JP6934773B2 - 成端ユニットを用いた光配線の交換方法 - Google Patents

成端ユニットを用いた光配線の交換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6934773B2
JP6934773B2 JP2017160313A JP2017160313A JP6934773B2 JP 6934773 B2 JP6934773 B2 JP 6934773B2 JP 2017160313 A JP2017160313 A JP 2017160313A JP 2017160313 A JP2017160313 A JP 2017160313A JP 6934773 B2 JP6934773 B2 JP 6934773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical wiring
optical
housing
wiring
core wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017160313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019039977A (ja
Inventor
孝泰 山内
孝泰 山内
上田 知彦
知彦 上田
潤治 福井
潤治 福井
横町 之裕
之裕 横町
横川 知行
知行 横川
横地 隆径
隆径 横地
政徳 山中
政徳 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Japan Communication Accesories Manufacturing Co Ltd
Sumitomo Electric Optifrontier Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Japan Communication Accesories Manufacturing Co Ltd
Sumitomo Electric Optifrontier Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd, Japan Communication Accesories Manufacturing Co Ltd, Sumitomo Electric Optifrontier Co Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2017160313A priority Critical patent/JP6934773B2/ja
Priority to US16/108,462 priority patent/US10591693B2/en
Publication of JP2019039977A publication Critical patent/JP2019039977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6934773B2 publication Critical patent/JP6934773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4471Terminating devices ; Cable clamps
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/381Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres
    • G02B6/3825Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres with an intermediate part, e.g. adapter, receptacle, linking two plugs
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/444Systems or boxes with surplus lengths
    • G02B6/4452Distribution frames
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/444Systems or boxes with surplus lengths
    • G02B6/4453Cassettes
    • G02B6/4454Cassettes with splices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/06Joints for connecting lengths of protective tubing or channels, to each other or to casings, e.g. to distribution boxes; Ensuring electrical continuity in the joint
    • H02G3/0608Joints for connecting non cylindrical conduits, e.g. channels

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)

Description

本発明は、成端ユニットを用いた光配線の交換方法に関する。
例えば下記特許文献1には、上下方向に沿って配列された複数のアダプタ群と、アダプタ群に接続される光ファイバコードを収容する配線収納部とを備える光配線盤が提案されている。配線収納部では、光ファイバコードが、挟持部材にて保持され、下方誘導湾曲部に沿って垂れ下がった後に上昇して懸架手段に懸架される。
特開2012−53098号公報
光通信システムの基地局等において用いられる光配線架は、複数の成端ユニット(特許文献1のアダプタ群)が上下方向に並ぶ複数の架部を備える。各成端ユニットが有する複数のアダプタには、複数の光配線が接続される。近年の光通信量の増大に伴い、このような光配線架では、多数のアダプタが、成端ユニットにおいて例えば上下方向及び左右方向に高密度で配列される。この場合、各成端ユニットの内部には、外部から導入された多心ケーブルに融着接続されて分岐した多数の光配線が収容されている。
このような多数の光配線のうち、ある光配線に不具合等が生じ、当該光配線を介した伝送路のみに接続障害が発生することがある。この場合、不具合が生じた光配線のみをアダプタから抜き出し、別の光配線を当該アダプタに挿入して上記接続障害を解消することは、煩雑且つ困難となっている。これは、成端ユニットの構造上、その内部に収容された多数の光配線から特定の光配線のみを外部に取り出すこと等が煩雑且つ困難だからである。
本発明は、光配線架において、筐体内の特定の光配線に起因した接続障害を容易に解消可能な成端ユニット及びそれを用いた光配線の交換方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る成端ユニットは、光配線架の架部に載置される成端ユニットであって、筐体と、筐体内に設けられ、光配線架の外部から導入される多心ケーブルに融着接続される複数の第1光配線と、筐体内にて一列に並んで設けられ、複数の第1光配線が筐体の内側から各々接続され、且つ、複数の第2光配線が筐体の外側から各々接続される複数のアダプタを有するアダプタ群と、複数のアダプタの配列方向において筐体とアダプタ群との間、及びアダプタ群内の少なくともいずれかに設けられ、少なくとも一本の光配線が通過可能な光配線通過部と、を備える。
本発明によれば、光配線架において、筐体内の特定の光配線に起因した接続障害を容易に解消可能な成端ユニット及びそれを用いた光配線の交換方法を提供できる。
図1は、実施形態に係る光配線架が一方向に沿って並んだ状態を示す図である。 図2は、図1を背面側から見た図である。 図3は、実施形態に係る光配線架を示す概略斜視図である。 図4は、実施形態に係る光配線架を示す背面図である。 図5(a)は、成端ユニットの正面側斜視図であり、図5(b)は、成端ユニットの背面側斜視図である。 図6は、成端ユニットの内部の一部を示す図である。 図7は、架部において最も下方に位置する成端ユニットを示す図である。 図8は、図6の一部を拡大した図である。 図9は、一部のアダプタにおいてコネクタ付き光ファイバ心線と異なる光配線が筐体の内側から光接続されている状態を示す図である。 図10は、光配線収容部に光配線束の余長部分が収容されている状態を示す写真である。 図11は、クロスコネクト用光配線が敷設されている例を示す図である。 図12は、光配線ガイドの拡大斜視図である。 図13は、光配線ガイドの要部拡大図である。 図14は、第1区分け部材の要部拡大図である。 図15は、側板側から方向Yに沿って見た光配線収容部の模式図である。 図16は、成端ユニットの内部に収容された光配線の交換方法を説明するためのフローチャートである。 図17は、実施形態の変形例に係る成端ユニットの内部の一部を示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一実施形態は、光配線架の架部に載置される成端ユニットであって、筐体と、筐体内に設けられ、光配線架の外部から導入される多心ケーブルに融着接続される複数の第1光配線と、筐体内にて一列に並んで設けられ、複数の第1光配線が筐体の内側から各々接続され、且つ、複数の第2光配線が筐体の外側から各々接続される複数のアダプタを有するアダプタ群と、複数のアダプタの配列方向において筐体とアダプタ群との間、及びアダプタ群内の少なくともいずれかに設けられ、少なくとも一本の光配線が通過可能な光配線通過部と、を備える成端ユニットである。
この成端ユニットは、複数のアダプタの配列方向において筐体とアダプタ群との間、及びアダプタ群内の少なくともいずれかに設けられ、少なくとも一本の光配線が通過可能な光配線通過部を備えている。このため、例えば、筐体内に設けられる複数の第1光配線において特定の第1光配線に起因して接続障害が発生したとき、特定の第1光配線に対する交換用の光配線を、第2光配線と同じ側から光配線通過部を介して筐体内に容易に収容させることができる。これにより、特定の第1光配線をアダプタから抜き出し、上記交換用の光配線を当該アダプタに挿入することができる。したがって、上記成端ユニットを用いることによって、光配線架においては、筐体内の特定の光配線に起因した接続障害が容易に解消可能になる。
光配線通過部は、配列方向においてアダプタ群を挟むように複数設けられてもよい。この場合、交換する第1光配線から離れた光配線通過部に交換用の光配線を通過させることによって、筐体内における交換用の光配線が許容曲げ変形を超えて曲げることを抑制できる。このため、交換用の光配線において筐体内に収容された部分の折損を抑制できる。
光配線通過部は、配列方向における筐体とアダプタ群との間、及びアダプタ群内の両方に設けられてもよい。この場合、交換する第1光配線から離れた光配線通過部に交換用の光配線を通過させることによって、筐体内における交換用の光配線が許容曲げ変形を超えて曲げることを抑制できる。このため、交換用の光配線において筐体内に収容された部分の折損を抑制できる。
筐体内にて、複数の第1光配線の心線部分を保護するカバーシートをさらに備えてもよい。この場合、交換用光配線によって複数の第1光配線が折損することを抑制できる。
上記成端ユニットを用いた光配線の交換方法は、光配線架の外部にて、複数の第1光配線のいずれかに接続されている多心ケーブルの心線を切断し、切断された心線の切断面を交換用光配線に融着接続する融着接続工程と、交換用光配線の先端部を、光配線通過部を介して筐体内に収容する収容工程と、融着接続工程にて断線する第1光配線をアダプタから抜き出した後、交換用光配線の先端部を当該アダプタに挿入する接続交換工程と、を備える。この交換方法によれば、上記融着接続工程、上記収容工程及び上記接続交換工程を実施することによって、上記融着接続工程にて断線する第1光配線をアダプタから抜き出し、上記融着接続工程にて心線に接続される交換用光配線を、第2光配線と同じ側から光配線通過部を介して筐体内に収容し、上記アダプタに挿入することができる。これにより、光配線架においては、筐体内の特定の光配線に起因した接続障害が容易に解消可能になる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る光配線架が一方向に沿って並んだ状態を示す図であり、図2は、図1を背面側から見た図である。図3は、本実施形態に係る光配線架を示す概略斜視図であり、図4は、本実施形態に係る光配線架を示す背面図である。図1〜図4においては、全ての光ファイバケーブル(光配線)が省略されている。以下では、複数の光配線架1が並ぶ方向を方向X(左右方向)とし、水平方向において方向Xと交差(例えば直交)する方向を方向Y(前後方向)とし、方向X及び方向Yと交差(例えば直交)する方向を方向Z(上下方向)とする。
図1〜図4に示される光配線架1は、データセンター等において光ファイバケーブルを成端処理する際に用いられる装置であり、例えばFDF:Fiber Distributing Frameとも呼称される。光配線架1には、多心の光配線を引き留め、接続点を収容する成端ユニット2(詳細は後述する)が載置されている。光配線架1では、成端ユニット2に光接続される多心ケーブルが、複数の光配線に分割及び整線される。なお、多心ケーブルは、数十本〜数百本の心線を有する光配線である。本実施形態では、多心ケーブルは、288本の心線を有する。
次に、光配線架1の具体的な構造について説明する。光配線架1は、台座となる下枠部1aと、下枠部1aから方向Zに沿って延びる一対の鉛直枠部1b,1cと、鉛直枠部1b,1cの頂面上に設けられる上枠部1dとから構成されており、枠状の外形を有している。光配線架1は、架部11と、光配線収容部12と、仕切り板13と、側板14と、複数のレール15と、トレイ16a,16bと、複数の光配線ガイド17と、複数の第1区分け部材18と、第2区分け部材19とを備えている。
架部11は、方向Zに沿って並んでいる複数の成端ユニット2が載置される部分である。架部11には、例えば図示しない複数の棚板が上下方向に沿って設けられており、各棚板上に成端ユニット2が載置される。
ここで、図5〜図7を用いて、成端ユニット2の機能及び構造について説明する。図5(a)は、成端ユニット2の正面側斜視図である。図5(b)は、成端ユニット2の背面側斜視図である。図6は、成端ユニット2の内部の一部を示す図である。図7は、架部11において最も下方に位置する成端ユニット2を示す図である。図5(a),(b)及び図6に示されるように、成端ユニット2は、略直方体形状を呈する筐体3と、筐体3の後端側に設けられる第1外部接続部4と、第1外部接続部4を覆う蓋部5と、方向Yにおける成端ユニット2の前端側に設けられる第2外部接続部6と、筐体3内に設けられる複数のコネクタ付き光ファイバ心線8(第1光配線)と、筐体3内に設けられるカバーシート9とを備えている。
第1外部接続部4は、例えば融着架等から延在する多心ケーブルが導入される部分であり、当該多心ケーブルが成端ユニット2に光接続される部分である。第1外部接続部4は、光配線同士が融着された箇所を収容する融着トレイ4aを有している。融着トレイ4a内では、ケーブル収容部7に収容される多心ケーブル7cの光ファイバ心線C1、及びケーブル収容部7に収容されていない多心ケーブル(以下、現地融着ケーブル13cと呼称する。)の光ファイバ心線C2のいずれか一方と、複数のコネクタ付き光ファイバ心線8の一端とが、融着により光接続されている。本実施形態では、最も下方に位置する成端ユニット2以外の成端ユニット2には、多心ケーブル7cに収容される光ファイバ心線C1が第1外部接続部4内に導入されている。一方、最も下方に位置する成端ユニット2は、図7に示されるように、現地融着ケーブル13cに収容される光ファイバ心線C2が第1外部接続部4内に導入されている。上記融着は、成端ユニット2が架部11に載置された後に実施されてもよいし、成端ユニット2が架部11に載置される前に実施されてもよい。本実施形態では、最も下方に位置する成端ユニット2においては、当該成端ユニット2が架部11に載置された後に上記融着が実施される。
蓋部5は、第1外部接続部4を覆う蓋である。蓋部5は、着脱可能に筐体3に取り付けられている。
第2外部接続部6は、複数のコネクタ付き光ファイバ心線8の他端と、外部装置等(例えば、サーバ)に接続される光配線C3(第2光配線)の束(以下、光配線束Wbと呼称する)とを光接続させる部分である。第2外部接続部6は、互いに積層された複数のアダプタ群21と、各アダプタ群21を区分けすると共に保護する複数のトレイ22とを備えている。各アダプタ群21は、複数のコネクタ付き光ファイバ心線8と、複数の光配線C3とをそれぞれ光接続するための複数のアダプタ23を有している。光配線束Wbを構成する各光配線C3は、筐体3の外側(方向Yにおける各アダプタ23の一端側)から接続されている。複数のコネクタ付き光ファイバ心線8は、筐体3の内側(方向Yにおける各アダプタ23の他端側)から接続されている。各アダプタ群21に含まれる複数のアダプタ23は、トレイ22上において方向Xに沿って一列に並んでいる。したがって、方向Xは複数のアダプタ23の配列方向とも言える。
各トレイ22は、対応するアダプタ群21の下側に位置すると共に、当該アダプタ群21と一体化している。各トレイ22は、前後方向に沿ってスライド(引き出し)可能に設けられている。このため、トレイ22のスライド動作に連動して、対応するアダプタ群21が引き出される。トレイ22は、各アダプタ23における一端側(複数の光配線C3が接続される外側の接続端側)を保護するカバー部24と、カバー部24を支持する支持部25,27とを有している。カバー部24は、XY平面に沿って延びる略四角形の板状部分と、該部分の前端縁に設けられ、ZX平面に沿って延びる板状部分とを含んでいる。カバー部24は、方向Xにおいてカバー部24と並んで設けられた支持部25,27に係止されて支えられている。また、カバー部24の後端は、方向Xに沿って延びる軸を支軸として回動可能になっている。このため、アダプタ23の他端側から一端側へ向かう方向(すなわち前方)にトレイ22をスライドさせ、且つ、カバー部24に対する支持部25,27の係止状態を解除することにより、当該カバー部24を下方に回動させることができる。一例では、カバー部24の回動角は90°である。これにより、引き出されたアダプタ23における外側の接続端の周辺に位置するカバー部24を移動させることができるので、当該接続端に光配線C3を接続させやすくなる。なお、トレイ22を前方にスライドさせた際、アダプタ23の外側の接続端に接続される光配線C3の光コネクタは、成端ユニット2の前端面から前方に突出していてもよい。また、トレイ22が前方にスライドされたとき、アダプタ23が着脱可能に設けられてもよい。
また、トレイ22は、支持部27と一体に設けられた支持部26を更に有する。支持部26は、カバー部24との間に支持部27を挟む位置に設けられている。支持部26は、アダプタ群21に対して光配線収容部12側に位置し、アダプタ群21から延出された光配線束Wbを支持する。一例では、支持部26は平板状であり、方向Zから見て略扇型といった平面形状を有する。支持部26は、その板面上に光配線束Wbを載置する。また、支持部26は、光配線束Wbを支持部13b(後述、図3参照)に向けて誘導する部分であるガイド26aを有する。ガイド26aは、支持部26の外縁に沿って設けられた壁状部分であり、光配線束Wbが支持部26から脱落することを防ぐ。
ガイド26aにおける支持部13bに近い側の部分26bは、トレイ22に近づく方向、即ち方向Yに対して方向Xの負側に僅かに傾く方向に向かっていることが好ましい。更には、当該部分26bの方向Yからの傾き角度は、5°〜30°であることが好ましい。上記傾き角度を5°以上とすることで、光配線束Wbを支持部13bに向けてより誘導しやすくなる。上記傾き角度を30°以下とすることで、過度な傾きとせずに光配線束Wbを方向Yに沿った方向へ誘導し易くすることができる。
第2外部接続部6には、光配線C3以外の光配線が筐体3の外側(すなわち、アダプタ23の一端側)から光接続されてもよい。例えば、互いに異なる成端ユニット2同士を接続するための光配線(クロスコネクト用光配線)が光接続されてもよい。互いに異なる成端ユニット2の組み合わせは、1つの光配線架1に載置された異なる成端ユニット2の組み合わせでもよいし、ある光配線架1に載置された成端ユニット2と、他の光配線架1に載置された成端ユニット2との組み合わせでもよい。
第2外部接続部6には、コネクタ付き光ファイバ心線8以外の光配線が筐体3の内側(すなわち、アダプタ23の他端側)から光接続されてもよい。例えば、特定のコネクタ付き光ファイバ心線8の光コネクタ8a等が故障し、当該特定のコネクタ付き光ファイバ心線8を介した伝送路に接続障害が生じた場合、故障したコネクタ付き光ファイバ心線8以外の光配線(交換用光配線)が筐体3の内側から光接続される。ここで、コネクタ付き光ファイバ心線8以外の光配線が筐体3の内側から光接続される態様の一例を、図8及び図9を用いながら説明する。図8は、図6の一部を拡大した図である。図9は、一部のアダプタ23においてコネクタ付き光ファイバ心線8と異なる光配線が筐体3の内側から光接続されている状態を示す図である。
図6、図8、及び図9に示されるように、方向Xにおいて筐体3とアダプタ群21との間には、少なくとも一本の光配線C4が通過可能な光配線通過部28が設けられている。光配線通過部28は、光配線C4が通過可能に画成された空間または溝であり、方向Xにおいてアダプタ群21を挟むように複数設けられている。具体的には、光配線通過部28は、方向Xにおいてアダプタ群21の両外側に一カ所ずつ設けられている。通過する光配線の破損を防ぐ観点から、光配線通過部28の方向X,Zにおける寸法は、通過する光配線の最大寸法(例えば、通過する光配線に接続されるコネクタの最大寸法)よりも大きければよい。図9に示されるように、方向Xにおいて支持部25側に設けられる光配線通過部28には、2本の光配線C4が通過している。
各光配線C4は、光配線通過部28を介して筐体3の内部に導入され、故障したコネクタ付き光ファイバ心線8の代わりにアダプタ23に光接続される単心の光ファイバケーブルである。各光配線C4の心線部分は、光配線C3等と同様に、樹脂等によって保護されている。光配線C4において筐体3の内部に収容されている先端部のコネクタ61は、方向Xにおいて最も支持部27側に位置するアダプタ23に光接続されている。筐体3の外側における光配線C4は、支持部26にて光配線束Wbと共に束ねられる。光配線架1の外部にて、光配線C4は、多心ケーブル7cの光ファイバ心線C1に含まれる特定の心線に光接続されている。この特定の心線は、光ファイバ心線C1に含まれる心線の中で、故障したコネクタ付き光ファイバ心線8に接続されていた心線であり、光配線架1の外部にて切断された心線である。光配線C4は、光配線架1の外部にて、上記特定の心線の切断面に融着している。したがって、図9に示される、アダプタ23に接続されていない光コネクタ8aを有するコネクタ付き光ファイバ心線8は、光配線架1の外部にて断線している。
上述したように、各光配線C4は、支持部25側の光配線通過部28を介して筐体3の内部に導入され、最も支持部27側に位置するアダプタ23に光接続されている。これにより、各光配線C4において筐体3に収容される部分が、許容曲げ半径を超えて曲がることを抑制できる。このように本実施形態では、各光配線C4は、接続されるアダプタ23から離れた光配線通過部28を介して筐体3に挿入される。
ケーブル収容部7は、多心ケーブル7cが収容される領域であり、筐体3の左側であって支持部26と反対側もしくは同じ側面に設けられている。図3に示されるように、光配線収容部12内での光配線束Wbの配線作業性向上の観点から、多心ケーブル7cは、架部11を挟んで光配線収容部12の反対側に配置されることが好ましい。
コネクタ付き光ファイバ心線8は、単心の光ファイバケーブルの集合体である。コネクタ付き光ファイバ心線8の一端は、束ねられて融着トレイ4a内に収容されており、上述したように多心ケーブル7cに収容される光ファイバ心線C1に融着されている。また、コネクタ付き光ファイバ心線8の他端には光コネクタ8aが設けられており、当該光コネクタ8aはアダプタ23の他端側に接続されている。通常この部分の各コネクタ付き光ファイバ心線8は、光ファイバケーブルから取り出されて外周被覆の一部が取り除かれた状態の素線であり、光配線C4よりも耐折損強度が低い。
カバーシート9は、コネクタ付き光ファイバ心線8の心線部分を保護する透明又は有色のプラスチックシートである。カバーシート9は、可撓性を有しており、筐体3内にてコネクタ付き光ファイバ心線8の分岐した部分の大部分を覆っている。光配線C4等が光配線通過部28を介して外部から筐体3の内部に導入される場合、筐体3内に収容された光配線C4等は、カバーシート9の上に配置される。これにより、光配線C4等がコネクタ付き光ファイバ心線8に直接接触することを防ぎ、光配線C4等に起因したコネクタ付き光ファイバ心線8の破損を抑制できる。なお、カバーシート9は、カバーシート9を通して下部のコネクタ付き光ファイバ心線8等が視認できるように、透明または半透明であることが好ましい。また、カバーシート9の材質は、例えばプラスチックが挙げられるが、これに限られない。
図1〜図4に戻って、光配線収容部12は、方向Xにおいて架部11の隣に位置し、成端ユニット2に接続される光配線束Wb(図6を参照)の余長部分を収容する。光配線収容部12では、複数の光配線束Wbのそれぞれが、複数の第1区分け部材18及び第2区分け部材19によって区分けされている。図10は、光配線収容部12に光配線束Wbの余長部分が収容されている状態を示す写真である。図10に示されるように、光配線束Wbの余長部分は、例えばU字形状を呈するように垂れた状態で収容される。なお、光配線収容部12には、光配線C4の余長部分も光配線束Wbと同様に収容されてもよい。
仕切り板13は、方向Yにおいて光配線収容部12を前後に仕切るように設けられる板状部材である。仕切り板13は、例えば下枠部1a、鉛直枠部1b、及び上枠部1dによって固定されている。仕切り板13には、複数の開口13aと、複数の薄板状の支持部13b(第2支持部)と、ケーブル収容部13xとが設けられている。複数の開口13aは、例えば光配線が仕切り板13の表面(おもてめん)側から裏面側に向かう、もしくは当該光配線が仕切り板13の裏面側から表面側に向かうために設けられている。複数の開口13aは、方向Zに沿って一列に並ぶように設けられている。
支持部13bは、対応する成端ユニット2の支持部26(図6参照)から光配線収容部12へ延在する光配線束Wbを支持する板状部材である。支持部13bは、支持部26に対し方向Yに沿って並んで設けられており、本実施形態では支持部26の後方に設けられている。支持部13bは、トレイ22とは別体であり、トレイ22のスライド動作とは連動しない。一例では、支持部13bは仕切り板13の表面に取り付けられている。支持部13bは、開口13aよりも架部11側に設けられている。光配線束Wbによるトレイ22のスライド動作の阻害を防ぐ観点から、支持部13b上には、光配線束Wbの余長部分が設けられる。
支持部13bは、光配線束Wbが置かれる平坦面を有しており、光配線束Wbを伸曲自在に支持する。また、支持部13bは平板状であるため、支持部13bの平坦面は、支持部13bの光配線収容部12側の縁まで延びている。言い換えると、支持部13bの光配線収容部12側の縁には、支持部26のガイド26aのような壁状部分が設けられていない。
再び図1〜図4に戻って、ケーブル収容部13xは、現地融着ケーブル13cを収容する領域であり、例えば固定部材13dを介して仕切り板13の裏面に取り付けられている。ケーブル収容部13xは、例えば上枠部1dに設けられた開口1eを介して、下枠部1a付近から上枠部1dを超えるように方向Zに沿って延在している。
側板14は、方向Xにおいて光配線架1同士を仕切るように設けられる板状部材である。側板14は、光配線収容部12を挟んで架部11の反対側に位置しており、下枠部1aと、鉛直枠部1bもしくは仕切り板13とに固定されている。
複数のレール15は、仕切り板13の裏側に敷設される光配線をガイドする部材である。複数のレール15のそれぞれは、方向Xに沿って延在する略U字溝形状を呈している。各レール15の一端は鉛直枠部1bに取り付けられており、各レール15の他端は鉛直枠部1cに取り付けられている。レール15の上記一端と上記他端とは、互いに連結可能な形状を有している。このため、光配線架1を方向Xに沿って並べた場合、隣り合う光配線架1のレール15同士を連結できる。また、方向Yにおいて、仕切り板13及びケーブル収容部13xとレール15とは互いに離間している。このため、レール15上に敷設される光配線と、ケーブル収容部13x内の現地融着ケーブル13cに収容される光ファイバ心線C2との接触を好適に抑制できる。
レール15は、方向Xに沿って延在している主部15aと、主部15aから分岐して延在している分岐部15bと、主部15aの一部が分断している分断部15cとを有している。分岐部15bは、主部15aから対応する開口13aに向かって方向Yに沿って延在している部分である。分断部15cは、方向Zに沿って一列に並ぶように、仕切り板13を挟んで光配線収容部12の裏側に設けられている。主部15aにおいて分断部15cを形成する部分は、下枠部1aに向かうように湾曲している。このような分断部15cが形成されることにより、仕切り板13の裏側に位置する光配線(例えば、クロスコネクト用光配線)を、複数のレール上に敷設可能にすると共に、当該光配線の余長部分を設けることができる。換言すると、仕切り板13を挟んだ光配線収容部12の後側には、光配線束Wb内の光配線C3とは異なる光配線の余長部分が収容される収容部S(第2光配線収容部)が設けられ得る。
トレイ16a,16bは、仕切り板13の裏側に位置する光配線の余長部分を載せる部材であり、仕切り板13の裏面に取り付けられている。トレイ16aは、方向Zにおいて最も下枠部1aに近いレール15の分断部15cと、下枠部1aとの間に設けられている。このため、トレイ16aには、分断部15cにて設けられる光配線の余長部分が載置可能になっている。また、トレイ16bは、方向Zにおいてケーブル収容部13xの下方領域と、下枠部1aとの間に設けられている。このため、トレイ16bには、ケーブル収容部13xから成端ユニット2へ延在する現地融着ケーブル13cに収容される光ファイバ心線C2の余長部分が載置可能になっている。
図11は、クロスコネクト用光配線が敷設されている例を示す図である。図11に示される光配線架1において、方向Xにおいて最も端に位置する架を光配線架1Aとし、光配線架1Aに隣り合う架を光配線架1Bとする。図11には、レール15上に敷設されるクロスコネクト用光配線C11〜C13が示されている。クロスコネクト用光配線C11は、光配線架1Aの異なる成端ユニット2同士を光接続している。具体的には、クロスコネクト用光配線C11は、光配線架1Aにおいて最も上方に位置する成端ユニット2の第2外部接続部6と、光配線架1Aにおいて上から7番目に位置する成端ユニット2の第2外部接続部6とを光接続している。光配線架1Aの収容部Sには、クロスコネクト用光配線C11の余長部分が形成されている。また、クロスコネクト用光配線C12,C13は、光配線架1Aに載置された成端ユニット2と、光配線架1Bに載置された成端ユニット2とを光接続している。具体的には、クロスコネクト用光配線C12は、光配線架1Aにおける上から2番目の成端ユニット2と、光配線架1Bにおける上から5番目の成端ユニット2とを光接続している。一方、クロスコネクト用光配線C13は、光配線架1Aにおける下から2番目の成端ユニット2と、光配線架1Bにおける下から4番目の成端ユニット2とを光接続している。光配線架1Bの収容部Sでは、クロスコネクト用光配線C12の余長部分が形成されている。また、光配線架1Aのトレイ16a上には、クロスコネクト用光配線C13の余長部分が載置されている。
図1〜図4に戻って、複数の光配線ガイド17は、成端ユニット2の第2外部接続部6に接続される光配線を光配線収容部12に導く部材であり、支持部13bと光配線収容部12との間における仕切り板13の表面に取り付けられている。光配線ガイド17は、成端ユニット2に対応するように方向Zに沿って並んでいる。ここで、図12及び図13を用いて、光配線ガイド17の構造について説明する。図12は、光配線ガイド17の拡大斜視図であり、図13は、光配線ガイド17の一部を抜き出した図である。図12及び図13に示されるように、光配線ガイド17は、光配線収容部12に向かう光配線C3(例えば、光配線束Wb)を収容するガイド部32(第1ガイド部)と、仕切り板13の開口13aを通過する光配線(例えば、第2光配線であるクロスコネクト用光配線)を収容するガイド部31(第2ガイド部)と、光配線C3の方向Zにおける動きを規制する規制部33とを備えている。
ガイド部31は、仕切り板13の表面に取り付けられる部分である。より具体的には、ガイド部31は、仕切り板13において、対応する開口13a近傍の表面に取り付けられる部分である。ガイド部31は、方向Yに沿って延在する略U字溝形状を呈している。ガイド部31は、底部31aと、架部11側に位置する側壁部31bと、光配線収容部12側に位置する側壁部31cとを有している。ガイド部31において側壁部31bの少なくとも一部は、切り欠かれている。また、ガイド部31において側壁部31bが設けられない底部31aからは、方向Xに沿って架部11側に延在するスロープ部31dが設けられている。スロープ部31dは、方向Xにおいて底部31aから架部11に向かうにつれて下方に湾曲している。側壁部31bにおける前方の端部には、第2光配線をガイド部31へガイドするように湾曲した、光配線の位置を規制する湾曲板31eが設けられている。湾曲板31eは、方向Zから見て前方側に向かって湾曲した板状部材である。方向Zから見た湾曲板31eの曲率半径は、例えばガイド部31によってガイドされる光配線の許容曲げ半径よりも大きい。この場合、光配線における湾曲板31eに当接する部分が許容曲げ半径を超えて屈曲し、破損することを防止できる。
各ガイド部31の方向Yにおける長さは、一定ではなく、変化している。具体的には、方向Zにおいて下方に設けられる光配線ガイド17ほど、ガイド部31の方向Yにおける寸法が長くなっている。例えば、ガイド部32が方向Zにおいて互いに重ならないように、各ガイド部31の方向Yにおける寸法が調整されている。
ガイド部32は、方向Yにおけるガイド部31の先端に設けられている部分であり、ガイド部31と交差するように延在する略U字溝形状を呈している。ガイド部32は、底部32aと、ガイド部31側に位置する側壁部32b(壁部)と、底部32aを介して側壁部32bの反対側に位置する側壁部32cとを有している。底部32aは、方向Yから見て上側に向かって湾曲している。方向Yから見た底部32aの曲率半径は、例えば光配線束Wb内の光配線の許容曲げ半径よりも大きい。側壁部32bは、ガイド部31とガイド部32とを仕切るように設けられている。具体的には、側壁部32bは、底部31a,32aを仕切るだけでなく、スロープ部31dと底部32aとを仕切るように設けられている。側壁部32b,32cは、底部32aの形状に沿って設けられており、互いに略同一形状である。側壁部32bの架部11側にはスリット32dが設けられており、側壁部32cの光配線収容部12側にはスリット32eが設けられている。同様に、側壁部32cの架部11側にはスリット32fが設けられており、側壁部32cの光配線収容部12側にはスリット32gが設けられている。スリット32d,32fは、方向Yにおいて対向するように設けられ、スリット32e,32gは、方向Yにおいて対向するように設けられている。
規制部33,34のそれぞれは、ガイド部32に収容されている光配線束Wbの方向Zにおける動きを規制する部材である。規制部33は、スリット32d,32fに収容されるように設けられており、略四角枠形状を呈している。規制部33は、略U字形状を呈する本体部33aと、本体部33aの上端に取り付けられる棒状部材33bとを有している。本体部33aは、方向Xから見て略U字形状を呈するように、スリット32d,32fに収容されている。棒状部材33bの一端は、本体部33aにおける一方の上端部に回動可能に取り付けられており、棒状部材33bの他端は、本体部33aにおける他方の上端部に係止されている。例えば、棒状部材33bの他端が本体部33aにおける他方の上端部に設けられた溝に挿入されることによって、規制部33が枠形状を構成する。規制部33は、ガイド部32に固定されるための手段(例えば、爪部等)を有していることが好ましい。なお、規制部34は、規制部33と同様の機能及び形状を有しており、スリット32e,32gに収容されている。このため、規制部34は、略U字形状を呈する本体部34aと、本体部34aの上端に取り付けられる棒状部材34bを有している。方向Zにおける光配線束Wbの動きが規制されることにより、光配線束Wbが方向X及び方向Yに沿うこととなり、その結果、ガイド部32に沿う方向の光配線束Wbの動きが規制される。
ここで、規制部33の使用方法例を説明する。まず、規制部33における本体部33aをスリット32d,32f内に収容する。次に、本体部33aの底部上に光配線束Wbを収容する。このとき、棒状部材33bの他端の本体部33aへの係止状態を解除しておくことによって、光配線束Wbを本体部33aに容易に収容できる。次に、棒状部材33bを本体部33aに係止する。これにより、光配線束Wbが規制部33により画成される空間内に収容され、当該光配線束Wbの方向Zにおける動きを規制できる。なお、規制部34は、規制部33と同様の手法にて用いればよい。
規制部は、1つでもよいが、少なくとも2つあるとより好ましい。光配線束Wbに光配線を追加する、或いは減らす場合、規制部を解放した際に既に収容されている光配線束Wbが自重で移動して不測の応力がかからないように、光配線束Wbを保持しておくことが望ましい。このような場合に規制部が少なくとも2つあれば、一の規制部を解放しても他を解放しなければ引き続き光配線束Wbは保持され続けることができる。例えば、規制部が2つある場合、一方の規制部を外して一部の光配線を一方の規制部から外した後に、当該一方の規制部を係止して光配線束Wbを保持し、次いで他方の規制部を外して当該一部の光配線を他方の規制部から外すことで、当該一部の光配線を光配線束Wbから分離することができる。一方、分離しようとする光配線を除く光配線束Wbは係止された状態を保ち続けるため、不測の応力を加えずに済む。光配線を追加する際には、上記とは逆の手順で、一方の規制部を外し、追加すべき光配線も含めて光配線束Wbを一方の規制部で係止した後、他方の規制部の係止を解除し、追加すべき光配線も含めて光配線束Wbを他方の規制部で係止すればよい。
図14は、第1区分け部材の一部を抜き出した図である。図15は、側板14側から方向Yに沿って見た光配線収容部12の模式図である。図10にも示されるように、図15に示される各第1区分け部材18は、光配線収容部12内における光配線束Wbの位置を区分けする部材である。複数の第1区分け部材18は、光配線ガイド17に対応するように、光配線収容部12内にて方向Zに沿って並んで設けられている。図15に示されるように、方向Zにおいて下方に設けられる第1区分け部材18ほど、光配線ガイド17と同様に、方向Yにおいて前方に位置している。各第1区分け部材18は、仕切り板13の表面に取り付けられる第1区分け体41と、側板14に取り付けられる第2区分け体51とを有している。
第1区分け体41は、光配線収容部12内に収容される光配線束Wbにおいて、光配線ガイド17から光配線収容部12に導入される部分を区分けする部分である。第1区分け体41は、例えば第1棒状部材42及び第2棒状部材43によって構成されている。第1棒状部材42は、ねじ等の締結部材を介して仕切り板13の表面に締結されるフランジ部42aと、方向Xにおいてフランジ部42aの側板14側の端から方向Yに沿って延在する中間部42bと、中間部42bの前方先端から方向Yに交差すると共に側板14に向かって延びる区分け部42c(一方の第1区分け棒)とを有している。フランジ部42aと、中間部42bと、区分け部42cとは、例えば棒形状を呈する部材を屈曲することによって設けられる。フランジ部42aは、対応する光配線ガイド17の下方に締結されている。方向Zにおいて下方に設けられる中間部42bほど、方向Yに沿った寸法が長くなっている。本実施形態では、区分け部42cは、方向Xに沿って延在している。
第2棒状部材43は、中間部42bに接合されるフランジ部43aと、フランジ部43aにおける区分け部42c側の端から方向Yに交差する方向に延びる区分け部43b(他方の第1区分け棒)とを有している。フランジ部43aと区分け部43bとは、例えば棒形状を呈する部材を屈曲することによって設けられる。フランジ部43aは、例えば接着剤等を介して、中間部42bの側板14に対向する面に接合される。区分け部43bは、方向Yにおいて区分け部42cよりも仕切り板13側に位置しており、方向Yにおいて区分け部42cに離間している。
第1区分け体41は、対応する光配線ガイド17のガイド部32における光配線収容部12側の先端に連続的に接続されている。より具体的には、図12に示されるように、区分け部42cは、側壁部32cの光配線収容部12側の先端に連続的に接続されており、区分け部43bは、側壁部32bの光配線収容部12側の先端に連続的に接続されている。これにより、ガイド部32と区分け部42c,43bとが一体的に構成されるので、ガイド部32によってガイドされた光配線束Wbは、光配線収容部12内で第1区分け体41によって容易に区分けされる。
第2区分け体51は、光配線収容部12内に収容される光配線束Wbを区分けする部分であり、方向Xにおいて第1区分け体41に対向及び離間して設けられる。第2区分け体51は、例えば棒形状を呈する部材を略U字状に屈曲することによって設けられる。第2区分け体51は、側板14に接合される基部51aと、方向Yにおける基部51aの一端から第1区分け体41に向かって延在する区分け部51b(一方の第2区分け棒)と、方向Yにおいて基部51aの他端から第1区分け体41に向かって延在する区分け部51c(他方の第2区分け棒)とを有している。基部51aは、例えばねじ等を介して側板14に固定されている。基部51aの固定位置は、対応する第1区分け体41の方向Yにおける位置によって調整される。
区分け部51b,51cは、方向Yにおいて互いに離間して設けられる棒状部分である。区分け部51bは、方向Yにおいて区分け部51cよりも前方に位置している。区分け部51bは、方向Xにおいて、第1棒状部材42の区分け部42cに対向及び離間して設けられる。また、区分け部51cは、方向Xにおいて、第2棒状部材43の区分け部43bに対向及び離間して設けられる。なお、区分け部51bは区分け部42cの延長線上に設けられ、区分け部51cは区分け部43bの延長線上に設けられてもよい。
第2区分け部材19は、複数の光配線束Wbのそれぞれにおいて、光配線収容部12から外部に延在する部分を区分けする部材である。第2区分け部材19は、方向Yに沿って互いに離間して並んでいる複数の板状破片から構成される。第2区分け部材19は、側板14の上端付近に設けられる。
次に、成端ユニット2を、各アダプタ23にコネクタ付き光ファイバ心線8が挿入されている状態(図6を参照)から、一部のアダプタ23に光配線C4が筐体3の内側から挿入されている状態(図9を参照)にする光配線の交換方法の一例を、図16を用いながら説明する。図16は、成端ユニット2の内部に収容された光配線の交換方法を説明するためのフローチャートである。
図16に示されるように、最初に、複数のコネクタ付き光ファイバ心線8の中から、交換すべきコネクタ付き光ファイバ心線8があるか否かを確認する(ステップS101)。ステップS101では、例えば光コネクタ8a等の破損によって接続障害が発生しているコネクタ付き光ファイバ心線8があるか否かを確認する。例えば、各光配線C3から出力される光信号をモニタすることによって、接続障害の有無を確認する。接続障害が発生しているコネクタ付き光ファイバ心線8がないと判断された場合(ステップS101:NO)、所定の期間をおいて再度ステップS101が実施される。
次に、接続障害が発生しているコネクタ付き光ファイバ心線8があると判断された場合(ステップS101:YES)、交換すべきコネクタ付き光ファイバ心線8を特定する(ステップS102)。ステップS102では、接続障害が発生しているコネクタ付き光ファイバ心線8を特定した後、光ファイバ心線C1のうち、当該特定のコネクタ付き光ファイバ心線8に接続されている心線を特定する。
次に、光配線架1の外部にて、光ファイバ心線C1の特定された心線を切断し、切断された当該心線の切断面を光配線C4に融着接続する(ステップS103、融着接続工程)。ステップS103では、まず、光ファイバケーブルカッタ等を用いて、光ファイバ心線C1のうち特定された心線を、光配線架1の外部にて切断する。当該心線において切断される部分は、最初から光配線架1の外部に位置する部分であって、融着架と切断面との間に破損箇所等を含まないように設定される。そして、融着接続機等を用いて、融着架から延在している心線の切断面と、光配線C4の一端とを融着接続する。なお、ステップS103では、光ファイバ心線C1のうち特定された心線以外は、切断されない。このため、当該特定された心線を除いて、光ファイバ心線C1とコネクタ付き光ファイバ心線8との光接続は維持されている。
次に、光配線C4の先端部を、光配線通過部28を介して筐体3内に収容する(ステップS104、収容工程)。ステップS104ではまず、光配線束Wbと同様に、光配線C4の余長部分を光配線収容部12内に収容する。そして、光配線C4の先端部を支持部26上に引き回し、光配線C3が設けられた筐体3の前端側から光配線通過部28を通過させる。これにより、光配線C4の先端部を筐体3内に収容する。収容された光配線C4の先端部は、筐体3内にて余長部分を確保した上で収容される。なお、光配線C4の先端部は、光配線C4において光ファイバ心線C1のうち特定された心線に融着されていない端部(他端)であり、光配線C4においてコネクタ61が取り付けられている部分である。
次に、ステップS103にて断線するコネクタ付き光ファイバ心線8をアダプタ23から抜き出した後、光配線C4の先端部を当該アダプタ23に挿入する(ステップS105、接続交換工程)。ステップS105では、まず、切断されたコネクタ付き光ファイバ心線8の光コネクタ8aをアダプタ23から抜き出す。そして、アダプタ23において開放された接続部に光配線C4のコネクタ61を挿入する。以上により、接続障害が生じている光配線を交換することによって、当該接続障害が解消される。なお、切断されたコネクタ付き光ファイバ心線8は、筐体3の内部に放置してもよい。これにより、当該コネクタ付き光ファイバ心線8を取り出すための工程等が不要になる。
以上に説明した本実施形態に係る成端ユニット2によって得られる効果について説明する。この成端ユニット2は、方向Xにおいて筐体3とアダプタ群21との間に設けられ、少なくとも一本の光配線C4が通過可能な光配線通過部28を備えている。このため、例えば筐体3内に設けられるコネクタ付き光ファイバ心線8において特定のコネクタ付き光ファイバ心線8に起因して接続障害が発生したとき、特定のコネクタ付き光ファイバ心線8に対する交換用の光配線C4を、光配線C3と同じ側から光配線通過部28を介して筐体3内に容易に収容させることができる。これにより、特定のコネクタ付き光ファイバ心線8のみを筐体3から取り出すことなく、特定のコネクタ付き光ファイバ心線8をアダプタ23から抜き出し、上記交換用の光配線C4を当該アダプタ23に挿入することができる。したがって、成端ユニット2を用いることによって、光配線架1においては、筐体3内の特定のコネクタ付き光ファイバ心線8に起因した接続障害が容易に解消可能になる。
加えて、本実施形態においては、アダプタ群21を含む第2外部接続部6は、筐体3の前端側に設けられている。ここで図1等に示されるように、筐体3の前端の全体は、光配線架1から露出している。このため、成端ユニット2が載置された光配線架1を配列した後であっても、光配線C4の筐体3の内部への収容は、筐体3の前端以外から実施する場合よりも容易になる。
光配線通過部28は、方向Xにおいてアダプタ群21を挟むように複数設けられている。このため、交換するコネクタ付き光ファイバ心線8から離れた光配線通過部28に光配線C4を通過させることによって、筐体3内における光配線C4が許容曲げ変形を超えて曲げることを抑制できる。光配線C4において筐体3内に収容された先端部の折損を抑制できる。
成端ユニット2は、筐体3内にて、複数のコネクタ付き光ファイバ心線8の心線部分を保護するカバーシート9を備えている。このため、光配線C4によって複数のコネクタ付き光ファイバ心線8が折損することを抑制できる。
図17は、上記実施形態の変形例に係る成端ユニットの内部の一部を示す図である。図17に示されるように、アダプタ群21内に少なくとも一本の光配線が通過可能な光配線通過部29が設けられている。具体的には、アダプタ群21に含まれる複数のアダプタ23において、方向Xに沿った中央部に位置すると共に互いに隣り合うアダプタ23同士の間に、光配線通過部29が設けられている。光配線通過部29は、光配線通過部28と同様に、光配線C4(図9を参照)が通過可能に画成された空間または溝である。当該変形例では、光配線通過部28,29が、筐体3とアダプタ群21との間、及びアダプタ群21内にそれぞれ設けられている。光配線通過部29の各寸法は、光配線通過部28の各寸法と略同一である。このような変形例においても、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。
本発明による光配線架は、上述した実施形態及び変形例に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態及び上記変形例では、架部11において最も下方に位置する成端ユニット2が現地融着ケーブル13cに収容される光ファイバ心線C2に光接続されているが、これに限られない。具体例としては、最も下方に位置する成端ユニット以外の成端ユニットが現地融着ケーブル13cに収容される光ファイバ心線C2に光接続されてもよいし、全ての成端ユニット2が対応する多心ケーブル7cに収容される光ファイバ心線C1に光接続されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、光配線通過部28が方向Xにおいてアダプタ群21を挟むように複数設けられているが、これに限られない。光配線通過部28は、筐体3内に1つだけ設けられてもよい。この場合、光配線C4の先端部の折損を抑制する観点から、筐体3内には、光配線通過部28,29の両方が設けられていることが好ましい。
上記変形例では、光配線通過部29はアダプタ群21の中央部に設けられているが、これに限られない。また、光配線通過部29は、アダプタ群21内に1つだけ設けられているが、複数設けられてもよい。なお、筐体3内には、光配線通過部28が設けられず、光配線通過部29のみが設けられてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、光配線の交換方法は、上記ステップS101〜S105が順番に実施されるが、これに限られない。例えば、ステップS103〜S105の順番は限定されない。具体例としては、ステップS103は、ステップS104またはステップS105の後に実施されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、光配線ガイド17に湾曲板31eが設けられているが、これに限られない。例えば、湾曲板31eは、仕切り板13の表面に取り付けられてもよい。また、湾曲板31eは、必ずしも設けられなくてもよい。例えば、一部の光配線ガイド17は、湾曲板31eを有さなくてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、光配線ガイド17の数と、第1区分け部材18の数とは、互いに同一でもよいし、互いに異なってもよい。例えば、光配線ガイド17の数は成端ユニット2の数と同一であり、第1区分け部材18の数は成端ユニット2の数よりも少なくてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、規制部33,34が設けられているが、これに限られない。例えば、規制部33,34のいずれか一方のみが設けられてもよい。もしくは、光配線ガイドには、規制部33,34以外の規制部が設けられてもよい。また、規制部33,34の形状は特に限定されない。例えば、規制部は、ガイド部32における側壁部32b,32cの一部であってもよい。
1…光配線架、1a…下枠部、1d…上枠部、1e…開口、2…成端ユニット、4…第1外部接続部、4a…融着トレイ、6…第2外部接続部、7…ケーブル収容部、7c…多心ケーブル、8…コネクタ付き光ファイバ心線、8a…光コネクタ、11…架部、12…光配線収容部、13…仕切り板、13a…開口、13b…(第2)支持部、13c…現地融着ケーブル、13x…ケーブル収容部、14…側板、15…レール、15a…主部、15b…分岐部、15c…分断部、17…光配線ガイド、18…第1区分け部材。19…第2区分け部材、21…アダプタ群、22…トレイ、23…アダプタ、26…(第1)支持部、28,29…光配線通過部、31…ガイド部、31a…底部、31b,31c…側壁部、31d…スロープ部、31e…湾曲板、32…ガイド部、32b,32c…側壁部(壁部)、33…規制部、41…第1区分け体、42…第1棒状部材、42c…区分け部、43…第2棒状部材、43b…区分け部、51…第2区分け体、61…コネクタ、C1,C2…光ファイバ心線、C3…光配線、C4…光配線(交換用光配線)、C11〜C13…クロスコネクト用光配線、S…収容部、Wb…光配線束。

Claims (4)

  1. 光配線架の架部に載置される成端ユニットを用いた光配線の交換方法であって、
    前記成端ユニットは、
    筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記光配線架の外部から導入される多心ケーブルに融着接続される複数の第1光配線と、
    前記筐体内にて一列に並んで設けられ、前記複数の第1光配線が前記筐体の内側から各々接続され、且つ、複数の第2光配線が前記筐体の外側から各々接続される複数のアダプタを有するアダプタ群と、
    前記複数のアダプタの配列方向において前記筐体と前記アダプタ群との間、及び前記アダプタ群内の少なくともいずれかに設けられ、少なくとも一本の光配線が通過可能な光配線通過部と、を備え
    前記光配線架の外部にて、前記複数の第1光配線のいずれかに接続されている前記多心ケーブルの心線を切断し、切断された前記心線の切断面を交換用光配線に融着接続する融着接続工程と、
    前記交換用光配線の先端部を、前記光配線通過部を介して前記筐体内に収容する収容工程と、
    前記融着接続工程にて断線する前記第1光配線を前記アダプタから抜き出した後、前記交換用光配線の先端部を当該アダプタに挿入する接続交換工程と、
    を備える交換方法
  2. 前記光配線通過部は、前記配列方向において前記アダプタ群を挟むように複数設けられている、請求項1に記載の交換方法
  3. 前記光配線通過部は、前記配列方向における前記筐体と前記アダプタ群との間、及び前記アダプタ群内の両方に設けられている、請求項1又は2に記載の交換方法
  4. 前記筐体内にて、前記複数の第1光配線の心線部分を保護するカバーシートをさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の交換方法
JP2017160313A 2017-08-23 2017-08-23 成端ユニットを用いた光配線の交換方法 Active JP6934773B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017160313A JP6934773B2 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 成端ユニットを用いた光配線の交換方法
US16/108,462 US10591693B2 (en) 2017-08-23 2018-08-22 Termination unit and optical fiber exchange method using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017160313A JP6934773B2 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 成端ユニットを用いた光配線の交換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019039977A JP2019039977A (ja) 2019-03-14
JP6934773B2 true JP6934773B2 (ja) 2021-09-15

Family

ID=65435054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017160313A Active JP6934773B2 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 成端ユニットを用いた光配線の交換方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10591693B2 (ja)
JP (1) JP6934773B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018101222A1 (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 Seiオプティフロンティア株式会社 光配線架
JPWO2018101215A1 (ja) * 2016-11-30 2019-10-24 Seiオプティフロンティア株式会社 成端ユニット
US10859783B2 (en) 2016-11-30 2020-12-08 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Fiber optic cable rack
US10641979B2 (en) 2018-02-12 2020-05-05 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber rack
US11864340B2 (en) * 2020-07-20 2024-01-02 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Rack for storing electrical equipment

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460758B2 (en) * 2005-06-03 2008-12-02 Telect Inc. Fiber management system
WO2010088604A1 (en) * 2009-02-02 2010-08-05 Adc Telecommunications, Inc. Multi-fiber cable management panel
WO2011112764A1 (en) * 2010-03-10 2011-09-15 Corning Cable Systems Llc Fiber optic pigtail assembly allowing single and mass splicing
US20120134639A1 (en) * 2010-11-30 2012-05-31 Giraud William J Module with adapter side entry opening
JP5528952B2 (ja) 2010-08-31 2014-06-25 三菱電線工業株式会社 光配線盤
EP2951630B1 (en) * 2013-01-29 2017-06-14 CommScope Connectivity Belgium BVBA Fiber optic connection system

Also Published As

Publication number Publication date
US20190064468A1 (en) 2019-02-28
JP2019039977A (ja) 2019-03-14
US10591693B2 (en) 2020-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6934773B2 (ja) 成端ユニットを用いた光配線の交換方法
WO2018101222A1 (ja) 光配線架
AU722141B2 (en) Optical fibre distribution system
US20190072736A1 (en) High density distribution frame with an integrated splicing compartment
WO2019156235A1 (ja) 光配線架
EP2261712A2 (en) Optical splitter module arrangement
WO2018101218A1 (ja) 光配線架
JPWO2019156236A1 (ja) 光配線架
WO2018101215A1 (ja) 成端ユニット
EP2131222A1 (en) Exchange cabling method and apparatus
US9995900B2 (en) Stacked optical fiber storage compartment
JP2019039978A (ja) 成端ユニット
JP3902016B2 (ja) 光配線盤及び光接続ユニット
US20110081125A1 (en) Exchange cabling storage apparatus
EP2538255B1 (en) Cable coupling device with overlength storage for jumper cables
JP3117659B2 (ja) 光配線設備
JP5629255B2 (ja) 光ファイバ収容方法
CA2244885C (en) Optical fibre distribution system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6934773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150