JP6941012B2 - 圧縮機及び圧縮機組み立て方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機及び圧縮機組み立て方法に関する。
遠心圧縮機は、回転するインペラの径方向に気体を通り抜けさせ、その際に発生する遠心力を利用してそれら気体を圧縮する。遠心圧縮機において、インペラを軸線方向に多段に備え、気体を段階的に圧縮する多段式の遠心圧縮機が知られている。
このような遠心圧縮機では、車室内にダイアフラムを有する構造がある。例えば、特許文献1に記載の多段遠心圧縮機では、車室であるケーシング内に軸方向に連結された複数のダイアフラムが収容されている。この多段遠心圧縮機では、このダイアフラムを貫通するように回転体が配置されている。
ところで、このような車室及びダイアフラムでは、水平方向に広がる分割面で分割可能な構造が採用されている場合がある。この場合、このような車室及びダイアフラムは、上半部と下半部とから構成されている。車室及びダイアフラムの上半部が組まれた上半組み立て体と、車室及びダイアフラムの下半部が組まれた下半組み立て体とを組み立てる際には、上半組み立て体と下半組み立て体との間に隙間を生じないように組み立てる必要がある。特に、内部に回転体が配置されるダイアフラムでは、上半ダイアフラムの分割面と、下半ダイアフラムの分割面とを隙間なく密着させてシール性を確保する必要がある。
特開2014−129752号公報
しかしながら、上半組み立て体と下半組み立て体とを組み立てる際に、先に車室の分割面同士が接触した場合、上半ダイアフラム及び下半ダイアフラムの分割面の間に隙間が生じる可能性がある。そのため、ダイアフラムの分割面の間に隙間が生じることを抑えて上半組み立て体と下半組み立て体とを組み立てることが望まれている。
本発明は、上記要望に応えるためになされたものであって、ダイアフラムの分割面に隙間が生じることを抑えて組み立てることが可能な圧縮機及び圧縮機組み立て方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る圧縮機は、軸線を中心として回転可能なロータの周方向に延び、鉛直方向の下方を向く水平面である上半車室分割面を前記周方向の両端に有する上半車室と、前記周方向に延び、前記上半車室分割面に当接可能な下半車室分割面を前記周方向の両端に有する下半車室と、前記周方向に延びて前記上半車室の内周側に配置可能とされ、前記鉛直方向の下方を向く水平面である上半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する上半ダイアフラムと、前記周方向に延びて前記下半車室の内周側に配置可能とされ、前記上半ダイアフラム分割面に当接可能な下半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する下半ダイアフラムと、前記上半車室分割面に対して前記上半ダイアフラム分割面が前記鉛直方向に突出するように相対移動可能な状態で、前記上半車室と前記上半ダイアフラムとの位置を規定する上半位置規定部と、を備え、前記上半車室は、前記鉛直方向を含む方向を向く上半車室凹部面が形成されるように、前記上半車室分割面の内周側で前記鉛直方向の上方に向かって凹む上半車室凹部を有し、前記上半ダイアフラムは、前記鉛直方向を含む方向を向く上半ダイアフラム凹部面が形成されるように、前記上半ダイアフラム分割面の外周側で前記鉛直方向の上方に向かって窪み、前記上半車室の内周側に配置された際に前記上半車室凹部と連通する収容空間を形成する上半ダイアフラム凹部を有し、前記上半位置規定部は、前記収容空間で前記上半車室及び前記上半ダイアフラムの少なくとも一方に固定され、前記上半車室凹部面及び前記上半ダイアフラム凹部面に当接可能な上半当接面が形成された上半当接部材を有し、前記上半当接部材は、前記上半当接面が前記上半車室凹部面に接触し、かつ、前記上半ダイアフラム凹部面に対して隙間を空けた状態で、前記上半車室に固定され、前記上半当接部材は、前記上半当接面が座面とされたボルト部材であり、前記上半車室凹部面に形成されたボルト孔に挿入された状態で固定され、前記上半ダイアフラム凹部の深さは、前記下半車室分割面と前記上半車室分割面とが接触する前に、前記上半ダイアフラムが自重で下がり、前記下半ダイアフラム分割面と前記上半ダイアフラム分割面とが先に接触するように、前記上半車室凹部の深さよりも深い
このような構成とすることで、上半当接部材によって、上半車室分割面に対して上半ダイアフラム分割面が鉛直方向に突出するように相対移動可能な状態とされる。つまり、上半車室と上半ダイアフラムとが組まれた状態で、上半車室に対して上半ダイアフラムを相対移動可能にすることができる。この状態で、上半組み立て体と下半組み立て体とを組み合わせることで、上半ダイアフラムが自重で下がり、上半ダイアフラム分割面が上半車室分割面よりも鉛直方向の下方に突出する。そのため、下半組み立て体上に上半組み立て体が載置される際には、下半車室分割面と上半車室分割面とが接触する前に、下半ダイアフラム分割面と上半ダイアフラム分割面とを接触させることができる。その結果、上半ダイアフラム分割面と下半ダイアフラム分割面とが確実に接触した状態で、上半車室分割面と下半車室分割面とが接触し、上半組み立て体と下半組み立て体が組み合わされる。したがって、上半組み立て体を下半組み立て体上に載せるだけで、下半ダイアフラム分割面及び上半ダイアフラム分割面と、下半車室分割面及び上半車室分割面との両方を高い精度で接触させることができる。
また、上半当接面に対して、上半車室凹部面は移動不能とされ、上半ダイアフラム凹部面は移動可能とされている。これにより、上半当接部材によって、上半車室分割面に対して上半ダイアフラム分割面が鉛直方向に突出するように相対移動可能な状態とされている。つまり、上半当接部材を上半車室に取り付けるだけで、上半車室と上半ダイアフラムとが組まれた状態で、上半車室に対して上半ダイアフラムを相対移動可能にすることができる。したがって、位置決めの調整作業が、上半当接部材を固定するだけとなり、容易になる。
また、ボルト部材の座面を利用して上半車室凹部面に対する上半ダイアフラム凹部面の相対移動を制限することができる。これにより、上半車室分割面に対する上半ダイアフラム分割面の鉛直方向の相対移動を簡易な構成で制限することができる。
また、上半ダイアフラム凹部の深さと上半車室凹部の深さとで上半車室分割面に対する上半ダイアフラム分割面の鉛直方向の相対移動量を調整することができる。
また、本発明の第態様に係る圧縮機組み立て方法は、軸線を中心として回転可能なロータの周方向に延び、鉛直方向の下方を向く水平面である上半車室分割面を前記周方向の両端に有する上半車室を準備する上半車室準備工程と、前記周方向に延び、前記上半車室分割面に当接可能な下半車室分割面を前記周方向の両端に有する下半車室を準備する下半車室準備工程と、前記周方向に延びて前記上半車室の内周側に配置可能とされ、前記鉛直方向の下方を向く水平面である上半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する上半ダイアフラムを準備する上半ダイアフラム準備工程と、前記周方向に延びて前記下半車室の内周側に配置可能とされ、前記上半ダイアフラム分割面に当接可能な下半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する下半ダイアフラムを準備する下半ダイアフラム準備工程と、前記上半車室の内周側に前記上半ダイアフラムを配置した後に、前記上半車室分割面に対して前記上半ダイアフラム分割面が前記鉛直方向に突出するように前記上半車室と前記上半ダイアフラムとを相対移動可能な状態とする上半位置規定部を前記上半車室及び前記上半ダイアフラムの少なくとも一方に取り付けて上半組み立て体を形成する上半組み立て工程と、前記下半車室の内周側に前記下半ダイアフラムを配置して下半組み立て体を形成する下半組み立て工程と、前記下半ダイアフラム分割面に対して前記上半ダイアフラム分割面を当接させて前記下半組み立て体上に前記上半組み立て体を設置する最終組み立て工程とを含み、前記上半車室は、前記鉛直方向を含む方向を向く上半車室凹部面が形成されるように、前記上半車室分割面の内周側で前記鉛直方向の上方に向かって凹む上半車室凹部を有し、前記上半ダイアフラムは、前記鉛直方向を含む方向を向く上半ダイアフラム凹部面が形成されるように、前記上半ダイアフラム分割面の外周側で前記鉛直方向の上方に向かって窪み、前記上半車室の内周側に配置された際に前記上半車室凹部と連通する収容空間を形成する上半ダイアフラム凹部を有し、前記上半位置規定部は、前記収容空間で前記上半車室及び前記上半ダイアフラムの少なくとも一方に固定され、前記上半車室凹部面及び前記上半ダイアフラム凹部面に当接可能な上半当接面が形成された上半当接部材を有し、前記上半当接部材は、前記上半当接面が前記上半車室凹部面に接触し、かつ、前記上半ダイアフラム凹部面に対して隙間を空けた状態で、前記上半車室に固定され、前記上半当接部材は、前記上半当接面が座面とされたボルト部材であり、前記上半車室凹部面に形成されたボルト孔に挿入された状態で固定され、前記上半ダイアフラム凹部の深さは、前記上半車室凹部の深さよりも深く、前記最終組み立て工程では、前記下半車室分割面と前記上半車室分割面とが接触する前に、前記上半ダイアフラムを自重で下げ、前記下半ダイアフラム分割面と前記上半ダイアフラム分割面とを先に接触させる。
本発明によれば、ダイアフラムの分割面に隙間が生じることを抑えて組み立てることができる。
本発明の実施形態の遠心圧縮機の断面を鉛直方向の下方から見た断面図である。 図1におけるII−II線での断面において、ロータを簡略化した遠心圧縮機の模式断面図である。 本発明の実施形態の上半鉛直位置規定部を説明する要部拡大断面図である。 本発明の実施形態の上半鉛直位置規定部を説明する要部拡大図である。 本発明の実施形態の圧縮機組み立て方法のフロー図である。 本発明の実施形態の最終組み立て工程を説明する要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の回転機械は、複数のインペラ22を備える一軸多段式の遠心圧縮機(多段遠心圧縮機)1である。本実施形態の遠心圧縮機1は、図1及び図2に示すように、ロータ2と、ダイアフラム3と、車室4と、上半鉛直位置規定部(上半位置規定部)5と、を備えている。
ロータ2は、軸線Arを中心として回転可能とされている。ロータ2は、軸線Arを中心として軸方向Daに延びているロータ軸21と、ロータ軸21とともに回転する複数のインペラ22と、を有している。
なお、以下では、軸線Arが延びている方向を軸方向Daとする。軸線Arを基準にした径方向を単に径方向Drとする。この軸線Arに対して垂直な径方向Drのうち、図2の紙面上方方向を鉛直方向Dvとする。また、軸線Arに対して垂直な径方向Dr及び軸方向であって、図2の左右方向を水平方向Dhとする。また、軸線Arを中心とするロータ2周りの方向を周方向Dcとする。
インペラ22は、図1に示すように、ロータ軸21の外周面に固定されている。インペラ22は、ロータ軸21とともに回転することによって遠心力を利用してプロセスガス(作動流体)を圧縮する。インペラ22は、ロータ軸21に対して軸方向Daに複数段設けられている。インペラ22は、ディスクと、ブレードと、カバーとを備えた、いわゆるクローズ型のインペラである。
ダイアフラム3は、ロータ2の外周側に配置されている。ダイアフラム3は、軸線Arを中心として環状をなしている。環状のダイアフラム3は、ロータ2の軸線Arを基準に鉛直方向Dvの上方の上半ダイアフラム31と、下方の下半ダイアフラム32(図2参照)とを有している。上半ダイアフラム31及び下半ダイアフラム32の詳細な説明は後述する。
車室4は、ダイアフラム3の外周側に配置されている。車室4は、軸線Arを中心として筒状をなしている。筒状の車室4は、ロータ2の軸線Arを基準に上方の上半車室41と、下方の下半車室42(図2参照)とを有している。
本実施形態では、図2に示すように、上半車室41と上半ダイアフラム31とが組み合わされることで上半組み立て体11が構成されている。下半車室42と下半ダイアフラム32とが組み合わされることで下半組み立て体12が構成されている。下半組み立て体12に対して上半組み立て体11がロータ2を挟むように載置されることで、遠心圧縮機1が形成されている。
上半車室41は、周方向Dcに延びている。本実施形態の上半車室41は、周方向Dcの両端に水平方向Dhに延びるフランジが形成されている。上半車室41は、上半車室分割面41Xを周方向Dcの両端に有する。上半車室分割面41Xは、車室4が鉛直方向Dvの上下に分割される際の一方の分割面である。上半車室分割面41Xは、径方向Dr及び軸方向Daに広がる平面である。つまり、上半車室分割面41Xは、鉛直方向Dvの下方を向く水平面である。本実施形態の上半車室41は、上半車室本体410と、上半車室凹部411とを有する。
上半車室本体410は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。上半車室本体410は、ロータ2及びダイアフラム3が嵌まり込むように、鉛直方向Dvの下方に向いて開口している。上半車室本体410には、図1に示すように、全周にわたって内周面から窪む上半位置決め凹部410aが複数形成されている。上半位置決め凹部410aは、上半車室本体410の軸方向Daの中心位置に形成されている。
上半車室凹部411は、図2に示すように、水平方向Dhに離れた二つの上半車室分割面41Xにそれぞれ対称に形成されている。ここでは、図2における紙面右側である水平方向Dhの一方側の上半車室凹部411を例に挙げて説明する。なお、説明を省略する水平方向Dhの他方側の上半車室凹部411も同様の形状をなしている。
上半車室凹部411は、図3に示すように、上半車室分割面41Xから窪んでいる。上半車室凹部411は、上半車室分割面41Xの内周側で鉛直方向Dvの上方に向かって窪んでいる。上半車室凹部411は、上半位置決め凹部410aを形成している内周面と上半車室分割面41Xとで形成される角部に形成されている。上半車室凹部411は、図1及び図4に示すように、上半車室分割面41Xから見た際に円弧状をなすように上半車室本体410の内周面から凹んでいる。上半車室凹部411は、図3に示すように、鉛直方向Dvを含む方向を向く上半車室第一平面(上半車室凹部面)411aと、径方向Drの内側を向く上半車室第一曲面411bとを有する。
上半車室第一平面411aは、鉛直方向Dvを含む方向を向くように上半車室分割面41X側を向いて、径方向Dr及び軸方向Daに広がる面である。本実施形態の上半車室第一平面411aは、鉛直方向Dvの下方を向く水平面である。したがって、上半車室第一平面411aは、上半車室分割面41Xと平行に形成されている。上半車室第一平面411aには、ボルト孔411cが形成されている。
なお、上半車室第一平面411aは、鉛直方向Dvを含む方向を向く面であればよく、鉛直方向Dvに対して傾いた方向を向く平面であってもよい。
上半車室第一曲面411bは、上半車室分割面41Xと上半車室第一平面411aとを接続している。上半車室第一曲面411bは、上半車室分割面41X及び上半車室第一平面411aに対して直交する方向に広がっている。上半車室第一曲面411bは、軸線Arと直交する断面において、径方向Drの内側を向く凹曲面である。上半車室第一曲面411bは、上半車室分割面41Xから鉛直方向Dvに延びている。
下半車室42は、図2に示すように、周方向Dcに延びている。本実施形態の下半車室42は、周方向Dcの両端に水平方向Dhに延びるフランジが形成されている。下半車室42は、下半車室分割面42Xを周方向Dcの両端に有する。下半車室分割面42Xは、車室4が鉛直方向Dvの上下に分割される際の他方の分割面である。下半車室分割面42Xは、径方向Dr及び軸方向Daに広がる平面である。つまり、下半車室分割面42Xは、鉛直方向Dvの上方を向く水平面である。本実施形態の下半車室42は、下半車室本体420を有する。
下半車室本体420は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。下半車室本体420の内径は、上半車室本体410の内径と同じ大きさで形成されている。下半車室本体420は、ロータ2及びダイアフラム3が嵌まり込むように、鉛直方向Dvの上方に向いて開口している。下半車室本体420には、上半位置決め凹部410aと対応するように、全周にわたって内周面から窪む下半位置決め凹部(不図示)が複数形成されている。下半位置決め凹部は、下半車室本体420の軸方向Daの中心位置に上半位置決め凹部410aと同じ形状で形成されている。
上半ダイアフラム31は、周方向Dcに延びている。上半ダイアフラム31は、上半車室41の内周側に配置可能とされている。上半ダイアフラム31は、上半ダイアフラム分割面31Xを周方向Dcの両端に有している。上半ダイアフラム分割面31Xは、ダイアフラム3が鉛直方向Dvの上下に分割される際の一方の分割面である。上半ダイアフラム分割面31Xは、径方向Dr及び軸方向Daに広がる平面である。つまり、上半ダイアフラム分割面31Xは、鉛直方向Dvの下方を向く水平面である。本実施形態の上半ダイアフラム31は、上半ダイアフラム本体310と、上半ダイアフラム凹部311を有する。
上半ダイアフラム本体310は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。上半ダイアフラム本体310は、上半車室本体410の内周面側に僅かに隙間を設けた状態で上半車室本体410の開口部分に収容可能とされている。上半ダイアフラム本体310は、ロータ2が嵌まり込むように、鉛直方向Dvの下方に向いて開口している。上半ダイアフラム本体310の外径は、上半車室本体410の内径よりも僅かに小さく形成されている。上半ダイアフラム本体310は、水平方向Dhの径に比べて、僅かに(例えば1mm程度)鉛直方向Dvの径が長い半楕円形状をなしている。また、図1及び図4に示すように、上半ダイアフラム本体310には、全周にわたって外周面から突出する上半インロー部310aが形成されている。上半インロー部310aは、上半ダイアフラム本体310の軸方向Daの中心位置に形成されている。上半インロー部310aは、上半位置決め凹部410aに嵌め込まれることで、上半車室41に対する上半ダイアフラム31の軸方向Daの位置を規定している。
上半ダイアフラム凹部311は、図2に示すように、水平方向Dhに離れた二つの上半ダイアフラム分割面31Xにそれぞれ対称に形成されている。ここでは、図2における紙面右側である水平方向Dhの一方側の上半ダイアフラム凹部311を例に挙げて説明する。なお、説明を省略する水平方向Dhの他方側の上半ダイアフラム凹部311も同様の形状をなしている。
上半ダイアフラム凹部311は、図3に示すように、上半ダイアフラム分割面31Xから窪んでいる。上半ダイアフラム凹部311は、上半ダイアフラム分割面31Xの内周側で鉛直方向Dvの上方に向かって凹んでいる。上半ダイアフラム凹部311は、上半ダイアフラム本体310の上半インロー部310aを形成している外周面と上半ダイアフラム分割面31Xとで形成される角部に形成されている。上半ダイアフラム凹部311は、上半車室41の内周側に上半ダイアフラム31が配置された際に、上半車室凹部411と連通する収容空間Sを形成している。したがって、本実施形態の上半ダイアフラム凹部311は、上半車室41の内周側に上半ダイアフラム31が配置された状態で、周方向Dc及び軸方向Daの位置が上半車室凹部411と同じ位置となるように形成されている。上半ダイアフラム凹部311は、図4に示すように、上半ダイアフラム分割面31X側から見た際に円弧状をなすように上半ダイアフラム本体310から凹んでいる。これにより、上半ダイアフラム凹部311は、上半ダイアフラム分割面31X側から見た際に、上半車室凹部411とともに円形状をなしている。また、図3に示すように、本実施形態の上半ダイアフラム凹部311の上半ダイアフラム分割面31Xからの深さは、上半車室凹部411の上半車室分割面41Xから深さよりも深くされている。上半ダイアフラム凹部311は、鉛直方向Dvを含む方向を向く上半ダイアフラム第一平面(上半ダイアフラム凹部面)311aと、径方向Drの外側を向く上半ダイアフラム第一曲面311bとを有する。
上半ダイアフラム第一平面311aは、鉛直方向Dvを含む方向を向くように上半ダイアフラム分割面31X側を向いて、径方向Dr及び軸方向Daに広がる面である。本実施形態の上半ダイアフラム第一平面311aは、鉛直方向Dvの下方を向く水平面である。したがって、上半ダイアフラム第一平面311aは、上半ダイアフラム分割面31Xと平行に形成されている。上半ダイアフラム第一平面311aは、上半車室41の内周側に上半ダイアフラム31が配置され、かつ、上半ダイアフラム分割面31Xと上半車室分割面41Xとが同一面上に配置された状態で、上半車室第一平面411aよりも上半ダイアフラム分割面31Xに対して遠い側に位置するように形成されている。つまり、上半ダイアフラム第一平面311aは、上半組み立て体11が下半組み立て体12と組み合わされた際に、上半車室第一平面411aよりも鉛直方向Dvの上方に位置している。
なお、上半ダイアフラム第一平面311aは、鉛直方向Dvを含む方向を向く面であればよく、鉛直方向Dvに対して傾いた方向を向く平面であってもよい。
上半ダイアフラム第一曲面311bは、上半ダイアフラム分割面31Xと上半ダイアフラム第一平面311aとを接続している。上半ダイアフラム第一曲面311bは、上半ダイアフラム分割面31X及び上半ダイアフラム第一平面311aに対して直交する方向に広がっている。上半ダイアフラム第一曲面311bは、軸線Arと直交する断面において、径方向Drの外側を向く凹曲面である。上半ダイアフラム第一曲面311bは、上半ダイアフラム分割面31Xから鉛直方向Dvに延びている。上半ダイアフラム第一曲面311bの鉛直方向Dvの長さは、上半車室第一曲面411bの鉛直方向Dvの長さよりも長い。
下半ダイアフラム32は、図2に示すように、周方向Dcに延びている。下半ダイアフラム32は、下半車室42の内周側に配置可能とされている。下半ダイアフラム32は、下半ダイアフラム分割面32Xを周方向Dcの両端に有する。下半ダイアフラム分割面32Xは、ダイアフラム3が鉛直方向Dvの上下に分割される際の他方の分割面である。下半ダイアフラム分割面32Xは、径方向Dr及び軸方向Daに広がる平面である。つまり、下半ダイアフラム分割面32Xは、鉛直方向Dvの上方を向く水平面である。実施形態の下半ダイアフラム32は、下半ダイアフラム本体320を有する。
下半ダイアフラム本体320は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。下半ダイアフラム本体320は、下半車室本体420の内周面側に僅かに隙間を設けた状態で下半車室本体420の開口部分に収容可能とされている。下半ダイアフラム本体320は、ロータ2が嵌まり込むように、鉛直方向Dvの上方に向いて開口している。下半ダイアフラム本体320の外径は、下半車室本体420の内径よりもわずかに小さく形成されている。下半ダイアフラム本体320の外径は、上半ダイアフラム本体310の外径と同じ大きさで形成されている。下半ダイアフラム本体320は、水平方向Dhの径に比べて、僅かに(例えば1mm程度)鉛直方向Dvの径が長い半楕円形状をなしている。下半ダイアフラム本体320には、上半インロー部310aと対応するように、外周面から全周にわたって突出する下半インロー部(不図示)が複数形成されている。下半インロー部は、下半ダイアフラム本体320の軸方向Daの中心位置に上半インロー部310aと同じ形状で形成されている。下半インロー部は、下半位置決め凹部に嵌め込まれることで、下半車室42に対する下半ダイアフラム32の軸方向Daの位置を規定している。
上半鉛直位置規定部5は、水平方向Dhに離れた二カ所にそれぞれ設けられている。ここでは、図2における紙面右側である水平方向Dhの一方側に設けられた上半鉛直位置規定部5を例に挙げて説明する。なお、説明を省略する水平方向Dhの他方側の上半鉛直位置規定部5も同様の構成を有している。
図3に示すように、上半鉛直位置規定部5は、上半車室分割面41Xに対して上半ダイアフラム分割面31Xが鉛直方向Dvに突出するように相対移動可能な状態で、上半車室41と上半ダイアフラム31との位置を規定している。上半鉛直位置規定部5は、上半車室分割面41X及び上半ダイアフラム分割面31Xと直交する方向への上半車室41と上半ダイアフラム31との相対移動を規制している。つまり、上半鉛直位置規定部5は、上半車室41と上半ダイアフラム31との鉛直方向Dvへの相対移動を規制している。本実施形態の上半鉛直位置規定部5は、上半車室41に対する上半ダイアフラム31の鉛直方向Dvの位置を規定している。これにより、上半鉛直位置規定部5は、上半車室分割面41Xに対して上半ダイアフラム分割面31Xが鉛直方向Dvに突出した位置と突出していない位置(上半ダイアフラム分割面31Xに対して上半車室分割面41Xが鉛直方向Dvに突出した位置)との間で、上半車室41と上半ダイアフラム31とを相対移動可能な状態としている。上半鉛直位置規定部5は、収容空間Sに設けられている。上半鉛直位置規定部5は、上半当接部材51を有する。
上半当接部材51は、収容空間Sで上半車室41及び上半ダイアフラム31の少なくとも一方に固定されている。本実施形態の上半当接部材51は、上半車室41に取り付けられている。上半当接部材51は、上半車室第一平面411aに対する上半ダイアフラム第一平面311aの鉛直方向Dvへの相対移動量を制限している。本実施形態の上半当接部材51は、上半車室第一平面411aよりも上半ダイアフラム第一平面311aが上半車室分割面41X側に突出しないようにしている。本実施形態の上半当接部材51は、ボルト部材である。上半当接部材51は、頭部51Aと、ネジ部51Bとを有している。
頭部51Aは、収容空間S内に収容可能な大きさで形成されている。頭部51Aは、上半車室第一平面411a及び上半ダイアフラム第一平面311aと対向する上半当接面511と、上半当接面511から離れた位置で反対側を向く上半離間面512と、上半当接面511と上半離間面512とを繋ぐ上半接続側面513と、を有している。
上半当接面511は、上半車室第一平面411a及び上半ダイアフラム第一平面311aに当接可能とされている。本実施形態の上半当接面511は、ボルト部材の頭部51Aの座面である。上半当接面511は、上半車室第一平面411a及び上半ダイアフラム第一平面311aと平行な平面である。上半当接面511は、円環状をなしている。
上半離間面512は、上半当接面511と平行な平面である。本実施形態の上半離間面512は、ボルト部材の頭部51Aの頂面である。上半離間面512は、収容空間Sに頭部51Aが配置された状態で、上半ダイアフラム分割面31X及び上半車室分割面41Xよりも上半ダイアフラム第一平面311a及び上半車室第一平面411a側に形成されている。
上半接続側面513は、上半当接面511及び上半離間面512と直交する側面である。上半接続側面513は、収容空間Sに頭部51Aが配置された状態で、上半ダイアフラム第一曲面311b及び上半車室第一曲面411bとの間で僅かに隙間が形成される位置に形成されている。
ネジ部51Bは、頭部51Aを上半車室41に固定している。ネジ部51Bは、上半車室第一平面411aに形成されたボルト孔411cに挿通された状態で固定されている。
上半当接部材51は、上半ダイアフラム分割面31X及び上半車室分割面41Xが鉛直方向Dvの上方を向いて上半車室41に上半ダイアフラム31が収容された状態で、頭部51Aが収容空間Sから飛び出さないように上半車室41に固定されている。この際、上半当接面511は、上半車室第一平面411aのみと接触し、かつ、上半ダイアフラム第一平面311aとの間に隙間が形成される位置に配置される。また、上半離間面512は、上半ダイアフラム分割面31X及び上半車室分割面41Xから飛び出さない位置に配置される。
次に、上記の遠心圧縮機1を組み立てる圧縮機組み立て方法S1について説明する。本実施形態では、各部品を一から形成して組み立てて遠心圧縮機1を製造する場合の圧縮機組み立て方法S1を説明する。なお、圧縮機組み立て方法S1は、一から遠心圧縮機1を製造する場合のみに限定されるものではなく、修理や検査を行う際に遠心圧縮機1を分解して再度組み立てる際に用いられてもよい。
本実施形態の圧縮機組み立て方法S1は、図5に示すように、上半車室準備工程S2と、上半ダイアフラム準備工程S3と、下半車室準備工程S4と、下半ダイアフラム準備工程S5と、上半組み立て工程S6と、下半組み立て工程S7と、最終組み立て工程S8とを含んでいる。
上半車室準備工程S2では、上半車室41が準備される。本実施形態の上半車室準備工程S2では、上半車室41が形成されることで準備される。上半車室準備工程S2は、上半車室本体形成工程S21と、上半車室凹部形成工程S22とを有している。
上半車室本体形成工程S21では、上半車室本体410が形成される。
上半車室凹部形成工程S22では、上半車室凹部411が形成される。上半車室凹部形成工程S22は、上半車室本体形成工程S21後に実施される。上半車室凹部形成工程S22では、上半車室第一平面411aが上半車室分割面41Xと平行に形成される。
上半ダイアフラム準備工程S3では、上半ダイアフラム31が準備される。本実施形態の上半ダイアフラム準備工程S3では、上半ダイアフラム31が形成されることで準備される。上半ダイアフラム準備工程S3は、上半ダイアフラム本体形成工程S31と、上半ダイアフラム凹部形成工程S32とを有している。
上半ダイアフラム本体形成工程S31では、上半ダイアフラム本体310が形成される。
上半ダイアフラム凹部形成工程S32は、上半ダイアフラム本体形成工程S31後に実施される。上半ダイアフラム凹部形成工程S32では、上半ダイアフラム凹部311が形成される。上半ダイアフラム凹部形成工程S32では、上半ダイアフラム第一平面311aが上半ダイアフラム分割面31Xと平行に形成される。
下半車室準備工程S4では、下半車室42が準備される。本実施形態の下半車室準備工程S4では、下半車室42が形成されて準備される。本実施形態の下半車室準備工程S4では、下半車室本体420が形成される。
下半ダイアフラム準備工程S5では、下半ダイアフラム32が準備される。下半ダイアフラム準備工程S5では、下半ダイアフラム32が形成されて準備される。本実施形態の下半ダイアフラム準備工程S5では、下半ダイアフラム本体320が形成される。
なお、上述した上半車室準備工程S2、上半ダイアフラム準備工程S3、下半車室準備工程S4、及び下半ダイアフラム準備工程S5は、どの工程から実施してもよく、実施する順序も任意であってよい。したがって、各工程を平行して実施してもよい。また、上半車室準備工程S2、上半ダイアフラム準備工程S3、下半車室準備工程S4、及び、下半ダイアフラム準備工程S5では、各部材を形成せずに、事前に準備するだけであってもよい。
上半組み立て工程S6は、上半車室準備工程S2及び上半ダイアフラム準備工程S3後に実施される。上半組み立て工程S6では、上半車室41の内周側に上半ダイアフラム31を配置して上半組み立て体11を形成する。上半車室41の内周側に上半ダイアフラム31を配置した後、上半車室41及び上半ダイアフラム31の少なくとも一方に上半鉛直位置規定部5が取り付けられる。これにより、上半組み立て工程S6では、上半車室41の内周面と上半ダイアフラム31の外周面との間に所定の隙間を設けた状態で、上半車室41及び上半ダイアフラム31の中心位置が揃うように鉛直方向Dv及び水平方向Dhの位置が規定された上半組み立て体11が形成される。具体的には、本実施形態の上半組み立て工程S6は、上半車室配置工程S61と、上半ダイアフラム配置工程S62と、上半鉛直位置規定工程S63と、を有している。
上半車室配置工程S61は、上半車室分割面41Xが鉛直方向Dvの上方を向いた状態で上半車室41を配置する。
上半ダイアフラム配置工程S62は、上半ダイアフラム分割面31Xが鉛直方向Dvの上方を向いた状態で上半車室41の内周側に上半ダイアフラム31を配置する。本実施形態の上半ダイアフラム配置工程S62では、上半位置決め凹部410aに上半インロー部310aを嵌め込んだ状態で、鉛直方向Dvの上方から上半車室41の内周側に上半ダイアフラム31が収容される。上半ダイアフラム配置工程S62は、上半車室凹部411と上半ダイアフラム凹部311との位置を合わせて収容空間Sを形成するように、上半ダイアフラム31を配置する。これにより、上半車室41に対する上半ダイアフラム31の軸方向Daの位置及び水平方向Dhの位置が規定される。
上半鉛直位置規定工程S63では、上半車室41に対する上半ダイアフラム31の鉛直方向Dvの位置を規定する。上半鉛直位置規定工程S63は、上半ダイアフラム配置工程S62後に実施される。上半鉛直位置規定工程S63では、上半鉛直位置規定部5として、上半当接部材51を収容空間Sに設ける。上半鉛直位置規定工程S63では、上半車室第一平面411a及び上半ダイアフラム第一平面311aの少なくとも一方と上半当接面511とが当接した状態、かつ、上半車室第一平面411a及び上半ダイアフラム第一平面311aの他方に対して上半当接面511が鉛直方向Dvに相対移動可能とされた状態で、上半当接部材51が固定される。本実施形態の上半鉛直位置規定工程S63では、上半当接面511が上半車室第一平面411aに当接しつつ、上半ダイアフラム第一平面311aに対して隙間を空けた状態で、上半当接部材51が上半車室41に固定される。具体的には、座面が上半車室第一平面411aする位置まで上半車室第一平面411aに形成されたボルト穴にネジ部51Bが挿入された状態で、上半当接部材51が上半車室41に固定される。
下半組み立て工程S7は、下半車室準備工程S4及び下半ダイアフラム準備工程S5後に実施される。下半組み立て工程S7は、下半車室42の内周側に下半ダイアフラム32を配置して下半組み立て体12を形成する。本実施形態の下半組み立て工程S7は、下半車室配置工程S71と、下半ダイアフラム配置工程S72と、を有している。
下半車室配置工程S71は、下半車室分割面42Xが鉛直方向Dvの上方を向いた状態で下半車室42を配置する。
下半ダイアフラム配置工程S72は、下半ダイアフラム分割面32Xが鉛直方向Dvの上方を向いた状態で下半車室42の内周側に下半ダイアフラム32を配置する。本実施形態の下半ダイアフラム配置工程S72では、下半位置決め凹部に下半インロー部を嵌め込んだ状態で、鉛直方向Dvの上方から上半車室41の内周側に下半ダイアフラム32が収容される。
最終組み立て工程S8は、下半ダイアフラム分割面32Xに対して上半ダイアフラム分割面31Xを当接させて下半組み立て体12上に上半組み立て体11を設置する。具体的には、最終組み立て工程S8では、下半組み立て体12上にロータ2が配置される。ロータ2が配置された状態で、上半車室分割面41Xに対して上半ダイアフラム分割面31Xが鉛直方向Dvに突出するように移動可能な状態とされた上半組み立て体11が、下半組み立て体12上に載置される。下半組み立て体12に対して上半組み立て体11が鉛直方向Dvの上方から移動してくると、図6に示すように、下半車室分割面42Xと上半車室分割面41Xとが接触する前に、下半ダイアフラム分割面32Xと上半ダイアフラム分割面31Xとが接触する。その後、下半組み立て体12に対して上半組み立て体11が鉛直方向Dvの下方にさらに移動することで、上半ダイアフラム分割面31Xは下半ダイアフラム分割面32Xに押される。これにより、上半ダイアフラム31が上半車室41に対して鉛直方向Dvの上方に移動する。その結果、下半ダイアフラム分割面32Xと上半ダイアフラム分割面31Xとが接触した状態で、下半車室分割面42Xと上半車室分割面41Xとが接触する。したがって、下半車室分割面42Xに対して上半車室分割面41Xが当接し、かつ、下半ダイアフラム分割面32Xに対して上半ダイアフラム分割面31Xも当接した状態で圧縮機が形成される。
上述したような遠心圧縮機1、圧縮機の上半組み立て体11、圧縮機の上半ダイアフラム31、及び圧縮機組み立て方法S1によれば、上半組み立て体11と下半組み立て体12とを組み合わせるためには、上半ダイアフラム分割面31X及び上半車室分割面41Xが鉛直方向Dvの下方を向く。上半車室41に対して上半ダイアフラム31を相対移動可能とされていることで、上半ダイアフラム31が自重で下がり、上半ダイアフラム分割面31Xが上半車室分割面41Xよりも鉛直方向Dvの下方に突出する。そのため、下半組み立て体12上に上半組み立て体11が載置される際に、下半車室分割面42Xと上半車室分割面41Xとが接触する前に、下半ダイアフラム分割面32Xと上半ダイアフラム分割面31Xとを接触させることができる。その結果、上半ダイアフラム分割面31Xと下半ダイアフラム分割面32Xとが確実に接触した状態で、上半車室分割面41Xと下半車室分割面42Xとが接触し、上半組み立て体11と下半組み立て体12が組み合わされる。したがって、上半組み立て体11を下半組み立て体12上に載せるだけで、下半ダイアフラム分割面32X及び上半ダイアフラム分割面31Xと、下半車室分割面42X及び上半車室分割面41Xとの両方をそれぞれ高い精度で接触させることができる。これにより、位置決めの調整作業を低減しつつ、ダイアフラム3の分割面に隙間が生じることを抑えて、上半組み立て体11と下半組み立て体12とを組み立てることができる。
また、上半車室第一平面411aと上半当接面511とが当接した状態、かつ、上半ダイアフラム第一平面311aに対して上半当接面511が隙間を空けた状態で上半当接部材51が固定されている。そのため、上半当接面511に対して、上半車室第一平面411aは移動不能とされ、上半ダイアフラム第一平面311aは移動可能とされている。これにより、上半当接部材51によって、上半車室分割面41Xに対して上半ダイアフラム分割面31Xが鉛直方向Dvに突出するように相対移動可能な状態とされている。つまり、上半当接部材51を上半車室41に取り付けるだけで、上半車室41と上半ダイアフラム31とが組まれた状態で、上半車室41に対して上半ダイアフラム31を相対移動可能にすることができる。したがって、位置決めの調整作業が、上半当接部材51を固定するだけとなり、容易になる。
また、上半当接部材51がボルト部材であることで、ボルト部材の頭部51Aの座面を利用して上半車室第一平面411aに対する上半ダイアフラム第一平面311aの相対移動量を制限することができる。これより、上半車室分割面41Xに対する上半ダイアフラム分割面31Xの鉛直方向Dvの相対移動を簡易な構成で制限することができる。
さらに、上半当接部材51を取り付ける際に、座面が上半車室第一平面411aする位置まで上半車室第一平面411aに形成されたボルト穴にネジ部51Bが挿入している。そのため、上半車室第一平面411aに対する上半当接面511の位置を微調整する必要が無い。そのため、上半車室41に対して上半当接部材51を容易に取り付けることができる。
また、ボルト部材である上半当接部材51の頭部51Aが収容空間Sに配置されている。そのため、上半車室分割面41X及び上半ダイアフラム分割面31Xから突出しないように上半当接部材51が配置される。したがって、上半組み立て体11と下半組み立て体12とが組み合わされる際に、下半ダイアフラム分割面32Xと上半ダイアフラム分割面31Xとの間や、下半ダイアフラム分割面32Xと上半ダイアフラム分割面31Xとの間で干渉する位置に上半当接部材51が配置されることを防ぐことができる。そのため、上半組み立て体11と下半組み立て体12とが組み合わされる際に、上半当接部材51が邪魔になることを防ぐことができる。
また、上半ダイアフラム凹部311が上半車室凹部411よりも深く形成されている。その他、上半車室分割面41Xに対して上半ダイアフラム分割面31Xを鉛直方向Dvの相対移動量を上半ダイアフラム凹部311の深さを変更するだけで調整できる。
特に、上半車室第一平面411aと上半車室分割面41Xとが平行に形成され、上半ダイアフラム第一平面311aと上半ダイアフラム分割面31Xとが平行に形成されている。そのため、上半車室第一平面411a及び上半車室分割面41Xと、上半ダイアフラム第一平面311a及び上半ダイアフラム分割面31Xとの平行な面同士の鉛直方向Dvの位置をそれぞれ調整するだけで、上半当接部材51を取り付けた際の上半車室分割面41Xと上半ダイアフラム分割面31Xとの位置が調整される。したがって、上半車室分割面41Xに対する上半ダイアフラム分割面31Xの突出量の微妙な調整を行い易くすることができる。
また、上半鉛直位置規定工程S63では、上半車室分割面41X及び上半ダイアフラム分割面31Xが鉛直方向Dvの上方を向いた状態で上半当接部材51が上半車室41に取り付けられている。そのため、作業者は、上半車室41及び上半ダイアフラム31に対して鉛直方向Dvの上方から上半当接部材51を取り付けることができる。したがって、上半当接部材51を上半車室41に固定する際に、上半ダイアフラム31及び上半車室41に対して、鉛直方向Dvの下方から潜り込むように作業を行う必要が無くなる。その結果、上半車室41及び上半ダイアフラム31に対して上半当接部材51を容易に取り付けることができる。
(実施形態の他の変形例)
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、上半鉛直位置規定部5は、上半インロー部310aに設けられることに限定されるものではない。上半鉛直位置規定部5は、上半車室41と下半車室42とを固定するボルト等の固定具の位置に応じて設けられればよい。したがって、上半鉛直位置規定部5が上半インロー部310aから外れた位置に設けられる場合には、上半ダイアフラム凹部311や上半車室凹部411は、上半インロー部310aが形成されている位置から軸方向Daに外れた位置に形成されていればよい。
また、上半鉛直位置規定部5は、ボルト部材である上半当接部材51のみを有することに限定されるものではなく、上半当接面511が形成されたコマ等を含む複数の部材を有していてもよい。
1…遠心圧縮機 Ar…軸線 Da…軸方向 Dr…径方向 Dc…周方向 Dv…鉛直方向 Dh…水平方向 2…ロータ 21…ロータ軸 22…インペラ 3…ダイアフラム 31…上半ダイアフラム 310…上半ダイアフラム本体 310a…上半インロー部 311…上半ダイアフラム凹部 311a…上半ダイアフラム第一平面 311b…上半ダイアフラム第一曲面 31X…上半ダイアフラム分割面 32…下半ダイアフラム 320…下半ダイアフラム本体 32X…下半ダイアフラム分割面 4…車室 41…上半車室 410…上半車室本体 410a…上半位置決め凹部 411…上半車室凹部 411a…上半車室第一平面 411b…上半車室第一曲面 411c…ボルト孔 41X…上半車室分割面 42…下半車室 420…下半車室本体 42X…下半車室分割面 5…上半鉛直位置規定部 51…上半当接部材 51A…頭部 511…上半当接面 512…上半離間面 513…上半接続側面 51B…ネジ部 11…上半組み立て体 12…下半組み立て体 S…収容空間 S1…圧縮機組み立て方法 S2…上半車室準備工程 S21…上半車室本体形成工程 S22…上半車室凹部形成工程 S3…上半ダイアフラム準備工程 S31…上半ダイアフラム本体形成工程 S32…上半ダイアフラム凹部形成工程 S4…下半車室準備工程 S41…下半車室本体形成工程 S42…下半車室凹部形成工程 S5…下半ダイアフラム準備工程 S51…下半ダイアフラム本体形成工程 S52…下半ダイアフラム凹部形成工程 S6…上半組み立て工程 S61…上半車室配置工程 S62…上半ダイアフラム配置工程 S63…上半鉛直位置規定工程 S7…下半組み立て工程 S71…下半車室配置工程 S72…下半ダイアフラム配置工程 S8…最終組み立て工程

Claims (2)

  1. 軸線を中心として回転可能なロータの周方向に延び、鉛直方向の下方を向く水平面である上半車室分割面を前記周方向の両端に有する上半車室と、
    前記周方向に延び、前記上半車室分割面に当接可能な下半車室分割面を前記周方向の両端に有する下半車室と、
    前記周方向に延びて前記上半車室の内周側に配置可能とされ、前記鉛直方向の下方を向く水平面である上半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する上半ダイアフラムと、
    前記周方向に延びて前記下半車室の内周側に配置可能とされ、前記上半ダイアフラム分割面に当接可能な下半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する下半ダイアフラムと、
    前記上半車室分割面に対して前記上半ダイアフラム分割面が前記鉛直方向に突出するように相対移動可能な状態で、前記上半車室と前記上半ダイアフラムとの位置を規定する上半位置規定部と、を備え、
    前記上半車室は、前記鉛直方向を含む方向を向く上半車室凹部面が形成されるように、前記上半車室分割面の内周側で前記鉛直方向の上方に向かって凹む上半車室凹部を有し、
    前記上半ダイアフラムは、前記鉛直方向を含む方向を向く上半ダイアフラム凹部面が形成されるように、前記上半ダイアフラム分割面の外周側で前記鉛直方向の上方に向かって窪み、前記上半車室の内周側に配置された際に前記上半車室凹部と連通する収容空間を形成する上半ダイアフラム凹部を有し、
    前記上半位置規定部は、前記収容空間で前記上半車室及び前記上半ダイアフラムの少なくとも一方に固定され、前記上半車室凹部面及び前記上半ダイアフラム凹部面に当接可能な上半当接面が形成された上半当接部材を有し、
    前記上半当接部材は、前記上半当接面が前記上半車室凹部面に接触し、かつ、前記上半ダイアフラム凹部面に対して隙間を空けた状態で、前記上半車室に固定され、
    前記上半当接部材は、前記上半当接面が座面とされたボルト部材であり、前記上半車室凹部面に形成されたボルト孔に挿入された状態で固定され、
    前記上半ダイアフラム凹部の深さは、前記下半車室分割面と前記上半車室分割面とが接触する前に、前記上半ダイアフラムが自重で下がり、前記下半ダイアフラム分割面と前記上半ダイアフラム分割面とが先に接触するように、前記上半車室凹部の深さよりも深い圧縮機。
  2. 軸線を中心として回転可能なロータの周方向に延び、鉛直方向の下方を向く水平面である上半車室分割面を前記周方向の両端に有する上半車室を準備する上半車室準備工程と、
    前記周方向に延び、前記上半車室分割面に当接可能な下半車室分割面を前記周方向の両端に有する下半車室を準備する下半車室準備工程と、
    前記周方向に延びて前記上半車室の内周側に配置可能とされ、前記鉛直方向の下方を向く水平面である上半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する上半ダイアフラムを準備する上半ダイアフラム準備工程と、
    前記周方向に延びて前記下半車室の内周側に配置可能とされ、前記上半ダイアフラム分割面に当接可能な下半ダイアフラム分割面を前記周方向の両端に有する下半ダイアフラムを準備する下半ダイアフラム準備工程と、
    前記上半車室の内周側に前記上半ダイアフラムを配置した後に、前記上半車室分割面に対して前記上半ダイアフラム分割面が前記鉛直方向に突出するように前記上半車室と前記上半ダイアフラムとを相対移動可能な状態とする上半位置規定部を前記上半車室及び前記上半ダイアフラムの少なくとも一方に取り付けて上半組み立て体を形成する上半組み立て工程と、
    前記下半車室の内周側に前記下半ダイアフラムを配置して下半組み立て体を形成する下半組み立て工程と、
    前記下半ダイアフラム分割面に対して前記上半ダイアフラム分割面を当接させて前記下半組み立て体上に前記上半組み立て体を設置する最終組み立て工程とを含み、
    前記上半車室は、前記鉛直方向を含む方向を向く上半車室凹部面が形成されるように、前記上半車室分割面の内周側で前記鉛直方向の上方に向かって凹む上半車室凹部を有し、
    前記上半ダイアフラムは、前記鉛直方向を含む方向を向く上半ダイアフラム凹部面が形成されるように、前記上半ダイアフラム分割面の外周側で前記鉛直方向の上方に向かって窪み、前記上半車室の内周側に配置された際に前記上半車室凹部と連通する収容空間を形成する上半ダイアフラム凹部を有し、
    前記上半位置規定部は、前記収容空間で前記上半車室及び前記上半ダイアフラムの少なくとも一方に固定され、前記上半車室凹部面及び前記上半ダイアフラム凹部面に当接可能な上半当接面が形成された上半当接部材を有し、
    前記上半当接部材は、前記上半当接面が前記上半車室凹部面に接触し、かつ、前記上半ダイアフラム凹部面に対して隙間を空けた状態で、前記上半車室に固定され、
    前記上半当接部材は、前記上半当接面が座面とされたボルト部材であり、前記上半車室凹部面に形成されたボルト孔に挿入された状態で固定され、
    前記上半ダイアフラム凹部の深さは、前記上半車室凹部の深さよりも深く、
    前記最終組み立て工程では、前記下半車室分割面と前記上半車室分割面とが接触する前に、前記上半ダイアフラムを自重で下げ、前記下半ダイアフラム分割面と前記上半ダイアフラム分割面とを先に接触させる圧縮機組み立て方法。
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