JP6951091B2 - 光学ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、光学ユニットに関し、特に車両用灯具に用いられる光学ユニットに関する。
近年、車両の周囲の状態に基づいて、ハイビームの配光パターンを動的、適応的に制御するADB(Adaptive Driving Beam)技術が提案されている。ADB技術は、車両の前方の先行車、対向車や歩行者の有無を検出し、車両あるいは歩行者に対応する領域を減光するなどして、車両あるいは歩行者に与えるグレアを低減するものである。
本出願人は、これらの問題点を解決可能なADB方式として、ブレードスキャン方式を提案している(特許文献1参照)。ブレードスキャン方式とは、回転するリフレクタ(ブレード)に光を入射し、リフレクタの回転位置に応じた角度で入射光を反射して反射光を車両前方で走査しつつ、光源の点消灯あるいは光量を、リフレクタの回転位置に応じて変化させることで、車両前方に、所望の配光パターンを形成するものである。
また、所望の配光パターンを形成するためには、リフレクタの回転位置に応じて入射光の光量を制御する必要があり、リフレクタの回転位置を検出する必要がある。例えば、スリットが設けられたリフレクタの裏側にフォトセンサを設けることで、スリットがフォトセンサの上を通過したことを検知する技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2012−224317号公報 国際公開第16/104319号パンフレット
しかしながら、上述のフォトセンサでリフレクタの回転位置を検出する方法は、リフレクタを挟んでフォトセンサと位置検出用の発光部とを設ける必要があり、また、フォトセンサと発光部とを直線状に配置する必要もある。そもそも、この回転位置検出方法は、発光部から出射した光がそのままフォトセンサに入射するタイミングを検出する必要があり、スリットがないリフレクタでは利用できない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転リフレクタの回転位置を検出する新たな構成を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光学ユニットは、光源と、光源から出射した光を反射し、反射した反射光を走査することで配光パターンを形成するように構成された回転リフレクタと、回転リフレクタの回転位置を検出する検出部と、を備える。検出部は、発光部および受光部を有する。回転リフレクタは、光源から出射した光を主として反射する反射領域と、反射領域とは異なる位置に設けられ、発光部が発する光の光路を受光部に向けて変化させる光路変化領域と、を有する。
この態様によると、回転リフレクタに光路変化領域を設けることで、検出部の発光部および受光部の配置の自由度を増すことができる。
回転リフレクタは、回転軸の周囲に複数のブレードが設けられており、光路変化領域は、反射領域が設けられているブレードの面と反対側の面に設けられていてもよい。これにより、光源から出射した光を主として反射する反射領域に余り影響を与えずに光路変化領域を設けることができる。
回転リフレクタは、回転軸の周囲に複数のブレードが設けられており、光路変化領域は、ブレードの側面に設けられていてもよい。これにより、検出部の発光部および受光部の配置の自由度を増すことができる。
回転リフレクタは、回転軸の周囲に複数のブレードが設けられており、光路変化領域は、反射領域が設けられているブレードの面と同じ側の面に設けられていてもよい。これにより、検出部の発光部および受光部の配置の自由度を増すことができる。
回転リフレクタは、回転軸の周囲に設けられた複数のブレードと、該複数のブレードのうち隣接するブレード同士を連結する連結部と、を有してもよい。光路変化領域は、連結部に設けられていてもよい。これにより、ブレードの表裏以外の領域を位置検出に用いることができる。
複数のブレードは、互いが相似形状であり、光路変化領域は、複数のブレードのそれぞれの同じ位置に設けられていてもよい。これにより、回転リフレクタ全体の形状の対称性や重さのバランスが低下せず、回転リフレクタの回転時の偏心や振動を抑制できる。
光路変化領域は、発光部の光を反射又は屈折させて受光部へ向かうように構成されていてもよい。このように、光路変化領域は、発光部から出射した光を反射して受光部へ向かうように構成された反射領域であってもよい。あるいは、光路変化領域は、発光部から出射した光が透過する際に屈折する屈折領域であってもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。また、上述した各要素を適宜組み合わせたものも、本件特許出願によって特許による保護を求める発明の範囲に含まれうる。
本発明によれば、回転リフレクタの回転位置を検出する新たな構成を提供できる。
第1の実施の形態に係る車両用前照灯の水平断面図である。 第1の実施の形態に係る回転リフレクタの正面図である。 第1の実施の形態に係る回転リフレクタの斜視図である。 第2の実施の形態に係る車両用前照灯の水平断面図である。 第2の実施の形態に係る回転リフレクタの正面図である。 第3の実施の形態に係る車両用前照灯の水平断面図である。 第3の実施の形態に係る回転リフレクタの正面図である。 第4の実施の形態に係る回転リフレクタの正面図である。 第4の実施の形態に係る回転リフレクタの斜視図である。 第5の実施の形態に係る回転リフレクタの斜視図である。 図11(a)は、ある態様の光学ユニットを側方から見た模式図、図11(b)は、図11(a)に示すモータを上方から見た模式図、図11(c)は、ある態様の光学ユニットを上方から見た模式図である。 図12(a)は、変形例に係るモータの側面図、図12(b)は、図12(a)に示すモータの下面図、図12(c)は、変形例に係る回転リフレクタとモータとの組立てを説明するための模式図である。
以下、本発明を実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述される全ての特徴やその組合せは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(第1の実施の形態)
本発明の光学ユニットは、種々の車両用灯具に用いることができる。以下では、車両用灯具のうち車両用前照灯に本発明の光学ユニットを適用した場合について説明する。
[車両用前照灯]
図1は、第1の実施の形態に係る車両用前照灯の水平断面図である。図1に示す車両用前照灯10は、自動車の前端部の左側に搭載される左側前照灯であり、右側に搭載される前照灯と左右対称である以外は同じ構造である。そのため、以下では、左側の車両用前照灯10について詳述し、右側の車両用前照灯については説明を省略する。
図1に示すように、車両用前照灯10は、前方に向かって開口した凹部を有するランプボディ12を備えている。ランプボディ12は、その前面開口が透明な前面カバー14によって覆われて灯室16が形成されている。灯室16は、ランプユニット18が収容される空間として機能する。
ランプユニット18は、ブレードスキャン方式のADB技術を採用したユニットであり、いわゆる可変ハイビームを照射するように構成されている。ランプユニット18は、光学ユニット20および投影レンズ22を備える。光学ユニット20は、回転リフレクタ24と、光源26と、検出部28と、を備える。投影レンズ22は、例えば凸レンズが用いられる。凸レンズの形状は、要求される配光パターンや照度分布などの配光特性に応じて適宜選択すればよいが、非球面レンズや自由曲面レンズが用いられる。また、投影レンズ22の周囲には、エクステンションリフレクタ23が設けられている。
回転リフレクタ24は、駆動源であるモータ30により回転軸Rを中心に一方向に回転しながら、光源26から出射した光を反射し、反射した反射光を走査することで配光パターンを形成するように構成されている。また、回転リフレクタ24は、光源26から出射した光を回転しながら反射し、所望の配光パターンを形成するように構成された環状の反射領域24aを備えている。
光源26は、短時間で点消灯を制御できるものが好ましく、例えば、LEDやLD、EL素子等の半導体発光素子が好適である。検出部28は、回転リフレクタの回転位置を検出するものであり、発光部28aおよび受光部28bを有する。発光部28aは、可視光や赤外光、紫外光を発するLED等の発光素子を有する。受光部28bは、フォトトランジスタ、フォトダイオード等のフォトセンサを有する。
検出部28およびモータ30は、基板32に搭載されている。基板32は、ヒートシンク34の搭載面34aに搭載され、固定されている。搭載面34aは、基板32が搭載された状態で、回転リフレクタ24の回転軸Rが光軸Axあるいは車両前方方向に対して傾斜するように構成されている。
光源26は、基板36に搭載されている。また、光源26の光出射方向であって、回転リフレクタ24との間にはプライマリ光学系としてのレンズ38が設けられている。レンズ38は、光源26から出射した光が回転リフレクタ24の反射領域24aに向かうように、光源26の出射光を集光する。基板36は、ヒートシンク40に搭載されている。ヒートシンク34およびヒートシンク40は、金属製の板状の支持部材42に固定されている。そして、ランプユニット18は、支持部材42を介して、エイミングスクリュー44とナット46を使用した手段によりランプボディ12に対して傾動自在に支持されている。
制御回路48は、前述の光源26、モータ30および検出部28と接続されており、光源26やモータ30の制御を行う信号の送信や、検出部28で検出した信号の受信を行う。
図2は、第1の実施の形態に係る回転リフレクタ24の正面図である。図3は、第1の実施の形態に係る回転リフレクタ24の斜視図である。
回転リフレクタ24は、反射面として機能する、形状の同じ2枚のブレード24bが筒状の回転部24cの周囲に設けられている。隣接するブレード間には、スリット25が形成されている。回転リフレクタ24の回転軸Rは、前述のように光軸Axに対して斜めになっており、光軸Axと光源26とを含む平面内に設けられている。換言すると、回転軸Rは、回転によって左右方向に走査する光源26の光(照射ビーム)の走査平面に略平行に設けられている。これにより、光学ユニットの薄型化が図られる。ここで、走査平面とは、例えば、走査光である光源26の光の軌跡を連続的につなげることで形成される扇形の平面ととらえることができる。
また、回転リフレクタ24のブレード24bの形状は、反射による光源26の2次光源が投影レンズ22の焦点付近に形成されるように構成されている。また、ブレード24bは、回転軸Rを中心とする周方向に向かうにつれて、光軸Axと反射面とが成す角が変化するように捩られた形状を有している。これにより、光源26の光(光源像)を用いた走査が可能となる。
このように構成された本実施の形態に係る回転リフレクタ24は、検出部28の発光部28aが発する光の光路を受光部28bに向けて変化させる光路変化領域としての反射領域24dを有する。反射領域24dは、ブレード24bの表面(前面)側にある反射領域24aとは異なる位置である裏面24e側の一部に設けられており、裏面のその他の領域は、発光部28aが発する光が受光部28bに向かわないように構成されている。このように、回転リフレクタ24に光路変化領域を設けることで、検出部28の発光部28aおよび受光部28bの配置の自由度を増すことができる。例えば、検出部28を回転リフレクタ24の前面側(光源26の光を反射する側)ではなく、反射領域24aとの干渉を考慮しなくて済む裏面側に配置できる。これにより、光源から出射した光を主として反射する反射領域に余り影響を与えずに光路変化領域を設けることができる。
本実施の形態に係る反射領域24dは、裏面24eの一部であって、ブレード24bごとに1箇所ずつ、計2箇所に形成されている。しかしながら、反射領域24dが設けられている位置が予め定められているのであれば、回転リフレクタ24全体として1箇所設けられていてもよいし、3箇所以上設けられていてもよい。そして、反射領域24dは、検出部28の前を通過するタイミングで発光部28aから出射した光が反射されて受光部28bに到達するように、表面形状が規定されている。また、反射領域24dは、裏面側の他の領域よりも反射率が高まるように、表面に金属膜が形成されていてもよい。これにより、回転リフレクタ24の回転位置を精度良く検出できる。そして、制御回路48は、回転リフレクタ24の回転位置に応じて光源26の点消灯を制御することで、一部が非照射状態のハイビーム用配光パターンを車両前方に形成できる。また、ハイビーム用配光パターンのどの部分を非照射状態とするかは、例えば、車両が搭載するカメラやレーダ等の手段から取得した自車両前方の他車両や歩行者の存在情報に基づいて決定される。
なお、反射領域24dの代わりに非反射領域24fを設け、それ以外の領域を反射領域としてもよい。その場合、非反射領域が検出部28の前を通過するタイミングで発光部28aから出射した光が反射されずに受光部28bに到達せず、それ以外のタイミングでは、発光部28aから出射した光が反射されて受光部28bに到達するようにブレード24bの形状が規定されていてもよい。
また、複数のブレード24bは、互いが相似形状であり、反射領域24dは、複数のブレード24bのそれぞれの同じ位置に設けられている。これにより、回転リフレクタ24全体の形状の対称性や重さのバランスが低下せず、回転リフレクタの回転時の偏心や振動を抑制できる。
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態に係る車両用前照灯50の水平断面図である。図5は、第2の実施の形態に係る回転リフレクタ52の正面図である。なお、本実施の形態に係る車両用前照灯50は、第1の実施の形態に係る車両用前照灯10と比較して、回転リフレクタおよび検出部の構成が一部異なる点が特徴であり、その他は実質的に車両用前照灯10と同じである。したがって、第1の実施の形態に係る車両用前照灯10と同じ構成については同じ符号を付して説明を適宜省略する。
第2の実施の形態に係る車両用前照灯50が備える光学ユニット56は、回転リフレクタ52と、検出部54とを備える。回転リフレクタ52は、ブレード24bの外縁部の一部の側面から軸方向に突き出すように設けられた凸部52aを有する。本実施の形態に係る凸部52aは、ブレード24bごとに1箇所ずつ、計2箇所設けられている。しかしながら、凸部52aが設けられている位置が予め定められているのであれば、回転リフレクタ52全体として1箇所設けられていてもよいし、3箇所以上設けられていてもよい。
本実施の形態に係る凸部52aは、検出部54の前を通過するタイミングで発光部54aから出射した光が反射されて受光部54bに到達するように、ブレード24bの側面である反射領域52bの形状が規定されている。反射領域52bは、本実施の形態に係る光路変化領域に相当する。これにより、回転リフレクタ52の回転位置を精度良く検出できる。
このような構成の回転リフレクタ52を備えた光学ユニット56においても、第1の実施の形態の光学ユニット20と同様の作用効果が得られる。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態に係る車両用前照灯60の水平断面図である。図7は、第3の実施の形態に係る回転リフレクタ62の正面図である。なお、本実施の形態に係る車両用前照灯60は、第1の実施の形態に係る車両用前照灯10と比較して、回転リフレクタおよび検出部の構成が一部異なる点が特徴であり、その他は実質的に車両用前照灯10と同じである。したがって、第1の実施の形態に係る車両用前照灯10と同じ構成については同じ符号を付して説明を適宜省略する。
第3の実施の形態に係る車両用前照灯60が備える光学ユニット61は、回転リフレクタ62と、検出部64とを備える。回転リフレクタ62は、ブレード24bの外縁部の表側(反射領域24aと同じ側)の一部に設けられた反射領域62aを有する。反射領域62aは、ブレード24bごとに1箇所ずつ、計2箇所設けられている。しかしながら、反射領域62aが設けられている位置が予め定められているのであれば、回転リフレクタ62全体として1箇所設けられていてもよいし、3箇所以上設けられていてもよい。
本実施の形態に係る光路変化領域である反射領域62aは、検出部64の前を通過するタイミングで発光部64aから出射した光が反射されて受光部64bに到達するように、反射領域62aの形状が規定されている。これにより、回転リフレクタ62の回転位置を精度良く検出できる。
このような構成の回転リフレクタ62を備えた光学ユニット61においても、第1の実施の形態の光学ユニット20と同様の作用効果が得られる。
(第4の実施の形態)
図8は、第4の実施の形態に係る回転リフレクタ66の正面図である。図9は、第4の実施の形態に係る回転リフレクタ66の斜視図である。第1の実施の形態〜第3の実施の形態に係る各回転リフレクタは、回転軸近傍を除いて、ブレード同士はスリットで分離されている。そのため、ブレードの剛性が不足している場合、回転によりブレードが撓むことで、光源からの光を反射する反射領域の形状が変化し、所望の配光パターンが得られないおそれがある。
これに対して、ブレードの剛性を高めるべく、ブレードの厚みを増やしたり、ブレードの裏面側にリブを追加したりすることも一案である。しかしながら、ブレードの厚みを増やすと、重量の増加によりイナーシャが増大し、スキャン周波数の低下や回転始動時の立ち上がり遅れにつながる。また、ブレードの裏面側にリブを追加する場合、ブレードの表面(反射領域24aがある側)に成型時のヒケが生じるおそれがあり、精度の高い反射領域24aの形成が困難な場合もある。
そこで、第4の実施の形態に係る回転リフレクタ66は、隣接するブレード24b同士を外縁部で連結する連結部68が設けられている。これにより、回転リフレクタ66の剛性が増す。なお、連結する場所は必ずしも外縁部でなくてもよく、回転部24cに近い箇所であってもよい。
本実施の形態に係る連結部68は、クランク形状であり、一方のブレード24bの外縁端部24b1と連なる第1平面68aと、他方のブレード24bの外縁端部24b2と連なる第2平面68bと、第1平面68aおよび第2平面68bとを接続する接続部68cと、を有する。
このような構成の連結部68を有する回転リフレクタ66を第1の実施の形態に係る車両用前照灯10に用いる場合、検出部28の発光部28aから出射した光を受光部28bに向けて反射する光路変化領域として第2平面68bを利用できる。また、回転リフレクタ66を第2の実施の形態に係る車両用前照灯50に用いる場合、検出部54の発光部54aから出射した光を受光部54bに向けて反射する光路変化領域として接続部68cの外周面68c1を利用できる。また、回転リフレクタ66を第3の実施の形態に係る車両用前照灯60に用いる場合、検出部64の発光部64aから出射した光を受光部64bに向けて反射する光路変化領域として第1平面68aを利用できる。このように、本実施の形態に係る回転リフレクタ66を用いることで、ブレード24bの表裏以外の領域を位置検出に用いることができる。換言すると、光源26から出射した光を反射するブレード24bの反射領域24aと干渉せずに光路変化領域を設けることができる。
(第5の実施の形態)
第1の実施の形態〜第4の実施の形態に係る回転リフレクタにおける光路変化領域は、発光部の光を反射させて受光部へ向かうように構成されている。一方、第5の実施の形態に係る回転リフレクタの光路変化領域は、発光部から出射した光が透過する際に屈折する屈折領域である。
図10は、第5の実施の形態に係る回転リフレクタ70の斜視図である。回転リフレクタ70は、検出部72の発光部72aから出射した光を透過させ、受光部72bに向けて屈折させる透光領域74が設けられている。透光領域74は、例えば、ブレード24bに透明基材(プラスチック)を用いた場合に、透光領域74以外の反射領域をメッキや蒸着による金属薄膜で覆うことで実現できる。また、透光領域74の入射面および出射面は必ずしも平行でなくてもよく、発光部72aや受光部72bの配置を考慮して非平行に設定してもよい。
(回転リフレクタの位置決め)
以下では、上述の各実施の形態に係る光学ユニットに用いられている回転リフレクタとそれを駆動するモータとの位置決めについて説明する。上述のように、回転リフレクタ24を用いて光源像を走査することで配光パターンを形成する光学系においては、光源の点消灯と回転リフレクタ24の反射ミラーであるブレード24bの回転とのタイミングを同期させる必要がある。そのためには、モータの回転に応じたパルス信号が出るモータの回転位置と、ブレード24bの位置関係が既知である必要がある。モータとしてはDCブラシレスモータやブラシ付DCモータが挙げられる。
モータの回転に応じたパルス信号は、モータの磁石がN極からS極(またはS極からN極)に変わる境界がホールセンサを通過した時に発生する。そこで、着磁の境界がモータ外部から確認できるようにモータの回転軸に目印を付けることが一案である。
図11(a)は、ある態様の光学ユニットを側方から見た模式図、図11(b)は、図11(a)に示すモータを上方から見た模式図、図11(c)は、ある態様の光学ユニットを上方から見た模式図である。
光学ユニット150は、回転リフレクタ24と、モータ158と、を備える。モータ158は、回転軸158aを有している。回転軸158aの先端部158bは、回転リフレクタ24の回転部24cに形成された孔に嵌合するようにDカット形状に加工されている。なお、先端部158bの形状は、Iカット形状であってもよい。そして、先端部158bのDカット形状の平坦部158cが着磁の境界線Xと平行となるように設定する。これにより、着磁の境界位置をモータ158外部から容易に視認できる。
一方、回転リフレクタ24は、回転軸158aの先端部158bのDカット形状に対応する孔がブレード24bの境界26cと所定の位置関係(角度α)の形成されている。これにより、回転リフレクタ24の孔にモータ158の先端部158bを挿入することで、回転リフレクタ24のブレード24bの位置と、モータ158の着磁の位置(ホールセンサからパルスが出力される位置)とを精度良く合わせることができる。
次に、回転リフレクタ24とモータ158との位置あわせの変形例について説明する。図12(a)は、変形例に係るモータの側面図、図12(b)は、図12(a)に示すモータの下面図、図12(c)は、変形例に係る回転リフレクタとモータとの組立てを説明するための模式図である。
回転リフレクタ24の回転部24cにDカット形状のような特殊な形状の孔を設けることが困難な場合、モータ158の回転軸158aを下方に伸ばし、治具を介して回転リフレクタ24との位置決めを行ってもよい。例えば、図12(a)、図12(b)に示すように、モータ158を貫通する回転軸158aの下側先端部158dをDカット形状とし、Dカット形状に対応する治具160の孔に挿入することで、モータ158と治具160との位置決めが行われる。その次に、治具160に対して回転リフレクタ24の位置決めを行うことで(例えば、治具160の一部に対してブレード24bを突き当てることで)、回転リフレクタ24のブレード24bの位置とモータ158の着磁位置との位置決めが精度良くできる。
以上、本発明を上述の各実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を各実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
以下に、上述の各実施の形態に係る光学ユニットや回転リフレクタの変形例について説明する。
例えば、上述の各態様の光学ユニットにおいては、光路変化領域を回転リフレクタのブレードの一部として設けているため、ブレード間に必ずしもスリットがなくてもよい。
また、回転リフレクタにおけるブレードの数は、らせん状の一枚のブレードであってもよい。また、光路変化領域を回転リフレクタの回転軸の一部に設けてもよい。
また、光路変化領域としてブレードの一部に反射領域を設ける場合、受光部から出射した光が受光部へ反射する際に反射光が拡がらないように、反射領域を平坦面としてもよい。
また、回転リフレクタを樹脂成形で作成する際に、型抜きの際にピンがブレードに当接する部分を反射領域として利用してもよい。
10 車両用前照灯、 18 ランプユニット、 20 光学ユニット、 24 回転リフレクタ、 24a 反射領域、 24b ブレード、 24c 回転部、 24d 反射領域、 25 スリット、 26 光源、 28 検出部、 28a 発光部、 28b 受光部、 30 モータ、 48 制御回路、 52 回転リフレクタ、 52a 凸部、 52b 反射領域、 68 連結部、 74 透光領域。

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源から出射した光を反射し、反射した反射光を走査することで配光パターンを形成するように構成された回転リフレクタと、
    前記回転リフレクタの回転位置を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、前記光源と異なる発光部と、受光部と、を有し、
    前記回転リフレクタは、
    前記光源から出射した光を主として反射する反射領域と、
    前記反射領域とは異なる位置に設けられ、前記発光部が発する光の光路を受光部に向けて変化させる光路変化領域と、
    回転軸の周囲に設けられた複数のブレードと、を有し、
    前記光路変化領域は、前記反射領域が設けられているブレードの面と同じ側の面に設けられていることを特徴とする光学ユニット。
  2. 光源と、
    前記光源から出射した光を反射し、反射した反射光を走査することで配光パターンを形成するように構成された回転リフレクタと、
    前記回転リフレクタの回転位置を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、前記光源と異なる発光部と、受光部と、を有し、
    前記回転リフレクタは、
    前記光源から出射した光を主として反射する反射領域と、
    前記反射領域とは異なる位置に設けられ、前記発光部が発する光の光路を受光部に向けて変化させる光路変化領域と、
    回転軸の周囲に設けられた複数のブレードと、
    前記複数のブレードのうち隣接するブレード同士を連結する連結部と、を有し、
    前記光路変化領域は、前記連結部に設けられていることを特徴とする光学ユニット。
  3. 光源と、
    前記光源から出射した光を反射し、反射した反射光を走査することで配光パターンを形成するように構成された回転リフレクタと、
    前記回転リフレクタの回転位置を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、発光部および受光部を有し、
    前記回転リフレクタは、
    前記光源から出射した光を主として反射する反射領域と、
    前記反射領域とは異なる位置に設けられ、前記発光部が発する光の光路を受光部に向けて変化させる光路変化領域と、を有し、
    前記光路変化領域は、前記発光部の光を屈折させて前記受光部へ向かうように構成されていることを特徴とする光学ユニット。
  4. 光源と、
    前記光源から出射した光を反射し、反射した反射光を走査することで配光パターンを形成するように構成された回転リフレクタと、
    前記回転リフレクタの回転位置を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、前記光源と異なる発光部と、受光部と、を有し、
    前記回転リフレクタは、
    前記光源から出射した光を主として反射する反射領域と、
    前記反射領域とは異なる位置に設けられ、前記発光部が発する光の光路を受光部に向けて変化させる光路変化領域と、
    回転軸の周囲に設けられた複数のブレードと、を有し、
    前記光路変化領域は、前記ブレードの外周縁部の側面に設けられていることを特徴とする光学ユニット。
  5. 前記複数のブレードは、互いが相似形状であり、
    前記光路変化領域は、前記複数のブレードのそれぞれの同じ位置に設けられていることを特徴とする請求項1、2、4のいずれか1項に記載の光学ユニット。
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