JP6946502B2 - サーバ装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバ装置、方法及びプログラムに関する。
一般に、小売店では、汚れや破損のある商品に店員が値引ラベルを貼付することにより、かかる商品の購入時に、値引ラベルに応じた割引が適用されている。特許文献1には、バーコード等から商品情報を読取るとともに、値引ラベルから割引に関する情報を読取ることにより、割引を適用する店員の負担を低減するコード読み取り装置が記載されている。ところで、値引ラベルは、小売店の店員が店内を巡回し、個々の商品の状態を確認したうえで貼付される。そのため、顧客は、店員が巡回する時刻によって、適切な割引を受けることができない場合がある。
特開2013−50787号公報
小売店では、商品の状態に応じた適切な割引が設定されることが求められている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたものであり、小売店において商品の状態に応じた適切な割引を設定することを可能とするサーバ装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るサーバ装置は、小売店に配置された通信端末と通信するサーバ装置であって、商品の現在の状態を示す複数の状態情報と、各状態情報に対応する商品の購入に際して適用される割引に関する複数の割引情報とを関連付けて記憶するとともに、商品を示す学習用商品画像が入力された場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように学習された識別器を記憶する記憶部と、小売店において販売されている対象商品を通信端末が撮像することにより生成された商品画像を取得する取得部と、対象商品の販売期限を特定する特定部と、識別器に取得された商品画像を入力することにより識別器から出力された状態情報を対象商品に対応する状態情報として特定し、特定された状態情報に関連付けられた割引情報を第1の割引情報として算出する第1算出部と、特定された販売期限に基づいて第2の割引情報を算出する第2算出部と、第1の割引情報及び第2の割引情報に基づいて、対象商品の購入に際して適用される割引情報を決定して通信端末に送信する送信部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るサーバ装置において、送信部は、第1の割引情報が対象商品の購入に際して割引が適用されることを示す場合に、第1の割引情報を通信端末に送信し、第1の割引情報が対象商品の購入に際して割引が適用されないことを示す場合に、第2の割引情報を通信端末に送信する、ことが好ましい。
また、本発明に係るサーバ装置において、送信部は、第1の割引情報及び第2の割引情報のうち、割引の度合いが大きい割引情報を対象商品の購入に際して適用される割引情報として通信端末に送信する、ことが好ましい。
また、本発明に係るサーバ装置において、特定部は、対象商品に貼付されたラベルを通信端末が撮像することにより生成されたラベル画像を取得し、取得されたラベル画像に基づいて識別情報を取得し、識別情報に基づいて対象商品の販売期限を特定する、ことが好ましい。
また、本発明に係るサーバ装置において、特定部は、商品の在庫数をさらに特定し、第1算出部は、特定された在庫数にさらに基づいて第1の割引情報を算出する、ことが好ましい。
本発明に係る方法は、小売店に配置された通信端末と通信するサーバ装置によって実行される方法であって、商品の現在の状態を示す複数の状態情報と、各状態情報に対応する商品の購入に際して適用される割引に関する複数の割引情報とを関連付けて記憶するとともに、商品を示す学習用商品画像が入力された場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように学習された複数の識別器を記憶し、小売店において販売されている対象商品を通信端末が撮像することにより生成された商品画像を取得し、対象商品の販売期限を特定し、識別器に取得された商品画像を入力することにより識別器から出力された状態情報を対象商品に対応する状態情報として特定し、特定された状態情報に関連付けられた割引情報を第1の割引情報として算出し、販売期限に基づいて第2の割引情報を算出し、第1の割引情報及び第2の割引情報に基づいて、対象商品の購入に際して適用される割引情報を決定して前記通信端末に送信することを含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、小売店に配置された通信端末と通信するコンピュータによって実行されるプログラムであって、商品の現在の状態を示す複数の状態情報と、各状態情報に対応する商品の購入に際して適用される割引に関する複数の割引情報とを関連付けて記憶するとともに、商品を示す学習用商品画像を入力した場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように学習した複数の識別器を記憶し、小売店において販売されている対象商品を通信端末が撮像することにより生成された商品画像を取得し、対象商品の販売期限を特定し、識別器に取得された商品画像を入力することにより識別器から出力された状態情報を対象商品に対応する状態情報として特定し、特定された状態情報に関連付けられた割引情報を第1の割引情報として算出し、販売期限に基づいて第2の割引情報を算出し、第1の割引情報及び第2の割引情報に基づいて、対象商品の購入に際して適用される割引情報を決定して通信端末に送信することをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置、方法及びプログラムは、小売店において商品の状態に応じた適切な割引を設定することを可能とする。
本発明の概要を説明するための模式図である。 決済システム1の概略構成の一例を示す図である。 通信端末2が設けられたカート5の斜視図である。 製品テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。 第1割引テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。 第2割引テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。 識別器テーブルT4のデータ構造の一例を示す図である。 商品購入処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 割引情報算出処理の流れの一例を示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の種々の実施形態について説明する。本発明の技術的範囲はそれらの実施形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、本発明の概要を説明するための模式図である。本発明に係る決済システム1は、小売店に配置された通信端末2と、通信端末2と通信するサーバ装置3とを有する。通信端末2は、小売店に配置されたショッピングカート等のカートに設けられる。通信端末2は、撮像部を有し、小売店において販売されている対象商品を撮像することにより商品画像を生成する。また、通信端末2は、対象商品に貼付されているラベルを撮像することによりラベル画像を生成する。ラベルには、対象商品を識別する識別情報を符号化したバーコード又は二次元コード等の識別画像が含まれる。
サーバ装置3は、商品画像を取得する(図1の(1))。サーバ装置3は、通信端末2が送信した商品画像を受信することにより取得する。
サーバ装置3は、対象商品の販売期限を特定する(図1の(2))。サーバ装置3は、通信端末2が送信したラベル画像を受信することにより取得する。サーバ装置3は、取得したラベル画像に含まれる識別画像を復号することにより識別情報を取得する。サーバ装置3は、あらかじめ記憶された識別情報と販売期限との関係に基づいて、対象商品の販売期限を特定する。
サーバ装置3は、取得された商品画像に基づいて、対象商品の購入に際して適用される割引に関する第1の割引情報を算出する(図1の(3))。サーバ装置3は、商品を示す学習用商品画像を入力した場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように学習した識別器に、取得された商品画像を入力することにより識別器から出力された状態情報を対象商品に対応する状態情報として特定する。状態情報は、対象商品の現在の状態を示す情報であり、例えば、「汚れ」、「破損」等である。割引情報は、割引率又は割引額である。サーバ装置3は、あらかじめ記憶された状態情報と第1の割引情報との関係に基づいて、第1の割引情報を算出する。
サーバ装置3は、特定された販売期限に基づいて対象商品の購入に際して適用される第2の割引情報を算出する(図1の(4))。サーバ装置3は、あらかじめ記憶された、販売期限、現在時刻及び第2の割引情報の間の関係に基づいて、第2の割引情報を算出する。
サーバ装置3は、第1の割引情報及び第2の割引情報のうち、割引の度合いが大きい割引情報を対象商品の購入に際して適用される割引情報として通信端末2に送信する(図1の(5))。通信端末2は、受信した割引情報を表示するとともに、受信した割引情報に基づいて対象商品の決済処理を実行する。
以上説明したように、サーバ装置3は、商品画像に基づく第1の割引情報と販売期限に基づく第2の割引情報とを算出し、割引の度合いが大きい割引情報を通信端末2に送信する。これにより、サーバ装置3は、小売店において商品の状態に応じた適切な割引を設定することを可能とする。すなわち、サーバ装置3は、商品画像と販売期限とにそれぞれ基づいて割引情報を算出するため、店員が商品の状態や販売期限を確認していなくても、顧客が商品の状態や販売期限に応じた割引を受けることを可能とする。また、サーバ装置3は、店員が値引ラベルを貼付するために店内を巡回する作業の付加を低減させる。
上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、以下に説明する種々の実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例は、全て本発明及び本明細書の開示範囲に含まれる。
図2は、決済システム1の概略構成の一例を示す図である。決済システム1は、インターネット等のネットワーク4を介して相互に通信する通信端末2及びサーバ装置3を有する。決済システム1は、複数の通信端末2を有してもよい。
通信端末2は、小売店に配置される。例えば、通信端末2は、小売店に配置されたカートに設けられる。通信端末2は、小売店において販売されている対象商品を撮像することにより商品画像を生成し、サーバ装置3に送信する。また、通信端末2は、サーバ装置3から受信した割引情報を表示するとともに、割引情報に応じた割引を適用して、対象製品の購入に係る決済処理を実行する。通信端末2は、端末通信部21、端末記憶部22、表示部23、操作部24、撮像部25、決済部26及び端末処理部27を有する。
端末通信部21は、通信端末2をサーバ装置3と通信可能にするためのデバイスであり、通信インタフェース回路を備える。端末通信部21が備える通信インタフェース回路は、LTE(Long Term Evolution)又は5G等の通信インタフェース回路である。端末通信部21が備える通信インタフェース回路は、Wi−Fi等の無線LAN(Local Area Network)の通信インタフェース回路でもよい。端末通信部21は、端末処理部27から供給されたデータをサーバ装置3に送信するとともに、サーバ装置3から受信したデータを端末処理部27に供給する。
端末記憶部22は、データ及びプログラムを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリを備える。端末記憶部22は、端末処理部27による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。
表示部23は、画像を表示するためのデバイスであり、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイを備える。表示部23は、端末処理部27から供給された表示データに基づいて画像を表示する。
操作部24は、通信端末2に対する入力操作を受付けるためのデバイスであり、例えば、表示部23と一体化されたタッチパネルを備える。操作部24は、入力操作に応じた信号を生成して端末処理部27に供給する。
撮像部25は、被写体を撮像するためのデバイスであり、例えば、カメラを備える。撮像部25は、光学レンズ等を用いて被写体からの光線を集束することにより結像した被写体像に対応する画像信号を生成し、所定の形式の画像データに変換して端末処理部27に供給する。
決済部26は、決済処理に必要な情報を読込むためのデバイスである。決済方法がQRコード(登録商標)等の二次元コード決済である場合、決済部26は、カメラを備える。決済方法がクレジットカード等の接触型ICカード又は非接触型ICカードである場合、決済部26は、それぞれのICカードを読込可能な決済端末を備える。決済部26は、読込んだ決済処理に必要な情報を端末処理部27に供給する。決済部26は、複数の決済方法にそれぞれ対応する複数の構成を備えてもよい。
端末処理部27は、通信端末2の動作を統括的に制御するデバイスであり、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。端末処理部27は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、LSI(Large Scale Integration)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備える。端末処理部27は、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を備えてもよい。端末処理部27は、端末記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、通信端末2の各種処理が適切に実行されるように通信端末2の各構成の動作を制御するとともに、各種処理を実行する。
端末処理部27は、撮像処理部271、送信処理部272、受信処理部273及び決済処理部274をその機能ブロックとして備える。これらの各部は、端末処理部27によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして通信端末2に実装されてもよい。
サーバ装置3は、商品画像と対象商品に関する商品情報とを取得し、割引情報を算出する。サーバ装置3は、算出した割引情報を通信端末2に送信する。サーバ装置3は、通信部31、記憶部32及び処理部33を有する。
通信部31は、サーバ装置3を通信端末2等の他の装置と通信可能にするためのデバイスであり、通信インタフェース回路を備える。通信部31が備える通信インタフェース回路は、有線LAN又は無線LAN等の通信インタフェース回路である。通信部31は、処理部33から供給されたデータを通信端末2に送信するとともに、通信端末2から受信したデータを処理部33に供給する。
記憶部32は、データ及びプログラムを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリを備える。記憶部32は、処理部33による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピュータ読み取り可能且つ非一時的な可搬型記憶媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部32にインストールされる。
処理部33は、サーバ装置3の動作を統括的に制御するデバイスであり、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部33は、例えば、CPU、LSI又はASIC等を備える。処理部33は、GPU、DSP、FPGA等を備えてもよい。処理部33は、記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、サーバ装置3の各種処理が適切に実行されるようにサーバ装置3の各構成の動作を制御するとともに、各種処理を実行する。
処理部33は、取得部331、特定部332、第1算出部333、第2算出部334及び送信部335をその機能ブロックとして備える。これらの各部は、処理部33によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとしてサーバ装置3に実装されてもよい。
図3は、通信端末2が設けられたカート5の斜視図である。カート5は、小売店に配置され、ショッピングカートとして顧客に用いられる。カート5は、収容部51及びハンドル52を有する。収容部51は、顧客が購入を決定した商品を収容するための構成であり、箱型の形状を有する。収容部51に代えて、かごを載置可能な載置台が設けられてもよい。ハンドル52は、顧客がカートを移動させる際に把持するための部材である。
通信端末2は、カート5のハンドル52の近傍に、カート5と一体的に設けられる。操作部24と一体化された表示部23は、ハンドル52の方向から画像が視認可能となるように設けられる。決済部26は、表示部23に隣接して設けられる。図3に示す例では、決済部26は、決済のための二次元コードを撮像するためのカメラを備える。また、表示部23の裏側には、撮像部25が設けられる。なお、通信端末2は、カート5から取り外し可能なスマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)等でもよい。
顧客は、以下のようにして、カート5を用いて小売店において販売されている商品を購入する。まず、顧客は、購入を希望する対象商品を撮像部25の前にかざして撮像する。対象商品が適切に撮像されると、顧客は、表示部23に表示された対象商品の品目や価格等の商品情報を確認する。顧客は、商品情報を確認して対象商品の購入を決定した場合、対象商品を収容部51に収容する。顧客は、操作部24を操作して、決済部26の上方に決済のための二次元コードをかざすことにより決済部26に二次元コードを読込ませ、通信端末2に対象商品の決済処理を実行させる。このようにして、顧客は、対象商品を購入する。
図4は、記憶部32に記憶される商品テーブルT1のデータ構造の一例である。商品テーブルT1は、小売店において販売されている商品に関する商品情報を管理する。商品テーブルT1は、複数の商品の識別情報、品目、価格、在庫数、販売期限等を関連付ける。
識別情報は、商品を識別する情報である。識別情報は、商品ごとに設定された文字列又は符号列である。識別情報は、バーコード又は二次元コード等に符号化され、商品に貼付されるラベルに含まれる。品目は、商品の品目を示す情報である。価格は、商品の価格である。在庫数は、商品の在庫数である。在庫数は、一の小売店における在庫数でもよく、複数の小売店における在庫数の合計値でもよい。販売期限は、小売店において商品を販売可能な期限である。販売期限は、商品の消費期限又は賞味期限等でもよく、小売店によって定められた期限でもよい。
商品情報は、販売期限ごとに管理されてもよく、販売期限にかかわらず管理されてもよい。図4に示す例では、「にんじん」の品目について、販売期限が異なる場合には異なる識別情報が関連付けられている。すなわち、商品情報は、販売期限ごとに管理されている。他方、「菓子A」の品目について、販売期限が関連付けられていない。すなわち、商品情報は販売期限にかかわらず管理されている。商品テーブルT1に含まれるデータは、小売店の店員によりあらかじめ設定される。
図5は、記憶部32に記憶される第1割引情報テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。第1割引情報テーブルT2は、商品の状態に応じた割引に関する第1の割引情報を管理する。第1割引情報テーブルT2は、品目、状態情報、第1の割引情報等を関連付ける。
状態情報は、割引に関連する商品の現在の状態を示す情報であり、例えば、「正常」、「汚れ」、「破損」、「黒ずみ」、「パッケージ破損」等である。状態情報の種類は、品目ごとに異なってもよい。図5に示す例では、「ねぎ」の品目には、状態情報として「正常」、「汚れ」、「破損」等が関連付けられている。他方、「菓子A」の品目には、状態情報として「正常」、「パッケージ破損」等が関連付けられている。また、「肉」や「魚」の品目(不図示)には、状態情報として「ドリップ(解凍によりうまみ成分が含まれた組織液が流出した状態をいう。)」等が関連付けられてもよい。第1の割引情報は、状態に応じた商品の割引に関する情報であり、例えば、商品の割引率である。第1の割引情報は、商品の割引額でもよい。第1割引情報テーブルT2に含まれるデータは、小売店の店員によりあらかじめ設定される。
図6は、記憶部32に記憶される第2割引情報テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。第2割引情報テーブルT3は、商品情報に応じた割引に関する第2の割引情報を管理する。第2割引情報テーブルT3は、品目、期限条件、第2の割引情報等を関連付ける。
期限条件は、商品の販売期限に関する割引の条件を示す情報であり、例えば、「1日以内」、「3時間以内」、「1時間以内」等である。なお、「1日以内」とは、現在時刻から1日以内に販売期限が到来することを意味する。第2の割引情報は、販売期限等の商品情報に応じた商品の割引に関する情報であり、例えば、商品の割引率である。第2の割引情報は、商品の割引額でもよい。
第2の割引情報は、品目ごとに異なる種類の商品情報に基づくものであってもよい。図6に示す例では、「にんじん」の品目について、期限条件が異なる場合には異なる第2の割引情報が関連付けられている。すなわち、「にんじん」の品目についての第2の割引情報は、商品情報のうちの品目及び販売期限に基づくものである。他方、「菓子A」の品目について、期限条件が関連付けられていない。すなわち、「菓子A」の品目についての第2の割引情報は、商品情報のうちの品目のみに基づくものである。第2割引情報テーブルT2に含まれるデータは、小売店の店員によりあらかじめ設定される。
図7は、記憶部32に記憶される識別器テーブルT4のデータ構造の一例を示す図である。識別器テーブルT4は、商品画像が入力された場合に、かかる商品画像に示される商品に対応する状態情報を出力する識別器に関する情報を管理する。識別器テーブルT4は、品目、識別器情報等を関連付ける。
識別器情報は、商品画像を入力した場合に、かかる商品画像に示される商品に対応する状態情報を出力する、複数の識別器のそれぞれを示す識別する情報である。識別器は、学習用商品画像を入力した場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように、複数の学習用商品画像と複数の学習用状態情報との関係を学習された学習済みモデルである。識別器は、複数の品目のそれぞれについて記憶部32に記憶される。識別器は、例えば、ニューラルネットワークである。識別器は、サポートベクターマシン等のパターン認識モデルでもよい。
学習用状態情報は、小売店の店員によって、あらかじめ収集された学習用商品画像のそれぞれについて設定される。店員は、学習用状態情報として設定可能な複数の状態情報のうちから、学習用商品画像に示される商品に対応する状態情報を所定の基準又は経験等に基づいて決定し、学習用状態情報として設定する。例えば、店員は、店舗内を巡回して商品の状態を確認して値引ラベルを貼付する際に、その商品を撮像することにより商品画像を生成し、かかる商品画像に状態情報を設定する。
学習用状態情報として設定可能な複数の状態情報は、品目ごとに異なってもよい。例えば、「にんじん」の品目については、学習用状態情報として「正常」、「汚れ」、「破損」、「黒ずみ」のうちの何れかの状態情報を設定可能である。他方、「菓子A」の品目については、学習用状態情報として「正常」、「パッケージ破損」のうちの何れかの状態情報を設定可能である。
学習は、識別器に学習用商品画像を入力した場合に識別器から出力された状態情報と、かかる学習用商品画像について設定された学習用状態情報との誤差が小さくなるように、識別器のパラメータを更新することによりなされる。識別器がニューラルネットワークである場合、識別器のパラメータは、例えば、誤差逆伝搬法を用いて更新される。学習は、サーバ装置3とは異なる、学習用商品画像及び学習用状態情報を記憶したコンピュータが学習用プログラムを実行することによりなされる。この場合、サーバ装置3は、通信部31等を介して、コンピュータによって生成された学習済みモデルを取得して記憶部32に記憶する。サーバ装置3があらかじめ学習用プログラムを実行し、学習済みモデルを生成して記憶部32に記憶してもよい。
識別器テーブルT4に含まれるデータは、小売店の店員によりあらかじめ設定される。
図8は、決済システム1によって実行される商品購入処理の流れの一例を示すシーケンス図である。決済処理は、端末記憶部22及び記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて、端末処理部27及び処理部33が各装置の構成要素と協働することにより実行される。
まず、通信端末2の撮像処理部271は、商品画像とラベル画像とを生成する(S101)。撮像処理部271は、撮像部25を制御して小売店において販売されている対象商品を撮像することにより、商品画像を生成する。撮像処理部271は、撮像部25を制御して対象商品に貼付されている、識別画像を含むラベルを撮像することにより、ラベル画像を生成する。
続いて、送信処理部272は、端末通信部21を介して、商品画像とラベル画像とをサーバ装置3に送信する(S102)。
続いて、サーバ装置3は、割引情報を算出する割引情報算出処理を実行する(S103)。割引情報算出処理の詳細は後述する。
続いて、通信端末2の受信処理部273は、端末通信部21を介して、割引情報と商品情報とを受信する(S104)。受信処理部273は、受信した割引情報及び商品情報を記憶するとともに、表示部23に表示する。
続いて、決済処理部274は、決済処理を実行する(S105)。決済処理部274は、顧客による操作部24に対する操作に応じて、決済部26を制御して決済処理に必要な情報を読込むことにより取得する。決済処理部274は、所定の決済サーバに対して、割引情報を適用した商品の価格及び取得した決済処理に必要な情報を送信することにより対象商品に係る決済処理を実行する。決済処理部274は、決済処理が正常に終了した場合、その旨を示す情報を表示部23に表示する。
図9は、サーバ装置3によって実行される割引情報算出処理の流れの一例を示す図である。割引情報算出処理は、商品購入処理のS103において実行される。
まず、取得部331は、小売店において販売されている対象商品を通信端末2が撮像することにより生成された商品画像を取得する(S201)。取得部331は、通信部31を介して、商品画像を通信端末2から受信することにより取得する。
続いて、特定部332は、対象商品の品目及び販売期限を特定する(S202)。特定部332は、通信部31を介して、ラベル画像を通信端末2から受信することにより取得する。特定部332は、所定の復号プログラムを実行し、ラベル画像に含まれる識別画像を復号することにより対象商品を識別する識別情報を取得する。特定部332は、商品情報テーブルT2を参照し、取得された識別情報に関連付けられた品目及び販売期限を対象商品の品目及び販売期限として特定する。
続いて、第1算出部333は、特定された品目と取得された商品画像とに基づいて、対象商品の購入に際して適用される割引に関する第1の割引情報を算出する(S203)。第1算出部333は、識別器テーブルT4を参照し、特定された品目に対応する識別器を特定する。第1算出部333は、特定した識別器に取得した商品画像を入力することにより識別器から出力された状態情報を対象商品に対応する状態情報として特定する。第1算出部333は、第1割引情報テーブルT2を参照し、特定した状態情報に関連付けられた第1の割引情報を特定することにより算出する。
続いて、第2算出部334は、特定された販売期限に基づいて対象商品の購入に際して適用される第2の割引情報を算出する(S204)。第2算出部334は、特定された販売期限と現在時刻とに基づいて、現在時刻において満たされる期限条件を特定する。第2割引情報テーブルT4において、特定された品目及び期限条件に関連付けられた第2の割引情報を特定することにより算出する。
続いて、送信部335は、通信部31を介して、第1の割引情報及び第2の割引情報に基づいて、対象商品の購入に際し適用される割引情報を決定して通信端末2に送信する(S205)。例えば、送信部335は、第1の割引情報が対象商品の購入に際して割引が適用されることを示す場合に、第1の割引情報を送信し、第1の割引情報が対象商品の購入に際して割引が適用されないことを示す場合に、第2の割引情報を送信する。
以上説明したように、サーバ装置3は、商品画像に基づく第1の割引情報と販売期限に基づく第2の割引情報とを算出し、第1の割引情報及び第2の割引情報に基づいて決定された割引情報を通信端末2に送信する。これにより、サーバ装置3は、小売店において商品の状態に応じた適切な割引を設定することを可能とする。
また、サーバ装置3は、商品画像に基づいて対象商品に対応する状態情報を特定し、特定された状態情報に関連付けて記憶された割引情報を対象商品の購入に際して適用される割引に関する割引情報として算出する。これにより、サーバ装置3は、小売店の店員の意図に沿った割引情報を算出し、小売店の顧客が商品の状態に応じたより適切な割引を受けることを可能とする。すなわち、サーバ装置3において、第1割引情報テーブルT1のデータは店員によってあらかじめ設定される。したがって、サーバ装置3は、対象商品が、店員が割引を意図した状態情報に対応する場合のみ、割引を設定することを可能とする。
また、サーバ装置3は、あらかじめ学習された識別器に商品画像を入力することにより識別器から出力された状態情報を対象商品に対応する状態情報として特定する。これにより、サーバ装置3は、対象商品に対応する状態情報を適切に決定し、小売店の顧客が商品の状態に応じたより適切な割引を受けることを可能とする。
また、サーバ装置3は、第1の割引情報が対象商品の購入に際して割引が適用されることを示す場合に、第1の割引情報を送信し、第1の割引情報が対象商品の購入に際して割引が適用されないことを示す場合に、第2の割引情報を送信する。これにより、サーバ装置3は、商品状態に基づく割引を販売期限に基づく割引よりも優先して設定することを可能とする。
また、サーバ装置3は、対象商品に貼付されたラベルを通信端末2が撮像することにより生成されたラベル画像に基づいて識別情報を取得する。これにより、サーバ装置3は、正確な識別情報を取得することを可能とし、小売店の顧客が商品の状態に応じたより適切な割引を受けることを可能とする。
上述した説明では、サーバ装置3は、商品画像とラベル画像とを通信端末2からそれぞれ取得するものとしたが、このような例に限られない。例えば、サーバ装置3は、対象商品とラベルとを含むように撮像された一枚の画像を取得し、かかる画像に基づいて識別情報を取得してもよい。これにより、サーバ装置3は、顧客が商品画像及びラベル画像をそれぞれ撮像する負荷を低減することを可能とする。また、サーバ装置3は、通信端末2が識別画像を解析して取得した識別情報を通信端末2から受信することにより、対象商品の識別情報を取得してもよい。これにより、通信端末2とサーバ装置3との間の通信量が低減される。
上述した説明では、サーバ装置3は、ラベル画像に含まれるバーコード又は二次元コード等を解析して取得した識別情報に基づいて対象商品の品目を特定するものとしたが、このような例に限られない。サーバ装置3は、光学文字認識プログラムを実行することにより、ラベル画像に記載された対象商品の品目を取得することにより特定してもよい。
上述した説明では、サーバ装置3は、識別器を用いて対象商品に対応する状態情報を特定するものとしたが、このような例に限られない。サーバ装置3は、商品画像に画像認識技術を適用することにより状態情報を特定してもよい。例えば、サーバ装置3は、商品画像において対象商品の領域の外縁に対応するエッジ画素を、隣接する画素の画素値との差分に基づいて検出することにより、対象商品の形状を取得する。サーバ装置3は、取得した形状の内部の色彩を対象商品の色彩として取得する。サーバ装置3は、取得した形状及び色彩と、あらかじめ設定された各状態情報に対応する形状及び色彩とが一致する度合いに応じて、対象商品の状態情報を特定する。
なお、サーバ装置3は、商品画像が特定された品目の商品を含まない場合に、その旨を示す情報を通信端末2に送信してもよい。この場合、例えば、記憶部32は、識別器として、商品画像を入力された場合に、かかる商品画像に含まれる商品の状態情報、又は、かかる商品画像が識別器に対応する品目の商品を含まないことを示す情報を出力するように学習された識別器を記憶する。第1算出部333は、取得した商品画像が入力された識別器から商品画像が識別器に対応する品目の商品を含まないことを示す情報が出力された場合に、その旨を示す情報を通信端末2に送信する。商品画像が商品を含まないことを示す情報を受信した通信端末2は、対象商品を再度撮影するように顧客に促す情報を表示部23に表示する。これにより、サーバ装置3は、対象商品が適切に含まれる商品画像を取得し、対象商品の状態情報を正確に特定することを可能とする。
また、サーバ装置3は、商品画像が特定された品目の複数の商品を含む場合に、その旨を示す情報を通信端末2に送信してもよい。サーバ装置3は、ラベル画像が識別画像を含まない場合、又は、複数の識別画像を含む場合に、その旨を示す情報を通信端末2に送信してもよい。
上述した説明では、送信部335は、第1の割引情報が対象商品の購入に際して割引が適用されることを示すか否かに応じて割引情報を送信するものとしたが、このような例に限られない。例えば、送信部335は、第1の割引情報及び第2の割引情報のうち、割引の度合いが大きい割引情報を対象商品の購入に際して適用される割引情報として通信端末2に送信してもよい。割引の度合いが大きい割引情報とは、割引率又は割引額が大きい割引情報をいう。第1の割引情報及び第2の割引情報のうちの何れか一方が割引率であり他方が割引額である場合、割引の度合いが大きい割引情報は、対象商品の価格における割引額が大きい割引情報をいう。これにより、サーバ装置3は、顧客にとって利益となる割引を優先して設定することを可能とする。
なお、サーバ装置3は、在庫数にさらに基づいて第1の割引情報又は第2の割引情報を算出してもよい。例えば、特定部332は、商品情報テーブルT1を参照し、取得された識別情報に基づいて、特定された品目の商品の在庫数を特定する。第1算出部333は、特定した在庫数が所定在庫数以上である場合に、算出された第1の割引情報が大きくなるように補正する。また、第2算出部334は、特定した在庫数が所定在庫数以上である場合に、算出された第2の割引情報が大きくなるように補正する。所定在庫数は、店員又は管理者によって設定された値でもよく、サーバ装置3によって動的に設定された値でもよい。サーバ装置3によって動的に設定された値は、例えば、前週の同じ曜日の在庫数や、前月の同日の在庫数等の、過去の在庫数に基づく値である。これにより、サーバ装置3は、在庫数に応じた適切な割引を設定し、小売店における在庫数を適正に保つことを可能とする。
なお、サーバ装置3は、第1の割引情報が送信された場合に、その旨を示す情報を店員が利用するスマートフォン又はPC等の第2の通信端末に送信してもよい。例えば、サーバ装置3の送信部335は、S205において第1の割引情報が送信された場合に、S205に続いて、第1の割引情報が送信されたことを示す情報を第2の通信端末に送信する。第1の割引情報が送信されたことを示す情報は、例えば、電子メール又はSMS(Short Message Service)等のメッセージングサービスにより送信される。これにより、サーバ装置3は、状態が劣化した商品が販売されている場合に、その旨を店員に報知することを可能とする。
また、サーバ装置3は、第1の割引情報が所定頻度以上の頻度で送信された場合に、その旨を示す情報を第2の通信端末に送信してもよい。例えば、サーバ装置3は、S205において第1の割引情報が送信された場合に、その送信時刻を記憶部32に記憶する。サーバ装置3は、記憶された送信時刻を参照し、所定時間(例えば、1時間)以内に所定回数以上第1の割引情報が送信された場合に、その旨を示す情報を第2の通信端末に送信する。これにより、サーバ装置3は、状態が劣化した商品が多数販売されている場合に、その旨を店員に報知することを可能とする。
第1の割引情報が高い頻度で送信された場合、小売店の売場に残っている商品の中にも状態が劣化した商品が多数含まれている可能性が高い。この場合、衛生上の観点、又は、顧客に与える印象の観点から、店員が売場の商品の状態を確認し、状態が劣化した商品を売場から撤去することが望まれる場合がある。サーバ装置3は、第1の割引情報が所定頻度以上の頻度で送信された場合に、その旨を示す情報を第2の通信端末に送信することにより、状態が劣化した商品を店員が迅速に撤去することを可能とする。
上述した説明では、第1割引情報テーブルT2において、状態情報及び第1の割引情報は品目ごとに設定されるものとしたが、このような例に限られない。状態情報及び第1の割引情報は、複数の品目を含む品目グループごとに設定されてもよい。例えば、状態情報及び第1の割引情報は、「にんじん」及び「ねぎ」の品目を含む「野菜」という品目グループに関連付けられてもよい。
この場合、S203において、第1算出部333は、特定された品目に対応する識別器に取得した商品画像を入力することにより識別器から出力された状態情報を対象商品に対応する状態情報として特定する。また、第1算出部333は、特定された品目が含まれる品目グループを特定する。第1算出部333は、第1割引情報テーブルT2を参照し、特定した品目グループ及び状態情報に関連付けられた第1の割引情報を特定することにより算出する。これにより、複数の品目に同一の状態情報及び第1の割引情報が関連付けられる場合に、第1割引情報テーブルT2を設定及び管理する店員の負担が低減される。
また、同様に、第2割引情報テーブルT3において、販売期限及び第2の割引情報は、複数の品目を含む品目グループごとに設定されてもよい。これにより、複数の品目に同一の販売期限及び第2の割引情報が関連付けられる場合に、第2割引情報テーブルT3を設定及び管理する店員の負担が低減される。
上述した説明では、通信端末2はカート5に設けられるものとしたが、このような例に限られない。例えば、通信端末2は、小売店の出入口付近のサッカー台に設けられてもよい。この場合、顧客は、購入を希望する対象商品をサッカー台に持参する。顧客又は店員は、対象商品をサッカー台に設けられた通信端末2にかざして撮像し、対象商品の品目や価格等の商品情報を確認する。顧客は、決済部26に二次元コードを読込ませ、通信端末2に対象商品の決済処理を実行させる。このようにして、顧客は、対象商品を購入する。
また、この場合において、通信端末2は現金等を収容するドロワを備えてもよい。これにより、顧客は、現金により決済することが可能となる。また、通信端末2は、カート5とサッカー台との両方に設けられてもよい。これにより、顧客は、カート5に設けられた通信端末2を用いて対象商品の品目や価格等の商品情報を確認した後に、サッカー台に設けられた通信端末2を用いて現金により決済することが可能となる。すなわち、顧客は、あらかじめ決済金額を確認することができるため、円滑な決済が実現される。
なお、通信端末2及びサーバ装置3の機能は、複数の端末によって実現されてもよい。例えば、上述した取得部331、特定部332、第1算出部333、第2算出部334及び送信部335の機能は、それぞれ別の端末によって実現されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。例えば、上述した各部の処理は、本発明の範囲において、適宜に異なる順序で実行されてもよい。また、上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。
3 サーバ装置
331 取得部
332 特定部
333 第1算出部
334 第2算出部
335 送信部

Claims (7)

  1. 小売店に配置され、顧客が購入を決定した商品を収容する収容部を備えるカートに設けられる通信端末と通信するサーバ装置であって、
    商品の現在の状態を示す複数の状態情報と、各状態情報に対応する商品の購入に際して適用される割引に関する複数の割引情報とを関連付けて記憶するとともに、商品を示す学習用商品画像が入力された場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように学習された識別器を記憶する記憶部と、
    前記小売店において販売されている対象商品を前記通信端末が撮像することにより生成された商品画像を取得する取得部と、
    前記対象商品の販売期限を特定する特定部と、
    前記識別器に前記取得された商品画像を入力することにより前記識別器から出力された状態情報を前記対象商品に対応する状態情報として特定し、前記特定された状態情報に関連付けられた割引情報を第1の割引情報として算出する第1算出部と、
    前記特定された販売期限に基づいて第2の割引情報を算出する第2算出部と、
    前記第1の割引情報及び前記第2の割引情報に基づいて、前記対象商品の購入に際して適用される割引情報を決定して前記通信端末に送信する送信部と、
    を有し、
    前記送信部は、前記対象商品の購入に際して適用される割引情報として前記第1の割引情報が所定頻度以上の頻度で送信された場合に、その旨を示す情報を前記小売店の店員が利用する第2の通信端末に送信する、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記送信部は、前記第1の割引情報が前記対象商品の購入に際して割引が適用されることを示す場合に、前記第1の割引情報を前記通信端末に送信し、前記第1の割引情報が前記対象商品の購入に際して割引が適用されないことを示す場合に、前記第2の割引情報を前記通信端末に送信する、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記送信部は、前記第1の割引情報及び前記第2の割引情報のうち、割引の度合いが大きい割引情報を前記対象商品の購入に際して適用される割引情報として前記通信端末に送信する、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  4. 前記特定部は、前記対象商品に貼付されたラベルを前記通信端末が撮像することにより生成されたラベル画像に基づいて前記対象商品を識別する識別情報を取得し、前記識別情報に基づいて前記対象商品の販売期限を特定する、
    請求項1−3の何れか一項に記載のサーバ装置。
  5. 前記特定部は、前記商品の在庫数をさらに特定し、
    前記第1算出部は、前記特定された在庫数にさらに基づいて前記第1の割引情報を算出する、
    請求項1−4の何れか一項に記載のサーバ装置。
  6. 小売店に配置され、顧客が購入を決定した商品を収容する収容部を備えるカートに設けられる通信端末と通信するサーバ装置によって実行される方法であって、
    商品の現在の状態を示す複数の状態情報と、各状態情報に対応する商品の購入に際して適用される割引に関する複数の割引情報とを関連付けて記憶するとともに、商品を示す学習用商品画像が入力された場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように学習された複数の識別器を記憶し、
    前記小売店において販売されている対象商品を前記通信端末が撮像することにより生成された商品画像を取得し、
    前記対象商品の販売期限を特定し、
    前記識別器に前記取得された商品画像を入力することにより前記識別器から出力された状態情報を前記対象商品に対応する状態情報として特定し、前記特定された状態情報に関連付けられた割引情報を第1の割引情報として算出し、
    前記販売期限に基づいて第2の割引情報を算出し、
    前記第1の割引情報及び前記第2の割引情報に基づいて、前記対象商品の購入に際して適用される割引情報を決定して前記通信端末に送信する
    ことを含み、
    前記送信することにおいて、前記対象商品の購入に際して適用される割引情報として前記第1の割引情報が所定頻度以上の頻度で送信された場合に、その旨を示す情報を前記小売店の店員が利用する第2の通信端末に送信する、
    ことを特徴とする方法。
  7. 小売店に配置され、顧客が購入を決定した商品を収容する収容部を備えるカートに設けられる通信端末と通信するコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    商品の現在の状態を示す複数の状態情報と、各状態情報に対応する商品の購入に際して適用される割引に関する複数の割引情報とを関連付けて記憶するとともに、商品を示す学習用商品画像を入力した場合に出力される状態情報が学習用状態情報に近づくように学習した複数の識別器を記憶し、
    前記小売店において販売されている対象商品を前記通信端末が撮像することにより生成された商品画像を取得し、
    前記対象商品の販売期限を特定し、
    前記識別器に前記取得された商品画像を入力することにより前記識別器から出力された状態情報を前記対象商品に対応する状態情報として特定し、前記特定された状態情報に関連付けられた割引情報を第1の割引情報として算出し、
    前記販売期限に基づいて第2の割引情報を算出し、
    前記第1の割引情報及び前記第2の割引情報に基づいて、前記対象商品の購入に際して適用される割引情報を決定して前記通信端末に送信する
    ことを前記コンピュータに実行させ
    前記送信することにおいて、前記対象商品の購入に際して適用される割引情報として前記第1の割引情報が所定頻度以上の頻度で送信された場合に、その旨を示す情報を前記小売店の店員が利用する第2の通信端末に送信する、
    ことを特徴とするプログラム。
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