JP6950759B2 - 予定データ転送期間のための空間再利用 - Google Patents

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Description

本開示は、通信デバイス群内で通信を行い、他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作する他の通信デバイスと近接して動作する通信デバイスに関する。さらに、本開示は上記に対応する通信方法に関する。
一般的に、無線通信システムに関して2種類のチャネルアクセス方式が知られている。一方、競合アクセス方式も存在する。競合アクセス方式では、複数の加入者がチャネルアクセスを求めて競合し、例えばコーディネータステーション(およびアクセスポイント(AP)等)とやり取りする送信要求(RTS)および送信許可(CTS)または自己CTSを介して送信時間を要求する。一方、コーディネータステーション(例えばAP)がそれぞれ独立したステーション(STA)に専用のタイムスロットを割り当てる予定サービスに基づくチャネルアクセス方式も存在する。
IEEE802.11ad/ayに従った無線ギガビットシステムでは両方のチャネルアクセス方式が利用可能である。つまり、無線ギガビットシステムのチャネルアクセス方式は、それぞれ異なる時間で競合アクセス期間(CBAP)と予定データ転送期間(SP)を有することができる。
チャネルアクセス方式の種類と、それをいつ使用するかに関しては、各ビーコンインターバル(BI)の最初に中央ネットワークコーディネータ(例えばAP)によって通知される。そして、各ビーコンインターバルは最初にビーコンヘッダインターバル(BHI)を含む。このビーコンヘッダインターバル(BHI)は拡張スケジュール要素(ESE)を含む。この拡張スケジュール要素(ESE)はビーコンインターバルに続くデータ送信インターバル(DTI)やチャネルアクセス方式の概要を示す。ESEは様々な異なる割り当てパターンの使用について示すことができる。また、SPアクセス時間はSTA自体から要求され、その後中央コーディネータポイントによって許可され得る。
複数のネットワークコーディネータが同じチャネル上で近接して動作する場合、各ネットワークコーディネータ間の通信およびそれらに関連するSTAが干渉しあい、スループットを低下させる可能性がある。このため、IEEE802.11adではAPクラスタリングが導入されている。この場合、近接するネットワークコーディネータはBHIの間互いにリッスンを行い、ESEの情報を抽出し、互いに時間的に重複しないようにCBAPとSPのスケジューリングを行う。従って、干渉が低く抑えられ、非アラインデータ送信の場合よりもスループットが大きくなる。
しかし、この方式では、一度に1つのネットワークコーディネータしか送信を行うことができないという欠点も生じる。したがって、この方式に基づいて複数のネットワークコーディネータが均等に送信時間を分け合うと、ネットワークコーディネータの数に応じてデータレートが低下してしまう。従って、2つ以上のネットワークコーディネータが存在し、同じチャネルを共有する場合でも高いスループットを得ることができるように方式の改良が求められている。
本明細書に記載する「背景技術」の説明は、本開示がどのような文脈で為されたかの概要を説明する目的で記載するものである。本願の発明者として名前を挙げているものの研究内容は、この背景技術のセクションに記載されている限りにおいて、出願時に先行技術と認められない部分と同様に、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認めるものではない。
本開示の目的は、他の通信デバイス群の無線コーディネータとして動作する他の通信デバイスに近接して動作する際に、高いスループットを提供する、通信デバイス群内で通信を行う通信デバイスを提供することにある。本開示の他の目的は、さらに別の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作する他の通信デバイスに近接して通信デバイスが動作する際に、高いスループットを提供する、通信デバイス群内での通信のための通信方法と、この通信方法を実行するコンピュータプログラムと、これに対応する非一過性のコンピュータ読み取り可能記録を提供することにある。
本開示の一態様によると、通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、上記通信デバイスは他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む上記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、上記他の通信デバイスおよび/またはさらに別の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、上記送信セクタ情報を含む上記スケジューリング情報と上記受信品質情報に基づいて上記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含む通信デバイスが提供される。
本開示の他の態様によると、通信デバイス群内で通信する通信デバイスの通信方法であって、上記方法は他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタと関連付けられる一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンするステップと、受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成するステップと、送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む上記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得するステップと、上記他の通信デバイスおよび/またはさらに別の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、上記送信セクタ情報を含む上記スケジューリング情報と上記受信品質情報に基づいて上記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するステップとを含む方法が提供される。
本開示のさらに他の態様によると、無線ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスであって、送信インターバルのデータ転送インターバルの予定データ転送期間をスケジュールするスケジュール情報を生成し、上記スケジュール情報内の、空間再利用が可能な予定データ転送期間を示し、送信セクタ情報と、空間再利用が可能な各予定データ転送期間を関連付け、上記送信インターバルのスケジュール情報を上記送信インターバルのトレーニング/コントロール期間の一部として送信するように構成される回路を含む通信デバイスが提供される。
本開示のさらに他の態様によると、通信デバイス群に含まれる通信デバイスであって、ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスから受信したスケジュール情報を復号し、上記スケジュール情報内の予定データ転送期間が指向性予定データ転送期間であるかどうか、および上記指向性予定データ転送期間で空間再利用/シェアリングが可能かどうかを判断するように構成される回路を含む通信デバイスが提供される。
さらに他の態様によると、コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される際に、コンピュータにここに開示される方法のステップを実行させるためのプログラム手段を含む、コンピュータプログラム、ならびにプロセッサにより実行された際にここに開示される方法が実行されるようにするコンピュータプログラム製品をそこに保存する非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体が提供される。
実施例は従属クレームによって定義される。開示された通信方法、開示されたコンピュータプログラム、および開示されたコンピュータ読み取り可能記録媒体は、請求項に係る通信デバイスとして、従属項で定義されたものおよび/またはここに記載のものと同様のおよび/または同一のさらなる好ましい実施形態を有することを理解されたい。
本開示の一態様によれば、ミリ波帯域で動作する複数の通信デバイスが互いに近接して動作する場合、特に異なる通信デバイス群に関するネットワークコーディネータ機能を複数の通信デバイスが提供する場合に、スループットを向上することができる。本開示によれば、予定データ転送期間のスケジューリングと割り当てを同時に行うことによって上記スループットの向上が可能になる。これは、ビームフォーミングを用いた空間シェアリングを利用することにより実現可能となる。本開示の一態様によれば、異なるネットワークコーディネータが、非重複ビームを用いて同時に複数の指向性予定サービス期間をスケジューリングすることが可能になる。つまり、本開示に係る通信デバイスは、複数の予定サービス期間を空間的に異ならせた状態で同時に割り当てることができる。したがって、2つ以上のネットワークコーディネータが互いに近接して動作する場合のスループットを大幅に向上することができる。
前述の段落は、一般的な序論として提供したものであり、以下の特許請求の範囲を限定するものではない。本開示の実施形態は、更なる利点とともに、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって理解される。
添付の図面と関連して検討される以下の詳細な記載を参照することにより、本開示は更なる利点と共に最も良好に理解される。
図1は本開示に係る通信システムの実施形態の例を示す。 図2はIEEE802.11ad/ayに基づいたビーコンインターバルストラクチャの概略図を示す。 図3は従来技術に係る2つのネットワークコーディネータの異なる送受信期間と、予定データ転送期間の割り当てを時間とともに示す概略図である。 図4は本開示に係る新規の通信方法の実施形態の例を示す概略図である。 図5aはネットワークコーディネータとして動作する第1の通信デバイスの送信セクタスイープと全方向に対してスイープのリッスンを行う第2の通信デバイスの概略図を示す。 図5bはネットワークコーディネータとして動作する第1の通信デバイスの送信セクタスイープと、第1の通信デバイスに近接して動作する第2の通信デバイスの受信セクタスイープの概略図を示す。 図6は本開示に係るセクタ品質テーブルの例を示す。 図7は空間再利用を用いた予定データ転送期間の割り当ての例を示す。 図8は残留干渉が存在する状態の例を示す。 図9は指向性予定データ転送期間の間の送信のためのプロテクトモードを用いる予定データ転送期間の割り当ての例を示す。 図10は指向性アソシエーションインターバルとともに空間再利用を用いた予定データ転送期間の割り当ての例を示す。 図11は追加の双方向予定データ転送期間とともに空間再利用を用いた予定データ転送期間の割り当ての例を示す。 図12はBACKコンセプトが適用された空間再利用を用いてピュアダウンリンク予定データ転送期間が設定される予定データ転送期間の割り当ての例を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図面全体を通して同一または対応する要素には同一の参照符号を付す。図1は本開示に係る通信デバイスの実施形態の例を示す。ここで、通信システム全体を参照符号100を用いて表す。
通信システム100は、いわゆるミリ波帯域において30GHz以上の高周波数で動作する無線通信システムである。特に、通信システム100は約60GHzの周波数で動作する。図1に示す例において、通信システム100は第1の通信デバイス110と第2の通信デバイス120を含む。第1の通信デバイス110と第2の通信デバイス120はそれぞれ自身の基本サービスセット(BSS)を定義し、定義したBSS内で中央ネットワークコーディネータとして動作する。基本サービスセットはIEEE802.11無線LANの基本ビルディングブロックを提供し、中央コーディネータとして動作するシングルアクセスポイント(AP)と、関連するステーション(STA)または中央コーディネータとして動作するデバイスのうちの1つとアドホック方式を用いて通信を行う2以上のデバイスを含み得る。ステーションとネットワークコーディネータは両方とも通信デバイスである。ネットワークコーディネータは、基本サービスセットを定義する1以上のステーションを扱う。
ここで、第1の通信デバイス110は第1の基本サービスセット130のための中央ネットワークコーディネータ(例えば第1のAP)として動作し、第2の通信デバイス120は第2の基本サービスセット140のための中央ネットワークコーディネータ(例えば第2のAP)として動作する。通信システム100はさらにステーション150A、150B、150C、150D、150Eを含む。これらのステーションはそれぞれ第1の通信デバイス110または第2の通信デバイス120のどちらかと関連付けられる。第1の通信デバイス110と関連付けられている各ステーション150A、150B、150Cは第1の基本サービスセット130に属し、第2の通信デバイス120と関連付けられている各ステーション150D、150Eは第2の基本サービスセット140に属する。
第1および第2の通信デバイス110、120は、両通信デバイス110、120が同じチャネルを用いる場合、第1の通信デバイス110およびそれに関連するステーション150A、150B、150C間の通信が第2の通信デバイス120とそれに関連するステーション150D、150E間の通信を干渉し得るように、互いに近接して動作する。一般的に、このような干渉は競合アクセス方式を用いることによって避けることができる。しかし、予定データ転送期間を用いる場合、第1および第2の通信デバイス110、120の間のコーディネートが必要となる。
このため、いわゆるAPクラスタリングと呼ばれるコーディネートメカニズムが導入されている。APクラスタリングにおいて、AP等の複数の近接ネットワークコーディネートデバイスは互いをリッスンし、互いの予定サービスが時間的に重複しないようにそれぞれの予定サービスのアライメントを行う。
本開示によれば、図1に関する通信システムはさらに時間的にだけでなく空間的に異なるネットワークコーディネータの予定データ転送期間をコーディネートする手段を含む。つまり、本開示に係る通信システム100は、第1および第2の通信デバイス110、120が非重複ビームを用いて同時に複数の指向性予定サービス期間をスケジューリングすることを可能にすることができる。これにより、スループットを大幅に向上させることができる。この新規の手法の詳細については図4から12を参照して後述する。
しかし、新規の手法の詳細について述べる前に、どのようにしてIEEE802.11ad/ayに基づく無線ネットワークにおいてトラフィックを整理するのかについて一般的な説明を行う。これに関して、図2はIEEE802.11ad/ayに基づいたビーコンインターバルストラクチャの概略図を示す。
IEEE802.11によると、一般的に媒体アクセスはいわゆるビーコンインターバル(BI)と呼ばれる、周期的に繰り返される送信インターバル200を介して管理される。低周波数帯域において、中心ネットワークコーディネータデバイスによって全方向に送信されるシングルビーコンフレームによって送信インターバルが開始する。このビーコンはWi−Fiネットワークが存在することを通知し、他の管理データを伝達する。通常、残りのビーコンインターバルは、競合アクセス方式に続くステーション間のデータ送信に用いられる。
ミリ波帯域における無線通信に関して、このコンセプトはミリ波伝搬の問題に対処するため、特にその指向性を考慮するために拡張される(IEEE802.11ad/ay)。これにより、送信インターバルはトレーニング/コントロール期間210において開始される。このトレーニング/コントロール期間210はビーコンヘッダインターバル(BHI)と呼ばれ、従来のWi−Fiネットワークのシングルビーコンフレームの代わりとなる。このBHIは一方向に送信された複数のフレームのスイープを利用し、ネットワークアナウンスメントと管理情報のやり取りを促進する。このBHIスイーピングメカニズムによって、減衰の増加の問題と、関連付けられていないデバイスの方向が不明だという問題を解決する。
BHIは最大3つのサブインターバルからなる。3つのサブインターバルとは、ビーコン送信インターバル(BTI)220と、アソシエーションビームフォーミングトレーニング(A−BFT)230と、アナウンスメント送信インターバル(ATI)240を含む。ビーコン送信インターバル220においては、複数のビーコンフレームが、すべての候補方向をカバーするように異なるセクタにおいて送信される。このインターバルは、コーディネータデバイスのアンテナセクタのビームフォームングトレーニングとネットワークアナウンスメントに用いられる。アソシエーションビームフォーミングトレーニング230は、コーディネータデバイスとの通信のためのアンテナセクタのトレーニングを行うためにステーションによって使用される。アナウンスメント送信インターバル240において、通信デバイスはコーディネータデバイスが関連付けられたビームトレーニング後のステーションと管理情報をやり取りする。BTIおよびA−BFTの間の通信では複雑度が低い変調方式やコーディング方式を用いてトレーニング前のビームの範囲を広げ、ATIの間の通信はビームトレーニング後のステーションを用いて行われるため、より効率的になっている。
BHIの後に、データ送信インターバル(DTI)250が存在する。このDTIは1以上の競合アクセス期間(CBAP)または予定データ転送期間(SP)260を含む。この競合アクセス期間(CBAP)または予定データ転送期間(SP)260において、複数のステーションがデータフレームのやり取りを行う。CBAPにおいて、IEEE802.11の拡張分散調整機能(EDCF)に基づいて複数のステーションがチャネルアクセスを求めて競合することができ、SPは非競合期間として専用のノードペアの間の通信に割り当てられる。
2つ以上のネットワークコーディネータが互いに近接して動作し、専用の予定データ転送期間を使用することを要求している場合、干渉を避けるためにコーディネートが必要となる。図3に、従来技術に基づくこのようなコーディネートの例を示す。
図3は2つのネットワークコーディネータ310、320の異なる送信(Tx)/受信(Rx)期間と、各SPの割り当てを時間tとともに示す概略図である。ここでは、ネットワークコーディネータ310、320をAP1、AP2と記載する。
まず、AP2がAP1のBHI320をリッスンし、続いてAP1がAP2のBHI330をリッスンする。ネットワークコーディネータAP1、AP2はどちらも各BHIから拡張スケジュール要素(ESE)を抽出するこができる。拡張スケジュール要素(ESE)は現在のBI340への媒体アクセスタイプの割り当てに関する情報を有する。両方のネットワークコーディネータAP1、AP2はすべてのBIをSPには割り当てず、未割り当ての期間(この期間はダッシュ付きのブランクボックスの形で図示される)を残しておく必要がある。このAP1の割り当て情報に基づいて、AP2は時間的な重複を避けつつ適切にそれぞれのSPを割り当てることができる。
この方式によれば、一度に1つのネットワークコーディネータしか送信を行うことができない。また、複数のコーディネータで均等に送信時間を分け合う場合、コーディネータの数に応じてデータレートが低下してしまう。上記の基本コンセプトに基づきつつ、本開示はビームフォーミングを用いた空間シェアリングを利用した予定サービス期間の拡張割り当てを提案する。この新規手法の基本的な通信方法は図4を参照して詳細に説明する。
図4は本開示に係る新規の通信方法の実施形態の例を示す概略図である。この方法は通信デバイスのプロセッサにより実行される。本明細書において、このプロセッサは通信デバイス群のネットワークコーディネータとして動作し、予定データ転送期間の割り当てに関して近接している他のネットワークコーディネータとのコーディネートを行うために、第1の基本サービスセットを形成する。非重複ビームを用いて同時に異なるネットワークコーディネータからの予定データ転送期間のスケジューリングを可能にするために、この割り当てにおいてはビームフォーミングを用いた空間シェアリングを利用する。つまり、複数の予定データ転送期間は、時間微分だけでなく、空間微分によっても差別化をすることができる。
最初のステップS400において、通信デバイスは他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタと関連付けられる一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンする。このセクタスイープの詳細は図5a、図5bを参照して後述する。
ステップS410において、通信デバイスは受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成する。特に、通信デバイスは各受信フレームに関して関連する固有の送信セクタラベルと、例えば、受信信号強度(RSSI)、信号対雑音比(SNR)、キャパシティ量を単位とした受信品質を考慮している。受信品質情報は、各フレームに関するセクタラベルと関連する品質情報を含むテーブルの形で可視化されるのが最適である。セクタ品質テーブルの例は図6に示し、詳細については後述する。
ステップS420において、通信デバイスは送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む他の通信デバイスからのスケジューリング情報を復号する。スケジューリング情報はスケジュール情報から抽出可能である。このスケジュール情報は他の通信デバイスからBHIにおいて送信される。特に、スケジューリング情報は、各予定データ転送期間と関連付けられている送信セクタ情報を含む。送信セクタ情報は、対応する予定データ転送期間においてデータ送信に用いられる予定の送信ビームがどのセクタに属するかを示す。通常、BHIの間にスイープされるセクタの数は少なく、この際に用いられるビームは続くデータ送信で用いられるビームと比べて品質が低くなっている。したがって、アドバタイジングされた送信セクタはBHIにおいてトレーニングされたセクタを参照する。つまり、割り当て中の通信においてとても高い品質のビームが用いられる場合、アドバタイジングされたセクタとはBHIにおいてトレーニングされたセクタであり、高品質のビームを含む。
ステップS430において、通信デバイスは他の通信デバイスおよび/またはさらに別の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、送信セクタ情報を含むスケジューリング情報と受信品質情報に基づいて通信デバイス群の予定データ転送期間を生成する。この別の通信デバイスは、特に通信デバイスにより扱われるデバイスおよび/または通信デバイスと連携することを目的としているデバイスであることができる。
つまり、本開示によれば、他の通信デバイスの予定データ転送期間にとって空間再利用が適しているかどうかを判断するために、受信品質情報を拡張スケジューリング情報を組み合わせることによって空間シェアリングスケジュールが生成される。特定のセクタにおいて送信されたビーコンフレームの受信品質が所定の閾値よりも下回ると通信デバイスが判断する場合、通信デバイスは自身の指向性予定データ転送期間を他の通信デバイスの予定データ転送期間と同時にスケジューリングする。これにより、スループットがより高くなり、干渉レベルは低く抑えられるか、完全に干渉を回避することができる。
なお、本開示に係る通信方法は上記の説明に限定されない。他のステップが追加されてもよいし、いくつかのステップを組み合わせてもよいし、通信デバイスの他の機能を併用して他のステップを行ってもよい。さらに、方法ステップの順番は上述の順番に限定されない。また、1つのステップにおいて取得された情報は、続くステップにおいて、または特定のステップの繰り返しが行われない処理が続けて行われている間に複数回使用されてもよい。
次に、図5aおよび図5bを参照してBHIにおけるビームトレーニングの一部としてセクタスイープのコンセプトについて詳細に説明する。
図5aはネットワークコーディネータとして動作する第1の通信デバイスの送信セクタスイープと全方向に対してスイープのリッスンを行う第2の通信デバイスの概略図を示す。
図5aに例示した実施形態において、第1および第2の通信デバイス510、520はそれぞれアクセスポイントAP1およびAPである。AP1とAP2は互いに近接して動作する。
AP1はBHIのBTIにおいて送信セクタスイープを行うと仮定して一般性を失わない。つまり、AP1はビーコンフレームの一部として様々なセクタスイープ(SSW)フレームを送信する。各SSWフレームは、固有のセクタラベル(S0からS3)を有する送信セクタと関連付けられている特定のビームによって送信される。AP2はAP1のBTIのリッスンを行いながら全方向の受信を行う。
この受信の最中に、AP2は各受信フレームの受信品質を示し、セクタ品質テーブルを生成する。このセクタ品質テーブルは、フレームに関連するセクタラベルと、受信フレームの受信品質を示す品質指標を有する。例えば図5aでは見通し内(LOS)伝搬のみを想定し、セクタS2、S3での受信品質はセクタS0、S1よりも大幅に低くなる。
AP2がセクタ品質テーブルを取得後、AP2はAP1のスケジュール情報の情報を抽出する。通常のスケジューリング情報だけでなく、AP1は各割り当てにおいて送信ビーム情報を追加する。つまり、AP1は特定の割り当てにおいて用いる送信セクタラベル(S0からS3)のアドバタイジングを行う。通常、BTIの間にスイープされるセクタの数は少なく、この際に用いられるビームは通信に用いられるビームと比べて品質が低くなっている。アドバタイジングされた送信セクタラベルはBTIにおいてトレーニングされたセクタを参照する。つまり、割り当て中の通信においてとても高い品質のビームが用いられる場合、アドバタイジングされたセクタラベルはBTIにおいてトレーニングされたセクタラベルであり、高品質のビームを含む。
セクタ品質テーブルを認識し、送信ビーム情報を含む受信ESEを有することによって、AP2は干渉を避けるまたは低く抑えるようにアクセス期間をスケジューリングするためのいくつかの選択肢を有することになる。この選択肢とセクタ品質テーブルの例に関しては図6を参照して後述する。
図5bは図5aに示すものと同じ配置で互いに近接して動作する第1および第2のアクセスポイント510、520の概略図を示す。
しかし、図5bに示す実施形態の例において、AP2はBTIの間において複数の受信ビームのトレーニングが可能になっている。つまり、AP1が送信セクタスイープを行う際に、AP2は受信セクタスイープを行う。受信ビームトレーニングは、ビーコンフレームに追加された受信トレーニングシーケンス(TRN−R)の間にAP2によって受信ビームが変化させられることによって行われることができる。または、受信ビームトレーニングは、様々なビーコンインターバルを通して連続的に受信ビームを変化させることによって行うこともできる。
受信セクタスイープを用いて、受信セクタ情報(S0'からS2')を追加することによってAP2はセクタ品質テーブルの修正を行うことができる。したがって、本実施形態に係るセクタ品質テーブルは、各送信セクタの品質指標だけでなく、各送受信セクタペアの品質指標を含み得る。
通常、BTIで使用される送信ビームの品質はやや低くなっている。例えば空間再利用のためのより粒度の細かいトレーニングを行うための1つの方法として、送受信一体型トレーニングシーケンス(TRN−T/R)の使用が挙げられる。この送受信一体型トレーニングシーケンス(TRN−T/R)は、空間的にとても粒度の細かいセクタ品質テーブル(600)を可能にする。
なお、図5aおよび図5bに示すセクタおよびそのセクタの特性はあくまで例示的なものであって、その実装の際には様々な変更が可能である。
図6は図5bに示す例に基づいたセクタ品質テーブル600の例を示す。
ビームの相互関係についてはAP1とAP2の両方でそれぞれ成り立つと仮定する。つまり、高品質の送信ビームはつまり高品質の受信ビームとなる。図5bに図示した配置に基づきLOS伝搬を想定すると、図6に示す定性的セクタ品質テーブル600を導くことができる。
セクタ品質テーブル600の1列目610はAP1の送信セクタを示し、2列目620はAP2の受信セクタを示す。この実施形態の例では、各送信セクタ(S0からS3)に対するすべての受信セクタ(S0'からS2')について考慮されている。
3列目630は、AP1の送信セクタに対するAP2の受信セクタの受信品質を表す品質指標を示している。つまり、3列目は各受信品質を示す各送受信セクタのペアに関するエントリを有する。受信品質は、受信信号強度(RSSI)、信号対雑音比(SNR)、またはキャパシティ量に基づいて測定され得る。この好適な実施形態において、品質指標とは3段階のレベルの内の1つであり得る。ここで、第1のレベルは「−」と表記され、受信品質が規定の下限閾値よりも下回っていることを示す。ここで、第2のレベルは「+」と表記され、受信品質が規定の上限閾値よりも上回っていることを示す。最後に、第3のレベルは「o」と表記され、受信品質が上限閾値と下限閾値の間にあることを示す。
なお、品質指標は上記の3段階のレベルに限定されるわけではない。品質情報を表す他の手法が用いられてもよい。他の実施形態においては例えば、中間のレベルを用いずに2段落のレベルである「+」と「−」のみを用いてもよい。さらに他の実施形態では、品質指標は所定のセクタのペアの受信強度の絶対値によって表されてもよい。なお、品質指標が動的で調整可能になるように、どの閾値もまた調整可能であり得る。
最後に、4列目640はAP1とAP2の所定のセクタのペアが空間再利用の際に同時に使用できるかどうかを示す。「可能」は空間再利用が可能であることを示し、「不可能」は空間再利用が不可能であることを示す。「N/A」は、予定サービス期間において空間再利用が可能かどうか、入手可能な情報に基づいて明確に判断ができない状態であることを示す。この場合、初期設定では、これらのセクタには予定データ転送期間を同時に割り当てることはせず、空間再利用を用いないで割り当てを行う。あるいは、空間再利用が可能かどうかの判断の精度を上げるために、AP2はさらに他の情報を取得してもよい。この場合の例を以下に示す。
BHIのビーコン送信の間に広い空間領域をカバーするのに用いるビームの数は少ない方が好ましいため、データ通信の間に用いられるビームは一般的にとても高品質となっている。これは空間再利用の際にも適用することができる。通常、広範囲のビームのゲインは狭い範囲のビームのゲインよりも低くなっている。逆もまた同様である。したがって、ビーコン測定フェーズとデータ通信フェーズではセクタ品質テーブル600は異なる可能性がある。つまり、セクタ品質テーブル600はAP2によって取得される追加情報に基づいて修正され得る。この追加情報は、データ送信フェーズにおいて用いられる送信電力および/またはゲインに関するAP1からの送信情報の詳細を表す。
AP1のBHIにおける測定フェーズ(以下の式のプライム記号で示される)において、AP2は下記の受信強度(dBやdBmなどの対数スケールで与えられたすべての値)を測定する。
P'AP2,RX = P'AP1,TX − aFS + G'AP1,TX + G'AP2,RX
この式において、GはそれぞれAP1またはAP2における送信または受信ビームのゲインを示す。また、PはAP1の送信電力とaFS自由空間減衰を示す。
データ通信フェーズ(以下の式ではダブルプライム記号で示す)において、AP2は異なる受信強度を測定する。
P''AP2,RX = P''AP1,TX − aFS + G''AP1,TX + G''AP2,RX
…(1)
なお、自由空間減衰以外のすべてのパラメータは異なっていてもよい。したがって、修正項が用いられるものとする。この修正項は、下記のΔで示されるように測定フェーズとデータ通信フェーズの関係性を表す。
Δ = P''AP1,TX − P'AP1,TX + G''AP1,TX − G'AP1,TX + G''AP2,RX − G'AP2,RX …(2)
一般的に言えば、パラメータΔはビーム特性、ビームの位置合わせ方法、および潜在的に異なるAP送信電力に依存する。最悪の場合、この事実は省略することができ、Δは正の値として計上された値の最大値と負の値として計上された値の最小値によって制限することができる。
なお、G''AP2,RXおよびG'AP2,RX以外のすべてのパラメータはAP2は認識していないため、Δの算出にはシグナリングが必要である。したがって、すべてのパラメータを適切に伝達する必要がある。
所定のセクタのペアのために測定フェーズにおいてAP2がPAP2,RXの受信強度を測定すると仮定する。このとき、下記の式(3)が成り立つ場合、セクタは空間再利用に適していると判断され、
AP2,RX + Δ<Threshold …(3)
この不等式が成り立たない場合はセクタは空間再利用に適していないと判断される。好適な閾値としてキャリアクリアアセスメント(CCA)レベルが挙げられる。
図6に示すセクタ品質テーブル600の例に基づいて、図7は空間再利用を用いた割り当ての例を示す。図3と同様に、図7は2つのネットワークコーディネータAP1とAP2の異なる送信(Tx)/受信(Rx)期間と、各SPの割り当てを時間tとともに示す概略図である。この場合、SPは部分指向性SPであり、複数の部分指向性SPは同時にスケジューリングされる。
図7に示す割り当ての例によると、AP2は、AP1の第1の指向性SP720と第2の指向性SP730と同時に第1の指向性SP710をスケジューリングする。第1の指向性SP710において、AP2はセクタS0'のビームを用いてステーションへの送信を行う。第1の指向性SP720と第2の指向性SP730において、AP1はセクタS3およびS2の送信ビームを用いてステーションへの送信を行う。次に、AP1はAP2の指向性SP750と同時に指向性SP740をスケジューリングする。その後、AP1はバックオフとなり、タイムスロット760においてはSPのスケジューリングは行わない。これは、図6に示すセクタ品質テーブル600の例によると、S1とS1'の組み合わせでは干渉が起こる可能性があるためである。AP2の指向性SP750の後の期間770において、AP2はバックオフとなる。これは、S0'では送信するものが存在しないためである。
なお、図7に示す割り当ての例においては、ダウンリンク(DL)でのデータ通信、つまりAPからステーションへのデータ通信のみが想定されている。このような構成はSPの空間再利用にとって好適である。なぜなら、アップリンク(UL)データ送信において空間再利用を定義しようとすると、とても複雑になってしまうからである。また、図7に示す割り当ての例では割り当て候補の例うち1つのみを示しているが、ほかの割り当て方法を行うことも可能である。一般的に、1以上の割り当てのリンク品質が低下する場合や干渉が検知される場合には、APは特定のSPまたはすべてのSPに関して空間再利用を行うのを中止する。
上記においては、単純な場合(高速DL)についてのみ説明を行った。この高速DLでは、STAによるサイド情報は用いずに指向性及びスケジューリング情報のみに基づいて単純な空間シェアリングを可能にしている。この場合、AP1のSPもAP2のSPもDLSPであり、AP2はセクタ品質テーブルに基づきAP1のSPのうちの1つと直交するSPのスケジューリングを行う。この方式の利点として、オーバーヘッドが低い点が挙げられる。しかし、この方法でスケジューリングされたSPで干渉が全く発生しないというわけではない。つまり、より複雑な状況においては、上記の手法ではSPをシェアするステーションに対して十分な保護を提供できない場合がある。従って、下記のようにより改善された手法(セーフDL)が提供される。
高速DLの場合と同様に、セーフDLの場合でもAP1の全てのSPとAP2のSPはDLSPである。しかし、ステーションは送信インターバルとスケジューリング情報のリッスンも行い、スケジューリングプロセスのために取得された情報をそれぞれのAPが使用することが可能になる。この手法では高速DLに関してより優れた干渉保護を行うことができるが、シグナリングオーバーヘッドが増加する。
図8は残留干渉が存在する場合の例を示す。この場合、セーフDLを用いることができる。図8はそれぞれAP1、AP2と記載されている第1のアクセスポイント810と第2のアクセスポイント820を示す。さらに、図8は第1のアクセスポイント810と関連付けられている第1のステーション830と、第2のアクセスポイント840と関連付けられている第2のステーション840を示す。第1および第2のステーション830、840はそれぞれSTA_A、STA_Bと記載されている。アクセスポイントAP1とステーションSTA_Aは第1の基本サービスセットを形成し、アクセスポイントAP2とステーションSTA_Bは第2の基本サービスセットを形成する。
図8に図示している状況において、AP1はSTA_Aを扱うことを目的とし、AP2はSTA_Bを扱うことを目的とする。高速DL方式を用いて、AP2はAP1のセクタS1のビームを用いるSPと同時に、セクタS2'のビームを用いたDLSPをスケジューリングすることが可能だと判断する。これは、ビーコンリスニングフェーズにおいてS2'に対応するビームを用いてリッスンを行っている間はS1に対応するビームがAP2によって適切に受信されなかったためである。しかし、S2'において送信を行う場合、STA_Aでの受信に干渉が発生する可能性があり、STA_BもまたAP1からの干渉を受ける可能性がある。
一実施形態において、1つの解決策としてAP2に対してプロテクトDMGまたはEDMGモードの使用のみを許可するという方法がある。これはつまり、S2'においてSPを送信する前にAP2とSTA_Bが両方所定の時間の間チャネルのリッスンを行うことを意味する。このリスニング期間においてAP2が信号を受信しない場合、AP2はSTA_Bに対してRTSリクエストを送信する。リスニング期間に対応するインターバルにおいてSTA_Bが信号を受信しない場合、規定のショートインタフレームスペース(SIFS)内においてSTA_BはCTSを返信する。指向性SPにおいてRTS/CTS試行が1回以上失敗すると、AP2はS1が使用されるときにそれぞれのSPをブロックするか、代替セクタを使用するという判断を下し得る。クラスタリングに関してはプロテクト期間が規定されるが、本明細書に記載されるようにより幅広い状況においてプロテクト期間を使用できるように追加が行われる必要がある。
図9は指向性予定データ転送期間の間の送信のためのプロテクトモードを用いる割り当ての例を示す。この例において、AP2は、媒体のリッスンおよび/またはRTS/CTSネゴシエーションのための既定の期間910、920のスケジューリングを行う。
したがって、本実施形態において、AP2および/またはAP2によって扱われるSTAは指向性予定データ転送期間における送信においてプロテクトモードを利用し得る。指向性予定データ転送期間は、AP1の予定データ転送期間と同時にスケジューリングされる。AP2は、送信またはメッセージ交換ネゴシエーションを開始する前にリッスンを行い、指向性予定データ転送期間において閾値を上回る電力の信号を検知した場合に送信を延期することによってプロテクトモードを実行し得る。STAにおけるプロテクトモードとは、所定のタイムインターバルにおける指向性予定SPの最初に媒体のリッスンを行い、このリスニングインターバルの間に検出された信号レベルが所定の閾値を上回る場合にはCTSの応答を行わないことを意味する。AP2が指向性予定データ転送期間において扱う予定のステーションからCTSを受信しなかった場合、AP2は指向性予定SPにおける送信をキャンセルまたは延期する。APとSTAが媒体のリッスンを行うタイムインターバルは、APによって伝達されるか、標準規格において定義されることができる。また、このインターバルは、測定の信頼度と空間シェアリングの使用可能性に基づいて定義されることができる。
他の実施形態において、図8に図示する場合に対処するための第2の解決策として、ステーションからのサイド情報を利用する方法が挙げられる。STA_Bはアクセスポイントに関して説明した類似の手法を用いて、AP1のスケジュール情報(例えばESE)のリッスンを行い、自身でセクタ品質テーブルを作成し得る。この情報を入手すると、STA_BはAP2に干渉を受けると評価されたビーコンビームに関して通知する。この情報はSTA_BからAP2に未承諾干渉レポートとして送信されてもよいし、AP2からの要求に応じて送信されてもよい。この追加情報を受信後、AP2はAP1およびSTA_Aが干渉を受けないように、または許容範囲の干渉のみを受けるように指向性SPをスケジューリングする。この場合ビーコンビームのLOSおよび標準測定の両方が許容されることが好ましい。LOSタップでの測定は、S1によってカバーされるセクタ内のAP1のLOS内のSTAに対して潜在的干渉が生成されるかどうかを評価するために使用され得る。
この実施形態では、ステーションは、ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスから受信したスケジュール情報を復号し、スケジュール情報内の予定データ転送期間が指向性予定データ転送期間であるかどうかを判断するように構成され得る。指向性予定データ転送期間は空間シェアリングを意味する。また、ステーションは、指向性予定データ転送期間中に送信を行う前に、定義された閾値より大きい電力の信号をリッスンし、信号の電力が定義された閾値を下回る場合にのみ、送信要求/送信許可ネゴシエーションに応答し得る。最後に、ステーションはネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスに、指向性予定データ転送期間のコンフリクトについて通知するように構成され得る。
したがって、本実施形態のステーションはさらに、基本サービスセットの無線ネットワークコーディネータとして動作し、ビーコンフレームを送信する通信デバイスのトレーニング/コントロール期間のリッスンを行うように構成され得る。ビーコンフレームはそれぞれ送信セクタと関連付けられ、関連付けられた送信セクタと送信されたビーコンフレームの受信品質をもとに干渉情報を生成し、基本サービスセットの無線ネットワークコーディネータとして動作している通信デバイスと干渉情報を共有する。
最後に、さらに他の実施形態では、図8に図示する状況に対処するための第3の解決策として、AP2がビーコンに加え、指向性アソシエーションインターバルのリッスンを行うことが挙げられる。例えば、AP1はSTA_Aが関連付けを試みるビームS1における指向性アソシエーションSPのスケジューリングを行う。AP2はビームS2'を用いてリッスンを行う。可能であれば、AP2は式(3)に従った干渉条件に基づいて、以前に通信に適しているとみなされたいくつかの隣接ビーム/候補ビームを用いてリッスンを行う。信号が検出されない場合、AP2はビームS2'を用いる。信号が検出された場合、AP2はビームS2'の使用を中止する。また、APは電力制御方法を用いてもよい。この電力制御方法では、APは最初にセクタS2'内のSTAに向けて送信するのに必要な電力が、検出されたセクタに対して干渉しないほど十分に小さくできるかどうかを評価し、そのSTAに向けて指向性SPをスケジューリングする。この予定送信の間、電力レベルは適切に調整される。
図10はAP2がAP1の指向性アソシエーションインターバルのリッスンを行う割り当ての例を示す。図10に図示する割り当てによると、AP1は第1のビーコンインターバル1000において、2つの期間1010、1020をスケジューリングしている。この2つの期間1010、1020は、AP1との連携を試みるステーションとのビームフォームングトレーニングのための期間である。第1の期間1010において、AP1はS3で受信したビームを用いてこのセクタのSTAとの連携を許可する。続いて、第2の期間1020において、AP1はS2での受信ビームを用いる。同時に、この例においてAP2はセクタS0'のビームを用いてビームフォームングトレーニングのリッスンを行い、第1の期間1030で干渉が受信され、第2の期間1040で干渉が受信されなかったと判断する。
したがって、AP2は続くビーコンインターバル1050での空間シェアリングスケジュールを生成し、干渉が少なくなるかまたは無くなるようにSPをスケジューリングする。ここで、AP2のセクタS0'を用いる予定データ転送期間1060はAP1のセクタS2を用いるSP/CBAP1070と同時にスケジューリングされる。これは、この配置では干渉が起こらないと判断されたためである。AP2が指向性割り当てインターバルのリッスンに用いる受信ビームは、上記で説明した方法に基づいて通信に適しているとみなされたものの中から選択され得る。したがって、AP2はプロセスを大幅に増加すること無く、この判断の精度を上げることができる。
このため、本実施形態のネットワークコーディネータは他のネットワークコーディネータによってスケジューリングされた1以上の指向性アソシエーションインターバルのリッスンを行うように構成され得る。このインターバルにおいて、各指向性アソシエーションインターバルにおいて示されたセクタ内のステーションが送信を行うことができる。これにより、他のネットワークコーディネータと連携し、各セクタ内のステーションの連携を可能にし、指向性アソシエーションインターバルのリッスンを行っている間に信号が検出される際に受信ビームが干渉されていることを示すことによって他の干渉情報を生成し、この他の干渉情報に基づいてスケジューリングの修正を行うことができる。
なお、各実施形態によって異なる解決策が提示されたが、この解決策は1つの実施形態において有意の方法によって完全にまたは部分的に組み合わせて使用することも考えられる。
上述のように、高速DLとセーフDLを含む空間再利用方法はいまのところAPからSTAへのダウンリンクデータ通信に用いることができる。これは、APがSTAビームを考慮せずにバイラテラルビームアライメントを行うためである。STAはAPの周囲にランダムに配置され、ビーム方向に対するSTAの向きは通常は不明のため、アップリンク(UL)データ通信、つまりSTAからAPへの送信において空間再利用を定義しようとするととても複雑になってしまう。このため、好適な実施形態においては空間再利用はDLの場合にのみ適用される。
双方向のリンクにも対応するために、SPをピュアDLSPとDL/UL一体型またはピュアULSPに分けることも想定される。このようなSPにおいて単一のAPは受信(ピュアULSP)や送受信(DL/UL一体型SP)を行うのに対し、他のすべてのAPはSTAの通信に干渉しないようにバックオフとなる。この基本原理を図11に示す。
図11は追加の双方向予定データ転送期間とともに空間再利用を用いた割り当ての例を示す。ここで、データ送信フェーズ110において、APは複数のピュアDLSPを同時にスケジューリングし得るのに対して、双方向(つまりDLおよびUL)またはULのための単方向で用いられるこれらのSPは干渉を避けるために他のAPから自由な状態に保たれている。
この例において、第1のビーコンインターバル1140におけるAP1の第1のSP1120およびAP2の第1のSP1130は同時にスケジューリングされている(これはSP1120もSP1130もDLSPだからである)。しかし、AP1の第2のSP1150は双方向SPのため、AP2は、図11のブランクボックス1160によって示されるように自身のSPは同時にはスケジューリングを行わない。第1のビーコンインターバル1140におけるAP2の第2のSP1170は単方向アップリンクSPなので、AP1はこの期間においてはSPの割り当てを行わない。続いて、ピュアDLSP1180、1190が同時にスケジューリングされ、その後に再びDL/UL一体型SPとピュアULSPが時間的に重複しないようにスケジューリングされる。
DLデータ通信が主に用いられる状況においては(例えば、動画等のコンテンツ配信)、双方向リンクが用いられることは稀である。多くの場合、UL接続はSTAが肯定応答(ACK)を送信する場合にのみ限られる。これはつまり、ビーコンインターバルではULフェーズが含まれることは稀であり、そのULフェーズの継続時間も短くなっている。また、ACKの様々な変形例も存在する。STAは例えば、ブロックACK(BACK)を用いていくつかの以前のDLデータ送信の受信の成功を確認することができる。BACKは通常、DLにおいてAPから要求されたBACKからなり、ULにおいてSTAによってすぐに確認される。BACKウインドウは同時に確認されたDL送信の回数を表す変数であり、複数のビーコンインターバルにわたって延在することができる。このため、様々なSTAの応答を用いてUL/DL一体型SPにおいて共通のBACKインターバルを有することができる。図12はこの原理を適用した割り当ての例を示す。
図12は、最終共通BACK期間とともにビーコンインターバルにおいて空間再利用を用いてピュアダウンリンク予定データ転送期間を配置する割り当ての例を示す。この例において、AP1は第1のビーコンインターバル1230においてセクタS0とセクタS3を扱う2つのSP1210、1220のスケジューリングを行う。それと同時にAP2はS0'とS1'を扱う2つのSP1240、1250のスケジューリングを行う。続いて、各APは少なくとも2つのDLSPのためにBACKを送信可能な様々なステーションのためにUL/DL一体型SP1260、1270をスケジューリングする。このUL/DL一体型SP1260、1270は互いに重複しないようにスケジューリングされる。
なお、WLAN通信において、例えばIEEE802.11の標準規格によると、本明細書で言及している予定データ転送期間は予定サービス期間に対応し得る。トレーニング/コントロール期間はビーコンヘッダインターバルに対応し得る。(データ転送)スケジュール情報は拡張スケジュール要素に対応し得る。また、本開示の意味における通信デバイス群は、基本サービスセットであり得る。
最後に、IEEE802.11等の無線通信規格において本開示の機能を実現するためには、以下の特徴を含み得る。
・ESEにおいてSPが空間再利用が可能かどうか、つまりSPがDLのみのSPかどうかを示す。
・空間再利用が可能な各SPのESEに送信セクタ情報を含める。ビーム相互関係を有する複数のAP、つまり送信ビームと受信ビームが同一のとき、受信セクタ情報の表示を再利用することができる。
・Δの算出のためにP''AP1,TX、P'AP1,TX、G''AP1,TX、G'AP1,TX等のパラメータや、これらの値の線形依存性(対数スケールの場合)や乗法依存性(線形スケールの場合)を伝達する。
一般的に、公平な割り当てを行うためには、各APは、他のAPが一体型DL/ULまたはULの割り当てのために利用できるように、ある程度の時間を未割り当てのまま残しておく必要がある。また、BHIにおける2つAP間のメッセージのやりとりには、空間シェアリングの利用のためにDTI内のリソースを解放するためのAPから別のAPへの要求が含まれることが想定できる。
先の議論により開示された本開示の実施形態は単に例示的なものである。当業者に理解されるように、本開示は、その精神または基本的な特徴から逸脱することなく、他の特異的な形態において実施することができる。これにより、本発明の開示は、例として提示したものであり、開示の範囲や特許請求の範囲を限定することは意図していない。本開示は、本明細書において容易に認められる教示の変形を含み、発明の主題が公衆のものとされないように、特許請求の範囲の用語を部分的に定義する。
特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という用語は、他の構成要素またはステップを排除せず、不定冠詞「a」または「an」は、複数であることを排除しない。単一の構成要素または他のユニットは、特許請求の範囲に列挙されたいくつかのアイテムの機能を発揮することができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示さない。
本開示の実施形態は、ソフトウェア制御型データ処理装置によって、少なくとも部分的に実施されるものとして記載する限りにおいて、そのようなソフトウェアを有する光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリ等の非一過性の機械読み取り可能媒体も本開示の一実施形態を表すと考えられることが理解される。さらに、このようなソフトウェアを、他の形態で配信することができる。例えば、インターネットを介して、または他の有線もしくは無線の電気通信システム等により、このようなソフトウェアを配信することができる。
開示されたデバイス、装置、およびシステムの構成要素は、対応するハードウェアおよび/または適切な回路等のソフトウェア要素により実施することができる。回路は電子部品の構造的な組み合わせであり、従来の回路要素、特定用途向け集積回路等の集積回路、標準の集積回路、特定用途用標準品、およびフィールドプログラマブルゲートアレイを含む。さらに、回路は、中央処理装置、グラフィックスプロセッシングユニット、およびプログラム化されたマイクロプロセッサまたはソフトウェア符号に従って構成されたマイクロプロセッサを含む。回路は、上述のハードウェア実行ソフトウェアを含むが、純粋なソフトウェアを含まない。
以下に、上記の発明特定事項の他の実施形態を示す。
1.
通信デバイス群(130)内で通信する通信デバイス(110)であって、
上記通信デバイスは
他の通信デバイス群(140)の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイス(120)のトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む上記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
上記他の通信デバイス(120)および/またはさらに別の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、上記送信セクタ情報を含む上記スケジューリング情報と上記受信品質情報に基づいて上記通信デバイス群(130)の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含む
通信デバイス。
2.
(1)に記載の通信デバイスであって、
上記通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間は指向性予定データ転送期間であり、上記指向性予定データ転送期間は上記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間と同時にスケジューリングされる
通信デバイス。
3.
(1)または(2)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
上記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間における送信の送信電力および/またはゲインに関する送信情報を、上記他の通信デバイスから受信し、
上記他の通信デバイスからの送信情報に基づいて上記予定データ転送期間を選択するように構成されている
通信デバイス。
4.
(3)に記載の通信デバイスであって、
上記送信情報はコントロールモード送信の間に用いられた送信電力およびアンテナゲインおよび/または指向性データ送信の間に用いられる送信電力およびゲインを示す
通信デバイス。
5.
(1)または(4)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記品質指標は、受信信号強度(RSSI)、信号対雑音比(SNR)、キャパシティ量のいずれかによって決定される上記リンク品質を示す
通信デバイス。
6.
(1)または(5)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
上記他の通信デバイスの予定データ転送期間と同時にスケジューリングされた上記通信デバイスの指向性予定データ転送期間の間はプロテクトモードで送信を行うように構成される
通信デバイス。
7.
(6)に記載の通信デバイスであって、
上記プロテクトモードにおいて、上記回路は
上記指向性予定データ転送期間の開始後、送信またはメッセージ交換ネゴシエーションを開始する前の所定のタイムインターバルにおいて媒体のリッスンを行い、
上記所定のリッスンインターバルの間に閾値を上回る電力の信号が検出された場合および/または上記通信デバイスが上記指向性予定データ転送期間の間に動作する予定の上記通信デバイス群の通信デバイスからクリアチャネル肯定応答を受信しなかった場合、送信を延期するように構成される
通信デバイス。
8.
(1)または(7)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
上記通信デバイス群の中でステーションとして動作する通信デバイスから干渉情報を受信し、
上記ステーションからの干渉情報に基づいて上記予定データ転送期間を修正するように構成される
通信デバイス。
9.
(8)に記載の通信デバイスであって、
上記干渉情報は、上記他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、上記ステーションによって上記ビーコンフレームを伝達する指向性ビームの受信品質を示す品質指標と1以上の上記送信セクタを関連付けるステーションによって取得された他の受信品質情報に対応する
通信デバイス。
10.
(1)から(9)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
各セクタ内のステーション同士の連携を可能にするため、上記他の通信デバイス(120)によってスケジューリングされた1以上の指向性アソシエーションインターバルであって、上記各指向性アソシエーションインターバル内で示されたセクタ内のステーションに上記他の通信デバイス(120)と連携するための送信を許可する指向性アソシエーションインターバルをリッスンし、
上記指向性アソシエーションインターバルのリッスンを行っている間に信号が検出されると、受信ビームが干渉されていると評価して他の干渉情報を生成し、
上記他の干渉情報に基づいて上記予定データ転送期間を修正するように構成される
通信デバイス。
11.
(1)から(10)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
受信セクタ情報を取得するために上記他の通信デバイスの各フレームの送信の間に1以上の方向に対応する受信ビームをリッスンし、
上記受信セクタ情報を用いて上記受信品質情報を修正するように構成される
通信デバイス。
12.
(1)から(11)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記予定データ転送期間は、データが上記他の通信デバイスから上記他の通信デバイスと通信を行うさらに別の通信デバイスに転送されるタイムスロットを示すダウンリンク予定データ転送期間のみを、上記トレーニング/コントロール期間から抽出された上記他の通信デバイスからのスケジュール情報が含むときにのみ、上記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間と同時にスケジューリングされる指向性予定データ転送期間を含む
通信デバイス。
13.
(12)に記載の通信デバイスであって、
上記予定データ転送期間は、データが上記通信デバイスから上記通信デバイスと通信を行っているさらに別の通信デバイスに転送されるタイムスロットを示す指向性予定データ転送期間のみを含む
通信デバイス。
14.
(1)から(13)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記通信デバイスによって生成される予定データ転送期間と上記トレーニング/コントロール期間から抽出される上記他の通信デバイスからのスケジュール情報に従った予定データ転送期間は、データが上記通信デバイスからステーションに転送されるタイムスロットを示すダウンリンク予定データ転送期間、データがステーションから上記通信デバイスに転送されるタイムスロットを示すアップリンク予定データ転送期間、データが上記通信デバイスとステーションの間で双方向にやり取りされるタイムスロットを示すアップリンク/ダウンリンク一体型予定データ転送期間からなる群のうちの少なくとも1つを含み、
同時にスケジューリングされる、上記通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間と上記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間は空間再利用が可能である
通信デバイス。
15.
(1)から(14)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
上記通信デバイス群と連携する予定の通信デバイスの指向性アソシエーションが許可されるタイムスロットを保護するために、上記他の通信デバイスから取得したスケジューリング情報を用いるように構成される
通信デバイス。
16.
(1)から(15)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記別の通信デバイスは、上記通信デバイスにより管理されるデバイスおよび/または上記通信デバイスと連携することを目的としているデバイスである
通信デバイス。
17.
通信デバイス群(130)内で通信する通信デバイス(110)の通信方法であって、
上記方法は
他の通信デバイス群(140)の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタと関連付けられる一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイス(120)のトレーニング/コントロール期間をリッスンするステップと、
受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成するステップと、
送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む上記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得するステップと、
上記他の通信デバイス(120)および/またはさらに別の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、上記送信セクタ情報を含む上記スケジューリング情報と上記受信品質情報に基づいて上記通信デバイス群(130)の予定データ転送期間を生成するステップとを含む
方法。
18.
無線ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイス(120)であって、
送信インターバルのデータ転送インターバルの予定データ転送期間をスケジュールするスケジュール情報を生成し、
上記スケジュール情報内の、空間再利用が可能な予定データ転送期間を示し、
送信セクタ情報と、空間再利用が可能な各予定データ転送期間を関連付け、
上記送信インターバルのスケジュール情報を上記送信インターバルのトレーニング/コントロール期間の一部として送信するように構成される回路を含む
通信デバイス。
19.
通信デバイス群(130)に含まれる通信デバイス(150A、150B、150C)であって、
ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスから受信したスケジュール情報を復号し、
上記スケジュール情報内の予定データ転送期間が指向性予定データ転送期間であるかどうか、および上記指向性予定データ転送期間で空間再利用/シェアリングが可能かどうかを判断するように構成される回路を含む
通信デバイス。
20.
(19)に記載の通信デバイス(150A、150B、150C)であって、
上記回路はさらに
指向性サービス期間の開始後、所定のタイムインターバルの間媒体をリッスンし、
上記所定のタイムインターバルの間の測定受信電力が規定の閾値よりも下回る場合のみ送信要求/送信許可ネゴシエーションに応答するように構成される
通信デバイス。
21.
(20)に記載の通信デバイス(150A、150B、150C)であって、
上記回路はさらに
上記ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスに、上記指向性予定データ転送期間のコンフリクトについて通知するように構成される
通信デバイス。
22.
(19)から(21)のいずれか1項に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、各送信セクタと関連付けられているフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
1以上の指向性および/または準全方向性受信ビームについて、上記受信フレームの受信品質とそれに関連する送信セクタに基づいて干渉情報を生成し、
上記通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作する上記通信デバイスと上記干渉情報を共有するように構成される
通信デバイス。
23.
(22)に記載の通信デバイスであって、
上記回路はさらに
上記無線ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスから干渉情報の要求を受信し、
上記要求に基づいて上記干渉情報を送信するように構成される
通信デバイス。
24.
非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体であって、
プロセッサによって実行されたときに(17)に記載の方法が実行されるコンピュータプログラム製品をその中に記憶する
記録媒体。

Claims (22)

  1. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、
    前記通信デバイスは
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含み、
    前記回路はさらに
    前記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間における送信の送信電力および/またはゲインに関する送信情報を、前記他の通信デバイスから受信し、
    前記他の通信デバイスからの送信情報に基づいて前記予定データ転送期間を選択するように構成されている
    通信デバイス。
  2. 請求項1に記載の通信デバイスであって、
    前記通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間は指向性予定データ転送期間であり、前記指向性予定データ転送期間は前記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間と同時にスケジューリングされる
    通信デバイス。
  3. 請求項2に記載の通信デバイスであって、
    前記送信情報はコントロールモード送信の間に用いられた送信電力およびアンテナゲインおよび/または指向性データ送信の間に用いられる送信電力およびゲインを示す
    通信デバイス。
  4. 請求項1に記載の通信デバイスであって、
    前記品質指標は、受信信号強度(RSSI)、信号対雑音比(SNR)、キャパシティ量のいずれかによって決定されるリンク品質を示す
    通信デバイス。
  5. 請求項1に記載の通信デバイスであって、
    前記回路はさらに
    前記他の通信デバイスの予定データ転送期間と同時にスケジューリングされた前記通信デバイスの指向性予定データ転送期間の間はプロテクトモードで送信を行うように構成される
    通信デバイス。
  6. 請求項5に記載の通信デバイスであって、
    前記プロテクトモードにおいて、前記回路は
    前記指向性予定データ転送期間の開始後、送信またはメッセージ交換ネゴシエーションを開始する前の所定のタイムインターバルにおいて媒体のリッスンを行い、
    前記所定のリッスンインターバルの間に閾値を上回る電力の信号が検出された場合および/または前記通信デバイスが前記指向性予定データ転送期間の間に動作する予定の通信デバイスからクリアチャネル肯定応答を受信しなかった場合、送信を延期するように構成される
    通信デバイス。
  7. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、
    前記通信デバイスは
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含み、
    前記回路はさらに
    前記通信デバイス群の中でステーションとして動作する通信デバイスから干渉情報を受信し、
    前記ステーションからの干渉情報に基づいて前記予定データ転送期間を修正するように構成され、
    前記干渉情報は、前記他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、前記ステーションによってビーコンフレームを伝達する指向性ビームの受信品質を示す品質指標と1以上の前記送信セクタを関連付けるステーションによって取得された他の受信品質情報に対応する
    通信デバイス。
  8. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、
    前記通信デバイスは
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含み、
    前記回路はさらに
    前記通信デバイスの各セクタ内のステーション同士の連携を可能にするため、前記他の通信デバイスによってスケジューリングされた1以上の指向性アソシエーションインターバルであって、前記各指向性アソシエーションインターバル内で示されたセクタ内のステーションに前記他の通信デバイスと連携するための送信を許可する指向性アソシエーションインターバルをリッスンし、
    前記指向性アソシエーションインターバルのリッスンを行っている間に信号が検出されると、受信ビームが干渉されていると評価して他の干渉情報を生成し、
    前記他の干渉情報に基づいて前記予定データ転送期間を修正するように構成される
    通信デバイス。
  9. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、
    前記通信デバイスは
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含み、
    前記回路はさらに
    受信セクタ情報を取得するために前記他の通信デバイスの各フレームの送信の間に1以上の方向に対応する受信ビームをリッスンし、
    前記受信セクタ情報を用いて前記受信品質情報を修正するように構成される
    通信デバイス。
  10. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、
    前記通信デバイスは
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含み、
    前記予定データ転送期間は、データが前記他の通信デバイスから前記他の通信デバイスと通信を行うさらに別の通信デバイスに転送されるタイムスロットを示すダウンリンク予定データ転送期間のみを、前記トレーニング/コントロール期間から抽出された前記他の通信デバイスからのスケジュール情報が含むときにのみ、前記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間と同時にスケジューリングされる指向性予定データ転送期間を含む
    通信デバイス。
  11. 請求項10に記載の通信デバイスであって、
    前記予定データ転送期間は、データが前記他の通信デバイスから前記他の通信デバイスと通信を行っている前記さらに別の通信デバイスに転送されるタイムスロットを示す指向性予定データ転送期間のみを含む
    通信デバイス。
  12. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、
    前記通信デバイスは
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含み、
    前記通信デバイスによって生成される予定データ転送期間と前記トレーニング/コントロール期間から抽出される前記他の通信デバイスからのスケジュール情報に従った予定データ転送期間は、データが前記通信デバイスからステーションに転送されるタイムスロットを示すダウンリンク予定データ転送期間、データがステーションから前記通信デバイスに転送されるタイムスロットを示すアップリンク予定データ転送期間、データが前記通信デバイスとステーションの間で双方向にやり取りされるタイムスロットを示すアップリンク/ダウンリンク一体型予定データ転送期間からなる群のうちの少なくとも1つを含み、
    同時にスケジューリングされる、前記通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間と前記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間は空間再利用が可能である
    通信デバイス。
  13. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスであって、
    前記通信デバイスは
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタによって識別される一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成し、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得し、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するように構成される回路を含み、
    前記回路はさらに
    前記通信デバイス群と連携する予定の通信デバイスの指向性アソシエーションが許可されるタイムスロットを保護するために、前記他の通信デバイスから取得したスケジューリング情報を用いるように構成される
    通信デバイス。
  14. 請求項1に記載の通信デバイスであって、
    前記他の通信デバイスは、前記通信デバイスにより管理されるデバイスおよび/または前記通信デバイスと連携することを目的としているデバイスである
    通信デバイス。
  15. 通信デバイス群内で通信する通信デバイスの通信方法であって、
    前記方法は
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、それぞれ送信セクタと関連付けられる一連の指向性ビームを用いて複数のフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンするステップと、
    受信フレームの受信品質を示す品質指標と各送信セクタを関連付ける受信品質情報を生成するステップと、
    送信セクタ情報と関連付けられた少なくとも1つの予定データ転送期間を含む前記他の通信デバイスからのスケジューリング情報を取得するステップと、
    前記他の通信デバイスの干渉レベルが最小化されるように、前記送信セクタ情報を含む前記スケジューリング情報と前記受信品質情報に基づいて前記通信デバイス群の予定データ転送期間を生成するステップと
    前記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間における送信の送信電力および/またはゲインに関する送信情報を、前記他の通信デバイスから受信するステップと、
    前記他の通信デバイスからの送信情報に基づいて前記予定データ転送期間を選択するステップとを含む
    方法。
  16. 無線ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスであって、
    送信インターバルのデータ転送インターバルの予定データ転送期間をスケジュールするスケジュール情報を生成し、
    前記スケジュール情報内の、空間再利用が可能な予定データ転送期間を示し、
    送信セクタ情報と、空間再利用が可能な各予定データ転送期間を関連付け、
    前記送信インターバルのスケジュール情報を前記送信インターバルのトレーニング/コントロール期間の一部として送信するように構成される回路を含み、
    前記回路はさらに
    前記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間における送信の送信電力および/またはゲインに関する送信情報を、前記他の通信デバイスから受信し、
    前記他の通信デバイスからの送信情報に基づいて前記予定データ転送期間を選択するように構成されている
    通信デバイス。
  17. 通信デバイス群に含まれる通信デバイスであって、
    ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスから受信したスケジュール情報を復号し、
    前記スケジュール情報内の予定データ転送期間が指向性予定データ転送期間であるかどうか、および前記指向性予定データ転送期間で空間再利用/シェアリングが可能かどうかを判断するように構成される回路を含み、
    前記回路はさらに
    前記他の通信デバイスの少なくとも1つの予定データ転送期間における送信の送信電力および/またはゲインに関する送信情報を、前記他の通信デバイスから受信し、
    前記他の通信デバイスからの送信情報に基づいて前記予定データ転送期間を選択するように構成されている
    通信デバイス。
  18. 請求項17に記載の通信デバイスであって、
    前記回路はさらに
    指向性サービス期間の開始後、所定のタイムインターバルの間媒体をリッスンし、
    前記所定のタイムインターバルの間の測定受信電力が規定の閾値よりも下回る場合のみ送信要求/送信許可ネゴシエーションに応答するように構成される
    通信デバイス。
  19. 請求項18に記載の通信デバイスであって、
    前記回路はさらに
    前記ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスに、前記指向性予定データ転送期間のコンフリクトについて通知するように構成される
    通信デバイス。
  20. 請求項17に記載の通信デバイスであって、
    前記回路はさらに
    他の通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作し、各送信セクタと関連付けられているフレームを送信する他の通信デバイスのトレーニング/コントロール期間をリッスンし、
    1以上の指向性および/または準全方向性受信ビームについて、受信フレームの受信品質とそれに関連する送信セクタに基づいて干渉情報を生成し、
    前記通信デバイス群の無線ネットワークコーディネータとして動作する前記通信デバイスと前記干渉情報を共有するように構成される
    通信デバイス。
  21. 請求項20に記載の通信デバイスであって、
    前記回路はさらに
    前記無線ネットワークコーディネータとして動作する通信デバイスから干渉情報の要求を受信し、
    前記要求に基づいて前記干渉情報を送信するように構成される
    通信デバイス。
  22. 非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体であって、
    プロセッサによって実行されたときに請求項15に記載の方法が実行されるコンピュータプログラム製品をその中に記憶する
    記録媒体。
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