JP6950093B2 - アップリンク伝送リソースを要求する方法及び装置 - Google Patents

アップリンク伝送リソースを要求する方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信技術分野に関し、特にアップリンク伝送リソースを要求する方法及びその装置に関する。
移動通信ネットワークは、無線通信技術の発展に伴って徐々に5Gネットワークへ進化していく。5Gネットワークのレイアウトの初期では、4GネットワークLTE(Long Term Evoluttion、ロングタームエボリューション)システムで主要な信号のカバーが依然として行われている。5Gネットワーク、即ちNR(New Radio)システムは、データ伝送業務の強大な補足として、LTE−NR interworking(相互運用)のレイアウトを形成する。
LTE−NR interworkingの段階において、UEがBSR(Buffer Status Report、バッファステータス報告)を報告する必要がある場合、システムに規定された予め設定された時間間隔内に利用可能なPUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理的アップリンク共有チャネル)リソースが存在しなく、SR(Scheduling Request、スケジューリング要求)リソースも配置されていないと、上記の予め設定された時間間隔が終了した時に、アップリンク伝送リソースを申請するように、基地局にランダムアクセス要求を開始する。しかしながら、UEが接続状態になっている場合、システムにより当該UEに配置されたランダムアクセスチャネルが比較的に疎となる可能性がある。例えば、ランダムアクセスチャネルリソースが奇数のフレーム又は偶数のフレームのみで配置される可能性がある。現在のUEは、ランダムアクセスチャネルリソースが到着する前、利用可能なアップリンク伝送リソースが監視されたことが存在する可能性があるが、UEは、関連するプロトコルによって上記のランダムアクセス要求をキャンセルしない。従って、システムリソースの浪費またはアップリンク伝送リソース要求の伝送遅延が増加される現象が発生するので、ユーザ端末の通信体験に影響を与える。
本発明は、従来技術における問題を解決するためのものであり、システムリソースを節約できるアップリンク伝送リソースを要求する方法及び装置を提供する。
本発明の実施例の第1の態様によれば、ユーザ端末に適用される、アップリンク伝送リソースを要求する方法が提供する。
前記方法は、アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされているか否かを確定するステップと、
前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされる場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップと、
競合ランダムアクセスフローが終了される前、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされているか否かを確定するステップと、
前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされる場合、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするステップと、を含み、ここで、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、有効なアップリンクリソース情報が検出される場合を少なくとも含む。
選択的に、前記方法は、
送信待ちのバッファステータス報告(BSR)が確定された後、予め設定されたSRトリガ条件に満たされているか否かを確定するステップと、
前記予め設定されたSRトリガ条件に満たされると、前記アップリンクリソースSRをトリガするステップと、を含み、ここで、前記予め設定されたSRトリガ条件は、第1の予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、前記配置されたUL−grantが存在しないことを含む。
選択的に、前記方法は、
前記第1の予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが受信され、或いは前記UL−grantが配置された場合、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記UL−grantにより指示されるアップリンク伝送リソースを利用して、伝送待ちのデータ及び/又は前記BSRを前記基地局に送信するステップ、をさらに含む。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされた場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップは、
任意の時点において、配置された、前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが存在しなく;予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく;且つ、配置された前記UL−grantが存在しなかった場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップ、を含む。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされた場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップは、
前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが少なくとも1つ配置され、予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、前記配置されたUL−grantが存在しなかった場合、前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が予め設定された閾値を超えているか否かを確定するステップと、
前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が前記予め設定された閾値を超える場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップと、を含む。
選択的に、前記方法は、
予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記配置されたUL−grantが存在する場合、待ち状態にある前記アップリンクリソースSRをキャンセルするステップ、をさらに含む。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、以下のいずれかの場合を含む。
前記基地局により割り当てられたUL−grantが物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信された場合;
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合;
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された応答情報が受信されていなかった場合;
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合である。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、以下のいずれかの場合を含む。
ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視された場合、ここで、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースは、前記基地局が前記競合ランダムアクセス要求に応答する前に、前記基地局により提供されたアップリンク共有チャネルリソースであり;
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合;
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された応答情報が受信されていなかった場合;
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されなかった場合である。
選択的に、前記予め設定されたSRトリガ条件に満たされているか否かを確定するステップの前に、前記方法は、
前記基地局により送信されたSRトリガ配置情報に基づいて、前記予め設定されたSRトリガ条件を配置するステップ、をさらに含む。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされているか否かを確定するステップの前、前記方法は、
前記基地局により送信されたランダムアクセストリガー配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件を配置するステップ、をさらに含む。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされているか否かを確定するステップの前に、前記方法は、
前記基地局により送信されたキャンセルアクセス配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件を配置するステップ、をさらに含む。
選択的に、前記第1の予め設定された時間間隔及び/又は前記予め設定された時間間隔は、NRシステムにおける基本情報伝送単位である。
本発明の実施例の第2の態様によれば、ユーザ端末に設置される、アップリンク伝送リソースを要求する装置が提供する。前記装置は、
アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされているか否かを確定するように構成されるランダムアクセス確定モジュールと、
前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされた場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成されるアクセス要求トリガーモジュールと、
競合ランダムアクセスフローが終了される前、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされているか否かを確定するように構成されるアクセスキャンセル確定モジュールと、
前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされた場合、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするように構成されるアクセスキャンセルモジュールと、を備え、ここで、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、有効なアップリンクリソース情報が受信されることを少なくとも含む。
選択的に、前記装置は、SRトリガ確定モジュールと、SRトリガーモジュールと、をさらに備え、
前記SRトリガ確定モジュールは、送信待ちのバッファステータス報告(BSR)が確定された後、予め設定されたSRトリガ条件に満たされているか否かを確定するように構成され、
前記SRトリガーモジュールは、前記予め設定されたSRトリガ条件に満たされた場合、前記アップリンクリソースSRをトリガするように構成され、ここで、前記予め設定されたSRトリガ条件は、第1の予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、前記配置されたUL−grantが存在しないことを含む。
選択的に、前記装置は、
前記第1の予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが受信され、或いは前記UL−grantが配置された場合、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記UL−grantにより指示されるアップリンク伝送リソースを利用して、伝送待ちのデータ及び/又は前記BSRを前記基地局に送信するように構成されるデータ送信モジュールと、をさらに備える。
選択的に、前記アクセス要求トリガーモジュールは、任意の時点において、配置された、前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが存在しなく;予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく;且つ、配置された前記ul−grantが存在しなかった場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成される。
選択的に、前記アクセス要求トリガーモジュールは、
前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが少なくとも1つ配置され;予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、前記配置されたUL−grantが存在しなかった場合、前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が予め設定された閾値を超えているか否かを確定するように構成される比較サブモジュールと、
前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が前記予め設定された閾値を超える場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成されるアクセス要求トリガーサブモジュールと、を備える。
選択的に、前記装置は、
予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記配置されたUL−grantが検出された場合、待ち状態にある前記アップリンクリソースSRをキャンセルするように構成されるSRキャンセルモジュールをさらに備える。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、
前記基地局により割り当てられたUL−grantが物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信された場合と、
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されなかった場合と、
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された送信情報に対する第1の予め設定された応答情報は受信されなかった場合と、
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されなかった場合と、の中のいずれかの一つを含む。
選択的に、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、
前記基地局が前記競合ランダムアクセス要求に対して応答する前に、前記基地局により提供されたアップリンク共有チャネルリソースであるターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視された場合と、
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されなかった場合と、
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された応答情報が受信されなかった場合と、
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されなかった場合と、中のいずれかの一つを含む。
選択的に、前記装置は、
前記基地局により送信されたSRトリガ配置情報に基づいて、前記予め設定されたSRトリガ条件を配置するように構成される第1の配置モジュールをさらに備える。
選択的に、前記装置は、
前記基地局により送信されたランダムアクセストリガー配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件を配置するように構成される第2の配置モジュールをさらに備える。
選択的に、前記装置は、
前記基地局により送信されたキャンセルアクセス配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件を配置するように構成される第3の配置モジュールをさらに備える。
選択的に、前記第1の予め設定された時間間隔及び/又は前記予め設定された時間間隔は、NRシステムにおける基本情報伝送単位である。
本発明の実施例の第3の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されている非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。前記コンピュータプログラムがプロセッサーにより実行される場合、上述した第1の態様のいずれかの前記方法のステップを実現することができる。
本発明の実施例の第4の態様によれば、アップリンク伝送リソースを要求する装置を提供する。
前記装置は、
プロセッサーと、
プロセッサーの実行可能なプログラムを記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサーは、
アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガ条件に満たされているか否かを確定するように構成され、
前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされた場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成され、
競合ランダムアクセスフローが終了される前、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされているか否かを確定するように構成され、
前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされた場合、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするように構成され、ここで、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、少なくとも有効なアップリンクリソース情報が受信されることを少なくとも含む。
本発明の実施例に提供される技術案によれば、以下のような効果を含むことができる。
本発明の実施例において、UEが現在に利用可能なアップリンク共有チャネルリソースがないため、アップリンクバッファステータス報告(BSR)を基地局に送信する方式によってアップリンク伝送リソースを申請することができなかった時、アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)をトリガし、その後、予め設定されたランダムアクセストリガ条件に基づいて、送信待ち状態にあるアップリンクリソースSRをキャンセルするか否かを確定し、ランダムアクセス要求がトリガされる方式によって基地局にアップリンク伝送リソースを申請することに変更する。ユーザ端末は、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされてランダムアクセス要求がトリガされた後、ランダムアクセスフローが終了される前に、利用可能なアップリンク共有チャネル(UL−SCH)リソースが割り当てられているか否か、或いは配置されたアップリンクリソース許可(UL−grant)があるか否かをリアルタイムに確定する。ある場合には、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされることが確定された場合、上記の競合ランダムアクセスフローをキャンセルすることができ、そして、有効なアップリンクリソース情報により指示されるアップリンク伝送リソースを利用して、伝送待ちのデータまたはBSRを基地局に送信するように変換させることによって、利用可能なアップリンク伝送リソースが確かにあるのに伝送待ちのデータを送信することを回避するだけではなく、さらにランダムアクセス要求の方式によりアップリンク伝送リソースが要求するので、システムリソースの浪費を低減させる。
なお、上述の一般的な説明および後述の詳細な説明は、単に例示的及び解釈的なものであり、本発明を限定するものでないことは、理解されるべきである。
ここでの図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈する。
本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する方法を示すフローチャートである。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の方法を示すフローチャートである。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の方法を示すフローチャートである。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の方法を示すフローチャートである。 本発明の一例示的な実施例に係る競合ランダムアクセスフローを示す模式図である。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する装置を示すブロック図である。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の装置を示すブロック図である。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の装置を示すブロック図である。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の装置を示すブロック図である。 本発明の一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の装置を示すブロック図である。 本発明の一例示的実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求するための他の装置を示す構成模式図である。
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一シンボルは、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。即ち、それらは、特許要求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
本発明に係る実行主体は、5GネットワークLTE−NR interworking(相互運用)段階の基地局およびユーザ機器(User Equipment、UE)を含む。ここで、基地局は、大規模なアンテナアレイが設置された基地局、サブ基地局などであってもよい。ユーザ機器(UE)は、ユーザ端末、ユーザノード、モバイル端末、またはタブレットPCなどであってもよい。具体的な実現プロセスにおいて、基地局およびユーザー機器は、それぞれ独立するとともに、互いに関連され、本発明により提供される技術案を共同で実現する。
まず、本発明の応用シーンを説明する。UEは、例えば、基地局のようなネットワーク側へデータを送信しようとする場合、伝送待ちのデータをベアラ(Bearer)するアップリンク伝送リソースが存在する必要がある。現在の伝送リンクリソースにおいてUEに割り当てられるアップリンク伝送リソースが不足している場合、UEは、基地局がアップリンク共有チャネルの割り当てれくれるように要求するように、まず、例えば、LTEシステムにおけるアップリンクRB(Resource Block、リソースブロック)のようなPUSCHリソースを基地局に伝送する必要がある。
UEは、アップリンク伝送リソースを要求するプロセスにおいて、以下の3つの方式を用いて基地局にアップリンク伝送リソースを割り当てるように要求することができる。
第1の方式は、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理的アップリンク共有チャネル)を介して、基地局にBSR(Buffer Status Report、バッファステータス報告)を送信する。このような第1の方式は、現在の伝送待ちのデータのデータ量及び希望した割り当てられるリソースの数を基地局に報告できることによって、基地局が上記の報告情報を参照してUEに適切なアップリンク伝送リソースを割り当てることが便利になる。
第2の方式は、PUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理的アップリンク制御チャネル)を介して、基地局にSR(Scheduling Request、スケジューリング要求)を送信する。PUCCHリソースが貴重なものであるので、基地局が必ずしもSRを伝送するためのリソースを各UEに配置することではない。そして、このような第2の方式は、現在の伝送待ちのデータのデータ量及び割り当てを希望するリソースの数を基地局に伝えることができない。
第3の方式は、SpCell(special Cell、特別セル)を介して基地局に競合ランダムアクセス要求を開始し、アップリンク伝送リソースを申請する。第3の方式は、上記の2つの方式に比べて時間遅延が大きい。
UEがアップリンク伝送リソースを申請するプロセスにおいて、BSRの方式を優先的に採用するが、BSRが送信されない場合、SRの方式が採用し、最終的に競合ランダムアクセスの方式が考えられる。
これに基づいて、本発明は、ユーザ端末に適用される、アップリンク伝送リソースを要求する方法を提供する。図1は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する方法のフローチャートである。当該図1を参照すると、前記方法は以下のステップを含むことができる。
ステップ11において、アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガ条件に満たされているか否かを確定する。
本発明の実施例において、UEは、送信待ちのBSRを確定した後、リソース情報を検出する。上記のリソース情報を検出するプロセスは、BSRを伝送するためのアップリンク共有チャネル(UL−SCH)リソースおよび配置されたUL−grantが存在しているか否かを確定することによって、UEが上記の配置されたUL−grantに基づいて次に利用可能なUL−SCHリソースが存在することと予知することを含む。また、検出されたリソース情報に基づいて、予め設定されたランダムアクセストリガ条件に満たされているか否かを確定する。
検出されたリソース情報が予め設定されたSRトリガ条件に満たされる場合、アップリンクリソースSRをトリガすることができる。
本発明において、UEは、以下の予め設定されたSRトリガ条件のいずれかの一つに基づいて、アップリンクリソースSRをトリガするか否かを確定することができる。
SRトリガ条件1は、送信待ちのBSRが確定された後の第1の予め設定された時間間隔内に、利用可能なアップリンク共有チャネル(UL−SCH)リソースが存在しない。本発明において、上記の利用可能なUL−SCHリソースがBSRをベアラし、BSRを基地局に送信することができる。
ここで、本発明における上記の第1の予め設定された時間間隔は、送信待ちのBSRを確定する時に存在する基本情報伝送単位と隣接する1つの基本情報伝送単位であってもよい。第1の予め設定された時間間隔は、例えば、LTE−NRネットワークTDD(Time Division Duplexing、時分割複信)システムプロトコルに規定されている基本情報伝送単位であってもよい。ここで、上記の基本情報伝送単位は、サブフレーム、シンボル(symbol)、タイムスロット(slot)、ミニスロット(mini−slot)などであってもよい。ここで、1つのシンボルが占める時間が最も短く;ミニスロットは、例えば5つのシンボルのようないくつかのシンボルを含むことができ;スロットに含まれているシンボルの数は、ミニスロットにおけるシンボルの数よりわずかに大きい。例えば、1つのslotが7つのシンボルからなる。したがって、1つのslotの時間が1つのミニスロットの時間より若干大きい。
本発明の他の実施例において、上記の予め設定された時間間隔は、前記UEのスケジューリング情報に基づいて基地局により動的に配置された、シンボル(Symbol)単位とする1つの予め設定された時間間隔であってもよく、例えば、3つのシンボルを含む予め設定された時間間隔であることができる。
例示的に、上記の第1の予め設定された時間間隔がシステムにおいて規定された基本情報伝送単位であると想定する。1つのサブフレームを一例として、UEが第1のサブフレームを伝送する時にBSRが存在すると確定されたと想定すると、UEは、第2のサブフレームが到着した時、当該UEに利用可能なUL−SCHリソースがあるか否かを監視することができる。利用可能なUL−SCHリソースがない場合、アップリンクリソースSRをトリガし、SRの方式によりアップリンク伝送リソースを割り当ててくれるように基地局に要求する準備をする。
SRトリガ条件2は、第1の予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースが存在していないとともに、配置されたUL−grantが存在しない。
本発明において、UEは、上記の配置されたUL−grantによって、基地局が次に現在のUEに利用可能なUL−SCHリソースを割り当てることを予知することができる。
上記のSRトリガ条件2に対応して、図2は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の方法を示すフローチャートである。当該図2を参照すると、前記方法は、上記のステップ11の前に、以下のステップをさらに含むことができる。
ステップ101において、送信待ちのバッファステータス報告(BSR)が確定された後、予め設定されたSRトリガ条件に満たされているか否かを確定する。ここで、前記予め設定されたSRトリガ条件は、第1の予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しないとともに、前記配置されたUL−grantが存在しないことを含む。つまり、上記のSRトリガ条件2を含む。
ステップ102において、前記予め設定されたSRトリガ条件に満たされた場合、前記アップリンクリソースSRをトリガする。
本発明の実施例において、上記のSRトリガ条件2によりSR要求がトリガされるか否かを確定した時、第1の予め設定された時間間隔内に利用可能なUL−SCHリソースが存在しているか否かを考えること以外、次に予知可能な到着されていないUL−SCHリソースが存在しているか否かもさらに考える。
第1の予め設定された時間間隔内に利用可能なUL−SCHリソースが受信され、或いは、第1の予め設定された時間間隔が終了した時、配置されたUL−grant、即ち予知された利用可能なUL−SCHリソースが存在していることが確定されると、利用可能なUL−SCHリソースまたは予知された利用可能なUL−SCHリソースを優先的に利用してBSRを伝送することで、アップリンクリソースSRを送信する方式により基地局にアップリンク伝送リソースを要求されることが回避される。
それと逆に、第1の予め設定された時間間隔内に利用可能なUL−SCHリソースが受信されていないとともに、配置されたUL−grantも存在しない場合、つまり、予知される利用可能なUL−SCHリソースが存在しない場合、アップリンクリソースSRをトリガさせる。
本発明の実施例により提供されるアップリンク伝送リソースを要求する方法を採用することによって、一方で、配置されたUL−grantにより指示された、次にUEに割り当てられるUL−SCHリソースが到着した時に、これをBSRの送信に用いられることによって、アップリンクリソースSRを送信する方式によってアップリンク伝送リソースを申請する必要がないので、PUCCHリソースを節約することができる。もう一方で、SRの方式によってアップリンクリソースが要求する時、基地局が伝送待ちのデータのデータ量の大きさを確定することができないので、伝送待ちのデータ量に基づいてUEのために適切なリソースを割り当てることもできなくなる。これにより、UEは、後でBSRを依然として送信することによって、多くのアップリンク伝送リソースを申請しなければならない。従って、本発明の実施例に係るSRトリガ条件を採用することによって、アップリンクリソーススケジューリング要求の要求回数が減少されることができる。
UEが上記のいずれかの一つの予め設定されたSRトリガ条件に従ってアップリンクリソースSRに対するトリガを確定した後、Pending状態にあるアップリンクリソースSRが取得された場合、次に検出されたリソース情報に基づいて、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされているか否かをさらに確定することができる。予め設定されたランダムアクセストリガ条件に満たされる場合、以下のステップ12を実行するが、満たされていない場合、検出されたリソース情報に基づいて、BSRまたはアップリンクリソースSRを送信する方式によって、基地局にアップリンク伝送リソースを要求する。
ステップ12において、前記予め設定されたランダムアクセストリガ条件に満たされる場合、競合ランダムアクセス要求をトリガする。
現在のUEにPending状態にあるSRが存在する場合、UEは、次の予め設定された時間間隔毎に判断を実行する。一、現在の配置情報に基づいて、任意の時点において、UEには配置された有効な物理的アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが存在しているか否かを確定し、当該有効なPUCCHリソースがアップリンクリソースSRを基地局に送信することができる。二、上記の予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが存在しているか否かを確定する。三、配置されたUL−grantが存在しているか否かを確定する。
上記の判定結果に基づいて、競合ランダムアクセス要求をトリガする方式によって、アップリンク伝送リソースを要求するか否かを確定する。
本発明の実施例において、予め設定されたランダムアクセストリガ条件の異なりに基づいて、ステップ12の実現は、少なくとも以下の2つの状況を含むことができる。
第1の状況は、現在の配置情報に基づいて、任意の時点において配置された、前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが存在しないことを確定し、予め設定された時間間隔毎に利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、配置された前記UL−grantが存在しない場合、競合ランダムアクセス要求をトリガする。
ここで、本発明における予め設定された時間間隔は、上記のアップリンクリソースSRがトリガされる時に位置する基本情報伝送単位と隣接する1つのシステム基本情報伝送単位であってもよい。上記のように、予め設定された時間間隔は、例えば、1つのサブフレーム、1つのスロット、1つのmini−slotのようなLTE−NRネットワークのTDD(Time Division Duplexing、時分割複信)システムプロトコルに規定されている基本情報伝送単位であってもよい。本発明の他の実施例において、上記の予め設定された時間間隔は、基地局が前記UEのスケジューリング情報に基づいて動的に配置された1つの予め設定された時間間隔であることができる。例えば、シンボル(Symbol)を単位とする1つの予め設定された時間間隔である。
上記の第1の状況において、競合ランダムアクセス要求をトリガすることは、同時に以下の3つの条件を満たしている必要がある。
条件1については、予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが監視されていない。
条件2については、任意の時点において、配置された有效なPUCCHリソースが存在しない。
即ち、基地局は、現在の配置情報に基づいて、上記の予め設定された時間間隔内に、UEに上記の有効なPUCCHリソースを配置していないだけでなく、予め設定された時間間隔の後にも上記の有効なPUCCHリソースを配置していない。
条件3については、配置された前記UL−grantが検出されていない。
これらの条件のいずれかの一つに満たされていないと、競合ランダムアクセス要求をトリガすることには不十分である。その理由は、以下の通りである。
条件1に満たされていない場合、UEが競合ランダムアクセス要求を開始する方式によって基地局にアップリンク伝送リソースを申請する必要がなく、アップリンクリソースSRをトリガした後の予め設定された時間間隔内に利用可能なUL−SCHリソースを検出し、リアルタイムに監視された当該UL−SCHリソースを利用して、伝送待ちのデータまたはBSRを基地局に送信することができることを説明する。
条件2に満たされていない場合、UEが競合ランダムアクセス要求を開始する方式によってアップリンク伝送リソースを申請する必要がなく、アップリンクリソースSRをトリガした後、アップリンクリソースSRを伝送するための有効なPUCCHリソースが存在していることを説明する。
本発明の実施例において、UEの中にカウンタが設けられている。UEは、有効なアップリンクリソース情報を検出する前、アップリンクリソースSRを送信するたびに、上記のカウンタの値を1ずつインクリメントさせる。
条件3に満たされていない場合、UEは、競合ランダムアクセス要求を開始する方式によってリソースを申請する必要がなく、アップリンクリソースSRをトリガした後の予め設定された時間間隔内に、配置されたUL−grantが検出された場合、UEは、次に配置されるUL−grantに基づいて、次に利用可能なUL−SCHリソースが到着することを予知することができ、そして、利用可能なUL−SCHリソースが到着された時に、伝送待ちのデータまたはBSRを基地局に送信できることを説明する。
本発明の他の実施例において、条件1又は条件3に満たされていない場合について、Pending待ちの状態にあるアップリンクリソーススケジューリング要求が現在のUEに存在している場合、上記のPending状態にあるアップリンクリソースSRをキャンセルすることもできる。
第2の状況は、上記の第1の状況と異なるのは、UEは、アップリンクリソースSRがトリガされた後に、基地局が少なくとも1つの有効なPUCCHリソースをUEに配置したことを確定したが、上記の有効なPUCCHリソースが待ち状態にあるアップリンクリソースSRを伝送するために用いられないので、競合ランダムアクセス要求をトリガする。
図3は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の方法を示すフローチャートである。当該図3を参照すると、上記のステップ12において、以下のステップを含むことができる。
ステップ121において、前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが少なくとも1つ配置され、予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、そして、前記配置されたUL−grantが存在しない場合、前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が予め設定された閾値を超えているか否かを確定する。
本発明の実施例において、UEは、アップリンクリソースSRを送信した後、基地局により上記UEのために配置された有効なアップリンクリソース情報を検出する前、アップリンクリソースSRをタイミングに繰り返して送信するとともに、カウンタを起動することができる。上記のカウンタの値は、有効なアップリンクリソース情報が検出される前に、アップリンクリソースSRが送信される毎に1ずつインクリメントされていくことによって、アップリンクリソースSRの送信回数の合計を統計する。配置された有効なPUCCHリソースが存在することが確定されるたびに、先に前記のアップリンクリソースSRの送信回数の合計が予め設定された閾値を超えているか否かを確定する。
本発明の実施例において、予め設定されたプロトコルの規定に従って、UEにはSR送信回数の最大値が一つ配置され、その値をMと表すことができる。上記のカウンタにより記録されたアップリンクリソースSRの送信回数の合計をNとする。本発明の実施例において、NとMとを比較することによって、現在のPending状態にあるアップリンクリソースSRが、現在に検出された有効なPUCCHリソースによって基地局に送信できるか否かを確定する。NがMより小さい場合、現在の検出された有効なPUCCHリソースによって上記のアップリンクリソースSRを基地局に送信できるように、物理層を指示する。そうではない場合、ステップ122を実行する。
ステップ122において、前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が前記予め設定された閾値を超える場合、競合ランダムアクセス要求をトリガする。
即ち、NがM以上である場合、上記の検出された有効なPUCCHリソースが現在のPending状態にあるアップリンクリソースSRを伝送するために用いられないことを確定し、上記のPending状態にあるアップリンクリソースSRのすべてをキャンセルし、競合ランダムアクセス要求をトリガする。
本発明の実施例において、UEは、上記の第1の状況または第2の状況に記載された予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされていることを確定する時、特別セル(SpCell)によって競合ランダムアクセス要求を基地局に送信することによって、基地局により当該UEにアップリンク伝送リソースを割り当てるように、当該基地局に要求することができる。ここで、上記のSpCellには、PCell(Primary Cell、プライマリセル)又はPSCell(Primary Secondary Cell、プライマリセカンダリセル)が含まれることができる。
図4は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の方法のフローチャートである。上記の第1の状況および第2の状況と逆になるアプリケーションシーンについて、当該図4を参照すると、上記のステップ11の後、上記の方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
ステップ12−1において、予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記配置されたUL−grantが検出された場合、待ち状態にある前記アップリンクリソースSRをキャンセルする。
本発明の一実施例において、UEは、アップリンクリソースSRをトリガした後の予め設定された時間間隔内に利用可能なUL−SCHリソースを検出した場合、現在の検出されたUL−SCHリソースを利用して伝送待ちのデータ及び/又はBSRを送信することで、アップリンクリソースSRを送信する方式によって基地局にアップリンク伝送リソースを要求する必要がないので、上記のPending状態にあるアップリンクリソースSRをキャンセルする。
本発明の他の実施例において、UEは、アップリンクリソースSRをトリガした後の予め設定された時間間隔内に配置されたUL−grantを検出した場合、例えば、基地局が次にUEのためにUL−grantをリアルタイムにまた配置するとともに、上記の予め設定された時間間隔内にRRC(Radio Resource Control、無線リソース制御プロトコル)の上位層の制御シグナリングによってUEに送信した場合、UEは、次に配置されるUL−grantに基づいて、次に利用可能なUL−SCHリソースが到着することを予知できる。利用可能なUL−SCHリソースが到着した際、伝送待ちのデータ及び/又は最も高い優先度である、BSRを送信する方式によって基地局にアップリンク伝送リソースを要求することで、アップリンクリソースSRを送信する方式によって基地局に要求する必要がない。従って、競合ランダムアクセス要求を開始する方式によってアップリンク伝送リソースを基地局に要求する必要もなく、上記のPending状態にあるアップリンクリソースSRをキャンセルする。
ステップ13において、競合ランダムアクセスフローが終了される前、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされているか否かを確定する。
本発明の実施例において、UEは、競合ランダムアクセス要求をトリガすることから基地局との間に競合ランダムアクセスフローが終了されることまでに、例えば、5msの時間がかかる。この間に、UEは、検出されたリソース情報に基づいて、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされているか否かをさらに確定することができる。満たされていない場合、競合ランダムアクセスフローを継続に実行し、満たされている場合、ステップ14を実行する。
ステップ14において、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされる場合、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルする。ここで、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、少なくとも、有效なアップリンクリソース情報が受信されることを含む。
本発明の実施例において、上記の有效なアップリンクリソース情報は、利用可能なアップリンク共有チャンネルUL−SCHリソース、または配置されたアップリンクリソース許可(UL−grant)があることを含むことができる。
同様に、UEは、競合ランダムアクセス要求をトリガした後、必ずしも上記の競合ランダムアクセス要求を基地局に直ちに送信する必要がないが、利用可能なランダムアクセスチャネルリソースが現在に存在しているか否かを確定する。つまり、UEが競合ランダムアクセス要求をトリガする時点と実際に上記の競合ランダムアクセス要求を基地局に送信できる時点との間には、時間間隔が存在する可能性がある。例えば、NRシステムにおいて、ランダムアクセスチャネルが比較的に疎に配置される可能性がある。システムの基本情報伝送単位が1つのサブフレームであると想定すると、システムは、奇数のフレーム又は偶数のフレームのみでランダムアクセスチャネルリソースを配置する可能性がある。UEにより競合ランダムアクセス要求を開始した時に位置する現在のフレームが、例えば、TTI1と表される奇数のフレームである場合、システムが奇数のフレームのみでランダムアクセスチャネルリソースを配置すると想定すると、最も近いランダムアクセスチャネルがTTI3の中に位置し、また、その間には、1つの基本情報伝送単位TTI2が離隔している。UEは、TTI2が到着する時に有効なアップリンクリソース情報を検出した場合、上記の競合ランダムアクセスフローをキャンセルすることができる。
一方で、UEが競合ランダムアクセス要求をトリガする時点において、システム伝送リンク上に利用可能なランダムアクセスチャネルリソースが存在しても、UEが競合ランダムアクセスフローの全体を終了させることにも時間がかかる。本発明の実施例において、上記の時間内に、有効なアップリンクリソース情報を検出できるか否かも確定することができる。有効なアップリンクリソース情報が検出された場合には、上記の競合ランダムアクセスフローを即時に終了させることができる。
LTE−NR interworkingの段階において、LTEシステムに規定されている競合ランダムアクセスメカニズムが依然として利用されていると想定した場合、上記の競合ランダムアクセスフローは、図5に示されるように、関連知識に基づいて、4つのステップによってUEと基地局(eNB)との間の競合ランダムアクセスを終了させる必要がある。4つのステップのそれぞれは、以下のステップである。
ステップAにおいて、UEは、ランダムアクセスプリアンブル(Random Access Preamble)を基地局に送信する。
ステップBにおいて、基地局は、ランダムアクセス応答メッセージ(Random Access Response)をUEに返す。
ここで、Random Access Responseは、RA Responseメッセージと略称してもよいし、MSG2とも称することができる。当該RA Responseメッセージは、MSG3を伝送するために割り当てられたPUSCHアップリンクスケジューリング情報を含み、周波数ホッピングの有無、変調符号化率、アクセスリソース、およびアクセス時点などの内容を含まれることができる。
ステップCにおいて、UEは、基地局にMSG3を送信する。
UEは、次のデータの伝送を行うように、RA ResponseにおけるeNBにより当該UEのために割り当てられたアップリンクリソースに基づいてMSG3を伝送することができる。
ステップDにおいて、基地局は、UEにMSG4を送信する。
基地局(eNB)とUEは、最終的にMSG4によって競合の解決を完成する。
本発明の実施例において、UEが上記の競合ランダムアクセスフローにおいて検出した有效なアップリンクリソース情報及び上記の有效なアップリンクリソース情報が検出された時の位置する異なる段階を組み合わせ、上記のステップ14における予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、以下の状況を含むことができる。
状況1について、UEがランダムアクセスフローを終了する前、基地局により割り当てられたUL−grantがPDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理的ダウンリンク制御チャネル)上で検出された場合、上記の予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、以下のいずれかの場合を含むことができる。
キャンセル条件1は、前記基地局により割り当てられたUL−grantがPDCCH上で受信された場合である。
即ち、UEが競合ランダムアクセスフローを終了する前、基地局により当該UEに割り当てられたUL−grantをPDCCH上で受信された場合、UEは、次に利用可能なU−SCHリソースが到着することを即時に予知することができる。上記の次に利用可能なUL−SCHリソースが到着した時、UL−SCHリソースを直ちに利用してBSRを基地局に送信し、アップリンク伝送リソースを要求することで、競合ランダムアクセスの方式によって基地局に当該UEのためにアップリンク伝送リソースを割り当てることを要求する必要がない。したがって、UEは、上記の競合ランダムアクセスフローをキャンセルすることができ、システムシグナリングのオーバーヘッドを節約するとともに、システムリソースを節約することができる。
キャンセル条件2は、前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合である。
本発明の一実施例において、上記の第1の予め設定された送信情報は、上記のステップAにおいて、UEが基地局に送信したランダムアクセスプリアンブルであってもよい。
キャンセル条件3は、前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された応答情報が受信されない場合である。
本発明の一実施例において、上記の第1の予め設定された応答情報は、基地局がUEに送信された、RA−RNTI(Random Access−Radio Network Temporary Identifier、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子)対する応答情報(RAR)であってもよい。当該RA−RNTIのRARには、UL−grantが含まれる。
キャンセル条件4は、前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されてない場合である。
本発明の一実施例において、上記の第2の予め設定された送信情報は、上記のステップDにおいて、UEが基地局に送信したMSG3であってもよい。
本発明の実施例において、UEは、ランダムアクセスフローが終了する前のいずれかのステップに対応する時間ノードの前に、基地局がPDCCHを介して当該UEに割り当てたUL−grantを受信した場合、競合ランダムアクセスフローをいずれも即時に終了することができるので、シグナリングのオーバーヘッドが低減され、システムリソースを節約させることができる。
状況2については、UEは、ランダムアクセスフローを終了する前に、基地局により割り当てられたUL−SCHリソースを受信した場合、上記の予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、以下のいずれかの場合を含むことができる。
第1のキャンセル条件については、ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視された場合である。ここで、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースは、前記基地局が前記競合ランダムアクセス要求に対して応答する前に、前記基地局により提供されたアップリンク共有チャネルリソースである。
即ち、UEが競合ランダムアクセスフローを終了する前に、基地局が当該UEに割り当てたUL−SCHリソースが監視された場合、UEは、現在の監視された利用可能なUL−SCHリソースを利用してBSRを基地局に送信し、アップリンク伝送リソースを要求することができる。これにより、競合ランダムアクセスの方式によって当該UEにアップリンク伝送リソースを割り当てくれることを基地局に再要求する必要がないので、上記の競合ランダムアクセスフローをキャンセルすることができる。
第2のキャンセル条件は、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合である。
本発明の一実施例において、上記のキャンセル条件2と類似に、上記の第1の予め設定された送信情報は、図5に示されるステップAにおけるランダムアクセスプリアンブルであってもよい。
第3のキャンセル条件については、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された応答情報が受信されていなかった場合である。
本発明の一実施例において、上記のキャンセル条件3と類似に、上記の第1の予め設定された応答情報は、図5に示されるステップBにおいて、基地局がUEに送信した、RA−RNTI(Random Access−Radio Network Temporary Identifier、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子)に対する応答情報RARであってもよい。
第4キャンセル条件については、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合である。
同様に、本発明の一実施例において、上記のキャンセル条件4と類似に、上記の第2の予め設定された送信情報は、図5に示されるステップD中において、UEにより基地局に送信されたMSG3であってもよい。
本発明の実施例において、UEは、競合ランダムアクセスフローが終了される前に、利用可能なUL−SCHリソースをPUSCH上で検出した場合、競合ランダムアクセスフローを一方的にキャンセルできるので、シグナリングのオーバーヘッドを節約させることができる。また、UEが利用可能なUL−SCHリソースがあることを監視した時、現在の利用可能なUL−SCHリソースを利用して伝送待ちのデータ及び/又はBSRを基地局に送信できるので、伝送待ちのアップリンクデータの伝送の遅延を短縮することができ、或いは、BSRを送信する方式によって、基地局が一度に十分なアップリンク伝送リソースをUEに割り当てさせる可能性がある。従って、次のアップリンク伝送リソースが不十分であることにより、基地局にアップリンク伝送リソースを再度又は複数回要求することを回避させ、現在の伝送待ちのデータの伝送の時効性を向上させ、UEの5Gネットワークのユーザの体験を向上させる。
なお、本発明において、上記の予め設定されたSRトリガ条件、予め設定されたランダムアクセストリガー条件、及び予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件のうちのいずれかの一つは、基地局が現在のUEに対するスケジューリング情報に基づいて動的に配置したものであってもよい。本発明の一実施例において、UEは、上記のステップ101を実行する前に、前記基地局により送信されたSRトリガ配置情報に基づいて、前記予め設定されたSRトリガ条件を配置するステップ、をさらに含むことができる。ここで、上記の予め設定されたSRトリガ条件において関する第1の予め設定された時間間隔は、基地局が現在のUEに対するスケジューリング情報に基づいて確定した1つの時間間隔であってもよい。基地局は、上記のUEに対するスケジューリング情報の調整に基づいて、上記の予め設定されたSRトリガ条件を動的に調整できることによって、UEが適切なリソースを利用してタイミングウィンドウを検出するようにさせる。これにより、利用可能なUL−SCHリソースの位置を正確に確定したり、配置されたUL−grantを迅速に取得したりすることができので、UEがタイムリーかつ正確に基地局にアップリンク伝送リソースを要求できるように確保する。
同様に、本発明の他の実施例において、UEが上記のステップ11を実行する前に、前記基地局により送信されるランダムアクセストリガー配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件を配置するステップ、をさらに含むことができる。
ここで、上記の予め設定されたランダムアクセストリガー条件において関する予め設定された時間間隔も、基地局が現在のUEに対するスケジューリング情報に基づいて確定した1つの時間間隔であってもよい。基地局は、上記のUEに対するスケジューリング情報の調整に基づいて、上記の予め設定されたランダムアクセストリガー条件を動的に調整することによって、UEが高い優先度から低い優先度へのアップリンクリソース要求の方式に従ってアップリンク伝送リソースを基地局に要求するように確保できるので、シグナリングのオーバーヘッドを節約させ、リソースの浪費を回避させることができる。
同様に、本発明の他の実施例において、UEが上記のステップ13を実行する前、例えば、ステップ11を実行する前に、前記基地局により送信されたキャンセルアクセス配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件を配置するステップ、をさらに含むことができる。
本発明の実施例において、UEは、基地局により送信されたキャンセルアクセス配置情報を受信し、ランダムアクセスキャンセル条件を柔軟に配置することもでき、また、異なる要求に基づいて、ランダムアクセスキャンセル条件を柔軟に配置することができる。例えば、上記のキャンセル条件1からキャンセル条件4を用いて、競合ランダムアクセスフローをキャンセルするか否かを確定できるので、UL−grantにより指示されるアップリンク伝送リソースが到着する前に、有効なリソース情報を絶えずに検出することによりかかったシグナリングのオーバーヘッドを節約させることができる。上記の第1のキャンセル条件から第4のキャンセル条件を用いて、競合ランダムアクセスフローをキャンセルするか否かを確定することによって、BSRの方式によってアップリンク伝送リソースが取得される確率を増加させることができる。従って、UEが基地局により割り当てられたアップリンク伝送リソースを最優先のBSRの送信の方式で取得することを確保し、UEが競合ランダムアクセス要求の方式によって基地局にアップリンク伝送リソースを申請する確率を減少させ、伝送待ちのデータの伝送の遅延が減少される。
前記の各方法の実施例は、説明を簡単にするため、それらのすべては一連の動作の組み合わせとして説明されているが、当業者であれば、本発明に記載された動作の順序によって限定されないことは、理解できるものであり、一部のステップは、他の順序で実行することも、同時に実行することもできる。
続いて、当業者であれば、本明細書に記載された実施例はいずれも選択的な実施例に属し、本発明に対して、関連する動作およびモジュールが必ずしも必要ではないことは、理解できるものである。
本発明は、前記のアプリケーション機能の実装方法の実施例に対応して、アプリケーション機能の実現装置および対応する端末の実施例をさらに提供する。
それに対して、本発明は、ユーザ端末に設置されるアップリンク伝送リソースを要求する装置をさらに提供する。図6は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する装置を示すブロック図である。当該図6を参照すると、前記装置は、ランダムアクセス確定モジュール21と、アクセス要求トリガーモジュール22と、アクセスキャンセル確定モジュール23と、アクセスキャンセルモジュール24と、を備えることができる。
ランダムアクセス確定モジュール21は、アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされているか否かを確定するように構成される。
アクセス要求トリガーモジュール22は、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされる場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成される。
本発明の他の実施例において、前記アクセス要求トリガーモジュール22は、任意の時点において、前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが配置されなく、予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、配置された前記UL−grantが存在しない場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成されることができる。
アクセスキャンセル確定モジュール23は、競合ランダムアクセスフローが終了される前、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満足されているか否かを確定するように構成される。
アクセスキャンセルモジュール24は、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされる場合、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするように構成される。ここで、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、有効なアップリンクリソース情報が受信されることを少なくとも含む。上記の有效なアップリンクリソース情報は、利用可能なアップリンク共有チャンネル(UL−SCH)リソースまたは配置されたアップリンクリソース許可(UL−grant)があることを含む。
本発明の装置の一実施例において、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、以下のいずれかの場合を含む。
前記基地局により割り当てられたUL−grantが物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信された場合;
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合;
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された応答情報が受信されていなかった場合;
前記基地局により割り当てられたUL−grantが前記PDCCH上で受信され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合である。
本発明の他の装置の実施例において、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、以下のいずれかの場合をさらに含むことができる。
ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視された場合、ここで、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースは、前記基地局が前記競合ランダムアクセス要求に対して応答する前に提供するアップリンク共有チャネルリソースであり、
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、競合ランダムアクセスフローにおける第1の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合;
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおいて前記基地局により送信された第1の予め設定された応答情報が受信されていなかった場合;
前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が前記基地局に送信されていなかった場合である。
図7は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の装置のブロック図である。当該図7を参照すると、前記装置は、図6に示される装置の実施例の上で、SRトリガ確定モジュール201と、SRトリガーモジュール202と、をさらに備えることができる。
SRトリガ確定モジュール201は、送信待ちのバッファステータス報告(BSR)が確定された後、予め設定されたSRトリガ条件に満たされているか否かを確定するように構成され、ここで、前記予め設定されたSRトリガ条件は、第1の予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、前記配置されたUL−grantが存在しないことを含む。
SRトリガーモジュール202は、前記予め設定されたSRトリガ条件が満たされる場合、前記アップリンクリソースSRをトリガするように構成される。
図8は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の装置のブロック図である。当該図8を参照する、前記装置は、図7に示される装置の実施例の上で、データ送信モジュール203をさらに備えることができる。
前記データ送信モジュール203は、前記第1の予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが受信され、或いは、前記UL−grantが配置された場合、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記UL−grantにより指示されるアップリンク伝送リソースを利用して、伝送待ちのデータ及び/又は前記BSRを前記基地局に送信するように構成される。
図9は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求する他の装置のブロック図である。当該図9を参照すると、前記アクセス要求トリガーモジュール22は、図6〜図8のいずれかに示される装置の実施例の上で、
前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが少なくとも1つ配置され、予め設定された時間間隔内に前記利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ、前記配置されたUL−grantが存在しなかった場合、前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が予め設定された閾値を超えているか否かを確定するように構成される比較サブモジュール221と、
前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が前記予め設定された閾値を超える場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成されるアクセス要求トリガーサブモジュール222と、を備えることができる。
図10は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求するための他の装置のブロック図である。当該図10を参照すると、前記装置は、図7に示される装置の実施例の上で、
予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記配置されたUL−grantが存在する場合、待ち状態にある前記アップリンクリソースSRをキャンセルするように構成されるSRキャンセルモジュール204をさらに備えることができる。
なお、本発明により提供されるアップリンク伝送リソースを要求する他の装置の実施例において、以下の少なくとも1つの配置モジュールをさらに備えることができる。
第1の配置モジュールは、前記基地局により送信されたSRトリガ配置情報に基づいて、前記予め設定されたSRトリガ条件を配置するように構成される。
第2の配置モジュールは、前記基地局により送信されたランダムアクセストリガー配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件を配置するように構成される。
第3の配置モジュールは、前記基地局により送信されたキャンセルアクセス配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件を配置するように構成される。
本発明において、前記第1の予め設定された時間間隔及び/又は前記予め設定された時間間隔は、NRシステムにおける基本情報伝送単位である。
装置の実施例は、基本的に方法の実施例に対応するので、関連する部分は方法の実施例の説明を参照すればよい。上記の装置の実施例は、単に模式的な例に過ぎない。ここで、前記分離部品として説明したモジュールは、物理的に分離されている場合又はそうではない場合があり、表示部材とするモジュールは、物理的なモジュールである場合又はそうではない場合がある。即ち、1つの場所に位置してもよく、または複数のネットワークモジュールに分散されてもよい。本発明の目的は、実際の必要に応じてその一部又は全部のモジュールが選択されることで実現されることができる。当業者は、創造的な労働を付与しない前提で、本発明を理解し実施することができる。
それに対応して、一様態はアップリンク伝送リソースを要求する装置が提供する。前記装置は、
プロセッサーと、
プロセッサーの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサーは、
アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされているか否かを確定するように構成され、
前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件に満たされる場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成され、
競合ランダムアクセスフローが終了される前、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされているか否かを確定するように構成され、
前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に満たされた場合、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするように構成され、ここで、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、有効なアップリンクリソース情報が検出されることを少なくとも含む。
図11は、一例示的な実施例に係るアップリンク伝送リソースを要求するための装置1100の構成を示す模式図である。例えば、装置1100は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、PDA等の端末であってもよく、スマートウォッチ、スマートメガネ、スマートブレスレット、スマートランニングシューズなどのウェアラブルデバイスであってもよい。
図11を参照すると、装置1100は、処理ユニット1102、メモリ1104、電源ユニット1106、マルチメディアユニット1108、オーディオユニット1110、入力/出力(I/O)インタフェース1112、センサーユニット1114、及び通信ユニット1116からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
処理ユニット1102は、一般的には、装置1100の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット1102は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサー1120を備えてもよい。また、処理ユニット1102は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット1102は、マルチメディアユニット1108とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
メモリ1104は、装置1100での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置1100で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1104は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
電源ユニット1106は、装置1100の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置1100のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
マルチメディアユニット1108は、前記装置1100とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。前記タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、前記タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット1108は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有することができる。装置1100が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
オーディオユニット1110は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット1110は、マイクロフォン(MiC)を有することができる。装置1100が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ1104にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット1116を介して送信されてもよい。一実施例では、オーディオユニット1110は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
I/Oインタフェース1112は、処理ユニット1102と外部のインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供するためのものである。上記外部のインタフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
センサーユニット1114は、装置1100のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを備えてもよい。例えば、センサーユニット1114は、装置1100のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、装置1100のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット1114は、装置1100又は装置1100の1つのユニットの位置の変化、ユーザによる装置1100への接触の有無、装置1100の方向又は加速/減速、装置1100の温度変化などを検出することができる。センサーユニット1114は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有することができる。センサーユニット1114は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有することができる。一実施例では、当該センサーユニット1114は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに備えてもよい。
通信ユニット1116は、装置1100と他の設備の間との無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。装置1100は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット1116は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット1116は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth)技術及び他の技術によって実現されてもよい。
例示的な実施例では、装置1100は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ1104をさらに提供する。前記命令は、装置1100のプロセッサー1120により実行されて上述した図1〜図4のいずれの前記のアップリンク伝送リソースを要求する方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得できる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では発明していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許要求の範囲によって示される。
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施することができる。本発明の範囲は、添付される特許要求の範囲のみにより限定される。

Claims (22)

  1. ユーザ端末に応用される、アップリンク伝送リソースを要求する方法であって、前記方法は、
    アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に応答して、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップと、
    競合ランダムアクセスフローが終了される前に、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に応答して、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするステップと、を含み、
    前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が基地局に送信されていなかった場合を少なくとも含み、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースは、前記基地局により提供された有効なアップリンク共有チャネルリソースであり、
    前記第2の予め設定された送信情報は、MSG3である、ことを特徴とするアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  2. 送信待ちのバッファステータス報告(BSR)が確定された後、予め設定されたSRトリガ条件に満たされているか否かを確定するステップと、
    前記予め設定されたSRトリガ条件に満たされる場合、前記アップリンクリソースSRをトリガするステップ、をさらに含み、
    前記予め設定されたSRトリガ条件は、第1の予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ配置されたUL−grantが存在しないことを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  3. 前記第1の予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースが受信され、或いは前記UL−grantが配置された場合、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記UL−grantにより指示されるアップリンク伝送リソースを利用して、伝送待ちのデータ及び/又は前記BSRを前記基地局に送信するステップ、をさらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  4. 予め設定されたランダムアクセストリガー条件に応答して、前記競合ランダムアクセス要求をトリガするステップは、
    任意の時点において、配置された、前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが存在しなく、予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ配置されたUL−grantが存在しない場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップ、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  5. 予め設定されたランダムアクセストリガー条件に応答して、前記競合ランダムアクセス要求をトリガするステップは、
    前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが少なくとも1つ配置され、予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ配置されたUL−grantが存在しない場合、前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が予め設定された閾値を超えているか否かを確定するステップと、
    前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が前記予め設定された閾値を超える場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするステップと、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  6. 予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースまたは配置されたUL−grantが存在する場合、待ち状態にある前記アップリンクリソースSRをキャンセルするステップ、をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  7. 前記基地局により送信されたSRトリガ配置情報に基づいて、前記予め設定されたSRトリガ条件を配置するステップ、をさらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  8. 前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件は、
    前記基地局により送信されたランダムアクセストリガー配置情報に基づいて配置されたものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  9. 前記基地局により送信されたキャンセルアクセス配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件を配置するステップ、をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  10. 予め設定された時間間隔は、NRシステムにおける基本情報伝送単位である
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のアップリンク伝送リソースを要求する方法。
  11. ユーザ端末に設置される、アップリンク伝送リソースを要求する装置であって、前記装置は、
    アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に応じて、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成されるランダムアクセストリガーモジュールと、
    競合ランダムアクセスフローが終了される前に、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に応答して、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするように構成されるアクセスキャンセルモジュールと、を備え、
    前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が基地局に送信されていなかった場合を少なくとも含み、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースは、前記基地局により提供された有効なアップリンク共有チャネルリソースであり、
    前記第2の予め設定された送信情報は、MSG3である、ことを特徴とするアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  12. 送信待ちのバッファステータス報告(BSR)が確定された後、予め設定されたSRトリガ条件に満たされているか否かを確定するように構成されるSRトリガ確定モジュールと、
    前記予め設定されたSRトリガ条件に満たされる場合、前記アップリンクリソースSRをトリガするように構成されるSRトリガーモジュールと、をさらに備え、
    前記予め設定されたSRトリガ条件は、第1の予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ配置されたUL−grantが存在しないことを含む
    ことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  13. 前記第1の予め設定された時間間隔内に、前記利用可能なUL−SCHリソースが受信され、或いは前記UL−grantが配置された場合、前記利用可能なUL−SCHリソースまたは前記UL−grantにより指示されるアップリンク伝送リソースを利用して、伝送待ちのデータ及び/又は前記BSRを前記基地局に送信するように構成されるデータ送信モジュールと、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項12に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  14. 前記ランダムアクセストリガーモジュールは、
    任意の時点において、配置された、前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが存在しなく、予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ配置されたUL−grantが存在しない場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成される
    ことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  15. 前記ランダムアクセストリガーモジュールは、
    前記アップリンクリソースSRを伝送するための有効な物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースが少なくとも1つ配置され、予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースが存在しなく、且つ配置されたUL−grantが存在しない場合、前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が予め設定された閾値を超えているか否かを確定するように構成される比較サブモジュールと、
    前記アップリンクリソースSRの送信回数の合計が前記予め設定された閾値を超える場合、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成されるアクセス要求トリガーサブモジュールと、を備える
    ことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  16. 予め設定された時間間隔内に、利用可能なUL−SCHリソースまたは配置されたUL−grantが存在する場合、待ち状態にある前記アップリンクリソースSRをキャンセルするように構成されるSRキャンセルモジュールをさらに備える
    ことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  17. 前記基地局により送信されたSRトリガ配置情報に基づいて、前記予め設定されたSRトリガ条件を配置するように構成される第1の配置モジュールをさらに備える
    ことを特徴とする請求項12に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  18. 前記予め設定されたランダムアクセストリガー条件は、
    前記基地局により送信されたランダムアクセストリガー配置情報に基づいて配置されたものである
    ことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  19. 前記基地局により送信されるキャンセルアクセス配置情報に基づいて、前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件を配置するように構成される第2の配置モジュールをさらに備える
    ことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装置。
  20. 予め設定された時間間隔は、NRシステムにおける基本情報伝送単位である
    ことを特徴とする請求項14または15に記載のアップリンク伝送リソースを要求する装
    置。
  21. コンピュータプログラムが記憶されている非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータプログラムがプロセッサーにより実行される場合、請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記方法のステップを実行する
    ことを特徴とする非一時的コンピュータ可読記録媒体。
  22. アップリンク伝送リソースを要求する装置であって、前記装置は、
    プロセッサーと、
    プロセッサーの実行可能なプログラムを記憶するためのメモリと、を備え、
    前記プロセッサーは、
    アップリンクリソーススケジューリング要求(SR)がトリガされた後、予め設定されたランダムアクセストリガー条件に応答して、競合ランダムアクセス要求をトリガするように構成され、
    競合ランダムアクセスフローが終了される前に、予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件に応答して、前記競合ランダムアクセスフローをキャンセルするように構成され、
    前記予め設定されたランダムアクセスキャンセル条件は、ターゲットアップリンク共有チャネルリソースが監視され、且つ、前記競合ランダムアクセスフローにおける第2の予め設定された送信情報が基地局に送信されていなかった場合を少なくとも含み、前記ターゲットアップリンク共有チャネルリソースは、前記基地局により提供された有効なアップリンク共有チャネルリソースであり、
    前記第2の予め設定された送信情報は、MSG3である、ことを特徴とするアップリンク伝送リソースを要求する装置。
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