JP2006287559A - 無線タグおよび質問器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用する地域により無線タグを取り替えるなどの不便さを解消する。
【解決手段】 質問器1ら起動命令を受けた時に、無線タグ2自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、質問器1の命令には該質問器1の識別情報が含まれ、無線タグ2は、受信した無線信号中の質問器1の識別情報を認証し、該認証結果に基づいて無線信号を送信するか否かを決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周波数変換対応可能な無線タグおよび質問器に関する。
本発明は、無線タグ、特に外部から信号を受けこれに反応する形態の無線タグで、その大部分は、電池を持たないパッシブ型RFID(:Radio Frequency Identification) に関する技術である。また別に、電池を内蔵するアクティブ型RFIDである場合でも、キヤリアセンスなどの受信機能をもつものは、この技術分野に該当する。
現在、無線タグが使用できる無線の周放数などは、各国の電波行政により異なる。将来的に無線タグが日常生活の様々な所で使用されることを想定すると、各国間での使用周彼数の規格調整、或いは世界的な標準化が必要とされている。
「RFタグの開発と応用II」(社)日本自動認識システム協会、第5章及び第7章
上述したように、将来的に無線タグが日常生活の様々な所で使用されることを想定すると、各国間、或いは世界的に規格や使用周波数の規格調整や標準化が必要とされている。
これらの観点、つまり各国の無線タグに用いられる無線周波数などや標準化の状況については、参考文献1で取り上げている。特に、 ISO/IEC 18000-6(参考文献1のp.58-59)で規定される860〜960MHzの周波数と、ISO/IEC18000-7 (同p.59-60)で規定される(米国433MHz は米連邦通信委員会FCC 15.247で規定)400MHz帯とを着目すると、ともに国際的にはISM周波数(参考文献2−1および参考文献2−2)であるとしているにも関わらず、全世界という事でなく主要な国においても必ずしも無線タグには使えない現実がある(参考文献3参照)。
従って、現状では、このように複雑な国の違いに対応して無線タグを付け替えたりするか/少なくとも輸入された製品に付けられた無線タグを違法にならないように、場合により取り外す(電波を停止する)必要が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、使用する地域により無線タグを取り替えるなどの不便さを解消した、無線タグ及び質問器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、前記質問器の命令には該質問器の識別情報が含まれ、前記無線タグは、受信した無線信号中の前記質問器の識別情報を認証し、該認証結果に基づいて無線信号を送信するか否かを決定することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、無線タグは、質問器からの命令とともに受ける該質問器の識別情報の中のコードにより無線信号を送信するか否かの決定を行う機能を実現する情報を書き込んだファイルと、通信機能を有する送受信機能部とを有し、質問器から命令を受けると、一緒に受けた識別情報の中の識別コードを基に、前記ファイルを参照して自らが無線信号を送信するか否かを決定し、送信する場合、前記送受信機能部より無線信号を送信し、送信しない場合、前記送受信機能部により送信を停止することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の無線タグにおいて、前記ファイルは書き換えが可能であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、通信機能を有する送受信権能部と各地域の判断情報が書き込まれたファイルとを有し、かつ質問器から出力される質問器の識別情報には、地域を特定するコードが含まれており、ある質問器からの命令と併せて送られる地域Aを特定するコードを含む識別情報Aを受信した場合には、地域Aに適合する周波数で無線信号を送信し、また別の質問器からの命令と併せて送られる地域Bを特定するコードを含む識別情報Bを受信した場合には、その地域Bに適合する周波数で無線信号を送信することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の無線タグにおいて、前記ファイルには、各地域に対応して、周波数のみならず、送信無線の出力やその電波の送信/休止間隔比(デューティ)、無線信号の変調方式等の通信条件が書き込まれており、前記送受信機能部は、質問器から受信した識別情報に含まれる前記地域を特定するコードに基づいて該当する前記通信条件となるように通信条件の設定を変更することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、電池を持たないパッシプ型の無線タグであって、質問器からの電波を受け電力を供給し、周波数を多少変えることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、電池を持たないパッシブ型の無線タグであって、質問器から送信された無線信号の周波数が既に設定されている周波数と大幅に異なる場合には、無線タグからの無線の周波数もその違いに従い変えることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、電池を持つアクティブ型の無線タグであって、質問器からの命令と併せて送られる質問器の識別情報を判断し、電力は自ら内蔵する電池から供給して、通信使用する周波数を大幅に変更することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、電池を持つアクティブ型の無線タグであって、
無線出力を質問器からの無線出力に関係なく、増大させることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、質問器から命令と該質問器の識別情報以外にプリアンブルを受信し、この段階で質問器からの電波が地域により異なる周波数であれば、この時点で無線信号を出力すべきか否か、或いはどの周波数で無線信号を送信するかを判断することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、無線タグは、通信機能を有する送受信権能部と各地域の判断情報が書き込まれたファイルとを有し、質問器から無線タグへの命令と該質問器の識別情報の伝送媒体は電波に限らず、無線タグから送信する電波の周波数が各地域に適合するよう、より多くの周波数などの通信条件を示す情報を前記ファイルに格納することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、無線タグを起動し、かつ無線タグの通信上の制御を行う質問器であって、前記無線タグに対して各地域に共通に使用される周波数で情報を送信することを特徴とする
また、請求項13に記載の発明は、無線タグを起動し、かつ無線タグの通信上の制御を行う質問器であって、前記無線タグに対して起動時には、各地域に共通に使用される周波数で情報を送信し、起動後はその地域で使用される周波数で制御命令を含む情報を送信することを特徴とする。
以上説明したように、本発明の無線タグによれば、無線タグを使用する地域による相違を、質問器から起動の命令および識別情報を受けることで、無線タグ自体が認証して判断する。この結果、無線タグを付け替えたり、海外で用いられていた無線タグを取り外したりというような手間や必要性を省くことができる。
また、本発明の無線タグによれば、無線タグを使用する地域による相違についての上記判断は、無線タグ内のファイルに書き込まれた情報を参照して実施するため、この情報を変更することで、様々な条件に対応することができる。
特に、このファイルを書き換え可能とした場合は、使用途中で新たな情報へ変更して対応することができる。
また、ファイルに書き込める情報量が少なくても(極端な場合は1通り、つまりある条件で送信を許可し、それ以外は送信をしないという条件を書き込む。運用状況に併せてその条件を書き換えていくことで)機能させることができる。
逆に、複数の条件をファイルに格納している場合、双方の条件毎に適合した周波数などの無線を送信できる。この条件がある製品に付けた無線タグを想定すると、生産地域など貿易の輸出地域と消費地域の輸入地域ともに同じ無線タグが使用できることになる。つまり、その製品に付けている無線タグについて輸出国で使用した無線タグを外し、輸入国で新たに付け直す手間をかけなくて済むようになる。
この複数の条件は、単に無線タグが送信する無線の周波数だけでなく、送信無線の出力やその電波の送信/休止間隔比(デューティ)、電波信号の変調なども各国の状況により異なるので、それらに適合するようになればよい。
電池を持たないパッシブ型の無線タグでも周波数の変更は、多少(≦数百kHzの範囲であれば、CMOSによりRF送信回路を実現)可能である。従って、無線タグの大部分を占めるパッシブ型の無線タグにも適用できる。
また、本発明の無線タグによれば、パッシブ型の無線タグは質問器からの無線信号(電波)を受け、その電波を電力として供給し変調しているので、質問器から送信された無線信号の周波数が無線タグに設定されている周波数と大幅に異なれば、無線タグから送信する無線信号の周波数もその違いに従い変えることができる。
また、本発明の電池を持つアクティブ型の無線クグでは、質問器からの命令と併せて送られる識別情報を判断の材料とするだけである。送信のための電力は自ら内蔵する電池から供給されているため、大幅に異なる周波数へも変更することができ、周波数など相違を十分カバーするのにアクティブ型の無線タグは向いているといえる。
また、本発明のアクティブ型の無線タグでは、送信出力も質問器からの無線出力に関係ない。従って、アクティブ型の無線タグでは、送信する無線出力を増大することもできる。
本発明の無線タグでは、質問器から無線タグは命令と識別情報以外にプリアンブルを受信する。この段階で質問器からの電波(無線信号)が地域により異なる周波数であれば、この時点で出力すべきか否か、或いはどの周波数で電波を送信するのかなど判断ができる。すなわち、極端な場合には、上記の識別情報が不要なこともあり、その場合はプリアンブルの周波数を基に判断を行うことができる。
質問器から無線タグが受信する命令と識別情報は各国(各地域)共通で使用可能な周波数(、例えば、IMS帯あるいは磁場を含め低周波、図2では125kHzを挙げた)による信号を用いることで無線タグの受信機能を共通にできる。この場合、無線タグから送信する無線信号の周波数が各国で使用される周波数などに適合しないといけないが、より多くの各地域に対応できる可能性がある。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1に本発明が適用される、質問器(リーダ)と無線タグ間の周波数を変換するRFIDシステムの構成を示す。同図において、RFIDシステムは、無線タグ2を起動し、制御する質問器1と、無線タグ2と、リーダ(受信機)3とから構成されている。無線タグ2は、質問器1から起動命令を受けた時に、無線タグ2が自身の固有のID(識別子)を含む無線信号をリーダ(受信機)3に送出する無線タグである。
無線タグ2は、質問器1からの命令とともに受ける該質問器1の識別情報の中のコードにより無線信号を送信するか否かの決定を行う機能を実現する情報を書き込んだファイル21と、通信機能を有する送受信機能部20とを有し、質問器1から命令を受けると、一緒に受けた識別情報の中の識別コードを基に、前記ファイル21を参照して自らが無線信号を送信するか否かを決定し、送信する場合、送受信機能部20より無線信号を送信し、送信しない場合、送受信機能部20に送信を停止する機能を有している。
図1(a)は、無線タグ2のファイル21に送信をするか否かを決定するための情報が特定の地域でのみ使用できるように固定的に書き込まれている場合を示している。
様々な無線周波数が無線タグで使われているが、ここでは400MHz帯の無線周波数を一例として想定する。日本国内の場合で、質問器から429MHzの無線周波数で無線タグ2に起動の命令が送信される。この起動の命令には、質問器1の固有のID (識別子)を加える。また、この識別情報には地域コードを含める。
ここでの地域コードは特別なものでなくてもよい。既に、無線タグ2に付けるIDのコード体系として、EPC(Electronic Product Code(参考文献4参照。))等がある。
さて、主要国(地域)でも各国(地域)により無線タグに使用できる周波数が異なっている。400MHz帯の無線周波数では、米国ではFCC15に規定されているし、さらに欧州ではISM周波数として433MHzを利用することになっている。従って、429MHzの周波数は日本国内のみである。無線タグ2は、質問器1より送られた質問器1の識別情報の中の地域コードが、日本であることを認識して、ファイル21に格納されている日本に関する情報を参照する。この参照した結果に従い、無線タグ2は、自身の識別子を429MHzの無線周波数により送信することができる。
ここで、無線タグ2内のファイル21が書き換え可能であるとすれば、ファイル21に書き込む情報量を少なくできる。すなわち、日本とそれ以外というような最小限の情報とする。上記の例では、日本、米国と欧州の情報が書き込まれ、日本(例えば図1(a)に示す429MHzの起動信号を受け,429MHzの応答信号を送信する、米国(FCC15に規定されている)と欧州(ISM周波数としての433MHz)、そしてこれら3つの地域に該当しない条件(簡単には、日本米国欧州の何でもない場合、送信をしない)に対応する。
しかし、例えば、日本の情報とそれ以外(米国、欧州を含め、送信をしない)というようにファイルに書き込む。日本でこの無線タグが運用されている場合は、当然適切に動作する。また日本以外に移動した際には、その移動先の国の電波行政に合せた情報とそれ以外の場合(送信をしない)とファイルを書き変えれば、対応ができる。
無線タグ2からリーダ3ヘ送信する無線信号(電波)は各国(日本、米国、欧州など)で異なる。この違いは単に使用可能な周波数だけではなく、無線出力、デューティ(送信・停止の比率)、変調方式にもある。例えば、無線出力が50nW、500μVA、1100mWというように異なる。
また、デューティでは常に送信を許される100%と、ほとんどは送信の停止状態で限られた時間割合のみ送信が可能な10%ということもある。そして変調方式では、ディジタル振幅変調(ASK : Amplitude ShiftKeying)方式、ディジタル位相変調(PSK : Phase Shift Keying)方式、ディジタル周波数変調(FSK : Frequency Shift Keying)方式などがある。図6に上記の各ディジタル変調方式の信号波形を示す。
また、各地域共通で使用:可能な周波数(、例えばIMS帯あるいは磁場を含め低周波)による信号を用いて質問器1から無線タグ2を起動制御することも想定できる。この例を図2に示す。図2で、各地域共通で使用:可能な周波数として125KHzを挙げている。この低周波による信号は、日本を含めて米国、欧州でも同様に使用可能である。このために質問器1から無線タグ2ヘ起動などの命令と併せて送信されるID (識別情報)に含まれる地域コードを判断の材料にして、無線タグ2からリーダ3ヘの電波による応答は、その地域に合う周波数などの条件で行う。この対応も上記のファイル内の情報を参照し、送受信機能部20が行う。
次に、RFIDシステムの構成及びその動作シーケンスを図3に示す。
図3(a)に示すような、各国共通で使用可能なIMS帯のような周波数を用いて質問器1から無線タグ2ヘ無線信号を送信する場合について、追加した説明をする。
この図3(a)では125kHzの低周波で質問器1から無線タグ2ヘの送信を行う。この低周波数は各国(地域)で共通に使用可能である。この質問器1から無線タグ2ヘの送信信号には国(地域)コードが含まれている。
無線タグ2は、この国(地域)コードを識別して、もし日本ならば、 426MHzの周波数で送信する。また、もし米国ならば、FCC15に規定された433MHzで送信するし、欧州ならば、同じ433MHzでもIMSの規格で送信を行う。
このように各国に共通した周波数で質問器1が無線タグ2ヘ送信を開始するケースとして幾つかの動作シーケンス(図3(b),(c),(d))が想定できる。
RFIDシステム(図3(a))の動作シーケンスのうち最も単純な動作シーケンスを図3(b)に示す。この動作シーケンスでは、質問器1から無線タグ2ヘ各国共通の周波数帯で、無線タグの起動などの命令を送信する(ステップ100)。無線タグ2はこの命令と共に国(地域)コードを受信し、この国(地域)コードに合う周波数などの通信条件をファイル21から読み出し、該読み出された通信条件で無線タグ2が送信する(ステップ101)。
次に、国(地域)コードによる無線タグの周波数変換について信頼性を向上させる動作シーケンスを図3(c)に示す。上述した図3(b)の動作シーケンスと最初は同様で、質問器1は、無線タグ2ヘ各国(地域)共通の周波数帯を用いて送信する(ステップ200)。この送信では国コードが含まれており、無線タグ2はこれに基づいて、対応する周波数で無線タグ2の送信が可能であるという意味を持つ準備完了信号を、リーダ3ヘ送信する(ステップ201)。この準備完了信号を受信したリーダ3は、この信号の受信結果を質問器1へ通知する。ここで、質問器1とリーダ3は図3(a)に示したように、別々の構成ならば、信号(通信)ケーブルで接続されていても良いし、または、ネットワークに接続されていて通信ができることでも良い。また或いは、図3(a)に示す構成とは異なるが、質問器1とリーダ3とを一体とする構成の(質問器とリーダを兼ね備えた)機器である場合も考えられる。
質問器1はこの通知を受けて、再度、各国共通の周波数帯で、無線タグ2の送信を指示する制御命令を送信する(ステップ202)。無線タグ2はこの制御命令などの要求に応答する信号を送信する(ステップ203)。
以上のように、質問器1と無線タグ2間で相互情報(質問器1からは国(地域)コードを、無線タグ2からはその国(地域)に応じた周波数で準備完了信号)を交換することで、無線タグ2における周波数変換動作の信頼性の向上が図れる。
さらに、この図3(c)に示した動作シーケンスの一部を変更することのみで、上記信頼性をより向上できる。この動作シーケンスを図3(d)に示す。上述した図3(c)に示した動作シーケンスにおいて、変更された箇所は、無線タグ2が準備完了信号をリーダに送信し、リーダが質問器に通知した後の動作である。すなわち、図3(d)におけるステップ300、301は、図3(c)におけるステップ200、201と同じであるので、重複する説明は省略する。
図3(d)において、質問器1は各地域で異なる周波数を用い、無線タグ2を起動する命令を送信し(ステップ302)、無線タグ2はこの命令により送信をする(ステップ303)。
このように周波数を各地域で異なる周波数を用いた起動命令であれば、各国共通で使用する周波数を用いた起動命令よりも動作上、確実性を増す。なお、無線タグ2は各国共通の周波数に対応する受信機能と各国で異なる周波数の受信機能を持つ必要性があるが、この技術では本来、無線タグは各国で異なる周波数の送信機能を備えている。従って、各地域で異なる受信機能の実装は、送信機能と多くの構成の共通化が可能である。
次に、質問器1(またはリ−ダ3)と無線タグ2が送信する信号について図4に示す。無線タグには、多くは電池を持たないパッシブ型無線タグと、電池を持つアクティブ型無線タグがある。示図4(a)はバッシブ型無線タグの場合を示し、図4(b)はアクティブ型無線タグの場合を示している。
図4(a)左側は、パッシブ型無線タグの場合の無線出力と周波数の関係を示している。質問器1から無線タグ2ヘ送信される無線出力を周波数軸で中心にして左右(プラスマイナス同じ周波数分)に無線タグ2からリーダ3ヘの無線出力を送信する。この周波数の移動は数十kHzつまり数百kHz以下であればCMOS回路で実現できる。
なお、無線出力の強度については、質問器1から無線タグ2ヘ送信される無線出力に対して、無線タグ2からのリーダ3ヘの無線出力は弱い。これは無線タグ2が質問器1から送信される無線出力を受けて、この電力により駆動するためである。
図4(a)右側には、パッシブ型無線タグの場合に質問器1から送信される無線信号と無線タグ2から送信される無線信号についてその無線出力を時間軸上で示した。
質問器1から無線タグ2ヘ送信される無線出力は、時間経過順に、プリアンブル、起動などの命令と質問器1のID(識別情報)、その後に無線タグ2に電力を供給する無線出力である。ここで、質問器1のIDは図4(a)では、“ID_Reader”と示している。なお、この質問器1のIDは、一般に無線タグ2のIDとは別であることに注意が必要である。
このプリアンブルで周波数と変調方式などが判断でき、続く命令と質問器1のID(識別情報)を読み取り、特にID(識別情報)に含まれる地域コードにより、この無線タグ2が使用される地域を判断する。
ここで、ID((識別情報)は、地域コードのほかにさらに細かな場所を示すものでも良いし、またはEPC(Electronic Product Code)の規格(参考文献4参照)のように定められたものでも良い。
上記の国(地域)の違いによる判断結果に従い、無線タグ2は質問器1から無線出力を受信しながら、自らの無線出力を送信する。
この図4(a)右側に示した時間軸上の無線出力は、先の図3(b)の動作シーケンスを想定している。
また、図3(c)の動作シーケンスの場合では、図4(a)右側の無線タグ2が無線出力を送信している部分で、準備完了信号を送信し、この後で質問器1より制御命令などを受けて、この要求に応じて無線タグ2が応答する信号を送信する。
さらに、図3(d)の動作シーケンスの場合では、上記図3(c)の動作シーケンスと同様に図4(a)右側の時間軸上の質問器1と無線タグ2の送信が行われる。異なるのは、図4(a)左側で、無線タグ2が準備完了信号を送信した後、質問器1が制御命令などを送信する時の周波数が最初にプリアンブルを送信していた各国共通の周波数とは異なる点である。図4(a)左側にはこの点を示していないので注意が必要である。
他方、図4(b)左側は、アクティブ型無線タグの場合の無線出力と周波数の関係を示す。
質問器1から無線タグ2ヘ送信される無線出力から周波数軸上の離れた位置に無線タグ2からのリーダ3ヘの無線出力を送信することもできる。もちろん同じ周波数であっても構わない。この場合は、無縁タグ2からのプリアンブルもしくはID(質問器のIDは識別情報、無線タグのIDは識別子で)が異なる。
このことで、質問器1から無線タグ2ヘ送信される無線出力と無線タグ2からリーダ3ヘの無線出力の信号を識別する。
なお、無線出力の強度については、質問器から無線タグヘ送信される無線出力に対する、無線タグからのリ−ダヘの無線出力を強くすることも可能である。これは無線タグが電池を装備してこの電力により駆動するためである。
図4(b)右側は、アクティブ型無線タグの場合に質問器1から送信される無線信号と無線タグ2から送信される無線信号についてその無線出力を時間軸上で示している。
図4(a)右側の図で説明した、パッシブ型無線タグの場合と同様に、質問器1から無線タグ2ヘ送信される無線出力は、時間経過順に、ブリアンブル、起動などの命令と質問器1のID(識別情報)である。なお、パッシブ型無線タグの場合と異なり、それらの後の無線タグに電力を供給する無線出力は不要である。
上述のプリアンブルで周波数と変調方式などが判断でき、続く命令と質問器1のID(識別情報)を読み取り、特にID(識別情報)に含まれる国(地域)コードにより、この無線ダダ2が使用される国(地域)を判断する。この対応も、パッシブ型無線タグの場合と同じである。
上記の国(地域)の違いによる判断結果に従い、無線タグ2は装備している電池の電力を用いて、自らの無線出力を送信する。このため、質問器1から無線タグ2の起動命令が繰り返し送信されている時でも、周波数が大きく異なるため、無線タグ2の送信は可能となる。従って、質問器1に対して、複数の無線タグ2を扱う場合も支障が少なくて済む。
図5に本発明のポイント(本質)を概念的に示した図である。
図5の上部に本発明のポイント(本質)を概念的に示す。質問器から送信される無線信号の中に、その質問器のID(識別情報)が含まれる。無線タグは、この無線信号に含まれる質問器のID(識別情報)を認証する。この認証による結果で、無線タグ自身の無線出力を出力するか/しないかの判断及び対応をする機能を無線タグに持たせたことが本発明の本質である。
この発明の本質的なことを、交通に適用すると次のようなことができる。
車にリーダおよび質問器を搭載する。現在の電波法では、国産車の場合は426MHzで欧米車は433MHzの周波数が使われる(が、日本国内において周波数433MHzが開放されると前述の説明で無線タグ自身も対応できる)ことになる。
そこで、無線タグを自転車、電動カートや歩行者さらに別の車やバイクに取り付ける。
この際にID(識別情報や識別子)には、それら自転車、電動カートや歩行者さらに別の車やバイクの色や種類(車やバイク、自転車、電動カートの場合、車種や特徴にあたる)などの情報が含まれている。お互いが接近した際には、質問器から無線タグヘの間でID(識別情報)が送信されて、相互が短い(無線出力が受柵できる)距離に近づいたことを認識し、次にその無線タグからリーダヘID(識別情報)を送り、どんなもの(自転車、電動カート、歩行者、バイク、別の車)が何色でどんな特徴を有するものが接近しているか注意(危険)を喚起することができる。
また、地域による無線タグが使用できる電波(無線信号)についての通信条件は、図1(b)の説明で既述した周波数、デューティ(送信・停止比率)、変調方式のほかにも、欧州の規格にあるCSMA、や他にホッピング、発信タイミングなどもある。
CSMA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式)は、無線信号の衝突防止のための方式であり、この機能を無線タグに備えることを要求している規格も存在する。また、ホッピングは、主に周波数ホッピング、 FH(Frequency Hopping)方式を指す。
さらに、先にも述べているが、無線タグに付けるIDのコード体系としてはEPC(参考文献4参照)などがある。
[参考文献1] 日本自動認識システム協会監修、「RFタグの開発と応用II2004.05.30第1刷発行、シーエムシー出版、 ISBN: 4-88231-446-0
pp.49-63、第5章ISOの進展状況3節「物」の管理用RFタグ3.6 ISO/IEC 1 8000-6、 3.7
ISO/IEC 18000-7、 pp.74-80、第7章電子タグの新たな周波数について3節新たな周波数の利用可能性3.2 (1) 800/900MHz、 (2)433MHz
[参考文献2−1]
平野忠彦“だれでもわかる自動認識システムに関わる電波法[第4回]2.4GHz帯の無線システムの理解",バーコード, pp.51-59, 2002.7.
http://www.jaisa.or.jp/about/pdfs/denpa0207.pdf
[参考文献2−2]
平野忠彦“だれでもわかる自動認識システムに関わる電波法[第6回]RFIDシステムの国際
標準化動向とISMバンド"、バーコード,pp.56-58, 2002.10.
http://www.jaisa.or.jp/about/pdfs/denpa0210.pdf
[参考文献3]
実験データに学ぶRFID導入の9つのポイント(最終回-1)、 (最終回-2)
国によって使える周波数が違う
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NBY/RFID/20041018/1/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NBY/RFID/20041018/2/
[参考文献4]末永俊一郎・・RPIDの実用化をめぐる二つの流れ"UNISYS TECHNOLOGY REVIEW第78号, AUG 2003, pp. (229)59-(237)67
http://www.unisys.co.jp/tec_info/tr78/7806.pdf
5.1節AUTO-IDセンタの提唱するEPC
質問器(リーダ)と無線タグ間の周波数を変換するRFIDシステムの構成及び動作を示す説明図。 各地域共通で使用可能な周波数による信号を用いて質問器から無線タグを起動制御する場合のRFIDシステムの構成及び動作を示す説明図。 周波数変換動作を行うRFIDシステムの構成及び動作シーケンスを示す図。 質問器(またはリ−ダ)と無線タグが送信する信号を示す説明図。 本発明の本質を概念的に示す説明図。 各種ディジタル変調波の波形を示す図。
符号の説明
1…質問器、2…無線タグ、3…リーダ、20…送受信機能部、21…ファイル

Claims (13)

  1. 質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、
    前記質問器の命令には該質問器の識別情報が含まれ、前記無線タグは、受信した無線信号中の前記質問器の識別情報を認証し、該認証結果に基づいて無線信号を送信するか否かを決定することを特徴とする無線タグ。
  2. 質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、
    無線タグは、質問器からの命令とともに受ける該質問器の識別情報の中のコードにより無線信号を送信するか否かの決定を行う機能を実現する情報を書き込んだファイルと、通信機能を有する送受信機能部とを有し、
    質問器から命令を受けると、一緒に受けた識別情報の中の識別コードを基に、前記ファイルを参照して自らが無線信号を送信するか否かを決定し、送信する場合、前記送受信機能部より無線信号を送信し、送信しない場合、前記送受信機能部により送信を停止することを特徴とする無線タグ。
  3. 前記ファイルは書き換えが可能であることを特徴とする請求項2に記載の無線タグ。
  4. 質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、
    通信機能を有する送受信権能部と各地域の判断情報が書き込まれたファイルとを有し、かつ質問器から出力される質問器の識別情報には、地域を特定するコードが含まれており、
    ある質問器からの命令と併せて送られる地域Aを特定するコードを含む識別情報Aを受信した場合には、地域Aに適合する周波数で無線信号を送信し、
    また別の質問器からの命令と併せて送られる地域Bを特定するコードを含む識別情報Bを受信した場合には、その地域Bに適合する周波数で無線信号を送信することを特徴とする無線タグ。
  5. 前記ファイルには、各地域に対応して、周波数のみならず、送信無線の出力やその電波の送信/休止間隔比(デューティ)、無線信号の変調方式等の通信条件が書き込まれており、
    前記送受信機能部は、質問器から受信した識別情報に含まれる前記地域を特定するコードに基づいて該当する前記通信条件となるように通信条件の設定を変更することを特徴とする請求項4に記載の無線タグ。
  6. 電池を持たないパッシプ型の無線タグであって、質問器からの電波を受け電力を供給し、周波数を多少変えることを特徴とする無線タグ。
  7. 電池を持たないパッシブ型の無線タグであって、質問器から送信された無線信号の周波数が既に設定されている周波数と大幅に異なる場合には、無線タグからの無線の周波数もその違いに従い変えることを特徴とする無線タグ。
  8. 電池を持つアクティブ型の無線タグであって、質問器からの命令と併せて送られる質問器の識別情報を判断し、電力は自ら内蔵する電池から供給して、通信使用する周波数を大幅に変更することを特徴とする無線タグ。
  9. 電池を持つアクティブ型の無線タグであって、
    無線出力を質問器からの無線出力に関係なく、増大させることを特徴とする無線タグ。
  10. 質問器から命令と該質問器の識別情報以外にプリアンブルを受信し、この段階で質問器からの電波が地域により異なる周波数であれば、この時点で無線信号を出力すべきか否か、或いはどの周波数で無線信号を送信するかを判断することを特徴とする無線タグ。
  11. 質問器から起動命令を受けた時に、無線タグが自身の固有の識別子を含む無線信号を送出する無線タグであって、
    無線タグは、通信機能を有する送受信権能部と各地域の判断情報が書き込まれたファイルとを有し、
    質問器から無線タグへの命令と該質問器の識別情報の伝送媒体は電波に限らず、無線タグから送信する電波の周波数が各地域に適合するよう、より多くの周波数などの通信条件を示す情報を前記ファイルに格納することを特徴とする無線タグ。
  12. 無線タグを起動し、かつ無線タグの通信上の制御を行う質問器であって、
    前記無線タグに対して各地域に共通に使用される周波数で情報を送信することを特徴とする質問器。
  13. 無線タグを起動し、かつ無線タグの通信上の制御を行う質問器であって、
    前記無線タグに対して起動時には、各地域に共通に使用される周波数で情報を送信し、起動後はその地域で使用される周波数で制御命令を含む情報を送信することを特徴とする質問器。

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