JP6942040B2 - 絶縁型スイッチング電源 - Google Patents

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Description

本発明は、サージ電圧を抑制することができるフォワード方式の絶縁型スイッチング電源に関する。
トランスを用いて入力側と出力側を絶縁する絶縁型スイッチング電源が知られている(特許文献1〜5)。入力が交流電圧の場合は、一般的には、AC/DC変換回路の後にDC/DCコンバータが配置されている。入力が直流電圧の場合は、直接DC/DCコンバータに入力される。DC/DCコンバータも絶縁型スイッチング電源の一つである。絶縁型スイッチング電源の代表的方式として、フライバック方式とフォワード方式がある。
フォワード方式のスイッチング電源では、スイッチング素子のオン期間にトランスの電磁誘導により電力が伝達されて二次コイルに電流が流れてインダクタを介して出力されると共に、インダクタに磁気エネルギーが蓄積される。そして、スイッチング素子のオフ期間には、インダクタの磁気エネルギーを放出するように還流ダイオードを介して電流が流れて出力される。
特開平7−31150号公報 特開平8−331860号公報 特開2002−10632号公報 特開2005−218224号公報 特開2007−37297号公報
絶縁型スイッチング電源においては、スイッチング素子がオフになった瞬間にトランスの一次コイルに高い逆起電力(本明細書における「起電力」及び「逆起電力」は電圧の意味で用いる)すなわちサージ電圧が発生してスイッチング素子に印加される。このため、高耐圧のスイッチング素子を用いたり、逆起電力を処理するためのスナバ回路等を設けたりすることが必要であった。
また、一般的なフォワード方式では、オフ期間にはトランスに電流が流れないため、オン期間にトランスに蓄積された磁気エネルギーをリセットしなければ磁気飽和を生じることになる。この磁気エネルギーのリセットのためにも、スナバ回路等が必要であった。スナバ回路等で処理されるエネルギーは二次側には伝達されないという点で、スイッチング電源の電力伝達の効率を低下させていた。
以上の問題点に鑑み本発明の目的は、フォワード方式の絶縁型スイッチング電源において、スイッチング素子のオフ時にトランスに発生する逆起電力を抑制し、かつ、オン期間にトランスに蓄積された磁気エネルギーを二次側に伝達可能とすることである。
上記の目的を達成するべく、本発明の絶縁型スイッチング電源の一態様は、以下の構成を有する。
・ 本発明の態様は、一次コイルと二次コイルを具備するトランスと、前記トランスの一次コイルに直列接続され制御信号によりオンオフ制御されるスイッチング素子と、前記二次コイルに直列接続された第1の整流要素及びインダクタと、直列接続された前記二次コイルと前記第1の整流要素に対し並列接続された第2の整流要素と、を有するフォワード方式の絶縁型スイッチング電源において、
(a)前記二次コイルと前記第2の整流要素との接続点と、負極出力端との間に接続されたコンデンサと、
(b)前記二次コイルと前記第1の整流要素との接続点と、負極出力端との間に接続された第3の整流要素と、を有し、
(c)前記スイッチング素子のオン期間に、前記コンデンサを放電する電流が前記二次コイル、前記第1の整流要素及び前記インダクタに流れて出力され、かつ、
(d)前記スイッチング素子のオフ期間に、前記コンデンサを放電する電流が前記第2の整流要素及び前記インダクタを流れて出力されると共に前記コンデンサを充電する電流が前記第3の整流要素及び前記二次コイルを流れることを特徴とする。
・ 上記態様において、前記第3の整流要素の一端が、前記二次コイルと前記第1の整流要素との接続点に接続されることに替えて、前記二次コイルの中間点に接続されることが、好適である。
本発明により、絶縁型スイッチング電源において、スイッチング素子のオフ時にトランスの一次コイルに発生する逆起電力すなわちサージ電圧を抑制し、スイッチング素子に要求される耐圧性を軽減することが実現される。また、スイッチング素子のオン時にトランスに蓄積された磁気エネルギーを二次側に伝達することができるので、電力伝達効率が向上する。
図1は、本発明の絶縁型スイッチング電源の第1の実施形態の回路構成例を概略的に示した図である。 図2(a)(b)は、それぞれ図1に示した回路におけるオン期間及びオフ期間の電流の流れを示している。 図3(a)(b)は、それぞれ図1に示した回路のトランス二次側におけるオン期間及びオフ期間の電位関係の一例を概略的に示す図である。 図3は、本発明の絶縁型スイッチング電源の第2の実施形態の回路構成例を概略的に示した図であり、オフ期間の電流の流れを併せて示している。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ、本発明による絶縁型スイッチング電源の実施形態について説明する。各実施形態の図面において、同一又は類似の構成要素については、同じ符号で示している。
以下では、直流電圧が入力されるDC/DCコンバータの場合を実施例として本発明の絶縁型スイッチング電源を説明する。しかしながら、本発明の絶縁型スイッチング電源は、電圧が一定の直流以外に、電圧が変動する脈流若しくは矩形波、又は交流等、どのような波形の電圧が入力されても同様に機能し、直流電圧を出力することができる電力変換装置である。
(1)第1の実施形態
(1−1)第1の実施形態の回路構成
図1は、本発明の絶縁型スイッチング電源の第1の実施形態の回路構成例を概略的に示した図である。
図1を参照して、第1の実施形態の回路構成を説明する。本回路は、トランスにより入力側と出力側を電気的に絶縁する絶縁型スイッチング電源であり、フォワード方式をベースとしている。トランスTは、一次コイルNpと二次コイルNsを具備する。トランスTは、一次コイルと二次コイルの極性(巻き始端)が同じ向きである。トランスTは、結合度をできるだけ高くする、すなわち一次コイルNpと二次コイルNsを密結合とすることが好適である。
図中、各コイルの巻き始端を黒丸で示している。本明細書でコイルについて「一端」と「他端」という場合は、それぞれ「巻き始端」と「巻き終端」に対応する場合と、「巻き終端」と「巻き始端」に対応する場合のいずれも含むものとする。以下の説明では、各コイルについて、巻き始端を一端と称し、巻き終端を他端と称する。
入力電圧は、入力端1と入力端2からなる一対の端子間に印加される。トランスTの一次コイルNpの一端は、入力端1に接続されている。ここでは、入力端2が入力側基準電位端である。
トランスTの一次コイルNpの他端には、スイッチング素子Qの一端が接続されている。スイッチング素子Qの他端は、入力端2に接続されている。スイッチング素子Qは制御端を具備する。制御端は、一次コイルNpを含む電流路を導通又は遮断するためにオンオフ制御される。基本的に、スイッチング素子Qは、一次コイルNpに直列接続されていればよい。
スイッチング素子Qの制御端は、制御信号Vgにより制御される。制御信号Vgは、例えば所定の周波数及びデューティ比のパルス波形をもつPWM信号である。図示の例では、スイッチング素子Qがnチャネル形MOSFET(以下「FETQ」と称する)であり、一端がドレイン、他端がソース、制御端がゲートである。この場合、制御信号Vgは電圧信号である。
なお、FET以外のスイッチング素子として、例えばIGBT又はバイポーラトランジスタを用いることもできる。
トランスTの二次側には、直流電圧が出力される一対の出力端である正極出力端pと負極出力端nが設けられている。ここでは、負極出力端nが二次側基準電位端である。正極出力端pと負極出力端nとの間に接続された負荷(図示せず)に出力電圧が印加され、出力電流が供給される。
一般的なフォワード方式の回路と同様に、トランスTの二次コイルNsに対して整流ダイオードである第1のダイオードD1とインダクタLが直列接続されている。ダイオードD1のアノードが二次コイルNsの一端に接続され、ダイオードD1のカソードがインダクタLの一端に接続されている。インダクタLの他端は、正極出力端pに接続されている。さらに、還流ダイオードである第2のダイオードD2が、直列接続された二次コイルNsとダイオードD1に対し並列接続されている。ダイオードD2のアノードが二次コイルNsの他端に接続され、ダイオードD2のカソードがダイオードD1のカソードに接続されている。さらに、平滑コンデンサである第1のコンデンサC1が正極出力端pと負極出力端nとの間に接続されている。
本発明ではさらに、第2のコンデンサC2が、二次コイルNsとダイオードD2との接続点a(二次コイルNsの他端)と、負極出力端nとの間に接続されている。またさらに、第3のダイオードD3が、二次コイルNsとダイオードD1との接続点b(二次コイルNsの一端)と、負極出力端nとの間に接続されている。ダイオードD3のアノードが負極出力端nに接続され、ダイオードD3のカソードが二次コイルNsとダイオードD1との接続点bに接続されている。
さらに、第4のダイオードD4が設けられ、そのアノードが負極出力端nに接続され、そのカソードが二次コイルNsの他端に接続されている。
本回路におけるダイオードは、順方向電圧降下が小さくかつ高速動作を行うものが好適である。なお、ダイオードに替えて同じ機能をもつ素子又は回路からなる整流要素を用いることができる。
図示しないが、スイッチング素子Qのための制御信号Vgを発生する制御部を有することが好ましい。一例として制御部は、入力電圧及び/又は出力電圧を検出し、検出した電圧に基づいて制御信号Vgのデューティ比を決定し、それに基づいて所定の高周波パルスの制御信号Vgを生成する。このような制御部の主要部として、PWMICを用いることができる。
(1−2)第1の実施形態の動作
図2及び図3を参照して第1の実施形態の動作を説明する。図2(a)及び(b)は、それぞれオン期間及びオフ期間における電流の流れを実線又は点線にて概略的に示している(矢印は電流の向きを示す)。図3(a)及び(b)は、それぞれオン期間及びオフ期間におけるトランスTの二次側の各構成要素の電位関係の一例を模式的に示す図である。
図3(a)(b)では、上下方向が電位の高低に対応しており、二次側基準電位(負極出力端nの電位)を太線で示している。トランスTの二次コイルNs、インダクタL、コンデンサC1及びコンデンサC2の両端電圧を両矢印で示している。また、二次コイルNsについては、巻き始端を黒丸で示している。
なお、本回路の始動時及び停止時の過渡的動作は例外とし、本回路が定常状態にある場合の動作について説明する。定常状態では、コンデンサC1は、リップル的な変動を除いてほぼ一定の両端電圧で充電されている。コンデンサC1における充放電電流は僅かであるので、以下の説明では無視する。コンデンサC2についても、定常状態における充放電動作を行っていると想定する。また、各ダイオードの順方向電圧降下も無視する。
(1−2−1)オン期間におけるトランスTの一次側及び二次側の動作
[オン期間:一次側]
トランスTの一次側では、オン期間に制御信号Vgがオンになると、FETQがオンとなり電流路が導通する。図2(a)に示すように、トランスTの一次コイルNpには、入力電圧による入力電流i1が以下の経路で流れる。入力電流i1により励磁されることにより、トランスTに磁気エネルギーが蓄積される。
・入力電流i1:入力端1→トランスTの一次コイルNp→FETQ→入力端2
[オン期間:二次側]
図2(a)に示すように、トランスTの一次コイルNpに入力電流i1が流れることにより、相互誘導による起電力が二次コイルNsに生じ、ダイオードD1が順バイアスとなり、以下の経路で電流i2が流れる。
・電流i2:負極出力端n→コンデンサC2→トランスTの二次コイルNs→ダイオードD1→インダクタL→正極出力端p
電流i2は、コンデンサC2を放電する電流として流れる。したがって、電流i2は、コンデンサC2に蓄積された電気エネルギーと、トランスTの相互誘導による電気エネルギーとを出力端pへ出力する電流である。また、電流i2がインダクタLに流れることにより、インダクタLは励磁され、磁気エネルギーが蓄積される。
図3(a)の電位関係図からも判るように、ダイオードD2及びダイオードD3は、逆バイアスとなるため遮断されている。ダイオードD4は、コンデンサC2と並列であるので、コンデンサC2の一端(二次コイルNsとの接続点)の電位が正電位である限り、遮断されている。ダイオードD4は、コンデンサC2の一端の電位を負電位としないためのクリッパであり、必須ではない。
図3(a)の電位関係図に点線で示すように、コンデンサC2はオン期間に放電するため、その両端電圧は小さくなる。
また、図3(a)に示すように、コンデンサC2の両端電圧によって二次コイルNsに生じる起電力が嵩上げされている。これは、コンデンサC2が無い一般的なフォワード方式の場合に比べて、二次コイルNsに生じる起電力が小さい(抑制される)ことを意味する。
(1−2−2)オフ期間におけるトランスTの一次側及び二次側の動作
図2(b)では、オフ期間に流れる電流のうち、コンデンサC2を放電する電流を実線で、充電する電流を点線で、概略的に示している。
[オフ期間:一次側]
トランスTの一次側では、制御信号Vgがオフになると、FETQもオフとなりスイッチが開く。トランスTの一次コイルNpの電流路は遮断され、電流が零となる。これによりトランスTの一次コイルNp及び二次コイルNsにそれぞれ逆起電力が生じる。
上述した通り、オン期間の二次コイルNsの起電力がコンデンサC2の電圧により嵩上げされて実質的に抑制される結果、オフとなった瞬間に一次コイルNpに生じる逆起電力すなわちサージ電圧も小さくなる。スイッチング素子Q(FETの場合、ドレインソース間)には、入力電圧と一次コイルNpに生じる逆起電力を加算した電圧が印加される。したがって、本回路では、スイッチング素子Qに要求される耐圧性が軽減されるとともに、スナバ回路等の処理容量を低減できる。同様に、トランスTの磁気飽和の可能性も小さくなることから、トランスTのサイズを小さくすることができる。
[オフ期間:二次側]
図3(b)の電位関係図に示すように、オフ期間になると、トランスTの二次コイルNs及びインダクタLの各々の両端の電位関係が反転する。ダイオードD1は、逆バイアスとなり遮断される。一方、ダイオードD2及びダイオードD3は、順バイアスとなるため導通する。
図2(b)に示すように、ダイオードD2及びダイオードD3が導通することにより、それぞれ電流i3及び電流i4が以下の経路で流れる。
・電流i3:負極出力端n→コンデンサC2→インダクタL→正極出力端p
・電流i4:負極出力端n→ダイオードD3→二次コイルNs→コンデンサC2
電流i3は、コンデンサC2を放電する電流である。したがって、電流i3は、コンデンサC2に蓄積された電気エネルギーとインダクタLに蓄積された磁気エネルギーとを電力として出力する電流である。
一方、電流i4は、コンデンサC2を充電する電流である。電流i4が二次コイルNsを通ってコンデンサC2に流れることにより、トランスTにオン期間に蓄積された磁気エネルギーが放出され、コンデンサC2の電気エネルギーとして蓄積される。これにより、トランスTの磁気リセットが促進される。この結果、トランスTの磁気飽和の可能性が小さくなることから、トランスTのサイズを小さくすることができる。
通常のフォワード方式では、トランスTに蓄積された磁気エネルギーが一次側のスナバ回路等で消費されるが、本発明では、トランスTの磁気エネルギーがコンデンサC2の電気エネルギーに変換される。そして、コンデンサCに蓄積された電気エネルギーは、放電電流として出力することができるので、電力の伝達効率を向上させることができる。
なお、電流i4が、電流i3より十分に大きければ、コンデンサC2はオフ期間に充電されることになる。その結果、図3(b)の電位関係図に点線で示すように、コンデンサC2の両端電圧が回復する。
上述したように、コンデンサC2があることにより、二次コイルNsに生じる起電力が抑制されるため、二次コイルNsに生じる逆起電力も小さくなる結果、ダイオードD1に要求される耐圧性も軽減される。
(2)第2の実施形態
(2−1)第2の実施形態の回路構成
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形形態である。図4は、本発明の絶縁型スイッチング電源の第2の実施形態の回路構成例を概略的に示した図であり、オフ期間の電流の流れを併せて示している。
第2の実施形態の回路に関しては、主として第1の実施形態とは異なる点を説明する。図4の回路では、ダイオードD3の一端が、二次コイルNsとダイオードD1との接続点に接続されていない。それに替えて、ダイオードD3の一端が二次コイルNsの中間点に接続されている。ここでの中間点の意味は、二分する点の意味ではなく、その位置は必要に応じて設定される。設定された中間点にタップを設け、ダイオードD3の一端を接続する。
図4の回路において、FETQのオン期間に流れる電流は、図2(a)に示した第1の実施形態と同じである。また、オフ期間に流れる電流についても、コンデンサC2を放電する電流i3については、図2(b)に示した第1の実施形態と同じである。
図4の回路では、オフ期間に流れるコンデンサC2を充電する電流i4の経路が、第1の実施形態とは異なる。図示のように、電流i4は、二次コイルNsの一部のみを通過する。したがって、電流i4は、二次コイルNs全体を通過する場合よりも抵抗が小さくなり、より大きな電流となる。中間点の位置を適切に設定することにより、オフ期間にコンデンサC2を十分に充電できる大きさの電流i4を確保することができる。
1 入力端
2 入力端(入力側基準端)
p 正極出力端
n 負極出力端(出力側基準電位)
T トランス
Np 一次コイル
Ns 二次コイル
Q スイッチング素子(FET)
D1、D2 D3、D4 整流要素(ダイオード)
C1 第1のコンデンサ(平滑コンデンサ)
C2 第2のコンデンサ

Claims (2)

  1. 一次コイルと二次コイルを具備するトランスと、前記トランスの一次コイルに直列接続され制御信号によりオンオフ制御されるスイッチング素子と、前記二次コイルに直列接続された第1の整流要素及びインダクタと、直列接続された前記二次コイルと前記第1の整流要素に対し並列接続された第2の整流要素と、を有するフォワード方式のスイッチング電源において、
    (a)前記二次コイルと前記第2の整流要素との接続点と、負極出力端との間に接続されたコンデンサと、
    (b)前記二次コイルと前記第1の整流要素との接続点と、負極出力端との間に接続された第3の整流要素と、を有し、
    (c)前記スイッチング素子のオン期間に、前記コンデンサを放電する電流が前記二次コイル、前記第1の整流要素及び前記インダクタに流れて出力され、かつ、
    (d)前記スイッチング素子のオフ期間に、前記コンデンサを放電する電流が前記第2の整流要素及び前記インダクタを流れて出力されると共に前記コンデンサを充電する電流が前記第3の整流要素及び前記二次コイルを流れることを特徴とする
    絶縁型スイッチング電源。
  2. 前記第3の整流要素の一端が、前記二次コイルと前記第1の整流要素との接続点に接続されることに替えて、前記二次コイルの中間点に接続されることを特徴とする請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源。
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