JP6944763B2 - プラネタリウム演出装置およびプラネタリウム装置 - Google Patents

プラネタリウム演出装置およびプラネタリウム装置 Download PDF

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Description

本発明は,ドームスクリーンに投映する天文現象画像を制御するプラネタリウム演出装置,および,その制御に従いドームスクリーンに天文現象画像を投映するプラネタリウム装置に関する。さらに詳細には,投映する天文現象画像の演出群について一連の上映順序を指定するようにしたプラネタリウム演出装置,および,その指定に従いドームスクリーンへの画像投映を行うプラネタリウム装置に関するものである。
プラネタリウムの上映内容を制御する従来の装置として,特許文献1に記載されているものを挙げることができる。同文献のプラネタリウム装置では,観測時刻および観測地点を操作者が指定すると,指定された内容に応じた天体等の画像がスクリーンに投映される。また,星野(せいや)の画像に限らず,天文に関する種々の内容の画像を投映することもできる。さらに,近年のプラネタリウムにおいては,投映する画像に合わせて自動的に音声解説を流すことが行われている。
特開2006−139003号公報
しかしながら前記した従来の技術では,次のような問題点があった。観測時刻および観測地点の指定はできても,その指定に基づく投映内容およびその音声解説の所要時間が操作者に分かる訳ではないのである。このため,指定した内容に基づく上映を行った場合の予定終了時刻の予測は,操作者の経験に基づく力量に委ねられることとなった。また,上映時間の長さに制約がある場合には,指定した内容に基づく上映がその上映時間の制約の範囲内に収まるか否かが正確には分からなかった。このような事情のため,上映内容を指定して装置に自動演出させることが,なお困難であった。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ドームスクリーンで上映する一連スケジュールの内容について,演出の選択および所要時間の管理を,操作者がその経験に頼らず容易に行えるようにしたプラネタリウム演出装置,および,それを有するプラネタリウム装置を提供することにある。
本発明の一態様におけるプラネタリウム演出装置は,ドームスクリーンに投映する天文現象画像の演出群のうち選択されたものを上映する一連スケジュールを指定する装置であって,演出群,観察地点および観察時刻を操作者に指定させる星野画像コンテンツに含まれており,演出群の個々の演出について,識別情報とその上映の所要時間とを操作者に提示して操作者による選択に供するとともに,星野画像コンテンツについては観察地点および観察時刻を操作者に指定させる演出提示部と,演出提示部にて操作者により選択された演出について,一連スケジュールの中での上映時間帯を,演出同士で上映時間帯が重複しないように配置する演出配置部とを有し,演出群にはまた,上映の所要時間の調節が可能な演出が含まれており,演出提示部は,所要時間の調節が可能な演出については,所要時間の調節をも操作者に行わせるように構成されているものである。
上記態様におけるプラネタリウム演出装置では,演出群の個々の演出の識別情報が,演出提示部により操作者に提示される。その際,各演出の上映の所要時間も表示される。選択された演出については,演出配置部により,一連スケジュールの中での上映時間が,演出同士で上映時間が重複しないように配置される。また,演出群に含まれる演出には,上映の所要時間の調節が可能なものがある。例えば,演出によっては,解説可能な対象が複数あり,その取捨選択によって所要時間の調節が可能なものがある。そのような演出については,所要時間の調節も操作者が行うことができる。
上記態様のプラネタリウム演出装置ではさらに,演出配置部により一連スケジュール内に連続する上映順序で配置する2つの演出が異なる観察地点または観察時刻についてのものである場合に,前の演出の上映終了から後の演出の上映開始までの待機に要する最低時間を算出する最低時間算出部を有し,演出配置部は,最低時間算出部により最低時間が算出された2つの演出のうち前の演出の上映終了と後の演出の上映開始との間に,少なくとも最低時間の間隔を置くように構成されている。これにより,演出間に待機時間が必要となるような場合であっても,無理なく演出が配置されることとなる。このため,経験の少ない操作者が一連スケジュールを指定する場合であっても,操作者の予想から外れた全体上映時間を要してしまうことがない。
記態様のプラネタリウム演出装置ではあるいは,さらに,演出提示部により提示される演出の少なくとも一部について,その演出とともに前記ドームスクリーン内に流す解説音声のデータを分割された要素ごとに記憶する解説音声ファイルを有し,演出提示部は,提示する演出のうち解説音声が付されているものについては,その演出とともに,前記音声ファイルに記憶されている要素ごとの解説音声のデータにより,指定された観察地点または観察時刻に応じて構成した解説音声を,その所要時間とともに提示して操作者による選択に供するように構成されているものであってもよい。こうすると,指定された観察地点または観察時刻に対して適切な解説音声が操作者に提示されることとなる。このため,経験の少ない操作者であっても容易に,指定内容に対して自然な解説音声を指定できる。
解説音声を流す態様のプラネタリウム演出装置ではさらに,演出提示部により提示される各演出は,その演出についての解説音声の所要時間の調節が可能であるとともに,解説音声の最低所要時間が定められているものであり,演出提示部は,解説音声の所要時間の,最低所要時間より短くならない範囲内での調節をも行うように構成されていることが望ましい。このような解説音声の所要時間の調節によっても,全体上映時間の調節を行うことができる。ここで,解説音声については最低所要時間が定められているので,上映時間合わせを優先するあまり聞き取りにくい音声となってしまう事態が防止される。
上記態様のプラネタリウム演出装置ではもしくは,さらに,一連スケジュールの希望全体時間を操作者に指定させる希望全体時間指定部を有し,演出配置部は,選択された演出の上映時間を,最終順の演出の上映時間帯が一連スケジュールの希望全体時間内に収まるように配置するように構成されているものであってもよい。このようにすると操作者としては,希望全体時間を指定することにより,その範囲内で一連スケジュールを指定することができる。
また,上記のいずれかの態様のプラネタリウム演出装置では,演出提示部による提示内容および操作者による選択内容を操作者に対して表示する表示画面と,表示画面に,一連スケジュールの全体時間に対する,選択されている演出の上映時間帯の分布を視覚表示するスケジュール表部とを有することが望ましい。これにより操作者は,選択した演出の全体時間の中での配置状況を視覚的に認識することができる。
本発明の別の態様は,ドームスクリーンと,ドームスクリーンに画像を投映する投映装置とを有するプラネタリウム装置であって,前述のいずれかの態様に係るプラネタリウム演出装置を有し,投映装置は,プラネタリウム演出装置にて指定されている一連スケジュールに従って天文現象画像を投映するものである。
本構成によれば,ドームスクリーンで上映する一連スケジュールの内容について,演出の選択および所要時間の管理を,操作者がその経験に頼らず容易に行えるようにしたプラネタリウム演出装置,および,それを有するプラネタリウム装置が提供されている。
実施の形態に係るプラネタリウム装置の構成図である。 プラネタリウム装置の制御系の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るプラネタリウム装置における上映内容の一連スケジュールの例を示す模式図である。 操作パネルのスタート画面を示す図である。 操作パネルに表示されるコンテンツ選択画面の一例を示す図である。 一連スケジュール設定の手順を示すフローチャート(その1)である。 操作パネルに表示される演出一覧画面の一例を示す図である。 一連スケジュール設定の手順を示すフローチャート(その2)である。 解説と解説との間の待機時間を示す模式図である。 惑星が選択された場合の処理手順を示すフローチャートである。 月が選択された場合の処理手順を示すフローチャートである。 月の解説音声の選定を示す模式図である。 日の出が選択された場合の処理手順を示すフローチャートである。 日の出の解説音声の選定を示す模式図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,図1に記載するプラネタリウム装置1に本発明を適用したものである。図1のプラネタリウム装置1は,ドームスクリーン2と,ドームスクリーン2に画像を投映する投映装置3と,観客席4とを有している。さらに,投映装置3には,プラネタリウム演出装置5と映像投映部8とが内蔵されている。また,観客席4の1つには,操作パネル6が設けられている。操作パネル6は,後述するようにプラネタリウム演出装置5と接続されている。また,操作パネル6は撤去可能であり,撤去すればその観客席4は他の観客席4と同様になる。あるいは,操作パネル6はドーム外に設けられていてもよい。さらにドーム内には,スピーカー7が備えられている。
プラネタリウム装置1の制御系は,図2に示されるように構成されている。図2の制御系は,プラネタリウム演出装置5を中心に構成されている。プラネタリウム演出装置5は,プラネタリウム装置1での上映内容をコントロールする制御装置である。より詳細には,ドームスクリーン2に投映する天文現象画像の演出群の一連スケジュールを指定し,指定された一連スケジュールに従って映像投映部8やスピーカー7を操作するものである。一連スケジュールの指定は,基本的に操作者が操作パネル6を操作することによる。映像投映部8は,星野原板を用いる主投映機や,付加画像を投映する副投映機等を含む投映機群である。なお,映像投映部8は,一体的に作成された画像を投映するプロジェクタータイプであってもよい。
プラネタリウム演出装置5には,機器制御部9,映像生成部10,音声生成部11,データ制御部12が設けられている。機器制御部9は,操作パネル6や映像投映部8,スピーカー7を制御する部分である。映像生成部10は,機器制御部9からの指令により,映像投映部8のうち副投映機で投映する映像データを生成する部分である。なお,映像投映部8のうち主投映機は機器制御部9により,映像生成部10を介さず直接操作される。音声生成部11は,機器制御部9からの指令により,スピーカー7で再生してドーム内に流す音声データを生成する部分である。データ制御部12は,投映装置3に保存されている各種の天体データ・映像データ・音声データを,プラネタリウム装置1での演出に利用するために制御する部分である。
このため投映装置3には,天体データ・映像データを保存する天体・映像データファイル13,音声データを保存する音声データファイル14が設けられている。なお,天体データとは,指定された時刻における指定された地点からの星野中の恒星を映像投映部8の主投映機で投映するためのデータ,およびそのときに同時に見える恒星以外の天体(惑星や月,人工衛星等)を映像投映部8の副投映機で投映するためのデータである。映像データとは,天体そのもの以外の星座絵や目印線,あるいはエンタメ映像や時事映像を映像投映部8の副投映機で投映するためのデータである。
本形態のプラネタリウム装置1では,例えば図3に示すような一連スケジュールを作成し,この一連スケジュールに従って映像投映部8からドームスクリーン2への投映や,スピーカー7の吹鳴を行う。図3に例示している一連スケジュールは,ある一晩についての日の入りから日の出までの星野画像と,その中に見える主な天体についての解説からなるものである。
すなわち図3の一連スケジュールは,シミュレーション対象日における「日の入り」に始まり,「一番星」,その夜見える月,惑星について順次解説し,その日の20時頃に目立って見える星座について目印線を交えながら解説し,最後に「日の出」の時点での状態まで星々を移動させて終了,という内容を5分間の上映時間で行う,というものである。すなわち図3では,一連スケジュールの全体時間に対する,選択されている演出の上映時間帯の分布が視覚表示されている。このような一連スケジュールは,操作者が操作パネル6を操作して設定する。ここでいう操作者は,プラネタリウム装置1の観客ではなく管理者側の要員である。
図3のような一連スケジュールを設定する手順を説明する。この設定手順は,図4に示す操作パネル6のスタート画面で,「標準スケジューリング」ボタンを押すことにより開始される。すると,操作パネル6に図5に示すようなコンテンツ選択画面が表示され,操作者がコンテンツを選択する状態となる。もちろん,このコンテンツ選択画面に表示される種々のコンテンツの情報は,天体・映像データファイル13にあらかじめ用意されている。
図5のように「星空」にチェックを入れると,図6のフローチャートにより,星空解説の内容の設定が行われる。このフローではまず,年月日とシミュレーション時間帯と場所とを決定する(S1)。これは,ドームスクリーン2に投映してシミュレートしようとする星空を特定するための情報であり,操作者が操作パネル6を操作して決定する。
「年月日」とは,投映によるシミュレーションの開始時の時刻が属する日である。初期設定では,投映実行日とされている。ただし適宜変更可能である。「シミュレーション時間帯」は,シミュレーションの開始時刻から終了時刻までのことである。初期設定ではこれらは,設定した年月日における日の入りの時刻からその翌朝の日の出時刻までとなっている。ただし適宜変更可能である。「場所」は,観察地点のことである。初期設定では,当該プラネタリウム装置1が設置されている場所とされている。ただし,都市名指定または緯度経度指定により適宜変更可能である。ここではいずれも,初期設定のままを選択するものとして説明する。
年月日とシミュレーション時間帯と場所とが決定されたら,その内容で上映可能な演出の情報を抽出する。つまり,指定したシミュレーションの開始時刻から終了時刻までの間の星空に現れる種々の事象であって提供可能な解説が用意されているものの情報を,天体・映像データファイル13から抽出するのである。これにより,図7に示すような演出群の一覧画面が操作パネル6に表示される。
図7の演出一覧画面では,抽出された解説可能な各演出について,名称と,その事象が星空に現れている時間帯とが示されている。この名称は,各演出を識別する情報である。一連スケジュールの一環として選択しようとする演出については,操作者が,左端のチェックボックスをオンにする。これによりその演出が,一連スケジュールの一環として選択されたことになる(図6のS2)。続いて,選択された演出についての,観察時刻を指定する(S3)。これは,図7中の「月」のように時間帯がある程度長いものについて,その時間帯の中でさらに観察時刻を指定することである。図7中の「日の入り」のように時間帯が短いものについてはこのステップはスキップされる。なお,S2より先にS3を行ってもよい。すなわち,まず観察時刻を絞り込んでから,その観察時刻にて解説可能な演出を選択する,という順序でもよい。
次に,その演出についての解説可能な対象を選択する(図6のS4)。これは,選択した演出が星座である場合には,解説可能な対象が,星座そのものの他に,その星座に含まれる個々の恒星とか星座絵,目印線等もあるからである。これが操作パネル6上に表示され,操作者に選択させるのである。解説可能な対象が1つしかないような演出についてはこのステップはスキップされる。
続いて,解説音声の選定を行う(S5)。これは,S2〜S4で選択した演出ないし対象について,解説音声が複数種類用意されている場合があるので,その中で今回の上映で流すものを選定することである。複数種類の解説音声とは,同一の演出ないし対象について,「簡易版,標準版,詳細版」とか「園児・児童向け,中高生向け,一般向け」といった具合に異なる内容で用意された解説音声のことである。この選択により,解説音声の所要時間の調節,すなわち解説される演出ないし対象の上映時間の調節が可能である。解説音声が1つしか用意されていない演出もしくは対象については,当然,その解説音声が強制的に選定される。また,解説音声の再生に際しての再生速度も指定できる。解説音声の選択の他に,この再生速度の指定によっても,解説音声の調節が可能である。ただし,各解説音声にはそれぞれ,最短時間が定められている。最短時間よりも短い時間での再生は,聞き取りにくく不適切だからである。
そして,解説時間の計算がなされる(S6)。つまり,すでに選択済みとなっている演出ないし対象の解説時間に,今回新たに選択した演出ないし対象による解説時間が加算される。上記のS2からS6までの過程が,今回の上映で一連スケジュールに入れようとするすべての演出ないし対象について反復される(S7)。
演出ないし対象の選択が完了したら(S7:Yes),総上映時間を操作パネル6に表示する(S8)。総上映時間とは,選択したすべての演出ないし対象について,選定した解説音声をスピーカー7で場内に流しつつ,ドームスクリーン2への投映を行い,指定したシミュレーションが終了するまでの所要時間のことである。
ここで表示される画面の一例が,先に図3として示したものである。総上映時間は,図中の右肩部分に表示されている。なお,操作者が希望する総上映時間をあらかじめ入力させておいて,その希望上映時間に対する過不足分で表示することもできる。また,その過不足分があらかじめ定めた限界値を超えている場合に警告を発するようにすることもできる。
図3の例は,S1で指定した日の夜空について,「日の入り」,「一番星」,「月」,「惑星1」,「星座1」,「星座1(目印線)」,「日の出」の各演出ないし対象を指定したものである。これらのうち「星座1」と「星座1(目印線)」とは,S2で選択した同一の演出「星座1」に係るものであり,さらにS4で星座1そのものを対象として選択したのが前者であり,星座1の目印線を対象として選択したのが後者である。
また,「日の入り」,「一番星」,「日の出」の各演出は,S3で指定する観察時刻が実質的に固定されている演出である。「月」,「惑星1」,「星座1」,「星座1(目印線)」の各演出ないし対象については,S3で観察時刻を指定できる幅がある程度あるが(図7中の「時間帯」参照),ここでは皆同じく20:00が指定されたものとして示している。図3中での各演出ないし対象の上映順序(左から右への順序)は基本的に,指定されている観察時刻の順序による。同一の観察時刻が指定されている演出ないし対象同士の順序は,原則としてS2ないしS4での選択が行われた順序によるが,操作者の操作により変更可能である。また,各解説の上映時間(図3中における上段の時間)は,前述の上映順序に従いつつ,演出同士で上映時間帯が重複しないように配置されている。
つまり,図3に表示されているのは,上映開始から約1分少々かけて「日の入り」と「一番星」とを立て続けに解説し,それから観察時刻を20:00まで進めて,そこで一旦観察時刻の進行を止め,その状態で「月」,「惑星1」,「星座1」,「星座1(目印線)」の各演出ないし対象を合計で2分半ほどかけて解説し,それが済んだら観察時刻を一気に翌朝の05:00まで進めて,最後に30秒ほど使って「日の出」を解説して上映終了,という上映順序である。これだけの内容を総計5分間の上映時間で行う,というのが図3の一連スケジュールである。
図6のS8でこのような画面を提示された操作者は,それでよければ処理を終了する。これにより一連スケジュールの内容が確定する。その後に一連スケジュールを実行させることで,図3に示された内容の上映がその順序で行われることとなる。提示された一連スケジュールの内容に不満足な点があれば,操作者はさらに操作パネル6を操作してその内容を変更することになる。
例えば,表示された総上映時間が長すぎる場合や短すぎる場合には,演出ないし対象の選択について,一部解除したり,あるいは逆に追加することができる。総上映時間が長すぎる場合には,最終順の演出ないし対象の解説が,希望する上映時間の範囲内に収まらないことになってしまうからである。また逆に短すぎる場合でも,総上映時間の中で解説時間が少なく,観客の満足度が低くなってしまうからである。演出ないし対象を追加する場合には,図5中の2番目以降のような,観察時刻と特に関係しないものを挿入することもできる。あるいは,選択済みの演出ないし対象を,上映時間の短い別のもので差し替えることができる。または,複数種類の解説音声が用意されている演出ないし対象について,解説音声の選定を,時間の異なる他の解説音声に差し替えることができる。このようにして解説時間の調節が可能である。
以上は,各種の演出ないし対象についてだいたい共通する事項を説明したものである。演出や対象の種類あるいはそれらの組み合わせによっては,より詳細な設定項目や調整事項が存在することがある。以下,これについて説明する。
図8に示すのは,図6中のS4〜S6の部分をもう少し詳細に示した手順である。図8では,S11で解説可能な演出・対象を選択し,S12でそれに対する解説音声の選定をしている。これは,図6のフローチャートにおけるS2〜S5の部分に相当する。なお,ここで選択される演出や対象とは,例えば,図7に4番として挙げられているような惑星である。また,図7中に恒星そのものや星雲が挙げられている場合にはそれらの天体でもよい。あるいは,図7に5番として挙げられているような星座について,図5中のS4で選択可能な解説対象として,その星座を構成する恒星あるいはその星座が占める範囲内に見える星雲が挙げられている場合にはそれらの天体でもよい。
図8中のS13では,今回選択したものを含む,選択済みのすべての演出についての上映に必要な最低時間を計算する。ここで必要な最低時間には,個々の解説音声の所要時間が含まれるがその合計値だけで済むとは限らない。ある演出についての解説音声の終了から,次に解説する演出についての解説開始までに,ある程度の待機時間が必要なことがあるからである。投映画像の移行のための映像投映部8の機械的対応のためである。特に,投映順序が連続する前後の演出間で,場所または観察時刻が違っている場合には,主投映機の機械的対応を要する。なお,年月日が異なれば当然観察時刻も異なることになる。このためそのような場合には図9に示すように,解説と解説との間に無視できない待機時間が必要となる。S13で計算される必要な最低時間とは,このような待機時間が必要な場合にはその待機時間をも含めた時間である。むろん,後順の演出の投映開始時刻は,全順の演出の投映終了後さらに,前述の待機時間が経過した後の時刻とされる。こうして,2つ立て続けの上映順序で選択された天体等の演出の間に,待機時間が必要な場合には少なくとも最低時間以上の間隔が開けられる。
次にS14では,S13で計算した最低時間が,許容される上映時間以下であるか否かを判定する。許容される上映時間は,操作者によりあらかじめ入力されているものとするものとする。最低時間が許容範囲内であった場合には(S14:Yes),S15でシミュレーション速度を計算して図8のフローを終了する。シミュレーション速度とは,一連スケジュール中で観測時刻を進行させるときの進行の速度のことである。操作者がこれを認識する必要は特にないが,機器制御部9が映像投映部8を制御する上で必要なパラメーターである。
最低時間が許容範囲内でなかった場合には(S14:No),エラー処理(S16)をして図8のフローを終了する。この場合操作者は,一連スケジュールの指定に失敗したと認識するので,天体の選択等をやり直すことになる。すなわち,選択する天体の数を減らしたり,選定する解説音声をもっと短いもので差し替えたりする。ここで,選定する解説音声をもっと短いもので差し替えることで最低時間を許容範囲内とすることができる場合には,自動的にその差し替えを実行するようにすることもできる。あるいは,許容される上映時間を長くすることで対応することも考えられる。
なお,上記のような待機時間が必要とされた場合には,図3に示したようなスケジュール画面において,当該待機時間が必要な箇所には,解説と解説との間の間隔が広げられることとなる。このようにプラネタリウム演出装置5の側で必要な最低時間を計算することで,一連スケジュールを無理なく指定できるようになっている。上記の待機時間というのは,特に経験の浅い操作者には予測が困難だからである。本形態では,経験の浅い操作者が一連スケジュールを指定しても,実際の上映時間が予想以上に長くかかってしまうことがない。
図10に示すのは,選択された演出ないし対象が「惑星」であった場合における図6中のS2〜S7の部分をより詳細に示した手順である。図10のフローではまず,観察時刻を指定する(S21)。次いで操作者が,惑星名が付された演出を選択する(S22)。ここまでが,図6のフロー中のS2〜S4に相当する。
そして,選択された惑星について,S23からS27までの処理が行われる。S23では,選択された惑星名の1つについて,その惑星がシミュレーション対象日における選択時刻の夜空において平地高度が0°以上であるか否かを判定する(S23)。つまりこれは,その惑星がそのとき夜空に現れているか否か,ということである。現れていない場合には(S23:No),その惑星は解説対象から外す(S24)。結局,そのような惑星は選択できないことになる。
現れる場合には(S23:Yes),その惑星についての解説音声の選定を行い(S25),解説時間を計算する(S26)。このS26の処理は,図8中のS13と同じことである。よって,1つ前に解説した演出との関係によっては,解説自体の所要時間に待機時間が加算されることがある。なお,1つの惑星について複数の解説音声を選定することも可能である。逆に,S23でYesと判定された惑星であっても,それについて解説音声を1つも選定しないことによって解説対象から外してしまうことも可能である。
なお,同時に夜空に現れている他の惑星についても選択を追加することができる。選択されたすべての惑星についてS23からS26までの処理を行ったら,総上映時間を操作パネル6に表示する(S27)。これは,図6中のS8に相当する。すなわちこれにより,解説対象として惑星を含む一連スケジュールの内容が,図3に示したような様式で操作パネル6に表示される。これにて図10のフローは終了する。
このように本形態では,観察時刻に夜空に現れていない惑星については選択できないので,経験の浅い操作者でも容易に,惑星を含めた一連スケジュールを作成できる。なお,図10では省略しているが,惑星の選択を追加したことにより許容上映時間をオーバーした場合には,図8のS16のようなエラー処理が可能である。また,図4のスタート画面で「惑星プラン」ボタンを用意しておくことにより,特に惑星に重点をおいた一連スケジュールを作成させるようにすることもできる。なお,上記の「惑星」を「星座」で置き替えてもだいたい同じことができる。
図11に示すのは,選択された演出が「月」であった場合における図6中のS2〜S6の部分をより詳細に示した手順である。選択された演出が月であった場合にはまず,月の観察時刻を操作者が設定する(S31)。設定される観察時刻は,一連スケジュールに指定されているシミュレーション開始時刻から終了時刻までの範囲内とされる。すると,月齢が計算される(S32)。そのために必要な「年月日」の情報は,図6中のS1で既に指定されている。このとき,月食に当たっているか等,年月日および観察時刻により特定されるその他の情報も決定される。
次に,指定された観察時刻および年月日にて,月の解説が可能か否かが判定される(S33)。すなわち,その観察時刻にて月の位置が平地高度が0°以上であるか否かが判定される。月が地平線より下にある場合には解説の対象とならないからである。この判定のためには必要な観察場所の情報は,一連スケジュールに既に指定されている。S33の判定がNoであった場合には,そのまま処理を終了する。すなわちこの場合,一連スケジュールに月の解説を入れることはできない。
S33の判定がYesであった場合には,解説音声を選定する(S34)。すなわち,音声データファイル14に格納されている解説音声のうち,月に関わるものが操作者による選定に供される(図12)。ただし,月の解説音声であっても,S32で計算した月齢と合わないものは選定できない。図12中には3つの音声を例示しているが,このうち「満月」と「新月」については破線表示とされており,「半月」のみが実線表示とされている。これは,S32で計算した月齢が半月に相当するものであった場合の例示である。すなわちこの場合,「半月」は選定可能であるが,「満月」や「新月」は選定できない。
図12に示される3つの解説音声の例は,「今日は……です」の部分が共通しており,「満月」,「半月」,「新月」の部分のみが異なっているものである。音声データファイル14にはこのように,解説音声のデータが要素ごとに分割されて記憶されている。つまり図12に示されている解説音声の例は,要素ごとの解説音声のデータにより,年月日や観察時刻,場所に応じて音声生成部11で組み合わせて構成したものである。
なお,図12に示した解説音声の例は,音声データファイル14に格納されている月に関わる解説音声のうちごく一部である。さらに,月に関わる解説音声の中には,月齢と特に関係しないものも含まれている。そのような解説音声は,S32で計算した月齢に関わらず選定可能である。また,月食に関わる解説音声のように,特定の年月日および観察時刻に該当している場合に限り選定可能となるようなものもある。S35の解説時間の計算は,図6中のS6と同様のことである。これにより図11のフローは終了する。むろんその後操作パネル6には,図3に示したような様式で,月が選択された後の後の一連スケジュールの内容や総上映時間が表示される。なお,図11では省略しているが,月を追加して選択したことにより許容上映時間をオーバーした場合には,図8のS16のようなエラー処理が可能である。
図13に示すのは,選択された演出が「日の出」であった場合における図6中のS5〜S6の部分をより詳細に示した手順である。選択された演出が日の出であった場合にはまず,年月日と場所を確認する(S41)。これは,図6中のS1で決定済みの情報である。そして,これに基づいて,シミュレーション対象日における日の出時刻を(通常は翌日)算出する(S42)。
次に,解説音声を選定する(S43)。すなわち,音声データファイル14に格納されている解説音声のうち,日の出に関わるものが操作者による選定に供される(図14)。ただし,日の出の解説音声のうち,S42で算出した日の出時刻に合うもののみが選定可能である。図14には3つの音声を例示しているが,このうち「5時5分」に係るもののみが実線表示されており,他のものは破線表示されている。これは,S42で算出した日の出時刻が「5時5分」であった場合の例示である。すなわちこの場合,「5時5分」に係るものは選定可能であるが,他の時刻に係るものは選定できない。
図14示される3つの解説音声の例は,「日の出は、……です」の部分が共通しており,「5時」,「5時5分」,「6時」の部分のみが異なっているものである。つまりこれらも,要素ごとに分割して記憶されている解説音声のデータにより,年月日や観察時刻,場所に応じて組み合わせて構成したものである。なお,図14に示されている解説音声の例は,各日の出時刻に係るもののうち最も簡略なものである。これらの他にもっと詳細な解説音声(例えば日の出が属する日の歳時記的事項等への言及を含めたもの)も音声データファイル14に格納しておくことができる。その場合には,それらであって日の出時刻に合致するものも選定可能である。
続いて,S43で選定した解説音声に応じて,解説音声の所要時間を計算する(S44)。これは,図6中のS6と同様のことである。次に,現在の観察時刻と日の出時刻までの時間差を計算する(S45)。現在の観察時刻とは,既に選択されている演出の中でもっとも観察時刻の遅いものにおける,解説終了時の観察時刻である。その解説および投映の終了後に,日の出時刻まで観察時刻を進めなければならないからである。日の出の解説音声を流す前に観察時刻を進行させる進行量を求めるのである。
次に,シミュレーション速度を計算する(S46)。これは,図8のS15に相当することである。ここでは,S45で計算した観察時刻の進行量を,残余時間で割ることでシミュレーション速度を計算する。残余時間とは,日の出の1つ前の演出の終了後に残っている残り上映時間から,日の出の解説の所要時間を引いた時間のことである。この時間の間に,S45で計算した進行量の分,観察時刻を進めなければならないからである。
シミュレーション速度が計算されると,図13のフローは終了する。むろんその後操作パネル6には,図3に示したような様式で,月が選択された後の後の一連スケジュールの内容や総上映時間が表示される。なお,図13では省略しているが,日の出を追加して選択したことにより許容上映時間をオーバーした場合には,図8のS16のようなエラー処理が可能である。一般的には日の出の演出は,上映時間全体の最後に配置される。よって,日の出以外の演出を先に指定しておいた後,図13のフローのようにして日の出の演出を追加して指定することができる。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,プラネタリウム装置1で上映する演出の一連スケジュールの作成が,操作者による操作パネル6の簡単な操作で可能である。特に,個々の解説対象の解説音声の所要時間や,解説と解説の間の機器側の都合による待機時間が自動で計算されるようにしている。このため,操作者の経験に頼らずして,無理な選択を回避し,所望の全体上映時間に対して適切な解説対象の選択を行うことができる。特に,全体の上映時間との関係に応じて,解説対象を追加または削除することができる。あるいは,解説音声の選定を変更することで,上映時間を調節することができる。また,月,日の入り等の解説対象の種類に応じて,操作者に対する適切なサポートを行うようになっている。このため,観察時刻との関係で,夜空に出ていない天体の解説を組み入れてしまう,といったことがない。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,映像投映部8等の構成は任意である。また本形態では,ドームスクリーン2への画像投映を行うプラネタリウム装置1を前提として説明したが,本発明は,プラネタリウム装置以外の画像投映設備にも適用可能である。
1 プラネタリウム装置
2 ドームスクリーン
3 投映装置
5 プラネタリウム演出装置
6 操作パネル
7 スピーカー
9 機器制御部
11 音声生成部
12 データ制御部(演出提示部,演出配置部,最低時間算出部,希望全体時間指定部,警告部,スケジュール表部)
13 天体・映像データファイル
14 音声データファイル

Claims (8)

  1. ドームスクリーンに投映する天文現象画像の演出群のうち選択されたものを上映する一連スケジュールを指定するプラネタリウム演出装置であって,
    前記演出群,観察地点および観察時刻を操作者に指定させる星野(せいや)画像コンテンツに含まれており,
    前記演出群の個々の演出について,識別情報とその上映の所要時間とを操作者に提示して操作者による選択に供するとともに,前記星野画像コンテンツについては観察地点および観察時刻を操作者に指定させる演出提示部と,
    前記演出提示部にて操作者により選択された演出について,前記一連スケジュールの中での上映時間帯を,演出同士で上映時間帯が重複しないように配置する演出配置部と,
    前記演出配置部により前記一連スケジュール内に連続する上映順序で配置する2つの演出が異なる観察地点または観察時刻についてのものである場合に,前の演出の上映終了から後の演出の上映開始までの待機に要する最低時間を算出する最低時間算出部とを有し, 前記演出群にはまた,上映の所要時間の調節が可能な演出が含まれており,
    前記演出提示部は,所要時間の調節が可能な演出については,所要時間の調節をも操作者に行わせるように構成されており,
    前記演出配置部は,前記最低時間算出部により最低時間が算出された2つの演出のうち前の演出の上映終了と後の演出の上映開始との間に,少なくとも前記最低時間の間隔を置くように構成されているものであることを特徴とするプラネタリウム演出装置。
  2. ドームスクリーンに投映する天文現象画像の演出群のうち選択されたものを上映する一連スケジュールを指定するプラネタリウム演出装置であって,
    前記演出群,観察地点および観察時刻を操作者に指定させる星野(せいや)画像コンテンツに含まれており,
    前記演出群の個々の演出について,識別情報とその上映の所要時間とを操作者に提示して操作者による選択に供するとともに,前記星野画像コンテンツについては観察地点および観察時刻を操作者に指定させる演出提示部と,
    前記演出提示部にて操作者により選択された演出について,前記一連スケジュールの中での上映時間帯を,演出同士で上映時間帯が重複しないように配置する演出配置部と,
    前記演出提示部により提示される演出の少なくとも一部について,その演出とともに前記ドームスクリーン内に流す解説音声のデータを分割された要素ごとに記憶する解説音声ファイルとを有し,
    前記演出群にはまた,上映の所要時間の調節が可能な演出が含まれており,
    前記演出提示部は,
    所要時間の調節が可能な演出については,所要時間の調節をも操作者に行わせ,
    提示する演出のうち前記解説音声が付されているものについては,その演出とともに
    ,前記解説音声ファイルに記憶されている要素ごとの解説音声のデータにより,指定された観察地点または観察時刻に応じて構成した解説音声を,その所要時間とともに提示して操作者による選択に供するように構成されていることを特徴とするプラネタリウム演出装置。
  3. 請求項1に記載のプラネタリウム演出装置であって,
    前記演出提示部により提示される演出の少なくとも一部について,その演出とともに前記ドームスクリーン内に流す解説音声のデータを分割された要素ごとに記憶する解説音声ファイルを有し,
    前記演出提示部は,提示する演出のうち前記解説音声が付されているものについては,その演出とともに,前記解説音声ファイルに記憶されている要素ごとの解説音声のデータにより,指定された観察地点または観察時刻に応じて構成した解説音声を,その所要時間とともに提示して操作者による選択に供するように構成されているものであることを特徴とするプラネタリウム演出装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のプラネタリウム演出装置であって,
    前記演出提示部により提示される演出の各解説音声について,所要時間の調節が可能であるとともに,解説音声の最低所要時間が定められており,
    前記演出提示部は,前記解説音声の所要時間の,前記最低所要時間より短くならない範囲内での調節をも行うように構成されていることを特徴とするプラネタリウム演出装置。
  5. ドームスクリーンに投映する天文現象画像の演出群のうち選択されたものを上映する一連スケジュールを指定するプラネタリウム演出装置であって,
    前記演出群,観察地点および観察時刻を操作者に指定させる星野(せいや)画像コンテンツに含まれており,
    前記演出群の個々の演出について,識別情報とその上映の所要時間とを操作者に提示して操作者による選択に供するとともに,前記星野画像コンテンツについては観察地点および観察時刻を操作者に指定させる演出提示部と,
    前記演出提示部にて操作者により選択された演出について,前記一連スケジュールの中での上映時間帯を,演出同士で上映時間帯が重複しないように配置する演出配置部と,
    前記一連スケジュールの希望全体時間を操作者に指定させる希望全体時間指定部とを有し,
    前記演出群にはまた,上映の所要時間の調節が可能な演出が含まれており,
    前記演出提示部は,所要時間の調節が可能な演出については,所要時間の調節をも操作者に行わせるように構成されており,
    前記演出配置部は,選択された演出の前記上映時間帯を,最終順の演出の上映時間帯が前記一連スケジュールの希望全体時間内に収まるように配置するように構成されていることを特徴とするプラネタリウム演出装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載のプラネタリウム演出装置であって,
    前記一連スケジュールの希望全体時間を操作者に指定させる希望全体時間指定部を有し,
    前記演出配置部は,選択された演出の前記上映時間帯を,最終順の演出の上映時間帯が前記一連スケジュールの希望全体時間内に収まるように配置するように構成されているものであることを特徴とするプラネタリウム演出装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載のプラネタリウム演出装置であって,
    前記演出提示部による提示内容および操作者による選択内容を操作者に対して表示する表示画面と,
    前記表示画面に,前記一連スケジュールの全体時間に対する,選択されている演出の上映時間帯の分布を視覚表示するスケジュール表示部とを有することを特徴とするプラネタリウム演出装置。
  8. ドームスクリーンと,前記ドームスクリーンに画像を投映する投映装置とを有するプラネタリウム装置であって,
    請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載のプラネタリウム演出装置を有し,
    前記投映装置は,前記プラネタリウム演出装置にて指定されている一連スケジュールに従って天文現象画像を投映するものであることを特徴とするプラネタリウム装置。
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