JP6935562B2 - ジョイントキャップ、接続構造体、及びワイヤーハーネス - Google Patents
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Description
以上より、簡易な構造でリンギングを除去することができると共に、車載LANのネットワーク設計の自由度を向上させることができる。
この発明により、導電部における孔部に対向する領域を十分に確保することができる。これにより、ジョイント部が孔部に挿着されたとき、孔部に挿着されたジョイント部と導電部とで効果的にキャパシタを構成することができる。
この発明により、導電部が外部に露出することを防止でき、導電部を埃や湿気から保護することができる。
この発明により、キャップ本体の側壁が薄くても、導電部の配置場所を確保することができる。また、金属テープ、蒸着又はメッキによって導体部を形成することができ、導電部を容易に形成することができる。
この発明により、導電部は、孔部に挿着されたジョイント部に対して全方位的にキャパシタを構成することができ、これにより、高周波リンギング成分を効果的に除去することができる。
なお、電気抵抗部は、キャップ本体に内蔵されてもよく、キャップ本体に外付けされてもよい。また、導電部が所定の抵抗値を有していてもよい。
この発明により、上記のジョイントキャップが備えられた接続構造体を提供することができる。
この発明により、上記の接続構造体を備えたワイヤーハーネスを提供することができる。
(実施形態)
図1は、この実施形態に係るワイヤーハーネス2を備えた車載通信システム1の一例を示す模式図であり、図2は、ワイヤーハーネス2の分岐部3aに設けられた接続構造体10を示す模式図であり、図3は、接続構造体10を示す分解斜視図であり、図4は、ワイヤーハーネス2の分岐部3aを示す外観図であり、図5は、図3の部分拡大図であり、図6(a)は、接続構造体10を孔部25の孔軸方向Pに沿った断面で切断した断面図であり、図6(b)は、図6(a)のA−A断面図であり、図6(c)は、図6(a)のB−B断面図である。
被覆端挿入孔部25aは、例えば四角柱状の孔部であり、ジョイント嵌挿孔部25bは、第1ジョイント部33a又は第2ジョイント部33bと略同形同大(即ち円柱状)の孔部である。
以上より、簡易な構造でリンギングを除去することができると共に、車載LANのネットワーク設計の自由度を向上させることができる。
導電部23における孔部25に対向する領域を十分に確保することができる。これにより、ジョイント部33(33a又は33b)が孔部25に挿着されたとき、孔部25に挿着されたジョイント部33(33a又は33b)と導電部23とで効果的にキャパシタを構成することができる。
この構成により、接続構造体10を備えたワイヤーハーネス2を提供することができる。
図8(a)は、変形例1での接続構造体10を孔部25の孔軸方向(即ちジョイント部33の挿入方向に平行な方向)Pに沿った切断面で切断した断面図であり、図8(b)は、図8(a)のC−C断面図である。
なお、変形例1では、導電部23は、孔部25を囲む筒状に形成されたが、上記の実施形態のように、孔部25の周側面に対向する板状に形成されてもよい。
図9は、変形例2でのジョイントキャップ20を示す外観図である。
図10(a)は、変形例3でのジョイントキャップ20を示す斜視図であり、図10(b)は、図10(a)のD−D断面図である。図11(a)(b)はそれぞれ、図10(a)のE−E断面であり、より詳細には、図11(a)は、キャパシタの容量を最大にした状態を示し、図11(b)は、キャパシタの容量を最小にした状態を示す。
3…幹線
3a…分岐部
4…支線
20…ジョイントキャップ
22…キャップ本体
23…導電部
25…孔部
26…電気抵抗部
27…スライド機構
30…信号線
30a,30b…電線
33…ジョイント部
33a…第1ジョイント部
33b…第2ジョイント部
Claims (10)
- 複数の信号線の一端部同士が束ねられて電気的に接続されたジョイント部に装着されるジョイントキャップであって、
前記ジョイント部が挿着される孔部が設けられた絶縁性のキャップ本体と、
前記孔部と間隔を空けて前記キャップ本体に設けられると共に接地される導電部とが備えられ、
前記導電部は、当該導電部と前記ジョイント部とで前記信号線を流れる信号から高周波リンギング成分を除去するローパスフィルタとして機能するキャパシタ容量となるように板厚及び面積が調整された板状部材、金属テープ、金属薄膜、メッキ、導電性樹脂のいずれかである
ジョイントキャップ。 - 前記導電部は、前記孔部の周側面に対向した状態で設けられた
請求項1に記載のジョイントキャップ。 - 前記導電部は、前記キャップ本体に埋設された
請求項1又は請求項2に記載のジョイントキャップ。 - 前記導電部は、前記キャップ本体の外表面に設けられた
請求項1又は請求項2に記載のジョイントキャップ。 - 前記導電部は、前記孔部を囲む筒状に形成された
請求項1から請求項4のうちの一項に記載のジョイントキャップ。 - 前記導電部と接地点との間の電路上に接続された電気抵抗部が更に備えられた
請求項1から請求項5のうちの一項に記載のジョイントキャップ。 - 前記キャップ本体には、前記導電部を前記孔部の孔軸方向に移動可能に保持すると共に、前記導電部の移動に伴って、前記導電部における前記孔部に対向する領域の面積を増減させるスライド機構が設けられた
請求項1から請求項6のうちの一項に記載のジョイントキャップ。 - 前記複数の信号線の一端部同士が束ねられて電気的に接続されたジョイント部と、
前記ジョイント部に装着された請求項1から請求項7のうちの一項に記載のジョイントキャップとが備えられた
接続構造体。 - 前記複数の信号線にはそれぞれ、一対の電線が備えられ、
前記ジョイント部は、
前記複数の信号線の前記一対の電線のうち、一方の電線の一端部同士を束ねて電気的に接続した第1ジョイント部と、他方の電線の一端部同士を束ねて電気的に接続した第2ジョイント部とを有し、
前記ジョイントキャップは、
前記第1ジョイント部及び前記第2ジョイント部の各々に装着された
請求項8に記載の接続構造体。 - 分岐部を有する幹線と、
前記分岐部から分岐した支線と、
前記分岐部から各方向に配索された複数の信号線の一端部同士を接続する請求項8又は請求項9に記載の接続構造体とが備えられ、
前記複数の信号線は、
前記分岐部から前記幹線の一方端側に配索された信号線と、前記分岐部から前記幹線の他端部側に配索された信号線と、前記分岐部から前記支線に配索された信号線とで構成された
ワイヤーハーネス。
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JP2016166048A JP2018032599A (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | ジョイントキャップ、接続構造体、及びワイヤーハーネス |
JP2020154082A JP6935562B2 (ja) | 2016-08-26 | 2020-09-14 | ジョイントキャップ、接続構造体、及びワイヤーハーネス |
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JP2021002525A JP2021002525A (ja) | 2021-01-07 |
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JP6231316B2 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-11-15 | 株式会社Soken | 車載電子機器の接地構造 |
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2020
- 2020-09-14 JP JP2020154082A patent/JP6935562B2/ja active Active
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