JP6940813B2 - 歩数計測装置、歩数計測方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、本発明に係る第2の態様の歩数計測装置は、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置であって、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段と、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段と、前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数及び前記閾時間を変更設定する変更設定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る第3の態様の歩数計測装置は、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置であって、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段と、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段と、前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾時間を変更設定する変更設定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る第1の態様の歩数計測方法は、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置が実行する歩数計測方法であって、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定ステップと、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定ステップと、前記特定ステップで特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数を変更設定する変更設定ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る第2の態様の歩数計測方法は、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置が実行する歩数計測方法であって、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定ステップと、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定ステップと、前記特定ステップで特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数及び前記閾時間を変更設定する変更設定ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る第3の態様の歩数計測方法は、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置が実行する歩数計測方法であって、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定ステップと、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定ステップと、前記特定ステップで特定された使用者の行動に対応させて前記閾時間を変更設定する変更設定ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る第1の態様のプログラムは、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置のコンピュータを、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段、前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数を変更設定する変更設定手段、として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係る第2の態様のプログラムは、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置のコンピュータを、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段、前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数及び前記閾時間を変更設定する変更設定手段、として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係る第3の態様のプログラムは、使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置のコンピュータを、複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段、前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段、前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾時間を変更設定する変更設定手段、として機能させることを特徴とする。
使用者の動作に応じて逐次検出される振動状態から歩数を計測する歩数計測装置であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を逐次特定する特定手段と、
前記使用者の動作に応じて逐次検出された振動状態を歩数計測の対象として有効とするか否かを逐次判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記特定手段により逐次特定された使用者の行動に基づいて、前記振動状態を歩数計測の対象として有効とするか否かを逐次判定する、
ようにしたことを特徴とする歩数計測装置である。
この実施形態は、歩数計測装置として、歩数計測機能を備えた多機能型携帯電話機(スマートフォン)に適用した場合を例示したもので、図1は、このスマートフォンの基本的な構成要素を示したブロック図である。
多機能型携帯電話機(スマートフォン)は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などの一般的な機能のほか、使用者の歩行や走行などの動作に応じて当該スマートフォンに伝わる振動状態を逐次検出して、歩数を計測する歩数計測機能を備え、制御部1を中核とする構成となっている。
図2の1列目の「秒」は、歩数計測機能の動作を開始してからの経過時間(秒単位)を示し、図示の例では、歩数計測機能の動作を開始してから1秒〜17秒の時点を示している。2列目の「振動回数」は、歩数計測用のセンサ部9(その加速度センサ11)からの振動波形信号に基づいて、その振動の大きさから単位時間毎(1秒毎)に計数した振動回数を示し、図示の例(1列目と2列目)は、歩数計測を開始してから1秒毎の経過時点、つまり、1秒時点(0〜1秒)で1回、2秒時点(1〜2秒)で2回、3秒時点(2〜3秒)で0回、4秒時点(3〜4秒)で2回、5秒時点(4〜5秒)で2回、…、17秒時点(16〜17秒)で2回…、の場合を示している。
先ず、1秒毎に図4のフローの実行に移ると、制御部1は、行動特定の結果(歩行である確率、停留である確率)に基づいて、累計回数閾値N、時間間隔閾値Tの設定を変更する処理を行う(ステップA1)。この変更処理は、使用者の行動を特定する動作と、その行動特定の結果に基づいて累計回数閾値N、時間間隔閾値Tの設定を変更する動作を1秒毎に行う。
先ず、制御部1は、行動特定用のセンサ部10からの各種のセンサ出力に基づいて、サポートベクターマシン(SVM)により、歩行又は停留しているという確率を(尤度:0〜1)を算出して、使用者の現時点の行動を特定し(ステップB1)、その行動特定の結果として、歩行である確率、停留である確率(尤度p:0〜1)を取得する(ステップB2)。ここで、予めユーザ操作によって時間間隔閾値Tを固定すべきことが指定されているかを調べたり(ステップB3)、累計回数閾値Nを固定すべきことが指定されているかを調べたりする(ステップB6)。
T=Ts*p+Tb…(2)
ここで、pは行動特定の結果(尤度p:0〜1)、Ns、Tsは、予め設定されている比例定数、Nb、Tbは、予め設定されている最低値を示している。なお、尤度pを0〜1とすることで、歩行中らしさを閾値に反映させているが、歩行の確率が50%程度であれば、使用者の行動を停留としてもよい。
以下、図4のフローにしたがった動作を1秒毎に繰り返す。ここで、制御部1は、ステップA15で「計測対象値」として決定した値を1秒間で歩いた歩数を取得してカウントし、総歩数を求めて1秒毎に表示内容を更新させる動作を行う。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を逐次特定する特定手段と、
前記使用者の振動状態を歩数計測の対象として有効とするか否かを逐次判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記特定手段により逐次特定された使用者の行動に基づいて、前記使用者の振動状態を歩数計測の対象として有効とするか否かを逐次判定する、
ようにしたことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の歩数計測装置において、
前記判定手段は、前記使用者の振動状態と予め設定されている判定用の閾値とに基づいて、歩数計測の対象としてその振動状態を有効とするか否かを逐次判定し、
前記使用者の行動に基づいて、前記判定用の閾値を逐次変更する変更手段を更に備える、
ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の歩数計測装置において、
前記判定用の閾値は、前記使用者の振動状態として単位時間毎に逐次検出される各振動回数を累計した累計回数と比較される回数の閾値であり、
前記判定手段は、前記累計回数が前記回数の閾値を超えるか否かに基づいて、その累計回数を歩数計測の対象として有効とするか否かを逐次判定し、
前記変更手段は、前記逐次特定された使用者の行動に基づいて、前記回数の閾値を逐次変更する、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の歩数計測装置において、
前記判定用の閾値は、前記使用者の振動状態として単位時間毎に逐次検出される各振動回数が所定数未満継続している時間と比較される時間の閾値であり、
前記判定手段は、前記所定数未満の振動回数が継続している時間が前記時間の閾値を超えた際に前記累計回数を初期化し、
前記変更手段は、前記逐次特定された使用者の行動に基づいて、前記時間の閾値を逐次変更する、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4の何れか1項に記載の歩数計測装置において、
前記判定用の閾値は、前記使用者の振動状態として単位時間毎に逐次検出される各振動回数を累計した累計回数と比較される回数の閾値と、所定値未満の振動回数が継続している時間と比較される時間の閾値であり、
前記回数の閾値と前記時間の閾値のうち、その何れか一方を固定値とするか否かを任意に選択指定する指定手段を更に備え、
前記変更手段は、前記指定手段によって指定された閾値を固定値に変更すると共に、前記指定された閾値を除く他の閾値を、前記特定手段により逐次特定された使用者の行動に基づいて逐次変更する、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の歩数計測装置において、
前記特定手段によって使用者の行動を逐次特定する動作と、前記変更手段によって判定用の閾値を逐次変更する動作とを所定時間毎に行う、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、
使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置における歩数計測方法であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を逐次特定する処理と、
前記使用者の振動状態を歩数計測の対象として有効とするか否かを前記特定された使用者の行動に基づいて逐次判定する処理と、
を含むことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、
使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置のコンピュータに対して、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を逐次特定する機能と、
前記使用者の振動状態を歩数計測の対象として有効とするか否かを前記特定された使用者の行動に基づいて逐次判定する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
3 記憶部
8 各種センサ部
9 歩数計測用のセンサ部
10 行動特定用のセンサ部
11、12 加速度センサ
13 ジャイロセンサ
N 累計回数閾値
T 時間間隔閾値
t 振動無し継続時間
A 累計回数
p 尤度
Claims (10)
- 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段と、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段と、
前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数を変更設定する変更設定手段と、
を備えたことを特徴とする歩数計測装置。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段と、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段と、
前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数及び前記閾時間を変更設定する変更設定手段と、
を備えたことを特徴とする歩数計測装置。 - 前記特定手段は、前記単位時間毎に前記行動が割り当てられるように前記行動を特定し、
前記変更設定手段は、前記単位時間毎に当該単位時間に割り当てられた前記行動に対応するように前記閾回数を設定し、
前記判定手段は、前記単位時間毎に当該単位時間までの累計回数を当該単位時間に設定された前記閾回数と比較する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の歩数計測装置。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段と、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段と、
前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾時間を変更設定する変更設定手段と、
を備えたことを特徴とする歩数計測装置。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置が実行する歩数計測方法であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定ステップと、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定ステップと、
前記特定ステップで特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数を変更設定する変更設定ステップと、
を有することを特徴とする歩数計測方法。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置が実行する歩数計測方法であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定ステップと、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定ステップと、
前記特定ステップで特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数及び前記閾時間を変更設定する変更設定ステップと、
を有することを特徴とする歩数計測方法。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置が実行する歩数計測方法であって、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定ステップと、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定ステップと、
前記特定ステップで特定された使用者の行動に対応させて前記閾時間を変更設定する変更設定ステップと、
を有することを特徴とする歩数計測方法。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置のコンピュータを、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段、
前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数を変更設定する変更設定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置のコンピュータを、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段、
前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾回数及び前記閾時間を変更設定する変更設定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 使用者の振動状態から歩数を計測する歩数計測装置のコンピュータを、
複数種の使用者の行動の中からその1つの行動を特定する特定手段、
前記使用者の振動状態として単位時間毎に検出される振動回数であって振動が所定の閾時間以上未検出となるまでの振動回数を累計した累計回数が所定の閾回数を超えた場合に、前記累計回数を歩数計測の対象として有効と判定する判定手段、
前記特定手段により特定された使用者の行動に対応させて前記閾時間を変更設定する変更設定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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JP2017182686A JP6940813B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 歩数計測装置、歩数計測方法及びプログラム |
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