JP6947677B2 - 薬液投与装置 - Google Patents

薬液投与装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6947677B2
JP6947677B2 JP2018068292A JP2018068292A JP6947677B2 JP 6947677 B2 JP6947677 B2 JP 6947677B2 JP 2018068292 A JP2018068292 A JP 2018068292A JP 2018068292 A JP2018068292 A JP 2018068292A JP 6947677 B2 JP6947677 B2 JP 6947677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
cradle
lock member
drug solution
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018068292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019176983A (ja
Inventor
内山 城司
城司 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2018068292A priority Critical patent/JP6947677B2/ja
Publication of JP2019176983A publication Critical patent/JP2019176983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6947677B2 publication Critical patent/JP6947677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、生体内に薬液を投与するために使用される薬液投与装置に関する。
従来から、インスリンなどの薬液を投与する装置として、投与対象となる患者や被検者の皮膚に取り付けられた状態で連続的に薬液を投与する携帯型の薬液投与装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、薬液が貯蔵される薬液貯蔵部等の使い捨てとなる構成を主に保持する使い捨てハウジングと、駆動機構等の再使用可能な構成を主に保持する耐久ハウジングと、を有する薬液投与装置が開示されている。
下記特許文献1に開示されている薬液投与装置は、使用時は、使い捨てハウジングと耐久ハウジングとが嵌合によって連結された状態であり、使い捨てハウジング内に配置された構成と耐久ハウジング内に配置された構成とが機械的および電気的に接続された状態である。一方、薬液貯蔵部内の薬液を使い切った際等は、使い捨てハウジングを新しいものと交換するために、使い捨てハウジングと耐久ハウジングとの連結状態は解除される。
特表2010−501283号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている薬液投与装置では、使用時に、薬液投与装置に外力等が加わることによって、使い捨てハウジングと耐久ハウジングとの嵌合による連結状態が不用意に解除されてしまう可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、薬液の送液中に、ハウジング同士の連結状態が不用意に解除されてしまうことを抑制できる薬液投与装置を提供することである。
本発明に係る薬液投与装置は、薬液が貯蔵された薬液貯蔵部を保持する第1ハウジングと、前記薬液貯蔵部内の前記薬液を生体内に送液する駆動力を発生する駆動機構を保持し、前記第1ハウジングに対して連結分離可能な第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して連結分離可能なクレードルと、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが連結された連結状態と連結が解除された解除状態とを切り替え可能なロック機構と、を有し、前記クレードルは、前記クレードルと前記第1ハウジングとが連結されている状態で、前記ロック機構による前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの連結状態を保持する保持部を有する。
本発明に係る薬液投与装置によれば、ロック機構により第1ハウジングと第2ハウジングとを連結することができる。さらに、保持部は、クレードルと第1ハウジングとが連結されている状態で、ロック機構による第1ハウジングと第2ハウジングとの連結状態を保持する。そのため、本発明に係る薬液投与装置は、送液中に、ロック機構による第1ハウジングおよび第2ハウジングとの連結状態が不用意に解除されるのを抑制できる。
本発明の実施形態に係る薬液投与装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬液投与装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬液投与装置のクレードルを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬液投与装置のロック機構による第1ハウジングと第2ハウジングとの連結方法の説明に供する平面図である。 本発明の実施形態に係る薬液投与装置のロック機構による第1ハウジングと第2ハウジングとの連結方法の説明に供する平面図である。 本発明の実施形態に係る薬液投与装置のロック機構による第1ハウジングと第2ハウジングとの連結方法の説明に供する平面図である。 図4Cの状態にある第1ハウジングにクレードルを連結させ、第2ハウジングの内側からロック機構を見た断面図である。 図5の状態にあるロック機構をクレードルの底面側から見た斜視図である。 図6Aの状態からクレードルを取り外した状態を示す斜視図である。 変形例1に係る薬液投与装置のクレードルを示す斜視図である。 変形例1に係る薬液投与装置のクレードルが第1ハウジングに連結された状態を示す図であって、図6Aに対応する図である。 変形例2に係る薬液投与装置のクレードルを示す斜視図である。 変形例2に係る薬液投与装置のクレードルが第1ハウジングに連結された状態を示す図であって、図5に対応する図である。 変形例2に係る薬液投与装置のクレードルが第1ハウジングに連結された状態を示す図であって、図6Aに対応する図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本願発明に係る実施形態を説明する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
以下、図1〜図6Bを参照して、本発明の実施形態に係る薬液投与装置10について説明する。
本実施形態に係る薬液投与装置10は、使用者である糖尿病患者の生体内に薬液としてインスリンを送液する携帯型のインスリン投与装置として構成している。
薬液投与装置10は、図1および図2を参照して概説すると、薬液が貯蔵された薬液貯蔵部21等を保持する第1ハウジング20と、薬液貯蔵部21内の薬液を生体内に送液するための駆動力を発生する駆動機構31を保持し、第1ハウジング20に対して連結分離可能な第2ハウジング30と、第1ハウジング20と第2ハウジング30とが連結された連結状態と連結が解除された解除状態とを切り替え可能なロック機構50と、カニューレ41等を保持し、第1ハウジング20に対して連結分離可能なクレードル40と、を有する。以下、薬液投与装置10の各部について詳述する。
(第1ハウジング)
第1ハウジング20は、図2に示すように、平板状の底面部20aと、底面部20aの外周縁の全周に亘って立ち上がる側壁部20bと、を有する。底面部20aにおいて、第2ハウジング30に臨む側を表側、クレードル40に連結される側を裏側と称する。
底面部20a表側には、薬液貯蔵部21、押し出し部22、送液管23、電池24等の使い捨てとなる構成要素が取り付けられている。
薬液貯蔵部21は、筒状形状を有する。薬液貯蔵部21の内部空間に薬液が貯蔵されている。
押し出し部22は、第1ハウジング20と第2ハウジング30とが連結した状態で、第2ハウジング30が保持する駆動機構31に連結され、駆動機構31から付与される駆動力によって、薬液貯蔵部21内の薬液を送液管23に向かって押し出す。
送液管23の一端は、薬液貯蔵部21に接続されている。送液管23の他端23aは、針状に形成されており、第1ハウジング20とクレードル40とが連結した状態で、後述するクレードル40の支持部材42を穿刺する。これによって、送液管23とカニューレ41が連通する。
電池24は、第1ハウジング20と第2ハウジング30とが連結した状態で、第2ハウジング30が保持する駆動機構31等に電気的に接続され、電力を供給する。
側壁部20bの外方側の面には、第2ハウジング30との機械的な連結状態を維持するための係合部として突起20cが形成されている。側壁部20bの外方側の面には、クレードル40との機械的な連結状態を維持するための係合部として溝部20dおよび突起20eが形成されている。
第1ハウジング20の構成材料は、特に限定されないが、プラスチック等の樹脂材料等を用いることができる。
(第2ハウジング)
第2ハウジング30は、図2に示すように、第1ハウジング20に連結された状態で第1ハウジング20を覆う上面部30aと、上面部30aの外周縁部を一部立ち上げた第1側壁部30bと、第1側壁部30bに対向する側において上面部30aの外周縁部を一部立ち上げた第2側壁部30cと、有する。
上面部30aには、駆動機構31、送液量検出部32、通信部33、制御部34等の繰り返し利用可能な構成要素が取り付けられている。
駆動機構31は、第1ハウジング20が保持する押し出し部22を薬液貯蔵部21内に押し込むための駆動力を発生可能である限り特に限定されないが、本実施形態では、複数のギヤ31aやモータ31bを有する。
送液量検出部32は、薬液の送液量を検出可能である限り特に限定されないが、例えば、モータ31bの回転数から薬液の送液量を検出可能なロータリーエンコーダ等によって構成できる。
通信部33は、薬液投与装置10のコントローラ(図示省略)と無線通信するためのインターフェースである。
制御部34は、CPU、RAM、ROM等を含む公知のマイクロコンピュータによって構成している。制御部34は、コントローラからの指示に基づいて、電池24、駆動機構31、送液量検出部32等の動作を制御する。
第1側壁部30bは、第2ハウジング30において駆動機構31が取り付けられている側に設けられている。第1側壁部30bには、第1側壁部30bを厚み方向に貫通する貫通孔30eが形成されている。後述するロック機構50の備えるロック部材52は、貫通孔30eを挿通するようにして配置される。
第2側壁部30cは、第2ハウジング30において駆動機構31が取り付けられている側とは反対側に設けられている。第2側壁部30cには、第1ハウジング20の突起20cを挿通可能な挿通孔30dが形成されている。第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結は、第2ハウジング30の挿通孔30dに第1ハウジング20の突起20cを挿通させた状態で、第2ハウジング30の第1側壁部30bを第1ハウジング20に相対的に接近させるようにして行われる。
第2ハウジング30の構成材料としては、第1ハウジング20の構成材料と同様の材料を用いることができる。
(ロック機構)
ロック機構50は、図4A〜図4Cに示すように、第2ハウジング30に設けられ、付勢部材51により付勢されたロック部材52と、第1ハウジング20に設けられ、第1ハウジング20と第2ハウジング30とを相対的に接近させた際にロック部材52に当接し、付勢部材51が付与する付勢力Fに抗してロック部材52をスライド移動させる当接部53と、を備えている。
付勢部材51は、第1ハウジング20と第2ハウジング30との接近方向D1と交差する方向の付勢力Fをロック部材52に付与可能である限り特に限定されないが、例えば、ばね等によって構成できる。付勢部材51の一端は、第2ハウジング30に固定されている。付勢部材51の他端は、ロック部材52に固定されている。
ロック部材52は、図4Aおよび図5に示すように、第2ハウジング30の外側に配置される外側部材52aと、第2ハウジング30の内側に設けられる内側部材52bと、当接部53に当接な可能な突起52cと、を有する。
外側部材52aおよび内側部材52bは、第2ハウジング30の貫通孔30eを挿通した状態で互いに連結されている。このように、外側部材52aと内側部材52bとの間に第2ハウジング30を挟み込むことによって、ロック部材52は、第2ハウジング30の厚み方向の動きが規制される一方、第2ハウジング30の貫通孔30eの延在方向に沿ってスライドできる。
内側部材52bは、図5に示すように、段差62が形成されている。第1ハウジング20と第2ハウジング30とを連結させ、さらに、第1ハウジング20とクレードル40を連結させた状態で、仮にロック部材52に付勢力Fと反対方向の外力が付加された場合、後述するクレードル40が備える保持部60(凸部61)が段差62に当接し、ロック部材52が付勢力Fの方向と反対の方向の移動を規制する。
突起52cには、接近方向D1に対して傾斜するガイド面52dが形成されている。
当接部53には、接近方向D1に対して傾斜するガイド面53aが形成されている。
次に、ロック機構50の作用について説明する。図4Aに示すように、第1ハウジング20と第2ハウジング30とが相対的に接近した場合、ロック部材52のガイド面52dは、当接部53のガイド面53aに当接する。さらに第1ハウジング20と第2ハウジング30とが相対的に接近した場合、図4Bに示すように、当接部53は、付勢部材51が付与する付勢力Fに抗してロック部材52をスライドさせる。ロック部材52は、図4Cに示すように、当接部53によってスライドされた後、付勢部材51の付勢力Fにより当接部53に対して係止される位置へ移動する。
(クレードル)
クレードル40は、図2および図3に示すように、平板状の底面部40aと、底面部40aの外周縁部の一部を立ち上げた側壁部40bと、クレードル40と第1ハウジング20とが連結されている状態で、ロック機構50による第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結状態を保持する保持部60と、を有する。以下、クレードル40において、薬液投与装置10の使用時に第1ハウジング20に臨む側を表側、使用者の身体に取り付けられる側を裏側と称する。
底面部40aの表側の面には、生体に留置されて生体内に薬液を送液するカニューレ41を支持する支持部材42が設けられている。カニューレ41は、公知の穿刺具(図示省略)によって支持部材42から使用者の身体に向かって突出する。底面部40aの裏側の面には、クレードル40を使用者の身体に貼り付けるための貼付部材43が設けられている。
底面部40aの表側の面には、第1ハウジング20とクレードル40との連結をガイドするリブ40cが形成されている。リブ40cは、底面部40aの幅方向の中央に設けられており、クレードル40の長手方向に沿って延在している。第1ハウジング20は、クレードル40に対して第1ハウジング20をスライドさせるようにしてクレードル40に連結される。リブ40cは、第1ハウジング20の底面部20aの裏側の面に設けられた溝部(図示省略)に係合し、第1ハウジングのスライド移動をガイドする。
側壁部40bには、第1ハウジング20の溝部20dに係合可能な突起40dおよび第1ハウジング20の突起20eに係合可能な貫通孔40eが形成されている。
保持部60は、図6Aに示すように、クレードル40と第1ハウジング20とが連結されている状態で、クレードル40からロック部材52に向かって延びるとともに、ロック部材52に当接してロック部材52の移動を規制する凸部61を有する。凸部61は、図2および図3に示すように、本実施形態では、リブ40cに連なるようにして設けられている。ただし、凸部61は、リブ40cに連なっていなくてもよい。
クレードル40の構成材料としては、第1ハウジングと同様の材料を用いることができる。
(使用方法)
次に、薬液投与装置10の使用例について説明する。
まず、使用者は、薬液投与装置10の使用に先立って、クレードル40を身体に貼り付け、公知の穿刺具(図示省略)を用いてカニューレ41を生体内に留置する処置を行う。
また、使用者は、薬液投与装置10の使用に先立って、図4A〜図4Cに示すように、第1ハウジング20と第2ハウジング30とを連結して一体化する。
次に、使用者はコントローラ(図示省略)を操作し、薬液投与装置10に第1ハウジング20が保持する送液管23内に薬液を充填するプライミング処理(第1プライミング)を行わせる。
次に、使用者は、身体に貼り付けられたクレードル40に第1ハウジング20を連結させる。これによって、保持部60の凸部61が、ロック部材52に当接してロック部材52の移動を規制する。そのため、使用時にロック部材52に外力等が付与されて、第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結が解除されるのを抑制できる。
次に、使用者は、コントローラを操作して、薬液投与装置10にカニューレ41の内腔にインスリンが充填されるようにプライミング(第2プライミング)を行わせる。これによって、生体内への薬液の送液準備が整う。
次に、使用者は、コントローラを操作して、薬液を一定量で連続的に送液するベーサルモードや単位時間当たりの薬液の送液量を一時的に増加して送液するボーラスモード等の送液モードを適宜選択して、薬液投与装置10に生体内への薬液の送液を行わせる。
所定期間の使用後、薬液貯蔵部21内の薬液および/または電池24を使い切った場合は、図6Bに示すように、クレードル40から第1ハウジング20および第2ハウジング30を分離する。これによって、保持部60が、ロック機構50による第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結状態を保持した状態を解除する。さらに使用者は、第1ハウジング20と第2ハウジング30とを分離し、第1ハウジング20を新しいものに交換する。
次に、使用者は、第2ハウジング30に新しい第1ハウジング20を連結し、コントローラを操作して、再び第1プライミングを行う。
次に、使用者は、再びクレードル40に第1ハウジング20を連結する。なお、クレードル40も、第1ハウジング20と同様に新しいものに交換してもよい。この場合は、クレードル40に第1ハウジング20を連結後、再び第2プライミングを行う。
次に、使用者は、コントローラを操作して、生体内へのインスリンの送液を再開する。
以上説明したように、本実施形態に係る薬液投与装置10は、薬液が貯蔵された薬液貯蔵部21を保持する第1ハウジング20と、薬液貯蔵部21内の薬液を生体内に送液する駆動力を発生する駆動機構31を保持し、第1ハウジング20に対して連結分離可能な第2ハウジング30と、第1ハウジング20に対して連結分離可能なクレードル40と、第1ハウジング20と第2ハウジング30とが連結された連結状態と連結が解除された解除状態とを切り替え可能なロック機構50と、を有する。クレードル40は、クレードル40と第1ハウジング20とが連結されている状態で、ロック機構50による第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結状態を保持する保持部60と、を有する。
上記薬液投与装置10によれば、ロック機構50によって第1ハウジング20と第2ハウジング30とを連結できる。さらに、保持部60は、クレードル40と第1ハウジング20とが連結されている状態で、ロック機構50による第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結状態を保持する。そのため、薬液投与装置10は、送液中に、ロック機構50による第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結状態が不用意に解除されてしまうことを抑制できる。
また、ロック機構50は、第1ハウジング20および第2ハウジング30のうちの一方のハウジングに設けられるとともに付勢部材51により付勢されたロック部材52と、第1ハウジング20および第2ハウジング30のうちの他方のハウジングに設けられるとともに、第1ハウジング20と第2ハウジング30とを相対的に接近移動させた際にロック部材52と当接し、付勢部材51が付与する付勢力Fに抗してロック部材52をスライド移動させる当接部53と、を有する。そのため、ロック機構50が備える付勢部材51の付勢力Fを利用して、第1ハウジング20と第2ハウジング30とを容易に連結することができる。
また、保持部60は、クレードル40と第1ハウジング20とが連結されている状態で、クレードル40からロック部材52に向かって延びるとともに、ロック部材52に当接してロック部材52の移動を規制する凸部61を有する。そのため、薬液投与装置10は、凸部61により、薬液の送液中に、ロック機構50による第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結状態が不用意に解除されるのを抑制できる。
(変形例1)
図7および図8は、変形例1に係るクレードル140の説明に供する図である。
変形例1に係るクレードル140は、保持部160がクレードル140において第1ハウジング20が載置される底面部140aの少なくとも一部と一体的に形成されている点において、上記実施形態に係る薬液投与装置10と相違する。以下、変形例に係るクレードル140について説明する。なお、上記実施形態に係る薬液投与装置10と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
底面部140aは、本実施形態では、図7および図8に示すように、クレードル140と第1ハウジング20とが連結されている状態で、クレードル140からロック部材52に向かって突出する平坦な領域A1を備える。領域A1は保持部160の凸部161と一体的に形成されている。
保持部160は、図8に示すように、クレードル140と第1ハウジング20とが連結されている状態で、クレードル140からロック部材52に向かって延びるとともに、ロック部材52に当接してロック部材52の移動を規制する凸部161を有する。凸部161は、図7に示すように、本実施形態では、リブ40cに連なるようにして設けられている。凸部161は、リブ40cよりも高さ(底面部140aの厚み方向の長さ)が短くなるように形成されている。ただし、凸部161は、リブ40cに連なっていなくてもよい。また、凸部161は、リブ40c以上の高さになるように形成されていてもよい。
以上説明したように、変形例1に係るクレードル140は、凸部161は、第1ハウジング20が載置されるクレードル140の底面部140aからクレードル140の外方側へ突出した領域A1と一体的に形成されている。そのため、変形例1に係るクレードル140は、前述した実施形態に係る保持部60と比較して、保持部160が高い強度を備えるため、ロック機構50による連結を維持している間に保持部160が破損等することを防止できる。
(変形例2)
図9〜図11は、変形例2に係るクレードル240の説明に供する図である。
変形例2に係るクレードル240は、保持部260がクレードル240と第1ハウジング20とが連結されている状態で、ロック部材52を挟持してロック部材52の移動を規制する凹部261を備える点において、上記実施形態に係る薬液投与装置10と相違する。以下、変形例に係るクレードル240について説明する。なお、上記実施形態に係る薬液投与装置10と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
クレードル240の底面部240aは、本実施形態では、図11に示すように、クレードル240と第1ハウジング20とが連結されている状態で、クレードル240からロック部材52に向かって突出する領域A2を備える。領域A2は保持部260の凹部261と一体的に形成されている。
保持部260は、本実施形態では図9に示すように、底面部240aの領域A2の縁部の一部を内方に凹ませた凹部261を備える。
ロック部材52の内側部材52bには、本実施形態では、クレードル240と第1ハウジング20とが連結されている状態で、凹部261に挿入される凸部262が形成されている。
以上説明したように変形例2に係るクレードル240では、保持部260は、クレードル240と第1ハウジング20とが連結されている状態で、ロック部材52を挟持してロック部材52の移動を規制する凹部261を備える。そのため、凹部261によって、送液中に、ロック機構50による第1ハウジング20と第2ハウジング30との連結状態が不用意に解除されることを抑制できる。
以上のように実施形態および複数の変形例を通じて本発明に係る薬液投与装置を説明したが、本発明に係る薬液投与装置は説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々改変することが可能である。
前述した実施形態では、送液する薬液としてインスリンを用いた例を説明したがこれに限定されない。例えば、抗生物質、栄養剤、鎮痛剤、ホルモン剤等の薬液の投与に用いることも可能である。
また、第1ハウジングおよび第2ハウジングの形状は、連結分離可能である限り特に限定されない。
また、上記実施形態では、ロック部材および付勢部材は第2ハウジングに設けられており、当接部が第1ハウジングに設けられている場合を説明したが、ロック部材および付勢部材が、第1ハウジングに設けられ、当接部が第2ハウジングに設けられていてもよい。また、付勢部材を設けずに手動で一連の操作がなされてもよい。
また、上記実施形態では、ロック機構は、第1ハウジングおよび第2ハウジングにおいて、駆動機構が配置されている側に設けられる場合を説明したが、ロック機構を設ける位置は、特に限定されない。
また、上記実施形態では、押し出し部は、第1ハウジングに保持されている場合を説明したが、押し出し部は、第1ハウジングおよび第2ハウジングが連結される前の状態で第2ハウジングに保持されていてもよい。
また、ロック部材および当接部の形状は、接近移動に伴って互いに当接可能である限り特に限定されない。例えば、上記実施形態では、ロック部材および当接部の両方がガイド面を備える形態を説明したが、ロック部材または当接部のいずか一方が接近方向に対して傾斜するガイド面が形成されており、他方は、接近方向に対して傾斜するガイド面を備えなくてもよい。少なくとも一方が傾斜面を備えていれば、ロック部材を滑らかにスライド移動させることができる。
10 薬液投与装置、
20 第1ハウジング、
21 薬液貯蔵部、
30 第2ハウジング、
31 駆動機構、
40、140、240 クレードル、
50 ロック機構、
51 付勢部材、
52 ロック部材、
53 当接部、
60、160、260 保持部、
61 凸部、
140a、240a クレードルの底面部、
152 ロック部材、
261 凹部、
F 付勢力。

Claims (5)

  1. 薬液が貯蔵された薬液貯蔵部を保持する第1ハウジングと、
    前記薬液貯蔵部内の前記薬液を生体内に送液する駆動力を発生する駆動機構を保持し、前記第1ハウジングに対して連結分離可能な第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに対して連結分離可能なクレードルと、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが連結された連結状態と連結が解除された解除状態とを切り替え可能なロック機構と、を有し、
    前記クレードルは、前記クレードルと前記第1ハウジングとが連結されている状態で、前記ロック機構による前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの連結状態を保持する保持部を有する、薬液投与装置。
  2. 前記ロック機構は、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングのうちの一方のハウジングに設けられるとともに、付勢部材により付勢されたロック部材と、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングのうちの他方のハウジングに設けられるとともに、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを相対的に接近させた際に前記ロック部材と当接し、前記付勢部材が付与する付勢力に抗して前記ロック部材をスライドさせる当接部と、を有する、請求項1に記載の薬液投与装置。
  3. 前記保持部は、前記クレードルと前記第1ハウジングとが連結されている状態で、前記クレードルから前記ロック部材に向かって延びるとともに、前記ロック部材に当接して前記ロック部材の移動を規制する凸部を備える、請求項2に記載の薬液投与装置。
  4. 前記保持部は、前記クレードルと前記第1ハウジングとが連結されている状態で、前記ロック部材を挟持して前記ロック部材の移動を規制する凹部を備える、請求項2に記載の薬液投与装置。
  5. 前記保持部は、前記第1ハウジングが載置される前記クレードルの底面部から前記クレードルの外方側へ突出した領域と一体的に形成されている、請求項3または請求項4に記載の薬液投与装置。
JP2018068292A 2018-03-30 2018-03-30 薬液投与装置 Active JP6947677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018068292A JP6947677B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 薬液投与装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018068292A JP6947677B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 薬液投与装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019176983A JP2019176983A (ja) 2019-10-17
JP6947677B2 true JP6947677B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=68277182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018068292A Active JP6947677B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 薬液投与装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6947677B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160058940A1 (en) * 2014-08-28 2016-03-03 Zyno Medical, LLC. Low-cost ambulatory medical pump
JP6710056B2 (ja) * 2016-02-04 2020-06-17 テルモ株式会社 薬液投与装置
JP2018029894A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 テルモ株式会社 医療器具及び固定具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019176983A (ja) 2019-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7178458B2 (ja) 薬物送達装置、及び方法
JP6618928B2 (ja) カテーテル挿入装置及びカテーテルを挿入する方法
EP1429826B1 (en) Injector device for placing a subcutaneous infusion set
CA2698027C (en) Novel drive system for use with an insulin delivery device
JP6479655B2 (ja) 注射可能カートリッジ用自動注射器及びその為の駆動制御機構
US10265466B2 (en) Fluid infusion device
EP3027246B1 (en) Drug delivery device with needle actuation mechanism
US9522223B2 (en) Systems for fluid reservoir retention
US9107994B2 (en) Systems for fluid reservoir retention
JP5616966B2 (ja) 貯蔵容器プランジャヘッドシステム及び方法
US9033924B2 (en) Systems for fluid reservoir retention
EP2457606B1 (en) Insulin pump dermal infusion set having partially integrated mechanized cannula insertion with disposable activation portion
EP2654828B1 (en) Portable drug delivery device having retention structure
JP6612775B2 (ja) カテーテル挿入装置
AU2002339416A1 (en) Injector device for placing a subcutaneous infusion set
CN107614034B (zh) 用于导管插入装置的按钮安全帽
JP6710056B2 (ja) 薬液投与装置
JP2023554626A (ja) 針アセンブリを備えた流体送達システム
JP6947677B2 (ja) 薬液投与装置
JP6978428B2 (ja) 薬液充填ユニット、薬液充填セット、および充填アダプタ
JP6763890B2 (ja) 穿刺装置
JP6417007B2 (ja) 接続具および医療用キット
JP7396920B2 (ja) 薬液投与装置
JPWO2019189436A1 (ja) 薬液投与装置
CN109152916B (zh) 用于带有锁定件的套件连接器组件的系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201109

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6947677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150