JP6945365B2 - 溶融器、及びそれを用いた射出装置、並びに、射出成形品の製造方法 - Google Patents

溶融器、及びそれを用いた射出装置、並びに、射出成形品の製造方法 Download PDF

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本発明は、溶融器、及びそれを用いた射出装置、並びに、射出成形品に関する。
下記特許文献に示すように、射出装置には溶融器が設けられている。溶融器には複数の貫通孔(溶融孔)が設けられており、貫通孔を通して射出材料が溶融される。
溶融器は、シリンダ内に設けられている。シリンダの外周には、IHヒータとしてIHコイルが巻回されている。また、溶融器の流出口側にはノズル部が配置されており、溶融器にて溶融された射出材料(溶融樹脂)は、ノズル部から外部に射出される。そして、ノズル部から射出された溶融樹脂を金型内に送ることで射出成形品を製造できる。
シリンダは、鉄や、鉄の含有量が多いステンレス等で形成される。
特許第5527706号公報 特許第5527705号公報
従来、熱伝導率がさほど高くない鉄系材料から成るシリンダの外周面にIHヒータを設けている。
このように、溶融器とIHヒータとの間にシリンダが介在しているため、溶融器への熱伝導効率は低下しやすい。特に、熱伝導効率の低下は、射出装置の大型化に伴って顕著化し、溶融効率の低下により、溶融樹脂を適切に射出できない恐れがある。
また、溶融器のサイズは、シリンダの内径サイズに制限される。したがって、溶融器を大きくすることができず、熱容量が小さくなる。このため、放熱量や蓄熱性能は小さくなり、溶融効率を適切に高めることができない。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来に比べて、溶融効率を向上させることができる溶融器、及び射出効率を向上させた射出装置を提供することにある。
さらに、本発明の射出装置を用いて、品質に優れた射出成形品を提供することにある。
本発明における溶融器は、上面と、下面と、前記上面及び前記下面間を繋ぐ側面と、前記上面から前記下面に向けて貫通する複数の貫通孔を有する金属製の溶融器であって、前記側面は、発熱体の取付面であり、前記上面側には、射出材料を前記上面側に設けられた前記貫通孔の流入口側へ供給するシリンダを保持するための第1の保持部が設けられており、前記下面側には、溶融した前記射出材料を前記下面側に設けられた前記貫通孔の流出口から外部へ射出するノズル部を保持するための第2の保持部が設けられていることを特徴とする。
本発明では、前記取付面は、横断面円形、或いは、複数の平面により構成されていることが好ましい。
本発明では、前記取付面は、前記発熱体の貼着面であることが好ましい。
本発明では、前記第1の保持部及び前記第2の保持部は、前記上面及び前記下面からリング状にて突出して形成されており、各リングの内周面或いは外周面に、前記シリンダ及び前記ノズル部とねじ止めするためのねじ山が設けられており、前記リングの内側に前記貫通孔が形成されていることが好ましい。
本発明では、前記第1の保持部は、前記上面に配置された第1のホルダであり、前記第2の保持部は、前記下面に配置された第2のホルダであり、前記第1のホルダ及び前記第2のホルダの内側に、前記貫通孔が形成されていることが好ましい。
本発明では、前記第1のホルダ及び前記第2のホルダは、鉄、或いは鉄合金で形成されることが好ましい。
本発明では、前記溶融器は、上下複数に分けた各ブロックが接合されて一体化されていることが好ましい。
本発明では、前記溶融器は、銅、或いは銅合金で形成されることが好ましい。
本発明では、前記取付面には、発熱体として、電気ヒータ、或いは,IHヒータが取り付けられることが好ましい。
本発明における射出装置は、上記に記載の溶融器と、前記第1の保持部に保持されたシリンダと、前記第2の保持部に保持されたノズル部と、前記取付面に取り付けられた発熱体と、を有することを特徴とする。
本発明における射出成形品は、上記に記載の射出装置を用いて成形されたことを特徴とする。
本発明によれば、溶融器の側面に直接、発熱体を取り付けるため、シリンダまで加熱して効率が悪かった従来に比べて、発熱体からの熱を直接、溶融器に伝えることができる。また、本発明では、溶融器を、シリンダの内径サイズに左右されず、大きくすることができる。したがって、溶融器の熱容量を大きくでき、放熱量や蓄熱性能を大きくすることができる。
以上により、本発明の溶融器によれば、溶融効率を効果的に高めることができる。よって、本発明の溶融器を用いた射出装置によれば、従来に比べて、射出効率を向上させることが可能になる。
第1実施形態における射出装置の断面模式図である。 図1に示す射出装置に樹脂ペレットを供給した状態を示す射出装置の断面模式図である。 第1実施形態における射出装置を用いて射出成形品を製造する工程を説明するための断面模式図である。 第1実施形態における溶融器の正面図である。 図4に示すA−A線に沿って高さ方向に切断し矢印方向から見た際の溶融器の縦断面図である。 第1実施形態における溶融器の上面図である。 第1実施形態における溶融器の下面図である。 第2実施形態における射出装置の部分断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1実施形態における射出装置の断面模式図である。図2は、図1に示す射出装置に樹脂ペレットを供給した状態を示す射出装置の断面模式図である。図3は、第1実施形態における射出装置を用いて射出成形品を製造する工程を説明するための断面模式図である。
本実施形態の射出装置1は、シリンダ2と、溶融器3と、ノズル部4と、溶融器3を加熱するための発熱体6と、溶融樹脂を加圧してノズル部4から外部に射出するための加圧手段と、を有して構成される。
図1に示すように、シリンダ2と溶融器3は接続されて固定されている。また、溶融器3とノズル部4は接続されて固定されている。またシリンダ2内には、加圧手段としてのプランジャ5が設けられている。図1では、プランジャ5は、溶融器3よりもシリンダ2の後端2b側(図1の上方側)に配置されている。図1に示すように、溶融器3とプランジャ5との間には所定の間隔が空いている。プランジャ5は、駆動手段により上下移動(往復移動)が可能に支持されている。上下移動が可能なプランジャ5は、図1、図2では、シリンダ2の後端方向に最も後退した位置にあり、図3は、図2の状態からノズル部4の方向(図1の下方向)に移動した状態を示している。
シリンダ2は、先端2aから後端2bに向けて略一定の内径及び外径を有する細長い円筒状で形成されているが、特に形状を限定するものではない。すなわち、溶融器3と接続でき、シリンダ2内部で加圧手段としてのプランジャ5を上下移動させることが可能な形態であれば特に形状を限定しない。例えば、シリンダ2を内部が空洞の角形とすることもできる。
またシリンダ2の材質を特に限定するものでないが、強度を保つ観点等により、鉄又は鉄の含有量の多いステンレスなどを用いることが好適である。
図1に示すように、シリンダ2には、ペレット供給口2cが設けられている。ペレット供給口2cは、シリンダ2の先端2a側に接続された溶融器3と、シリンダ2の後端2b方向(図示上方向)に後退した状態のプランジャ5との間に位置するように、シリンダ内部の空間に連通する孔形状で形成される。そして、ペレット供給口2cには、管状の供給管12が接続されている。
供給管12の上端は、多数の樹脂ペレット(射出材料)を保管する保管部18と連通しており、樹脂ペレットは、保管部18から供給管12を通じてペレット供給口2cへ供給される。保管部18は、例えば、ホッパである。また保管部18には、スクリュー搬送や空気圧装置が具備されており、樹脂ペレットを強制的に供給管12へ投入することもできる。なお保管部18を設けず、スクリュー搬送や空気圧送により遠方からパイプで供給することもできる。
プランジャ5は、押圧部5aと、押圧部5aの周囲に設けられ、シリンダ2の後端2b方向に向けて形成された筒状の外周側面部5bとを有して構成される。図1に示すように、押圧部5aの大きさは、シリンダ2の内径に一致しており、押圧部5aからシリンダ2の後端2bにかけてのシリンダ2の空間領域がプランジャ5により塞がれた状態とされている。なお、押圧部5aの前面(図示下面側)には、硬質耐熱性の合成樹脂が必要に応じて固着されている。これによって、溶融器3とプランジャ5との間を断熱して溶融器3の熱がプランジャ5に奪われないように、また、プランジャ5が加熱して駆動部8に熱が伝導しないようにすることができる。
プランジャ5は、駆動部8と接続されており、駆動部8の駆動力により、プランジャ5はシリンダ2内を上下移動(往復移動)できるように支持されている。なお図1に示すように、駆動部8とプランジャ5との間には駆動伝達軸(竿)9が配置されており、駆動部8と駆動伝達軸9とを含めて「駆動手段」を構成している。例えば、駆動部8はモータ駆動部、駆動伝達軸9はラック軸であり、モータ駆動部とラック軸との間にピニオンギア(図示しない)が配置されており、駆動手段が、モータ駆動部、ラック軸及びピニオンギアを有して構成されている。なお駆動伝達軸(竿)9の断面形状は、例えば円形であるが形状を限定するものでない。
図1に示すように、溶融器3の先端側(図1の下方側)に接続されたノズル部4は、熱伝導の良い材質で形成されることが好適であり、具体的には、ノズル部4は、ベリリウム銅、銅、或いは黄銅により形成されることが望ましい。
図2に示すように、多数の固体状の樹脂ペレット(射出材料)Pが、保管部18から供給管12を通じてシリンダ2内に供給される。
樹脂ペレットPの材質を特に限定するものでないが、熱可塑性樹脂を好ましく使用でき、例えば、ポリプロピレン(PP)、ABS、ポリカーボネート(PC)/ABS、ポリアセタール(POM)、塩化ビニール、ポリオレフィン、ナイロン等の各種樹脂に好ましく適用される。なお、樹脂ペレットPは、例えば、1〜1.5mm程度の径、あるいは長辺を有する大きさである。
樹脂ペレットPが、溶融器3上に到達すると、樹脂ペレットPは、溶融器3の各貫通孔(溶融孔)10内に流入口(図示上面)から入り込む。各貫通孔10内に入り込んだ樹脂ペレットPは、あとから流入する樹脂ペレットPによって、各貫通孔10の流出口側(図示下面側)に押圧される。このとき、溶融器3は、発熱体6により、樹脂ペレットPを溶融する温度に維持されている。
図2に示すように、各貫通孔10に流入した樹脂ペレットPは、溶融器3からの熱により一部軟化される。
図3に示すように、駆動手段を駆動させて加圧手段としてのプランジャ5をノズル部4の方向(図示下方向)に駆動させる。これにより、溶融器3の流入口側面(図示上面)とプランジャ5の押圧部5aの下面との間に位置する多数の樹脂ペレットP全体が相互に押圧される。図3に示すように、プランジャ5の下方向への移動によりペレット供給口2cはプランジャ5により塞がれた状態になる。
プランジャ5の移動により溶融器3の各貫通孔10内に流入した樹脂ペレットPも加圧される。このように、樹脂ペレットPは、各貫通孔10内で加圧されて気密状態となり、さらに溶融器3からの熱により溶融し、溶融樹脂qが、溶融器3の流出口(下面側)からノズル部4内に流れ込む。そして溶融樹脂qは、高い気密状態を保ちつつ加圧されて、ノズル部4の先端から外部に射出される。
図3では、例えば、ノズル部4が、部材31、32間に設けられた接続空間部23に位置しており、ノズル部4から射出された溶融樹脂qが接続空間部23内に充填される。充填された溶融樹脂qは、その後、冷されて固体状となり、部材31、32間を接合する射出成形品(接続体)24となる。射出装置1による溶融樹脂qの射出時間は数百ミリ秒から数秒(例えば1秒程度)である。
或いは、本実施の形態の射出装置1を用いて、溶融樹脂を金型内に注入して射出成形品を製造することができる。
(溶融器)
次に、第1実施の形態における溶融器3について説明する。図4は、第1実施形態における溶融器の正面図である。図5は、図4に示すA−A線に沿って高さ方向に切断し矢印方向から見た際の溶融器の縦断面図である。図6は、第1実施形態における溶融器の上面図である。図7は、第1実施形態における溶融器の下面図である。
第1実施形態の溶融器3は、上面3aと、下面3bと、上面3aと下面3bとの間を繋ぐ側面3cと、を有して構成される。上面3aと下面3bとは、相対向し互いに平行な面である。例えば、側面3cは、上面3a及び下面3bに対して垂直方向に形成されている。
また、図5に示すように、上面3aから下面3bに向けて貫通する複数の貫通孔10が形成されている。なお、図1から図3に示す実施形態では、貫通孔10の数が3つであり、図5では、貫通孔10の数が7つであるが、図1から図3に示す実施形態では、貫通孔10を簡易的に図示したものであり、特に断らない限り、図1から図3に示す溶融器3と、図4から図7に示す溶融器3は同じものを示している。なお、貫通孔10の数を限定するものではなく、任意に決めることができる。また、複数の貫通孔10は、ランダムに形成されていてもよいが、規則的に並んで形成されていることが、溶融効率を向上させるうえで好適である。図6及び図7に示すように、例えば、各貫通孔10は、放射状に規則的に形成される。
溶融器3は、金属製であり、熱伝導率が高い金属で形成されることが好ましい。具体的には、銅、ベリリウム銅、真鍮、金、銀、クロム鋼、タングステン鋼、アルミ等を好ましく使用することができる。この中でも、特に、熱伝導率が高く且つ製造費を抑制できる、銅や銅合金で形成されることが好ましい。溶融器3は、銅で形成されることが特に好ましい。
図6及び図7に示すように、溶融器3の側面3cは、例えば、複数の平面3dにより構成されており、各平面3dが互いに接続されて多角形(図6、図7では、略正方形)となっている。各平面3dは、発熱体6を直接、取り付けることが可能な取付面(以下、取付面3dという)である。
図4、図5、図6に示すように、溶融器3の上面3aには、シリンダ2との第1の保持部20が設けられている。また、図4、図5、図7に示すように、溶融器3の下面3bには、ノズル部4との第2の保持部21が設けられている。
第1の保持部20及び第2の保持部21は、夫々、上面3a及び下面3bからリング状にて突出して形成されている。リングの内周面20a、21a及び外周面20b、21bは、円形状である。
第1の保持部20の外周面20bには、シリンダ2とねじ止めするためのねじ山22が設けられている。また、第2の保持部21の内周面21aには、ノズル部4とねじ止めするためのねじ山23が設けられている。ねじ山22、23は、保持部20、21の内周面20a、21a、及び外周面20b、21bのいずれに形成されていてもよい。
シリンダ2及びノズル部4にも同様に、ねじ山(図示せず)が形成されており、シリンダ2と溶融器3、及び、溶融器3とノズル部4とを夫々、ねじ止めすることができる。
図5、図6及び図7に示すように、第1の保持部20及び第2の保持部21のリングの内側に複数の貫通孔10が形成されている。図5に示すように溶融器3には、上面3a側から下面3b側にかけて設けられた貫通孔10が複数、形成されている。各貫通孔10の上面3aでの開口部は、流入口10aであり、下面3bでの開口部は、流出口10b(図5参照)である。
貫通孔10の数は任意に設定することができるが、貫通孔10は複数であることが好適である。また例えば、溶融器3の上面3a(流入口面)の面積に対して、各貫通孔10の流入口10aの合計面積の比率が、50%以上となるように、貫通孔10の数を設定することが好適である。
また、複数の貫通孔10は、上記したように、規則的に配置されてもよいしランダムに配置されてもよいが、上面(流入口面)3a全体及び下面(流出口面)3b全体に、万遍なく各貫通孔10を散在させることで溶融効率を上げることができる。
図5に示すように、各貫通孔(溶融孔)10は、流入口10aから流出口10b方向への途中の領域αまで、開口幅がほぼ一定となっている。したがって、領域αでは、貫通孔10の内壁面10cは上面3a及び下面3bに対して垂直方向に延出している(ストレート形状)。また、領域αの下端から流出口10bまでの領域βでは、開口幅が徐々に狭くなるように、貫通孔10の内壁面10cが傾斜面で形成されている。領域βでは、各貫通孔10は、截頭錐体の形状であることが好ましく、具体的には円錐台や角錐台を提示できる。
図5に示すように、各貫通孔10の流入口10aの開口幅はT1であり、各貫通孔10の流出口10bの開口幅はT2である。そして、開口幅T1は開口幅T2よりも大きくなっている。各貫通孔10の流入口10a及び流出口10bは夫々、円形状であるため、開口幅T1及び開口幅T2は、開口径として求めることができる。
図5に示す溶融器3の各貫通孔10の流入口10aから樹脂ペレットPが溶融器3内に流入され、加熱且つ加圧されて溶融状態となり、溶融樹脂が各貫通孔10の流出口10bから流出される。
図5に示すように、各貫通孔10の流入口10aは、流出口10bよりも大きく開口している。このため、樹脂ペレットP(射出材料)を貫通孔10の流入口10a内に導きやすい。また、樹脂ペレットPは、溶融器3内で溶融され、流出口10bから外部に放出されるが、貫通孔10の内壁面10cは、上面3a側の途中から下面3bまでの領域βでは傾斜面であるので、溶融樹脂を流出口10b方向へスムーズに導くことができる。また、流出口10bの開口幅T2を流入口10aの開口幅T1よりも狭くすることで、流出口10b側での熱量及び押し出し圧力を高めることができ、流出口10bから溶融樹脂を適切に流出させることができる。
以上により、樹脂ペレットの溶け残りによる貫通孔10の目詰まり等を抑制することができる。
図1に示すように、溶融器3の側面3cには、溶融器3を加熱するための発熱体6が設けられている。発熱体6は、溶融器3の側面3cから溶融器3を加熱する構成部材である。
本実施形態では、発熱体6として、電気ヒータやIHヒータを用いることができる。なお、図1に示す発熱体6は、例えば、汎用性の電気ヒータであり、側面3cの各取付面3dに、平板状の電気ヒータを直接、貼着することが可能である。
また、本実施形態では、溶融器3の上下にシリンダ2及びノズル部4を保持する構造であり、溶融器3のサイズは、シリンダ2の内径サイズに限定されない。したがって、溶融器3の体積を大きくして、溶融器3の熱容量を大きくすることができる。
以上により、本実施形態の溶融器3によれば、発熱体6からの熱を直接、溶融器3に伝えることができる。また、溶融器3の熱容量を大きくでき、放熱量や蓄熱性能を大きくすることができる。
したがって、本実施形態の溶融器3によれば、溶融効率を効果的に高めることができる。よって、本実施形態の溶融器3を用いた射出装置1によれば、従来に比べて、射出効率を向上させることが可能になる。
ここで「溶融効率」、「射出効率」とは、例えば、射出装置1のノズル部4からの射出量で規定することができ、一定期間、一定した射出量を得ることができる状態は、溶融効率及び射出効率に優れた状態といえる。あるいは溶融器3内に蓄積される樹脂ペレットの溶け残りや溶融器3から流出する溶け残りを一定期間測定し、溶け残り量が一定値以内(好ましくは0)に収められた状態を指す。
また、本実施形態では、溶融器3の上面3a側に、シリンダ2を保持することが可能な第1の保持部20が設けられ、溶融器3の下面3b側に、ノズル部4を保持することが可能な第2の保持部21が設けられている。このため、溶融器3の上面3a側にシリンダ2を、溶融器3の下面3b側にノズル部4を夫々、保持することができ、溶融器3の側面3cを、射出装置1の外周面に露出させることができる。このように、溶融器3はシリンダ2内に収納されておらず、溶融器3の側面3cは外周面に露出しているので、側面3cを、発熱体6の取付面3dとして使用できる。そして、溶融器3は、熱伝導率に優れた金属製であるため、溶融器3の側面3cに、発熱体6を直接貼り付けることで、溶融器3の溶融効率を高めることができる。また、本実施形態では、シリンダ2、溶融器3、ノズル部4及び発熱体6を簡単に組み立てることができるので、射出装置1の製造を容易化でき、製造コストの低減を図ることが可能である。
本実施形態では、第1の保持部20及び第2の保持部21は、上面3a及び下面3bから、夫々、リング状にて突出して形成されている。第1の保持部20及び第2の保持部21には、各リングの内周面或いは外周面に、シリンダ2及びノズル部4とねじ止めするためのねじ山22、23が形成されている。そして、リングの内側に、複数の貫通孔10が形成されている。このため、シリンダ2と溶融器3、及び溶融器3とノズル部4とを、簡単且つ適切に、ねじ止めして固定することができる。また、リングの内側に、複数の貫通孔10が形成されているので、樹脂ペレットPを適切に、貫通孔10に供給することができる。
図5に示すように、溶融器3は、第1のブロック25と第2のブロック26とに分けられており、各ブロック25、26が接合されて一体化されている。
各ブロック25、26には、夫々、貫通孔10が形成されており、各ブロック25、26を接合することで、溶融器3の上面3aから下面3bに連続して貫通する複数の貫通孔10が形成されている。このように溶融器3を複数のブロック25、26に分けて構成することで、貫通孔10を形成しやすい。すなわち、溶融器3が、特に高さ方向に長く形成されると、それに合わせて貫通孔10も長く形成されるため、貫通孔10の形成が困難になる。そこで、溶融器3を上下複数のブロック25、26に分離して、各ブロック25、26に夫々、貫通孔10を形成しておき、各ブロック25、26を位置合わせすることで、上面3aから下面3bに連続する複数の貫通孔10を形成することができ、貫通孔10の形成を容易化することができる。
各ブロック25、26の接合方法を特に限定するものでないが、例えば、図4、図7に示すように、溶融器25の下面3bから上面3a方向に向けて複数の接続孔27が形成され、各接続孔27に接続凸部28が挿入されることで、各ブロック25、26を接合することができる。接続凸部28は、例えば、ボルトであるが、接続凸部28を接続孔27に圧入することで、ブロック25、26間を接合することもできる。或いは、ブロック25、26間を凹凸嵌合により接合してもよい。又は、ブロック25、26間を溶接して接合してもよい。
また、本実施形態では、図5に示すように、隣接する貫通孔10の流入口10aの縁部10dが近付いて縁部10d同士が接触し、或いは、近接触した形状部分では、縁部10dが刃状(cutter shape)、或いは、刃状に近い形状となる。これにより、樹脂ペレットPが縁部10d上に位置したときは、樹脂ペレットPが破砕され、細かく分離されて貫通孔10内へ一層、入りやすく、かつ、貫通孔10内での詰まりが抑制される。
図5に示すように、流入口10aの縁部10dは、緩やかな緩斜面で形成されており、この縁部19dと連続する領域αでは、内壁面10cが垂直方向に延出し、更に、領域αに連続する領域βでは、縁部10dよりも傾斜角度が大きい傾斜面で形成されている。
以上のように図5では、流入口10aが流出口10bよりも大きく開口しているので、樹脂ペレットPを貫通孔10の流入口10a内に導きやすい。そして樹脂ペレットPは溶融器3内で溶融され、流出口10bから流出するが、このとき貫通孔10の内壁面10cは領域βにて傾斜面であるので、流出口方向へスムーズに導かれやすい。また、流出口10bの開口幅を流入口10aの開口幅よりも狭くすることで、流出口側での熱量及び押し出し圧力を高めることができ、流出口10bから溶融樹脂を適切に外部に流出させることができる。そして、図5に示す実施の形態では、流入口10a側の縁部10dを緩やかな緩斜面で形成したことにより、より一層、樹脂ペレットPを貫通孔10の流入口10a内に導きやすくできる。また、溶融器3の流入口面に平坦な部分が形成されるのを抑制でき、各流入口の間の縁部を刃状で形成できる(図5参照)。したがって流入口10aの縁部10dで樹脂ペレットPが細断される等の効果も期待でき、この結果、溶融器3の上面(流入口面)3a上に留まる樹脂ペレットPを減らすことができる。
上記では、溶融器3の側面3cが、複数の平面からなる取付面3dとして説明したが、取付面3dの数は、図6、図7に示すように4面であってもよいし、或いは、3面であっても、5面以上であってもよい。
また、取付面3dは、横断面円形であってもよい。このとき、発熱体6には、バンドヒータを用いることが好ましい。
また、発熱体6には、IHヒータを用いることも可能である。このとき、鉄、又は、鉄分の多いステンレス等の鉄合金からなる加熱リングを、溶融器3の取付面3dに密着して取り付ける。そして、加熱リングの外側に、IHコイルを巻回する。IHコイルに電流を流すことで自己発電し、加熱リングが加熱される。加熱リングから溶融器3に適切に熱を伝導するために、溶融器3に比べて熱伝導率が低い加熱リングの厚みを薄くする。これにより、溶融器3を素早く加熱することができる。
図8は、第2実施形態における射出装置の部分断面模式図である。図8では、図1に示す射出装置と対比すると、シリンダ2と溶融器3との保持構造、及び溶融器3とノズル部4との保持構造が異なるが、それ以外の構造は同じである。
図8に示すように、溶融器3の上面3aには、シリンダ2を保持するための第1のホルダ30が溶融器3本体とは別に設けられている。そして、第1のホルダ30が、溶融器3の上面3aに接合部材36により固定保持されている。また、図8に示すように、溶融器3の下面3bには、ノズル部4を保持するための第2のホルダ32が溶融器3本体とは別に設けられている。そして、第2のホルダ32が、溶融器3の下面3bに接合部材36により固定保持されている。
図8では、接合部材36は、例えば、ボルトであり、ボルトを挿入する第1のホルダ30、溶融器3、及び第2のホルダ32の各位置に、接続孔が設けられている。そして、ボルトを接続孔に挿入し、ねじ止めすることで、溶融器3の上下に、第1のホルダ30及び第2のホルダ32を固定保持することができる。
各ホルダ30、32と、シリンダ2及びノズル部4との間は、ねじ止め、嵌合、及び溶接等の適当な方法により接合される。
第2実施形態では、溶融器3とは別にホルダ30、32を設けている。よって、ホルダ30、32を、銅等の熱伝導率に優れた溶融器3とは別の材質、例えば、鉄、或いは鉄合金にて形成することが可能である。ホルダ30、32には、溶融器3が受ける高温且つ高圧力が加わる。このため、ホルダ30、32には、高温且つ高圧力に耐える材質を選択することが好ましい。第2実施形態では、ホルダ30、32を溶融器3とは別に設けているため、それが可能であり、例えば、ホルダ30、32を、鉄、或いは鉄合金にて形成することで、高温且つ高圧力を受けても、ホルダ30、32のねじ山が破損等する不具合を抑制することができる。
図8に示す第2実施形態では、溶融器3の側面3cに、加熱リング33が設けられ、加熱リング33の外側にIHコイル34が巻回されている。加熱リング33及びIHコイル34にて、IHヒータ35が構成される。ただし、IHヒータ35は一例であり、電気ヒータ等、IHヒータ以外の発熱体6を用いることも可能である。なお、加熱リング33は、鉄、或いは鉄分の多いステンレス等で形成されることが好ましい。
第2実施形態では、溶融器3の側面3cは、横断面円形であっても、多角形状であってもどちらでもよい。
さて、IHヒータは、従来でも溶融器の発熱体として用いられていた。そして、従来では、溶融器をシリンダの内部に配置していた。このとき、強度を保つために、鉄やステンレスからなるシリンダの肉厚を厚くすることが必要であった。その結果、従来の構成では、熱伝導効率が低くなっていた。これに対して、本実施形態では、IHヒータ35による誘電加熱が可能であればよいため、加熱リング33を薄く形成することができ(少なくともシリンダ2の肉厚よりも薄くでき)、熱伝導効率を従来よりも向上させることが可能である。
また、図8に示すように、溶融器3の上面3aは段差を介して突出した形状であり、上面3aと第1のホルダ30との接触面積は、下面3bと第2のホルダ32との接触面積よりも小さくなっている。この結果、第2のホルダ32に比べて第1のホルダ30に熱が伝わりにくい。換言すれば、ノズル部4側に熱が伝わりやすくなっているので、溶融効率を向上させることができる。また、第1のホルダ30に熱が伝わりにくいので、第1のホルダ30とシリンダ2との保持構造を安定して保つことができる。
本発明は、汎用品のヒータ等を直接、溶融器の側面に取り付けることができ、溶融効率に優れた溶融器を提供できると共に、製造コストを低減させることが可能である。そして本発明の射出装置を用いて、射出成形品を良好な品質で得ることができる。
1 射出装置
2 シリンダ
3 溶融器
3c 側面
3d 貼付面
4 ノズル部
5 プランジャ
6 発熱体
8 駆動部
9 駆動伝達軸
10 貫通孔
10a 流入口
10b 流出口
10c 内壁面
10d 縁部
12 供給管
18 保管部
20、21 保持部
20a、21a 内周面
20b、21b 外周面
24 射出成形品
25、26 ブロック
27 接続孔
28 接続凸部
30、32 ホルダ
35 IHヒータ

Claims (11)

  1. 上面と、下面と、前記上面及び前記下面間を繋ぐ側面と、前記上面から前記下面に向けて貫通する複数の貫通孔を有する金属製の溶融器であって、
    溶融器本体の前記側面は、発熱体の取付面であり、
    前記溶融器本体の前記上面側には、射出材料を前記上面側に設けられた前記貫通孔の流入口側へ供給するシリンダを保持するための第1の保持部である第1のホルダ配置されており、
    前記溶融器本体の前記下面側には、溶融した前記射出材料を前記下面側に設けられた前記貫通孔の流出口から外部へ射出するノズル部を保持するための第2の保持部である第2のホルダ配置されており、
    前記溶融器本体、前記第1のホルダ及び前記第2のホルダの各位置には接続孔が設けられ、該接続孔に挿入される接合部材によって前記第1のホルダ及び前記第2のホルダが前記溶融器本体に固定保持され、
    前記溶融器本体に形成される前記貫通孔は、前記第1のホルダ及び前記第2のホルダの内側に形成されていることを特徴とする溶融器。
  2. 前記取付面は、横断面円形、或いは、複数の平面により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の溶融器。
  3. 前記取付面は、前記発熱体の貼着面であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の溶融器。
  4. 前記第1のホルダ及び前記第2のホルダは、前記シリンダ及び前記ノズル部ねじ止めするためのねじ山が設けられいることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の溶融器。
  5. 前記溶融器本体の前記上面は段差を介して突出した形状であり、前記上面と前記第1のホルダとの接触面積は、前記下面と前記第2のホルダの接触面積よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の溶融器。
  6. 前記第1のホルダ及び前記第2のホルダは、鉄、或いは鉄合金で形成されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の溶融器。
  7. 前記溶融器は、上下複数に分けた各ブロックが接合されて一体化されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の溶融器。
  8. 前記溶融器は、銅、或いは銅合金で形成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の溶融器。
  9. 前記取付面には、発熱体として、電気ヒータ、或いは,IHヒータが取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の溶融器。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の溶融器と、前記第1の保持部に保持されたシリンダと、前記第2の保持部に保持されたノズル部と、前記取付面に取り付けられた発熱体と、を有することを特徴とする射出装置。
  11. 請求項10に記載の射出装置を用いて射出成形品を製造することを特徴とする射出成形品の製造方法
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