのコード)を送信する。なお、第三送信部302bは、第一送信部102eが送信した取得用情報(マスタ1とマスタ2)と環境識別データ(環境1)および配信先グループ(グループ1)を共に送信してもよい。
配信先取得部202aは、図12の(2)配信グループ設定に示すように、グループマスタ206bを参照して、第三送信部302bが送信した環境識別データ(環境1)および配信先グループ(グループ1)と紐付く配信先会社(100番会社と200番会社)を取得する。
第二送信部202bは、図12の(5)配信処理に示すように、配信先取得部202aで取得した配信先会社(100番会社と200番会社の業務DB)に対して、第三送信部302bが送信した配信情報(勘定科目「現金」およびそのコードならびに勘定科目「売掛金」およびそのコード)を送信する。第二送信部202bは、図12の(3)配信対象設定に示すように、配信対象マスタ206cのうち、配信対象が「○」かつ許可フラグが「許可」となっている取得用情報(マスタ1)と紐付く配信情報のみを送信してもよい。すなわち、この場合、第二送信部202bは、マスタ2についての勘定科目「現金」およびそのコードならびに勘定科目「売掛金」およびそのコードは送信せずに、マスタ1についての勘定科目「現金」およびそのコードならびに勘定科目「売掛金」およびそのコードのみを送信することとなる。
中継DB300の保管場所について説明する。中継DB300を使用する目的として、マスタ配信DB100の管理者と環境情報DB200の管理者との間で、お互いの保持する接続情報を一切知られたくないという点があげられる。中継DB300への接続情報については、いずれの管理者も知ることができるため、中継DB300のサーバと同一サーバ内でマスタ配信DB100および環境情報DB200の管理を行ってしまうと、サーバ名等の情報について、相手側の管理者に知られてしまうこととなる。このため、中継DB300は、マスタ配信DB100および環境情報DB200が存在するサーバとは異なるサーバで管理することが好ましい。なお、サーバ内のDB内に適切なセキュリティ設定が施されている場合は、中継DB300のサーバと同一サーバ内でマスタ配信DB100および環境情報DB200の管理を行ったとしても問題がないとはいえ、より完璧なセキュリティを担保するためには、中継DB300は、マスタ配信DB100および環境情報DB200が存在するサーバとは異なるサーバで管理することが好ましい。
(1)1台の中継DB300に対して、配信先環境情報DB200すべての接続情報を管理するため、セキュリティを考慮したマスタ配信におけるDB管理方法としては最もシンプルな方法である。
(2)中継DB300は最小構成台数で済むため、リソースが最小限で済み、また管理も容易である。
(3)中継DB300の管理は、マスタ配信DB100側のシステム管理者が行う。
(1)1台の中継DB300に対して、配信先環境情報DB200の1台の接続情報を管理するため、仮に中継DB300に対する接続障害等が発生したとしても、影響を最小限に抑えることができる。
(2)中継DB300の管理は、各環境情報DB200側のシステム管理者が行う。
前記[4−1−1]〜[4−1−3]におけるポイントを、以下の(1)〜(5)に示す。
(1)マスタ配信DB100および配信先環境情報DB200とは別に、中継DB300を用意した。
(2)マスタ配信DB100からは、中継DB300の接続情報のみ管理することで、配信先環境情報DB200の接続情報をマスタ配信DB100の管理者(配信元管理者)が見ることができないようにした。
(3)配信先の会社情報は、配信先環境情報DB200にのみ保持することで、配信先の会社情報をマスタ配信DB100の管理者(配信元管理者)が見ることができないようにした。
(4)配信対象マスタにおいて、配信元が配信したい内容の管理情報(配信対象マスタにおける配信対象の「○」または「×」)と配信先が受け取りたい内容の管理情報(配信対象マスタにおける許可フラグの「許可」または「不許可」)とを分けて保持できるようにした。
(5)配信元が配信したいデータに対して、配信先会社の管理者がデータを受け取る前に確認し、承認することができるようにした。
本項目では、抽出条件を用いた配信情報取得について、図15〜図17を用いて説明する。
(1)抽出条件を文字列形式で保存することにより、データベースの形態やクエリの記述形式にとらわれることなく情報を管理し、制御できるためである。文字列形式を使用してデータベースへの読み取りおよび書き込みを行うことで、いかなる言語を使用したシステムであっても汎用的に使用することが可能な仕組みとして機能する。
(2)条件の記述で関数等が含まれている場合、関数ごとに必要となる引数の数が異なる可能性があるが、この場合、抽出条件を文字列形式で保存することで、必要な引数の数に限らず、統一的なデータベースの管理が可能となるためである。以下の[4−2−1]においては、一般的によく用いられるMID関数とLEFT関数を用いて、文字列形式の抽出条件に合致する配信情報を取得する例を示している。
(3)文字列形式の抽出条件設定を基に、実際に抽出を行う実行制御する仕組みとして、要求クエリのテンプレート化と置換を使用して汎用的な実現が可能であるためである。以下の[4−2−2]においては、文字列形式の抽出条件から、抽出を制御する方法の例を示している。
本項目では、図15に<抽出対象のデータ>で示す配信情報から、社員「山本」と「川崎」のデータを取得する例について説明する。ここで、データ取得の前提となる配信情報と抽出条件について説明する。
「LEFT(社員CD、3)=‘TKY’」(条件1とする)は、社員CDを左から3文字抽出した結果が、文字列‘TKY’と等しいことを意味する。
「MID(社員CD、4、4)>=1000」(条件2とする)は、社員CDを左から4文字目から数えて4文字抽出した結果が、文字列‘1000’以降であることを意味する。
「MID(社員CD、4、4)<=2000」(条件3とする)は、社員CDを左から4文字目から数えて4文字抽出した結果が、文字列‘2000’以前であることを意味する。
取得用情報等取得部102aは、配信定義マスタ106dを参照して、指定された配信定義(社員用定義)と紐付く取得用情報(社員データ)および抽出条件(条件1〜3)を取得する。
配信情報取得部102bは、取得用情報等取得部102aで取得した取得用情報(社員データ)と紐付き、かつ、取得用情報等取得部102aで取得した抽出条件(条件1〜3)に合致する配信情報の取得を行う。すなわち、配信情報に相当する図15の<抽出対象のデータ>を参照すると、すべての社員が取得用情報(社員データ)と紐付くが(図示せず)、条件1(社員CDを左から3文字抽出した結果が、文字列‘TKY’と等しい)に合致する社員は「山本」、「川崎」、「伊藤」および「戸田」の4人であり、条件2および3(社員CDを左から4文字目から数えて4文字抽出した結果が、文字列‘1000’以降かつ‘2000’以前)に合致する社員は、「山本」および「川崎」の2人だけである。以上のようにして、配信情報取得部102bは、配信情報から社員「山本」と「川崎」のデータを取得する。
文字列形式の抽出条件から、抽出を制御する方法の例を、図17に示す。
前記[4−2−1]〜[4−2−2]におけるポイントを、以下の(1)〜(3)に示す。
(1)フィルタ条件(抽出条件)を文字列として持てるようにすることで、以下のことが可能となった。
・配信対象のテーブルごとに抽出条件が異なっていても、同じ列で抽出条件を格納できるようになった。
・抽出条件が増えた場合に、抽出条件を格納する設定テーブルの構造を変える必要がなくなった。
・抽出条件の設定情報を文字列形式にして保存することで、配信するデータベースの形式にとらわれない汎用的な記述が可能となった。
(2)配信定義マスタ106dを設定することにより、フィルタ条件(抽出条件)を配信対象のテーブルごとおよび配信先グループごとに分けて保持できるようになった。これにより、同一の配信元から配信先ごとに配信内容を変更できるようになった。
(3)前記[4−1]で説明したように、配信前に設定しなければならない情報は、予め、配信定義マスタ106dという一つの単位としてまとめておくことができるため、配信実行時には、配信定義マスタ106dに含まれる配信定義を指定するだけでよい。ここで、大規模なグループ企業では子会社が多く、しかも当該子会社は親会社とは全く異なる業界に属する場合も多く、配信先の会社ごとに配信データを変更したいというニーズがあった。そこで、本項目[4−2]で説明したマスタ配信によれば、会社ごとの抽出条件をDB(配信定義マスタ106d)に記録することができるようになったため、複数業界にまたがるような企業グループを形成する会社においても、各会社の業務に合わせたマスタデータの配信を行うことが可能となった。なお、配信定義マスタ106dに登録する必要がある情報は、1.配信先会社情報、2.配信元会社情報、3.配信するマスタ情報および4.各会社に対して配信するマスタおよび抽出条件(フィルタ条件)の4つの情報であり、これら4つの情報を配信定義として一括管理できる。なお、前記フィルタ条件は、文字列(XML等)形式でDB(配信定義マスタ106d)に保持しているため、項目が追加されても配信定義マスタ106dのテーブル構造を変更する必要がない。
本項目では、所望のトランザクション範囲での送信および更新について説明する。
本項目では、所望のトランザクション範囲での送信について、図20および図25を用いて説明する。なお、本項目においては、グループマスタ106b、配信定義マスタ106dおよびグループマスタ206bにおけるデータ構成は、下記に示すとおりであるとする。
(グループマスタ106b)・・・マスタ配信DB100(配信元)に格納
グループ1 環境1
グループ2 環境1
グループ2 環境2
(配信定義マスタ106d)・・・マスタ配信DB100(配信元)に格納
マスタ1 グループ1 定義1 実行順2
マスタ2 グループ2 定義2 実行順1
マスタ3 グループ1 定義3 実行順3
(グループマスタ206b)・・・環境情報DB200(配信先)に格納
グループ1 環境1 100番会社、200番会社、300番会社
グループ2 環境1 100番会社、300番会社
グループ2 環境2 100番会社
取得用情報等取得部102aは、配信定義マスタ106dを参照して、指定された配信定義と紐付く取得用情報(マスタ名)および配信先グループ(配信先グループ名)を取得する。本例では、配信定義1、2および3が指定されたと仮定し、この場合、取得用情報等取得部102aは、「配信定義1」については「マスタ1とグループ1と実行順2」を取得し、「配信定義2」については「マスタ2とグループ2と実行順1」を取得し、「配信定義3」については「マスタ3とグループ1と実行順3」を取得する。
配信情報取得部102bは、取得用情報等取得部102aで取得した取得用情報(マスタ1、2および3)と紐付く配信情報1〜3をそれぞれ取得する。
環境識別データ取得部102cは、グループマスタ106bを参照して、取得用情報等取得部102aで取得した配信先グループ(配信先グループ名)と紐付く環境識別データ(環境名)を取得する。具体的には、グループ1については「環境1」を取得し、グループ2については「環境1と環境2」を取得する。
第一送信部102eは、取得用情報等取得部102aで取得した配信先グループ(配信先グループ名)と配信情報取得部102bで取得した配信情報と環境識別データ取得部102cで取得した環境識別データ(環境名)とを第二の装置(環境情報DB200)に送信する。第一送信部102eは、取得用情報等取得部102aで取得した実行順も共に第二の装置(環境情報DB200)に送信してもよい。具体的には、第一送信部102eは、「グループ1と配信情報1と環境1と実行順2」と「グループ2と配信情報2と環境1と実行順1」と「グループ2と配信情報2と環境2と実行順1」と「グループ1と配信情報3と環境1と実行順3」という4つの組合せを環境情報DB200に送信する。
配信先取得部202aは、グループマスタ206bを参照して、第一送信部102eが送信した配信先グループ(配信先グループ名)および環境識別データ(環境名)と紐付く配信先を取得する。具体的には、配信先取得部202aは、グループ1および環境1の組合せについては「100番会社、200番会社、300番会社」を取得し、グループ2および環境1の組合せについては「100番会社、300番会社」を取得し、グループ2および環境2の組合せについては「100番会社」を取得する。
配信情報1 環境1 100番会社 実行順2
配信情報1 環境1 200番会社 実行順2
配信情報1 環境1 300番会社 実行順2
配信情報2 環境1 100番会社 実行順1
配信情報2 環境1 300番会社 実行順1
配信情報2 環境2 100番会社 実行順1
配信情報3 環境1 100番会社 実行順3
配信情報3 環境1 200番会社 実行順3
配信情報3 環境1 300番会社 実行順3
なお、上記9行の情報は、図25の「定義作成画面」に記載の情報と対応しているが、図25においては、配信情報はマスタ名として表記している。
まず、第二送信部202bは、上記9行の情報を、図25の「1.環境DB順にソートしなおす」に示すように、環境名が若い順に並び替える。
本項目では、所望のトランザクション範囲での更新処理について、図22〜図24を用いて説明する。
個別更新の場合、個別更新部202c2は、配信情報の配信を受け入れることを承認した配信先取得部202aで取得した配信先についての配信先情報のみを第一送信部102eが送信する配信情報へと更新する。具体的には、図23の「(3)反映処理(DB単位)」に示すように、200番会社、400番会社および10番会社の3社のみが配信情報の配信を受け入れることを承認した場合、個別更新部202c2は、当該3社についての配信先情報のみを第一送信部102eが送信する配信情報へと更新(ワークテーブルから実テーブルへの更新)する。このように、個別更新部202c2は、配信先によって配信情報が承認されたタイミングで、配信情報の反映を行うことができる。
これに対して、一括更新の場合、図23の「(3)承認状況の確認(一括反映処理の場合)」に示すように、配信元の管理者であるAさんは、配信先情報の参照が許可されていない場合は、全体としての承認状況のみを確認できる(すなわち、図23のMA1の情報しか確認できない)のに対して、配信先情報の参照が許可されている場合は、全社の承認状況を確認できる(すなわち、図23のMA2およびMA3の情報を確認できる)。環境情報DB200の管理者であるBさんおよびCさんは、各環境情報DB200に所属する会社の却下理由の確認(すなわち、BさんはMA2の情報を確認でき、CさんはMA3の情報を確認できる)および全体の承認状態の確認を行うことができる。業務DBの管理者であるDさん〜Hさんは、全体の承認状態を確認できる。
前記[4−3−1]〜[4−3−2]におけるポイントを、以下の(1)〜(3)に示す。
(1)配信の定義段階では、トランザクションを全体単位か、会社単位かのみを設定するだけでよくなった。
(2)配信を実行するタイミングで、配信対象のグループと配信先会社情報から、適切なトランザクションの順番およびトランザクション単位を自動判定し、実行できるようになった。
(3)配信先により承認がある場合に、配信先情報を更新する単位と配信情報を配信するトランザクション単位とを別に設定できるようにした。すなわち、更新単位が会社ごとの場合は、配信情報を承認した配信先会社について更新をすることが可能で、配信情報を配信するトランザクション単位も会社ごととなる。これに対して、更新単位が全体単位である場合は、すべての配信先会社が配信情報を承認するまで更新をすることはできないが、配信情報を配信するトランザクション単位は「全体単位」および「会社単位」のどちらも選択することができる。
本項目では、データ突合および更新制御について説明する。
本項目では、データ突合について、図30〜図32を用いて説明する。なお、項目辞書マスタ206dのデータ構成は図30に示すとおりであり、配信情報のデータ構成は図30の配信元のテーブルに示すとおりであり、配信先情報のデータ構成は図30の配信先のテーブルに示すとおりであるとする。
キー項目取得部202eは、項目辞書マスタ206dを参照して、指定された取得用情報(部門テーブル)と紐付き、かつ、キー項目情報(キー)を有する項目をキー項目として取得する。具体的には、図30の項目辞書マスタ206dを参照すると、テーブル名「部門テーブル」と紐付く項目名は、「部門CD」、「基準日」および「部門略名」の3項目である。そして、当該3項目のうち、項目種別「キー」を有する項目は、「部門CD」および「基準日」の2項目であるため、当該2項目がキー項目となる。
レコード取得部202fは、配信先データおよび配信元データを参照して、前記指定された取得用情報(部門テーブル)と紐付く配信先レコードおよび配信元レコードを取得する。具体的には、図30の配信先のテーブルに示す3つの配信先レコードおよび図30の配信元のテーブルに示す5つの配信元レコードは、すべて部門に関する情報であるため、部門テーブルと紐付いているといえる。このため、レコード取得部202fは、当該3つの配信先レコードおよび当該5つの配信元レコードを取得する。
判定部202gは、レコード取得部202fで取得した配信先レコードおよび配信元レコードの間で、キー項目取得部202eで取得したキー項目についての具体的情報が同じであるか同じでないかの判定を行う(言い換えると、前記(キー項目取得処理)で取得したキー項目を基にして、配信先データと配信元データを突合する)。具体的には、図30の3つの配信先レコードおよび図30の5つの配信元レコードの間で、キー項目「部門CD」および「基準日」が同じレコードは、図30にハッチングで示す4つのレコードであるため、当該4つのレコードについては、キー項目についての具体的情報が同じであるといえる。これに対して、前記4つのレコード以外のレコード(部門CDが001の配信元レコード、部門コードが004の配信元レコード、部門CDが005の配信元レコードおよび部門CDが007の配信先レコード)については、キー項目についての具体的情報が同じでないといえる。
更新部202cは、判定部202gでの結果に基づいて、前記配信先情報(図30の配信先のテーブル)を更新する。更新の種類としては、大きく分けて、以下で説明する追加、修正、削除および全置換が存在する(言い換えると、前記(キー項目取得処理)で取得したキー項目を基に突合をして、追加、修正および削除の少なくとも1つの処理を行う)。
追加部202c3は、判定部202gでの判定の結果、前記同じでない場合であって、かつ、前記配信元データには含まれるが前記配信先データには含まれないレコードがある場合、当該含まれるレコードに相当する配信元レコードを前記配信先データへ追加する。具体的には、キー項目についての具体的情報が同じでないレコード(図30において、部門CDが001の配信元レコード、部門コードが004の配信元レコード、部門CDが005の配信元レコードおよび部門CDが007の配信先レコード)のうち、配信元のテーブルには含まれるが配信先のテーブルには含まれないのは、部門CDが001の配信元レコード、部門コードが004の配信元レコードおよび部門CDが005の配信元レコードの3つのレコードである。このため、追加部202c3は、当該3つのレコードを配信先のテーブルに追加する。
修正部202c4は、判定部202gでの判定の結果、前記同じであるが、前記配信元レコードと前記配信先レコードとの間で前記キー項目以外の前記項目の具体的情報が異なるレコードがある場合、当該配信先レコードの前記具体的情報を当該配信元レコードの前記具体的情報へと修正する。具体的には、キー項目についての具体的情報が同じであるレコード(図30にハッチングで示す4つのレコード)のうち、部門CDが002の配信元レコードでは、事業所CDおよび住所がそれぞれ「002」および「東京都千代田区」であるのに対し、部門CDが002の配信先レコードでは、事業所CDおよび住所がそれぞれ「001」および「東京都中央区」であるとする。この場合、修正部202c4は、部門CDが002の配信先レコードの「001」および「東京都中央区」を、部門CDが002の配信元レコードの「002」および「東京都千代田区」に修正する。
削除部202c5は、判定部202gでの判定の結果、前記同じでない場合であって、かつ、前記配信元データには含まれないが前記配信先データには含まれるレコードがある場合、当該含まれるレコードに相当する配信先レコードを前記配信先データから削除する。具体的には、キー項目についての具体的情報が同じでないレコード(図30において、部門CDが001の配信元レコード、部門コードが004の配信元レコード、部門CDが005の配信元レコードおよび部門CDが007の配信先レコード)のうち、配信元のテーブルには含まれないが配信先のテーブルには含まれるのは、部門CDが007の配信先レコードである。このため、削除部202c5は、当該レコードを配信先のテーブルから削除する。
(1)図31に示す突合確認画面における「更新方法」において「追加」、「修正」および「削除」のすべてを選択すれば、追加処理、修正処理および削除処理のすべてが行われた場合の結果を一覧で事前に参照することができる。図31においては、ハッチングをつけていないレコードが追加されるレコードであり、ドットのハッチングをつけたレコードが修正されるレコードであり、斜め線のハッチングをつけたレコードが削除されるレコードである。なお、「詳細」ボタンを選択すれば、更新されるレコードの詳細を確認することが可能である。
(2)図32の上の図に示すように、突合確認画面における「更新方法」において「追加」を選択すれば、配信元会社の追加されるレコード(キー情報を含むすべての列情報)が表示される。
(3)図32の真ん中の図に示すように、突合確認画面における「更新方法」において「修正」を選択すれば、配信前および配信後の列情報を並べて表示し、差分にハッチングがついた状態でレコードが表示される。
(4)図32の下の図に示すように、突合確認画面における「更新方法」において「削除」を選択すれば、配信先会社の削除されるレコード(キー情報を含むすべての列情報)が表示される。
全置換部202c6は、前記配信先データに含まれる前記配信先レコード(図30の3つの配信先レコード)をすべて、前記配信元データに含まれる前記配信元レコード(図30の5つの配信元レコード)に置き換える。
本項目では、更新制御について、図28および図29を用いて説明する。
更新制御部202dは、追加部202c3、修正部202c4、削除部202c5および全置換部202c6のうち、前記配信元によって選択された手段による更新のみを行えるようにする。具体的には、図28の「配信方法の設定(承認なしモード)」に示すように、中継DB(環境DB)の管理者である配信元管理者(100番会社の管理者)が、配信先会社ごとの更新方法を選択する。例えば、200番会社については、「追加・更新(修正)」が選択されているため、200番会社については、追加部202c3および修正部202c4のみが更新を行うことができる(すなわち、200番会社については、配信元レコードの追加または配信先レコードの修正しか行われない)。
前記[4−4−1]〜[4−4−2]におけるポイントを、以下の(1)〜(4)に示す。
(1)配信対象テーブルの項目情報を管理することで、配信元データと配信先データを突合し、差異がわかるようにした。
(2)配信先情報の更新制御方法(追加のみ、追加・更新(修正)および全削除入替)の情報を、配信先環境DB単位または配信先会社単位で保持することで、配信情報の受入側のポリシーによって配信内容を変更できるようにした。
(3)前記更新制御方法に基づき、事前に配信内容を配信元管理者と配信先管理者で共有することで、更新される内容を配信先管理者が承認後、反映できるようにした。
(4)図33に示すように、配信予定のマスタ400を配信先の現在のマスタ情報500と比較することで、マスタ400の誤配信のリスクをなくすことができる。
その他の実施形態として、以上説明した[4−1]〜[4−4]の内容を、任意に組合せて使用してもよい。一例として、セキュリティを担保したグループ化配信処理を行いつつ、配信情報のうちある一部の情報のみの配信を行いたい場合は、[4−1]と[4−2]の内容を組合せて使用すればよい。また、別の例として、セキュリティを担保したグループ化配信処理を行いつつ、配信される配信元データとグループ化された配信先の各々についての配信先データとの突合を行いたい場合は、[4−1]と[4−4]の内容を組合せて使用すればよい。
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
102 制御部
102a 取得用情報等取得部
102b 配信情報取得部
102c 環境識別データ取得部
102d 第一接続取得部
102e 第一送信部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 接続情報マスタ
106b グループマスタ
106c 配信対象マスタ
106d 配信定義マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 子会社情報処理装置
202 制御部
202a 配信先取得部
202b 第二送信部
202c 更新部
202c1 一括更新部
202c2 個別更新部
202c3 追加部
202c4 修正部
202c5 削除部
202c6 全置換部
202d 更新制御部
202e キー項目取得部
202f レコード取得部
202g 判定部
204 通信インターフェース部
206 記憶部
206a 接続情報マスタ
206b グループマスタ
206c 配信対象マスタ
206d 項目辞書マスタ
208 入出力インターフェース部
212 入力装置
214 出力装置
300 中継装置
302 制御部
302a 第三接続取得部
302b 第三送信部
304 通信インターフェース部
306 記憶部
306a 接続情報マスタ
308 入出力インターフェース部
312 入力装置
314 出力装置
400 主要会社業務DB
406 配信元データ
500 子会社業務DB
506 配信先データ
600、700、800、900 ネットワーク
Claims (7)
- 制御部および記憶部を備える配信管理装置であって、
前記記憶部には、
配信情報の配信先に関する具体的情報を含む配信先レコードからなる配信先情報と前記配信先情報を取得するために用いる取得用情報とを含む配信先データと、
前記取得用情報と前記具体的情報についての項目と前記項目がキーである場合に前記項目に対して付されるキー項目情報とを含む項目辞書マスタと、
が格納されており、
前記制御部は、
前記項目辞書マスタを参照して、指定された前記取得用情報と紐付き、かつ、前記キー項目情報を有する前記項目をキー項目として取得するキー項目取得手段と、
前記配信先データおよび前記配信情報の配信元に関する具体的情報を含む配信元レコードからなる配信情報と前記配信情報を取得するために用いる取得用情報とを含む配信元データを参照して、前記指定された前記取得用情報と紐付く前記配信先レコードおよび前記配信元レコードを取得するレコード取得手段と、
前記レコード取得手段で取得した前記配信先レコードおよび前記配信元レコードの間で、前記キー項目取得手段で取得した前記キー項目についての前記具体的情報が同じであるか同じでないかの判定を行う判定手段と、
前記判定手段での前記判定の結果に基づいて、前記配信先情報を更新する更新手段と、
を備えること、
を特徴とする配信管理装置。 - 前記更新手段は、
前記判定手段での前記判定の結果、前記同じでない場合であって、かつ、前記配信元データには含まれるが前記配信先データには含まれないレコードがある場合、当該含まれるレコードに相当する配信元レコードを前記配信先データへ追加する追加手段、
前記判定手段での前記判定の結果、前記同じであるが、前記配信元レコードと前記配信先レコードとの間で前記キー項目以外の前記項目の具体的情報が異なるレコードがある場合、当該配信先レコードの前記具体的情報を当該配信元レコードの前記具体的情報へと修正する修正手段および
前記判定手段での前記判定の結果、前記同じでない場合であって、かつ、前記配信元データには含まれないが前記配信先データには含まれるレコードがある場合、当該含まれるレコードに相当する配信先レコードを前記配信先データから削除する削除手段
の少なくとも1つの手段を備えることによって、前記配信先情報を更新すること、
を特徴とする請求項1に記載の配信管理装置。 - 前記更新手段は、
前記配信先データに含まれる前記配信先レコードをすべて、前記配信元データに含まれる前記配信元レコードに置き換える全置換手段
を更に備えること、
を特徴とする請求項2に記載の配信管理装置。 - 前記制御部は、
前記追加手段、前記修正手段、前記削除手段および前記全置換手段のうち、前記配信元または前記配信先によって選択された手段による更新のみを行えるようにする更新制御手段
を更に備えること、
を特徴とする請求項3に記載の配信管理装置。 - 前記配信元が、グループ企業内の主要会社であり、
前記配信先が、前記グループ企業内の子会社であること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の配信管理装置。 - 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される配信管理方法であって、
前記記憶部には、
配信情報の配信先に関する具体的情報を含む配信先レコードからなる配信先情報と前記配信先情報を取得するために用いる取得用情報とを含む配信先データと、
前記取得用情報と前記具体的情報についての項目と前記項目がキーである場合に前記項目に対して付されるキー項目情報とを含む項目辞書マスタと、
が格納されており、
前記制御部で実行される、
前記項目辞書マスタを参照して、指定された前記取得用情報と紐付き、かつ、前記キー項目情報を有する前記項目をキー項目として取得するキー項目取得ステップと、
前記配信先データおよび前記配信情報の配信元に関する具体的情報を含む配信元レコードからなる配信情報と前記配信情報を取得するために用いる取得用情報とを含む配信元データを参照して、前記指定された前記取得用情報と紐付く前記配信先レコードおよび前記配信元レコードを取得するレコード取得ステップと、
前記レコード取得ステップで取得した前記配信先レコードおよび前記配信元レコードの間で、前記キー項目取得ステップで取得した前記キー項目についての前記具体的情報が同じであるか同じでないかの判定を行う判定ステップと、
前記判定ステップでの前記判定の結果に基づいて、前記配信先情報を更新する更新ステップと、
を含むこと、
を特徴とする配信管理方法。 - 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための配信管理プログラムであって、
前記記憶部には、
配信情報の配信先に関する具体的情報を含む配信先レコードからなる配信先情報と前記配信先情報を取得するために用いる取得用情報とを含む配信先データと、
前記取得用情報と前記具体的情報についての項目と前記項目がキーである場合に前記項目に対して付されるキー項目情報とを含む項目辞書マスタと、
が格納されており、
前記制御部に実行させるための、
前記項目辞書マスタを参照して、指定された前記取得用情報と紐付き、かつ、前記キー項目情報を有する前記項目をキー項目として取得するキー項目取得ステップと、
前記配信先データおよび前記配信情報の配信元に関する具体的情報を含む配信元レコードからなる配信情報と前記配信情報を取得するために用いる取得用情報とを含む配信元データを参照して、前記指定された前記取得用情報と紐付く前記配信先レコードおよび前記配信元レコードを取得するレコード取得ステップと、
前記レコード取得ステップで取得した前記配信先レコードおよび前記配信元レコードの間で、前記キー項目取得ステップで取得した前記キー項目についての前記具体的情報が同じであるか同じでないかの判定を行う判定ステップと、
前記判定ステップでの前記判定の結果に基づいて、前記配信先情報を更新する更新ステップと、
を含むこと、
を特徴とする配信管理プログラム。
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