JP6949658B2 - 情報通信システム、情報媒体、および読み取り機 - Google Patents

情報通信システム、情報媒体、および読み取り機 Download PDF

Info

Publication number
JP6949658B2
JP6949658B2 JP2017205414A JP2017205414A JP6949658B2 JP 6949658 B2 JP6949658 B2 JP 6949658B2 JP 2017205414 A JP2017205414 A JP 2017205414A JP 2017205414 A JP2017205414 A JP 2017205414A JP 6949658 B2 JP6949658 B2 JP 6949658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
resolution
frequency band
reader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017205414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019079254A (ja
Inventor
フック ファム
フック ファム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP2017205414A priority Critical patent/JP6949658B2/ja
Publication of JP2019079254A publication Critical patent/JP2019079254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6949658B2 publication Critical patent/JP6949658B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、情報通信システム、情報媒体、および読み取り機に関する。
従来、RFID通信のキャリア周波数として950MHzと13.56MHzの2周波に対応させることができる2周波通信方式が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された2周波通信方式では、RFIDチップのフロントエンド部に、950MHz対応のアンテナ・同調回路と13.56MHz対応のアンテナ・同調回路の2周波対応のアンテナ・同調回路が2組接続される。
特開2005−151257号公報
ところで、特許文献1に記載された2周波通信方式では、読み取り機が、第1周波数帯域のデータを読み取ることができ、かつ、第2周波数帯域のデータを読み取ることができるものの、特許文献1には、情報媒体にデータをどのように格納すべきかについて記載されていない。そのため、仮にすべてのデータが例えば第1周波数帯域のデータとして情報媒体に格納されている場合には、読み取り機が、情報媒体に格納されたデータを、例えば第1周波数帯域に対応する第1分解能を用いて読み取る時に、情報媒体に格納されているすべてのデータが読み取られてしまう。その結果、例えば情報通信システムの利用者は、読み取り機によって必要とされていないデータも読み取る。そのデータ量に応じて読み取られたデータから把握したい情報を把握できないおそれがある。つまり、情報通信システムの利用者の利便性が低下してしまうおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、利用者の利便性を向上させることができる情報通信システム、情報媒体、および読み取り機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の情報通信システムは、少なくとも第1データと第2データとが格納された情報媒体と、前記情報媒体に格納された前記第1データと前記第2データとを読み取る読み取り機とを備える情報通信システムであって、前記第1データは、第1周波数帯域のデータであり、前記第2データは、前記第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域のデータであり、前記読み取り機は、前記第1データを読み取る場合に前記第1周波数帯域に対応する第1分解能を用い、前記第2データを読み取る場合に前記第1分解能よりも高い分解能であって前記第2周波数帯域に対応する第2分解能を用いる。
本発明の情報通信システムでは、前記読み取り機は、前記第1分解能を用いることによって前記第1データを読み取る第1読み取り部と、前記第2分解能を用いることによって前記第2データを読み取る第2読み取り部とを備えてもよい。
本発明の情報通信システムでは、前記読み取り機は、前記第1分解能を用いる設定と、前記第2分解能を用いる設定とを切り替える設定切り替え部を更に備えてもよい。
上述したように、仮にすべてのデータが例えば第1周波数帯域のデータとして情報媒体に格納されている場合には、読み取り機が、情報媒体に格納されたデータを、例えば第1周波数帯域に対応する第1分解能を用いて読み取る時に、情報媒体に格納されているすべてのデータが読み取られてしまう。その結果、例えば情報通信システムの利用者は、読み取り機によって読み取られたデータのすべてを把握できないおそれがある。つまり、情報通信システムの利用者は把握したいデータを把握できず、その利便性が低下してしまうおそれがある。
一方、本発明の情報通信システムでは、第1周波数帯域の第1データと、第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域の第2データとが、情報媒体に格納されている。そのため、読み取り機が、情報媒体に格納されたデータを、例えば第1周波数帯域に対応する第1分解能を用いて読み取る時に、第1周波数帯域の第1データは読み取られるものの、第2周波数帯域の第2データは読み取られない。
その結果、例えば情報通信システムの利用者は、読み取り機によってそれぞれの周波数帯域のデータを読み取れ、適宜なデータ量で情報を把握できて、読み取られたデータのすべてを容易に把握することができる。
つまり、本発明の情報通信システムでは、読み取り機によって一度に多量のデータが読み取られることに伴い、例えば情報通信システムの利用者が、読み取り機によって読み取られたデータのすべてを把握できなくなる、という事態を回避することができる。
すなわち、本発明の情報通信システムでは、利用者の利便性を向上させることができる。
本発明の情報通信システムでは、前記読み取り機は、前記第1読み取り部または前記第2読み取り部が1つ目のデータを読み取る時に、2つ目のデータが前記情報媒体に格納されていると予測し、前記設定切り替え部を作動させる予測部を更に備えてもよい。
このように構成することによって、本発明の情報通信システムでは、読み取り機によって2つ目のデータが読み取られないおそれを抑制することができる。
本発明の情報通信システムでは、前記第1データには、前記第2データが存在することを示唆する情報が含まれていてもよい。
このように構成することによって、本発明の情報通信システムでは、情報通信システムの利用者が第2データの存在に気づかないおそれを抑制することができる。
本発明の情報通信システムでは、前記第1データは概要情報であり、前記第2データは詳細情報であってもよい。
上記目的を達成するため、本発明の情報媒体は、少なくとも第1データと第2データとが格納された情報媒体であって、前記情報媒体に格納された前記第1データと前記第2データとは、読み取り機によって読み取られ、前記第1データは、第1周波数帯域のデータであり、前記第2データは、前記第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域のデータであり、前記第1データが前記読み取り機によって読み取られる場合には、前記第1周波数帯域に対応する第1分解能が用られ、前記第2データが前記読み取り機によって読み取られる場合には、前記第1分解能よりも高い分解能であって前記第2周波数帯域に対応する第2分解能が用いられる。
このように構成することによって、本発明の情報媒体では、上述したように、利用者の利便性を向上させることができる。
上記目的を達成するため、本発明の読み取り機は、情報媒体に格納された少なくとも第1データと第2データとを読み取る読み取り機であって、前記第1データは、第1周波数帯域のデータであり、前記第2データは、前記第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域のデータであり、前記読み取り機は、前記第1データを読み取る場合に前記第1周波数帯域に対応する第1分解能を用い、前記第2データを読み取る場合に前記第1分解能よりも高い分解能であって前記第2周波数帯域に対応する第2分解能を用いる。
このように構成することによって、本発明の読み取り機では、読み取り機の分解能の使い分けにより適宜なデータ量を読み取れ、利用者の利便性を向上させることができる。
本発明によれば、利用者の利便性を向上させることができる情報通信システム、情報媒体、および読み取り機を提供することができる。
画像と空間周波数との関係を説明するための図である。 空間周波数と認識可能波形との関係を説明するための図である。 周波数帯域と周波数帯域別の主な用途との関係を説明するための図である。 第1実施形態の情報通信システムの一例の概略構成図である。 図4に示す第1データ、第2データ、第3データおよび第4データの一例を説明するための図である。 図4および図5に示す第1データ、第2データなどの具体例を説明するための図である。 第1実施形態の情報通信システムが適用された第1適用例を説明するための図である。 第1実施形態の情報通信システムが適用された第2適用例を説明するための図である。 第1実施形態の情報通信システムが適用された第3適用例を説明するための図である。 第2実施形態の情報通信システムの一例の概略構成図である。 第1または第2実施形態の情報通信システムにおける周波数帯域と情報量・分解能・距離との関係を示す図である。
本発明の情報通信システム、情報媒体、および読み取り機の実施形態を説明する前に、本明細書において用いられる用語などについて説明する。
本明細書における情報媒体は、一般的に以下のような自動認識技術のデータ構造で構成される。
[画像認識系(空間帯域)の情報媒体]
(1)一次元シンボル(バーコード)
情報データは、単一方向に表示する。光学的反射率の高い棒状のスペース部分と低い棒状のバー部分との組合せで表示する。
(2)二次元シンボル(2次元コード)
縦横の2次元情報を表示する。マルチローシンボル体系及びマトリックスシンボル体系がある。
[電波認識系(電波周波数帯域)の情報媒体]
(3)RFID(Radio Frequency Identification)
情報データはカード状またはタグ状の媒体に直接に格納される。電波を用いてデータを記録または読出しを行い、アンテナを介して通信を行う認識方法である。使用する電波の周波数帯は135kHz未満(長波)、13.56MHz(HF)、2.45GHz(マイクロ波)、860−960MHz(UHF)である。周波数帯によって通信距離と通信範囲が変わる特長がある。
本明細書における読み取り機は、分解能範囲があるため、対象媒体に対して読み取れる範囲がある。
例えば画像認識系の情報媒体が用いられる場合、読み取り機の分解能が低くても、バーコードのバー幅をできるだけ太くする必要がある。後述の空間周波数の低い帯域の画像を使用する必要がある。
電波認識系の情報媒体が用いられる場合、波長の長い周波数帯を利用する必要がある。
本明細書において、空間周波数(spatial frequency)とは、空間的な周期をもつ構造の性質である。単位長に含まれる構造の繰り返しの多さを表す。
図1は画像と空間周波数との関係を説明するための図である。詳細には、図1(A)は荒い模様のパターンを示しており、図1(B)は荒い模様のパターンに対応する低い空間周波数の波を示している。図1(C)は微細な模様のパターンを示しており、図1(D)は微細な模様のパターンに対応する高い空間周波数の波を示している。
物体の画像を空間周波数に変換すると、図1に示すように、低い空間周波数は大きな構造や荒い模様のパターンを反映し、高い空間周波数は小さい構造や微細な模様のパターンを反映する。すなわち、読み取り機が対象とした画像(情報媒体)から遠ければ、遠いほど、読み取り機は、高い空間周波数の情報を認識しづらくなる特徴がある。また、物体が移動している時(つまり、読み取り機と情報媒体とが相対移動している時)に、画像が有する空間周波数が低いほど、相対的に変化が少ないため、読み取り機は、その画像の情報を認識しやすくなる傾向がある。
図2は空間周波数と認識可能波形との関係を説明するための図である。詳細には、図2(A)は低い空間周波数の波を示しており、図2(B)は図2(A)に示す波よりも高い空間周波数の波を示しており、図2(C)は図2(B)に示す波よりも高い空間周波数の波を示しており、図2(D)は図2(C)に示す波よりも高い空間周波数の波を示している。図2(E)は図2(A)〜図2(D)に示す波を合成した合成波を示している。図2(F)は図2(E)に示す合成波をフーリエ変換処理等することにより得られた空間周波数成分(振幅スペクトル)を示している。図2(G)は図2(E)に示す合成波に対してローパスフィルタをかけることによって得られた波を示している。
図2に示す例では、読み取り機が、低い周波数帯域のデータを読み取る。
図2に示すように、読み取り機は、その機器の分解能範囲内で特定の空間周波帯域のデータしか読み取れず、その帯域の情報しか認識できない。また、合成された波形に対して(つまり、読み取られた情報データに対して)フィルターをかけることによって、特定の空間周波数を有する情報が得られることが分かる。
図3は周波数帯域と周波数帯域別の主な用途との関係を説明するための図である。〈URL:http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/search/myuse/summary/〉
図3に示す例では、最も左側のRFID機器では、長波の周波数帯域が用いられ、左側から2番目のRFID機器では、短波の周波数帯域が用いられ、右側から2番目のRFID機器では、極超短波の周波数帯域が用いられ、最も右側のRFID機器では、マイクロ波の周波数帯域が用いられる。それぞれのRFID機器は特定の周波数帯域にしか使われておらず、その認識できる情報内容とその情報量は限られる。
以下、図面を参照し、本発明の情報通信システム、情報媒体、および読み取り機の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図4は第1実施形態の情報通信システム1の一例の概略構成図である。
図4に示す例では、情報通信システム1が、情報媒体11と、読み取り機12とを備えている。
情報媒体11には、第1データ11Aと、第2データ11Bと、第3データ11Cと、第4データ11Dとが格納されている。第1データ11Aには、データ11A1が含まれ、第2データ11Bには、データ11B1〜11B5が含まれ、第3データ11Cには、データ11C1〜11C5が含まれ、第4データ11Dには、データ11D1〜11D7が含まれる。
読み取り機12は、情報媒体11に格納された第1データ11A(詳細には、データ11A1)と、第2データ11B(詳細には、データ11B1〜11B5)と、第3データ11C(詳細には、データ11C1〜11C5)と、第4データ11D(詳細には、データ11D1〜11D7)とを読み取る。第1データ11Aは、第1周波数帯域のデータである。第2データ11Bは、第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域のデータである。第3データ11Cは、第2周波数帯域よりも高い第3周波数帯域のデータである。第4データ11Dは、第3周波数帯域よりも高い第4周波数帯域のデータである。
図4に示す例では、読み取り機12が、第1読み取り部12Aと、第2読み取り部12Bと、第3読み取り部12Cと、第4読み取り部12Dと、設定切り替え部12Eと、予測部12Fとを備えている。
第1読み取り部12A、第2読み取り部12B、第3読み取り部12Cおよび第4読み取り部12Dは、情報媒体11に格納されたデータを読み取る。
具体的には、第1読み取り部12Aは、第1周波数帯域に対応する第1分解能を用いることによって、第1データ11A(詳細には、データ11A1)を読み取る。第2読み取り部12Bは、第1分解能よりも高い分解能であって第2周波数帯域に対応する第2分解能を用いることによって、第2データ11B(詳細には、データ11B1〜11B5)を読み取る。第3読み取り部12Cは、第2分解能よりも高い分解能であって第3周波数帯域に対応する第3分解能を用いることによって、第3データ11C(詳細には、データ11C1〜11C5)を読み取る。第4読み取り部12Dは、第3分解能よりも高い分解能であって第4周波数帯域に対応する第4分解能を用いることによって、第4データ11D(詳細には、データ11D1〜11D7)を読み取る。
図4に示す例では、設定切り替え部12Eが、第1分解能を用いる設定と、第2分解能を用いる設定と、第3分解能を用いる設定と、第4分解能を用いる設定とを切り替える。
予測部12Fは、第1読み取り部12Aが第1データ11Aを読み取る時に、第2データ11Bが情報媒体11に格納されていると予測し、第1データ11Aの読み取り後に設定切り替え部12Eを作動させる。また、予測部12Fは、第2読み取り部12Bが第2データ11Bを読み取る時に、第3データ11Cが情報媒体11に格納されていると予測し、第2データ11Bの読み取り後に設定切り替え部12Eを作動させる。また、予測部12Fは、第3読み取り部12Cが第3データ11Cを読み取る時に、第4データ11Dが情報媒体11に格納されていると予測し、第3データ11Cの読み取り後に設定切り替え部12Eを作動させる。
図5は図4に示す第1データ11A、第2データ11B、第3データ11Cおよび第4データ11Dの一例を説明するための図である。詳細には、図5(A)は第1データ11Aおよびそれに含まれるデータ11A1を示している。図5(B)は第2データ11Bおよびそれに含まれるデータ11B1〜11B2を示している。図5(C)は第3データ11Cおよびそれに含まれるデータ11C1〜11C5を示している。図5(D)は第4データ11Dおよびそれに含まれるデータ11D1〜11D7を示している。
第1データ11Aは、第1周波数帯域のデータである。第2データ11Bは、第1周波数帯域よりも高い(つまり、第1データ11Aの波長よりも波長が短い)第2周波数帯域のデータである。第3データ11Cは、第2周波数帯域よりも高い(つまり、第2データ11Bの波長よりも波長が短い)第3周波数帯域のデータである。第4データ11Dは、第3周波数帯域よりも高い(つまり、第3データ11Cの波長よりも波長が短い)第4周波数帯域のデータである。
図5(E)は、仮に第1データ11Aと、第2データ11Bと、第3データ11Cと、第4データ11Dとが合成された場合における合成波を示している。図5(F)は図5(E)に示す合成波をフーリエ変換処理等することにより得られた空間周波数成分(振幅スペクトル)を示している。図5(G)は図5(E)に示す合成波に対してローパスフィルタをかけることによって得られた波(詳細には、第2データ11Bおよびそれに含まれるデータ11B1〜11B2)を示している。
図6は図4および図5に示す第1データ11A、第2データ11Bなどの具体例を説明するための図である。
図6に示す例では、情報媒体11に、第1データ11Aと、第2データ11Bと、第3データ11Cとが格納されている。第1データ11Aには、データ11A1が含まれており、第2データ11Bには、データ11B1が含まれており、第3データ11Cには、データ11C1、11C2が含まれている。
まず、読み取り機12の第1読み取り部12Aが、第1周波数帯域に対応する第1分解能を用いることによって、第1データ11Aのデータ11A1を読み取る。予測部12Fは、第1読み取り部12Aが第1データ11Aを読み取る時に、第2データ11Bが情報媒体11に格納されていると予測し、第1データ11Aの読み取り後に設定切り替え部12Eを作動させる。つまり、設定切り替え部12Eは、第1分解能を用いる設定から第2分解能を用いる設定への切り替えを行う。
次いで、読み取り機12の第2読み取り部12Bが、第2周波数帯域に対応する第2分解能を用いることによって、第2データ11Bのデータ11B1を読み取る。予測部12Fは、第2読み取り部12Bが第2データ11Bを読み取る時に、第3データ11Cが情報媒体11に格納されていると予測し、第2データ11Bの読み取り後に設定切り替え部12Eを作動させる。つまり、設定切り替え部12Eは、第2分解能を用いる設定から第3分解能を用いる設定への切り替えを行う。
次いで、読み取り機12の第3読み取り部12Cが、第3周波数帯域に対応する第3分解能を用いることによって、第3データ11Cのデータ11C1、11C2を読み取る。予測部12Fは、第3読み取り部12Cが第3データ11Cを読み取る時に、第4データ11Dが情報媒体11に格納されていると予測し、第3データ11Cの読み取り後に設定切り替え部12Eを作動させる。つまり、設定切り替え部12Eは、第3分解能を用いる設定から第4分解能を用いる設定への切り替えを行う。
次いで、読み取り機12の第4読み取り部12Dが、第4周波数帯域に対応する第4分解能を用いた第4データ11Dの読み取りを試みる。図6(A)に示す例では、情報媒体11に第4データ11Dが格納されていないため、読み取り機12による読み取り処理が終了する。
図6に示す例において、仮にすべてのデータ11A1、11B1、11C1、11C2が例えば第1周波数帯域のデータとして情報媒体11に格納されている場合には、読み取り機12が、情報媒体11に格納されたデータを、例えば第1周波数帯域に対応する第1分解能を用いて読み取る時に、情報媒体11に格納されているすべてのデータ11A1、11B1、11C1、11C2が読み取られる。その結果、例えば情報通信システム1の利用者は、上述したように、読み取り機12によって読み取られたデータ11A1、11B1、11C1、11C2の情報のすべてを把握できないおそれがある。つまり、情報通信システム1の利用者の利便性が低下してしまうおそれがある。
そこで、第1実施形態の情報通信システム1が適用された例えば図6に示す例では、上述したように、第1周波数帯域の第1データ11Aと、第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域の第2データ11Bと、第2周波数帯域よりも高い第3周波数帯域の第3データ11Cとが、情報媒体11に分けて格納されている。そのため、読み取り機12が、情報媒体11に格納されたデータを、例えば第1周波数帯域に対応する第1分解能を用いて読み取る時に、第1周波数帯域の第1データ11Aは読み取られるものの、第2周波数帯域の第2データ11Bおよび第3周波数帯域の第3データ11Cは読み取られない。
その結果、例えば情報通信システム1の利用者は、読み取り機12によって読み取られたデータの情報(詳細には、データ11A1)を容易に把握することができる。
つまり、第1実施形態の情報通信システム1が適用された例えば図6に示す例では、読み取り機12によって一度に多量のデータ11A1、11B1、11C1、11C2が読み取られることに伴い、例えば情報通信システムの利用者が、読み取り機12によって読み取られたデータ11A1、11B1、11C1、11C2の情報のすべてを把握できなくなる、という事態を回避することができる。
すなわち、第1実施形態の情報通信システム1では、利用者の利便性を向上させることができる。
また、第1実施形態の情報通信システム1では、上述したように、予測部12Fは、第1読み取り部12Aが第1データ11Aを読み取る時に、第2データ11Bが情報媒体11に格納されていると予測し、設定切り替え部12Eを作動させる。そのため、読み取り機12によって第2データ11Bが読み取られないおそれを抑制することができる。
第1実施形態の情報通信システム1では、読み取り機12が予測部12Fを備えているが、他の例では、読み取り機12が予測部12Fを備えていなくてもよい。読み取り機12が予測部12Fを備えていない場合には、第2データ11Bが存在することを示唆する情報が、第1データ11Aに含められる。このように構成することによって、情報通信システム1の利用者が第2データ11Bの存在に気づかないおそれを抑制することができる。同様に、第3データ11Cが存在する場合には、第3データ11Cが存在することを示唆する情報が、第2データ11Bに含められる。また、第4データ11Dが存在する場合には、第4データ11Dが存在することを示唆する情報が、第3データ11Cに含められる。
<第1適用例>
図7は第1実施形態の情報通信システム1が適用された第1適用例を説明するための図である。詳細には、図7(A)は第1適用例の情報媒体11が有する情報を示しており、図7(B)は図7(A)に示す情報が格納された情報媒体11を示している。
図7に示す例では、情報媒体11には、第1データ11Aと、第2データ11Bと、第3データ11Cとが格納されている。第1データ11Aには、データ11A1が含まれ、第2データ11Bには、データ11B1〜11B5が含まれ、第3データ11Cには、データ11C1〜11C5が含まれる。
データ11A1は、「出口」の情報を含む。
データ11B1は「A1(B3経由)」の情報を含み、データ11B2は「B1」の情報を含み、データ11B3は「A3」の情報を含み、データ11B4は「B2」の情報を含み、データ11B5は「B3」の情報を含む。
データ11C1は「押上1・3丁目」、「京成電鉄本社方面」の情報を含む。データ11C2は「四ツ目通り」、「業平4・5丁目」、「横川4・5丁目方面」の情報を含む。データ11C3は「押上1・2丁目」、「向島1〜4丁目」、「すみだ福祉保健センター」、「すみだ女性センター」、「東武鉄道本社」、「東武線業平橋駅方面」の情報を含む。データ11C4は「四ツ目通り」、「業平2・3丁目」、「横川2・3丁目方面」の情報を含む。データ11C5は「押上1・3丁目」、「京成電鉄本社方面」、「東京スカイツリー」の情報を含む。
図7に示す第1適用例では、第1データ11Aは概要情報であり、第2データ11Bおよび第3データ11Cは詳細情報である。
<第2適用例>
図8は第1実施形態の情報通信システム1が適用された第2適用例を説明するための図である。詳細には、図8(A)は第2適用例の情報媒体11が有する情報を示しており、図8(B)は図8(A)に示す情報が格納された情報媒体11を示している。
図8に示す例では、情報媒体11には、第1データ11Aと、第2データ11Bと、第3データ11Cとが格納されている。第1データ11Aには、データ11A1が含まれ、第2データ11Bには、データ11B1〜11B4が含まれ、第3データ11Cには、データ11C1〜11C4が含まれる。
データ11A1は、「名所案内」の情報を含む。
データ11B1は「醒ヶ井養鱒場(県営)」の情報を含み、データ11B2は「葉上結実銀杏樹」の情報を含み、データ11B3は「霊仙」の情報を含み、データ11B4は「松尾寺」の情報を含む。
データ11C1は「養鱒場河川の延長1km余に達す」、「南4km」、「バスあり」の情報を含む。データ11C2は「天然記念物」、「了徳寺境内にあり」、「東南東0.5km」の情報を含む。データ11C3は「標高1,084m」、「登山によい」、「南東9km」、「途中までバスあり」の情報を含む。データ11C4は「天台宗」、「重要文化財・九重塔」、「南5km」、「途中までバスあり」の情報を含む。
図8に示す第2適用例では、第1データ11Aは概要情報であり、第2データ11Bおよび第3データ11Cは詳細情報である。
<第3適用例>
図9は第1実施形態の情報通信システム1が適用された第3適用例を説明するための図である。詳細には、図9(A)は第3適用例の情報媒体11が有する情報を示しており、図9(B)は図9(A)に示す情報が格納された情報媒体11を示している。
図9に示す例では、情報媒体11には、第1データ11Aと、第2データ11Bと、第3データ11Cとが格納されている。第1データ11Aには、データ11A1が含まれ、第2データ11Bには、データ11B1〜11B5が含まれ、第3データ11Cには、データ11C1〜11C10が含まれる。
データ11A1は、「地球規模の『循環』」の情報を含む。
データ11B1は「食糧」の情報を含み、データ11B2は「エネルギー」の情報を含み、データ11B3は「水」の情報を含み、データ11B4は「CO」の情報を含み、データ11B5は「資源」の情報を含む。
データ11C1は「世界的人口爆発で食糧不足→世界中で農地拡大による環境破壊→深海漁業の質と量の可能性は無限」の情報を含む。データ11C2は「深海の温度と栄養を活かす(例:高級ブランド魚の養殖)→沖合養殖漁業の拡充」の情報を含む。データ11C3は「経済発展のグローバル化で電力逼迫→常時安定発電のベースロード電源が必要→深海が持つ未利用エネルギーは無限」の情報を含む。データ11C4は「深海の温度差で海洋温度差発電→エネルギーの自給自足」の情報を含む。データ11C5は「異常気象と消費拡大で世界的な水不足→海水を容易に淡水化できれば解決可能→深海から造れる淡水の量は無限」の情報を含む。データ11C6は「深海の圧力差で逆浸透膜式淡水化→水の自給自足」の情報を含む。データ11C7は「地球温暖化防止のためCO削減は急務→CO削減の世界的合意形成は困難→深海のCO処理能力は無限」の情報を含む。データ11C8は「地球本来のCO循環を活用(例:COからエネルギー製造→COを『削減』から『利用』へ)」の情報を含む。データ11C9は「経済発展のグローバル化で資源→陸上の資源開発は枯渇化し環境問題誘発→海底や海中の資源量は無限」の情報を含む。データ11C10は「海水・海底の未利用資源活用(例:人工熱水鉱床)→資源を『採る』から『育てる』へ」の情報を含む。
図9に示す第3適用例では、第1データ11Aは概要情報であり、第2データ11Bおよび第3データ11Cは詳細情報である。
<第2実施形態>
第2実施形態の情報通信システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の情報通信システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の情報通信システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の情報通信システム1と同様の効果を奏することができる。
上述したように、第1実施形態の情報通信システム1では、読み取り機12が設定切り替え部12Eを備えているが、第2実施形態の情報通信システム1では、読み取り機12が設定切り替え部12Eを備えていない。第2実施形態の情報通信システム1が適用される例では、利用者が、例えば第1の読み取り機12と、第2の読み取り機(図示せず)と、第3の読み取り機(図示せず)と、第4の読み取り機(図示せず)とを適宜使い分ける。つまり、第2実施形態の情報通信システム1が適用される例では、利用者が、第1データ11Aを読み取る必要がある時に、第1の読み取り機12を用いる。また、利用者は、第2データ11Bを読み取る必要がある時に第2の読み取り機を用い、第3データ11Cを読み取る必要がある時に第3の読み取り機を用い、第4データ11Dを読み取る必要がある時に第4の読み取り機を用いる。
図10は第2実施形態の情報通信システム1の一例の概略構成図である。
例えば図5などに示す例では、情報通信システム1が、画像認識系の情報媒体11と、画像認識系の読み取り機12とを備えている。一方、図10に示す例では、情報通信システム1が、電波認識系の情報媒体11と、電波認識系の読み取り機12とを備えている。
図10に示す例では、情報媒体11が、ICタグであり、読み取り機12は、ICタグに格納された情報を読み取る機能を有するリーダライタである。
情報媒体11には、第1データ11Aと、第2データ11Bと、第3データ11Cとが格納されている。第1データ11Aには、データ11A1が含まれ、第2データ11Bには、データ11B1、11B2が含まれ、第3データ11Cには、データ11C1〜11C4が含まれる。データ11B1、11B2に対応するコイル状アンテナの直径は、データ11A1に対応するコイル状アンテナの直径よりも小さい。データ11C1〜11C4に対応するコイル状アンテナの直径は、データ11B1、11B2に対応するコイル状アンテナの直径よりも小さい。
図10に示す例では、第1の読み取り機12としてのリーダライタは、情報媒体11に格納された第1データ11Aを読み取るためのコイルを備える。つまり、図10に示す読み取り機(リーダライタ)12のコイルの直径は、データ11A1が格納されたコイル状アンテナの直径に対応している。
データ11B1、11B2が読み取られる場合には、図10に示す第1の読み取り機(リーダライタ)12のコイルの直径よりも小さい直径を有するコイルが備えられた第2の読み取り機(リーダライタ)が用いられる。
データ11C1〜11C4が読み取られる場合には、データ11B1、11B2を読み取る第2の読み取り機(リーダライタ)のコイルの直径よりも小さい直径を有するコイルが備えられた第3の読み取り機(リーダライタ)が用いられる。
図11は第1または第2実施形態の情報通信システム1における周波数帯域と情報量・分解能・距離との関係を示す図である。詳細には、図11(A)は情報通信システム1において用いられる周波数帯域と、情報媒体11に格納可能な情報量との関係を示している。図11(B)は情報通信システム1において用いられる周波数帯域と、読み取り機12の分解能との関係を示している。図11(B)は情報通信システム1において用いられる周波数帯域と、情報媒体11と読み取り機12との距離との関係を示している。
図11(A)に示すように、情報通信システム1において用いられる周波数帯域が高くなる(例えば情報通信システム1において用いられる電磁波の波長が短くなる)に従って、情報媒体11に格納可能な情報量は大きくなる。つまり、高い周波数帯域を用いることによって、大容量のデータを情報媒体11に格納することができる。
図11(B)に示すように、情報通信システム1において用いられる周波数帯域が低くなる(例えば情報通信システム1において用いられる電磁波の波長が長くなる)に従って、読み取り機12の分解能は低くなる。つまり、低い周波数帯域が用いられる場合には、分解能が低い読み取り機12であっても、情報媒体11に格納された情報を読み取ることができる。
図11(C)に示すように、情報通信システム1において用いられる周波数帯域が低くなる(例えば情報通信システム1において用いられる電磁波の波長が長くなる)に従って、情報媒体11と読み取り機12との距離が大きくなる。つまり、つまり、低い周波数帯域が用いられる場合には、情報媒体11から離れた読み取り機12が、情報媒体11に格納された情報を読み取ることができる。
換言すれば、従来の情報媒体は、一定の周波数帯域が格納されていない。また、従来の読み取り機は、分解能範囲で特定の周波数帯域のデータを読み取れない。従来の各情報媒体は限られた周波数帯域の情報データしか格納されないため、特定の読み取り機とその分解能によって特定の情報しか認識できない。すなわち、読み取り機が限られており、伝達情報量も限定されている。
一方、本発明の情報媒体では、複数の空間・電波・色等の周波数帯域のデータが合成される。ただし、情報媒体に格納されたデータは、周波数帯域間の依存関係情報を持っている。これより、それぞれの読み取り機に対しては、一定の情報しか直接に認識しないことになる。しかし、認識された情報によって、情報予測機能等が搭載される場合はさらに新たな情報を予測できて、またはより違った周波数帯域の情報を認識できる可能性がある。必要となった時に、より違った分解能の読み取り機を誘導して、該当周波数帯域のデータを読み取って、その情報を認識することができる仕組みになる。
なお、本発明の実現に関しては以下の既存技術を利用すると考える。
情報媒体にデータを格納する方法は既存の自動認識技術に使用されている方法で良い。
異なる周波数帯域のデータの合成方法に関しては、既存の画像合成方法、情報媒体の多層型・多段型の合成方法を適用すれば良い。
周波数帯域でのデータの配置およびその情報の依存関係に関しては、情報媒体の設計者(情報伝達者)により決める必要がある。
情報の依存関係に関しては、例として低周波数帯域において概要情報を、高周波数帯域において詳細情報を格納する。これにより、読み取り機は遠くから概要情報を認識して、より詳細な情報を認識するかどうか自動的に行うことができるようになる。
本発明によれば、読み取り機に搭載された認識能力・レベルに応じて、読み取れたデータから直接認識できた情報だけではなく、情報媒体に格納された他の情報を更に予測でき、無駄な処理をより省略できる。そのため、高速な自動認識を実現できる。これより、読み取り機に人工知能・機械学習などの最新の情報予測技術を導入しやすくなる。
データの読み取りに関しては、遠隔や移動状態から低周波数帯域のデータを読み取れる特徴がある。そのため、低周波数帯域においては、読み取り誘導情報を情報媒体に格納して、その情報を認識することによって新たなデータ読み取り・認識プロセスに移ることができる。これより、例えば、移動速度または位置関係を制御してより高周波数帯域の情報を認識できるように機器を誘導することができる。その応用は、自動運転・自動飛行・自律走行などに適すると考えられる。
複数周波数帯の情報データがあるため、読み取り機分解能の依存性を緩和できており、保有・所有している読み取り機でより情報を認識できる。
周波数帯間の情報データの依存関係があるため、何らかのデータ欠損に対して、他の周波数帯の情報内容からデータの復元やその情報を予測できる。
周波数帯域外の情報データは読み取り機分解能の範囲外となっているため、ノイズなどとして既存のフィルターで除去され、新たな分解能の読み取り機は使用される際にその除去された場所に対して情報データを読み取り、情報を認識できる認識誘導性がある。
複雑な情報を伝送したい時、非常時などの認識の必要となる媒体が集中される時に向いている。
情報伝達側(媒体側)でそれぞれの読み取り機とその分解能に対して、一定の情報しか直接的に認識させない。
情報認識側(読み取り機側)は、自らの分解能の調整(移動・制御)または読み取れたデータのフィルター処理により一定の周波数帯域の情報を認識できる。
以上、本発明の実施形態及びその適用例を説明したが、これらの実施形態及びその適用例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態及びその適用例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその適用例は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、上述した各実施形態及びその適用例は、互いに適宜組み合わせることができる。
1 情報通信システム
11 情報媒体
11A 第1データ
11A1 データ
11B 第2データ
11B1〜11B5 データ
11C 第3データ
11C1〜11C5 データ
11D 第4データ
11D1〜11D7 データ
12 読み取り機
12A 第1読み取り部
12B 第2読み取り部
12C 第3読み取り部
12D 第4読み取り部
12E 設定切り替え部
12F 予測部

Claims (3)

  1. 少なくとも第1データと第2データと第3データとが格納された情報媒体と、
    前記情報媒体に格納された前記第1データと前記第2データと前記第3データとを読み取る読み取り機とを備える情報通信システムであって、
    前記第1データは、第1周波数帯域のデータであり、
    前記第2データは、前記第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域のデータであり、
    前記第3データは、前記第2周波数帯域よりも高い第3周波数帯域のデータであり、
    前記読み取り機は、前記第1データを読み取る場合に前記第1周波数帯域に対応する第1分解能を用い、前記第2データを読み取る場合に前記第1分解能よりも高い分解能であって前記第2周波数帯域に対応する第2分解能を用い、前記第3データを読み取る場合に前記第2分解能よりも高い分解能であって前記第3周波数帯域に対応する第3分解能を用い、
    前記読み取り機は、
    前記第1分解能を用いることによって前記第1データを読み取る第1読み取り部と、
    前記第2分解能を用いることによって前記第2データを読み取る第2読み取り部と、
    前記第3分解能を用いることによって前記第3データを読み取る第3読み取り部と、
    前記第1分解能を用いる設定と、前記第2分解能を用いる設定と、前記第3分解能を用いる設定とを切り替える設定切り替え部と、
    前記第1読み取り部が前記第1データを読み取る時に前記第2データが前記情報媒体に格納されていると予測して前記設定切り替え部を作動させ、前記第2読み取り部が前記第2データを読み取る時に前記第3データが前記情報媒体に格納されていると予測して前記設定切り替え部を作動させる予測部とを備え、
    前記読み取り機が前記第1データ、前記第2データおよび前記第3データを読み取る場合に、
    まず、前記第1読み取り部が前記第1データを読み取り、前記設定切り替え部は、前記第1データの読み取り後に前記第1分解能を用いる設定から前記第2分解能を用いる設定への切り替えを行い、
    次いで、前記第2読み取り部が前記第2データを読み取り、前記設定切り替え部は、前記第2データの読み取り後に前記第2分解能を用いる設定から前記第3分解能を用いる設定への切り替えを行い、
    次いで、前記第3読み取り部が前記第3データを読み取る、
    情報通信システム。
  2. 少なくとも第1データと第2データと第3データとが格納された情報媒体であって、
    前記情報媒体に格納された前記第1データと前記第2データと前記第3データとは、読み取り機によって読み取られ、
    前記第1データは、第1周波数帯域のデータであり、
    前記第2データは、前記第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域のデータであり、
    前記第3データは、前記第2周波数帯域よりも高い第3周波数帯域のデータであり、
    前記第1データが前記読み取り機によって読み取られる場合には、前記第1周波数帯域に対応する第1分解能が用いられ、前記第2データが前記読み取り機によって読み取られる場合には、前記第1分解能よりも高い分解能であって前記第2周波数帯域に対応する第2分解能が用いられ、前記第3データが前記読み取り機によって読み取られる場合には、前記第2分解能よりも高い分解能であって前記第3周波数帯域に対応する第3分解能が用いられ、
    前記第1データは、前記第1分解能を用いることによって前記読み取り機の第1読み取り部により読み取られ、
    前記第2データは、前記第2分解能を用いることによって前記読み取り機の第2読み取り部により読み取られ、
    前記第3データは、前記第3分解能を用いることによって前記読み取り機の第3読み取り部により読み取られ、
    前記第1分解能を用いる設定と、前記第2分解能を用いる設定と、前記第3分解能を用いる設定とは、設定切り替え部によって切り替えられ、
    前記第1読み取り部が前記第1データを読み取る時に前記第2データが前記情報媒体に格納されていると予測部によって予測されて前記設定切り替え部が作動し、前記第2読み取り部が前記第2データを読み取る時に前記第3データが前記情報媒体に格納されていると前記予測部によって予測されて前記設定切り替え部が作動し、
    前記読み取り機が前記第1データ、前記第2データおよび前記第3データを読み取る場合に、
    まず、前記第1読み取り部が前記第1データを読み取り、前記設定切り替え部は、前記第1データの読み取り後に前記第1分解能を用いる設定から前記第2分解能を用いる設定への切り替えを行い、
    次いで、前記第2読み取り部が前記第2データを読み取り、前記設定切り替え部は、前記第2データの読み取り後に前記第2分解能を用いる設定から前記第3分解能を用いる設定への切り替えを行い、
    次いで、前記第3読み取り部が前記第3データを読み取る、
    情報媒体。
  3. 情報媒体に格納された少なくとも第1データと第2データと第3データとを読み取る読み取り機であって、
    前記第1データは、第1周波数帯域のデータであり、
    前記第2データは、前記第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域のデータであり、
    前記第3データは、前記第2周波数帯域よりも高い第3周波数帯域のデータであり、
    前記読み取り機は、前記第1データを読み取る場合に前記第1周波数帯域に対応する第1分解能を用い、前記第2データを読み取る場合に前記第1分解能よりも高い分解能であって前記第2周波数帯域に対応する第2分解能を用い、前記第3データを読み取る場合に前記第2分解能よりも高い分解能であって前記第3周波数帯域に対応する第3分解能を用い、
    前記読み取り機は、
    前記第1分解能を用いることによって前記第1データを読み取る第1読み取り部と、
    前記第2分解能を用いることによって前記第2データを読み取る第2読み取り部と、
    前記第3分解能を用いることによって前記第3データを読み取る第3読み取り部と、
    前記第1分解能を用いる設定と、前記第2分解能を用いる設定と、前記第3分解能を用いる設定とを切り替える設定切り替え部と、
    前記第1読み取り部が前記第1データを読み取る時に前記第2データが前記情報媒体に格納されていると予測して前記設定切り替え部を作動させ、前記第2読み取り部が前記第2データを読み取る時に前記第3データが前記情報媒体に格納されていると予測して前記設定切り替え部を作動させる予測部とを備え、
    前記読み取り機が前記第1データ、前記第2データおよび前記第3データを読み取る場合に、
    まず、前記第1読み取り部が前記第1データを読み取り、前記設定切り替え部は、前記第1データの読み取り後に前記第1分解能を用いる設定から前記第2分解能を用いる設定への切り替えを行い、
    次いで、前記第2読み取り部が前記第2データを読み取り、前記設定切り替え部は、前記第2データの読み取り後に前記第2分解能を用いる設定から前記第3分解能を用いる設定への切り替えを行い、
    次いで、前記第3読み取り部が前記第3データを読み取る、
    読み取り機。
JP2017205414A 2017-10-24 2017-10-24 情報通信システム、情報媒体、および読み取り機 Active JP6949658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017205414A JP6949658B2 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 情報通信システム、情報媒体、および読み取り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017205414A JP6949658B2 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 情報通信システム、情報媒体、および読み取り機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019079254A JP2019079254A (ja) 2019-05-23
JP6949658B2 true JP6949658B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=66627826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017205414A Active JP6949658B2 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 情報通信システム、情報媒体、および読み取り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6949658B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0484132B1 (en) * 1990-10-30 1999-06-30 Omniplanar, Inc. Multiple resolution machine readable symbols
JP2000011105A (ja) * 1998-06-16 2000-01-14 Mitsubishi Electric Corp ワイヤレスカードシステム
JP2005190043A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sagawa Insatsu Kk Rfid
JP4619032B2 (ja) * 2004-04-12 2011-01-26 栄 澁澤 情報記録方法とその装置、及び多層コード
JP2006065527A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Sato Corp バーコード
US8849943B2 (en) * 2005-12-19 2014-09-30 Palo Alto Research Center Incorporated Using multi-resolution visual codes to facilitate information browsing in the physical world
JP2007188157A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Fujifilm Corp バーコード及び撮像装置
US8807435B2 (en) * 2011-04-06 2014-08-19 Eastman Kodak Company Decoding multi-resolution optical codes
JP2016018367A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 沖電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US10127486B2 (en) * 2015-01-17 2018-11-13 Lawrence F Glaser Multi-frequency and single side band RFID methods of communication

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019079254A (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100975548B1 (ko) 다중 모드 rfid 태그 아키텍쳐
US6745008B1 (en) Multi-frequency communication system and method
CN1802654A (zh) 用于带有应答器功能性的射频识别应答器的阅读器设备
CN108988992A (zh) 一种渔船自适应传输内容选取及通信网络切换系统
CN104050499B (zh) 一种高频射频识别标签
JP2009181532A (ja) 無線タグ通信装置、タグラベル作成装置、ラベルイメージ管理システム
CN114726428A (zh) 一种空海跨介质直接双向通信方法
JP6949658B2 (ja) 情報通信システム、情報媒体、および読み取り機
Fennani et al. RFID overview
US8193914B2 (en) Adaptable filter and method for filtering a radio frequency identification signal
US20170017874A1 (en) Radio frequency identification (rfid) reader with frequency adjustment of continuous radio frequency (rf) wave
CN101599574A (zh) 大开口面积的环形天线装置
JP2008077554A (ja) Rfdiタグ用icチップ及びrfidタグ
WO2020159714A1 (en) Tagging objects in indoor spaces using ambient, distributed backscatter
EP3314598B1 (fr) Dispositif rfid de détermination de l'état de fonctionnement et d'identification d'un appareil électrique
EP1901197A3 (en) Reader/writer and data communication method
EP1443477B1 (de) Elektronische Leine
CN103646364A (zh) 一种基于rfid技术的景点导游系统
JP2006287559A (ja) 無線タグおよび質問器
Pawan et al. RFID Characteristics and Its role in 5G Communication
JP2008145355A (ja) 無線タグの位置標定装置
JP2009540444A (ja) トランスポンダを読み取るための方法、システム、およびコンピュータ・プログラム
JP2007102621A (ja) Rfidシステム
DE502006002763D1 (de) Verfahren und vorrichtung zur kontaktlosen übertragung von daten von einer vielzahl von datenträgern, vorzugsweise in form von rfid-tags
Martín et al. An Underwater Radio-Frequency IoT System for the Identification of Fish

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6949658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150